JPH0572942B2 - - Google Patents

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JPH0572942B2
JPH0572942B2 JP59273727A JP27372784A JPH0572942B2 JP H0572942 B2 JPH0572942 B2 JP H0572942B2 JP 59273727 A JP59273727 A JP 59273727A JP 27372784 A JP27372784 A JP 27372784A JP H0572942 B2 JPH0572942 B2 JP H0572942B2
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agricultural
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weight
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Yukio Ootoshi
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Asahi Glass Co Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Protection Of Plants (AREA)
  • Greenhouses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
「発明の属する技術分野」 本発明は、農業用合成樹脂被覆材に関するもの
である。更に詳しくは、被覆材内面近傍における
霧発生現象を抑制する能力(この能力は、防曇剤
と称される。)があり、優れた防曇効果を長時間
にわたつて発揮する能力(この能力は、防曇持続
性と称される。)農業用合成樹脂被覆材に関する
ものである。 [従来の技術] 近年、有用植物の生産性、市場性を高めるため
に、農業用ビニルフイルムなどの農業用被覆材に
よる被覆下に、有用植物を促成、半促成又は抑制
栽培する、いわゆるハウス栽培やトンネル栽培が
盛んに行われている。 このハウス栽培やトンネル栽培において、現在
使用されている合成樹脂被覆材、例えば塩化ビニ
ル系樹脂フイルムの大部分は、被覆材内表面(ハ
ウスやトンネルの内部に面する側の表面をいう。
以下同じ。)における水滴の流下を促進し、日光
の入射量を多くするために、界面活性剤の一種で
ある防曇剤(主としてソルビタン脂肪酸エステ
ル;グリセリン脂肪酸エステルなど。)を含んで
いる。このような防曇剤を含む被覆剤の被覆下で
は、被覆材の内外での温度差が大きくなるため、
被覆材の内表面近傍において、霧が発生するとい
う現象が、しばしば観察される。 この霧発生現象は、ハウス栽培及びトンネル栽
培等の施設栽培にとつて最も大切な晩秋ないし冬
期に多く発生する。霧発生現象の原因は、正確に
はわからないが、ハウス又はトンネル内の気温、
湿度、ハウス又はトンネル内土壌の温度、含水
量、ハウスまたはトンネルへの日射量、被覆材の
濡れた面の親水性の程度などが微妙に影響し合つ
て、ハウス又はトンネル内の湿気が温度変化によ
つて被覆材表面に順調に付着し、流れる現象が行
なわれず、一部の湿気が被覆材内表面近傍で霧状
になることによりものと推定される。 このような霧発生現象は、本発明者らの観察に
よれば、ハウス又はトンネル内の地表面近傍、栽
培植物の近傍及び被覆材内表面近傍でおこること
が判つた。更に、被覆材及び被覆材内面は、外気
温の低下により冷却されて、ハウス内との間に温
度差を生じ、ハウス内の暖かく、湿つた空気が自
然対流により、被覆材内表面の近傍に移動すると
空気中に含むことのできなくなつた水蒸気が、凝
縮して縮少水滴となり、霧状となつて自然対流に
よつて、ハウス又はトンネル内に拡がることが判
つた。一旦発生した霧状の微小水滴が、自然対流
の途中で再度蒸発して消失する場合は、霧はハウ
ス又はトンネル内に拡がらないが、蒸発消失速度
が遅い場合には、ハウス又はトンネル全体が濃い
