JPH057681B2 - - Google Patents
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- JPH057681B2 JPH057681B2 JP62331441A JP33144187A JPH057681B2 JP H057681 B2 JPH057681 B2 JP H057681B2 JP 62331441 A JP62331441 A JP 62331441A JP 33144187 A JP33144187 A JP 33144187A JP H057681 B2 JPH057681 B2 JP H057681B2
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- Japan
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- group
- photochromic
- polarizing sheet
- photochromic properties
- polarizing
- Prior art date
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- Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
- Optical Filters (AREA)
- Polarising Elements (AREA)
- Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、フオトクロミツク性を有する偏光シ
ートに関するものである。 [従来の技術] 物体を見やすくしたり、目を保護する目的から
各種の機能を有するものが開発されているが、中
でも、目に入る太陽光線などの光量を自動制御す
るために紫外線によつて無色から着色状態に変化
する。いわゆるフオトクロミツク化合物およびそ
の応用について多くの研究がなされてきた。一
方、反射光線による、まぶしさの低減、さらには
反射面そのものを見やすくするために偏光シート
の使用が試みられてきた。 このようなフオトクロミツク性を有するシート
や偏光機能を有するシートなどを単独で使用する
ものについてはすでに多くの提案があつた。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、両機能を同時に満足させるもの
は知られておらず、本発明は、単独シートで両機
能を合せもつものを提供することを目的とする。 [問題点を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するために下記の構成
を有する。 「偏光機能を有する基板の少なくとも一部に、
フオトクロミツク性を有する膜厚0.1〜30μmの被
膜を有し、かつ、該被膜は一重項酸素クエンチヤ
ーを含むことを特徴とするフオトクロミツク性を
有する偏光シート。」 ここで、偏光機能を有する基板とは、一般に自
然光と呼ばれる光の進行方向に直角に振動する電
磁波であらゆる方向の振動面の光が集合したもの
をある一定の振動にかたよりのある光とすること
のできる機能を有する基板であり、その種類とし
ては直線偏光板、円偏光板さらには楕円偏光板な
どがある。とくに反射光の除去、たとえば水面、
硝子面、路面などから反射してくる不快なまぶし
さを除去する目的には直線偏光板が好ましく用い
られ、本発明のフオトクロミツク性被膜が光線量
をコントロールするという関係から、とくに好ま
しいものである。 また、上記偏光機能を有する基板としての具体
的な例としては、ポリビニルアルコールを延伸し
た後にヨウ素を吸着させたフイルムがもつとも安
価で入手が容易であることからもつとも好ましい
偏光基板であるが、偏光機能を有するものであれ
ばとくに限定されるものではない。 一方、かかる偏光フイルムに、さらに耐熱性、
耐水性、耐薬品性、耐光耐久性などを充分に付与
するために、一般には各種基板でサンドイツチ状
に複合化されたものが好ましく使用される。サン
ドイツチ用に使用される基板としては無機ガラ
ス、各種プラスチツク、とくに複屈折性を有して
いないプラスチツクが好ましく適用される。かか
るプラスチツクの中でも成型性、可とう性などの
点からアクリル板、アセチルセルロース類などの
熱可塑剤樹脂、あるいはジエチレングリコールビ
スアリルカーボネート重合板のような熱硬化性樹
脂などがとくに好ましく使用される。 偏光機能としては直線偏光の場合、下記()
式で表わされる偏光度が70%以上のものが偏光性
能の点から好ましく使用される。 V(%)=Fp/F×100 () ここでVは偏光度、Fは偏光光束、Fpは縦ま
たは横のいずれか一方向の振動分の光束である。 本発明は前記偏光機能を有する基板の少なくと
も一部にフオトクロミツク性を有する膜厚0.1〜
30μmの被膜が設けられてなるものであるが、こ
こでフオトクロミツク性を与えるものとしては
種々公知のフオトクロミツク化合物はもちろんの
こと、その他のフオトクロミツク化合物であつて
も当然使用可能である。かかるフオトクロミツク
化合物の具体例については、たとえば、G.H.
BROWN著、“PHOTOCHROMISM”,Wiley
Interscience,New York(1971)や特公昭45−
28892号公報、特公昭49−48631号公報、特開昭55
−36284号公報、特開昭61−53288号公報、特開昭
61−161286号公報、特開昭61−161287号公報、特
開昭61−233079号公報、特開昭61−243087号公
報、特開昭61−268686号公報、特開昭62−33184
号公報、特開昭62−153288号公報、特開昭62−
164685号公報などにその例が挙げられている。 とくに、発消色性、耐繰り返し性などの点か
ら、下記一般式(イ)で表わされるフオトクロミツク
化合物がとくに好ましく使用される。 (ただし、XはC−R9または窒素であり、R9
は水素、C1〜C8のアルキル基、アルコキシ基、
ハロゲンから選ばれる。R1はC1〜C6のアルキル
基およびC7〜C20の置換または無置換アラルキル
基からなる群から選ばれる。R2およびR3はおの
おのが水素、C1〜C5のアルキル基、フエニル基、
モノーまたはジー置換フエニル基、ベンジル基か
らなる群から選ばれるか、あるいは結合して6〜
8個の炭素原子(スピロ炭素原子を含む)を含む
脂環式環、ノルボニル基、アタマンチル基から選
ばれる環式環から選ばれる。R4,R5,R6,R7お
よびR8は、おのおのが水素、C1〜C5のアルキル
基、アルコキシ基、ハロゲン、ニトロ基、シアノ
基、ヒドロキシ基、C1〜C5のハロゲン化アルキ
ル基、アルコキシカルボニル基、アミノ基から選
ばれる。) かかるスピロオキサジン化合物の具体例として
は1−ベンジル−3,3−ジメチルスピロ[イン
ドリノ−2,3′−[3H]ナフト[2,1−b]
(1,4)オキサジン]、1−(4−メトキシベン
ジル)−3,3−ジメチルスピロ[インドリノ−
2,3′−[3H]ナフト[2,1−b](1,4)
オキサジン]、1−(2−メチルベンジル)−3,
3−ジメチルスピロ[インドリノ−2,3′−
[3H]ナフト[2,1−b](1,4)オキサジ
ン]、1−(3−メチルベンジル)−3,3−ジメ
チルスピロ[インドリノ−2,3′−[3H]ナフト
[2,1−b](1,4)オキサジン]、1−(4−
メチルベンジル)−3,3−ジメチルスピロ[イ
ンドリノ−2,3′−[3H]ナフト[2,1−b]
(1,4)オキサジン]、1−(3,5−ジメチル
ベンジル)−3,3−ジメチルスピロ[インドリ
ノ−2,3′−[3H]ナフト[2,1−b](1,
4)オキサジン]、1−(2,4,6−トリメチル
ベンジル)−3,3−ジメチルスピロ[インドリ
ノ−2,3′−[3H]ナフト[2,1−b](1,
4)オキサジン]、1−(4−クロロベンジル)−
3,3−ジメチルスピロ[インドリノ−2,3′−
[3H]ナフト[2,1−b](1,4)オキサジ
ン]、1−(4−ブロモベンジル)−3,3−ジメ
チルスピロ[インドリノ−2,3′−[3H]ナフト
[2,1−b](1,4)オキサジン]、1−(2−
フルオロベンジル)−3,3−ジメチルスピロ
[インドリノ−2,3′−[3H]ナフト[2,1−
b](1,4)オキサジン]、1−(3−フルオロ
ベンジル)−3,3−ジメチルスピロ[インドリ
ノ−2,3′−[3H]ナフト[2,1−b](1,
4)オキサジン]、1−(4−フルオロベンジル)
−3,3−ジメチルスピロ[インドリノ−2,
3′−[3H]ナフト[2,1−b](1,4)オキ
サジン]、1−(2,4−ジフルオロベンジル)−
3,3−ジメチルスピロ[インドリノ−2,3′−
[3H]ナフト[2,1−b](1,4)オキサジ
ン]、1−(2,3,4,5,6−ペンタフルオロ
ベンジル)−3,3−ジメチルスピロ[インドリ
ノ−2,3′−[3H]ナフト[2,1−b](1,
