JPH0571293A - トンネル構築方法 - Google Patents
トンネル構築方法Info
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- JPH0571293A JPH0571293A JP3167761A JP16776191A JPH0571293A JP H0571293 A JPH0571293 A JP H0571293A JP 3167761 A JP3167761 A JP 3167761A JP 16776191 A JP16776191 A JP 16776191A JP H0571293 A JPH0571293 A JP H0571293A
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- tunnel
- excavation
- ground
- excavator
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Links
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Landscapes
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】シールド付きの掘削装置を用いて、余掘りによ
る空隙部分から地山を緩ませることなく、トンネル25
を構築する。 【構成】外殻2の内側に配置した掘削機6で掘削すると
共に、該外殻2の外側と地山20との間に非固結性の一
次裏込材26を充填する。一次裏込材26が地山20を
支持した状態で、外殻2が抵抗なく推進する。そして、
外殻2の後部でセグメント16を立て込み、地山20と
セグメント16との間にモルタル22を二次裏込するこ
とにより、構造的に安定したトンネル25を構築してい
く。
る空隙部分から地山を緩ませることなく、トンネル25
を構築する。 【構成】外殻2の内側に配置した掘削機6で掘削すると
共に、該外殻2の外側と地山20との間に非固結性の一
次裏込材26を充填する。一次裏込材26が地山20を
支持した状態で、外殻2が抵抗なく推進する。そして、
外殻2の後部でセグメント16を立て込み、地山20と
セグメント16との間にモルタル22を二次裏込するこ
とにより、構造的に安定したトンネル25を構築してい
く。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シールド付きの掘削装
置を用いて、地山の安定を保ちつつシールドが推進し得
る、トンネル構築方法に関する。
置を用いて、地山の安定を保ちつつシールドが推進し得
る、トンネル構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シールド付きの掘削装置を用いて
山岳トンネルを構築しようとする場合には、地山が岩盤
であるが為に掘削断面形状の侭に均一に掘削することが
出来ず、従って、掘削された地山の断面とシールドとの
間には、余掘りによる空隙が避け難い形で形成されてい
る。該余掘りによる空隙部分には、固結性の裏込材を充
填するとシールドと地山が縁切りされずに一体化してし
まうことによりシールドが推進することが出来なくなっ
てしまうので、シールドが通過するまで裏込材を充填す
ることが出来なかった。
山岳トンネルを構築しようとする場合には、地山が岩盤
であるが為に掘削断面形状の侭に均一に掘削することが
出来ず、従って、掘削された地山の断面とシールドとの
間には、余掘りによる空隙が避け難い形で形成されてい
る。該余掘りによる空隙部分には、固結性の裏込材を充
填するとシールドと地山が縁切りされずに一体化してし
まうことによりシールドが推進することが出来なくなっ
てしまうので、シールドが通過するまで裏込材を充填す
ることが出来なかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこれでは、シー
ルドが通過するまでの間、地山の露出面が放置されるこ
とになり、そして、時間の経過と共に露出した侭の地山
が緩んで、肌落ちが生じる等の脆弱な構造状態を呈する
ことになる。即ち、地山を緩めない為には、空隙が形成
されたら即座に、何等かの手段を以って該空隙を閉塞し
ておくことが望ましい。本発明は、上記事情に鑑み、シ
ールド付きの掘削装置を用いてトンネルを構築する際
に、シールドと地山との間に余掘りによる空隙が形成さ
れたら即座に、シールドが推進し得る形で該空隙を閉塞
しておくことが出来る、トンネル構築方法を提供するも
のである。
ルドが通過するまでの間、地山の露出面が放置されるこ
とになり、そして、時間の経過と共に露出した侭の地山
が緩んで、肌落ちが生じる等の脆弱な構造状態を呈する
ことになる。即ち、地山を緩めない為には、空隙が形成
されたら即座に、何等かの手段を以って該空隙を閉塞し
ておくことが望ましい。本発明は、上記事情に鑑み、シ
ールド付きの掘削装置を用いてトンネルを構築する際
に、シールドと地山との間に余掘りによる空隙が形成さ
れたら即座に、シールドが推進し得る形で該空隙を閉塞
しておくことが出来る、トンネル構築方法を提供するも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、掘進方向に推
進し得る外殻(2)の内側に配置する形で掘削機(6)
を設けておき、前記掘削機(6)で地山(20)をトン
ネル掘進方向に掘削すると共に前記外殻(2)を推進さ
せ、該掘削機(6)で掘削された地山(20)と前記掘
進方向に推進した外殻(2)の外側との間に非固結性材
(26)を裏込充填し、前記外殻(2)の後部でプレキ
ャストコンクリート製の覆工部材(16)をトンネル掘
削空間(250)内に立て込み、前記トンネル掘削空間
(250)内に立て込まれた覆工部材(16)と地山
(20)との間に固結性材(22)を裏込充填して、ト
ンネル(25)を構築するようにして、構成される。な
お、( )内の番号等は、図面における対応する要素を
示す、便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の
記載に限定拘束されるものではない。以下の
進し得る外殻(2)の内側に配置する形で掘削機(6)
を設けておき、前記掘削機(6)で地山(20)をトン
ネル掘進方向に掘削すると共に前記外殻(2)を推進さ
