JPH0570014A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JPH0570014A
JPH0570014A JP4021299A JP2129992A JPH0570014A JP H0570014 A JPH0570014 A JP H0570014A JP 4021299 A JP4021299 A JP 4021299A JP 2129992 A JP2129992 A JP 2129992A JP H0570014 A JPH0570014 A JP H0570014A
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J13/00Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in short lengths, e.g. sheets
    • B41J13/0009Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in short lengths, e.g. sheets control of the transport of the copy material
    • B41J13/0045Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in short lengths, e.g. sheets control of the transport of the copy material concerning sheet refeed sections of automatic paper handling systems, e.g. intermediate stackers

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  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 紙をたるませずに逆方向紙送りできる印字装
置を提供する。 【構成】 紙搬送手段と駆動モータ間の動力伝達系のガ
タb1+ガタがない場合に紙搬送手段が紙に最大の所望
の逆紙送り量Max(D4)だけ変位を与える駆動モー
タの回転量Max(d2)+微少な付加的回転量γ<紙
排出手段と駆動モータ間の動力伝達系のガタb2 とな
るようにb2を設定する。また、紙をD4だけ逆方向送
りしたいときは、まず駆動モータをb1+d2+γだけ
逆回転させ、この後駆動モータをb1+γだけ正方向回
転させる。 【効果】 紙を逆方向送りする時に紙浮きが発生せず、
印字位置ずれ,印字汚れ,紙ジャムリが防げるという効
果がある。更に印字ヘッドがワイヤドット式の場合は印
字ヘッドのワイヤー折れが低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印字装置に関するもの
である。更に詳しくはその紙送り装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては特開昭62ー257
871号に示されている様な印字装置が知られている。
そこに開示されている紙送りに関する内容を図10を用
いて説明する。この印字装置ではプラテン301と紙送
りローラ303より成る紙搬送手段により、用紙100
を印字ヘッド302とプラテン301間のギャップ内に
ある印字位置aへ矢印で示す方向に搬送し、印字ヘッド
302により印字を行っている。印字された用紙100
は更に送られ、排紙ローラ307及び308より成る紙
排出手段により排出されるようになっている。紙排出手
段は用紙100の終端がプラテン301と紙送りローラ
303の接点を通過しへ紙搬送手段から用紙100への
搬送駆動力が伝わらなくなった後に用紙100を印字装
置の外へ排出するために設けられている。そして、紙排
出手段の紙搬送速度を紙搬送手段の紙搬送速度より速く
設定するとともに、紙排出手段の紙搬送力を紙搬送手段
の紙搬送力より小さく設定して紙排出手段と用紙100
を滑らせることで紙搬送手段と紙排出手段の間に位置す
