JPH0578411B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0578411B2 JPH0578411B2 JP60125486A JP12548685A JPH0578411B2 JP H0578411 B2 JPH0578411 B2 JP H0578411B2 JP 60125486 A JP60125486 A JP 60125486A JP 12548685 A JP12548685 A JP 12548685A JP H0578411 B2 JPH0578411 B2 JP H0578411B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- deposited
- metal
- laminated
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C66/00—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
- B29C66/70—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
- B29C66/71—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined
Landscapes
- Physical Vapour Deposition (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
(イ) 産業上の利用分野
本発明は、金属蒸着樹脂フイルムにオレフイン
系樹脂を押出ラミネートすることによる金属蒸着
積層フイルムの製造方法に関し、特に各種包装用
資材等として有用な金属蒸着積層フイルムを提供
するものである。 (ロ) 従来の技術 従来より、ポリプロピレン、ポリエチレンテレ
フタレート等の樹脂フイルム基材に、アルミニウ
ム等の金属を蒸着した金属蒸着フイルムの金属面
にさらにポリエチレン等のオレフイン系樹脂を押
出ラミネートして得られる金属蒸着積層フイルム
は、その蒸着膜の有する優れたガス遮断性、遮光
性、および美感等を活かして各種包装用資材等と
して広く使用されている。 しかしながら、かかる金属蒸着積層フイルム
は、オレフイン系樹脂が本来接着性不良という欠
点を有することから、金属蒸着フイルム表面にア
ンカーコート処理等の前処理を施し、300〜330℃
程度の高温度でオレフイン系樹脂を押出ラミネー
トすることにより製造されているが、このラミネ
ート加工時に、往々にして、蒸着膜に微細なクラ
ツクが無数に発生し、これが積層フイルムとして
の外観を著しい低下を来たすばかりでなく、意図
するガス遮断性が得られないという問題を引き起
こしている。また、さらに、被蒸着フイルムの材
質によつては、被蒸着フイルムと蒸着膜との接着
強度がラミネート加工によつて低下するという問
題もある。 ガスバリヤー性フイルムとしては、肉厚6〜
15μのアルミニウム箔を接着したBOPP、PET等
を基材とした積層フイルムにオレフイン系樹脂を
溶融押出ラミネートしたものも知られているが、
このラミネート物を袋にし、内容物を充填し、ヒ
ートシールして袋物となし、これを段ボール箱に
入れて輸送する際、輸送時の衝撃でフイルムにか
かる繰り返し屈曲の結果、アルミニウム箔にピン
ホールが発生し、袋のガス遮断性が低下する欠点
(比較応用例1参照)がある。また、アルミニウ
ム箔は肉厚が6〜15μと厚く、コスト高となる。 (ハ) 発明が解決しようとする問題点 本発明は、金属蒸着フイルムにオレフイン系樹
脂を押出ラミネートして金属蒸着積層フイルムを
製造するにおける前述の欠点を鑑みてなされたも
のであり、蒸着フイルムとラミネート層との接着
強度が優れるのみならず、金属蒸着膜にクラツク
の発生をなくし、かつ、被蒸着フイルムと蒸着膜
との接着強度の低下をなくした金属蒸着積層フイ
ルムの製造方法を提供することを目的とするもの
である。 (ニ) 問題点を解決するための手段 本発明の金属蒸着積層フイルムの製造方法は、
厚みが100〜1000オングストロームの金属が蒸着
された樹脂フイルムにオレフイン系樹脂を押出ラ
ミネートして金属蒸着積層フイルムを製造するに
