JPH0568457B2 - - Google Patents

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JPH0568457B2
JPH0568457B2 JP59088833A JP8883384A JPH0568457B2 JP H0568457 B2 JPH0568457 B2 JP H0568457B2 JP 59088833 A JP59088833 A JP 59088833A JP 8883384 A JP8883384 A JP 8883384A JP H0568457 B2 JPH0568457 B2 JP H0568457B2
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rhodium
methyl acetate
acetic anhydride
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Hidetaka Kojima
Masahiro Komoritani
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Daicel Corp
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Daicel Chemical Industries Ltd
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Publication date
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 この発明は酢酸メチルを原料として、ロジウム
を主触媒とする触媒反応により一酸化炭素と反応
させて、無水酢酸を製造する方法に関するもので
ある。 無水酢酸は、酢酸セルロース製造原料として大
量に用いられる他に、医薬品、香料、染料等の原
料として有用である。 従来の技術 無水酢酸は、従来酢酸の熱分解によつて得られ
るケテンを酢酸と反応させる方法によつて工業的
に製造されている。 一方、いわゆるC1化学の一環として一酸化炭
素と酢酸メチルまたはジメチルエーテルの反応に
よつて、無水酢酸を製造しようとする研究が積極
的になされている。特にロジウムを主触媒とする
方法(特開昭50−30820)は、他の遷移金属触媒
に比べ温和な条件下で反応が進行するが、工業的
に用いられるには、反応速度の面で、なお不十分
であるためロジウム触媒系に種々の反応促進剤を
用いる改良がなされている。 酢酸メチルから無水酢酸をつくるカルボニル化
反応において、ロジウム−ヨウ素化合物(代表的
にはヨウ化メチル)触媒系へ添加して触媒の活性
を高めるのに有効な促進剤として、多くの種類の
金属が知られている。 即ち特開昭50−52017では、A,A,A,
B,Bの各族のうち分子量5以上の元素、
族非貴金属、ランタニド元素およびアクチニド元
素が有効であるとされており、特に好ましい金属
としてリチウムが挙げられている。また特開昭50
−47922にもリチウム等14種類の金属の塩を用い
る方法が示されている。 非金属化合物促進剤も知られており、代表的な
ものは有機リン化合物または有機窒素化合物であ
る。更に有機リン化合物をクロムヘキサカルボニ
ル等の金属化合物と併用添加する方法も知られて
いる(特開昭51−115403)。 カルボニル化法による無水酢酸の製造において
は、酢酸メチルや無水酢酸自体が溶媒としてはた
らくので、これまでに挙げた先行技術におけるご
とく、特に溶媒を加えない場合が多い。 しかし、溶媒を用いた例も知られている。例え
ば、特開昭50−47922には、炭化水素、エーテル、
ケトン、脂肪酸が不活性溶媒として示されてい
る。 脂肪族カルボン酸が不活性溶媒以上の意義をも
つ場合もある。例えば特開昭55−28980にはピコ
リニウム塩などと酸との組み合わせからなる助触
媒が開示されており、同56−57733、同56−
99437、同56−99438等にも酸の存在を必須とする
例が開示されている。これらの例はいずれもカル
ボン酸の他に窒素、リンまたはヒ素を含む化合物
