JPH0572700A - 画像形成装置およびその感光部材搬送方法 - Google Patents

画像形成装置およびその感光部材搬送方法

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JPH0572700A
JPH0572700A JP3217157A JP21715791A JPH0572700A JP H0572700 A JPH0572700 A JP H0572700A JP 3217157 A JP3217157 A JP 3217157A JP 21715791 A JP21715791 A JP 21715791A JP H0572700 A JPH0572700 A JP H0572700A
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Japan
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photosensitive member
unit
forming apparatus
roller
image forming
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Atsushi Kobayashi
淳 小林
Nobumasa Abe
信正 阿部
Takashi Suzuki
隆史 鈴木
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Seiko Epson Corp
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Seiko Instruments Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送路における感光部材の皺の発生を防止す
る画像形成装置、およびその感光部材搬送方法を提供す
ることを目的とする。 【構成】 フィルム状の感光部材Fを搬送路6に沿わせ
て、供給部5から露光部4、加熱現像部7、圧力転写部
8に順次臨ませるように搬送して、露光部4で感光部材
Fに画像を露光して潜像を形成した後、加熱現像部7で
潜像を加熱現像し、圧力転写部8で現像した感光部材F
の画像を転写部材Pに転写する画像形成装置において、
加熱現像部7の上流側の搬送路6又は供給部5に、搬送
中の感光部材Fに張力を付与する張力付与手段26が設
けられていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆる感光転写型の
熱現像材料を用いて複写機、プリンタ、プロッタ、ファ
クシミリ等の画像を形成する画像形成装置、およびその
感光部材搬送方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の画像形成装置として、特開
昭62−147461号公報に記載のものが知られてい
る。この従来装置はカラー複写機であり、複写機本体の
内部に、搬送路に沿って感材供給部、露光部、加熱現像
部、圧力転写部、および感材廃棄部を備えている。感材
供給部はフィルム状の感光部材を心材に巻回して(ロー
ル)収容しており、感光部材を所定の長さに切断した
後、露光部に供給できるようになっている。露光部は原
稿の反射光を取り込み、感光部材の感光面に画像を露光
して潜像を形成する。加熱現像部は感光部材を80〜2
00°C程度でかつ約30秒加熱し、感光部材に形成さ
れた潜像を加熱現像する。圧力転写部は、感光部材と用
紙などの転写部材とを重ね合わせて、現像した感光部材
の画像を転写部材に圧力転写すると共に、感光部材と転
写部材とを分離する。感材廃棄部では、転写が終了した
感光部材が順次排出され積層状態でストックされる。
【0003】感光部材は、プラスチックフィルムを基材
として、その表面に感光性物質と色材を封入したマイク
ロカプセルを塗布して構成したものであり、この感光部
材を用い、露光部で感光性物質に光反応を起こさせ(潜
像形成)、その状態変化を加熱現像部の加熱により色材
に影響させて色材の選択的固形化(現像)を行い、圧力
転写部でマイクロカプセルを潰して固形化していない色
材を用紙に転写し、出力画像を形成するようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の装置
では、感光部材を切断してから用いるようにし、また現
像時間を長く採っていたため、搬送系の構造や制御が複
雑になると共に、複写時間が長く実用的でなかった。こ
れに対し、ロール状の感光部材を切断することなく連続
的に搬送するようにして用い、かつ現像時間を短くする
ことが考えられる。しかし、かかる場合、以下のような
問題が発生することが想定される。
【0005】現像に際し感光部材を高温にさらすため連
続紙状の感光部材に皺が生じ、これにより、出力画像の
品質が悪化する問題がある。すなわち、感光部材は高温
加熱により熱膨張または熱収縮する。この場合、感光部
材の長手方向の寸法変化は感光部材の搬送速度の変化に
吸収されてしまうが、幅方向の寸法変化は吸収されるこ
と無く縦皺となって現れる。加熱前と加熱時と加熱後の
冷却時とでは膨張または収縮の状態が異なり、加熱現像
部回りの短い区間において感光部材に3つの寸法状態が
発生してしまう。しかも、フィルム状の感光部材では、
フィルムの製造工程での残留歪みが残っており、冷却が
進んでも感光部材の皺が解消されず、場合によっては更
に収縮が進んで、その状態で圧力転写が行われてしま
う。この皺は、加熱現像部における現像むらの原因とな
り、また、圧力転写部における転写皺の原因となり、い
ずれにあっても出力画像の品質を低下させるおそれがあ
る。
【0006】一方、これら加熱現像部で発生する皺も極
微小なものであれば、現像時間や転写圧力によりその影
響を排除できるが、この微小な皺が巻き戻しなどにより
露光部に影響する場合には、感光部材の浮き上がり等を
招いて露光むらの原因となる。
【0007】かかる感光部材の皺の発生に対し本願発明
者は、プラスチックフィルムのうちポリエチレンテレフ
タレートフィルムを感光部材の基材として用いることを
前提として、各種の実験を行った。第1の実験では、感
光部材に段階的に張力を加え、加えた張力に対する皺の
発生を観察し、さらにその時の感光部材の熱収縮量を調
べた。なお、この場合、感光部材の幅を215mmと
し、加熱現像部の加熱温度(熱現像温度)を150°C
一定とし、感光部材の搬送速度を10mm/secとし
た。第2の実験では、熱現像温度と圧力転写温度とを適
宜変化させ、それに対する感光部材の搬送速度を可変さ
せて、皺の発生を観察した。
【0008】以下、第1の実験の結果を表1として、第
2の実験の結果を表2として示す。
【0009】
【表1】
【0010】
【表2】
【0011】以上のように表1によれば、感光部材に発
生する皺、そして、これによる現像むらや転写きずは、
感光部材に一定の張力を加えることにより解消すること
ができ、具体的には熱収縮量を1%以下に制御するよう
な張力付与が有効であることが確認できた。好ましく
は、上記1%以下であって感光部材の長手方向(搬送方
向)と幅方向の熱収縮量が一致する程度の張力が良い。
【0012】また、表2によれば、感光部材に発生する
皺は、熱現像後に冷却があまり進まないうちに圧力転写
を行うこと、具体的には、熱現像温度と圧力転写温度と
の温度差をTとし、加熱像部と圧力転写部間の搬送時間
をtとした場合に、 T/t>10°C/sec を満たすことが有効であることが確認できた。これは、
熱現象後冷却が進みすぎて圧力転写温度以下となった感
光部材を再加熱した場合に感光部材が膨脹してしわを生
ずるものと考えられる。
【0013】本発明は、以上の考察に鑑みて為されたも
のであり、搬送路における感光部材の皺の発生を防止す