霧となることも判つた。 このような霧発生現象は、ハウス又はトンネル
内で栽培する有用作物の葉、茎、花、実などを濡
らし、病害発生の原因となり、又は病害発生伝播
の助けともなる。また、栽培作物が濡れると、乾
かすのに必要な熱が必要となり、ハウス又はトン
ネル内の暖房のための燃料がそれだけ多く必要と
なる、等の不利を生ずる。さらに、ハウス内の見
通しが悪くなるため、農作業の能率が低下する等
の弊害もある。 このような不利を解消するため、従来、ハウス
やトンネル内の気温変化を少しでも柔げるため
に、着色した農業用合成樹脂フイルムを使用した
り、ハウス又はトンネル内の土壌をマルチングフ
イルムで覆つたりして水の蒸発量を抑えたり、更
にまた灌水時間を工夫したり(例えば、夕方遅く
なつてから灌水したり、灌水部分や灌水量を調節
するなど)、灌水方法、装置を改善する等の方策
がとらわれてきた。しかし、いずれの方法も、霧
発生現象を完全に抑えるには、有効なものではな
かつた。 このような欠点を改良した技術として、特開昭
57−14648号公報に記載されているように、防曇
剤としての界面活性剤と防霧性を改良するフツ素
系界面活性剤とを併用する方法が提案されてい
る。本発明者らとの実験によれば、全てのフツ素
系界面活性剤が防霧性を発揮するものではなく、
また、防霧性を発揮する化合物でも、フイルムの
防曇持続性に悪影響を与える場合があることが判
つた。 [発明が解決しようとした問題点] 本発明者らは、かかる状況において、被覆材内
面近傍における霧発生現象を抑制する能力(防霧
性)があり、かつ、優れた防曇持続性をもつ農業
用合成樹脂被覆材を提供することを目的として鋭
意検討した結果、本発明を完成するに至つたもの
である。 [問題点を解決するための手段] しかして本発明の要旨とするところは、下記下
記一般式()および/または()で表わされ
る含フツ素化合物と、多価アルコール類と炭素数
10〜22個の脂肪酸から誘導される防曇剤、あるい
は多価アルコール類と炭素数10〜22個の脂肪酸お
よびアルキレンオキサイドから誘導される防曇剤
とを含有することを特徴とする農業用合成樹脂被
覆材に存する。 一般式:
【化】
【化】 [(),()において、Rfは炭素数4〜20個
のポリフルオロアルキル基、RはH、炭素数1〜
10個のアルキル基または
【式】(R′は 炭素数1〜10個のアルキル基)より選ばれたも
の、nとmは1〜20の整数である。] 但し、(),()における
【式】と(−CH2CH2O)−nはラン ダムまたはブロツク状に結合したものである。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明の農業用合成樹脂被覆材を構成する合成
樹脂材料としては、一般にフイルム形成性の熱可
塑性合成樹脂があげられる。具体的には塩化ビニ
ル、エチレン、プロピレン、アクリル酸エステ
ル、メタクリル酸エステル等の単量体の単独又は
これら相互の共重合体、あるいはこれら単量体中
の少なくとも1種と他の共重合可能な単量体(例
えば酢酸ビニル、塩化ビニリデン等)との共重合
体、含フツ素樹脂、ポリエステル、ポリアミド等
もしくはこれら重合体のブレンド物があげられ
る。これらの中では、耐候性、光透過性、経済
性、強度の観点から、塩化ビニル系樹脂(すなわ
ち、ポリ塩化ビニル及び塩化ビニルを50重量%を
含むその共重合体)及びエチレン系樹脂(すなわ
ち、ポリエチレン及びエチレンを50重量%以上含
むその共重合体)が好適であり、最も有利にはポ
リ塩化ビニルである。 本発明においては、前記一般式()および/
または()によつて表わされる含フツ素化合物
の具体例を示せば、次のとおりである。
【表】
【表】 上記において
【式】(PO基)および CH2CH2O(EO基)はブロツク状に結合したもの
またはPO基およびEO基がランダムに結合したも
のである。 含フツ素化合物の上記具体例は、本発明を限定
するものではない。 一般式(),()で表わされる含フツ素化合
物は、それぞれ単独で使用することができるし、
2種またはそれ以上を組み合せて使用することも
できる。この含フツ素化合物の合成樹脂被覆材へ
の配合量は、配合する含フツ素化合物の種類、基
