JPH0568882A - 酸化チタン組成物を主体とするハニカム構造触媒担体の製造方法 - Google Patents

酸化チタン組成物を主体とするハニカム構造触媒担体の製造方法

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JPH0568882A
JPH0568882A JP3262767A JP26276791A JPH0568882A JP H0568882 A JPH0568882 A JP H0568882A JP 3262767 A JP3262767 A JP 3262767A JP 26276791 A JP26276791 A JP 26276791A JP H0568882 A JPH0568882 A JP H0568882A
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JP
Japan
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honeycomb structure
titanium oxide
catalyst carrier
oxide composition
carrier
Prior art date
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JP3262767A
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English (en)
Inventor
Toshio Yamaguchi
敏男 山口
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、優れた強度特性と比表面積を有す
るセル数100以上の酸化チタン系ハニカム構造触媒担
体を効率的に製造する方法を提供することを目的とする
ものである。 【構成】 メタチタン酸水和物を成型した後、乾燥、焼
成を行ない、次いでこれを破砕した後、この破砕物にチ
タン酸バリウムと成型助剤と水とを添加して混練し、こ
の混練物をハニカム型構造体に押出し成型して乾燥した
後500〜800℃の温度で焼成することを特徴とする
酸化チタン組成物を主体とするハニカム構造担体の製造
方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は触媒担体として優れた特
性を有する酸化チタン組成物を主体としたハニカム構造
触媒担体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハニカム構造を有する触媒担体は、多数
の平行した流通路を有するために、流体を流す際に圧力
損失が小さいうえに単位体積当たりの見掛け表面積が大
きいという特性があるので、各種の排ガス処理用触媒担
体として広く用いられている。
【0003】例えば、排ガス中の窒素酸化物(以下、N
と称する)を酸化還元する触媒としてはコージエラ
イト、ムライト等のハニカム構造セラミック基体の表面
にアルミナ、シリカ−アルミナ等をコーティングした担
体に白金、パラジウム、銅、クロム、バナジウム等の活
性金属を担持した触媒が知られている。
【0004】しかし、これらの触媒は排ガス中に硫黄酸
化物(以下、SOと称する)が共存しているとSO
の被毒により長期間の使用に耐えられないという欠点を
生ずる。これまでに、SOxを含む排ガスに対して触媒
性能低下の問題を解決するためにはアナターゼ型構造の
酸化チタン担体にバナジウム、クロム等を担持させた触
媒がNOの被毒を受けることなく優れたNOの還元
性を保持し、劣化が少ないことが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に酸化チタン系で
実用可能な強度を持たせたハニカム構造触媒担体を得る
方法としては、酸化チタンにロックウール、アルミナ等
のファイバーと成型助剤と水とを加えて混練したものか
らハニカム構造担体を得る方法が提案されているが、ハ
ニカム構造体のセル数(1平方インチ当たりの升目の
数)が50セル以下であれば好ましいハニカム構造体が
得られるが、100セル以上になると前記ファイバーが
ハニカム構造体作成用ダイスの目に詰まったりして好ま
しいハニカム構造体を得られないという欠点があった。
【0006】また、一般に触媒担体としての実用破壊強
度はハニカム構造担体を縦1cm、横1cm、長さ2c
mの大きさに切断したもので2kg以上が必要とされる
が、酸化チタン系担体の場合にはチタン自体の融点が高
いために低温度においては粒子間の結合が起こり難く、
必要な強度を得るためには900℃以上の温度で焼成を
行なわなくてはならない。しかし、一方において酸化チ
タンは高温に加熱するとアナターゼ型構造からルチル型
