JPH0578438B2 - - Google Patents

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JPH0578438B2
JPH0578438B2 JP59016339A JP1633984A JPH0578438B2 JP H0578438 B2 JPH0578438 B2 JP H0578438B2 JP 59016339 A JP59016339 A JP 59016339A JP 1633984 A JP1633984 A JP 1633984A JP H0578438 B2 JPH0578438 B2 JP H0578438B2
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JP59016339A
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Tadao Kobashi
Hiroshi Oonishi
Hiroshi Ezaki
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH0578438B2 publication Critical patent/JPH0578438B2/ja
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    • B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/382—Contact thermal transfer or sublimation processes
    • B41M5/38207—Contact thermal transfer or sublimation processes characterised by aspects not provided for in groups B41M5/385 - B41M5/395
    • B41M5/38221—Apparatus features

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  • Optics & Photonics (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、サーマル記録ヘツドやレーザ光ビー
ム等を利用してアナログ階調記録を可能とする熱
転写記録方法及び熱転写記録装置に用いる転写体
に関するものである。
従来例の構成とその問題点 記録媒体と、この媒体に転写すべき記録材料の
層を耐熱性基体の一方の面側に有する転写体とを
用い、この記録材料層と記録媒体を圧接した状態
で、サーマル記録ヘツドで基体の他方の面側すな
わち裏面側から前記々録材料を選択的に昇温書き
込みし、その記録材料を記録媒体に選択的に転写
記録する熱転写記録方法及び熱転写記録装置は公
知である。
この種の従来の熱転写記録法においては、記録
材料は融点が常温(例えば25℃)よりも遥かに高
い65〜85℃程度のホツトメルト固体材料80重量部
程度と顔料色材々料20重量部程度との混合材料か
ら成り、これをコンデンサ紙やポリエチレンテフ
タレート(PET)フイルム等の薄い耐熱性基体
に塗布成層したシート状の転写体を用い、この転
写シートの裏面に、電気的に発熱が制御される抵
抗発熱体素子を有するサーマル記録ヘツドを圧接
し、この発熱体素子の発熱によつて基体シートを
介して選択的に記録材料を昇温書き込みしてホツ
トメルト固体材料を融解せしめ、紙等の記録媒体
に記録材料を選択的に転写記録する。
この種のいわゆる熱融解転写記録法では、ホツ
トメルト固体材料の融点よりも低い温度状態、す
なわち常温状態で、記録材料への昇温書き込み制
御されるのが特徴である。そして基体を介して記
録材料の裏面側から昇温書き込み制御されるた
め、記録材料を構成するホツトメルト固体材料の
融解は記録媒体面側から始まる。その融解は供給
される熱エネルギーに対応して記録材料の厚み方
向に進行し、記録媒体側記録材料層表面部が融解
された状態で、始めてこれら層厚み方向に融解し
た記録材料の殆んど全てが、一度に記録媒体に転
写記録されるという特徴をもつている。
従つて、融解エネルギーに基く或る一定値以上
の昇温書き込み熱エネルギーの供給によつて、閾
値をもつて不連続的に記録材料が転写記録される
ため、二値濃度記録には適するが、書き込み昇温
熱エネルギーに対応した連続的な転写記録濃度で
の中間調を有する転写記録が不可能であると言う
本質的な問題点を含んでいる。
そのため、従来の熱溶融転写記録装置では、現
今の拡大するビデイオイメージ記録等の多階調記
録の用途に対応するため、濃度パターン法やデイ
ザ法等、二値濃度記憶によつて多階調濃度記録を
行なうためのデイジタル階調記録処理方式が検討
されている。
然し、この種の階調処理方式では複雑な画像信