る用紙100を張り、たるみの発生を防ごうとしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ビットイメージによる
グラフィック印字と大きな拡大文字の混在する印字が行
えるプリンターを安価に提供するためには、印字装置に
内蔵される記憶装置(バッファ)の容量やコントロール
ソフトが限られ、通常の印刷方法ではメモリーが不足し
印字できないため、まず複数桁の印字を行なった後に、
用紙を正確に元の位置まで戻した後、別の種類の印字を
行なうことにより全体の印刷を完成させる必要がある。
この場合、逆方向紙送り(1/2インチ程度の)を正確
に行う必要が生ずる。
【0004】しかし、図10に示す特開昭62ー257
871号にて開示された印字装置に於いては、用紙10
0の搬送方向は正方向のみを前提としてあり逆方向紙送
りについては全く考慮されていなかった。ここで、特開
昭62ー257871号にて開示された印字装置に於い
て正逆方向紙送りをした場合の紙変位量と、紙搬送手段
及び紙排出手段双方を駆動するための駆動モータの回転
量の関係を図11を用いて説明する。正方向に用紙10
0をD1だけ搬送する場合は図の第1象現に示すように
駆動モータをd1だけ正紙送り方向に回転すれば良い。
紙排出手段の紙搬送速度は紙搬送手段の紙搬送速度より
速く設定されているため、紙排出手段は破線で示す変位
量だけ用紙100を搬送しようとするが、紙排出手段の
紙搬送力は紙搬送手段の紙搬送力より小さく設定されて
いるため紙排出手段と用紙100はS1だけ滑り、用紙
100は張られた状態で実線上を原点からP1まで進
み、D1だけ変位する。用紙100を搬送する方向が正
方向のみの場合は駆動モータから紙搬送手段及び紙排出
手段間で輪列のバックラッシ等のガタが有ってもガタは
一方向に吸収されてしまっているため駆動モータ回転量
と用紙100の変位量は比例関係にある。
【0005】ところが、順方向に送られていた状態から
原点OよりD1だけ逆方向紙送りするつもりでd1だけ
駆動モータを逆転すると、駆動モータから紙搬送手段及
び紙排出手段間で輪列のバックラッシ等の微少なガタb
(正確には駆動モータから紙搬送手段までのガタと駆動
モータから紙排出手段までのガタは異なる数値のもので
あるが双方とも一般には極力小さく設計する事が常識で
あるため同じ値bとした。図11に於いては説明を容易
にするためbをd1に対して半分程度の大きさに書いて
いるが実際のbはもっと小さいものである。)の分だけ
駆動モータが逆転しても用紙100は動かず、ガタbが
吸収された後、紙排出手段は紙搬送手段よりも速い速度
で用紙100を逆方向変位させる。この結果、紙搬送手
段はD2だけ用紙100を逆方向変位させ原点からP2
を経てP3へ,紙排出手段はD3だけ用紙100を逆方
向変位させ原点からP2を経てP4へ至る。そしてD2
とD3の差分S2だけ紙排出手段と紙搬送手段の間の用
紙100はたるむ。また、D1,D2,D3の関係はD
1>D3>D2となり同じ駆動モータ回転量d1でも用
紙100の変位量は各々異なってしまう。この後、d1
だけ駆動モータを正転するとガタbが先ほどと反対側に
吸収され原点に戻る。
【0006】即ち紙搬送手段による紙変位の軌跡はP3
からP5を経て原点へ、紙排出手段による紙変位の軌跡
はP4からP6を経て原点へ戻る。この様に特開昭62
ー257871号にて開示された印字装置で逆方向紙送
りを行うと用紙100がたるんでしまい、印字位置ず
れ,印字汚れ,紙ジャムリが発生し易くなる。
【0007】特に、印字ヘッド302がワイヤドット式
の場合には、ジャミングした用紙100が、印字ヘッド
302とプラテン301の間に配置されたリボンマスク
(図示せず)を介して印字ヘッド302とプラテン30
1との間に配置されたインクリボン(図示せず)を印字
ヘッド302に押しつけ、印字ヘッド302のワイヤー
がインクリボンに引っかかりやすくなる為、印字ワイヤ
ー折れが発生しやすい。また、プラテン301から浮き
上がった用紙100を印字ワイヤが打撃するので印字騒
音が大きくなるといった問題も発生してしまう。
【0008】そこで本発明は、紙を逆送りする場合の紙
