JPH057387B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH057387B2 JPH057387B2 JP58019898A JP1989883A JPH057387B2 JP H057387 B2 JPH057387 B2 JP H057387B2 JP 58019898 A JP58019898 A JP 58019898A JP 1989883 A JP1989883 A JP 1989883A JP H057387 B2 JPH057387 B2 JP H057387B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- catalyst
- pantolactone
- ketopantolactone
- oxygen
- carried out
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D307/00—Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom
- C07D307/02—Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings
- C07D307/34—Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings having two or three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
- C07D307/56—Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings having two or three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
- C07D307/60—Two oxygen atoms, e.g. succinic anhydride
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Catalysts (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Furan Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、光学的に活性なパントラクトン〔ジ
ヒドロ−3−ヒドロキシ−4,4−ジメチル−2
(3H)−フラノン〕の製造のための重要な出発物
質である。ケトパントラクトン(ジヒドロ−4,
4−ジメチル−2,3−フラジオン)の新規な製
造方法に関する。
ヒドロ−3−ヒドロキシ−4,4−ジメチル−2
(3H)−フラノン〕の製造のための重要な出発物
質である。ケトパントラクトン(ジヒドロ−4,
4−ジメチル−2,3−フラジオン)の新規な製
造方法に関する。
ラセミパントラクトンをケトパントラクトンに
酸化するいくつかの方法はすでに知られている
が、四酢酸鉛、N−ブロモスクシンイミドまたは
三酸化クロム(ジヨーンズ試薬)のような比較的
高価な酸化剤を用い、しかも得られる収率は比較
的低かつた。この方法の改良は、有機相中で臭素
あるいはアルカリ金属またはアルカリ土類金属の
次亜塩素酸塩を用いることにより達成された。
酸化するいくつかの方法はすでに知られている
が、四酢酸鉛、N−ブロモスクシンイミドまたは
三酸化クロム(ジヨーンズ試薬)のような比較的
高価な酸化剤を用い、しかも得られる収率は比較
的低かつた。この方法の改良は、有機相中で臭素
あるいはアルカリ金属またはアルカリ土類金属の
次亜塩素酸塩を用いることにより達成された。
さらに、ジメチルピルビン酸とホルムアルデヒ
ドからケトパントラクトンを製造することは知ら
れている。しかしながら、この方法は、収率がま
た低いばかりでなく、かつ所望のケトパントラク
トンは蒸溜後でさえ完全に純粋な形で得られな
い、という欠点を有する。
ドからケトパントラクトンを製造することは知ら
れている。しかしながら、この方法は、収率がま
た低いばかりでなく、かつ所望のケトパントラク
トンは蒸溜後でさえ完全に純粋な形で得られな
い、という欠点を有する。
本発明によれば、式
のケトパントラクトンは、式
のパントラクトンから、式のパントラクトン
を、バナジウム酸化物含有触媒またはモリブデン
酸化物含有触媒の存在下に、酸素または酸素含有
ガスで気相において脱水素することによつて製造
される。
を、バナジウム酸化物含有触媒またはモリブデン
