JPH0572612U - ウエビング巻取装置 - Google Patents

ウエビング巻取装置

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JPH0572612U
JPH0572612U JP011621U JP1162192U JPH0572612U JP H0572612 U JPH0572612 U JP H0572612U JP 011621 U JP011621 U JP 011621U JP 1162192 U JP1162192 U JP 1162192U JP H0572612 U JPH0572612 U JP H0572612U
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webbing
engagement
lever
engaging
shaft
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JP011621U
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良雄 梅澤
久男 山田
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60—VEHICLES IN GENERAL
    • B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/34—Belt retractors, e.g. reels
    • B60R22/36—Belt retractors, e.g. reels self-locking in an emergency
    • B60R22/415—Belt retractors, e.g. reels self-locking in an emergency with additional means allowing a permanent locking of the retractor during the wearing of the belt

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 構成部品の組付け精度を高めることなく、確
実にELRからALRに切替えることのできるウエビン
グ巻取装置を得る。 【構成】 ELRからALRに切り換えられる際には、
ウエビングの引出しに伴って解除アーム102が反時計
方向へ回転されると、外側カム溝140に嵌入した係合
ピン136が幅狭溝部154に嵌入される。これによ
り、係合レバー130は中立位置よりもロック輪42側
へ移動し、圧縮コイルスプリング98によってラチェッ
ト46と係合するように付勢されるが、係止ピン136
が幅狭溝部154の内壁154Aに当接し、爪部134
がラチェット46と係合するのが阻止される。ウエビン
グが巻取られ、解除ギヤ102が時計方向へ回転される
と、係合ピン136が幅狭溝部154から抜け出て幅広
溝部156に嵌入され爪部134がラチェット歯46と
係合しALRに切換えられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、いわゆるELR機能とALR機能とを併有するウエビング巻取装置 に関する。
【0002】
【従来の技術】
ウエビング巻取装置には、通常時に乗員拘束用ウエビングの引出し及び巻取り を許容し車両急減速時にウエビングの引出しを阻止するELR(エマージェンシ ー・ロッキング・リトラクタ)機能と、通常時及び車両急減速時を問わずいずれ の時にもウエビングの装着後は、ウエビングの引出しを阻止するALR(オート マチック・ロッキング・リトラクタ)機能とを併有するものがある。
【0003】 このウエビング巻取装置では、従来、次に説明するものが公知である。 すなわち、フレームに巻取軸が回転可能に軸支されて、乗員拘束用ウエビング が巻取軸に巻取り可能とされており、巻取軸には、ロック輪が、ばね部材を介し て設けられ、ばね部材の付勢力によって巻取軸に追従して回転可能とされるとと もに、ばね部材の付勢力に対抗することにより巻取軸に対して相対回転可能とさ れている。
【0004】 ロック輪には、ロック輪と共に回転可能なロックプレートが設けられ、ロック プレートの周囲には、フレームに固定されたラチェットホイルが配置されている 。また、ウエビング巻取装置には、加速度検知手段が設けられ、車両急減速状態 となると、この加速度検知手段によってロック輪の回転が阻止される。これによ って、ばね部材の付勢力に対抗して巻取軸とロック輪との相対回転がなされ、ロ ックプレートの外歯がラチェットホイルの内歯と噛合する。
