JPH0572027U - 光電センサ - Google Patents
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- Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フィルタ板を適切な角度に固定することがで
きて光学的な性能を向上させる。 【構成】 フィルタ板13は段差部15内に納められ、
その段差部15の内周縁部に設けられて超音波溶着装置
にて溶壊された押さえ突部20によって押さえ固定され
ている。このフィルタ板13を覆うように前面カバー1
4が取り付けられる。フィルタ板13は前面カバー14
の取付前に押さえ突部20によって固定されているか
ら、フィルタ板13がずれ動いたり、ユニットケースと
前面カバーとの間に挟まれたりして不適切な取付状態に
なることがない。
きて光学的な性能を向上させる。 【構成】 フィルタ板13は段差部15内に納められ、
その段差部15の内周縁部に設けられて超音波溶着装置
にて溶壊された押さえ突部20によって押さえ固定され
ている。このフィルタ板13を覆うように前面カバー1
4が取り付けられる。フィルタ板13は前面カバー14
の取付前に押さえ突部20によって固定されているか
ら、フィルタ板13がずれ動いたり、ユニットケースと
前面カバーとの間に挟まれたりして不適切な取付状態に
なることがない。
Description
【0001】
本考案はユニットケースと前面カバーとの間にフィルタ板を設けてなる光電セ ンサに関し、特に、そのフィルタ板の固定構造を改良したものに関する。
【0002】
この種の光電センサとして、例えば回帰反射形光電センサがある。これは、本 体ケース内に投光素子及び受光素子が同方向を向くように配設されており、各光 電素子に出入りする光の光路にはそれぞれ偏光方向が90度異なる偏光フィルタ を設けた構成である。この種のセンサは、例えば図11に示すように、本体1を 反射ミラー2との間でラス瓶等の被検出体3の通過経路を挟むようにしてセット される。
【0003】 このため被検出体3が存在しない場合には、本体1の投光素子から投射された 光は反射ミラー2にて反射して本体1の受光素子に入射し、被検出体3が存在す ると投光素子から投射された光は被検出体3で反射して受光素子に入射するよう になる。
【0004】 ところで、反射ミラー2にて光が反射する場合には、その光の振動方向が90 度回転し、ガラスのような鏡面物体で光が反射する場合には反射光の振動方向は 変化しない。回帰反射形光電センサはこの性質を利用して被検出物体3を検出す るようになっており、そのために前述したように2枚の偏光フィルタが設けられ ているのである。
【0005】 即ち、投光素子前には偏光フィルタが設けられているから、投光素子からの光 のうち例えば横方向の振動成分の光のみが前方に投射される。一方、受光素子の 前にも投光側の偏光フィルタとは偏光方向が90度異なる偏光フィルタが設けら れているから、振動方向を回転させる性質がない鏡面物体で反射した光は受光側 の偏光フィルタを通過することができない。しかし、光の振動方向を90度回転 させる性質を有する反射ミラー2にて反射した光は、ちょうど受光側の偏光フィ ルタの方向と一致するようになるため、ここを通過して受光素子に至るようにな る。これにて反射ミラー2で反射した光と被検出体3で反射した光とを区別する ことができるのである。
【0006】 このような原理によって被検出体3が検出されるから、各偏光フィルタは、偏 光方向が互いに正確に90度の相対角度をもって取り付けられていることが理想 である。
【0007】 そこで、従来の回帰反射形光電センサは、図12に示すようにユニットケース 4の前面に矩形の偏光フィルタ5を納める段差部6を形成しておき、この段差部 6内に偏光フィルタ5を納めた状態で前面カバー7をユニットケース4に例えば 超音波溶着して固定する構成としていた。
【0008】
ところが、上記構成においては、偏光フィルタ5の収納作業性を考慮して段差 部6と偏光フィルタ5との間にはある程度のクリアランスを設けることが必要で あるから、段差部6内に納められた偏光フィルタ5は自由に動き得る状態となっ ている。このため、図14に示すように2枚の偏光フィルタ5が共に逆方向に傾 いた状態になってしまうことがあり、この場合には各フィルタ5の偏光方向の相 対角度が理想的な90度にはならないため、反射光の振動方向によって被検出体 3からの反射と反射ミラー2からの反射とを区別し難くなる。このことは、回帰 反射形光電センサの特徴である鏡面物体の検出が不可能になり、そのセンサは不 良品として扱わなければならなくなることを意味する。