号処理回路を必要とし、加うるにその記録解像度
や記録速度は、デイザ処理のマトリクス内に含ま
れる二値濃度記録ドツト数に反比例して低下す
る。
また、二値ドツト濃度を単位としてそのドツト
数をもつて濃度表示するため、多階調ではあるが
その濃度階調は不連続デイジイタルで、連続的な
アナログ階調温度の転写記録は不可能である。
発明の目的 本発明は、上記の如き熱融解転写記録を原理と
する記録方法及び記録装置の本質的な難点を解決
し、転写記録ドツトそのものゝ濃度が、記録材料
への書き込み熱エネルギーに対応して連続的に制
御でき、中間調を有するモノクロ画像やフルカラ
ー画像の転写記録を可能とする熱粘性転写記録と
も称される可きアナログ階調熱転写記録方法及び
熱転写記録装置を実現するために必要な転写体を
提供することを目的とする。
発明の構成 本発明の転写体は、平滑な基体の一方の面側
に、非粘着性の固体樹脂材料と、色材を少なくと
も含み、昇温と共に粘度が低下して粘着転写性が
付与される室温流動性の粘着材料からなる記録材
料を配置すると共に、前記非粘着性の固体樹脂材
料と前記粘着材料の構成比が1:1〜1:20であ
ることを特徴とする。
ここに、記録材料を構成する粘着材料は、文字
や画像等を転写記録する通常の用途では、粘着材
料そのものを常温流動性の染料材料を含んで構成
したり、或いは粘着材料に染料、顔料の少なくと
も何れかの色材々料を溶解乃至は混合して構成さ
れ、他の特殊な転写記録では、上述の色材々料を
含まず、色材非含有の粘着材料そのものから成る
記録材料が記録媒体に転写記録されても良いもの
とする。
実施例の説明 以下に、実施例について本発明の態様を詳述す
る。
第1図は、本発明にかゝる転写体を使用する熱
転写記録方法及び熱転写記録装置の一実施例を示
す断面構造で、原理を示すものである。
図において、100はシート状の転写体で、厚
さが例えば4〜15μm程度のポリエチレンテフタ
レートPET等の耐熱性の薄いフイルム状の透明
な基体110表面110a側に、昇温と共に粘度
が低下し粘着性が増大する流動性の粘着材料12
1を含む記録材料120を例えば2〜10μm程度
の厚さに成層して構成される。
200は、加熱機構210を内蔵する金属乃至
は耐熱ゴム材から成る加熱ローラで、基本裏面1
10bに接し、必要に応じて基体110を介して
粘着材料121をその融点乃至は流動点以上の一
定温度に加熱し、粘着材料121に流動性を付与
したり、転写記録動作の安定化をはかる。300
はセルローズ紙、合成紙、プラスチツクフイルム
等の記録媒体で、金属やゴム材等の記録プラテン
500を介して記録紙表面300aと記録材料表
面120aは圧接される。
400は、サーマル記録ヘツド装置、半導体や
炭酸ガスレーザ等のレーザ装置など、熱エネルギ
ーや輻射エネルギー等によつて基体110を介し
て記録材料120を選択的に昇温書き込み制御す
る昇温エネルギー410を発生制御する昇温エネ
ルギー発生制御装置である。
装置400がレーザ装置の時は、基体裏面11
0bから非接触でレーザ光が照射され、装置40
0がサーマル記録ヘツドを利用する場合には記録
ヘツドは基体裏面110bに圧接される。
第2図は、本発明にかゝる転写体を使用する熱
転写記録方法及び熱転写記録装置の動作原理をす
るための、粘着材料121の粘度ηと温度Tとの
関係を定性的に示すための説明図である。
縦軸は粘度ηを対数表示し、横軸は温度Tを直
線表示してある。
一般に有機樹脂等の熱可塑性材料は固体状態で
熱エネルギーを加えると、比熱(一般に0.5〜
0.8cal/g・℃程度)に従つて著しい硬度(図で
は粘度ηに対応)変化を伴なわず融点(乃至は流
動点Tnp)に迄昇温する。T=Tnpの一定温度下
で融解熱エネルギー(通常30〜60cal/g程度)
を吸収して融解すると、不連続的に粘度ηが低下
して流動性を示す。更に熱エネルギーを加える
と、その比熱に対応して、また熱伝導率(通常
10-4〜10-5cal/cm・sec・℃程度)に対応した応
答速度で温度Tが増加し、粘度ηが連続的に低下
する。この低下に伴つて接触する他物質への粘着
転写性が付与される。
従つて第1図において、記録材料120が加熱
ローラ200で加熱され、昇温記録部130にお
ける粘着材料121の温度Tが第2図に例示せる
如くT=T0>Tnpの流動状態保持下において、昇
温エネルギー410で昇温書き込み制御すると、
その昇温エネルギー410の量に対応して、書き
込み昇温制御温度範囲内において粘着材料121
の温度Tが増加し、その粘度ηは第2図に太線例
示した如く低下する。
粘着材料121の記録媒体表面への粘着転写量
は、記録材料表面120a附近の粘着材料121
の粘度ηが低いほど、また記録媒体表面300a
の圧接強度が高い程、増加する。斯くしてこの圧
接強度を適当に高く設定しておき(圧接手段は図
示省略)、記録プラテン500、また加熱ローラ
ー200を夫々矢印501,201の如く回転せ
しめ、記録媒体300及び転写体100を図の矢
