JPH0573255A - 絵記号による機能の導出方式 - Google Patents

絵記号による機能の導出方式

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JPH0573255A
JPH0573255A JP3232095A JP23209591A JPH0573255A JP H0573255 A JPH0573255 A JP H0573255A JP 3232095 A JP3232095 A JP 3232095A JP 23209591 A JP23209591 A JP 23209591A JP H0573255 A JPH0573255 A JP H0573255A
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pictorial
deriving
pictorial symbol
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来に較べて操作性を向上させ、多数の機能
を有する大規模なコンピュータシステムにも柔軟に対応
することのできるヒューマンインターフェスとしての絵
記号による機能の導出方式を提供する。 【構成】 ディスプレイに表示された複数の絵記号の中
から所望の絵記号を選択することにより、計算機システ
ムの中から所望の機能を導出する方式である。複数の絵
記号の中の少なくとも一部に、複数の属性を持たせる。
そして、記絵記号が選択されると、絵記号の有する属性
およびこれらの属性の組み合わせに基づいて、予め定め
られたルールに従って推論を行い、対応する計算機シス
テムの機能を導出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータシステム
の機能等をシンボル化して表示した絵記号により、ユー
ザの持つイメージとコンピュータシステムの機能等とを
結び付け、コンピュータシステムの操作性を改善した絵
記号による機能の導出方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンピュータシステムでは、ユー
ザがキーボード上の所定のキーを所定の順序で操作する
ことにより、コンピュータシステムの機能を導出してい
た。このため、機能の導出を行うためには、操作マニュ
アルを熟読し、キー操作を覚える必要があった。
【0003】そこで、近年は、コンピュータシステムの
機能等をシンボル化して表示した絵記号、例えばアイコ
ンを用いる方式が開発されている。すなわち、この方式
では、コンピュータシステムのディスプレイに、コンピ
ュータシステムの機能等をシンボル化したアイコンを表
示し、ユーザは、これらのアイコンの中から自分の導き
出したい機能に該当するアイコンをマウス等によりクリ
ックする。この方式によれば、ユーザは、アイコンから
想起されるイメージと、コンピュータシステムの機能等
とを結び付けることによって、容易に操作を行うことが
でき、操作マニュアルを熟読したり、キー操作を覚える
必要もなくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の絵記号による機能の導出方式では、絵記号が導
き出す機能は一意に決まっている。このため、計算機の
持つ全ての機能に対応した絵記号が必要になる。従っ
て、機能等の少ないコンピュータシステムの場合は問題
ないが、機能等の多い大規模なコンピュータシステムの
場合は、多数の絵記号が必要になり、ユーザは、全ての
絵記号とそれに対応した機能を覚えなければならず、計
算機操作上の負担が大きくなり、ヒューマンインターフ
ェスの観点でも問題があった。
【0005】本発明は、かかる従来の事情に対処してな
されたもので、その目的は、従来に較べて操作性を向上
させ、多数の機能を有する大規模なコンピュータシステ
ムにも柔軟に対応することのできるヒューマンインター
フェスとしての絵記号による機能の導出方式を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1記載
の絵記号による機能の導出方式は、装置の機能を示す絵
記号群を表示画面上に表示する第1の処理ステップと、
前記絵記号群のうちの複数の絵記号を前記装置のユーザ
が選択する第2の処理ステップと、前記第2の処理ステ
ップによって選択された複数の絵記号の組み合わせによ
って前記装置の新たな機能が実行される第3の処理ステ
