JPH0571405A - 筒内燃料噴射式2サイクル内燃機関 - Google Patents

筒内燃料噴射式2サイクル内燃機関

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JPH0571405A
JPH0571405A JP4047581A JP4758192A JPH0571405A JP H0571405 A JPH0571405 A JP H0571405A JP 4047581 A JP4047581 A JP 4047581A JP 4758192 A JP4758192 A JP 4758192A JP H0571405 A JPH0571405 A JP H0571405A
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JP
Japan
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fuel injection
fuel
valve
injection valve
electrode portion
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Application number
JP4047581A
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English (en)
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Osamu Sakamoto
修 坂本
Senju Saito
千寿 斉藤
Seiichi Nishimura
誠一 西村
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Yamaha Marine Co Ltd
Original Assignee
Sanshin Kogyo KK
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Publication date
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    • F02B23/02—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with compression ignition
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    • F02B23/0696—W-piston bowl, i.e. the combustion space having a central projection pointing towards the cylinder head and the surrounding wall being inclined towards the cylinder wall
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、低速時の成層燃焼を十分にし、
かかる時に生じ勝ちな不整燃焼を減少させることを目的
とする。 【構成】 シリンダヘッド14に燃料噴射弁50と点火
栓21とを備えた筒内燃料噴射式2サイクル内燃機関に
おいて、ピストン11の頂部燃焼室側に凹部11aと、
凹部11aに燃焼室側に突出する凸部11bとを設ける
とともに、点火栓21の電極部21aを凸部近傍の凹部
内に臨ませ、一方、燃料噴射弁50の燃料噴射方向を凸
部11bに向けるとともに、凸部11bに向かった燃料
が凸部11bに衝突後、反射して電極部21aに向かう
ように前記燃料噴射方向を配設し、他方、低速時燃料噴
射弁50の開閉時期及び点火栓21の点火時期をピスト
ン11の上死点近傍に設定するとともに、電極部21a
が放電している間に電極部21aに向かった前記燃料の
少なくとも一部が通過するように燃料噴射弁50の開閉
時期及び点火栓21の点火時期を制御したことを特徴と
する筒内燃料噴射式2サイクル内燃機関である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高圧燃料を直接燃焼
室に噴射する筒内燃料噴射式の2サイクル内燃機関に関
する。
【0002】
【従来の技術】ピストン頂面に凹部を形成すると共に該
凹部内壁面上に突出部を設けて該突出部上に衝突面を形
成し、シリンダヘッドに設けた燃料噴射弁から大部分の
燃料を該衝突面に向けて噴射せしめて他の領域よりも濃
い混合気領域を上記突出部周りに形成し、点火時にこの
濃い混合気領域内に位置する点火用電極をシリンダヘッ
ドに取り付けた直噴層状燃焼式4サイクル内燃機関が特
開昭63−162928号公報に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記実施例
に記載されている内燃機関は4サイクル内燃機関であ
る。したがって、2サイクル内燃機関に較べ、燃焼室内
の圧縮後のガス温度が高く、またピストン頂面の温度も