たるみによる紙浮きをなくすことによって、印字位置ず
れ,印字汚れ,紙ジャムリ,印字ヘッドのワイヤー折
れ、印字汚れを防止することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の印字装置は、給紙方向に対し印字位置より
上流側に設置されている紙搬送手段と、印字位置より下
流側に設置されている紙排出手段と、紙搬送手段と紙排
出手段とを駆動する駆動モータとを備え、紙排出手段の
紙送り速度が紙搬送手段の紙送り速度より速く設定され
ている印字装置において、紙排出手段と駆動モータ間の
動力伝達系のガタb2が紙搬送手段と駆動モータ間の動
力伝達系のガタb1より大きく設定されていることを特
徴とする。また、前記のガタb1とガタがない場合に紙
搬送手段が用紙を所望する量の最大値搬送するために必
要な駆動モータの回転量MAXd2と付加的回転量γと
の総和が、前記のガタb2より大きいことを特徴とす
る。
【0010】また、駆動モータを前記のガタb1+前記
のd2+前記の付加的回転量γだけ逆紙送り方向に回転
させ、この後前記駆動モータを前記のガタb1+付加回
転量γだけ正紙送り方向に回転させて逆方向紙送り所望
量だけ逆方向紙送りすることを特徴とする。
【0011】また、前記のガタb2は輪列のバックラッ
シよりなることを特徴とする。
【0012】また、前記のガタb2は歯車に設けた穴の
断面形状と該穴に係合する軸の断面形状が異なることに
よる回転方向の隙間よりなることを特徴とする。
【0013】また、前記の逆方向紙送り所望量の最大値
が1/2インチ以上であることを特徴とする。
【0014】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明をする。
【0015】図2は本発明の実施例である印字装置の外
観斜視図である。この印字装置は紙を挿入する経路とし
て後方上部からの経路Aと前方下部からの経路Bとを備
えている。
【0016】図1は本発明の第1実施例の紙送り部断面
図である。図1に示すように、ゴムなどでできた円筒形
のプラテン101の法線上に印字ヘッド102の印字中
心が位置し(印字位置a)、印字ヘッド102の先端と
プラテン101の表面間には小さなギャップが存在する
ように印字ヘッド102とプラテン101が設置されて
いる。紙の給送側で印字位置aより上流の紙経路Aに
は、第1紙送りローラ103と第2紙送りローラ104
がプラテン101に付勢されて設けられている。同じく
紙の給送側で印字位置aより上流の紙経路Bには、紙送
り駆動ローラ105と第3紙送りローラ106が設けて
ある。これらの紙送り駆動ローラ105と第3紙送りロ
ーラ106は互いに圧接するように付勢されている。紙
経路Aにはトラクター109が設けてあり連続用紙の搬
送もできるようになっている。以後、プラテン101と
第1紙送りローラ103、第2紙送りローラ104で構
成された部分を第1の紙搬送手段、紙送り駆動ローラ1
05と第3紙送りローラ106で構成された部分を第2
の紙搬送手段、トラクター109を第3の紙搬送手段と
呼ぶ。
【0017】印字位置aより下流の紙経路に設けられた
排紙ローラ107は、排紙カバー108との間に所定の
ギャップを持ち所定の排紙力が得られる様用紙100を
押圧している。以後、排紙ローラ107と排紙カバー1
08で構成された部分を紙排出手段と呼ぶ。なお紙排出
手段は紙搬送手段より紙終端が送り出された後、紙排出
手段より下流に紙を排出する機能を備えたものである。
紙搬送手段と紙排出手段の間で紙がたるまないように、
紙排出手段の紙送り速度は、第1の紙搬送手段,第2の
紙搬送手段,第3の紙搬送手段、何れの紙送り速度より
速く設定されている。また紙排出手段と用紙100を滑
らせることにより紙搬送手段で紙の送り量を制御するた
め、紙排出手段の紙送り力は、第1の紙搬送手段,第2
の紙搬送手段,第3の紙搬送手段、何れの紙送り力より
小さく設定されている。紙案内110は紙経路Aと紙経
路Bより紙を印字位置aへ導くように設置されている。
【0018】なお第1の紙搬送手段である第1紙送りロ
ーラ103および第2紙送りローラ104はプラテン1