ップとを具備することを特徴とする。
【0007】また、請求項2記載の絵記号による機能の
導出方式は、ディスプレイに表示された複数の絵記号の
中から所望の絵記号を選択することにより、計算機シス
テムの中から所望の機能を導出する方式であって、前記
複数の絵記号の中の少なくとも一部に、複数の属性を持
たせ、前記絵記号が選択されると、前記属性に基づい
て、予め定められたルールに従って、対応する前記計算
機システムの機能を導出することを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1記載の絵記号による機能の導出方式で
は、装置の機能を示す絵記号群を表示画面上に表示し、
前記絵記号群のうちの複数の絵記号を前記装置のユーザ
が選択してこの選択された複数の絵記号の組み合わせに
よって装置の新たな機能が実行されるので比較的少ない
数の絵記号で多くの機能を表現することが可能になり装
置の操作性が向上する。
【0009】また、請求項2記載の絵記号による機能の
導出方式では、絵記号の中の少なくとも一部に、複数の
属性を持たせることにより、比較的少ない数の絵記号で
多くの機能を表現することが可能になる。また、1つの
絵記号に、例えば知識ベースに対しオブジェクトとして
の属性と、ファンクションとしての属性を持たせること
により、ユーザが持つ絵記号に対するイメージと、計算
機システムの機能とをより密接に関連付けることができ
る。したがって、従来に較べて操作性を向上させること
ができ、多数の機能を有する大規模なコンピュータシス
テムにも柔軟に対応することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0011】図1は、本発明の一実施例の絵記号による
機能の導出方式を適用した計算機システムの構成を示す
もので、計算機システムは、絵記号を選択して入力する
入力部1と、選択された絵記号を判別する絵記号判別部
2と、絵記号A、絵記号B、絵記号C、……の機能デー
タが保持されている絵記号A機能データ保持部3a、絵
記号B機能データ保持部3b、絵記号C機能データ保持
部3c、……と、機能データを照合して機能を判定する
機能判定部4と、複数の絵記号の組み合わせによって呼
び出された機能(アプリケーションプログラム)を実行
するアプリケーション部5と、各部のデータの送受信や
ツール起動などの動作を制御する制御部6とによって主
要部分が構成されている。
【0012】次に上述した構成の計算機システムの動作
について説明する。
【0013】利用者に提示される絵記号は、単体では機
能を導き出せないものおよび単体で機能を導き出せるも
のがあるが、単体では機能を導き出せないものは、複数
の絵記号が選択されたとき、これら複数の絵記号が示す
オブジェクトの意味関係から一つの機能が導き出せる。
このとき、組合わせる絵記号によっては同一絵記号から
でも異なる機能が導き出せる。絵記号の組合わせは、対
象オブジェクトごとに顕在化するアフォーダンス(役
割)の組合せに基づいた機能を各絵記号に割り当てる。
各オブジェクトのアフォーダンスは個々のアイコンの機
能データとして保持される。
【0014】さて、上述した構成の計算機システムによ
って本書を作成する場合について説明する。
【0015】まず、表示画面とマウスからなる入力部1
を用いて計算機システムのユーザは表示画面に表示され
た絵記号(アイコン)群から複数の絵記号を組み合わせ
て選択する。
【0016】例えば、「ドキュメント」を表現するアイ
コンと「鉛筆」を表現するアイコンを選択すると、絵記
号判別部2で、選択されたアイコンは「ドキュメント」
を表すアイコンと「鉛筆」を表すアイコンであると判別
される。
【0017】そして、制御部6は、選択されたそれぞれ
の絵記号の機能が保持されている機能データ保持部3
a、3b、3cへアクセスする。アクセスされた「ドキ
ュメント」、「鉛筆」を表す絵記号の機能データは機能
判定部4に送られて機能の判定が行われ、判定の結果、
アプリケーション部5の「文書作成機能」が呼び出され
る。
【0018】また文書を保存する場合、「ドキュメン
ト」、「フォルダ」を表すアイコンを選択すると、上記
と同様の処理を経て「文書保存機能」が導出される。さ
らに、ディレクトリ名を設定する場合は「鉛筆」、「フ
ォルダ」のアイコンを選択することによって、「ディレ
クトリ名設定機能」を導出できる。
【0019】したがって、本実施例の計算機システムに
よれば、複数の絵記号の組み合わせから新たな機能が導