酸化物含有触媒の存在下に、酸素または酸素含有
ガスで気相において脱水素することによつて製造
される。
本発明によつて提供される方法は、パントラク
トンの酸化的脱水素からなり、そして所望のケト
パントラクトンをすぐれた収率で生成する。この
方法は、とくに、空気を用いて実施することもで
きるので、高価な酸化剤の使用は回避される。そ
の上、この方法は工業的規模で容易に用いること
ができ、とくに、連続的に実施することもでき
る。
トンの酸化的脱水素からなり、そして所望のケト
パントラクトンをすぐれた収率で生成する。この
方法は、とくに、空気を用いて実施することもで
きるので、高価な酸化剤の使用は回避される。そ
の上、この方法は工業的規模で容易に用いること
ができ、とくに、連続的に実施することもでき
る。
それ以上の利点として、副生物として、主とし
て水、二酸化炭素および一酸化炭素が生ずるの
で、水と他の低沸点副生物の分離後、高い純度の
生成物が直接得られることがわかつた。
て水、二酸化炭素および一酸化炭素が生ずるの
で、水と他の低沸点副生物の分離後、高い純度の
生成物が直接得られることがわかつた。
さらに、本発明の方法によつて提供される方法
は、工業用パントラクトン(約79〜92%の純度)
を用いて実施することもできる。工業用パントラ
クトンを使用するとき、よりすぐれた選択率がし
ばし達成されること、およびその上、不純物の一
部分はこの方法において破壊されるので、精製効
果が達成されることが確立された。
は、工業用パントラクトン(約79〜92%の純度)
を用いて実施することもできる。工業用パントラ
クトンを使用するとき、よりすぐれた選択率がし
ばし達成されること、およびその上、不純物の一
部分はこの方法において破壊されるので、精製効
果が達成されることが確立された。
パントラクトンの酸化的脱水素は、本発明に従
い、気相中で、かつバナジウム酸化物含有触媒ま
たはモリブデン酸化物含有触媒、たとえば、バナ
ジウムの酸化物またはモリブデンの酸化物、遷移
金属のバナジン酸塩またはモリブデン酸塩あるい
はこのような化合物の混合物を含有する触媒の存
在下に実施される。このようなバナジウム化合物
またはモリブデン化合物のうちで、五酸化バナジ
ウム、三酸化モリブデン、および鉄、ニツケル、
銀、銅およびコバルトのパナジン酸塩およびモリ
ブデン酸塩が好ましい。さらに、これらの触媒
は、必要に応じて、他の金属、たとえば、スズ、
アンチモン、ビスマス、鉛などを含有することも
できる。好ましい触媒の例は、五酸化バナジウ
ム、五酸化バナジウムまたは酸化鉄()と三酸
化モリブデンとの混合物、鉄−銀モリブデン酸
塩、ニツケルパナジン酸塩、銅パナジン酸塩、銀
パナジン酸塩、鉄−銀パナジン酸塩またはコバル
トパナジン酸塩である。五酸化バナジウムおよ
び/または三酸化モリブデンを含有する触媒がこ
とに好ましい。
い、気相中で、かつバナジウム酸化物含有触媒ま
たはモリブデン酸化物含有触媒、たとえば、バナ
ジウムの酸化物またはモリブデンの酸化物、遷移
金属のバナジン酸塩またはモリブデン酸塩あるい
はこのような化合物の混合物を含有する触媒の存
在下に実施される。このようなバナジウム化合物
またはモリブデン化合物のうちで、五酸化バナジ
ウム、三酸化モリブデン、および鉄、ニツケル、
銀、銅およびコバルトのパナジン酸塩およびモリ
ブデン酸塩が好ましい。さらに、これらの触媒
は、必要に応じて、他の金属、たとえば、スズ、
アンチモン、ビスマス、鉛などを含有することも
できる。好ましい触媒の例は、五酸化バナジウ
ム、五酸化バナジウムまたは酸化鉄()と三酸
化モリブデンとの混合物、鉄−銀モリブデン酸
塩、ニツケルパナジン酸塩、銅パナジン酸塩、銀
パナジン酸塩、鉄−銀パナジン酸塩またはコバル
トパナジン酸塩である。五酸化バナジウムおよ
び/または三酸化モリブデンを含有する触媒がこ
とに好ましい。
触媒は純粋な形で存在することができ不活性担
体物質と混合することができ、あるいは不活性の
形成された担体上に固定することがづきる。不活
性担体の例は、α−アルミニウム酸化物、セラミ
ツク、ケイソウ土、ガラス、炭化ケイ素などであ
る。不活性担体上に固定された触媒が好ましい。
α−アルミニウム酸化物とセラミツクが好ましい
担体である。触媒としてα−アルミニウム酸化物
上に担持された五酸化バナジウムまたは五酸化バ
ナジウムと三酸化モリブデンとの混合物を使用す
ることがことに好ましい。
体物質と混合することができ、あるいは不活性の
形成された担体上に固定することがづきる。不活
性担体の例は、α−アルミニウム酸化物、セラミ