体合成樹脂の種類等に応じて広範囲に変えること
ができる。一般的には、基体合成樹脂100重量部
(ただし、可塑剤は計算に含めない。以下同じ。)
当り、少なくとも0.01重量部とすることができ、
また、配合量の上限は厳密に制約されるものでは
ないが、あまり多量に配合すると、ブリードアウ
トや白濁を生ずるおそれがあるので、通常は2.0
重量部以下で充分である。配合量の好適範囲は、
合成樹脂材100重量部当り0.02〜1.0重量部であ
る。 これら合成樹脂基材には、本発明の農業用被覆
材に防曇性をもたせるため、従来から農業用塩化
ビニル系樹脂フイルム分野で利用されている防曇
剤を配合する。しかして、本発明において使用さ
れる防曇剤は、多価アルコール類と炭素数10〜22
個の脂肪酸から誘導される防曇剤、あるいは多価
アルコール類と炭素数10〜22個の脂肪酸およびア
ルキレンオキサイドから誘導される防曇剤であ
る。これらは非イオン系界面活性剤の範疇にある
化合物である。使用しうる防曇剤の具体例として
は、例えば、ソルビトール、マンニトール、グリ
セリン、ポリグリセリン、ペンタエリスリトー
ル、トリメチロールプロパン等の多価アルコール
類と、炭素数10〜22個の脂肪酸より誘導される非
イオン系界面活性剤、または、上記多価アルコー
ル類と脂肪酸とアルキレンオキサイドより誘導さ
れる非イオン系界面活性剤があげられる。炭素数
10〜22個の脂肪酸としては、直鎖または分岐鎖状
脂肪酸のいずれでもよい。 より具体的には、ラウリン酸、ミリスチン酸、
パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン
酸、ベヘニン酸、オレイン酸等の脂肪酸のほか、
牛脂、菜種油、トウモロコシ油、大豆油、綿実
油、パーム油、ごま油、アマニ油、これらの硬化
油から得られる脂肪酸類、および、これらの混合
脂肪酸があげられる。 アルキレンオキサイドとしては、エチレンオキ
サイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサ
イド、フエニレンオキサイドがあげられる。ま
た、アルキレンオキサイドの付加は、多価アルコ
ール類にアルキレンオキサイドを付加した後に、
脂肪酸をエステル化してもよいし、多価アルコー
ル類と脂肪酸とをエステル化した後に、アルキレ
ンオキサイドを付加してもよい。アルキレンオキ
サイドは、二種以上を付加させてもよい。 防曇剤はまた、冬季の低温期においても防曇性
を発揮し、下記の高温期においても被覆材から注
出されにくく、防曇性を長期間持続するものの中
から選ぶのがよい。このような防曇持続性を示す
ものとして、多価アルコール類がソルビトール、
マンニトール、縮合度が2〜10であるポリグリセ
リンであり、脂肪酸が炭素数16〜18の脂肪酸より
誘導される非イオン系界面活性剤、または上記多
価アルコールと脂肪酸と、エチレンオキサイドま
たはプロプレンオキサイドとより誘導される非イ
オン系界面活性剤があげられる。また、非イオン
系界面活性剤の中でも、多価アルコールと脂肪酸
のエステル化反応時に、多価アルコールの分子内
脱水縮合反応によつて離脱する水分子数が、多価
アルコール1分子当り水分子が2以下のものがよ
い。更に、多価アルコールと脂肪酸との反応によ
つて得られるエステル混合物中のジエステルの含
有割合が、全重量の20〜80重量%のものがよい。
加えて、エチレンオキサイドおよび/またはプロ
ピレンオキサイド付加量の合計が、多価アルコー
ル1モル当り5モル以下である非イオン系界面活
性剤が、最も好ましい。 防曇剤の基体樹脂の配合量は、従来の農業用合
成樹脂フイルムに対して使用されている場合と同
等とすることができる。一般的には、合成樹脂基
材100重量部当り、1〜5重量部の範囲、好まし
くは1.5〜3.5重量部の範囲とすることができる。 本発明に係る農業用被覆材を構成する合成樹脂
基材はまた、必要に応じて、通常の各種樹脂添加
物、例えば可塑剤、滑剤、熱安定剤、帯電防止
剤、紫外線吸収剤、顔料染料等を、通常の量で含
むことができる。 例えば、本発明において好適な軟質塩化ビニル
系樹脂についていえば、重合度が約1000〜2000の