せ、該掘削機(6)で掘削された地山(20)と前記掘
進方向に推進した外殻(2)の外側との間に非固結性材
(26)を裏込充填し、前記外殻(2)の後部でプレキ
ャストコンクリート製の覆工部材(16)をトンネル掘
削空間(250)内に立て込み、前記トンネル掘削空間
(250)内に立て込まれた覆工部材(16)と地山
(20)との間に固結性材(22)を裏込充填して、ト
ンネル(25)を構築するようにして、構成される。な
お、( )内の番号等は、図面における対応する要素を
示す、便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の
記載に限定拘束されるものではない。以下の
【作用】の欄についても同様である。
【0005】
【作用】上記した構成により、本発明は、非固結性材
(26)が地山(20)を支持し乍ら外殻(2)が推進
し、そして、固結性材(22)が覆工部材(16)を地
山(20)に定着するように作用する。
(26)が地山(20)を支持し乍ら外殻(2)が推進
し、そして、固結性材(22)が覆工部材(16)を地
山(20)に定着するように作用する。
【0006】
【実施例】図1は、本発明に使用されるトンネル掘進装
置の一例を示す斜視図、図2は、図1に示すトンネル掘
進装置を用いてトンネルを掘進する施工側面図、図3
は、図1に示すトンネル掘進装置を用いてトンネルを掘
進する施工上面図である。
置の一例を示す斜視図、図2は、図1に示すトンネル掘
進装置を用いてトンネルを掘進する施工側面図、図3
は、図1に示すトンネル掘進装置を用いてトンネルを掘
進する施工上面図である。
【0007】トンネル掘進装置1は、図1乃至図3に示
すように、胴型状に形成された外殻2を有しており、外
殻2は掘進方向、即ち矢印A、B方向に近接遠退自在に
接続された前胴2A及び後胴2Bにより構成されてい
る。即ち、後胴2Bの先端部分には中継胴2Cが、前胴
2A後端部分に入り込む形で形成されており、前胴2A
と中継胴2Cとは、互いの内周に沿う形で複数設けられ
た外殻ジャッキ2Dにより接続されている。そして、外
殻ジャッキ2Dを押出し駆動することにより前胴2Aと
後胴2Bは、互いに接し合っている状態から外殻ジャッ
キ2DのピッチL3分だけ矢印A、B方向に離れること
が出来る状態になっている。また、前胴2A及び後胴2
Bの下方には、トンネル掘進装置1を用いて既に掘削さ
れてなるインバート25bが、地山20が切り開かれる
ことにより岩盤が露出した形で形成されており、インバ
ート25bは切羽20aからトンネル後方へ、即ち矢印
A方向から矢印B方向に伸延する形で、連続的に形成さ
れている。前胴2Aは、インバート25bに向かって開
口する形で無底状に形成されており、後胴2Bには、図
2に示すように、下側に底部2B1が、インバート25
bとの間を遮蔽する形で形成されている。前胴2A及び
後胴2Bの左右内側面には外殻レッグ3が、矢印A、B
方向に複数並んで該前胴2A及び後胴2Bの下端部分か
ら下方に突出する形で昇降自在に設けられており、従っ
て、後胴2Bに設けられた外殻レッグ3は底部2B1を
貫通している。そして、各外殻レッグ3はインバート2
5bに支持されており、また各外殻レッグ3には油圧ジ
ャッキ31が、前胴2A及び後胴2Bを上下、即ち矢印
C、D方向に移動自在に支持する形で、設けられてい
る。
すように、胴型状に形成された外殻2を有しており、外
殻2は掘進方向、即ち矢印A、B方向に近接遠退自在に
接続された前胴2A及び後胴2Bにより構成されてい
る。即ち、後胴2Bの先端部分には中継胴2Cが、前胴
2A後端部分に入り込む形で形成されており、前胴2A
と中継胴2Cとは、互いの内周に沿う形で複数設けられ
た外殻ジャッキ2Dにより接続されている。そして、外
殻ジャッキ2Dを押出し駆動することにより前胴2Aと
後胴2Bは、互いに接し合っている状態から外殻ジャッ
キ2DのピッチL3分だけ矢印A、B方向に離れること
が出来る状態になっている。また、前胴2A及び後胴2
Bの下方には、トンネル掘進装置1を用いて既に掘削さ
れてなるインバート25bが、地山20が切り開かれる
ことにより岩盤が露出した形で形成されており、インバ
ート25bは切羽20aからトンネル後方へ、即ち矢印
A方向から矢印B方向に伸延する形で、連続的に形成さ
れている。前胴2Aは、インバート25bに向かって開
口する形で無底状に形成されており、後胴2Bには、図
2に示すように、下側に底部2B1が、インバート25
bとの間を遮蔽する形で形成されている。前胴2A及び
後胴2Bの左右内側面には外殻レッグ3が、矢印A、B
方向に複数並んで該前胴2A及び後胴2Bの下端部分か
ら下方に突出する形で昇降自在に設けられており、従っ
て、後胴2Bに設けられた外殻レッグ3は底部2B1を
貫通している。そして、各外殻レッグ3はインバート2
5bに支持されており、また各外殻レッグ3には油圧ジ
ャッキ31が、前胴2A及び後胴2Bを上下、即ち矢印
C、D方向に移動自在に支持する形で、設けられてい
る。
【0008】前胴2Aの前端部分には、切羽20aのア
ーチ部分を仮支保するための先受矢板5が、該前胴2A
の内周に沿った形で、且つ矢印A、B方向に油圧ジャッ
キ等により突出後退自在に複数枚設けられており、前胴
2Aの内側のインバート25b上には掘削機6が設置さ
れている。掘削機6は機体6aを有しており、機体6a
の後部には掘削機6を操作駆動する為の油圧ユニット6
1、制御盤62等が搭載されている。また、機体6aに
は、該機体6aを推進駆動させるための公知のスライド
シュー機構7が設けられており、スライドシュー機構7
は、機体6aを支持し得るスキー板状の一対のスライド
シュー7A、7Bをスライドジャッキ7C、トグルジャ
ッキ13等を介して順次間欠的に矢印A方向に押出し引
き寄せ駆動することにより、掘削機6が歩行式に自走す
るように構成されている。機体6aの前端にはカッタヘ
ッド9が、矢印C、D、E、F方向に揺動駆動自在及び
矢印A、B方向に進退駆動自在で且つ旋回駆動自在な形
で設けられており、カッタヘッド9の先端には、地山2
0等の岩盤を破砕掘削し得る切削刃9aが、設けられて
いる。カッタヘッド軸部9bの外周にはスクリューブレ
ード9cが、ずり、即ち切削刃9aにより破砕された切
羽20aの岩を、矢印B方向である後方へ搬送する形で
設けられており、スクリューブレード9cの後方にはず
り回収用のギャザリング10が、カッタヘッド軸部9b