出されるので、比較的少ない絵記号で多くの機能を表現
することができるのでユーザが覚える絵記号の数が少な
くてすみ、また機能の内容を比喩的に表示できるためユ
ーザの機能理解が深まり、操作性が向上する。
【0020】図2は、本発明の他の実施例の絵記号によ
る機能の導出方式を適用した計算機システムの構成を示
すものである。
【0021】図2において、100は絵記号(アイコ
ン)を選択して入力するためのマウスである。また、1
02は絵記号を表示するための画面や、導出された機能
(アプリケーションプログラム)を実行するための画面
を表示する表示装置である。
【0022】マウス100によって選択された絵記号に
関する情報は、入力部であるI/Oポート104を介し
て、絵記号判別部106に入力される。具体的には、ユ
ーザがマウス100を操作して、表示装置102の所望
の絵記号にカーソルを位置させ、クリックすることによ
り、表示装置102の画面上のX−Y座標に関する情報
が絵記号判別部106に入力される。この時、ユーザが
選択する絵記号は、1つまたは複数である。
【0023】絵記号判別部106は、座標−絵記号変換
テーブル108を参照して、入力された座標に関する情
報から選択された絵記号を判別し、推論部110に選択
された絵記号に関する情報を送る。
【0024】知識ベース112は、絵記号属性知識ベー
ス112Aと機能導出知識ベース112Bと、制約知識
ベース112Cとを備えている。
【0025】ここで、絵記号属性知識ベース112A
は、例えば絵記号に対応したオブジェクト(object)属
性と、ファンクション(function)属性を有している。
オブジェクト属性は、該当する絵記号から想起される
「名詞」的な特質を持つ。オブジェクト属性に属するも
のとしては、後述するように「道具(tool)」、「収納
箱(container )」、「紙(paper )」等がある。
【0026】一方、ファンクション属性は、該当する絵
記号から想起される「動詞」的な特質を持つ。ファンク
ション属性に属するものとしては、後述するように、
「編集する(edit)」、「消去する(erase )」、「収
納する(store )」、「図形を書く(draw a diagra
m)」、「表示する(display itself)」等がある。
【0027】また、機能導出知識ベース112Bは、ア
プリケーションプログラム部116で用意されている複
数のアプリケーションプログラムについて、各アプリケ
ーションプログラムとその各々のプログラムの実行に必
要な条件との対応関係に関する知識(以下、機能導出知
識という)を、例えば、if-thenルールのような知識表
現形態でストアしている。この機能導出知識ベース11
2Bにストアされた機能導出知識は、前述した絵記号属
性知識をもとに、推論部110で定められている所定の
ルールに従って、特定される。そして、特定された機能
導出知識に示されているアプリケーションプログラムの
実行条件(絵記号属性知識)と実行するアプリケーショ
ンプログラムとの対応関係に基づいて、一つの実行すべ
きアプリケーションプログラムを決定する。
【0028】そして、推論部110は、上記絵記号(ア
イコン)が特定されると、上記絵記号属性知識ベース1
12Aのオブジェクト属性、ファンクション属性および
後述する制約知識ベース112Cに従って推論した結果
を、機能導出知識ベース112Bから、一つの機能導出
知識を推論し、特定することで、アプリケーションプロ
グラム部116で実行すべきプログラムを特定する。こ
の推論結果は制御部114へ送出される。
【0029】制御部114は、推論結果に基づいてアプ
リケーションプログラム部116に、特定された機能を
実現するためのアプリケーションプログラムの実行を指
示する。そして、この指示に従ってアプリケーションプ
ログラム部116がアプリケーションプログラムを実行
することにより、ユーザの指定した機能が導出される。
【0030】上記知識ベース112には、予め、変換テ
ーブル118を備えた変換器120を介して入力された
初期知識仕様122が収容されている。この初期知識仕
様122は、絵記号属性知識112A、機能導出知識1
12B、制約知識112Cとから構成される。
【0031】絵記号属性知識112Aは、各絵記号がど
のような属性を有するかを表すもので、各絵記号が1つ
または複数の属性を持つ。具体的な例を挙げて説明すれ
ば、図3に示すような各絵記号に対して、鉛筆絵記号2