01より、また第2の紙搬送手段である第3紙送りロー
ラ106は紙送り駆動ローラ105より選択的に圧接状
態から離脱する機構をそれぞれ備えている。連続用紙を
給紙する際には、この機構を用いて第1紙送りローラ1
03および第2紙送りローラ104をプラテン101よ
り離した状態でトラクター109を駆動する。
【0019】図3は本発明の第1の実施例の紙送り機構
の輪列を示す図である。本実施例に於いては紙搬送手段
と駆動モータ間の動力伝達系と、紙排出手段と駆動モー
タ間の動力伝達系に輪列を用いている。紙搬送手段と紙
排出手段を駆動するための駆動モータ201にはモータ
ピニオン202が固着されている。モータピニオン20
2は減速歯車203の大歯車と噛合している。減速歯車
203の小歯車はプラテン歯車204と第4伝達歯車2
10に噛合している。プラテン歯車204は第1伝達歯
車205と第3伝達歯車208と噛合している。プラテ
ン歯車204はプラテン101に固定されている。紙送
り駆動ローラ歯車207は第2伝達歯車206を介して
第1伝達歯車205と噛合している。紙送り駆動ローラ
歯車207と紙送り駆動ローラ105は同一の軸にそれ
ぞれ固定されている。トラクター歯車211は第4伝達
歯車210に噛合しておりトラクター109を駆動する
軸に固定されている。印字位置aより下流に設けられた
紙排出手段の排紙ローラ歯車209は第3伝達歯車20
8と噛合しており、排紙ローラ歯車209と排紙ローラ
107は同一の軸にそれぞれ固定されている。
【0020】モータピニオン202,減速歯車203,
プラテン歯車204,第1伝達歯車205,第2伝達歯
車206,第4伝達歯車210さらに紙送り駆動ローラ
歯車207,トラクター歯車211は正転位された歯形
をもち各係合する歯車とのバックラッシは標準歯車より
低減されている。このため第1の紙搬送手段,第2の紙
搬送手段,第3の紙搬送手段と駆動モータ201間の動
力伝達系のバックラッシによるガタb1は図11を用い
て説明した従来技術の駆動モータから紙搬送手段及び紙
排出手段間輪列のバックラッシ等のガタbと同様に小さ
な量となっている。なお正の転位歯車のため係合し合う
歯車の軸間距離は各歯車のピッチ円径の和より大きく設
定してある。
【0021】一方、紙搬送手段と駆動モータ間のガタに
ついては、具体的にはプラテン歯車204,第3伝達歯
車208,排紙ローラ歯車209の軸間距離を延ばし、
また第3伝達歯車208,排紙ローラ歯車209の歯形
を負の転位歯形としてバックラッシを大きくとり、紙搬
送手段と駆動モータ201間の動力伝達系のガタb1よ
りはるかに大きなガタb2となるように設定してある。
ガタb2の具体的な設定方法は、図4を用いて後述す
る。
【0022】第1の紙搬送手段において、紙送り時駆動
モータ201の紙送り方向に対して正方向の回転を正回
転駆動と称し図面上では時計回りの回転と呼び、逆方向
の回転を逆回転駆動と称し図面上では反時計回りの回転
と呼ぶ。
【0023】図1,図3,図4および図5を用いて駆動
モータ201の回転量と用紙100の変位の関係を説明
する。駆動モータ201が時計回りにd1回転し発生し
た回転トルクは、モータピニオン202、減速歯車20
3、プラテン歯車204へと伝達されプラテン101は
時計方向に駆動される。また、この回転トルクはさらに
第3伝達歯車208,排紙ローラ歯車209へと伝達さ
れ排紙ローラ107も時計回りに駆動される。このと
き、紙経路Aより挿入されている単票紙は、プラテン1
01と第1紙送りローラ103,第2紙送りローラ10
4よりなる第1の紙搬送手段からD1だけ正方向変位を
与えられ、紙案内110に沿って給紙され、プラテン1
01と圧接している第1紙送りローラ103、第2紙送
りローラ104を通過し、印字ヘッド102とプラテン
101,排紙ローラ107と排紙カバー108間のギャ
ップを通過し紙経路Cの方向に排出される。単票紙が紙
搬送手段と紙排出手段の両方に掛かっている時、紙排出
手段の紙搬送速度は紙搬送手段の紙搬送速度より速く設
定されているため、紙排出手段は図4の第1象現の破線
で示す変位量だけ単票紙を搬送しようとするが、紙排出
手段の紙搬送力は紙搬送手段の紙搬送力より小さく設定
