JPH0569558A - インクジエツト記録装置 - Google Patents
インクジエツト記録装置Info
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- JPH0569558A JPH0569558A JP25972491A JP25972491A JPH0569558A JP H0569558 A JPH0569558 A JP H0569558A JP 25972491 A JP25972491 A JP 25972491A JP 25972491 A JP25972491 A JP 25972491A JP H0569558 A JPH0569558 A JP H0569558A
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- tube
- roller
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Abstract
(57)【要約】
【目的】駆動源が逆転する場合でも、チューブ内インク
の記録ヘッド側への逆流を確実に防止することにより、
インク溢れやインク付着による画像品位低下を防止する
ことを可能にし、逆方向駆動を無くしてチューブの耐久
性およびポンプの信頼性を向上させる。 【構成】記録ヘッドの吐出口に通じる可撓性のチューブ
を加圧コロで押し潰して吐出口に負圧を発生させるチュ
ーブポンプを設け、このチューブポンプの駆動力伝達系
にワンウエイ機構を設けることにより、加圧コロに対し
て吐出口に負圧を発生させる方向にのみ駆動力を伝達さ
せる。
の記録ヘッド側への逆流を確実に防止することにより、
インク溢れやインク付着による画像品位低下を防止する
ことを可能にし、逆方向駆動を無くしてチューブの耐久
性およびポンプの信頼性を向上させる。 【構成】記録ヘッドの吐出口に通じる可撓性のチューブ
を加圧コロで押し潰して吐出口に負圧を発生させるチュ
ーブポンプを設け、このチューブポンプの駆動力伝達系
にワンウエイ機構を設けることにより、加圧コロに対し
て吐出口に負圧を発生させる方向にのみ駆動力を伝達さ
せる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録手段から被記録材へ
インクを吐出して記録を行なうインクジェット記録装置
に関する。
インクを吐出して記録を行なうインクジェット記録装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機
能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワード
プロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーショ
ンの出力機器として用いられる記録装置は、画像情報に
基づいて用紙やプラスチック薄板等の被記録材(記録媒
体)に画像を記録していくように構成されている。前記
記録装置は、記録方式により、インクジェット式、ワイ
ヤドット式、サーマル式、レーザービーム式等に分ける
ことができる。
能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワード
プロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーショ
ンの出力機器として用いられる記録装置は、画像情報に
基づいて用紙やプラスチック薄板等の被記録材(記録媒
体)に画像を記録していくように構成されている。前記
記録装置は、記録方式により、インクジェット式、ワイ
ヤドット式、サーマル式、レーザービーム式等に分ける
ことができる。
【0003】被記録材の搬送方向(副走査方向)と交叉
する方向に主走査するシリアルスキャン方式を採るシリ
アルタイプの記録装置においては、被記録材を所定の記
録位置にセットした後、被記録材に沿って移動する記録
手段(一般に、キャリッジに搭載される)によって画像
を記録(主走査)し、1行分の記録を終了した後に所定
量の紙送り(被記録材搬送)を行ない、その後に再び停
止した被記録材に対して、次の行の画像を記録(主走
査)するという動作を繰り返すことにより、被記録材全
体の記録が行なわれる。一方、被記録材の搬送方向の副
走査のみで記録するラインタイプの記録装置において
は、被記録材を所定の記録位置にセットし、一括して1
行分の記録を行なった後、所定量の紙送り(被記録材搬
送)を行ない、さらに、次の行の記録を一括して行なう
という動作を繰り返すことにより、被記録材全体の記録
が行なわれる。
する方向に主走査するシリアルスキャン方式を採るシリ
アルタイプの記録装置においては、被記録材を所定の記
録位置にセットした後、被記録材に沿って移動する記録
手段(一般に、キャリッジに搭載される)によって画像
を記録(主走査)し、1行分の記録を終了した後に所定
量の紙送り(被記録材搬送)を行ない、その後に再び停
止した被記録材に対して、次の行の画像を記録(主走
査)するという動作を繰り返すことにより、被記録材全
体の記録が行なわれる。一方、被記録材の搬送方向の副
走査のみで記録するラインタイプの記録装置において
は、被記録材を所定の記録位置にセットし、一括して1
行分の記録を行なった後、所定量の紙送り(被記録材搬
送)を行ない、さらに、次の行の記録を一括して行なう
という動作を繰り返すことにより、被記録材全体の記録
が行なわれる。
【0004】上記記録装置のうち、インクジェット式の
記録装置(インクジェット記録装置)は、記録手段(記
録ヘッド)から被記録材にインクを吐出して記録を行な
うものであり、記録手段のコンパクト化が容易であり、
高精細な画像を高速で記録することができ、普通紙に特
別の処理を必要とせずに記録することができ、ランニン
グコストが安く、ノンインパクト方式であるため騒音が
少なく、しかも、多色のインクを使用してカラー画像を
記録するのが容易であるなどの利点を有している。中で
も、紙幅方向に多数の吐出口を配列したラインタイプの
記録手段を使用するライン型の装置は、記録の一層の高
速化が可能である。
記録装置(インクジェット記録装置)は、記録手段(記
録ヘッド)から被記録材にインクを吐出して記録を行な
うものであり、記録手段のコンパクト化が容易であり、
高精細な画像を高速で記録することができ、普通紙に特
別の処理を必要とせずに記録することができ、ランニン
グコストが安く、ノンインパクト方式であるため騒音が
少なく、しかも、多色のインクを使用してカラー画像を
記録するのが容易であるなどの利点を有している。中で
も、紙幅方向に多数の吐出口を配列したラインタイプの
記録手段を使用するライン型の装置は、記録の一層の高
速化が可能である。
【0005】特に、熱エネルギーを利用してインクを吐
出するインクジェット式の記録手段(記録ヘッド)は、
エッチング、蒸着、スパッタリング等の半導体製造プロ
セスを経て、基板上に製膜された電気熱変換体、電極、
液路壁、天板などを形成することにより、高密度の液路
配置(吐出口配置)を有するものを容易に製造すること
ができ、一層のコンパクト化を図ることができる。一
方、被記録材の材質に対する要求も様々なものがあり、
近年では、通常の被記録材である紙や樹脂薄板(OHP
等)などの他に、薄紙や加工紙(ファイリング用のパン
チ孔付き紙やミシン目付き紙、任意な形状の紙など)な
どを使用ことが要求されるようになってきた。
出するインクジェット式の記録手段(記録ヘッド)は、
エッチング、蒸着、スパッタリング等の半導体製造プロ
セスを経て、基板上に製膜された電気熱変換体、電極、
液路壁、天板などを形成することにより、高密度の液路
配置(吐出口配置)を有するものを容易に製造すること
ができ、一層のコンパクト化を図ることができる。一
方、被記録材の材質に対する要求も様々なものがあり、
近年では、通常の被記録材である紙や樹脂薄板(OHP
等)などの他に、薄紙や加工紙(ファイリング用のパン
チ孔付き紙やミシン目付き紙、任意な形状の紙など)な
どを使用ことが要求されるようになってきた。
【0006】上記インクジェット記録装置においては、
記録手段(記録ヘッド)の正常なインク吐出状態を維持
するため、あるいは吐出口に目詰まりが生じた場合にこ
れを解消して正常なインク吐出状態に回復させるために
回復用のポンプを配設し、ポンプの負圧によって吐出口
からインクを吸い出す回復手段(回復装置)が使用され
ている。また、前記回復用のポンプとして、可撓性チュ
ーブ内の体積変化を利用して負圧を発生させるチューブ
ポンプを使用ことがある。このチューブポンプは、構造
が簡単であり、低コストで小型軽量のポンプを構成し得
るという利点がある。
記録手段(記録ヘッド)の正常なインク吐出状態を維持
するため、あるいは吐出口に目詰まりが生じた場合にこ
れを解消して正常なインク吐出状態に回復させるために
回復用のポンプを配設し、ポンプの負圧によって吐出口
からインクを吸い出す回復手段(回復装置)が使用され
ている。また、前記回復用のポンプとして、可撓性チュ
ーブ内の体積変化を利用して負圧を発生させるチューブ
ポンプを使用ことがある。このチューブポンプは、構造
が簡単であり、低コストで小型軽量のポンプを構成し得
るという利点がある。
【0007】図8および図9は従来のチューブポンプの
構成を示す縦断面図であり、図8はチューブの押し潰し
開始の状態を示し、図9はチューブの押し潰し終了の状
態を示す。図8および図9において、まず、記録ヘッド
1の吐出口形成面51にキャップ2の開口部を接触させ
て吐出口52を密閉する。キャップ2の背面の通孔には
チューブ3が接続され、該チューブ3はチューブポンプ
4へ延びている。チューブポンプ4は、ポンプベース5
にガイドローラ6を回転可能に軸支するとともに、該ガ
イドローラ6に加圧コロ7を回転可能に軸支した構造を
有する。すなわち、チューブ3を加圧するための加圧コ
ロ7の軸8がガイドローラ6に回転可能に支持されてお
り、ガイドローラ6の軸9がポンプベース5に回転可能
に支持されている。ポンプベース5には、ガイドローラ
6の軸9と同心円弧状の溝10が形成されており、この
溝10内にチューブ3が装着されている。また、チュー
ブ3の他端(下流側端部)は、吐出口52から吸引した
インクを貯留するための廃インク処理部材11が配置さ
れている。
構成を示す縦断面図であり、図8はチューブの押し潰し
開始の状態を示し、図9はチューブの押し潰し終了の状
態を示す。図8および図9において、まず、記録ヘッド
1の吐出口形成面51にキャップ2の開口部を接触させ
て吐出口52を密閉する。キャップ2の背面の通孔には
チューブ3が接続され、該チューブ3はチューブポンプ
4へ延びている。チューブポンプ4は、ポンプベース5
にガイドローラ6を回転可能に軸支するとともに、該ガ
イドローラ6に加圧コロ7を回転可能に軸支した構造を
有する。すなわち、チューブ3を加圧するための加圧コ
ロ7の軸8がガイドローラ6に回転可能に支持されてお
り、ガイドローラ6の軸9がポンプベース5に回転可能
に支持されている。ポンプベース5には、ガイドローラ
