JPH0572041U - 高輝度照明ランプ - Google Patents

高輝度照明ランプ

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JPH0572041U
JPH0572041U JP019042U JP1904292U JPH0572041U JP H0572041 U JPH0572041 U JP H0572041U JP 019042 U JP019042 U JP 019042U JP 1904292 U JP1904292 U JP 1904292U JP H0572041 U JPH0572041 U JP H0572041U
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JP
Japan
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glass
bulb
wavelength
lamp
intensity
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JP019042U
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English (en)
Inventor
修 酒本
剛太郎 八田
Original Assignee
岩城硝子株式会社
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J61/00Gas-discharge or vapour-discharge lamps
    • H01J61/02Details
    • H01J61/38Devices for influencing the colour or wavelength of the light
    • H01J61/40Devices for influencing the colour or wavelength of the light by light filters; by coloured coatings in or on the envelope

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  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】バルブガラス12又は電球前面ガラス14を透
過限界波長が350〜430nmの範囲内の波長域にあ
り、かつ、波長傾斜幅が20nm以下の紫外線カット機
能を具有するガラスにより形成した高輝度照明ランプ。 【効果】被照射面側の部材の紫外線障害を防ぐ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、高輝度光源から放射される照射光から紫外線成分を効率的にカット して被照射面側へと照射することができる高輝度照明ランプに関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、熱放射光源を有してなるハロゲンランプやルミネセンス光源を有してな るメタルハライドランプなどの高輝度照明ランプは、自動車用のヘッドランプや フォッグランプとして、あるいは、ディスプレイ照明や投射型液晶テレビなどの ようなスポット照明用ランプとして用いられる例が多くなってきている。
【0003】 また、このような用いられ方をする高輝度照明ランプにあって、これを構成し ているバルブガラスや電球前面ガラスとしては、通常、石英ガラスのほか、硼珪 酸ガラスやアルミ珪酸ガラスなどのように波長が250〜400nmの範囲にあ る紫外線の透過を許すガラスが用いられている。
【0004】 しかも、上記高輝度照明ランプは、その性能の向上に伴い照明光密度も次第に 増してきており、これに対応して光源から放射される紫外線の照射密度も一段と 増加する傾向にある。
【0005】 一方、最近の自動車については、車体面の空気抵抗を少なくしたいとするデザ イン的な要請が強く、その結果、ヘッドランプやフォッグランプについても、車 体面と同一面高を有する合成樹脂製の外被カバーを被せた構造を採用したものが 多く見受けられるようになってきている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記高輝度照明ランプを用いる場合には、被照射面側を照射光によ り従来にも増して明るく照明することができる点で優れた効果を得ることができ る。
