JPH0567830U - ディスクブレーキ用スライドピン - Google Patents

ディスクブレーキ用スライドピン

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JPH0567830U
JPH0567830U JP1708692U JP1708692U JPH0567830U JP H0567830 U JPH0567830 U JP H0567830U JP 1708692 U JP1708692 U JP 1708692U JP 1708692 U JP1708692 U JP 1708692U JP H0567830 U JPH0567830 U JP H0567830U
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JP
Japan
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guide hole
slide pin
space
caliper
slide
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Pending
Application number
JP1708692U
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English (en)
Inventor
茂樹 加藤
公廣 鈴木
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Hosei Brake Industry Co Ltd
Original Assignee
Hosei Brake Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スライドピンが有底のガイド穴に摺動可能に
嵌合されることによりキャリパが支持部材に浮動可能に
支持されるとともに、スライドピンとガイド穴の開口部
との間に設けられたダストカバーによりガイド穴内に密
閉された空間が形成されたディスクブレーキにおいて、
パッドの磨耗に伴って増大する前記空間内の負圧を抑制
してその負圧に起因するブレーキの引摺りなどを防止す
る。 【構成】 スライドピン24,26の内部に、軸方向に
延び且つガイド穴44内の密閉された空間60と連通す
る有底穴66を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はディスクブレーキのキャリパを浮動可能に支持するためのスライドピ ンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、キャリパおよび支持部材の一方に突設されたスライドピンがそれら キャリパおよび支持部材の他方に設けられた有底のガイド穴内に摺動可能に嵌合 されることによりキャリパが支持部材にディスクロータの軸心と平行な方向の浮 動可能に支持された形式のディスクブレーキが提供されている。かかるディスク ブレーキにおいては、通常、キャリパのシリンダ部内にブレーキ液圧が供給され ると、そのシリンダ部内からピストンが突き出されることによりインナパッドが ディスクロータの一面に押し付けられるとともに、その反力でキャリパがピスト ンの突出し方向と反対の方向へ移動させられることによりアウタパッドがディス クロータの他面に押し付けられ、これにより、両パッドによりディスクロータが 挟圧されて制動が行われる。一方、上記ブレーキ液圧が解除されると、ピストン がシリンダ部内へ戻されるとともにそれに伴ってキャリパもピストンの突出し方 向へ戻されることにより非制動状態とされる。上記スライドピンは、上記ブレー キ液圧供給時にはガイド穴内から相対的に所定量突き出させられ且つ上記ブレー キ液圧解除時にはガイド穴内に相対的に所定量戻されることとなるが、このスラ イドピンのガイド穴内からの突出し位置はパッドの磨耗に伴ってスライドピンの 突出し方向へ移動する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記のような形式の従来のディスクブレーキにおいては、通常、前 記ガイド穴の開口部と前記スライドピンとの間にダストブーツが装着されること により、ガイド穴内が密閉された空間とされてガイド穴とスライドピンとの摺動 部分に泥水等が侵入することが防止されるようになっている。この空間の容積は パッドの磨耗によりスライドピンのガイド穴内からの突出し位置がスライドピン の突出し方向へ移動するに従って増大するため、パッドの磨耗量が大きくなると その空間内が比較的大きな負圧となる場合があり、前記ブレーキ液圧が解除され たときに、前記空間内の負圧によりスライドピンがガイド穴内へ相対的に引き込 まれることによりキャリパがピストンの突出し方向へ移動させられ、これにより 、インナパッドがディスクロータと接触してブレーキの引摺りを生ずるおそれが あった。また、前記空間内の負圧により、ガイド穴とスライドピンとの摺動部分 に外気と共に異物や水分等を吸い込むおそれがあった。
【0004】 本考案は以上の事情を背景として為されたものであって、その目的とするとこ ろは、スライドピンが有底のガイド穴に摺動可能に嵌合されることによりキャリ パが支持部材に浮動可能に支持されるとともに、ガイド穴の開口部とスライドピ ンとの間に設けられたダストカバーによりガイド穴内が密閉された空間とされた 形式のディスクブレーキにおいて、パッドの磨耗に伴って増大する前記空間内の 負圧を抑制してその負圧に起因するブレーキの引摺りなどを好適に防止すること にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案の要旨とするところは、ディスクブレーキの キャリパおよび支持部材の一方に突設され、そのキャリパをその支持部材に浮動 可能に支持するためにそれらキャリパおよび支持部材の他方に設けられた有底の ガイド穴内に摺動可能に嵌合されるとともに、そのガイド穴内を密閉された空間 とするためにそのガイド穴の開口部との間にダストブーツが取り付けられるスラ イドピンにおいて、前記密閉された空間の容積を大きく確保するために、前記ス ライドピンの内部に、そのスライドピンの軸方向に延び且つその空間と連通する 長手状穴を設けたことにある。