6の軸9と同心円弧状の溝10が形成されており、この
溝10内にチューブ3が装着されている。また、チュー
ブ3の他端(下流側端部)は、吐出口52から吸引した
インクを貯留するための廃インク処理部材11が配置さ
れている。
【0008】上記構成において、ガイドローラ6が不図
示の駆動手段によって矢印a方向に回転すると、ガイド
ローラ6上の加圧コロ7が図8中のX位置でチューブ3
と接触し、該チューブ3を押圧する。チューブ3は押圧
部の内部空間が零になるまで押し潰される。この状態か
らガイドローラ6がさらに矢印a方向に回転すると、加
圧コロ7はチューブ3を押し潰した状態で矢印b方向に
自転(従動回転)しながら矢印a方向に回転(公転)す
る。そして、加圧コロ7が図9に示すY位置にきた時に
一時停止する。この時、X位置からY位置の間に加圧コ
ロ7によって押し潰されたチューブ3内の体積変化によ
り発生した負圧が記録ヘッド1の吐出口52に作用し、
吐出口52からインクが吸引される(吸い出される)。
吸い出されるインクは順次前記廃インク処理部材11側
へ送り出される。
示の駆動手段によって矢印a方向に回転すると、ガイド
ローラ6上の加圧コロ7が図8中のX位置でチューブ3
と接触し、該チューブ3を押圧する。チューブ3は押圧
部の内部空間が零になるまで押し潰される。この状態か
らガイドローラ6がさらに矢印a方向に回転すると、加
圧コロ7はチューブ3を押し潰した状態で矢印b方向に
自転(従動回転)しながら矢印a方向に回転(公転)す
る。そして、加圧コロ7が図9に示すY位置にきた時に
一時停止する。この時、X位置からY位置の間に加圧コ
ロ7によって押し潰されたチューブ3内の体積変化によ
り発生した負圧が記録ヘッド1の吐出口52に作用し、
吐出口52からインクが吸引される(吸い出される)。
吸い出されるインクは順次前記廃インク処理部材11側
へ送り出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、ポンプ駆動源として被記録材搬送用の駆動源
などの他の駆動源を共用する場合には、他の駆動源の駆
動方向が正転および逆転の両方を使用することがあり、
図8中のガイドローラ6が矢印fで示す逆転方向に駆動
された場合には、正転駆動時の吸引によって記録ヘッド
1から排出されたインクであって廃インク処理部材11
まで到達していないインクがチューブ3内に残留してい
ると、このインクがキャップ2側へ逆流する現象が発生
し、キャップ2からインクが溢れたり、キャッピング状
態の時に吐出口形成面に廃インクが付着したり、あるい
は吐出口内に廃インクが混入して記録不良が生じるなど
の不都合があった。
来例では、ポンプ駆動源として被記録材搬送用の駆動源
などの他の駆動源を共用する場合には、他の駆動源の駆
動方向が正転および逆転の両方を使用することがあり、
図8中のガイドローラ6が矢印fで示す逆転方向に駆動
された場合には、正転駆動時の吸引によって記録ヘッド
1から排出されたインクであって廃インク処理部材11
まで到達していないインクがチューブ3内に残留してい
ると、このインクがキャップ2側へ逆流する現象が発生
し、キャップ2からインクが溢れたり、キャッピング状
態の時に吐出口形成面に廃インクが付着したり、あるい
は吐出口内に廃インクが混入して記録不良が生じるなど
の不都合があった。
【0010】上記不都合の対策として、吸引動作後に、
吸引されたインクをできるだけ廃インク処理部材11側
へ移動させるために、非キャッピング状態でガイドロー
ラ6を矢印a方向に回転させる方法がある。しかし、こ
の方法では、廃インク処理部材11がチューブポンプ4
と離れた位置に配置されている場合には、ガイドローラ
6の矢印a方向の回転をかなり多く行なう必要があり、
回復動作が非常に長くなるという不都合が生じる。ま
た、チューブポンプ4の駆動源として専用の駆動源を使
用し、駆動源の回転方向を一方向に限定すれば、インク
の逆流現象は解決できるが、コストアップとなり、しか
も装置が大型化するという不都合があった。
吸引されたインクをできるだけ廃インク処理部材11側
へ移動させるために、非キャッピング状態でガイドロー
ラ6を矢印a方向に回転させる方法がある。しかし、こ
の方法では、廃インク処理部材11がチューブポンプ4
と離れた位置に配置されている場合には、ガイドローラ
6の矢印a方向の回転をかなり多く行なう必要があり、
回復動作が非常に長くなるという不都合が生じる。ま
た、チューブポンプ4の駆動源として専用の駆動源を使
用し、駆動源の回転方向を一方向に限定すれば、インク
の逆流現象は解決できるが、コストアップとなり、しか
も装置が大型化するという不都合があった。
【0011】本発明は上記従来技術の不都合に鑑みてな
されたものであり、本発明の目的は、簡単な構成で、イ
ンクの逆流を防止して画像品位を向上させることがで
き、ポンプの逆回転を無くしてチューブの耐久性および
ポンプの信頼性を向上させることができる吐出性能回復
用の吸引ポンプを備えたインクジェット記録装置を提供
することである。
されたものであり、本発明の目的は、簡単な構成で、イ
ンクの逆流を防止して画像品位を向上させることがで
き、ポンプの逆回転を無くしてチューブの耐久性および
ポンプの信頼性を向上させることができる吐出性能回復
用の吸引ポンプを備えたインクジェット記録装置を提供
することである。
【0012】
【課題解決のための手段】本発明は、記録手段から被記
録材へインクを吐出して記録を行なうインクジェット記
録装置において、記録手段の吐出口に通じるチューブを
加圧コロで変形させることにより該吐出口に負圧を発生
させる回復用のチューブポンプを設け、前記加圧コロに
対して前記吐出口に負圧を発生させる方向にのみ駆動力
を伝達させる構成とすることにより、上記目的を達成す
るものである。
録材へインクを吐出して記録を行なうインクジェット記
録装置において、記録手段の吐出口に通じるチューブを
加圧コロで変形させることにより該吐出口に負圧を発生
させる回復用のチューブポンプを設け、前記加圧コロに
対して前記吐出口に負圧を発生させる方向にのみ駆動力
を伝達させる構成とすることにより、上記目的を達成す
るものである。
【0013】別の本発明は、上記構成に加えて、前記チ
ューブポンプとその駆動源との間にワンウエイクラッチ
を設ける構成、あるいは、前記駆動源とチューブポンプ
との間に搬送ローラを配設し、搬送ローラ軸にクラッチ
バネを巻付け、クラッチバネの一端を搬送ローラ軸上の
ギヤの一部に突き当て、搬送ローラが吐出口に負圧を発
生させる方向に回転する時には前記クラッチバネが締ま
ってチューブポンプに駆動力を伝達し、搬送ローラがそ
れと逆の方向に回転する場合には前記クラッチバネが弛
んでチューブポンプに駆動力が伝達されない構成とする
ことにより、一層効率よく上記目的を達成するものであ
る。
ューブポンプとその駆動源との間にワンウエイクラッチ
を設ける構成、あるいは、前記駆動源とチューブポンプ
との間に搬送ローラを配設し、搬送ローラ軸にクラッチ
バネを巻付け、クラッチバネの一端を搬送ローラ軸上の
ギヤの一部に突き当て、搬送ローラが吐出口に負圧を発
生させる方向に回転する時には前記クラッチバネが締ま
ってチューブポンプに駆動力を伝達し、搬送ローラがそ
れと逆の方向に回転する場合には前記クラッチバネが弛
んでチューブポンプに駆動力が伝達されない構成とする
ことにより、一層効率よく上記目的を達成するものであ
る。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明を適用したインクジェット記録装置
の一実施例の要部構成を示す斜視図である。図1のイン
クジェット記録装置は、搬送(副走査)機構によって被
記録材12を所定方向に間欠的に送り、その方向と交叉
する方向に記録手段1を移動(主走査)させながら記録
するように構成されている。
する。図1は本発明を適用したインクジェット記録装置
の一実施例の要部構成を示す斜視図である。図1のイン
クジェット記録装置は、搬送(副走査)機構によって被
記録材12を所定方向に間欠的に送り、その方向と交叉
する方向に記録手段1を移動(主走査)させながら記録
するように構成されている。
【0015】図1において、用紙やプラスチック薄板等
から成る被記録材12は不図示の給紙装置によって矢印
A方向に搬送され、底板13に固定された上ガイド14
と下ガイド15の間に導かれる。さらに、被記録材12
は両ガイド14、15によって進行方向に案内され、搬
送ローラ(副走査ローラ)16と搬送従動ローラ(副走
査従動ローラ)17から成る搬送ローラ対の間へ進入す
る。前記搬送ローラ対16、17は搬送モータ18によ
って回転駆動される。搬送ローラ対16、17を駆動制
御することにより、被記録材12は、底板13に固定さ
れたプラテン19上に搬出させられ、該プラテン19に
支持されながら排紙ローラ20と排紙従動ローラ21か
ら成る排紙ローラ対の間へ到達し、ここで搬送が一旦停
止する。前記排紙ローラ対20、21は、前記搬送モー
タ18により、前記搬送ローラ対16、17と同期駆動
される。
から成る被記録材12は不図示の給紙装置によって矢印
A方向に搬送され、底板13に固定された上ガイド14
と下ガイド15の間に導かれる。さらに、被記録材12
は両ガイド14、15によって進行方向に案内され、搬
送ローラ(副走査ローラ)16と搬送従動ローラ(副走
査従動ローラ)17から成る搬送ローラ対の間へ進入す
る。前記搬送ローラ対16、17は搬送モータ18によ
って回転駆動される。搬送ローラ対16、17を駆動制
御することにより、被記録材12は、底板13に固定さ
れたプラテン19上に搬出させられ、該プラテン19に
支持されながら排紙ローラ20と排紙従動ローラ21か
ら成る排紙ローラ対の間へ到達し、ここで搬送が一旦停
止する。前記排紙ローラ対20、21は、前記搬送モー
タ18により、前記搬送ローラ対16、17と同期駆動
される。
【0016】底板13の上には排紙ガイド22が支持さ
れており、前記排紙ローラ対20、21によって矢印A
方向に搬送されてきた被記録材12は該排紙ガイド22
で案内されながら装置本体外へ排出される。前記搬送ロ
ーラ16および前記排紙ローラ20は、その表面に粒度
が1000〜2000のアルミニウム粒子が接着されて
おり、また、各従動ローラ17、21にはクロロプレン
ゴムが焼き付けられている。そのため、被記録材12を
高い搬送力で、しかも高い精度で搬送することができ
る。
れており、前記排紙ローラ対20、21によって矢印A
方向に搬送されてきた被記録材12は該排紙ガイド22
で案内されながら装置本体外へ排出される。前記搬送ロ
ーラ16および前記排紙ローラ20は、その表面に粒度
が1000〜2000のアルミニウム粒子が接着されて
おり、また、各従動ローラ17、21にはクロロプレン
ゴムが焼き付けられている。そのため、被記録材12を
高い搬送力で、しかも高い精度で搬送することができ
る。
【0017】プラテン19の上方奥側には、搬送ローラ
16の軸方向と平行に主走査レール(ガイドレール)2
3が固定されている。前記記録手段1はキャリッジ24
に搭載されており、該キャリッジ24は、その軸受部2