おいて、オレフイン系樹脂を押出機ダイから樹脂
温度150〜290℃で押出して溶融薄膜となし、次い
で該溶融薄膜をオゾン処理した後、金属が蒸着さ
れた樹脂フイルムの金属面にアンカーコード剤を
用いること無く圧着ラミネートすることを特徴と
する。 本発明で、金属が蒸着された樹脂フイルムと
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリアミド、ポリスチレン、
ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル等の熱可塑性
樹脂の延伸または無延伸フイルムまたはシートの
片面または両面に、必要に応じてコロナ放電処理
の前処理を施した後、アルミニウム、銅、金、モ
リブデン等の金属を、真空蒸着法、スパツタリン
グ法、イオンビーム法等の公知の蒸着方法で、蒸
着膜の厚さが100〜1000オングストローム(Å)、
好ましくは200〜600Å程度に蒸着したものをい
う。 また、押出ラミネートするオレフイン系樹脂と
しては、メルトフローレートが1〜300g/10分
程度、好ましくは3〜100g/10分程度の、低密
度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、エチレン−(メタ)アク
リル酸エステル共重合体、エチレン−(メタ)ア
クリル酸共重合体およびその酸部分が金属イオン
により中和されたイオン性共重合体、エチレン−
プロピレン共重合体、エチレン−ブテン−1共重
合体等のエチレン系樹脂、ポリプロピレン、プロ
ピレン−エチレン共重合体、プロピレン−ブテン
−1共重合体等のプロピレン系樹脂等が挙げられ
る。中でも、エチレン系樹脂が好ましい。 本発明において、前記オレフイン系樹脂を押出
機ダイから押出して溶融薄膜となすにおいて、ダ
イ直下の樹脂温度150〜290℃とすることが必須で
あり、180〜280℃とするのが好ましく、220〜260
℃とするのが特に好ましい。樹脂温度が150℃未
満では、樹脂の延展性が不良となり、溶融薄膜の
円滑に得られないばかりか、金属蒸着フイルムと
の接着強度が不充分となる。また、290℃を越え
ると、金属蒸着積層フイルムとしての蒸着膜にク
ラツクが発生したり、被蒸着フイルムと蒸着膜と
の接着強度の著しい低下が起こることとなる。 さらに、本発明では、前記溶融薄膜を金属蒸着
フイルムの金属面に圧着ラミネートするにおい
て、溶融薄膜をオゾン処理することが必須であ
る。オゾン処理は、ノズルまたはスリツト状の吹
出口からオゾンを含ませた気体(空気等)を、溶
融薄膜面に向けて、または金属蒸着フイルム面に
向けて、または溶融薄膜と金属蒸着フイルムとの
圧着部に向けて吹付けることによりなされる。こ
の際、吹付ける気体中のオゾンの濃度は1g/m3
以上が好ましく、さらに好ましくは3g/m3以上
であり、種々のラミネート条件に対応できるとい
う面では10g/m3以上とするのがよい。また、吹
付け量は溶融薄膜の幅に対して0.03/分/cm以
上が好ましく、さらに好ましくは0.1/分/cm
以上である。この場合、極端に流量を多くするこ
とは、溶融薄膜が揺れ動いて厚みが不均一になる
ので避けるべきである。 本発明の金属蒸着積層フイルムの製造方法に
は、金属蒸着フイルムにオレフイン系樹脂を押出
ラミネートする方法のすべて、具体的には、シン
グル押出ラミネート、タンデム押出ラミネート、
共押出ラミネート、および他基材とのサンドイツ
チ押出ラミネート等が、適用できる。 なお、本発明において、金属蒸着フイルムに押
出ラミネートされるオレフイン系樹脂の厚みは、
3〜200μが好ましく、5〜50μがさらに好まし
い。3μ未満ではラミネート加工適性が悪くなり、
また200μを越えると金属蒸着フイルムの蒸着膜
にクラツクが発生し易くなるからである。 (ホ) 作 用 本発明の金属蒸着積層フイルムの製造方法は、
金属蒸着された樹脂フイルムに押出ラミネートす
るオレフイン系樹脂を押出機ダイから樹脂温度
150〜290℃で押出して溶融薄膜となすので、金属
蒸着フイルムの横着膜にクラツクの発生をなく
し、かつ、被蒸着フイルムと蒸着膜との接着強度
の低下をなくすことができる。 さらに、該溶融薄膜をオゾン処理した後、金属
蒸着フイルムに圧着ラミネートするので、金属蒸
