JPH0571387A - Lpg内燃機関の始動制御装置 - Google Patents

Lpg内燃機関の始動制御装置

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Publication number
JPH0571387A
JPH0571387A JP23518891A JP23518891A JPH0571387A JP H0571387 A JPH0571387 A JP H0571387A JP 23518891 A JP23518891 A JP 23518891A JP 23518891 A JP23518891 A JP 23518891A JP H0571387 A JPH0571387 A JP H0571387A
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JP
Japan
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fuel
lpg
engine
time
cranking
Prior art date
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JP23518891A
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English (en)
Inventor
Akio Okamoto
章生 岡本
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】低温時に車両の走行不良を起こすことなく始動
性能を向上させる。 【構成】LPGレギュレータ13から吸気通路2への燃
料供給を遮断するスローロック弁22を設ける。ECU
38は、LPGエンジン1がクランキングによる始動時
であると判断したときに、そのクランキング開始からの
経過時間を計時し、その計時結果が所定の基準時間を越
えたときに、LPGレギュレータ13から吸気通路2へ
の燃料供給を一時的に遮断すべくスローロック弁22を
開閉制御する。従って、低温時にLPGレギュレータ1
3から吸気通路2へ供給される燃料が過剰な濃度とな
り、混合気の空燃比オーバリッチからLPGエンジン1
の始動に時間がかかる場合には、燃料の供給が一時的に
遮断され、その間に過剰な濃度の燃料が希薄化され、空
燃比オーバリッチによる始動不良が回避される。又、始
動完了後にはLPGエンジン1へ通常濃度の燃料が供給
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は液化石油ガス(LP
G)を燃料として用いるLPG内燃機関に係り、詳しく
はその始動制御を行うための始動制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば車両に適用され、LP
Gを燃料として用いるLPG内燃機関においては、燃料
を気化状態で吸気通路のベンチュリ等に供給する目的か
ら、燃料タンクとベンチュリとの間に、加熱により燃料
の気化を促進するレギュレータが設けられている。しか
しながら、低温時には、レギュレータにおける熱交換作
用が不活発となり、気化の不充分な燃料はレギュレータ
の減圧室に流入した後に気化することになる。その結果
として、スロー用燃料が過剰な濃度となり、LPG内燃
機関の始動性が低下するという問題があった。
【0003】そこで、上記の不具合に対処するために、
例えば特開昭54−87325号公報においては、燃料
タンクとレギュレータとの間に電磁弁を介在させ、低温
時にはレギュレータの内圧が所定値以下になるときのみ
電磁弁を開かせて燃料タンクからレギュレータへの燃料
の流れを許容し、それ以外の条件では電磁弁を閉じさせ
て燃料タンクからレギュレータへの燃料の流れを制限す
るようにしていた。これにより、低温時には、燃料が充
分に気化し得る状態になるまでレギュレータへの燃料の
流れをある程度制限して燃料濃度を適正化させ、これに
よって低温時の始動性能を向上させるようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来公
報の技術では、低温時に電磁弁が閉じられて燃料タンク
からレギュレータへの燃料の流入が制限される。そのた
め、低温時に車両を走行させるような場合には、LPG
内燃機関へ供給される燃料が不足して機関の運転不良と
なり、その結果として車両の走行不良を引き起こすおそ
れがあった。即ち、低温時に始動性能を向上させ得るも
のの、始動完了後の走行不良の点で問題があった。
【0005】この発明は前述した事情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、低温時に車両の走行不良を