の基部に装着される形で設けられている。ギャザリング
10に回収されたずりは、機体6aの側方に設けられた
コンベヤ11を介して、さらに後方へ搬送されて、適当
なるずり搬送手段によりトンネル25の抗外へ運び出さ
れる。ところで、前記機体6aの上部には矢印A、B方
向に並ぶ2体のキャノピージャッキ12、12が、シリ
ンダ12a部分が連立する形で装着されており、各キャ
ノピージャッキ12の上部には、前記前胴2Aの天蓋部
分内周面に沿う形で蒲鉾片状に形成されたキャノピー1
2bが、シリンダ12aを介して矢印C、D方向である
上下方向に移動駆動自在な形で、設けられている。ま
た、機体6aの矢印E、F方向両側部には、サイドジャ
ッキ15、15が、機体6aを前胴2Aの内側面に支持
させる形で前後に一対ずつ装着されており、即ち機体6
aと前胴2Aとは、キャノピージャッキ12、12及び
サイドジャッキ15、15を介して、坑道内周方向に対
して接合分離自在な形に構成されている。
ーチ部分を仮支保するための先受矢板5が、該前胴2A
の内周に沿った形で、且つ矢印A、B方向に油圧ジャッ
キ等により突出後退自在に複数枚設けられており、前胴
2Aの内側のインバート25b上には掘削機6が設置さ
れている。掘削機6は機体6aを有しており、機体6a
の後部には掘削機6を操作駆動する為の油圧ユニット6
1、制御盤62等が搭載されている。また、機体6aに
は、該機体6aを推進駆動させるための公知のスライド
シュー機構7が設けられており、スライドシュー機構7
は、機体6aを支持し得るスキー板状の一対のスライド
シュー7A、7Bをスライドジャッキ7C、トグルジャ
ッキ13等を介して順次間欠的に矢印A方向に押出し引
き寄せ駆動することにより、掘削機6が歩行式に自走す
るように構成されている。機体6aの前端にはカッタヘ
ッド9が、矢印C、D、E、F方向に揺動駆動自在及び
矢印A、B方向に進退駆動自在で且つ旋回駆動自在な形
で設けられており、カッタヘッド9の先端には、地山2
0等の岩盤を破砕掘削し得る切削刃9aが、設けられて
いる。カッタヘッド軸部9bの外周にはスクリューブレ
ード9cが、ずり、即ち切削刃9aにより破砕された切
羽20aの岩を、矢印B方向である後方へ搬送する形で
設けられており、スクリューブレード9cの後方にはず
り回収用のギャザリング10が、カッタヘッド軸部9b
の基部に装着される形で設けられている。ギャザリング
10に回収されたずりは、機体6aの側方に設けられた
コンベヤ11を介して、さらに後方へ搬送されて、適当
なるずり搬送手段によりトンネル25の抗外へ運び出さ
れる。ところで、前記機体6aの上部には矢印A、B方
向に並ぶ2体のキャノピージャッキ12、12が、シリ
ンダ12a部分が連立する形で装着されており、各キャ
ノピージャッキ12の上部には、前記前胴2Aの天蓋部
分内周面に沿う形で蒲鉾片状に形成されたキャノピー1
2bが、シリンダ12aを介して矢印C、D方向である
上下方向に移動駆動自在な形で、設けられている。ま
た、機体6aの矢印E、F方向両側部には、サイドジャ
ッキ15、15が、機体6aを前胴2Aの内側面に支持
させる形で前後に一対ずつ装着されており、即ち機体6
aと前胴2Aとは、キャノピージャッキ12、12及び
サイドジャッキ15、15を介して、坑道内周方向に対
して接合分離自在な形に構成されている。
【0009】一方、前記後胴2Bの側壁部内側には、セ
グメント16を該後胴2Bの後方、即ち矢印B方向に接
続する形で覆工立込みするためのエレクタ17が、図3
中上方に支持部17aが固定される形で、設けられてい
る。エレクタ17にはセグメント16を保持反転するた
めのブーム19が、ブームジャッキ191を介して矢印
G、H方向に揺動駆動自在で、且つ矢印A、B方向に進
退自在な形で設けられている。そしていま、後胴2Bの
後方には、エレクタ17により覆工立込みされた長円環
状のセグメント16が、矢印A、B方向に隙間なく並ぶ
形で複数接続されており、隣接するセグメント16、1
6間には止水板、締結ボルト等が、該複数接続されるセ
グメント16を密に構造一体化する形で、適宜配設され
ている。エレクタ17により既に覆工立て込みされて構
造一体化したセグメント16の掘進方向最先端部分、即
ち図中最左方に配設されているセグメント16は、後胴
2Bの内部に、後方即ち図中右方から入り込む形で、配
置されており、該最先端部分に配置された立て込み済セ
グメント16の矢印A方向下端部分には、該立て込み済
セグメント16と新たに立て込まれるセグメント16を
芯出し接合するためのセグメント支持手段29が、底部
2B1に固定される形で設けられている。セグメント1
6の円周方向外側には、地山20が馬蹄形状断面に掘削
されることにより長円状断面のセグメント16との間に
空隙が生じる形で、裏込め層21が形成されており、裏
込め層21には、グラウトポンプ23等を介してモルタ
ル22等が充填される。従っていま、モルタル22が硬
化することにより覆工が完了したものとすると、後胴2
Bの後方には既に覆工済みのトンネル25が構築されて
いる。また、覆工済みのトンネル25と切羽20aの間
には、掘削機6を介して掘削される地山20に余掘りが
避けがたく形成される形で、外殻2と地山20の間に仮
空隙21’が生じており、仮空隙21’には砂、発泡ス
チロールビーズ等の非固結性の粒子状材からなる一次裏
込材26が、適宜圧力下でまた、増粘剤を選択的に混練
されて、吹込み充填されることによりそれぞれの粒子が
一時的に結着された形で、充填されている。即ち、トン
ネル25は、地山20がカッタヘッド9により切り開か
れた形で形成されたトンネル掘削空間250に、セグメ
ント16がモルタル22により地山20に定着された形
のトンネル構造体251が、トンネル掘進装置1が矢印
A方向に前進するにつれて順次矢印A方向に伸延してい
く形で構築されることにより、形成されており、従って
いま、トンネル掘進装置1は、トンネル掘削空間250
の掘進方向先端部分に配置されている。
グメント16を該後胴2Bの後方、即ち矢印B方向に接
続する形で覆工立込みするためのエレクタ17が、図3
中上方に支持部17aが固定される形で、設けられてい
る。エレクタ17にはセグメント16を保持反転するた
めのブーム19が、ブームジャッキ191を介して矢印
G、H方向に揺動駆動自在で、且つ矢印A、B方向に進
退自在な形で設けられている。そしていま、後胴2Bの