00にはファンクション属性として「編集する(edi
t)」、オブジェクト属性として「道具(tool)」とい
うの2つの属性値、消しゴム絵記号202には、ファン
クション属性として「消去する(erase )」、「直前の
状態に戻す(undo)」、オブジェクト属性として「道具
(tool)」という3つの属性値、定規絵記号204には
ファンクション属性として「図形を書く(draw a diagr
am)」、オブジェクト属性として「道具(tool)」とい
う2つの属性値、収納箱絵記号206にはファンクショ
ン属性として「収納する(store )」、「表示する(di
splay itself)」、オブジェクト属性として「収納箱
(container )」という3つの属性値、書類絵記号20
8にはファンクション属性として「表示する(display
itself)」、「公表できる(published )」、オブジェ
クト属性として「紙(paper )」という3つの属性値、
手帳絵記号210にはファンクション属性として「表示
する(display itself)」、「公表できない(not publ
ished )」、オブジェクト属性として「紙(paper )」
という3つの属性値、電卓絵記号212にはファンクシ
ョン属性として「計算する(calculate )」、オブジェ
クト属性として「道具(tool)」という2つの属性値が
ある。
【0032】これらを、FRL(Frame Representation
Language )で表現すると、以下のようになる。
【0033】 (鉛筆 (isa (value (tool))) (function(value (edit)))) ……A1 (消しゴム (isa (value (tool))) (function(value (erase)(undo)))) ……A2 (定規 (isa (value (tool))) (function(value (draw - a - diagram)))) ……A3 (収納箱 (isa (value (container))) (function(value (store)(display - itself)))) ……A4 (書類 (isa (value (paper))) (function(value (display - itself)))) (function(value (published))) ……A5 (手帳 (isa (value (paper))) (function(value (display - itself)))) (function(value (not - published))) ……A6 (電卓 (isa (value (tool))) (function(value (calc)))) ……A7 また、機能導出知識ベース112Bは、上述した例で
は、絵記号のファンクション属性あるいはオブジェクト
属性としての属性、あるいは属性間の関係から、実行さ
れるべきアプリケーションプログラムをルール的に記述
した知識ベースである。この知識をプロダクションルー
ル(Production Rule )で表現した例を具体的に示すと
以下のようになる。
【0034】
【数1】
【0035】また、制約知識ベース112Cは、絵記号
属性知識112Aと機能導出知識112Bを用いて推論
した結果、複数の機能導出ルールが競合した場合に優先
的に導出されるべき機能を決定するために課す制約に関
する知識であり、プロダクションルールで表現した例を
具体的に示すと以下のようになる。
【0036】
【数2】
【0037】上記制約ルールR1は、例えば3つの絵記
号A、B、Cが選択されたときに、絵記号A、B、Cの
全てを対象とした場合と、そのうちの2つ(例えば、
B、C)を対象とした場合とで同時に異なる機能導出ル
ールを満たす時は、選択された絵記号A、B、Cの全て
を対象とした場合の機能を導出することを示している。
換言すれば、制約ルールR1は、絵記号属性知識ベース
112Aのファンクション属性知識、オブジェクト属性
知識をもとに、機能導出知識ベース112Bから抽出す
べき機能が、機能X、機能Yの2つある場合に、アクセ
スする絵記号の数が機能Yのケースより、機能Xのケー
スの方が多い場合には、機能Xを優先することで適用す
べき機能導出知識を特定する。これにより、適用可能な
機能導出知識が機能X、機能Yの2つある場合でも、ア
クセスする絵記号の数がより多い機能導出知識を優先す
る制約ルールR1によって、機能Yを導出する機能導出