起こすことなく始動性能を向上させることの可能なLP
G内燃機関の始動制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明においては、燃料タンクM1から導出さ
れる液化石油ガスよりなる燃料を所定の熱源により気化
させると共に、その気化した燃料を大気圧近くまで減圧
して調圧した後に内燃機関M2の吸気系M3へ供給する
レギュレータM4を備えたLPG内燃機関において、レ
ギュレータM4から吸気系M3への燃料供給を遮断又は
減量するための燃料供給遮断手段M5と、内燃機関M2
の運転状態を検出する運転状態検出手段M6と、その運
転状態検出手段M6の検出結果に基づいて内燃機関M2
のクランキングによる始動時であることを判断する始動
時判断手段M7と、その始動時判断手段M7により始動
時であると判断されたときに、クランキング開始からの
経過時間を計時するクランキング計時手段M8と、その
クランキング計時手段M8の計時結果が所定の基準時間
を越えたときに、レギュレータM4から吸気系M3への
燃料供給を遮断又は減量すべく燃料供給遮断手段M5を
一時的に駆動制御する遮断制御手段M9とを備えてい
る。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、始動時判断手段M7は運
転状態検出手段M6の検出結果に基づいて内燃機関M2
のクランキングによる始動時であるか否かを判断する。
そして、その判断結果が始動時である場合に、クランキ
ング計時手段M8は、クランキング開始からの経過時間
を計時する。その後、クランキング計時手段M8の計時
結果が所定の基準時間を越えることにより、遮断制御手
段M9はレギュレータM4から吸気系への燃料供給を遮
断又は減量すべく燃料供給遮断手段M5を一時的に駆動
制御する。
【0008】従って、始動時にクランキング開始からの
経過時間が基準時間を越えるまでの間は、レギュレータ
M4から内燃機関M2の吸気系M3へと燃料が供給され
る。そして、低温時にレギュレータM4から吸気系M3
へ供給される燃料が過剰な濃度となり、吸気系M3にお
ける混合気の空燃比がオーバリッチになることにより、
内燃機関M2の始動に時間がかかることになる。この場
合、クランキング開始からの経過時間が所定の基準時間
を越えた時点で、燃料供給遮断手段M5によりレギュレ
ータM4から吸気系M3への燃料供給が一時的に遮断又
は減量される。そのため、燃料の供給が一時的に遮断又
は減量されている間に過剰な濃度の燃料が希薄化され、
混合気の空燃比オーバリッチによる始動不良が回避され
る。又、始動完了後には内燃機関M2へ通常濃度の燃料
が供給される。
【0009】
【実施例】以下、この発明におけるLPG内燃機関の始
動制御装置を具体化した一実施例を図2〜図7に基づい
て詳細に説明する。
【0010】図2は、この実施例におけるLPG内燃機
関の始動制御装置を適用して車両に搭載されたLPGエ
ンジンシステムを示す概略構成図である。液化石油ガス
(LPG)を燃料として用いるLPG内燃機関(以下
「LPGエンジン」と言う)1は複数気筒(図2には1
気筒だけ図示した)よりなり、同エンジン1は吸気系を
構成する吸気通路2を介してエアクリーナ3に接続され
ている。吸気通路2の途中にはベンチュリ4が設けられ
ている。又、吸気通路2内において、ベンチュリ4の下
流側には、図示しないアクセルペダルの操作に連動して
開閉されるスロットルバルブ5が設けられている。そし
て、そのスロットルバルブ5が開閉されることにより、
エアクリーナ3から吸気通路2への吸入空気量が調整さ
れる。又、LPGエンジン1の各気筒には、点火プラグ
6がそれぞれ設けられている。一方、LPGエンジン1
の排気系を構成する排気通路7の途中には、三元触媒8
が設けられている。更に、排気通路7と吸気通路2との
間には、周知の排気ガス再循環装置9が設けられてい
る。
【0011】LPGエンジン1の各気筒毎に設けられた
点火プラグ6には、ディストリビュータ10にて分配さ
れた点火信号が印加される。ディストリビュータ10は
イグナイタ11から出力される高電圧をLPGエンジン
1のクランク角に同期して各点火プラグ6に分配するた
めのものである。そして、各点火プラグ6の点火タイミ
ングはイグナイタ11からの高電圧出力タイミングによ
って決定される。又、ディストリビュータ10には、そ
のロータの回転からLPGエンジン1の回転数(エンジ
ン回転数)NEを検出する回転数センサ31が設けられ
ている。
【0012】吸気通路2のベンチュリ4には、LPGを
主燃料として供給するための主燃料通路12の一端側が
連通されている。この主燃料通路12の他端側は、燃料
の気化を促進させると共にその燃料の減圧及び調圧を行
うためのLPGレギュレータ13に連通され、そのLP