【0006】
【作用および考案の効果】
このようにすれば、スライドピンの内部にその軸方向に延び且つ前記密閉され た空間と連通する長手状穴が設けられることにより、その密閉された空間の容積 が従来に比べて一層大きく確保されるので、パッドの磨耗によりその密閉された 空間の容積が増大する場合においてその空間の容積変化率を従来に比べて小さく することができ、これにより、その空間内が比較的大きな負圧となるのを好適に 抑制することができる。この結果、ブレーキ液圧が解除されたときに、前記空間 内の負圧によりスライドピンがガイド穴内へ相対的に引き込まれることによりキ ャリパがピストンの突出し方向へ移動させられるのを好適に抑制することができ るため、インナパッドがディスクロータに接触させられてブレーキの引摺りを生 ずるのを防止し得る。また、前記空間内が大きな負圧となることが抑制されるこ とにより、ガイド穴とスライドピンとの摺動部に外気と共に異物や水分等を吸い 込むのを防止し得る。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0008】 図1は本考案が適用されたスライドピンを備えたディスクブレーキの要部を示 す図であって、10はキャリパ、12は支持部材、14はディスクロータである 。キャリパ10は、ディスクロータ14に向かって開口するシリンダボア13内 にピストン15が突出し可能に嵌合されたシリンダ部16と、そのシリンダ部1 6の開口端から延びてディスクロータ14の外周部を乗り越える連結部18と、 その連結部18の先端からディスクロータ14の内周側へ延びてディスクロータ 14を間にしてシリンダ部16と対向する図示しない爪部と、シリンダ部16の ディスクロータ14周方向と対向する両側部に突設された一対のアーム部20, 22とを一体に備えている。アーム部20,22には、スライドピン24,26 がディスクロータ14の軸心と平行な方向に突き出すようにピンボルト28,3 0によりそれぞれ固定されている。なお、上記シリンダボア13の内周面にはピ ストン15の戻し作用を為すピストンシール(図示せず)が設けられている。
【0009】 上記支持部材12は、ディスクロータ14の一面側において図示しない非回転 部材に固定された固定部32と、ディスクロータ14の他面側においてディスク ロータ14周方向に互いに所定間隔隔てて設けられ、固定部32とディスクロー タ14を間にして対向する一対の対向部34,36と、ディスクロータ14の外 周側において固定部32と対向部34,36との間にそれぞれ設けられた一対の ガイド部40,42と、両対向部34,36を互いに連結して補強する補強部3 8とを一体に備えている。ガイド部40,42にはディスクロータ14の軸心と 平行な方向に延びる有底のガイド穴44(ガイド部42側のみ図示)がそれぞれ 設けられており、ガイド部40,42のガイド穴44に前記スライドピン24, 26が摺動可能に嵌合されることによって、キャリパ10はディスクロータ14 の軸心と平行な方向の浮動可能に支持部材12に支持されている。
【0010】 上記ガイド部40,42のガイド穴44の開口部とスライドピン24,26と の間には、ダストブーツ48,50がそれぞれ装着されている。ダストブーツ4 8,50は、金属製リング52の内周面に一体的に固着された環状の第1取付部 54(ダストブーツ50側のみ図示)、環状の第2取付部56、および両取付部 54,56間に設けられたジャバラ部58とを一体に備えてそれぞれ構成されて おり、金属製リング52がガイド部40,42のガイド穴44の開口側内周面に 圧入され且つ第1取付部54が金属製リング52を介してガイド穴44の開口側 内周面とスライドピン24,26の外周面との間で予圧されているとともに、第 2取付部56がスライドピン24,26の外周面に所定の締付力を有する状態で 嵌め着けられている。なお、図示はしないが、上記第1取付部54の内周面には 、その軸心と平行な方向の両端において開口する切欠が周方向の所定間隔毎に複 数設けられている。これにより、ガイド部40,42のガイド穴44内には、ダ ストブーツ48,50のジャバラ部58の内周側の空間に連通する密閉された空 間60(ガイド部42側のみ図示)がそれぞれ形成されている。
【0011】 上記キャリパ10の内側であって且つ上記ピストン15と爪部との間には、イ ンナパッド62およびアウタパッド64がディスクロータ14を挟んだ状態で設 けられている。インナパッド62は、支持部材12の固定部32においてディス クロータ14の軸心と平行な方向の移動可能に支持されており、アウタパッド6 4は、支持部材12の対向部34,36間においてディスクロータ14の軸心と 平行な方向の移動可能に支持されている。なお、上記パッド62,64は、図示 しないリターンスプリングによりそれぞれディスクロータ14から離隔する方向 へ常時付勢されている。
【0012】 以上のように構成されたディスクブレーキにおいては、シリンダボア13内に ブレーキ液圧が供給されると、ピストン15が図1において右方向へ突き出され ることによりインナパッド62がディスクロータ14の一面に押し付けられると ともに、その反力でキャリパ10が図1において左方向へ移動させられることに よりキャリパ10の爪部にてアウタパッド64がディスクロータ14の他面に押 し付けられ、これにより、両パッド62,64によりディスクロータ14が挟圧 されて制動が行われる。一方、上記ブレーキ液圧が解除されると、前記ピストン シールの戻し作用によりピストン15がシリンダボア13内へ戻されるとともに それに伴ってキャリパ10も図1において右方向へ戻されることにより非制動状 態とされる。この場合において、スライドピン24,26は、ブレーキ液圧供給 時にはガイド部40,42のガイド穴44内からそれぞれ所定量突き出させられ 且つブレーキ液圧解除時にはガイド穴44内にそれぞれ所定量戻されることとな るが、これらスライドピン24,26のガイド穴44内からの突出し位置はパッ ド62,64の磨耗に伴ってスライドピン24,26の突出し方向へ移動する。 そして、パッド62,64の磨耗によりスライドピン24,26の突出し位置が スライドピン24,26の突出し方向へ移動すると、それに伴って前記密閉され た空間60の容積が増大する。
