JPH057445U - 熱転写装置 - Google Patents

熱転写装置

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JPH057445U
JPH057445U JP40618190U JP40618190U JPH057445U JP H057445 U JPH057445 U JP H057445U JP 40618190 U JP40618190 U JP 40618190U JP 40618190 U JP40618190 U JP 40618190U JP H057445 U JPH057445 U JP H057445U
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transfer
transferred
thermal transfer
film
plate
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JP40618190U
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公一 鈴木
善人 安川
重男 村田
一也 佐藤
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Navitas Co Ltd
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Navitas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 物体に転写フィルムを介して熱盤を押しつけ
ることにより、物体表面に絵柄を熱転写して絵付け製品
を製造する装置において、絵付け製品の高速生産を可能
にする。 【構成】 チューブを支持する治具23を一定間隔で送
る搬送手段3と、搬送手段3の上方位置においてチュー
ブの搬送方向に並設された複数の熱盤ユニット2A,2
Bと、搬送手段3とそれぞれの熱盤ユニット2A,2B
との間に転写フィルム4を供給する手段5a,5bとを
備え、搬送手段3における治具23の配設ピッチ間隔
を、チューブが重複して熱転写を受けることなく複数の
熱盤ユニット2A,2Bを通過するように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は 、所定の転写パターンを有する転写版を転写フィルムを介して被転 写物に押しつけることにより、転写フィルムの転写層を上記パターン通りに転写 する熱転写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
樹脂成形品の表面に図柄や文字等からなる絵柄を転写するために用いられる熱 転写装置は(ホットスタンプ)は、周知のように、表面に上記絵柄が所定のパタ ーンで凸状に形成された転写版を熱盤に取りつけた状態で、該熱盤を転写フィル ムを介して被転写物に押しつけ、この押しつけ時の圧力と熱とで転写フィルム面 に形成されている転写層を上記パターン通りに転写して絵付け製品を製造するも のであるが、絵付けすべき被転写物が図7に示すような合成樹脂によって成形さ れたチューブ状のものであり、かつ該チューブAの周面に絵柄Bを転写させる必 要があるときは、該チューブAが柔軟なものであるため、そのままでは前記の熱 盤の押しつけによる動作で熱転写が行えない。
【0003】 そこで、チューブ底部aを熱溶着によってシールする前の段階でチューブAの 内部に治具を挿嵌してチューブ形状を保つと共に、該チューブAを回転可能に保 持した状態で、該チューブAに熱盤を押しつけ、かつ該押しつけ状態でチューブ Aを搬送して、そのときの接触圧によってチューブAを回転させてチューブ周面 に絵付けすることが考えられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記のようなチューブに対し絵付けを行う装置においては、高速絵 付けによって大量生産を行うためには、熱盤に対するフィルムの供給を高速化す ると共に、熱転写時間を短縮すればよいことになる。しかし、近年の改良により 転写に要する時間が大幅に少なくて済む転写フィルムが開発されているとはいえ 、チューブに対して良質の絵付けを施すためには或る転写時間を確保する必要が あって、それ以上転写時間を短くして絵付けを行うことは困難であるから、量産 性に欠けるきらいがあった。