後方には、エレクタ17により覆工立込みされた長円環
状のセグメント16が、矢印A、B方向に隙間なく並ぶ
形で複数接続されており、隣接するセグメント16、1
6間には止水板、締結ボルト等が、該複数接続されるセ
グメント16を密に構造一体化する形で、適宜配設され
ている。エレクタ17により既に覆工立て込みされて構
造一体化したセグメント16の掘進方向最先端部分、即
ち図中最左方に配設されているセグメント16は、後胴
2Bの内部に、後方即ち図中右方から入り込む形で、配
置されており、該最先端部分に配置された立て込み済セ
グメント16の矢印A方向下端部分には、該立て込み済
セグメント16と新たに立て込まれるセグメント16を
芯出し接合するためのセグメント支持手段29が、底部
2B1に固定される形で設けられている。セグメント1
6の円周方向外側には、地山20が馬蹄形状断面に掘削
されることにより長円状断面のセグメント16との間に
空隙が生じる形で、裏込め層21が形成されており、裏
込め層21には、グラウトポンプ23等を介してモルタ
ル22等が充填される。従っていま、モルタル22が硬
化することにより覆工が完了したものとすると、後胴2
Bの後方には既に覆工済みのトンネル25が構築されて
いる。また、覆工済みのトンネル25と切羽20aの間
には、掘削機6を介して掘削される地山20に余掘りが
避けがたく形成される形で、外殻2と地山20の間に仮
空隙21’が生じており、仮空隙21’には砂、発泡ス
チロールビーズ等の非固結性の粒子状材からなる一次裏
込材26が、適宜圧力下でまた、増粘剤を選択的に混練
されて、吹込み充填されることによりそれぞれの粒子が
一時的に結着された形で、充填されている。即ち、トン
ネル25は、地山20がカッタヘッド9により切り開か
れた形で形成されたトンネル掘削空間250に、セグメ
ント16がモルタル22により地山20に定着された形
のトンネル構造体251が、トンネル掘進装置1が矢印
A方向に前進するにつれて順次矢印A方向に伸延してい
く形で構築されることにより、形成されており、従って
いま、トンネル掘進装置1は、トンネル掘削空間250
の掘進方向先端部分に配置されている。
【0010】トンネル掘進装置1は以上のような構成を
有するので、該トンネル掘進装置1を用いて、岩質の地
山20を掘削するには、切羽20aに切削刃9Aを当接
する形で掘削機6を駆動することにより岩を破砕して、
掘削断面形状が馬蹄形を呈するように矢印A方向に掘進
していく。掘削機6を駆動する際にはまず、先受矢板5
を矢印A方向に突出させて、切羽20a部分の岩が崩落
し得ないように支持する。そして、外殻2を外殻レッグ
3を介して、油圧ジャッキ31を加圧駆動することによ
りインバート25bに反力を求める形で、矢印C方向に
押し上げる。すると、外殻2は、一次裏込材26を介し
てアーチ25a部分に押しつけられる形で、地山20に
支持された状態になる。また、同時に、前記覆工済みの
トンネル25と切羽20a間の未覆工部分の地山20
が、一次裏込材26により肌落ち防止される形で、該地
山20の安定確保がなされる。こうして、外殻2で地山
20を支持したところで、キャノピージャッキ12を加
圧負荷してラム12cを上方、即ち矢印C方向に押し出
すことにより前胴2Aの天蓋部分にキャノピー12bを
押しつけ、また、サイドジャッキ15、15を加圧負荷
してラム15c、15cを側方、即ち矢印E、F方向に
押しだすことにより、機体6aを前胴2Aに、一体化さ
せる形で、支持させる。すると、機体6aは前胴2Aの
周面全体の面圧により支持される形になるので、機体6
aが、カッタヘッド9に生じる掘削抵抗や振動に十分抗
して前胴2A内を移動し得ないように堅固に固定支持さ
れる。こうして、機体6aが前胴2Aに堅固に支持され
たところで、カッタヘッド9を、矢印C、D、E、F方
向に揺動させつつ回転駆動することにより、切削刃9a
を介して地山20を切り開く形で、掘削機6の掘削スト
ロークL1だけ該切削刃9aを矢印A方向に進出させ
る。すると、切羽20aが掘削ストロークL1だけ矢印
A方向に前進する形で、トンネル25の掘削が進行す
る。また、切羽20aを掘削すると同時に乃至先立ち、
仮空隙21’には、一次裏込材26を圧送パイプ27を
介してアーチ25a部分から適宜圧力、即ち通常セメン
トミルク等を高圧充填する際の圧力の数分の一程度の低
圧力を以って、粒子を吹き込む形で、充填する。する
と、斯くの如き低圧力を以って吹き込み充填された一次
裏込材26は、外殻2を内方へ押し潰すことなく、地山
20の変形をある程度許容しつつ余掘り部分からの肌落
ちを防止すると共に、外殻2から外側周面に沿った形で
外方へ作用する応力を、一次裏込材26と地山20に分
散支持させるような役目を果たし得る。ここで一次裏込
材26は、単に非固結性の粒子状材を仮空隙21’に充
填することによりそれぞれの粒子を一時的に決着させて
保形してあるだけのものなので、地山20の一部が局所
的に押し出してきたような場合には、それぞれの粒子が
移動して該一次裏込材26自体が変形することにより応
力分散させることが出来る。従って、一次裏込材26
は、例えばモルタル、コンクリート等のように応力集中
によるクラックが発生したり、シート状部材のように引
き裂かれて破損するようなことなく、安定的に地山20
を支持することが出来る。また、地山20が湧水性、押
出し性、破砕性岩等の不良地山である場合には、アーチ
25a部分から掘削断面内方へ向かって押し出してくる
形で、地山20が崩壊しようとする。そこで、油圧ジャ
ッキ31に更に付加的に加圧することにより外殻レッグ
3が脚を伸ばした状態にすると、外殻2がアーチ25a
に向かって更に押し上げられて、そして、該外殻2と地
山20とに挟まれて押圧されることにより一次裏込材2
6が付加圧縮されて、それぞれの粒子の決着力が増すこ
とにより、該一次裏込材26全体の剛性が増す。すると
一次裏込材26は外殻2と一体になった形で、地山20
の押出しに対する抗力を更に付加的に発揮することが出
来るので、こうして掘削断面が内方へ押潰されるのが確
実に防止される。
有するので、該トンネル掘進装置1を用いて、岩質の地
山20を掘削するには、切羽20aに切削刃9Aを当接
する形で掘削機6を駆動することにより岩を破砕して、
掘削断面形状が馬蹄形を呈するように矢印A方向に掘進
していく。掘削機6を駆動する際にはまず、先受矢板5
を矢印A方向に突出させて、切羽20a部分の岩が崩落
