JPH0571621B2 - - Google Patents

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JPH0571621B2
JPH0571621B2 JP62228767A JP22876787A JPH0571621B2 JP H0571621 B2 JPH0571621 B2 JP H0571621B2 JP 62228767 A JP62228767 A JP 62228767A JP 22876787 A JP22876787 A JP 22876787A JP H0571621 B2 JPH0571621 B2 JP H0571621B2
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JP
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phenolic resin
particles
manufacturing
solvent
weight
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JP62228767A
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Takeshi Saburi
Shigetoshi Tanaka
Motoharu Oonishi
Yoshikazu Kobayashi
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Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Plastics Co Ltd
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野 この発明は、フエノールフオーム複合体の製造
法に関する。さらに詳しくは、骨材粒子を分散含
有してなり、建築用断熱材、遮音材、緩衝材等と
して有用なフエノールフオーム複合体の製造法に
関する。 (ロ) 従来の技術 フエノール樹脂発泡体(フエノールフオーム)
は、断熱性、緩衝性でかつそれ自体難燃性及び低
発煙性であるため、種々の建築材料として有用で
ある。そして、かかる特性をさらに向上すべく、
軽量の無機質あるいは有機質粒子を発泡層内に分
散含有させたいわゆる骨材粒子含有フエノールフ
オームも種々の用途に用いられている。 かかる骨材粒子含有フエノールフオームは、通
常、ノボラツク型又はレゾール型フエノール樹脂
初期縮合物に無機や有機の分解型発泡剤及び必要
に応じて硬化剤を適量混合した後、この混合物を
骨材粒子とともに所定形状の型内に導入し、発泡
硬化温度以上に加熱することにより行なわれてい
る。そして通常、発泡硬化は、樹脂の軟化(50〜
90℃)、発泡剤の分解(90〜120℃)及び樹脂の硬
化(130〜150℃)の過程を経て行われる。 (ハ) 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記従来の製法においては、フ
オーム内に骨材粒子が均一に分散したフエノール
フオーム複合体を得るための条件、例えば、骨材
粒子と樹脂素材の導入量やその量比、発泡剤の量
等の成形条件の範囲が狭く、骨材粒子間が充分に
フエノールフオームで満たされないものや骨材粒
子の表面が露出したもの等の不良品が生じる場合
が多々あつた。 さらに、かかる製法においては、分解型発泡剤
の添加量を増加させたり、初期縮合物の分子量や
発泡硬化条件を種々調整しても、せいぜい60倍程
度の発泡倍率のフオーム層を有するフエノールフ