をも必須とするものである。 従来技術において用いられていた促進剤のう
ち、効果の大きい有機リン化合物や有機窒素化合
物等の有機化合物やクロムヘキサカルボニル等の
金属化合物は、価格的に高価であると同時に熱安
定性や化学安定性に欠け、工業的に使用する際に
は、触媒の活性維持の為の特別な工夫が必要とな
る(特開昭55−51036参照)。 発明の目的 本発明は、上に励示したような先行技術をふま
えた上で、高価で安定性に乏しい窒素族元素を含
む有機化合物やクロムヘキサカルボニルのような
特殊な化合物によらないで反応を促進し、酢酸メ
チルから温和な条件で無水酢酸を得ることのでき
る製造法を提供することを目的とする。 発明の構成 本発明は、ロジウム触媒とヨウ素化合物との存
在下、酢酸メチルを一酸化炭素でカルボニル化し
て無水酢酸を製造する方法において、酢酸を含む
反応液中、アルミニウム促進剤と水素処理された
ロジウム触媒の存在下に反応を行うことを特徴と
する無水酢酸の製造法である。 本発明の方法による酢酸メチルのカルボニル化
は、反応系内に存在するヨウ化メチルのカルボニ
ル化を通じて行なわれると考えられる。即ち本発
明は、ヨウ化メチルのカルボニル化反応と、実質
的に無水の条件下におけるヨウ化アセチルと酢酸
メチルとから目的とする無水酢酸への転換を含め
た反応プロセス、例えば酢酸メチルからの無水酢
酸の製造、酢酸メチルとメタノールからの無水酢
酸と酢酸との混合物の製造に適して反応速度や酢
酸メチルの転化率の面で大きく改善された結果を
得ることができる。また、無水酢酸の選択率もも
ちろん良好なものである。 本発明が従来のロジウム触媒反応と相違する点
は、従来からのロジウム−ヨウ素系に加えて、酢
酸などのカルボン酸を含む反応液中、アルミニウ
ム促進剤を用い、かつ水素処理されたロジウム触
媒を用いる点である。この促進剤−触媒系は、従
来この種の反応の改良において、ほとんど不可欠
とされていた有機窒素族化合物を全く必要とせ
ず、かえつて有機リン化合物を欠く場合の方が良
い結果が得られる点、極めて得意なものである。 先に記したように多くの種類の金属が促進剤と
して知られており、その中にアルミニウム化合物
もある。ヨウ化アルミニウム、酸化アルミニウム
(特開昭50−52017)、塩化アルミニウム(特開昭
50−47922)、アルミニウムイソプロポキシド(特
開昭56−142234)などが、その例である。しか
し、これらのアルミニウム促進剤を水素処理され
たロジウム触媒と共に用いてカルボニル化反応を
行なつた場合に特別な効果を発揮することは全く
知られていなかつた。 本発明において、アルミニウム促進剤と組合わ
されるべき水素処理されたロジウム触媒とは、カ
ルボニル化反応器に供給される前にあらかじめ水
素処理された触媒であつても、カルボニル化反応
器内で、一酸化炭素と共存する水素により、その
場で水素処理された触媒であつても、また、促進
剤を金属アルミニウムの形で添加したばあいのご
とく、触媒液内で生ずる発生期の水素により処理
された触媒であつても、いずれでもよい。 酢酸メチルのカルボニル化を水素の存在下に実
施する事は公知であるが(特開昭51−65709、同
55−28980等)、アルミニウムは使用されておら
ず、有機窒素化合物や有機リン化合物を用いる技
術である。 特開昭50−52017によると促進剤は元素状態例
えば微粉砕または粉末金属として、あるいは化合
物として使用する事ができ、クロム金属粉とアル
ミニウムのヨウ化物または酸化物を併用した例が
示されている。 本発明において、触媒液の調製に金属アルミニ
ウムを用いる場合をこの公知技術と対比して説明
すると、先行技術では反応系内にカルボン酸が添
加されておらず、従つてクロム金属粉は酸に溶解
することなく、金属のままで作用しているものと
考えられる。酸化アルミニウムについても、同様
固体のままである。 一方、本発明では、カルボン酸を添加した液中
で金属アルミニウムを用いて触媒液を調製するの
で、アルミニウムは溶解し、その際に生ずる水素
によりロジウム触媒は水素処理される。 なお、本発明における促進効果は、ヨウ化メチ
ルのカルボニル化段階というよりも、カルボニル
化によつて生じたヨウ化アセチルから、事実上無
