JPH0571429U - 木材接合用ボルトのめり込み防止構造 - Google Patents
木材接合用ボルトのめり込み防止構造Info
- Publication number
- JPH0571429U JPH0571429U JP2509592U JP2509592U JPH0571429U JP H0571429 U JPH0571429 U JP H0571429U JP 2509592 U JP2509592 U JP 2509592U JP 2509592 U JP2509592 U JP 2509592U JP H0571429 U JPH0571429 U JP H0571429U
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- Japan
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- bolt
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 従来、木材接合用にボルト及びナットを用い
る場合、平坦な座金を使用して来たが、ボルトが主材の
内部にめり込んで変形し、架構体の塑性変形が吸収され
ず、側材がせん断破壊され、架構体の接合部も破壊され
易い。本考案は木材接合用ボルトおよびナットの木材側
へのめり込みを防止し、木材の接合部の塑性変形を円滑
に行わせるめり込み防止構造を提供する。 【構成】 ボルト3およびナット4とそれ等で接合させ
る木材との接触部位に高耐圧部材1および又は高耐圧部
を形成するものである。
る場合、平坦な座金を使用して来たが、ボルトが主材の
内部にめり込んで変形し、架構体の塑性変形が吸収され
ず、側材がせん断破壊され、架構体の接合部も破壊され
易い。本考案は木材接合用ボルトおよびナットの木材側
へのめり込みを防止し、木材の接合部の塑性変形を円滑
に行わせるめり込み防止構造を提供する。 【構成】 ボルト3およびナット4とそれ等で接合させ
る木材との接触部位に高耐圧部材1および又は高耐圧部
を形成するものである。
Description
【0001】
本考案は、木材同士を接合するための接合用ボルト等の木材側へのめり込みを 防止するに好適な木材接合用ボルトのめり込み防止構造に関する。
【0002】
一般の構造体に使用されるボルトの場合には、その引張り強度やせん断強度が 必要である。しかしながら、木材の接合部に使用されてせん断力を受ける接合用 の曲げボルトの場合には、前記ボルトの場合と性質が異なり、適度に塑性変形す ることが必要である。例えば従来は図8に示すように、例えば、主材19と2つ の側材20とからなる木材の接合部に使用されるボルト21は、主材19および 側材20を貫通し、ナット22により締められて配置される。 なお、図示のように木材側へのめり込みを防止するためボルト21およびナット 22と木材側との間には平坦な座金24,25が介設される。主材19および側 材20に引張力が作用すると、ボルト21にせん断力が生じ、その結果主材19 と側材20との接合部にすべりが生じ、それに伴ってボルト21が変形する。こ の場合、接合用のボルト21は図9に示すように、主材19および側板20内部 にめり込んで変形すると共にボルト頭部23およびナット22が側材20内にく い込む。木材を接合して構成される架構体の場合、接合部の塑性変形に伴い架構 体の変形を吸収して架構全体の剛性及び靭性を保持することが必要である。しか しながら接合用のボルト21のボルト頭部23およびナット22と木材との接触 面にめり込みが生じ、架構体の塑性変形が吸収されず図10に示すように側材2 0が接合用のボルト21の境目の部分や座金の近くでぜい性的な破壊をする場合 がある。
【0003】
接合用のボルトが木材の接合部の塑性変化に追従して変形して木材の架構体の 剛性及び靭性を保持するため、木材の板厚をmとし接合用のボルトの直径をdと した場合にm/d>8であることが必要とされている。また、接合用のボルトの ボルト頭部およびナット等と木材との接触部に前記したように座金を介入させて 両者間の耐圧を高めてめり込みを防止する手段が採用されている。しかしながら 、m/d>8を満足する接合用のボルトの場合には板厚に較べて接合用のボルト のサイズが小さくなりボルト頭部およびナットと木材との接触面積が小さくなり 、前記座金のみではめり込みを確実に防止し得ない場合が多い。
【0004】 本考案は、以上の事情に鑑みて創案されたものであり、ボルト等と木材との接 触部位における耐圧を向上し、それ等の木材側へのめり込みを防止し、木材の接 合部の塑性変形を円滑に行われるようにした木材接合用ボルトのめり込み防止構 造を提供することを目的とする。
【0005】
本考案は、以上の目的を達成するために、木材接合用ボルト等と木材との接触 部位に高耐圧部材および又は高耐圧部を設けてなるめり込み防止構造を構成し、 更に具体的には、高耐圧部材として球面ワッシャを採用し及び又は硬質部材を木 材の接触部位に埋設してなる高耐圧部を設けるようにした木材接合用ボルトのめ り込み防止構造を構成するものである。