4)オキサジン]、1−(4−シアノベンジル)−
3,3−ジメチルスピロ[インドリノ−2,3′−
[3H]ナフト[2,1−b](1,4)オキサジ
ン]、1−(4−トリフルオロメチルベンジル)−
3,3−ジメチルスピロ[インドリノ−2,3′−
[3H]ナフト[2,1−b](1,4)オキサジ
ン]、1−(4−ニトロベンジル)−3,3−ジメ
チルスピロ[インドリノ−2,3′−[3H]ナフト
[2,1−b](1,4)オキサジン]、1−(2−
フエニルエチル)−3,3−ジメチルスピロ[イ
ンドリノ−2,3′−[3H]ナフト[2,1−b]
(1,4)オキサジン]、1−(3−フエニルプロ
ピル)−3,3−ジメチルスピロ[インドリノ−
2,3′−[3H]ナフト[2,1−b](1,4)
オキサジン]、1−(2−ナフチル)−3,3−ジ
メチルスピロ[インドリノ−2,3′−[3H]ナフ
ト[2,1−b](1,4)オキサジン]、1,
3,3−トリメチルスピロ[インドリノ−2,
3′−[3H]ナフト[2,1−b](1,4)オキ
サジン、1,3,3−トリメチルスピロ[インド
リノ−2,3′−[3H]ピリド[2,1−b](1,
4)ベンゾオキサジン]などがある。 また、これらのフオトクロミツク化合物は1種
のみならず、2種以上を併用することも可能であ
る。 これらのフオトクロミツク化合物は有機高分子
マトリツクス中に分散させて使用されるが、有機
高分子としてはフオトクロミツク化合物と相溶性
が良好なものであればとくに限定されない。使用
可能な有機高分子の具体例としてはアクリル樹
脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン
樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリカーボネート、ポリ
スチレン樹脂、セルロース類、たとえば酢酸セル
ロース、セルロールアセテートブチレート、ヒド
ロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセ
ルロースなど、さらにはポリビニルアルコール、
尿素樹脂、ナイロン樹脂などが挙げられる。ま
た、これらの樹脂はそれぞれ2種以上を併用する
こともできるし、各種硬化剤、架橋剤などを添加
して三次元架橋させることも可能である。とく
に、水酸基、カルボキシ基を側鎖に有するアクリ
ル樹脂をメラミン樹脂で架橋させたマトリツク
ス、さらにはアミノ基などを有するアクリル樹脂
をエポキシ樹脂で架橋させたマトリツクスなどを
有機高分子として使用したものはフオトクロミツ
ク化合物の耐繰り返し性、発消色速度、さらには
該被膜上にハードコート層などが設けられる場
合、ハードコート層被覆時の溶剤に対する耐性、
ハードコート膜との接着性などの点からとくに好
ましい。また、前述のフオトクロミツク化合物に
重合性官能基、例えばメタアクリル基、アクリル
基、ビニル基、メタクリロキシ基、アクリロキシ
基、メタクリロキシアルキル基、アクリロキシア
ルキル基などのラジカル重合性官能基を置換基と
して導入し、有機高分子中にペンダント状に含有
させることも可能である。かかるフオトクロミツ
ク化合物を有機高分子中に化学結合によつて導入
することは、フオトクロミツク化合物の溶出性、
耐光性、発消色速度のコントロールを可能にせし
めることから有用である。 また、本発明におけるフオトクロミツク性を有
する被膜の膜厚は光照射後の発色濃度、さらには
膜厚による発色濃度むら発生防止などの点から
0.1μm以上であることが必要であり、好ましくは
2μm以上であることが望ましい。また、塗布のし
やすさ、均一性などの点から30μm以下であるこ
とが必要であり、好ましくは25μm以下が望まし
い。 フオトクロミツク性被膜中に含まれるフオトク
ロミツク化合物の量は要求性能、とくに発色濃度
との関係から決定されるべきであるが、本発明シ
ートをスキー用サングラスレンズなどに代表され
る光学レンズ用としては0.1〜20重量パーセント
が好ましい。さらに好ましくは0.5〜15重量パー
セントである。0.1重量パーセントに満たない場
合には常温付近での発色濃度に乏しい。また20重
量パーセントを越えると溶解性の関係からマトリ
ツクス樹脂に対して溶媒量を増やす必要が生じ、
十分な被覆膜厚を得ることが困難となる。 本発明における被膜を基板上に被覆する方法と
しては前記のマトリツクス樹脂およびフオトクロ
ミツク化合物の混合溶液からなるコーテイング組
成物を浸漬法や回転塗布法などによつて塗布する
方法、さらにはあらかじめマトリツクス樹脂を基
板上に塗布したのち、フオトクロミツク化合物を
染色手段などを使つてマトリツクス樹脂中に含有
せしめる方法など種々の方法が適用可能である。 コーテイング組成物として適用する際に使用さ
れる溶剤としては各種の有機溶剤が使用可能であ
り、具体的には各種アルコール、ケトン類、エー
テル類、エステル類、芳香族(ハロゲン化)炭化
水素類、脂肪族(ハロゲン化)炭化水素類、セロ
ソルブ類、各種ホルムアミド類、スルホキシド
類、などマトリツクス樹脂とフオトクロミツク化
合物の両者を溶解させるものであればとくに限定
されるものではない。 本発明では前記の被膜上に、さらにハードコー
ト性を有する被膜を被覆することが好ましく、被
膜としては、中でもハードコート性を有するポリ
オルガノシロキサンであることが好ましい。ここ
でハードコート性を有するポリオルガノシロキサ
ンとはフオトクロミツク性を有する被膜の傷つき
やすさを改良でき、架橋しているものであれば特
に限定されないが、該被膜との接着性、低温、短
時間硬化が可能であるという点から、下記一般式
(ロ)で表わされる有機ケイ素化合物および/または
その加水分解物から得られるポリオルガノシロキ
サン系硬化膜が好ましく使用される。 R12 aR13 bSiY4-a-b (ロ) (ここで、R12,R13は各々アルキル基、アル
ケニル基、アリール基、またはハロゲン、グリシ
ドキシ基、エポキシ基、アミノ基、メルカプト
基、(メタ)アクリルオキシ基あるいはシアノ基
を有する炭化水素基、Yは加水分解性基であり、
aおよびbは0または1である)。 一般式(ロ)で表わされる有機ケイ素化合物およ
び/またはその加水分解物の具体的な代表例とし
て、メチルシリケート、エチルシリケート、n−
プロピルシリケート、i−プロピルシリケート、
n−ブチルシリケート、sec−ブチルシリケート
およびt−ブチルシリケートなどのテトラアルコ
キシシラン類、およびその加水分解物さらにはメ
チルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシ
ラン、メチルトリメトキシエトキシシラン、メチ
ルトリアセトキシシラン、メチルトリブトキシシ
ラン、エチルトリメトキシラン、エチルトリエト
キシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニル
トリエトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラ
ン、ビニルトリメトキシエトキシシラン、フエニ
ルトリメトキシシラン、フエニルトリエトキシシ
ラン、フエニルトリアセトキシシラン、γ−クロ
ロプロピルトリメトキシシラン、γ−クロロプロ
ピルトリエトキシシラン、γ−クロロプロピルト
リアセトキシシラン、3,3,3−トリフロロプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリルオキ
シプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルト
リエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリ
メトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリエ
トキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−ア
ミノプロピルトリメトキシシラン、β−シアノエ
チルトリエトキシシラン、メチルトリフエノキシ
シラン、クロロメチルトリメトキシシラン、クロ
ロメチルトリエトキシシラン、グリシドキシメチ
ルトリメトキシシラン、グリシドキシメチルトリ
エトキシシラン、α−グリシドキシエチルトリメ
トキシシラン、α−グリシドキシエチルトリエト
キシシラン、β−グリシドキシエチルトリメトキ
シシラン、β−グリシドキシエチルトリエトキシ
シラン、α−グリシドキシプロピルトリメトキシ
シラン、α−グリシドキシプロピルトリエトキシ
シラン、β−グリシドキシプロピルトリメトキシ
シラン、β−グリシドキシプロピルトリエトキシ
シラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシ
シラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシ
シラン、γ−グリシドキシプロピルトリプロポキ
シシラン、γ−グリシドキシプロピルトリブトキ
シシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキ
シエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルト
リフエノキシシラン、α−グリシドキシブチルト
リメトキシシラン、α−グリシドキシブチルトリ
エトキシシラン、β−グリシドキシブチルトリメ
トキシシラン、β−グリシドキシブチルトリエト
キシシラン、γ−グリシドキシブチルトリメトキ
シシラン、γ−グリシドキシブチルトリエトキシ
シラン、δ−グリシドキシブチルトリメトキシシ
ラン、δ−グリシドキシブチルトリエトキシシラ
ン、(3,4−エポキシシクロヘキシル)メチル
トリメトキシシラン、(3,4−エポキシシクロ
ヘキシル)メチルトリエトキシシラン、β−(3,
4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキ
シシラン、β−(3,4−エチルシクロヘキシル)
エチルトリエトキシシラン、β−(3,4−エポ
キシシクロヘキシル)エチルトリプロポキシシラ
ン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エ
チルトリブトキシシラン、β−(3,4−エポキ
シシクロヘキシル)エチルトリメトエトキシエト
キシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)エチルトリフエノキシシラン、γ−(3,4
−エポキシシクロヘキシル)プロピルトリメトキ
シシラン、γ−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)プロピルトリエトキシシラン、δ−(3,4
−エポキシシクロヘキシル)ブチルトリメトキシ
シラン、δ−(3,4−エポキシシクロヘキシル)
ブチルトリエトキシシランなどのトリアルコキシ
シラン、トリアシルオキシシランまたはトリフエ
ノキシシラン類またはその加水分解物およびジメ
チルジメトキシシラン、フエニルメチルジメトキ
シシラン、ジメチルジエトキシシラン、フエニル
メチルジエトキシシラン、γ−クロロプロピルメ
チルジメトキシシラン、γ−クロロプロピルメチ
ルジエトキシシラン、ジメチルジアセトキシシラ
ン、γ−メタクリルオキシプロピルメチルジメト
キシシラン、γ−メタクリルオキシプロピルメチ
ルジエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメ
チルジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピル
メチルジエトキシシラン、γ−アミノプロピルメ
チルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルメチ
ルエトキシシラン、メチルビニルジメトキシシラ
ン、メチルビニルジエトキシシラン、グリシドキ
シメチルメチルジメトキシシラン、グリシドキシ
メチルメチルジエトキシシラン、α−グリシドキ
シエチルメチルジメトキシシラン、α−グリシド
キシエチルメチルジエトキシシラン、β−グリシ
ドキシエチルメチルジメトキシシラン、β−グリ
シドキシエチルメチルジエトキシシラン、α−グ
リシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、α
−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラ
ン、β−グリシドキシプロピルメチルジメトキシ
シラン、β−グリシドキシプロピルメチルジエト
キシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジ
メトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチ
ルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピル
メチルジプロポキシシラン、γ−グリシドキシプ
ロピルメチルジブトキシシラン、γ−グリシドキ
シプロピルメチルジメトキシエトキシシラン、γ
−グリシドキシプロピルメチルジフエノキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルエチルジメトキシ
シラン、γ−グリシドキシプロピルエチルジエト
キシシラン、γ−グリシドキシプロピルエチルジ
プロポキシシラン、γ−グリシドキシプロピルビ
ニルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピ
ルビニルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプ
ロピルフエニルジメトキシシラン、γ−グリシド
キシプロピルフエニルジエトキシシランなどのジ
アルコキシシラン、ジフエノキシシランまたはジ
アシルオキシシラン類またはその加水分解物がそ
の例である。 これらの有機ケイ素化合物は1種または2種以
上添加することも可能である。 かかる有機ケイ素化合物は低温硬化、硬化時間
短縮などの点から加水分解して使用する方法が好
ましい。加水分解は通常の加水分解方法が適用可
能であり、たとえば純水、さらには塩酸、硫酸、
酢酸などの酸性水溶液、あるいはカセイソーダ、
カセイカリ、水酸化カルシウムなどのアルカリ水
溶液などの添加によつて行なわれる。加水分解時
の温度はとくに限定されるものではなく、目的に
応じて低温、高温のいずれにコントロールしても
何ら問題はない。 有機ケイ素化合物および/またはその加水分解
物の硬化は通常、加熱によつて行なわれるもので
あるが、加熱時間の短縮、低温硬化を目的に各種
の硬化触媒が添加される。硬化触媒としてはカル
ボン酸のアルカリ金属塩やアルミニウム、チタ
ン、ジルコニウムなどのキレート化合物が挙げら
れる。とくにアセチルアセトンアルミニウム塩に
代表されるアルミニウムキレート化合物は組成物
の安定性、透明性さらには着色がないなどの点か
ら好ましく用いられる。 また前記(ロ)で表わされる有機ケイ素化合物の中
でもフオトクロミツク性被膜との接着性、表面硬
度向上、耐熱性、耐候性などの点からR12,R13
としては炭素数1〜4のアルキル基、アルケニル
基、あるいはフエニル基さらにはエポキシ基、グ
リシドキシ基を有する有機基が好ましい。 本発明に適用されるポリシロキサン系被膜の膜
厚はフオトクロミツク性被膜の傷つきやすさを防
ぐものであればよく、フオトクロミツク性を有す
る被膜との関係で決定されるべきものであるが、
被膜の保護という意味から0.2μm以上、好ましく
は0.5μm以上である。また、加工時の曲げなどに
よるクラツク発生防止などの点から50μm以下、
好ましくは30μm以下である。 かかる膜厚のコントロールは通常、溶媒による
希釈によつてなされるが、コーテイング条件など
によつてもコントロールすることが可能である。
使用可能な溶媒としては、組成物を均一に溶解可
能であればとくに限定されないが、被膜中に含ま
れるフオトクロミツク化合物の溶出、分解などを
防止するという意味から、水、あるいは低級アル
コールなどが好ましく用いられる。これらの溶媒
は二種以上の混合溶媒として用いることができ
る。 本発明では、ポリシロキサン系被膜を被覆する
際のフオトクロミツク性被膜との接着性向上を目
的にあらかじめフオトクロミツク性被膜を前処理
することが可能である。前処理方法としては、フ
オトクロミツク性被膜中のフオトクロミツク化合
物の分解を防ぎ、接着性向上を顕著に発現させる
ために、活性化ガス処理、とりわけ低温プラズマ
処理が挙げられる。活性化ガス処理に使用される
ガスの種類はフオトクロミツク性被膜の有機高分
子の種類によつて適宜最適なものが選択されるべ
きであるが、一般的には酸素ガスの使用が好まし
い。 以上のようにして形成されたフオトクロミツク
性被膜およびポリシロキサン系被膜からなる偏光
シートは、偏光機能に加えて充分なフオトクロミ
ツク性を有し、表面が傷つきにくいものであり、
実用上の問題はまつたくないものであるが、さら
に耐久性、とりわけフオトクロミツク性の耐疲労
性を向上させるために、フオトクロミツク性被膜
に、また必要によりポリシロキサン系被膜中に、
一重項酸素クエンチヤーを添加する。一重項酸素
クエンチヤーとしては公知の多くの化合物が使用
可能であるが、とくに一般式(イ)で表わされるフオ
トクロミツク化合物であるスピロオキサジン化合
物に効果的なものとしてNi塩化合物および/ま
たはヒンダードアミン化合物などが挙げられる。
とくに、フオトクロミツク性被膜調製に用いる被
覆組成物の安定性の点からアセチルアセトンニツ
ケル塩などのNiのキレート化合物が好ましく使
用される。 これらの一重項酸素クエンチヤーの添加量は使