知識が制約され、機能Xを導出する機能導出知識のみが
適用される。
【0038】また、制約ルールR2は、ある組み合わせ
の絵記号に対して、複数のファンクションとオブジェク
トの組み合わせが異なる機能導出ルールを満たす時は、
より先に選択された絵記号のファンクションに基づく機
能を導出することを示している。
【0039】次に、このような絵記号属性知識ベース1
12A、機能導出知識ベース112B、制約知識ベース
112Cを用いた場合の機能導出について具体例を挙げ
て説明する。
【0040】(例1)例えば、マウス100を用いて、
ユーザが絵記号として、図3に示すように、鉛筆絵記号
200と書類絵記号208とを選択すると、図4に示す
ように、これらの絵記号に対応する絵記号属性知識A
1、A5が抽出される。そして、これらの絵記号属性知
識A1、A5に基づいて、推論部110においてファン
クション属性、オブジェクト属性を参照して推論を行
い、機能導出ルールF1、F7を満たしていることが見
出だされる。この場合、制約ルールR1が適用され、機
能導出ルールF1が選択される。制約ルールR1を適用
する場合の説明は、後述の例3で示す。この機能導出ル
ールF1に記載された機能は、「<filename>という
名のファイルを対象とした文章処理。」である。この推
論結果は、制御部114へ送られ、制御部114は、こ
の推論結果に基づいてアプリケーションプログラム部1
16に、特定された機能を実現するためのアプリケーシ
ョンプログラムの実行を指示する。この結果、アプリケ
ーションプログラム部116が「<filename>という
名のファイルを対象とした文章処理。」用アプリケーシ
ョンプログラムを実行し、ユーザの希望した機能が導出
されることになる。
【0041】この場合、図3に示すように、鉛筆絵記号
200の持つ「編集する(edit)」というファンクショ
ン属性と、書類絵記号208の持つ「紙(paper )」と
いうオブジェクト属性とから機能が導出されることにな
る。
【0042】(例2)また、図5に示すように、絵記号
として、鉛筆絵記号200と収納箱絵記号206が選択
された場合は、図4に示すように、これらの絵記号に対
応する絵記号属性知識A1、A4が抽出される。そし
て、これらの絵記号属性知識A1、A4に基づいて、推
論部110においてファンクション属性、オブジェクト
属性を参照して推論を行い、機能導出ルールF6を満た
していることが見出だされる。そして、機能導出ルール
F6に記載された機能が導出され、文章処理アプリケー
シヨンが終了される。
【0043】この場合、図5に示すように、鉛筆絵記号
200の持つ「道具」というオブジェクト属性と、収納
箱絵記号206の持つ「収納する」というファンクショ
ン属性とから機能が導出されることになる。
【0044】したがって、上述した2つの例の場合、ど
ちらの場合もユーザによって鉛筆絵記号200が選択さ
れているが、これらの場合、鉛筆絵記号200が持つフ
ァンクション属性、オブジェクト属性と、他の絵記号の
持つファンクション属性、オブジェクト属性との組み合
わせによって異なった機能が導出される。
【0045】このように、1つの絵記号に複数の属性を
持たせておくことにより、組合わせる絵記号の種類によ
って同一絵記号からでも異なる機能を導出することがで
きる。したがって、比較的少ない絵記号で多くの機能を
表現することができるので、ユーザが覚える絵記号の数
が少なくてすみ、また機能の内容を比喩的に表示できる
ためユーザの機能理解が深まり、操作性が向上する。
【0046】(例3)また、図6に示すように、絵記号
として、電卓212と、書類208が選択されると、図
4に示すように、これらの絵記号に対応する絵記号属性
知識A5、A7が抽出される。そして、これらの絵記号
属性知識A5、A7に基づいて、推論部110において
ファンクション属性、オブジェクト属性を参照して推論
を行い、機能導出ルールF7、F9の2つを満たしてい
ることが見出される。
【0047】この場合、機能導出ルールF7は、単一の
書類絵記号208の有するファンクション属性のみによ
って導出されるルールである。一方、機能導出ルールF
9は、書類絵記号208のオブジェクト属性と電卓絵記
号212のファンクション属性によって満たされるルー
ルである。このように、2つの機能導出ルールが競合
し、なおかつ、それぞれのルールにおいてアプリケーシ
ョンプログラムの実行条件となっている絵記号属性知識
の参照元である絵記号の数に違いがある場合、制約知識