【0005】 上記の如く、通常時には、ウエビングを巻取軸から自由に巻取り及び引出しが でき、乗員は、自由な運転姿勢をとれ、車両急減速時には、ウエビングの引出し が阻止されて乗員が拘束される。
【0006】 一方、巻取軸のロック機構をALRとするために、ALRレバーが設けられて いる。このALRレバーは、ロック輪の外周面に形成された外歯に係脱自在に係 合する係合爪を有する切替パウル、及び切替パウルの係合爪と反対側端部に設け られた解除アームによって構成されている。この解除アームが押圧されると、A LRレバーは、切替パウルと解除アームの境界部位に設けられた支持ピンを中心 に回転して、係合爪がロック輪の外歯と係合した状態(ELR)から係合爪がロ ック輪の外歯と離脱した状態(ALR)とされる。また、ウエビング巻取装置で は、この解除アームを押圧する手段としてカムが用いられている。このカムは、 巻取軸の回転を減速させる減速ギヤの回転によって駆動されるようになっている 。
【0007】 巻取軸のロック機構のELRからALRへの切替えは、ウエビングを最大量引 き出すことよってなされる。ウエビングを最大量引き出すと、これに伴う巻取軸 のウエビング引出方向回転が減速ギヤによってカムに伝達される。これにより、 解除アームがカムによって押圧されて、ALRレバーが支持ピンを中心に回動し てロック輪の外歯と係合している係合爪がこの外歯と離間して、ALRに切替え られる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のウエビング巻取装置では、上記の如く、ウエビングが略 最大量引き出されたときに、カムによって解除アームを押圧してELRからAL Rに切替えるようにしている。すなわち、ウエビングが最大量引き出されたとき に、カムによって確実に解除アームを押圧するようにカム、及び解除アームを押 圧するための力をカムに伝達する減速ギヤの寸法を高精度に設定し、かつ高い組 付け精度で組付ける必要があり、カム及び減速ギヤの製作及び組付けが煩雑とな る。
【0009】 また、上記の如く、ELRからALRへの切替えが確実となるように、すなわ ち、ウエビングが最大量引出されたにも関わらずELRからALRへ切替わらな いことがないように、ウエビングを若干長めにする必要があり、その分、コスト が増加する等の不具合がある。
【0010】 本考案は上記事実を考慮し、構成部品の組付け精度を高めることなく、確実に ELRからALRに切替えることのできるウエビング巻取装置を提供することが 目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るウエビング巻取装置は、ウエビング巻取用の巻取軸と、前記巻取 軸に追従回転し急激なウエビング引出しで回転遅れを生ずる相対回転部材と、前 記相対回転部材の回転遅れによって前記巻取軸のウエビング引出しを阻止するロ ック手段と、前記相対回転部材と離間した離間位置及び前記相対回転部材へ係合 して前記相対回転部材に前記回転遅れを生じさせる係合位置へ移動でき中立位置 を過ぎるとこれらの離間位置方向及び係合位置方向へと付勢される係合レバーと 、前記巻取軸に追従して回転する移動部材と、前記移動部材に設けられ前記ウエ ビングの引出しに伴って前記巻取軸に追従して前記移動部材が回転することによ り前記係合レバーを前記中立位置よりも前記係合位置側でかつ前記相対回転部材 と係合することのない係合待機位置にガイドすると共に前記ウエビングの巻取り に伴って前記巻取軸に追従して前記移動部材が回転することにより前記係合レバ ーを前記係合位置に移動するようにガイドするガイド部材と、を備えていること を特徴としている。
【0012】
【作用】
本考案に係るウエビング巻取装置によれば、係合レバーが相対回転部材と離間 した離間位置に位置している場合(ELR)であって、急激なウエビングの引出 しがなされない状態で、相対回転部材は回転遅れを生じることはない。したがっ て、ロック手段によってウエビング引出しが阻止されることなくウエビングを自 由に引出し可能となる。
【0013】 一方、係合レバーが係合位置に位置している場合(ALR)には、相対回転部 材に回転遅れが生じ、ロック手段によって巻取軸のウエビング引出しが阻止され る。