【0013】 ここで、本実施例においては、更に、上記スライドピン24,26の内部には 、軸方向に延び且つガイド部40,42のガイド穴44の底部側において開口し て前記空間60と連通する有底穴66(スライドピン26側のみ図示)がそれぞ れ形成されている。この有底穴66が本実施例の長手状穴を構成する。これによ り、有底穴66内の容積の分だけ前記密閉された空間60の容積が一層大きく確 保されるので、パッド62,64の磨耗によりその空間60の容積が増大する場 合において、空間60の容積変化率が従来に比べて小さくなって空間60内が比 較的大きな負圧となるのを好適に抑制することができる。この結果、シリンダボ ア13内のブレーキ液圧が解除されたときに、空間60内の負圧によりスライド ピン24,26がガイド穴44内へ引き込まれて必要以上に戻されることにより キャリパ10がピストン15と共に図1において右方向へ移動させられるのを抑 制することができるため、ピストン15によりインナパッド62がディスクロー タ14に接触させられてブレーキの引摺りを生ずるのを好適に防止することがで きる。
【0014】 また、本実施例によれば、ガイド穴44内の空間60が比較的大きな負圧とな ることが抑制されることにより、ダストブーツ48,50とスライドピン24, 26との間からガイド部40,42のガイド穴44とスライドピン24,26と の摺動部に外気と共に異物や水分等を吸い込むのを好適に防止することができる 。
【0015】 また、本実施例によれば、スライドピン24,26の内部に有底穴66が設け られることにより、スライドピン24,26の重量が低減されるため、ディスク ブレーキの軽量化ひいては車両の軽量化に寄与し得る利点がある。
【0016】 また、本実施例によれば、ガイド穴44の深さ寸法は、スライドピン24,2 6のガイド穴44との嵌合寸法に比べて充分大きく確保されているので、このこ とからも前記空間60の容積が一層大きく確保されることとなって、パッド62 ,64の磨耗により空間60内が大きな負圧となるのを一層好適に防止すること ができる。
【0017】 以上、本考案の一実施例を図面に基づいて説明したが、本考案はその他の態様 においても適用される。
【0018】 たとえば、前記実施例では、長手状穴は一方向において開口する有底穴66に て構成されているが、必ずしもその必要はなく、たとえば、その有底穴66の開 口を閉塞するとともにスライドピン24,26の周壁に径方向に貫通してスライ ドピン内部の空間と前記空間60とを連通させるための連通孔を設けるようにし てもよい。
【0019】 また、前記実施例では、一対のスライドピン24,26がキャリパ10に設け られ且つ一対のガイド穴44が支持部材12に設けられた形式のディスクブレー キについて説明したが、両スライドピンが支持部材に設けられ且つ両ガイド穴が キャリパに設けられた形式のディスクブレーキや、1組のスライドピンおよびガ イド穴を備えたディスクブレーキにおいても本考案を適用することができる。
【0020】 その他、本考案はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更が加えられ得る ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用されたスライドピンを備えたディ
スクブレーキの一例を示す図であって、要部を示すとと
もに一部を切り欠いて示す図である。
【符号の説明】
10 キャリパ 12 支持部材 24,26 スライドピン 44 ガイド穴 48,50 ダストブーツ 60 空間 66 有底穴(長手状穴)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクブレーキのキャリパおよび支持
    部材の一方に突設され、該キャリパを該支持部材に浮動
    可能に支持するために該キャリパおよび支持部材の他方
    に設けられた有底のガイド穴内に摺動可能に嵌合される
    とともに、該ガイド穴内を密閉された空間とするために
    該ガイド穴の開口部との間にダストブーツが取り付けら
    れるスライドピンにおいて、 前記密閉された空間の容積を大きく確保するために、前
    記スライドピンの内部に、該スライドピンの軸方向に延
    び且つ該空間と連通する長手状穴を設けたこと特徴とす
    るディスクブレーキ用スライドピン。
JP1708692U 1992-02-21 1992-02-21 ディスクブレーキ用スライドピン Pending JPH0567830U (ja)

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JP1708692U JPH0567830U (ja) 1992-02-21 1992-02-21 ディスクブレーキ用スライドピン

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6120934B2 (ja) * 1979-05-21 1986-05-24 Sankyo Seiki Seisakusho Kk

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6120934B2 (ja) * 1979-05-21 1986-05-24 Sankyo Seiki Seisakusho Kk

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