JPH0571550B2 - - Google Patents

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JPH0571550B2
JPH0571550B2 JP61103650A JP10365086A JPH0571550B2 JP H0571550 B2 JPH0571550 B2 JP H0571550B2 JP 61103650 A JP61103650 A JP 61103650A JP 10365086 A JP10365086 A JP 10365086A JP H0571550 B2 JPH0571550 B2 JP H0571550B2
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JP
Japan
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weight
cement
parts
coating
layer
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JP61103650A
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JPS62260784A (ja
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Masayoshi Suzuki
Takeshi Nakayama
Takeo Okano
Shozo Shimabukuro
Akyoshi Hatanaka
Kazunori Hanamura
Yoshihiro Sakaguchi
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Kowa Chemical Industry Co Ltd
Toa Paint Co Ltd
Kansai Paint Co Ltd
Dai Nippon Toryo Co Ltd
Nippon Paint Co Ltd
Shinto Paint Co Ltd
Original Assignee
Kowa Chemical Industry Co Ltd
Toa Paint Co Ltd
Kansai Paint Co Ltd
Dai Nippon Toryo Co Ltd
Nippon Paint Co Ltd
Shinto Paint Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS62260784A publication Critical patent/JPS62260784A/ja
Publication of JPH0571550B2 publication Critical patent/JPH0571550B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B41/00After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
    • C04B41/45Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
    • C04B41/50Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with inorganic materials
    • C04B41/5076Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with inorganic materials with masses bonded by inorganic cements

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、コンクリート打放し面やラスモルタ
ル面等の素地面に積層表層を施す工法に関し、特
に、素地にひび割れが発生した場合にも、塗材に
ひび割れを生ずることがなく、しかも難燃性を有
する積層をコンクリート系素地表面に形成させる
実用性の優れた施工方法に関するものである。 〔従来の技術〕 従来、コンクリート面やラスモルタル面は、経
時的なひび割れが避けられなかつた。このひび割
れは、外見上好ましくないばかりでなく、長期的
には、構築物の耐久性を損なうので、逐次、充て
んあるいは被覆補修される。一方、このようなひ