Gレギュレータ13から燃料の供給を受けるようになっ
ている。
【0013】主燃料通路12の途中にはステップモータ
14を駆動源とする燃料絞り弁15が設けられている。
そして、その燃料絞り弁15が駆動制御されることによ
り主燃料通路12の開度が調節され、LPGレギュレー
タ13からベンチュリ4への主燃料の供給量が調整され
る。
【0014】LPGレギュレータ13は一次減圧室13
aと二次減圧室13bとを備え、その隔壁内部にはLP
Gエンジン1の冷却水を熱源として流通させるための図
示しない冷却水通路が形成されている。又、一次減圧室
13aには、燃料通路16を通じて燃料タンク17から
燃料が導入されるようになっている。そして、LPGレ
ギュレータ13では、一次減圧室13aに導入された燃
料を熱源により気化させると共に、その気化した燃料を
二次減圧室13bにて大気圧近くまで減圧して調圧した
後、吸気通路2へ供給するようになっている。
【0015】そのために、燃料絞り弁15の上流側にお
いて、主燃料通路12の基端側は二次減圧室13bに連
通されている。又、同じく主燃料通路12の基端側近傍
には、一次減圧室13aに連通してアイドル用のスロー
燃料を供給するスロー燃料通路18が設けられている。
このスロー燃料通路18の途中において主燃料通路12
との合流部近傍には、スロー燃料調整用のアイドルアジ
ャストスクリュウ13cが設けられている。
【0016】そして、LPGエンジン1の運転時には、
エアクリーナ3から吸気通路2を通じて外気が吸入され
る。又、その外気の吸入の際に、ベンチュリ4にはLP
Gレギュレータ13からの主燃料が主燃料通路12を通
じて導き出され、その主燃料と吸入空気とが混合され、
その混合気がLPGエンジン1へと取り込まれる。尚、
LPGエンジン1における主燃料混合気の取り込み量
は、スロットルバルブ5の開度によって決定される。
【0017】一方、スロットルバルブ5の下流側におい
て吸気通路2には、補助燃料噴射用のインジェクタ19
が設けられている。このインジェクタ19はスロー燃料
通路18に連通する補助燃料通路20に接続されてい
る。そして、インジェクタ19は、LPGレギュレータ
13の一次減圧室13aから補助燃料通路20を介して
送られてきたアイドル用スロー燃料の一部を、補助燃料
として吸気通路2内へ噴射する。又、その噴射された補
助燃料と吸入空気とがLPGエンジン1へと取り込まれ
る。
【0018】従って、LPGエンジン1は、その主燃料
混合気あるいは補助燃料を取り込んで爆発・燃焼させて
駆動力を得た後、その排気ガスを排気通路7へと排出す
る。又、LPGエンジン1から排気通路7へ排出された
排気ガスは、三元触媒8を通過する間に浄化されて外部
へ排出される。併せて、排気通路7を通過する排気ガス
の一部は、排気ガス再循環装置9によって吸気系へ再循
環される。
【0019】加えて、LPGレギュレータ13には、吸
気通路2への燃料供給を遮断すべくスロー燃料通路18
を開閉するために、ソレノイド21を駆動源とする燃料
供給遮断手段としてのスローロック弁22が設けられて
いる。そして、このスローロック弁22が開閉制御され
ることにより、主燃料通路12及び補助燃料通路20へ
の燃料の供給が遮断され、始動時や減速時の燃料カット
等が行われるようになっている。
【0020】LPGエンジン1の運転状態等を検出する
運転状態検出手段として、前述した回転数センサ31の
他に、吸気通路2には、エアクリーナ3から吸い込まれ
る外気の温度(吸気温)THAを検出する吸気温センサ
32が設けられている。又、スロットルバルブ5の近傍
には、その開度(スロットル開度)VLを検出するスロ
ットルセンサ33が設けられている。同じく吸気通路2
には、その吸入空気の圧力(吸気圧力)PMを検出する
吸気圧センサ34が設けられている。更に、LPGエン
ジン1には、その冷却水温THWを検出する水温センサ
35が設けられている。一方、排気通路7には、同通路
7から排出される排気ガス中の酸素濃度からLPGエン
ジン1の空燃比を検出する酸素センサ36が設けられて
いる。同じく排気通路7には、排気ガスの温度(排気
温)を検出する排気温センサ37が設けられている。
【0021】又、LPGエンジン1には、その始動時に
クランキングによって回転力を付与するためのスタータ
23が設けられている。このスタータ23には、そのオ
ン・オフ動作を検知出力し、運転状態検出手段を構成す
るスタータスイッチ24が設けられている。周知のよう
に、スタータ23は図示しないイグニッションスイッチ
の操作によってオン・オフ動作されるものであり、イグ
ニッションスイッチが操作されている間はスタータ23
がオン動作されてスタータスイッチ24からスタータ信
号STが出力されるようになっている。
【0022】そして、前述した燃料絞り弁15のステッ