水の状態下においてO−アセチル化合物を得る段
階で発揮されているものと考えられる。 前記のように酢酸メチルなどのO−メチル化合
物から、対応するO−アセチル化合物をつくるロ
ジウム触媒カルボニル化反応において、カルボン
酸溶媒の使用、アルミニウム促進剤、水素存在下
の反応は個々に知られていた技術である。しか
し、本発明はそれを構成する個々の技術要素につ
いて知られていたものからは予想し得ない高活性
を達成する新技術である。本発明の効果の一例を
示すと、ヨウ化アルミニウムを添加した場合、水
素処理されていないロジウム触媒では反応が全く
進行しないのに対し、水素を加えた場合高い反応
性を示す(例53と例52の対比)。同様にカルボン
酸を欠く場合(例3、例55)、アルミニウム化合
物を欠く場合(例2と例44)各比較例との対比に
より本発明の効果が示される。 (ロジウム触媒) 本発明において主触媒として用いられるロジウ
ムは、次に例示するごとき化合物として反応系に
仕込むことができる。塩化ロジウム、臭化ロジウ
ム、ヨウ化ロジウム、硝酸ロジウム等の無機ロジ
ウム塩、酢酸ロジウム等のカルボン酸ロジウム
塩、ロジウムアセチルアセトナート、ロジウムア
ミン錯塩、およびトリクロロトリスピリジンロジ
ウム、ヒドリドカルボニルトリス(トリフエニル
ホスフイン)ロジウム、クロロトリス(トリフエ
ニルホスフイン)ロジウム、クロロカルボニルビ
ス(トリフエニルホスフイン)ロジウム等の有機
ロジウム錯体、ドデカカルボニルテトラロジウム
などのクラスター錯体。 ロジウムの使用量は、必ずしも厳密な制限はな
いが反応液中の濃度として通常0.1〜50mmol/
であり、好ましくは10〜30mmol/の範囲で用
いられる。 (ヨウ素化合物) 本発明においてはこの分野で慣用のハロゲン化
合物特にヨウ素化合物が用いられる。代表的なも
のとしてヨウ化メチルのようなヨウ化アルキルが
最も普通に用いられる。ヨウ素はヨウ化水素など
他の形で添加することもできる。ヨウ素の使用量
は、必ずしも厳密な制限はないが反応液中の濃度
として通常0.5〜10モル/であり、好ましくは
1〜5モル/の範囲で用いられる。 (アルミニウム促進剤) アルミニウム促進剤は金属アルミニウムとして
添加してもよいし、アルミニウム化合物の形で添
加してもよい。アルミニウム化合物としては、例
えば、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、ラウリン酸、
ステアリン酸等のカルボン酸のアルミニウム塩、
メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ等のアルコ
キシ期をもつアルミニウムアルコレート、塩素、
臭素、ヨウ素などのハロゲン原子をもつハロゲン
化アルミニウム、アルミニウムアセチルアセトネ
ート、硝酸アルミニウムなどが用いられる。 金属アルミニウムの形状は、固形状、薄片状、
微砕状、粉末状等どのような形状でもよいが、取
扱上、粉末状が特に好ましい。また、アルミニウ
ムを含有する合金、例えばニツケル、コバルト、
銅、鉄などとアルミニウムとの合金も使用でき
る。 アルミニウムの使用量としては、使用するロジ
ウムに対する原子比で0.1〜1000倍、好ましくは
1〜100倍、特に5〜50倍である。十分な効果を
発揮するためには反応液に対するアルミニウム濃
度として通常0.1モル/以上、特に0.2〜0.5モ
ル/を用いる。 本発明は触媒、促進剤系を再使用する形で実施
することができる。その際、ロジウム触媒は水素
処理が必要である。 (水素処理) ロジウム触媒の水素処理は、前記のように金属
アルミニウムを添加溶解する際の発生期水素によ
つても行なわれるが、それ以外の場合は、触媒を
含む溶液を分子状の水素と接触させることにより
遂行される。 カルボニル化反応と同時に水素処理する場合の
水素の使用量としては、一酸化炭素との混合状態
の1〜30%の濃度範囲で加えるのが好ましい。30
%以上の濃度でも使用し得るが、エチリデンジア
セテートやメタン副生量が著しく増加するので好
ましくない。特に、水素を5〜20%の濃度範囲で
加えるのが、カルボニル化反応速度および副生物
防止の観点から好ましい。カルボニル化に先だつ
