JPH056784U - 正特性サーミスタ装置 - Google Patents
正特性サーミスタ装置Info
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- JPH056784U JPH056784U JP6263391U JP6263391U JPH056784U JP H056784 U JPH056784 U JP H056784U JP 6263391 U JP6263391 U JP 6263391U JP 6263391 U JP6263391 U JP 6263391U JP H056784 U JPH056784 U JP H056784U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 正特性サーミスタ素子に過電流のカットオフ
レベル以下の電流が常時流れつづけた場合にも正特性サ
ーミスタ素子が異常発熱することがあるので、このよう
な場合の異常発熱を防止する。 【構成】 正特性サーミスタ素子8に電流を供給する一
対の給電端子9,10のうち、一方の給電端子10に過
電流を遮断するための電流フューズ機能部17を設け、
他方の給電端子9に正特性サーミスタ素子8の異常発熱
によって溶断する温度溶断機能部12を設けてある。ま
た、温度溶断機能部12は正特性サーミスタ素子8の近
傍に配置し、正特性サーミスタ素子8の異常発熱を検知
し易いようにしてある。
レベル以下の電流が常時流れつづけた場合にも正特性サ
ーミスタ素子が異常発熱することがあるので、このよう
な場合の異常発熱を防止する。 【構成】 正特性サーミスタ素子8に電流を供給する一
対の給電端子9,10のうち、一方の給電端子10に過
電流を遮断するための電流フューズ機能部17を設け、
他方の給電端子9に正特性サーミスタ素子8の異常発熱
によって溶断する温度溶断機能部12を設けてある。ま
た、温度溶断機能部12は正特性サーミスタ素子8の近
傍に配置し、正特性サーミスタ素子8の異常発熱を検知
し易いようにしてある。
Description
【0001】
本考案は、正特性サーミスタ装置に関する。具体的にいうと、本考案は、ヒー タとして用いられる正特性サーミスタ装置に関する。
【0002】
ヒータ用の正特性サーミスタ装置においては、外部からの影響(例えば、電気 蚊取り器に用いられている場合であれば、殺虫液の正特性サーミスタ素子に有害 な成分)により正特性サーミスタ素子が劣化することがある。正特性サーミスタ 素子が劣化すると、正特性サーミスタ素子に過電流が流れ、正特性サーミスタ素 子が異常発熱する。こうして、正特性サーミスタ素子が異常発熱すると、この正 特性サーミスタ装置を組み込まれている機器が、その熱によって変形もしくは発 火する恐れがあり、危険であった。
【0003】 正特性サーミスタ素子の劣化による異常発熱を防止するため、従来にあっては 、正特性サーミスタ装置にガラス管封止型フューズを直列に接続しており、過電 流によってガラス管封止型フューズを溶断させ、過電流を遮断して異常発熱を防 止している。
【0004】 また、従来の別な正特性サーミスタ装置にあっては、正特性サーミスタ装置の 内部に電流フューズ機能部51を設けている。この電流フューズ機能部51とは 、図8に示すように、正特性サーミスタ素子への給電端子52の一部分に細幅部 53を設けたものであり、過電流が流れると細幅部53に電流が集中して自己発 熱で細幅部53が溶断され、正特性サーミスタ素子への電流が遮断され、異常発 熱が防止される。
【0005】
上記のようなガラス管封止型フューズや電流フューズ機能部は、略一定値以上 の電流が流れた際に、電流を遮断する機能を有しているが、正特性サーミスタ装 置の故障形態として、ガラス管封止型フューズや電流フューズ機能部が溶断しな い程度の電流が常時流れ続けることによる異常発熱がある。
【0006】 つまり、正特性サーミスタ装置は、電圧印加時(オン時)に突入電流が流れる ため、ガラス管封止型フューズや電流フューズ機能部には、オン時に突入電流で 切断されないだけの電流容量を持たせておく必要がある。例えば、突入時3A( 最大値)の突入電流が流れる正特性サーミスタ装置では、ガラス管封止型フュー ズや電流フューズ機能部のカットオフ(cut off )電流値も3A以上となる。こ のため、正特性サーミスタ素子が劣化し、常時2A程度の電流が流れ続けること によって異常発熱が発生した場合には、ガラス管封止型フューズ、電流フューズ 機能部共に電流をカットせず、異常発熱を防止できないという問題があった。