印301,101の如く紙送りし、昇温書き込み
制御して、粘着材料121が流動性を保持してい
る状態で記録媒体表面300aから転写体100
を剥離すると、書き込まれる昇温エネルギー41
0量に対応して増加する量の粘着材料121が図
の140a,140b,140cの如く粘着転写
し、記録140を生じる。
従つて昇温エネルギー410をパルス幅や振幅
変調制御すると、そのパルス幅や振幅に対応して
連続性をもつて、アナログ的に粘着転写記録14
0の量が変調制御できる。それ故昇温書き込み動
作温度T0において、粘着転写記録140が生じ
ないように粘着材料121の粘度ηや記録材料層
120の構成を適当に選び、粘着材料121に染
料及び顔料の少くとも何れかから成る色材々料を
溶解乃至は混合しておくと、昇温エネルギー41
0に対応した記録濃度での記録媒体300へのア
ナログ階調転写記録ができる。
なお、第2図において、昇温記録部130にお
いて記録媒体表面300aの温度によつてこれに
圧接される記録材料層120の温度が冷却され、
粘着転写記録動作の不安定化を防止するため、記
録プラテン500内に、ローラー200の加熱機
構210と同様に加熱機構を内蔵させ、粘着材料
121の温度TをT=T0の前述の動作温度に設
定する補助手段を設けて動作の安定化をはかつた
り、或いは加熱機構210との連動のもとに、動
作温度T0をT0>Tnpの範囲で可変調節化し、粘
着転写記録動作特性の調節や可変化することがで
きる。
このような可変手段の付与は、中間調画像やフ
ルカラー画像記録におげるガンマ値制御や、粘着
転写記録の平均濃度の調節に極めて有用である。
本発明では、粘着材料121の融点または流動
点Tnpが常温(すなわち環境温度)以下に選択さ
れて室温流動性を示すので、上述の加熱ローラ2
00や記録プラテン500の加熱機構を層略して
も、常温で粘着転写記録することができる。
斯くして、第1図において、装置400とし
て、多数の抵抗発熱体素子の多数個を線状に配置
した線順次熱記録用の公知のサーマル記録ヘツド
を基体裏面110bに圧接せしめて、紙送り30
1,101に同期せしめて画像信号に対応してパ
ルス幅変調で記録材料を昇温制御したり、或いは
装置400として炭酸ガスレーザーや半導体レー
ザ装置を用い、これらの集光ビームをポリゴンミ
ラーや電気光学素子を介して非接触で基体110
を通して記録材料層120に照射すると共に、紙
送り301,101と直角方向に、画像信号に応
じてパルス幅や振幅変調光ビームを掃査し、記録
材料を昇温書き込みすると、粘着転写記録濃度が
アナログ階調変調されて多階調画像が得られる。
また、粘着材料121としてシアン、マゼン
タ、イエロー等の色材を含有した転写体100を
用い、これらをカラー画像信号に対応して重ね粘
着転写記録すると、フルカラー画像の粘着転写記
録ができる。
第3図は本発明にかかる転写体を使用する熱転
写記録方法及び熱転写記録装置の他の実施例を示
す断面構造図である。
本実施例では昇温エネルギー発生制御装置40
0として、サーマル記録装置を使用した例であ
る。
抵抗発熱体素子の多数個を規則正しく洗浄に配
置した公知の線順次記録用のサーマル記録ヘツド
401の記録部401aと金属や耐熱ゴム等の記
録プラテン500との間に、記録媒体300と転
写体100を圧接し、プラテン500の矢印50
1の如き回転により矢印301,101の如く紙
送りする。521は記録媒体ロール、522は巻
き取りロール、523は転写体ロール、524は
巻き取りロールである。402は、記録ヘツドの
抵抗発熱体素子に入力画像信号403に対応して
パルス幅変調された発熱制御電気信号404を、
紙送り301,101に同期して線順次で変換供
給する変調電源装置で、記録部130の粘着材料
122が、線順次でパルス幅変調で昇温書き込み
制御される。記録部130の粘着材料122は、
加熱ローラ200と記録プラテン500に内蔵し
た加熱機構との共働により、その温度が前述の如
くT=T0>Tnpの如く設定され、この温度設定化
で上記の昇温書き込み制御が行われる。
転写体100は、耐熱性の基体110として、
熱伝導性と機械的強度の相反と条件から、例えば
厚さが4〜15μm程度のPETフイルムや厚さが10
〜20μm濃度のコンデンサ紙やグラシン紙の上
に、染料や顔料の少くとも何れかの色材を溶解乃
至は混合した粘着材料122を含む記録材料12
0を成層して構成され、通常の着色転写記録が行
える。記録材料層120の厚みは、例えば2〜
20μm程度の範囲に選ぶ。2μmよりも薄いと色材
量の不足から粘着転写記録141の記録濃度が高
く取れず、また20μm以上になると記録材料層1
20の厚み方向への熱伝導が低下し、高速記録が
困難となり、また高ガンマの記録特性を示し、中
間調記録制御が難しくなる。
斯くして、昇温記録部130では粘着材料12
2は、画像信号に対応して記憶ヘツド401から
線順次で昇温書き込み制御され、この書き込み温