て、それと独立の水素処理をしてもよく、その場
合は条件選定上の制約は少ない。 (カルボン酸) 本発明において反応促進系をつくる他の成分
は、カルボン酸である。最も普通のものは酢酸で
あるが、場合によつてはプロピオン酸、酪酸など
炭素数1〜10個の脂肪族、脂環族または芳香族カ
ルボン酸を用いることができる。 酢酸などのカルボン酸はその形で反応液中に添
加するのが普通であるが、反応系内で変化してカ
ルボン酸が生成するものが加えられていれば、そ
れでもよい。代表的な例として、酢酸メチルとメ
タノールとの混合物を原料としてカルボニル化を
行ない、無水酢酸と酢酸とを併産する場合には、
特にカルボン酸の形で添加しておく必要はない。
反応液中に存在させるべきカルボン酸の量は、通
常0.2モル/以上、好ましくは1モル/以上、
特に好ましくは2モル/以上である。カルボン
酸量が反応液の半ばを超えてもよいが、不必要に
多くすると原料濃度が低くなる等の不都合もある
ので、通常、反応液中の80%以内とする。 (出発物) 本発明でカルボニル化されるべき出発物は、上
記の反応系中でヨウ化メチルを生ずるようなO−
メチル化合物であり、生成物は対応するO−アセ
チル化合物である。代表的には酢酸メチルのカル
ボニル化による無水酢酸の製造が挙げられる。ジ
メチルエーテルもカルボニル化により無水酢酸と
することができる。 メタノールのカルボニル化による酢酸の製造に
も適用できるが、酢酸のみを目的とする場合は、
反応系内に水が存在する状態で行なえば、本発明
によらないでも十分大きな反応速度で進行する。
しかし、酢酸メチルとメタノールとの混合物を原
料として、カルボニル化を行ない無水酢酸と酢酸
とを併産する場合のように、事実上無水の状態で
カルボニル化生成物を得る場合は、メタノールの
カルボニル化にとつても本発明が有用である。 また、プロピオン酸メチルのカルボニル化によ
るプロピオン酸、酢酸混合無水物の生成(不均化
により無水プロピオン酸と無水酢酸が生ずる)等
カルボン酸メチルエステルのカルボニル化反応に
も適用できる。 (反応条件、反応方法) 本発明を実施する場合の反応温度、圧力につい
ては、従来技術を参考にして適宜定めることがで
きる。反応温度は通常130〜250℃、好ましくは
150〜200℃が用いられ、一酸化炭素の圧力は、反
応時で1〜100Kg/cm2G、好ましくは5〜100Kg/
cm2G、特に20〜80Kg/cm2Gが用いられる。 本発明を説明するために以下に示す具体例はオ
ートクレーブで行なつたバツチ反応であり、圧力
は張込み圧力で表示してある。しかし、この分野
における公知技術を利用して本発明を連続反応で
実施できることはいうまでもない。また本発明に
より得られる反応混合物からアセチル化合物を分
離、精製して取得することも、当業者にとり容易
である。 なお、反応後液中の酢酸メチルの残存量および
無水酢酸の生成量はガスクロ分析により求めた。
また酢酸メチルの転化率、無水酢酸収率は次の式
により算出した。反応速度は反応初期の圧力減少
にもとづいて計算した。 無水酢酸収率(%)=無水酢酸生成モル数/酢酸メチル装
入モル数×100 酢酸メチル転化率(%)=酢酸メチル装入量−反応後
液中の酢酸メチル残存量/酢酸メチル装入量×100 例 1 内容量300mlのハステロイB製オートクレーブ
に塩化ロジウム三水和物(RhCl3・3H2O)0.163
g、ヨウ化メチル14.2g、アルミニウム粉末0.2
g、酢酸10.2gおよび酢酸メチル29.1gを装入
し、内部の空気を一酸化炭素で置換したのち、更
に一酸化炭素で40Kg/cm2Gになるまで加圧した。
次いでオートクレーブを175℃になるまで加熱し
た。175℃で反応が始まりガス吸収が認められて
から1時間反応させた。反応終了後、冷却し残圧
を放圧したのち反応液を取出し、ガスクロ分析し
て反応成績を調べた。酢酸メチル転化率88.7%、
無水酢酸生成量348.3mmol、反応速度569.1mol/
molRh・時。 例2 (比較例) アルミニウム粉末を添加しなかつた他は例1と
同様の反応を行なつた。175℃で長時間加熱した
が、ガス吸収は全く認められず、反応後の液の分