び割れの発生に対応して、セメント系素地面に無
機系の厚付け塗材を被覆したり、ゴム系樹脂を含
む有機系塗材を吹付けて表層形成が行われるよう
になつた。しかし、一般的に無機系塗材は、伸長
性がないため、素地の経時的乾燥ひび割れにつれ
て容易に同様のひび割れを形成するので、その表
層形成効果は実質的に失われる。また、有機系塗
材は、素地のひび割れに対しては、そのゴム状弾
性に基づく柔軟性ないし伸長性によつて、素地の
ひび割れにつれて、ひび割れすることのない経時
的に安定な塗層を形成するが、燃え易いという欠
点を有し、コンクリート等の不燃構造物の表面へ
の適用材としては、不適切なものである。 〔発明が解決しようとする問題点〕 このように、コンクリート等の素地のひび割れ
に対してもひび割れを形成しない性質と耐燃焼性
とは相反するものであつて、両性質を同時に満足
する積層塗材の開発こそまたれるところである。 従つて、本発明の目的は、セメント系素地面の
ひび割れ減少に対してもひび割れを発生せず且つ
難燃性の積層表層を提供するにある。また、他の
目的は、そのような表層を形成させる効果的施工
方法を提供するにある。本発明のその他の目的な
いし特徴は、以下の記載から一層明らかになるで
あろう。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者らは、上記目的を達成し得る積層用の
塗材及びその形成方法について多くの実験研究を
重ねた結果、実用的に極めて望ましい施工技術を
開発した。 すなわち、本発明は、セメント系素地表面に、
セメントと該セメント100重量部当たり、細骨材
100〜350重量部及びガラス転移温度−20℃以下の
アクリル系樹脂のエマルシヨンを樹脂固形分とし
て100〜250重量部含有せしめて成る水性下塗材を
多孔質ハンドローラで塗布し、次いで、その上に
セメントと該セメント100重量部当たり、細骨材
100〜350重量部及びガラス転移温度−20℃以下の
アクリル系樹脂のエマルシヨンを樹脂固形分とし
て15〜25重量部、並びに必要に応じて難燃剤を含
有せしめて成る水性上塗材を多孔質ハンドローラ
で塗布することを特徴とするセメント系素地面へ
の積層施工方法を要旨とするものである。 本発明の方法は、セメント系素地面に、上記の
特定組成から成る水性下塗材とこれとは別の特定
組成から構成される水性上塗材とを順次積層して
形成される組合せ表層に技術的特徴がある。その
組み合わせ積層される下塗材又は上塗材の組成の
いずれかが上記各組成範囲を逸脱する場合には、
本発明の前記主目的は効果的に達成されないので
あつて、セメント系素地面に対する優れた保護効
果は得られない。本発明は、かかる特定組成物の
積層によつて得られる実用的効果の発見に基づく
ものである。 本発明において、セメント系素地面とは、コン
クリート打放し面、ラスモルタル面、その他のセ
メント系構造材面等であつて、経年的にひび割れ
を伴うであろう不燃構築構造面を包含する。 本発明の方法に用いられる水性下塗材(以下、
単に下塗材と略記することがある。)は、セメン
トと該セメント100重量部当たり、細骨材を100〜
350重量部及びガラス転移温度が−20℃以下のア
クリル系樹脂のエマルシヨンを樹脂固形分として
100〜250重量部の範囲割合で含んでなるもので、
主として媒体水量をコントロールすることによ
り、多孔質ハンドローラで素地に塗布するのに好
適な粘度に調製される。 ベースとするセメントは、水硬性セメントであ
つて、単味系セメント又は混合系セメントのいず
れでもよく、例えば白色ポルトランドセメント、
高炉セメント、シリカセメント、アルミナセメン
ト、普通ポルトランドセメント等を挙げることが
できる。これらは、通常、単独で用いられるが、
二種以上を組み合わせて使用することもできる。 また、下塗材に配合される細骨材は、好ましく
は、粒径0.6mm以下の微細粒状骨材であつて、例
えば、けい砂、炭酸カルシウム、水酸化アルミニ
ウム、クレー、タルク等が挙げられ、また酸化チ
タンのような着色顔料も好都合に用いられる。こ
れらの細骨材は、一種又は二種以上を組み合わせ
て使用できる。 更に、水性エマルシヨンの形で下塗材に用いら
れるアクリル形樹脂は、そのガラス転移温度が、
−20℃以下であることが重要である。−20℃より
高いガラス転移温度の樹脂では、塗材層の伸長性
が不足し、素地のひび割れに伴つて、該塗材層に
亀裂が形成され易いので好ましくない。実用的に
は、−30〜−60℃のものが好ましく用いられる。
そのようなアクリル系樹脂は、アクリル酸エステ