【0006】
ボルトのボルト頭部およびナットと木材との間に高耐圧部材を介設することに より、ボルトが変形してもボルト頭部等の木材側へのめり込みが防止される。ま た、ボルト頭部等の接触する木材の接触部位に高耐圧部を形成することにより、 前記と同様にめり込みが防止される。
【0007】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。 (1)実施例1 図1は本考案の高耐圧部材の実施例を示すものである。本実施例の高耐圧部材 は球面ワッシャ1と、ボルト頭部3に球面ワッシャ1と同一の曲率半径の曲面を 有するボルト2およびナット4から形成される。ボルト2は板厚mの木材5,5 を貫通して挿入され、ナット4により締め付けられる。ボルト2のボルト頭部3 およびナット4と木材5との間には球面ワッシャ1,1が介設される。図2に示 すように、ボルト2はボルト頭部3と、ねじ部6を螺刻する軸部7からなる。ボ ルト頭部3の座面側には曲率半径Rの凸曲面部8が形成される。図3および図4 に示すように、球面ワッシャ1は凸曲面部8と同一の曲率半径を有する凹曲面部 9を一側面に形成すると共に他側面に平坦部11を形成する適宜厚みの日板状ワ ッシャから形成され、その中央部にはボルト2の軸部7が貫通し得る貫通孔10 が形成される。 次に、本実施例の作用を説明する。前記したように、実施例の球面ワッシャ1 とボルト2およびナット4とにより木材5,5の接合部を締め付ける。図1に示 すように、木材5,5に矢印P方向の互いに逆向きの引張力が作用すると木材5 ,5の接合部が変形し、図5に示すようにボルト2が変形する。しかしながら、 ボルト2のボルト頭部3等には凸曲面部8が形成され、球面ワッシャ1の凹曲面 部9と球面接触しているため両者間で円滑なすべりが生じ、球面ワッシャ1の木 材5側へのめり込み力を低減させる。また、球面ワッシャ1は比較的広面積の平 坦部11を木材5に当接して配置するため、球面ワッシャ1のめり込み力が更に 低減される。以上により、ボルト2が曲がり変形してもボルト頭部3およびナッ ト4等の木材5側へのめり込みは生じない。 (2)実施例2 図6は本考案の高耐圧部の実施例を示す断面図であり、図7は図6の矢印C方 向から見た高耐圧部の概要構造を示す平面図である。本実施例ではボルト2aは 直径dの普通の形状のボルトからなる。勿論、ボルト2aはm/d>8の関係式 を満足するものが望ましい(但し、図6は前記関係式を満足する。プロポーショ ンで書かれていない)。ボルト2aのボルト頭部3aが座金12を介して当接す る側の木材5の表面には高耐圧部13が形成される。 高耐圧部13は図7にも示すように、硬質ゴム又は鋼材等からなる補強材14 を多数個木材5内に埋設されたものから形成される。補強材14の埋設される面 積は少なくとも座金12の面積よりも広い範囲に形成される。また、補強材14 は本実施例では図7に示すように、整然と埋設されているが、勿論ランダムに配 置されても構わない。また、補強材14の形状,大きさも一定のものでなくても よい。更に、補強材14は、例えば中央寄りに密に埋設されるものでもよい。一 方、ボルト2aのねじ部15に螺着するナット16が座金17を介して当接する 側の木材5の表面には高耐圧部18が形成される。高耐圧部18は高耐圧部13 と同一の形状のものでもよいが、本実施例では高強度モルタル層から形成される 。勿論高強度モルタル層の面積は座金17の面積よりも少なくとも広く形成され る。以上の構造の高耐圧部13,18により、ボルト2aのボルト頭部3aおよ びナット15の当接係合する木材5の部位が高剛性になるため、木材5側へのめ り込みが防止される。
【0008】 以上の実施例において、高耐圧部材として泳面ワッシャ1を採用すると共に、 図6に示した高耐圧部13,18を形成したが、勿論それ等に限定するものでは ない。例えば、高耐圧部材と高耐圧部とを組み合わせるものでもよく、高耐圧部 13,18を混在させるようなものでもよい。
【0009】
本考案の木材接合用ボルトのめり込み防止構造によれば、次のような効果が上 げられる。 (1)木材の塑性変形に伴ってボルトが変形し、そのボルト頭部等が木材内にめ り込もうとしても、高耐圧部材および高耐圧部を設けることにより耐圧強度が向 上し、めり込みが防止される。 (2)めり込みが防止されるため、木材とボルト等との当接部に無理な力が発生 せず、木材の接合部の塑性変形が円滑に行われる。そのため、木材のせん断破壊 が防止される。 (3)高耐圧部材の一例である球面ワッシャは容易に入手し得るものであり、か つボルト頭部等に球面ワッシャと同一曲率半径の曲面を形成することも容易に出 来る。そのため、安価に実施することが出来る。 (4)高耐圧部は、例えば補強材を木材内に埋設するもので容易に実施出来ると 共に、必要に応じて任意の形状,配置の耐圧面を形成するここが出来る。
【図1】本考案の第1の実施例の取り付け構造を示す軸
断面図である。
