JPH0568497A - 乾燥した詰物入りパスタの製造法 - Google Patents

乾燥した詰物入りパスタの製造法

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JPH0568497A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は添加物の使用を必要としな
い、乾燥および/又は生成物の再構成の容易な乾燥した
詰物入りパスタの製造方法を供することである。 【構成】 パスタの皮をつくり、詰物を入れ、皮をその
外周でシールし、次に詰物を入れたパスタを乾燥する、
乾燥した詰物入りパスタの製造方法で、外皮のシールし
た外周に少くとも1つの開放部を供することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えばラビオリ又はトー
テリーニ型の、詰物をした、乾燥形態のパスタの製造方
法、およびこの方法で得た乾燥したパスタに関する。
【0002】
【従来の技術】日本特許第78−127843号明細書
に記載されている乾燥した詰物入りパスタの公知の製造
方法は、パスタの皮の内部に食用油の水性エマルジョン
を使用すること、その中に脱水した詰物を入れること、
皮をその外周にそってシールすること、そしてこのよう
にシールした皮を乾燥することを包含する。
【0003】米国特許第2,950,978号明細書に
記載されている他の方法は、糖又はグリセロールのよう
ないわゆる「抗ひびわれ」剤の添加によって乾燥に抵抗
性のあるパスタの皮を形成すること、その中に脱水した
詰物を入れること、皮をその外周にそってシールするこ
と、皮の中心に穴をあけること、ついで皮を乾燥するこ
とを包含する。然しこの方法は乾燥の間の穴のまわりの
ひびわれを避けるために、添加剤の使用を必要とすると
いう欠点を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は先行技
術の不利な点を取り除き、添加物の使用を必要としな
い、かつ乾燥および/又は生成物の再構成を容易にす
る、乾燥した詰物入りパスタの製造方法を供することで
ある。
【0005】この目的のために、パスタの皮を2つの重
ね合わせた薄層のパスタから、又は二重に折り重ねた1
つの薄層のパスタから製造し、その後詰物を入れ、2つ
の重ね合わせた薄層又は折り重ねた薄層のへりをつまみ
合わせることにより、皮を外周にそってシールし、次に
得られたパスタを乾燥する本発明の方法は、少くとも1
つの開口部を皮のシールした外周に供することを特徴と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の方法の第1の実
施態様では、へりをつまみ合わせる前に、重ね合わせた
薄層又は折り重ねた薄層のへりの間に針を挿入し、つま
み合わせた後に針を抜く。
【0007】第2の実施態様では、へりをつまみ合わせ
ることにより、皮を外周にそってシールし、へりの少く
とも一部分はつまみ合わせないままにする。
【0008】第3の実施態様では、最初の2つの実施態
様を組み合わせる。
【0009】本発明方法の第1の利点は詰物入りパスタ
の急速な乾燥およびパスタの急速で、かつ容易な再構成
を供することである。
【0010】本発明方法の他の利点はえられた乾燥した
詰物入りパスタは長期間完全に保存できることである。
他の利点は本発明の方法は簡単に、かつ経済的に実施で
きることである。
【0011】本発明方法によって、伝統的な詰物入りパ
スタと官能的に匹敵するが、消費する際に、例えば70
から90℃において煮出し汁又はソースのような高温の
液体又は沸騰水を注ぎ、全体を3から5分程度の短時
間、保持することによって、又は冷たい液体に浸漬し、
電子レンジで2から6分急速に加熱することによって
も、迅速に再構成できる、種々の形態および大きさの乾
燥した詰物入りパスタを得ることができる。
【0012】又本発明方法は完全なミール、例えば詰物
入りパスタ、ソースおよび野菜を脱水した形態でつくる
ことを可能にする。
【0013】詰物をし、乾燥したパスタの製造のための
本発明方法は、不連続的に、半連続的に又は好ましくは
連続的に行うことができる。
【0014】本発明方法は、初めに原料のパスタをつく