ル又はメタクリル酸エステル等のアクリレート系
単量体を主要構成成分とする単量体の乳化重合に
よつて容易に提供される。そのようなアクリレー
ト系単量体には、例えば、軟質樹脂を与えるもの
として、一般式CH2=CH−COORで表わされる
アクリル酸エステルのアルコール部(R)の炭素数が
2〜12、好ましくは4〜8のアクリレートが用い
られる。代表的なものとしては、例えば、n−ブ
チルアクリレート〔単独重合体のTg(ガラス転移
温度:以下同様)は、−54℃〕及び2−エチルヘ
キシルアクリレート(同Tgは−85℃)が挙げら
れる。また、アクリル系樹脂のTgを高め、所望
のTgに調整するのに用いられる単量体類として
は、例えばスチレン(単独重合体のTgは+100
℃)、アクリロニトリル(同Tgは+100℃)及び
一般式CH2=C(CH3)COOR′で表わされるメタ
クリル酸エステルのアルコール部(R′)の炭素
数が1〜4のメタクリレートが挙げられるが、工
業的には、スチレンやメチルメタクリレート(同
Tgは+105℃)が好ましく用いられる。更に、ア
クリル系樹脂のエマルシヨンの塩安定性(化学安
定性)を向上させるために、重合性有機酸類、例
えば、アクリル酸(Tgは+103℃)、メタクリル
酸(Tgは+130℃)、あるいはイタコン酸(Tgは
+130℃)などが使用される。本発明の方法に用
いられるガラス転移温度−20℃以下のアクリル系
樹脂は、所望のガラス転移温度に応じて、上記の
各種単量体成分を適宜組み合わせ、更に乳化剤、
重合開始剤、PH調製剤等を加え、水媒体中で乳化
重合することにより容易に調製することができ
る。 本発明において用いられるアクリル系樹脂エマ
ルシヨンの樹脂のガラス転移温度が−20℃より高
いと、ゴム状弾性が小さく、セメント系素地面の
ひび割れに耐える塗材層が得られ難いので、好ま
しくない。従つて、本発明においては、ガラス転
移温度−20℃以下のものが用いられる。 アクリル系樹脂エマルシヨンは、前記のよう
に、重合に供する単量体類を、従来知られた乳化
重合法で重合することによつて、容易に調製する
ことができるが、通常、樹脂濃度約45〜60重量%
の水性エマルシヨンとして提供される。このよう
な本発明の方法に用い得るアクリル系樹脂エマル
シヨンは、市場で入手することができる。 本発明に係る下塗材には、必要に応じて、更
に、合成繊維、カルシウムステアレート、増粘剤
や高沸点溶剤あるいは分散剤等の比較的少量を添
加して、作業性の良好な塗材に調製すると共に、
耐燃性、耐ひび割れ性、防水性を向上させ、望ま
しい伸長性を有する積層を形成し得る塗材を提供
するすることができる。 本発明の方法に用いられる下塗材における細骨
材の量が、セメント100重量部当たりの100重量部
未満では、塗膜が硬くなりすぎ、乾燥過程におい
て自己亀裂を生ずるので好ましくない。また350
重量部を超えると、初期乾燥性が悪くなり、乾燥
塗膜の性能も低下するので不都合である。好まし
い範囲は140〜300重量部である。 また、下塗材中におけるアクリル系樹脂エマル
シヨンの樹脂固形分の量が、セメント100重量部
当たり100重量部未満では、塗膜の伸長性が小さ
く、ゼロスパンテンシヨン伸びが1.0mm以下とな
るので、セメント系素地のひび割れに対応する塗
材層の伸び安定性が得られず、亀裂を生ずるので
好ましくない。また、250重量部を超えると、セ
メント系仕上材としての凝集力が失われると共
に、乾燥塗材層の表面が粘着性を帯び、更に難燃
グレードが低下するので好ましくない。好ましい
範囲は120〜220重量部である。 本発明においては、このようにして塗布形成さ
れた下塗材層の面に、セメントに該セメント100
重量部に対し、細骨材を100〜350重量部とガラス
転移温度−20℃以下のアクリル系樹脂のエマルシ
ヨンを樹脂固形分として15〜25重量部及び必要に
応じて難燃剤を例えば、100重量部以下加えて成
る水性上塗材(以下、単に上塗材と略記すること
がある。)が、同様の多孔質ハンドローラで塗布
される。 この上塗材に用いられるセメントは、下塗材に
用いられるのと実質的に同一であつて、例えば、
白色ポルトランドセメント、シリカセメント、ア
ルミナセメント、普通ポルトランドセメント等が
例示されるが、その他の種々のセメント類も使用
可能である。また、細骨材も下塗材に用いられる
ものと同じで、代表的には、例えば、けい砂、炭
酸カルシウム、水酸化アルミニウム、クレー、タ
ルクを挙げることができ、また、必要に応じて酸
化チタンのような着色顔料を使用することができ