高い。このため、噴射後の燃料は、断熱圧縮され高温と
なった圧縮ガスの熱により、更に、高温のピストン頂面
の熱により、気化され、急激にその運動エネルギーを消
失する。その結果、ピストン頂面で衝突した後の混合気
は殆ど気化し、点火栓に到達し難い。このため、点火栓
を十分ピストンの頂面に近接して配置しなけらばならな
い。更に、衝突後の混合気は、運動エネルギーを消失し
ているため、点火栓に到達し着火した混合気はその小さ
な運動エネルギーでは拡散せず、この面からの完全な燃
焼は期待しずらい。
【0004】そこで、本発明は、かかる問題点に鑑みな
されたもので、低速時の燃焼を十分にし、かかる時に生
じ勝ちの不整燃焼を減少させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、シリンダヘッドに燃料噴射弁と点火栓とを
備えた筒内燃料噴射式2サイクル内燃機関において、ピ
ストンの頂部燃焼室側に凹部と、該凹部に燃焼室側に突
出する凸部とを設けるとともに、前記点火栓の電極部を
前記凸部近傍の前記凹部内に臨ませ、一方、前記燃料噴
射弁の燃料噴射方向を前記凸部に向けるとともに、前記
凸部に向かった燃料が前記凸部に衝突後、反射して前記
電極部に向かうように前記燃料噴射方向を配設し、他
方、低速時前記燃料噴射弁の開閉時期及び前記点火栓の
点火時期をピストンの上死点近傍に設定するとともに、
前記電極部が放電している間に前記電極部に向かった前
記燃料の少なくとも一部が通過するように前記燃料噴射
弁の開閉時期及び前記点火栓の点火時期を制御したこと
を特徴とするものである。
【0006】本発明は上記目的を達成するために、シリ
ンダヘッドに燃料噴射弁と点火栓とを備えた筒内燃料噴
射式2サイクル内燃機関において、ピストンの頂部燃焼
室側に凹部と、該凹部に燃焼室側に突出する凸部とを設
けるとともに、前記点火栓の電極部を前記凸部近傍の前
記凹部内に臨ませ、一方、前記燃料噴射弁の燃料噴射方
向を前記凸部に向けるとともに、前記凸部に向かった燃
料が前記凸部に衝突後、反射して前記電極部に向かうよ
うに前記燃料噴射方向を配設し、他方、低速時前記燃料
噴射弁の開閉時期及び前記点火栓の点火時期をピストン
の上死点近傍に設定するとともに、前記燃料噴射弁から
燃料が実際に噴射した時から前記燃料が前記凸部で反射
して前記電極部に達する時までの飛翔時間と、前記燃料
噴射弁を閉弁指示する閉弁指示時期から前記燃料噴射弁
が実際に閉じるまでの閉弁遅れ時間とを加えた時間を前
記閉弁指示時期に加えた時期よりも、前記点火栓が放電
を開始する放電開始時期を早く設定したことを特徴とす
るものである。
【0007】本発明は上記目的を達成するために、シリ
ンダヘッドに燃料噴射弁と点火栓とを備えた筒内燃料噴
射式2サイクル内燃機関において、ピストンの頂部燃焼
室側に凹部と、該凹部に燃焼室側に突出する凸部とを設
けるとともに、前記点火栓の電極部を前記凸部近傍の前
記凹部内に臨ませ、一方、前記燃料噴射弁の燃料噴射方
向を前記凸部に向けるとともに、前記凸部に向かった燃
料が前記凸部に衝突後、反射して前記電極部に向かうよ
うに前記燃料噴射方向を配設し、他方、低速時前記燃料
噴射弁の開閉時期及び前記点火栓の点火時期をピストン
の上死点近傍に設定するとともに、前記燃料噴射弁から
燃料が実際に噴射した時から前記燃料が前記凸部で反射
して前記電極部に達する時までの飛翔時間と、前記燃料
噴射弁を開弁指示する開弁指示時期から前記燃料噴射弁
が実際に開くまでの開弁遅れ時間とを加えた時間を前記
開弁指示時期に加えた時期よりも、前記点火栓が放電を
終了する放電終了時期を遅く設定したことを特徴とする
ものである。
【0008】本発明は上記目的を達成するために、シリ
ンダヘッドに燃料噴射弁と点火栓とを備えた筒内燃料噴
射式2サイクル内燃機関において、ピストンの頂部燃焼
室側に凹部と、該凹部に燃焼室側に突出する凸部とを設
けるとともに、前記点火栓の電極部を前記凸部近傍の前
記凹部内に臨ませ、一方、前記燃料噴射弁の燃料噴射方
向を前記凸部に向けるとともに、前記凸部に向かった燃
料が前記凸部に衝突後、反射して前記電極部に向かうよ
うに前記燃料噴射方向を配設し、他方、低速時前記燃料
噴射弁の開閉時期及び前記点火栓の点火時期をピストン
の上死点近傍に設定するとともに、前記燃料噴射弁から
燃料が実際に噴射した時から前記燃料が前記凸部で反射
して前記電極部に達する時までの飛翔時間と、前記燃料
噴射弁を開弁指示する開弁指示時期から前記燃料噴射弁
が実際に開くまでの開弁遅れ時間とを加えた時間を前記
開弁指示時期に加えた時期よりも、前記点火栓が放電を
終了する放電終了時期を遅く設定したことを特徴とする
ものである。
【0009】本発明は上記目的を達成するために、シリ
ンダヘッドに燃料噴射弁と点火栓とを備えた筒内燃料噴
射式2サイクル内燃機関において、ピストンが摺動する
シリンダ面に相対向するように掃気孔及び排気孔をそれ
ぞれ開口し、前記掃気孔の円周方向の両外縁と前記排気
孔の円周方向の両外縁とを結ぶ平面であって、シリンダ
中心軸と平行な2つの平面に挟まれた空間に、前記燃料
噴射弁と前記点火栓を配置したことを特徴とするもので