度に対応して粘度が低下し、色材を含む粘着材料
122が記録媒体表面300aに粘着転写記録1
41がされる。その粘着材料122の畳、従つて
色材量、すなわち記録141の記録濃度は、発熱
制御電気信号404のパルス幅に対応して変化
し、記録濃度はアナログ階調制御される。斯くし
て、記録媒体300に線順次で中間調画像がアナ
ログ階調で、熱転写記録される。
色材として黒色のものを用いると黒色画像が、
また色材としてシアン、マゼンタ、イエロー、更
にはこれに黒を加え、これらを順次に面順次で重
ね粘着転写記録するとフルカラー画像の熱転写記
録が行える。
以下に、第3図の構成についての転写体20
0、記録媒体300の構成例と共に動作例を示
す。
使用した記録ヘツド401は、512個の抵抗
発熱体素子を4素子/mmの密度で直線状に配置し
た線順次記録用の公知のサーマル記録ヘツドで、
この発熱記録部401aと表面ゴム硬度65°、径
24.5mmの耐熱ゴム被覆の金属記録プラテン500
との間に、記録媒体300とシート状の転写体2
00とを1.43Kg/cm2の圧力で介挿圧接する。
昇温書き込み制御は線順次で行ない、主走査記
録速度は一線当り33.3ms、これに同期した記録
プラテン500の回転501によつて副走査線密
度4本/mmで間欠的に紙送り101,301を行
なう。昇温書き込み制御は各抵抗発熱体素子に
夫々電圧13.35V、電流52.4mA(電力0.7W)でパ
ルス幅PWが変調された記録電気信号が印加され
る。
記録媒体300としては、平滑度500秒、厚さ
70μmの非塗工の普通紙(以下記録紙Aと称す)
と厚さ150μのポレオレフイン系合成紙である王
子油化合成紙社製のユポFP#150(以下合成紙A
と称す)を用いる。
粘着転写記録動作は全て室温TR=25℃におい
て行なう。以下の構成例の粘着材料の流動点乃至
は融点Tnpは25°以下で、室温状態でTR>Tnpの関
係にあつて流動状態を示し、前述のT0>Tnpを
TRが満足するため、加熱機構210,510等
による転写体100の格別の温度制御は行つてい
ない。
記録紙A、合成紙Aへの粘着転写記録濃度D
は、反射光学濃度計(Macbeth RD914)で、各
記録色数に対応して測定した。
第4図は、本発明にかゝる転写体の一実施例を
示す断面構造図である。染料及び顔料の少くとも
何れかの色材を含有せしめた粘着材料122aの
表面上に、非粘着性の固体樹脂材料から成る多孔
質層122bを形成し、昇温書き込み制御時の非
昇温部における粘着材料122aの記録媒体への
粘着転写を阻止し、いわゆるかぶり転写による粘
着転写記録画像の品質を改善するものである。
通常の熱転写記録法では、記録材料の記録媒体
への転写記録温度閾値は65〜90°程度に選ばれる。
多孔質層122bがこの温度範囲に融点や流動
点を有するホツトメルト材料で構成すると、昇温
書き込み制御で不連続的に融解転写し、低記録濃
度域における良好なアナログ階調が行えない。従
つて少くとも上記の温度閾値よりも高い融点乃至
は流動点を有し、上記の温度閾値では粘着転写性
を有しない固体樹脂材料が選択される。通常その
融点乃至は流動点は100℃以上、更に好ましくは
150℃以上の固体樹脂材料が選ばれる。150℃以上
の融点乃至は流動点を示す固体樹脂材料を例示す
ると、エチルセルローズ(軟化点156℃)、ポリエ
ステル(軟化点170℃)、ポリサルホン(軟化点
188℃)、ポリカーボネイト(融点240℃)等が好
適の材料である。
これらの樹脂材料の有機溶媒溶液乃至はエマル
ジヨンをスプレー法等で粘着材料層122a上に
塗布し、これを直ちに10-2mmHg程度に急速に減
圧すると溶媒や水が蒸発し、その層の厚み方向に
貫通する無数の孔や隙間122b′が発生し、層1
22bが多孔質状に形成される。その厚さは機械
的強度を考慮して例えば1〜4μm程度に形成す
る。この厚さが薄過ぎると非昇温部における粘着
材料122aの粘着転写阻止作用が不充分で、ま
た厚過ぎると粘着転写感度が低下する。
層122b形成時に、その溶媒により粘着材料
層122aが著しく溶解されたり、その含有染料
が溶解させることを防止するためには、前記樹脂
材料の溶媒を適当に選択するか水性エマルジヨン
の使用が好しい。
斯くして層122bにより、材料122aのか
ぶり転写が防止される。多孔質孔122b′を介し
ての粘着材料122aの透過量は、その粘度に反
比例し、圧接圧力に比例する。従つて、記録媒体
表面300aにヘツド記録部401aを介して記
録材料表面120aが圧接された状態で、昇温書
き込み制御すると粘着材料122aの粘度低下に
対応して、色材含有の粘着材料122aかつ多孔
質孔122b′を透過して媒体表面300aに粘着
転写記録141を生じ、アナログ階調記録でき
る。
粘着材料122aは、液体乃至はベース状の流
動性染料で構成することができる。
液体染料(Liquid dye)としては、CI.
solvent Blue 98、CI. Solvent Yellow 107、CI.