【0007】 本考案は、叙上の従来例の欠点に鑑みてなされたものであり、その目的とする ところは、過電流のカットオフレベル以下の電流が常時流れつづけることによる 異常発熱を防止することにある。
【0008】
本考案の正特性サーミスタ装置は、絶縁ケース内に正特性サーミスタ素子を内 蔵した発熱用の正特性サーミスタ装置において、前記正特性サーミスタ素子を発 熱させるための発熱回路に、過電流を遮断する電流フューズ機能部及び正特性サ ーミスタ素子の異常発熱によって溶断する温度溶断機能部を設けたことを特徴と している。
【0009】
本考案にあっては、正特性サーミスタ素子の発熱回路に、過電流を遮断する電 流フューズ機能部を設けてあるので、正特性サーミスタ素子の劣化によって正特 性サーミスタ素子に過電流が流れると、この過電流によって電流フューズ部が溶 断し、正特性サーミスタ素子の電流を遮断し、正特性サーミスタ素子の異常発熱 を防止することができる。
【0010】 また、発熱回路に正特性サーミスタ素子の異常発熱によって電流を遮断する温 度溶断機能部を設けているので、正特性サ−ミスタの温度が異常に上昇した場合 には、正特性サーミスタ素子の熱によって温度溶断機能部が溶断し、正特性サー ミスタ素子の異常発熱を防止することができる。
【0011】 したがって、電流フューズ機能部が動作しない電流レベルで正特性サーミスタ 素子が異常発熱している場合には、温度溶断機能部が働き、正特性サーミスタ素 子の電流を遮断して正特性サーミスタ素子の異常発熱を防止することができ、正 特性サーミスタ装置の信頼性及び安全性を高めることができる。
【0012】
図2は本考案の一実施例を示す分解斜視図、図3はその組み立て時の下面側か らの斜視図であって、電気蚊取り器用に用いられる正特性サーミスタ装置1を示 している。
【0013】 図2に示すように、絶縁ケース2は、磁器製のケース本体3とマイカ製の絶縁 板4とから構成されており、ケース本体3及び絶縁板4の中心部にはそれぞれ通 孔5,6が穿孔されており、ケース本体3の通孔5の周囲には正特性サーミスタ 素子8等を収納するための凹部7が形成されている。
【0014】 正特性サーミスタ素子8には、一対の給電端子9,10によって電流を供給す るようになっており、給電端子9,10によって発熱回路が形成されている。
【0015】 給電端子9は、図2に示すように、連結部11の両端から温度溶断機能部12 を延出させ、温度溶断機能部12の端に正特性サーミスタ素子8に弾接させるた めのバネ接触子13を設け、また、外部の電源部等に接続するためのリード部1 4が連結部11から延出されている。
【0016】 温度溶断機能部12には、細幅の受熱溶断部15が形成されている。さらに、 図1(a)に示すように、温度溶断機能部12は、バネ接触子13から起こすよ うにしてバネ接触子13に接触させられた正特性サーミスタ素子8と受熱溶断部 15との距離が短くなるようにしてある。
【0017】 給電端子10は、図2に示すように、中央部を開口された平板状接触子16か ら、電流フューズ機能部17を介して、外部の電源部等に接続するためのリード 部18を延出させたものである。この電流フューズ機能部17は、図4に示すよ うに、2本の細線部19によって構成されている。
【0018】 しかして、給電端子9はリード部14をケース本体3に貫通させるようにして 凹部7内に収納され、給電端子9,10のバネ接触子13と平板状接触子16と の間に正特性サーミスタ素子8を弾性的に挟み込むようにして、正特性サーミス タ素子8及び給電端子10が凹部7内に収納される。給電端子10のリード部1 8もケース本体3に貫通させられており、両リード部14,18は図3に示すよ うにケース本体3の下面から突出している。
【0019】 さらに、給電端子10の上に絶縁板4を重ね、図3に示すように、絶縁板4の 上から金属板製の支持部材20を被せてケース本体3の凹部7を密閉し、支持部 材20の爪片21をケース本体3にかしめて正特性サーミスタ装置1の全体を一 体化する。