し得ないように支持する。そして、外殻2を外殻レッグ
3を介して、油圧ジャッキ31を加圧駆動することによ
りインバート25bに反力を求める形で、矢印C方向に
押し上げる。すると、外殻2は、一次裏込材26を介し
てアーチ25a部分に押しつけられる形で、地山20に
支持された状態になる。また、同時に、前記覆工済みの
トンネル25と切羽20a間の未覆工部分の地山20
が、一次裏込材26により肌落ち防止される形で、該地
山20の安定確保がなされる。こうして、外殻2で地山
20を支持したところで、キャノピージャッキ12を加
圧負荷してラム12cを上方、即ち矢印C方向に押し出
すことにより前胴2Aの天蓋部分にキャノピー12bを
押しつけ、また、サイドジャッキ15、15を加圧負荷
してラム15c、15cを側方、即ち矢印E、F方向に
押しだすことにより、機体6aを前胴2Aに、一体化さ
せる形で、支持させる。すると、機体6aは前胴2Aの
周面全体の面圧により支持される形になるので、機体6
aが、カッタヘッド9に生じる掘削抵抗や振動に十分抗
して前胴2A内を移動し得ないように堅固に固定支持さ
れる。こうして、機体6aが前胴2Aに堅固に支持され
たところで、カッタヘッド9を、矢印C、D、E、F方
向に揺動させつつ回転駆動することにより、切削刃9a
を介して地山20を切り開く形で、掘削機6の掘削スト
ロークL1だけ該切削刃9aを矢印A方向に進出させ
る。すると、切羽20aが掘削ストロークL1だけ矢印
A方向に前進する形で、トンネル25の掘削が進行す
る。また、切羽20aを掘削すると同時に乃至先立ち、
仮空隙21’には、一次裏込材26を圧送パイプ27を
介してアーチ25a部分から適宜圧力、即ち通常セメン
トミルク等を高圧充填する際の圧力の数分の一程度の低
圧力を以って、粒子を吹き込む形で、充填する。する
と、斯くの如き低圧力を以って吹き込み充填された一次
裏込材26は、外殻2を内方へ押し潰すことなく、地山
20の変形をある程度許容しつつ余掘り部分からの肌落
ちを防止すると共に、外殻2から外側周面に沿った形で
外方へ作用する応力を、一次裏込材26と地山20に分
散支持させるような役目を果たし得る。ここで一次裏込
材26は、単に非固結性の粒子状材を仮空隙21’に充
填することによりそれぞれの粒子を一時的に決着させて
保形してあるだけのものなので、地山20の一部が局所
的に押し出してきたような場合には、それぞれの粒子が
移動して該一次裏込材26自体が変形することにより応
力分散させることが出来る。従って、一次裏込材26
は、例えばモルタル、コンクリート等のように応力集中
によるクラックが発生したり、シート状部材のように引
き裂かれて破損するようなことなく、安定的に地山20
を支持することが出来る。また、地山20が湧水性、押
出し性、破砕性岩等の不良地山である場合には、アーチ
25a部分から掘削断面内方へ向かって押し出してくる
形で、地山20が崩壊しようとする。そこで、油圧ジャ
ッキ31に更に付加的に加圧することにより外殻レッグ
3が脚を伸ばした状態にすると、外殻2がアーチ25a
に向かって更に押し上げられて、そして、該外殻2と地
山20とに挟まれて押圧されることにより一次裏込材2
6が付加圧縮されて、それぞれの粒子の決着力が増すこ
とにより、該一次裏込材26全体の剛性が増す。すると
一次裏込材26は外殻2と一体になった形で、地山20
の押出しに対する抗力を更に付加的に発揮することが出
来るので、こうして掘削断面が内方へ押潰されるのが確
実に防止される。
【0011】そして、掘削機6の掘削ストロークL1だ
け、カッタヘッド9が矢印A方向に進行することによ
り、切羽20aがL1だけ掘進方向に前進したなら、こ
こで、スライドシュー機構7を介して掘削機6を前進さ
せる。この際まず、油圧ジャッキ31を圧力開放して外
殻レッグ3を縮める。すると外殻レッグ3はインバート
25bから浮き上がり、そして、前胴2Aが、天蓋部分
がキャノピー12b、12bに載戴される形で、機体6
aにより支持された状態になる。ここで、キャノピー1
2b、12bは前胴2Aの天蓋部分内側形状に沿う形で
蒲鉾片状に形成されているので、機体6aに前胴2Aの
重量が均等に作用することが出来、従って、前胴2Aが
傾斜することなく安定した状態で、機体6aにより支持
され得る。こうしておいてサイドジャッキ15、15を
圧力開放し、そして、キャノピージャッキ12、12を
圧力開放すると、キャノピー12b、12bと共に前胴
2Aが、該前胴2Aの天蓋部分が一次裏込材26と別離
する形で、下方、即ち矢印D方向に降下する。こうして
機体6aに前胴2Aが載戴支持されたところで、スライ
ドシュー機構7を適宜駆動して、機体6aを移動ストロ
ークL2だけ矢印A方向に前進させる。すると、スライ
ドシュー7A、7Bはスキー板状に形成されており、そ
して、地山20は岩質であることから、前胴2Aを載戴
支持した状態の機体6aは、インバート25bに反力を
求める形で、前胴2Aと共に容易に掘進方向に前進する
ことが出来る。また、仮空隙21’に充填された一次裏
込材26は砂、発泡スチロールビーズ等の非固結性の粒
子状材であり、そして、アーチ25a部分の一次裏込材
26はキャノピー12b、12bの降下と共に、既に前
胴2Aの天蓋部分と縁切りされて分離した状態になって
いるので、前胴2Aは掘削機6aの前進を妨げることな
く容易に該仮空隙21’を滑り抜けることが出来る。こ
うして、前胴2Aを掘削機6aに支持させた形で移動ス
トロークL2分前進させて後、再び切羽20aを掘削す
る際には、まず、キャノピージャッキ12、12を駆動
することにより前胴2Aを上方に押し上げてから、油圧
ジャッキ31を加圧して外殻レッグ3を下方に押し出す
と、外殻3が地山20を支持した状態になる。そうして
おいて、再びキャノピージャッキ12、12及びサイド
ジャッキ15、15を加圧駆動することにより、掘削機
6aを前胴2Aに支持させた状態にして、そしてカッタ
ヘッド9の駆動を再開することにより、切羽20aを掘
削して行く。ところで一方、前胴2A及び機体6aの前
進時には、後胴2Bは前進せずに取り残されて、中継胴
2Cが前胴2Aの後端から抜け出す形で、前胴2Aから
遠退した状態になっている。そこで後胴2Bは、切羽2
aが前進して、新たに切り開かれた部分の地山20が適
宜安定したところで、後胴2Bの外殻レッグ3を縮めて
後胴2Bと一次裏込材26を縁切りし、その状態で、外