5に前記ガイドレール23が挿通され、該ガイドレール
23に沿って移動可能である。本実施例におけるキャリ
ッジ24に搭載された記録手段1は、異なるインクを使
用する複数(4個)の記録手段で構成されており、フル
カラー記録の場合には、例えば、ブラック、シアン、マ
ゼンタ、イエローの4色のインクが使用される。また、
本実施例の各記録手段(記録ヘッド)1は、インクタン
クと記録部(インク吐出部)を一体化したカートリッジ
タイプのものであり、それぞれキャリッジ24上に交換
可能に位置決め装着されている。
16の軸方向と平行に主走査レール(ガイドレール)2
3が固定されている。前記記録手段1はキャリッジ24
に搭載されており、該キャリッジ24は、その軸受部2
5に前記ガイドレール23が挿通され、該ガイドレール
23に沿って移動可能である。本実施例におけるキャリ
ッジ24に搭載された記録手段1は、異なるインクを使
用する複数(4個)の記録手段で構成されており、フル
カラー記録の場合には、例えば、ブラック、シアン、マ
ゼンタ、イエローの4色のインクが使用される。また、
本実施例の各記録手段(記録ヘッド)1は、インクタン
クと記録部(インク吐出部)を一体化したカートリッジ
タイプのものであり、それぞれキャリッジ24上に交換
可能に位置決め装着されている。
【0018】各記録手段1の下部にはインク吐出部(吐
出口形成面)が設けられ、該インク吐出部には、キャリ
ッジ24の移動方向と交叉する方向に配列された複数の
吐出口が形成されている。各インク吐出部はキャリッジ
24の下部の開口部を通してプラテン19側に向かって
インクを吐出するように配置されている。
出口形成面)が設けられ、該インク吐出部には、キャリ
ッジ24の移動方向と交叉する方向に配列された複数の
吐出口が形成されている。各インク吐出部はキャリッジ
24の下部の開口部を通してプラテン19側に向かって
インクを吐出するように配置されている。
【0019】前記記録手段(記録ヘッド)1は、熱エネ
ルギーを利用してインクを吐出するインクジェット記録
手段であって、熱エネルギーを発生するための電気熱変
換体を備えたものである。また、前記記録ヘッド1は、
前記電気熱変換体によって印加される熱エネルギーによ
り生じる膜沸騰による気泡の成長、収縮によって生じる
圧力変化を利用して、吐出口よりインクを吐出させ、記
録を行なうものである。
ルギーを利用してインクを吐出するインクジェット記録
手段であって、熱エネルギーを発生するための電気熱変
換体を備えたものである。また、前記記録ヘッド1は、
前記電気熱変換体によって印加される熱エネルギーによ
り生じる膜沸騰による気泡の成長、収縮によって生じる
圧力変化を利用して、吐出口よりインクを吐出させ、記
録を行なうものである。
【0020】図2は、前記記録手段(記録ヘッド)1の
インク吐出部の構造を模式的に示す部分斜視図である。
図2において、被記録材12と所定の隙間(例えば、約
0.5〜2.0ミリ程度)をおいて対面する吐出口形成
面51には、所定のピッチで複数の吐出口52が形成さ
れ、共通液室53と各吐出口52とを連通する各液路5
4の壁面に沿ってインク吐出用のエネルギーを発生する
ための電気熱変換体(発熱抵抗体など)55が配設され
ている。本例においては、記録ヘッド1は、前記吐出口
52がキャリッジ24の移動方向(主走査方向)と交叉
する方向に並ぶような位置関係で、該キャリッジ24に
搭載されている。こうして、画像信号または吐出信号に
基づいて対応する電気熱変換体55を駆動(通電)し
て、液路54内のインクを膜沸騰させ、その時に発生す
る圧力によって吐出口52からインクを吐出させる記録
手段(記録ヘッド)1が構成されている。
インク吐出部の構造を模式的に示す部分斜視図である。
図2において、被記録材12と所定の隙間(例えば、約
0.5〜2.0ミリ程度)をおいて対面する吐出口形成
面51には、所定のピッチで複数の吐出口52が形成さ
れ、共通液室53と各吐出口52とを連通する各液路5
4の壁面に沿ってインク吐出用のエネルギーを発生する
ための電気熱変換体(発熱抵抗体など)55が配設され
ている。本例においては、記録ヘッド1は、前記吐出口
52がキャリッジ24の移動方向(主走査方向)と交叉
する方向に並ぶような位置関係で、該キャリッジ24に
搭載されている。こうして、画像信号または吐出信号に
基づいて対応する電気熱変換体55を駆動(通電)し
て、液路54内のインクを膜沸騰させ、その時に発生す
る圧力によって吐出口52からインクを吐出させる記録
手段(記録ヘッド)1が構成されている。
【0021】図1において、前記キャリッジ24を往復
移動させるための駆動源としてのキャリッジモータ(主
走査モータ)26は装置本体(その側板等)に固定され
ている。キャリッジモータ26の回転軸にはモータプー
リ27が固定されており、回転軸とともに一体的に回転
することができる。モータプーリ27の反対側にはアイ
ドラプーリ28が軸支されており、モータプーリ27と
アイドラプーリ28との間には、主走査ベルト(キャリ
ッジ駆動ベルト)29が張架されている。キャリッジ2
4は、このキャリッジ駆動ベルト29に結合されてお
り、キャリッジモータ26の回転により往復駆動され
る。
移動させるための駆動源としてのキャリッジモータ(主
走査モータ)26は装置本体(その側板等)に固定され
ている。キャリッジモータ26の回転軸にはモータプー
リ27が固定されており、回転軸とともに一体的に回転
することができる。モータプーリ27の反対側にはアイ
ドラプーリ28が軸支されており、モータプーリ27と
アイドラプーリ28との間には、主走査ベルト(キャリ
ッジ駆動ベルト)29が張架されている。キャリッジ2
4は、このキャリッジ駆動ベルト29に結合されてお
り、キャリッジモータ26の回転により往復駆動され
る。
【0022】キャリッジ24の移動範囲内であって記録
領域(またはプラテン19)を外れた位置には、キャリ
ッジ24のホームポジションHPが設定されている。こ
のホームポジションHPの近傍には、各記録ヘッド1の
吐出口形成面を密閉(キャッピング)することが可能な
ゴム状弾性材のキャップ2が配設されている。また、前
記キャップ2の近傍には、各記録ヘッド1の吐出口52
の目詰まり等による吐出不良を解消するための回復装置
30が配設されている。この回復装置30は、前記キャ
ップ2で吐出口形成面51を密閉した状態で各吐出口5
2に負圧を発生させ、該吐出口52からインクとともに
気泡、固着インク、ゴミ等の異物を吸い出すように構成
されている。
領域(またはプラテン19)を外れた位置には、キャリ
ッジ24のホームポジションHPが設定されている。こ
のホームポジションHPの近傍には、各記録ヘッド1の
吐出口形成面を密閉(キャッピング)することが可能な
ゴム状弾性材のキャップ2が配設されている。また、前
記キャップ2の近傍には、各記録ヘッド1の吐出口52
の目詰まり等による吐出不良を解消するための回復装置
30が配設されている。この回復装置30は、前記キャ
ップ2で吐出口形成面51を密閉した状態で各吐出口5
2に負圧を発生させ、該吐出口52からインクとともに
気泡、固着インク、ゴミ等の異物を吸い出すように構成
されている。
【0023】図1のインクジェット記録装置では、上記
吐出口52からのインク吸い出し動作は、回復装置30
内において回転駆動力を負圧に変換するように構成され
たチューブポンプ4(図3および図4)を駆動すること
によって行なわれる。また、チューブポンプ4は、前記
搬送ローラ16の回転駆動力により、ワンウエイクラッ
チ(図3)およびギヤ31、32を介して回転駆動する
ように構成されている。このチューブポンプ4について
は、後で図3〜図7を参照して説明する。
吐出口52からのインク吸い出し動作は、回復装置30
内において回転駆動力を負圧に変換するように構成され
たチューブポンプ4(図3および図4)を駆動すること
によって行なわれる。また、チューブポンプ4は、前記
搬送ローラ16の回転駆動力により、ワンウエイクラッ
チ(図3)およびギヤ31、32を介して回転駆動する
ように構成されている。このチューブポンプ4について
は、後で図3〜図7を参照して説明する。
【0024】なお、キャリッジ24の下部にはコロ(不
図示)が回転自在に軸支されており、該コロがプラテン
19上の被記録材12の上面を転動することにより、各
記録ヘッド1の吐出口形成面51と被記録材12の記録
面との間隔が常に一定に規制されている。また、キャリ
ッジ24のホームポジションHPの近傍には前記キャッ
プ2が配設されているため、プラテン19はホームポジ
ションHPまで延ばすことができない。そのため、キャ
リッジ24がホームポジションHPの方向へ移動する
と、該キャリッジ24の前記コロはプラテン19から外
れる。そこで、プラテン19を外れた位置では、キャリ
ッジ24は前記コロを介して前記回復装置30に設けら
れた案内板(不図示)の上に乗っている。
図示)が回転自在に軸支されており、該コロがプラテン
19上の被記録材12の上面を転動することにより、各
記録ヘッド1の吐出口形成面51と被記録材12の記録
面との間隔が常に一定に規制されている。また、キャリ
ッジ24のホームポジションHPの近傍には前記キャッ
プ2が配設されているため、プラテン19はホームポジ
ションHPまで延ばすことができない。そのため、キャ
リッジ24がホームポジションHPの方向へ移動する
と、該キャリッジ24の前記コロはプラテン19から外
れる。そこで、プラテン19を外れた位置では、キャリ
ッジ24は前記コロを介して前記回復装置30に設けら
れた案内板(不図示)の上に乗っている。
【0025】記録動作時には、キャリッジモータ26に
よりキャリッジ24を移動させるとともに画像信号に応
じて記録ヘッド1を駆動することにより、プラテン19
上に停止している被記録材12に対してインクを吐出し
て1行分の画像を形成していく(主走査)。1行分の記
録が終了すると、搬送ローラ対16、17を所定量回転
させて被記録材12を所定量(例えば1行の高さに相当
する量)搬送し(副走査)、再びキャリッジ24および
記録ヘッド1を駆動して次の行の記録(主走査)を行な
う。以下、これら主走査および副走査を交互に繰り返す
ことにより、被記録材12の全体に画像が記録される。
そして、所定位置に配置されたセンサ(不図示)により
被記録材12の後端が検知されると、記録動作を終了さ
せ、排紙ローラ対20、21の回転により被記録材12
を排紙ガイド22に沿って装置本体外へ排出する。
よりキャリッジ24を移動させるとともに画像信号に応
じて記録ヘッド1を駆動することにより、プラテン19
上に停止している被記録材12に対してインクを吐出し
て1行分の画像を形成していく(主走査)。1行分の記
録が終了すると、搬送ローラ対16、17を所定量回転
させて被記録材12を所定量(例えば1行の高さに相当
する量)搬送し(副走査)、再びキャリッジ24および
記録ヘッド1を駆動して次の行の記録(主走査)を行な
う。以下、これら主走査および副走査を交互に繰り返す
ことにより、被記録材12の全体に画像が記録される。
そして、所定位置に配置されたセンサ(不図示)により
