JPH0577532B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0577532B2
JPH0577532B2 JP60092978A JP9297885A JPH0577532B2 JP H0577532 B2 JPH0577532 B2 JP H0577532B2 JP 60092978 A JP60092978 A JP 60092978A JP 9297885 A JP9297885 A JP 9297885A JP H0577532 B2 JPH0577532 B2 JP H0577532B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
pressure
hydraulic
engine
torque
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60092978A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61249835A (ja
Inventor
Shinzo Kitade
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP60092978A priority Critical patent/JPS61249835A/ja
Priority to US06/856,000 priority patent/US4711318A/en
Priority to CA000507726A priority patent/CA1257985A/en
Priority to EP86303228A priority patent/EP0206474B1/en
Priority to DE8686303228T priority patent/DE3667637D1/de
Priority to AU56870/86A priority patent/AU573083B2/en
Publication of JPS61249835A publication Critical patent/JPS61249835A/ja
Publication of JPH0577532B2 publication Critical patent/JPH0577532B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10—Energy storage using batteries

Landscapes

  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、車両用4輪駆動装置の油圧制御装置
に関し、詳しくは、4輪駆動用トランスフア装置
に湿式多板の油圧クラツチを用いる場合におい
て、その油圧クラツチの各シフト位置でのクラツ
チトルク制御に関する。
【従来の技術】
4輪駆動車における伝動系の4輪駆動装置は、
フロントエンジン・フロントドライブ(FF)ま
たはリアエンジン・リアドライブ(RR)をベー
スとし、4輪駆動時にトランスフア装置により更
に前後輪の他方へも動力伝達する構造になつてお
り、上記トランスフア装置のトランスフアクラツ
チに油圧クラツチを用いたものがある。 ところで、センターデフを持たずトランスフア
クラツチの係合で4輪駆動する直結方式の4輪駆
動装置においては、舗装路のようなタイヤグリツ
プ力の大きい路面を前後輪が略直結して4輪駆動
走行する場合に、旋回の際に前後輪に大きい回転
差を生じると、駆動系に過大な捩りトルクを生じ
る。これにより、ブレーキング現象を生じてエン
ストしたり、操舵力が重くなる等の不具合を招く
ことが知られている。 そこで従来、上記油圧式トランスフア装置を備
えた4輪駆動装置において、ブレーキング現象の
回避等を目的として油圧制御するものに関して
は、例えば特開昭56−138020号公報、特開昭57−
84227号公報の先行技術がある。 ここで前者のものは、発進を含む設定車速以下
の走行条件では4輪駆動をベースとして発進加速
性等の向上を図り、旋回の場合には2輪駆動に切
換えてブレーキング現象を回避するようになつて
いる。また後者のものは、4輪駆動時に旋回等に
より駆動系に捩りトルクが生じた場合に、上述と
同様に2輪駆動に切換えるものである。
【発明が解決しようとする問題点】
ところで、上記先行技術のものにあつては、旋
回時にいずれも2輪駆動に切換えることで、タイ
トコーナブレーキング現象は回避し得るが、この
場合に4輪駆動としての性能を全く消失すること
になる。従つて、特にスリツプを生じ易い路面、
登板等の走行状態で4輪駆動車としての特有の性
能を充分発揮し得なくなるという問題がある。 そこで、旋回時にも4輪駆動状態を保ちつつブ
レーキング現象を回避することが最適制御として
望まれる。 ブレーキング現象は、主として発進を含む低速
時に大転舵する際に生じる。そしてこの走行条件
では、エンジン側クラツチが半クラツチ状態にな
つていることが多く、転舵の大きさは半クラツチ
の度合いに応じて行われる。このことからトラン
スフア装置に油圧クラツチを備え、その油圧クラ
ツチの伝達トルクの制御を、エンジン側クラツチ
の半クラツチ状態に関連してトルク制御を行え
ば、ブレーキング現象を回避するためクラツチト
ルクを小さくすることと、4輪駆動化のためその
クラツチトルクを大きくすると言う相反する2つ
の要求を共に満たすことが可能となる。 また、エンジン側のクラツチが直結した走行条
件では、エンジントルクを用いて負荷に応じてト
ランスフアクラツチのトルク制御を行えば、低負
荷では旋回時のブレーキング現象の回避と、高負
荷の4輪駆動の性能の発揮を共に行うことが可能
となる。 更に一般の車両では、前進段と後退段の他に、
前進段において更に低速段と高速段の間に複数の
シフト位置があり、自動変速機の場合には変速領
域を制限する各レンジがある。ここで、特に自動