ある。
【0010】
【作用】低速時には、電極部が放電している間に電極部
に向かった燃料の少なくとも一部が通過するように燃料
噴射弁の開閉時期及び点火栓の点火時期を制御したの
で、電極部が放電開始する前に電極部を燃料が通過終了
することや、あるいは、電極部が放電終了した後に電極
部を燃料が通過開始することもない。また、電極部に向
かう燃料粒は、雰囲気温度が比較的低いため外周部のみ
気化し中心部は依然液状となっているので、電極部で燃
料粒の外周部が着火し、中心部の運動エネルギーによっ
て、着火したまま拡散し、燃焼室全体の燃焼を促進す
る。
【0011】掃気孔が閉弁後にも、燃焼室内には掃気孔
から排気孔に向かう掃気流が残存しているが、請求項4
の発明によれば、凸部で反射した燃料粒群は電極部側に
変位し、電極部周りへの混合気供給を豊富とさせ、失火
を防止する。
【0012】
【実施例】図1は本発明を船外機に適用した燃料噴射装
置の全体概略図である。図2は本発明を適用したクラン
ク室圧縮式2サイクル内燃機関の縦断面図である。10
はクランク室圧縮式2サイクル内燃機関で、内燃機関1
0は、図2に示すように、クランク軸12、シリンダ1
3、シリンダヘッド14、クランクケース15、ピスト
ン11より構成される。ピストン11、シリンダ13お
よびシリンダヘッド14により燃焼室16が形成され
る。ピストン11、シリンダ13およびクランクケース
15によりクランク室17が形成され、その内部にクラ
ンク軸12を収納している。クランク室17にはリード
式の逆止弁20を介して絞弁19を有する吸気通路18
が連通している。シリンダ13には掃気通路23が形成
されている。この掃気通路23は一端をクランク室17
と他端を掃気孔24を介して燃焼室16に連通してい
る。ピストン11がシリンダ13内を上下に摺動するこ
とにより掃気通路23が燃焼室16と開閉している。
【0013】吸入空気はクランク室17の負圧で大気か
ら吸入通路18に導かれ、絞弁19で調量された上、逆
止弁19を通ってクランク室17に導入される。そし
て、クランク室17に導入された吸入空気は、ピストン
11で圧縮され、掃気通路23、23、23から燃焼室
16に掃気される。
【0014】図1に示すように、燃料は、低圧燃料ポン
プ7により燃料タンク5から燃料フィルタ6を経てフロ
ート室を有するベーパーセパレーター8に送り込まれ
る。ベーパーセパレーター8の送り込まれた燃料は第2
の低圧燃料ポンプ9によってクランク軸12により回転
駆動される高圧燃料ポンプ3に供給される。よって、高
圧燃料ポンプ3の取入口(不図示)は常時正圧となる。
高圧燃料ポンプ3は、低圧燃料ポンプ9から供給された
燃料を高圧(70〜100kg/cm 2 ) で吐出し、アキュ
ムレーター10、燃料フィルタ11を介し燃料噴射弁5
0に燃料を供給している。燃料噴射弁50に供給された
高圧の燃料はその圧力が一定以上になった時には、レギ
ュレータ30が燃料をベーパーセパレーター8へ戻す。
このことにより燃料噴射弁50に供給される燃料の圧力
は常時一定(本実施例では70kg/cm 2 )に保持され
る。燃料噴射弁50はシリンダヘッド14にシリンダ1
3の中心軸と略平行に取付られ、後述の如く燃焼室16
に燃料を噴射している。なお、想像線Aで囲まれている
部分は、船外機のカウリング(不図示)により収納され
ている部分である。ベーパーセパレーター8の気層は吸
気通路18に連通され、ベーパーセパレーター8からの
燃料蒸発成分を燃焼室16で燃焼させ、大気にHC成分
が放出しないようにしている。
【0015】図3に示すように、ピストン11は頂部の
中央が反燃焼室側に凹んだ円筒状の凹部11aを有し、
更にその凹部11aの中央にはその底面から燃焼室側に
突出した凸部11bを有している。シリンダヘッド14
に取付られた燃料噴射弁50はシリンダ13のシリンダ
中心軸と略平行に配置され、且つ噴射口61が凸部11
bの中心位置(図4における61)に配置されている。
なお、噴射口61は図4に示すように、後述する排気通
路22の反対側に変位した位置(図4における61'
)、あるいは排気通路22の側に変位した位置(図4
における61'')何れに配置してもよい。また、シリン
ダヘッド14には点火栓21の電極部21aが前記凸部
11b近傍の前記凹部11aに臨むように取付られてい
る。シリンダ13には、図4に示すように、排気通路2
2と、排気通路22と対向する掃気通路23aと、掃気
通路23aと排気通路22を結ぶ線を挟んで左右一対の
掃気通路23b、23cとが設けられ、それらの終端が
シリンダ13の摺動面にそれぞれ開口し、それぞれ排気
孔22a、掃気孔24a、掃気孔24b、掃気孔24c
を形成している。これら3つの掃気通路23a、23
b、23cからの新気で燃焼室16を掃気することによ
り所謂シュニーレ掃気を行っている。掃気孔24aの円
周方向の左右の両外縁(図4の24aの引出し線先の部
分)及び排気孔22aの円周方向の左右の両外縁(図4
の22aの引出し線先の部分)とを結ぶ平面であって、
シリンダ中心軸と平行な2つの平面25A、25Bに挟