被記録材12の後端が検知されると、記録動作を終了さ
せ、排紙ローラ対20、21の回転により被記録材12
を排紙ガイド22に沿って装置本体外へ排出する。
【0026】4個の記録手段1は、それぞれ、イエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックのインクが蓄えられた
インクタンク部とこれらのインクを吐出させるインク吐
出部(記録ヘッド部)から成り、各インクタンク部は各
インク吐出部に接続されている。そして、色分解された
各画像信号に応じて各インク吐出部(記録ヘッド部)か
ら上記4色のインクを吐出し、これら4色を重ね合わせ
ることにより、フルカラー画像が形成される。なお、被
記録材12は給紙装置から給紙されるだけではなく、オ
ペレータが被記録材を排紙ローラ対20、21の当接部
へ進入させ、搬送モータ18を逆回転させることによ
り、排紙側から一旦給紙装置内へ搬送させ、再び給紙装
置から給紙する方法(手差し)も採られる。
ー、マゼンタ、シアン、ブラックのインクが蓄えられた
インクタンク部とこれらのインクを吐出させるインク吐
出部(記録ヘッド部)から成り、各インクタンク部は各
インク吐出部に接続されている。そして、色分解された
各画像信号に応じて各インク吐出部(記録ヘッド部)か
ら上記4色のインクを吐出し、これら4色を重ね合わせ
ることにより、フルカラー画像が形成される。なお、被
記録材12は給紙装置から給紙されるだけではなく、オ
ペレータが被記録材を排紙ローラ対20、21の当接部
へ進入させ、搬送モータ18を逆回転させることによ
り、排紙側から一旦給紙装置内へ搬送させ、再び給紙装
置から給紙する方法(手差し)も採られる。
【0027】前記キャップ2は記録手段1の吐出口52
の内部を湿潤状態に保ち、インク乾燥またはインク固着
による吐出口52の目詰まりを防止するためのものであ
る。また、各キャップ2に接続された回復装置30内の
チューブポンプ4(図3および図4)は、前記各キャッ
プ2に接続されており、各キャップ2で吐出口形成面5
1を密閉した状態で駆動することにより、吐出口52の
内部で発生する気泡、固着インク、ゴミ等の不純物をイ
ンクとともに吸引除去し、吐出不良を解消するものであ
る。
の内部を湿潤状態に保ち、インク乾燥またはインク固着
による吐出口52の目詰まりを防止するためのものであ
る。また、各キャップ2に接続された回復装置30内の
チューブポンプ4(図3および図4)は、前記各キャッ
プ2に接続されており、各キャップ2で吐出口形成面5
1を密閉した状態で駆動することにより、吐出口52の
内部で発生する気泡、固着インク、ゴミ等の不純物をイ
ンクとともに吸引除去し、吐出不良を解消するものであ
る。
【0028】記録領域(プラテン19)とキャップ2と
の間には、各記録ヘッド1の吐出口形成面51に付着し
たインク滴やゴミ等の異物(付着物)を拭き取り除去す
るためのゴム状弾性材のブレードから成るクリーニング
部材33が配設されている。このクリーニング部材33
はホルダー34に保持され、不図示の駆動源によって、
吐出口形成面51と摺擦可能な突出位置および吐出口形
成面51から離隔する退避位置の間で駆動可能に構成さ
れている。
の間には、各記録ヘッド1の吐出口形成面51に付着し
たインク滴やゴミ等の異物(付着物)を拭き取り除去す
るためのゴム状弾性材のブレードから成るクリーニング
部材33が配設されている。このクリーニング部材33
はホルダー34に保持され、不図示の駆動源によって、
吐出口形成面51と摺擦可能な突出位置および吐出口形
成面51から離隔する退避位置の間で駆動可能に構成さ
れている。
【0029】図3は本発明の一実施例による前記チュー
ブポンプの平面図であり、図4は図3のチューブポンプ
の縦断面図であり、図5は図3および図4のチューブポ
ンプの動作を示す縦断面図であり、図6は図4中の線6
−6に沿った部分断面図であり、図7は図3中の線7−
7から見たワンウエイクラッチの正面図である。記録手
段(記録ヘッド)1の吐出口52に目詰まりが発生する
か発生する可能性がある場合には、非記録位置(通常ホ
ームポジションHP)において吸引回復動作が行なわれ
る。
ブポンプの平面図であり、図4は図3のチューブポンプ
の縦断面図であり、図5は図3および図4のチューブポ
ンプの動作を示す縦断面図であり、図6は図4中の線6
−6に沿った部分断面図であり、図7は図3中の線7−
7から見たワンウエイクラッチの正面図である。記録手
段(記録ヘッド)1の吐出口52に目詰まりが発生する
か発生する可能性がある場合には、非記録位置(通常ホ
ームポジションHP)において吸引回復動作が行なわれ
る。
【0030】図3〜図5において、非記録位置におい
て、キャップ2の開口部を記録手段1の吐出口形成面5
1に接触させ、吐出口52を密閉する。キャップ2の背
部に形成された通孔には可撓性のチューブ3が接続さ
れ、該チューブ3はチューブポンプ4側へ延びている。
チューブポンプ4は、ポンプベース5にガイドローラ6
を回転可能に軸支するとともに、該ガイドローラ6に加
圧コロ7を回転可能に軸支した構造を有する。本実施例
においては、図3に示すごとく、記録手段(記録ヘッ
ド)1の数(4個)に対応して、キャップ2、チューブ
3、加圧コロ7、加圧コロ7の軸支構造などは、それぞ
れ4個づつ設けられている。
て、キャップ2の開口部を記録手段1の吐出口形成面5
1に接触させ、吐出口52を密閉する。キャップ2の背
部に形成された通孔には可撓性のチューブ3が接続さ
れ、該チューブ3はチューブポンプ4側へ延びている。
チューブポンプ4は、ポンプベース5にガイドローラ6
を回転可能に軸支するとともに、該ガイドローラ6に加
圧コロ7を回転可能に軸支した構造を有する。本実施例
においては、図3に示すごとく、記録手段(記録ヘッ
ド)1の数(4個)に対応して、キャップ2、チューブ
3、加圧コロ7、加圧コロ7の軸支構造などは、それぞ
れ4個づつ設けられている。
【0031】以下、具体的に説明する。図3〜図6にお
いて、ガイドローラ6の軸35は、軸受36を介して、
ポンプベース5に回転可能に取り付けられている。軸受
36の抜け止めとしてE形止め輪37が装着されてい
る。チューブ3を加圧するための加圧コロ7は、その軸
38をコロ軸受39に嵌合させることにより、回転可能
に軸支されている。このコロ軸受39は、縦軸40に圧
縮バネ41を取り付けた状態で、ガイドローラ6に形成
された孔42に取り付けられ、E形止め輪43によって
位置決め固定されている。この時、前記加圧コロ7は、
圧縮バネ41により、チューブ3を押圧する方向の力が
付与されている。
いて、ガイドローラ6の軸35は、軸受36を介して、
ポンプベース5に回転可能に取り付けられている。軸受
36の抜け止めとしてE形止め輪37が装着されてい
る。チューブ3を加圧するための加圧コロ7は、その軸
38をコロ軸受39に嵌合させることにより、回転可能
に軸支されている。このコロ軸受39は、縦軸40に圧
縮バネ41を取り付けた状態で、ガイドローラ6に形成
された孔42に取り付けられ、E形止め輪43によって
位置決め固定されている。この時、前記加圧コロ7は、
圧縮バネ41により、チューブ3を押圧する方向の力が
付与されている。
【0032】また、コロ軸受39の位置決めは、コロ軸
受39に設けられた位置決めピン44がガイドローラ6
に設けられたガイド溝45にガイドされることと、前述
の縦軸40がガイドローラ6のガイド孔42にガイドさ
れることにより行なわれる。なお、この場合、チューブ
ポンプ4のスペースをできるだけ小さくする目的で、図
6に示すように、前記位置決めピン44の高さを交互に
変えて各ガイド溝45内でオーバーラップさせる構成が
採られている。
受39に設けられた位置決めピン44がガイドローラ6
に設けられたガイド溝45にガイドされることと、前述
の縦軸40がガイドローラ6のガイド孔42にガイドさ
れることにより行なわれる。なお、この場合、チューブ
ポンプ4のスペースをできるだけ小さくする目的で、図
6に示すように、前記位置決めピン44の高さを交互に
変えて各ガイド溝45内でオーバーラップさせる構成が
採られている。
【0033】前記ポンプベース5には、ガイドローラ6
の軸35と同心の円弧状の溝48が形成されている。ポ
ンプベース5は、装置本体のベース46に対して、円弧
状の溝48の開口部が下側になる姿勢で取り付けられて
いる。その理由は、ポンプベース5にカバーの機能を持
たせ、ポンプベース5を取り付けた状態でポンプ動作部
を該ポンプベース5で覆い隠すことにより、ユーザーが
ポンプ動作部に触れるのを防止したり、ポンプ動作部に
異物が侵入するのを防止するためである。前記チューブ
3は、ポンプベース5のガイドローラ6の前側および後
側に形成されたチューブ固定溝47内に挟み込まれた状
態で固定されている。前記チューブ3の下流側(キャッ
プ2と反対側)の端部は、吸引によって吐出口52から
吸い出されたインクを貯留するための廃インク処理部材
11に接続されている。
の軸35と同心の円弧状の溝48が形成されている。ポ
ンプベース5は、装置本体のベース46に対して、円弧
状の溝48の開口部が下側になる姿勢で取り付けられて
いる。その理由は、ポンプベース5にカバーの機能を持
たせ、ポンプベース5を取り付けた状態でポンプ動作部
を該ポンプベース5で覆い隠すことにより、ユーザーが
ポンプ動作部に触れるのを防止したり、ポンプ動作部に
異物が侵入するのを防止するためである。前記チューブ
3は、ポンプベース5のガイドローラ6の前側および後
側に形成されたチューブ固定溝47内に挟み込まれた状
態で固定されている。前記チューブ3の下流側(キャッ
プ2と反対側)の端部は、吸引によって吐出口52から
吸い出されたインクを貯留するための廃インク処理部材
11に接続されている。
【0034】図3、図5および図5において、前記搬送
ローラ16(図1)の端部の軸49には、コイル状のク
ラッチバネ61と前記ギヤ(駆動ギヤ)31が嵌合状態
で装着されている。駆動ギヤ31は軸49に回転可能に
軸支され、クラッチバネ61は駆動ギヤ31の突起部6
2によりスラスト方向の規制を受けている。また、クラ
ッチバネ61の内径は軸49の外径よりも小さく、適当
量の締め代を有している。搬送ローラ16が矢印e方向
に回転すると、クラッチバネ61は軸49に対して締ま
り方向に作用し搬送ローラ16とともに矢印e方向に回
転する。この場合は、クラッチバネ61の端部(図7に
示すようにL字状に曲げている部分)が駆動ギヤ31の
ストッパ部63に突き当たることにより、搬送ローラ1
6の回転駆動力が駆動ギヤ31に伝達される。この回転
駆動力は、この駆動ギヤ31と噛み合っているギヤ(ガ
イドローラ6の軸35に固定された被動ギヤ)32に伝
達され、前記加圧コロ7は図4および図5中の矢印a方
向(正転方向)に回転駆動される。
ローラ16(図1)の端部の軸49には、コイル状のク
ラッチバネ61と前記ギヤ(駆動ギヤ)31が嵌合状態
で装着されている。駆動ギヤ31は軸49に回転可能に
軸支され、クラッチバネ61は駆動ギヤ31の突起部6
2によりスラスト方向の規制を受けている。また、クラ
