JPH0569804A - ブレーキ液圧調整装置 - Google Patents
ブレーキ液圧調整装置Info
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- JPH0569804A JPH0569804A JP12993091A JP12993091A JPH0569804A JP H0569804 A JPH0569804 A JP H0569804A JP 12993091 A JP12993091 A JP 12993091A JP 12993091 A JP12993091 A JP 12993091A JP H0569804 A JPH0569804 A JP H0569804A
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Landscapes
- Regulating Braking Force (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 ブレーキペダル2が踏まれることによりマス
タシリンダ3から発生する液圧により摺動する開弁圧制
御手段Dのピストン44が設けられており、このピスト
ン44が加圧摺動時に吸入弁37のバネ40を押圧して
これを縮小させる。 【効果】 マスタシリンダ3による加圧状態の違いによ
り吸入弁37の開弁圧を制御することができ、アンチス
キッドコントロール時には、バネ40による付勢力、す
なわち開弁圧を大きくし液圧室16側にブレーキ液が逆
流することを防いで実ポンプ効率を向上し、トラクショ
ンコントロール時には、吸入弁37のバネ40の付勢
力、すなわち開弁圧が小さい状態としてポンプ30でブ
レーキ液を吸入する際に容易に吸入弁37が開くように
し、トラクションコントロールの応答性を向上する。
タシリンダ3から発生する液圧により摺動する開弁圧制
御手段Dのピストン44が設けられており、このピスト
ン44が加圧摺動時に吸入弁37のバネ40を押圧して
これを縮小させる。 【効果】 マスタシリンダ3による加圧状態の違いによ
り吸入弁37の開弁圧を制御することができ、アンチス
キッドコントロール時には、バネ40による付勢力、す
なわち開弁圧を大きくし液圧室16側にブレーキ液が逆
流することを防いで実ポンプ効率を向上し、トラクショ
ンコントロール時には、吸入弁37のバネ40の付勢
力、すなわち開弁圧が小さい状態としてポンプ30でブ
レーキ液を吸入する際に容易に吸入弁37が開くように
し、トラクションコントロールの応答性を向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加速時のスリップ防止
機能(トラクションコントロール機能)および制動時の
スリップ防止機能(アンチスキッドコントロール機能)
の両機能を有するブレーキ液圧調整装置に関する。
機能(トラクションコントロール機能)および制動時の
スリップ防止機能(アンチスキッドコントロール機能)
の両機能を有するブレーキ液圧調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両において、加速時の駆動輪
の過大なスリップを防止する装置として、いわゆるトラ
クションコントロール装置が知られ、一方、制動時の各
車輪の過大なスリップを防止する装置として、いわゆる
アンチスキッドコントロール装置が知られている。
の過大なスリップを防止する装置として、いわゆるトラ
クションコントロール装置が知られ、一方、制動時の各
車輪の過大なスリップを防止する装置として、いわゆる
アンチスキッドコントロール装置が知られている。
【0003】これら装置は、当初、車両において別体の
ものとして設けられていたが、近年小型化等の理由によ
り、両者を一体に構成したものが提案されている。
ものとして設けられていたが、近年小型化等の理由によ
り、両者を一体に構成したものが提案されている。
【0004】この装置は、例えば、制動時のスリップを
防止すべく加圧状態のマスタシリンダとホイールブレー
キとの間の液圧経路を遮断する遮断手段と、この遮断手
段による液圧経路の遮断とともにホイールブレーキから
ブレーキ液を流入させる液圧室と、この液圧室内のブレ
ーキ液を吸入し液圧経路に吐出するとともに、加速時の
スリップを防止すべく非加圧状態のマスタシリンダから
ブレーキ液を吸入しホイールブレーキに吐出するポンプ
機構とを有し、このポンプ機構が、内容積が増減を繰り
返すポンプと、ポンプの吸入側に設けられポンプへのブ
レーキ液の流れのみを許容する吸入弁と、ポンプの吐出
側に設けられ該ポンプからのブレーキ液の流れのみを許
容する吐出弁とを具備する構造のものである。
防止すべく加圧状態のマスタシリンダとホイールブレー
キとの間の液圧経路を遮断する遮断手段と、この遮断手
段による液圧経路の遮断とともにホイールブレーキから
ブレーキ液を流入させる液圧室と、この液圧室内のブレ
ーキ液を吸入し液圧経路に吐出するとともに、加速時の
スリップを防止すべく非加圧状態のマスタシリンダから
ブレーキ液を吸入しホイールブレーキに吐出するポンプ
機構とを有し、このポンプ機構が、内容積が増減を繰り
返すポンプと、ポンプの吸入側に設けられポンプへのブ
レーキ液の流れのみを許容する吸入弁と、ポンプの吐出
側に設けられ該ポンプからのブレーキ液の流れのみを許
容する吐出弁とを具備する構造のものである。
【0005】そして、この装置は、通常ブレーキング時
においては、マスタシリンダにより液圧経路を介してホ
イールブレーキを加圧するようになっている。そして、
この状態でスリップ(車輪のロック傾向)等を検知しア
ンチスキッドコントロールを行なう場合には、マスタシ
リンダとホイールブレーキとの間の液圧経路を遮断手段
で遮断するとともに、ホイールブレーキから液圧室内に
ブレーキ液を流入させてホイールブレーキのブレーキ液
圧を減圧させることになる。そして、この液圧室のブレ
ーキ液は状況に応じてポンプ機構の吸入弁、ポンプおよ
び吐出弁を介して液圧室から液圧経路に戻されることに
なる。
においては、マスタシリンダにより液圧経路を介してホ
イールブレーキを加圧するようになっている。そして、
この状態でスリップ(車輪のロック傾向)等を検知しア
ンチスキッドコントロールを行なう場合には、マスタシ
リンダとホイールブレーキとの間の液圧経路を遮断手段
で遮断するとともに、ホイールブレーキから液圧室内に