【0005】 そこで、本考案はチューブ状等の筒状の被転写物に対して前述の熱盤を用いて 絵付けを施すものにおいて、良質の絵付け製品を高速生産できる熱転写装置の提 供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案にかかる熱転写装置は、上記の課題に対処すべく次のように構成したこ とを特徴とする。
【0007】 すなわち、本考案の請求項1にかかる考案(以下、第1考案と称す)は、所定 の転写パターンを有する転写版が取りつけられている熱盤を、該熱盤の下方を通 って搬送される被転写物に転写フィルムを介して押しつけることにより、該転写 フィルムの転写層を上記パターン通りに被転写物表面に転写する熱転写装置にお いて、被転写物の搬送方向に並設されている複数の熱盤と、それぞれの熱盤に対 してその下方に上記転写フィルムを供給するフィルム供給手段と、上記被転写物 を一定間隔で回転可能に支持する治具を連続的に搬送する搬送手段と、上記複数 の熱盤をこれらの直下位置に被転写物が搬入されたときに下降させると共に、熱 転写後に上昇させる熱盤昇降手段とを有し、上記搬送手段における治具の配設ピ ッチ間隔が、被転写物が複数の熱盤のうちのいずれかによってのみ熱転写されて 重複転写されることなく熱盤を通過するものとされていることを特徴とする。
【0008】 さらに、本考案の請求項2にかかる考案(以下、第2考案と称す)は、搬送手 段の熱転写動作間における搬送速度が、熱転写動作中の搬送速度よりも高速とさ れていることを特徴とする。
【0009】
【作用】 上記の第1考案によれば、治具によって支持された状態で搬送される被転写物 に対して熱盤が押しつけられたときに、被転写物を熱盤に接して回転させること により、転写版に形成されている転写パターンが転写フィルムの転写層によって 被転写物の周面に転写される。その場合、被転写物の搬送方向に複数の転写用の 熱盤を設けると共に、搬送手段における治具の配設ピッチ間隔が、被転写物が複 数の熱盤のうちのいずれかによってのみ熱転写されて重複転写されることなく熱 盤を通過するものとされているから、複数の熱盤を同時に作動させて熱転写を行 うことができ、したがって一度に熱盤と同数の被転写物に対し絵付けができる。 また被転写物を連続的に搬送している状態で、熱転写するので、熱転写中も該被 転写物の送りが行え、熱転写動作間の時間間隔が短くなる。
【0010】 さらに、上記の第2考案によれば、熱盤が下降して被転写物に熱転写を施して いる状態から熱転写が完了して熱盤が上昇すると、次の熱転写動作までの間、被 転写物の搬送速度が上がるので、被転写物の送りがその増速分、高速化され、し たがって熱転写動作間隔がさらに短くなる。
【0011】
【実施例】
次に、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
【0012】 図1は本考案にかかる熱転写装置1の実施例の正面図、図2はその概略構成を 示し、熱盤ユニット2A,2Bが2つ並設されると共に、これら熱盤ユニット2 A,2Bの下方に図7に示すチューブAを搬送する搬送手段3が備えられ、該搬 送手段3によって上記チューブAを連続的に搬送して、それぞれの熱盤ユニット 2A,2Bの直下に同時に搬入すると共に、該搬入に同期して熱転写を行い、か つこの熱転写されたチューブAをさらに搬送して取り出し位置に送るように構成 されている。また、各熱盤ユニット2A,2Bに対応して転写フィルム4,4を 供給するフィルム供給手段5a,5bがそれぞれの熱盤ユニット2A,2Bに対 応して設けられている。