【0007】 しかし、この種の高輝度照明ランプを乗用自動車などのヘッドランプやディス プレイ照明や投射型液晶テレビのためのスポット照明用ランプなどとして用いる 場合には、一段と照射光の照射密度が増してきていることに伴い、その照射密度 が増加している紫外線もバルブガラスや電球前面ガラスを透過する。そのため、 例えば自動車の車体面に被せた前記外被カバーや、被照射面に配置されている衣 服等の繊維製品からなる展示品、さらには、本質的に紫外線によって劣化しやす い液晶パネルが高密度の紫外線に曝されることになり、この透過紫外線が被照射 面に位置する部材の品質性能を劣化させたり、褪色させるなどの不都合があった 。また、特に315nm以下の波長の光は人体に対して有害であるため、安全面 からもその改善が望まれていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、従来技術にみられた上記課題に鑑み、紫外線を効率的にカットして 被照射面に照射光を照射することができる高輝度照明ランプを提供することを目 的としてなされたものであり、その構成上の特徴は、熱放射光源もしくはルミネ センス光源から放射される高輝度な照射光をバルブガラス及び/又は電球前面ガ ラスを透過させて被照射面側へと照射させるようにした高輝度照明ランプであっ て、前記バルブガラス及び/又は電球前面ガラスを、透過限界波長が350〜4 30nmの範囲内の波長域にあり、かつ、波長傾斜幅が20nm以下の紫外線カ ット機能を具有するガラスにより形成したことにある。
【0009】
【作用】
このため、高輝度照明ランプの光源から放射される照射光は、バルブガラス及 び/又は電球前面ガラスによりその紫外線成分が効率的にカットされて被照射面 を照射することになり、被照射面側に位置する部材を褪色や品質劣化などの紫外 線障害から守り、その耐久性を高めてやることができると同時に、人体に対する 悪影響を阻止することができる。
【0010】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を詳説する。
【0011】 図1は、熱放射光源もしくはルミネセンス光源から放射される高輝度な照射光 をバルブガラスを透過させて被照射面へと照射させるようにした本考案による高 輝度照明ランプの一部切り欠き断面図であり、図2は図1のハロゲンランプの拡 大正面図であり、図3は本考案による別のメタルハライドランプの正面図である 。
【0012】 このうち、図1に示す高輝度照明ランプ11は、ハロゲンランプを組み込んだ ものである。このハロゲンランプは、図2に詳細に示すように不活性なアルゴン のほか、よう素や臭素などの封入ガス16を口金21付きのバルブガラス12内 に封入し、タングステンフィラメント15を白熱させ、その白熱により生ずる密 度の高い光を照射できるようにしたものである。このハロゲンランプより照射さ れた光りは、反射面13で反射しながら電球前面ガラス14を経ることで集光さ せて被照射面側へと照射させることができるように形成されている。
【0013】 また、図3に示す高輝度照明ランプ11は、演色性に優れていることからディ スプレイ照明や投射型液晶テレビなどのようなスポット照明用ランプとして好適 に用いることができるメタルハライドランプの一例を示すものであり、口金21 付きのバルブガラス17内には、水銀のほかアルゴン、メタルハライドを封入し た石英発光管18が配設されており、この石英発光管18内の電極19,20間 に発生する水銀アーク中で分解した金属原子の発光をルミネセンス光源として利 用し、被照射面側へと照射させるようにしたものであり、通常は反射板(図示せ ず)を組み合わせ、さらに、電球前面ガラス(図示せず)をも配設して一方向を 集中的に照明することができるようにして用いられる場合が多い。
【0014】 このようにして形成されている高輝度照明ランプ11にあって、本考案におけ るバルブガラス12又は17及び/又は電球前面ガラス14は、透過限界波長が 350〜430nmの範囲内の波長域にあり、かつ、波長傾斜幅が20nm以下 の紫外線カット機能を具有するガラス材、すなわち、CuClx Br1-x (x: 0〜1.0)の微粒子を析出させたガラス材を用いることで形成されている。
【0015】 このようなCuClx Br1-x (x:0〜1.0)の微粒子を析出させたガラ ス材を用いる場合には、その結晶粒子自身が有する光吸収作用のため、得られる バルブガラス12又は17及び/又は電球前面ガラス14に対し紫外域において 波長傾斜幅が20nm以下という極めてシャープなカット機能を付与することが できる。
【0016】 また、通常、微粒子析出ガラスの透過限界波長は、CuClで350〜380 nmの範囲に、CuBrで400〜430nmの範囲にそれぞれあるが、それぞ れの析出する微粒子の大きさを制御することで透過限界波長を所望に応じてさら にその範囲を広く、もしくは狭く制御することもできる。
【0017】 さらに、CuClとCuBrとは、全組織域で完全固溶するため、CuClx Br1-x (x:0〜1.0)の任意の組成物の微粒子を析出させることによって 、その透過限界波長を380〜400nmの範囲に制御することもできる。
【0018】 したがって、上記手法を所望に応じて適宜組み合わせることで、透過限界波長 が350〜430nmの範囲内の波長域にあるガラス材を形成することができる ことになる。