R1が適用される。即ち、この例の場合、書類絵記号2
08の属性のみから満たされる機能導出ルールF7では
なく、書類絵記号208の属性と電卓絵記号212の属
性とから満たされる機能導出ルールF9が採用され、機
能導出ルールF9に基づいて、「<filename>という
名のファイルを対象に表計算。」用アプリケーションプ
ログラムを実行する。
【0048】また、前述した鉛筆絵記号200と書類絵
記号208とが選択された場合も同様である。このと
き、鉛筆絵記号200の持つファンクション属性と、書
類絵記号208の持つオブジェクト属性の組み合わせに
より、機能導出ルールF1が満たされる。一方、書類絵
記号208の持つオブジェクト属性およびファンクショ
ン属性は、機能導出ルールF7を満たす。この場合も上
記の例と同様に、制約知識R1の適用により、参照して
いる絵記号の数の多い機能導出ルールF1を採用する。
【0049】一方、図4および図7に示すように、絵記
号として、書類絵記号208のみが選択されると、絵記
号属性知識A5が機能導出ルールF7を満たすことか
ら、機能導出ルールF7に従って、機能が導出される。
なお、ユーザが絵記号を複数選択する場合と、1つのみ
選択する場合は、例えば、マウス100によるクリック
において、通常のクリックと、ダブルクリックによって
識別する方法を用いることができる。また、1つの絵記
号を移動させ、他の絵記号上に重ね合わせてクリックす
ることにより、識別する方法も用いることができる。
【0050】上述したような推論部110における推論
の結果、該当する機能導出ルールが特定できない場合
は、制御部114にこの推論の結果が送られる。する
と、制御部114は、表示装置102に該当する機能が
ないことを表示する。この場合、ユーザは他の絵記号を
選択するか、定義入力部124、変換器120を介して
新たな知識を知識ベース112に追加することにより、
新たな機能導出のためのルールを追加することもでき
る。
【0051】また、上述の説明において、制約知識ベー
ス112Cは、機能導出知識ベース112Bの知識をも
とに推論部110で推論した結果、アプリケーションプ
ログラム部116で実行すべきプログラムの種類が候補
として複数選択されている場合に、これらのプログラム
から実行すべきプログラムを特定するための知識ベース
として説明したが、制約知識ベース112Cは、利用者
が設定した絵記号の組み合わせが不適当な場合に、推論
部110での推論動作を停止させるための条件知識を併
せ持つようにしてもよい。この場合、利用者が不適当な
絵記号の組み合わせをマウス100を用いて選択したこ
との情報は、絵記号判別部106を介して推論部110
に与えられ、制約知識ベース112Cでの条件知識を用
いて推論部110の条件知識判断部(図示せず)により
絵記号知識ベースである絵記号属性知識ベース112A
および機能導出知識ベース112Bの知識を用いた推論
動作が停止される。推論を停止して、絵記号からの機能
導出を停止するという機能導出停止情報は、推論部11
0から制御部114に送られる。このとき制御部114
はI/Oポート104及び表示装置102に対し、上記
機能導出停止情報を伝える。この結果、表示装置102
のウインドウ領域には、絵記号による機能導出の再トラ
イを利用者に対して促す表示がなされる。これに従っ
て、利用者が、マウス100を用いて再度機能導出のた
めの絵記号を設定することで、不適当な絵記号の組み合
わせが解消される。
【0052】この時、利用者が、あるアプリケーション
プログラムが実行されることを期待して、上記と同様な
機能導出を停止する絵記号の組み合わせを選択する場合
には、ヒューマンインターフェースの観点から、該当す
る絵記号の組み合わせを許容し、利用者の意図するアプ
リケーションプログラムを導出することが望ましい。こ
のため、制約知識ベース112Cは、上述した導出すべ
き機能が複数ある場合に機能を特定するための知識、及
び不適当な絵記号の組み合わせを検出して機能導出を停
止するための知識に加えて、不適当な絵記号の組み合わ
せが設定された回数と、当該絵記号の属性知識をもとに
制御部114で設定される当面不適当とされている絵記
号の組み合わせに対して、機能導出を許容するため学習
知識を併せ持つようにしてもよい。
【0053】このように、学習知識を制約知識ベース1
12Cに併せ持たせることで、初期知識仕様122で与
えられた絵記号の組み合わせに基づく機能導出、及び、