用条件、環堺などによつて最適化されるものであ
るが、添加の効果、フオトクロミツク性被膜の着
色などの点から通常は一般式(イ)で表わされるフオ
トクロミツク性被膜中に含まれるフオトクロミツ
ク化合物100重量部に対して1重量部から200重量
部の範囲で使用される。 さらにフオトクロミツク性被膜およびポリシロ
キサン系被膜中にそれぞれ必要に応じて紫外線吸
収剤、酸化防止剤、あるいは染料などを添加する
ことも可能である。 本発明における好ましい実施態様としてはプラ
スチツクまたは着色されたプラスチツクからなる
偏光板にフオトクロミツク性被膜さらにはポリシ
ロキサン系被膜を形成するコーテイング組成物を
塗布して、偏光機能に加えてフオトクロミツク性
およびハードコート性を付与する方法が挙げられ
る。このようなコーテイングをするにあたつては
被膜の均一性、平滑性を向上させる目的から各種
の界面活性剤、たとえばシリコーン系界面活性剤
やフツ素界面活性剤の添加が有効である。 また、得られる偏光シートは可撓性を有してい
るので、曲げ加工なども可能なことから、打ち抜
き加工および熱曲げ成形などによつて低コストで
ゴーグル用などの一眼レンズにすることも好まし
い実施態様である。また、ゴーグルに使用する場
合には、さらに内面に防曇加工を施すことも有用
な応用である。 [実施例] 以下に実施例を挙げるが、本発明はこれらの実
施例に限定されるものではない。 実施例 1 (1) フオトクロミツク性被膜の作製 (イ) コーテイング用組成物の調製 メチルメタクリレート/ブチルメタクリレー
ト/ブチルアクリレート/ヒドロキシエチルメタ
クリレート/アクリル酸からなる共重合体(OH
価:10)のトルエン/酢酸ブチル(50/50重量
比)の50重量%溶液3000gをさらにメチルエチル
ケトンで25重量%に希釈し、シリコーン系界面活
性剤を添加し、さらにフオトクロミツク化合物と
して、1−(3−メチルベンジル)−3,3−ジメ
チルスピロ[インドリノ−2,3′−[3H]ナフト
[2,1−b](1,4)−オキサジン]を150.0
g、ヒンダードアミンを90.0gそれぞれ添加し、
充分に攪拌溶解させてコーテイング用組成物とし
た。 (ロ) 塗布および乾燥 前記(イ)で得られたコーテイング用組成物を、プ
ラスチツク製偏光板(三立電機株式会社製、HC2
−4−75タイプ、厚み0.75mm、310×87(mm)に引
き上げ速度20cm/minの条件でデイツプ法にて塗
布した。塗布したシートは65℃で4時間の乾燥、
硬化を行なつた。 (2) 性能試験 以下の試験を行なつた。結果を表1に示す。 (イ) 密着性試験 試験方法としてシートの塗膜面に1mm角の基板
に達するゴバン目を塗膜の上から鋼ナイフで100
個入れて、セロハン粘着テープ(商品名“セロテ
ープ”ニチバン株式会社製品)を強くはりつけ、
90度方向に急速にはがし、塗膜剥離の有無を調べ
た。 (ロ) フオトクロミツク性能 ケミカルランプを励起光源として光照射し、発
色させたのち、照射を止めてその時の発色状態お
よび消色速度を肉眼にて観察した。すべて均一な
発色状態を示した。 (ハ) 耐久性テスト スガ試験機(株)製、フエードメーターにて40時
間、照射後のフオトクロミツク性能における発色
状態を観察した。 実施例 2 実施例1で得られたフオトクロミツク性被膜を
有するプラスチツク製偏光板の上に、さらにポリ
シロキサン系被膜を塗布した。 (1) ポリシロキサン系被膜の作製 (l) コーテイング用組成物の調製 回転子を備えた反応器中にγ−グリシドキシプ
ロピルトリメトキシシラン240g、γ−グリシド
キシプロピルメチルジエトキシシラン240gとビ
ニルトリエトキシシラン1470gを仕込み、マグネ
テイツクスターラーを用いて攪拌しながら0.05規
定塩酸水溶液510gを液温を10℃に保ちながら滴
下し、滴下終了後さらに30分間攪拌を続けて、加
水分解を行なつた。 得られた加水分解物中に硬化剤としてアセチル
アセトンアルミニウム塩56.0gを添加し、さらに
追加溶剤としてエタノール/水(80/20重量比)
710.0gを添加し、シリコーン系界面活性剤6.0g
を加えて十分攪拌したのち、コーテイング用組成
物とした。 (ロ) 塗布および乾燥 実施例1,(1)で得られたフオトクロミツク性被
膜を有する偏光板に、前項(1),(イ)で得られた塗料
をデイツプ法で引き上げ速度10cm/minの条件で
塗布し、65℃で15時間乾燥、硬化を行なつた。 (2) 性能試験 実施例1と同様の試験を行なつた。結果を表1
に示す。 さらに以下に示す試験を行なつた。 (イ) 耐摩擦性試験 スチールウール#0000を使用し、200g/cm2の
荷重下で摩擦し、傷のつきにくさを調べた。 その結果、全く傷がつかなかつた。 (ロ) 耐熱性、耐湿熱性試験 耐熱性:80℃の熱風オーブン中に2時間放置し
た後、外観、密着性、フオトクロミツク特性の変
化を調べた。 耐湿熱性:40℃、90%RHの高湿下に1週間連
続放置後、外観、密着性、フオトクロミツク特性
の変化を調べた。 その結果、耐熱性、耐湿熱性ともに非常に優れ
た性能を有することがわかつた。 (ハ) 打ち抜き加工テスト プレス機によつてゴーグル状の一眼レンズに打
ち抜きを行ない、さらに木型を用いて曲面加工を
行なつた。加工後の外観、とくに表面におけるク
ラツク発生および皺発生の有無を調べた。 その結果、試験の前後において、全く変化がな
く、クラツク発生、皺発生ともに見られなかつ
た。
ートに関するものである。 [従来の技術] 物体を見やすくしたり、目を保護する目的から
各種の機能を有するものが開発されているが、中
でも、目に入る太陽光線などの光量を自動制御す
るために紫外線によつて無色から着色状態に変化
する。いわゆるフオトクロミツク化合物およびそ
の応用について多くの研究がなされてきた。一
方、反射光線による、まぶしさの低減、さらには
反射面そのものを見やすくするために偏光シート
の使用が試みられてきた。 このようなフオトクロミツク性を有するシート
や偏光機能を有するシートなどを単独で使用する
ものについてはすでに多くの提案があつた。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、両機能を同時に満足させるもの
は知られておらず、本発明は、単独シートで両機
能を合せもつものを提供することを目的とする。 [問題点を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するために下記の構成
を有する。 「偏光機能を有する基板の少なくとも一部に、
フオトクロミツク性を有する膜厚0.1〜30μmの被
膜を有し、かつ、該被膜は一重項酸素クエンチヤ
ーを含むことを特徴とするフオトクロミツク性を
有する偏光シート。」 ここで、偏光機能を有する基板とは、一般に自
然光と呼ばれる光の進行方向に直角に振動する電
磁波であらゆる方向の振動面の光が集合したもの
をある一定の振動にかたよりのある光とすること
のできる機能を有する基板であり、その種類とし
ては直線偏光板、円偏光板さらには楕円偏光板な
どがある。とくに反射光の除去、たとえば水面、
硝子面、路面などから反射してくる不快なまぶし
さを除去する目的には直線偏光板が好ましく用い
られ、本発明のフオトクロミツク性被膜が光線量
をコントロールするという関係から、とくに好ま
しいものである。 また、上記偏光機能を有する基板としての具体
的な例としては、ポリビニルアルコールを延伸し
た後にヨウ素を吸着させたフイルムがもつとも安
価で入手が容易であることからもつとも好ましい
偏光基板であるが、偏光機能を有するものであれ
ばとくに限定されるものではない。 一方、かかる偏光フイルムに、さらに耐熱性、
耐水性、耐薬品性、耐光耐久性などを充分に付与
するために、一般には各種基板でサンドイツチ状
に複合化されたものが好ましく使用される。サン
ドイツチ用に使用される基板としては無機ガラ
ス、各種プラスチツク、とくに複屈折性を有して
いないプラスチツクが好ましく適用される。かか
るプラスチツクの中でも成型性、可とう性などの
点からアクリル板、アセチルセルロース類などの
熱可塑剤樹脂、あるいはジエチレングリコールビ
スアリルカーボネート重合板のような熱硬化性樹
脂などがとくに好ましく使用される。 偏光機能としては直線偏光の場合、下記()
式で表わされる偏光度が70%以上のものが偏光性
能の点から好ましく使用される。 V(%)=Fp/F×100 () ここでVは偏光度、Fは偏光光束、Fpは縦ま
たは横のいずれか一方向の振動分の光束である。 本発明は前記偏光機能を有する基板の少なくと
も一部にフオトクロミツク性を有する膜厚0.1〜
30μmの被膜が設けられてなるものであるが、こ
こでフオトクロミツク性を与えるものとしては
種々公知のフオトクロミツク化合物はもちろんの
こと、その他のフオトクロミツク化合物であつて
も当然使用可能である。かかるフオトクロミツク
化合物の具体例については、たとえば、G.H.