【0009】 また、上記構成では、偏光フィルタ5が段差部6内で自由に動き得る状態のま まで前面カバー7を取り付けて固定するから、例えば図13に示すように、前面 カバー7の取付時に偏光フィルタ5がずれ動いてそのまま前面カバー7とユニッ トケース4との間に挟まれて固定されてしまうことがある。この場合には、偏光 フィルタ5を通過しない光が前方に投射されてしまうため、やはり不良品となる 。
【0010】 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、フィルタ板を適切な 状態に固定できて安定した品質を確保することができる光電センサを提供すると ころにある。
【0011】
本考案の光電センサは、光電素子及びレンズが取り付けられるユニットケース と、このユニットケースに取り付けられた前面カバーと、ユニットケースと前面 カバーとの間に設けられたフィルタ板とを備えてなるものであり、ユニットケー スにはフィルタ板を納めるための段差部が形成されると共に、その段差部の内周 縁部には超音波溶着装置にて溶壊されることによりフィルタ板を押さえ固定して いる押さえ突部が設けられているところに特徴を有する。
【0012】
フィルタ板は段差部内に納められるだけでなく、その段差部の内周縁部に設け られて超音波溶着装置にて溶壊された押さえ突部によって押さえ固定されている 。このため、フィルタ板がずれ動くことがなく、傾斜して不適切な取付状態にな ることがなくなる。また、前面カバーをユニットケースに取り付ける際にもフィ ルタ板のずれ動きが防止されるから、フィルタ板がユニットケースと前面カバー との間に挟まれて不適切な取付状態になることもない。
【0013】
以上述べたように、本考案の構成によれば、フィルタのずれ動きによって取付 状態が不適切になることを防止できるから、高品質の光電センサとすることがで きる。
【0014】
以下本考案を回帰反射形の光電スイッチに適用した一実施例について図1ない し図10を参照して説明する。
【0015】 図1は本実施例の光電スイッチを組み立てる前における分解図を示している。 ここでユニットケース11は黒色のプラスチックにより成形され、2個の光電素 子、即ち投光素子及び受光素子(共に図示せず)を収納するための素子収納凹部 11aを背面側に有しており、ここから前面側に向かってテーパー状に広がる空 洞部11bを介してレンズ収納部11cが連続して形成されている。
【0016】 ユニットケース11の各レンズ収納部11cは正面から見ると矩形状をなして おり、ここに図2に示すようにプラスチック製のレンズ12が圧入して嵌合され 、素子収納凹部11aに図示しない光電素子側のユニットが嵌め込まれる。各レ ンズ12の前面は平坦面状をなしており、ここに後に詳述するフィルタ板たる矩 形の偏光フィルタ13がそれぞれ重ねて配置され、更にこれらを覆うようにして プラスチック製の前面カバー14がユニットケース11に取付固定される。
【0017】 さて、前記ユニットケース11の各レンズ収納部11cは前面に向けて開口し ており、その各開口周縁部に段差部15が形成されている。この段差部15の全 体形状は共に縦横寸法が僅かに相違する長方形状をなすと共に、互いに90度回 転した角度関係で形成されている。また、例えば受光側(図2において右側)の 段差部15は正面から見て左上及び右上の2カ所の隅部が三角状に角を取った三 角隅部15aとなっており、また左下及び右下の2カ所の隅部は四角形に入り込 ませた切り込み隅部15bとなっている。更に、投光側(図2において左側)の 段差部15は正面から見て左上及び左下の2カ所の隅部が三角状に角を取った三 角隅部15aとなっており、また右上及び右下の2カ所の隅部は四角形に入り込 ませた切り込み隅部15bとなっている。
【0018】 上記段差部15の内周縁部のうち、ユニットケース11の中央に位置する隔壁 部16には2個の溶着用突部17が図1中上向きに一体に突設され、これは図4 にも拡大して示すように左右両側面がユニットケース11の前面に対して直角に 立ち上がる長方形状をなしている。
【0019】 また、段差部15の内周縁部のうち、ユニットケース11の図2中左右両側に 位置する部分には、それぞれ2個の溶着用突部18がやはり上向きに一体に突設 されている。これは図4に拡大して示すように段差部15の内側部分がユニット ケース11の前面に対して直角に立ち上がる形態をなすと共に、外側部分に傾斜 面18aが形成されている。
【0020】 一方、前記偏光フィルタ13は縦横寸法が僅かに相違する長方形であり、その うち隣合う2つの隅部は前記段差部15の三角隅部15aに対応して三角状に切 除され、残りの2つの隅部は段差部15の切り込み隅部15bに対応して四角状 に切除された形状である。