着フイルムとラミネート層との接着強度が優れた
ものとし得るのである。 (ヘ) 実施例 実施例 1 厚み20μの二軸延伸ポリプロピレンフイルムの
片面をコロナ放電処理し、該処理面に真空蒸着法
によりアルミニウムを厚み約500Åで蒸着して金
属蒸着フイルムとなした。 一方、メルトフローレート14g/10分、密度
0.918g/cm3の低密度ポリエチレンを、口径90mm
の押出機を使用し、Tダイから樹脂温度280℃で
押出して溶融薄膜となし、次いで該溶融薄膜の一
方の面に向けて、ダイ下30mmの位置に設置したノ
ズルからオゾン濃度16g/m3の空気を溶融薄膜幅
500mmに対して25/分の量で吹付けることによ
り、該溶融薄膜の片面をオゾン処理した。 引き続いて、押出ラミネート装置を用いて、前
述のアルミニウム蒸着フイルムの蒸着面に、オゾ
ン処理面を接着面として該溶融薄膜を圧着ロール
でラミネートすることにより、金属蒸着積層フイ
ルムを製造した。この時のラミネート速度を100
m/分、ラミネート層厚みを20μとした。 得られた金属蒸着積層フイルムについて、蒸着
膜のクラツク発生の有無、酸素透過度、および、
蒸着フイルムとラミネート層との接着強度を測定
し、結果を表に示した。 比較例 1 厚み20μの二軸延伸ポリプロピレンフイルムの
片面をコロナ放電処理し、該処理面に真空蒸着法
によりアルミニウムを厚み約500Åで蒸着して金
属蒸着フイルムとなし、その蒸着面にポリエステ
ル系アンカーコート剤(東洋モートン社製、二液
型「AD503、CAT10」)を溶剤乾燥後の塗布量が
0.1g/m2になるように塗布した。 一方、メルトフローレート14g/10分、密度
0.918g/cm3の低密度ポリエチレンを、口径90mm
の押出機を使用し、Tダイから樹脂温度330℃で
押出して溶融薄膜となし、次いで該溶融薄膜の一
方の面に向けて、ダイ下30mmの位置に設置したノ
ズルからオゾン濃度16g/m3の空気を溶融薄膜幅
500mmに対して25/分の量で吹付けることによ
り、該溶融薄膜の片面をオゾン処理した。 引き続いて、押出ラミネート装置を用いて、前
述のアルミニウム蒸着フイルムのアンカーコート
剤面に、オゾン処理面を接着面として該溶融薄膜
を圧着ロールでラミネートすることにより、金属
蒸着積層フイルムを製造した。この時のラミネー
ト速度を100m/分、ラミネート層厚みを20μと
した。 得られた金属蒸着積層フイルムについて、蒸着
膜のクラツク発生の有無、酸素透過度、および、
蒸着フイルムとラミネート層との接着強度を測定
し、結果を表に示した。 実施例2〜4、比較例2〜3 押出ラミネートするオレフイン系樹脂、樹脂温
度、ラミネート層厚み、およびオゾン処理条件を
表のように種々変更した外は、実施例1または比
較例1と同様にして金属蒸着積層フイルムを製造
した。 参考例 厚み20μの二軸延伸ポリプロピレンフイルムの
片面をコロナ放電処理し、該処理面に東洋モート
ン社のポリウレタン系接着剤“アドコート
AD585”と硬化剤の混合物を2g/m2の固型分
量の割合で塗布し、ついでこの接着剤面に肉厚が
7μのアルミニウム箔を貼合させた。 ついで、このアルミニウム箔面にポリエステル
系アンカーコート剤(東洋モートン社製、二液型
「AD503、CAT10」)を溶剤乾燥後の塗布量が0.1
g/m2になるように塗布した。 一方、メルトフローレート14g/10分、密度
0.918g/cm3の低密度ポリエチレンを、口径90mm
の押出機を使用し、Tダイから樹脂温度260℃で
押出して溶融薄膜となし、次いで該溶融薄膜の一
方の面に向けて、ダイ下30mmの位置に設置したノ
ズルからオゾン濃度8g/m3の空気を溶融薄膜幅
500mmに対して8/分の量で吹付けることによ
り、該溶融薄膜の片面をオゾン処理した。 引き続いて、押出ラミネート装置を用いて、前
述のアルミニウム箔貼合フイルムのアンカーコー
ト処理面に、オゾン処理面を接着面として該溶融
薄膜を圧着ロールでラミネートすることにより、
アルミニウム箔積層フイルムを製造した。この時
のラミネート速度を100m/分、ラミネート層厚
みを20μとした。 得られたアルミニウム箔積層フイルムについ
て、クラツク発生の有無、酸素透過度、および、
アルミニウム箔とラミネート層との接着強度を測
定した。結果を表1に示す。
系樹脂を押出ラミネートすることによる金属蒸着