BROWN著、“PHOTOCHROMISM”,Wiley
Interscience,New York(1971)や特公昭45−
28892号公報、特公昭49−48631号公報、特開昭55
−36284号公報、特開昭61−53288号公報、特開昭
61−161286号公報、特開昭61−161287号公報、特
開昭61−233079号公報、特開昭61−243087号公
報、特開昭61−268686号公報、特開昭62−33184
号公報、特開昭62−153288号公報、特開昭62−
164685号公報などにその例が挙げられている。 とくに、発消色性、耐繰り返し性などの点か
ら、下記一般式(イ)で表わされるフオトクロミツク
化合物がとくに好ましく使用される。 (ただし、XはC−R9または窒素であり、R9
は水素、C1〜C8のアルキル基、アルコキシ基、
ハロゲンから選ばれる。R1はC1〜C6のアルキル
基およびC7〜C20の置換または無置換アラルキル
基からなる群から選ばれる。R2およびR3はおの
おのが水素、C1〜C5のアルキル基、フエニル基、
モノーまたはジー置換フエニル基、ベンジル基か
らなる群から選ばれるか、あるいは結合して6〜
8個の炭素原子(スピロ炭素原子を含む)を含む
脂環式環、ノルボニル基、アタマンチル基から選
ばれる環式環から選ばれる。R4,R5,R6,R7お
よびR8は、おのおのが水素、C1〜C5のアルキル
基、アルコキシ基、ハロゲン、ニトロ基、シアノ
基、ヒドロキシ基、C1〜C5のハロゲン化アルキ
ル基、アルコキシカルボニル基、アミノ基から選
ばれる。) かかるスピロオキサジン化合物の具体例として
は1−ベンジル−3,3−ジメチルスピロ[イン
ドリノ−2,3′−[3H]ナフト[2,1−b]
(1,4)オキサジン]、1−(4−メトキシベン
ジル)−3,3−ジメチルスピロ[インドリノ−
2,3′−[3H]ナフト[2,1−b](1,4)
オキサジン]、1−(2−メチルベンジル)−3,
3−ジメチルスピロ[インドリノ−2,3′−
[3H]ナフト[2,1−b](1,4)オキサジ
ン]、1−(3−メチルベンジル)−3,3−ジメ
チルスピロ[インドリノ−2,3′−[3H]ナフト
[2,1−b](1,4)オキサジン]、1−(4−
メチルベンジル)−3,3−ジメチルスピロ[イ
ンドリノ−2,3′−[3H]ナフト[2,1−b]
(1,4)オキサジン]、1−(3,5−ジメチル
ベンジル)−3,3−ジメチルスピロ[インドリ
ノ−2,3′−[3H]ナフト[2,1−b](1,
4)オキサジン]、1−(2,4,6−トリメチル
ベンジル)−3,3−ジメチルスピロ[インドリ
ノ−2,3′−[3H]ナフト[2,1−b](1,
4)オキサジン]、1−(4−クロロベンジル)−
3,3−ジメチルスピロ[インドリノ−2,3′−
[3H]ナフト[2,1−b](1,4)オキサジ
ン]、1−(4−ブロモベンジル)−3,3−ジメ
チルスピロ[インドリノ−2,3′−[3H]ナフト
[2,1−b](1,4)オキサジン]、1−(2−
フルオロベンジル)−3,3−ジメチルスピロ
[インドリノ−2,3′−[3H]ナフト[2,1−
b](1,4)オキサジン]、1−(3−フルオロ
ベンジル)−3,3−ジメチルスピロ[インドリ
ノ−2,3′−[3H]ナフト[2,1−b](1,
4)オキサジン]、1−(4−フルオロベンジル)
−3,3−ジメチルスピロ[インドリノ−2,
3′−[3H]ナフト[2,1−b](1,4)オキ
サジン]、1−(2,4−ジフルオロベンジル)−
3,3−ジメチルスピロ[インドリノ−2,3′−
[3H]ナフト[2,1−b](1,4)オキサジ
ン]、1−(2,3,4,5,6−ペンタフルオロ
ベンジル)−3,3−ジメチルスピロ[インドリ
ノ−2,3′−[3H]ナフト[2,1−b](1,
4)オキサジン]、1−(4−シアノベンジル)−
3,3−ジメチルスピロ[インドリノ−2,3′−
[3H]ナフト[2,1−b](1,4)オキサジ
ン]、1−(4−トリフルオロメチルベンジル)−
3,3−ジメチルスピロ[インドリノ−2,3′−
[3H]ナフト[2,1−b](1,4)オキサジ
ン]、1−(4−ニトロベンジル)−3,3−ジメ
チルスピロ[インドリノ−2,3′−[3H]ナフト
[2,1−b](1,4)オキサジン]、1−(2−
フエニルエチル)−3,3−ジメチルスピロ[イ
ンドリノ−2,3′−[3H]ナフト[2,1−b]
(1,4)オキサジン]、1−(3−フエニルプロ
ピル)−3,3−ジメチルスピロ[インドリノ−
2,3′−[3H]ナフト[2,1−b](1,4)
オキサジン]、1−(2−ナフチル)−3,3−ジ
メチルスピロ[インドリノ−2,3′−[3H]ナフ
ト[2,1−b](1,4)オキサジン]、1,
3,3−トリメチルスピロ[インドリノ−2,
3′−[3H]ナフト[2,1−b](1,4)オキ
サジン、1,3,3−トリメチルスピロ[インド
リノ−2,3′−[3H]ピリド[2,1−b](1,
4)ベンゾオキサジン]などがある。 また、これらのフオトクロミツク化合物は1種
のみならず、2種以上を併用することも可能であ
る。 これらのフオトクロミツク化合物は有機高分子
マトリツクス中に分散させて使用されるが、有機
高分子としてはフオトクロミツク化合物と相溶性
が良好なものであればとくに限定されない。使用
可能な有機高分子の具体例としてはアクリル樹
脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン
樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリカーボネート、ポリ
スチレン樹脂、セルロース類、たとえば酢酸セル
ロース、セルロールアセテートブチレート、ヒド
ロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセ
ルロースなど、さらにはポリビニルアルコール、
尿素樹脂、ナイロン樹脂などが挙げられる。ま
た、これらの樹脂はそれぞれ2種以上を併用する
こともできるし、各種硬化剤、架橋剤などを添加
して三次元架橋させることも可能である。とく
に、水酸基、カルボキシ基を側鎖に有するアクリ
ル樹脂をメラミン樹脂で架橋させたマトリツク
ス、さらにはアミノ基などを有するアクリル樹脂
をエポキシ樹脂で架橋させたマトリツクスなどを
有機高分子として使用したものはフオトクロミツ
ク化合物の耐繰り返し性、発消色速度、さらには
該被膜上にハードコート層などが設けられる場
合、ハードコート層被覆時の溶剤に対する耐性、
ハードコート膜との接着性などの点からとくに好
ましい。また、前述のフオトクロミツク化合物に
重合性官能基、例えばメタアクリル基、アクリル
基、ビニル基、メタクリロキシ基、アクリロキシ
基、メタクリロキシアルキル基、アクリロキシア
ルキル基などのラジカル重合性官能基を置換基と
して導入し、有機高分子中にペンダント状に含有
させることも可能である。かかるフオトクロミツ
ク化合物を有機高分子中に化学結合によつて導入
することは、フオトクロミツク化合物の溶出性、
耐光性、発消色速度のコントロールを可能にせし
めることから有用である。 また、本発明におけるフオトクロミツク性を有
する被膜の膜厚は光照射後の発色濃度、さらには
膜厚による発色濃度むら発生防止などの点から
0.1μm以上であることが必要であり、好ましくは
2μm以上であることが望ましい。また、塗布のし
やすさ、均一性などの点から30μm以下であるこ
とが必要であり、好ましくは25μm以下が望まし
い。 フオトクロミツク性被膜中に含まれるフオトク
ロミツク化合物の量は要求性能、とくに発色濃度
との関係から決定されるべきであるが、本発明シ
ートをスキー用サングラスレンズなどに代表され
る光学レンズ用としては0.1〜20重量パーセント
が好ましい。さらに好ましくは0.5〜15重量パー
セントである。0.1重量パーセントに満たない場
合には常温付近での発色濃度に乏しい。また20重
量パーセントを越えると溶解性の関係からマトリ
ツクス樹脂に対して溶媒量を増やす必要が生じ、
十分な被覆膜厚を得ることが困難となる。 本発明における被膜を基板上に被覆する方法と
しては前記のマトリツクス樹脂およびフオトクロ
ミツク化合物の混合溶液からなるコーテイング組
成物を浸漬法や回転塗布法などによつて塗布する
方法、さらにはあらかじめマトリツクス樹脂を基
板上に塗布したのち、フオトクロミツク化合物を
染色手段などを使つてマトリツクス樹脂中に含有
せしめる方法など種々の方法が適用可能である。 コーテイング組成物として適用する際に使用さ
れる溶剤としては各種の有機溶剤が使用可能であ
り、具体的には各種アルコール、ケトン類、エー
テル類、エステル類、芳香族(ハロゲン化)炭化
水素類、脂肪族(ハロゲン化)炭化水素類、セロ
ソルブ類、各種ホルムアミド類、スルホキシド
類、などマトリツクス樹脂とフオトクロミツク化
合物の両者を溶解させるものであればとくに限定
されるものではない。 本発明では前記の被膜上に、さらにハードコー
ト性を有する被膜を被覆することが好ましく、被
膜としては、中でもハードコート性を有するポリ
オルガノシロキサンであることが好ましい。ここ