【0013】 上記の搬送手段3は、図2に示す左右のスプロケット6,6に一対のエンドレ スチェン7,7を掛け渡して構成されたチェンコンベアからなり、モータ8の回 転力がプーリ9およびベルト10によってクラッチブレーキ11に入力され、さ らに該クラッチブレーキ11から上記搬送手段3に伝達されるようになされてい る。
【0014】 その場合のクラッチブレーキ11からの伝達はプーリ12,13およびベルト 14によってなされ、まず図3に示す第1のギアボックス15に入力される。そ して伝達方向を90度変換して伝達軸16に取り出されたのち、第2のギアボッ クス17を経ることによって再び伝達方向を90度変換してスプロケット軸18 の回転に使用され、これによってスプロケット6,6ならびにチェン7,7(す なわち搬送手段3)が駆動される。
【0015】 一方、上記のスプロケット軸18は図2ないし図4に示す前後一対のフレーム 19,19に取りつけられ、これらのフレーム19,19が上記チェン7,7に より牽引されるスライド台20の走行ガイド部材として使用されている。すなわ ち、図4に示すようにチェン7,7に該チェン長手方向に一定した配置間隔でス ライド台20が固定されると共に、上記のフレーム19,19に該スライド台2 0の前後両端を上下から掴むガイドローラ21〜21が取りつけられ、チェン7 ,7が駆動されるに伴いスライド台20が前後2つの熱盤2A,2Bの直下を通 過するエンドレス方向に循環走行すべくなされている。
【0016】 さらに、各スライド台20には支持ブロック22が立設され、これにチューブ Aを支持する治具23〜23が回転自在に軸受けされる。その場合、治具23〜 23はその後端部を支持ブロック22に支持された状態で熱転写装置1の前面側 に水平に突出しており、また該突出部分がチューブAの内部にほぼ隙間なく嵌る 形状とされて、チェン7,7の駆動により熱盤ユニット2A,2Bの直下を通過 するようになされている。
【0017】 次に、搬送手段3における治具23〜23の配設ピッチ間隔と、熱盤ユニット 2A,2Bの配置間隔との関係、ならびに搬送手段3における治具23ないしチ ューブAの搬送速度の関係を図6を用いて説明すると、スライド台20および治 具23はチェン7,7に一定ピッチ間隔で取りつけられ、そのピッチ間隔をPと し、熱盤ユニットの数をNとすると、1回の熱転写サイクルに要する治具23の 送り量Lは配設ピッチ間隔Pの熱盤ユニット数倍、すなわちP×Nとされ、また 配設ピッチ間隔Pは、チューブAが複数の熱盤ユニット2A,2Bのうちのいず れかによってのみ熱転写されて、熱転写を重複して受けることなく熱盤ユニット を通過するものとされている。
【0018】 すなわち具体的には、この実施例の場合、図6に示すように配設ピッチ間隔P は熱盤ユニット間隔Dの3分の1の長さとされると共に、搬送手段3における送 り量Lが治具配設ピッチ間隔Pの2倍となるように設定されている。
【0019】 ところで、上記の搬送手段3が図3に示す回転力伝達経路を経たモータ回転力 により駆動されることは先に述べたが、この回転力伝達経路の第1のギアボック ス15から出ている伝達軸16にスプロケット24,24が取りつけられ、この スプロケット24,24を利用してモータ回転力を分岐して取り出している。こ の取り出した回転力は次に詳述する熱盤ユニット昇降手段25の駆動に使用され るもので、図4に示すカム軸26を回転させる。したがって図示していないが、 カム軸26には図3中のスプロケット24,24にチェンで連動するスプロケッ トが取りつけられていることになる。なお、伝達軸16と搬送手段3のスプロケ ット軸18の関係から明らかなように、カム軸26はスプロケット軸18とは直 角な方向に位置し、図4から明らかなようにチューブAの搬送方向に平行に位置 して回転する。
【0020】 熱盤ユニット2A,2Bの昇降手段25では、図4および図5に示すように固 定側フレーム27から搬送手段3の直上方位置に向けて水平状に突出させた支持 部材28と、この支持部材28に設けたボス部28a,28aに上下スライド可 能に通された4本のスライドロッド29〜29と、これらスライドロッド29〜 29の上端をむすんで連結された上板30と、同様に下端に連結された下板31 とにより昇降ブロック32が構成され、下板31に結合されている連結板33に 熱盤ユニット2A,2Bが吊り下げられている。