る。更に、上塗材に用いられるアクリル系樹脂エ
マルシヨンは、前記下塗材の場合と同様に、ガラ
ス転移温度が−20℃以下のアクリル系樹脂のエマ
ルシヨンであることが重要であつて(アクリル系
樹脂のガラス転移温度が、−20℃より高いと塗材
層の伸長性が不足し、素地のひび割れに伴つて、
その塗材層に亀裂が形成され易いので好ましくな
い。)、前記下塗材に用い得る樹脂類と実質的に同
一の範囲の樹脂のエマルシヨンが用いられる。実
用的に好ましい樹脂のガラス転移温度は−30〜−
60℃である。 本発明の方法において、上塗材に、必要に応じ
て添加使用される難燃剤としては、例えば、水酸
化マグネシウム、ほう砂、アルミン酸カルシウム
等を挙げることができる。また、細骨材として用
いられる前記の水酸化アルミニウムは、難燃剤と
しても機能するので、これを使用する場合におい
ては難燃剤の添加を省略することができる。 更に、本発明の方法に用いられる上塗材には、
少量のセメント硬化抑制剤のほか、必要に応じ
て、有機繊維、カルシウムステアレート、増粘
剤、高沸点溶剤、あるいは分散剤等の比較的少量
を添加使用することができる。上塗材層は、下塗
材層に比べて、層自体の伸長性が比較的小さくて
よいが、高い難燃性、例えば、JIS A1321に規定
されている建築物の内装材料及び工法の難燃試験
方法に基づく難燃3級以上の難燃性を有すること
が重要であつて、上記添加剤類は、作業性のほ
か、最も外装に要求される難燃性、耐ひび割れ
性、防水性、伸長性等を考慮して選択添加され
る。 上塗材に添加使用できるセメント硬化抑制剤
は、例えば、MEK−オキシム〔C2H5−C(CH3
−NOH〕、ブチルアルドオキシム(CH3−CH2
CH2−CHNOH)等のオキシム系のものが好都
合に使用できる。 本発明方法の上塗材に用いられる細骨材の量
は、セメント100重量部に対して、100〜350重量
部の範囲である。100重量部未満では、塗膜が硬
くなり、乾燥過程で塗層にひび割れを生ずるので
好ましくない。また、350重量部を超えると初期
乾燥性が悪く、形成された塗膜の物性が低下する
ので実用的でない。好ましい範囲は140〜300重量
部である。 また、上塗材に用いられるアクリル系樹脂エマ
ルシヨンは、その樹脂固形分が、セメント100重
量部当たり15重量部未満では、層の伸長性が小さ
く、素地のひび割れに対して、伸長性のよい下塗
材層を介してもなお、これに対応し得る伸びが得
られないので好ましくない。また、25重量部を超
えると、伸長性は満たされるが、難燃性が低下す
るので採用できない。 更に、必要に応じて上塗材に用いられる難燃剤
は、塗剤中に含有される細骨材及びエマルシヨン
のアクリル系樹脂固形分量等を勘案して、セメン
ト100重量部当たり、100重量部以下の適切な添加
量が選択使用される。しかし、経済的には、その
添加量は少ないことが望ましい。また、硬化抑制
剤は、セメントの硬化速度を適切に調整するのに
用いられ、その使用量は、セメント100重量部に
対し、1.0重量部以下であり、通常、0.2〜1.0重量
部である。この範囲外では、望ましい硬化速度が
得られ難い。 かかる上塗材もまた、多孔質ハンドローラを用
いて、硬化した下塗材層の上に塗布されるので、
下塗材と同様に、水性媒体及び添加剤等により、
望ましい塗材粘度及び層形成性能に調製される。 本発明の方法において、下塗材及び上塗材の各
硬化乾燥塗材層厚は、例えば、それぞれ1〜2mm
程度に形成させることが実用上望ましいが、素地
の実情に応じて、適宜変更してもよい。そのよう
な塗材層は、多孔質ハンドローラにより好都合に
形成ができるので、工業的に極めて有利である。 本発明の方法は、コンクリート系素地面に、比
較的伸長性のよい下塗材層を形成させ、その硬化
層面に、伸長性は若干劣るが、難燃性の優れた上
塗材層を形成させることが特徴的である。本発明
は、不可避的にひび割れるコンクリート系構築物
を素地面に、このような特定の積層状表層を形成
させることにより、ひび割れを発生せず且つ難燃
性の優れた構造材を提供し得ることの発見に基づ
くもので、その実用的価値は極めて高い。 本発明の方法においては、素地面の状況によ
り、必要に応じて、水性エマルシヨンシーラー又
は溶剤形シーラーを塗布してもよい。また、多孔
質ハンドローラの選択により、上塗材を凹凸模様
又はスタツコ仕上げにすることができ、更に、こ
のように形成された表面に、合成樹脂エナメルペ
イント又は合成樹脂エマルシヨンペイント等のト
ツプコート塗装を行つて、表層の白化現象を防止