ブレーキ液を流入させてホイールブレーキのブレーキ液
圧を減圧させることになる。そして、この液圧室のブレ
ーキ液は状況に応じてポンプ機構の吸入弁、ポンプおよ
び吐出弁を介して液圧室から液圧経路に戻されることに
なる。
【0006】また、トラクションコントロールを行なう
場合には、車輪の過回転(駆動輪の回転が従動輪のそれ
よりも必要以上に大きくなった)時に、マスタシリンダ
とホイールブレーキとの間を遮断し、加圧状態でないマ
スタシリンダからポンプ機構の吸入弁、ポンプおよび吐
出弁を介してブレーキ液をポンプにより強制的にホイー
ルブレーキへ吐出し、該ホイールブレーキを加圧するよ
うになっている。
場合には、車輪の過回転(駆動輪の回転が従動輪のそれ
よりも必要以上に大きくなった)時に、マスタシリンダ
とホイールブレーキとの間を遮断し、加圧状態でないマ
スタシリンダからポンプ機構の吸入弁、ポンプおよび吐
出弁を介してブレーキ液をポンプにより強制的にホイー
ルブレーキへ吐出し、該ホイールブレーキを加圧するよ
うになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記構造の装置では、
上述のように、アンチスキッドコントロール時は液圧室
にブレーキ液が流入し液圧を生じている状態でポンプ機
構によってブレーキ液を吸入・吐出することになり、吸
入弁の開弁圧が小さいと吐出時に液圧室側にブレーキ液
が逆流する可能性があり実ポンプ効率を低下させる可能
性があった。すなわち、これは、吸入弁の開弁圧が小さ
いとポンプによるブレーキ液吐出行程においても吸入弁
を開弁しようとする液圧室側からの液圧が作用してい
て、吸入弁を閉じる応答が遅れるためである。また、こ
の状況を回避するために、開弁圧を大きく設定すること
も考えられるが、開弁圧が大きいと液圧室からの液圧が
作用していないトラクションコントロール時の開弁が遅
れトラクションコントロールの応答が遅れる可能性があ
った。
上述のように、アンチスキッドコントロール時は液圧室
にブレーキ液が流入し液圧を生じている状態でポンプ機
構によってブレーキ液を吸入・吐出することになり、吸
入弁の開弁圧が小さいと吐出時に液圧室側にブレーキ液
が逆流する可能性があり実ポンプ効率を低下させる可能
性があった。すなわち、これは、吸入弁の開弁圧が小さ
いとポンプによるブレーキ液吐出行程においても吸入弁
を開弁しようとする液圧室側からの液圧が作用してい
て、吸入弁を閉じる応答が遅れるためである。また、こ
の状況を回避するために、開弁圧を大きく設定すること
も考えられるが、開弁圧が大きいと液圧室からの液圧が
作用していないトラクションコントロール時の開弁が遅
れトラクションコントロールの応答が遅れる可能性があ
った。
【0008】したがって、本発明の目的は、アンチスキ
ッドコントロール時の実ポンプ効率に優れ、かつトラク
ションコントロール時の応答性に優れるブレーキ液圧調
整装置を提供することである。
ッドコントロール時の実ポンプ効率に優れ、かつトラク
ションコントロール時の応答性に優れるブレーキ液圧調
整装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のブレーキ液圧調整装置は、制動時のスリッ
プを防止すべく加圧状態のマスタシリンダとホイールブ
レーキとの間の液圧経路を遮断する遮断手段と、該遮断
手段による前記液圧経路の遮断とともに前記ホイールブ
レーキからブレーキ液を流入させる液圧室と、該液圧室
内のブレーキ液を吸入し前記液圧経路に吐出するととも
に、加速時のスリップを防止すべく非加圧状態の前記マ
スタシリンダからブレーキ液を吸入し前記ホイールブレ
ーキに吐出するポンプ機構とを有し、該ポンプ機構は、
内容積が増減を繰り返すポンプと、該ポンプの吸入側に
設けられ該ポンプへのブレーキ液の流れのみを許容する
吸入弁と、該ポンプの吐出側に設けられ該ポンプからの
ブレーキ液の流れのみを許容する吐出弁とを具備するも
のであって、前記ポンプ機構の吸入弁の開弁圧を前記マ
スタシリンダのブレーキ液圧で制御する開弁圧制御手段
を有することを特徴としている。
に、本発明のブレーキ液圧調整装置は、制動時のスリッ
プを防止すべく加圧状態のマスタシリンダとホイールブ
レーキとの間の液圧経路を遮断する遮断手段と、該遮断
手段による前記液圧経路の遮断とともに前記ホイールブ
レーキからブレーキ液を流入させる液圧室と、該液圧室
内のブレーキ液を吸入し前記液圧経路に吐出するととも
に、加速時のスリップを防止すべく非加圧状態の前記マ
スタシリンダからブレーキ液を吸入し前記ホイールブレ
ーキに吐出するポンプ機構とを有し、該ポンプ機構は、
内容積が増減を繰り返すポンプと、該ポンプの吸入側に
設けられ該ポンプへのブレーキ液の流れのみを許容する
吸入弁と、該ポンプの吐出側に設けられ該ポンプからの
ブレーキ液の流れのみを許容する吐出弁とを具備するも
のであって、前記ポンプ機構の吸入弁の開弁圧を前記マ
スタシリンダのブレーキ液圧で制御する開弁圧制御手段
を有することを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明のブレーキ液圧調整装置装置によれば、
ブレーキペダルが踏まれることによりマスタシリンダか
ら発生する液圧は、液圧経路を介してホイールブレーキ
を加圧するとともに、開弁圧制御手段に至って吸入弁の
開弁圧を大側にすべく制御する。
ブレーキペダルが踏まれることによりマスタシリンダか
ら発生する液圧は、液圧経路を介してホイールブレーキ
を加圧するとともに、開弁圧制御手段に至って吸入弁の
開弁圧を大側にすべく制御する。
【0011】ここで、アンチスキッドコントロールを作
動する場合には、遮断手段でマスタシリンダとホイール
ブレーキとの間の液圧経路を遮断するとともに、液圧室
にブレーキ液を流入させてホイールブレーキの液圧を減
圧させることになる。そして、ホイールブレーキへの液
圧を復帰させるべくポンプ機構のポンプを作動させる
と、液圧室に液圧が生じている状態でブレーキ液を吸入
・吐出することになるにもかかわらず、上記のように吸
入弁の開弁圧が大きいため、ポンプによるブレーキ液吐
出時に吸入弁を即座に閉じることになり、吐出時に吸入
弁を介して液圧室側にブレーキ液が逆流することがな
い。
動する場合には、遮断手段でマスタシリンダとホイール
ブレーキとの間の液圧経路を遮断するとともに、液圧室
