JPH0573886A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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Publication number
JPH0573886A
JPH0573886A JP26276291A JP26276291A JPH0573886A JP H0573886 A JPH0573886 A JP H0573886A JP 26276291 A JP26276291 A JP 26276291A JP 26276291 A JP26276291 A JP 26276291A JP H0573886 A JPH0573886 A JP H0573886A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
polyol
vinyl chloride
resin
magnetic layer
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP26276291A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimihiko Konno
公彦 金野
Teruhisa Miyata
照久 宮田
Kenji Tanaka
憲司 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一般式、−O−PO(OM1 )(OM2 )又は
−CO2 M1 もしくは−SO3 M1 (但し、M1 はH又
はアルカリ金属、M2 はH又は炭素数4以下のアミン化
合物である。)で表される極性基の少なくとも1種を含
む重合度が300以上の塩化ビニル系樹脂と、ガラス転
移温度が20℃以上のポリウレタン樹脂と、水酸基価が
40〜320のポリオ−ルと、ポリイソシアネ−ト化合
物とを磁性層中に含有させて、走行耐久性を充分に向上
させる。 【構成】 一般式、−O−PO(OM1 )(OM2 )又は
−CO2 M1 もしくは−SO3 M1 (但し、M1 はH又
はアルカリ金属、M2 はH又は炭素数4以下のアミン化
合物である。)で表される極性基の少なくとも1種を含
む重合度が300以上の塩化ビニル系樹脂と、ガラス転
移温度が20℃以上のポリウレタン樹脂と、水酸基価が
40〜320のポリオ−ルと、ポリイソシアネ−ト化合
物とが含まれた磁性層を有する磁気記録媒体