積層フイルムの製造方法に関し、特に各種包装用
資材等として有用な金属蒸着積層フイルムを提供
するものである。 (ロ) 従来の技術 従来より、ポリプロピレン、ポリエチレンテレ
フタレート等の樹脂フイルム基材に、アルミニウ
ム等の金属を蒸着した金属蒸着フイルムの金属面
にさらにポリエチレン等のオレフイン系樹脂を押
出ラミネートして得られる金属蒸着積層フイルム
は、その蒸着膜の有する優れたガス遮断性、遮光
性、および美感等を活かして各種包装用資材等と
して広く使用されている。 しかしながら、かかる金属蒸着積層フイルム
は、オレフイン系樹脂が本来接着性不良という欠
点を有することから、金属蒸着フイルム表面にア
ンカーコート処理等の前処理を施し、300〜330℃
程度の高温度でオレフイン系樹脂を押出ラミネー
トすることにより製造されているが、このラミネ
ート加工時に、往々にして、蒸着膜に微細なクラ
ツクが無数に発生し、これが積層フイルムとして
の外観を著しい低下を来たすばかりでなく、意図
するガス遮断性が得られないという問題を引き起
こしている。また、さらに、被蒸着フイルムの材
質によつては、被蒸着フイルムと蒸着膜との接着
強度がラミネート加工によつて低下するという問
題もある。 ガスバリヤー性フイルムとしては、肉厚6〜
15μのアルミニウム箔を接着したBOPP、PET等
を基材とした積層フイルムにオレフイン系樹脂を
溶融押出ラミネートしたものも知られているが、
このラミネート物を袋にし、内容物を充填し、ヒ
ートシールして袋物となし、これを段ボール箱に
入れて輸送する際、輸送時の衝撃でフイルムにか
かる繰り返し屈曲の結果、アルミニウム箔にピン
ホールが発生し、袋のガス遮断性が低下する欠点
(比較応用例1参照)がある。また、アルミニウ
ム箔は肉厚が6〜15μと厚く、コスト高となる。 (ハ) 発明が解決しようとする問題点 本発明は、金属蒸着フイルムにオレフイン系樹
脂を押出ラミネートして金属蒸着積層フイルムを
製造するにおける前述の欠点を鑑みてなされたも
のであり、蒸着フイルムとラミネート層との接着
強度が優れるのみならず、金属蒸着膜にクラツク
の発生をなくし、かつ、被蒸着フイルムと蒸着膜
との接着強度の低下をなくした金属蒸着積層フイ
ルムの製造方法を提供することを目的とするもの
である。 (ニ) 問題点を解決するための手段 本発明の金属蒸着積層フイルムの製造方法は、
厚みが100〜1000オングストロームの金属が蒸着
された樹脂フイルムにオレフイン系樹脂を押出ラ
ミネートして金属蒸着積層フイルムを製造するに
おいて、オレフイン系樹脂を押出機ダイから樹脂
温度150〜290℃で押出して溶融薄膜となし、次い
で該溶融薄膜をオゾン処理した後、金属が蒸着さ
れた樹脂フイルムの金属面にアンカーコード剤を
用いること無く圧着ラミネートすることを特徴と
する。 本発明で、金属が蒸着された樹脂フイルムと
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリアミド、ポリスチレン、
ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル等の熱可塑性
樹脂の延伸または無延伸フイルムまたはシートの
片面または両面に、必要に応じてコロナ放電処理
の前処理を施した後、アルミニウム、銅、金、モ
リブデン等の金属を、真空蒸着法、スパツタリン
グ法、イオンビーム法等の公知の蒸着方法で、蒸
着膜の厚さが100〜1000オングストローム(Å)、
好ましくは200〜600Å程度に蒸着したものをい
う。 また、押出ラミネートするオレフイン系樹脂と
しては、メルトフローレートが1〜300g/10分
程度、好ましくは3〜100g/10分程度の、低密
度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、エチレン−(メタ)アク
リル酸エステル共重合体、エチレン−(メタ)ア
クリル酸共重合体およびその酸部分が金属イオン
により中和されたイオン性共重合体、エチレン−
プロピレン共重合体、エチレン−ブテン−1共重
合体等のエチレン系樹脂、ポリプロピレン、プロ
ピレン−エチレン共重合体、プロピレン−ブテン
−1共重合体等のプロピレン系樹脂等が挙げられ
る。中でも、エチレン系樹脂が好ましい。 本発明において、前記オレフイン系樹脂を押出