オーム複合体を得ることしかできなかつた。 この発明はかかる問題点を解消すべくなされた
ものであり、ことに、骨材粒子がフエノールフオ
ーム内に均一に分散された複合体を、広い成形条
件範囲で簡便に得ることができ、しかも従来製造
が困難であつた70倍を越える高発泡フエノール層
を有する複合体を得ることができる製造法を提供
しようとするものである。 (ニ) 問題点を解決するための手段 かくしてこの発明によれば、フエノール樹脂初
期縮合物、分解型発泡剤及び必要に応じて加えら
れる硬化剤からなる発泡性フエノール樹脂組成物
と、骨材粒子とを、上記フエノール樹脂初期縮合
物100重量部に対し、(a)0.5〜20重量部の界面活性
剤及び(b)1〜100重量部の上記フエノール樹脂初
期縮合物の軟化温度以上でかつ上記発泡性フエノ
ール樹脂組成物の硬化温度未満の温度範囲内の沸
点を有する溶剤、の存在下、発泡性フエノール樹
脂組成物の発泡硬化温度以上に加熱して骨材粒子
含有フエノールフオームを得ることからなるフエ
ノールフオーム複合体の製造法が提供される。 この発明の最も特徴とする点は、フエノール樹
脂初期縮合物を含む発泡性フエノール樹脂組成物
と骨材とを用いて加熱発泡成形させるに際し、該
組成物中に界面活性剤と水やアルコール等の特定
の溶剤とを特定量存在せしめることである。これ
により上記樹脂組成物の発泡性が著しく上昇し、
従来では骨材粒子間を充分埋めつくすことができ
ない程度の量の樹脂組成物の使用においても所望
の複合体を得ることができ、さおに70倍〜200倍
という高発泡のフオーム層を有する複合体を得る
ことも可能となる。ことに従来、フエノール樹脂
の発泡においては、水などは成形時にできるだけ
避けるのが好ましいとされ通常乾燥処理後に発泡
成形に供されている事実から上記事実は意外なも
のといえる。 (発泡性フエノール樹脂組成物) この発明におけるフエノール樹脂初期縮合物と
しては、ノボラツク型とレゾール型のフエノール
樹脂初期縮合物があげられる。ここでノボラツク
型フエノール樹脂初期縮合物とは、フエノール類
とアルデヒド類とを酸性触媒の存在下反応させて
得られる当該分野で知られたいわゆるノボラツク
型フエノール樹脂と称せられ、硬化剤の存在下で
更に重合が進行しうるものを意味する。この樹脂
は一般に常温で粉末状である。一方、レゾール型
フエノール樹脂初期縮合物とは、フエノール類と
過剰のアルデヒド類とを塩基性触媒の存在下反応
させて得られる当該分野で知られたいわゆるレゾ
ール型フエノール樹脂と称せられ、通常、加熱で
重合が進行しうるものを意味する。このうち粉末
状のレゾール型フエノール樹脂を用いるのが好ま
しい。 上記フエノール類とは、フエノールの他に、
3,5−キシレノール、m−クレゾール、2,5
−キシレノール、3,4−キシレノール、2,4
−キシレノール、o−クレゾール、p−クレゾー
ルなどが含まれる。また、アルデヒド類とは、ホ
ルムアルデヒド、パラホルムアルデヒド、ヘキサ
メチレンテトラミン、フルフラール、アセトアル
デヒド、アセタール類などが含まれる。この発明
に使用するのに好ましい初期縮合物は、フエノー
ルとホルムアルデヒドとの縮合物である。 この発明における分解型発泡剤とは、上記フエ
ノール樹脂初期縮合物と混合した組成物中で加熱
硬化時に分解してガスを発生しうる無機及び有機
の発泡剤を意味する。これらの代表例としては、
N,N′−ジニトロソペンタメチレンテトラミン、
ベンゼンスルホニルヒドラジド、アゾビスイソブ
チロニトリル、アゾジカルボンアミド、パラトル
エンスルホニルヒドラジドなどの有機分解型発泡
剤、並びに重炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウ
