JPH057510B2 - - Google Patents
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- JPH057510B2 JPH057510B2 JP21843687A JP21843687A JPH057510B2 JP H057510 B2 JPH057510 B2 JP H057510B2 JP 21843687 A JP21843687 A JP 21843687A JP 21843687 A JP21843687 A JP 21843687A JP H057510 B2 JPH057510 B2 JP H057510B2
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- tumbler
- plate
- blade
- casing
- lateral groove
- Prior art date
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Links
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 5
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 5
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 4
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 239000011435 rock Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、押ボタン操作に基づき、ロツクボル
トのロツク状態及びロツク解除位置への移動可能
状態を形成するための錠機構に関する。
トのロツク状態及びロツク解除位置への移動可能
状態を形成するための錠機構に関する。
従来の技術及びその問題点
この種の錠機構としては、平らなケーシング表
面に対し垂直方向に出没操作されうる数個から10
個の押ボタンを備え、第1群の押ボタンのケーシ
ング内部分には、該押ボタンの没入により1枚の
タンブラ板を通す位置に到達する切欠きを形成
し、他の第2群の押ボタンのケーシング内部分に
は該押ボタンの突出状態において前記タンブラ板
を通しうる位置に切欠きを設けて、第1群の押ボ
タンが押し込まれたときにのみタンブラ板が全て
の切欠きを通つて移動し、ロツクボルトの移動可
能状態が形成されることを基本的構造とするもの
が知られている。しかしながら、この錠機構にあ
つては、第1群の押ボタンの押し込み順序には関
係なく、要するに第1群の押ボタンが操作対称と
して選ばれれば開錠されるため、不正開錠の厳格
な防止を図ることが困難であり、このため押ボタ
ンを数を多くして不正開錠の確立を低下させる必
要があつた。
面に対し垂直方向に出没操作されうる数個から10
個の押ボタンを備え、第1群の押ボタンのケーシ
ング内部分には、該押ボタンの没入により1枚の
タンブラ板を通す位置に到達する切欠きを形成
し、他の第2群の押ボタンのケーシング内部分に
は該押ボタンの突出状態において前記タンブラ板
を通しうる位置に切欠きを設けて、第1群の押ボ
タンが押し込まれたときにのみタンブラ板が全て
の切欠きを通つて移動し、ロツクボルトの移動可
能状態が形成されることを基本的構造とするもの
が知られている。しかしながら、この錠機構にあ
つては、第1群の押ボタンの押し込み順序には関
係なく、要するに第1群の押ボタンが操作対称と
して選ばれれば開錠されるため、不正開錠の厳格
な防止を図ることが困難であり、このため押ボタ
ンを数を多くして不正開錠の確立を低下させる必
要があつた。
本発明はこの様な従来技術の問題点を解決し、
押ボタンの数が少くても不正開錠を厳格に防止し
うる押ボタン式錠機構を提供することを目的とす
る。
押ボタンの数が少くても不正開錠を厳格に防止し
うる押ボタン式錠機構を提供することを目的とす
る。
問題点を解決するための手段
本発明の前記目的は、
ロツクボルトのロツク状態及びロツク解除位置
への移動可能状態を内部ストツパの移動によつて
得る押ボタン式錠機構において、 前記内部ストツパ及びロツクボルトを収容する
ケーシングと、 該ケーシングにおける略平坦な面から弾性的に
突出した複数の押ボタンと、 該ケーシングの平坦面を手前にし垂直に位置せ
しめた状態において、 前記押ボタンに結合されて前記ケーシング内に
おいて各々前後動する複数のブレードと、 前記ケーシング内で上下方向に案内されて摺動
可能とされ、任意の摺動位置で前記各ブレードを
通し得る開口を有したスライド板と、 該スライド板に案内されて該スライド板に対し
左右位置に摺動し得るタンブラ板と、 前記ケーシング内で上下方向に案内されて摺動
可能とされ上昇位置から下降せしめられるときに
前記スライド部材に係合して該スライド部材を下
方へ移動させるリセツト部材と、 該リセツト部材に連結されて前記ケーシング外
へ延びた該リセツト部材上下動のためのリセツト
用操作ボタンとを備え、 前記各ブレードは、先端へ向かつて下降する上
面、先端へ向かつて左方へ傾斜する右側面、垂直
及び水平に各々先端まで延びる下面及び左側面を
有して先端側が四角錐状とされ、 前記タンブラ板は、前記各ブレードに対応して
設けられ該ブレードを任意の上下位置で前記四角
錐形状における底部まで通しうる幅を有して垂直
方向に延びた複数の縦溝と、該縦溝の所定位置か
ら右方へ連設され前記ブレードの四角錐形状にお
ける底部断面に対応する上下幅を有した複数の横
溝と、該タンブラ板の一部から左方へ延びて端面
が上下方向に延びた係止部とを備え、 該タンブラ板は、前記スライド板に支持された
弾性部材により左方へ移動した位置に保持されて
おり、 該保持状態にある前記タンブラ板において、 前記横溝の右方終端縁は、各々前記ブレードの
右側面より右方に位置し、 前記横溝の上端縁は、開錠操作の最初に押され
るべき前記押ボタンに結合した第1の前記ブレー
ドと協働する第1の横溝の上端縁が該ブレードの
傾斜した上面の先端部に接する位置にあり、 第2の横溝の上端縁は、第1の横溝へのブレー
ドの進入により該ブレード上面の傾斜に基づきタ
ンブラ板が上昇せしめられたときに該タンブラ板
における該第2の横溝上端縁が第2のブレードの
傾斜した上面の先端部に接する位置となるように
設けられており、 第3以後の各横溝の上端縁も該横溝に先行する
横溝へのブレードの進入により前記タンブラ板が
更に上昇せしめられた時機に該タンブラ板におけ
る該横溝がこれに対応するブレードの傾斜した上
面の先端部に接する位置となるように順次設けら
れており、 前記縦溝の右端縁は前記各ブレードの傾斜した
右側面の先端部に接する位置にあり、 前記スライド板には弾性的に可動に支持された
戻り止め部材が装着されており、該戻り止め部材
は、前記タンブラが前記左方への保持位置にある
ときに該タンブラにより弾性力に抗して非作動位
置に保持され、該タンブラが右方へ移動したとき
に弾性力に基づき作動位置へ移動して該タンブラ
の前記左方位置への戻りを阻止し、前記リセツト
部材が下降するときに該リセツト部材に接して再
び非作動位置へ移動せしめられるように構成され
ており、 前記内部ストツパには、ロツクボルトのロツク
解除位置への移動を可能にするように、前記スラ
イド板が最上位置に到達する際に前記スライド板
の一部と接して該内部ストツパを移動せしめるた
めの係合部が備えられていることを特徴とする押
ボタン式錠機構により達成される。
への移動可能状態を内部ストツパの移動によつて
得る押ボタン式錠機構において、 前記内部ストツパ及びロツクボルトを収容する
ケーシングと、 該ケーシングにおける略平坦な面から弾性的に
突出した複数の押ボタンと、 該ケーシングの平坦面を手前にし垂直に位置せ
しめた状態において、 前記押ボタンに結合されて前記ケーシング内に
おいて各々前後動する複数のブレードと、 前記ケーシング内で上下方向に案内されて摺動
可能とされ、任意の摺動位置で前記各ブレードを
通し得る開口を有したスライド板と、 該スライド板に案内されて該スライド板に対し
左右位置に摺動し得るタンブラ板と、 前記ケーシング内で上下方向に案内されて摺動
可能とされ上昇位置から下降せしめられるときに
前記スライド部材に係合して該スライド部材を下