ツク、ケイソウ土、ガラス、炭化ケイ素などであ
る。不活性担体上に固定された触媒が好ましい。
α−アルミニウム酸化物とセラミツクが好ましい
担体である。触媒としてα−アルミニウム酸化物
上に担持された五酸化バナジウムまたは五酸化バ
ナジウムと三酸化モリブデンとの混合物を使用す
ることがことに好ましい。
本発明により提供される方法において使用する
触媒は、ある程度商業的に入手できるか、あるい
は既知の方法により容易に製造できる。それらは
長い使用寿命をもち、数か月間使用した後でさえ
活性の低下を示さない。同様に、触媒の選択率も
一定にとどまる。したがつて、本発明によつて提
供される方法は、充填した床の反応器内で有利に
実施できる。
触媒は、ある程度商業的に入手できるか、あるい
は既知の方法により容易に製造できる。それらは
長い使用寿命をもち、数か月間使用した後でさえ
活性の低下を示さない。同様に、触媒の選択率も
一定にとどまる。したがつて、本発明によつて提
供される方法は、充填した床の反応器内で有利に
実施できる。
酸化または酸素含有ガスを、本発明によつて提
供される方法において酸化剤として使用する。
供される方法において酸化剤として使用する。
「酸素含有ガス」という語は、本明細書におい
て、一般に、酸素と不活性ガス、たとえば、窒
素、二酸化炭素、アルゴンおよび水蒸気との混合
物を意味する。酸素の含量は臨界的ではない。し
かしながら、それは一般に約1〜40容量%、好ま
しくは約5〜21容量%である。空気を使用するこ
とがことに好ましく、この空気に、必要に応じ
て、窒素および/または反応器からの排ガス(ケ
トパントラクトンの分離後)を加えて、反応速度
をコントロールしかつ反応熱を除去することがで
きる。
て、一般に、酸素と不活性ガス、たとえば、窒
素、二酸化炭素、アルゴンおよび水蒸気との混合
物を意味する。酸素の含量は臨界的ではない。し
かしながら、それは一般に約1〜40容量%、好ま
しくは約5〜21容量%である。空気を使用するこ
とがことに好ましく、この空気に、必要に応じ
て、窒素および/または反応器からの排ガス(ケ
トパントラクトンの分離後)を加えて、反応速度
をコントロールしかつ反応熱を除去することがで
きる。
酸素または酸素含有ガスの量は、上限において
臨界的ではない。できるだけ完全な転化率を達成
するために、パントラクトン1モル当り少なくと
も約1モルの酸素を反応器に供給すべきである。
しかしながら、この反応は有利には過剰量の酸
素、たとえば、約200〜2000%、好ましくは約300
〜1000%の過剰量の酸素を用いて実施する。
臨界的ではない。できるだけ完全な転化率を達成
するために、パントラクトン1モル当り少なくと
も約1モルの酸素を反応器に供給すべきである。
しかしながら、この反応は有利には過剰量の酸
素、たとえば、約200〜2000%、好ましくは約300
〜1000%の過剰量の酸素を用いて実施する。
本発明に従うパントラクトンの酸化的脱水素
は、強く発熱性でありかつ温度依存性である。温
度が高過ぎると、完全な酸化が主反応となること
があり、この反応は反応器をコントロール不能と
する。最適な温度は、使用する触媒、排出流中の
酸素およびパントラクトンの濃度、パントラクト
ンの純度、ガス速度、反応器の型および大きさな
どに依存する。反応は一般に約150〜400℃、好ま
しくは約200〜350℃の温度範囲において実施す
る。約250〜300℃の温度範囲がことに好ましい。
は、強く発熱性でありかつ温度依存性である。温
度が高過ぎると、完全な酸化が主反応となること
があり、この反応は反応器をコントロール不能と
する。最適な温度は、使用する触媒、排出流中の
酸素およびパントラクトンの濃度、パントラクト
ンの純度、ガス速度、反応器の型および大きさな
どに依存する。反応は一般に約150〜400℃、好ま
しくは約200〜350℃の温度範囲において実施す
る。約250〜300℃の温度範囲がことに好ましい。
反応器の材料として、反応条件下にパントラク
トンおよびケトパントラクトンに実際に影響を及
ぼさない、すべての通常の材料を基本的に使用す
ることができる。このような材料の例は、ステン
レス鋼、ガラス、セラミツクなどである。
トンおよびケトパントラクトンに実際に影響を及
ぼさない、すべての通常の材料を基本的に使用す
ることができる。このような材料の例は、ステン
レス鋼、ガラス、セラミツクなどである。
触媒の使用量は臨界的ではない。最適量は使用
する触媒に従つて変化し、そしてその上、温度、
反応器の型および大きさ、用いる排出量などに依
存する。最適化は、触媒および、必要に応じて、
不活性担体を反応器(好ましくは充填した床の反