でハードコート性を有するポリオルガノシロキサ
ンとはフオトクロミツク性を有する被膜の傷つき
やすさを改良でき、架橋しているものであれば特
に限定されないが、該被膜との接着性、低温、短
時間硬化が可能であるという点から、下記一般式
(ロ)で表わされる有機ケイ素化合物および/または
その加水分解物から得られるポリオルガノシロキ
サン系硬化膜が好ましく使用される。 R12 aR13 bSiY4-a-b (ロ) (ここで、R12,R13は各々アルキル基、アル
ケニル基、アリール基、またはハロゲン、グリシ
ドキシ基、エポキシ基、アミノ基、メルカプト
基、(メタ)アクリルオキシ基あるいはシアノ基
を有する炭化水素基、Yは加水分解性基であり、
aおよびbは0または1である)。 一般式(ロ)で表わされる有機ケイ素化合物およ
び/またはその加水分解物の具体的な代表例とし
て、メチルシリケート、エチルシリケート、n−
プロピルシリケート、i−プロピルシリケート、
n−ブチルシリケート、sec−ブチルシリケート
およびt−ブチルシリケートなどのテトラアルコ
キシシラン類、およびその加水分解物さらにはメ
チルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシ
ラン、メチルトリメトキシエトキシシラン、メチ
ルトリアセトキシシラン、メチルトリブトキシシ
ラン、エチルトリメトキシラン、エチルトリエト
キシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニル
トリエトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラ
ン、ビニルトリメトキシエトキシシラン、フエニ
ルトリメトキシシラン、フエニルトリエトキシシ
ラン、フエニルトリアセトキシシラン、γ−クロ
ロプロピルトリメトキシシラン、γ−クロロプロ
ピルトリエトキシシラン、γ−クロロプロピルト
リアセトキシシラン、3,3,3−トリフロロプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリルオキ
シプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルト
リエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリ
メトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリエ
トキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−ア
ミノプロピルトリメトキシシラン、β−シアノエ
チルトリエトキシシラン、メチルトリフエノキシ
シラン、クロロメチルトリメトキシシラン、クロ
ロメチルトリエトキシシラン、グリシドキシメチ
ルトリメトキシシラン、グリシドキシメチルトリ
エトキシシラン、α−グリシドキシエチルトリメ
トキシシラン、α−グリシドキシエチルトリエト
キシシラン、β−グリシドキシエチルトリメトキ
シシラン、β−グリシドキシエチルトリエトキシ
シラン、α−グリシドキシプロピルトリメトキシ
シラン、α−グリシドキシプロピルトリエトキシ
シラン、β−グリシドキシプロピルトリメトキシ
シラン、β−グリシドキシプロピルトリエトキシ
シラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシ
シラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシ
シラン、γ−グリシドキシプロピルトリプロポキ
シシラン、γ−グリシドキシプロピルトリブトキ
シシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキ
シエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルト
リフエノキシシラン、α−グリシドキシブチルト
リメトキシシラン、α−グリシドキシブチルトリ
エトキシシラン、β−グリシドキシブチルトリメ
トキシシラン、β−グリシドキシブチルトリエト
キシシラン、γ−グリシドキシブチルトリメトキ
シシラン、γ−グリシドキシブチルトリエトキシ
シラン、δ−グリシドキシブチルトリメトキシシ
ラン、δ−グリシドキシブチルトリエトキシシラ
ン、(3,4−エポキシシクロヘキシル)メチル
トリメトキシシラン、(3,4−エポキシシクロ
ヘキシル)メチルトリエトキシシラン、β−(3,
4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキ
シシラン、β−(3,4−エチルシクロヘキシル)
エチルトリエトキシシラン、β−(3,4−エポ
キシシクロヘキシル)エチルトリプロポキシシラ
ン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エ
チルトリブトキシシラン、β−(3,4−エポキ
シシクロヘキシル)エチルトリメトエトキシエト
キシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)エチルトリフエノキシシラン、γ−(3,4
−エポキシシクロヘキシル)プロピルトリメトキ
シシラン、γ−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)プロピルトリエトキシシラン、δ−(3,4
−エポキシシクロヘキシル)ブチルトリメトキシ
シラン、δ−(3,4−エポキシシクロヘキシル)
ブチルトリエトキシシランなどのトリアルコキシ
シラン、トリアシルオキシシランまたはトリフエ
ノキシシラン類またはその加水分解物およびジメ
チルジメトキシシラン、フエニルメチルジメトキ
シシラン、ジメチルジエトキシシラン、フエニル
メチルジエトキシシラン、γ−クロロプロピルメ
チルジメトキシシラン、γ−クロロプロピルメチ
ルジエトキシシラン、ジメチルジアセトキシシラ
ン、γ−メタクリルオキシプロピルメチルジメト
キシシラン、γ−メタクリルオキシプロピルメチ
ルジエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメ
チルジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピル
メチルジエトキシシラン、γ−アミノプロピルメ
チルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルメチ
ルエトキシシラン、メチルビニルジメトキシシラ
ン、メチルビニルジエトキシシラン、グリシドキ
シメチルメチルジメトキシシラン、グリシドキシ
メチルメチルジエトキシシラン、α−グリシドキ
シエチルメチルジメトキシシラン、α−グリシド
キシエチルメチルジエトキシシラン、β−グリシ
ドキシエチルメチルジメトキシシラン、β−グリ
シドキシエチルメチルジエトキシシラン、α−グ
リシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、α
−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラ
ン、β−グリシドキシプロピルメチルジメトキシ
シラン、β−グリシドキシプロピルメチルジエト
キシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジ
メトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチ
ルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピル
メチルジプロポキシシラン、γ−グリシドキシプ
ロピルメチルジブトキシシラン、γ−グリシドキ
シプロピルメチルジメトキシエトキシシラン、γ
−グリシドキシプロピルメチルジフエノキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルエチルジメトキシ
シラン、γ−グリシドキシプロピルエチルジエト
キシシラン、γ−グリシドキシプロピルエチルジ
プロポキシシラン、γ−グリシドキシプロピルビ
ニルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピ
ルビニルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプ
ロピルフエニルジメトキシシラン、γ−グリシド
キシプロピルフエニルジエトキシシランなどのジ
アルコキシシラン、ジフエノキシシランまたはジ
アシルオキシシラン類またはその加水分解物がそ
の例である。 これらの有機ケイ素化合物は1種または2種以
上添加することも可能である。 かかる有機ケイ素化合物は低温硬化、硬化時間
短縮などの点から加水分解して使用する方法が好
ましい。加水分解は通常の加水分解方法が適用可
能であり、たとえば純水、さらには塩酸、硫酸、
酢酸などの酸性水溶液、あるいはカセイソーダ、
カセイカリ、水酸化カルシウムなどのアルカリ水