マウス100を用いて利用者自身が定義した絵記号の組
み合わせによる機能導出に加え、さらに、学習知識によ
り新たに獲得した絵記号の組み合わせに基づく機能導出
を行い得る。
【0054】学習の結果獲得された知識に依存する絵記
号の組み合わせに基づく機能導出に利用者が支障を認め
る場合は、定義入力部124に対し、マウス100を用
いて利用者自身が該当する絵記号に対する組み合わせを
定義し直すことで支障は解消される。このように利用者
自身によって定義される絵記号知識は変換機120を介
して絵記号属性知識ベース112A、機能導出知識ベー
ス112Bにストアされ、推論部110で推論される知
識ベースとなる。
【0055】また、学習知識に基づく絵記号の組み合わ
せで導出される機能に関して、制約知識ベース112C
にストアされる獲得知識は、利用者自身による知識定義
のし直しがない限り、制御部114、I/Oポート10
4、定義入力部124、変換器120を介して、絵記号
属性知識ベース112A、機能導出知識ベース112B
に移してもよい。この場合、推論部110でアクセスさ
れる絵記号知識ベースの知識を新たに増やしたことによ
り、絵記号の組み合わせによる機能導出の展開パターン
が増加する。
【0056】以上説明したように、本実施例によれば、
絵記号の中の少なくとも一部に、複数の属性を持たせる
ことにより、比較的少ない数の絵記号で多くの機能を表
現することが可能になる。また、1つの絵記号に、例え
ばオブジェクトとしての属性と、ファンクションとして
の属性を持たせることにより、ユーザが持つ絵記号に対
するイメージと、計算機システムの機能とをより密接に
関連付けることができる。したがって、従来に較べて操
作性を向上させることができ、多数の機能を有する大規
模なコンピュータシステムにも柔軟に対応することがで
きる。
【0057】なお、上述した実施例では、マウスクリッ
クして得られる絵記号の組み合わせから所定の機能の導
出を行う例を示したが、タッチパネル等によって絵記号
の組み合わせが特定される場合においても本発明は適用
できる。
【0058】また、上記実施例では、絵記号の属性とし
て、ファンクション属性、オブジェクト属性を対象とし
た例を示したが、これらのいずれかの属性のみであって
もよいし、他の属性を利用するものであっても良い。
【0059】更に、本発明は上述した実施例に限らず、
当業者にとって容易になし得る当該実施例を展開したも
のに適用し得ることはいうまでもない。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の絵記号に
よる機能の導出方式によれば、従来に較べて操作性を向
上させ、多数の機能を有する大規模なコンピュータシス
テムにも柔軟に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の絵記号による機能の導出方
式を実現するための計算機システムの構成を示す図。
【図2】本発明の他の実施例の絵記号による機能の導出
方式を実現するための計算機システムの構成を示す図。
【図3】絵記号の有する属性と、機能導出知識との関係
の例を示す図。
【図4】絵記号の組み合わせに対応する絵記号属性知
識、機能導出知識、制約知識との関係の例を示す図。
【図5】絵記号の有する属性と、機能導出知識との関係
の例を示す図。
【図6】絵記号の有する属性と、機能導出知識との関係
の例を示す図。
【図7】絵記号の有する属性と、機能導出知識との関係
の例を示す図。
【符号の説明】
1 入力部 2 絵記号判別部 3a 絵記号A機能データ保持部 3b 絵記号B機能データ保持部 3c 絵記号C機能データ保持部 4 機能判定部 5 アプリケーション部 6 制御部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置の機能を示す絵記号群を表示画面上
    に表示する第1の処理ステップと、 前記絵記号群のうちの複数の絵記号を前記装置のユーザ
    が選択する第2の処理ステップと、 前記第2の処理ステップによって選択された複数の絵記
    号の組み合わせによって前記装置の新たな機能が実行さ
    れる第3の処理ステップとを具備することを特徴とする
    絵記号による機能の導出方式。
  2. 【請求項2】 ディスプレイに表示された複数の絵記号
    の中から所望の絵記号を選択することにより、計算機シ
    ステムの中から所望の機能を導出する方式であって、 前記複数の絵記号の中の少なくとも一部に、複数の属性