【0021】 すなわち、前述のカム軸26の上方において固定側フレーム27に支軸35を 中心として回動するL形リンク36が取りつけられると共に、カム軸26にカム 板37が固装され、かつこのカム板37に形成されている溝カム38に、L形リ ンク36の一方のリンク先端に軸支されているカムホロワ39が係合され、これ によりカム板37の回転に応動してリンク36が振れ、他方のリンク先端に連結 されている昇降ブロック32ならびに熱盤ユニット2A,2Bが昇降する。その ため上記のリンク先端は昇降ブロック32の適所に留められる必要があるが、こ の実施例においては、熱盤ユニット退避機構を組み込むため、前記支持部材28 と上板30との間に、シリンダ取り付け板40を配置し、これに前述のスライド ロッド29〜29を通し、かつ該ロッド29〜29に対し該取り付け板40を相 対的にスライド可能とすると共に、このシリンダ取り付け板40の下面にブラケ ット41を固着させ、該ブラケット41に上記のリンク先端をピン42と長穴4 3とによって連結させている。
【0022】 加えて、シリンダ取り付け板40の同じく下面にエアシリンダ44を固定させ 、そのピストンロッド45を下板31に接続させている。したがって、リンク3 6の回動力はシリンダ取り付け板40からエアシリンダ44を経て下板31に及 ぶので、昇降ブロック32が駆動されることになる。
【0023】 また、熱盤ユニット2A,2Bは熱盤本体34に図示しない加熱手段を内蔵す ると共に、その下面に型板46が固定され、この型板46に所要の転写パターン を有する転写版47が着脱自在に取りつけられている。そして、該熱盤ユニット 2A,2Bおよび昇降ブロック32の全体が、昇降ブロック32と固定側フレー ム27との間に張設したリターンバネ55によって上昇方向に付勢されている。
【0024】 上記の熱盤ュニット2A,2Bに対する転写フィルム4,4は、図2における 左右いずれの熱盤ユニット2A,2Bに対しても、フィルム繰り出し軸48,4 8に装填されているフィルムロール4a,4aから引き出されて、ガイドローラ 49〜49を経て熱盤ユニット2A,2Bの下方に供給され、後述する熱転写に 使用されたのち、巻き取り軸50,50に巻き取られるようになされている。な お、4b,4bは継ぎ足し用のサブフィルムロールである。
【0025】 さらに、熱転写装置1には、たとえば前述の伝達軸16の回転角を検出する回 転角センサ51(図2参照)が設けられ、この回転角を検出することによって熱 盤ユニット2A,2Bが上昇位置にあるか、下降位置にあるか等がコントローラ 52によって判断され、転写フィルム4,4の送り制御と共に、モータの回転速 度制御が行われるようになされている。
【0026】 すなわち図6において、熱盤ユニット2A,2Bが上昇位置にある状態からチ ューブAがその直下に搬入されるに伴い下降して該チューブAに押しつけられる 。そしてチューブAはその状態で転写版47に接触しながら定速で回転しつつ搬 送される(もしくは図示しない強制駆動手段により回転されつつ搬送される)。 これによってチューブ周面に絵付けがなされ、該絵付け完了により熱盤ユニット 2A,2Bが上昇する。その間チユーブAは図6中のL1なる距離を移動する。 したがって該L1が熱転写動作期間であって、熱盤ユニット2A,2Bは下降し てチューブAに接触している。その場合、コントローラ52は搬送手段3におけ る搬送速度を熱転写に適した一定搬送速度に保持すると共に、回転角センサ51 によって熱転写が完了し、かつ熱盤ユニット2A,2Bが上昇し始めたことが検 出されると、その時点からモータ8の回転速度を上げて搬送速度を増大させる。 この搬送速度の増速は次の熱転写動作の開始直前まで(つまり熱盤ユニット2A ,2Bが下降を開始する時点まで)行われる。したがって図6中の1熱転写サイ クル送り量Lのうち、熱転写動作時の送り量L1に続く熱転写動作間のL2なる 距離、治具23ならびにチューブAが高速送りされることになる。このようなモ ータ8の回転速度制御のため図2に示すようにモータ8にインバータ53が組み 合わされ、コントローラ52は該インバータ53によりモータ8を制御するよう に構成されている。