ッチバネ61の内径は軸49の外径よりも小さく、適当
量の締め代を有している。搬送ローラ16が矢印e方向
に回転すると、クラッチバネ61は軸49に対して締ま
り方向に作用し搬送ローラ16とともに矢印e方向に回
転する。この場合は、クラッチバネ61の端部(図7に
示すようにL字状に曲げている部分)が駆動ギヤ31の
ストッパ部63に突き当たることにより、搬送ローラ1
6の回転駆動力が駆動ギヤ31に伝達される。この回転
駆動力は、この駆動ギヤ31と噛み合っているギヤ(ガ
イドローラ6の軸35に固定された被動ギヤ)32に伝
達され、前記加圧コロ7は図4および図5中の矢印a方
向(正転方向)に回転駆動される。
【0035】これに対して、搬送ローラ16が矢印k方
向に回転する場合には、クラッチバネ61は搬送ローラ
16の軸49に対して弛み方向に作用する。この時、搬
送ローラ16とクラッチバネ61がスリップするトルク
は零ではなく、若干の空転トルクが存在する。この空転
トルクは、弛み方向に回転した時に軸49がクラッチバ
ネ61に対してスリップし始める時のトルクである。こ
のため、搬送ローラ16が矢印k方向に回転する場合
は、チューブポンプ4を逆回転(図4および図5中の矢
印aと逆方向の回転)させるトルクが前記空転トルクよ
り大きければ、クラッチバネ61と軸49がスリップ
し、搬送ローラ16の回転駆動力は駆動ギヤ31に伝達
されず、したがって、前記加圧コロ7に逆転方向の駆動
力が伝達されることはない。本実施例では、チューブポ
ンプ4を逆回転させるトルクは前記空転トルクより大き
く設定され、加圧コロ7に逆転方向の駆動力が伝達され
ない構成となっている。こうして、前記クラッチバネ6
1によりワンウエイクラッチが構成されている。なお、
前記軸49には、前記駆動ギヤ31の抜け止めとしての
キンテイ64が装着されている。
向に回転する場合には、クラッチバネ61は搬送ローラ
16の軸49に対して弛み方向に作用する。この時、搬
送ローラ16とクラッチバネ61がスリップするトルク
は零ではなく、若干の空転トルクが存在する。この空転
トルクは、弛み方向に回転した時に軸49がクラッチバ
ネ61に対してスリップし始める時のトルクである。こ
のため、搬送ローラ16が矢印k方向に回転する場合
は、チューブポンプ4を逆回転(図4および図5中の矢
印aと逆方向の回転)させるトルクが前記空転トルクよ
り大きければ、クラッチバネ61と軸49がスリップ
し、搬送ローラ16の回転駆動力は駆動ギヤ31に伝達
されず、したがって、前記加圧コロ7に逆転方向の駆動
力が伝達されることはない。本実施例では、チューブポ
ンプ4を逆回転させるトルクは前記空転トルクより大き
く設定され、加圧コロ7に逆転方向の駆動力が伝達され
ない構成となっている。こうして、前記クラッチバネ6
1によりワンウエイクラッチが構成されている。なお、
前記軸49には、前記駆動ギヤ31の抜け止めとしての
キンテイ64が装着されている。
【0036】以上の構成において、搬送モータ18(図
1)により、搬送ローラ16が記録時の紙送り方向(矢
印eで示す正転方向)に回転駆動されると、駆動ギヤ3
1および被動ギヤ32を介して、ガイドローラ6が矢印
a方向に回転駆動される。本実施例では、搬送ローラ1
6の回転をガイドローラ6に伝達する構成としたが、こ
のガイドローラ6の回転力は、被記録材搬送系の他のロ
ーラあるいは記録装置の他の回転部や駆動源から得ても
よい。前記ガイドローラ6が矢印a方向に回転すると、
該ガイドローラ6に軸支された加圧コロ7は、ポンプベ
ース5の記録ヘッド1側(上流側)のチューブ固定溝4
7と一体に形成されたコロガイド部65に接触する。こ
の状態は図4中の位置Zで示されている。この時、加圧
コロ7は、コロガイド部65にガイド(案内)されて、
矢印b方向に従動回転(自転)しながら矢印f方向に移
動し、加圧コロ7がチューブ3を押圧している状態の位
置まで移動する。
1)により、搬送ローラ16が記録時の紙送り方向(矢
印eで示す正転方向)に回転駆動されると、駆動ギヤ3
1および被動ギヤ32を介して、ガイドローラ6が矢印
a方向に回転駆動される。本実施例では、搬送ローラ1
6の回転をガイドローラ6に伝達する構成としたが、こ
のガイドローラ6の回転力は、被記録材搬送系の他のロ
ーラあるいは記録装置の他の回転部や駆動源から得ても
よい。前記ガイドローラ6が矢印a方向に回転すると、
該ガイドローラ6に軸支された加圧コロ7は、ポンプベ
ース5の記録ヘッド1側(上流側)のチューブ固定溝4
7と一体に形成されたコロガイド部65に接触する。こ
の状態は図4中の位置Zで示されている。この時、加圧
コロ7は、コロガイド部65にガイド(案内)されて、
矢印b方向に従動回転(自転)しながら矢印f方向に移
動し、加圧コロ7がチューブ3を押圧している状態の位
置まで移動する。
【0037】そして、ガイドローラ6がさらに矢印a方
向に回転すると、加圧コロ7は、矢印b方向に従動回転
(自転)しながら図4中の位置Xでチューブ3と接触
し、該チューブ3を押圧して押圧部のチューブ内側空間
が零になるまで押し潰す。前記加圧コロ7が位置Zから
位置Xに移動(公転)する際には、位置Zにおいて加圧
コロ7が既にチューブ3を押圧している状態の位置まで
矢印f方向に移動しているので、位置Xにおいて加圧コ
ロ7に作用する圧力増加は一定以内に抑えられる。むし
ろ、加圧コロ7はコロガイド部65に沿って徐々にチュ
ーブ3を押圧することになり、加圧コロ7がチューブ3
に接触する時に搬送ローラ16に加わるトルク変動を非
常に小さくすることができる。
向に回転すると、加圧コロ7は、矢印b方向に従動回転
(自転)しながら図4中の位置Xでチューブ3と接触
し、該チューブ3を押圧して押圧部のチューブ内側空間
が零になるまで押し潰す。前記加圧コロ7が位置Zから
位置Xに移動(公転)する際には、位置Zにおいて加圧
コロ7が既にチューブ3を押圧している状態の位置まで
矢印f方向に移動しているので、位置Xにおいて加圧コ
ロ7に作用する圧力増加は一定以内に抑えられる。むし
ろ、加圧コロ7はコロガイド部65に沿って徐々にチュ
ーブ3を押圧することになり、加圧コロ7がチューブ3
に接触する時に搬送ローラ16に加わるトルク変動を非
常に小さくすることができる。
【0038】前記チューブ固定溝47は、前記コロガイ
ド部65の近辺で溝幅が大きくなる形状をしている。こ
れは、加圧コロ7がチューブ3に接触し始めるポイント
において、加圧コロ7により潰されたチューブ3の反力
が加圧コロ7側へ伝達されることを防止するためであ
る。つまり、図4に示すように、コロガイド部65の近
傍の溝幅が小さい部分(溝幅hの部分)でのチューブ3
の外径を、該チューブ3が加圧コロ7によって押圧され
た時の幅広部分iの外径より大きくすることが望まし
い。ただし、この場合はコロガイド部65の機能も兼ね
備えているので、円弧状溝部の幅hは加圧コロ7の厚み
gよりも狭くする必要がある。
ド部65の近辺で溝幅が大きくなる形状をしている。こ
れは、加圧コロ7がチューブ3に接触し始めるポイント
において、加圧コロ7により潰されたチューブ3の反力
が加圧コロ7側へ伝達されることを防止するためであ
る。つまり、図4に示すように、コロガイド部65の近
傍の溝幅が小さい部分(溝幅hの部分)でのチューブ3
の外径を、該チューブ3が加圧コロ7によって押圧され
た時の幅広部分iの外径より大きくすることが望まし
い。ただし、この場合はコロガイド部65の機能も兼ね
備えているので、円弧状溝部の幅hは加圧コロ7の厚み
gよりも狭くする必要がある。
【0039】ガイドローラ6の回転に伴って加圧コロ7
が位置Xからさらに矢印a方向に回転(公転)すると、
加圧コロ7はチューブ3を押し潰した状態で矢印b方向
に従動的に回転(自転)しながら移動する。そして図4
中の位置Yで一時停止する。この時、記録手段(記録ヘ
ッド)1の吐出口52には、位置Xから位置Yの間に加
圧コロ7によって押し潰されたチューブ3内の体積変化
により負圧が発生し、吐出口52からインクを吸い出す
吸引動作が行なわれる。吸引が終了し、ガイドローラ6
がさらに矢印a方向に回転すると、加圧コロ7は下流側
(廃インク処理部材11側)のコロガイド部66に沿っ
て徐々にチューブ3より離れていく。この時の加圧コロ
7の動きは、前述したチューブ3に接触する時と実質上
逆の動きとなる。したがって、加圧コロ7がチューブ3
を押圧した状態から解放される時のトルク変動も非常に
小さくすることができる。
が位置Xからさらに矢印a方向に回転(公転)すると、
加圧コロ7はチューブ3を押し潰した状態で矢印b方向
に従動的に回転(自転)しながら移動する。そして図4
中の位置Yで一時停止する。この時、記録手段(記録ヘ
ッド)1の吐出口52には、位置Xから位置Yの間に加
圧コロ7によって押し潰されたチューブ3内の体積変化
により負圧が発生し、吐出口52からインクを吸い出す
吸引動作が行なわれる。吸引が終了し、ガイドローラ6
がさらに矢印a方向に回転すると、加圧コロ7は下流側
(廃インク処理部材11側)のコロガイド部66に沿っ
て徐々にチューブ3より離れていく。この時の加圧コロ
7の動きは、前述したチューブ3に接触する時と実質上
逆の動きとなる。したがって、加圧コロ7がチューブ3
を押圧した状態から解放される時のトルク変動も非常に
小さくすることができる。
【0040】以上説明した負圧吸引動作によって記録ヘ
ッド1の吐出口52からインクが吸引され、吸引された
インクはチューブ3を通して順次廃インク処理部材11
へ送り出され、該廃インク処理部材11に貯留される。
また、以上説明した一連の動作は、図3および図5に示
すように、ガイドローラ6に設けられたセンサー用突起
67がポンプベース5に配設されたセンサー68を通過
することにより検知され、この検知結果に基づいて加圧
コロ7の位置決めが行なわれる。
ッド1の吐出口52からインクが吸引され、吸引された
インクはチューブ3を通して順次廃インク処理部材11
へ送り出され、該廃インク処理部材11に貯留される。
また、以上説明した一連の動作は、図3および図5に示
すように、ガイドローラ6に設けられたセンサー用突起
67がポンプベース5に配設されたセンサー68を通過
することにより検知され、この検知結果に基づいて加圧
コロ7の位置決めが行なわれる。
【0041】図3〜図7の実施例においては、搬送ロー
ラ16の軸49に前記クラッチバネ61から成るワンウ
エイクラッチが設けられているので、搬送ローラ16が
矢印e方向に正転する場合には、ガイドローラ6に回転
力が伝達されて前述のような吸引動作が行なわれるが、
搬送ローラ16が矢印k方向に逆転する場合には、その
回転力が前記駆動ギヤ31に伝達されなくなり、ガイド
ローラ6は回転しない。したがって、前記加圧コロ7に
対して逆転駆動力が伝達されることはなく、従来例で説
明したようなチューブ3内のインクの逆流現象は発生し
ない。
ラ16の軸49に前記クラッチバネ61から成るワンウ
エイクラッチが設けられているので、搬送ローラ16が
矢印e方向に正転する場合には、ガイドローラ6に回転
力が伝達されて前述のような吸引動作が行なわれるが、
搬送ローラ16が矢印k方向に逆転する場合には、その