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は磁気記録媒体に関し、
さらに詳しくは走行耐久性に優れた磁気記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、磁性粉末、結合剤樹脂、有機溶
剤およびその他の必要成分からなる磁性塗料をポリエス
テルフィルムなどの基体上に塗布、乾燥してつくられる
磁気記録媒体は、記録密度の向上とともに耐久性の向上
が求められており、磁気記録媒体の使用環境の拡大にと
もなって、特に、充分な走行耐久性を確保することが求
められている。このため、磁性粉末の分散剤を利用した
り、磁性粉末の分散性に優れた結合剤樹脂を使用したり
して、磁性粉末の分散性や磁性層の耐久性を改善するこ
とが行われており、たとえば、スルホン結合を有するポ
リエステルポリウレタンを使用することが行われてい
る。(特開昭62−262220号)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種のス
ルホン結合を有するポリウレタンを用いると、磁性粉末
の分散性や磁性層の耐久性が改善されるものの充分でな
く、特に走行耐久性の改善は未だ充分でない。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、かかる現状
に鑑み種々検討を行った結果なされたもので、磁性層中
に、一般式、 −O−PO(OM1 )(OM2 )または−CO2 M1 もし
くは−SO3 M1 (但し、M1 はHまたはアルカリ金属、M2 はHまたは
炭素数4以下のアミン化合物である。)で表される極性
基の少なくとも1種を含む重合度が300以上の塩化ビ
ニル系樹脂と、ガラス転移温度が20℃以上のポリウレ
タン樹脂と、水酸基価が40〜320のポリオ−ルと、
ポリイソシアネ−ト化合物とを含有させることによっ
て、磁性粉末の分散性を良好にするとともに、磁性層の
機械的強度を充分に向上させ、かつベ−スフィルムとの
接着性を良好にして、走行耐久性を充分に向上させたも
のである。
【0005】この発明によれば、前記一般式で表される
極性基の少なくとも1種を含む重合度が300以上の塩
化ビニル系樹脂によって磁性粉末の分散性が向上され、
ガラス転移温度が20℃以上のポリウレタン樹脂によっ
て磁性層に適度な柔軟性が付与され、耐久性が向上され
る。また、水酸基価が40〜320のポリオ−ルと、ポ
リイソシアネ−ト化合物とが併用されるため、前記の塩
化ビニル系樹脂とポリウレタン樹脂さらに水酸基価が4
0〜320のポリオ−ルが、ポリイソシアネ−ト化合物
と架橋結合して磁性層の機械的強度が強化され、さらに
水酸基価が40〜320のポリオ−ルは、全ての水酸基
がポリイソシアネ−ト化合物と反応せずに一部が未反応
のまま残り、この残った水酸基によってベ−スフィルム
との接着性が改善される。
【0006】従って、磁性層中に、前記の塩化ビニル系
樹脂とポリウレタン樹脂とポリオ−ルとポリイソシアネ
−ト化合物とが含有されると、磁性粉末の分散性が向上
されるとともに、強靭な磁性層が形成され、さらに磁性
層とベ−スフィルムの接着性が改善されて、走行耐久性
が充分に向上される。
【0007】この発明において使用される塩化ビニル系
樹脂は、重合度が300以上で、一般式、 −O−PO(OM1 )(OM2 )または−CO2 M1 もし
くは−SO3 M1 (但し、M1 はHまたはアルカリ金属、M2 はHまたは
炭素数4以下のアミン化合物である。)で表される極性
基の少なくとも1種を含むものが好ましく使用され、こ
れらの一般式で表される極性基は、いずれも磁性粉末粒
子表面に強固に吸着する。しかして、磁性粉末との親和
性がよく、磁性粉末の分散性が充分に向上される。ま
た、この種の塩化ビニル系樹脂は、ポリイソシアネ−ト
化合物と併用されると架橋結合し、磁性層の機械的強度
を強化する。使用量は、磁性粉末の分散性を充分に向上
させるため、磁性粉末に対して5〜33重量%の範囲内
で使用することが好ましい。
【0008】このような塩化ビニル系共重合体の具体例
としては、たとえば、リン酸基、カルボキシル基、スル
ホン酸ナトリウム基、スルホン酸カリウム基をそれぞれ
導入した塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコ−ル共
重合体、リン酸基あるいはスルホン酸基を導入した塩化
ビニル−ヒドロキシプロピルアクリレ−ト共重合体、リ
ン酸基あるいはスルホン酸基を導入した塩化ビニル−ヒ
ドロキシプロピルメタクリレ−ト共重合体、リン酸基あ
るいはスルホン酸基を導入した塩化ビニル−ヒドロキシ
エチルアクリレ−ト共重合体、リン酸基あるいはスルホ
ン酸基を導入した塩化ビニル−ヒドロキシエチルメタク
リレ−ト共重合体などが挙げられ、具体例としては、た
とえば、日本ゼオン社製;MR110等が挙げられる。
【0009】また、併用されるポリウレタン樹脂は、ガ
ラス転移温度が20℃以上のものが好適なものとして使
用され、この種のポリウレタン樹脂は、磁性粉末の分散
性に優れると同時に適度な弾性を有する。しかして、こ