【0027】 次に、熱転写動作を説明すると、搬送手段3は既述のように連続的に駆動され るもので、図6に示す1熱転写サイクルにおける治具送り量Lのうち、熱盤ユニ ット2A,2Bによる熱転写動作が加えられるときの送り量L1に対応する搬送 速度が該熱転写に支障をきたさない範囲で高速に選ばれており、これに対しL2 に対応する熱転写動作間における搬送速度が上記熱転写時における搬送速度より も高速に設定されている。また、図1に示すポッパー54から新たなチューブA ,Aが図2の装填部Xで治具23,23に装填されると共に、同じく図2の取り 出し部Yにおいて治具23,23から絵付け済みチューブA,Aが取り外される ように構成されている。
【0028】 また、熱盤ユニット2A,2B側では、昇降ブロック32におけるエアシリン ダ44のピストンロッド45が伸長されており、該伸長で図4に示すようにシリ ンダ取り付け板40が上昇し、上板30に設けられているストッパ56に接当し て位置決めされ、この状態で昇降ブロック32および熱盤ユニット2A,2Bが 昇降駆動される。加えて昇降ブロック32および熱盤ユニット2A,2Bはチュ ーブAならびに治具23がこれら熱盤ユニット2A,2Bの直下にくるときで、 かつ転写フィルム4,4の未使用フイルム部分が熱盤ユニット2A,2Bの下方 に供給されている状態で(この供給時には、必要に応じて転写フィルムの位置決 めが施されるものとする)下降し、かつ所定の熱転写時間後に上昇するように、 搬送手段3と昇降手段25とが同期運転されるようになされている。
【0029】 さらに、各フィルム供給手段5a,5bでは先行する熱転写動作の完了による 熱盤ユニット2A,2Bの上昇と共にフィルム送りがなされ、次の熱転写動作の 前にフィルム送りが停止されるように構成されている。
【0030】 したがって熱転写装置1においては、以上の記載から明らかなように、搬送手 段3の駆動によりそれぞれの熱盤ユニット2A,2Bの直下に、新たなチューブ A,Aが装填されている治具23,23が搬入されるに伴い、昇降手段25によ って熱盤ユニット2A,2Bが下降し、転写フィルム4,4を挟んでチューブA ,Aに押しつけられる。このためチューブA,Aは搬送手段3で連続的に送られ ているから熱盤ユニット2A,2Bにおける転写版47,47との接当で回転し ながら搬送されることになって、転写フィルム4,4の未使用部分の転写層が転 写版47,47の絵柄通りにチューブA,Aの周面に転写され、これによって絵 付けが行われる。
【0031】 そして、上記熱転写完了と共に熱盤ユニット2A,2Bが反転して上昇する。 同時に転写フィルム4,4の送りが開始されて新たな未使用のフィルム部分がそ れぞれの熱盤ユニット2A,2Bの下方に供給されると共に、次に新たなチュー ブA,Aが搬入され、再び熱盤ユニット2A,2Bが下降して熱転写が行われ、 この動作の繰り返しによって次々とチユーブA〜Aの絵付けがなされていく。
【0032】 その際、この実施例では図6で説明したように、2つ設けた熱盤ユニット2A ,2Bの配置間隔Dに対して、搬送手段における治具23〜23の配設ピッチ間 隔Pを3分の1とすると共に、治具23〜23の1熱転写サイクルにおける送り 量Lを配設ピッチ間隔Pの2倍、つまり2ピッチ送りとしているから、a 点にお いて上流側の熱盤ユニット2Aにより熱転写を施されたチューブAは、次の熱転 写開始時点ではb点に送られ、さらに次の熱転写開始時にはc点に送られること になって、下流側の熱盤ユニット2Bによる熱転写動作を重複して受けることが ない。これは下流側の熱盤ユニット2Bによって熱転写されるチューブAが上流 側の熱盤ユニット2Aによる熱転写動作を受けることなく該熱盤ユニット2Aを 通過することを意味する。したがって2つの熱盤ユニット2A,2Bを設けても 重複してチューブA〜Aが熱転写されないと共に、2つの熱盤ユニット2A,2 Bによって同時に2つのチューブA,Aに絵付けが行えることになる。