機ダイから押出して溶融薄膜となすにおいて、ダ
イ直下の樹脂温度150〜290℃とすることが必須で
あり、180〜280℃とするのが好ましく、220〜260
℃とするのが特に好ましい。樹脂温度が150℃未
満では、樹脂の延展性が不良となり、溶融薄膜の
円滑に得られないばかりか、金属蒸着フイルムと
の接着強度が不充分となる。また、290℃を越え
ると、金属蒸着積層フイルムとしての蒸着膜にク
ラツクが発生したり、被蒸着フイルムと蒸着膜と
の接着強度の著しい低下が起こることとなる。 さらに、本発明では、前記溶融薄膜を金属蒸着
フイルムの金属面に圧着ラミネートするにおい
て、溶融薄膜をオゾン処理することが必須であ
る。オゾン処理は、ノズルまたはスリツト状の吹
出口からオゾンを含ませた気体(空気等)を、溶
融薄膜面に向けて、または金属蒸着フイルム面に
向けて、または溶融薄膜と金属蒸着フイルムとの
圧着部に向けて吹付けることによりなされる。こ
の際、吹付ける気体中のオゾンの濃度は1g/m3
以上が好ましく、さらに好ましくは3g/m3以上
であり、種々のラミネート条件に対応できるとい
う面では10g/m3以上とするのがよい。また、吹
付け量は溶融薄膜の幅に対して0.03/分/cm以
上が好ましく、さらに好ましくは0.1/分/cm
以上である。この場合、極端に流量を多くするこ
とは、溶融薄膜が揺れ動いて厚みが不均一になる
ので避けるべきである。 本発明の金属蒸着積層フイルムの製造方法に
は、金属蒸着フイルムにオレフイン系樹脂を押出
ラミネートする方法のすべて、具体的には、シン
グル押出ラミネート、タンデム押出ラミネート、
共押出ラミネート、および他基材とのサンドイツ
チ押出ラミネート等が、適用できる。 なお、本発明において、金属蒸着フイルムに押
出ラミネートされるオレフイン系樹脂の厚みは、
3〜200μが好ましく、5〜50μがさらに好まし
い。3μ未満ではラミネート加工適性が悪くなり、
また200μを越えると金属蒸着フイルムの蒸着膜
にクラツクが発生し易くなるからである。 (ホ) 作 用 本発明の金属蒸着積層フイルムの製造方法は、
金属蒸着された樹脂フイルムに押出ラミネートす
るオレフイン系樹脂を押出機ダイから樹脂温度
150〜290℃で押出して溶融薄膜となすので、金属
蒸着フイルムの横着膜にクラツクの発生をなく
し、かつ、被蒸着フイルムと蒸着膜との接着強度
の低下をなくすことができる。 さらに、該溶融薄膜をオゾン処理した後、金属
蒸着フイルムに圧着ラミネートするので、金属蒸
着フイルムとラミネート層との接着強度が優れた
ものとし得るのである。 (ヘ) 実施例 実施例 1 厚み20μの二軸延伸ポリプロピレンフイルムの
片面をコロナ放電処理し、該処理面に真空蒸着法
によりアルミニウムを厚み約500Åで蒸着して金
属蒸着フイルムとなした。 一方、メルトフローレート14g/10分、密度
0.918g/cm3の低密度ポリエチレンを、口径90mm
の押出機を使用し、Tダイから樹脂温度280℃で
押出して溶融薄膜となし、次いで該溶融薄膜の一
方の面に向けて、ダイ下30mmの位置に設置したノ
ズルからオゾン濃度16g/m3の空気を溶融薄膜幅
500mmに対して25/分の量で吹付けることによ
り、該溶融薄膜の片面をオゾン処理した。 引き続いて、押出ラミネート装置を用いて、前
述のアルミニウム蒸着フイルムの蒸着面に、オゾ
ン処理面を接着面として該溶融薄膜を圧着ロール
でラミネートすることにより、金属蒸着積層フイ
ルムを製造した。この時のラミネート速度を100
m/分、ラミネート層厚みを20μとした。 得られた金属蒸着積層フイルムについて、蒸着
膜のクラツク発生の有無、酸素透過度、および、
蒸着フイルムとラミネート層との接着強度を測定
し、結果を表に示した。 比較例 1 厚み20μの二軸延伸ポリプロピレンフイルムの
片面をコロナ放電処理し、該処理面に真空蒸着法
によりアルミニウムを厚み約500Åで蒸着して金
属蒸着フイルムとなし、その蒸着面にポリエステ
ル系アンカーコート剤(東洋モートン社製、二液
型「AD503、CAT10」)を溶剤乾燥後の塗布量が
0.1g/m2になるように塗布した。 一方、メルトフローレート14g/10分、密度
0.918g/cm3の低密度ポリエチレンを、口径90mm
の押出機を使用し、Tダイから樹脂温度330℃で