まれた空間に、燃料噴射弁50の噴射口61と点火栓2
1の放電部21aを配置した。掃気孔24a、24b、
24cが閉じた後、また、排気孔22aが閉じた後も、
燃焼室16内には掃気孔24aから排気孔22aに向か
う掃気流が残存する。このため、電極部21aが噴射口
61の下流側となり、凸部11bで衝突した燃料粒群は
電極部21a側に変位し、電極部21a周りへの混合気
供給が豊富となる。
【0016】図5は燃料噴射弁50の断面側面図を示
す。図5を参照して燃料噴射弁50を説明する。燃料噴
射弁50はシリンダヘッド14に螺着されるスリーブ5
2、スリーブ52とOリング54aを介して嵌着される
バルブボデー54、内面をOリング54bを介してバル
ブボデー54に嵌着され、外径をスリーブ52に螺着さ
れるノズルホルダ53、励磁コイル57と押え部材59
をノズルホルダ53に収納し、ノズルホルダ53の外径
の雄ネジに螺着されるキャップ55を備えている。バル
ブボデー54はその中央の空洞部に軸方向移動可能にニ
ードルバルブ56を保持している。バルブボデー54の
下端には、図6で拡大して示すように1ケの小径の噴口
61を有するノズルプレート60が設けられている。燃
料噴射弁50は、スリーブ52にノズルプレート60、
バルブボデー54、ニードルバルブ56、スペーサ58
を順次嵌入した状態で励磁コイル57を挿入したノズル
ホルダ53を螺着し、そして圧縮ばね51、押え部材5
9を挿入した後、キャップ55を螺着することにより組
み立てられる。押え部材59の中心には孔59aが貫通
しており、高圧燃料ポンプ3からの高圧燃料が孔59a
へ導かれ、順次、圧縮ばね51及びニードルバルブ56
を収容する空間に導かれる。
【0017】なお、図7はノズルプレート60の変形例
であり、2ケの噴口61、61を設けている点が、図6
で示す実施例と異なる。図6の実施例のエンジンより大
排気量になる等のため、より多くの流量を噴射する必要
のある時に、2ケの噴口を設け、噴口からの噴射速度を
落とさずに噴射することが出来る。その結果、単に噴口
径を大きくしたものに比べ、ピストン11との衝突後の
飛散性が優れ、着火性が優れたものになる。
【0018】次に燃料噴射弁50の作動について説明す
る。ニードルバルブ56は圧縮ばね51の下方への付勢
力で、下端のコーン状の部位56aがバルブボデー54
のコーン状の部位54aにシートし、高圧燃料が噴口6
1から噴出しないようになっている。励磁パルスがON
し励磁コイル57が励磁されると圧縮ばね51のばね力
および燃料圧に抗してニードルバルブ56が上方に引き
上げられ、ニードルバルブ56のフランジ部56bの上
端がスペーサ58の下面に衝突するまで引き上げられ、
その位置で保持される。その位置でもフランジ部56b
の切かき56cを介し、ニードルバルブ56を収容する
空間はフランジ部56bで閉止されず連通を保持してい
る。そして、ニードルバルブ56を収容する空間に溜ま
っていた高圧燃料がコーン状の部位54a、56aから
噴出し、更に、その下のノズルプレート60の小径の噴
口61から燃料が噴出する。その後、励磁コイル57の
励磁が解除されると圧縮ばね51の付勢力および燃料圧
により、ニードルバルブ56下方に戻され、コーン状の
部位56aがコーン状の部位54aにシートし、高圧燃
料の噴出が停止される。
【0019】次に、燃料噴射弁50の作動を、図8を用
いて説明する。図8は、横軸を時間軸、縦軸を励磁パル
スおよびバルブリフトを表している。励磁コイル57に
励磁パルスがONすると、励磁コイル57が励磁され
る。しかし、ニードルバルブ56は直ちに引き上げられ
ず、時間遅れt3 (この例では1.5ms)を伴って圧
縮ばね51のばね力および燃料圧に抗して引き上げられ
る。なお、励磁コイル57に印加される電圧が一定しな
い場合には、その時間遅れがその電圧に応じ長短し、ニ
ードルバルブ56の全開までの時間が不安定となる。そ
の結果、燃焼室への噴射タイミングは不安定となる。そ
の後、励磁コイル57が励磁保持され、全開状態が維持
される。
【0020】次に、励磁パルスがOFFすると、励磁コ
イル57の励磁が解除され、ニードルバルブ56が圧縮
ばね51のばね力と燃料圧(主に燃料圧)により引き下
げられ、閉弁する。この場合の閉弁遅れ時間 t4 は短く
(この例では0.4ms)また、燃料圧は比較的安定し
ているので、閉弁遅れ時間t4 は開弁遅れ時間t3 より
も安定する。
【0021】次に、燃料噴射弁50から燃料が噴射され
る状況を図8、図9、図10、および図11を用いて説
明する。低負荷低回転時(例えば700RPM)のクラ
ンク角に対する励磁パルス、点火時期並びに排気孔及び
掃気孔の開閉時期を図10に示す。高負荷高回転時のそ
れを図11に示す。図10、図11いずれも、クランク
軸の回転方向は時計方向である。
【0022】まず、低負荷低回転時、励磁パルスすなわ
ち開弁信号は、排気孔が閉じた後暫く経過した後である
上死点前(BTDC)7度でONし、点火栓の点火時期
であるBTDC2度でOFFに戻される。燃料噴射弁5
0は、開弁信号を受けても直ちに開かず、時間遅れt3
をともなって開く。また、燃料噴射弁50は、開弁信号