ム、重炭酸アンモニウム、亜硫酸アンモニウム、
アジド化合物(例えばCaN6)などの無機分解型
発泡剤が挙げられる。これらは全て粉末状であ
る。 発泡剤の添加量は、所望する最終の発泡体の密
度を主に考慮してその所要量とされるが、フエノ
ール樹脂初期縮合物100重量部に対し1〜50重量
部が適当であり、5〜10重量部が好ましい。 硬化剤は、ことにノボラツク型フエノール樹脂
初期縮合物を用いた時に使用される。この硬化剤
は、加熱で分解し、ノボラツク型フエノール樹脂
初期縮合物と架橋反応しうる化合物を意味する。
このような化合物としては、ホルムアルデヒドと
同様にフエノール類との反応でフエノール樹脂形
成に用いられる化合物で通常粉末状のものがあ
る。その具体例としては、ヘキサメチレンテトラ
ミン、パラホルムアルデヒド、メチラール、ジオ
キソラン、トリオキサン、テトラオキサン、トリ
メチロールホスフイン、S−トリアジンなどが挙
げられる。 硬化剤の添加量は、一般にノボラツク型フエノ
ール樹脂初期縮合物100重量部に対し、1〜30重
量部が適当であり、4〜15重量部が好ましい。 この発明における発泡性フエノール樹脂組成物
は、通常、上記したフエノール樹脂初期縮合物、
分解型発泡剤及び必要に応じて加えられる硬化剤
とを発泡硬化温度未満の温度下で加熱ロール等に
より混練して均一に混合し、粉砕して外径1mm以
下の粉末形態で使用される。もちろん、顆粒化し
たものやペレツト状のものを用いてもよい。また
一時的に塊状のものであつてもよい。 なお、斯かる樹脂組成物中には充填剤等の付加
的な添加剤が混合されていてもよく、その一例と
してクレイ、タルク、ホウ砂、酸化亜鉛、炭酸カ
ルシウム等の無機粉末状物質や、フツ素系、シリ
コン系の有機高分子粉末などが挙げられる。 (骨材粒子) 各種の有機物質又は無機質粒子が使用でき、軽
量のものが適している。ここで有機質粒子として
は合成樹脂粒子、合成樹脂発泡粒子、木粉粒など
が挙げられ、軽量性、耐火性等の点でフエノール
樹脂発泡粒子又はその粉砕物を用いるのが好まし
い。また、無機質粒子としては、パーライト、シ
ラスバルーン、ガラス発泡粒、ガラス綿粒状物、
ロツクラール粒状物、あるいはこれらの粉砕物等
が適している。これら骨材粒子のサイズは1〜50
mmが適している。 (界面活性剤) 整泡剤や気泡調整剤として作用するものであ
る。かかる界面活性剤としては、公知の種々のも
のを用いることができる。かかる界面活性剤の具
体例としては、アルコール、アルキルフエノー
ル、脂肪酸、アルキルシランポリシロキサン等に
ポリアルキレンオキシド(ことにポリエチレンオ
キシド)が付加した非イオン性界面活性剤(例え
ば、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポ
リオキシアルキレンアルキルフエノールエーテ
ル、脂肪酸アルキレンオキシド付加物、ポリオキ
シアルキレン脂肪酸エステル、アルキルシランア
ルキレンオキシド付加物、ポリオルガノシロキサ
ンアルキレンオキシド付加物、ポリオキシエチレ
ン・ポリオキシプロピレン共重合体等)、多価ア
ルコールの脂肪酸エステルのごとき非イオン性界
面活性剤(例えばソルビタンモノラウレート、ソ
ルビタンモノパルミテート等)、第四級アンモニ
ウム塩型のカチオン性界面活性剤(例えばセチル
ジメチルペンジルアンモニウムクロライド、オク
タデシルジメチルベンジルアンモニウムクロライ
ド、オクタデカノール−9−ジメチルエチルアン
モニウムプロマイド、ジイソブチルフエノキシエ
チルジメチルベンジルアンモニウムクロライド
等)なとが挙げられる。 これらのうち、特に好適であるのはシリコーン
型の界面活性剤であり、ジメチルポリロキサン系
界面活性剤が好ましく、特に好ましいものはジメ