ることによって行われる。これは粉砕した穀物生成物お
よび水を含む混合物をつくることによって行うことがで
きる。例えば、硬質小麦、軟質小麦、米、とうもろこし
のような穀物の穀粒を粉砕することによって得られる穀
粉および/又はセモリーナを使用することが可能であ
る。新鮮な、凍結した又は脱水した卵、塩、香辛料、調
味料、乳化剤のような添加物および/又はトマト又はほ
うれんそうのような天然の着色物質を、粉砕した生成物
に添加することができる。65から70重量%程度の固
形物含量を有する混合物を得るのに充分な量の水を添加
することもできる。その混合物を例えば10から40分
混捏して、のり状の均質なテクスチャーを付与すること
ができる。
【0015】次にパスタの生地帯を、例えば押出しおよ
び/又は圧延によって形成することができる。これは特
に押出しによりパスタのストランドを形成し、ついで数
個の連続する一対のローラの間で望ましい厚さを有する
生地帯が得られる迄、ストランドを圧延することによっ
て行うことができる。次にこの生地帯を前記のパスタの
皮をつくるために所定の形状の薄層に切断することがで
きる。例えば生地帯を20から40mmの幅と40から8
0mmの長さの長方形の薄層に切断することができ、つい
で20から40mmのへりの長さを有する四角の形状のパ
スタの皮を折り重ねることによって形成することができ
る。又生地帯を20から40mmの直径の円形の薄層に切
断することができ、ついで折り重ねることによって直径
20から40mmの半円形の形状のパスタを形成すること
ができる。例えば20から40mmのへりの長さを有する
細長い片に、生地帯を切断することができ、ついで2つ
一組に重ね合わせ、重ね合わせた四角の薄層に切断する
ことができる。
【0016】各パスタの皮の中に詰め物を入れることが
できる。詰物は例えば細ま切れ肉、野菜、魚、海産物、
チーズである。
【0017】詰め物は、新鮮な物を入れることができ、
又は前もって例えば75から80重量%の固形物含量
に、一部脱水することができる。又詰物を前もって加熱
することもできる。詰物は適当な方法、例えばプランジ
ャーによって、皮の中に入れることができる。例えば詰
物は皮の大きさおよび形状によって、皮g当り0.2か
ら0.8gの新鮮な詰物の量を入れることができる。
【0018】次にパスタの皮は、例えば型又は適当なプ
レスを使用して、重ね合わせた薄層または折り重ねた薄
層のへりをつまみ合わせることによってその外周にそっ
てシールすることができる。
【0019】得られた詰物入りパスタは、例えば沸騰水
又は蒸気中に2から3分間さらすことができる。
【0020】次にさらしたパスタを80から85℃程度
の温度に僅かに冷却することができる。ついでパスタ
は、例えば乾燥器内で4から8時間、80から82℃
で、95から97重量%の固形物含量と0.2から0.
3の水分活性まで乾燥することができる。
【0021】それ故に本発明の方法においては、少くと
も1つの開口部を皮のシールした外周に供する。
【0022】これ等の開口部は水蒸気を皮からそして任
意には詰物から放出させることにより、詰物入りパスタ
の乾燥を促進さすことができる。又此等の開口部は液体
を皮および詰物に、より速やかに侵入させることにより
詰物入りパスタの再水和を促進さすこともできる。
【0023】これ等の開口部はパスタの皮の外周のどこ
かの部分に供することができる。例えばそれ等は皮の側
面の1つに、好ましくは1つの側面の中央に、又側面の
隅の1つに供することができる。
【0024】1つ又はそれ以上の開口部をパスタの皮の
外周に供することができる。例えばラビオリ型の詰物入
りパスタでは、1つの開口部を皮の1つの側面の中央
に、そして他の2つの開口部をその側面とそれに垂直な
2つの側面によって形成される隅に供することができ
る。
【0025】これ等の開口部は適当な方法によって形成
することができる。例えば本発明の第1の実施態様で
は、皮の外周をシールする前に、針をパスタの皮に挿入
することができる。針は詰物を入れる前又は後に、そし
て好ましくは同時に挿入することができる。針を重ね合
わせた薄層又は折り重ねた薄層のへりの間に置き、つま
み合わせによりシールする間に、皮の外周のそれ等の位
置する場所で、2つのへりが接触しないよう防止するこ
とができる。この結果、パスタの皮はその外周にそって