し、あるいは防汚性を向上させることができる。 〔作用〕 本発明の方法によれば、多孔質ハンドローラを
用いて、簡単な手当業でセメント系構築物の素地
面に、強固に接着した積層表層を容易に形成させ
ることができるばかりでなく、難燃性で且つ素地
のひび割れ発生にも、ひび割れ等の不都合な経時
的現象を生ずることのない、極めて安定で、実用
的に望ましい積層状塗層が得られる。 〔実施例〕 次に、具体例により、本発明を更に詳細に説明
する。 各塗材の調製に用いたアクリル系樹脂エマルシ
ヨンは、次の二種類Em−1及びEm−2で、い
ずれも極めて通常の乳化重合法によつて製造され
たものである。 Em−1 2−エチルヘキシルアクリレートとスチレンの
重量割合が70:30の共重合樹脂(ガラス転移温度
は−50℃)の53重量%水性エマルシヨン Em−2 メチルメタクリレート/n−ブチルアクリレー
ト/2−エチルヘキシルアクリレートの重量割合
が20:30:50の三元共重合樹脂(ガラス転移温度
は−50℃)の60重量%水性エマルシヨン 塗材の調製 下塗材 下掲第1表中に示すような各構成成分から成る
下塗材三種(下、下、下)を調製した。な
お、表中の数字はセメント100重量部に対する各
成分の重量部を示す。
【表】
【表】 上表中の構成成分の内訳は、それぞれ次のとお
りである。なお、細骨材は、試料下〜下の各
下塗材ごとに異なる複数種の配合が使用された。
それらの各細骨材成分もセメント100重量部に対
するの重量部で示した。 セメント:白色ポルトランドセメント 細骨材: ルチル型チタン白 10.7 15 5 滑石 3.6 5 2.5 炭酸カルシウム 131 130 140 水酸化アルミニウム 107 150 − 防水剤:カルシウムステアレート 界面活性剤:アニオン系とノニオン系との重量比
が6:4の混合系 合成繊維:ポリエステル系繊維 防腐剤:デルトツプ33(武田薬品工業社製) 消泡剤:SNデフオーマーA−60(サンノプコ社
製) なお、第1表中の試料の下及び下は本発明
の下塗材で、下は本発明外の下塗材である。 上塗材 下記第2表に示すような各構成成分から成る上
塗材試料四種(上、上、上、上)を調製
した。なお、表中の数字は、重量部である。
【表】
【表】 上記構成成分に用いられたものは、界面活性剤
としてはノニオン系単独、懸濁安定剤としてはヒ
ドロキシエチルセルローズ、硬化抑制剤としては
MEKオキシム及び各塗材に添加された細骨材が
下記のとおりであるほかは、下塗材と実質的に同
一である。なお、上記第2表中の試料の上と上
は、本発明内装材であり、上と上は、本発
明外である。 細骨材; ルチル型チタン白 5 5.7 5 5 滑石 2.5 2.9 2.5 2.5 炭酸カルシウム 65 145.7 140 140 水酸化アルミニウム 75 28.6 − − 以下、上記各種の上塗材及び下塗材を用いて積
層施工した具体例について説明する。 なお、試料の作成及び物性の測定法並びにそれ
らの品質判定基準は次の通りである。 試料の作成: モルタル素地面に、水性下塗材を、その塗布量
(乾燥)が1.0〜1.2Kg/m2になるように、多孔質
ハンドローラを用いて塗装し、これを約16時間養
生、乾燥させた後、その上に、水性上塗材を、そ
の塗布量(乾燥)が約1.0〜1.2Kg/m2となるよう
に、同様にローラ塗装して約16時間養生、乾燥さ
せた。なお、下記試験項目(2)〜(5)の測定では、更
にその上に、アクリル系樹脂エマルシヨン塗料を
トツプコートとして、2〜3時間の間隔をおいて
2度塗りし、合計塗布量(乾燥)が約0.25Kg/m2
のトツプ層を形成させたものについて行つた。 このようにして調製した積層塗材層について、
その表層としての各種物性、性能を調べた。 物性測定法及び品質判定基準: (1) 付着強さ; JIS A 6910の試験方法に準じて測定する。 標準時(温度20℃、相対湿度65%RH(RH
は、相対湿度を表わす。以下同様)に14日間)
及び温冷繰返し10サイクル(1サイクルは、20
℃の水中18時間、−20℃の空気中3時間並びに
50℃の空気中3時間の温冷処理)後の付着強さ
について、単軸引張り法により測定する。 実用上は、いずれも6.0Kgf/cm2以上である
ことが重要である。 (2) ひび割れ性; JIS A 6910の試験方法(風速4m/secで、
他の条件は標準状態の風洞試験)に準じて6時
間後の状態を観察する。 表面にひび割れが発生しないこと。 (3) 耐候性; JIS A 1415のウエザオメータによる1000時