【0019】 なお、本考案を構成しているバルブガラスを形成するために用いられるガラス 材については、CuClx Br1-x (x:0〜1.0)の微結晶が析出するもの であれば特に限定されることなく用いることができる。
【0020】 また、上記紫外線カット機能を備えるバルブガラス12又は17及び/又は電 球前面ガラス14を形成するに際しては、微結晶析出のためにガラス材を溶解し て成形した後、熱処理が必要であり、この熱処理条件によって析出される微結晶 の大きさを制御することで、透過限界波長と波長傾斜幅とが制御されることにな る。
【0021】 この場合の熱処理については、例えばバルブガラス12又は17及び/又は電 球前面ガラス14に成形して徐冷した後に実施することができるほか、溶解、成 形後のオンライン徐冷段階で徐冷操作と同時に微結晶を析出させることにより行 うこともでき、いずれにしても、その製造方法についてはなんら限定されること なく公知の溶解、成形、徐冷及び熱処理の諸工程を経ることで行うことができる 。
【0022】 また、本考案におけるバルブガラスについては、図示例のバルブガラス12又 は17のように光源を覆う適宜形状の中空球状体として形成することができるほ か、管状体として形成することもでき、さらには、ランプ自体を外被するための アウターバルブとして形成することもできる。さらに、電球前面ガラス14は、 プレスによって平面のほか、曲面やレンズ状など、適宜の所望形状に形成するこ とができる。
【0023】 本考案に係る高輝度照明ランプ11はこのようにして構成されているので、フ ラメント15を有する熱放射光源、もしくは石英発光管18を有するルミネセン ス光源から放射されて外部へと照射される照射光は、透過限界波長が350〜4 30nmの範囲内の波長域にあり、かつ、波長傾斜幅が20nm以下の紫外線カ ット機能を有してなるバルブガラス12又は17及び/又は電球前面ガラス14 を経ることで、発生時の紫外線成分を効率的にカットして被照射面側に照射され 、これを照明することができる。
【0024】 したがって、被照射面側に位置する合成樹脂材や繊維材などからなる部材は、 褪色や品質劣化などの紫外線障害を受けることなく光照射される結果、部材自体 の耐久性を飛躍的に高めてやるなかで、照明光密度の高い照明効果を享受するこ とができることになる。
【0025】 図4は、本考案に係る高輝度照明ランプを用いての紫外線カット機能を確認す るため、以下に述べる手法を用いて測定した放射エネルギー分布状況を示すもの である。
【0026】 すなわち、CuCl及びCuBrをそれぞれ1.0wt%含有するように調合 したアルカリ硼珪酸ガラスを1450℃で溶解して管状に成形した後、500℃ で1時間熱処理することで管状体(バルブガラス)を形成した。
【0027】 このようにして得られた管状体(バルブガラス)を市販のメタルハライドラン プに被せ、管状体(バルブガラス)を透過して放射されるエネルギーの分布状態 を測定した。
【0028】 なお、図中において分布曲線1の300〜400nmまでの間の実線部2は、 管状体(バルブガラス)をメタルハライドランプに被せない場合における放射エ ネルギー分布を、また、破線部3は、管状体(バルブガラス)をメタルハライド ランプに被せた場合における放射エネルギー分布をそれぞれ示す。
【0029】 同図からも、上記製造方法により得られたバルブガラス(管状体)が390n mに透過限界波長があり、波長傾斜幅が10nmである紫外線カット機能を具備 しているものであることが確認され、これにより本考案を構成しているバルブガ ラスを用いることで、光源から放射される照射光中から紫外線成分を効率的にカ ットできることが判明する。
【0030】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、高輝度照明ランプの光源から放射される照 射光は、バルブガラス及び/又は電球前面ガラスによりその紫外線成分が効率的 にカットされて被照射面を照射することになり、したがって、被照射面側に位置 する部材を褪色や品質劣化などの紫外線障害から守り、その耐久性を高めてやる ことができると同時に、人体に対する悪影響を阻止することができる。
【提出日】平成4年10月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】明細書
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、高輝度光源から放射される照射光から紫外線成分を効率的にカット して被照射面側へと照射することができる高輝度照明ランプに関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、熱放射光源を有してなるハロゲンランプやルミネセンス光源を有してな るメタルハライドランプなどの高輝度照明ランプは、自動車用のヘッドランプや フォッグランプとして、あるいは、ディスプレイ照明や投射型液晶テレビなどの ようなスポット照明用ランプとして用いられる例が多くなってきている。