チルポリシロキサン−ポリオキシアルキレン共重
合体である。 (溶剤) フエノール樹脂初期縮合物の軟化温度以上でか
つ上記発泡性フエノール樹脂組成物の硬化温度未
満の温度範囲内の沸点を有するものが用いられ
る。この範囲外のものは上記縮合物の軟化迄に揮
散したり、硬化後に揮散するため発泡効率の向上
や高発泡化に役立たない。 ただしフエノール樹脂初期縮合物の軟化温度が
溶剤によつて低下する場合には、溶剤沸点が樹脂
軟化温度以下のものでも用いることができる。な
お、ここで沸点とは加熱成形時における沸点を意
味するが、若干の変動はあるものの通常常圧沸点
とほぼ同じであるため、常圧沸点を基準として判
断すれば充分である。 一般的に上記縮合物の軟化温度は約50〜90℃、
硬化温度は約130〜150℃であるので、上記溶剤と
しては通常常圧沸点約50〜150℃のものが選ばれ、
約90〜130℃のものが好ましい。 これらの溶剤としては親水性のもののみならず
新油性のものであつても使用可能であるが、通常
親水性のものが適しており、水や親水性溶剤が挙
げられる。親水性溶剤としてはアセトン、メタノ
ール、エタノール等が適している。これらは混合
物であつても良い。 (成形) 成形は、通常上記発泡性フエノール樹脂組成物
と骨材粒子とを所定の成形型内に導入し、かつこ
の導入系内に上記界面活性剤及び溶剤を存在させ
た状態で型を閉じて加熱することにより行われ
る。また界面活性剤及び溶剤の存在は結果的に行
なわれておればよく、例えば型外で予め樹脂組成
物や骨材粒子に含有させて行なつてもよく、必ず
しも導入系への添加等により行なわれなくてもよ
い。 ここで発泡性フエノール樹脂組成物と骨材粒子
の型内への導入は、種々の方法によつて行なうこ
とができる。 その一つの方法は、これら樹脂組成物と骨材粒
子とを混合状態に導入する方法(混合導入法)で
ある。この際、予めこれらを混合した後型内に導
入してもよく別々に導入してその後混合してもよ
い。 他の方法は、型内に発泡性フエノール樹脂組成
物の載積層と骨材粒子の載積層とを積み重ね、こ
れを所定回くり返して積層状に導入する方法(積
層導入法)である。 さらに他の方法は、予め発泡性フエノール樹脂
組成物を骨材粒子の表面に被覆して被覆粒子と
し、これを型内に導入する方法(被覆導入法)で
ある。ここで樹脂組成物の骨材粒子への被覆は、
該組成物の軟化温度程度に骨材粒子を加熱して樹
脂組成物と接触させたり、適当な結合剤例えばメ
タノールやトルエンを用いて粉末状の樹脂組成物
を被覆造粒させることにより行なうことができ
る。 いずれにせよ、用いる発泡性フエノール樹脂組
成物と骨材粒子の導入量は、意図する発泡倍率や
複合体の強度等によつて適宜定められる。通常、
骨材粒子1000cm3に対し、樹脂組成物3〜200g程
度導入されるよう調整するのが適しており、型の
キヤビテイ内への充填率は30〜100%とするのが
適している。 一方、加熱成形は、発泡性フエノール樹脂組成
物と骨材粒子との導入系内に、前期界面活性剤と
溶剤とを存在させた状態で行なわれる。かかる界
面活性剤と溶剤を存在させる方法は前記した導入
方法に応じて種々の方法で行なうことができる。
例えば、混合導入法の場合には、 混合導入の後に、これら界面活性剤及び溶剤
をこれら混合系内に散布する方法、 発泡性フエノール樹脂組成物中に予め界面活
性剤を混合しておき、混合導入後に溶剤を散布
する方法、 発泡性フエノール樹脂組成物中に予め界面活
性剤を混合すると共に、骨材粒子中に予め溶剤
を含浸させ、これらを混合導入する方法、 界面活性剤と溶剤を共に発泡性フエノール樹
脂組成物中に予め含有させておく方法等が挙げ
られる。 また、積層導入法や被覆導入法においても、同