応器)に供給し、次いで排出物の滞留時間および
温度を調整して、パントラクトンの転化率ができ
くるだけ高くなるように、好ましくは約90%以上
になるようにすることによつて好適に実施され
る。
する触媒に従つて変化し、そしてその上、温度、
反応器の型および大きさ、用いる排出量などに依
存する。最適化は、触媒および、必要に応じて、
不活性担体を反応器(好ましくは充填した床の反
応器)に供給し、次いで排出物の滞留時間および
温度を調整して、パントラクトンの転化率ができ
くるだけ高くなるように、好ましくは約90%以上
になるようにすることによつて好適に実施され
る。
水と低沸点の副生物を分離した後、本発明によ
つて提供される方法は所望のケトパントラクトン
を約99%の純度で生成する。分離は、たとえば、
冷却および、必要に応じて、ケトパントラクトン
の水による追加の洗浄によつて実施できる。前述
のように、排ガスを、必要に応じて、反応器へ加
えることができる。必要に応じて、得られる生成
物は、トルエンまたはジエチルエーテル中の結晶
化により、あるいは精留により、さらに精製する
ことができる。
つて提供される方法は所望のケトパントラクトン
を約99%の純度で生成する。分離は、たとえば、
冷却および、必要に応じて、ケトパントラクトン
の水による追加の洗浄によつて実施できる。前述
のように、排ガスを、必要に応じて、反応器へ加
えることができる。必要に応じて、得られる生成
物は、トルエンまたはジエチルエーテル中の結晶
化により、あるいは精留により、さらに精製する
ことができる。
次の実施例によつて、本発明をさらに説明す
る。
る。
実施例 1
反応器は、パントラクトンのサーモスタツト制
御の通常の容器(95℃)、これは供給ポンプへ接
続されている、空気流の調節器、電気加熱した蒸
発管(250℃、長さ20cm)および反応管(長さ60
cm、直径3.5cm)、これは空気浴(40℃)により取
り巻かれかつ上端が蒸発管へ結合されている、か
ら構成されている。管部分はステンレス鋼から作
られている。使用する触媒は、6%の五酸化バナ
ジウムと3%の三酸化モリブデンでコーテイング
されたα−アルミニウム酸化物〔ハーシヤウ
(Harshaw)社から名称V−1002Eで入手できる〕
である。蒸発管ならびに反応管の上端および下端
の10cmには、セラミツク球が充填されている。反
応管の残りの40cm(反応ゾーン)は、底部(20cm
の深さ)において触媒で、中央部(10cmの深さ)
において1:1の比の触媒およびセラミツク球
で、そして頂部(10cmの深さ)において1:3の
比の触媒およびセラミツク球で満たされている。
ここで1時間当り100の空気および43gのパン
トラクトンを、蒸溜器へ加える。温度は反応ゾー
ンの最も熱い位置において約290℃に、そして反
応ゾーンから出る流れにおいて約250℃に上昇す
る。パントラクトンの99.3%が転化され、そして
ケトパントラクトンは86.2%の選択率で生成され
る。副生物として、主として水と二酸化炭素が生
成する。回転蒸発器で60℃および水噴射の減圧下
に反応の水と微量の低沸点副生物を分離した後、
約99%の純度のケトパントラクトンが得られる。
トルエン中で再結晶化することにより、99.9%の
純度のケトパントラクトンが得られる;融点67
℃、沸点248℃。
御の通常の容器(95℃)、これは供給ポンプへ接
続されている、空気流の調節器、電気加熱した蒸
発管(250℃、長さ20cm)および反応管(長さ60
cm、直径3.5cm)、これは空気浴(40℃)により取
り巻かれかつ上端が蒸発管へ結合されている、か
ら構成されている。管部分はステンレス鋼から作
られている。使用する触媒は、6%の五酸化バナ
ジウムと3%の三酸化モリブデンでコーテイング
されたα−アルミニウム酸化物〔ハーシヤウ
(Harshaw)社から名称V−1002Eで入手できる〕
である。蒸発管ならびに反応管の上端および下端
の10cmには、セラミツク球が充填されている。反
応管の残りの40cm(反応ゾーン)は、底部(20cm
の深さ)において触媒で、中央部(10cmの深さ)
において1:1の比の触媒およびセラミツク球
で、そして頂部(10cmの深さ)において1:3の
比の触媒およびセラミツク球で満たされている。
ここで1時間当り100の空気および43gのパン
トラクトンを、蒸溜器へ加える。温度は反応ゾー
ンの最も熱い位置において約290℃に、そして反
応ゾーンから出る流れにおいて約250℃に上昇す
る。パントラクトンの99.3%が転化され、そして
ケトパントラクトンは86.2%の選択率で生成され