方へ移動させるリセツト部材と、 該リセツト部材に連結されて前記ケーシング外
へ延びた該リセツト部材上下動のためのリセツト
用操作ボタンとを備え、 前記各ブレードは、先端へ向かつて下降する上
面、先端へ向かつて左方へ傾斜する右側面、垂直
及び水平に各々先端まで延びる下面及び左側面を
有して先端側が四角錐状とされ、 前記タンブラ板は、前記各ブレードに対応して
設けられ該ブレードを任意の上下位置で前記四角
錐形状における底部まで通しうる幅を有して垂直
方向に延びた複数の縦溝と、該縦溝の所定位置か
ら右方へ連設され前記ブレードの四角錐形状にお
ける底部断面に対応する上下幅を有した複数の横
溝と、該タンブラ板の一部から左方へ延びて端面
が上下方向に延びた係止部とを備え、 該タンブラ板は、前記スライド板に支持された
弾性部材により左方へ移動した位置に保持されて
おり、 該保持状態にある前記タンブラ板において、 前記横溝の右方終端縁は、各々前記ブレードの
右側面より右方に位置し、 前記横溝の上端縁は、開錠操作の最初に押され
るべき前記押ボタンに結合した第1の前記ブレー
ドと協働する第1の横溝の上端縁が該ブレードの
傾斜した上面の先端部に接する位置にあり、 第2の横溝の上端縁は、第1の横溝へのブレー
ドの進入により該ブレード上面の傾斜に基づきタ
ンブラ板が上昇せしめられたときに該タンブラ板
における該第2の横溝上端縁が第2のブレードの
傾斜した上面の先端部に接する位置となるように
設けられており、 第3以後の各横溝の上端縁も該横溝に先行する
横溝へのブレードの進入により前記タンブラ板が
更に上昇せしめられた時機に該タンブラ板におけ
る該横溝がこれに対応するブレードの傾斜した上
面の先端部に接する位置となるように順次設けら
れており、 前記縦溝の右端縁は前記各ブレードの傾斜した
右側面の先端部に接する位置にあり、 前記スライド板には弾性的に可動に支持された
戻り止め部材が装着されており、該戻り止め部材
は、前記タンブラが前記左方への保持位置にある
ときに該タンブラにより弾性力に抗して非作動位
置に保持され、該タンブラが右方へ移動したとき
に弾性力に基づき作動位置へ移動して該タンブラ
の前記左方位置への戻りを阻止し、前記リセツト
部材が下降するときに該リセツト部材に接して再
び非作動位置へ移動せしめられるように構成され
ており、 前記内部ストツパには、ロツクボルトのロツク
解除位置への移動を可能にするように、前記スラ
イド板が最上位置に到達する際に前記スライド板
の一部と接して該内部ストツパを移動せしめるた
めの係合部が備えられていることを特徴とする押
ボタン式錠機構により達成される。
前記目的達成手段の記述及び特許請求の範囲に
おける上下左右の表示は、本発明の構成を明確に
するための便宜上の方向設定に過ぎず、錠機構の
設置状況に応じて変化するものと理解される必要
がある。
おける上下左右の表示は、本発明の構成を明確に
するための便宜上の方向設定に過ぎず、錠機構の
設置状況に応じて変化するものと理解される必要
がある。
実施例
以下、本発明錠機構を自動車のホイールデイス
クに固定されるセンターカバー固着用袋ナツトの
ためのロツク装置に適用した場合を例にとつて、
図面と共に説明する。
クに固定されるセンターカバー固着用袋ナツトの
ためのロツク装置に適用した場合を例にとつて、
図面と共に説明する。
第23図から第25図は、車軸に装着されたタ
イヤ200及びホイールデイスク201を示して
おり、このホイールデイスク201に対し、ロツ
ク装置1を装着した袋ナツト202が固定されて
いる。ホイールデイスク201は、車軸210に
対し、球軸受け211及びハブ212を介してボ
ルト・ナツト213により通常の如く装着されて
いる。袋ナツト202は、ボルト・ナツト213
を覆い隠すリングプレート状センターカバー20
5を固定するために装着され、デイスク201に
固着された雄ネジつき内筒203に対し該袋ナツ
ト内面の雌ネジ部を螺着させてホイールデイスク
上に固定されている。ロツク装置1は、袋ナツト
202の内側端面に予め固定される。内筒203
の内面には、ロツク装置1に対応する位置の内面
にラチエツト歯が備えられており、ロツク装置1
のデツトボルトには該ラチエツト歯に係合する係
合爪121が設けられている。デツドボルトは係
合爪121を突出させる方向に付勢されており、
これにより、袋ナツト202ねじ込みの際には内
筒203に対する袋ナツト202の回転を許容
し、これと反対方向への回転に対してはラチエツ
ト歯及び爪121の係合により回転を阻止し、袋
ナツト202の緩み止め及び盗難防止を図つてい
る。袋ナツト202を取り外す際に必要なロツク
状態の解除は、ロツク装置1の押ボタン20及び
操作ボタン21を操作して係合爪121を後退さ
せることにより得られるのである。
イヤ200及びホイールデイスク201を示して
おり、このホイールデイスク201に対し、ロツ
ク装置1を装着した袋ナツト202が固定されて
いる。ホイールデイスク201は、車軸210に
対し、球軸受け211及びハブ212を介してボ
ルト・ナツト213により通常の如く装着されて
いる。袋ナツト202は、ボルト・ナツト213
を覆い隠すリングプレート状センターカバー20
5を固定するために装着され、デイスク201に
固着された雄ネジつき内筒203に対し該袋ナツ
ト内面の雌ネジ部を螺着させてホイールデイスク
上に固定されている。ロツク装置1は、袋ナツト
202の内側端面に予め固定される。内筒203
の内面には、ロツク装置1に対応する位置の内面
にラチエツト歯が備えられており、ロツク装置1
のデツトボルトには該ラチエツト歯に係合する係
合爪121が設けられている。デツドボルトは係
合爪121を突出させる方向に付勢されており、
これにより、袋ナツト202ねじ込みの際には内
筒203に対する袋ナツト202の回転を許容
し、これと反対方向への回転に対してはラチエツ
ト歯及び爪121の係合により回転を阻止し、袋
ナツト202の緩み止め及び盗難防止を図つてい
る。袋ナツト202を取り外す際に必要なロツク
状態の解除は、ロツク装置1の押ボタン20及び
操作ボタン21を操作して係合爪121を後退さ
せることにより得られるのである。
以下、ロツク装置1の構造につき説明する。
第1図及び第2図はロツク装置1を分解した状
態で示している。ロツク装置1は、基本的には、
押ボタン20の所定順序で押す開錠操作に基づき
内部ストツパ100(第4図参照)を移動させ、
その後操作片70を摺動させてデツトボルト(ロ
ツクボルト)120をロツク解除位置へ移動させ
る二段操作式の錠の構成を採つている。これらデ
ツドボルト及び内部ストツパを収容するケーシン
グ10は、浅い円筒状のケーシング本体11と該
ケーシング本体の裏面を覆うカバー12と、ケー
シング本体の表側にビスにより固定されたキヤツ
プ13とを備え、表側端面には以下に説明するブ
レード及び操作ボタンを通すための開口14及び
15が各々設けられている。以下の説明において
は、便宜上基本的にはケーシング10の表側端面
を垂直且つ手前側に位置させた状態を基準として
上下左右の方向を記述するものとする(従つて図
における左右とは必ずしも一致しない)。操作ボ
タン21はキヤツプ13の中央に位置し、押ボタ
ン20はこの操作ボタンを囲むように4個備えら
れ、各々キヤツプ13から手前側へその一部を突
出させている。押ボタン20は平板状22を介し
て各々ブレード30に結合されており、平板片2
2にはコイルバネ23が各々当接して押ボタン2
0を突出させる方向に作用している。4個のブレ
ード30は、左右方向には略々等間隔にして上下
方向にややずれた配置とされている。もつともこ
の配置は、押ボタン20及び平板片22の位置や
形状を変えることにより便宜変更され得る。操作
ボタン21は、キヤツプ13の表面に沿つて上下
方向に摺動可能とされ、その内面側には操作片7
0が係合して共に摺動するようにされている。ブ
レード30及び操作片70の先端部は、各々開口
14,15を経てケーシング本体11の内側へ突
出している。各ブレード30は、先端へ向かつて
下降する上面、先端へ向かつて左方へ傾斜する右
側面、垂直及び水平に各々先端まで延びる下面及
び左側面を有して先端側が四角錐状とされてい
る。
態で示している。ロツク装置1は、基本的には、
押ボタン20の所定順序で押す開錠操作に基づき
内部ストツパ100(第4図参照)を移動させ、