る画像形成装置、およびその感光部材搬送方法を提供す
ることその目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1の発明は、フィルム状の感光部材を搬送路に沿わ
せて、供給部から露光部、加熱現像部、圧力転写部に順
次臨ませるように搬送して、露光部で感光部材に画像を
露光して潜像を形成した後、加熱現像部で潜像を加熱現
像し、圧力転写部で現像した感光部材の画像を転写部材
に転写する画像形成装置において、加熱現像部の上流側
の搬送路又は供給部に、搬送中の感光部材に張力を付与
する張力付与手段が設けられていることを特徴とする。
【0015】この場合、張力付与手段は、露光部と加熱
現像部との間に設けられていること、あるいは、張力付
与手段は、供給部と露光部との間に設けられているこ
と、あるいは、露光部、加熱現像部および圧力転写部は
装置本体内に配設されていると共に、供給部は、装置本
体に対し着脱自在に構成されており、張力付与手段は、
供給部に設けられていることが好ましい。
【0016】これらの場合において、張力付与手段は、
感光部材を挟み込むように配設された一対のローラと、
ローラに接続されて制動トルクを付与するトルクリミッ
タとを有すること、あるいは、感光部材を供給する駆動
モータと、感光部材に接触して感光部材の張力を検出す
るセンサと、センサの検出値に基づいて駆動モータの感
光部材供給量を制御するコントローラとを有すること、
あるいは、供給される感光部材が巻回された供給ローラ
と、供給ローラの回転軸に接続されて、供給ローラに制
動トルクを付与するトルクリミッタとを有することが好
ましい。
【0017】請求項8の発明は、フィルム状の感光部材
を搬送路に沿わせて、供給部から露光部、加熱現像部、
圧力転写部に順次臨ませて、露光部で感光部材に画像を
露光して潜像を形成した後、加熱現像部で潜像を加熱現
像し、圧力転写部で現像した感光部材の画像を転写部材
に転写する画像形成装置において、加熱現像部は、感光
部材に裏面から接触して感光部材を加熱する加熱部材を
備え、加熱部材は、感光部材に直接接触して、感光部材
との間に生ずる摩擦力により感光部材の膨脹・収縮を規
制する摩擦湾曲面を有することを特徴とする。
【0018】この場合、加熱部材の摩擦湾曲面は、表面
が研磨された金属性のローラであること、さらにこのロ
ーラには、帯電器が付加されていることが好ましい。ま
た、加熱部材は、伝熱性部材の表面を耐熱性ゴムで被覆
したローラで摩擦湾曲面が構成されていることも好まし
い。
【0019】一方、露光部には、感光部材に直接接触し
て、感光部材との間に生ずる摩擦力により感光部材の膨
脹・収縮を規制するガイド部材が、更に備えられている
ことが好ましく、かかる場合、ガイド部材は、少なくと
も表面がゴム材で構成されて前記感光部材の走行に伴っ
て自由回転するベルト状の露光台であることが好まし
い。同様に、露光部と加熱現像部との間には、感光部材
に直接接触して、感光部材との間に生ずる摩擦力により
感光部材の膨脹・収縮を規制するガイド部材が、更に備
えられていることが好ましく、かかる場合、ガイド部材
は、少なくとも表面がゴム材で構成された自由回転ロー
ラであることが好ましい。
【0020】請求項16の発明は、請求項12または1
4の画像形成装置を用い、画像形成動作終了後、感光部
材の未露光部分まで露光部に巻き戻すようにする画像形
成装置の感光部材搬送方法において、感光部材の未露光
部分と露光部部分との境界部分が、ガイド部材の下流側
近傍に位置するまで、感光部材が巻き戻されることを特
徴とする。
【0021】請求項17の発明は、ポリエチレンテレフ
タレートフィルムを基材とする感光部材を搬送路に沿わ
せて、供給部から露光部、加熱現像部、圧力転写部に順
次臨ませて、露光部で感光部材に画像を露光して潜像を
形成した後、加熱現像部で潜像を加熱現像し、圧力転写
部で現像した感光部材の画像を転写部材に転写する画像
形成装置において、搬送路には、感光部材を搬送路に沿
わせて搬送する搬送手段が備えられ、搬送手段は、少な
くとも加熱現像部から圧力転写部へ搬送速度が、感光部
材が加熱現像部で加熱される温度と圧力転写部で加熱さ
れる温度との温度差をTとし、感光部材が加熱現像部か
ら圧力転写部まで搬送される所要時間をtとした場合、
T/t>10°C/秒となるように制御可能に構成され
ていることを特徴とする。
【0022】請求項18の発明は、ポリエチレンテレフ
タレートフィルムを基材とする感光部材を用い、露光部
で感光部材に画像を露光して潜像を形成した後、加熱現
像部で潜像を加熱現像し、圧力転写部で現像した感光部
材の画像を転写部材に転写するため、感光部材を搬送路
に沿わせて、供給部から露光部、加熱現像部、圧力転写
部に順次搬送してゆく画像形成装置の感光部材搬送方法
において、少なくとも加熱現像部から圧力転写部へ搬送
される感光部材が、感光部材が加熱現像部で加熱される
温度と圧力転写部で加熱される温度との温度差をTと
し、感光部材が加熱現像部から圧力転写部まで搬送され
る所要時間をtとした場合、T/t>10°C/秒の搬
送速度で搬送されることを特徴とする。
【0023】請求項19の発明は、ポリエチレンテレフ
タレートフィルムを基材とする感光部材を搬送路に沿わ
せて、供給部から露光部、加熱現像部、圧力転写部に順
次臨ませるように搬送して、露光部で感光部材に画像を
露光して潜像を形成した後、加熱現像部で潜像を加熱現
像し、圧力転写部で現像した感光部材の画像を転写部材
に転写する画像形成装置において、加熱現像部の上流側
に設けられ、加熱現像部に臨む感光部材に張力を付与す
る張力付与手段とを備え、張力付与手段は、加熱現像部
に臨む感光部材の長手方向の熱収縮率が1%以下になる
ように張力制御可能に構成されていることを特徴とす
る。この場合、張力付与手段は、更に、加熱現像部に臨
む感光部材の長手方向と幅方向の熱収縮率を略一致させ
るように張力制御可能に構成されていることが好まし
い。
【0024】請求項21の発明は、ポリエチレンテレフ
タレートフィルムを基材とする感光部材を用い、露光部
で感光部材に画像を露光して潜像を形成した後、加熱現
像部で潜像を加熱現像し、圧力転写部で現像した感光部
材の画像を転写部材に転写するため、感光部材を搬送路
に沿わせて、供給部から露光部、加熱現像部、圧力転写
部に順次搬送してゆく画像形成装置の感光部材搬送方法
において、少なくとも加熱現像部に臨む感光部材は、感
光部材の長手方向の熱収縮率が1%以下になるような張
力が付与された状態で、搬送が行われることを特徴とす
る。この場合、加熱現像部に臨む感光部材は、更に、感
光部材の長手方向と幅方向の熱収縮量が略一致するよう
な張力が付与された状態で、搬送が行われることが好ま
しい。
【0025】
【作用】請求項1の如く、搬送されてゆく感光部材に張
力を付与する張力付与手段を設けることで、感光部材に
搬送力に加えて張力を付与することができる。加熱現像
部を通過する感光部材には、その加熱の結果として熱膨
脹または熱収縮が生ずる。この熱膨脹または熱収縮によ
る膨脹力または収縮力は、感光部材の各微小部分におい
てあらゆる方向に働くわけであるが、感光部材の形状の
変化としては、長手方向(搬送方向)および幅方向の伸
びまたは縮みとして現れる。この内、長手方向の伸び縮
みは搬送速度の微妙な変化として吸収されてしまうが、
幅方向の伸び縮みは感光部材に皺を発生させる。すなわ
ち、感光部材の各微小部分において伸び縮みは、感光部
材の両側部に形状の変化となって現れる。このことは感
光部材の中央部と側部とでは、応力が各部に均一作用す
るにも拘らず形状変化が異なることを意味する。したが
って、加熱後に感光部材に形状変化が生じない限り、残
留応力のバランスが崩れ皺が解消されることがない。一
方、形状変化により加熱前の感光部材の幅と加熱後の感
光部材の幅とは異なることとなるが、感光部材は連続的
