JPH0573691U - 鍵盤楽器の腕木 - Google Patents

鍵盤楽器の腕木

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JPH0573691U
JPH0573691U JP2123792U JP2123792U JPH0573691U JP H0573691 U JPH0573691 U JP H0573691U JP 2123792 U JP2123792 U JP 2123792U JP 2123792 U JP2123792 U JP 2123792U JP H0573691 U JPH0573691 U JP H0573691U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストを保持したまま、装飾的機能と強度
的機能とを併せ持つ鍵盤楽器の腕木を提供することを目
的とする。 【構成】 鍵盤8を挟むようにして楽器本体2の両側部
を構成する鍵盤楽器の腕木7において、互いに別体で構
成された、少なくとも上面と外側面を構成する腕木外板
21と、鍵盤8側の内側面を構成する腕木内板22と、
腕木外板21と腕木内板22との間に設けられ、腕木外
板21および腕木内板22を補強する補強板23とを備
える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、電子ピアノなどの鍵盤楽器に用いる腕木に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
電子ピアノなどの腕木は、楽器本体を装飾する見地から楽器本体の両側部に一 定の幅を有して設けられるものである。一方、腕木の内側には鍵盤を強調すべく 黒塗りの飾り板が設けられている。 このような鍵盤楽器の腕木として、従来、例えば実開平3−8390号公報に 記載のものが知られている。この公報に記載の腕木は、全体がプラスチック等の 同一材料で形成されており、上面、外側面および前後面を構成する腕木外板と、 鍵盤側の内側面を構成する腕木内板と、鍵盤に接するようにしてこれを装飾する 飾り板とから成り、腕木内板と飾り板とは一体成形で形成されている。この飾り 板付きの腕木内板は、腕木外板の内側面に突設された複数のボスを介して、腕木 外板にネジ止め固定されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来の腕木では、腕木自体の重さもさることながら、この部分に人 が手を突いたり物を乗せたりするため、かなりの荷重に耐え得るように設計され ている必要がある。一方、この部分は電子ピアノの装飾に極めて重要な要素とな るため、装飾的にも優れたものとする必要がある。すなわち、腕木には、装飾的 機能と強度的機能とを併せ持たせる必要がある。しかし、上述した従来の腕木は 、同一材料の腕木外板および腕木内板で構成されているため、この材料を、装飾 的機能を優先したもので構成すると強度的に弱いものになってしまい、逆に、強 度的機能を優先したもので構成すると装飾的に見劣りするものになってしまう。 また、両方の機能を満足するもので構成すると、材料の選択の自由度が狭くなり 、いきおいコスト高になる問題があった。また、装飾的機能を優先して腕木を構 成した場合、飾り板の部分を除いた腕木内板は楽器本体内に隠れてしまうので、 この部分がコスト的に無駄になってしまう問題もあった。
【0004】 本考案は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、低コストを保持したま ま、装飾的機能と強度的機能とを併せ持たせた鍵盤楽器の腕木を提供することを その目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく本考案は、鍵盤を挟むようにして楽器本体の両側部を構 成する鍵盤楽器の腕木において、互いに別体で構成された、少なくとも上面およ び外側面の一部を構成する腕木外板と、鍵盤側の内側面を構成する腕木内板と、 腕木外板と腕木内板との間に設けられ、腕木外板および腕木内板を補強する補強 板とを備えることを特徴とする。
【0006】
【作用】
腕木を、別体とした腕木外板および腕木内板と補強板とで構成すれば、腕木外 板と腕木内板とには装飾的機能を、補強板には強度的機能を優先的に持たせるこ とができ、腕木に、全体として装飾的機能と強度的機能とを併せ持たせることが できる。この場合、腕木外板と腕木内板とには強度的機能を付加する必要がなく 、補強板には装飾的機能を付加する必要がないので、それぞれの材料の選択の余 地が極めて広くなる。また、腕木内板のうち、楽器本体内に隠れてしまう部分は 省略することもできる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例に係るスライド蓋構造が適用された電子ピアノについ て説明する。図1は電子ピアノの外観図を示しており、この電子ピアノ1は、ピ アノ本体2と両脚部3,3とで構成されている。ピアノ本体2は、両脚部3,3 が取り付けられた底板4上に前後方向(演奏者から見て手前を「前」、先方を「 後」として説明する。)に鍵盤部5と装置部6とを有し、またこの鍵盤部5およ び装置部6の両側にこれらを挟むように左右一対の腕木7,7を有して構成され ている。
