JPH0571627B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0571627B2 JPH0571627B2 JP58235284A JP23528483A JPH0571627B2 JP H0571627 B2 JPH0571627 B2 JP H0571627B2 JP 58235284 A JP58235284 A JP 58235284A JP 23528483 A JP23528483 A JP 23528483A JP H0571627 B2 JPH0571627 B2 JP H0571627B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- weight
- resin composition
- filler
- polycarbonate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は、構造用あるいは部品用の材料として
使用される樹脂組成物に関するものである。 (従来の技術) この種の樹脂材料には熱硬化性樹脂としてエポ
キシ樹脂が多く使用されている。このエポキシ樹
脂は、電気絶縁性及び熱変形温度においてすぐれ
た特性を有するが、耐衝撃性および寸法精度が良
好でないという欠点を有する。 また、特開昭56−45481号公報、特開昭56−
167688号公報、特開昭57−21417号公報には、寸
法精度の良好な膨張性有機高分子組成物が開示さ
れているが、これらは耐衝撃性、曲げ弾性率およ
び曲げ強度が十分でない欠点を有する。 (発明が解決しようとする課題) 本発明は、これらの欠点が解消された樹脂組成
物、すなわち、エポキシ樹脂のもつすぐれた特性
を有するとともに、寸法精度および耐衝撃性にも
すぐれた特性を示す樹脂組成物を提供することを
目的とするものである。 (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明の樹脂組成
物は、スピロオルソエステル類に、ポリカーボネ
イト繊維を5〜40重量%混入するとともに、硬化
剤としてヘキサヒドロ無水フタル酸を20〜60重量
%添加してなるものである。 (作用) スピロオルソエステル類は、次頁に示す分子構
造式を有する。
使用される樹脂組成物に関するものである。 (従来の技術) この種の樹脂材料には熱硬化性樹脂としてエポ
キシ樹脂が多く使用されている。このエポキシ樹
脂は、電気絶縁性及び熱変形温度においてすぐれ
た特性を有するが、耐衝撃性および寸法精度が良
好でないという欠点を有する。 また、特開昭56−45481号公報、特開昭56−
167688号公報、特開昭57−21417号公報には、寸
法精度の良好な膨張性有機高分子組成物が開示さ
れているが、これらは耐衝撃性、曲げ弾性率およ
び曲げ強度が十分でない欠点を有する。 (発明が解決しようとする課題) 本発明は、これらの欠点が解消された樹脂組成
物、すなわち、エポキシ樹脂のもつすぐれた特性
を有するとともに、寸法精度および耐衝撃性にも
すぐれた特性を示す樹脂組成物を提供することを
目的とするものである。 (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明の樹脂組成
物は、スピロオルソエステル類に、ポリカーボネ
イト繊維を5〜40重量%混入するとともに、硬化
剤としてヘキサヒドロ無水フタル酸を20〜60重量
%添加してなるものである。 (作用) スピロオルソエステル類は、次頁に示す分子構
造式を有する。
【化】
Rはアルキル基、nは自然数
充填材としてポリカーボネイト繊維を混入し、
これは耐衝撃性を向上する。ポリカーボネイト繊
維は、炭素繊維に比べて電気を通しにくく、絶縁
物として好適である。また、アラミド繊維に比較
して加工し易い等の利点を有する。 また、硬化剤としてはヘキサヒドロ無水フタル
酸を添加するが、これは硬化成形時間を従来の約
1/3以下に短縮する。 その結果、上記構成の樹脂組成物は、従来の熱
硬化性樹脂組成物に比較して、衝撃値および寸法
精度が著しく改善され、かつ生産性が向上され
る。 (実施例) 以下、本発明の実施例を詳細に説明する。 2官能のスピロオルソエステル類と、硬化剤と
してヘキサヒドロ無水フタル酸とを60℃の恒温槽
に約2時間放置して粘度を下げ、混合攪拌を容易
にした。このスピロオルソエステル類200gとヘ
キサヒドロ無水フタル酸84gとを混合攪拌し、混
合物中に充填材としてポリカーボネイト繊維を0
%〜50%の範囲において投入した後、金型に流し