間の促進耐候性試験方法に準じて観察する。 ひび割れ、ふくれ、剥がれ、及び著しい変退
色(光沢低下を含む)がないこと。 (4) 中性化; 温度30℃、相対湿度60%RH及び雰囲気の炭
酸ガス濃度5%の試験条件下に1カ月間曝し
て、表層部の変化を調べる。 表層部の中性化による変色深さが、3mm以下
であること。 (5) 燃焼性; JIS A 1321の難燃性試験方法により、温度
時間面積を測定し、22×22cmの試験試料の燃焼
における煙の量又は濃度を測定して発煙係数
(CA)を算出する。 燃焼性の合格ラインは、温度時間面積が350
以下で、発煙係数(CA)が、120以下であるこ
と(難燃3級)。 (6) 伸長性 みがき鋼板(縦、横、厚さ:170×50×0.8mm
で湾曲、歪み及び錆のないもの)を支持基板と
し、その上に、側面を研磨して平滑にした石綿
板(縦、横、厚さ:85×50×6mm)2枚を、す
き間のないように突き合わせて両面テープで接
着固定する。次いで、その2枚の石綿板の表面
に下塗材を乾燥塗布量が8.5gとなるように塗
布、乾燥させ、その上に上塗材を乾燥塗布量が
8.5gとなるように塗布し乾燥させた後、更に
その上にアクリル系エマルシヨン塗料を約3時
間の間隔をおいて2度塗りし、乾燥塗布量の合
計が約2.1gのアクリル系樹脂トツプコート層
を形成させる。このように調製した供試体は、
標準状態下に14日間静置養生し、上記接着固定
テープから取外して石綿板の突合せ接合部分に
外力を加えないように両端部を引張試験機のチ
ヤツクに取付け固定する。このようにセツトし
た後、オートグラフを用いて、温度20℃、相対
湿度65%RHの雰囲気下において、引張り速度
5mm/minで試料を引張り、破断時の伸びを測
定する(ゼロスパンテンシヨン法)。 実際には、その伸びは1.0mm以上であること。 実施例1〜2及び比較例1〜7 前記下塗材3種と上塗材4種を用いて、上記手
順により各種組合せの積層塗装を行い、温度20
℃、相対湿度65%RHで14日間養生させた積層試
料について、それぞれの物性測定ないし品質テス
トを行つた。各積層材の組合せ及びそれらの測定
結果を第3表にまとめて示す。 比較例1は、本発明外の下塗材を使用した積層
の例で、比較例2及び3は、本発明外の別の上塗
材をそれぞれ用いた積層の例である。また比較例
4と5は、本発明外の下塗材の単独層と上塗材
の単独層であり、比較例6と7は、本発明の上
塗層の二度塗り積層及び本発明外の下塗層の
二度塗り積層である。 第3表から明らかなように、本発明の方法に係
る実施例1及び2は、燃焼性及び伸長性試験の両
方に合格するが、本発明の下塗材及び上塗材の組
合せを逸脱する比較例1〜7は、燃焼性と伸長性
のいずれかが不合格となり、両性能を同時に満足
する保護層は提供されないことが理解されよう。 なお、実施例1〜2及び比較例1〜7の各組合
せ積層材は、ひび割れ性試験及び中性化試験にす
べて合格し、耐候性試験の結果も、すべて良好で
あつた。
【表】 また、上記実施例1及び2の各積層塗材を、屋
外の仮設家屋に形成された無数のひび割れの発生
が進行している厚さ20mmのラスモルタルの壁面
に、ハンドローラを用いて、それぞれを複数個所
に6m2ずつ積層施工した。それらのすべての積層
施工面は、1年経過後も、ひび割れの発生が皆無
で、本発明の方法によつて形成される積層材が、
優れた実用性を有することが確認された。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 セメント系素地表面に、セメントと該セメン
    ト100重量部当たり、細骨材100〜350重量部及び
    ガラス転移温度−20℃以下のアクリル系樹脂のエ
    マルシヨンを樹脂固形分として100〜250重量部含
    有せしめて成る水性下塗材を多孔質ハンドローラ
    で塗布し、次いで、その上にセメントと該セメン
    ト100重量部当たり、細骨材100〜350重量部及び
    ガラス転移温度−20℃以下のアクリル系樹脂のエ
    マルシヨンを樹脂固形分として15〜25重量部、並
    びに必要に応じて難燃剤を含有せしめて成る水性
    上塗材を多孔質ハンドローラで塗布することを特
    徴とするセメント系素地面への積層施工方法。
JP10365086A 1986-05-06 1986-05-06 セメント系素地面への積層施工方法 Granted JPS62260784A (ja)

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