【0020】 上記正特性サーミスタ装置1は、電気蚊取り器に用いられるものであって、リ ード部14,18から給電されると正特性サーミスタ素子8が発熱し、通孔5の 内周面の放熱部やケース本体3(あるいは、支持部材20)の上面の放熱部から 放熱する。マット式の電気蚊取り器に用いられる場合には、支持部材20の上面 に置かれた殺虫マットを加熱し、液体式の電気蚊取り器に用いられる場合には、 殺虫液に漬けられ、通孔5に挿通された殺虫液吸い上げ芯を加熱する。
【0021】 しかし、正特性サーミスタ素子8の劣化により正特性サーミスタ素子8にカッ トオフ値以上の過電流が流れると、給電端子10に設けられている電流フューズ 機能部17に電流を集中させることにより自己発熱し、ついに溶断して正特性サ ーミスタ素子8の異常発熱を防止する。
【0022】 また、電流フューズ機能部17のカットオフ値よりも小さな電流が定常的に流 れ、正特性サーミスタ素子8が異常発熱している時には、電流フューズ機能部1 7は溶断しない(恐れがある)が、この場合には、図1(a)の温度溶断機能部 12が正特性サーミスタ素子8からの熱放射及び熱伝導によって加熱され、正特 性サーミスタ素子8の熱によって図1(b)のように溶断され、正特性サーミス タ素子8の異常発熱が阻止される。
【0023】 図4は電流ヒューズ機能部17とその寸法例を示す図、図5は温度溶断機能部 12とその寸法例を示す図である。電流フューズ機能部17を備えた給電端子1 0は、厚さ0.1mmの金属板材から形成されており、リード部18の幅a=3 mmに対し、電流フューズ部17の各細線部19は、板厚0.1mm、幅b=0 .2mm、長さc=4mmとなっている。一方、温度溶断部12を備えた給電端 子9は、厚さ.02mmの金属板材から形成されており、リード部14の幅d= 3mm、連結部の幅e=2mmに対し、温度溶断部12の板厚0.2mm、幅f =0.5mm、長さg=2.1mmとなっている。このような電流フューズ機能 部17と温度溶断機能部12との寸法の違いは、電流フューズ機能部17は電流 を集中させるために断面積を小さくする必要があるのに対し、温度溶断機能部1 2は電流フューズ機能部17に比べて電流を集中させる必要がないためである。 一方、温度溶断機能部12は、正特性サーミスタ素子8の熱によって溶断するも のであるため、バネ接触子13から起こすようにして正特性サーミスタ素子8の 近傍に配置されている。
【0024】 図6(a)(b)は、本考案の別な実施例における温度溶断機能部12の一部 破断した正面図である。この実施例においては、図6(a)に示すように、給電 端子9を温度溶断機能部12においてバネ接触子13側とリード部14側とに分 離し、バネ接触子13側の給電端子片9aの折り曲げ部22aとリード部14側 の給電端子片9bの折り曲げ部22bとの間にハンダ製キャップ23を被せて両 給電端子片9a,9b同志を電気的に連結したものである。
【0025】 しかして、正特性サーミスタ素子8が異常発熱すると、その熱によって図6( b)のようにハンダ製キャップ23が溶断し、正特性サーミスタ素子8の異常発 熱が防止される。
【0026】 図7(a)(b)は、本考案のさらに別な実施例を示す図である。この実施例 にあっては、図7(a)に示すように、一方の給電端子9と正特性サーミスタ素 子8との間にハンダ塊のような導電性を有する融点の低い材料からなる溶融チッ プ24を挟み込んで温度溶断機能部12を構成してある。
【0027】 この実施例においても、正特性サーミスタ素子8が異常発熱すると、その熱に よって温度溶断機能部12の溶融チップ24が溶融し、図7(b)に示すように 正特性サーミスタ素子8と給電端子9の間で電流が遮断され、正特性サーミスタ 素子8の異常発熱が防止される。但し、溶融チップ24を挟み込まれた側の給電 端子9は、溶融チップ24が溶融もしくは脱落した後、正特性サーミスタ素子8 に接触して再通電しないように設計されている。
【0028】 なお、電流フューズ機能部や温度溶断機能部としては、バイメタル等を用いて 正特性サーミスタ素子の温度が正常な発熱温度まで低下した時には、再び発熱回 路が自動的にオンとなるように構成することも可能である。しかし、上記実施例 の電流フューズ部や温度溶断部のように(例えば、溶断等により)再通電しない よう構成したほうが、安全性の面から好ましい。また、本考案は、電気蚊取り器 用以外に使用される正特性サーミスタ装置にも実施することができるものである 。