【0033】 このため、各熱盤ユニット2A,2Bによる熱転写時間をチューブに対して良 好な絵付けが行える最低時間を確保しつつ、単位時間あたりの絵付け個数を増大 することができて、適切な熱転写時間の確保と生産量の増大との双方の要求を満 足させることができる。なお、熱盤ユニットの使用数は2個以上であればよい。
【0034】 加えて、本考案は搬送手段3における搬送速度を、該熱転写が完了して、熱盤 ユニット2A,2Bが上昇を開始した時点から増大させ、次の熱転写のために熱 盤ユニット2A,2Bが下降してチューブA,Aに接するまでの間(つまり図6 のL2なる距離の間)、該増速状態を保持するので、チューブA,Aの送り時間 が短縮される。したがって1熱転写タイクル時間が短くなり、熱転写動作間隔が 短縮されて一層絵付け生産量が増大する。
【0035】 ところで、図2に示すように、搬送手段3ならびに熱盤昇降手段25のそれぞ れ駆動力としてのモータ回転力は、モータ8からクラッチブレーキ11を介して 入力するように構成している。これは何らかの理由によって一時的に熱転写装置 1の稼働を中断する際、クラッチブレーキ11によってモータ回転力を切って搬 送手段3ならびに昇降手段25に入力させないための構成である。しかし高速絵 付けを行うため、昇降手段25においては熱盤ユニット2A,2Bの昇降ストロ ークが短く設定される。また、クラッチブレーキ11を働かせて図4中のカム軸 26を停止させた場合、必ずしも熱盤ユニット2A,2Bが上死点にある状態で カム軸26が停止するとは限らない。したがって稼働の中断時、転写フィルム4 ,4に接触したまま、あるいは極めて近接して熱盤ユニット2A,2Bが停止す る事態が生じる。そして、その場合、熱盤ユニット2A,2Bが高温に加熱され ているから転写フィルム4,4に熱害が発生する。
【0036】 前述の実施例は上記のような熱転写中断に備えて熱盤ユニット2A,2Bの退 避機構を昇降手段25に組み込んでいる。すなわち、先に述べたように昇降ブロ ック32においてはエアシリンダ44が設けられており、通常の熱転写動作時で は該シリンダ44が図4のように伸長して使用されている。そこで、クラッチブ レーキ11によってモータ回転力を切った際に、これに連動してエアシリンダ4 4を伸長させる。これによって、該エアシリンダ44に取りつけているシリンダ 取りつけ板40がL形リンク36を介してカム板37に反力受けされているので 、下板31が引き上げられ、上記シリンダ取り付け板40を残して昇降ブロック 32が上昇する。この状態が図5であって、稼働中断時に熱盤ユニット2A,2 Bがたとえ下死点にあったとしても熱盤ユニット2A,2BがチューブAならび に治具23に対して上方にh量引き上げられ、転写フィルム4,4との接触、あ るいは近接が避けられる。
【0037】
【考案の効果】
以上の記載によって明らかなように、本考案の第1考案によれば、治具によっ て支持された状態で搬送される被転写物に対して熱盤が押しつけられたとき、被 転写物を熱盤に接して回転させることにより、転写版に形成されている転写パタ ーンが転写フィルムによって被転写物の周面に絵付けされる。その場合、被転写 物の搬送方向に複数の転写用の熱盤が設けられて、これらの熱盤が搬送手段によ って搬送される被転写物に対し同時に作動して熱転写動作を行うから、一度に熱 盤と同数の被転写物に対して絵付けがなされることになる。しかも、被転写物が 連続的に搬送されている状態で、同時複数熱転写がなされるから、熱転写中も該 被転写物の送りが行え、熱転写動作の時間間隔を短く設定できる。したがって各 々の熱盤における熱転写時間を最適絵付けが行えるものに設定しても、単位時間 あたりの絵付け個数が増大し、良質の絵付け製品の高速生産と、高速絵付けとが 可能になる。