に搬送されているので、この加熱前後の部分は台形形状
となる。すなわち、この加熱前後の感光部材の側端部分
は斜めになり、全体としてロート状または逆ロート状に
なる。そして、この部分に張力付与手段による長手方向
の張力が加わることになる。この張力は斜めの側端部分
ではこの斜めの角度のcosの分力を生じさせる。この
分力は膨脹力または収縮力に対し反対の方向に作用す
る。したがって、皺を生じさせる膨脹力または収縮力を
この分力が相殺するするように作用する。そして、この
分力は上記の斜めの角度に影響されるため、膨脹または
収縮の大きさに比例して大きくなり、常に皺を発生させ
ない方向に作用する。また、加熱現像部の上流側に張力
付与手段が設けられるので、加熱現像部のみならず圧力
転写部に位置する感光部材にまで張力が作用し、圧力転
写部での皺も抑制されて良好な転写が可能になる。
【0026】この場合、露光部と加熱現像部との間に張
力付与手段を設けることで、感光部材に対し、比較的加
熱現像部に近接した位置での張力付与が可能となり、張
力の制御と均一化とが容易に行い得る。また、供給部と
露光部との間に張力付与手段を設けることで、露光部に
位置する感光部材にも張力を作用させることができ、浮
き上がりや斜行等が防止されて感光部材への正確な露光
が可能となる。
【0027】請求項8の如く、加熱現像部の加熱部材が
摩擦力により感光部材の膨脹・収縮を規制する摩擦湾曲
面を有することで、感光部材は搬送方向を変更されると
共に、より大きな接触面積で膨脹・収縮を規制される。
この場合露光部、或いは露光部と加熱現像部との間に、
感光部材の膨脹・収縮を規制するガイド部材を更に設け
ることで、露光部において加熱現像部に生ずる皺の影響
を排除することができる。
【0028】請求項16の如く、感光部材がガイド部材
の下流側近傍まで巻き戻されることで、感光部材の無駄
な消費が防止されると共に、感光部材の境界部分に皺が
生じていても、ガイド部材により露光部に位置する感光
部材への皺の影響を排除できる。
【0029】請求項17の如く、加熱現像部から圧力転
写部への感光部材の搬送速度が、T/t>10°C/
秒、となるように構成することで、前述の実験結果を充
足すべく、感光部材に対し加熱現像後の冷却があまり進
まないうちに圧力転写を行うことができる。
【0030】請求項19の如く、張力付与手段により感
光部材の長手方向の熱収縮量を1%以下になるようにす
ることで、前述の実験結果を充足すべく、皺の発生防止
に有効に作用させることができる。
【0031】
【実施例】以下、実施例に従って本発明の画像形成装置
およびその感光部材搬送方法について説明する。図1は
本発明の一実施例に係るカラー複写機の裁断側面図であ
る。同図に示すように、この複写機は装置本体1の上面
がガラス製の原稿台2となっており、その上部空間の原
稿台カバー3が起立可能に取り付けられている。入力画
像としての原稿Aはこの原稿台2上にセットされ、原稿
台カバー3で押さえられた状態で複写される。
【0032】このため、原稿台2の下方の装置本体1内
には、原稿Aの画像を感光部材Fに露光する露光部4が
配設され、露光部4の上流側には感光部材Fを供給する
供給部5が配設されている。供給部5は、感光部材Fを
収容したマガジン形式となっており、装置本体1に対し
て着脱自在に構成されている。供給部5から装置本体1
内に供給される感光部材Fは、搬送路6に沿って適宜搬
送され、露光部4、加熱現像部7、圧力転写部8および
感材回収部9に順次臨むようになっている。搬送路6は
加熱現像部7の部分で折り返され、これら各部が装置本
体1内に無駄なく配設され、装置本体1の小型化が図ら
れている。供給部5から搬送路6に沿って搬送されてく
る感光部材Fは、露光部4で入力画像の露光により潜像
が形成され、続く加熱現像部7で150°C程度に加熱
されてこの潜像が加熱現像される。現像が完了した感光
部材Fは続く圧力転写部8で、転写部材である用紙Pと
重ね合わされて、現像した画像が用紙Pに圧力転写され
る。最後に、感光部材Fと用紙Pとが分離され、感光部
材Fは感材回収部9に巻き取られるようにして回収され
る。また、用紙Pは装置本体1下部の給紙部10から圧
力転写部8に供給され、出力画像が転写された用紙Pは
排紙部11に送られるようになっている。
【0033】一方、感光部材Fは、ポリエチレンテレフ
タレート(以下「PET」という)フィルムを基材とし
て、その表面に感光性ハロゲン化銀と還元材および重合
性化合物から成る感光性物質と、色材とを封入したマイ
クロカプセルを塗布して構成したものである。感光性物
質は、光反応して色材固形化のためのトリガー的な働き
をする。色材はY・M・Cの各色が用意され、これらを
それぞれ封入した3色のマイクロカプセルが混合した状
態でPETの表面に多数塗布されている。本実施例の画
像形成ではこの感光部材Fを用い、露光部4で感光性物
質に光反応を起こさせ(潜像形成)、その状態変化を加
熱現像部7の加熱の際に色材に影響させて色材の選択的
固形化(現像)を行い、圧力転写部8でマイクロカプセ
ルを潰して固形化していない色材を用紙Pに転写し、出
力画像を形成するようになっている。
【0034】なお、PETフィルムは加熱により収縮す
る性質を有するが、この収縮はその製造工程により生ず
る残留歪が主たる原因である。そして、この残留歪を緩
和しかつ調整するアーニング処理が行われる。本実施例
では、アーニング処理済みのものであって、市販品のう
ち最も一般的な厚み25μm、150°Cで0.5%収
縮するものを用いている。
【0035】図1中の装置本体1の左上が供給部5とな
っており、供給部5は暗箱状のマガジン21に感光部材
Fを収容した構造となっている。マガジン21は図外の
部品により装置本体1に対し着脱できるように構成され
ている。この着脱により、未露光の感光部材Fが装着さ
れると共に、露光済みの感光部材Fがマガジン21内に
巻き戻されて廃棄できるようになっている。感光部材F
は長尺に形成されており、供給ローラ22にロール状に
巻回されて収容されている。感光部材Fは供給ローラ2
2から連続的に巻き出され、マガジン21のスリット2
1aからその感光面を上にして下流側の露光部4に供給
される。
【0036】露光部4は、光源であるR・G・Bラン
プ、すなわちレッドランプ41、グリーンランプ42お
よびブルーランプ43と、集光レンズ44と、露光台4
5とを備えており、この露光台45上を感光部材Fが走
行するようになっている。レッドランプ41、グリーン
ランプ42およびブルーランプ43は、原稿台2上の原
稿Aに向けて光を照射できるようになっており、原稿A
からの反射光が集光レンズ44およびシャッタ(図示省
略)を介して感光部材Fの感光面に集光され、感光部材
Fの露光が行われる。この場合、原稿Aは原稿台2と共
に前後方向に進退動され、これと同速で感光部材Fが搬
送走行されて、いわゆるスキャン露光系を構成してい
る。
【0037】加熱現像部7は、加熱部材である加熱ロー
ラ51を備えており、加熱ローラ51は装置本体1のフ
レーム(図示せず)に回転自在に軸支されたローラ本体
52と、ローラ本体52の内部に取り付けられたハロゲ
ンランプヒータ53とで構成されている。ローラ本体5
2はこのハロゲンランプヒータ53のON・OFFによ
り、表面温度が150±3°C(場合によっては155
°C)になるように温度制御されており、その表面に感
光部材Fが裏面側から直接接触するようになっている。
感光部材Fは、このローラ本体52に所定の角度巻き付
けられて所定の現像温度で所定の時間加熱されると共
に、ここで圧力転写部8に向けてUターンされる。なお
この場合、ハロゲンランプヒータ53に代えて赤外線ヒ
ータ、棒状セラミックヒータ、シート状発熱体や、電極
誘導加熱、電磁波加熱なども適用できる。
【0038】圧力転写部8は、上ローラ72と中ローラ
73と下ローラ74とから成る転写ローラ71に、分離