【0014】 本考案に係るウエビング巻取装置では、前記ELRからのALRへの切替えは 、ウエビングを引出すことによってなされる。ウエビングが引き出されると、ガ イド部材が設けられた移動部材が巻取軸に追従して回転する。これにより、係合 レバーは、ガイド部材によって中立位置よりも係合位置側でかつ相対回転部材と 係合することのない係合待機位置に移動される。この状態からウエビングが巻取 られると、巻取軸に追従して移動部材が回転し、ガイド部材は、係合レバーを係 合位置にガイドし、これにより、係合レバーが相対回転部材に係合してALRと される。
【0015】 上記の如く、本考案のウエビング巻取装置では、ウエビングが引き出されガイ ド部材によって係合待機位置に位置される係合レバーは、ウエビングが巻取られ ることによって相対回転部材と係合しALRとなる。このALRに切替わる際の ウエビングの巻取量は高精度に設定する必要はなく、単に係合レバーを係合位置 にガイドすればよいので、ガイド部材を高精度に製作する必要はなく、また、高 い組付け精度で組付ける必要がなくなる。
【0016】
【実施例】
本考案の一実施例に係るウエビング巻取装置を図1乃至図9に基づき説明する 。
【0017】 このウエビング巻取装置では、図1に示すフレーム12が図示しない取付ボル トによって車体へ固着されている。このフレーム12には、両側部から一対の脚 板部12Aが互いに平行に延長されている。
【0018】 これらの脚板部12Aには、巻取軸14が軸支されており、この巻取軸14の 半径方向へ貫通された貫通孔16には、乗員拘束用ウエビング(図示省略)の一 端が係止される。また、巻取軸14の後端には、ゼンマイばね18の一端が係止 されており、巻取軸14を常にウエビング巻取り方向へ付勢している。このため 通常は、乗員拘束用ウエビングは巻取軸14へ層状に巻き取られており、これを 引き出した後、ウエビング端部に取付られたタングプレートを車体へ取付られた バックル装置に係合させることにより装着状態となることができる。
【0019】 巻取軸14の先端には突出部20が形成されており、この突出部20に伝達部 材22が嵌着するようになっている。伝達部材22の中央からは突出部24が突 出しており、先端には、ピニオンギヤ26が形成されている。また、突出部24 には、一対の凹部28が形成されている。さらに突出部24の基部近傍には透孔 30が穿設されており、伝達部材22が巻取軸14の先端に嵌着された際に突出 部20がこの透孔30を貫通した後さらに伝達部材22から突出して配置される 構成となっている。
【0020】 突出部24の周囲には一対のロックプレート32が配置されている。これらの ロックプレート32は、それぞれ中央部に略U字状の切欠凹部34が形成された 略C字形となっており、この切欠凹部34内へ前記巻取軸14の突出部20が対 応して巻取軸14と共に回転するようになっている。
【0021】 この切欠凹部34の幅寸法は突出部20の幅寸法よりも若干大きく形成されて おり、ロックプレート32が巻取軸14に対して所定角度だけ相対回転可能とな っている。
【0022】 これらのロックプレート32の一端にはそれぞれ爪部36が形成されており、 脚板部12Aに固着された内歯ラチエットホイル38のロック歯38Aと対応し ている。
【0023】 さらに、ロックプレート32には、それぞれ一対のピン40が突出しており、 ロック輪42に形成された長孔44(図2参照)内へ挿入されている。このロッ ク輪42は突出部24に軸支される大径の内歯ラチェットホイルで、巻取軸14 と相対回転可能となっている。ロック輪42の外周には、ラチェット歯46が形 成されている。このロック輪42の外側には回転ホイル48が突出部24に一体 的に軸支されている。
【0024】 回転ホイル48の中央には係止爪50が形成されており、突出部24の凹部2 8に嵌入して伝達部材22と共に、すなわち、巻取軸14と一体的に回転するよ うになっている。回転ホイル48の外周には、断面U字形のスプリング受部52 が形成されている。この回転ホイル48とロック輪42との間には捩じりコイル スプリング54が介在されている。
【0025】 捩じりコイルスプリング54は、ロック輪42に突出形成された支持突起56 に支持され、その一端はロック輪42のばね係止ピン58へ当接し、他端は回転 ホイル48に突出形成されたばね係止ピン60へ当接している。この捩じりコイ ルスプリング54の付勢力を受けてロック輪42は常に巻取軸14のウエビング 引出方向へ付勢回転されて、巻取軸14に追従回転するようになっている。
【0026】 したがって通常は、図2に示す如く、ロックプレート32のピン40は長孔4 4の一端側に位置し、ロックプレート32の爪部36はロック歯38Aから離間 した状態となっている。しかしこのロック輪42は、ウエビング引出方向に回転 する巻取軸14との間に、捩じりコイルスプリング54の付勢力に抗して回転遅 れを生じると、ロックプレート32のピン40を長孔44の他端側へ案内し、こ れによって爪部36をロック歯38Aへ噛み合わせるようになっている(図3の 状態)。