変速機の場合で変速領域を制限したレンジは、エ
ンジンブレーキを効かせたり、登板、悪路走破性
を向上することを目的としており、後退段も悪路
脱出等に用いられることがあり、かかる走行状態
では大転舵される可能性が少ない。従つてシフト
位置とアクセル開度、車速等の走行状態を検知す
る信号によりトルク容量を補正すれば、ブレーキ
ング現象の回避と4輪駆動の強化という二元性を
実現することが可能となる。 本発明は、このような点に鑑みてなされたもの
で、車両の発進から走行に及ぶ全域で各シフト位
置により、トランスフア装置の油圧クラツチのト
ルク容量を最適制御することが可能な4輪駆動装
置の油圧制御装置を提供することを目的としてい
る。
【問題点を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、エンジン
側クラツチ、変速機を介して前後輪の一方へは直
接伝動構成し、その他方へは油圧クラツチを有す
るトランスフア装置を介して伝動構成した4輪駆
動装置において、上記エンジン側クラツチの半ク
ラツチと直結の状態とを検出する手段と、上記半
クラツチの発進を含む低速走行条件では、エンジ
ン側クラツチのトルク容量に基づき、アクセル開
度、車速等の走行状態を検知する信号に応じて上
記油圧クラツチのトルク容量を設定する手段と、
少なくとも上記半クラツチの低速走行条件におい
て、シフト位置の検出信号とアクセル開度、車速
等の走行状態を検知する信号とにより油圧クラツ
チのトルク容量を補正する手段とを有してなるこ
とを特徴とする。
【作用】
上記構成に基づき、本発明は、エンジン側クラ
ツチの半クラツチと直結の各領域に分け、各領域
毎に伝達される動力のトルク容量をベースとし、
これに各走行状態を加味してトランスフア装置の
油圧クラツチのトルク容量を定めるように油圧制
御する。 そして、少なくとも上記半クラツチの低速走行
条件において、例えばD,R,Dsの各レンジの
シフト位置と、各負荷の走行状態により油圧クラ
ツチのトルク容量を補正することで、旋回に伴う
ブレーキング現象を回避することは勿論のこと、
それ以外では4輪駆動性を最大限発揮して、登
板、悪路走破性等を向上することが可能となる。
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体的
に説明する。 第1図において、本発明が適用される4輪駆動
装置の一例として、FFベースの横置きトランス
アクスル型で電磁粉式クラツチにベルト式無段変
速機を組合わせたものについて説明する。 符号1は電磁粉式クラツチ、2は前後進切換装
置、3は無段変速機、4はフロントデフ装置、5
は油圧式トランスフア装置である。そしてクラツ
チハウジング6の一方に電磁粉式クラツチ1が収
容され、そのクラツチハウジング6の他方と、そ
こに接合されるメインケース7、更にメインケー
ス7のクラツチハウジング6と反対側に接合され
るサイドケース8の内部に、前後進切換装置2、
無段変速機3、フロントデフ装置4およびトラン
スフア装置5が収容され、クラツチハウジング6
の後部にエクステンシヨンケース9が接合する。 電磁粉式クラツチ1は、エンジンからのクラン
ク軸10にドライブプレート11を介して一体結
合するリング状のドライブメンバ12、変速機入
力軸13に回転方向に一体的にスプライン結合す
るデイスク状のドリブンメンバ14を有する。そ
してドリブンメンバ14の外周部側にコイル15
が内蔵されて、両メンバ12,14の間に円周に
沿いギヤツプ16が形成され、このギヤツプ16
は電磁粉を有する。またコイル15を具備するド
リブンメンバ14のハブ部のスリツプリング18
には、給電用ブラシ19が摺設し、スリツプリン
グ18から更にドリブンメンバ14内部を通りコ
イル15に結線されてクラツチ電流回路が構成さ
れている。 こうして、コイル15にクラツチ電流を流す
と、ギヤツプ16を介してドライブおよびドリブ
ンメンバ12,14の間に生じる磁力線により、
そのギヤツプ16に電磁粉が鎖状に結合して集積
し、これによる結合力でドライブメンバ12に対
しドリブンメンバ14が滑りながら一体結合し
て、クラツチ接続状態になる。一方、クラツチ電
流をカツトすると、電磁粉によるドライブおよび
ドリブンメンバ12,14の結合力が消失してク
ラツチ切断状態になる。そしてこの場合のクラツ
チ電流の制御を、前後進切換装置2の操作に連動
して行うようにすれば、P(パーキング)または
N(ニユートラル)レンジから前進のD(ドライ
ブ)、Ds(スポーテイドライブ)または後退のR
(リバース)レンジへの切換え時に自動的にクラ
ツチ1が接断して、クラツチペダル操作が不要に
なる。 次いで前後進切換装置2は、上記クラツチ1か
らの入力軸13と、これに同軸上に配置された主
軸20との間に設けられる。即ち、入力軸13に
前進被係合側を兼ねた後進用ドライブギヤ21が
形成され、主軸20には後進用被係合側のギヤ2
2が回転自在に嵌合してあり、これらのギヤ2
1,22が、軸23で支持されたカウンタギヤ2
4、軸25で支持されたアイドラギヤ26を介し
て噛合い構成される。そして主軸20とギヤ21
および22との間に、切換機構27が設けられ
る。ここで常時噛合つている上記ギヤ21,2
4,26,22は、クラツチ1のコイル15を有
するドリブンメンバ14に連結しており、クラツ
チ切断時のこの部分の慣性マスが比較的大きい点
に対応して切換機構27は、主軸20のハブ28
にスプライン嵌合するスリーブ29が、シンクロ
機構30,31を介して各ギヤ21,22に噛合
い結合するように構成されている。 これによりPまたはNレンジの中立位置では、
切換機構27のスリーブ29がハブ28とのみ嵌
合して、主軸20が入力軸13から切離される。
次いでスリーブ29を、シンクロ機構30を介し
てギヤ21側に噛合わすと、入力軸13に対し主
軸20が直結してDまたはDsレンジの前進状態
になる。一方、スリーブ29を、逆にシンクロ機