殻ジャッキ2Dを駆動することにより、該外殻ジャッキ
2Dの駆動ストロークL3分前胴2Aに引き寄せる形
で、矢印A方向に移動させるようにする。この際、前記
掘削機6の掘削ストロークL1と外殻ジャッキ2Dの駆
動ストロークL3は一致している必要はなく、むしろ、
駆動ストロークL3を掘削ストロークL1の2倍等の整
数倍に設定しておくことにより、新たに切り開かれた部
分の地山20の応力再配置がある程度進行するまで、後
胴2Bの前進を待つ方が賢明である。従って、後胴2B
の前進時期は、該後胴2Bの前進サイクルが、前述した
カッタヘッド9による切羽20aの掘削及び該掘削に追
従する前胴2A及び掘削機6aの前進のサイクルと対応
するように、予め適宜設定しておく。
け、カッタヘッド9が矢印A方向に進行することによ
り、切羽20aがL1だけ掘進方向に前進したなら、こ
こで、スライドシュー機構7を介して掘削機6を前進さ
せる。この際まず、油圧ジャッキ31を圧力開放して外
殻レッグ3を縮める。すると外殻レッグ3はインバート
25bから浮き上がり、そして、前胴2Aが、天蓋部分
がキャノピー12b、12bに載戴される形で、機体6
aにより支持された状態になる。ここで、キャノピー1
2b、12bは前胴2Aの天蓋部分内側形状に沿う形で
蒲鉾片状に形成されているので、機体6aに前胴2Aの
重量が均等に作用することが出来、従って、前胴2Aが
傾斜することなく安定した状態で、機体6aにより支持
され得る。こうしておいてサイドジャッキ15、15を
圧力開放し、そして、キャノピージャッキ12、12を
圧力開放すると、キャノピー12b、12bと共に前胴
2Aが、該前胴2Aの天蓋部分が一次裏込材26と別離
する形で、下方、即ち矢印D方向に降下する。こうして
機体6aに前胴2Aが載戴支持されたところで、スライ
ドシュー機構7を適宜駆動して、機体6aを移動ストロ
ークL2だけ矢印A方向に前進させる。すると、スライ
ドシュー7A、7Bはスキー板状に形成されており、そ
して、地山20は岩質であることから、前胴2Aを載戴
支持した状態の機体6aは、インバート25bに反力を
求める形で、前胴2Aと共に容易に掘進方向に前進する
ことが出来る。また、仮空隙21’に充填された一次裏
込材26は砂、発泡スチロールビーズ等の非固結性の粒
子状材であり、そして、アーチ25a部分の一次裏込材
26はキャノピー12b、12bの降下と共に、既に前
胴2Aの天蓋部分と縁切りされて分離した状態になって
いるので、前胴2Aは掘削機6aの前進を妨げることな
く容易に該仮空隙21’を滑り抜けることが出来る。こ
うして、前胴2Aを掘削機6aに支持させた形で移動ス
トロークL2分前進させて後、再び切羽20aを掘削す
る際には、まず、キャノピージャッキ12、12を駆動
することにより前胴2Aを上方に押し上げてから、油圧
ジャッキ31を加圧して外殻レッグ3を下方に押し出す
と、外殻3が地山20を支持した状態になる。そうして
おいて、再びキャノピージャッキ12、12及びサイド
ジャッキ15、15を加圧駆動することにより、掘削機
6aを前胴2Aに支持させた状態にして、そしてカッタ
ヘッド9の駆動を再開することにより、切羽20aを掘
削して行く。ところで一方、前胴2A及び機体6aの前
進時には、後胴2Bは前進せずに取り残されて、中継胴
2Cが前胴2Aの後端から抜け出す形で、前胴2Aから
遠退した状態になっている。そこで後胴2Bは、切羽2
aが前進して、新たに切り開かれた部分の地山20が適
宜安定したところで、後胴2Bの外殻レッグ3を縮めて
後胴2Bと一次裏込材26を縁切りし、その状態で、外
殻ジャッキ2Dを駆動することにより、該外殻ジャッキ
2Dの駆動ストロークL3分前胴2Aに引き寄せる形
で、矢印A方向に移動させるようにする。この際、前記
掘削機6の掘削ストロークL1と外殻ジャッキ2Dの駆
動ストロークL3は一致している必要はなく、むしろ、
駆動ストロークL3を掘削ストロークL1の2倍等の整
数倍に設定しておくことにより、新たに切り開かれた部
分の地山20の応力再配置がある程度進行するまで、後
胴2Bの前進を待つ方が賢明である。従って、後胴2B
の前進時期は、該後胴2Bの前進サイクルが、前述した
カッタヘッド9による切羽20aの掘削及び該掘削に追
従する前胴2A及び掘削機6aの前進のサイクルと対応
するように、予め適宜設定しておく。
【0012】ところでこうして、後胴2Bを掘進方向に
外殻ジャッキ2Dの駆動ストロークL3だけ進行させる
と、覆工立て込み済のセグメント16のうち最先端、即
ち矢印A方向端部に位置していたセグメント16と後胴
2Bの後部、即ち矢印B方向端部分には、後胴2Bの前
進L3分だけ空隙が生じる。そこで、後胴2Bの前進と
共に乃至先立つように、長円環状のセグメント16を、
トンネル25の坑外より横長状に倒した状態でセグメン
ト搬送台車に搭載搬送してくる形で、図3に示すように
後胴2B内に持ち込む。そして、該横長状に倒した状態
のセグメント16をエレクタ17の側方に配置して、ブ
ームジャッキ191を駆動することにより、図2に示す
ように、ブーム19にセグメント16を支持させた形で
縦長状に起こすと共に90°反転させて、セグメント1
6の軸心CTをトンネルの構築方向である矢印A、B方
向に一致させる。そして次に、ブーム19を矢印B方向
に押し出すことにより、該縦長状に起こされたセグメン
ト16を後胴2B内の後部、即ち矢印B方向端部近傍
に、既に立て込み済のセグメント16に締結ボルト等を
介して接続する形で、配置する。この際、セグメント1
6は既に長円環状に形成されているので、トンネル周長
方向に分割された形のセグメントピースを環状に組み立
てる必要がなく、単に新たに設置すべきセグメント16
と既に立て込み済のセグメント16をセグメント支持手
段29を介して芯出しして、各セグメント16、16の
端面を整合させるだけで、容易に接合作業を行うことが
出来る。
外殻ジャッキ2Dの駆動ストロークL3だけ進行させる
と、覆工立て込み済のセグメント16のうち最先端、即
ち矢印A方向端部に位置していたセグメント16と後胴
2Bの後部、即ち矢印B方向端部分には、後胴2Bの前
進L3分だけ空隙が生じる。そこで、後胴2Bの前進と
共に乃至先立つように、長円環状のセグメント16を、
トンネル25の坑外より横長状に倒した状態でセグメン
ト搬送台車に搭載搬送してくる形で、図3に示すように
後胴2B内に持ち込む。そして、該横長状に倒した状態