ポリ塩化ビニル、100重量部に対して、可塑剤を
約30〜70重量部で配合することができる。用いう
る好適な可塑剤としては、例えばジ−n−オクチ
ルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレー
ト、ジペンジルフタレート、ジイソデシルフタレ
ート、ジドデシルフタレート、ジウンデシルフタ
レート等のフタル酸のイソフタル酸誘導体;ジイ
ソオクチルフタレート等のイソフタル酸誘導体;
ジ−n−ブチルアジペート、ジオクチルアジペー
ト等のアジピン酸誘導体;ジ−n−ブチルマレー
ト等のマレイン酸誘導体;トリ−n−ブチルシト
レート等のクエン酸誘導体;モノブチルイタコネ
ート等のイタコン酸誘導体;ブチルオレート等の
オレイン酸誘導体;グリセリンモノシトレート等
のリシノール酸誘導体;その他トリクレジルホス
フエート、トリキシリルホスフエート、エポキシ
化大豆油、エポキシ樹脂系可塑剤等をあげられ
る。 また、合成樹脂基材に含ませうる滑剤または熱
安定剤としては、例えばポリエチレンワツクス、
ビスアマイド、ステアリン酸、ステアリン酸亜
鉛、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸カルシ
ウム、リシノール酸バリウム等があげられる。紫
外線吸収剤としては、例えばベンゾトリアゾール
系、ベンゾエート系、ベンゾフエノン系、シアノ
アクリレート系、フエニルサリシレート系等の紫
外線吸収剤があげられる。また、顔料及び染料と
しては、例えば酸化チタン、シリカ、群青、フタ
ロシアニンブルー等があげられる。 これら樹脂添加物は、通常の含有量、例えば前
期合成樹脂基材100重量部当り、5重量部以下の
少量で含ませうる。 基材となる合成樹脂に、含フツ素化合物、防曇
剤、更に要すれば各種樹脂添加物を含ませるに
は、通常の配合技術、混合技術、例えばリボンブ
レンダー、バンバリーミキサー、スーパーミキサ
ー、その他の配合機、混合機によつて混合した
後、フイルム化することにより可能である。 合成樹脂をフイルム化するには、それ自体公知
の方法、例えば溶融押出法、溶液流延法、カレン
ダー法等を採用すればよい。 本発明に係る農業用合成樹脂被覆材の厚さは、
余り薄いと強度が不充分で好ましくなく、逆に余
り厚すぎるとフイルム化作業、その後の取り扱い
(フイルムを切つてハウス型に接合する作業、ハ
ウスに展張する作業等を含む)等に不便をきたす
ので、0.01〜0.5mmの範囲とするのがよい。 本発明に係る農業用合成樹脂被覆材は、上記の
とおり、被覆材で被覆された内側の防曇性、防曇
持続性は改良されるが、被覆材外側の防塵性を併
せて改良しておくのがよい。防塵性を向上させる
ためには、溶剤塗料、水溶性塗料、紫外線硬化性
塗料等にもとづく防塵被覆を形成するのがよい。 本発明に係る農業用合成樹脂被覆材は、従来か
ら使用されている農業用被覆材と同様にして、ハ
ウス、トンネル等の農園芸施設に展張し、有用植
物の栽培に利用することができる。 [発明の効果] 本発明に係る農業用合成樹脂被覆材は、次のよ
うに特別に顕著な効果を奏し、その産業上の利用
価値は極めて大である。 (1) 本発明に係る農業用合成樹脂被覆材が展張さ
れたハウスはトンネルにおいては、後記実施例
からも明らかなとおり、被覆材内表面近傍にお
ける霧の発生が効果的に抑制される。その抑制
効果は極めて強力で、従来から霧が多発すると
いわれていた晩秋ないし冬場でも、霧発生を実
施的に完全に抑制することができ、有用植物の
病害発生及び伝播の阻止に顕著な効果がある。 従つて、従来のように、灌水等に細心の注意
を払う必要がない。 (2) 本発明に係る農業用合成樹脂は、特定の含フ
ツ素化合物と界面活性剤とが配合されているの
で、霧発生抑制効果のみならず、防曇性、防曇
持続性ともに優れており、有用植物の施設栽培
に有用である。 「実施例」 以下、本発明を実施例にもとづいて詳細に説明
するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下
の例に限定されるものではない。 実施例1〜6、比較例1〜9 ポリ塩化ビニル(=1300) 100重量部 ジオクチルフタレート 50 〃 Ba−Zn系液状安定剤 2 〃 Ba−Zn系粉末状安定剤 1 〃 を基本組成とし、これに第1表に示す防曇剤及び