構31を介してギヤ22側に噛合わせると、入力
軸13はギヤ21,24,26,22を介して主
軸20に連結され、エンジン動力が減速逆転して
Rレンジの後進状態になる。 無段変速機3は、上記主軸20に対し副軸35
が平行配置され、これらの両軸20,35にそれ
ぞれ主プーリ36、副プーリ37が設けられ、か
つ両プーリ36,37の間にエンドレスの駆動ベ
ルト34が掛け渡してある。プーリ36,37は
いずれも2分割に構成され、一方のプーリ半体3
6a,37aに対し、他方のプーリ半体36b,
37bがプーリ間隔を可変にすべく移動可能にさ
れ、可動側プーリ半体36b,37bには、それ
自体ピストンを兼ねた油圧サーボ装置38,39
が付設され、更に副プーリ37の可動側プーリ半
体37bには、プーリ間隔を狭くする方向にスプ
リング40が付勢されている。 また油圧制御系として、作動源のオイルポンプ
41が主プーリ36の隣りに設置される。このオ
イルポンプ41は、高圧用のギヤポンプであり、
ポンプ駆動軸42が、主プーリ36、主軸20お
よび入力軸13の内部を貫通してクランク軸10
に直結し、エンジン運転中、常に油圧を生じるよ
うになつている。そしてこのオイルポンプ41の
油圧を制御して、各油圧サーボ装置38,39に
給排油し、主プーリ36と副プーリ37のプーリ
間隔を逆の関係に変化して、駆動ベルト34のプ
ーリ36,37におけるプーリ比を無段階に変換
し、無段変速した動力を副軸35に出力する。 フロントデフ装置4は、上記無段変速機3の高
速段側最小プーリ比が、例えば0.5と非常に小さ
く、このため副軸35の回転数が大きい点に鑑
み、副軸35に対し1組の中間減速ギヤ43を介
して出力軸44が連結される。そしてこの出力軸
44のドライブギヤ45に、フアイナルギヤ46
が噛合い、フアイナルギヤ46から差動機構47
を介して左右の前輪の車軸48,49に伝動構成
される。 更にトランスフア装置5は、上記フアイナルギ
ヤ46に噛合うトランスフアギヤ50が、車体と
左右方向に設置されるトランスフア軸51に回転
自在に嵌合しており、これらのトランスフアギヤ
50と軸51の間に、4輪駆動用の湿式多板式油
圧クラツチ52が設けられる。そしてトランスフ
ア軸51は、一対のベベルギヤ53,54により
方向変換されてリヤドライブ軸55に連結され、
リヤドライブ軸55から更に後輪側に伝動構成さ
れる。 油圧クラツチ52は、トランスフアギヤ50と
一体的なハブ56、トランスフア軸51と一体的
なドラム57を有し、これらのハブ56とドラム
57の間に、ピストン58により押圧されるプレ
ート59が多板式に設置される。そしてピストン
58には、リターン用スプリング60が付勢さ
れ、プレート59と反対側にピストン室61が設
けてある。またメインケース7において、トラン
スフア軸51の延長線上にカバー62が被着さ
れ、このカバー62内部でメインケース7にバル
ブボデー63が取付けられ、更にバルブボデー6
3にソレノイド手段64が搭載される。こうして
バルブボデー63からのクラツチ油圧が、トラン
スフア軸51等の油路65を介してピストン室6
1に導入されて、クラツチトルクを制御するよう
になつている。 第2図において、無段変速機3の油圧制御系に
ついて説明すると、主プーリ側油圧サーボ装置3
8において、主軸20と一体的なシリンダ38a
に可動側プーリ半体36bが嵌合し、シリンダ3
8a内にライン圧が導入される主プーリサーボ室
38bを有する。また副プーリ側油圧サーボ装置
39においても、副軸35と一体的なシリンダ3
9aに可動側プーリ半体37bが嵌合し、シリン
ダ39a内にライン圧が導入される副プーリサー
ボ室39bを有し、ここでプーリ半体37bに比
べてプーリ半体36bの方が、ライン圧の受圧面
積が大きくなつている。 そして油溜70からオイルポンプ41により汲
み上げられたオイルは、油路71を介して圧力調
整弁80に導かれ、油路71から分岐するライン
圧の油路72が、副プーリサーボ室39bに常に
ライン圧を導入すべく連通する。油路71は、更
に変速比制御弁90に連通し、この変速比制御弁
90と主プーリサーボ室38bの間にライン圧を
給排油する油路73が連通し、各弁80,90の
ドレン油路74,75が油溜側に連通する。また
主プーリ側のシリンダ38aの個所には、クラツ
チ係合後の変速制御において、エンジン回転数に
応じたピトー圧の制御信号圧を取出す回転センサ
76が設置され、この回転センサ76からのピト
ー圧が、油路77を介して各弁80,90に導か
れる。 更に、エンジン回転数の低い状態を含む広範囲
で変速制御を行うDレンジに対し、エンジン回転
数の高い範囲に限定して変速制御を行い、アクセ
ル開放の場合にエンジンブレーキ作用するDsレ
ンジを得る油圧系として、圧力調整弁80からの
ドレン油路74にリリーフ弁78が設けられ、こ
のリリーフ弁78の上流側から分岐する潤滑油圧
回路の油路79が、セレクト位置検出弁110に
連通し、油路79から更に分岐する油路88が、
変速比制御弁90のアクチユエータ120に連通
している。 圧力調整弁80は、弁本体81、スプール8
2、スプール82の一方のブツシユ83との間に
付勢されるスプリング84を有し、主プーリ可動
側プーリ半体36bに係合して実際の変速比を検
出するセンサシユー85が、潤滑通路を兼ねた軸
管86で移動可能に支持されてブツシユ83に連
通する。弁本体81において、スプール82のス
プリング84と反対側のポート81aには油路7
7のピトー圧が、ポート81bには油路71のポ
ンプ油圧が導かれる。またポート81cには、油
路71と変速比制御弁90への油路87が連通し
ている。このポート81cのスプリング84側の
ポート81f、およびポート81aと81bの間
に設けられてポンプ油圧の漏れがピトー圧に影響
するのを防ぐポート81eが設けられ、漏れた油
はドレンされ油溜70に導かれる。また、スプー
ル82のランド82aのチヤンフア部でポート8
1cと81dを連通して調圧するようになつてい