がOFFになると僅かな時間遅れ t4 後に閉じる。
【0023】その噴射状態を図9を用いて説明すると、
ピストン11がシリンダヘッド14に近付くBTDC7
度で開弁信号が入るが、先に述べたように直ちに燃料噴
射弁50は開かず、時間遅れt3 をともなって開く。開
弁と同時に燃料噴射弁50から燃料が噴射し始める。噴
射された燃料は粒状の燃料粒となってピストン11に向
かう。一方、ピストン11が燃料噴射弁50に一層近づ
く。この過程を経た状態が図9(a) である。ここで、噴
射口61からピストン11の凸部11bまでの距離をl
1 、凸部11bから電極部21aまでの距離をl2 とし
(図9(a)を参照)、(l1 +l2 )を飛翔距離と称
す。その後、噴射された燃料粒とピストン11の両者の
運動により、燃料粒はピストン11の凹部11aに進入
する。更に燃料粒が進入し、遂には凸部11bに衝突す
る。その後、衝突した燃料粒は、凹部11aの底面に付
着することなく全周に反射し凹部11a内を飛散する。
その一部は点火栓21の電極部21aに達する(図9
(b) )。その頃、点火栓の点火が開始する(図9(b)
)。と同時に、開弁信号がOFFになり、燃料噴射弁
が僅かな時間遅れ t4 (0.4ms)で閉弁する。よっ
て、燃料の噴射が終了する。その後、噴射した燃料粒の
末尾が凸部11bに衝突する一方、まだ点火栓21がス
パークを維持する。その状態が図9(c) に示される。す
なわち、点火栓21は約ATDC6度までスパークを飛
ばし続け、この間中反射した燃料粒が電極部21aの間
を通過していく。図9(b) の着火開始時のみでなく、着
火開始後の所定時間、燃料粒に着火しつづけ、火焔が次
第に周りに広がる。
【0024】燃料噴射弁50は開弁信号のOFFから極
僅かな時間で且つ比較的安定して閉じる。そして、開弁
信号のOFF時から点火開始時期までの時間を一定時
間、本実施例では0、にしているので点火開始時には、
燃料粒の末尾が点火栓を通過後になることもない。すな
わち、点火開始する時には、常に点火栓21の電極部2
1aには、燃料粒が存在する。また、このエンジンの燃
焼最大圧は最高50kg/cm 2 であるから、この燃焼圧よ
り高い燃料噴射圧にすれば、その噴射時期は自由に設定
できる。そのようにした場合、TDCにかなり近づいて
から燃料噴射することが出来るので、低負荷時の少ない
燃料噴射量の時であっても、確実にピストン11の凹部
11aに燃料粒を滞留させることができ、点火を確実に
行うことができる。なお、閉弁信号のOFF時を点火開
始時期より進めることも、点火開始時期になお反射する
燃料粒の末尾が電極部21aを通過完了することがない
よう設定することを条件に、可能である。詳しくは、後
述の図14の説明部分にて説明する。更に、点火放電完
了するまでに少しでも反射する燃料が電極部21aを通
過するように設定しても着火性を向上することができ
る。詳しくは、後述の図15の説明部分にて説明する。
点火開始から点火完了までの全期間中反射燃料が電極部
21aを通過するようにすれば一層着火性が良くなる。
すなわち、点火開始から点火放電完了するまでの期間少
なくとも反射する燃料が電極部21aを通過するように
設定するだけで着火性を向上することができる。また、
点火放電完了後に反射燃料粒が電極部21aを通過する
ように設定する場合でも、電極部21aの点火後の残留
熱を利用して着火性を向上することもできる。
【0025】図11は、高負荷高回転時のクランク角に
対する励磁パルスAおよびB、点火時期並びに排気孔及
び掃気孔の開閉時期を示す。高負荷高回転時において
は、低負荷低回転の場合と異なり、点火時期がBTDC
18度に早まり、かつ燃料噴射開始時期が排気孔が閉じ
るより に前の下死点前52度(励磁パルスA)あるい
は排気孔開前(励磁パルスB)に開始する。これは、未
だ掃気行程の時あるいは掃気行程前ではあるが、燃料を
多く噴射させるためである。高負荷高回転時において
は、燃料が早くから噴射され、燃焼室が着火性の高い混
合気で満たされることとなり、低速低負荷時と異なりピ
ストン11の反射燃料粒に点火しなくても着火する。よ
って、噴射完了時を点火時期より大きく進めることが可
能である。これが励磁パルスBの例である。なお、高負
荷高回転時には、吸入空気量が十分多いため失火するこ
とはなく、また、吹き抜け量もそれ程多くはない。
【0026】図12は、ピストン11の凸部11bの変
形例を示す。図3の凸部11bと異なり、凹部11aの
底部において、周囲から中央に向かい次第に燃焼室16
側に突出し、ピストン11の中央付近で一番高く形成さ
れている。この場合、燃料噴射弁50から噴出される燃
料は、ピストン11の中央付近の一番高い凸部11bに
衝突するように、燃料噴射弁50とピストン11は配置
される。他の部分は、図3と同一構成であるので説明を
省略する。
【0027】図13は、低速時における、点火時期、燃
料噴射弁50の作動状況及び電極部21aにおける通過
燃料量(時間当たり)を時間を横軸にとったタイムチャ
ートである。図14、図15は、他の実施例に係るタイ
ムチャートである。図16は燃料噴射弁50および点火