回転力が前記駆動ギヤ31に伝達されなくなり、ガイド
ローラ6は回転しない。したがって、前記加圧コロ7に
対して逆転駆動力が伝達されることはなく、従来例で説
明したようなチューブ3内のインクの逆流現象は発生し
ない。
【0042】なお、前述のごとく、搬送ローラ16が矢
印k方向に逆転する場合でも、前記クラッチバネ61と
軸49との間に若干の空転トルクが生じる。本実施例で
は、加圧コロ7のホームポジションをチューブ3の非加
圧領域に設定し、クラッチバネ61の空転トルクを40
〜200g−cmとし、チューブポンプ4の逆転方向の
駆動トルク(加圧コロ7がチューブ3に突入する時の駆
動トルク)を250〜650g−cmに設定されてい
る。つまり、搬送ローラ16が矢印k方向に逆転した場
合には、加圧コロ7はチューブ3と接触する位置までは
回転(公転)するが、空転トルクよりも加圧コロ7がチ
ューブ3に突入する時のトルクの方が大きいので、加圧
コロ7はこの位置で停止したままとなる。したがって、
チューブ3内のインクを記録ヘッド1側へ逆流させる正
圧が発生することはない。また、この時、クラッチバネ
61は軸49に対してスリップ状態にある。
印k方向に逆転する場合でも、前記クラッチバネ61と
軸49との間に若干の空転トルクが生じる。本実施例で
は、加圧コロ7のホームポジションをチューブ3の非加
圧領域に設定し、クラッチバネ61の空転トルクを40
〜200g−cmとし、チューブポンプ4の逆転方向の
駆動トルク(加圧コロ7がチューブ3に突入する時の駆
動トルク)を250〜650g−cmに設定されてい
る。つまり、搬送ローラ16が矢印k方向に逆転した場
合には、加圧コロ7はチューブ3と接触する位置までは
回転(公転)するが、空転トルクよりも加圧コロ7がチ
ューブ3に突入する時のトルクの方が大きいので、加圧
コロ7はこの位置で停止したままとなる。したがって、
チューブ3内のインクを記録ヘッド1側へ逆流させる正
圧が発生することはない。また、この時、クラッチバネ
61は軸49に対してスリップ状態にある。
【0043】以上説明した実施例によれば、チューブ3
の変形を利用して吸引回復を行なうチューブポンプ4を
備え、該チューブポンプ4の駆動源が正転および逆転す
る構成において、記録ヘッドに吸引負圧が発生する正転
時にのみ、チューブ3を押圧変形させる加圧コロ7に駆
動力が伝達されるように構成したので、チューブポンプ
4におけるインクの逆流を防止することにより、キャッ
プ2からのインク溢れ並びに吐出口形成面51へのイン
ク付着や吐出口52内への廃インク侵入などを無くし
て、記録画像の品位を向上させることが可能になった。
また、逆転駆動が無いことからチューブポンプ4の回転
量を減らすことができ、チューブ3の耐久性およびポン
プの信頼性を向上させることが可能になった。さらに、
逆転駆動防止用のワンウエイ機構としてバネクラッチを
用いることにより、構造が簡単で軽量小型のワンウエイ
機構を得ることができた。
の変形を利用して吸引回復を行なうチューブポンプ4を
備え、該チューブポンプ4の駆動源が正転および逆転す
る構成において、記録ヘッドに吸引負圧が発生する正転
時にのみ、チューブ3を押圧変形させる加圧コロ7に駆
動力が伝達されるように構成したので、チューブポンプ
4におけるインクの逆流を防止することにより、キャッ
プ2からのインク溢れ並びに吐出口形成面51へのイン
ク付着や吐出口52内への廃インク侵入などを無くし
て、記録画像の品位を向上させることが可能になった。
また、逆転駆動が無いことからチューブポンプ4の回転
量を減らすことができ、チューブ3の耐久性およびポン
プの信頼性を向上させることが可能になった。さらに、
逆転駆動防止用のワンウエイ機構としてバネクラッチを
用いることにより、構造が簡単で軽量小型のワンウエイ
機構を得ることができた。
【0044】なお、前述の実施例では、チューブポンプ
4を搬送ローラ16の回転力で駆動する場合、すなわ
ち、被記録材搬送系と同一駆動源で駆動する場合を説明
したが、このチューブポンプ4は、例えば、記録ヘッド
をシリアルスキャンするためのキャリッジモータなど、
記録装置内の他の駆動源を利用して駆動してもよい。そ
の場合にも、駆動源とチューブポンプ4との間にワンウ
エイ機構が設けられる。
4を搬送ローラ16の回転力で駆動する場合、すなわ
ち、被記録材搬送系と同一駆動源で駆動する場合を説明
したが、このチューブポンプ4は、例えば、記録ヘッド
をシリアルスキャンするためのキャリッジモータなど、
記録装置内の他の駆動源を利用して駆動してもよい。そ
の場合にも、駆動源とチューブポンプ4との間にワンウ
エイ機構が設けられる。
【0045】また、前述の実施例では、クラッチバネ6
1を用いるワンウエイ機構を使用する場合を説明した
が、ワンウエイ機能を有するものであれば、その他の型
式のクラッチを使用してもよい。さらに、チューブポン
プ4に対して正転方向の駆動力しか伝達しない構成であ
れば、電磁クラッチやラチェットなどを使用してもよ
い。また、前述の実施例では、搬送ローラ16の軸49
にワンウエイ機構を有する構成について説明したが、こ
のワンウエイ機構は、ポンプ4内に配置してもよく、利
用する駆動源から加圧コロ7までの駆動伝達機構内であ
れば、どこに配置してもよい。
1を用いるワンウエイ機構を使用する場合を説明した
が、ワンウエイ機能を有するものであれば、その他の型
式のクラッチを使用してもよい。さらに、チューブポン
プ4に対して正転方向の駆動力しか伝達しない構成であ
れば、電磁クラッチやラチェットなどを使用してもよ
い。また、前述の実施例では、搬送ローラ16の軸49
にワンウエイ機構を有する構成について説明したが、こ
のワンウエイ機構は、ポンプ4内に配置してもよく、利
用する駆動源から加圧コロ7までの駆動伝達機構内であ
れば、どこに配置してもよい。
【0046】なお、前述の実施例では、異なる色のイン
クで記録する複数個の記録手段1を用いるカラー記録用
のインクジェット記録装置を例に挙げて説明したが、本
発明は1個の記録手段を用いる単色記録用のインクジェ
ット記録装置、あるいは同一色彩で濃度の異なるインク
で記録する複数の記録手段を用いる階調記録用のインク
ジェット記録装置など、記録手段の数に関係なく同様に
適用することができ、同様の作用効果を達成し得るもの
である。
クで記録する複数個の記録手段1を用いるカラー記録用
のインクジェット記録装置を例に挙げて説明したが、本
発明は1個の記録手段を用いる単色記録用のインクジェ
ット記録装置、あるいは同一色彩で濃度の異なるインク
で記録する複数の記録手段を用いる階調記録用のインク
ジェット記録装置など、記録手段の数に関係なく同様に
適用することができ、同様の作用効果を達成し得るもの
である。
【0047】また、前述の実施例では、記録手段1をキ
ャリッジ24に搭載するシリアルタイプの記録装置を例
に挙げて説明したが、本発明は、被記録材12の幅方向
の全域または一部をカバーする長さのライン型記録手段
を用い、副走査だけで記録するラインタイプの記録装置
においても、同様に適用することができ、同様の効果が
得られるものである。さらに、記録手段1としては、イ
ンク吐出部(記録ヘッド)とインクタンク部を一体化し
たカートリッジタイプのものの他、インク吐出部(記録
ヘッド部)とインクタンク部を別体としこれらをインク
供給チューブ等で接続する構成のものなど、記録手段の
構成がどのようなものであっても、同様に適用すること
ができ、同様の効果を達成し得るものである。
ャリッジ24に搭載するシリアルタイプの記録装置を例
に挙げて説明したが、本発明は、被記録材12の幅方向
の全域または一部をカバーする長さのライン型記録手段
を用い、副走査だけで記録するラインタイプの記録装置
においても、同様に適用することができ、同様の効果が
得られるものである。さらに、記録手段1としては、イ
ンク吐出部(記録ヘッド)とインクタンク部を一体化し
たカートリッジタイプのものの他、インク吐出部(記録
ヘッド部)とインクタンク部を別体としこれらをインク
供給チューブ等で接続する構成のものなど、記録手段の
構成がどのようなものであっても、同様に適用すること
ができ、同様の効果を達成し得るものである。
【0048】なお、本発明は、インクジェット記録装置
であれば、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等を
用いる記録手段(記録ヘッド)を使用するものに適用で
きるが、中でも、熱エネルギーを利用してインクを吐出
する方式のインクジェット記録装置において優れた効果
をもたらすものである。かかる方式によれば、記録の高
密度化、高精細化が達成できるからである。
であれば、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等を
用いる記録手段(記録ヘッド)を使用するものに適用で
きるが、中でも、熱エネルギーを利用してインクを吐出
する方式のインクジェット記録装置において優れた効果
をもたらすものである。かかる方式によれば、記録の高
密度化、高精細化が達成できるからである。
【0049】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行なうのが好ましい。この方式は、所謂オンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録手段(記録ヘッド)の熱作用面に膜
沸騰させて、結果的にこの駆動信号に一対一対応し液体
(インク)内の気泡を形成出来るので有効である。
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行なうのが好ましい。この方式は、所謂オンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録手段(記録ヘッド)の熱作用面に膜
沸騰させて、結果的にこの駆動信号に一対一対応し液体
(インク)内の気泡を形成出来るので有効である。
【0050】この気泡の成長、収縮により吐出用開口を
介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも一つの
滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行なわれるので、特に応答性
に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第4
463359号明細書、同第4345262号明細書に
記載されているようなものが適している。尚、上記熱作
用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第43131
24号明細書に記載されている条件を採用すると、更に
優れた記録を行なうことができる。
介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも一つの
滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行なわれるので、特に応答性