その後操作片70を摺動させてデツトボルト(ロ
ツクボルト)120をロツク解除位置へ移動させ
る二段操作式の錠の構成を採つている。これらデ
ツドボルト及び内部ストツパを収容するケーシン
グ10は、浅い円筒状のケーシング本体11と該
ケーシング本体の裏面を覆うカバー12と、ケー
シング本体の表側にビスにより固定されたキヤツ
プ13とを備え、表側端面には以下に説明するブ
レード及び操作ボタンを通すための開口14及び
15が各々設けられている。以下の説明において
は、便宜上基本的にはケーシング10の表側端面
を垂直且つ手前側に位置させた状態を基準として
上下左右の方向を記述するものとする(従つて図
における左右とは必ずしも一致しない)。操作ボ
タン21はキヤツプ13の中央に位置し、押ボタ
ン20はこの操作ボタンを囲むように4個備えら
れ、各々キヤツプ13から手前側へその一部を突
出させている。押ボタン20は平板状22を介し
て各々ブレード30に結合されており、平板片2
2にはコイルバネ23が各々当接して押ボタン2
0を突出させる方向に作用している。4個のブレ
ード30は、左右方向には略々等間隔にして上下
方向にややずれた配置とされている。もつともこ
の配置は、押ボタン20及び平板片22の位置や
形状を変えることにより便宜変更され得る。操作
ボタン21は、キヤツプ13の表面に沿つて上下
方向に摺動可能とされ、その内面側には操作片7
0が係合して共に摺動するようにされている。ブ
レード30及び操作片70の先端部は、各々開口
14,15を経てケーシング本体11の内側へ突
出している。各ブレード30は、先端へ向かつて
下降する上面、先端へ向かつて左方へ傾斜する右
側面、垂直及び水平に各々先端まで延びる下面及
び左側面を有して先端側が四角錐状とされてい
る。
ケーシング本体11の内側では、タンブラ板5
0がブレード30と後述の如く係合する位置にあ
り、この係合によりタンブラ板50はスライド板
40を伴つて上昇する。操作片70にはリセツト
部材60が係合しており、誤操作又は不正操作に
よる開錠不能状態からの復帰(リセツト)、及び
作動部110を介したデツトボルト120の移動
のために用いられる。以下これらの構造につき説
明する。ケーシング本体11の4隅は、第1図に
示す如くネジ止め兼案内用厚肉部16とされ、デ
ツトボルト120は厚肉部16により上下から挾
まれる恰好で案内されてケーシング本体11内で
左右方向に摺動可能とされ、その摺動範囲はデツ
ドボルト内面の凸部122とケーシング本体内面
の凹部17とにより決められ係合爪121がケー
シング10に対し突出及び埋没した状態をとる範
囲で摺動可能とされており、圧縮コイルバネ12
3により係合爪突出方向へ付勢されている。デツ
ドボルト120は、平面視が概略的にコ字状に形
成され、左端部(前述の通り基準はケーシング表
側を手前とする配置)において突出した垂直壁1
24(第4図参照)がスライド板40の案内面を
なし、右端部には板バネ125が装着され、スラ
イド板40を垂直壁124側に押圧している。ス
ライド板40はデツトボルト120とケーシング
本体11とに略々密に挾まれる厚さを有し、垂直
壁124に案内されてケーシング内で上下方向に
摺動する。第3図に示すように、スライド板40
には、ブレード30を任意の摺動位置で後方へ通
すための4つの開口41a,41b,41c,4
1dが設けられ、上部にはリセツト部材受入れ用
切り欠き42、左端部には戻り止め部材受入れ用
溝45が各々形成されている。又スライド板40
の前面には凹所44が形成され、該凹所内に圧縮
コイルバネ47及び小球48が収納され、ケーシ
ング本体内面の上下5段の受入れ凹所18に小球
48が弾性的に係合して摺動位置での保持を確実
ならしめている。スライド板40の後面下端部に
は、後述する内部ストツパー100と係合するた
め接触片46が突設されている。スライド板40
の前面は、上下端部を残して中央部全体が凹嵌し
ており、上下端部前面と凹嵌面との間の中間位置
には段部43が設けられている。スライド板50
は主板51及び副板55からなり、副板55はス
ライド板40の前側の凹嵌面の上下端から立ち上
がる垂直面により案内され、主板51は段部43
から立ち上がる垂直面に案内されて、各々スライ
ド板40に対し左右方向に摺動する。主板51に
は、各ブレード30に対応する位置に該ブレード
を通す幅で4つの縦溝52a,52b,52c,
52dが設けられている。もつとも縦溝52aに
は、その左側を囲む壁部分がないが、ブレード3
0を通す空間を有する点で他の縦溝と同じ作用を
するためこれらと同様に「縦溝」と称することと
する。縦溝の所定位置からはブレード30を通し
うる上下幅で横溝が形成されている。該縦溝は、
押ボタン20の操作順序に対応した位置に設けら
れるものであり、この例では第3図に示す如く5
3b,53c,53dの位置に設けられている。
副板55にも縦溝56a,56b,56c,56
dが設けられているが、これらの縦溝の幅は、主
板51における縦溝及び横溝を含めた幅とされて
いる。縦溝56aがその左側を囲む壁部のない状
態とされているのは主板51と同じである。副板
55には所定の位置に突片が設けられる。この突
片も押ボタン20の操作順序に対応して設けられ
るものであり、この例では図示の如き突片57が
設けられている。主板51及び副板55は、通常
は共に左側下端部をスライド板40の角部に当接
させて左側位置にあり、この位置で各右端部はス
ライド板40の右端部と一致し、これら3者は共
にデツトボルト120の板バネ125に接して左
方へのバネ力を受けている。スライド板40左側
の溝45には戻り止め部材80及び圧縮コイルバ
ネ81が挿入されている。溝45は上部が細くな
りスライド板40上面へ開いている。戻り止め部
材80は溝45の下部に対応する太幅部から肩部
を経て溝45上部に対称する細幅部に幅を変化さ
せており、その前面は太幅部から肩部を若干越え
た位置で、第3図に示す如く突起82を残して切
欠部83が形成された形状となつている。タンブ
ラ板の主板51の上端部は左方へ延び端面を垂直
とされて係止部59を形成しており、前述のタン
ブラ板左方位置にあつては戻り止め部材の突起8
2が該係止部下面に当接するように位置し、後述
する右方への移動の際に該係止部59の端面が突
起82から外れ、バネ力に基づき上昇した戻り止
め部材80の肩部に係止する(第14図参照)。
リセツト部材60は、第1図に示す如く略々T字
状をなし垂下した中央部はスライド板40の切欠
42を通つて延び、その下端部には操作片70を
受入れる貫通孔62が設けられている。リセツト
部材60の左右翼部63,64は、該リセツト部
材が下降せしめられたときにスライド板40の上
端面に接して該スライド板を押し下げる役割をな
し、又左翼部63は下降の際に上昇位置にある戻
り止め部材80を押し下げる役割をなす。
0がブレード30と後述の如く係合する位置にあ
り、この係合によりタンブラ板50はスライド板
40を伴つて上昇する。操作片70にはリセツト
部材60が係合しており、誤操作又は不正操作に
よる開錠不能状態からの復帰(リセツト)、及び
作動部110を介したデツトボルト120の移動
のために用いられる。以下これらの構造につき説
明する。ケーシング本体11の4隅は、第1図に
示す如くネジ止め兼案内用厚肉部16とされ、デ
ツトボルト120は厚肉部16により上下から挾
まれる恰好で案内されてケーシング本体11内で
左右方向に摺動可能とされ、その摺動範囲はデツ
ドボルト内面の凸部122とケーシング本体内面
の凹部17とにより決められ係合爪121がケー
シング10に対し突出及び埋没した状態をとる範
囲で摺動可能とされており、圧縮コイルバネ12
3により係合爪突出方向へ付勢されている。デツ
ドボルト120は、平面視が概略的にコ字状に形
成され、左端部(前述の通り基準はケーシング表
側を手前とする配置)において突出した垂直壁1
24(第4図参照)がスライド板40の案内面を
なし、右端部には板バネ125が装着され、スラ
イド板40を垂直壁124側に押圧している。ス
ライド板40はデツトボルト120とケーシング
本体11とに略々密に挾まれる厚さを有し、垂直
壁124に案内されてケーシング内で上下方向に
摺動する。第3図に示すように、スライド板40
には、ブレード30を任意の摺動位置で後方へ通
すための4つの開口41a,41b,41c,4
1dが設けられ、上部にはリセツト部材受入れ用