の種のポリウレタン樹脂が併用されると、磁性粉末の分
散性が向上されると同時に適度な柔軟性を有する磁性層
が得られ、耐久性が向上される。また、この種のポリウ
レタン樹脂は、ポリイソシアネ−ト化合物と併用される
と、分子中に含まれる水酸基等がポリイソシアネ−ト化
合物のイソシアネ−ト基と反応して架橋結合し、磁性層
の機械的強度を強化する。使用量は、耐久性を充分に向
上させるため、磁性粉末に対して5〜33重量%の範囲
内で使用することが好ましい。このようなガラス転移温
度が20℃以上のポリウレタン樹脂の具体例としては、
たとえば、東洋紡社製;UR8300などが挙げられ
る。
【0010】さらに、併用されるポリオ−ルは、水酸基
価が40〜320のものが好ましく使用され、このポリ
オ−ルは、全ての水酸基が併用されるポリイソシアネ−
ト化合物と反応せずに一部が未反応のまま残り、この残
った水酸基によってベ−スフィルムとの接着性が改善さ
れる。これに対し、水酸基価が40より低いポリオ−ル
は、ポリイソシアネ−ト化合物と併用したときポリイソ
シアネ−ト化合物と反応せずに残る水酸基が少なくなっ
て、ベ−スフィルムとの接着性が改善されず、走行耐久
性が充分に向上されない。また、水酸基価が320を越
えるポリオ−ルは、磁性塗料への溶解性が悪いため、磁
性塗料中における磁性粉末の分散が低下する。
【0011】使用量は、塩化ビニル系樹脂、ポリウレタ
ン樹脂およびポリイソシアネ−ト化合物を含めた全結合
剤樹脂中に1〜50重量%であることが好ましく、1重
量%より少ないと所期の効果が得られず、50重量%を
越えるとポリオ−ルとポリイソシアネ−ト化合物との反
応が進行しすぎて架橋点間距離が短くなりすぎ、磁性層
がもろくなって、耐久性が低下する。このような水酸基
価が40〜320のポリオ−ルの具体例としては、たと
えば、日本ポリウレタン工業社製;ニッポランN13
6,ニッポランN131,ニッポランN121などが挙
げられる。
【0012】ポリイソシアネ−ト化合物としては、たと
えば、日本ポリウレタン工業社製;コロネ−トL,コロ
ネ−トHL,コロネ−トHX,コロネ−トNなどが好適
なものとして使用され、これらのポリイソシアネ−ト化
合物が併用されると、前記の塩化ビニル系樹脂、ポリウ
レタン樹脂およびポリオ−ルと架橋結合し、磁性層の機
械的強度が強化されて、走行耐久性が充分に向上され
る。使用量は結合剤樹脂全量に対し5〜100重量%の
範囲で使用するのが好ましく、5重量%以下の量では磁
性層の機械的強度が充分に向上されず、100重量%を
越えると架橋結合が多くなりすぎて磁性層が硬くなりも
ろくなる。
【0013】この発明の磁気記録媒体を製造するには常
法に準じて行えばよく、たとえば、前記の塩化ビニル系
樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリオ−ルおよびポリイソシ
アネ−ト化合物を、磁性粉末、有機溶剤およびその他の
添加剤とともに混合分散して磁性塗料を調製し、この磁
性塗料をポリエステルフィルムなどの基体上に、吹付け
もしくはロ−ル塗りなどの任意の手段で塗布し、乾燥す
ればよい。
【0014】ここで、使用する磁性粉末としては、γ−
Fe2 O3 粉末、Fe3 O4 粉末、Co含有γ−Fe2
O3 粉末、Co含有Fe3 O4 粉末、CrO2 粉末の
他、Fe粉末、Co粉末、Coフェライト粉末、Baフ
ェライト粉末などの金属粉末など、従来公知の各種磁性
粉末が広く包含される。
【0015】また、有機溶剤としては、シクロヘキサノ
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、酢
酸エチル、ベンゼン、トルエン、キシレン、テトラヒド
ロフラン、ジオキサンなど、使用する結合剤樹脂を溶解
するのに適した溶剤が、特に制限されることなく単独ま
たは二種以上混合して使用される。
【0016】なお、磁性塗料中には、通常使用されてい
る各種添加剤、たとえば、潤滑剤、研磨剤、帯電防止
剤、分散剤などを任意に添加使用してもよい。
【0017】
【実施例】次に、この発明の実施例について説明する。 実施例1 α−Fe粉末(飽和磁化135 emu/g、保磁力1500エ 80重量部 ルステッド、BET比表面積50m2 /g、Al含有量5 重量%) MR110(日本ゼオン社製;−SO3 K含有塩化ビニル系 10 〃 樹脂) UR8300(東洋紡社製;ポリウレタン樹脂、ガラス転移 4 〃 温度20℃) ニッポランN136(日本ポリウレタン工業社製;ポリオ− 4 〃 ル、水酸基価41) アルミナ 8 〃 カ−ボンブラック 4 〃 オレイルオレ−ト 8 〃 メチルエチルケトン 83 〃 シクロヘキサノン 83 〃 トルエン 83 〃 この組成物をボ−ルミル中で48時間混合分散した後、
さらにコロネ−トL(日本ポリウレタン工業社製;ポリ
イソシアネ−ト化合物)を2重量部添加し、30分間混
合後、フィルタを通して磁性塗料を調製した。この磁性
塗料を厚さ62μmのポリエステルフィルムの両面に、
乾燥後の厚さが 0.5μmとなるように塗布、乾燥して磁