含フツ素化合物を第1表に示す配合割合で配合し
た。その混合物を180℃に加温したカレンダー成
形機に供給し、常法によりフイルム化し、厚さ
0.075mmのフイルム14種(比較例9を除く)を作
成した。 上記14種のフイルムに、市販されている厚さ
0.075mmの含フツ素化合物を含まない防曇性農業
用ポリ塩化ビニルフイルム(比較例9)を加えた
合計15種について、次に記載した方法に従つて防
曇性、フイルム内表面水分凝縮量を評価した。結
果を第1表に示す。 防曇性の評価 愛知県名古屋市の圃場に、間口2m、棟高2
m、奥行20mの片屋根型ハウスに、前記15種のフ
イルムを被覆し(昭和58年8月2日)、各々のフ
イルムの防曇性を肉眼で観察した。第1表に示す
「防曇性の評価」の数値は、それぞれ次のような
意義を有する。 「1」……水が薄膜状に付着し、水滴が認められ
ない状態。 「2」……水が薄膜状に付着しているが、わずか
に大粒の水滴が認められる状態。 「3」……水が薄膜状に付着しているが、部分的
に大粒の水滴の付着が認められる状態。 「4」……部分的に細かい水滴の付着が認められ
る状態。 「5」……フイルム内表面全面に、細かい水滴の
付着が認められる状態。 フイルム内表面水分凝縮量 前記(1)の評価試験を行なつたのと同一型式のハ
ウスの肩部に、ハウス奥行方向に延ばして雨樋を
設置し、フイルム内表面を流下する水量を測定し
たもの。試験は、15種のフイルムで昭和58年11月
10日にハウスを被覆し、水分凝縮量の測定は、同
年12月5日から12月24日までの20日間行ない、フ
イルム内表面11平方メートル当り、1時間に流下
する水の量として算出した。この値の単位は、
g/m2・hrである。
【表】
【表】
【表】
【表】 (イチゴ栽培試験) 三重県一志郡の圃場で、畦作りの30日前に、1
平方メートル当り、堆肥3.0Kg苦土石灰150gを施
肥し、更に、畦作り15日前に、魚粉15g、尿素5
g、熔成燐肥40gおよび塩化カリ5gを施肥し
た。 この圃場に、間口4.8m、奥行き50mのパイプ
ハウスを2棟構築し、昭和58年10月24日に1棟の
パイプハウスの長さ方向に対して半分(A区)を
実施例4のフイルムで、残り半分(B区)を実施
例5のフイルムでそれぞれ被覆した。他方の棟の
パイプハウスも同様にして、実施例6のフイルム
(C区)と比較例8のフイルム(D区)で被覆し
た。A区とB区との境界には、実施例4のフイル
ムと実施例5のフイルムを、天井から垂らして仕
切りとし、C区とD区との境界には、実施例6の
フイルムと比較例8のフイルムを、天井から垂ら
して仕切りとした。 各パイプハウス内には、高さ30cm、幅60cmの畦
を4条づつ設け、各畦を黒色マルチングフイルム
で被覆した。昭和58年10月30日に、30cm間隔で、
イチゴ(品種名「春の香」)の苗を定植した。定
植後の10日目と70日目に、追肥として1平方メー
トル当り、魚粉15g、尿素7.5g、塩化カリ10g
をそれぞれ施肥した。 定植後、常法に従つてイチゴを栽培しながら、
昭和59年1月9日から1月28日の間に、各区につ
いて、下記項目について調査した。その結果を、
第2表に示す。 フイルム内面凝縮水量 パイプハウスの肩部に、ハウス奥行方向に延ば
して雨樋を設置し、フイルム内表面を流下する水
を集め、その水量を測つた。測定は20日間行な
い、フイルム内表面1平方メートル当り、1時間
に流下する水量の平均値として算出した。単位
は、g/m2・hrである。 植物表面水滴付着状況 栽培中の植物の葉、茎、果実に付着している水
滴を、肉眼で観察し、評価した。第2表の「植物
表面水滴付着状況」の欄の数値は、それぞれ次の
ような意義を有する。 「1」……水滴の付着が、全く認められない。 「2」……わずかに水滴の付着が認められる。 「3」……葉先にはつきりと水滴の付着が認めら
れる。 「4」……果実にも、水滴の付着が認められる。 病害発生情況 栽培中に植物を、肉眼で観察し、評価したも
の。評価基準は、次のとおりとした。なお、前記
の評価期間前に、何らかの病気発生が認められた