Solvent Red 164や165等が公知で、例えば
Moston Chemical社の商品名Automate Liquid
Dye等がこれに該当し、石油溶媒に溶解する。こ
れらは常温(例えば25℃)で粘調な液体で昇温と
共に粘度が低下する。
また、常温ペースト状の流動性染料としては、
例えば特開昭50−9631号、特開昭51−124119号、
特開昭52−47824号等に記載され、例えばCu−フ
タロシアニン等の含金染料を炭化水素溶剤に可溶
性に変性した染料が公知である。
動作例 1 13μm厚さのコンデンサペーパーを基体110
とし、Moston Chemical社の液体染料Automate
Blue Black(染料:50重量%)をバーコーターで
塗布し、溶媒を蒸発せしめて厚さ2μmの粘着材
料層122aを形成する。更に層122a表面に
ポリエステル樹脂の水性エマルジヨン(バイロナ
ールHD−1200、東洋紡績社製)をスプレー法で
塗布後、直ちに10-2mmHgに急速減圧乾燥して、
層厚2μmの非粘着性の多孔質層122bを形成
し、記録材料層122を構成した。
この転写体100を記録紙Aを組合せると、記
録信号404の変調パルス幅PWがその最大値6
ms以内においてPWに対応して粘着転写記録1
41の記録濃度Dが連続的に変化し、アナログ階
調記録ができる。
第5図は、本発明にかゝる転写体の他に実施例
を示す断面構造図で、説明の便宜上、模型的にそ
の断面図を表示してある。
染料乃至は顔料の少くとも何れかが混入された
粘着材料122dの非昇温部のかぶり転写を防止
するため、この粘着材料122dと完全相溶しな
い前記120aと同種の非粘着性の固体樹脂材料
122cを混合成層して記録材料層122を構成
する。
樹脂材料122cは、粒状、鱗片状、糸状等に
分散、混合するものと想定され、一種のマトリツ
クスを形成してかぶり転写を防止する役割をも
つ。樹脂材料122c間の孔や間隙部122c′に
位置する粘着材料122dが、一定圧接下でこの
間隙部122c′を通して記録媒体表面300へ粘
着転写141する量、すなわち記録濃度Dは、粘
着材料122dの粘度の低下、従つて書き込昇
温々度(換言すればパルス幅PW)の増加と共に
連続的に増加する。
それ故、変調パルス幅PWに対応してアナログ
階調記録ができる。
非粘着性の固体樹脂材料122cと色材を含む
粘着材料122dの重量比は1:1〜1:20の範
囲が好しく、材料122cが1:1(すなわち1
22cの混合重量50%)よりも大であると、粘着
転写記録141が困難となり、また1:20(すな
わち122cの混合重量4.8%)よりも小になる
とかぶり転写が防止し難くなる。
動作例 2 厚さ9μmのPETフイルムから成る基体110
表面に、固体樹脂材料122cとしてエチルセル
ローズ(東京化成工業社製、商品番号E0265)と
ポリカーボネイト(帝人化成社製パンライトL−
1250W)の1:1の重量比で混合したものを用
い、この2重量部と炭化水素溶媒可能性に変性し
たCu−フタロシアニン系のペースト状染料(保
土谷化学社製、HC−Blue−1)3重量部とを、
塩化メチレン、トルエンの混合溶媒に溶解した混
合材料を、バーコーターで層厚4μmに成層して
記録材料層122を形成して転写体100を構成
した。
この転写体100と合成紙Aの記録媒体300
とを用いた記録信号パルス幅PWと記録濃度Dと
の実験特性を第6図に示す。
記録濃度Dは、合成紙Aの紙面濃度D0から連
続的に立ち上りアナログ階調記録ができることを
示している。
第7図は、本発明にかゝる熱転写記録方法及び
記録装置の転写体の他の実施例を示す断面構成図
で、第5図との関連で表示する。
本例は、第5図において粘着材料122dとし
て、粘着材料122d′に染料乃至は顔料の少くと
も何れかを含む色材々料122″を溶解乃至は混
合した複合材料で構成した場合を例示したもので
ある。
サーマル記録ヘツドを用いた良好な粘着転写記
録動作には、好しくは粘着材料122d′の熱特性
を配慮する必要がある。
通常のサーマル記録ヘツドでは、そのヘツド基
板に多くの駆動IC等が実装され、その保護等の
必要から、発熱抵抗体素子の発熱記録によるベー
ス(基板)温度(従つて記録部40aの非昇温部
温度)60°以上にならない状態で熱記録動作が行
われ、またこれを保証するため熱放散効果も考慮
して、使用雰囲気温度も最大で50℃程度に制限さ
れている。
また、かぶり転写はペース温度の最大60℃にお
いて生ぜぬように粘着材料122d′の粘度ηを適
当に選ぶ。実験によると記録材料122の構成に
よつて粘土ηは4×102〜2×105センチポアズ
(cp)の範囲が使用でき、特に1×103〜2×
104cpの範囲が好しい。粘度ηの過小(η<4×
102cp)はかぶり転写を起こし易く、ηの過大
(η>2×104cp)は高速記録が困難となる。
粘着材料122dにおける粘着材料122d′:
色材々料122d″の重量比は1:0.25〜5の範囲
が好しく、色材々料122d″が少な過ぎると記録