にブレーキ液を流入させてホイールブレーキの液圧を減
圧させることになる。そして、ホイールブレーキへの液
圧を復帰させるべくポンプ機構のポンプを作動させる
と、液圧室に液圧が生じている状態でブレーキ液を吸入
・吐出することになるにもかかわらず、上記のように吸
入弁の開弁圧が大きいため、ポンプによるブレーキ液吐
出時に吸入弁を即座に閉じることになり、吐出時に吸入
弁を介して液圧室側にブレーキ液が逆流することがな
い。
【0012】また、トラクションコントロールを行なう
場合には、マスタシリンダによる加圧がなく開弁圧制御
手段が吸入弁の開弁圧を小側にすべく制御した状態にお
いて、ポンプ機構のポンプを駆動してマスタシリンダか
らブレーキ液を吸入弁を介してポンプに吸入し、吐出弁
を介してホイールブレーキに向けて吐出することにな
る。したがって、吸入弁の開弁圧が小さい状態でポンプ
によりブレーキ液を吸入することになるため、吸入に応
じて容易に吸入弁が開き、トラクションコントロールの
応答が遅れることがない。なお、この時、ブレーキング
時およびアンチスキッドコントロール時等のようには液
圧室内のブレーキ液に圧力はかかっていない状態である
ため、ポンプからブレーキ液を吐出する際に吸入弁が即
座に閉じることになりブレーキ液が液圧室に逆流するこ
とはない。
場合には、マスタシリンダによる加圧がなく開弁圧制御
手段が吸入弁の開弁圧を小側にすべく制御した状態にお
いて、ポンプ機構のポンプを駆動してマスタシリンダか
らブレーキ液を吸入弁を介してポンプに吸入し、吐出弁
を介してホイールブレーキに向けて吐出することにな
る。したがって、吸入弁の開弁圧が小さい状態でポンプ
によりブレーキ液を吸入することになるため、吸入に応
じて容易に吸入弁が開き、トラクションコントロールの
応答が遅れることがない。なお、この時、ブレーキング
時およびアンチスキッドコントロール時等のようには液
圧室内のブレーキ液に圧力はかかっていない状態である
ため、ポンプからブレーキ液を吐出する際に吸入弁が即
座に閉じることになりブレーキ液が液圧室に逆流するこ
とはない。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例によるブレーキ液圧
調整装置を図1を参照して以下に説明する。図中符号1
は本実施例のブレーキ液圧調整装置、符号2はブレーキ
ペダル、符号3はブレーキペダル2の操作によりブレー
キ液圧を発生するマスタシリンダ、符号4は駆動輪側の
ホイールブレーキ、符号5は従動輪のホイールブレーキ
である。なお、本実施例はマスタシリンダ3がタンデム
型のものであってブレーキ液圧伝達経路を二系統有する
ものであるが、両系統ともほぼ同様であるため片側の系
統のみ図示説明する。
調整装置を図1を参照して以下に説明する。図中符号1
は本実施例のブレーキ液圧調整装置、符号2はブレーキ
ペダル、符号3はブレーキペダル2の操作によりブレー
キ液圧を発生するマスタシリンダ、符号4は駆動輪側の
ホイールブレーキ、符号5は従動輪のホイールブレーキ
である。なお、本実施例はマスタシリンダ3がタンデム
型のものであってブレーキ液圧伝達経路を二系統有する
ものであるが、両系統ともほぼ同様であるため片側の系
統のみ図示説明する。
【0014】マスタシリンダ3と駆動輪側のホイールブ
レーキ4との間は主経路(液圧経路)6により接続され
ており、主経路6には該主経路6からバイパスされたバ
イパス経路7がマスタシリンダ側接続点8とホイールブ
レーキ側接続点9とで接続している。そして、主経路6
の両バイパス経路接続点8,9より内側部分とバイパス
経路7の途上は連結経路10により連結されている。
レーキ4との間は主経路(液圧経路)6により接続され
ており、主経路6には該主経路6からバイパスされたバ
イパス経路7がマスタシリンダ側接続点8とホイールブ
レーキ側接続点9とで接続している。そして、主経路6
の両バイパス経路接続点8,9より内側部分とバイパス
経路7の途上は連結経路10により連結されている。
【0015】主経路6の連結経路接続点11とマスタシ
リンダ側接続点8との間にはマスタシリンダ側常開弁1
2が設けられており、主経路6の連結経路接続点11と
ホイールブレーキ側接続点9との間にはホイールブレー
キ側常開弁(遮断手段)13が設けられている。なお、
これら常開弁12,13は、電磁弁であってノルマル状
態(励磁電圧が印加されない状態)では開弁しており、
励磁電圧が印加されたときに閉状態となるものである。
リンダ側接続点8との間にはマスタシリンダ側常開弁1
2が設けられており、主経路6の連結経路接続点11と
ホイールブレーキ側接続点9との間にはホイールブレー
キ側常開弁(遮断手段)13が設けられている。なお、
これら常開弁12,13は、電磁弁であってノルマル状
態(励磁電圧が印加されない状態)では開弁しており、
励磁電圧が印加されたときに閉状態となるものである。
【0016】また、バイパス経路7の連結経路接続点1
4より駆動輪のホイールブレーキ4側には常閉弁15が
設けられており、この常閉弁15も電磁弁であってノル
マル状態では閉弁しており、励磁電圧が印加されたとき
に開状態となるものである。
4より駆動輪のホイールブレーキ4側には常閉弁15が
設けられており、この常閉弁15も電磁弁であってノル
マル状態では閉弁しており、励磁電圧が印加されたとき
に開状態となるものである。
【0017】そして、前記バイパス経路7の連結経路接
続点14には、容量可変な液圧室16が設けられてい
る。この液圧室16は、シリンダ17と該シリンダ17
内に摺動自在に設けられたピストン18とにより主に構
成されており、ピストン18の反液圧室16側の面19
にはピストン18を液圧室16方向に付勢するためのス
プリング20がシリンダ17との間に設けられている。
シリンダ17はバイパス経路7に設けられたバルブ室2
1に該バルブ室21より小径の連通路22(液圧室16
の一部)を介して連通しており、ピストン18のバルブ
室21側には、連通路22より小径の棒部23が設けら
れている。なお、ピストン18の液圧室16側の面に
は、ピストン18が摺動しない状態においてバイパス経
路7を連結経路10と連通させるための通路部18aが
設けられている。
続点14には、容量可変な液圧室16が設けられてい
る。この液圧室16は、シリンダ17と該シリンダ17
内に摺動自在に設けられたピストン18とにより主に構
成されており、ピストン18の反液圧室16側の面19