【0003】 また、このような用いられ方をする高輝度照明ランプにあって、これを構成し ているバルブガラスや電球前面ガラスとしては、通常、石英ガラスのほか、硼珪 酸ガラスやアルミ珪酸ガラスなどのように波長が250〜400nmの範囲にあ る紫外線の透過を許すガラスが用いられている。
【0004】 しかも、上記高輝度照明ランプは、その性能の向上に伴い照明光密度も次第に 増してきており、これに対応して光源から放射される紫外線の照射密度も一段と 増加する傾向にある。
【0005】 一方、最近の自動車については、車体面の空気抵抗を少なくしたいとするデザ イン的な要請が強く、その結果、ヘッドランプやフォッグランプについても、車 体面と同一面高を有する合成樹脂製の外被カバーを被せた構造を採用したものが 多く見受けられるようになってきている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記高輝度照明ランプを用いる場合には、被照射面側を照射光によ り従来にも増して明るく照明することができる点で優れた効果を得ることができ る。
【0007】 しかし、この種の高輝度照明ランプを乗用自動車などのヘッドランプやディス プレイ照明や投射型液晶テレビのためのスポット照明用ランプなどとして用いる 場合には、一段と照射光の照射密度が増してきていることに伴い、その照射密度 が増加している紫外線もバルブガラスや電球前面ガラスを透過する。そのため、 例えば自動車の車体面に被せた前記外被カバーや、被照射面に配置されている衣 服等の繊維製品からなる展示品、さらには、本質的に紫外線によって劣化しやす い液晶パネルが高密度の紫外線に曝されることになり、この透過紫外線が被照射 面に位置する部材の品質性能を劣化させたり、褪色させるなどの不都合があった 。また、特に315nm以下の波長の光は人体に対して有害であるため、安全面 からもその改善が望まれていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、従来技術にみられた上記課題に鑑み、紫外線を効率的にカットして 被照射面に照射光を照射することができる高輝度照明ランプを提供することを目 的としてなされたものであり、その構成上の特徴は、熱放射光源もしくはルミネ センス光源から放射される高輝度な照射光をバルブガラス及び/又は電球前面ガ ラスを透過させて被照射面側へと照射させるようにした高輝度照明ランプであっ て、前記バルブガラス及び/又は電球前面ガラスを、透過限界波長が350〜4 30nmの範囲内の波長域にあり、かつ、波長傾斜幅が20nm以下の紫外線カ ット機能を具有するガラスにより形成したことにある。
【0009】
【作用】
このため、高輝度照明ランプの光源から放射される照射光は、バルブガラス及 び/又は電球前面ガラスによりその紫外線成分が効率的にカットされて被照射面 を照射することになり、被照射面側に位置する部材を褪色や品質劣化などの紫外 線障害から守り、その耐久性を高めてやることができると同時に、人体に対する 悪影響を阻止することができる。
【0010】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を詳説する。
【0011】 図1は、熱放射光源もしくはルミネセンス光源から放射される高輝度な照射光 をバルブガラスを透過させて被照射面へと照射させるようにした本考案による高 輝度照明ランプの一部切り欠き断面図であり、図2は図1のハロゲンランプの拡 大正面図であり、図3は本考案による別のメタルハライドランプの正面図である 。
【0012】 このうち、図1に示す高輝度照明ランプ11は、ハロゲンランプを組み込んだ ものである。このハロゲンランプは、図2に詳細に示すように不活性なアルゴン のほか、よう素や臭素などの封入ガス16を口金21付きのバルブガラス12内 に封入し、タングステンフィラメント15を白熱させ、その白熱により生ずる密 度の高い光を照射できるようにしたものである。このハロゲンランプより照射さ れた光は、反射面13で反射しながら電球前面ガラス14を経ることで集光させ て被照射面側へと照射させることができるように形成されている。
【0013】 また、図3に示す高輝度照明ランプ11は、演色性に優れていることからディ スプレイ照明や投射型液晶テレビなどのようなスポット照明用ランプとして好適 に用いることができるメタルハライドランプの一例を示すものであり、口金21 付きのバルブガラス17内には、水銀のほかアルゴン、メタルハライドを封入し た石英発光管18が配設されており、この石英発光管18内の電極19,20間 に発生する水銀アーク中で分解した金属原子の発光をルミネセンス光源として利 用し、被照射面側へと照射させるようにしたものであり、通常は反射板(図示せ ず)を組み合わせ、さらに、電球前面ガラス(図示せず)をも配設して一方向を 集中的に照明することができるようにして用いられる場合が多い。