プモータ14、インジェクタ19、イグナイタ11及び
スローロック弁22のソレノイド21は始動時判断手
段、クランキング計時手段及び遮断制御手段を構成する
電子制御装置(以下単に「ECU」という)38に電気
的に接続されている。又、このECU38には回転数セ
ンサ31、吸気温センサ32、スロットルセンサ33、
吸気圧センサ34、水温センサ35、酸素センサ36、
排気温センサ37及びスタータスイッチ24等がそれぞ
れ接続されている。そして、ECU38はこれら各セン
サ31〜37及びスタータスイッチ24から出力される
検出信号に基づき、イグナイタ11、ステップモータ1
4、インジェクタ19及びソレノイド21等を好適に制
御する。
【0023】次に、前述したECU38の構成を図3の
ブロック図に従って説明する。ECU38は中央処理装
置(CPU)41、所定の制御プログラム等を予め記憶
した読み出し専用メモリ(ROM)42、CPU41の
演算結果等を一時記憶するランダムアクセスメモリ(R
AM)43、予め記憶されたデータを保存するバックア
ップRAM44等と、これら各部と外部入力回路45及
び外部出力回路46等とをバス47によって接続した論
理演算回路として構成されている。
【0024】外部入力回路45には前述した回転数セン
サ31、吸気温センサ32、スロットルセンサ33、吸
気圧センサ34、水温センサ35、酸素センサ36、排
気温センサ37及びスタータスイッチ24等がそれぞれ
接続されている。そして、CPU41は外部入力回路4
5を介して各センサ31〜37及びスタータスイッチ2
4等から出力される検出信号を入力値として読み込む。
又、CPU41はこれら入力値に基づき、外部出力回路
46に接続されたイグナイタ11、ステップモータ1
4、インジェクタ19及びソレノイド21等をそれぞれ
好適に制御するようになっている。
【0025】次に、前述したECU38により実行され
るLPGエンジン1の始動制御の処理動作について図4
〜図7に示す各フローチャート等に従って説明する。図
4はECU38により実行される各処理のうち、クラン
キングによる始動時にクランキング開始からの経過時間
(クランキング時間)TCRNKを算出するための「T
CRNK算出ルーチン」の処理を示すフローチャートで
あって、所定時間(この実施例では「100ms」)毎
に周期的に実行される。
【0026】処理がこのルーチンへ移行すると、先ずス
テップ101において、回転数センサ31及び水温セン
サ35の各検出値に基づきエンジン回転数NE及び冷却
水温THWをそれぞれ読み込む。
【0027】続いて、ステップ102において、その読
み込まれたエンジン回転数NEが基準となる「400r
pm」よりも小さいか否かを判断する。ここで、エンジ
ン回転数NEが「400rpm」以上である場合には、
ステップ105へ移行する。又、エンジン回転数NEが
「400rpm」よりも小さい場合には、ステップ10
3において、スタータスイッチ24からのスタータ信号
STに基づき、スタータ23がオンされているか否かを
判断する。つまり、ステップ102,103の判断か
ら、スタータ23を使用したクランキングによる始動時
であるか否かを判断するのである。
【0028】そして、ステップ103において、スター
タ23がオンである場合には、始動時であるとして、ス
テップ104において、前回の制御周期におけるクラン
キング時間TCRNKに「0.1秒」だけ加算した結果
を新たなクランキング時間TCRNKとして設定し、そ
の後の処理を一旦終了する。一方、ステップ103にお
いて、スタータ23がオフである場合には、クランキン
グによる始動ではないとして、ステップ105へ移行す
る。
【0029】ステップ102又はステップ103から移
行してステップ105においては、エンジン回転数NE
が「800rpm」よりも小さいか否かを判断する。こ
こで、エンジン回転数NEが「800rpm」以上であ
る場合には、始動が完了したものとしてステップ109
へ移行し、同ステップ109において、クランキング時
間TCRNKを「0」にリセットした後、その後の処理
を一旦終了する。
【0030】又、ステップ105において、エンジン回
転数NEが「800rpm」よりも小さい場合には、ス
テップ106において、先に読み込まれた冷却水温TH
Wに基づき所定の基準時間αを算出する。この基準時間
αは、図5に示すように冷却水温THWに対する基準時
間αの関係を予め定めたマップを参照して求められる。
【0031】続いて、ステップ107において、クラン
キング時間TCRNKが基準時間αに「3」だけ加算し
た時間(秒)である「(α+3)秒」よりも小さいか否
かを判断する。ここで、クランキング時間TCRNKが
「(α+3)秒」以上である場合には、始動が完了した
ものとしてステップ109へ移行し、同ステップ109