されているため紙排出手段と単票紙はS1だけ滑り、単
票紙は張られた状態で実線上を原点からP1まで進み、
D1だけ変位する。単票紙を搬送する方向がこのように
正方向の場合は駆動モータから紙搬送手段及び紙排出手
段間で輪列のバックラッシ等のガタが有っても図5
(a)に示すように一方向に吸収されているため駆動モ
ータ回転量と用紙100の変位量は比例関係にある。
【0024】単票紙が第1の紙搬送手段と紙排出手段の
両方に接している時に駆動モータ201へ紙逆送信号が
入力された場合、駆動モータ201は反時計回りに回転
し始める。駆動モータ201で発生された回転トルクは
モータピニオン202,減速歯車203,プラテン歯車
204に伝達され、プラテン101は反時計回りに回転
する。また、この回転トルクはさらに第3伝達歯車20
8,排紙ローラ歯車209へと伝達され排紙ローラ10
7も反時計回りに駆動される。単票紙を所望の逆紙送り
量D4だけ逆方向変位させたいときは、まず駆動モータ
201を、[第1の紙搬送手段と駆動モータ201間の
動力伝達系のバックラッシ等のガタb1]+[ガタがな
い場合に紙搬送手段が紙に所望の逆紙送り量D4だけ変
位を与える駆動モータ201の回転量d2]+[微少な
付加的回転量γ]だけ逆回転させる。この操作により単
票紙は図4における原点からP7を経てP8に至る。原
点からP7への過程で駆動モータ201と第1の紙搬送
手段間の輪列のバックラッシの状態は図5(a)から図
5(b)の状態へ移行する。このとき、[b1]+[ガ
タがない場合に紙搬送手段が紙に最大の所望の逆紙送り
量Max(D4)だけ変位を与える駆動モータの回転量
Max(d2)]+[γ]より[紙排出手段と駆動モー
タ間の動力伝達系のガタb2]が大となるようにb2を
設定しておけば、この動作中紙排出手段は駆動されない
ため第1の紙搬送手段と紙排出手段間の単票紙がたるむ
ことはない。即ち紙排出手段と駆動モータ間の動力伝達
系のガタb2が吸収されて紙排出手段が駆動し始める点
であるP11がP8より図4において左側にあれば逆方
向紙送り中に紙たるみは生じない。
【0025】本実施例に於いては所望する逆紙紙送り量
の最大値Max(D4)は、ビットイメージによるグラ
フィック印字と32ポイントの拡大文字の混在する印字
をする場合に対応させて、1/2インチとしている。さ
らに大きな拡大文字に対応するには、それに応じてb2
を大きくしてやればよいことは言うまでもない。
【0026】この後駆動モータ201を[b1+γ]だ
け正方向回転させると単票紙はP8からP9を経てP1
0に至り、所望の逆紙送り量D4が得られる。さらに、
駆動モータ201をd2だけ正方向回転させると単票紙
はP10から原点に至り初期状態に戻る。このプロセス
に於てP9→P10→原点の区間では紙搬送手段は正方
向に駆動され、紙排出手段は駆動されない状態となる
が、先に述べたように、紙排出手段の紙送り力を紙搬送
手段の紙送り力より小さく設定するために、紙排出手段
と紙の接触力は小さくしてありかつ排紙ローラ107は
空転できる状態にある。このため、紙搬送手段により正
方向に送り出される単票紙は自身の腰の強さ(座屈に抗
する強さ)によりプラテン101と紙排出手段の間でた
るむことなく排紙ローラ107と排紙カバー108のあ
いだを通過して排出される。
【0027】なお、エアーメール便箋のように非常に薄
く腰の弱い単票紙を搬送するときは排紙ローラ107を
排紙カバー108に対して選択的に退避できる機構を備
え、P9→P10→原点の区間では排紙ローラ107を
排紙カバー108に対して退避させれば通常の厚さの紙
と同様にたるませることなく排出することができる。
【0028】なお紙経路Bに設置されている第2の紙搬
送手段においては、構成要素が紙送り駆動ローラ105
と第3紙送りローラ106よりなる点と用紙100の挿
入方向と駆動モータ201に対し駆動ローラ105の回
転方向は異なるが(駆動モータ201が時計回りに正回
転すると紙送り駆動ローラ105は反時計回りに回転す
る。)、駆動モータ201が正回転すると紙が紙経路の
下流方向(図1に於て上向き)に送り出されており、機
能や制御方法は第1の紙搬送手段と同じである。