【0021】 次に、本実施例の光電スイッチの組み立て手順につき述べる。まず、ユニット ケース11の各レンズ収納部11c内にレンズ12を収納しておき、ここにそれ ぞれ偏光フィルタ13を重ねて配置する(図4参照)。この時、ユニットケース 11の2つの段差部15及び偏光フィルタ13の形状は共に縦横寸法が相違し、 しかも各隅部が異形状をなしているから、偏光フィルタ13を段差部15に特定 の方向でしかセットすることができない。即ち、図2に示すようにユニットケー ス11の受光側(右側)の段差部15では三角隅部15aは上辺2カ所に設けら れ、投光側(左側)の段差部15では三角隅部15aは左辺2カ所に設けられて いる。このため、偏光フィルタ13は受光側では三角状に切除された隅部が上に なる方向でしか段差部15内にセットできず、投光側では三角状に切除された隅 部が左になる方向でしか段差部15にセットすることができない。従って、偏光 フィルタ13は同一のものを使用しているから、受光側と投光側とでは各偏光フ ィルタ13のセット方向は自ずと互いに90度異なる方向となる。この様子は、 図3において各偏光フィルタ13に偏光方向を示す矢印を付して示した通りとな る。
【0022】 このように2枚の偏光フィルタ13を90度異ならせて配置した後、そのユニ ットケース11を超音波溶着装置にセットして偏光フィルタ13の超音波溶着を 行う。この超音波溶着は図5に示すように溶着用突部17,18に超音波ホーン 19を押し付け、これにより溶着用突部17,18を超音波振動による摩擦熱で 溶壊させて行う。この際、ユニットケース11の隔壁部16に突設されている2 本の溶着用突部17は直方体状をなしているから、超音波ホーン19によって左 右両側に均等に広がるように溶壊される。しかし、ユニットケース11の左右両 側に位置する計4本の溶着用突部18は傾斜面18aを有するから、これが溶壊 する際には図6において矢印Aにて示すように段差部15の内周側に倒れ込みな がら変形する。この結果、偏光フィルタ13は同図中矢印B方向に押されること になり、左右の両偏光フィルタ13共にユニットケース11の隔壁部16に突き 当てられた状態となる。
【0023】 そして、超音波ホーン19が更に押し付けられることにより、溶着用突部18 は完全に溶壊して押さえ突部20となり、これが図7ないし図9に示すように各 偏光フィルタ13を押さえ固定するようになる。
【0024】 この後、前面カバー14をユニットケース11の前面に装着し、これを更に超 音波溶着してユニットケース11に固定すれば、ユニットケース11側の組立が 完了し、ここに図示しない光電素子ユニットを装着して光電センサの組立が完了 する。
【0025】 上記実施例によれば、次の通りの効果が得られる。
【0026】 (1)各偏光フィルタ13は押さえ突部20によってユニットケース11に押 さえ固定されるから、そのずれ動きを確実に防止することができる。従って、両 偏光フィルタ13の偏光方向の相互角度を正確に理想的な90度に維持すること ができるので、光学的な性能を高水準に維持することができる。特に、偏光フィ ルタ13を配置した後、前面カバー14を取り付ける際に、偏光フィルタ13が ずれ動いてユニットケース11と前面カバー14との間に挟まれてしまうことを 確実に防止できる。このため、図13に示したようになって偏光フィルタ13を 通過しない光が漏れ出るような事態を防止できて不良品の発生がなくなる。
【0027】 (2)しかも特に本実施例では、ユニットケース11の左右両側に設けた溶着 用突部18に傾斜面18aを形成したから、これが超音波ホーン19によって溶 壊されるときに図6に矢印Aで示す方向に倒れ込みながら変形し、偏光フィルタ 13が同図矢印B方向に押されてユニットケース11の隔壁部16に突き当たる 状態となる。このため、偏光フィルタ13が隔壁部16の側面を基準にしてまっ すぐに並ぶことになり、両偏光フィルタ13の偏光方向の相互角度をより正確に 90度に設定できるようになり、光学的性能の向上にいっそう寄与する。
【0028】 (3)更に、特に本実施例では、ユニットケース11の段差部15及び偏光フ ィルタ13の形状については共に縦横寸法を相違させ、しかも各隅部を異形状と なしている。このため、仮に偏光フィルタ13を段差部15に誤った方向でセッ トしようとしても段差部15には嵌まり込まず、適切な方向でしか嵌め込むこと ができない。従って、偏光フィルタ13は受光用及び投光用に共通な1種類であ りながら、これを簡単に2種類に使い分けることができ、部品点数の削減及び組 立作業の効率化も併せて図ることができる。 なお、本考案は上記した実施例のような回帰反射形の光電センサに適用するだ けでなく、ユニットケースと前面カバーとの間にフィルタ板を配置する構成を有 する光電センサに広く適用することができる。
【図1】組立前における分解縦断面図
【図2】同じくユニットケースにレンズ及び偏光フィル
タを装着した状態の正面図
タを装着した状態の正面図
【図3】組立前における分解斜視図
【図4】偏光フィルタをセットした状態の拡大縦断面図
【図5】超音波溶着を行う様子を示す縦断面図
【図6】超音波溶着の途中過程の様子を示す縦断面図