る。 即ち、スプール82にはピトー圧およびポンプ
油圧が、ドレンポート81dを開く方向に作用
し、これに対しセンサシユー85による変速比に
応じたスプリング84の荷重が、ドレンポート8
1dを閉じる方向に作用する。これにより、例え
ば変速比の大きい低速段ではポート81cにベル
トのスリツプを避けるために高いライン圧を生
じ、プーリ半体36bが図示右側に動くことによ
り、変速比が小さい高速段に移行するのに従つて
センサシユー85が図示右側に動き、スプリング
84の荷重の低下によりライン圧を低下すべく制
御し、こうして常にベルトスリツプを生じないプ
ーリ押付力を保持する。 変速比制御弁90は、弁本体91、スプール9
2、スプール92の一方の操作プランジヤ93と
の間に付勢されるスプリング94を有し、弁本体
91におけるスプール92のスプリング94と反
対側の端部のポート91aに油路77のピトー圧
が導かれる。また中間のポート91bに油路73
が、そのスプリング側ポート91cに油路87
が、反対側ポート91dにドレン油路75が連通
し、スプール92の溝部92aが、ポート91b
と91cまたは91dを連通してライン圧を、主
プーリサーボ室38bに給排油するようになつて
いる。スプール92の内部からスプリング94側
に調整プランジヤ95が突出して移動可能に挿入
され、このプランジヤ95の突出部先端のリテー
ナ96と操作プランジヤ93との間に、調整スプ
リング97が設置され、プランジヤ95とスプー
ル92との間に、リターン用スプリング98が付
勢される。そしてライン圧ポート91cが、スプ
ール92の小孔99を介してスプール92内部に
連通し、ライン圧をスプール92とプランジヤ9
5に作用して、ライン圧によりスプール92に対
するプランジヤ95の突出量、即ち調整スプリン
グ97の荷重を変化するようになつている。 更に、操作プランジヤ93は、アクセル開度に
応じてリフト作用するカム100からのロツド1
01と分離して弱いスプリング102を介して連
結し、ロツド101と同じストローク移動すべく
ストツパ103を有する。そしてプランジヤ93
内部が、切欠き104、ポート93a、オリフイ
ス105、油路106を介してポート91aに連
通し、スプリング102の荷重を調整するスプリ
ング107が、スプール92の端部で弁本体91
との間に付勢される。 こうしてスプール92には、ピトー圧が、ポー
ト91bと91cの連通でライン圧を主プーリサ
ーボ室38bに導入してシフトアツプする方向に
作用し、一方、アクセル開度に応じたスプリング
94とライン圧で調整されるスプリング97の荷
重が、ポート91bと91dの連通で主プーリサ
ーボ室38bをドレンしてシフトダウンする方向
に作用し、両者の平衡関係で変速比を定める。こ
こで、変速開始前のライン圧が最大の場合は、調
整プランジヤ95が最も引込んでスプリング97
の荷重を零にし、このことから、スプリング97
が無い状態で平衡して変速開始点を定め、この変
速開始点以降は、ライン圧の低下に基づいてスプ
リング97の荷重を増し、変速比の小さい高速段
へシフトされるのに従つてエンジン回転数を上昇
する。更に、上述の関係で平衡するピトー圧は、
油路106等により操作プランジヤ93に作用
し、このプランジヤ93が受ける上記ピトー圧に
よる力を相殺する。 セレクト位置検出弁110は、弁本体111に
ドレン孔112を有する弁体113が挿入され、
弁体113にはセレクト操作に応じて回動するカ
ム115が当接してある。ここでカム115にお
いて、D,N,Rのレンジ位置は凸部115aで
あり、両端のP,Dsのレンジ位置は凹部115
bになつており、上記D,N,Rの各レンジでド
レン孔112を閉じて操作油圧を生じる。また油
路79における油路88の分岐部上流側には、オ
リフイス116が設けられて、P,Dsレンジで
ドレン孔112が開く際の油路74の油圧の低下
を防ぐようになつている。 アクチユエータ120は、シリンダ121にピ
ストン122が挿入され、このピストン122の
一方にリターン用スプリング123が付勢され、
その他方のピストン室124に油路88の操作油
圧が導かれる。またピストン122の先端のレバ
ー125が、変速比制御弁90のロツド101の
ピン126と係合可能になつており、P,Dsレ
ンジで操作油圧が無い場合にピストン122、レ
バー125によりロツド101を強制的に所定の
ストローク押込み、変速領域をエンジン回転数の
高い側に制限する。これによりDsレンジでアク
セル開放の場合は、シフトダウンしてエンジンブ
レーキが効くようになる。 更に、Dsレンジの特性を補正するため、変速
比に応じて変化するセンサシユー85とアクチユ
エータ120のピストン先端のレバー125との
間に、中間をピン127で支持した天秤式の補正
レバー128が設けられる。この補正レバー12
8は、アクチユエータ120の押込み動作の場合
にのみそのピストンレバー125に一端が係合
し、この状態で変速比の大きい低速段側にシフト
してセンサシユー85が所定の変速比の位置に達
した場合に、そのセンサシユー85にレバー12
8の他端が係合する。そしてこれ以降は、変速比
が大きくなるに従つてアクチユエータ120のピ
ストン122を引き戻し、変速比最大においてピ
ストン122を、略元の待機位置まで戻すように
なつている。 次いで、油圧クラツチ52の油圧制御系につい
て説明する。 先ず、上記無段変速機3の油圧制御系における
ライン圧回路の油路71から油路130が分岐
し、この油路130が常に一定のレデユーシング
圧に調圧する調圧弁140に連通し、油路130
から分岐する油路131がトランスフア制御弁1
50に連通する。また調圧弁140からのレデユ
ーシング圧油路132は、制御弁150の制御側
を経てデユーテイソレノイド弁133に連通し、
制御弁150からのクラツチ圧油路134が、油
圧クラツチ52のピストン室61に連通してあ
る。なお、符号135はオリフイスである。 調圧弁140は、弁本体141、スプール14
