JPH0576998A - 清浄化能を備えたタンデイツシユ - Google Patents

清浄化能を備えたタンデイツシユ

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JPH0576998A
JPH0576998A JP23794691A JP23794691A JPH0576998A JP H0576998 A JPH0576998 A JP H0576998A JP 23794691 A JP23794691 A JP 23794691A JP 23794691 A JP23794691 A JP 23794691A JP H0576998 A JPH0576998 A JP H0576998A
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JP
Japan
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tundish
molten steel
inclusions
cao
present
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Withdrawn
Application number
JP23794691A
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English (en)
Inventor
Masao Takahara
雅男 高原
Hiroshi Kiguchi
弘 城口
Mamoru Toyoda
守 豊田
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続鋳造スラブ中の介在物を可及的に少なく
する。 【構成】 タンディッシュの内壁にCaO:26〜32%を配合
した吹付材層を設ける。 【効果】 スラブ清浄性がほゞ30%改善された。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、清浄化能を備えたタン
ディッシュに関する。本発明によれば、鋼の連続鋳造機
のタンディッシュの内壁の吹付材にAl2O3 の吸着能を持
たせ、そのような吹付材をタンディッシュの内壁の適宜
箇所に設けることにより、タンディッシュ自体の清浄化
能を持たせ、もって効率良く溶鋼の清浄化を図るのであ
る。
【0002】
【従来の技術】連続鋳造においては、取鍋中の溶鋼は一
旦タンディッシュと呼ばれる容器に注入され、浸漬ノズ
ルを介して鋳型内に流入される。一般に、タンディッシ
ュ中溶鋼の介在物は浸漬ノズルから流出するまでの間に
その浮力により溶鋼上面に浮上し溶鋼から分離される
が、従来からの人為的な溶鋼中介在物除去技術として
「耐火物」Vol.41(1989 −No.1,pp.32〜41) には以下の
技術が紹介されている。
【0003】(1) ロングノズルとアルゴンガスを併用す
る方法とシール蓋を使用する方法:溶鋼と大気との接触
を可及的に阻止して溶鋼の二次酸化防止によって介在物
を少なくしようとする方法である。 (2) 耐火物組成を調整する方法とフィルターを設ける方
法:これらは、一旦生成した溶鋼中介在物を耐火物によ
って吸着除去しようとする方法である。
【0004】(3) タンディッシュダムを設ける方法と加
熱装置を設ける方法:これらは、溶鋼中介在物の強制的
な浮上分離を図る方法である。 (4) アルゴンガスの吹き込み方法:溶鋼中にArガスを放
出しその気泡に介在物をトラップさせて浮上除去しよう
とする方法である。 (5) フラックス添加方法:これは、溶鋼上面に達した介
在物を、添加されたフラックスによって効率的に吸着除
去させる方法である。
【0005】(6) スラグ検出器を設ける方法:この方法
は、取鍋からタンディッシュへの注入管にスラグ検出器
を設けることで、取鍋からのスラグ流入を極力抑えよう
とする方法である。 (7) 流れ規制装置を設ける方法:この方法では、さら
に、タンディッシュからモールドへのスラグ流入を抑え
るために流れ規制装置を設ける。
【0006】このように介在物除去技術としては多くの
手段がすでに提案され、また実施されているが、今後ま
すます進むと考えられる高速鋳込に際してのより効率的
な介在物の低減手段の開発が望まれる。そこで、本発明
者らは、耐火物による介在物吸収法に着目した。従来で
はこのような耐火物による介在物の効率的除去方法につ
いてはその研究成果は余り発表されていない。その少な
い例のうちの一つに特開昭59−30777 号公報がある。し
かし、これは、専ら耐火物の材質改善に主眼が置かれ、
介在物除去効率についての考察は見られない。
【0007】
【発明が解決すべき課題】ここに、本発明の第一の目的
は、耐火物の物性を利用した介在物除去手段を備えたタ
ンディッシュを提供することである。本発明の第二の目
的は、タンディッシュ内の介在物分布に応じて効率的な
介在物除去を可能とするタンディッシュを提供すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、耐火物へ
の溶鋼中介在物の吸着メカニズムを考慮した、耐火物配
置とすることで、介在物除去効率に勝れたタンディッシ
ュが得られることを知り、さらにその知見にもとずき検
討を重ねたところタンディッシュ内溶鋼流動を考慮した
耐火物配置との相関を知り、耐火物の介在物吸着能を最
大限利用することのできるタンディッシュ構造を見出
し、本発明を完成した。ここに、本発明の要旨とすると
ころは、溶鋼中のAl2O3 に対する吸着能を持つCaO系
吹き付け材(CaO:26〜32%) の吹き付け層を内壁の少な
くとも一部に備えた清浄化能を備えたタンディッシュで
ある。
【0009】本発明の好適態様によれば、溶鋼中の乱流
拡散係数とAl2O3 濃度の積が0.6 以上の値を持つ場所で
の前記吹付け層の厚みを他の場所に比べ1.0 倍超、好ま
しくは1.5 倍以上の厚みを持たせることによりAl2O3