る。副生物として、主として水と二酸化炭素が生
成する。回転蒸発器で60℃および水噴射の減圧下
に反応の水と微量の低沸点副生物を分離した後、
約99%の純度のケトパントラクトンが得られる。
トルエン中で再結晶化することにより、99.9%の
純度のケトパントラクトンが得られる;融点67
℃、沸点248℃。
実施例 2
10%の五酸化バナジウムをコーテイングしたα
−アルミニウム酸化物(ハーシヤウ社製V−
01501S)を実施例1に記載する反応器において
触媒として使用し、そして空気浴の温度を245℃
に調整する。引き続いて、1時間当り60の空気
と33gのパントラクトンを蒸溜器へ加える。パン
トラクトンの99%が転化され、そしてケトパント
ラクトンは85%選択率で生成される。
−アルミニウム酸化物(ハーシヤウ社製V−
01501S)を実施例1に記載する反応器において
触媒として使用し、そして空気浴の温度を245℃
に調整する。引き続いて、1時間当り60の空気
と33gのパントラクトンを蒸溜器へ加える。パン
トラクトンの99%が転化され、そしてケトパント
ラクトンは85%選択率で生成される。
実施例 3
酸化鉄()と三酸化モリブデンとの混合物
〔ジルドラー(Girdler)社製G−105〕を実施例
1に記載する反応器において触媒として使用し、
そして空気浴の温度を225℃に調整する。引き続
いて、1時間当り60の空気と33gのパントラク
トンを蒸発器へ加える。パントラクトンの96%が
転化され、そしてケトパントラクトンは約83%の
選択率で生成する。
〔ジルドラー(Girdler)社製G−105〕を実施例
1に記載する反応器において触媒として使用し、
そして空気浴の温度を225℃に調整する。引き続
いて、1時間当り60の空気と33gのパントラク
トンを蒸発器へ加える。パントラクトンの96%が
転化され、そしてケトパントラクトンは約83%の
選択率で生成する。
実施例 4
セラミツク上に担持された鉄−銀モリブデン酸
塩を実施例1に記載する反応器において触媒とし
て使用し、そして空気浴の温度を245℃に調整す
る。引き続いて、1時間当り60の空気と32gの
パントラクトンを蒸発器へ供給する。パントラク
トンの97.8%が転化され、そしてケトパントラク
トンは78.7%の選択率で生成される。
塩を実施例1に記載する反応器において触媒とし
て使用し、そして空気浴の温度を245℃に調整す
る。引き続いて、1時間当り60の空気と32gの
パントラクトンを蒸発器へ供給する。パントラク
トンの97.8%が転化され、そしてケトパントラク
トンは78.7%の選択率で生成される。
使用する触媒は、次のようにして製造できる。
500mlの水中の24.72gのアンモニウムへプタモ
リブデート四水和物の溶液を、100mlの水中の
12.12gの硝酸鉄()九水和物および5.10gの
硝酸銀の溶液で処理する。沈殿を吸引過し、水
洗し、次いで300gの担体〔直径6mmのセラミツ
ク球、ロウセンタル(Rosenthal)社からRST
F1/Spの名称で入手できる)と一緒に広口フラ
スコへ加え、水でおおう。引き続いて、回転蒸発
器により、できるだけ遅い回転速度で90℃におい
て、空気流の助けにより、水を除去する。得られ
る触媒を、最後に450℃にさらに16時間加熱する。
リブデート四水和物の溶液を、100mlの水中の
12.12gの硝酸鉄()九水和物および5.10gの
硝酸銀の溶液で処理する。沈殿を吸引過し、水
洗し、次いで300gの担体〔直径6mmのセラミツ
ク球、ロウセンタル(Rosenthal)社からRST
F1/Spの名称で入手できる)と一緒に広口フラ
スコへ加え、水でおおう。引き続いて、回転蒸発
器により、できるだけ遅い回転速度で90℃におい
て、空気流の助けにより、水を除去する。得られ
る触媒を、最後に450℃にさらに16時間加熱する。
実施例 5
セラミツク上に担持されたニツケルバナジン酸
塩を実施例1に記載する反応器において触媒とし
て使用し、そして空気浴の温度を270℃に調節す
る。引き続いて、1時間当り100の空気と32g
のパントラクトンを蒸発器へ加える。パントラク
トンの99.2%が転化され、そしてケトパントラク
トンは79.8%の選択率で生成する。
塩を実施例1に記載する反応器において触媒とし
て使用し、そして空気浴の温度を270℃に調節す
る。引き続いて、1時間当り100の空気と32g
のパントラクトンを蒸発器へ加える。パントラク
トンの99.2%が転化され、そしてケトパントラク
トンは79.8%の選択率で生成する。
使用する触媒は、次のようにして製造できる。
50mlの水中の16.98gの硝酸ニツケルの溶液を、