において、クランキング時間TCRNKを「0」にリセ
ットした後、その後の処理を一旦終了する。
【0032】又、ステップ107において、クランキン
グ時間TCRNKが「(α+3)秒」よりも小さい場合
には、ステップ108において、始動完了後の経過時間
である始動後時間CASTが「2秒」よりも小さいか否
かを判断する。この始動後時間CASTは後述する「C
AST算出ルーチン」により求められる値である。ここ
で、始動後時間CASTが「2秒」以上である場合に
は、ステップ109へ移行し、同ステップ109におい
て、クランキング時間TCRNKを「0」にリセットし
た後、その後の処理を一旦終了する。又、ステップ10
8において、始動後時間CASTが「2秒」よりも小さ
い場合には、その後の処理を一旦終了する。
【0033】上記したように「TCRNK算出ルーチ
ン」では、クランキングによるLPGエンジン1の始動
時であると判断される場合、即ちエンジン回転数NEが
「400rpm」より小さく、かつスタータ23がオン
の場合には、クランキング時間TCRNKを「0.1
秒」だけカウントアップする。一方、LPGエンジン1
の始動が完了したと判断される場合、即ちエンジン回転
数NEが「800rpm」以上の場合、クランキング時
間TCRNKが「(α+3)秒」以上の場合、或いは始
動後時間CASTが「2秒」以上の場合には、クランキ
ング時間TCRNKを「0」にリセットするのである。
【0034】次に、前述した始動後時間CASTの算出
について説明する。図6はECU38により実行される
「CAST算出ルーチン」の処理を示すフローチャート
であって、所定時間(この実施例では「100ms」)
毎に周期的に実行される。
【0035】処理がこのルーチンへ移行すると、先ずス
テップ201において、回転数センサ31の検出値に基
づきエンジン回転数NEを読み込む。続いて、ステップ
202において、後述する始動判別フラグXSTが
「1」であるか否かを判断する。この始動判別フラグX
STは、後述するようにLPGエンジン1のクランキン
グによる始動中に「1」にセットされ、始動完了後に
「0」にセットされるものである。
【0036】そして、ステップ202において、始動判
別フラグXSTが「1」で始動中である場合には、ステ
ップ203において、先に読み込まれたエンジン回転数
NEが始動完了後のエンジン回転数NEとして充分に高
い「400rpm」以上であるか否かを判断する。ここ
で、エンジン回転数NEが「400rpm」以上である
場合には、LPGエンジン1が始動完了後であるとし
て、ステップ204において、始動判別フラグを始動完
了後を指示する「0」にセットする。
【0037】続いて、ステップ205において、始動後
時間CASTに「0.1秒」だけ加算した結果を新たな
始動後時間CASTとして設定し、その後の処理を一旦
終了する。
【0038】これに対し、ステップ203において、エ
ンジン回転数NEが「400rpm」より小さい場合に
は、LPGエンジン1が始動中であるとして、ステップ
207において、始動判別フラグXSTを「1」にセッ
トする。
【0039】続いて、ステップ208において、始動後
時間CASTを「0」にリセットして、その後の処理を
一旦終了する。一方、ステップ202において、始動フ
ラグXSTが「0」である場合には、ステップ206に
おいて、エンジン回転数NEが「200rpm」よりも
小さいか否かを判断する。そして、エンジン回転数NE
が「200rpm」よりも小さい場合には、LPGエン
ジン1が始動中であるとして、ステップ207におい
て、始動判別フラグXSTを「1」にセットし、ステッ
プ208において、始動後時間CASTを「0」にリセ
ットして、その後の処理を一旦終了する。
【0040】又、ステップ206において、エンジン回
転数NEが「200rpm」以上の場合には、LPGエ
ンジン1が始動完了後であるとして、ステップ204に
おいて、始動判別フラグを始動完了後を指示する「0」
にセットし、ステップ205において、始動後時間CA
STに「0.1秒」だけ加算した結果を新たな始動後時
間CASTとして設定して、その後の処理を一旦終了す
る。
【0041】上記したように「CAST算出ルーチン」
では、エンジン回転数NEを基準にして「200〜40
0rpm」のヒステリシスをもって始動完了後であるか
否かが判断され、始動後時間CASTが算出される。そ
して、その始動後時間CASTが「TCRNK算出ルー
チン」の処理で使用されるのである。
【0042】次に、ECU38により実行されるスロー
ロック弁22の開閉制御について図7に示す「スローロ
ック弁制御ルーチン」の処理のフローチャートに従って
説明する。このフローチャートは所定時間毎の定時割り
込みで実行される。