栓21の作動制御装置のブロック図である。図17乃至
図20は、図9に相当する図である。
【0028】図16を用い、燃料噴射弁50および点火
栓21の作動制御装置を説明する。ECU(燃料噴射弁
の電子制御装置)80はCPU(中央演算処理装置)8
8及びCDIユニット81 を内蔵している。CPU88
は入力インタフェイス(I/F)を介してクランク角セ
ンサ72及びパルサコイル73、74と接続され、また
A/D変換器を介して絞弁19の角度を検出するスロッ
トルセンサ71と接続され、これらからの情報とエンジ
ンの運転状況に応じて各種制御量を予め記憶したメモリ
(マップ)89の情報とを比較処理し、ECU80内の
CDIユニット81やECU80外の燃料噴射弁50を
制御している。ここで、CDIユニット81は周知の回
路からなり、念のためここで説明すると、チャージコイ
ル75はダイオード82と接続し、更にコンデンサ84
とサイリスタ86と接続し、コンデンサ84はイグニッ
ションコイル91、92に接続し、サイリスタ86は接
地している。チャージコイル75からダイオード82を
通ってコンデンサ84が充電され、パルサコイル74か
らの信号をCPU88で処理した後、サイリスタ86の
トリガーに放電開始信号を印加し、コンデンサ84に充
電された電荷がアースされ、イグニッションコイル9
1、92に高電圧が励起する。よって、点火栓21が高
電圧が印加され、放電し点火する。一方、CPU88は
スロットルセンサ71、クランク角センサ72、パルサ
コイル73からの情報に基づき、メモリ89の記憶され
た情報を参照しながら燃料噴射弁50、50、50、5
0の開弁及び閉弁のための駆動信号を送る。
【0029】図13を用いて点火栓21、燃料噴射弁5
0等の作動を時間をおって説明する。なお、図13の横
軸はいずれも、時間で、図13の左から右にかけて時間
経過を示す。チャージコイル75によりコンデンサ84
が充電される((a)参照)。そして、CPU88が放
電開始信号を送ると((b)参照)、直ちにコンデンサ
84がアースされ、と同時にイグニッションコイル91
に高電圧が発生し、点火栓21の電極部21aが放電を
開始し、その状態を持続する((c)参照)。なお、こ
の持続時間、すなわち、放電時間t2 はコンデンサ84
の容量やイグニッションコイル91の特性により変化す
る。また、充電開始時期を変化させても、放電時間t2
が変化する。したがって、充電開始時期、コンデンサ8
4の容量およびイグニッションコイル91の特性を選択
することにより、放電時間を制御することが出来る。な
お、チャージコイル75のクランク軸まわりの取り付け
位置やチャージコイル75の特性を変化させることによ
り、充電開始時期を変化させることができる。
【0030】CPU88は、先に説明した様に、燃料噴
射弁50に開弁・閉弁のための駆動信号を送る((d)
参照)。まず、開弁信号を送ると、励磁コイル57が励
磁し、開弁時間遅れt3 をともなって次第にリフトし、
遂に全開する。更に、時間経過すると、CPU88が閉
弁信号を送ると、励磁コイル57が励磁解除され、僅か
に閉弁遅れ時間 t4 をともなって全閉する((e)参
照)。燃料噴射弁50が開弁すると、先に説明した様
に、燃料は凸部11bに衝突し、反射し、その一部は凹
部11aに臨んだ電極部21aに達する。図9(a)で
説明したように、飛翔距離(l1 +l2 )を燃料の飛翔
速度(正確には、空気抵抗のため燃料噴射弁50からの
噴射速度にこの空気抵抗分を減じた飛翔速度であるが、
この噴射速度で代用しても可)で除して求めた時間が経
過した時、すなわち、飛翔時間t5 後に電極部21aに
燃料が到達し、燃料噴射弁50が閉弁した後飛翔時間t
5 経過後に電極部21aに燃料が通過するのが終了す
る。本実施例では、電極部21aに燃料が通過する全期
間前後に渡って放電期間t2 が設定されている。このた
め、燃料は常に電極部21aで着火され、不整燃焼を生
ずることがない。その間の、燃料の流れと、点火の関係
を図17乃至図20を用いて説明する。図13の、
、、の各状態は、図17、図18、図19、図2
0に相当する。すなわち、図17では、燃料噴射弁50
がリフトを開始する直前である。図18では、燃料噴射
弁50が全開し、燃料が凸部11bに衝突し、反射し、
その先端が電極部21aに達する寸前の状態を表してい
る。その時、点火既に開始している。図19では、燃料
噴射弁50は閉弁し、従って、燃料噴射弁50から燃料
の噴射は終了しているが、既に噴射された燃料が逐次凸
部11bに衝突し、また、電極部21aを通過し、混合
気に着火し爆発寸前の状態である。図20では、燃料が
電極部21aを通過し終わり、また、点火栓21が放電
を終了しているが、しかし既に混合気は着火されている
ので、完全燃焼して爆発する。
【0031】図14は、燃料噴射時期と点火栓の放電時
期の相対関係についての他の実施例である。この図では
燃料噴射弁50への駆動信号と電極部21aの通過燃料
量のみを表している。この実施例では、放電開始時期を
燃料が電極部21aを通過終了する僅か前すなわちt6