【0027】 また、図1に示す如く、ロック輪42の回転ホイル48と対向する面には、慣 性部材51が設けられている。慣性部材51は、金属製で環状とされて、ロック 輪42の周縁部に一体形成されている。巻取軸14にウエビング引出方向の所定 値以上の加速度が作用すると、慣性力がロック輪42に及んで、慣性力に基づい て、捩じりコイルスプリング54の付勢力に抗してロック輪42が巻取軸14に 対して回転遅れを生じる。これにより、通常時には、ウエビングの自由な巻取り 及び引出が可能とされ、車両急減速時には、ウエビングの引出しが阻止されるE LRとされる。 ロック輪42直下の脚板部12Aにはセンサホルダ62が固着 されており、ERLレバー64、加速度センサ66及びALRレバー68がそれ ぞれ組付けられている。
【0028】 ELRレバー64は、略L字形で、センサホルダ62の一端に突出形成された 支軸70に軸支されている。腕部72の先端は上方へ向いて屈曲する係合部74 となっており、加速度センサ66の作動時に回転駆動されてラチェット歯46へ 噛み合い、ロック輪42の回転を停止させるようになっている。また、ELRレ バー64には、解除アーム76が形成されており、この解除アーム76を押圧す ることにより係合部74とラチェット歯46との噛み合いを解除できるようにな っている。
【0029】 加速度センサ66は、ケース78の取付突起80がセンサホルダ62の受部8 2へ嵌入して取付られ、円錐受部84内へ配置されたボール86が加速度作用時 に円錐受部84内を登り上がるようになっている。
【0030】 加速度センサ66へ軸支されたアクチュエータ88は、一端がボール86上に 載置されており、ボール86によって押上げられると他端がELRレバー64を 支軸70回りに回転させて、ELRレバー64の係合部74をロック輪42のラ チェット歯46へ噛み合わせるようになっている。
【0031】 ALRレバー68は、係合レバー130及びこれと一体とされたアーム132 を備えている。係合レバー130の基端部は、センサホルダ62の一端に突出形 成された支軸94に回転可能に軸支されている。係合レバー130の先端は、ロ ック輪42側へ向けて略く字状に屈曲して爪部134とされており、ラチェット 歯46と係合可能とされている。
【0032】 また、係合レバー130には係止突起96が形成されており、圧縮コイルスプ リング98の一端が係止されている。圧縮コイルスプリング98の他端はセンサ ホルダ62に形成されたU字形のスプリング収容部100へ収容されている。こ のため、ALRレバー68は、係合レバー130が中立位置(圧縮コイルスプリ ング98の軸心が直線状とされる)よりも係合位置側(ロック輪42側)へ位置 するときには、圧縮コイルスプリング98の付勢力によって爪部134がロック 輪42のラチェット歯46へ噛み合った状態とされ(図9)、中立位置よりも非 係合位置側(反ロック輪42側)へ位置するときは圧縮コイルスプリング98の 付勢力によって爪部134がラチェット歯46と離間した状態とされる(図6) スナップアクションを構成している。
【0033】 アーム132は、係合レバー130の長手方向中間部から係合レバー130の 長手方向と直交しかつ解除ギヤ102側へ向けて延出されている。アーム132 の先端には、解除ギヤ102の端面107側へ向けて円柱状の係合ピン136が 形成されており、係合ピン136は、ガイド溝138に嵌入している。
【0034】 解除ギヤ102は、伝達部材22の突出部24に回転可能に軸支されている。 解除ギヤ102は、中央部が円状の凹部とされており、凹部の内壁に内歯ギヤ1 10が形成されている。内歯ギヤ110は、中間ギヤ112を介してピニオンギ ヤ26と噛み合っている。中間ギヤ112は大径ギヤ部114と小径ギヤ部11 6とが一体的に形成された二段歯車で、カバー118に回転可能に軸支されてお り、ピニオンギヤ26が大径ギヤ部114と噛み合い、小径ギヤ部116が内歯 ギヤ110と噛み合っている。このため、解除ギヤ102は巻取軸14の回転が 減速して伝達されるようになっており、さらに、巻取軸14の回転方向とは逆向 きに回転するようになっている。