1000mlの水中の13.66gのバナジン酸アンモニウ
ムの、60℃に加温した、溶液によく撹拌しながら
ゆつくり加え、次いでこの混合物を回転蒸発器で
濃縮し、冷却する。得られた沈殿を吸引過し、
洗浄し、実施例4に記載する方法に類似する方法
でセラミツク球へ固定し、そして得られた触媒を
500℃に16時間加熱する。
1000mlの水中の13.66gのバナジン酸アンモニウ
ムの、60℃に加温した、溶液によく撹拌しながら
ゆつくり加え、次いでこの混合物を回転蒸発器で
濃縮し、冷却する。得られた沈殿を吸引過し、
洗浄し、実施例4に記載する方法に類似する方法
でセラミツク球へ固定し、そして得られた触媒を
500℃に16時間加熱する。
実施例 6
セラミツク上に担持された銅バナジン酸塩を実
施例1に記載する反応器において触媒として使用
し、そして空気浴の温度を250℃に調節する。1
時間当り60の空気と32gのパントラクトンを蒸
発器へ加える。パントラクトンの99.0%が転化さ
れ、そしてケトパントラクトンは77.5%の選択率
で生成される。
施例1に記載する反応器において触媒として使用
し、そして空気浴の温度を250℃に調節する。1
時間当り60の空気と32gのパントラクトンを蒸
発器へ加える。パントラクトンの99.0%が転化さ
れ、そしてケトパントラクトンは77.5%の選択率
で生成される。
使用する触媒は、次のようにして製造できる
50mlの水中の9.96gの塩化銅()二水和物の
溶液を、1000mlの水中の13.66gのバナジン酸ア
ンモニウムの、60℃に加温した、溶液によく撹拌
しながらゆつくり加える。得られた沈殿を吸引
過し、洗浄し、実施例4に記載する方法に類似す
る方法でセラミツク球へ固定し、そして得られた
触媒を500℃に16時間加熱する。
溶液を、1000mlの水中の13.66gのバナジン酸ア
ンモニウムの、60℃に加温した、溶液によく撹拌
しながらゆつくり加える。得られた沈殿を吸引
過し、洗浄し、実施例4に記載する方法に類似す
る方法でセラミツク球へ固定し、そして得られた
触媒を500℃に16時間加熱する。
実施例 7
セラミツク上に担持された銀バナジン酸塩を実
施例1に記載する反応器において触媒として使用
し、そして空気浴中の温度を250℃に調整する。
引き続いて、1時間当り60の空気と27gのパン
トラクトンを蒸発器へ加える。パントラクトンの
98.4%が転化され、そしてケトパントラクトンは
84.4%の選択率で生成される。
施例1に記載する反応器において触媒として使用
し、そして空気浴中の温度を250℃に調整する。
引き続いて、1時間当り60の空気と27gのパン
トラクトンを蒸発器へ加える。パントラクトンの
98.4%が転化され、そしてケトパントラクトンは
84.4%の選択率で生成される。
使用する触媒は、次のようにして製造できる
125mlの水中の15.5gの硝酸銀の溶液を、1000
mlの水中の8.78gのパナジン酸アンモニウムの、
60℃に加温した、溶液によく撹拌しながらゆつく
り加える。得られた沈殿を吸引過し、洗浄し、
実施例4に記載する方法に類似する方法でセラミ
ツク球へ固定し、そして得られた触媒を500℃に
16時間加熱する。
mlの水中の8.78gのパナジン酸アンモニウムの、
60℃に加温した、溶液によく撹拌しながらゆつく
り加える。得られた沈殿を吸引過し、洗浄し、
実施例4に記載する方法に類似する方法でセラミ
ツク球へ固定し、そして得られた触媒を500℃に
16時間加熱する。
実施例 8
工業銘柄のパラトラクトン(83.5%の含量)
を、実施例1に記載する方法に類似する方法で反
応させる。空気浴の温度を270℃に調節し、そし
て1時間当り60の空気と41gの工業銘柄のパン
トラクトンを蒸発器へ加える。パントラクトンの
99%が転化され、そしてケトパントラクトンは92
%(パントラクトに基づく)の選択率で生成され
る。
を、実施例1に記載する方法に類似する方法で反
応させる。空気浴の温度を270℃に調節し、そし
て1時間当り60の空気と41gの工業銘柄のパン
トラクトンを蒸発器へ加える。パントラクトンの
99%が転化され、そしてケトパントラクトンは92
%(パントラクトに基づく)の選択率で生成され
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式 のケトパントラクトンを式 のパントラクトンから製造するにあたり、式の
パントラクトンを、バナジウム酸化物含有触媒ま
たはモリブデン酸化物含有触媒の存在下に、酸素
または酸素含有ガスで気相において脱水素するこ
とを特徴とする式のケトパントラクトンの製造