込み、120℃の恒温槽内に90分間放置し、さらに
150℃に昇温して120℃分間放置した。このように
して得た成形品の縦横の長さを測定し、金型の寸
法を基準として平均成形収縮率を算出した。結果
は第1図に示した通りである。 第1図において、符号Aのものは従来の樹脂組
成物で、A1はABS樹脂、A2はポリカーボネ
イト樹脂、A3はナイロン樹脂、A4はウレタン
樹脂、A5はNYRIM樹脂、A6はエポキシ樹脂
である。 また、符号Bのものは上記実施例による樹脂組
成物である。充填材としてのポリカーボネイト繊
維は、ポリカーボネイトをホツトプレート上で
280℃に加熱して溶融状態となつたものをピンセ
ツトで延伸し、約6mmの長さの繊維とした。 第1図に示したように、本実施例による樹脂組
成物Bは、従来の樹脂組成物Aに比し、成形収縮
率が非常に小さく、エポキシ樹脂と比較するとそ
の1/10以下であることがわかる。 次に、ASTM規格に準じてノツチ付きアイゾ
ツト衝撃試験片を作成し、衝撃値を測定した。結
果は第2図に示す通りであり、エポキシ樹脂のア
イゾツト衝撃値2Kg−cm/cmよりすぐれている。
充填材を40重量%としたときはエポキシ樹脂の約
10倍に達することが確認された。 なお、充填材の含有量を5〜40重量%としたの
は、5重量%以下のときは強化材としての作用が
不十分で、衝撃値はほとんど上昇しない。また40
重量%以上では硬化する前の樹脂と充填材との混
合物の粘度が高すぎて成形が困難になる。 また、硬化剤としてのヘキサヒドロ無水フタル
酸の添加量は、20重量%以下では未架橋成分が多
くて樹脂が軟らかく、60重量%以上では多すぎて
衝撃値が半分以下に低下する。結局、その中間の
40重量%前後に最も好ましい添加量があるものと
考えられる。 (発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、従来の
熱硬化性樹脂の欠点とされていた衝撃値および寸
法精度(収縮率)を著しく改善し、これをエポキ
シ樹脂と比較した場合は衝撃値を約10倍、収縮率
を約1/10にすることが可能である。また、成形時
間を従来の1/3乃至1/4に短縮することができ、良
質の樹脂組成物の生産性を著しく向上するという
すぐれた効果を奏するものである。
これは耐衝撃性を向上する。ポリカーボネイト繊
維は、炭素繊維に比べて電気を通しにくく、絶縁
物として好適である。また、アラミド繊維に比較
して加工し易い等の利点を有する。 また、硬化剤としてはヘキサヒドロ無水フタル
酸を添加するが、これは硬化成形時間を従来の約
1/3以下に短縮する。 その結果、上記構成の樹脂組成物は、従来の熱
硬化性樹脂組成物に比較して、衝撃値および寸法
精度が著しく改善され、かつ生産性が向上され
る。 (実施例) 以下、本発明の実施例を詳細に説明する。 2官能のスピロオルソエステル類と、硬化剤と
してヘキサヒドロ無水フタル酸とを60℃の恒温槽
に約2時間放置して粘度を下げ、混合攪拌を容易
にした。このスピロオルソエステル類200gとヘ
キサヒドロ無水フタル酸84gとを混合攪拌し、混
合物中に充填材としてポリカーボネイト繊維を0
%〜50%の範囲において投入した後、金型に流し
込み、120℃の恒温槽内に90分間放置し、さらに
150℃に昇温して120℃分間放置した。このように
して得た成形品の縦横の長さを測定し、金型の寸
法を基準として平均成形収縮率を算出した。結果
は第1図に示した通りである。 第1図において、符号Aのものは従来の樹脂組
成物で、A1はABS樹脂、A2はポリカーボネ
イト樹脂、A3はナイロン樹脂、A4はウレタン
樹脂、A5はNYRIM樹脂、A6はエポキシ樹脂
である。 また、符号Bのものは上記実施例による樹脂組
成物である。充填材としてのポリカーボネイト繊
維は、ポリカーボネイトをホツトプレート上で
280℃に加熱して溶融状態となつたものをピンセ
ツトで延伸し、約6mmの長さの繊維とした。 第1図に示したように、本実施例による樹脂組
成物Bは、従来の樹脂組成物Aに比し、成形収縮
率が非常に小さく、エポキシ樹脂と比較するとそ
の1/10以下であることがわかる。 次に、ASTM規格に準じてノツチ付きアイゾ
ツト衝撃試験片を作成し、衝撃値を測定した。結
果は第2図に示す通りであり、エポキシ樹脂のア
イゾツト衝撃値2Kg−cm/cmよりすぐれている。
充填材を40重量%としたときはエポキシ樹脂の約
10倍に達することが確認された。 なお、充填材の含有量を5〜40重量%としたの
は、5重量%以下のときは強化材としての作用が
不十分で、衝撃値はほとんど上昇しない。また40