一様にシールされず、2つのへりが接合しない場所を有
することになる。シール後針を皮から引き抜いた時、シ
ールする間針を置いた場所に開口部が得られる。針は皮
の1つの側面の中央に置くのが好ましい。又数個の針を
1つの側面に、又はパスタの皮の2つ以上の側面に、均
一に又は他の方法で、分散して置くことも可能である。
【0026】本発明の第2の実施態様では皮をへりのつ
まみ合わせによりシールし、へりの少くとも1つの部分
をつまみ合わせないままにする。この別法は、つまみ合
わせの効果がシールすべきへりの全長に及ばず、代りに
これ等のへりの少くとも一部をつまみ合わせしないよう
な方法に修正した、型又は適当なプレスを使用して行う
ことができる。型が皮の外周に対応する突起要素を含
み、対応する要素は両方の外周がお互いに接近すること
により、皮をつまみ合わせる場合、凹所を此等の要素に
供することができる。
【0027】従って、皮をその外周でシールする時、凹
所の下にある2つの皮のへりは互いに接触しない。これ
は2つのへりが互いに接合しない部分を残し、その結果
開口部を皮のシールした外周に形成する。従って型の突
起要素は外皮の形態により、均一に又はその他の方法で
分散することができる、1つ又はそれ以上の凹所を有す
ることができる。皮が四角である場合には突起要素は例
えば2つの続く隅に位置する2つの凹所を有することが
できる。
【0028】この方法で皮のシールした外周に少くとも
1つの開口部を有する、詰物入りの乾燥したパスタを製
造することができる。
【0029】例えば皮の1側の中央におよび/又は皮の
1つの隅に位置する、少くとも1つの開口部を有する乾
燥した詰物入りパスタを製造することができる。
【0030】本発明の方法と生成物を次例により説明す
る。例中部およびパーセントは重量基準とする。
【0031】例1 80部の硬質小麦粉、12部の全卵、2部の乳化剤、
1.5部の塩、1.5部の卵白、2部のグルテンおよび
水を混合して68%の固形物含量を有する混合物を生成
する。
【0032】混合物を30分間混捏し、その後押出しに
よりパスタのストランドを形成する。そのストランド
を、それぞれ4.5mm、1.3mm、1.0mmおよび0.
8mmに目盛を調整した第1から第4の4対のローラの間
で、連続的に圧延する。約0.8mmの厚さを有するパス
タの生地帯が得られる。
【0033】生地帯を30mmの幅および60mmの長さの
長方形の薄層に切断し、その後折り重ねることにより3
0mmのへりの長さを有する四角のパスタの外皮を形成す
る。
【0034】0.4gの新鮮な細切肉から成る詰物を皮
の中に入れる。同時に針をパスタの皮の1つの側面に、
皮と水平でかつ側面に直角に挿入する。
【0035】次に型を使用してへりをつまみ合わせるこ
とにより、皮を外周にそってシールする。このようにし
て得たパスタを95から100℃の沸騰水中に2分間つ
け、ついで乾燥器内で80℃において95から97重量
%の固形物含量まで約6時間乾燥する。
【0036】皮の1側の中央に、皮のシールした外周の
開口部を有する、乾燥した詰物入りパスタは、このよう
にして得られる。
【0037】再構成のため、乾燥した詰物入りパスタを
ボウル内に入れ、等重量の沸騰水を注ぎ、全体を5分間
放置する。伝統的な詰物入りパスタに匹敵する再構成詰
物入りパスタが得られる。
【0038】例2 約0.8mmの厚さのパスタの生地帯を例1に記載したと
同様な方法で製造する。ついでこの生地帯を30mmの長
さの細長い片に切断し、それを2つずつ重ね合わせ、つ
いで切断して30mmのへりの長さを有する四角のパスタ
外皮を形成する。
【0039】0.4gの新鮮な細切肉の詰物を皮の中に
入れる。
【0040】皮の外周に対応する突起要素を有する型を
使用し、へりのつまみ合わせによって、皮をその外周に
そってシールし、これの要素は1つの側面の両隅の位置
に2つの凹所を有し、その結果、これ等2つの隅はつま
み合わされずに残る。得られたパスタを沸騰水中に2か
ら3分つけ、ついで乾燥器内で80℃において約3時
間、95から97重量%の固形物含量まで乾燥する。
【0041】皮のシールした外周の2つの続く隅に位置
する2つの開口部を有する乾燥した詰物入りパスタはこ
のようにして得られる。
【0042】再構成のために、乾燥した詰物入りパスタ