様に、界面活性剤と溶剤を導入後や導入中に散布
したり、これらを予め樹脂組成物中に混合してお
いたり、界面活性剤を組成物中にかつ溶剤を骨材
粒子中に含有させておく方法等により行なうこと
ができる。ことに被覆導入法を採用する場合に
は、溶剤は一種の結合剤としても働くため、骨材
粒子に溶剤を含浸させておいてこの結合作用によ
り得た被覆粒子を用いるのが簡便で好ましい。い
ずれにせよ、発泡性フエノール樹脂組成物と骨材
粒子との導入系内に前記界面活性剤と溶剤とが含
有されるように設定すればよい。 ここで含有させる界面活性剤の量は、発泡性フ
エノール樹脂組成物中のフエノール樹脂初期縮合
物100重量部に対し、約0.5〜20重量部とされ、約
0.5〜5重量部とするのが好ましい。これらの使
用量が多すぎると成形時のフエノールの崩壊等を
招く虞れがあるため適さない。一方、溶剤の量
は、同じくフエノール樹脂初期縮合物100重量部
に対し、約1〜100重量部とされる。1重量部未
満では発泡効率の向上や高発泡化に約立たず、ま
た100重量部を越えると、破泡が著しくなり複合
体としての体をなさなくなる点で適さない。特に
70倍〜200倍の高発泡のフエノールフオーム層を
形成させるためには、1〜30重量部とするのが好
ましい。 また、加熱成形は、通常、約130〜200℃の温度
下で行なうのが適している。なお、成形型内こと
に底部や上部に離型紙を設定しておくことにより
発泡後の離形が容易となる点好ましく、場合によ
つては、この離形紙の代りに面材(例えば、木
製、合成樹脂製等の化粧板や合成樹脂、合成繊維
等のフイルム材など)を用いることにより、簡便
に表面に該面材を有する形態の複合発泡成形体と
することができる。 (ホ) 作用 溶剤が分解型発泡剤の発泡作用をその揮発性作
用に基づいて補助する作用、溶剤の気化熱により
樹脂温度の急激な硬化温度迄の上昇を抑えて発泡
を優先的に進行させる作用及び局所加熱を防止す
る作用、及び樹脂初期縮合物に対する可塑剤的作
用並びに界面活性剤により気泡が調整される作用
などに基づいて、骨材粒子全体がフエノールフオ
ーム層で囲繞された緻密で均一な骨材粒子含有複
合成形体や、高発泡のフエノールフオーム層を有
する骨材粒子含有複合成形体が効率良く成形され
るものと考えられる。 (ヘ) 実施例 実施例 1 [イ] 未硬化ノボラツク型フエノール−ホルムア
ルデヒド樹脂 100重量部 [ロ] ヘキサメチレンテトラミン(硬化剤)
8重量部 [ハ] ジニトロソペンタメチレンテトラミン(発
泡剤) 10重量部 なお、上記[イ]の未硬化フエノール樹脂はオ
ルソ位−パラ位タンダム構造であつて、平均分子
量530、フリーフエノール分約2%のものである。 上記[イ]、[ロ]、[ハ]をロール混合機におい
て、80℃以下、約5分間混練し、冷却後粉砕し
て、100メツシユパスの発泡性フエノール樹脂組
成物粉末を調整した。 なお、この発泡性フエノール樹脂組成物は、融
点76℃でゲル化時間は150℃において150秒、130
℃において270秒であり、125℃における流れ性は
49mmであつた。 次いでこの発泡性フエノール樹脂組成物粉末20
gとパーライト(平均粒径5.3mmφ、比重約0.1)
約1500cm3を混合した。そして型内の寸法が高さ25
mm広さ250×250mmで底面がフラツトで平板の開閉
可能なフタを有する金型の底面に離型紙を敷いた
後、先の発泡性フエノール樹脂組成物粉末と骨材
の混合物を充填した。 かかる状態で、型内に充填された混合物の上面
から、界面活性剤及び溶剤を散布した。 その後、金型の上面に離型紙を敷き、フタをし
て、150℃の加熱温度で2Kg/cm2の成形圧力で30
分間プレス加熱を行つた。 上記界面活性剤と溶剤としては各々次表のもの