2、スプール142の一方のレデユーシング圧油
路132と連通する油圧室143、油路132に
減圧された油圧を導く油路144、スプール14
2の他方に付勢されるスプリング145から成
る。そしてスプール142の一方の油圧室143
における力と、スプリング145の力の平衡関係
によりスプール142を移動して、ポート141
aから油路130のライン圧を導出し、またはド
レンポート141bからドレンして圧力調整し、
その油圧を油路141によりレデユーシング圧油
路132と油圧室143に導くのであり、こうし
てレデユーシング圧油路132には、常に一定圧
力のレデユーシング圧を発生する。即ち油圧室1
43におけるランド受圧面積をS、レデユーシン
グ圧をPR、スプリング力をFとすると、 PR・S=F となり、 PR=F/S による一定圧力のレデユーシング圧を常時発生す
る。 ソレノイド弁133は、制御ユニツト160か
らのデユーテイ信号に基づき、ドレンポート13
3aを開くことで、ライン圧調圧弁140による
レデユーシング圧PRを排圧制御して制御圧PCを
生じ、これをトランスフア制御弁150に作用す
る。 トランスフア制御弁150は、弁本体151、
ランド受圧面積の異なるスプール152、スプー
ル152の一方の制御圧PCが導入される油圧室
153、その他方に付勢されるスプリング154
から成り、ポート151aから導入される油路1
31のライン圧を制御してクラツチ圧PTを発生
し、このクラツチ圧PTを、ポート151bから
油路134に取出す。即ちスプール152のラン
ド受圧面積差によるクラツチ圧PTによる力と、
油圧室153の制御圧PCによる力とが下方に作
用し、スプリング154の力がそれに対向して上
方に作用する。そして制御圧PCが高くなると、
スプール152を下方移動してポート151aを
閉じ、かつドレンポート151cを開いてクラツ
チ圧PTを低下し、制御圧PCが低くなると、逆に
スプール152の上方移動によりポート151a
の開度を増して、クラツチ圧PTを上昇するよう
に動作する。 これにより、制御圧PC、クラツチ圧PT、スプ
リング力F、スプール大径面積S1、小径面積S2の
間には次式が成立する。 PC・S2+PT(S1−S2)=F PT=(F−PC・S2)/(S1−S2) ここでS1,S2,Fは一定であるから、クラツチ
圧PTはデユーテイ制御される制御圧PCに対し、
反比例の関係で制御されることになる。 これを第4図aにより説明すると、ソレノイド
弁133のデユーテイ比が0%の場合は全く排圧
されないで、制御圧PCは調圧弁140のレデユ
ーシング圧PRと等しい最も高い値になり、この
状態からデユーテイ比が順次大きくなつて排圧さ
れるのに伴い制御圧PCは低下して、破線のよう
な特性となる。一方、上記制御圧PCとの関係に
おいてクラツチ圧PTは、或るデユーテイ比d1より
小さい領域では零であり、そのデユーテイ比d1以
降は比例的に大きくなり、実線のような特性とな
る。 第3図において、制御ユニツト160を含む電
気制御系について説明する。 先ず、4輪駆動の切換えを検出する4WDスイ
ツチ161、アクセル開放を検出するアクセルス
イツチ162、エンジン負荷を検出するアクセル
開度スイツチ163、エンジン回転センサ16
4、車速センサ165、D,DS,Rの各レンジ
を検出するシフトレンジスイツチ166、ブレー
キの踏込みを検出するセンサ167、電磁粉式ク
ラツチ1の容量を検出するクラツチ電流センサ1
68および油温センサ169を有する。そして各
スイツチおよびセンサの信号は、入力インターフ
エイス170により4WDスイツチ161がオン
の場合にのみ入力するようになつている。 制御ユニツト160において、アクセル開度演
算部171は、変速入力側のエンジン回転数と変
速機出力側の車速との関係で変速比(プーリ比)
を算出し、無段変速機3における変速パターン
は、第4図cのように各アクセル開度毎にエンジ
ン回転数と車速の関係で定められているので、こ
の変速パターンのマツプを参照することでアクセ
ル開度が求まる。電磁粉式クラツチ1では第4図
cの設定車速V1以下の領域D1において、半クラ
ツチ状態でクラツチ電流が第4図bのように制御
されるので、クラツチトルク演算部172ではこ
のクラツチ電流から直接クラツチ容量を求める。
そこでエンジントルク演算部173では、アクセ
ル開度、エンジン回転数からエンジントルクマツ
プを参照してエンジン出力トルクを求める。油温
判定部174は、油温を判定する。 また走行条件判定部175は、設定車速V1以
下の発進を含む低速判定部175a、設定車速
V1以上のクラツチ直結判定部175b、ブレー
キ操作判定部175cを有する。低速判定部17
5aからの信号は、領域判定部176に入力し、
アクセルスイツチ162によるアクセル開放、ア
クセル開度スイツチ163による低負荷、高負荷
の領域判定され、各負荷では更にシフトレンジス
イツチ166によりシフト位置が判定される。ク
ラツチ直結判定部175bに対しても領域判定部
177があり、第4図cの設定エンジン回転数
N1を基準にしてそれ以下の低負荷、それ以上の
高負荷の領域D2,D3が判定される。ここでエン
ジン回転数N1は、全開時の変速開始点N2より低
く定められ、アクセル全開の場合の変速開始点付
近でトランスフアクラツチのトルクが変動するの
を防止している。更に、ブレーキ操作判定部17
5cの信号は、減速度演算部178に入力して減
速度を算出する。 上記各演算部172,173,178、および
判定部176,177の出力信号は、油圧クラツ
チトルク演算部180に入力し、演算部180に
は定数設定部179から油圧クラツチトルクの全
駆動力に対する分担比率の定数が入力しており、
各領域で最適な油圧クラツチトルクを設定するよ
うになつている。この場合の分担比率の一例が以
下の表に示されている。 そこで半クラツチの低速走行条件では、電磁粉
式クラツチ1の伝達トルクをベースとし、そこに