吸着率を向上させるようにしてもよい。このように、本
発明は、タンディッシュ内の吹付材に従来材よりCaO 含
有量を増加させたものを採用することにより、溶鋼中介
在物を減少させ、さらにその吹付材をタンディッシュ内
で最も介在物除去効率が高い箇所に設けるというもので
ある。
【0010】
【作用】ここで、本発明を添付図面を参照することでさ
らに具体的に説明する。本発明において使用する吹き付
け材は、CaO 含有量を26〜32%としたものであり、これ
は溶鋼中のAl2O3 吸着能を持つが、そのような吹き付け
材の具体的例としては、次のものを挙げることができ
る。
【0011】
【表1】
【0012】本発明によれば、かかる溶鋼中のAl2O3
着能を持つ吹き付け材をタンディッシュ内の要所に吹き
付けることにより効率よく溶鋼の清浄化を図ることがで
きる。図1は、本発明にかかる清浄化能を有するタンデ
ィッシュの略式説明図であり、図示例の場合、斜線で示
す長側壁面にCaO 26〜32%の吹付材が設けられている。
特に本発明の好適態様の場合、厚みβの吹付材層が設け
られている。その他の箇所の厚みはαである。好ましく
はβ>αである。
【0013】溶鋼中のAl2O3 は吹付材中のCaO と Al2O3
−CaO 生成反応を起こすことにより低融点化し、耐火物
を浸潤するが、その浸潤速度は吹付材近傍の溶鋼の乱流
拡散係数と溶鋼中Al2O3 濃度に律速される。そこで、本
発明は、その好適態様によれば、溶鋼中の乱流拡散係数
とAl2O3 濃度の積が0.6 以上の値を持つ場所での吹付け
厚みを他の場所に比べ1.0倍超、好ましくは1.5 倍以上
の厚みを持たせることによりAl2O3 吸着率を向上させよ
うというものである。
【0014】ここに、「乱流拡散係数」とは Fick の法
【0015】
【数1】
【0016】における流速と分子濃度勾配との比例定数
Dである。溶鋼中介在物(Al2O3) が吹付材に浸潤するメ
カニズムを図2を参照しながら以下に示す。
【0017】(1) CaO によるAl2O3 の低融点化:Al脱酸
により溶鋼中に生成したAl2O3 介在物は吹付材中のCaと
反応し、カルシウム−アルミネートを生成する。この生
成物の特徴として、CaO −Al2O3 系状態図にみられるよ
うに、わずかの量のCaO の存在でAl2O3 の融点を下げ、
低融点の介在物を生成することにより、吹付材に浸潤し
やすくなることが挙げられる。また、Al2O3 の低融点化
には、Al2O3 を球状化するという利点もある。
【0018】(2) 吹付材へのAl2O3 浸潤条件:溶鋼中のA
l2O3 は図2に示すようにAl2O3 クラスターとして存在
し、これが吹付材に接触した時、その吹付材中のCaO に
より低融点化され、吹付材に浸潤する。その吹付材への
Al2O3 の浸潤深さは式1に示すように、Al2O3 の拡散係
数およびAl2O3 の濃度勾配に支配される。
【0019】
【数2】
【0020】DE : 溶鋼の拡散係数 dc : 溶鋼中Al2O3 濃度勾配 (吹付材中−溶鋼中) dy : 境界層厚み (3) CaO 系吹付材の効率的利用:従来のCaO 系吹付材はM
gO 系吹付材と同様に自動吹付機によってタンディッシ
ュ内壁に均一の厚みで吹き付けられている。
【0021】本発明はタンディッシュ内壁近傍で溶鋼拡
散係数とAl2O3 濃度の積が0.6 以上の位置で吹付材への
Al2O3 浸潤深さが深いことに着目し、その位置における
吹付厚みを増加し、効率的により多くの溶鋼中介在物を
除去しようとするものである。タンディッシュ内の溶鋼
の拡散係数およびAl2O3 濃度勾配の積が0.6 以上の領域
は例えば図1で斜線領域で示す長側壁部である。図中、
タンディッシュ内の長手方向における吹付材の吹付厚み
も併せて示す。
【0022】
【実施例】表1に示すCaO 系吹付材を図1のように吹付
厚みに勾配をつけて施工した本発明にかかるタンディッ
シュを実際に連続鋳造装置に採用して鋳込み作業を行っ
た。使用したタンディッシュは図1に同じであった。本
発明の施工を実施したタンディッシュと通常施工のタン
ディッシュ(CaO:28.8 %の吹付材を均一に吹付けた) と
でスラブ中のAl2O3 クラスター個数を比較した結果を図
3に示す。これより、本発明にかかる清浄化能を有する
タンディッシュを使用することにより通常施工のタンデ
ィッシュと比較して清浄性において約30%の改善効果が
みられた。
【0023】
【発明の効果】タンディッシュの吹付材の組成と吹付箇
所を変えるだけで30%という大幅な清浄性の改善がみら
れることからも、本発明の実用上の意義は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にしたがってCaO 系吹付材層を厚く設け
たタンディッシュの略式説明図である。
【図2】吹付材によるAl2O3 介在物の湿潤の様子の模式
的説明図である。
【図3】実施例の結果を示すグラフである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶鋼中のAl2O3 に対する吸着能を持つC
    aO系吹き付け材(CaO:26〜32%) の吹き付け層を内壁
    の少なくとも一部に備えた清浄化能を備えたタンディッ
    シュ。
  2. 【請求項2】 溶鋼中の乱流拡散係数とAl2O3 濃度の積
    が0.6 以上の値を持つ場所での前記吹付け層の厚みを他
    の場所に比べより厚い厚みを持たせることによりAl2O3
    吸着率を向上させた請求項1記載の清浄化能を備えたタ
    ンディッシュ。
JP23794691A 1991-09-18 1991-09-18 清浄化能を備えたタンデイツシユ Withdrawn JPH0576998A (ja)

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Effective date: 19981203