切り欠き42、左端部には戻り止め部材受入れ用
溝45が各々形成されている。又スライド板40
の前面には凹所44が形成され、該凹所内に圧縮
コイルバネ47及び小球48が収納され、ケーシ
ング本体内面の上下5段の受入れ凹所18に小球
48が弾性的に係合して摺動位置での保持を確実
ならしめている。スライド板40の後面下端部に
は、後述する内部ストツパー100と係合するた
め接触片46が突設されている。スライド板40
の前面は、上下端部を残して中央部全体が凹嵌し
ており、上下端部前面と凹嵌面との間の中間位置
には段部43が設けられている。スライド板50
は主板51及び副板55からなり、副板55はス
ライド板40の前側の凹嵌面の上下端から立ち上
がる垂直面により案内され、主板51は段部43
から立ち上がる垂直面に案内されて、各々スライ
ド板40に対し左右方向に摺動する。主板51に
は、各ブレード30に対応する位置に該ブレード
を通す幅で4つの縦溝52a,52b,52c,
52dが設けられている。もつとも縦溝52aに
は、その左側を囲む壁部分がないが、ブレード3
0を通す空間を有する点で他の縦溝と同じ作用を
するためこれらと同様に「縦溝」と称することと
する。縦溝の所定位置からはブレード30を通し
うる上下幅で横溝が形成されている。該縦溝は、
押ボタン20の操作順序に対応した位置に設けら
れるものであり、この例では第3図に示す如く5
3b,53c,53dの位置に設けられている。
副板55にも縦溝56a,56b,56c,56
dが設けられているが、これらの縦溝の幅は、主
板51における縦溝及び横溝を含めた幅とされて
いる。縦溝56aがその左側を囲む壁部のない状
態とされているのは主板51と同じである。副板
55には所定の位置に突片が設けられる。この突
片も押ボタン20の操作順序に対応して設けられ
るものであり、この例では図示の如き突片57が
設けられている。主板51及び副板55は、通常
は共に左側下端部をスライド板40の角部に当接
させて左側位置にあり、この位置で各右端部はス
ライド板40の右端部と一致し、これら3者は共
にデツトボルト120の板バネ125に接して左
方へのバネ力を受けている。スライド板40左側
の溝45には戻り止め部材80及び圧縮コイルバ
ネ81が挿入されている。溝45は上部が細くな
りスライド板40上面へ開いている。戻り止め部
材80は溝45の下部に対応する太幅部から肩部
を経て溝45上部に対称する細幅部に幅を変化さ
せており、その前面は太幅部から肩部を若干越え
た位置で、第3図に示す如く突起82を残して切
欠部83が形成された形状となつている。タンブ
ラ板の主板51の上端部は左方へ延び端面を垂直
とされて係止部59を形成しており、前述のタン
ブラ板左方位置にあつては戻り止め部材の突起8
2が該係止部下面に当接するように位置し、後述
する右方への移動の際に該係止部59の端面が突
起82から外れ、バネ力に基づき上昇した戻り止
め部材80の肩部に係止する(第14図参照)。
リセツト部材60は、第1図に示す如く略々T字
状をなし垂下した中央部はスライド板40の切欠
42を通つて延び、その下端部には操作片70を
受入れる貫通孔62が設けられている。リセツト
部材60の左右翼部63,64は、該リセツト部
材が下降せしめられたときにスライド板40の上
端面に接して該スライド板を押し下げる役割をな
し、又左翼部63は下降の際に上昇位置にある戻
り止め部材80を押し下げる役割をなす。
ここで、以上述べた構造についてのより詳細な
説明及びこれに基づく作用について説明する。第
5図から第8図は開錠操作前から開錠状態(デツ
トボルト移動可能状態)にいたる各段階を示して
おり、ロツク装置からカバー12、デツトボルト
120等を取り除いた状態を図示している。これ
等の図の説明においては、便宜上左右方向の基準
を図面に表わされた状態とし、前述の基準と区別
するため「左(図上)」のように表わすこととす
る。タンブラ板50は、前述の如くデツドボルト
120の板バネ125の作用を受けて常時は右方
位置(図上)にあるが、開錠操作開始前の状態に
おいて縦溝及び横溝は第5図に示すように各々位
置している。これ等の位置を開錠操作に基づく作
用と共に詳述する。開錠操作開始前の状態(第5
図)にあつては、横溝53dはその上端縁がブレ
ード30dの傾斜した上面先端部に接する位置に
ある(第9図をも参照)。押ボタン20を押しブ
レード30dをケーシング内方へ進入させると、
主板51は横溝53dの上端縁をブレード30d
の傾斜した上面上で滑らせて上昇し該上端縁がブ
レード30dの最上端縁に接する位置に到達する
(第10図参照)これに伴つて副板55及びスラ
イド板40も同じだけ上昇し、第6図に示す状態
となる。この状態において横溝53bはブレード
30bの傾斜した上面の先端部に接する位置にあ
り、これに対応する押ボタン20を押してブレー
ド30bをケーシング内方へ進入させると、主板
51は前述と同様に横溝53b上端縁をブレード
上面上で滑らせて該上端縁がブレードの最上端縁
に接する位置に到達し、副板55及びスライド板
40はこれに伴われて第7図に示す状態となる。
この状態における主板51とブレード30dとの
関係は第11図に詳細に示されている。この図か
ら明らかなように縦溝52dの左端縁(図上)は
ブレード30dの傾斜した左側面(図上)の先端
部に接する位置にある。第7図の状態において次
に操作されるべきはブレード30cに対応する押
ボタン20であるが誤操作又は不正操作により他
の押ボタンが押されてブレード30dがケーシン
グ内方へ進入すると、これに伴つて主板51は縦
溝左端縁(図上)を傾斜したブレード30d左側
面(図上)上で滑らせて、該左端縁がブレード3
0d最左端に接する位置に到達する(第12図参
照)。この場合主板51は、第14図に示すよう
に副板55及びスライド板40を元の位置に残し
て板バネ125の力に抗して右方へ移動し、これ
に伴つて係止部59は戻り止め部材80の突起8
2から外れ、該戻り止め部材をバネ81に基づき
上昇せしめる。この状態から押ボタン20への押
圧を解いてブレード30dを後退させても、主板
51は係止部59の端面を突起82の側面に当接
させているため、元の位置に戻ることはない。従
つて、第12図から明らかなようにブレード30
dは再び進入してもいずれの方向にも主板51を
移動させることがない。縦溝52a,52b,5
2cの各ブレードに対する位置関係も縦溝52d
の場合と同じであり、第14図から明らかなよう
にこの状態ではどの押ボタンを押してブレードを
進入させても主板51はいずれの方向にも移動し
ない。従つて、一旦誤操作又は不正操作があると
その後はどの押ボタンを押しても開錠は不能とな
る。この開錠不能状態を解くには、操作ボタン2
1を下方へ摺動させてリセツト部材60を下降さ
せる。これにより、第15図に示すようにリセツ
ト部材の翼部63が戻り止め部材を押し下げて突
起82を係止部59より下方へ至らしめ、主板5
1を板バネ125の作用に基づき元の左方位置へ
復帰させる。第7図の状態から次に操作されるべ
きはブレード30cに対応する押ボタン20であ
り、その操作によりブレード30cは横溝53c
内へ進入する。この場合横溝53c内には副板5
5の突片57が該横溝の上半部を覆うように突出
しており、以下第16図から第19図に示すよう
な主板51及び副板55双方の移動が行われる。
第16図はブレード30cの進入前の状態を示し
ており、ここにおいて横溝53cの上端縁はブレ
ード30cの傾斜した上面の先端部に接する位置
にあり、突片57はブレード30cの傾斜した左
側面(図上)の先端部に接する位置にある。従つ
て、ブレード30cがケーシング内方へ進入する
と、主板51は横溝53b上端縁をブレード30
c上面上で滑らせて上昇し、一方副板55は突片
57の右端縁(図上)をブレード32の左側面
(図上)上で滑らせて左方(図上)へ移動する。
ブレード30cが最内方まで進入すると、主板5
1は横溝53c上端縁がブレード30c最上端に
接する位置に上昇し、副板55は突片57右端縁
(図上)がブレード30c左端縁(図上)に接す
る位置に移動する(第18図参照)。主板51の
上昇は、副板55及びスライド板40を伴うた
め、副板55は上昇しつつ板バネ125の力に抗
して左方(図上)へ移動する。押ボタン20への
押圧を解いてブレード30cを後退させると、主