溶液などの添加によつて行なわれる。加水分解時
の温度はとくに限定されるものではなく、目的に
応じて低温、高温のいずれにコントロールしても
何ら問題はない。 有機ケイ素化合物および/またはその加水分解
物の硬化は通常、加熱によつて行なわれるもので
あるが、加熱時間の短縮、低温硬化を目的に各種
の硬化触媒が添加される。硬化触媒としてはカル
ボン酸のアルカリ金属塩やアルミニウム、チタ
ン、ジルコニウムなどのキレート化合物が挙げら
れる。とくにアセチルアセトンアルミニウム塩に
代表されるアルミニウムキレート化合物は組成物
の安定性、透明性さらには着色がないなどの点か
ら好ましく用いられる。 また前記(ロ)で表わされる有機ケイ素化合物の中
でもフオトクロミツク性被膜との接着性、表面硬
度向上、耐熱性、耐候性などの点からR12,R13
としては炭素数1〜4のアルキル基、アルケニル
基、あるいはフエニル基さらにはエポキシ基、グ
リシドキシ基を有する有機基が好ましい。 本発明に適用されるポリシロキサン系被膜の膜
厚はフオトクロミツク性被膜の傷つきやすさを防
ぐものであればよく、フオトクロミツク性を有す
る被膜との関係で決定されるべきものであるが、
被膜の保護という意味から0.2μm以上、好ましく
は0.5μm以上である。また、加工時の曲げなどに
よるクラツク発生防止などの点から50μm以下、
好ましくは30μm以下である。 かかる膜厚のコントロールは通常、溶媒による
希釈によつてなされるが、コーテイング条件など
によつてもコントロールすることが可能である。
使用可能な溶媒としては、組成物を均一に溶解可
能であればとくに限定されないが、被膜中に含ま
れるフオトクロミツク化合物の溶出、分解などを
防止するという意味から、水、あるいは低級アル
コールなどが好ましく用いられる。これらの溶媒
は二種以上の混合溶媒として用いることができ
る。 本発明では、ポリシロキサン系被膜を被覆する
際のフオトクロミツク性被膜との接着性向上を目
的にあらかじめフオトクロミツク性被膜を前処理
することが可能である。前処理方法としては、フ
オトクロミツク性被膜中のフオトクロミツク化合
物の分解を防ぎ、接着性向上を顕著に発現させる
ために、活性化ガス処理、とりわけ低温プラズマ
処理が挙げられる。活性化ガス処理に使用される
ガスの種類はフオトクロミツク性被膜の有機高分
子の種類によつて適宜最適なものが選択されるべ
きであるが、一般的には酸素ガスの使用が好まし
い。 以上のようにして形成されたフオトクロミツク
性被膜およびポリシロキサン系被膜からなる偏光
シートは、偏光機能に加えて充分なフオトクロミ
ツク性を有し、表面が傷つきにくいものであり、
実用上の問題はまつたくないものであるが、さら
に耐久性、とりわけフオトクロミツク性の耐疲労
性を向上させるために、フオトクロミツク性被膜
に、また必要によりポリシロキサン系被膜中に、
一重項酸素クエンチヤーを添加する。一重項酸素
クエンチヤーとしては公知の多くの化合物が使用
可能であるが、とくに一般式(イ)で表わされるフオ
トクロミツク化合物であるスピロオキサジン化合
物に効果的なものとしてNi塩化合物および/ま
たはヒンダードアミン化合物などが挙げられる。
とくに、フオトクロミツク性被膜調製に用いる被
覆組成物の安定性の点からアセチルアセトンニツ
ケル塩などのNiのキレート化合物が好ましく使
用される。 これらの一重項酸素クエンチヤーの添加量は使
用条件、環堺などによつて最適化されるものであ
るが、添加の効果、フオトクロミツク性被膜の着
色などの点から通常は一般式(イ)で表わされるフオ
トクロミツク性被膜中に含まれるフオトクロミツ
ク化合物100重量部に対して1重量部から200重量
部の範囲で使用される。 さらにフオトクロミツク性被膜およびポリシロ
キサン系被膜中にそれぞれ必要に応じて紫外線吸
収剤、酸化防止剤、あるいは染料などを添加する
ことも可能である。 本発明における好ましい実施態様としてはプラ
スチツクまたは着色されたプラスチツクからなる
偏光板にフオトクロミツク性被膜さらにはポリシ
ロキサン系被膜を形成するコーテイング組成物を
塗布して、偏光機能に加えてフオトクロミツク性
およびハードコート性を付与する方法が挙げられ
る。このようなコーテイングをするにあたつては
被膜の均一性、平滑性を向上させる目的から各種
の界面活性剤、たとえばシリコーン系界面活性剤
やフツ素界面活性剤の添加が有効である。 また、得られる偏光シートは可撓性を有してい
るので、曲げ加工なども可能なことから、打ち抜
き加工および熱曲げ成形などによつて低コストで
ゴーグル用などの一眼レンズにすることも好まし
い実施態様である。また、ゴーグルに使用する場
合には、さらに内面に防曇加工を施すことも有用
な応用である。 [実施例] 以下に実施例を挙げるが、本発明はこれらの実
施例に限定されるものではない。 実施例 1 (1) フオトクロミツク性被膜の作製 (イ) コーテイング用組成物の調製 メチルメタクリレート/ブチルメタクリレー
ト/ブチルアクリレート/ヒドロキシエチルメタ
クリレート/アクリル酸からなる共重合体(OH
価:10)のトルエン/酢酸ブチル(50/50重量
比)の50重量%溶液3000gをさらにメチルエチル
ケトンで25重量%に希釈し、シリコーン系界面活
性剤を添加し、さらにフオトクロミツク化合物と
して、1−(3−メチルベンジル)−3,3−ジメ
チルスピロ[インドリノ−2,3′−[3H]ナフト
[2,1−b](1,4)−オキサジン]を150.0
g、ヒンダードアミンを90.0gそれぞれ添加し、
充分に攪拌溶解させてコーテイング用組成物とし
た。 (ロ) 塗布および乾燥 前記(イ)で得られたコーテイング用組成物を、プ
ラスチツク製偏光板(三立電機株式会社製、HC2
−4−75タイプ、厚み0.75mm、310×87(mm)に引
き上げ速度20cm/minの条件でデイツプ法にて塗
布した。塗布したシートは65℃で4時間の乾燥、
硬化を行なつた。 (2) 性能試験 以下の試験を行なつた。結果を表1に示す。 (イ) 密着性試験 試験方法としてシートの塗膜面に1mm角の基板
に達するゴバン目を塗膜の上から鋼ナイフで100
個入れて、セロハン粘着テープ(商品名“セロテ
ープ”ニチバン株式会社製品)を強くはりつけ、
90度方向に急速にはがし、塗膜剥離の有無を調べ
た。 (ロ) フオトクロミツク性能 ケミカルランプを励起光源として光照射し、発
色させたのち、照射を止めてその時の発色状態お
よび消色速度を肉眼にて観察した。すべて均一な
発色状態を示した。 (ハ) 耐久性テスト スガ試験機(株)製、フエードメーターにて40時
間、照射後のフオトクロミツク性能における発色
状態を観察した。 実施例 2 実施例1で得られたフオトクロミツク性被膜を
有するプラスチツク製偏光板の上に、さらにポリ
シロキサン系被膜を塗布した。 (1) ポリシロキサン系被膜の作製 (l) コーテイング用組成物の調製 回転子を備えた反応器中にγ−グリシドキシプ
ロピルトリメトキシシラン240g、γ−グリシド
キシプロピルメチルジエトキシシラン240gとビ
ニルトリエトキシシラン1470gを仕込み、マグネ
テイツクスターラーを用いて攪拌しながら0.05規
定塩酸水溶液510gを液温を10℃に保ちながら滴
下し、滴下終了後さらに30分間攪拌を続けて、加
水分解を行なつた。 得られた加水分解物中に硬化剤としてアセチル
アセトンアルミニウム塩56.0gを添加し、さらに
追加溶剤としてエタノール/水(80/20重量比)
710.0gを添加し、シリコーン系界面活性剤6.0g
を加えて十分攪拌したのち、コーテイング用組成
物とした。 (ロ) 塗布および乾燥 実施例1,(1)で得られたフオトクロミツク性被
膜を有する偏光板に、前項(1),(イ)で得られた塗料
をデイツプ法で引き上げ速度10cm/minの条件で
塗布し、65℃で15時間乾燥、硬化を行なつた。 (2) 性能試験 実施例1と同様の試験を行なつた。結果を表1
に示す。 さらに以下に示す試験を行なつた。 (イ) 耐摩擦性試験 スチールウール#0000を使用し、200g/cm2の
荷重下で摩擦し、傷のつきにくさを調べた。 その結果、全く傷がつかなかつた。 (ロ) 耐熱性、耐湿熱性試験 耐熱性:80℃の熱風オーブン中に2時間放置し
た後、外観、密着性、フオトクロミツク特性の変
化を調べた。 耐湿熱性:40℃、90%RHの高湿下に1週間連
続放置後、外観、密着性、フオトクロミツク特性
の変化を調べた。 その結果、耐熱性、耐湿熱性ともに非常に優れ
た性能を有することがわかつた。 (ハ) 打ち抜き加工テスト プレス機によつてゴーグル状の一眼レンズに打
ち抜きを行ない、さらに木型を用いて曲面加工を
行なつた。加工後の外観、とくに表面におけるク
ラツク発生および皺発生の有無を調べた。 その結果、試験の前後において、全く変化がな
く、クラツク発生、皺発生ともに見られなかつ
た。
【表】
応用例
実施例2で得られたフオトクロミツク性を有す
る偏光シートをプレス加工により、一眼レンズ状
にカツトした。その後、熱曲げ加工を用いて曲面
加工を施し、さらにゴーグル用フレームに装着さ
せた。作成したゴーグルを着用してスキー場のゲ