のセグメント16をエレクタ17の側方に配置して、ブ
ームジャッキ191を駆動することにより、図2に示す
ように、ブーム19にセグメント16を支持させた形で
縦長状に起こすと共に90°反転させて、セグメント1
6の軸心CTをトンネルの構築方向である矢印A、B方
向に一致させる。そして次に、ブーム19を矢印B方向
に押し出すことにより、該縦長状に起こされたセグメン
ト16を後胴2B内の後部、即ち矢印B方向端部近傍
に、既に立て込み済のセグメント16に締結ボルト等を
介して接続する形で、配置する。この際、セグメント1
6は既に長円環状に形成されているので、トンネル周長
方向に分割された形のセグメントピースを環状に組み立
てる必要がなく、単に新たに設置すべきセグメント16
と既に立て込み済のセグメント16をセグメント支持手
段29を介して芯出しして、各セグメント16、16の
端面を整合させるだけで、容易に接合作業を行うことが
出来る。
【0013】こうして、外殻2を掘進方向、即ち矢印A
方向に前進させつつセグメント16を順次立て込んで行
くに連れ、外殻2とセグメント16間に生じる空隙に起
因する新たな裏込層21が、矢印A方向に順次伸延形成
されていく。そこで、裏込め層21には、前記掘削スト
ロークL1及び外殻ジャッキ2Dの駆動ストロークL3
に適応したピッチで、グラウトポンプ23等を介してモ
ルタル22を高圧充填する形で二次裏込することによ
り、トンネル25の覆工を構築する。するとモルタル2
2は既に仮空隙21’に充填されていた一次裏込材26
の砂、発泡スチロール等のそれぞれの粒子間の空隙部分
を埋め尽くし、さらに地山20の表面部分に浸透する形
で、裏込層21に充填される。ここで、モルタル22は
裏込材であり、二次覆工部材であるセグメント16を地
山20に定着支持させるための部材であることから、該
モルタル22が硬化すると共にトンネル25の二次覆工
が完了する。
方向に前進させつつセグメント16を順次立て込んで行
くに連れ、外殻2とセグメント16間に生じる空隙に起
因する新たな裏込層21が、矢印A方向に順次伸延形成
されていく。そこで、裏込め層21には、前記掘削スト
ロークL1及び外殻ジャッキ2Dの駆動ストロークL3
に適応したピッチで、グラウトポンプ23等を介してモ
ルタル22を高圧充填する形で二次裏込することによ
り、トンネル25の覆工を構築する。するとモルタル2
2は既に仮空隙21’に充填されていた一次裏込材26
の砂、発泡スチロール等のそれぞれの粒子間の空隙部分
を埋め尽くし、さらに地山20の表面部分に浸透する形
で、裏込層21に充填される。ここで、モルタル22は
裏込材であり、二次覆工部材であるセグメント16を地
山20に定着支持させるための部材であることから、該
モルタル22が硬化すると共にトンネル25の二次覆工
が完了する。
【0014】こうして、カッタヘッド9により切羽20
aを掘削前進させつつ、前胴2A及び後胴2Bを順次前
進させ、同時に一次裏込材26及びモルタル22の注入
充填作業とセグメント16の立て込み作業を、適宜工程
下で順次繰返し進めていくことにより、トンネル25内
に鋼支保工や二次巻きコンクリート用の型枠を別途組む
込む必要なく、外殻2内で掘進作業と同時に覆工の構築
まで完了させることが可能となる。従って、トンネル2
5を構築するに必要な施工時間が短くて済むのは勿論の
こと、外殻2により常に切羽20a部分の地山20の安
定が確保された状態下で掘進作業が行われ、そして、掘
進と同時に一次裏込作業が速やかに行われることによ
り、切り開かれる地山20の内部応力を掻き乱すことが
少ない。このため、上記したように構築されるトンネル
25は、施工中の安全が確保されると共に、構築後に
も、安定的な構造状態を呈することが可能となる。
aを掘削前進させつつ、前胴2A及び後胴2Bを順次前
進させ、同時に一次裏込材26及びモルタル22の注入
充填作業とセグメント16の立て込み作業を、適宜工程
下で順次繰返し進めていくことにより、トンネル25内
に鋼支保工や二次巻きコンクリート用の型枠を別途組む
込む必要なく、外殻2内で掘進作業と同時に覆工の構築
まで完了させることが可能となる。従って、トンネル2
5を構築するに必要な施工時間が短くて済むのは勿論の
こと、外殻2により常に切羽20a部分の地山20の安
定が確保された状態下で掘進作業が行われ、そして、掘
進と同時に一次裏込作業が速やかに行われることによ
り、切り開かれる地山20の内部応力を掻き乱すことが
少ない。このため、上記したように構築されるトンネル
25は、施工中の安全が確保されると共に、構築後に
も、安定的な構造状態を呈することが可能となる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
掘進方向に推進し得る外殻2の内側に配置する形で掘削
機6を設けておき、前記掘削機6で地山20をトンネル
掘進方向に掘削すると共に前記外殻2を推進させ、該掘
削機6で掘削された地山20と前記掘進方向に推進した
外殻2の外側との間に一次裏込材26等の非固結性材を
裏込充填し、前記外殻2の後部でセグメント16等のプ
レキャストコンクリート製の覆工部材をトンネル掘削空
間250内に立て込み、前記トンネル掘削空間250内
に立て込まれた覆工部材と地山20との間にモルタル2
2等の固結性材を裏込充填して、トンネル25を構築す
るようにして構成したので、非固結性材が地山20を支
持し乍ら外殻2が推進し、そして、固結性材が覆工部材
を地山20に定着することが出来る。従って、覆工部材
が地山20に定着されるまでの間を待つことなく、地山
20が掘削されたら即座に余掘りによる空隙部分である
仮空隙21’に非固結材が充填され、そして、非固結材
は外殻2の推進を何等妨げないので、外殻2の通過時に
地山20から肌落ちすることなく掘進作業が行われ得
る。そして、地山20は露出したまま放置される期間が
なく、従って緩みが発生しないので、該地山20自体が
保有している内部応力の均衡が乱れることなく覆工部材
が立込みされる。即ちトンネル25は、施工中の安全が
確保されるだけではなく、構築後にも長期に亙って安定
した状態を呈することが出来る。また、非固結材は単に
粒子状材を仮空隙21’に充填することにより保形して
あるだけのものであるため、地山20が局所的に押し出
してきた場合にはそれぞれの粒子が移動する形で応力を
分散させることが出来、そして、該局所的な押出しが収
まり、切り開かれた地山20が適度に安定したところ