をボウルに入れ、10gのパスタ当り約100mlの水量
の冷水を注入し、次にボウルを電子レンジ内に約2分入
れる。
【0043】伝統的な詰物入りパスタに匹敵する再構成
詰物入りパスタが得られる。
【0044】例3 例1又は2に記載の方法で製造した、乾燥した新鮮なパ
スタを脱水したソースと混合して再構成の後に完全な食
物が得られる。この目的のために、50gの乾燥した詰
物入りパスタおよび次の成分(固形物重量%)、 トマト粉末 53.1 糖 14.2 塩 6.3 グルタミン酸ナトリウム 3.5 増粘剤 9.7 加工デンプン 6.4 脂肪 3.6 タマネギ粉末 1.6 ニンニク粉末 0.5 コショウ 0.1 ゲッケイジュ、ハナハッカ、パセリ 0.9 を有する75gの脱水したソースを容器の中に入れる。
【0045】次に450から500mlの沸騰水をパスタ
/ソース混合物に加え、全体を5分間放置し、トマトソ
ース中の詰物入りパスタの伝統的な料理に匹敵する、再
構成食物が得られる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの重ね合わせた薄層のパスタから、
    又は二重に折り重ねた1つの薄層のパスタからパスタの
    皮を作り、その後詰物を入れ、重ね合わせた薄層の又は
    折り重ねた薄層のへりをつまみ合わせることによって、
    皮をその外周にそってシールし、次に得られた詰物入り
    パスタを乾燥する、乾燥した詰物入りパスタの製造方法
    において、少くとも1つの開口部を皮のシールした外周
    に供することを特徴とする、上記製造方法。
  2. 【請求項2】 へりをつまみ合わせる前に、重ね合わせ
    た薄層又は折り重ねた薄層のへりの間に針を挿入し、つ
    まみ合わせた後に針を引き抜く、請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 重ね合わせた薄層又は折り重ねた薄層の
    へりをつまみ合わせることにより皮を外周にそってシー
    ルし、へりの少くとも1つの部分をつまみ合わせないま
    まにする、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 へりをつまみ合わせる前に、重ね合わせ
    た薄層又は折り重ねた薄層のへりの間に針を挿入し、皮
    をへりのつまみ合わせによってその外周にそってシール
    し、へりの少くとも一部はつまみ合わせないままにし、
    つまみ合わせの後に針を引き抜く、請求項1に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 皮のシールした外周に少くとも1つの開
    口部を有する、乾燥した詰物入りパスタ。
  6. 【請求項6】 皮の1側の中央に少くとも1つの開口部
    を位置させる、請求項5に記載のパスタ。
  7. 【請求項7】 皮の1つの隅に少くとも1つの開口部を
    有する、請求項5に記載のパスタ。
JP3009700A 1990-02-02 1991-01-30 乾燥した詰物入りパスタの製造法 Expired - Fee Related JPH0755131B2 (ja)

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CH346/90A CH680412A5 (ja) 1990-02-02 1990-02-02
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JPH0568497A true JPH0568497A (ja) 1993-03-23
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US (1) US5693351A (ja)
EP (1) EP0439806B1 (ja)
JP (1) JPH0755131B2 (ja)
AT (1) ATE109951T1 (ja)
CH (1) CH680412A5 (ja)
DE (1) DE69011654T2 (ja)
DK (1) DK0439806T3 (ja)
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