【0014】 このようにして形成されている高輝度照明ランプ11にあって、本考案におけ るバルブガラス12又は17及び/又は電球前面ガラス14は、透過限界波長が 350〜430nmの範囲内の波長域にあり、かつ、波長傾斜幅が20nm以下 の紫外線カット機能を具有するガラス材、すなわち、CuClx Br1-x (x: 0〜1.0)の微粒子を析出させたガラス材を用いることで形成されている。
【0015】 このようなCuClx Br1-x (x:0〜1.0)の微粒子を析出させたガラ ス材を用いる場合には、その結晶粒子自身が有する光吸収作用のため、得られる バルブガラス12又は17及び/又は電球前面ガラス14に対し紫外域において 波長傾斜幅が20nm以下という極めてシャープなカット機能を付与することが できる。
【0016】 また、通常、微粒子析出ガラスの透過限界波長は、CuClで350〜380 nmの範囲に、CuBrで400〜430nmの範囲にそれぞれあるが、それぞ れの析出する微粒子の大きさを制御することで透過限界波長を所望に応じてさら にその範囲を広く、もしくは狭く制御することもできる。
【0017】 さらに、CuClとCuBrとは、全組織域で完全固溶するため、CuClx Br1-x (x:0〜1.0)の任意の組成物の微粒子を析出させることによって 、その透過限界波長を380〜400nmの範囲に制御することもできる。
【0018】 したがって、上記手法を所望に応じて適宜組み合わせることで、透過限界波長 が350〜430nmの範囲内の波長域にあるガラス材を形成することができる ことになる。
【0019】 なお、本考案を構成しているバルブガラスを形成するために用いられるガラス 材については、CuClx Br1-x (x:0〜1.0)の微結晶が析出するもの であれば特に限定されることなく用いることができる。
【0020】 また、上記紫外線カット機能を備えるバルブガラス12又は17及び/又は電 球前面ガラス14を形成するに際しては、微結晶析出のためにガラス材を溶解し て成形した後、熱処理が必要であり、この熱処理条件によって析出される微結晶 の大きさを制御することで、透過限界波長と波長傾斜幅とが制御されることにな る。
【0021】 この場合の熱処理については、例えばバルブガラス12又は17及び/又は電 球前面ガラス14に成形して徐冷した後に実施することができるほか、溶解、成 形後のオンライン徐冷段階で徐冷操作と同時に微結晶を析出させることにより行 うこともでき、いずれにしても、その製造方法についてはなんら限定されること なく公知の溶解、成形、徐冷及び熱処理の諸工程を経ることで行うことができる 。
【0022】 また、本考案におけるバルブガラスについては、図示例のバルブガラス12又 は17のように光源を覆う適宜形状の中空球状体として形成することができるほ か、管状体として形成することもでき、さらには、ランプ自体を外被するための アウターバルブとして形成することもできる。さらに、電球前面ガラス14は、 プレスによって平面のほか、曲面やレンズ状など、適宜の所望形状に形成するこ とができる。
【0023】 本考案に係る高輝度照明ランプ11はこのようにして構成されているので、フ ィラメント15を有する熱放射光源、もしくは石英発光管18を有するルミネセ ンス光源から放射されて外部へと照射される照射光は、透過限界波長が350〜 430nmの範囲内の波長域にあり、かつ、波長傾斜幅が20nm以下の紫外線 カット機能を有してなるバルブガラス12又は17及び/又は電球前面ガラス1 4を経ることで、発生時の紫外線成分を効率的にカットして被照射面側に照射さ れ、これを照明することができる。
【0024】 したがって、被照射面側に位置する合成樹脂材や繊維材などからなる部材は、 褪色や品質劣化などの紫外線障害を受けることなく光照射される結果、部材自体 の耐久性を飛躍的に高めてやるなかで、照明光密度の高い照明効果を享受するこ とができることになる。
【0025】 図4は、本考案に係る高輝度照明ランプを用いての紫外線カット機能を確認す るため、以下に述べる手法を用いて測定した放射エネルギー分布状況を示すもの である。
【0026】 すなわち、CuCl及びCuBrをそれぞれ1.0wt%含有するように調合 したアルカリ硼珪酸ガラスを1450℃で溶解して管状に成形した後、500℃ で1時間熱処理することで管状体(バルブガラス)を形成した。
【0027】 このようにして得られた管状体(バルブガラス)を市販のメタルハライドラン プに被せ、管状体(バルブガラス)を透過して放射されるエネルギーの分布状態 を測定した。
【0028】 なお、図中において分布曲線1の300〜400nmまでの間の実線部2は、 管状体(バルブガラス)をメタルハライドランプに被せない場合における放射エ ネルギー分布を、また、破線部3は、管状体(バルブガラス)をメタルハライド ランプに被せた場合における放射エネルギー分布をそれぞれ示す。