に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第4
463359号明細書、同第4345262号明細書に
記載されているようなものが適している。尚、上記熱作
用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第43131
24号明細書に記載されている条件を採用すると、更に
優れた記録を行なうことができる。
【0051】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4
459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれる
ものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59年第123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59年第138461号公報に基づいた
構成としても本発明は有効である。すなわち、記録ヘッ
ドの形態がどのようなものであっても、本発明によれ
ば、記録を確実に効率よく行なうことができるようにな
るからである。
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4
459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれる
ものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59年第123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59年第138461号公報に基づいた
構成としても本発明は有効である。すなわち、記録ヘッ
ドの形態がどのようなものであっても、本発明によれ
ば、記録を確実に効率よく行なうことができるようにな
るからである。
【0052】さらに、記録装置が記録できる被記録材
(記録媒体)の最大幅に対応した長さを有するフルライ
ンタイプの記録ヘッドに対しても、本発明は有効に適用
できる。そのような記録ヘッドとしては、複数記録ヘッ
ドの組み合わせによってその長さを満たす構成や、一体
的に形成された1個の記録ヘッドとしての構成のいずれ
でもよい。加えて、上例のようなシリアルタイプのもの
でも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装置
本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や装
置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチッ
プタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一体
的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの記
録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
(記録媒体)の最大幅に対応した長さを有するフルライ
ンタイプの記録ヘッドに対しても、本発明は有効に適用
できる。そのような記録ヘッドとしては、複数記録ヘッ
ドの組み合わせによってその長さを満たす構成や、一体
的に形成された1個の記録ヘッドとしての構成のいずれ
でもよい。加えて、上例のようなシリアルタイプのもの
でも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装置
本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や装
置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチッ
プタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一体
的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの記
録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0053】また、本発明に記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
記録ヘッドに対しての、キャッピング手段、クリーニン
グ手段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは
別の加熱素子或はこれらの組み合わせによる予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出モードを行なう
ことも安定した記録を行なうために有効である。
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
記録ヘッドに対しての、キャッピング手段、クリーニン
グ手段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは
別の加熱素子或はこれらの組み合わせによる予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出モードを行なう
ことも安定した記録を行なうために有効である。
【0054】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば、単色のインクに対応して1個
のみが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複
数のインクに対応して複数個数設けられるものであって
もよい。すなわち、例えば、記録装置の記録モードとし
ては、黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、
記録ヘッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせに
よるか、いずれでもよいが、異なる色の複色カラー又
は、混色によるフルカラーの少なくとも一つを備えた装
置にも本発明は極めて有効である。
個数についても、例えば、単色のインクに対応して1個
のみが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複
数のインクに対応して複数個数設けられるものであって
もよい。すなわち、例えば、記録装置の記録モードとし
ては、黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、
記録ヘッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせに
よるか、いずれでもよいが、異なる色の複色カラー又
は、混色によるフルカラーの少なくとも一つを備えた装
置にも本発明は極めて有効である。
【0055】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するもの、あるいは、インクジェット方式で
は、インク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度
調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように
温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付
与時にインクが液状をなすものであればよい。加えて、
積極的に熱エネルギーによる昇温をインクの固形状態か
ら液体状態への状態変化のエネルギーとして使用せしめ
ることで防止するか、または、インクの蒸発防止を目的
として放置状態で固化するインクを用いるかして、いず
れにしても、熱エネルギーの記録信号に応じた付与によ
ってインクが液化し、液状インクが吐出されるものや、
記録媒体に到達する時点ではすでに固化し始めるもの等
のような、熱エネルギーによって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するもの、あるいは、インクジェット方式で
は、インク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度
調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように
温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付
与時にインクが液状をなすものであればよい。加えて、
積極的に熱エネルギーによる昇温をインクの固形状態か
ら液体状態への状態変化のエネルギーとして使用せしめ
ることで防止するか、または、インクの蒸発防止を目的
として放置状態で固化するインクを用いるかして、いず
れにしても、熱エネルギーの記録信号に応じた付与によ
ってインクが液化し、液状インクが吐出されるものや、
記録媒体に到達する時点ではすでに固化し始めるもの等
のような、熱エネルギーによって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。
【0056】このような場合のインクは、特開昭54−
56847号公報あるいは特開昭60−71260号公
報に記載されるような、多孔質シート凹部または貫通孔
に液状または固形物として保持された状態で、電気熱変
換体に対して対向するような形態としてもよい。本発明
においては、上述した各インクに対して最も有効なもの
は、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
56847号公報あるいは特開昭60−71260号公
報に記載されるような、多孔質シート凹部または貫通孔
に液状または固形物として保持された状態で、電気熱変
換体に対して対向するような形態としてもよい。本発明
においては、上述した各インクに対して最も有効なもの
は、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0057】さらに加えて、本発明によるインクジェッ
ト記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理
機器の画像出力端末として用いられるものの他、リーダ
等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有す
るファクシミリ装置の形態を採るもの等であってもよ
い。
ト記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理
機器の画像出力端末として用いられるものの他、リーダ
等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有す
るファクシミリ装置の形態を採るもの等であってもよ
い。
【0058】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、本発明