方法。 2 五酸化バナジウム、三酸化モリブデン、ある
いは鉄、ニツケル、銀、銅またはコバルトのパナ
ジン酸塩またはモリブデン酸塩を含有する触媒を
使用する特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 五酸化バナジウムまたは三酸化モリブデンを
含有する触媒を使用する特許請求の範囲第2項記
載の方法。 4 不活性担体上に、好ましくはα−アルミニウ
ム酸化物またはセラミツク上に固定された触媒を
使用する特許請求の範囲第1〜3項のいずれかに
記載の方法。 5 α−アルミニウム酸化物上に担持された、五
酸化バナジウムまたは五酸化バナジウムと三酸化
モリブデンとの混合物を触媒として使用する特許
請求の範囲第4項記載の方法。 6 反応を空気を用いて実施し、前記空気に、必
要に応じて、窒素およびまたは反応器からの排ガ
スを加える特許請求の範囲第1〜5項のいずれか
に記載の方法。 7 反応を過剰量の酸素含有ガスを用いて実施す
る特許請求の範囲第1〜6項のいずれかに記載の
方法。 8 反応を約150℃〜約400℃、好ましくは約200
℃〜約350℃の温度において実施する特許請求の
範囲第1〜7項のいずれかに記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| CH88982 | 1982-02-12 | ||
| CH889/82-5 | 1982-02-12 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58148872A JPS58148872A (ja) | 1983-09-05 |
| JPH057387B2 true JPH057387B2 (ja) | 1993-01-28 |
Family
ID=4197541
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58019898A Granted JPS58148872A (ja) | 1982-02-12 | 1983-02-10 | ケトパントラクトンの製造方法 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4904805A (ja) |
| EP (1) | EP0086322B1 (ja) |
| JP (1) | JPS58148872A (ja) |
| AT (1) | ATE34744T1 (ja) |
| DE (1) | DE3376830D1 (ja) |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US1627091A (en) * | 1923-03-05 | 1927-05-03 | Boehringer Sohn Ingelheim | Making keto and aldo aliphatic carboxylic acids |
| US1614195A (en) * | 1923-03-05 | 1927-01-11 | Firm Of C H Boehringer & Sohn | Process for the manufacture of esters of oxy-acids |
| JPS4935353A (ja) * | 1972-08-08 | 1974-04-01 | ||
| DE2243583C3 (de) * | 1972-09-05 | 1979-12-20 | Hoechst Ag, 6000 Frankfurt | Verfahren zur Herstellung eines Kobaltmolybdat-Katalysators |
| DE2403042A1 (de) * | 1973-02-05 | 1974-08-08 | Allied Chem | Verfahren zur herstellung von maleinsaeureanhydrid |
| JPS5946516B2 (ja) * | 1977-12-22 | 1984-11-13 | 財団法人相模中央化学研究所 | ケトパントイルラクトンの製造方法 |
| US4225506A (en) * | 1978-05-30 | 1980-09-30 | Hoffmann-La Roche Inc. | Process for manufacturing a diketone |
-
1983
- 1983-01-05 AT AT83100055T patent/ATE34744T1/de not_active IP Right Cessation