濃度が高く取れず、大に過ぎると拘束の粘着転写
記録が困難となる。
粘着材料122d′としては例えば、常温流動性
のポリブテン、ポリイソブチレン、ポリブタジエ
ン、シリコンオイルなど、また、エポキシ樹脂、
シリコン樹脂などの常温乃至は熱硬化性樹脂のベ
ースポリマーに重合乃至は架橋禁止剤を混入した
もの等を用いる。また必要に応じて、これらにホ
ツトメルト材料等を相溶させて熱特性を調節する
こともできる。
粘着材料122d′は非粘着性の樹脂材料122
cを完全相溶しないよう適宜材質を選ぶ。
動作例 3 動作例2の記録材料122の構成において、粘
着材料122d′として第8図にその熱粘性特性
(曲線A)を示したポリブテン(日石ポリブテン
HV−300日本石油化学社製、流動点2.5℃)を3
重量部加えて、粘着材料122″を兼ねるHC−
Blue−1から成るペースト状染料たる色材々料
122″1重量部と、ポリブテン3重量をもつて
粘着材料122dを構成する。
この構成材料は常温25℃で流動性を有する。斯
くして塩化メチレン、トルエン混合溶媒を利用し
て動作例2と同様に層厚4μmに記録材料層12
2を成層した転写体110と、合成紙Aを組み合
わせた実験特性を第6図に併記した。ポリブテン
の効果的な粘度ηの温度T依存性により、動作例
2に比較して低PWから動作し、記録濃度Dが著
しく改善される。
動作例 4 動作例3の転写体の構成において、融点が50〜
52℃の固形パラフインをポリブテンに加えて、ポ
リブテンの18重量%をパラフインで置換する。パ
ラフインはポリブテンに相溶し、HC−Blue−
1、ポリブテン、パラフインの混合から成る粘着
材料122dは常温25℃で流動性を呈す。
同様に塩化メチレン、トルエン混合溶媒で4μ
mの層厚の記録材料層122を形成する。
この転写体100と合成紙Aとの組合せによる
実験特性を第6図に示す。
図から明らかなる如く、ホツトメルト材料たる
パラフインの混合により粘着材料122全体とし
て粘度ηの温度T依存性が大となり、また昇温書
き込み温度の中域から高域にかけての粘土ηの低
下が大となるため、この領域では同一のパルス幅
PWに対する記録濃度Dが大きく改善されること
を示している。
なお、ホツトメルト材料はポリブテンと相溶性
がある限りにおいては低分子量ポリエチレン等の
他の材料も用いることができる。例えば日本精蝋
社のWeisen T−40(軟化点110℃)を用いると、
パルス幅PWの低減から中域にかけて更に記録濃
度Dの改善が出来、光沢のある記録画像が得られ
る。
動作例 5 厚さ9μmのPETフイルムから成る基体110
表面に、非粘着性の固体樹脂材料122cとし
て、動作例2で用いたエチルセルローズとポリカ
ーボネイトの1:1の重量比の混合材料2重量
部、粘着材料122d′として第8図にその熱粘性
特性(曲線B)を示したポリブテン(日石ポリブ
テンHV−100、日本石油化学社製、流動点−7.5
℃)を1重量部、動作例1の液体染料
(Automate Blue Black、染料分50重量%)1
重量部を、塩化メチレン、トルエンとの混合溶媒
に溶解した混合材料をバーコーターで層厚4μm
に記録材料層122を成層した転写体100と、
記録紙Aを用いた実験特性を第9図に示す。
ポリブテンの効果的な粘度ηの温度T依存性と
液体染料の使用により、極めて高濃度のアナログ
階調記録が行えることを示している。
動作例 6 色材々料122d″として固体染料も使用できる
ことを示す。
厚さ9μmのPETフイルムの基体110表面に、
非粘着性の固体樹脂材料122cとして、動作例
2におけるエチルセルローズ0.3重量部、粘着材
料122d′としてポリブテンHV−1001重量部、
色材々料122d″としてミハラNew Blue(ミハ
ラ化学工業社、CI.Sovent Blue25)1重量部を
トルエン、エタノール混合液に溶解し、層厚4μ
mの記録材料層122を成層した転写体100
と、合成紙Aを組合せた実験特性を第10図に示
す。固体染料においても良好にアナログ階調記録
ができることが明らかである。
動作例 7 色材々料122d″として顔料が使用できること
を示す。
厚さ9μmのPETフイルムの基体110表面に、
非粘着性の固体樹脂材料122cとして動作例2
におけるエチルセルローズ0.3重量部、粘着材料
122d′としてポリブテンHV−1002重量部、色
材々料122d″として有本化学工業社のBlue514
(CI.Pigment Blue15)1重量部を、トルエン、
エタノール混合溶媒に混入練肉し、バーコーター
で5μm厚に記録材料層122を成層した転写体
100と、合成紙Aを組合せた実験特性を第10
図に併記した。
図から明かなる如く、顔料色材においても良好
なアナログ階調記録特性を示し、シアン色の階調
記録が行なえ、従来の熱融解転写記録法の如き不
連続点を持たない。耐光性に優れた良好な中間調
画像の記録が行える。
なお、黒色記録には色材々料122d″としてフ
アーネスブラツクを、またイエロー色記録には例
えばCI.Pigment Yellow17、マゼンタ色記録に