にはピストン18を液圧室16方向に付勢するためのス
プリング20がシリンダ17との間に設けられている。
シリンダ17はバイパス経路7に設けられたバルブ室2
1に該バルブ室21より小径の連通路22(液圧室16
の一部)を介して連通しており、ピストン18のバルブ
室21側には、連通路22より小径の棒部23が設けら
れている。なお、ピストン18の液圧室16側の面に
は、ピストン18が摺動しない状態においてバイパス経
路7を連結経路10と連通させるための通路部18aが
設けられている。
【0018】また、バルブ室21内には、スプリング2
4により液圧室16側に付勢される弁体25が設けられ
ており、該弁体25は、液圧室16が所定の容積より小
さい場合に連通路22を通ってバルブ室21側に突出す
る前記棒部23により押圧されて連通路22とバルブ室
21との境界の着座部26から離間して連通路22とバ
ルブ室21との間を連通させるとともに、液圧室16が
所定の容積より大きくなった場合に、反バルブ室21側
に移動するピストン18の棒部23との当接を解除する
とともにスプリング24により付勢されて着座部26に
着座し連通路22とバルブ室21との間の連通を遮断す
るものである。なお、棒部23はピストン18の弁体2
5側に設けるのではなく、弁体25のピストン18側に
設けることも勿論可能である。
4により液圧室16側に付勢される弁体25が設けられ
ており、該弁体25は、液圧室16が所定の容積より小
さい場合に連通路22を通ってバルブ室21側に突出す
る前記棒部23により押圧されて連通路22とバルブ室
21との境界の着座部26から離間して連通路22とバ
ルブ室21との間を連通させるとともに、液圧室16が
所定の容積より大きくなった場合に、反バルブ室21側
に移動するピストン18の棒部23との当接を解除する
とともにスプリング24により付勢されて着座部26に
着座し連通路22とバルブ室21との間の連通を遮断す
るものである。なお、棒部23はピストン18の弁体2
5側に設けるのではなく、弁体25のピストン18側に
設けることも勿論可能である。
【0019】そして、ピストン18の外周部には液圧室
16からスプリング挿入部27へのブレーキ液の漏れを
防ぐためのOリング28が設けられている。
16からスプリング挿入部27へのブレーキ液の漏れを
防ぐためのOリング28が設けられている。
【0020】ここで、上記バルブ室21、弁体25、ス
プリング20等が液圧室16の液圧上昇によりバイパス
経路7の液圧室16よりマスタシリンダ3側を遮断する
開閉弁29を構成するものである。また、これら開閉弁
29と液圧室16を構成するためのシリンダ17および
ピストン18等とは、切換リザーバAとして上記のよう
にして一体に構成されている。
プリング20等が液圧室16の液圧上昇によりバイパス
経路7の液圧室16よりマスタシリンダ3側を遮断する
開閉弁29を構成するものである。また、これら開閉弁
29と液圧室16を構成するためのシリンダ17および
ピストン18等とは、切換リザーバAとして上記のよう
にして一体に構成されている。
【0021】また、連結経路10の途上にはポンプ30
が設けられており、このポンプ30は、ポンプシリンダ
31内に摺動自在に嵌入され該ポンプシリンダ31とで
ポンプ室32を構成するポンプピストン33と、該ポン
プピストン33の反ポンプ室32側に設けられポンプピ
ストン33を摺動させる偏心カム34と、ポンプ室32
内に設けられポンプピストン33を偏心カム34に当接
させるべく付勢するスプリング35とを有している。
が設けられており、このポンプ30は、ポンプシリンダ
31内に摺動自在に嵌入され該ポンプシリンダ31とで
ポンプ室32を構成するポンプピストン33と、該ポン
プピストン33の反ポンプ室32側に設けられポンプピ
ストン33を摺動させる偏心カム34と、ポンプ室32
内に設けられポンプピストン33を偏心カム34に当接
させるべく付勢するスプリング35とを有している。
【0022】そして、連結経路10のポンプ30より主
経路6側(吐出側)には、主経路6側への液の流れのみ
を許容する吐出弁36が設けられており、連結経路10
のポンプ30よりバイパス経路7側(吸入側)には、液
圧室16からポンプ30側への液の流れのみを許容する
吸入弁37が設けられている。なお、これらポンプ3
0、吐出弁36および吸入弁37がポンプ機構Bを構成
している。そして、吸入弁37は、連結経路10に設け
られたバルブ室38と、該バルブ室38の液圧室16側
に連結する該バルブ室38より小径の連通路39とを有
しており、バルブ室38内には、バネ40により連通路
39側、すなわち液圧室16からポンプ30への液の流
れに逆らう方向に付勢される連通路39より大径の弁体
41が設けられている。
経路6側(吐出側)には、主経路6側への液の流れのみ
を許容する吐出弁36が設けられており、連結経路10
のポンプ30よりバイパス経路7側(吸入側)には、液
圧室16からポンプ30側への液の流れのみを許容する
吸入弁37が設けられている。なお、これらポンプ3
0、吐出弁36および吸入弁37がポンプ機構Bを構成
している。そして、吸入弁37は、連結経路10に設け
られたバルブ室38と、該バルブ室38の液圧室16側
に連結する該バルブ室38より小径の連通路39とを有
しており、バルブ室38内には、バネ40により連通路
39側、すなわち液圧室16からポンプ30への液の流
れに逆らう方向に付勢される連通路39より大径の弁体
41が設けられている。
【0023】この弁体41は、ポンプ30によるブレー
キ液吸入時に流れ込むブレーキ液により連通路39とバ
ルブ室38との境界の着座部42から離間して連通路3
9とバルブ室38との間を連通させるとともに、ポンプ
30によるブレーキ液吐出時にバネ40により付勢され
て連通路39とバルブ室38との境界の着座部42に着
座し連通路39とバルブ室38との間の連通を遮断する
ものである。
キ液吸入時に流れ込むブレーキ液により連通路39とバ
ルブ室38との境界の着座部42から離間して連通路3
9とバルブ室38との間を連通させるとともに、ポンプ
30によるブレーキ液吐出時にバネ40により付勢され
て連通路39とバルブ室38との境界の着座部42に着
座し連通路39とバルブ室38との間の連通を遮断する
ものである。
【0024】ここで、このバルブ室38はシリンダ43
と該シリンダ43内に摺動自在に嵌入されたピストン4