押出して溶融薄膜となし、次いで該溶融薄膜の一
方の面に向けて、ダイ下30mmの位置に設置したノ
ズルからオゾン濃度16g/m3の空気を溶融薄膜幅
500mmに対して25/分の量で吹付けることによ
り、該溶融薄膜の片面をオゾン処理した。 引き続いて、押出ラミネート装置を用いて、前
述のアルミニウム蒸着フイルムのアンカーコート
剤面に、オゾン処理面を接着面として該溶融薄膜
を圧着ロールでラミネートすることにより、金属
蒸着積層フイルムを製造した。この時のラミネー
ト速度を100m/分、ラミネート層厚みを20μと
した。 得られた金属蒸着積層フイルムについて、蒸着
膜のクラツク発生の有無、酸素透過度、および、
蒸着フイルムとラミネート層との接着強度を測定
し、結果を表に示した。 実施例2〜4、比較例2〜3 押出ラミネートするオレフイン系樹脂、樹脂温
度、ラミネート層厚み、およびオゾン処理条件を
表のように種々変更した外は、実施例1または比
較例1と同様にして金属蒸着積層フイルムを製造
した。 参考例 厚み20μの二軸延伸ポリプロピレンフイルムの
片面をコロナ放電処理し、該処理面に東洋モート
ン社のポリウレタン系接着剤“アドコート
AD585”と硬化剤の混合物を2g/m2の固型分
量の割合で塗布し、ついでこの接着剤面に肉厚が
7μのアルミニウム箔を貼合させた。 ついで、このアルミニウム箔面にポリエステル
系アンカーコート剤(東洋モートン社製、二液型
「AD503、CAT10」)を溶剤乾燥後の塗布量が0.1
g/m2になるように塗布した。 一方、メルトフローレート14g/10分、密度
0.918g/cm3の低密度ポリエチレンを、口径90mm
の押出機を使用し、Tダイから樹脂温度260℃で
押出して溶融薄膜となし、次いで該溶融薄膜の一
方の面に向けて、ダイ下30mmの位置に設置したノ
ズルからオゾン濃度8g/m3の空気を溶融薄膜幅
500mmに対して8/分の量で吹付けることによ
り、該溶融薄膜の片面をオゾン処理した。 引き続いて、押出ラミネート装置を用いて、前
述のアルミニウム箔貼合フイルムのアンカーコー
ト処理面に、オゾン処理面を接着面として該溶融
薄膜を圧着ロールでラミネートすることにより、
アルミニウム箔積層フイルムを製造した。この時
のラミネート速度を100m/分、ラミネート層厚
みを20μとした。 得られたアルミニウム箔積層フイルムについ
て、クラツク発生の有無、酸素透過度、および、
アルミニウム箔とラミネート層との接着強度を測
定した。結果を表1に示す。
【表】
【表】
【表】
応用例1、比較応用例1
実施例1で得た金属蒸着積層フイルム(応用例
1)および参考例で得たアルミニウム箔積層フイ
ルム(比較応用例)を用い、ゲルボテスターによ
る屈曲処理後の積層フイルム物性を評価した。 ゲルボテスターは米軍規格MIL B 131に準
じた装置を用い、処理条件:積層フイルム試料片
8×12インチ、試験速度40サイクル/分、運動方
向400°×3.5インチ試験サイクル100回とした。 屈曲処理後の積層フイルムのピンホールの有無
は、処理後の積層フイルムを白色濾紙の上に置
き、メチレンブルーにて着色したエチルアルコー
ルを積層フイルム上に塗布して、濾紙に着色した
斑点の有無で評価した。また、屈曲処理後の積層
フイルムの酸素透過度を評価した。結果を表2に
示す。
1)および参考例で得たアルミニウム箔積層フイ
ルム(比較応用例)を用い、ゲルボテスターによ
る屈曲処理後の積層フイルム物性を評価した。 ゲルボテスターは米軍規格MIL B 131に準
じた装置を用い、処理条件:積層フイルム試料片
8×12インチ、試験速度40サイクル/分、運動方
向400°×3.5インチ試験サイクル100回とした。 屈曲処理後の積層フイルムのピンホールの有無
は、処理後の積層フイルムを白色濾紙の上に置
き、メチレンブルーにて着色したエチルアルコー
ルを積層フイルム上に塗布して、濾紙に着色した
斑点の有無で評価した。また、屈曲処理後の積層
フイルムの酸素透過度を評価した。結果を表2に
示す。
【表】
(ト) 発明の効果
本発明は、金属蒸着フイルムと押出ラミネート
層との接着強度が優れていることは無論のこと、
蒸着膜にクラツクの発生がなく、かつ、被蒸着フ
イルムと蒸着膜との接着強度の低下のない金属蒸
着積層フイルムが得られるという工業的に極めて