【図7】超音波溶着後の様子を示す縦断面図
【図8】同じく正面図
【図9】同じく拡大縦断面図
【図10】前面カバーを取り付けた状態の縦断面図
【図11】回帰反射形光電スイッチの使用状態を示す斜
視図
視図
【図12】従来の光電スイッチを示す縦断面図
【図13】従来の光電スイッチにおける不具合点を示す
縦断面図
縦断面図
【図14】従来の光電スイッチにおける不具合点を示す
正面図
正面図
11…ユニットケース 12…レンズ 13…偏光フィルタ 14…前面カバー 15…段差部 17,18…溶着用突部 19…超音波ホーン 20…押さえ突部
Claims (1)
- 【請求項1】 光電素子及びレンズが取り付けられるユ
ニットケースと、このユニットケースに取り付けられた
前面カバーと、前記ユニットケースと前記前面カバーと
の間に設けられたフィルタ板とを備えて構成されるもの
において、前記ユニットケースには前記フィルタ板を納
めるための段差部が形成されると共に、その段差部の内
周縁部には超音波溶着装置にて溶壊されることにより前
記フィルタ板を押さえ固定している押さえ突部が設けら
れていることを特徴とする光電センサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992020312U JP2566878Y2 (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | 回帰反射形光電センサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992020312U JP2566878Y2 (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | 回帰反射形光電センサ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0572027U true JPH0572027U (ja) | 1993-09-28 |
| JP2566878Y2 JP2566878Y2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=12023623
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992020312U Expired - Lifetime JP2566878Y2 (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | 回帰反射形光電センサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2566878Y2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07181079A (ja) * | 1993-12-22 | 1995-07-18 | Matsushita Electric Works Ltd | 偏光フィルター付き光電センサー |
| JPH07220589A (ja) * | 1994-02-03 | 1995-08-18 | Keyence Corp | 多光軸光検出器 |
| JP2019160664A (ja) * | 2018-03-15 | 2019-09-19 | オムロン株式会社 | 小型光電センサ |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5128232B2 (ja) * | 2007-10-16 | 2013-01-23 | アズビル株式会社 | 反射型光電センサ |
Citations (5)
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| JPS5645528A (en) * | 1979-09-19 | 1981-04-25 | Matsushita Electric Works Ltd | Method of fitting net |
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| JPS6154652U (ja) * | 1985-05-01 | 1986-04-12 |
-
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- 1992-03-03 JP JP1992020312U patent/JP2566878Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2566878Y2 (ja) | 1998-03-30 |
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