【0008】 鍵盤部5は、鍵盤8とその後部を覆うように設けられたコントロールパネル9 とから成り、コントロールパネル9には各種のコントロールスイッチ10が配設 されている。一方、装置部6は、天板11と後板12とを有しており、底板4と の間に構成された内部空間に音響装置等が収容されている。また、天板11の上 面前部には譜面台13が設けられている。そして、コントロールパネル9の上面 と天板11の前端との間にはスリット14が形成されており、このスリット14 を介して装置部6の内部からスライド蓋15が出し入れされるようになっている 。スライド蓋15は、両腕木7,7に沿って前後方向にスライドされ、鍵盤部5 の上部空間を開閉して鍵盤8を覆いこれを保護する。
【0009】 次に、図2ないし図4を参照して、腕木について詳細に説明する。図2ないし 図4は、それぞれ内側から見た腕木の側面図、その横断断面図、その縦断断面図 である。これら各図に示すように、腕木7は、腕木外板21と腕木内板22と腕 木用補強板23とから構成され、腕木用補強板23に、腕木外板21と腕木内板 22とが取り付けられる構造になっている。腕木外板21は、図5に示すように 、外面板21a、上面板21b、下面板21c、前面板21dおよび後面板21 eが縦断断面略「コ」字状に一体に形成されており、下部に膨らみを持たせて全 体的にボリーム感を出すようにしている。腕木外板21は、装飾的に優れたプラ スチックなどの材料で構成され、腕木外板21の内面に沿わせて設けた腕木用補 強板23に内側からネジ止め固定されている。このため、腕木外板21の内面の 各部にはネジ止め用のボス24が複数形成され、また、屈曲部には補強用のリブ 25が複数形成されている。
【0010】 図6に示すように、腕木用補強板23は、鋼板などの強度的に優れた材料で構 成され、プレス成形により腕木外板21の内面の全域に亘るように形成されてい る。腕木用補強板23には、腕木外板21をネジ止めするためのネジ穴26が複 数形成されると共に、前記コントロールパネル9及び後述の拍子木31を固定す るためのアーム27が設けられている。また、腕木用補強板23の下端には、腕 木用補強板23を前記底板4に固定するための2枚の下フランジ23a,23a が、上端には前記天板11を取り付けるための上フランジ23bが、そして後端 には前記後板12を取り付けるための3枚の後フランジ23c,23c,23c が屈曲形成されている。
【0011】 腕木内板22は、図7に示すように、前半部の装飾部28と後半部の蓋ガイド 部29とで構成されており、全域に分散配置したボス30によって腕木用補強板 23に固定されている(図2参照)。腕木内板22は、装飾的に優れたプラスチ ックなどの材料で構成され、そのうち、装飾部28は装置部6の外部に露出され 、蓋ガイド部29は装置部6の内部に隠蔽される。装飾部28には、下部に鍵盤 8に沿って拍子木31が突出形成され、上部に前ガイド溝32が没入形成されて いる。前ガイド溝32は、装飾部28の前端部から後端部に亘って外縁に沿って 設けられており、この部分でスライド蓋15の前端がスライド自在に案内される ようになっている。この場合、前ガイド溝32は、装飾部28の前端部において 、下方から上方へ延び湾曲部32aを介して後方に延びている。このため、スラ イド蓋15の前部は、いったん上方へ案内されてからゆっくり方向転換されて後 方へ案内される。すなわち、演奏者のスライド蓋15を開けようとする力が上方 から後方へ自然に作用されるようになっている。
【0012】 蓋ガイド部29は、下半部上面にラック33が突出形成され、上半部に後ガイ ド溝34が没入形成されている。ラック33と後ガイド溝34とは、蓋ガイド部 29の前端部から後端部に亘って直線状に延びており、この部分でスライド蓋1 5の後端がスライド自在に案内されるようになっている。すなわち、スライド蓋 15は、前ガイド溝32と後ガイド溝34とにより案内されて、前方に引き出さ れて鍵盤8を覆う閉塞位置と、後方に押しやられて装置部6に収容される開放位 置との間でスライド移動される。
【0013】 スライド蓋15は、図8に示すように、蓋本体41と、蓋本体41の前後端に それぞれ取り付けられた前枠板42及び後枠板43とを備え、蓋本体41に前枠 板42及び後枠板43が差し込まれて、蓋本体41が補強されている。前枠板4 2は、例えば押出し成形等により形成された装飾的に優れたプラスチックなどの 材料で構成され、蓋本体41にネジ止め固定される固定部42aと、取っ手状の 手繰り部42bと、前ガイドバー44が取り付けられるバー保持部42cとを有 している。前ガイドバー44は、その両端が前枠板42から幾分突出し、図9に 示すように、この突出した部分にプラスチック製のキャップが取り付けられて前 ガイド突起45が構成されている。すなわち、この前ガイド突起45が腕木内板 22の前ガイド溝32に摺動自在に係合して、スライド蓋15の前部のスライド を案内する。