4とにより構成されている。このピストン44は、大径
部45とその両側の小径部46,47とを有する段付き
形状をなしており、これに応じてシリンダ43も大径嵌
合部48とその両側の小径嵌合部49,50とを有して
いる。また、シリンダ43の弁体41側の小径嵌合部4
9には、これよりさらに小径であって弁体41が設けら
れる弁室51(バルブ室38の一部)が連続して形成さ
れている。
と該シリンダ43内に摺動自在に嵌入されたピストン4
4とにより構成されている。このピストン44は、大径
部45とその両側の小径部46,47とを有する段付き
形状をなしており、これに応じてシリンダ43も大径嵌
合部48とその両側の小径嵌合部49,50とを有して
いる。また、シリンダ43の弁体41側の小径嵌合部4
9には、これよりさらに小径であって弁体41が設けら
れる弁室51(バルブ室38の一部)が連続して形成さ
れている。
【0025】そして、ピストン44の小径部46の弁体
41側の端面52には弁体41側に突出する突出部53
が設けられており、この突出部53内には、上記バネ4
0の反弁体41側の端部54が設けられている。また、
ピストン44の中心には、バネ40の反弁体41側の端
部54より小径の貫通穴55が、反弁体41側の小径部
47と小径嵌合部50とで構成される空間部56にバル
ブ室38を連通させ両側の圧力を均衡させるべく貫通し
ている。
41側の端面52には弁体41側に突出する突出部53
が設けられており、この突出部53内には、上記バネ4
0の反弁体41側の端部54が設けられている。また、
ピストン44の中心には、バネ40の反弁体41側の端
部54より小径の貫通穴55が、反弁体41側の小径部
47と小径嵌合部50とで構成される空間部56にバル
ブ室38を連通させ両側の圧力を均衡させるべく貫通し
ている。
【0026】ここで、大径部45および大径嵌合部48
のそれぞれの弁体41側の端面57,58同士の間には
ピストン44を反弁体41側に向けて付勢するスプリン
グ59が設けられており、また、大径部45の反弁体4
1側の端面45a、小径部47および大径嵌合部48で
構成される空間部60はバイパス経路7の一部を構成す
るように該パイパス経路7に設けられている。
のそれぞれの弁体41側の端面57,58同士の間には
ピストン44を反弁体41側に向けて付勢するスプリン
グ59が設けられており、また、大径部45の反弁体4
1側の端面45a、小径部47および大径嵌合部48で
構成される空間部60はバイパス経路7の一部を構成す
るように該パイパス経路7に設けられている。
【0027】なお、ピストン44の大径部45および両
小径部46,47の外周部には、それぞれOリング6
1,62,62が設けられており、Oリング62により
バルブ室38とスプリング挿入部64との間が、Oリン
グ61によりスプリング挿入部64と空間部60との間
が、Oリング63により空間部60と空間部56との間
がそれぞれ常時シールされるようになっている。
小径部46,47の外周部には、それぞれOリング6
1,62,62が設けられており、Oリング62により
バルブ室38とスプリング挿入部64との間が、Oリン
グ61によりスプリング挿入部64と空間部60との間
が、Oリング63により空間部60と空間部56との間
がそれぞれ常時シールされるようになっている。
【0028】そして、吸入弁37、該吸入弁37のバネ
40を押圧するピストン44および該ピストン44が嵌
入されるシリンダ43等は、可変吸入弁機構Cとして上
記のようにして一体に構成されている。なお、ピストン
44およびシリンダ43等が開弁圧制御手段Dを構成す
るものである。
40を押圧するピストン44および該ピストン44が嵌
入されるシリンダ43等は、可変吸入弁機構Cとして上
記のようにして一体に構成されている。なお、ピストン
44およびシリンダ43等が開弁圧制御手段Dを構成す
るものである。
【0029】連結経路10には、吐出弁36および吸入
弁37の反ポンプ30側の部分同士をバイパスする経路
65が設けられており、該経路65には、ポンプ30の
吐出圧力が設定値以上になると開いて圧力の異常上昇を
防止するリリーフ弁66が設けられている。
弁37の反ポンプ30側の部分同士をバイパスする経路
65が設けられており、該経路65には、ポンプ30の
吐出圧力が設定値以上になると開いて圧力の異常上昇を
防止するリリーフ弁66が設けられている。
【0030】また、本実施例においては、従動輪側のホ
イールブレーキ5をも制御するため、主経路6のマスタ
シリンダ側接続点8から分岐し、液圧制御弁67を介し
て従動輪側のホイールブレーキ5に接続する分岐経路6
8が設けられており、該分岐経路68は、液圧制御弁6
7よりマスタシリンダ3側の分岐点69からさらに分岐
し、その分岐した経路70はバイパス経路7の液圧室1
6と常閉弁15との間に合流している。そして、分岐経
路68の分岐点69とマスタシリンダ側接続点8との間
には常開弁71が設けられており、経路70にはその途
上に常閉弁72が設けられている。なお、これら常開弁
71、常閉弁72は上述したものと同様のものである。
イールブレーキ5をも制御するため、主経路6のマスタ
シリンダ側接続点8から分岐し、液圧制御弁67を介し
て従動輪側のホイールブレーキ5に接続する分岐経路6
8が設けられており、該分岐経路68は、液圧制御弁6
7よりマスタシリンダ3側の分岐点69からさらに分岐
し、その分岐した経路70はバイパス経路7の液圧室1
6と常閉弁15との間に合流している。そして、分岐経
路68の分岐点69とマスタシリンダ側接続点8との間
には常開弁71が設けられており、経路70にはその途
上に常閉弁72が設けられている。なお、これら常開弁
71、常閉弁72は上述したものと同様のものである。
【0031】このような構造のブレーキ液圧調整装置1
においては、通常のブレーキング時つまりブレーキペダ
ル2が踏まれる場合にマスタシリンダ3から発生するブ
レーキ液圧は、主経路6を介して駆動輪側のホイールブ
レーキ4を加圧し、また分岐経路68を介して従動輪側
のホイールブレーキ5を加圧する。その一方で、ブレー
キ液は、バイパス経路7を介して切換リザーバAの液圧
室16に入り、ピストン18を弁体25から離間する方
向に移動させて弁体25を着座部26に着座させ開閉弁
29を閉じるとともに、バイパス経路7の開閉弁29よ
りマスタシリンダ3側に設けられた可変吸入弁機構Cの