場合は、全区ともに、トツプジン水和剤1000倍液
を散布した。 「1」……病気の発生が認められない。 「2」……わずかに上記の発生が認められる。 地上においた紙の吸湿量 地上10cmの位置に針金でつくつた輪を設置し、
その上に、東洋紙(株)製の紙(5A,11cmφ)
を載せ、この紙の吸湿量を測定したもの。測定
は、紙を午後3時に輪に載せ、翌日の午前8時
に回収し、紙の重量増の測定する方法で行な
い、20日間の平均値としたもの。 霧の発生情況評価 霧の発生程度は、午前7時から午後6時までの
間、1時間ごとに1日当り12回観察して結果を
「霧の発生評価」として数値で第2表に示した。 「霧の発生評価」の数値は、それぞれ次のよう
な意義を有する。 「1」……ハウス内に霧の発生が全く見られない
か、フイルム内表面近傍にのみわずかに発生し
ている状態。 「2」……ハウス全体に霧が発生しているが、25
m先のハウスの奥が明瞭に識別できる状態。 「3」……ハウス全体に霧がやや濃く発生し、25
m先のハウスの奥を明瞭には識別できない状
態。 「4」……ハウス全体に霧が濃く発生し、25m先
のハウスの奥が全く識別できない状態。
【表】 第1表および第2表より、次のことが明らかと
なる。 (1) 本発明に係る農業用合成樹脂被覆材は、夏季
の高温に曝されても、防曇性の低下が少ない。 (2) 含フツ素化合物が、一般式(),()で表
わされるものである場合には、被覆材の防曇
性、防曇持続性が優れている。これに対して、
含フツ素化合物が、一般式(),()で表わ
されるものでないときは、フイルムの防曇持続
性は優れたものとはならない。 (3) 本発明に係る農業用合成樹脂被覆材によつて
形成されるハウスまたはトンネルの空間内に存
在する水分は、被覆内表面で凝縮が促進され
る。これにより、空間内の湿気を少なくするこ
とができ、栽培中の植物表面への水滴の付着を
少なくし、病害発生を少なくすることができ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記一般式()および/または()で表
    わされる含フツ素化合物と、多価アルコール類と
    炭素数10〜22個の脂肪酸から誘導される防曇剤、
    あるいは多価アルコール類と炭素数10〜22個の脂
    肪酸およびアルキレンオキサイドから誘導される
    防曇剤とを含有することを特徴とする農業用合成
    樹脂被覆材。 一般式: 【化】 【化】 [(),()において、Rfは炭素数4〜20個
    のポリフルオロアルキル基、RはH、炭素数1〜
    10個のアルキル基または【式】(R′は 炭素数1〜10個のアルキル基)より選ばれたも
    の、nとmは1〜20の整数である。] 但し、(),()における
    【式】と(−CH2CH2O)−nはラン ダムまたはブロツク状に結合したものである。] 2 多価アルコール類が、ソルビトール、マンニ
    トール、グリセリン、ポリグリセリン、ペンタエ
    リスリトール、およびトリメチロールプロパンよ
    り選ばれた多価アルコール類であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の農業用合成樹脂
    被覆材。 3 合成樹脂100重量部当り、一般式()およ
    び/または()で表わされる含フツ素化合物を
    0.01〜2.0重量部の範囲、および防曇剤1〜5重
    量部の範囲で配合されてなることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の農業用合成樹脂被覆
    材。
JP59273727A 1984-12-27 1984-12-27 農業用合成樹脂被覆材 Granted JPS61152745A (ja)

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JP59273727A JPS61152745A (ja) 1984-12-27 1984-12-27 農業用合成樹脂被覆材

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