構造に熱移転して、比表面積が著しく減少し、通常触媒
担体として好適であるとされる比表面積の最小値である
10m/gを大幅に割ってしまうので触媒担体として
十分に機能しなくなるという新たな問題点を生ずる。
【0007】本発明は酸化チタン組成物によるハニカム
構造触媒担体における上記したような種々の問題点を解
決し、優れた強度特性と比表面積を有するセル数100
以上の酸化チタン系ハニカム構造触媒担体を効率的に製
造する方法を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し上記
の目的を達成するための本発明は、メタチタン酸水和物
を成型した後、乾燥、焼成を行ない、次いでこれを破砕
した後、この破砕物にチタン酸バリウムと成型助剤と水
とを添加して混練し、混練物をハニカム型構造体に押出
し成型し、乾燥後500〜800℃の温度で焼成するこ
とを特徴とする酸化チタン組成物を主体とするハニカム
構造担体の製造方法である。なお、本発明において、使
用されるメタチタン酸水和物中に含まれる硫酸根SO
として5重量%以下であることが好ましく、またメタチ
タン酸水和物の焼成破砕物に添加するチタン酸バリウム
の好ましい添加量は5〜25重量%の範囲とすることが
望ましい。
【0009】
【作用】本発明の詳細およびその作用についてさらに具
体的に説明すると次の通りである。即ち、本発明におい
て使用されるSO含有量が5重量%以下のメタチタン
酸水和物は、酸化チタンの製造法として広く知られてい
る硫酸法によって二酸化チタンを得る際の中間体である
メタチタン酸水和物スラリーを濾過洗浄することによっ
て得られる。次いでこのようにして得られたメタチタン
酸ケーキを加温ジャケット付きニーダー中にて加熱混捏
し、所望の形状のダイスを有する成型機を使用して押出
し成型した後、80〜120℃程度の温度に乾燥し、さ
らに400〜800℃、好ましくは400〜700℃の
温度範囲に2時間程度焼成して得られた焼成物を平均粒
径が10〜40μm程度になるように破砕することによ
って酸化チタン組成物の粉末を得る。
【0010】本発明においてメタチタン水和物中に含ま
れる硫酸根をSOにして5重量%以下に制限する理由
は、SO含有量が5重量%を超えるメタチタン水和物
を使用した場合には、これによって得られる触媒担体の
比表面積が著しく減少し、触媒担体として適当な比表面
積のものが得られなくなるので好ましくないからであ
る。また、メタチタン酸水和物を直接ハニカム構造体の
製造に使用せず、上記した工程を経て酸化チタン粉末に
するのはメタチタン酸水和物を使用して得られるハニカ
ム構造体は亀裂の発生が起こり、好ましいハニカム構造
の触媒担体が得られないからである。
【0011】酸化チタン組成物粉末を得るためのメタチ
タン酸水和物の焼成温度を400〜800℃の範囲とす
るのは、焼成温度が400℃未満であるときは得られた
組成物中の酸化チタンがアナターゼ型構造を示さず、ま
た800℃を超えるとルチル型構造に熱転移して得られ
る触媒担体の比表面積を著しく減少させるからである。
【0012】焼成物を平均粒径が10〜40μm程度の
範囲になるように破砕するのは、破砕粒の平均粒径が4
0μmを超えると成型性が低下し、爾後のハニカム構造
体の成型工程において好ましいハニカム構造体が得られ
なくなるからであり、また、10μm未満では破砕工程
に時間がかかりすぎて生産性が低下するからである。
【0013】このようにして得られた酸化チタン組成物
粉末は、これにチタン酸バリウム5〜25重量%と少量
の成型助剤および水を加えて十分に混練し可塑化した
後、真空押出し成型機を使用して所望の形状のハニカム
ダイスにより押出し成型してハニカム構造体を得る。次
いで該ハニカム構造体を温度約70〜90℃の温度およ
び湿度約80%以上の雰囲気中で乾燥させ、500〜8
00℃の温度範囲で焼成してハニカム構造触媒担体を得
る。
【0014】本発明においてハニカム構造体を得る工程
において、酸化チタン組成物粉末にチタン酸バリウムを
添加するのは得られたハニカム構造体の骨格を強化する
ためであって、これに使用するチタン酸バリウムとして
はBaTiO、BaTi 1740、BaTi
1330等のBaOとTiOとの化合物が挙げられ
るが、このうち最も好ましいのはBaTiOである。
チタン酸バリウムの添加量を5〜25重量%の範囲にす
るのは、5重量%未満では得られるハニカム構造触媒担
体の破壊強度が十分でなく、25重量%を超えると比表
面積が低下して触媒担体としての性能が低下するからで
ある。
【0015】酸化チタン組成物粉末にチタン酸バリウム
を添加することによって得られるハニカム構造触媒担体
の破壊強度が向上する理由については明らかではない
が、酸化チタンとチタン酸バリウムとが結合して組成物