【0035】 解除ギヤ102の端面107には、ガイド溝138が形成されている。ガイド 溝138は、外側カム溝140と内側カム溝142とを備えている。図6乃至図 9にも示す如く、外側カム溝140は、解除ギヤ102の周方向に沿って略円弧 状に形成されている。この外側カム溝140には、係合レバー130の係合ピン 136が嵌入されるようになっており、この嵌入状態では、係合レバー130は 、前記非係合位置側へ位置されるようになっており、圧縮コイルスプリング98 の付勢力によって、非係合位置へ付勢される(図6の状態)。なお、このアーム 132は、係合ピン136の先端をガイド溝138の底面へ押圧付勢している。
【0036】 外側カム溝140は、両端部が各々段部144、段部146を介して内側カム 溝142に連通している。内側カム溝142は、底部142Aが、図5の一点鎖 線で示す如く、段部144側から段部146側へ向けて次第に解除ギヤ102の 端面107に接近するように傾斜しており、図6乃至図9に示す如く、段部14 4側が幅狭の幅狭溝部154とされており、中間部がこれよりも解除ギヤ102 の軸心近くへ拡幅された幅広溝部156とされ、段部146側が係合レバー13 0をガイドして前記非係合位置側へ導くガイド壁158Aを備えた切換え用溝部 158とされている。幅狭溝部154は、図8に示す如く、係合ピン136が幅 狭溝部154に嵌入した状態で係合レバー130を、前記係合位置側でかつ爪部 134がラチェット歯46と離間した状態に配置するようになっている。したが って、幅狭溝部154に係合レバー130が嵌入された状態では、係合レバー1 30は、圧縮コイルスプリング98によって係合位置側へ付勢されているが、係 合ピン136が幅狭溝部154の内壁154Aに当接して(図8の状態)、係合 レバー130の支軸94を中心とする図8の時計方向への回動が制限され、爪部 134がラチェト歯46と噛み合うことはない。
【0037】 また、幅広溝部156は、その内壁156Aが幅狭溝部154の内壁154A よりも解除ギヤ102の中央部側に形成されており、図9に示す如く、係合ピン 136が幅広溝部156に配置された状態では、圧縮コイルスプリング98の付 勢力によって係合ピン136を介して係合レバー130が係合位置側へ押圧され 、係合ピン136が内壁156Aに当接されるようになっている。この当接状態 では、係合レバー130は、爪部134がラチェット歯46と係合した状態とさ れる。すなわち、係合ピン136と幅広溝部156の内壁156Aとの間隔L1 は、爪部134とラチェット歯46との間隔L2(図8参照)よりも大きくなっ ている。さらに、本実施例では、係合ピン136と内壁156Bとの間隔L1は 、ラチェット歯46の歯タケL3(図8参照)よりも大きくなっており、これに より、係合ピン136が幅広溝部156に嵌入されているときに、係合レバー1 30を後述する摩擦スプリング120によって図9の反時計方向へ押圧すること により、爪部134とラチェット歯46との係合を解除できるようになっている 。したがって、爪部134とラチェット歯46との係合を摩擦スプリング120 によって解除することにより、ALRレバー68とロック輪42とが当接した状 態で巻取軸14がウエビング巻取方向へ回転した場合に生じる断続的な当接音や 爪部134の弾みを防止できる。
【0038】 前記切換え用溝部158のガイド壁158Aは、係合ピン136が切換え用溝 部158に嵌入された状態で、解除ギヤ102の回転に伴って、係合ピン136 を押圧することにより圧縮コイルスプリング98の付勢力に抗して係合レバー1 30を前記非係合位置側へガイドするように形成されている。また、切換え用溝 部158は、外側カム溝140よりも浅溝とされており、ウエビングの巻取りに より解除ギヤ102が図9の状態から図9の反時計方向へ回転されると、段部1 46を乗り越えて外側カム溝140に係合ピン136が嵌入されるようになって いる。この嵌入状態では、係合レバー130は、非係合位置側に配置され、圧縮 コイルスプリング98の付勢力によってラチェット歯46と爪部134との離間 状態が維持されるようになっている(図7の状態)。