を用い、各々の組合わせについて評価した。
【表】 得られた成形体は、いずれも型全体に成形体が
詰つた状態で骨材であるパーライトの粒間の空〓
をすべて、黄色味を帯びた緻密な気泡構造のノボ
ラツク型フエノール樹脂発泡層が均一に埋めつく
し、その粒間を完全に結合し、パーライトが均一
に分散した状態のノボラツク型フエノール樹脂複
合発泡成形体であつた。 なお、この複合成形体の密度は105〜112Kg/m3
の範囲であつた。 実施例 2 [イ] 未硬化レゾール型フエノール−ホルムアル
デヒド樹脂 100重量部 [ロ] ジニトロソペンタメチレンテトラミン(発
泡剤) 10重量部 [ハ] ジメチルポリシロキサン−ポリオキシアル
キレン共重合体(界面活性剤)(トーレ.シリ
コン(株)製、商品名SF−2933) 5重量部 上記[イ][ロ][ハ]をロール混合機において
80℃下、約5分間混練し、冷却後、粉砕して、発
泡性フエノール樹脂組成物粉末を調整した。この
発泡性樹脂組成物は、100メツシユパスで融点75
℃であつた。 次いで実施例1と同様の金型の底面に離型紙を
敷き、その上に先の発泡性フエノール樹脂組成物
粉末15gをほぼ均一な厚みに置き、その上面に水
5gを散布した。次に、その型内にガラス発泡粒
(平均粒径3.7mmφ、比重約0.2)1500cm3を置き
(型内にほぼ一杯)、さらにその骨材の上面に発泡
性樹脂組成物粉末15gをほぼ均一に置き、さら
に、その上面から水5gを散布した。その後、離
型紙を置き、フタをして、実施例1と同様の成形
条件でプレス成形した。 得られた成形体は型全体に成形体が詰つた状態
でガラス発泡粒の粒間の空〓をすべて黄色味を帯
びた緻密な気泡構造のレゾール型フエノール樹脂
発泡層が均一に埋めつくし、その粒間を完全に結
合し、ガラス発泡粒が、均一に分散した状態のレ
ゾール型フエノール樹脂複合発泡成形体であつ
た。 なお、この複合成形体の密度は約215Kg/m3
あつた。 実施例 3 [イ] 未硬化ノボラツク型フエノール−ホルムア
ルデヒド樹脂 (オルソ位、パラ位ランダム型構造平均分子
量540、フリーフエノール2%) [ロ] 未硬化ノボラツク型フエノール−ホルムア
ルデヒド樹脂 (ハイオルソ型構造、平均分子量500、フリ
ーフエノール2%) [ハ] ヘキサメチレンテトラミン(硬化剤) [ニ] ジニトロソペンタメチレンテトラミン(発
泡剤) [ホ] ジメチルポリシロキサン−ポリオキシアル
キレン共重合体(界面活性剤) (トーレ、シリコーン(株)製、商品名SH−
193) 上記[イ][ロ][ハ][ニ][ホ]を各々下表の
配合比率でドライブレンドし、5種の発泡性フエ
ノール樹脂組成物粉末を調整した。
【表】 次に、各々の発泡性フエノール樹脂組成物粉末
100gに水25gを散布し、約50℃で5分間混和し、
発泡性フエノール樹脂混和物を調整した。 なお、この発泡性フエノール樹脂混和物の含有
水分量をJIS−K6910の手法に従つて、シリカゲ
ルを乾燥剤としてデシケーター中で96時間乾燥
し、測定した結果、いずれも16.1〜16.7wt%の範
囲であつた。この発泡性フエノール樹脂混和物を
低温下で約2mm程度に粉砕した。 次いでこの発泡性樹脂混和物のそれぞれの粉砕
物30gを1500cm3の完全硬化レゾール型フエノール
樹脂発泡粒(平均粒径6.5mmφ、比重約0.1)と混
和し、実施例1と同様の金型の底面に離型紙を敷
き、先の混合物を充填した。なお、このとき、骨
材粒子と樹脂混和物の粉砕物は、均一に混つたも
のでなく、底面側に樹脂混和物の粉砕物がかたよ
つた状態であつた。 その後、離型紙を置き、フタをして実施例1と
同様の成形条件でプレス成形した。 得られた成形体はいずれも型全体に成形体が詰