は例えばCI.Pigment Red57を用いれば良く、こ
れらシアン、マゼンタ、イエロー色、更には黒色
の記録材料層122をダンダラに規則正しく基体
110表面上に成層し、これらを順次に重ね記録
することによりフルカラー画像の粘着転写記録が
行える。
以上の動作例2〜6の転写体100の構成にお
いて、記録材料層120aの表面上に、第4図に
ついて詳述した原理に基き、固体樹脂材料からな
る多孔質層(第4図の122b)を設置すること
ができる。斯くするとかぶり粘着転写記録の阻止
が更に容易となる利点がある。
本発明にかゝる転写体は、粘着材料の粘性に関
連した粘着転写を原理としている。従つて良好な
粘着転写記録には、記録媒体表面に良好な粘着受
理性を保有させることが望ましい。
この要請は、第11図にその断面図を例示せる
ごとく記録媒体300の表面300a′に粘着材料
に対する相溶性乃至は被粘着転写性の固体材料3
10をラミネート、塗布、乃至は含浸配置するこ
とで満足される。
前述の動作例の転写体構成において、ポリブテ
ンを粘着材料として含む場合についてその好しい
固体材料310を例示すると、良好な被粘着転写
性はポリプロピレンで得られる。従つて紙などの
記録媒体表面300a′に薄い(例えば10〜15μm
程度の厚さの)ポリプロピレンフイルムをラミネ
ートして達成できる。
また、ポリブテンに対する相溶性材料としては
C5系の脂肪族系炭化水素樹脂(例えば三井石油
化学工業社製のC−110X、軟化点110℃)が好適
で、これらのキシレン等の溶液を紙等の記録媒体
表面に例えば1〜5g/m2の塗工量で塗布乃至は
含浸させて達成できる。
第12図は、フルカラー画像記録を行う場合の
本発明にかゝる転写体の一実施例の平面図であ
る。
図の如く、記憶画像の画面サイズに対応して前
述の記録材料層122の色材をシアン122−
C、マゼンタ122−M、イエロー122−Yの
如く、ダンダラ状に紙送り方向に沿つて周期的に
配置して構成され、必要に応じて上記3色に黒色
を加えて4色で構成することができる。
なお、転写体の以上の種々の構成において、必
要に応じて表面活性剤等の補助剤を混入すること
ができる。
また、動作例は主としてサーマル記録ヘツドを
使用した場合を取り上げたが、夫々の転写体は光
エネルギー吸収性であるため、レーザ光ビーム書
き込みによるアナログ階調記録用の転写体として
利用できることは明らかである。
なお転写体は、前述の動作例の構成はもちろ
ん、以上の説明の理念を適当に組み合わせて構
成、実施できる。粘着材料そのものを構成する
か、好ましくは無色、透明ないしは著しく着色、
不透明でない粘着材料に含有されて着色する色材
材料は複数の材料で構成することもできる。
色材材料が染料の場合液体ないしは、ペースト
状のいわゆる流動性染料と固体染料との相溶材料
ないしは混合材料の少なくとも何れかの材料で構
成することができる。粘着材料に混入含有されて
粘着材料を着色する合材材料が顔料の場合、記録
材料層の練肉、分散が不均一であると、低転写濃
度域で、記録画像がぶつぶつになる場合がある。
この難点は、色材材料系として、顔料と固体染
料、顔料と流動性染料、顔料と固体染料と更に流
動性染料を含む系など、粘着材料に溶解する染料
を含む混合色材材料系で改良される利点がある。
また、固体色材材料たる顔料、固体染料を熱昇華
性に、流動性染料を熱蒸発性に構成することがで
きる。
これらの少くとも一種を含む色材材料の選択は
特に、低転写記録濃度域の均一転写にすぐれた効
果がある。特に顔料と染料との混合材料で色材材
料を形成する場合、染料として熱昇華性ないしは
熱蒸発性のものを少くとも含むように材料選択す
ると、均一性にすぐれた記録画像が得られる利点
がある。
これらの場合、顔料および染料の熱昇華温度な
いしは熱蒸発温度(すなわち沸点)は、いわゆる
かぶり転写を防止するため前述の昇温書き込み制
御動作温度TO以上に選ばれる。特に昇温書き込
みがサーマルヘツドによる場合、上記の熱昇華温
度ないしは沸点はそのベース(基板)温度の上
限、例えば、60℃以上選ぶことが望ましい。
複数種の着色材料の色彩は、同一色彩にあるい
は異る色彩に選ぶこともできる。
色彩が異る場合は記録色彩の色彩調に便利で、
また色彩によつて転写記録特性をかえると、書き
込み制御温度に応じて記録色彩が変化するマルチ
カラー転写記録が、単一転写体で達成できる利点
がある。
記録材料層に含まれ、色材材料で着色されるべ
き粘着材料そのものも、複数種の材料で構成する
ことができる。この場合、複数種の粘着材料は完
全相溶、部分相溶、非相溶のいずれの状態に構成
してもよい。
上記において、動作温度TO以上において、流
動性粘着材料に、非相溶状態で独立して混合分散
されるかたちで、固形状のホツトメルト材料を含
有させることができる。この種の粘着材料の構成
は融点ないしは流動点が異なる部分相溶ないしは
非相溶の複数種の粘着材料を混合して容易に達成
できる。
上記構成材料においては、低い書き込み温度で
は着色した流動性粘着材料が粘着転写され、高い