中のチタン酸化物量が大過剰の状態となり、酸素欠陥構
造を作り、これによって酸化チタン自体の焼結作用が促
進されるか、または酸化チタン組成物中に含まれる5重
量%以下のSOが、添加したチタン酸バリウムのバリ
ウムと一部結合して硫酸バリウムを作りこの硫酸バリウ
ムを中心に強い粒子間結合ができるためであると推測さ
れる。
【0016】また、成型助剤としては粘結剤、可塑剤、
潤滑剤等のハニカム構造体を成型するのに適した水溶性
セルローズ系誘導体、例えばカルボキシル化セルローズ
誘導体、ヒドロキシエチル化セルローズ誘導体、ヒドロ
キシプロピル化セルローズ誘導体、カルボキシメチルヒ
ドロキシプロピル化セルローズ誘導体、アミン化セルロ
ーズ誘導体等を配合した有機質バインダーが使用され、
その添加量は5〜15重量%程度の範囲とするのが好ま
しい。添加量5重量%未満では好ましいハニカム構造体
を得ることができず、また15重量%を超えるとハニカ
ム構造体を乾燥後焼成する際に有機物中のカーボンを分
解させるのに時間を要するので生産効率上好ましくな
い。
【0017】成型したハニカム構造体を特に湿度80%
以上の雰囲気下で乾燥するのは湿度が80%未満の低質
度条件下で乾燥するとハニカム構造の一部に亀裂を生
じ、好ましいハニカム構造体が得られないからである。
またハニカム構造体の焼成温度を500〜800℃の温
度範囲とするのは500℃未満の温度で焼成すると成型
助剤中に含まれる有機物の分解が十分に行なわれず炭素
分が残留してしまうからであり、また焼成温度が800
℃を超えると酸化チタンがルチル型構造に移行して、得
られるハニカム構造担体の比表面積が低下して触媒担体
としての機能を低下させてしまうからである。
【0018】
【実施例】以下に本発明の実施例を比較例とともに述べ
る。また実施例および比較例によって得られたハニカム
構造触媒担体の特性を下記する表1にまとめて示す。な
お表中に示されたハニカム構造担体の比表面積は窒素ガ
ス吸着によるBET法により求め、破壊強度はハニカム
構造担体を縦1cm、横1cm、長さ2cmにカットし
た試料について木屋式硬度計を用いて求めた。 実施例1 硫酸法による二酸化チタンの製造において中間体として
得られるTiOとして20重量%、SOとして9.
8重量%を含んだメタチタン酸スラリー10部に、1.
0重量%の炭酸アンモニウム水溶液50部を加え、十分
に撹拌を行なった後濾過し、SOとして4.5重量%
の硫酸根を含むメタチタン酸水和物ケーキを得た。次
に、このメタチタン酸水和物ケーキをニーダー中で加熱
混捏して、直径5.0mmのダイスを有する押出し機に
よって成型し、該成型物を乾燥後電気炉内で500℃で
2時間焼成した後粉砕して平均粒径20μmの酸化チタ
ン組成物粉末を得た。
【0019】この酸化チタン組成物粉末1000gにチ
タン酸バリウム185g(14重量%)と成型助剤とし
てユケン工業社製セランダー(商品名)130g(10
重量%)および水を加え十分に可塑化するまで混練した
後、セル形状が正方形であって100セル/インチのハ
ニカム金型を使用してハニカム構造体に成型し、温度8
5℃湿度90%の雰囲気条件下で48時間乾燥し、該乾
燥物を700℃で3時間焼成して酸化チタン組成物を主
体とするハニカム構造担体Aを得た。
【0020】また同様の手段によって得られた乾燥ハニ
カム構造体を500℃、800℃の温度でそれぞれ3時
間焼成してハニカム構造担体BおよびCを得た。これら
3種類のハニカム構造担体についてその比表面積および
破壊強度を測定した結果を表1に示してある。本実施例
の結果より焼成温度を500乃至800℃の範囲で変化
させても比表面積および破壊強度はともに触媒担体とし
て要求される値を満足し、触媒担体として十分に適用可
能であることが判かる。 比較例1 実施例1に示す方法とほぼ同様の方法で得られた酸化チ
タン粉末にチタン酸バリウムを添加しなかった以外は実
施例1におけるハニカム構造担体Aと同様の方法でハニ
カム構造担体R−1を得た。
【0021】得られたハニカム構造担体R−1の比表面
積および破壊強度について表1に示した。チタン酸バリ
ウムを添加しない本比較例のハニカム構造担体は実施例
1のものに比べて著しく破壊強度が劣り触媒担体には不
向きであることが判かる。 実施例2 実施例1に示す方法とほぼ同様の方法で得られた酸化チ
タン粉末に添加するチタン酸バリウムの添加量を5重量
%および25重量%となるように添加量を変化させて添
加した以外は実施例1におけるハニカム構造担体Aと同
様の方法でハニカム構造担体DおよびEを得た。
【0022】この2種類のハニカム構造担体について実
施例1と同様に比表面積および破壊強度の測定を行なっ
た結果を表1に示してある。本実施例の結果より酸化チ
タン粉末に添加するチタン酸バリウムの添加量が少なく