板51、副板55及びスライド板40の上下位置
を変えることなく副板55のみが板バネ125の
作用により右方へ平行移動する(第19図参照)。
この状態で突片57の下端部は、ブレード30c
の傾斜した上面の先端部に接する位置にあり、従
つて次に押ボタン20を押圧してブレード30c
を進入させると、副板55は突片57下端縁をブ
レード30c上面上で滑らせて上昇する。副板5
5の上昇はスライド板40及び主板51の上昇を
伴い、これにより該スライド板は最上方位置へ到
達する。第22図及び第20図を対比して明らか
なように、スライド板40がこの最上位置に到達
する際に接触片46が、内部ストツパ100にお
ける先端傾斜面として形成された係合部に接触
し、該内部ストツパー100を左方(図上)へ移
動し、後述する如きデツトボルトの移動可能状態
を形成する。
説明及びこれに基づく作用について説明する。第
5図から第8図は開錠操作前から開錠状態(デツ
トボルト移動可能状態)にいたる各段階を示して
おり、ロツク装置からカバー12、デツトボルト
120等を取り除いた状態を図示している。これ
等の図の説明においては、便宜上左右方向の基準
を図面に表わされた状態とし、前述の基準と区別
するため「左(図上)」のように表わすこととす
る。タンブラ板50は、前述の如くデツドボルト
120の板バネ125の作用を受けて常時は右方
位置(図上)にあるが、開錠操作開始前の状態に
おいて縦溝及び横溝は第5図に示すように各々位
置している。これ等の位置を開錠操作に基づく作
用と共に詳述する。開錠操作開始前の状態(第5
図)にあつては、横溝53dはその上端縁がブレ
ード30dの傾斜した上面先端部に接する位置に
ある(第9図をも参照)。押ボタン20を押しブ
レード30dをケーシング内方へ進入させると、
主板51は横溝53dの上端縁をブレード30d
の傾斜した上面上で滑らせて上昇し該上端縁がブ
レード30dの最上端縁に接する位置に到達する
(第10図参照)これに伴つて副板55及びスラ
イド板40も同じだけ上昇し、第6図に示す状態
となる。この状態において横溝53bはブレード
30bの傾斜した上面の先端部に接する位置にあ
り、これに対応する押ボタン20を押してブレー
ド30bをケーシング内方へ進入させると、主板
51は前述と同様に横溝53b上端縁をブレード
上面上で滑らせて該上端縁がブレードの最上端縁
に接する位置に到達し、副板55及びスライド板
40はこれに伴われて第7図に示す状態となる。
この状態における主板51とブレード30dとの
関係は第11図に詳細に示されている。この図か
ら明らかなように縦溝52dの左端縁(図上)は
ブレード30dの傾斜した左側面(図上)の先端
部に接する位置にある。第7図の状態において次
に操作されるべきはブレード30cに対応する押
ボタン20であるが誤操作又は不正操作により他
の押ボタンが押されてブレード30dがケーシン
グ内方へ進入すると、これに伴つて主板51は縦
溝左端縁(図上)を傾斜したブレード30d左側
面(図上)上で滑らせて、該左端縁がブレード3
0d最左端に接する位置に到達する(第12図参
照)。この場合主板51は、第14図に示すよう
に副板55及びスライド板40を元の位置に残し
て板バネ125の力に抗して右方へ移動し、これ
に伴つて係止部59は戻り止め部材80の突起8
2から外れ、該戻り止め部材をバネ81に基づき
上昇せしめる。この状態から押ボタン20への押
圧を解いてブレード30dを後退させても、主板
51は係止部59の端面を突起82の側面に当接
させているため、元の位置に戻ることはない。従
つて、第12図から明らかなようにブレード30
dは再び進入してもいずれの方向にも主板51を
移動させることがない。縦溝52a,52b,5
2cの各ブレードに対する位置関係も縦溝52d
の場合と同じであり、第14図から明らかなよう
にこの状態ではどの押ボタンを押してブレードを
進入させても主板51はいずれの方向にも移動し
ない。従つて、一旦誤操作又は不正操作があると
その後はどの押ボタンを押しても開錠は不能とな
る。この開錠不能状態を解くには、操作ボタン2
1を下方へ摺動させてリセツト部材60を下降さ
せる。これにより、第15図に示すようにリセツ
ト部材の翼部63が戻り止め部材を押し下げて突
起82を係止部59より下方へ至らしめ、主板5
1を板バネ125の作用に基づき元の左方位置へ
復帰させる。第7図の状態から次に操作されるべ
きはブレード30cに対応する押ボタン20であ
り、その操作によりブレード30cは横溝53c
内へ進入する。この場合横溝53c内には副板5
5の突片57が該横溝の上半部を覆うように突出
しており、以下第16図から第19図に示すよう
な主板51及び副板55双方の移動が行われる。
第16図はブレード30cの進入前の状態を示し
ており、ここにおいて横溝53cの上端縁はブレ
ード30cの傾斜した上面の先端部に接する位置
にあり、突片57はブレード30cの傾斜した左
側面(図上)の先端部に接する位置にある。従つ
て、ブレード30cがケーシング内方へ進入する
と、主板51は横溝53b上端縁をブレード30
c上面上で滑らせて上昇し、一方副板55は突片
57の右端縁(図上)をブレード32の左側面
(図上)上で滑らせて左方(図上)へ移動する。
ブレード30cが最内方まで進入すると、主板5
1は横溝53c上端縁がブレード30c最上端に
接する位置に上昇し、副板55は突片57右端縁
(図上)がブレード30c左端縁(図上)に接す
る位置に移動する(第18図参照)。主板51の
上昇は、副板55及びスライド板40を伴うた
め、副板55は上昇しつつ板バネ125の力に抗
して左方(図上)へ移動する。押ボタン20への
押圧を解いてブレード30cを後退させると、主
板51、副板55及びスライド板40の上下位置
を変えることなく副板55のみが板バネ125の
作用により右方へ平行移動する(第19図参照)。
この状態で突片57の下端部は、ブレード30c
の傾斜した上面の先端部に接する位置にあり、従
つて次に押ボタン20を押圧してブレード30c
を進入させると、副板55は突片57下端縁をブ
レード30c上面上で滑らせて上昇する。副板5
5の上昇はスライド板40及び主板51の上昇を
伴い、これにより該スライド板は最上方位置へ到
達する。第22図及び第20図を対比して明らか
なように、スライド板40がこの最上位置に到達
する際に接触片46が、内部ストツパ100にお
ける先端傾斜面として形成された係合部に接触
し、該内部ストツパー100を左方(図上)へ移
動し、後述する如きデツトボルトの移動可能状態
を形成する。
次に、デツドボルト120の移動機構の詳細及
びその作用につき説明する。デツトボルト120
の移動は、操作ボタン21の操作に基づき、作動
部110を介して行われる。作動部110は、リ
ング111とカム112とからなる。リング11
1は操作片70の先端部に通され、スライド板4
0とデツドボルト120との間に緩く挾まれてお
り、操作ボタン21により上下動せしめられる。
カム112は、略々逆L字状の形状をなし、第1
図に示すように、上部の下縁113は略々水平に
延びリング111の上面に接し、該下縁は弯曲し
て下方へ延びた後リング111の右側面(図上)
における中央よりやや下方位置に接する傾斜面1
14に連続しており、該カム112の下部は細長
い脚部115とされている。開錠前及び開錠途中
において操作ボタン21が上昇位置にあるときに
は、作動部110は第20図に示す位置にあり、
カム112は、デツトボルト120内面に設けら
れた縦長の当接部126に右側面(図上)を接し
ている。内部ストツパ100は、第4図に示すよ
うに一端が傾斜した係合部101とされ、カムの
脚部115を通すための凹所102、及びデツト
ボルト内面の突出部に当接して該内部ストツパの
摺動範囲を制限するための凸部103を備えてお
り、デツドボルト120に設けられた案内溝12
7内で摺動する。開錠に伴うデツドボルト移動可
能状態が形成されるまでは、内部ストツパ100
は第20図に示すように右方位置(図上)にあ
り、係合部101はスライド板の接触片46の略
直上に臨む位置にあり、凹所102はカムの脚部
115の直下位置にあり、該内部ストツパ100
は案内溝127内に挿入された圧縮コイルバネ1
04により該右方位置へ付勢されている。第20
図の状態から操作ボタン21を下方へ摺動させる
と、操作片70を介してリング111は下降し、