で、外殻2の後部において固結性材を裏込充填するの
で、該固結性材に地山20から無理な力が作用すること
がない。従って、トンネル掘削空間内に立て込まれた覆
工部材が変位を被ることなく、トンネル構造体251の
一部となることが出来、故に、頑強なる構造状態を構成
することが可能となる。また、上述した全ての作業を外
殻2の内側部分で集中させて行うことにより、トンネル
掘削空間250中の作業坑道を有効に利用することが出
来、故に、構築されるトンネルが小断面であっても能率
良く施工していくことが可能となる。
掘進方向に推進し得る外殻2の内側に配置する形で掘削
機6を設けておき、前記掘削機6で地山20をトンネル
掘進方向に掘削すると共に前記外殻2を推進させ、該掘
削機6で掘削された地山20と前記掘進方向に推進した
外殻2の外側との間に一次裏込材26等の非固結性材を
裏込充填し、前記外殻2の後部でセグメント16等のプ
レキャストコンクリート製の覆工部材をトンネル掘削空
間250内に立て込み、前記トンネル掘削空間250内
に立て込まれた覆工部材と地山20との間にモルタル2
2等の固結性材を裏込充填して、トンネル25を構築す
るようにして構成したので、非固結性材が地山20を支
持し乍ら外殻2が推進し、そして、固結性材が覆工部材
を地山20に定着することが出来る。従って、覆工部材
が地山20に定着されるまでの間を待つことなく、地山
20が掘削されたら即座に余掘りによる空隙部分である
仮空隙21’に非固結材が充填され、そして、非固結材
は外殻2の推進を何等妨げないので、外殻2の通過時に
地山20から肌落ちすることなく掘進作業が行われ得
る。そして、地山20は露出したまま放置される期間が
なく、従って緩みが発生しないので、該地山20自体が
保有している内部応力の均衡が乱れることなく覆工部材
が立込みされる。即ちトンネル25は、施工中の安全が
確保されるだけではなく、構築後にも長期に亙って安定
した状態を呈することが出来る。また、非固結材は単に
粒子状材を仮空隙21’に充填することにより保形して
あるだけのものであるため、地山20が局所的に押し出
してきた場合にはそれぞれの粒子が移動する形で応力を
分散させることが出来、そして、該局所的な押出しが収
まり、切り開かれた地山20が適度に安定したところ
で、外殻2の後部において固結性材を裏込充填するの
で、該固結性材に地山20から無理な力が作用すること
がない。従って、トンネル掘削空間内に立て込まれた覆
工部材が変位を被ることなく、トンネル構造体251の
一部となることが出来、故に、頑強なる構造状態を構成
することが可能となる。また、上述した全ての作業を外
殻2の内側部分で集中させて行うことにより、トンネル
掘削空間250中の作業坑道を有効に利用することが出
来、故に、構築されるトンネルが小断面であっても能率
良く施工していくことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用されるトンネル掘進装置の一例を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図2】図1に示すトンネル掘進装置を用いてトンネル
を掘進する施工側面図である。
を掘進する施工側面図である。
【図3】図1に示すトンネル掘進装置を用いてトンネル
を掘進する施工上面図である。
を掘進する施工上面図である。
1……トンネル掘進装置 2……外殻 6……掘削機 16……セグメント(覆工部材) 20……地山 22……モルタル(固結性材) 26……一次裏込材(非固結性材) 250……トンネル掘削空間
Claims (1)
- 【請求項1】掘進方向に推進し得る外殻の内側に配置す
る形で掘削機を設けておき、 前記掘削機で地山をトンネル掘進方向に掘削すると共に
前記外殻を推進させ、 該掘削機で掘削された地山と前記掘進方向に推進した外
殻の外側との間に非固結性材を裏込充填し、 前記外殻の後部でプレキャストコンクリート製の覆工部
材をトンネル掘削空間内に立て込み、 前記トンネル掘削空間内に立て込まれた覆工部材と地山
との間に固結性材を裏込充填して、トンネルを構築する
ようにして構成した、トンネル構築方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3167761A JPH0571293A (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | トンネル構築方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3167761A JPH0571293A (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | トンネル構築方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0571293A true JPH0571293A (ja) | 1993-03-23 |
Family
ID=15855608
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3167761A Pending JPH0571293A (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | トンネル構築方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0571293A (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03119291A (ja) * | 1989-10-03 | 1991-05-21 | Fujita Corp | シールド工法による曲線部施工時の異種裏込注入材の注入方法 |
-
1991
- 1991-06-12 JP JP3167761A patent/JPH0571293A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03119291A (ja) * | 1989-10-03 | 1991-05-21 | Fujita Corp | シールド工法による曲線部施工時の異種裏込注入材の注入方法 |
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