【0014】 後枠板43は、表面側の飾り板46と、飾り板46を蓋本体41に取り付ける ための第1固定板47および第2固定板48とで構成されており、その後端部に はスライド機構49が取り付けられている。飾り板46は、例えば押出し成形等 により形成された装飾的に優れたプラスチックなどの材料で構成され、上方へ幾 分湾曲した形状となっていて、スライド蓋15が閉塞位置にある場合にコントロ ールパネル9と天板11との間のスリット14を塞ぐようになっている。また、 飾り板46は、前端が蓋本体41に接触した状態で、その下面に突設したリブ4 6aの部分で第1固定板47にネジ止めされている。第1、第2両固定板47, 48は、鋼板などの強度的に優れた材料で構成され、裏面側の第1固定板47と 表面側の第2固定板48とで蓋本体41を挟み込むようにして、これに取り付け られている。
【0015】 スライド機構49は、前記ラック33に噛み合うピニオン50と、ピニオン5 0の支軸である後ガイドバー51と、後ガイドバー51を保持するホルダ52と 、ホルダ52を後枠板43に取り付けるための取付板53とで構成され、この取 付板53の部分で第1固定板47と共に蓋本体41に共締めされている。後ガイ ドバー51は、図10に示すように、その両端がピニオン50から幾分突出し、 この突出した部分にプラスチック製のキャップが取り付けられて後ガイド突起5 4が構成されている。すなわち、この後ガイド突起54が腕木内板22の後ガイ ド溝34に摺動自在に係合して、スライド蓋15の後部のスライドを案内する。
【0016】 以上のように本実施例の腕木7は、外部から見える腕木外板21と腕木内板2 2とは装飾的機能を優先した材料で構成され、外部から見えない補強板23は、 強度的機能を優先した材料で構成されているので、腕木7に、無理なく装飾的機 能と強度的機能とを併せ持たせることができる。また、腕木外板21、腕木内板 22および補強板23は別体で構成されているので、それぞれ材料の選択の余地 が広くできると共に、それぞれ形状にも単純化でき、全体としてコストを低減す ることができる。
【0017】
【考案の効果】
以上のように本考案の腕木によれば、腕木外板と腕木内板との間に補強板を設 けてサンドイッチ構造にしているので、腕木に、装飾的機能と強度的機能とを併 せ持たせることができる。また、腕木外板、腕木内板および補強板は別体となっ ているので、それぞれの材料や形状の選択の余地が広くなり、全体としてコスト の低減を図ることができる。しかも、腕木内板のうち、楽器本体内に隠れてしま う部分を省略することができるので、コストはもとより、重量の軽減やスペース 効率の向上をも図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の電子ピアノの外観図である。
【図2】内側から見た腕木の側面図である。
【図3】図2の横断断面図である。
【図4】図2の縦断断面図である。
【図5】腕木外板の側面図である。
【図6】腕木用補強板の側面図である。
【図7】腕木内板の側面図である。
【図8】スライド蓋の裁断側面図である。
【図9】スライド蓋前部のガイド部分の側面図である。
【図10】スライド蓋後部のガイド部分の側面図であ
る。
【符号の説明】
1 電子ピアノ 2 ピアノ本体 6 装置部 7 腕木 8 鍵盤 21 腕木外板 22 腕木内板 23 腕木用補強板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍵盤を挟むようにして楽器本体の両側部
    を構成する鍵盤楽器の腕木において、 互いに別体で構成された、少なくとも上面および外側面
    の一部を構成する腕木外板と、鍵盤側の内側面を構成す
    る腕木内板と、当該腕木外板と当該腕木内板との間に設
    けられ、当該腕木外板および当該腕木内板を補強する補
    強板とを備えることを特徴とする鍵盤楽器の腕木。
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DE4305682A DE4305682C2 (de) 1992-03-09 1993-02-24 Öffnungs/Schließ-Mechanismus einer Tastenklappe eines Tasteninstruments
DE4345230A DE4345230C2 (de) 1992-03-09 1993-02-24 Armteile eines Tasteninstruments
US08/352,566 US5487321A (en) 1992-03-09 1994-12-09 Keyboard lid, its open-close structure and arm members for keyed instrument

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4823719U (ja) * 1971-07-29 1973-03-19
JPS4926271U (ja) * 1972-06-08 1974-03-06

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