カム112は当接部126に案内されリング11
1に傾斜面114を押されて下降する。このとき
カム112は脚部115を内部ストツパの凹所1
02に通すことにより該下降を許容される。従つ
てこの操作によつてはデツトボルト120は移動
せず、もつぱらリセツト部材60の下降により開
錠不能状態からの複帰(リセツト)が行われるの
みである。一方、スライド板40が最上位置に達
し接触片46が係合部101に接して内部ストツ
パ100をバネ104の力に抗して左方(図上)
へ移動させたときには、操作ボタン21の下方へ
摺動によりデツドボルト120の移動が得られ
る。即ち、内部ストツパ100は左方(図上)へ
移動することにより凹所102がカムの脚部11
5から外れた位置となり、この状態で操作ボタン
21の摺動に基づきリング111が下降せしめら
れると、カム112は脚部115が内部ストツパ
100上面に当接して下降し得ないため、該カム
112は傾斜面114に沿つてリング111を下
降させつつ、右方(図上)へ移動し、当接部12
6を押してデツドボルト120を右方(図上)へ
移動させることとなるのである(第22図参照)。
これにより係合爪121はケーシング10内に埋
没し、ロツクを解除する。
びその作用につき説明する。デツトボルト120
の移動は、操作ボタン21の操作に基づき、作動
部110を介して行われる。作動部110は、リ
ング111とカム112とからなる。リング11
1は操作片70の先端部に通され、スライド板4
0とデツドボルト120との間に緩く挾まれてお
り、操作ボタン21により上下動せしめられる。
カム112は、略々逆L字状の形状をなし、第1
図に示すように、上部の下縁113は略々水平に
延びリング111の上面に接し、該下縁は弯曲し
て下方へ延びた後リング111の右側面(図上)
における中央よりやや下方位置に接する傾斜面1
14に連続しており、該カム112の下部は細長
い脚部115とされている。開錠前及び開錠途中
において操作ボタン21が上昇位置にあるときに
は、作動部110は第20図に示す位置にあり、
カム112は、デツトボルト120内面に設けら
れた縦長の当接部126に右側面(図上)を接し
ている。内部ストツパ100は、第4図に示すよ
うに一端が傾斜した係合部101とされ、カムの
脚部115を通すための凹所102、及びデツト
ボルト内面の突出部に当接して該内部ストツパの
摺動範囲を制限するための凸部103を備えてお
り、デツドボルト120に設けられた案内溝12
7内で摺動する。開錠に伴うデツドボルト移動可
能状態が形成されるまでは、内部ストツパ100
は第20図に示すように右方位置(図上)にあ
り、係合部101はスライド板の接触片46の略
直上に臨む位置にあり、凹所102はカムの脚部
115の直下位置にあり、該内部ストツパ100
は案内溝127内に挿入された圧縮コイルバネ1
04により該右方位置へ付勢されている。第20
図の状態から操作ボタン21を下方へ摺動させる
と、操作片70を介してリング111は下降し、
カム112は当接部126に案内されリング11
1に傾斜面114を押されて下降する。このとき
カム112は脚部115を内部ストツパの凹所1
02に通すことにより該下降を許容される。従つ
てこの操作によつてはデツトボルト120は移動
せず、もつぱらリセツト部材60の下降により開
錠不能状態からの複帰(リセツト)が行われるの
みである。一方、スライド板40が最上位置に達
し接触片46が係合部101に接して内部ストツ
パ100をバネ104の力に抗して左方(図上)
へ移動させたときには、操作ボタン21の下方へ
摺動によりデツドボルト120の移動が得られ
る。即ち、内部ストツパ100は左方(図上)へ
移動することにより凹所102がカムの脚部11
5から外れた位置となり、この状態で操作ボタン
21の摺動に基づきリング111が下降せしめら
れると、カム112は脚部115が内部ストツパ
100上面に当接して下降し得ないため、該カム
112は傾斜面114に沿つてリング111を下
降させつつ、右方(図上)へ移動し、当接部12
6を押してデツドボルト120を右方(図上)へ
移動させることとなるのである(第22図参照)。
これにより係合爪121はケーシング10内に埋
没し、ロツクを解除する。
再びロツク状態を得るには、この状態から操作
ボタンを一旦上方へ摺動させた後再び下方へ摺動
させればよい。操作ボタン21の上昇によりカム
112への押圧力は解かれてデツトボルト120
はバネ123により該カムを伴つて第20図に示
す位置まで左方(図上)へ移動する。操作ボタン
21の再下降により、リセツト部材60がスライ
ド板40をタンブラ板50と共に最下位置まで下
降させる。このときカム112は脚部115を内
部ストツパの凹所102に通して下降するのは前
述の通りである。この操作により最初に説明した
開錠前の状態となる。
ボタンを一旦上方へ摺動させた後再び下方へ摺動
させればよい。操作ボタン21の上昇によりカム
112への押圧力は解かれてデツトボルト120
はバネ123により該カムを伴つて第20図に示
す位置まで左方(図上)へ移動する。操作ボタン
21の再下降により、リセツト部材60がスライ
ド板40をタンブラ板50と共に最下位置まで下
降させる。このときカム112は脚部115を内
部ストツパの凹所102に通して下降するのは前
述の通りである。この操作により最初に説明した
開錠前の状態となる。
戻り止め部材としては、前記実施例の如く上下
に摺動する部材80の他、上方への付勢力を受け
て上下に回動可能に支持され、タンブラが左方位
置にあるときに該タンブラ板に接して下方への回
動位置に保持され、タンブラの右方への移動によ
り付勢力に基づき略々水平な位置まで上方へ回動
し、タンブラの左方への戻りを阻止すると共に、
リセツト部材60の下降により再び下方へ回動せ
しめられるように構成されたもの、或いはタンブ
ラの右方への移動及びリセツト部材の下降によ
り、各々前後方向に突出及び埋没をせしめられる
ように構成されたものなどを適宜採用することが
できる。要は、タンブラの右方への移動により、
戻り止め作用についての非作動位置から作動位置
へ付勢力下に移動し、リセツト部材の下降により
非作動位置へ再び移動せしめられるように構成さ
れていればよい。
に摺動する部材80の他、上方への付勢力を受け
て上下に回動可能に支持され、タンブラが左方位
置にあるときに該タンブラ板に接して下方への回
動位置に保持され、タンブラの右方への移動によ
り付勢力に基づき略々水平な位置まで上方へ回動
し、タンブラの左方への戻りを阻止すると共に、
リセツト部材60の下降により再び下方へ回動せ
しめられるように構成されたもの、或いはタンブ
ラの右方への移動及びリセツト部材の下降によ
り、各々前後方向に突出及び埋没をせしめられる
ように構成されたものなどを適宜採用することが
できる。要は、タンブラの右方への移動により、
戻り止め作用についての非作動位置から作動位置
へ付勢力下に移動し、リセツト部材の下降により
非作動位置へ再び移動せしめられるように構成さ
れていればよい。
前記実施例ではタンブラ板として主板及び副板
を備えたものを示したが、副板を省略し、主板に
相当するもののみによつてタンブラ板を構成する
こともできる。但しこの場合には、横溝53を上
下に連続して設けることができないので、特定の
押ボタンを連続して押すという開錠操作を要求す
る錠とすることは出来ない。
を備えたものを示したが、副板を省略し、主板に
相当するもののみによつてタンブラ板を構成する
こともできる。但しこの場合には、横溝53を上
下に連続して設けることができないので、特定の
押ボタンを連続して押すという開錠操作を要求す
る錠とすることは出来ない。
本発明錠機構は、前記自動車ホイール用ロツク
装置の他種々の錠に適用できることは勿論であ
る。
装置の他種々の錠に適用できることは勿論であ
る。
第26図は南京錠に本発明錠機構を適用した例
を示している。この例における開錠機構そのもの
は前述の実施例と同じであり、同様の部材には前
記実施例と同一の番号を付して示す。この例では
ケーシング10に対しシヤツクル140が上下動
可能に装着されており、前記実施例におけるデツ
トボルトに相当するロツクボルト120の上部に
はフツク128が設けられ、シヤツクル140の
先端鉤部に係脱しうるようにされている。この南
京錠の開錠操作は前述の実施例と同じであり、そ
の施錠操作は通常の南京錠と同じである。