ローラ75とピンチローラ76とを付加して構成されて
おり、感光部材Fと転写部材である用紙Pとが上中両ロ
ーラ72,73の間に重ねられて導入され、ここで現像
された感光部材Fの画像が用紙Pに転写される。この場
合、転写温度は70±3°Cが好ましく、後述するよう
に加熱現像部7で加熱された感光部材Fが、この部分ま
で搬送されてきたときに上記温度まで冷却されるように
搬送速度が制御されている。上ローラ72および中ロー
ラ73は金属などの堅い材質で構成され、上ローラ72
を駆動ローラとして両ローラ72,73の間に感光部材
Fと用紙Pとが強く挟み込まれて転写が行われる。この
転写は感光部材Fに塗布されたマイクロカプセルを潰す
ことで行われるため、かなりの圧力が均一に感光部材F
および用紙Pに加わる必要がある。そこで、中ローラ7
3側に均一な圧力を加えるため下ローラ74が当接され
ている。また、転写が行なわれない状態では、中、下両
ローラ73、74が下動されて転写状態が解かれるよう
になっている。分離ローラ75は、転写ローラ71の下
流側に近接して設けられており、この部分で感光部材F
の搬送経路を鋭角に内側に曲げることで、感光部材Fと
用紙Pを強制的に分離するようになっている。ピンチロ
ーラ76は、感光部材Fの搬送時に図示の鎖線に示す位
置に移動され、上ローラ72との間に感光部材Fを挟む
ようにしてこれに搬送力を付与する。すなわち、ピンチ
ローラ7はフリーローラであり、これが駆動ローラであ
る上ローラ72側に倒れこむことにより、感光部材Fに
搬送力が付与される。分離された感光部材Fは、ピンチ
ローラ76を介して適宜、感材回収部9に送られる。な
お、転写温度と転写圧力の関係は、20°Cで約100
0kg/cm2 、50°Cで約400kg/cm2 、7
0°Cで約200kg/cm2 、90°Cで約100k
g/cm2 が好ましい。
【0039】感材回収部9は、巻取ローラ12を備えて
おり、巻取ローラ12では使用済みの感光部材Fがロー
ル状に巻き取られる。巻取ローラ12は使用済みの感光
部材Fをすべて巻き取ると、クラッチの切り替えにより
フリーとなる。この状態で供給部5の供給ローラ22が
逆転駆動され、最終的に使用済みの感光部材Fがマガジ
ン21内に回収される。
【0040】一方、圧力転写部8に用紙を供給する給紙
部10は、カット紙としての用紙Pを供給する給紙カセ
ット81と、給紙カセット81から用紙を一枚ずつ送り
出す半月ローラ82と、用紙Pの経路を変更するガイド
ローラ83と、送り出された用紙Pを圧力転写部8に導
く給紙ローラ84とを備えている。給紙カセット81は
装置本体1に着脱自在に構成されており、各種用紙サイ
ズに合わせて、複数個が用意されている。半月ローラ8
2は直線部分82aと円弧部分82bとから成るゴム性
の周面を有しており、直線部分82aと円弧部分82b
との境目で用紙Pの先端を引っ掛け、続く円弧部分82
bで用紙Pの先端が給紙ローラ84に達するまで用紙P
を送り出せるようになっている。この用紙Pの給紙開始
は、感光部材Fの露光部分に重ね合わせることができる
ように、感光部材Fの搬送に同期させて為される。
【0041】排紙部11は、画像が転写された用紙Pを
収容する排紙カセット91と、この排紙カセット91に
圧力転写部8からの用紙Pを導く排紙ローラ92とを備
えている。排紙ローラ92は上述の給紙ローラ84より
も幾分、過送り気味に構成されており、そのスリップ回
転により、用紙Pを送り出すと共に圧力転写時の用紙P
に皺やジャムが生じないように張力を付与している。
【0042】なお、図中符号13は、排気ファン14に
ガスフィルタ15(いずれも図示せず)を組み込んだ排
気ユニットであり、装置本体1内部に発生する熱および
ガスをガスフィルタ15を介して外部に排気する。ま
た、図中符号16は、用紙Pを手動で給紙するための手
差し用の給紙口である。
【0043】ところで、感光部材Fの露光部分が圧力転
写部8まで達しないと一連の複写の工程は終了しない。
連続的に複写を行うときは問題ないが、それ以外の場合
には露光部分に伴ってこれに続く未露光部分も圧力転写
部8まで送られる。この状態で次の露光を行うと、露光
部4から圧力転写部8に至る未露光部分が無駄に消費さ
れてしまう。そこでこの実施例では、かかる場合に未露
光部分を露光部の近傍まで引き戻すようにしている。す
なわち、供給部5の供給ローラ22に接続された駆動モ
ータ23(図4及び図5参照)の逆転により、露光部分
と未露光部分の境界部分が露光部4の近傍に達するまで
感光部材Fが巻き戻されるようになっている。
【0044】このように感光部材Fの未露光部分を無駄
にしないために、未露光部分を送る場合或いは引き戻す
場合に、この部分が加熱現像部7で現像されないように
する必要がある。このため本実施例では、加熱ローラ5
1と感光部材Fの接触を断つようにしている。すなわ
ち、加熱ローラ51の上・下流の近傍にはフリー回転す
る上下一対の移動ローラ17,17が配設されており、
この移動ローラ17,17は搬送路6上の感光部材Fを
2箇所で引っ掛けるように水平方向に移動される。この
移動により搬送経路が迂回する状態となり、感光部材F
は加熱ローラ51から引き離される。したがって、露光
が連続しない場合には、露光部分が加熱ローラ51を通
過した時点で移動ローラ17,17が駆動して、感光部
材Fを加熱ローラ51から引き離し、また、続く感光部
材Fの巻き戻しの際にも巻き戻しが完了するまでこの引
離し状態を保つようになっている。
【0045】以上の構成に加え、本実施例では感光部材
Fに発生する皺を防止する機構が各種設けられている。
この皺は主として加熱現像部7の加熱により発生するも
ので、これを防止する機構には感光部材Fに対し、その
長手方向(搬送方向)に張力を付与するものと、幅方向
に張力を付与するものとがある。この長手方向に張力を
付与する方法として、感光部材Fの搬送を制動するある
いは直接張力を付与する方法があり、また、幅方向に張
力を付与する方法として、感光部材Fに円弧状の部材を
接触させて感光部材Fにその幅方向の摩擦力を作用させ
る方法とがある。以下、これらを順を追って説明する。
【0046】図2は、供給部の供給ローラ回りを表した
第1の実施例を示す斜視図である。同図に示すように供
給ローラ22には感光部材Fが巻回されており、感光部
材Fはガイドローラ24を介して水平方向に巻き出され
るように構成されている。供給ローラ22の回転軸25
には張力付与手段であるトルクリミッタ26が接続され
ており、供給ローラ22の回転トルクを抑制することで
感光部材Fの搬送を制動するようにしている。トルクリ
ミッタ26は、例えば摩擦クラッチ、磁粉式クラッチ、
電磁ブレーキなどが好ましい。この場合予め、所望の張
力が感光部材Fに作用するようにトルクリミッタ26を
調整しておく。これにより、感光部材Fは制動され、所
望の張力が働いている状態で連続的に送り出されて行
く。この張力は加熱現像部7の加熱ローラ51に作用
し、後述するように感光部材Fの皺を防止すべく直接的
に作用すると共に、加熱ローラ51の摩擦力を増大させ
ることで皺の防止に間接的にも作用する。このように、
この実施例では極めて簡単に張力付与手段を構成するこ
とができる。
【0047】図3は、供給部の供給ローラ回りを表した
第2の実施例を示す斜視図である。同図に示すように供
給ローラ22の下流側の近傍に、感光部材Fを挟み込む
ようにニップローラ27が設けられている。このニップ
ローラ27は制動のための摩擦力を感光部材Fに付与す
る摩擦ローラ28と、摩擦ローラ28にニップ荷重を付
与する荷重ローラ29とから成り、両ローラ28,29
で感光部材Fをニップするようになっている。そして、
摩擦ローラ28の回転軸28aには上記と同様なトルク
リミッタ26が接続され、荷重ローラ29にはスプリン
グ30が取り付けられてこれを摩擦ローラ28側に付勢