【0029】また紙経路Aに設置されている第3の紙搬
送手段においては 第1の紙搬送手段のプラテン10
1,第1紙送りローラ103と第2紙送りローラ104
の役割がトラクター109に置き変り、搬送される用紙
100が単票紙からトラクター109に適合する連続紙
に変わっただけである。駆動モータ201に対しトラク
ター109の回転方向は異なるが(駆動モータ201が
時計回りにせい回転するとトラクター歯車211は反時
計回りに回転する。)、駆動モータ201が正回転する
と紙が紙経路の下流方向に送り出されており、その他の
機能や制御方法は第1の紙搬送手段と同じである。なお
この第3の紙搬送手段を使用するときは第1紙送りロー
ラ103、第2紙送りローラ104はプラテン101か
ら離脱されるようにしている。
【0030】なお本実施例では3つの紙搬送手段と2つ
の給紙経路を備えているが、紙搬送手段,給紙経路の数
は一つ以上あれば良く、位置は紙経路に於いて印字位置
aより上流ならどこに設けてあっても良い。
【0031】図6は本発明による第2の実施例の紙送り
の機構を示す図である。この実施例は第1の実施例と比
べ第1伝達歯車205,第2伝達歯車206,第4伝達
歯車210を第1ベルト402,第2ベルト404に置
き換えただけで機能や制御方法は第1実施例と同じであ
る。なおベルトを用いることにより第2,第3の紙搬送
手段と駆動モータ間の動力伝達系のガタb1は非常に小
さく設定することが可能となりガタb1のバラツキも低
減できる。
【0032】図7,図8は本発明における第3の実施例
の動作を示す図である。紙排出手段の構成部品である排
紙ローラ歯車209には扇型の穴が設けてある。この扇
型の片方の端辺を延長したD字型断面形状をした排紙ロ
ーラ軸501は排紙ローラ歯車209の扇型の穴に係合
している。排紙ローラ軸501の断面は前述のD字型形
状のため排紙ローラ歯車209の扇型の穴とは回転角β
だけ隙間が開いている。第1の実施例が紙搬送手段と駆
動モータ201間の動力伝達系のガタb1を小とし、一
方、紙排出手段と駆動モータ201間の輪列のバックラ
ッシを大きくすることにより [b1]+[Max(d2)]+[γ]<[b2] の
関係を持たせたのに対し、この実施例は、角度βを排紙
ローラ歯車209の扇型の穴形状と排紙ローラ軸501
のD字型断面形状により [b1]+[Max(d2)]+[γ]<[b2] の
関係が満たせるように設定したものである。排紙ローラ
歯車209の穴形状と排紙ローラ軸501の断面形状
は、必要な回転角βを確保し、排紙ローラ歯車209に
伝達された回転トルクを排紙ローラ軸501に伝達でき
れば他の形状でも構わない。
【0033】駆動モータ201が時計回りに正回転して
いるときは排紙ローラ歯車209も時計回りに回転する
ため排紙ローラ歯車209と排紙ローラ軸501は図7
に示す状態で係合している。紙逆送信号が入力されると
駆動モータ201が反時計回りに回転し紙搬送手段のロ
ーラはすぐにガタb1が吸収され回転し始める。この
時、図8のような排紙ローラ歯車209と排紙ローラ軸
501の係合状態に移行する。このように、第3の実施
例に於いてもガタの発生手段が異なるのみで、機能や制
御方法は第1実施例と同じである。この実施例において
は歯車類の転位量等の複雑な部品管理をせずに紙排出手
段と駆動モータ間の動力伝達系のガタb2を確保でき
る。
【0034】図9は本発明における第4の実施例の紙送
り部の断面図である。この実施例は紙送り駆動ローラ7
01および紙送りローラ702よりなる第1紙搬送手
段,トラクター109よりなる第2紙搬送手段と排紙駆
動ローラ703および排紙ローラ704よりなる紙排出
手段を直線的に配置し用紙100の搬送性を向上させた
もので、機能や制御方法は第1実施例と同じである。
【0035】
【発明の効果】本発明の印字装置によれば、[紙搬送手
段と駆動モータ間の動力伝達系のガタb1]+[ガタが
ない場合に紙搬送手段が紙に最大の所望の逆紙送り量M
ax(D4)だけ変位を与える駆動モータの回転量Ma
x(d2)]+[微少な付加的回転量γ]<[紙排出手
段と駆動モータ間の動力伝達系のガタb2]の関係が成