析でも無水酢酸は全く生成していなかつた。 例3 (比較例) 酢酸を添加せず酢酸メチルの装入量を38.5gと
した他は例1と同様の反応を行なつた。反応成績
は次の通りであつた。酢酸メチル転化率51.4%、
無水酢酸生成量267.3mmol、反応速度431mol/
molRh・時。 例 4 酢酸のかわりにプロピオン酸10.1gを用いた他
は例1と同様の反応を行なつた。酢酸メチル転化
率88.6%であり、無水酢酸272.6mmol、無水プロ
ピオン酸69.0mmolの生成が認められた。反応速
度527mol/molRh・時。 例 5 塩化ロジウム三水和物1.29mg原子Rh、ヨウ化
メチル4.9ml(約12g)、酢酸メチル40ml、酢酸24
mlの混合物にアルミニウム粉末0.6gを添加し、
一酸化炭素(仕込み圧50Kg/cm2G)加圧下に170
℃に加熱しこの温度で1時間反応させた。反応液
75mlを分析して反応成績を調べたところ、酢酸メ
チル(仕込み量510.5mmol)は100.2mmolになつ
ていた。酢酸メチルの仕込み量に対する無水酢酸
の収率は80.4%である。ヨウ化アセチルは反応液
中に見出されなかつた。また反応速度は7.69モ
ル/・時であつた。 例 6〜10 酢酸メチル(MA)と酢酸の量を変えた他は例
5と同様の実験を行なつた。結果は第1表に記し
た。なお、例10は酢酸を加えていない比較例であ
る。
【表】
【表】 例 11 ロジウム触媒としてドデカカルボニルテトラロ
ジウムRh4(CO)121.29mg原子Rhを用い、ヨウ化メ
チルを倍量の9.8mlとした他は例5と同様の実験
を行なつた。反応液81ml中の無水酢酸生成量は
459.4mmolであり、他にヨウ化アセチルが
5.5mmol見出された。反応速度11.52mol/・時
であり、酢酸メチル転化率91.3%、無水酢酸への
選択率97.4%(収率88.9%)であつた。 例 12〜17 ヨウ化メチル倍量の場合につき、酢酸メチル
(MA)と酢酸の量を変えて同様の実験を行なつ
た。但しロジウム触媒は例12の場合のみ例11と同
様Rh4(CO)12であり、他はRhCl3・3H2O(いずれ
も1.29mg原子Rh)である。なお、比較のため酢
酸を加えていない場合を例17に示す。
【表】 例 18 触媒量を減らして、Rh4(CO)120.59mg原子Rhと
した他は例12と同様の実験を行なつた。反応速度
5.2mol/・時、無水酢酸収率84.0%であつた。
ロジウム触媒あたりの反応速度は例12の場合より
大きい。 例 19 RhCl3・3H2OにかえてRh4(CO)120.115gを用
いた他は例1と同様の反応を行なつた。結果は次
の通りであつた。酢酸メチル転化率84.4%、無水
酢酸生成量337.22mmol、反応速度546mol/
molRh・時。 例 21 カルボニル化原料として酢酸メチルとメタノー
ルの混合物(酢酸メチル78wt.%−メタノール
22wt.%含有)を37.9gを用い、酢酸を添加しな
い他は例1と同様の反応を行なつた。但し反応時
間は90分とした。 反応成績は、メタノール転化率100%、酢酸メ
チル転化率61.1%、無水酢酸生成量267.0mmol、
無水酢酸生成量244.4mmolであつた。 例 22〜26 塩化ロジウム三水和物1.29mg原子Rh、ヨウ化
メチル4.9ml(約12g)、酢酸メチル32ml、酢酸32
mlの混合物に、種々の量のアルミニウム粉末を添
加し、一酸化炭素(仕込み圧50Kg/cm2G)加圧下
170℃に加熱し、この温度で1時間反応させた。
反応成績の結果を第3表に示す。第3表の結果か
ら明らかなご;とく。反応初期のガス吸収量から
求めた反応速度(モル/・時)は、0.1gのア
ルミニウム粉末を添加した場合でも増大するが、
0.4〜0.6g(約0.2〜0.3モル/)を添加すれば
更に速やかに反応する。また、反応液の分析値か
ら求めた無水酢酸の収率についても同様な向上効
果がある。 例 27〜30 ヨウ化メチルを倍量とした場合について第3表
との場合と同様アルミニウム添加量の影響を調べ
た。なお、特記したもの以外は第3表と同条件で
ある。結果を第4表に示す。第4表の結果から第
3表と同様な効果が確認できる。
【表】
【表】 例 31〜36 アルミニウム添加のない場合に反応促進効果の