【0043】処理がこのルーチンへ移行すると、先ずス
テップ301において、水温センサ35の検出値に基づ
き冷却水温THWを読み込むと共に、「TCRNK算出
ルーチン」にて算出されるクランキング時間TCRNK
を読み込む。
【0044】続いて、ステップ302において、先に読
み込まれた冷却水温THWに基づき所定の基準時間αを
算出する。この基準時間αは、前述したと同様に図5に
示すマップを参照して求められる。ここで、図5のマッ
プにおける基準時間αは、LPGレギュレータ13の一
次減圧室13aに液体状態の燃料が入っていない場合、
即ち混合気の空燃比がオーバリッチにならないような状
態で始動を実行したときの始動時間よりも長く設定され
ている。これは、LPGエンジン1に供給される混合気
の空燃比がオーバリッチにならないような状態で燃料カ
ットを行った場合に、始動性が悪化するためであり、そ
のオーバリッチでないときの始動性悪化を回避するため
である。
【0045】次に、ステップ303において、クランキ
ング時間TCRNKが基準時間α以上であるか否か、即
ちクランキングによる始動を開始してから基準時間とし
ての「α秒」を経過したか否かを判断する。ここで、ク
ランキング時間TCRNKが「α秒」以上である場合に
は、ステップ304において、クランキング時間TCR
NKが「(α+3)秒」よりも小さいか否かを判断す
る。
【0046】そして、ステップ304において、クラン
キング時間TCRNKが「(α+3)秒」よりも小さい
場合には、LPGエンジン1に供給される混合気の空燃
比がオーバリッチであるものとして、ステップ305に
おいて、ソレノイド21をオフしてスローロック弁22
を閉じさせ、その後の処理を一旦終了する。つまり、L
PGエンジン1の始動時に、その混合気の空燃比がオー
バリッチの場合には、吸気通路2への燃料供給を遮断す
る燃料カットを行うのである。
【0047】一方、ステップ303において、クランキ
ング時間TCRNKが「α秒」より小さい場合、或いは
ステップ304において、クランキング時間TCRNK
が「(α+3)秒」以上である場合には、LPGエンジ
ン1に供給される混合気の空燃比かオーバリッチでない
ものとして、ステップ306において、ソレノイド21
をオンしてスローロック弁22を開かせ、その後の処理
を一旦終了する。つまり、LPGエンジン1の始動時
に、その混合気の空燃比がオーバリッチでない場合に
は、吸気通路2への燃料供給を許容するのである。
【0048】上記のように、この実施例では、LPGエ
ンジン1のクランキングによる始動時に、その始動開始
からのクランキング時間TCRNKが所定の基準時間を
越えた場合に、LPGエンジン1へ供給される混合気の
空燃比がオーバリッチであるとしてLPGエンジン1へ
の燃料カットを行い、クランキング時間TCRNKがそ
れ以外の場合には、その混合気の空燃比がオーバリッチ
でないとしてLPGエンジン1への燃料供給を許容する
ようにしている。
【0049】そして、低温時には、LPGレギュレータ
13における熱交換作用が不活発となり、気化の不充分
な燃料が一次減圧室13aや二次減圧室13bに流入し
て気化する。その結果、スロー用燃料が過剰な濃度とな
り、LPGエンジン1へ供給されるべき混合気の空燃比
がオーバリッチとなり、LPGエンジン1の始動性が低
下して、その始動に時間がかかることになる。
【0050】しかし、この実施例では、上記のような場
合に、クランキング開始からの経過時間が所定の基準時
間を越えた時点で、暫定的な処置として、LPGエンジ
ン1への燃料カットが一旦行われ、その後に燃料供給が
再開されるようになっている。そのため、一旦燃料カッ
トが行われている間にLPGレギュレータ13の内部で
過剰な濃度となっている燃料が希薄化される。しかも、
その間は、主燃料通路12や補助燃料通路20に残留し
ている燃料により、吸気通路2への燃料供給が暫定的に
補われる。
【0051】その結果、LPGエンジン1へ供給される
べき混合気の空燃比がオーバリッチから正常なストイキ
まで希薄化され、空燃比オーバリッチによるLPGエン
ジン1の始動不良が回避され、低温時の始動性能を向上
させることができる。
【0052】又、燃料カット後にある時間だけ経過する
と、LPGレギュレータ13から吸気通路2への燃料供
給が再開されることから、LPGエンジン1の始動完了
後には、吸気通路2へ平常濃度の燃料が供給されること
になる。
【0053】その結果、始動完了後には、LPGエンジ
ン1が平常に運転され、これによって車両の走行不良を
未然に防止することができる。つまり、この実施例で
は、低温時に走行不良を引き起こすことなく、LPGエ
ンジン1の始動性能を向上させることができるのであ
る。
【0054】尚、この発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において構成