- 1983-01-05 DE DE8383100055T patent/DE3376830D1/de not_active Expired
- 1983-01-05 EP EP83100055A patent/EP0086322B1/de not_active Expired
- 1983-02-10 JP JP58019898A patent/JPS58148872A/ja active Granted
-
1984
- 1984-12-17 US US06/682,123 patent/US4904805A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58148872A (ja) | 1983-09-05 |
| DE3376830D1 (en) | 1988-07-07 |
| ATE34744T1 (de) | 1988-06-15 |
| EP0086322A3 (en) | 1984-08-15 |
| US4904805A (en) | 1990-02-27 |
| EP0086322B1 (de) | 1988-06-01 |
| EP0086322A2 (de) | 1983-08-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5006507B2 (ja) | アクリル酸の製造方法 | |
| US3171859A (en) | Process for the manufacture of unsaturated aldehydes or ketones | |
| KR20010043832A (ko) | o-크실렌/나프탈렌 혼합물의 기상 촉매접촉 산화를 통한프탈산 무수물의 제조 방법 | |
| US4174459A (en) | Process for producing methacrylic acid | |
| US4148822A (en) | Process for the manufacture of methacrylic or acrylic acid | |
| JPH0211307B2 (ja) | ||
| US4700009A (en) | Process for preparing a substituted benzaldehyde | |
| US4054607A (en) | Process for preparing anisaldehyde | |
| JPH057387B2 (ja) | ||
| KR900002454B1 (ko) | 메타크릴산의 제조방법 및 이 방법에 사용되는 촉매 | |
| US4420641A (en) | Formaldehyde production | |
| JP3143598B2 (ja) | 高純度無水フタル酸の製造方法 | |
| US3704251A (en) | Production of phenyl-maleic anhydride by catalytic vapor phase oxidation of biphenyl or sec-butyl benzene | |
| JP3989226B2 (ja) | ピルビン酸の製造方法 | |
| JPS5918370B2 (ja) | 或る種の≧c↓4飽和オキシ炭化水素化合物の酸化脱水素 | |
| JPH0153853B2 (ja) | ||
| US4386014A (en) | Catalyst of supported silver and lead for the production of formaldehyde | |
| JP2010083899A (ja) | アクリル酸の製造方法 | |
| JPS6197247A (ja) | α−ケトン酸エステル類の製造法 | |
| US3546257A (en) | Oxidation of aliphatic dienes to produce furaldehydes | |
| US4178305A (en) | Oxidative dehydrogenation of propionitrile to acrylonitrile | |
| JPS6121215B2 (ja) | ||
| KR960003951B1 (ko) | 무수 나프탈산의 제조방법 | |
| EP0272846B1 (en) | Synthesis of carbonyl compounds | |
| SU910629A1 (ru) | Способ получени окиси циклогексена |