重量%以上では硬化する前の樹脂と充填材との混
合物の粘度が高すぎて成形が困難になる。 また、硬化剤としてのヘキサヒドロ無水フタル
酸の添加量は、20重量%以下では未架橋成分が多
くて樹脂が軟らかく、60重量%以上では多すぎて
衝撃値が半分以下に低下する。結局、その中間の
40重量%前後に最も好ましい添加量があるものと
考えられる。 (発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、従来の
熱硬化性樹脂の欠点とされていた衝撃値および寸
法精度(収縮率)を著しく改善し、これをエポキ
シ樹脂と比較した場合は衝撃値を約10倍、収縮率
を約1/10にすることが可能である。また、成形時
間を従来の1/3乃至1/4に短縮することができ、良
質の樹脂組成物の生産性を著しく向上するという
すぐれた効果を奏するものである。
第1図は、本発明の一実施例の収縮率を従来の
樹脂組成物のそれと比較して示す図、第2図は、
同実施例の充填材の添加量に対する衝撃値を示す
図である。
樹脂組成物のそれと比較して示す図、第2図は、
同実施例の充填材の添加量に対する衝撃値を示す
図である。
Claims (1)
- 1 スピロオルソエステル類に、ポリカーボネイ
ト繊維を5〜40重量%混入するとともに、硬化剤
としてヘキサヒドロ無水フタル酸を20〜60重量%
添加してなる樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58235284A JPS60127359A (ja) | 1983-12-14 | 1983-12-14 | 樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58235284A JPS60127359A (ja) | 1983-12-14 | 1983-12-14 | 樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60127359A JPS60127359A (ja) | 1985-07-08 |
| JPH0571627B2 true JPH0571627B2 (ja) | 1993-10-07 |
Family
ID=16983820
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58235284A Granted JPS60127359A (ja) | 1983-12-14 | 1983-12-14 | 樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60127359A (ja) |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5742724A (en) * | 1980-08-29 | 1982-03-10 | Toagosei Chem Ind Co Ltd | Curable composition |
| JPS5767628A (en) * | 1980-10-13 | 1982-04-24 | Toagosei Chem Ind Co Ltd | Curable composition containing spiro-orthoester compound |
| JPS58109534A (ja) * | 1981-12-23 | 1983-06-29 | Toagosei Chem Ind Co Ltd | 硬化用組成物 |
| JPS5949228A (ja) * | 1982-09-14 | 1984-03-21 | Toagosei Chem Ind Co Ltd | 重合用組成物 |
| JPS59164335A (ja) * | 1983-03-10 | 1984-09-17 | Toagosei Chem Ind Co Ltd | 封止または注型用硬化性樹脂組成物 |
| JPS59164334A (ja) * | 1983-03-10 | 1984-09-17 | Toagosei Chem Ind Co Ltd | 塗布または含浸用硬化性樹脂組成物 |
-
1983
- 1983-12-14 JP JP58235284A patent/JPS60127359A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60127359A (ja) | 1985-07-08 |
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