空間部60に流入する。すると、マスタシリンダ3から
の加圧状態に応じて開弁圧制御手段Dのピストン44が
スプリング59およびバネ40の付勢力に逆らって摺動
し、吸入弁37のバネ40を押圧してこれを縮小させ該
吸入弁37に所定の開弁圧を付与するようになってい
る。
においては、通常のブレーキング時つまりブレーキペダ
ル2が踏まれる場合にマスタシリンダ3から発生するブ
レーキ液圧は、主経路6を介して駆動輪側のホイールブ
レーキ4を加圧し、また分岐経路68を介して従動輪側
のホイールブレーキ5を加圧する。その一方で、ブレー
キ液は、バイパス経路7を介して切換リザーバAの液圧
室16に入り、ピストン18を弁体25から離間する方
向に移動させて弁体25を着座部26に着座させ開閉弁
29を閉じるとともに、バイパス経路7の開閉弁29よ
りマスタシリンダ3側に設けられた可変吸入弁機構Cの
空間部60に流入する。すると、マスタシリンダ3から
の加圧状態に応じて開弁圧制御手段Dのピストン44が
スプリング59およびバネ40の付勢力に逆らって摺動
し、吸入弁37のバネ40を押圧してこれを縮小させ該
吸入弁37に所定の開弁圧を付与するようになってい
る。
【0032】そして、このようなブレーキング状態で、
例えば車輪に設けられたセンサ等からの情報により車体
にスリップが生じている等と判断されると、アンチスキ
ッドコントロールを作動させることになるが、このアン
チスキッドコントロールの作動時には、ホイールブレー
キ側常開弁13を閉じかつ常閉弁15を開くことにより
駆動輪側のホイールブレーキ4からのブレーキ液を液圧
室16に流入させるとともに、常開弁71を閉じ常閉弁
72を開いて従動輪側のホイールブレーキ5からのブレ
ーキ液をも液圧室16に流入させ、これにより両ホイー
ルブレーキ4,5のブレーキ液圧を減圧することにな
る。
例えば車輪に設けられたセンサ等からの情報により車体
にスリップが生じている等と判断されると、アンチスキ
ッドコントロールを作動させることになるが、このアン
チスキッドコントロールの作動時には、ホイールブレー
キ側常開弁13を閉じかつ常閉弁15を開くことにより
駆動輪側のホイールブレーキ4からのブレーキ液を液圧
室16に流入させるとともに、常開弁71を閉じ常閉弁
72を開いて従動輪側のホイールブレーキ5からのブレ
ーキ液をも液圧室16に流入させ、これにより両ホイー
ルブレーキ4,5のブレーキ液圧を減圧することにな
る。
【0033】そして、例えばスリップが所定値より小さ
くなったと判断した場合、ホイールブレーキ側常開弁1
3を開きかつ常閉弁15を閉じ、また常開弁71を開き
常閉弁72を閉じて、さらにポンプ30を作動させ、切
換リザーバAの液圧室16から可変吸入弁機構Cの吸入
弁37を介してブレーキ液をポンプ30に吸込み、そし
て吐出弁36を介して主経路6にブレーキ液を吐出して
両ホイールブレーキ4,5へのブレーキ液圧を増圧する
ことになる。
くなったと判断した場合、ホイールブレーキ側常開弁1
3を開きかつ常閉弁15を閉じ、また常開弁71を開き
常閉弁72を閉じて、さらにポンプ30を作動させ、切
換リザーバAの液圧室16から可変吸入弁機構Cの吸入
弁37を介してブレーキ液をポンプ30に吸込み、そし
て吐出弁36を介して主経路6にブレーキ液を吐出して
両ホイールブレーキ4,5へのブレーキ液圧を増圧する
ことになる。
【0034】ここで、この時、切換リザーバAの液圧室
16に液圧が生じている状態で該液圧室16からポンプ
30によりブレーキ液を吸入し主経路6に向けて吐出す
ることになるにもかかわらず、上記のように可変吸入弁
機構Cはその吸入弁37のバネ40が開弁圧制御手段D
のピストン44の移動により縮小していてその付勢力、
すなわち開弁圧が大きくなっているため、ポンプ30に
よるブレーキ液吐出時に吸入弁37の弁体41を即座に
閉じることになり、吐出時に液圧室16側にブレーキ液
が逆流することがなくなる。
16に液圧が生じている状態で該液圧室16からポンプ
30によりブレーキ液を吸入し主経路6に向けて吐出す
ることになるにもかかわらず、上記のように可変吸入弁
機構Cはその吸入弁37のバネ40が開弁圧制御手段D
のピストン44の移動により縮小していてその付勢力、
すなわち開弁圧が大きくなっているため、ポンプ30に
よるブレーキ液吐出時に吸入弁37の弁体41を即座に
閉じることになり、吐出時に液圧室16側にブレーキ液
が逆流することがなくなる。
【0035】また、トラクションコントロールは加速時
のスリップを防ぐものであるため、これを作動させる場
合には操作者によるブレーキングはなされておらず、し
たがって、マスタシリンダ3による加圧がなく可変吸入
弁機構Cのバイパス経路7側に設けられた空間部60に
ブレーキ液が流入しないため、開弁圧制御手段Dのピス
トン44が摺動せずに吸入弁37のバネ40が該ピスト
ン44からの押圧を受けない通常の状態にあることにな
る。そして、この状態において、主経路6のマスタシリ
ンダ側常開弁12を閉じてポンプ30を駆動しマスタシ
リンダ3からバイパス経路7の開状態の開閉弁29を介
してブレーキ液を該ポンプ30に吸入し、さらに吐出弁
36を介し連結経路10および主経路6の一部を通じて
駆動輪側のホイールブレーキ4に向けて吐出しこれを加
圧することになる。なお、このとき、従動輪に駆動力は
かからずスリップは生じないため従動輪側のホイールブ
レーキ5は加圧しないようになっている。
のスリップを防ぐものであるため、これを作動させる場
合には操作者によるブレーキングはなされておらず、し
たがって、マスタシリンダ3による加圧がなく可変吸入
弁機構Cのバイパス経路7側に設けられた空間部60に
ブレーキ液が流入しないため、開弁圧制御手段Dのピス
トン44が摺動せずに吸入弁37のバネ40が該ピスト
ン44からの押圧を受けない通常の状態にあることにな
る。そして、この状態において、主経路6のマスタシリ
ンダ側常開弁12を閉じてポンプ30を駆動しマスタシ
リンダ3からバイパス経路7の開状態の開閉弁29を介
してブレーキ液を該ポンプ30に吸入し、さらに吐出弁
36を介し連結経路10および主経路6の一部を通じて
駆動輪側のホイールブレーキ4に向けて吐出しこれを加
圧することになる。なお、このとき、従動輪に駆動力は
かからずスリップは生じないため従動輪側のホイールブ
レーキ5は加圧しないようになっている。
【0036】以上トラクションコントロール時において