時間前に設定している。なお、t2 、 t4 、t5 は図1
3で説明したのと同じで意味で用いている。
【0032】図15では、燃料噴射時期と点火栓の放電
時期の相対関係についての更なる他の実施例である。こ
の図でも燃料噴射弁50への駆動信号と電極部21aの
通過燃料量のみを表している。この実施例では、放電終
了時期を燃料が電極部21aを通過開始する僅か後すな
わちt7 時間前に設定している。なお、t3 、t5 は図
13で説明したのと同じで意味で用いている。
【0033】図14、図15のいずれの実施例において
も、電極部21aに燃料が通過している期間の内、少な
くとも一部の期間で電極部21aが必ず放電する様に設
定している。すなわち、放電開始前に燃料が通過終了し
ないように(図14)、或いは、放電終了後に燃料が通
過開始しないようにした(図15)。従って、混合気は
着実に着火し、不整燃焼の発生を防止できる。
【0034】なお、図15の実施例において、放電期間
終了前に電極部21aを燃料が通過するようにしている
が、本発明は放電期間終了後極僅かな時間経過後に燃料
が電極部21aを通過するように設定してもよい。なぜ
なら、放電期間終了後極僅かな時間、電極部21aは発
火温度以上になっているからである。
【0035】
【発明の効果】本発明は、低速時の少ない燃料噴射量の
ときにも、点火栓の電極部に燃料を供給でき、しかも燃
料が確実に存在するときに点火するので、確実に燃焼で
きる。よって、失火による不整燃焼を減少することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を船外機に適用した燃料噴射装置の全体
概略図である。
【図2】本発明を適用したクランク室圧縮式2サイクル
内燃機関の縦断面図である。
【図3】図2のピストン、シリンダヘッド、燃料噴射弁
等を拡大した縦断面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿ってみた平面断面図であ
る。
【図5】燃料噴射弁のみの縦断面図である。
【図6】燃料噴射弁の噴出口付近を拡大した縦断面図で
ある。
【図7】燃料噴射弁の噴出口の変形例を示した縦断面図
である。
【図8】燃料噴射弁のバルブリフト量と励磁パルスを表
した図である
【図9】燃料噴射弁から燃料が噴射される様子を表した
説明図である。
【図10】低負荷低回転時における、排気孔および掃気
孔の開閉並びに励磁パルスおよび点火時期を表した図で
ある。
【図11】高負荷高回転時における、図10に相当する
図である。
【図12】ピストンの凸部の変形例を示した縦断面図で
ある。
【図13】図13は、低速時における、点火時期、燃料
噴射弁50の作動状況及び電極部21aにおける通過燃
料量(時間当たり)を時間を横軸にとったタイムチャー
トである。
【図14】他の実施例に係るタイムチャートである。
【図15】更なる他の実施例に係るタイムチャートであ
る。
【図16】燃料噴射弁50および点火栓21の作動制御
装置のブロック図である。
【図17】燃料噴射弁から燃料が噴射される様子を表し
た説明図である。
【図18】燃料噴射弁から燃料が噴射される様子を表し
た説明図である。
【図19】燃料噴射弁から燃料が噴射される様子を表し
た説明図である。
【図20】燃料噴射弁から燃料が噴射される様子を表し
た説明図である。
【符号の説明】
10・・・・・クランク室圧縮式2サイクル内燃機関 11・・・・・ピストン 11a・・・・凹部 11b・・・・凸部 13・・・・・シリンダ 14・・・・・シリンダヘッド 16・・・・・燃焼室 21・・・・・点火栓 21a・・・・点火栓の電極部 22・・・・・排気通路 23・・・・・掃気通路 50・・・・・燃料噴射弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 43/00 301 J 8109−3G F02M 61/14 310 S 7226−3G 69/04 P 9248−3G 69/10 9248−3G F02P 5/15 A 9150−3G 13/00 301 A 8923−3G 303 A 8923−3G

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダヘッドに燃料噴射弁と点火栓と
    を備えた筒内燃料噴射式2サイクル内燃機関において、
    ピストンの頂部燃焼室側に凹部と、該凹部に燃焼室側に
    突出する凸部とを設けるとともに、前記点火栓の電極部
    を前記凸部近傍の前記凹部内に臨ませ、一方、前記燃料
    噴射弁の燃料噴射方向を前記凸部に向けるとともに、前
    記凸部に向かった燃料が前記凸部に衝突後、反射して前
    記電極部に向かうように前記燃料噴射方向を配設し、他
    方、低速時前記燃料噴射弁の開閉時期及び前記点火栓の
    点火時期をピストンの上死点近傍に設定するとともに、
    前記電極部が放電している間に前記電極部に向かった前
    記燃料の少なくとも一部が通過するように前記燃料噴射
    弁の開閉時期及び前記点火栓の点火時期を制御したこと