している。したがって、搬送中の感光部材Fには、常に
摩擦ローラ28の動摩擦力が作用し、制動による張力が
付与される。なお、この場合、トルクリミッタ26を省
略して感光部材Fに対する両ローラ28,29のニップ
力と回転抵抗とで制動するようにしてもよい。
【0048】図4は、供給部の供給ローラ回りを表した
第3の実施例を示す斜視図である。同図に示すように、
供給ローラ22の下流側の近傍に負荷ローラ31が設け
られており、負荷ローラ31は感光部材Fを下方に押え
付けるようにして、感光部材Fに張力を付与するように
なっている。すなわち、負荷ローラ31は、揺動軸32
に支持された揺動アーム33の一方の端に回転自在に支
承され、また、引張りばね34により下方に付勢されて
いる。揺動アーム33の他方の端には位置センサ35が
取り付けられており、この位置センサ35により引張り
ばね34の付勢力を負荷ローラ31の揺動位置として検
出するようになっている。一方、供給ローラ22の回転
軸25には駆動モータ23が接続されており、図外のコ
ントローラを介して位置センサ35の検出値が一定にな
るように駆動モータ23の回転が制御される。このよう
に負荷ローラ31、引張りばね34、位置センサ35お
よび駆動モータ23により張力付与手段が構成され、感
光部材Fに適切な張力が付与できるようになっている。
この場合には、ロール状に巻回された感光部材Fの径の
変化に関係なく、感光部材Fへの張力を一定に保つこと
ができる。
【0049】図5は、供給部の供給ローラ回りを表した
第4の実施例を示す斜視図である。この実施例では、第
3実施例と同様に供給ローラ22の下流側の近傍にコロ
ガリローラ36が設けられているが、このコロガリロー
ラ36は単に感光部材Fの上に乗せられているだけであ
り、コロガリローラ36の自重により感光部材Fに張力
を付与する構造となっている。このコロガリローラ36
を間接的に支持するためコロガリローラ36の前後に
は、感光部材Fの下面から一対の支持ローラ37,37
が当接されている。また、コロガリローラ36の端部に
はこれに近接して位置センサ38が設けられており、コ
ロガリローラ36による張力の変動をこの位置センサ3
8で検出できるようになっている。一方、第3実施例と
同様に、供給ローラ22の回転軸25には駆動モータ2
3が接続されており、図外のコントローラを介して位置
センサ38の検出値が一定になるように駆動モータ23
の回転が制御される。このようにコロガリローラ36、
支持ローラ37、位置センサ38および駆動モータ23
により張力付与手段が構成されている。この場合は、コ
ロガリローラ36の自重により張力を付与する構造とな
っているので、感光部材Fに対し均一な張力を作用させ
ることができる。
【0050】以上、第1乃至第4実施例に示すように適
宜張力付与手段を構成して、搬送されて行く感光部材F
に常に一定の張力を付与することにより、加熱現像部7
で発生する感光部材Fの皺を防止することができる。図
6は、この感光部材の皺が抑制される原理を説明する説
明図である。感光部材Fの基材となるPETフィルムは
加熱されることにより収縮する性質を有しており、同図
に示すように加熱ローラ51に接触して昇温され収縮す
る。この収縮のうち、長手方向(搬送方向)の収縮は搬
送速度の微小変化として吸収されてしまうが、幅方向の
収縮は感光部材Fの形状変化となって現れ、これがいわ
ゆる皺の原因となる。この形状変化は、感光部材Fの加
熱ローラ51との接触部分を中心に台形形状となって現
れる。ここで感光部材Fに張力を付与すると、この台形
形状の両辺と他の部分との為す角をθとした場合に張力
のcosθに相当する分力を生ずる。この分力は収縮し
つつある台形形状の部分に作用し、収縮力を相殺するよ
うに感光部材Fを拡開する方向に作用する。したがっ
て、収縮力が抑制され、すなわち皺の発生が抑制され
る。
【0051】この場合の必要張力は表1に示すごとくで
あり、結論的には感光部材Fの長手方向の収縮率が1%
以下になるような張力付与が好ましい。そこで、第1乃
至第4実施例に示すように張力付与手段の張力を、感光
部材Fの長手方向の収縮率が1%以下、好ましくは、長
手方向の収縮率と幅方向の収縮率が同一となる収縮率が
0.5%程度、具体的には600gfとなるように調整
している。これは、第1および第2実施例ではトルクリ
ミッタ26,26の負荷調節により、第3および第4実
施例では位置センサ35,38の検出基準位置の調節に
より、感光部材Fにほぼ600gfの張力が付与され
る。
【0052】ところで、これらの実施例では張力付与手
段は、供給部5に設けられるようになっている。この供
給部5に設けることで張力付与手段は装置本体1から着
脱自在となり、メンテナンスや張力調整が容易に行い得
る。もっとも、これら張力付与手段は、供給部5と露光
部4の間に設けるようにしてもよいし、また露光部4と
加熱現像部7との間に設けるようにしてもよい(但し、
第1実施例は除かれる)。張力付与手段を供給部5と露
光部4の間に設けるようにすれば、露光部4に位置する
感光部材Fにも張力が作用してこの部分で浮き上がりや
斜行等が防止でき、正確な露光が可能となる。一方、張
力付与手段を露光部4と加熱現像部7との間に設けるよ
うにすれば、張力付与に感光部材Fの自重を考慮する必
要がないので、安定かつ均一な張力の付与が可能にな
る。しかも、この部分にフィードローラ18を併設する
(張力付与手段の上流側に配設)ようにすれば、スキャ
ン露光の露光速度を安定させることができると共に、皺
の防止をも達成できる。
【0053】次に、感光部材Fに摩擦力を作用させる実
施例について説明する。図7は、加熱現像部の加熱ロー
ラ回りを表した第5の実施例の斜視図である。同図に示
すように、加熱ローラ51は、筒状のローラ本体52内
にハロゲンランプヒータ53が挿入された構造となって
おり、ローラ本体52の両端で、これに設けた一対の軸
受54,54を介して装置本体1のフレーム(図示せ
ず)に取り付けられている。ローラ本体52は、加熱ロ
ーラ51の摩擦湾曲面を構成するものであり、その周面
で感光部材Fに裏面側から直接接触する。また、ローラ
本体52は、熱伝導が良好なアルミニウムまたはアルミ
ニウム合金で構成されており、ウォーミングアップ時の
立ち上がりが円滑に行われると共に、周面が研磨されフ
ィルム状の感光部材Fに対し十分な摩擦力を発揮できる
ようになっている。このように構成すれば、加熱ローラ
51の加熱およびその後の冷却により生ずる感光部材F
の収縮、特に幅方向の収縮はローラ本体52との間の静
止摩擦力により抑制される。
【0054】図8は、加熱現像部の加熱ローラ回りを表
した第6の実施例の斜視図である。この実施例は、第5
実施例の感光部材Fに対し摩擦力を作用させる構造に加
え、静電気力を作用させる構造となっている。同図に示
すように、加熱ローラ51には帯電ユニット55が併設
されており、コロナ放電により加熱ローラ51のローラ
本体52が帯電するようになっている。帯電ユニット5
5は、ケース56内に放電ワイヤ57を直線状に張った
もので、帯電したローラ本体52を介して感光部材Fに
静電気力を作用させ、いわゆる感光部材Fを静電吸着す
る。したがって、感光部材Fにはその幅方向に対し摩擦
力と静電気力が同時に作用して、感光部材Fの収縮、す
なわち皺の発生が抑制される。なお、放電ワイヤ57に
は金、白金、カーボンでコーティングされたタングステ
ン線などを用いるようにしている。
【0055】図9は加熱現像部の加熱ローラ回りを表し
た第7の実施例の斜視図である。この実施例では、第5
実施例のローラ本体52に耐熱性ゴム58をコーティン
グなどにより被覆した構造であり、耐熱性ゴム58によ
り摩擦力を増大させている。耐熱性ゴム58はシリコン
ゴムなどが好ましく、伝熱性を考慮して極力薄くコーテ
ィングするようにしている。なお、第5、第6および第
7実施例におけるローラ本体52は、直径30mmのも