書き込み温度では固形のホツトメルト材料が溶融
粘着転写される流動粘着材料と固形状のホツトメ
ルト材料にそれぞれ含有されて着色する色材材料
の含有量比や色彩は、たがいに等しく選ぶこと
も、また異るように選ぶこともできる。
上記のような構成は、着色材料として染料を用
いる場合において、流動性粘着材料に対する溶解
度が低くて高濃度記録が困難な場合固形ホツトメ
ルト材料として染料溶解度の高いものを使用して
ダイナミツクレンジの広い記録濃度の転写記録を
するのに好適である。また、流動性粘着材料の着
色材料を例えばシアン色、固形のホツトメルト粘
着材料は例えばマゼンタ色などに異なる色彩に着
色しておくと、書き込み温度の低減ではシアン、
中域ではブルー、高域ではマゼンタ色に色彩がか
わり、同一転写シートで多色の転写記録が行なえ
る利点がある。
粘着材料が流動性であつて、かつ部分相溶ない
し非相溶の複数種の流動性材料の混合材料の場合
においても、それらに対する染料着色材料の溶解
度および粘着転写記録感度の差を利用して、上記
と同様のダイナミツクレンジの拡大や、マルチカ
ラーの転写記録を行なうことができる。
固形のホツトメルト粘着材料の融点ないしは流
動点は、サーマルヘツドを用いる場合には、その
ベース(基板)温度の上限、たとえば60℃以上に
選ぶと上述の転写記録が効果的に行なえる。
本発明においては、サーマルヘツドおよびレー
ザービームによる昇温書き込み制御は、記録材料
と記録媒体とを圧接した状態で行ない、書き込み
制御が終り、その粘性変化が消失する以前におい
て前記媒体から転写体をただちに剥離することが
推奨される。
しかし、記録材料層と記録媒体との圧接に先だ
つて記録材料層に昇温書き込み制御し、その粘性
変化が消失する以前において圧接とこれに引続く
剥離を行なつてもよい。
発明の効果 以上述べたように、本発明は熱粘性転写方式と
呼ばれる可き熱転写記録方法及び熱転写記録装置
に用いる転写体であつて、従来の熱融解転写方式
では不可能であつた、アナログ階調転写記録を実
現することができ、モノクロ中間調画像は勿論の
ことフルカラー画像の転写記録が顔料色材でも転
写記録でき、その産業上の効果は極めて大であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかゝる転写体を使用する熱転
写記録方法及び熱転写記録装置の一実施例を示す
断面構造図、第2図は、第1図の記録方法及び記
録装置の動作原理をするための、粘着材料の粘土
ηと温度Tの関係図、第3図は本発明にかゝる転
写体を使用する熱転写記録方法及び熱転写記録装
置の他の実施例を示す断面構造図、第4図は本発
明にかゝる転写体の一実施例を示す断面構成図、
第5図は本発明にかゝる転写体の他の実施例を示
す断面構造図、第6図は本発明にかゝる転写体の
動作例による実験特性を示す特性図、第7図は本
発明にかゝる転写体の転写体の他の実施例を示す
断面構造図、第8図は使用した粘着材料の熱粘性
特性図、第9図は本発明にかゝる転写体の他の動
作例による実験特性を示す特性図、第10図は本
発明にかゝる転写体の更に他の動作例による実験
特性を示す特性図、第11図は本発明にかゝる転
写体の他の実施例の断面構造図、第12図は本発
明にかゝる転写体の更に他の実施例の断面構造図
である。 100……転写体、110……基体、120,
122……記録材料層、140,140a,14
0b,140c……粘着転写記録、200……加
熱ローラー、300……記録媒体、400……昇
温エネルギー発生制御装置、401……サーマル
記録ヘツド、402……変調電源装置、500…
…記録プラテン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 平滑な基体の一方の面側に、色材と、粒状、
    燐片状または糸状の何れかの形状を有する非粘着
    性の固体樹脂材料と、昇温と共に粘度が低下して
    粘着転写性が付与される室温流動性の粘着材料と
    を含む記録材料を配置し、前記非粘着性の固体樹
    脂材料と前記粘着材料との構成比が1:1〜1:
    20であることを特徴とする転写体。 2 色材の少なくとも一部が、室温で液体または
    ペースト状の染料であることを特徴とする、特許
    請求の範囲第1項記載の転写体。 3 平滑な基体の一方の面側に、色材と、昇温と
    共に粘度が低下して粘着転写性が付与される室温
    流動性の粘着材料とを含む粘着材料層を有し、前
    記粘着材料層の表面に非粘着性の固体樹脂材料か
    らなる多孔質の粘着転写制御層を積層し、前記非
    粘着性の固体樹脂材料と前記粘着材料との構成比
    が1:1〜1:20であることを特徴とする転写
    体。 3 色材の少なくとも一部が、室温で液体または
    ペースト状の染料であることを特徴とする、特許
    請求の範囲第3項記載の転写体。
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