    を特徴とする筒内燃料噴射式2サイクル内燃機関。
  2. 【請求項2】 シリンダヘッドに燃料噴射弁と点火栓と
    を備えた筒内燃料噴射式2サイクル内燃機関において、
    ピストンの頂部燃焼室側に凹部と、該凹部に燃焼室側に
    突出する凸部とを設けるとともに、前記点火栓の電極部
    を前記凸部近傍の前記凹部内に臨ませ、一方、前記燃料
    噴射弁の燃料噴射方向を前記凸部に向けるとともに、前
    記凸部に向かった燃料が前記凸部に衝突後、反射して前
    記電極部に向かうように前記燃料噴射方向を配設し、他
    方、低速時前記燃料噴射弁の開閉時期及び前記点火栓の
    点火時期をピストンの上死点近傍に設定するとともに、
    前記燃料噴射弁から燃料が実際に噴射した時から前記燃
    料が前記凸部で反射して前記電極部に達する時までの飛
    翔時間と、前記燃料噴射弁を閉弁指示する閉弁指示時期
    から前記燃料噴射弁が実際に閉じるまでの閉弁遅れ時間
    とを加えた時間を前記閉弁指示時期に加えた時期より
    も、前記点火栓が放電を開始する放電開始時期を早く設
    定したことを特徴とする筒内燃料噴射式2サイクル内燃
    機関。
  3. 【請求項3】 シリンダヘッドに燃料噴射弁と点火栓と
    を備えた筒内燃料噴射式2サイクル内燃機関において、
    ピストンの頂部燃焼室側に凹部と、該凹部に燃焼室側に
    突出する凸部とを設けるとともに、前記点火栓の電極部
    を前記凸部近傍の前記凹部内に臨ませ、一方、前記燃料
    噴射弁の燃料噴射方向を前記凸部に向けるとともに、前
    記凸部に向かった燃料が前記凸部に衝突後、反射して前
    記電極部に向かうように前記燃料噴射方向を配設し、他
    方、低速時前記燃料噴射弁の開閉時期及び前記点火栓の
    点火時期をピストンの上死点近傍に設定するとともに、
    前記燃料噴射弁から燃料が実際に噴射した時から前記燃
    料が前記凸部で反射して前記電極部に達する時までの飛
    翔時間と、前記燃料噴射弁を開弁指示する開弁指示時期
    から前記燃料噴射弁が実際に開くまでの開弁遅れ時間と
    を加えた時間を前記開弁指示時期に加えた時期よりも、
    前記点火栓が放電を終了する放電終了時期を遅く設定し
    たことを特徴とする筒内燃料噴射式2サイクル内燃機
    関。
  4. 【請求項4】 シリンダヘッドに燃料噴射弁と点火栓と
    を備えた筒内燃料噴射式2サイクル内燃機関において、
    ピストンが摺動するシリンダ面に相対向するように掃気
    孔及び排気孔をそれぞれ開口し、前記掃気孔の円周方向
    の両外縁と前記排気孔の円周方向の両外縁とを結ぶ平面
    であって、シリンダ中心軸と平行な2つの平面に挟まれ
    た空間に、前記燃料噴射弁と前記点火栓を配置したこと
    を特徴とする筒内燃料噴射式2サイクル内燃機関。
JP4047581A 1991-02-02 1992-02-03 筒内燃料噴射式2サイクル内燃機関 Pending JPH0571405A (ja)

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US08/012,311 US5329902A (en) 1991-02-02 1993-02-02 Cylinder fuel injection type two-cycle internal combustion engine

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JP3355891 1991-02-02
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998019058A1 (de) * 1996-10-30 1998-05-07 Ficht Gmbh & Co. Kg Verfahren zum betreiben einer brennkraftmaschine
EP0824186A3 (en) * 1996-08-09 1999-07-21 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Control system for internal combustion engine
JP4087064B2 (ja) * 1998-06-22 2008-05-14 株式会社日立製作所 筒内噴射型内燃機関および内燃機関の制御方法、燃料噴射弁
JP2012149607A (ja) * 2011-01-20 2012-08-09 Toyota Central R&D Labs Inc 内燃機関の点火装置
US11858797B2 (en) 2018-09-03 2024-01-02 Quantex Arc Limited Beverage dispenser head for mixing concentrate, diluent and additive

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