のを用いているが、20mm〜100mm、好ましくは
25mm〜50mmが望ましい。
【0056】以上、第5乃至第7実施例に示すように加
熱ローラ51により感光部材Fに摩擦力を付与すること
で、感光部材Fに生ずる収縮力を相殺し感光部材Fの皺
を防止する。もっともこの場合、圧力転写に影響を及ぼ
さない、すなわち出力画像の品質を損なうことのない範
囲で、皺が防止されれば目的達成される。しかし、その
ような圧力転写に影響を及ぼさない皺であっても、加熱
現像部7から露光部4に伝搬されると感光部材Fが浮き
上がってしまい潜像自体が不良となってしまう。そこ
で、露光部4へのこのような皺の影響を排除する必要が
あり、以下、実施例を挙げて説明する。
【0057】図10は加熱現像部の加熱ローラ回りを表
した第8の実施例の斜視図である。この実施例では、加
熱ローラ51の上流側の近傍にガイド部材であるガイド
ローラ59が設けられている。ガイドローラ59は自由
回転するローラ本体60と支軸61とから成り、支軸6
1の両端で、これに設けた左右一対の軸受62,62を
介して装置本体1のフレーム(図示せず)に取り付けら
れている。ローラ本体60は、天然ゴム、ニトリルゴ
ム、シリコンゴム等のゴム材で構成されており、その周
面で感光部材Fに触接して、感光部材Fの幅方向に対し
摩擦力(静止摩擦係数が0.5以上)を作用させる。こ
の場合、加熱ローラ51で発生する皺の伝搬をこのガイ
ドローラ59で断ち切ることにより、露光部4に皺の影
響が及ばないようにしている。したがって、露光部4で
の感光部材Fの浮き上がり等が防止できて良好な潜像を
得ることができる。なお、ローラ本体60の表面を鏡面
状に研磨することで、より一層、摩擦力を大きくでき
る。また、本実施例におけるガイドローラ59のローラ
本体60は、直径15mmのものを用いているが、6m
m〜30mm、好ましくは10mm〜20mmが望まし
い。さらに、ガイドローラ60に対する感光部材Fの巻
付け角および感光部材Fに付与する張力は、それぞれ1
5度以上および6gr/cm以上が好ましい。
【0058】図11は、第8実施例を例に挙げて前述の
感光部材を巻き戻す場合についての説明図である。感光
部材Fは、前述の移動ローラ17,17により引き離さ
れた瞬間にその部分に皺が残った状態で搬送される。す
なわち、感光部材Fには圧力転写部8で転写が完了して
引き戻されても、露光部分Faと未露光部分Fbの境界
部分Fcに皺が生じた状態となっている。同図に示すよ
うに、この実施例では、この境界部分がガイドローラ5
9の下流側に位置するところまで感光部材Fを巻き戻す
ようにしている。この巻戻し位置は、ガイドローラ59
から下流側へ2mm〜30mm、望ましくは10mm〜
20mmの位置とする。これにより、この皺の影響は露
光部4に伝搬されることがなく、潜像への皺の影響を排
除できる。なお、この巻戻し方法は後述する第9実施例
でも応用できる。
【0059】図12は加熱現像部および露光部回りを表
した第9の実施例の斜視図である。この実施例では、露
光部4の露光台45がベルトコンベア様に構成され、加
熱ローラ51より幾分高い位置に配設されている。この
露光台45は、プレート状の台本体46と、台本体46
の前後に配設された一対のローラ状プーリ(フレームに
支持されている)47,47と、両ローラ状プーリ4
7,47間に掛け渡された無端の幅広ベルト48とを有
しており、ローラ状プーリ47,47がフリー回転する
ことで、感光部材Fの走行に従って幅広ベルト48が台
本体46上を走行する。幅広ベルト48は、天然ゴム、
ニトリルゴム、シリコンゴム等のゴム材で構成されてお
り、その表面で感光部材Fの裏面に密着して、感光部材
Fの幅方向に対し摩擦力を作用させる。この場合、露光
台45が加熱ローラ51より幾分高い位置に配設されて
いるので、下流側のローラ状プーリ47のところで加熱
ローラ51からの皺の伝搬が断ち切られ、また、露光台
45自体の摩擦力で露光台45上の感光部材Fの皺が抑
制される。なお、本実施例において、幅広ベルト48の
厚みは概ね0.5mm以上、感光部材Fに付与する張力
は10gr/cm以上が好ましい。一方で、台本体46
の中央部を幾分盛り上げるようにして(曲率半径50m
m〜500mm)、幅広ベルト48と感光部材Fとの接
触力を強化し、摩擦力を大きくするようにしてもよい。
【0060】以上、第8および第9実施例に示すように
ガイドローラ59等により露光部4への皺の影響を排除
することで、良好な潜像を得ることができる。
【0061】なお、以上の実施例において、感光部材F
に対し、供給部5の供給ローラ22、圧力転写部8の上
ローラ72および感材回収部9の巻取ローラ12が駆動
系を構成するが、加えて前述のごとく露光部4の下流に
フィードローラ18を設けることが好ましい。この場
合、主として、供給ローラ22は感光部材Fの巻き戻し
を、フィードローラ18は露光部4における感光部材F
の速度コントロールを、上ローラ72はフィードローラ
18以降の感光部材Fの搬送を、そして巻取ローラ12
は使用済み感光部材Fの巻き取りを行う役割を果たすこ
ととなる。
【0062】ここで駆動系、すなわち感光部材Fの搬送
系の一連の動きを、用紙Pの搬送系と共に説明する。露
光が開始されると同時にフィードローラ18が駆動さ
れ、感光部材Fがマガジン21から引き出されて行く。
このフィードローラ18の駆動にやや遅れてピンチロー
ラ76が上ローラ72に転接されると共に、上ローラ7
2が駆動を開始する。また、上ローラ72の駆動に連動
して巻取ローラ12も駆動される。感光部材Fの露光さ
れた部分は、上ローラ72により露光部4から加熱現像
部7を経て圧力転写部8に搬送される。この感光部材F
の露光された部分が圧力転写部8の近傍まで搬送されて
くると、半月ローラ82が駆動して用紙Pを送り出し、
さらに給紙ローラ84が駆動して感光部材Fの露光され
た部分にこの用紙Pを重ね合わせるように送る。転写が
始まると排紙ローラ92が駆動し、分離された用紙Pを
排紙カセット91に送り込む、一方、感光部材Fはピン
チローラ76を経て巻取ローラ12に巻き取られる。こ
の場合、感光部材Fの未露光部分が加熱現像部7にさし
かかると、移動ローラ17,17が駆動して感光部材F
と加熱ローラ51を引き離し、また、圧力転写部にさし
かかると中、下両ローラ73,74が下降して転写状態
が解除される。そして、一連の複写作業が完了すると各
ローラは停止する。この停止に伴い、ピンチローラ76
が上ローラ72から離れ(図1の状態)、また下ローラ
74が下方に移動して上ローラ72と中ローラ73との
接触が解かれ更に移動ローラ17が駆動して感光部材F
と加熱ローラ51の接触も解かれる。そして、巻戻しを
行う場合には、フィードローラ18、ピンチローラ76
および巻取ローラ12のクラッチが切られこれらがフリ
ーとなり、続いて供給ローラ22が逆回転駆動して感光
部材Fを巻きとって行く。なお、これらの各種ローラの
駆動および駆動停止は、図示しないがエンコーダやセン
サにより検出されて制御されることは言うまでもない。
【0063】ところで、本実施例において高品質の出力
画像を得るためには、上述したように感光部材Fに対し
加熱現像部7の現像温度を150±3°C、圧力転写部
8の転写温度を70±3°Cとするのが好ましい。この
場合、感光部材Fを150°Cから70°C以下に冷却
した後、また70°Cに昇温するようにすると、熱応力
により感光部材Fが熱膨張して転写皺が発生する。した
がって、加熱現像部7で150°Cに加熱された感光部
材Fが自然冷却されて、圧力転写部8に搬送されてきた
ときに70°Cになっていれば、転写皺の発生はもとよ
り構造的にも有利である。そこで本実施例では、現像温
度と転写温度との差をTとし、加熱現像部7から圧力転
写部8までの搬送時間をtとした場合に、 T/t>10°C/秒 となるように、感光部材Fの搬送速度および加熱現像部