あるトリブチルホスフインを、本発明において共
用した場合についての影響を調べた。トリブチル
ホスフインはBu3P+CH3・I-として7.3g添加し、
特記したもの以外は第3表と同条件である。結果
を第5表に示す。第5表から明らかなごとくは本
発明の促進効果をかえつて小さくする。
【表】 例 37〜39 アルミニウムに代えて各種のアルミニウム合金
0.3g(いずれもAl含有率50wt.%)を用いたほか
は例32と同様の条件で反応を行なつた。結果を第
6表に示す。
【表】 例 40 内容量300mlのハステロイB製オートクレーブ
に塩化ロジウム三水和物(RhCl3・3H2O)1.29
ミリモル、酢酸アルミニウム22ミリモル、ヨウ化
メチル4.9ml、酢酸メチル32ml、酢酸32mlを装入
し、内部の空気を一酸化炭素で置換したのち、一
酸化炭素で40Kg/cm2Gになるまで加圧した更に5
Kg/cm2の水素を加え、合計45Kg/cm2Gとした。 次いで170℃に加熱しこの温度で1時間反応さ
せた。反応終了後冷却し、残圧を放圧したのち反
応液を取出し、ガスクロ分析した。反応成績を第
7表に示す。
【表】
【表】 以下の例は、特記事項以外は例40と同様であ
り、反応成績は第7表にまとめて記した。 例41 (比較例) 水素を加えていない。 例42、例43 水素ガスの圧力をそれぞれ1Kg/cm2、10Kg/cm2
とした。 例44 (比較例) 酢酸アルミニウムを加えていない。 例 45 ロジウム化合物として、同モルのヨウ化ロジウ
ムを用い、水素の圧力を6Kg/cm2とした。 例46 (比較例) 水素を加えていない他は例45と同様である。 例 47〜51 ヨウ化ロジウムを用い、一酸化炭素と水素の圧
力を変えた。 例 52 内容量405mlのオートクレーブに塩化ロジウム
三水和物0.93ミリモル、ヨウ化アルミニウム
(AlI3)22ミリモル、ヨウ化メチル4.5ml、酢酸メ
チル30ml、酢酸30mlを装入した。一酸化炭素で35
Kg/cm2Gに加圧し、更に5Kg/cm2の水素を加え、
合計40Kg/cm2Gとした。反応条件は170℃、1時
間である。 例53 (比較例) 水素を加えないで一酸化炭素のみ40Kg/cm2Gと
した他は例52と同様である。 例 54 アルミニウムイソプロポキシド22ミリモルをヨ
ウ化アルミニウムの代りに用いた他は例52と同様
である。 例55 (比較例) 酢酸32mlの代りに無水酢酸32mlを用いた他は例
40と同様である。 例 56 内容量300mlのハステロイB製オートクレーブ
にヨウ化ロジウム1.29ミリモル、酢酸アルミニウ
ム22ミリモル、酢酸32mlを装入し、内部の空気を
一酸化炭素で置換したのち、一酸化炭素で2Kg/
cm2Gになるまで加圧し、更に8Kg/cm2の水素を加
え、合計10Kg/cm2Gとした。 次いで130℃に加熱し、この温度で1時間ロジ
ウム触媒の水素処理を行なつた。オートクレーブ
を冷却し、ガスを分析したがメタンの生成は認め
られなかつた。水素処理後の触媒液は均一であつ
た。 残ガスを放圧後、オートクレーブの内部を一酸
化炭素で置換することにより水素を除去し、酢酸
メチル32ml、ヨウ化メチル4.9mlを装入して、一
酸化炭素で40Kg/cm2Gに加圧し、170℃、1時間
反応させた。 酢酸メチル転化率、無水酢酸収率、反応速度は
いずれも高く、エチリデンジアセテートは生成し
なかつた。 水素処理されていないロジウム触媒を用いた他
は同条件で行なつた比較例は例46である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ロジウム触媒とヨウ素化合物との存在下、酢
    酸メチルを一酸化炭素でカルボニル化して、無水
    酢酸を製造する方法において、酢酸を含む反応液
    中、アルミニウム促進剤と水素処理されたロジウ
    ム触媒の存在下に反応を行うことを特徴とする無
    水酢酸の製造法。
JP59088833A 1984-05-02 1984-05-02 無水酢酸の製造法 Granted JPS60233030A (ja)

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