【0039】 なお、回転ホイル48のスプリング受部52には、摩擦スプリング120が取 付られている。摩擦スプリング120は、略U字状の板ばねで、ALR当接部1 22及びELR当接部124が屈曲形成されている。この摩擦スプリング120 は、中間部がスプリング受部52へ圧接されており、巻取軸14がウエビング引 出方向へ回転した場合には、ストッパ126にELR当接部124が当接してそ れ以上の回転が阻止されるが、巻取軸14がウエビング巻取方向へ回転した場合 にはELR当接部124が解除アーム76に当接して押圧し、係合部74をラチ ェット歯46から若干量だけ離間させるようになっている。また、係合レバー1 30がラチェット歯46と係合状態となっている場合にも、巻取軸14のウエビ ング巻取方向の回転によってALR当接部122が係合レバー130に当接して 押圧し、係合レバー130をラチェット歯46から若干量だけ離間させるよいう になっている。この場合、ALR当接部122が係合レバー130を押圧する力 は、摩擦スプリング120の摩擦力によって伝達されるため圧縮コイルスプリン グ98の付勢力よりも小さくなっており、爪部134がラチェット歯46から完 全に離間し係合解除状態となることはなく、単にウエビング巻取時に係合レバー 130をロック輪42から若干離間して、巻取時の騒音をなくすのみである。
【0040】 次に、本実施例の作用を説明する。 乗員がウエビングを装着するために、ウエビングを引っ張る場合には、ロック 輪42は巻取軸14に対して回転遅れを生じることなく巻取軸14と一体回転す る。この場合、ロックプレート32はロック歯38Aと噛み合わないため、ウエ ビングを容易に引き出すことができる(図2の状態)。
【0041】 上記の如く、引き出されたウエビングを装着している場合であって、車両急減 速状態に至ると、乗員の慣性力で巻取軸14にウエビングの引出方向の所定値以 上の加速度が作用する。これにより、巻取軸14が急激に回転されロック輪42 が巻取軸14に対して回転遅れを生じ、ウエビングの引出しに伴い、巻取軸14 とロック輪42とが相対回転しこの相対回転に伴い、ロックプレート32がロッ ク歯38Aと離間した非係合位置から係合位置へ移動して、ロックプレート32 の爪部36とロック歯38Aとが係合状態となり、巻取軸14のウエビング引出 方向回転が阻止される(図3の状態)。また、車両急減速状態に至ると、ボール 86は、アクチュエータ88を押し上げ、ELRレバー64を支軸70回りに回 転させ係合部74がラチェット歯46へ噛み合う(図6の状態)。これによって も、通常時には、ウエビングの引出し及び巻取りが許容され、車両急減速時には 、ウエビングの引出しが阻止される(ELR)。
【0042】 一方、係合レバー130の爪部134がロック輪42のラチェット歯46と係 合状態であるとALRとされる(図9の状態)。ALRでは、爪部134がラチ ェット歯46と噛み合っているため、ロック輪42のウエビング引出方向回転が 阻止される。このため、ウエビングの引出しに伴い、ロック輪42と巻取軸14 とが相対回転され、ロックプレート32の爪部36とロック歯38Aとが係合状 態となり、巻取軸14のウエビング引出方向回転が阻止される。これにより、通 常及び車両急減速時に関わらず、ウエビングの引出しが阻止される(ALR)。
【0043】 さて、巻取軸14のロック機構をELRからALRへの切替える場合には、ウ エビングを引出せばよい。すなわち、ウエビングの引出に伴い、巻取軸14に追 従して回転する解除ギヤ102は、図7に示す係合ピン136が外側カム溝14 0に嵌入した状態で巻取軸14と反対方向(図7の矢印A方向)へ回転し、ウエ ビングの引出量が略最大量となると、係合レバー130は、圧縮コイルスプリン グ98の付勢力に抗して中立位置を超えて係合位置側へ移動し、幅狭溝部154 に嵌入する(図8の状態)。この状態では、係合レバー130は圧縮コイルスプ リング98の付勢力によって爪部134がラチェット歯46と係合するように付 勢される。しかしながら、本実施例では、係合ピン136が幅狭溝部154の内 壁154Aに当接するため、爪部134がラチェット歯46と係合することはな い。すなわち、ロック輪42は、ウエビング引出方向へ自由に回転可能とされて おり、ロックプレート32と共にウエビング引出方向へ回転可能となっている。 この場合、ウエビングの引出の際に、ロック輪42が慣性部材51によって回転 遅れを生じてロックプレート32がロック歯38Aと的確な位置に係合せず、歯 飛びが生じ、ロック輪42に、この長孔44によるロックプレート32のピン4 0の案内方向と異なる方向の力が作用しても、ロック輪42のラチェット歯46 が係合レバー130と係合していないので、ロック輪42は、ロックプレート3 2と共にウエビング引出方向へ回転する。よって、ウエビング巻取装置を構成す る各部材に負荷が作用するのが防止される。