つた状態で赤かつ色のレゾール型フエノール樹脂
発泡粒の粒間の空〓をすべて黄色味を帯びた緻密
な気泡構造のノボラツク型フエノール樹脂発泡層
が、均一に埋めつくし、その粒間を完全に結合
し、レゾール型フエノール樹脂発泡粒が、均一に
分散した状態のノボラツク型フエノール樹脂複合
発泡成形体であつた。 なお、この複合成形体の密度は、110〜120Kg/
m3の範囲であつた。 実施例 4 [イ] 未硬化ノボテツク型フエノール−ホルムア
ルデヒド樹脂(オルソ位−パラ位ランダム構造
型、平均分子量530、フリーフエノール分2%)
100重量部 [ロ] ヘキサメチレンテトラミン(硬化剤)
8重量部 [ハ] ジニトロソペンタメチレンテトラミン
(発泡剤) 10重量部 [ニ] ジメチルポリシロキサン−ポリオキシアル
キレン共重合体(界面活性剤) (トーレ、シリコーン(株)製、商品名SH−
193) 3重量部 上記[イ][ロ][ハ][ニ]を実施例1と同様
に混練し、粉砕して、発泡性フエノール樹脂組成
物粉末を調整した。なお、この発泡性フエノール
樹脂組成物の性状は、実施例1の発泡性フエノー
ル樹脂組成物の性状とほぼ同様であつた。 次いで、平均粒径5.3mmφ比重約0.1のパーライ
トを骨材とし、水を結合剤とし、上記発泡性フエ
ノール樹脂組成物粉末をパン型造粒機によつて、
約5分間造粒し、発泡性フエノール樹脂被覆粒子
を調整した。 なお、造粒時の原料比率とシてはパーライト
1000cm3に対して、水10g、発泡性フエノール樹脂
組成物粉末40gである。 次にこの含水状の発泡性樹脂被覆粒子を槽内風
速3m/sec.の熱風循環式恒温槽内で乾燥し、含
水量の異なる発泡性樹脂被覆粒子を調整した。 なお、乾燥条件及び被覆粒子の含有水分量を次
表に示し、その時のフエノール樹脂初期縮合物に
対する水の量を計算し、同様に示した。
【表】 次に実施例1と同様の金型の底面に離型紙を敷
き、上記の含水量の異なる発泡性フエノール樹脂
被覆粒子を各々200cm3導入し、離型紙を置きフタ
をして、実施例1と同様の成形条件でそれぞれプ
レス加熱した。 得られた成形体は、いずれもパーライトの粒間
の空〓をすべて、黄色味を帯びた緻密な気泡構造
のノボラツク型フエノール樹脂発泡層が均一に埋
めつくし、その粒間を完全に結合し、パーライト
が、均一に分散した状態のノボラツク型フエノー
ル樹脂複合発泡形体であり、型内でフリーの状態
でそれぞれ最高の発泡倍率を示していた。 この複合成形体の密度及び、フエノール樹脂発
泡層の密度、倍率(フエノール樹脂の比重1.35)
を計算し、次表及び第1図に示した。
【表】 実施例 5 実施例4のNo.6で調整したと同様の発泡性フエ
ノール樹脂被覆粒子を用いた。 この発泡性樹脂被覆粒子約700cm3を実施例1と
同様の金型の底面に離型紙を敷いた後充填し、さ
らに、各々下表に示す溶剤を下表に示す量散布し
た。
【表】 その後、離型紙を置き、フタをして実施例1と
同様の成形条件でそれぞれプレス加熱した。 得られた成形体はいずれも型全体に成形体が詰
つた状態で、パーライトの粒間の空〓をノボラツ
ク型フエノール樹脂発泡層が均一に埋めつくし、
その粒間を完全に結合し、パーライトが均一に分
散した状態のノボラツク型フエノール樹脂複合発
泡成形体であつた。 なお、この複合成形体の密度は56〜64Kg/m3
範囲であつた。 又、この複合成形体のフエノール樹脂発泡層の
状態を次表に示す。
【表】 比較例 実施例1で用いたと同じ発泡性フエノール樹脂
組成物粉末及び骨材を使用し、実施例1と同様の
金型に同様の配合、処方で発泡性フエノール樹脂
組成物粉末とパーライトの混合物を充填し、溶剤
及び、界面活性剤を散布することなしに離型紙を
置き、フタをして、実施例1と同様の成形条件で