7と圧力転写部間8の距離を規定している。もっとも、
搬送速度は圧力転写部8の上ローラ72により決定され
るが、露光速度や現像温度の保持時間などの制約を受け
るため、主に加熱現像部7の加熱ローラ51と圧力転写
部の転写ローラ71との間の距離で調整するようにして
いる。これにより、表2の実験結果を充足でき、転写皺
を防止することができる。
【0064】図13は、本発明を実施したカラー複写機
の他の実施例の裁断側面図である。同図に示すようにこ
の実施例では、供給ローラ22と巻取ローラ12とがマ
ガジン21内に収容されるようになっており、また、加
熱現像部7の加熱ローラ51に代えて加熱湾曲面を有す
る加熱プレート19が設けられている。この加熱プレー
ト19はアルミニウム板に面状電熱ヒータを組み込んだ
ものであり、この表面を感光部材Fをすべらせることに
より現像が行なわれる。
【0065】なお、本実施例ではカラー複写機について
説明したが、本発明はプリンタ、プロッタ、ファクシミ
リ、電子カメラ等に応用できることはいうまでもない。
【0066】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
加熱現像部の上流側の搬送路又は供給部に張力付与手段
が設られているので、感光部材に発生する皺を防止する
ことができ、出力画像の品質を向上することができる。
請求項2の発明によれば、張力付与手段が露光部と加熱
現像部との間に設けられているので、感光部材への安定
した張力が付与できる。請求項3の発明によれば、張力
付与手段が供給部と露光部との間に設けられているの
で、良好な露光も可能となり、より一層出力画像の品質
を向上することができる。請求項4の発明によれば、張
力付与手段が供給部に設けられているので、感光部材へ
の張力調整が極めて容易に行い得る。請求項5乃至7の
発明によれば、確実な張力付与が可能となる。
【0067】請求項8の発明によれば、加熱現像部の加
熱部材により感光部材に接触してそのその膨脹・収縮を
規制するようにしているので、加熱部材に生ずる皺を直
接抑制でき、現像むらや転写不良を防止して出力画像の
品質を向上することができる。請求項9乃至11の発明
によれば、感光部材に対する加熱部材の摩擦力を大きく
することができ、感光部材の皺を確実に防止できる。請
求項12乃至16の発明によれば、露光部に対し、現像
むらや転写不良の原因とはならないような微小な皺の影
響をも排除できるので、露光むらが防止できて出力画像
の品質を向上することができる。
【0068】請求項17および18の発明によれば、加
熱現像部から圧力転写部に至る感光部材の温度降下をそ
の搬送時間により調整しているので、圧力転写部では感
光部材を再加熱することなく所定の転写温度に保つこと
ができ、この部分の加熱装置を省略できると共に、再加
熱による皺の発生が防止できる。
【0069】請求項19乃至22の発明によれば、感光
部材の熱収縮率が1%以下になるような張力を付与する
ことで、実験結果から明らかなように現像むらや転写不
良に影響するような感光部材の皺が防止でき、出力画像
の品質を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したカラー複写機の一実施例の裁
断側面図である。
【図2】供給部の供給ローラ回りを表した第1の実施例
を示す斜視図である。
【図3】供給部の供給ローラ回りを表した第2の実施例
を示す斜視図である。
【図4】供給部の供給ローラ回りを表した第3の実施例
を示す斜視図である。
【図5】供給部の供給ローラ回りを表した第4の実施例
を示す斜視図である。
【図6】感光部材の皺の防止を説明する原理図。
【図7】加熱現像部の加熱ローラ回りを表した第5の実
施例の斜視図である。
【図8】加熱現像部の加熱ローラ回りを表した第6の実
施例の斜視図である。
【図9】加熱現像部の加熱ローラ回りを表した第7の実
施例の斜視図である。
【図10】加熱現像部の加熱ローラ回りを表した第8の
実施例の斜視図である。
【図11】第8実施例に基づいて感光部材のを巻戻し状
態を表した説明図である。
【図12】加熱現像部および露光部回りを表した第9の
実施例の斜視図である。
【図13】本発明を実施したカラー複写機の他の実施例
の裁断側面図である。
【符号の説明】
1…装置本体 4…露光部 5…供給部 6…搬送路 7…加熱現像部 8…圧力転写部 21…マガジン 22…供給ローラ 23…駆動モータ 26…トルクリミッタ 27…ニップローラ 28…摩擦ローラ 29…荷重ローラ 31…負荷ローラ 36…コロガリローラ 45…露光台 48…幅広ベルト 51…加熱ローラ 52…ローラ本体 55…帯電ユニット 58…耐熱ゴム 59…ガイドローラ 71…転写ローラ F…感光部材 P…用紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平3−44705 (32)優先日 平3(1991)3月11日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平3−44706 (32)優先日 平3(1991)3月11日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 鈴木 隆史 東京都江東区亀戸6丁目31番1号 セイコ ーアイコニクス株式会社内

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム状の感光部材を搬送路に沿わせ
    て、供給部から露光部、加熱現像部、圧力転写部に順次
    臨ませるように搬送して、当該露光部で当該感光部材に
    画像を露光して潜像を形成した後、当該加熱現像部で当
    該潜像を加熱現像し、当該圧力転写部で現像した当該感
    光部材の画像を転写部材に転写する画像形成装置におい
    て、 前記加熱現像部の上流側の前記搬送路又は前記供給部
    に、搬送中の前記感光部材に張力を付与する張力付与手
    段が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記張力付与手段は、前記露光部と前記
    加熱現像部との間に設けられていることを特徴とする請
    求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記張力付与手段は、前記供給部と前記
    露光部との間に設けられていることを特徴とする請求項
    1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記露光部、前記加熱現像部および前記
    圧力転写部は装置本体内に配設されていると共に、前記
    供給部は、当該装置本体に対し着脱自在に構成されてお
    り、 前記張力付与手段は、前記供給部に設けられていること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記張力付与手段は、前記感光部材を挟
    み込むように配設された一対のローラと、 当該ローラに接続されて当該ローラに制動トルクを付与
    するトルクリミッタとを有することを特徴とする請求項
    2、3または4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記張力付与手段は、前記感光部材を供
    給する駆動モータと、 当該感光部材に接触して当該感光部材の張力を検出する
    センサと、 当該センサの検出値に基づいて駆動モータの感光部材供
    給量を制御するコントローラとを有することを特徴とす
    る請求項2、3または4に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記張力付与手段は、供給される前記感