意義のある効果を包装材の製法を提供するもので
ある。 また、この包装材の製造においては、金属蒸着
層と押出溶融薄膜との間にはアンカーコート剤を
必要としないので、作業環境が良い利点を有す
る。
層との接着強度が優れていることは無論のこと、
蒸着膜にクラツクの発生がなく、かつ、被蒸着フ
イルムと蒸着膜との接着強度の低下のない金属蒸
着積層フイルムが得られるという工業的に極めて
意義のある効果を包装材の製法を提供するもので
ある。 また、この包装材の製造においては、金属蒸着
層と押出溶融薄膜との間にはアンカーコート剤を
必要としないので、作業環境が良い利点を有す
る。
Claims (1)
- 1 厚みが100〜1000オングストロームの金属が
蒸着された樹脂フイルムに、オレフイン系樹脂を
押出ラミネートして金属蒸着積層フイルムを製造
するにおいて、オレフイン系樹脂を押出機ダイか
ら樹脂温度150〜290℃で押出して溶融薄膜とな
し、次いで該溶融薄膜をオゾン処理した後、金属
が蒸着された樹脂フイルムの金属面にアンカーコ
ート剤を用いること無く圧着ラミネートすること
を特徴とする金属蒸着積層フイルムの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60125486A JPS61283533A (ja) | 1985-06-10 | 1985-06-10 | 金属蒸着積層フイルムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60125486A JPS61283533A (ja) | 1985-06-10 | 1985-06-10 | 金属蒸着積層フイルムの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61283533A JPS61283533A (ja) | 1986-12-13 |
| JPH0578411B2 true JPH0578411B2 (ja) | 1993-10-28 |
Family
ID=14911280
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60125486A Granted JPS61283533A (ja) | 1985-06-10 | 1985-06-10 | 金属蒸着積層フイルムの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61283533A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0720655B2 (ja) * | 1987-01-23 | 1995-03-08 | 三菱油化株式会社 | アルミニウム蒸着積層フイルムの製造方法 |
| BR112013022263B1 (pt) | 2011-03-02 | 2020-12-08 | Adeka Corporation | processo para a produção de película laminada e composição de resina para revestimento de membros |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57157724A (en) * | 1981-03-25 | 1982-09-29 | Mitsubishi Petrochem Co Ltd | Extrusion laminating method for ethylene-based resin |
| JPS57193362A (en) * | 1981-05-26 | 1982-11-27 | Fujimori Kogyo Co Ltd | Manufacture of laminating material |
-
1985
- 1985-06-10 JP JP60125486A patent/JPS61283533A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61283533A (ja) | 1986-12-13 |
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