【0038】 さらに、上記の第2考案によれば、熱盤が下降して被転写物に熱転写を施して いる状態から熱転写が完了して熱盤が上昇すると、次の熱転写動作までの間、被 転写物の搬送速度が増大されるため、被転写物の送りが上記増速分、高速化され 、したがって熱転写時間間隔が一層短縮されることになって、より高速の絵付け 処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 熱転写装置の正面図。
【図2】 熱転写装置の概略構成図。
【図3】 モータ回転力伝達経路の平面図。
【図4】 熱盤ユニット昇降手段の側面図
【図5】 熱盤ユニットの退避状態を示す一部破断正
面図。
【図6】 熱転写動作の説明図。
【図7】 絵付け製品の斜視図。
【符号の説明】
1 熱転写装置 2A,2B 熱盤ユニット 3 搬送手段 4 転写フィルム 5a,5b フィルム供給手段 23 治具 25 熱盤昇降手段 A チューブ
フロントページの続き (72)考案者 佐藤 一也 大阪府堺市浜寺石津町東1丁5番15号 ナ ビタス株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の転写パターンを有する転写版が取
    りつけられている熱盤を、該熱盤の下方を通って搬送さ
    れる被転写物に転写フィルムを介して押しつけることに
    より、該転写フィルムの転写層を上記パターン通りに被
    転写物表面に転写する熱転写装置であって、被転写物の
    搬送方向に並設されている複数の熱盤と、それぞれの熱
    盤に対してその下方に上記転写フィルムを供給するフィ
    ルム供給手段と、上記被転写物を一定間隔で回転可能に
    支持する治具を連続的に搬送する搬送手段と、上記複数
    の熱盤をこれらの直下位置に被転写物が搬入されたとき
    に下降させると共に、熱転写後に上昇させる熱盤昇降手
    段とを有し、上記搬送手段における治具の配設ピッチ間
    隔が、被転写物が複数の熱盤のうちのいずれかによって
    のみ熱転写されて重複転写されることなく熱盤を通過す
    るものとされていることを特徴とする熱転写装置。
  2. 【請求項2】 所定の転写パターンを有する転写版が取
    りつけられている熱盤を、該熱盤の下方を通って搬送さ
    れる被転写物に転写フィルムを介して押しつけることに
    より、該転写フィルムの転写層を上記パターン通りに被
    転写物表面に転写する熱転写装置であって、被転写物の
    搬送方向に並設されている複数の熱盤と、それぞれの熱
    盤に対してその下方に上記転写フィルムを供給するフィ
    ルム供給手段と、上記被転写物を一定間隔で回転可能に
    支持する治具を連続的に搬送する搬送手段と、上記複数
    の熱盤をこれらの直下位置に被転写物が搬入されたとき
    に下降させると共に、熱転写後に上昇させる熱盤昇降手
    段とを有し、上記搬送手段における治具の配設ピッチ間
    隔が、被転写物が複数の熱盤のうちのいずれかによって
    のみ熱転写されて重複転写されることなく熱盤を通過す
    るものとされていると共に、該搬送手段の熱転写動作間
    における搬送速度が、熱転写動作中の搬送速度よりも高
    速とされていることを特徴とする熱転写装置。
JP40618190U 1990-12-28 1990-12-28 熱転写装置 Pending JPH057445U (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54147285A (en) * 1978-05-12 1979-11-17 Yoshino Kogyosho Co Ltd Heat transfer machine
JPS5750349B2 (ja) * 1974-02-14 1982-10-27
JPS62191146A (ja) * 1986-02-17 1987-08-21 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 印刷機

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