表の各分担比率を乗算して油圧クラツチトルクを
演算する。 ここでこの走行条件では、大転舵される可能性
が最も大きく、同時に悪路脱出等も行われる。そ
して大転舵は、低負荷の走行状態で通常走行のD
またはRレンジで行われ、悪路走行は、高負荷で
DsまたはRレンジにより行われる。そこでアク
セル開放においては、D,DsおよびRレンジの
分担比率が最小の固定であり、開度が小の場合に
DおよびRレンジの分担比率が20%と小さく、開
度が大の場合にDsおよびRレンジの分担比率が
60%と大きく設定され、これに応じてトルク容量
が補正される。 また、無段変速機3においては、第4図cに示
すように変速パターンが設定されており、設定車
速V1以上のクラツチ直結領域で低車速の場合は、
変速比の大きい低速段を使用する度合いが大き
く、車速が大きくなるのに伴い高速段を使用する
度合いが大きくなる。従つてエンジントルクは、
低車速の場合に大きく、車速の増大に伴い小さく
なるように変化する。 このことから、設定車速V1以上のクラツチ直
結領域において、設定エンジン回転数N1以下の
領域D2では、上記各車速毎にエンジントルクを
求め、そのトルクをベースとして表の小さい分担
比率を乗算し、車速とエンジン回転数の関係で油
圧クラツチトルクを演算する。 一方、設定エンジン回転数N1以上の高負荷側
領域D3では、大転舵する可能性が殆ど無い。そ
こで、エンジントルクが最大なエンジン全開性能
トルクをベースとして表の大きい分担比率を乗算
し、車速との関係で油圧クラツチトルクを演算す
る。 ここでこの走行条件では、無段変速機3におい
てほとんど変速を開始しており、特に前進段のD
とDsレンジで差を設ける必要が無いことから、
すべてのレンジで領域D1では分担比率が30%と
小さく、領域D3ではそれが50%と大きく設定さ
れている。 更に、ブレーキングの際に減速度が大きい場合
は、その操作時の走行条件から上記いずれか1つ
を選択したトルクをベースとし、上述と同様にし
て演算する。
【表】 デユーテイ比設定部181は、上記演算部18
0で演算されたトルクに応じたデユーテイ比を設
定するものであり、このデユーテイ比の信号が、
駆動部182を介してソレノイド弁133に入力
する。更に、油温が設定値t1より低い場合は、補
正係数設定部183からの信号によりデユーテイ
比を補正するようになつている。 次いで、このように構成された油圧制御装置の
作用について説明する。 車両の走行開始時、アクセルの踏込みによりエ
ンジン回転数が上昇すると、電磁粉式クラツチ1
がクラツチ電流により係合する。そこで前後進切
換装置2を前進段にシフトすることで、エンジン
動力が主軸20を介して主プーリ36に入力す
る。ここで走行開始時には、油圧制御系の変速比
制御弁90により主プーリサーボ室38bが排圧
されて、駆動ベルト34は主プーリ36に最も深
く巻回して変速比最大の低速段となり、その後エ
ンジン回転数に応じたピトー圧が高くなること
で、主プーリサーボ室38bにもライン圧が導入
され、主プーリ36のプーリ間隔を狭くしながら
そのベルト巻付け径を増す。こうして、エンジン
回転数を一定に保つように無段変速され、この変
速動力が、主プーリ36から駆動ベルト34、副
プーリ37を介して副軸35に取出され、更にフ
ロントデフ装置4に伝達する。 ところで、4WDスイツチ161がオフしてい
ると、制御ユニツト160でデユーテイ比0%付
近の信号が出力し、ソレノイド弁133は完全に
閉じた状態になり、制御圧PCを最大にする。こ
のため、トランスフア制御弁150によりクラツ
チ圧PTは零になつて油圧クラツチ52を解放す
るようになり、これにより上記フロントデフ装置
4の動力は前輪にのみ伝達してFFの2輪駆動走
行となる。 続いて、4WDスイツチ161をオンした場合
の作用を、第5図のフローチヤートおよび第6図
ないし第8図の特性線図を用いて説明する。 先ず、4WDスイツチ161をオンすることで、
入力インターフエース170により各スイツチお
よびセンサの信号が、制御ユニツト160に入力
して制御可能となる。そこで、設定車速V1以下
の発進を含む低速の走行条件では、クラツチトル
ク演算部172において電磁粉式クラツチ1のク
ラツチ容量がそのクラツチ電流を用いて演算され
る。そしてブレーキングの無い場合は、走行条件
判定部175の低速判定部175aからの信号に
より領域判定部176で領域判定され、アクセル
スイツチ162がオフするアクセル開放の場合
は、すべてのレンジで油圧クラツチトルク演算部
180で最も小さい分担比率10%の固定が選択さ
れる。これにより、油圧クラツチトルク演算部1
80では、第6図のエンジン全開の最大値に対す
る10%の曲線l1に油圧クラツチ52のトルク容量
が演算され、これに基づくデユーテイ信号がソレ
ノイド弁133に入力する。 そこでトランスフア制御弁150により、油圧
クラツチ52に給油されて若干係合することにな
り、半クラツチ状態の電磁粉式クラツチ1の伝達
トルクの10%がトランスフア装置5により後輪側
にも伝達して、4輪駆動走行となる。そしてこの
走行状態では、すべてのレンジで油圧クラツチ5
2のトルク容量が非常に小さくてスリツプし易い
状況にあることから、大転舵した場合の駆動系の
捩りトルクが油圧クラツチ52のスリツプで充分
吸収され、ブレーキング現象の発生が回避され
る。 次いで、アクセルスイツチ162はオンする
が、アクセル開度スイツチ163はオフする低負
荷の場合で、例えばDまたはRレンジにシフトさ
れていると、演算部180で分担比率20%が選択
される。そこで、油圧クラツチ52のトルク容量
は第6図の曲線l2のように少し大きくなり、かつ
この比率で電磁粉式クラツチ1の容量の増大に応
じて比例的に順次増す。このことから、4輪駆動
の性能がアツプし、かつ未だスリツプし易いこと
から、ブレーキング現象の回避が可能となる。一
方、Dsレンジのシフト位置の場合は、分担比率
が30%で第6図の曲線l2′のようにトルク容量が