    光部材が巻回された供給ローラと、 当該供給ローラに接続されて、当該供給ローラに制動ト
    ルクを付与するトルクリミッタとを有することを特徴と
    する請求項4に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 フィルム状の感光部材を搬送路に沿わせ
    て、供給部から露光部、加熱現像部、圧力転写部に順次
    臨ませて、当該露光部で当該感光部材に画像を露光して
    潜像を形成した後、当該加熱現像部で当該潜像を加熱現
    像し、当該圧力転写部で現像した当該感光部材の画像を
    転写部材に転写する画像形成装置において、 前記加熱現像部は、前記感光部材に裏面から接触して当
    該感光部材を加熱する加熱部材を備え、 当該加熱部材は、前記感光部材に直接接触して、当該感
    光部材との間に生ずる摩擦力により当該感光部材の膨脹
    ・収縮を規制する摩擦湾曲面を有することを特徴とする
    画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記加熱部材の摩擦湾曲面は、表面が研
    磨された金属性のローラであることを特徴とする請求項
    8に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記ローラには、帯電器が付加されて
    いることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記加熱部材は、伝熱性部材の表面を
    耐熱性ゴムで被覆したローラで摩擦湾曲面が構成されて
    いることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記露光部には、前記感光部材に直接
    接触して、当該感光部材との間に生ずる摩擦力により当
    該感光部材の膨脹・収縮を規制するガイド部材が、更に
    備えられていることを特徴とする請求項8に記載の画像
    形成装置。
  13. 【請求項13】 前記ガイド部材は、少なくとも表面が
    ゴム材で構成されて前記感光部材の走行に伴って自由回
    転するベルト状の露光台であることを特徴とする請求項
    12に記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記露光部と前記加熱現像部との間に
    は、前記感光部材に直接接触して、当該感光部材との間
    に生ずる摩擦力により当該感光部材の膨脹・収縮を規制
    するガイド部材が、更に備えられていることを特徴とす
    る請求項8に記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記ガイド部材は、少なくとも表面が
    ゴム材で構成された自由回転ローラであることを特徴と
    する請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 請求項12または14の画像形成装置
    を用い、画像形成動作終了後、前記感光部材の未露光部
    分を露光部まで巻き戻すようにする画像形成装置の感光
    部材搬送方法において、 前記感光部材の未露光部分と露光部部分との境界部分
    が、前記ガイド部材の下流側近傍に位置するまで、当該
    感光部材が巻き戻されることを特徴とする画像形成装置
    の感光部材搬送方法。
  17. 【請求項17】 ポリエチレンテレフタレートフィルム
    を基材とする感光部材を搬送路に沿わせて、供給部から
    露光部、加熱現像部、圧力転写部に順次臨ませて、当該
    露光部で当該感光部材に画像を露光して潜像を形成した
    後、当該加熱現像部で当該潜像を加熱現像し、当該圧力
    転写部で現像した当該感光部材の画像を転写部材に転写
    する画像形成装置において、 前記搬送路には、前記感光部材を搬送路に沿わせて搬送
    する搬送手段が備えられ、 前記搬送手段は、少なくとも前記加熱現像部から前記圧
    力転写部へ搬送速度が、前記感光部材が前記加熱現像部
    で加熱される温度と前記圧力転写部で加熱される温度と
    の温度差をTとし、当該感光部材が当該加熱現像部から
    当該圧力転写部まで搬送される所要時間をtとした場
    合、 T/t>10°C/秒 となるように制御可能に構成されていることを特徴とす
    る画像形成装置。
  18. 【請求項18】 ポリエチレンテレフタレートフィルム
    を基材とする感光部材を用い、露光部で当該感光部材に
    画像を露光して潜像を形成した後、加熱現像部で当該潜
    像を加熱現像し、圧力転写部で現像した当該感光部材の
    画像を転写部材に転写するため、感光部材を搬送路に沿
    わせて、供給部から露光部、加熱現像部、圧力転写部に
    順次搬送してゆく画像形成装置の感光部材搬送方法にお
    いて、 少なくとも前記加熱現像部から前記圧力転写部へ搬送さ
    れる前記感光部材が、前記感光部材が前記加熱現像部で
    加熱される温度と前記圧力転写部で加熱される温度との
    温度差をTとし、当該感光部材が当該加熱現像部から当
    該圧力転写部まで搬送される所要時間をtとした場合、 T/t>10°C/秒 の搬送速度で搬送されることを特徴とする画像形成装置
    の感光部材搬送方法。
  19. 【請求項19】 ポリエチレンテレフタレートフィルム
    を基材とする感光部材を搬送路に沿わせて、供給部から
    露光部、加熱現像部、圧力転写部に順次臨ませるように
    搬送して、当該露光部で当該感光部材に画像を露光して
    潜像を形成した後、当該加熱現像部で当該潜像を加熱現
    像し、当該圧力転写部で現像した当該感光部材の画像を
    転写部材に転写する画像形成装置において、 前記加熱現像部の上流側に設けられ、前記加熱現像部に
    臨む前記感光部材に張力を付与する張力付与手段とを備
    え、 前記張力付与手段は、前記加熱現像部に臨む前記感光部
    材の長手方向の熱収縮率が1%以下になるように張力制
    御可能に構成されていることを特徴とする画像形成装
    置。
  20. 【請求項20】 前記張力付与手段は、更に、前記加熱
    現像部に臨む前記感光部材の長手方向と幅方向の熱収縮
    率を略一致させるように張力制御可能に構成されている
    ことを特徴とする請求項19に記載の画像形成装置。
  21. 【請求項21】 ポリエチレンテレフタレートフィルム
    を基材とする感光部材を用い、露光部で当該感光部材に
    画像を露光して潜像を形成した後、加熱現像部で当該潜
    像を加熱現像し、圧力転写部で現像した当該感光部材の
    画像を転写部材に転写するため、感光部材を搬送路に沿
    わせて、供給部から露光部、加熱現像部、圧力転写部に
    順次搬送してゆく画像形成装置の感光部材搬送方法にお
    いて、 少なくとも前記加熱現像部に臨む前記感光部材は、前記
    感光部材の長手方向の熱収縮率が1%以下になるような
    張力が付与された状態で、搬送が行われることを特徴と
    する画像形成装置の感光部材搬送方法。
  22. 【請求項22】 前記加熱現像部に臨む前記感光部材
    は、更に、前記感光部材の長手方向と幅方向の熱収縮量
    が略一致するような張力が付与された状態で、搬送が行
    われることを特徴とする請求項21に記載の画像形成装
    置の感光部材搬送方法。
JP3217157A 1990-11-01 1991-08-28 画像形成装置およびその感光部材搬送方法 Pending JPH0572700A (ja)

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