レンデに立つてギヤツプを見たところ、ギヤツプ
形状がはつきりと認識でき、安全にスキーするこ
とができた。この効果は本発明ゴーグルの偏光機
能およびフオトクロミツク機能によるものであ
る。 [発明の効果] 本発明によつて得られるフオトクロミツク性を
有する偏光シートには次のような効果がある。 1 発消色性に優れたフオトクロミツク性と偏光
機能の両機能を有する。 2 繰り返し性に優れたフオトクロミツク性を有
する。 3 表面硬度が高く、実用上の耐久性に優れた複
合体である。 4 耐熱性、耐水性、耐酸性に優れた複合体であ
る。 5 光照射後の発色性を広範囲に自由に選択する
ことができる。
る偏光シートをプレス加工により、一眼レンズ状
にカツトした。その後、熱曲げ加工を用いて曲面
加工を施し、さらにゴーグル用フレームに装着さ
せた。作成したゴーグルを着用してスキー場のゲ
レンデに立つてギヤツプを見たところ、ギヤツプ
形状がはつきりと認識でき、安全にスキーするこ
とができた。この効果は本発明ゴーグルの偏光機
能およびフオトクロミツク機能によるものであ
る。 [発明の効果] 本発明によつて得られるフオトクロミツク性を
有する偏光シートには次のような効果がある。 1 発消色性に優れたフオトクロミツク性と偏光
機能の両機能を有する。 2 繰り返し性に優れたフオトクロミツク性を有
する。 3 表面硬度が高く、実用上の耐久性に優れた複
合体である。 4 耐熱性、耐水性、耐酸性に優れた複合体であ
る。 5 光照射後の発色性を広範囲に自由に選択する
ことができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 偏光機能を有する基板の少なくとも一部に、
フオトクロミツク性を有する膜厚0.1〜30μmの被
膜を有し、かつ、該被膜が一重項酸素クエンチヤ
ーを含むことを特徴とするフオトクロミツク性を
有する偏光シート。 2 偏光機能を有する基板が、有機プラスチツク
であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載のフオトクロミツク性を有する偏光シート。 3 被膜が、下記一般式(イ)で表わされるスピロオ
キサジン化合物を含有する有機高分子であること
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載のフオト
クロミツク性を有する偏光シート。 (ただし、XはC−R9または窒素であり、R9
は水素、C1〜C8のアルキル基、アルコキシ基、
ハロゲンから選ばれる。R1はC1〜C6のアルキル
基およびC7〜C20の置換または無置換アラルキル
基からなる群から選ばれる。R2およびR3はおの
おのが水素、C1〜C5のアルキル基、フエニル基、
モノーまたはジー置換フエニル基、ベンジル基か
らなる群から選ばれるか、あるいは結合して6〜
8個の炭素原子(スピロ炭素原子を含む)を含む
脂環式環、ノルボニル基、アダマンチル基から選
ばれる環式環から選ばれる。R4,R5,R6,R7お
よびR8は、おのおのが水素、C1〜C5のアルキル
基、アルコキシ基、ハロゲン、ニトロ基、シアノ
基、ヒドロキシ基、C1〜C5のハロゲン化アルキ
ル基、アルコキシカルボニル基、アミノ基から選
ばれる。) 4 一重項酸素クエンチヤーが、Ni塩化合物で
あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
のフオトクロミツク性を有する偏光シート。 5 一重項酸素クエンチヤーが、ヒンダードアミ
ン化合物であることを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載のフオトクロミツク性を有する偏光シ
ート。 6 偏光シートが、レンズであることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載のフオトクロミツク
性を有する偏光シート。 7 偏光シートが、一眼レンズであることを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載のフオトクロミ
ツク性を有する偏光シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62331441A JPH01170904A (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | フォトクロミック性を有する偏光シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62331441A JPH01170904A (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | フォトクロミック性を有する偏光シート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01170904A JPH01170904A (ja) | 1989-07-06 |
| JPH057681B2 true JPH057681B2 (ja) | 1993-01-29 |
Family
ID=18243695
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62331441A Granted JPH01170904A (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | フォトクロミック性を有する偏光シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01170904A (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2723218A1 (fr) * | 1994-07-29 | 1996-02-02 | Essilor Internal Cie Gle Optique | Composes photochromiques de structure spiro (indoline-(2,3')-benzoxazine) a groupement cyano en 6', et leur utilisation dans le domaine de l'optique ophtalmique |
| FR2763070B1 (fr) * | 1997-05-06 | 1999-07-02 | Essilor Int | Nouveaux composes photochromiques spirooxazines, leur utilisation dans le domaine de l'optique ophtalmique |
| US6436525B1 (en) * | 1998-12-11 | 2002-08-20 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Polyanhydride photochromic coating composition and photochromic articles |
| JP4779297B2 (ja) * | 2001-06-01 | 2011-09-28 | 三菱瓦斯化学株式会社 | フォトクロミック特性および/または偏光特性を有するプラスチック成形体 |
| JP5773562B2 (ja) * | 2003-03-20 | 2015-09-02 | 株式会社トクヤマ | フォトクロミックコーティング液 |
| US8211338B2 (en) | 2003-07-01 | 2012-07-03 | Transitions Optical, Inc | Photochromic compounds |
| US7342112B2 (en) * | 2003-07-01 | 2008-03-11 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Photochromic compounds |
| US7256921B2 (en) * | 2003-07-01 | 2007-08-14 | Transitions Optical, Inc. | Polarizing, photochromic devices and methods of making the same |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0666003B2 (ja) * | 1986-07-15 | 1994-08-24 | 呉羽化学工業株式会社 | 調光作用を有する偏光性樹脂製光学部材の製造方法 |
-
1987
- 1987-12-25 JP JP62331441A patent/JPH01170904A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01170904A (ja) | 1989-07-06 |
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