【0029】 同図からも、上記製造方法により得られたバルブガラス(管状体)が390n mに透過限界波長があり、波長傾斜幅が10nmである紫外線カット機能を具備 しているものであることが確認され、これにより本考案を構成しているバルブガ ラスを用いることで、光源から放射される照射光中から紫外線成分を効率的にカ ットできることが判明する。
【0030】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、高輝度照明ランプの光源から放射される照 射光は、バルブガラス及び/又は電球前面ガラスによりその紫外線成分が効率的 にカットされて被照射面を照射することになり、したがって、被照射面側に位置 する部材を褪色や品質劣化などの紫外線障害から守り、その耐久性を高めてやる ことができると同時に、人体に対する悪影響を阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるハロゲンランプを組み込んだ高輝
度照明ランプの一部切り欠き断面図。
【図2】図1におけるハロゲンランプの拡大正面図。
【図3】本考案によるメタルハライドランプの正面図。
【図4】本考案を構成するバルブガラスを用いて形成し
た高輝度照明ランプと従来からあるバルブガラスを用い
て形成した高輝度照明ランプとの紫外線成分のカット状
況を比較して示すグラフ図。
【符号の説明】
1 分布曲線 2 実線部 3 破線部 11 高輝度照明ランプ 12 バルブガラス 13 反射面 14 電球前面ガラス 15 タングステンフィラメント 16 封入ガス 17 バルブガラス 18 石英発光管 19 電極 20 電極 21 口金
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】明細書
【考案の名称】高輝度照明ランプ
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるハロゲンランプを組み込んだ高輝
度照明ランプの一部切り欠き断面図。
【図2】図1におけるハロゲンランプの拡大正面図。
【図3】本考案によるメタルハライドランプの正面図。
【図4】本考案を構成するバルブガラスを用いて形成し
た高輝度照明ランプと従来からあるバルブガラスを用い
て形成した高輝度照明ランプとの紫外線成分のカット状
況を比較して示すグラフ図。
【符号の説明】 1:分布曲線 2:実線部 3:破線部 11:高輝度照明ランプ 12:バルブガラス 13:反射面 14:電球前面ガラス 15:タングステンフィラメント 16:封入ガス 17:バルブガラス 18:石英発光管 19:電極 20:電極 21:口金

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱放射光源もしくはルミネセンス光源から
    放射される高輝度な照射光をバルブガラス及び/又は電
    球前面ガラスを透過させて被照射面側へと照射させるよ
    うにした高輝度照明ランプにおいて、前記バルブガラス
    及び/又は電球前面ガラスを透過限界波長が350〜4
    30nmの範囲内の波長域にあり、かつ、波長傾斜幅が
    20nm以下の紫外線カット機能を具有するガラスによ
    り形成したことを特徴とする高輝度照明ランプ。
JP019042U 1992-02-28 1992-02-28 高輝度照明ランプ Pending JPH0572041U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP019042U JPH0572041U (ja) 1992-02-28 1992-02-28 高輝度照明ランプ
PCT/JP1993/000226 WO1993017447A1 (en) 1992-02-28 1993-02-24 A high intensity lamp
EP19930904343 EP0582717A1 (en) 1992-02-28 1993-02-24 A high intensity lamp

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP019042U JPH0572041U (ja) 1992-02-28 1992-02-28 高輝度照明ランプ

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JPH0572041U true JPH0572041U (ja) 1993-09-28

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ID=11988371

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JP019042U Pending JPH0572041U (ja) 1992-02-28 1992-02-28 高輝度照明ランプ

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