を示している。この例における開錠機構そのもの
は前述の実施例と同じであり、同様の部材には前
記実施例と同一の番号を付して示す。この例では
ケーシング10に対しシヤツクル140が上下動
可能に装着されており、前記実施例におけるデツ
トボルトに相当するロツクボルト120の上部に
はフツク128が設けられ、シヤツクル140の
先端鉤部に係脱しうるようにされている。この南
京錠の開錠操作は前述の実施例と同じであり、そ
の施錠操作は通常の南京錠と同じである。
尚、操作片70の先端部をリセツト部材60に
のみ係止する長さとし、リング111には別の軸
150を通し、該軸150を操作片70とは別個
の操作部160により上下動させるようにするこ
ともできる。この場合には、開錠開始状態の形
成、及びリセツト操作のみを操作ボタン21で行
ない、ロツクボルト120のロツク解除位置への
移動は操作部160の押し下げにより別個に行な
うこととなる。この様な別個の操作部材を設ける
構造は前述の実施例にも適用できることは勿論で
ある。
のみ係止する長さとし、リング111には別の軸
150を通し、該軸150を操作片70とは別個
の操作部160により上下動させるようにするこ
ともできる。この場合には、開錠開始状態の形
成、及びリセツト操作のみを操作ボタン21で行
ない、ロツクボルト120のロツク解除位置への
移動は操作部160の押し下げにより別個に行な
うこととなる。この様な別個の操作部材を設ける
構造は前述の実施例にも適用できることは勿論で
ある。
第27図は本発明錠機構を南京錠に適用した他
の例を示し、最初の実施例と同様の部材には同一
の番号が付されている。この例におけるシヤツク
ル140は第26図の例におけるものに対し90゜
回転した位置に設けられている。この例では、最
初の例におけるリング111及びカム112に相
当する部材はなく、また最初の例におけるデツト
ボルト120に相当する部材はケーシング10に
固定された支持部材120′とされている。もつ
とも支持部材120′は、前の例の如く左右に摺
動することがない以外は、内部ストツパ100、
板バネ125等を備えるという点で最初の例と同
様である。この例におけるロツクボルト150
は、最初の例におけるカム112の如く内部スト
ツパ100と協働する位置に設けられている。但
しその脚部151は施錠状態において内部ストツ
パの凹所102から左方(図上)へ外れた位置に
あり、内部ストツパ100がスライド板40の接
触片46により左方(図上)へ移動せしめられた
ときに凹所102内へ進入しうる位置となるよう
に設けられている。ロツクボルト150はケーシ
ング10及び支持部材の当接部126に案内され
て上下に摺動可能とされており、その右端部は上
方へ延びてシヤクル140の先端鉤部に係止する
フツク152とされている。ロツクボルト150
は圧縮コイルバネ153により上方へ付勢力を受
けている。ケーシング10には、棒状の操作部1
70が上下に摺動可能に、且つ上方へバネ付勢さ
れて装着されており、該操作部の下端はロツクボ
ルト150に当接している。
の例を示し、最初の実施例と同様の部材には同一
の番号が付されている。この例におけるシヤツク
ル140は第26図の例におけるものに対し90゜
回転した位置に設けられている。この例では、最
初の例におけるリング111及びカム112に相
当する部材はなく、また最初の例におけるデツト
ボルト120に相当する部材はケーシング10に
固定された支持部材120′とされている。もつ
とも支持部材120′は、前の例の如く左右に摺
動することがない以外は、内部ストツパ100、
板バネ125等を備えるという点で最初の例と同
様である。この例におけるロツクボルト150
は、最初の例におけるカム112の如く内部スト
ツパ100と協働する位置に設けられている。但
しその脚部151は施錠状態において内部ストツ
パの凹所102から左方(図上)へ外れた位置に
あり、内部ストツパ100がスライド板40の接
触片46により左方(図上)へ移動せしめられた
ときに凹所102内へ進入しうる位置となるよう
に設けられている。ロツクボルト150はケーシ
ング10及び支持部材の当接部126に案内され
て上下に摺動可能とされており、その右端部は上
方へ延びてシヤクル140の先端鉤部に係止する
フツク152とされている。ロツクボルト150
は圧縮コイルバネ153により上方へ付勢力を受
けている。ケーシング10には、棒状の操作部1
70が上下に摺動可能に、且つ上方へバネ付勢さ
れて装着されており、該操作部の下端はロツクボ
ルト150に当接している。
この南京錠は、ロツクボルト150の移動可能
状態を形成する開錠操作について最初の例と同様
であり、該操作により内部ストツパ100は第2
7図に示す状態から左方(図上)へ移動せしめら
れる。ロツクボルト150の移動は、その後に操
作部170を押し下げることにより得られる。こ
れによりロツクボルト150は、脚部151を凹
所102に通して下降し、フツク152をシヤツ
クル140の鉤部から外し、シヤツクル140は
バネ力に基づき右方(図上)へ飛び出す。施錠操
作は通常の南京錠と同様である。
状態を形成する開錠操作について最初の例と同様
であり、該操作により内部ストツパ100は第2
7図に示す状態から左方(図上)へ移動せしめら
れる。ロツクボルト150の移動は、その後に操
作部170を押し下げることにより得られる。こ
れによりロツクボルト150は、脚部151を凹
所102に通して下降し、フツク152をシヤツ
クル140の鉤部から外し、シヤツクル140は
バネ力に基づき右方(図上)へ飛び出す。施錠操
作は通常の南京錠と同様である。
これらの例から理解されるように、本発明錠機
構は、ロツクボルトをロツク開錠位置へ移動させ
るための種々の構造を有した錠に対し適用できる
ものである。
構は、ロツクボルトをロツク開錠位置へ移動させ
るための種々の構造を有した錠に対し適用できる
ものである。
発明の効果
以上から明らかなように、本発明によれば次の
効果を奏する押ボタン式錠機構を提供することが
できる。即ち、押ボタンにより移動せしめられる
タンブラ板は、押ボタンを適切な順序に押した場
合にのみ該押ボタンと協働する位置に設けられた
横溝を備え、該タンブラ板と共に上昇せしめられ
るスライド部材が、最上昇位置に到達する際にロ
ツクボルトの開錠位置への移動操作を可能にする
ので、操作するボタンの組み合わせと操作順序と
の双方が正しい場合にのみ開錠することができ、
押ボタンの数が少くても不正開錠の厳格な防止が
可能となる。また、不正操作によりタンブラ板は
右方へ移動して戻り止め部材を移動せしめ押ボタ
ン操作をしても該タンブラ板の上昇を生じない開
鋭不能状態を形成するので、この点からも不正開
錠が有効に防止されている。
効果を奏する押ボタン式錠機構を提供することが
できる。即ち、押ボタンにより移動せしめられる
タンブラ板は、押ボタンを適切な順序に押した場
合にのみ該押ボタンと協働する位置に設けられた
横溝を備え、該タンブラ板と共に上昇せしめられ
るスライド部材が、最上昇位置に到達する際にロ
ツクボルトの開錠位置への移動操作を可能にする
ので、操作するボタンの組み合わせと操作順序と
の双方が正しい場合にのみ開錠することができ、
押ボタンの数が少くても不正開錠の厳格な防止が
可能となる。また、不正操作によりタンブラ板は
右方へ移動して戻り止め部材を移動せしめ押ボタ
ン操作をしても該タンブラ板の上昇を生じない開
鋭不能状態を形成するので、この点からも不正開
錠が有効に防止されている。
図は本発明錠機構を備えた錠の例を示すもの
で、第1図は自動車のホイールデイスク部に装着
されるロツク装置の本体側部分を分解して示す斜
視図、第2図はロツク装置の押ボタン側部分を分
解した状態で示す斜視図、第3図はスライド板及
びタンブラ部材を分解した状態で示す斜視図、第
4図はロツクボルト及びこれに付随する部材を分
解した状態で示す斜視図、第5図から第8図は開
錠操作に伴うスライド部材の上昇状態を順を追つ
て示すロツク装置要部の背面図、第9図から第1
2図はブレード及びタンブラ板の動作についての
説明図、第13図から第15図は不正開錠操作及
びそのリセツト操作の各段階を順を追つて示すロ
ツク装置要部の正面図、第16図から第19図は
ブレード及びタンブラ板(主板及び副板)の作動
についての説明図、第20図から第22図はロツ
クボルトの移動状態を順を追つて示すロツク装置