上述に比べて大きくなり、4輪駆動性が強化され
て登板、悪路走破性が向上する。 一方、アクセル開度スイツチ163もオンする
高負荷でDレンジの場合は、演算部180で分担
比率50%が選択され、油圧クラツチ52のトルク
容量は第6図の曲線l3のように設定される。その
ため、この条件では油圧クラツチ52が、前後輪
の駆動力を等しくするように直結し、4輪駆動の
例えば発進加速性が充分発揮される。また、Ds
またはRレンジのシフト位置の場合は、分担比率
60%により第6図の曲線l3′のようにトルク容量
が最大限大きくなり、これにより後輪には、その
グリツプ可能な動力が最大限伝達して、悪路等の
脱出が効果的に行われる。 設定車速V1以上のクラツチ直結の走行条件で
は、エンジントルク演算部173で、第7図の曲
線l1,l2,l3のように、各車速毎にエンジントル
クが演算される。そしてブレーキングの無い場合
は、走行条件判定部175のクラツチ直結判定部
175bからの信号により領域判定部177で領
域判定され、設定エンジン回転数N1以下の領域
D2の場合には、すべてのレンジのシフト位置に
おいて、油圧クラツチトルク演算部180で分担
比率30%が選択される。これにより、演算部18
0で上記各エンジントルクの曲線l1,l2,l3をベ
ースとし、それに対し30%の曲線l1′,l2′,l3′に
油圧クラツチ52のクラツチ容量が演算され、こ
れに基づくデユーテイ信号がソレノイド弁133
に入力する。 そこでトランスフア制御弁150により、油圧
クラツチ52に給油されてスリツプ可能な状態で
係合することになり、エンジントルクの30%がト
ランスフア装置5により後輪側にも伝達して、4
輪駆動走行となる。そしてこの走行状態では、す
べてのレンジでスリツプ可能であることから、転
舵する場合の駆動系の捩りトルクが油圧クラツチ
52のスリツプで吸収され、ブレーキング現象の
発生が回避される。 また各車速毎に、変速比に伴つてエンジントル
クが変化するのに応じて油圧クラツチ52のトル
ク容量も制御されるので、常にエンジントルクの
30%が後輪側に伝達して一定の4輪駆動の性能を
確保することになる。 一方、設定エンジン回転数N1以上の領域D3の
場合には、同様にすべてのレンジにおいて演算部
180で分担比率50%が選択され、第8図の曲線
l4のエンジン全開性能トルクをベーストルクにす
る。そこで油圧クラツチ52のトルク容量は、こ
のトルクに対して50%の曲線l4′のように設定さ
れ、前後輪の駆動力を等しくするように直結する
ことになり、4輪駆動の性能を最大限発揮する。 以上、本発明の一実施例について述べたが、実
施例以外のクラツチおよび変速機の場合、RRベ
ース、縦置きトランスアクスル型にも同様に適用
することができる。また、電気制御系の入力手
段、制御ユニツトの構成、前後輪の分担比率は、
上記実施例に限定されるものではなく、4WDス
イツチの無いフルタイム式にも適用できる。更に
クラツチ直結の走行条件においても、各シフト位
置毎にトルク容量を可変にしてもよい。
【発明の効果】
以上述べてきたたように、本発明によれば、ト
ランスフア装置に油圧クラツチを有する4輪駆動
装置の油圧制御装置において、半クラツチの発進
を含む低速とクラツチ直結の領域に分けて制御さ
れるので、低速域で大転舵する場合のブレーキン
グ現象とクラツチ直結での本格的な4輪駆動に対
して的確に対処し得る。 低速域では、アクセル開放、低負荷、高負荷の
各条件に分けて制御されるので、ブレーキング現
象の回避と4輪駆動性を必要に応じて得るように
最適制御される。また、半クラツチ状態で実際に
伝達されるクラツチ容量を演算し、これに基づい
て油圧クラツチのトルク容量が設定されるので、
そのトルク容量が最適化する。 更に、通常走行のDとRレンジのシスト位置
で、アクセル開放、低負荷の走行条件ではトルク
容量が低く設定されるので、このとき大転舵する
際のブレーキング現象が優先的に回避される。一
方、Dsレンジではトルク容量が高く設定され、
Rレンジのシフト位置でも高負荷では高く設定さ
れることから、このレンジでの登板、悪路走破性
が4輪駆動の性能を最大限利用して向上すること
になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用される4輪駆動装置の一
例を示す断面図、第2図は油圧制御系の実施例を
示す回路図、第3図は電気制御系の回路図、第4
図aはソレノイド弁の特性図、bは電磁粉式クラ
ツチの電流特性図、cは無段変速機の変速パター
ン、第5図は作用を説明するフローチヤート図、
第6図ないし第8図は本発明によるトランスフア
クラツチのトルク特性図である。 1……電磁粉式クラツチ、2……前後進切換装
置、3……無段変速機、4……フロントデフ装
置、5……トランスフア装置、52……油圧クラ
ツチ、133……ソレノイド弁、140……調圧
弁、150……トランスフア制御弁、160……
制御ユニツト、175……走行条件判定部、17
5a……低速判定部、175b……クラツチ直結
判定部、176……領域判定部、180……油圧
クラツチトルク演算部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 エンジン側クラツチ、変速機を介して前後輪
    の一方へは直接伝動構成し、その他方へは油圧ク
    ラツチを有するトランスフア装置を介して伝動構
    成した4輪駆動装置において、 上記エンジン側クラツチの半クラツチと直結の
    状態とを検出する手段と、 上記半クラツチの発進を含む低速走行条件で
    は、エンジン側クラツチのトルク容量に基づき、
    アクセル開度、車速等の走行状態を検知する信号
    に応じて上記油圧クラツチのトルク容量を設定す
    る手段と、 少なくとも上記半クラツチの低速走行条件にお
    いて、シフト位置の検出信号とアクセル開度、車
    速等の走行状態を検知する信号とにより上記油圧