とも5〜25重量%の範囲であればハニカム構造担体の
比表面積は19〜30m/gの範囲に入るものと考え
られるので触媒担体として十分に適用でき、また破壊強
度値も十分に適用可能な範囲内にあるので触媒担体とし
て使用可能であることが判かる。 比較例2 実施例1に示す方法とほぼ同様の方法で得られた酸化チ
タン粉末に添加するチタン酸バリウムの添加量を2重量
%および35重量%となるように添加量を変化させて添
加した以外は実施例1におけるハニカム構造担体Aと同
様の方法でハニカム構造担体R−2およびR−3を得
た。
【0023】得られた2種類のハニカム構造担体R−
2、R−3について比表面積および破壊強度を測定した
結果を表1に示した。本比較例の結果よりチタン酸バリ
ウムの添加量を5重量%以下にすると破壊強度が著しく
低下してしまい、また25重量%以上にすると比表面積
が小さくなって何れの場合においても得られたハニカム
構造担体は触媒担体としての使用に適さないことが判か
る。 比較例3 実施例1と同様の方法で得られた乾燥ハニカム構造体を
900℃の温度で3時間焼成してハニカム構造担体R−
4を得た。
【0024】得られたハニカム構造担体R−4について
比表面積および破壊強度を測定した結果を表1に示し
た。乾燥ハニカム構造体を900℃の温度に焼成すると
酸化チタンはルチル型構造に熱転移するためにハニカム
構造担体の比表面積は極端に低下してしまい触媒担体と
しての使用に適さなくなることが判かる。
【0025】
【表1】 ────────────────────────────────── チタン酸バリウム 焼成温度 比表面積 破壊強度 添加量 記 号 (重量%) (℃) (m2/g) (kg) ────────────────────────────────── 実施例1 A 14 700 28 4.0 B 14 500 72 2.8 C 14 800 15 4.9 ────────────────────────────────── 比較例1 R−1 0 700 35 0.6 ────────────────────────────────── 実施例2 D 5 700 31 2.0 E 25 700 18 5.5 ────────────────────────────────── 比較例2 R−2 2 700 34 1.0 R−3 35 700 9 7.1 ────────────────────────────────── 比較例3 R−4 14 900 4 5.7 ──────────────────────────────────
【0026】
【発明の効果】上記したように本発明の製造方法によれ
ば、ハニカム構造体として好ましい骨格とされる100
セル以上の升目の細かいハニカム形状を有する酸化チタ
ン系組成物からなる十分な比表面積と優れた破壊強度を
有するハニカム構造触媒担体が効率的に得られるので工
業的価値が高い発明であるといえる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メタチタン酸水和物を成型した後、乾
    燥、焼成を行ない、次いでこれを破砕した後、この破砕
    物にチタン酸バリウムと成型助剤と水とを添加して混練
    し、この混練物をハニカム型構造体に押出し成型し、乾
    燥後500〜800℃の温度で焼成することを特徴とす
    る酸化チタン組成物を主体とするハニカム構造触媒担体
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 メタチタン酸水和物中に含まれる硫酸根
    がSOとして5重量%以下である請求項1記載の酸化
    チタン組成物を主体とするハニカム構造触媒担体の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 チタン酸バリウムの添加量が5〜25重
    量%の範囲である請求項1または請求項2記載の酸化チ
    タン組成物を主体とするハニカム構造触媒担体の製造方
    法。
JP3262767A 1991-09-13 1991-09-13 酸化チタン組成物を主体とするハニカム構造触媒担体の製造方法 Pending JPH0568882A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100395018C (zh) * 2006-08-25 2008-06-18 清华大学 利用工业偏钛酸制备可见光激发TiO2光催化剂的方法
JP2015147165A (ja) * 2014-02-05 2015-08-20 イビデン株式会社 ハニカム触媒及びハニカム触媒の製造方法

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