断面図である。
【図2】図1に示したボルトの側面図である。
【図3】図1に示した高耐圧部材の一例である球面ワッ
シャの平面図である。
シャの平面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図1のボルトの変形時における高耐圧部材とボ
ルトとの係合状態を示す部分断面図である。
ルトとの係合状態を示す部分断面図である。
【図6】本考案の第2の実施例の高耐圧部の一例を示す
軸断面図である。
軸断面図である。
【図7】図6のC矢視の正面図である。
【図8】従来の二面せん断における木材とボルト等との
係合状態を示す断面図である。
係合状態を示す断面図である。
【図9】木材およびボルトの変形状態とめり込み状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図10】ボルトの塑性変形不足およびボルト頭部等の
めり込みにより、木材がせん断破壊された状態を示す断
面図である。
めり込みにより、木材がせん断破壊された状態を示す断
面図である。
【符9の説明】 1 球面ワッシャ 2 ボルト 2a ボルト 3 ボルト頭部 3a ボルト頭部 4 ナット 5 木材 6 ねじ部 7 軸部 8 凸曲面部 9 凹曲面部 10 貫通孔 11 平坦部 12 座金 13 高耐圧部 14 補強材 15 ねじ部 16 ナット 17 座金 18 高強度モルタル層
Claims (3)
- 【請求項1】 ボルトおよびナットで接合される木材と
前記ボルト又はナットとの接触部位に高耐圧部材および
又は高耐圧部を設けることを特徴とする木材接合用ボル
トのめり込み防止構造。 - 【請求項2】 前記高耐圧部材が前記ボルトおよびナッ
トと木材間に介設される球面ワッシャからなり、該ワッ
シャと接触する前記ボルトおよびナットの部位には、前
記球面ワッシャとほぼ同一の曲率半径の曲面が形成され
てなる請求項1に記載の木材接合用ボルトのめり込み防
止構造。 - 【請求項3】 前記高耐圧部が、前記ボルトおよびナッ
トと接触する木材の表面側に硬質部材を埋設したもので
ある請求項1又は2に記載の木材接合用ボルトのめり込
み防止構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2509592U JPH0571429U (ja) | 1992-03-07 | 1992-03-07 | 木材接合用ボルトのめり込み防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2509592U JPH0571429U (ja) | 1992-03-07 | 1992-03-07 | 木材接合用ボルトのめり込み防止構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0571429U true JPH0571429U (ja) | 1993-09-28 |
Family
ID=12156374
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2509592U Pending JPH0571429U (ja) | 1992-03-07 | 1992-03-07 | 木材接合用ボルトのめり込み防止構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0571429U (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022025263A (ja) * | 2020-07-29 | 2022-02-10 | 株式会社熊谷組 | 軸材と軸材取付対象部材との間の応力伝達機構 |
| JP2022114503A (ja) * | 2021-01-27 | 2022-08-08 | ウッド・ハブ合同会社 | 木質構造材の接合構造及び接合具 |
| JP2022123084A (ja) * | 2021-01-27 | 2022-08-23 | ウッド・ハブ合同会社 | 木質構造材の接合構造及び接合具 |
-
1992
- 1992-03-07 JP JP2509592U patent/JPH0571429U/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022025263A (ja) * | 2020-07-29 | 2022-02-10 | 株式会社熊谷組 | 軸材と軸材取付対象部材との間の応力伝達機構 |
| JP2022114503A (ja) * | 2021-01-27 | 2022-08-08 | ウッド・ハブ合同会社 | 木質構造材の接合構造及び接合具 |
| JP2022123084A (ja) * | 2021-01-27 | 2022-08-23 | ウッド・ハブ合同会社 | 木質構造材の接合構造及び接合具 |
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