は、吸入弁37の弁体41を押圧するバネ40の付勢
力、すなわち開弁圧が小さい状態でポンプ30によりブ
レーキ液を吸入することになるため、吸入に応じて容易
に吸入弁37が開き、その応答性に優れることになる。
は、吸入弁37の弁体41を押圧するバネ40の付勢
力、すなわち開弁圧が小さい状態でポンプ30によりブ
レーキ液を吸入することになるため、吸入に応じて容易
に吸入弁37が開き、その応答性に優れることになる。
【0037】なお、この時、ブレーキング時およびアン
チスキッドコントロール時等のようには液圧室16内に
ブレーキ液が流入していない状態であり、バイパス経路
7からのブレーキ液は、ピストン18を摺動させること
なくその通路部18aを通って連結経路10からポンプ
30に流入することになる。このため、ブレーキ液には
圧力がかかっておらず、ポンプ30からブレーキ液を吐
出する際に可変吸入弁機構Cの吸入弁37の弁体41が
バネ40の通常の付勢力で即座に閉じることになり、ブ
レーキ液が液圧室16に逆流することはない。
チスキッドコントロール時等のようには液圧室16内に
ブレーキ液が流入していない状態であり、バイパス経路
7からのブレーキ液は、ピストン18を摺動させること
なくその通路部18aを通って連結経路10からポンプ
30に流入することになる。このため、ブレーキ液には
圧力がかかっておらず、ポンプ30からブレーキ液を吐
出する際に可変吸入弁機構Cの吸入弁37の弁体41が
バネ40の通常の付勢力で即座に閉じることになり、ブ
レーキ液が液圧室16に逆流することはない。
【0038】ここで、可変吸入弁機構Cのバネ40のば
ね定数等は、上述したように、マスタシリンダ3の加圧
状態に応じてピストン44が弁体41側に摺動し、突出
部53がシリンダ43の小径嵌合部49の端面49aに
当接した状態あるいは該当接前の状態のいずれにおいて
も、その縮小されたバネ40による付勢力がポンプ30
吐出時のブレーキ液の逆流を生じさせることなく、かつ
ピストン44の摺動がなくバネ40が通常の状態の時に
トラクションコントロール時の応答遅れを生じることが
ない等の条件を満たすよう適宜設定されるものである。
また、スプリング59のばね定数等は、マスタシリンダ
3による加圧状態に応じてピストン44が弁体41方向
に移動しバネ40に上記所定の付勢力を付与し、またマ
スタシリンダ3による加圧がない時にピストン44が反
弁体41方向に移動した位置にある等の条件を満たすよ
うに適宜設定されるものである。
ね定数等は、上述したように、マスタシリンダ3の加圧
状態に応じてピストン44が弁体41側に摺動し、突出
部53がシリンダ43の小径嵌合部49の端面49aに
当接した状態あるいは該当接前の状態のいずれにおいて
も、その縮小されたバネ40による付勢力がポンプ30
吐出時のブレーキ液の逆流を生じさせることなく、かつ
ピストン44の摺動がなくバネ40が通常の状態の時に
トラクションコントロール時の応答遅れを生じることが
ない等の条件を満たすよう適宜設定されるものである。
また、スプリング59のばね定数等は、マスタシリンダ
3による加圧状態に応じてピストン44が弁体41方向
に移動しバネ40に上記所定の付勢力を付与し、またマ
スタシリンダ3による加圧がない時にピストン44が反
弁体41方向に移動した位置にある等の条件を満たすよ
うに適宜設定されるものである。
【0039】また、切換リザーバAのスプリング20の
ばね定数及び棒部23の寸法等は、ブレーキペダル2の
初期操作によりマスタシリンダ3から発生する所定の微
小圧力が液圧室16に加わると、ピストン18が移動し
て弁体25が着座部26に着座する値に適宜設定される
ものである。
ばね定数及び棒部23の寸法等は、ブレーキペダル2の
初期操作によりマスタシリンダ3から発生する所定の微
小圧力が液圧室16に加わると、ピストン18が移動し
て弁体25が着座部26に着座する値に適宜設定される
ものである。
【0040】なお、切換リザーバAは、上記の構成に限
らず、バイパス経路7を必要に応じて遮断できる手段
(例えば電磁弁等)と、減圧のためホイールブレーキ4
のブレーキ液を流入させ貯蔵できる手段とを有していれ
ばよく、勿論これらを別々に構成することも可能であ
る。
らず、バイパス経路7を必要に応じて遮断できる手段
(例えば電磁弁等)と、減圧のためホイールブレーキ4
のブレーキ液を流入させ貯蔵できる手段とを有していれ
ばよく、勿論これらを別々に構成することも可能であ
る。
【0041】また、上述したホイールブレーキ側常開弁
13と常閉弁15とは、上記構成に限らず、駆動輪側の
ホイールブレーキ4がマスタシリンダ3にもポンプ30
の吸込み側にも連通していない状態と、ホイールブレー
キ4がマスタシリンダ3にのみ連通している状態と、ホ
イールブレーキ4がポンプ30のみに連通している状態
とに切り換えることができる構成であれば種々の変更を
施すことが可能である。例えば、周知の3ポート3位置
の切換弁一つで構成することも可能であり、したがって
この場合はこの切換弁が上記ホイールブレーキ側常開弁
13および常閉弁15に相当することになる。また、こ
のとき、この切換弁は主経路6とバイパス経路7とのホ
イールブレーキ側接続点9に設けられることになる。一
方、従動輪側のホイールブレーキ5、常開弁71および
常閉弁72等についても同様に種々の変更を施すことが
でき、当然のことながら上記のように一つの切換弁で構
成することも可能である。
13と常閉弁15とは、上記構成に限らず、駆動輪側の
ホイールブレーキ4がマスタシリンダ3にもポンプ30
の吸込み側にも連通していない状態と、ホイールブレー
キ4がマスタシリンダ3にのみ連通している状態と、ホ
イールブレーキ4がポンプ30のみに連通している状態
とに切り換えることができる構成であれば種々の変更を
施すことが可能である。例えば、周知の3ポート3位置
の切換弁一つで構成することも可能であり、したがって
この場合はこの切換弁が上記ホイールブレーキ側常開弁
13および常閉弁15に相当することになる。また、こ
のとき、この切換弁は主経路6とバイパス経路7とのホ
イールブレーキ側接続点9に設けられることになる。一
方、従動輪側のホイールブレーキ5、常開弁71および
常閉弁72等についても同様に種々の変更を施すことが
でき、当然のことながら上記のように一つの切換弁で構
成することも可能である。
【0042】そして、以上に述べたブレーキ液圧調整装