【0044】 この係合レバー130とロック輪42の係合阻止状態(図8の状態)からウエ ビングが巻取られると、解除ギヤ102が図8の時計方向へ回転し、係合ピン1 36は幅狭溝部154から抜け出て、係合レバー130が圧縮コイルスプリング 98の付勢力によって支軸94を中心に図8の時計方向へ回転移動し、係合ピン 136が幅広溝部156に嵌入され、これにより、係合ピン136が幅広溝部1 56の内壁156Aと当接する。これにより、爪部136がラチェット歯42に 係合しALRとされる(図9の状態)。なお、外側カム溝140と幅狭溝部15 4との境界部は段部144とされているので、係合ピン136が幅狭溝部154 から幅広溝部154に移動される際に、係合ピン136が再び外側カム溝140 に移動されることはない。
【0045】 巻取軸14のロック機構をALRからELRへ切換える場合には、ウエビング を略全量巻き取らせればよい、すなわち、このウエビングの巻取りに伴って解除 ギヤ102が図9の時計方向(矢印B方向)へ回転し、ガイド壁158Aが、係 合ピン136を押圧する。これにより、係合レバー130は支軸94を中心とす る図9の反時計方向の回転力を受け、圧縮コイルスプリング98の付勢力に抗し て非係合位置側へ移動される。ウエビングが略全量巻き取られると、係合ピン1 36が段部146を乗り越えて外側カム溝140に嵌合し、圧縮コイルスプリン グ98の付勢力によって非係合位置に移動される。これにより、係合レバー13 0は、ラチェット歯46と係合レバー130とが離間した状態に維持され(図7 の状態)ELRとされる。
【0046】 上記の如く本実施例では、ウエビングを引出た後、再び巻取ることにより、係 合レバー130とラチェット歯46とを係合させており、ウエビングが最大量あ るいは略最大量引き出されたときに、係合レバー130がラチェット歯46に係 合するようにする従来のものとは全く異なった構成にしている。すなわち、本考 案では、ウエビングの巻取り量を高精度に設定することなく、単にウエビングの 巻取りに基づいて、係合レバー130がラチェット歯46と係合するようにすれ ばよいので、高精度に解除ギヤ102の取付精度、及びカム溝138の寸法精度 等を設定する必要はない。
【0047】
【考案の効果】
以上のように構成したので、本考案によれば、構成部品の組付け精度を高める ことなく、確実にELRからALRに切替えることのできるウエビング巻取装置 を得るとができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るウエビング巻取装置の
分解斜視図である。
【図2】本考案の一実施例に係るウエビング巻取装置の
ロックプレートの内歯ラチェットホイルへの対応関係を
示す正面図である。
【図3】図2の作動図である。
【図4】係合ピンがガイド溝と係合した状態を示す斜視
図である。
【図5】図6の5ー5線における断面図である。
【図6】本考案の一実施例に係るウエビング巻取装置の
ロック機構部の作動を示す正面図である。
【図7】図6の作動図である。
【図8】図6の作動図である。
【図9】図6の作動図である。
【符号の説明】
14 巻取軸 32 ロックプレート(ロック手段) 38 内歯ラチェットホイル(ロック手段) 42 ロック輪(相対回転部材) 51 慣性部材 98 圧縮コイルスプリング 102 解除ギヤ(移動部材) 130 係合レバー 132 アーム(ガイド部材) 138 ガイド溝(ガイド部材)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエビング巻取用の巻取軸と、 前記巻取軸に追従回転し、急激なウエビング引出しで回
    転遅れを生ずる相対回転部材と、 前記相対回転部材の回転遅れによって前記巻取軸のウエ
    ビング引出しを阻止するロック手段と、 前記相対回転部材と離間した離間位置及び前記相対回転
    部材へ係合して前記相対回転部材に前記回転遅れを生じ
    させる係合位置へ移動でき、中立位置を過ぎるとこれら
    の離間位置方向及び係合位置方向へと付勢される係合レ
    バーと、 前記巻取軸に追従して回転する移動部材と、 前記移動部材に設けられ、前記ウエビングの引出しに伴
    って前記巻取軸に追従して前記移動部材が回転すること
    により前記係合レバーを前記中立位置よりも前記係合位
    置側でかつ前記相対回転部材と係合することのない係合
    待機位置にガイドすると共に、前記ウエビングの巻取り
    に伴って前記巻取軸に追従して前記移動部材が回転する
    ことにより前記係合レバーを前記係合位置に移動するよ
    うにガイドするガイド部材と、 を備えていることを特徴とするウエビング巻取装置。
JP011621U 1992-03-09 1992-03-09 ウエビング巻取装置 Pending JPH0572612U (ja)

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