の一部を適宜に変更して実施することもできる。例え
ば、前記実施例では、燃料供給遮断手段を構成するスロ
ーロック弁22によりLPGレギュレータ13から吸気
通路2への燃料供給を遮断して燃料カットを行うように
したが、燃料供給遮断手段として開度調節可能な制御弁
を設けて、その制御弁を開度調節することによりLPG
レギュレータから吸気通路への燃料供給を減量するよう
にしてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、内燃機関のクランキングによる始動時である場合、
クランキング開始からの経過時間が所定の基準時間を越
えたときに空燃比がオーバリッチであるとして、レギュ
レータから吸気系への燃料供給を一時的に遮断又は減量
するようにしているので、燃料の供給が一時的に遮断又
は減量されている間に過剰な濃度の燃料が希薄化され、
低温時に車両の走行不良を起こすことなく内燃機関の始
動性能を向上させことができるという優れた効果を発揮
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の基本的な概念構成を説明する概念構
成図である。
【図2】この発明を具体化した一実施例におけるLPG
エンジンシステムを示す概略構成図である。
【図3】一実施例における電子制御装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図4】一実施例において電子制御装置により実行され
る「TCRNK算出ルーチン」を説明するフローチャー
トである。
【図5】一実施例において冷却水温に対する基準時間の
関係を予め定めたマップを示す図である。
【図6】一実施例において電子制御装置により実行され
る「CAST算出ルーチン」を説明するフローチャート
である。
【図7】一実施例において電子制御装置により実行され
る「スローロック弁制御ルーチン」を説明するフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1…LPGエンジン、2…吸気系を構成する吸気通路、
13…LPGレギュレータ、17…燃料タンク、22…
燃料遮断手段を構成するスローロック弁、31…回転数
センサ、35…水温センサ(31,35は運転状態検出
手段を構成している)、38…始動判断手段,クランキ
ング計時手段及び遮断制御手段を構成するECU。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクから導出される液化石油ガス
    よりなる燃料を所定の熱源により気化させると共に、そ
    の気化した燃料を大気圧近くまで減圧して調圧した後に
    内燃機関の吸気系へ供給するレギュレータを備えたLP
    G内燃機関において、 前記レギュレータから前記吸気系への燃料供給を遮断又
    は減量するための燃料供給遮断手段と、 前記内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段
    と、 前記運転状態検出手段の検出結果に基づいて前記内燃機
    関のクランキングによる始動時であることを判断する始
    動時判断手段と、 前記始動時判断手段により始動時であると判断されたと
    きに、前記クランキング開始からの経過時間を計時する
    クランキング計時手段と、 前記クランキング計時手段の計時結果が所定の基準時間
    を越えたときに、前記レギュレータから前記吸気系への
    燃料供給を遮断又は減量すべく前記燃料供給遮断手段を
    一時的に駆動制御する遮断制御手段とを備えたことを特
    徴とするLPG内燃機関の始動制御装置。
JP23518891A 1991-09-13 1991-09-13 Lpg内燃機関の始動制御装置 Pending JPH0571387A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101022719B1 (ko) * 2009-01-14 2011-03-22 주식회사 이룸지엔지 바이오 가스용 발전기의 시동방법 및 이에 따른 바이오 가스용 발전 장치
JP2012066786A (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 Kobelco Contstruction Machinery Ltd ハイブリッド建設機械のエンジン始動制御装置
KR101536365B1 (ko) * 2009-12-23 2015-07-14 주식회사 두산 Lpg 엔진의 시동성 개선 시스템

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