によれば、記録手段から被記録材へインクを吐出して記
録を行なうインクジェット記録装置において、記録手段
の吐出口に通じるチューブを加圧コロで変形させること
により該吐出口に負圧を発生させる回復用のチューブポ
ンプを設け、前記加圧コロに対して前記吐出口に負圧を
発生させる方向にのみ駆動力を伝達させる構成としたの
で、簡単な構成で、インクの逆流を防止して画像品位を
向上させることができ、ポンプの逆回転を無くしてチュ
ーブの耐久性およびポンプの信頼性を向上させることが
できる吐出性能回復用の吸引ポンプを備えたインクジェ
ット記録装置が提供される。
によれば、記録手段から被記録材へインクを吐出して記
録を行なうインクジェット記録装置において、記録手段
の吐出口に通じるチューブを加圧コロで変形させること
により該吐出口に負圧を発生させる回復用のチューブポ
ンプを設け、前記加圧コロに対して前記吐出口に負圧を
発生させる方向にのみ駆動力を伝達させる構成としたの
で、簡単な構成で、インクの逆流を防止して画像品位を
向上させることができ、ポンプの逆回転を無くしてチュ
ーブの耐久性およびポンプの信頼性を向上させることが
できる吐出性能回復用の吸引ポンプを備えたインクジェ
ット記録装置が提供される。
【0059】別の本発明によれば、上記構成に加えて、
前記チューブポンプとその駆動源との間にワンウエイク
ラッチを設ける構成、あるいは、前記駆動源とチューブ
ポンプとの間に搬送ローラを配設し、搬送ローラ軸にク
ラッチバネを巻付け、クラッチバネの一端を搬送ローラ
軸上のギヤの一部に突き当て、搬送ローラが吐出口に負
圧を発生させる方向に回転する時には前記クラッチバネ
が締まってチューブポンプに駆動力を伝達し、搬送ロー
ラがそれと逆の方向に回転する場合には前記クラッチバ
ネが弛んでチューブポンプに駆動力が伝達されない構成
としたので、一層効率よく上記効果を達成することがで
きる。
前記チューブポンプとその駆動源との間にワンウエイク
ラッチを設ける構成、あるいは、前記駆動源とチューブ
ポンプとの間に搬送ローラを配設し、搬送ローラ軸にク
ラッチバネを巻付け、クラッチバネの一端を搬送ローラ
軸上のギヤの一部に突き当て、搬送ローラが吐出口に負
圧を発生させる方向に回転する時には前記クラッチバネ
が締まってチューブポンプに駆動力を伝達し、搬送ロー
ラがそれと逆の方向に回転する場合には前記クラッチバ
ネが弛んでチューブポンプに駆動力が伝達されない構成
としたので、一層効率よく上記効果を達成することがで
きる。
【図1】本発明を適用したインクジェット記録装置の一
実施例の要部構成を示す斜視図である。
実施例の要部構成を示す斜視図である。
【図2】図1中の記録手段のインク吐出部の構造を模式
的に示す部分斜視図である。
的に示す部分斜視図である。
【図3】本発明による吸引回復装置の一実施例の構成を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図4】図3の吸引回復装置の縦断面図である。
【図5】図3の吸引回復装置の動作を示す模式的縦断面
図である。
図である。
【図6】図4中の線6−6に沿った部分断面図である。
【図7】図3中の線7−7から見たワンウエイ機構の正
面図である。
面図である。
【図8】従来の吸引回復装置の吸引動作開始時の状態を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図9】図8の吸引回復装置の吸引動作終了時の状態を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
1 記録手段(記録ヘッド) 2 キャップ 3 チューブ 4 チューブポンプ 5 ポンプベース 6 ガイドローラ 7 加圧コロ 11 廃インク処理部材 12 被記録材 16 搬送ローラ 18 搬送モータ 19 プラテン 20 排紙ローラ 23 ガイドレール 24 キャリッジ 26 キャリッジモータ 30 回復装置 31 駆動ギヤ 32 被動ギヤ 39 コロ軸受 40 縦軸 41 圧縮バネ 47 チューブ固定溝 48 円弧状の溝 49 搬送ローラの軸 51 吐出口形成面 52 吐出口 55 電気熱変換体 61 クラッチバネ 65 コロガイド部 66 コロガイド部 68 センサー
Claims (5)
- 【請求項1】 記録手段から被記録材へインクを吐出
して記録を行なうインクジェット記録装置において、記
録手段の吐出口に通じるチューブを加圧コロで変形させ
ることにより該吐出口に負圧を発生させる回復用のチュ
ーブポンプを設け、前記加圧コロに対して前記吐出口に
負圧を発生させる方向にのみ駆動力を伝達させることを
特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項2】 前記チューブポンプとその駆動源との
間にワンウエイクラッチを設けることを特徴とする請求
項1のインクジェット記録装置。 - 【請求項3】 前記駆動源とチューブポンプとの間に
搬送ローラを配設し、搬送ローラ軸にクラッチバネを巻
付け、クラッチバネの一端を搬送ローラ軸上のギヤの一
部に突き当て、搬送ローラが吐出口に負圧を発生させる
方向に回転する時には前記クラッチバネが締まってチュ
ーブポンプに駆動力を伝達し、搬送ローラがそれと逆の
方向に回転する場合には前記クラッチバネが弛んでチュ
ーブポンプに駆動力が伝達されないことを特徴とする請
求項2のインクジェット記録装置。 - 【請求項4】 前記記録手段が、インクを吐出するた
めに利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換体を
備えているインクジェット記録手段であることを特徴と
する請求項1のインクジェット記録装置。 - 【請求項5】 前記記録手段が、前記電気熱変換体が
発生する熱エネルギーによりインクに生じる膜沸騰を利
用して、吐出口よりインクを吐出させることを特徴とす
る請求項4のインクジェット記録装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3259724A JP2722289B2 (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | インクジェット記録装置及び該記録装置用回復装置 |
| US07/942,419 US5486854A (en) | 1991-09-11 | 1992-09-09 | Ink jet recording apparatus |
| DE69223363T DE69223363T2 (de) | 1991-09-11 | 1992-09-10 | Farbstrahlaufzeichnungsgerät |
| EP92308196A EP0532300B1 (en) | 1991-09-11 | 1992-09-10 | Ink jet recording apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3259724A JP2722289B2 (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | インクジェット記録装置及び該記録装置用回復装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0569558A true JPH0569558A (ja) | 1993-03-23 |
| JP2722289B2 JP2722289B2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=17338070
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3259724A Expired - Fee Related JP2722289B2 (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | インクジェット記録装置及び該記録装置用回復装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2722289B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5917513A (en) * | 1994-04-20 | 1999-06-29 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet recording apparatus with recovery pump operated by movement of carrier |
| JP2001187463A (ja) * | 2001-01-12 | 2001-07-10 | Seiko Epson Corp | インクジェット式記録装置 |
| EP1293671A3 (en) * | 2001-09-12 | 2005-01-12 | Seiko Epson Corporation | Peristaltic pump |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03193461A (ja) * | 1989-12-25 | 1991-08-23 | Canon Inc | 液体噴射記録装置 |
-
1991
- 1991-09-11 JP JP3259724A patent/JP2722289B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03193461A (ja) * | 1989-12-25 | 1991-08-23 | Canon Inc | 液体噴射記録装置 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5917513A (en) * | 1994-04-20 | 1999-06-29 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet recording apparatus with recovery pump operated by movement of carrier |
| JP2001187463A (ja) * | 2001-01-12 | 2001-07-10 | Seiko Epson Corp | インクジェット式記録装置 |
| EP1293671A3 (en) * | 2001-09-12 | 2005-01-12 | Seiko Epson Corporation | Peristaltic pump |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2722289B2 (ja) | 1998-03-04 |
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|---|---|---|---|
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