り立つようにb2を設定し、所望の逆紙送り量D4だけ
紙を逆送りするときには、まず駆動モータをb1+d2
+γだけ逆方向回転させ、この後駆動モータをb1+γ
だけ正方向回転させることにより、紙搬送手段と紙排出
手段の間の紙がたるまないようにしたため、紙搬送手段
と紙排出手段の間に紙浮きが発生せず、印字位置ずれ,
印字汚れ,紙ジャムリが防げるという効果がある。更に
印字ヘッドがワイヤドット式の場合は印字ヘッドのワイ
ヤーがインクリボンに引っかからなくなる為、印字ワイ
ヤー折れが発生じず、またプラテンから浮き上がった紙
への印字ワイヤによる加振に伴い印字騒音が大きくなる
ということもないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の紙送り部の断面図であ
る。
【図2】本発明の実施例を用いたプリンターの外観斜視
図である。
【図3】本発明の第1の実施例の紙送り機構の輪列を示
す図である。
【図4】本発明の実施例における紙変位量と駆動モータ
回転量の関係を示す図である。
【図5】本発明の実施例における紙送り機構の輪列のバ
ックラッシを示す図である。
【図6】本発明の第2の実施例における紙送り機構を示
す図である。
【図7】本発明の第3の実施例の作動図である。
【図8】本発明の第3の実施例の作動図である。
【図9】本発明の第4の実施例における紙送り部の概略
断面図である。
【図10】従来の技術を説明する断面図である。
【図11】従来の技術の紙変位量と駆動モータ回転量の
関係を示す図である。
【符号の説明】
100 用紙 101 プラテン 102 印字ヘッド 103 第1紙送りローラ 104 第2紙送りローラ 105 紙送り駆動ローラ 106 第3紙送りローラ 107 排紙ローラ 108 排紙カバー 109 トラクター 110 紙案内 201 駆動モータ b1 紙搬送手段と駆動モータ間の動力伝達系のガタ D4 所望の逆紙送り量 d2 ガタがない場合に紙搬送手段が紙にD4だけ変位
を与える駆動モータの回転量 γ 付加的回転量 b2 紙排出手段と駆動モータ間の動力伝達系のガタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙方向に対し印字位置より上流側に設
    置されている紙搬送手段と、前記印字位置より下流側に
    設置されている紙排出手段と、前記紙搬送手段と前記紙
    排出手段とを駆動する駆動モータとを備え、前記紙排出
    手段の紙送り速度が前記紙搬送手段の紙送り速度より速
    く設定されている印字装置において、前記紙排出手段と
    前記駆動モータ間の動力伝達系のガタb2が前記紙搬送
    手段と前記駆動モータ間の動力伝達系のガタb1より大
    きく設定されていることを特徴とする印字装置。
  2. 【請求項2】 前記ガタb1とガタがない場合に前記紙
    搬送手段が用紙を所望する量の最大値搬送するために必
    要な前記駆動モータの回転量MAXd2と付加的回転量
    γとの総和が、前記ガタb2より大きいことを特徴とす
    る請求項1記載のの印字装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動モータを前記ガタb1と前記d
    2と前記γとの和だけ逆紙送り方向に回転させ、この後
    前記駆動モータをb1と付加的回転量γとの和だけ正紙
    送り方向に回転させて逆方向紙送り所望量だけ逆方向紙
    送りすることを特徴とする請求項2記載の印字装置。
  4. 【請求項4】 前記ガタb2は輪列のバックラッシより
    なることを特徴とする請求項1記載の印字装置。
  5. 【請求項5】 前記ガタb2は歯車に設けた穴の断面形
    状と該穴に係合する軸の断面形状が異なることによる回
    転伝達隙間であることを特徴とする請求項1記載の印字
    装置。
  6. 【請求項6】 前記逆方向紙送り所望量の最大値が1/
    2インチ以上であることを特徴とする請求項2記載の印
    字装置。
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