性層を形成した。次いで、これを60℃で48時間キュ
アリング処理した後、 3.5インチの円盤状に打ち抜き、
磁気ディスクを作製した。
【0018】実施例2 実施例1における磁性塗料の組成において、ニッポラン
N136に代えて、ニッポランN121(日本ポリウレ
タン工業社製;ポリオ−ル、水酸基価300)を同量使
用した以外は、実施例1と同様にして磁気ディスクを作
製した。
【0019】実施例3 実施例1における磁性塗料の組成において、ニッポラン
N136に代えて、ニッポランN131(日本ポリウレ
タン工業社製;ポリオ−ル、水酸基価150)を使用
し、ニッポランN131とUR8300との混合比を種
々に変更した以外は、実施例1と同様にして多数の磁気
ディスクを作製した。
【0020】比較例1 実施例1における磁性塗料の組成において、ニッポラン
N136を省き、UR8300の使用量を4重量部から
8重量部に変更した以外は、実施例1と同様にして磁気
ディスクを作製した。
【0021】実施例3で得られた多数の磁気ディスクを
3.5インチFDDに装填し、0℃と50℃の条件下に交
互に放置する温度サイクル環境下での耐久性および50
℃の高温下での耐久性を調べた。図1は、その結果をグ
ラフで表したもので、グラフAは温度サイクル環境下で
の耐久性を示し、グラフBは50℃の高温下での耐久性
を示す。これらのグラフから、塩化ビニル系樹脂、架橋
剤にポリウレタン樹脂のみを混合したものに比べて、ポ
リウレタン樹脂とポリオ−ルを併用した方が耐久性が良
好であることがわかり、特に、ポリウレタン樹脂とポリ
オ−ルの配合比が1:3〜3:1のものが良好であるこ
とがわかる。
【0022】また、実施例1,2および比較例1で得ら
れた磁気ディスクを 3.5インチFDDに装填し、0℃と
50℃の条件下に交互に放置する温度サイクル環境下で
の耐久性および50℃の高温下での耐久性を調べた。下
記表1はその結果である。
【0023】
【0024】
【発明の効果】上記表1から明らかなように、この発明
で得られた磁気ディスク(実施例1および2)は、比較
例1で得られた磁気ディスクに比し、いずれも温度サイ
クル耐久性および高温耐久性がよく、このことからこの
発明によって得られる磁気記録媒体は、走行耐久性が一
段と向上されていることがわかる。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明で得られた磁気ディスクの0℃と50
℃の条件下に交互に放置する温度サイクル環境下での耐
久性および50℃の高温下での耐久性と、ポリウレタン
樹脂およびポリオ−ルの配合量との関係図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式、 −O−PO(OM1 )(OM2 )または−CO2 M1 もし
    くは−SO3 M1 (但し、M1 はHまたはアルカリ金属、M2 はHまたは
    炭素数4以下のアミン化合物である。)で表される極性
    基の少なくとも1種を含む重合度が300以上の塩化ビ
    ニル系樹脂と、ガラス転移温度が20℃以上のポリウレ
    タン樹脂と、水酸基価が40〜320のポリオ−ルと、
    ポリイソシアネ−ト化合物とが含まれた磁性層を有する
    磁気記録媒体
JP26276291A 1991-09-13 1991-09-13 磁気記録媒体 Withdrawn JPH0573886A (ja)

Priority Applications (1)

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JP26276291A JPH0573886A (ja) 1991-09-13 1991-09-13 磁気記録媒体

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JP26276291A JPH0573886A (ja) 1991-09-13 1991-09-13 磁気記録媒体

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ID=17380238

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JP26276291A Withdrawn JPH0573886A (ja) 1991-09-13 1991-09-13 磁気記録媒体

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5521586A (en) * 1993-06-30 1996-05-28 Ricoh Company, Ltd. Electronic apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5521586A (en) * 1993-06-30 1996-05-28 Ricoh Company, Ltd. Electronic apparatus

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19981203