    を持たせ、 前記絵記号が選択されると、前記属性に基づいて、予め
    定められたルールに従って、対応する前記計算機システ
    ムの機能を導出することを特徴とする絵記号による機能
    の導出方式。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の絵記号による機能の導出
    方式において、 前記絵記号が選択されると、前記属性に基づいて、予め
    定められたルールに従って推論を行い、対応する前記計
    算機システムの機能を導出することを特徴とする絵記号
    による機能の導出方式。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の絵記号による機能の導出
    方式において、 前記絵記号が複数選択されると、予め定められたルール
    に従って推論を行い、選択された絵記号の有する属性の
    組み合わせに対応する前記計算機システムの機能を導出
    することを特徴とする絵記号による機能の導出方式。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の絵記号による機能の導出
    方式において、 前記複数の属性を有する絵記号が1つのみ選択される
    と、予め定められたルールに従って推論を行い、選択さ
    れた絵記号の有する属性に対応する前記計算機システム
    の機能を導出することを特徴とする絵記号による機能の
    導出方式。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の絵記号による機能の導出
    方式において、 予め定められたルールに加えて、必要なルールを登録
    し、これらのルールに従って推論を行い、対応する前記
    計算機システムの機能を導出することを特徴とする絵記
    号による機能の導出方式。
  7. 【請求項7】 ディスプレイに表示された複数の絵記号
    の中から所定の絵記号を選択することにより、所望の機
    能を特定して、絵記号により機能を特定する絵記号によ
    る機能の導出方式であって、 第1の絵記号に対し、少なくとも1つの第1の機能導出
    情報を対応せしめる第1の機能情報特定手段と、 第2の絵記号に対し、少なくとも1つの第2の機能導出
    情報を対応せしめる第2の機能情報特定手段と、 前記第1の機能導出情報および前記第2の機能導出情報
    から所定のルールにより導出すべき機能を特定する導出
    機能特定手段とを具備したことを特徴とする絵記号によ
    る機能の導出方式。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の絵記号による機能の導出
    方式において、 利用者が新たな絵記号の組み合わせを設定したときに、
    当該組み合わせに対して導出すべき機能を、新たな機能
    導出ルールとして設定するルール知識獲得手段を備えた
    ことを特徴とする絵記号による機能の導出方式。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の絵記号による機能の導出
    方式において、 前記絵記号の組み合わせに制約を与える制約ルールを設
    定する制約ルール設定手段を備えたことを特徴とする絵
    記号による機能の導出方式。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6231479A (ja) * 1985-08-02 1987-02-10 Fujitsu Ltd 画像識別子による情報処理方式
JPH03211609A (ja) * 1990-01-17 1991-09-17 Mitsubishi Electric Corp ヒユーマンインタフエース装置

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6231479A (ja) * 1985-08-02 1987-02-10 Fujitsu Ltd 画像識別子による情報処理方式
JPH03211609A (ja) * 1990-01-17 1991-09-17 Mitsubishi Electric Corp ヒユーマンインタフエース装置

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