要部の背面図、第23図はこのロツク装置を備え
た自動車タイヤの正面図、第24図は第23図に
示すタイヤにおけるホイールデイスク部中央の縦
断正面図、第25図はその縦断側面図、第26図
は本発明錠機構を備えた南京錠の一例の内部を示
す正面図、第27図は南京錠の他の例の内部を示
す正面図である。 1……ロツク装置、10……ケーシング、20
……押ボタン、21……操作ボタン、30……ブ
レード、40……スライド板、41……開口、5
0……タンブラ板、52a,52b,52c,5
2d……縦溝、53a,53b,53c,53d
……横溝、80……戻り止め部材、100……内
部ストツパ、101……係合部、110……作動
部、120……ロツクボルト(デツトボルト)、
125……板バネ、140……シヤツクル、16
0……操作部、170……操作部、200……タ
イヤ、201……ホイールデイスク、202……
袋ナツト。
で、第1図は自動車のホイールデイスク部に装着
されるロツク装置の本体側部分を分解して示す斜
視図、第2図はロツク装置の押ボタン側部分を分
解した状態で示す斜視図、第3図はスライド板及
びタンブラ部材を分解した状態で示す斜視図、第
4図はロツクボルト及びこれに付随する部材を分
解した状態で示す斜視図、第5図から第8図は開
錠操作に伴うスライド部材の上昇状態を順を追つ
て示すロツク装置要部の背面図、第9図から第1
2図はブレード及びタンブラ板の動作についての
説明図、第13図から第15図は不正開錠操作及
びそのリセツト操作の各段階を順を追つて示すロ
ツク装置要部の正面図、第16図から第19図は
ブレード及びタンブラ板(主板及び副板)の作動
についての説明図、第20図から第22図はロツ
クボルトの移動状態を順を追つて示すロツク装置
要部の背面図、第23図はこのロツク装置を備え
た自動車タイヤの正面図、第24図は第23図に
示すタイヤにおけるホイールデイスク部中央の縦
断正面図、第25図はその縦断側面図、第26図
は本発明錠機構を備えた南京錠の一例の内部を示
す正面図、第27図は南京錠の他の例の内部を示
す正面図である。 1……ロツク装置、10……ケーシング、20
……押ボタン、21……操作ボタン、30……ブ
レード、40……スライド板、41……開口、5
0……タンブラ板、52a,52b,52c,5
2d……縦溝、53a,53b,53c,53d
……横溝、80……戻り止め部材、100……内
部ストツパ、101……係合部、110……作動
部、120……ロツクボルト(デツトボルト)、
125……板バネ、140……シヤツクル、16
0……操作部、170……操作部、200……タ
イヤ、201……ホイールデイスク、202……
袋ナツト。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ロツクボルトのロツク状態及びロツク解除位
置への移動可能状態を内部ストツパの移動によつ
て得る押ボタン式錠機構において、 前記内部ストツパ及びロツクボルトを収容する
ケーシングと、 該ケーシングにおける略平坦な面から弾性的に
突出した複数の押ボタンと、 該ケーシングの平坦面を手前にし垂直に位置せ
しめた状態において、 前記押ボタンに結合されて前記ケーシング内に
おいて各々前後動する複数のブレードと、 前記ケーシング内で上下方向に案内されて摺動
可能とされ、任意の摺動位置で前記各ブレードを
通し得る開口を有したスライド板と、 該スライド板に案内されて該スライド板に対し
左右位置に摺動し得るタンブラ板と、 前記ケーシング内で上下方向に案内されて摺動
可能とされ上昇位置から下降せしめられるときに
前記スライド部材に係合して該スライド部材を下
方へ移動させるリセツト部材と、 該リセツト部材に連結されて前記ケーシング外
へ延びた該リセツト部材上下動のためのリセツト
用操作ボタンとを備え、 前記各ブレードは、先端へ向かつて下降する上
面、先端へ向かつて左方へ傾斜する右側面、垂直
及び水平に各々先端まで延びる下面及び左側面を
有して先端側が四角錐状とされ、 前記タンブラ板は、前記各ブレードに対応して
設けられ該ブレードを任意の上下位置で前記四角
錐形状における底部まで通しうる幅を有し垂直方
向に延びた複数の縦溝と、該縦溝の所定位置から
右方へ連設され前記ブレードの四角錐形状におけ
る底部断面に対応する上下幅を有した複数の横溝
と、該タンブラ板の一部から左方へ延びて端面が
上下方向に延びた係止部とを備え、 該タンブラ板は、前記スライド板に支持された
弾性部材により左方へ移動した位置に弾性的に保
持されており、 該保持状態にある前記タンブラ板において、 前記横溝の右方終端縁は、各々前記ブレードの
右側面より右方に位置し、 前記横溝の上端縁は、開錠操作の最初に押され
るべき前記押ボタンに結合した第1の前記ブレー
ドと協働する第1の横溝の上端縁が該ブレードの
傾斜した上面の先端部に接する位置にあり、 第2の横溝の上端縁は、第1の横溝へのブレー
ドの進入により該ブレード上面の傾斜に基づきタ
ンブラ板が上昇せしめられたときに該タンブラ板
における該第2の横溝上端縁が第2のブレードの
傾斜した上面の先端部に接する位置となるように
設けられており、 第3以後の各横溝の上端縁も該横溝に先行する
横溝へのブレードの進入により前記タンブラ板が
更に上昇せしめられたときに該タンブラ板におけ
る該横溝がこれに対応するブレードの傾斜した上
面の先端部に接する位置となるように順次設けら
れており、 前記縦溝の右端縁は前記各ブレードの傾斜した
右側面の先端部に接する位置にあり、 前記スライド板には弾性的に可動に支持された
戻り止め部材が装着されており、該戻り止め部材
は、前記タンブラが前記左方への保持位置にある
ときに該タンブラにより弾性力に抗して非作動位
置に保持され、該タンブラが右方へ移動したとき
に弾性力に基づき作動位置へ移動して該タンブラ
の前記左方位置への戻りを阻止し、前記リセツト
部材が下降するときに該リセツト部材に接して再
び非作動位置へ移動せしめられるように構成され
ており、 前記内部ストツパには、ロツクボルトのロツク
解除位置への移動を可能にするように、前記スラ
イド板が最上位置に到達する際に前記スライド板
の一部と接して該内部ストツパを移動せしめるた
めの係合部が備えられていることを特徴とする押
ボタン式錠機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21843687A JPS6462572A (en) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | Push-button type lock mechanism |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21843687A JPS6462572A (en) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | Push-button type lock mechanism |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6462572A JPS6462572A (en) | 1989-03-09 |
| JPH057510B2 true JPH057510B2 (ja) | 1993-01-28 |
Family
ID=16719884
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21843687A Granted JPS6462572A (en) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | Push-button type lock mechanism |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6462572A (ja) |
-
1987
- 1987-08-31 JP JP21843687A patent/JPS6462572A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6462572A (en) | 1989-03-09 |
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