    クラツチのトルク容量を補正する手段とを有して
    なることを特徴とする4輪駆動装置の油圧制御装
    置。
JP60092978A 1985-04-30 1985-04-30 4輪駆動装置の油圧制御装置 Granted JPS61249835A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60092978A JPS61249835A (ja) 1985-04-30 1985-04-30 4輪駆動装置の油圧制御装置
US06/856,000 US4711318A (en) 1985-04-30 1986-04-24 System for controlling a transfer clutch of a four-wheel drive vehicle
CA000507726A CA1257985A (en) 1985-04-30 1986-04-28 System for controlling a transfer clutch of a four- wheel drive vehicle
EP86303228A EP0206474B1 (en) 1985-04-30 1986-04-29 System for controlling a transfer clutch of a four-wheel drive vehicle
DE8686303228T DE3667637D1 (de) 1985-04-30 1986-04-29 Steuersystem fuer eine verteilerkupplung eines vierradgetriebenen fahrzeuges.
AU56870/86A AU573083B2 (en) 1985-04-30 1986-04-30 Control system for a transfer clutch of a four-wheel drive vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60092978A JPS61249835A (ja) 1985-04-30 1985-04-30 4輪駆動装置の油圧制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61249835A JPS61249835A (ja) 1986-11-07
JPH0577532B2 true JPH0577532B2 (ja) 1993-10-26

Family

ID=14069477

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60092978A Granted JPS61249835A (ja) 1985-04-30 1985-04-30 4輪駆動装置の油圧制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61249835A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0451028B1 (en) * 1990-03-31 1996-02-14 Suzuki Motor Corporation Power train for four wheel drive vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61249835A (ja) 1986-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS61249831A (ja) 4輪駆動装置の油圧制御装置
US4715467A (en) Control system for a four-wheel drive vehicle
JPS61249833A (ja) 4輪駆動装置の油圧制御装置
EP1318334B1 (en) Shift control apparatus for transmission
JPH0535292B2 (ja)
JPH0623014B2 (ja) 4輪駆動装置の油圧制御装置
JPH0527781B2 (ja)
US4705134A (en) System for controlling a transfer clutch of a four-wheel drive vehicle
CA1257985A (en) System for controlling a transfer clutch of a four- wheel drive vehicle
JP2781902B2 (ja) 無段変速機のライン圧制御装置
JP2688818B2 (ja) 4輪駆動車のトランスファクラッチ制御装置
JPS61249832A (ja) 4輪駆動装置の油圧制御装置
JPS61249835A (ja) 4輪駆動装置の油圧制御装置
JP3892403B2 (ja) 車両の制御装置
JP4362943B2 (ja) 無段変速機の変速制御装置
JPS61249837A (ja) 4輪駆動装置の油圧クラッチ制御装置
JPH0585377B2 (ja)
JPS61249829A (ja) 4輪駆動装置の油圧制御装置
JP3953962B2 (ja) 車両の制御装置
JP2843838B2 (ja) 無段変速機のライン圧制御装置
JPS62265027A (ja) 4輪駆動装置の油圧制御装置
JPS61249834A (ja) 4輪駆動装置の油圧制御装置
JPS61249830A (ja) 4輪駆動装置の油圧制御装置
JP2684047B2 (ja) 4輪駆動車のトランスファクラッチ制御装置
CA1257984A (en) System for controlling a transfer clutch of a four- wheel drive vehicle

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term