プレス加熱した。 得られた成形体は、骨材であるパーライトの粒
間の空〓に黄色味を帯びた気泡構造のノボラツク
型フエノール樹脂発泡層が点在して、その粒間を
部分的に結合し、フエノール樹脂発泡層が底面付
近に多い不均一な状態でわずかな振動で骨材が成
形体から外れる、非常に不均一な、ノボラツク型
フエノール樹脂複合発泡成形体であつた。 (ト) 発明の効果 この発明の製造法によれば、界面活性剤と溶剤
の作用に基づいて、骨材粒子間の外周や粒子間の
空〓がフエノールフオームで緻密に満たされたフ
エノールフオーム複合体を効率良く製造すること
ができる。そしてさらに発泡倍率70〜200倍とい
う高発泡倍率のフエノールフオーム層を有する複
合体を効率良く製造することができる。 そして、ことにこの発明の製造法で得られる高
発泡倍率のフオーム層を有するフエノールフオー
ム複合体は、従来の同様な複合体に比して、軽量
でかつ熱伝導率の著しく低いものであり、建築材
料の用途をとくに好適なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の製造法で得られるフエノ
ールフオーム複合体におけるフエノールフオーム
層と使用溶剤の量との関係を示すグラフ図であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 粉末状のフエノール樹脂初期縮合物、分解型
    発泡剤及び必要に応じて加えられる硬化剤からな
    る発泡性フエノール樹脂組成物に上記フエノール
    樹脂初期縮合物100重量部に対し、 (a) 0.5〜20重量部の界面活性剤及び (b) 1〜100重量部の上記フエノール樹脂初期縮
    合物の軟化温度以上でかつ上記発泡性フエノー
    ル樹脂組成物の硬化温度未満の温度範囲内の沸
    点を有する溶剤 の存在下において骨材粒子を含有させて、この骨
    材含有発泡性フエノール樹脂組成物を、その硬化
    温度以上に加熱して発泡することからなるフエノ
    ールフオーム複合体の製造法。 2 フエノールフオームの発泡倍率が、5〜200
    倍である特許請求の範囲第1項記載の製造法。 3 界面活性剤が、シリコーン型界面活性剤であ
    る特許請求の範囲第1項記載の製造法。 4 シリコーン型界面活性剤が、ジメチルポリシ
    ロキサン系界面活性剤である特許請求の範囲第3
    項記載の製造法。 5 シリコーン型界面活性剤が、ジメチルポリシ
    ロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体である
    特許請求の範囲第3項記載の製造法。 6 溶剤が、常圧沸点約50〜150℃の溶剤である
    特許請求の範囲第1項記載の製造法。 7 溶剤が、水又は親水性有機溶媒である特許請
    求の範囲第6項記載の製造法。 8 親水性有機溶媒が、アセトン、メタノール又
    はエタノールである特許請求の範囲第7項記載の
    製造法。 9 溶剤が、フエノール樹脂初期縮合物100重量
    部に対し、1〜30重量部含有される特許請求の範
    囲第2項記載の製造法。 10 骨材粒子が、軽量の有機質または無機質粒
    子である特許請求の範囲第1項記載の製造法。 11 有機質粒子が、フエノール樹脂発泡粒子で
    ある特許請求の範囲第10項記載の製造法。 12 無機質粒子が、パーライト、シラスバルー
    ン、ガラス発泡粒、ガラス綿粒状物、ロツクウー
    ル粒状物又はこれらの破砕物である特許請求の範
    囲第10項記載の製造法。
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