置1を実際に車両に搭載するに際しては、ポンプ30、
マスタシリンダ側常開弁12、ホイールブレーキ側常開
弁13、常閉弁15、常開弁71、常閉弁72、切換リ
ザーバA、リリーフ弁66、吐出弁36および可変吸入
弁機構C等を一つのケーシングに組み込んで搭載しても
よいし、あるいは、アンチスキッドコントロール部とし
てポンプ30、吐出弁36、可変吸入弁機構C、ホイー
ルブレーキ側常開弁13、常閉弁15、常開弁71およ
び常閉弁72を一つのケーシングに、トラクションコン
トロール部として切換リザーバA、マスタシリンダ側常
開弁12、リリーフ弁66を一つのケーシングに組み込
んでもよい、さらには、このように一方の系統のみでま
とめるのではなく、二系統とも同じケーシングに組み込
むこともできる。
置1を実際に車両に搭載するに際しては、ポンプ30、
マスタシリンダ側常開弁12、ホイールブレーキ側常開
弁13、常閉弁15、常開弁71、常閉弁72、切換リ
ザーバA、リリーフ弁66、吐出弁36および可変吸入
弁機構C等を一つのケーシングに組み込んで搭載しても
よいし、あるいは、アンチスキッドコントロール部とし
てポンプ30、吐出弁36、可変吸入弁機構C、ホイー
ルブレーキ側常開弁13、常閉弁15、常開弁71およ
び常閉弁72を一つのケーシングに、トラクションコン
トロール部として切換リザーバA、マスタシリンダ側常
開弁12、リリーフ弁66を一つのケーシングに組み込
んでもよい、さらには、このように一方の系統のみでま
とめるのではなく、二系統とも同じケーシングに組み込
むこともできる。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のブレーキ
液圧調整装置によれば、マスタシリンダによる加圧状態
の違いにより、アンチスキッドコントロール時(加圧有
り)とトラクションコントロール時(加圧なし)とで吸
入弁の開弁圧を適宜制御することができる。すなわち、
マスタシリンダの加圧によって吸入弁の開弁圧を大側
に、マスタシリンダの加圧がない時には吸入弁の開弁圧
を小側にすべく制御することができるのである。
液圧調整装置によれば、マスタシリンダによる加圧状態
の違いにより、アンチスキッドコントロール時(加圧有
り)とトラクションコントロール時(加圧なし)とで吸
入弁の開弁圧を適宜制御することができる。すなわち、
マスタシリンダの加圧によって吸入弁の開弁圧を大側
に、マスタシリンダの加圧がない時には吸入弁の開弁圧
を小側にすべく制御することができるのである。
【0044】したがって、アンチスキッドコントロール
時においては、開弁圧を大きくしてポンプによるブレー
キ液吐出時に吸入弁を即座に閉じることにより液圧室側
にブレーキ液が逆流することをなくして実ポンプ効率を
大幅に向上することができ、トラクションコントロール
時には、吸入弁の開弁圧を小さくしてポンプによりブレ
ーキ液を吸入する際に容易に吸入弁が開くようにし、ト
ラクションコントロールの応答性を著しく向上すること
ができる。
時においては、開弁圧を大きくしてポンプによるブレー
キ液吐出時に吸入弁を即座に閉じることにより液圧室側
にブレーキ液が逆流することをなくして実ポンプ効率を
大幅に向上することができ、トラクションコントロール
時には、吸入弁の開弁圧を小さくしてポンプによりブレ
ーキ液を吸入する際に容易に吸入弁が開くようにし、ト
ラクションコントロールの応答性を著しく向上すること
ができる。
【図1】本発明の一実施例によるブレーキ液圧調整装置
の構成図である。
の構成図である。
1 ブレーキ液圧調整装置 3 マスタシリンダ 4 ホイールブレーキ 6 主経路(液圧経路) 13 ホイールブレーキ側常開弁(遮断手段) 16 液圧室 30 ポンプ 36 吐出弁 37 吸入弁 B ポンプ機構 D 開弁圧制御手段
Claims (1)
- 【請求項1】 制動時のスリップを防止すべく加圧状態
のマスタシリンダとホイールブレーキとの間の液圧経路
を遮断する遮断手段と、 該遮断手段による前記液圧経路の遮断とともに前記ホイ
ールブレーキからブレーキ液を流入させる液圧室と、 該液圧室内のブレーキ液を吸入し前記液圧経路に吐出す
るとともに、加速時のスリップを防止すべく非加圧状態
の前記マスタシリンダからブレーキ液を吸入し前記ホイ
ールブレーキに吐出するポンプ機構とを有し、 該ポンプ機構は、内容積が増減を繰り返すポンプと、該
ポンプの吸入側に設けられ該ポンプへのブレーキ液の流
れのみを許容する吸入弁と、該ポンプの吐出側に設けら
れ該ポンプからのブレーキ液の流れのみを許容する吐出
弁とを具備するブレーキ液圧調整装置において、 前記ポンプ機構の吸入弁の開弁圧を前記マスタシリンダ
のブレーキ液圧で制御する開弁圧制御手段を有すること
を特徴とするブレーキ液圧調整装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12993091A JPH0569804A (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | ブレーキ液圧調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12993091A JPH0569804A (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | ブレーキ液圧調整装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0569804A true JPH0569804A (ja) | 1993-03-23 |
Family
ID=15021940
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12993091A Withdrawn JPH0569804A (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | ブレーキ液圧調整装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0569804A (ja) |
-
1991
- 1991-05-31 JP JP12993091A patent/JPH0569804A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980806 |