【0029】
本考案にあっては、正特性サーミスタ素子の劣化によって正特性サーミスタ素 子に過電流が流れた場合には、電流フューズ部の溶断によって過電流を遮断する ことができる。また、正特性サーミスタ素子が異常発熱した場合には、温度溶断 機能部の溶断により、正特性サーミスタ素子の電流を遮断することができる。
【0030】 したがって、電流フューズ機能部が動作しない電流レベルで正特性サーミスタ 素子が異常発熱している場合には、温度溶断機能部が働き、正特性サーミスタ素 子の電流を遮断して正特性サーミスタ素子の異常発熱を防止することができ、正 特性サーミスタ装置の信頼性及び安全性を高めることができる。
【0031】 また、正特性サーミスタ装置内に電流フューズ機能部や温度溶断機能部を設け てあるので、正特性サーミスタ装置の使用にあたってフューズ等を外付けする必 要がなく、コストを安価にすることができる。
【図1】(a)(b)は、本考案の一実施例による正特
性サーミスタ装置における温度溶断機能部の作用説明図
である。
性サーミスタ装置における温度溶断機能部の作用説明図
である。
【図2】同上の実施例の分解斜視図である。
【図3】同上の実施例の下面側からの斜視図である。
【図4】同上の実施例における電流フューズ機能部を備
えた給電端子の正面図である。
えた給電端子の正面図である。
【図5】同上の実施例における温度溶断機能部を備えた
給電端子の一部破断した平面図である。
給電端子の一部破断した平面図である。
【図6】(a)(b)は本考案の別な実施例における温
度溶断機能部とその溶断後の状態を示す正面図である。
度溶断機能部とその溶断後の状態を示す正面図である。
【図7】(a)(b)は本考案のさらに別な実施例にお
ける温度溶断機能部とその溶断後の状態を示す正面図で
ある。
ける温度溶断機能部とその溶断後の状態を示す正面図で
ある。
【図8】従来例における電流フューズ機能部を示す正面
図である。
図である。
2 絶縁ケース 8 正特性サーミスタ素子 9 給電端子 10 給電端子 12 温度溶断機能部 17 電流フューズ機能部
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 絶縁ケース内に正特性サーミスタ素子を
内蔵した発熱用の正特性サーミスタ装置において、 前記正特性サーミスタ素子を発熱させるための発熱回路
に、過電流を遮断する電流フューズ機能部及び正特性サ
ーミスタ素子の異常発熱によって溶断する温度溶断機能
部を設けたことを特徴とする正特性サーミスタ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6263391U JPH056784U (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 正特性サーミスタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6263391U JPH056784U (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 正特性サーミスタ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH056784U true JPH056784U (ja) | 1993-01-29 |
Family
ID=13205925
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6263391U Pending JPH056784U (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 正特性サーミスタ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH056784U (ja) |
-
1991
- 1991-07-12 JP JP6263391U patent/JPH056784U/ja active Pending
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