JPH0548754B2 - - Google Patents

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JPH0548754B2
JPH0548754B2 JP59246651A JP24665184A JPH0548754B2 JP H0548754 B2 JPH0548754 B2 JP H0548754B2 JP 59246651 A JP59246651 A JP 59246651A JP 24665184 A JP24665184 A JP 24665184A JP H0548754 B2 JPH0548754 B2 JP H0548754B2
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recording
particles
auxiliary particles
thermal transfer
auxiliary
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Tadao Kobashi
Hiroshi Ezaki
Hiroshi Oonishi
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0548754B2 publication Critical patent/JPH0548754B2/ja
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/382—Contact thermal transfer or sublimation processes
    • B41M5/38207—Contact thermal transfer or sublimation processes characterised by aspects not provided for in groups B41M5/385 - B41M5/395

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  • Optics & Photonics (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、サーマル記録ヘツドやレーザ光等を
利用して単色階調画像やフルカラー画像等を連続
階調で記録媒体に熱転写記録するに有用な熱転写
記録シートに関するものである。
従来の技術 従来の熱転写記録シートとしては、厚さが7μm
程度のポリエチレンテレフタレート(PET)フ
イルムやコンデンサ紙等のシート状の耐熱性基体
表面に、バインダ材料としてカルナウバワツクス
20重量%、エステルワツクス40重量%、鉱物油10
重量%、その他の補助剤10重量%から成るホツト
メルト材料を用い、このホツトメルトバインダ材
料に顔料色材を20重量%を混合したインク材料層
から成る厚さが4μm程度の熱転写層を、ホツトメ
ルトコーテイング法で形成し、溶融転写温度が60
℃程度の熱転写記録シートが公知である(例え
ば、ワイ.トクナガおよびケイ.スギヤマ、”サ
ーマル インク−トランスフアー イメージン
グ”、アイイーイーイートランザクシヨンズ オ
ン エレクトロン デバイシズ、ED−27巻、218
〜222頁、1980年(Y.Tokunaga and K.
Sugiyama、“Thermal Ink−Transfer
Imaging”、IEEE Trans.on Electron Devices、
vol.ED−27、pp.218〜222、1980.)) この種の熱転写記録シートを用いての熱転写
は、一般に、記録紙などの記録媒体と熱転写記録
シートとを圧接した状態で、基本シート裏面に公
知のサーマル記録ヘツドを圧接し、熱転写層を基
体シートを介してサーマル記録ヘツドで選択的に
昇温記録制御し、インク材料を記録媒体に溶融転
写させる。
発明が解決しようとする問題点 このような従来の熱転写記録シートでは、イン
ク材料層は基体シート側からインク材料層表面に
迄、バインダ材料の溶融が完了した状態で初めて
記録媒体にインク材料が粘着、転写される。この
場合、インク材料層の厚み方向に溶融したインク
材料が一度に記録媒体に付着、転写されるため、
文字や図形等の如き二値濃度記録には有用である
が、中間調を有する画像等、連続階調性を要求さ
れる用途には使用し得ず、デイザ法、濃度パター
ン法等、デイジタル階調法が検討されている。
然し乍らこの種のデイジタル階調法によると、
複雑な記録信号処理を必要とするため装置が高価
となるのみならず、高画質は期待し得ず、加えて
綜合解像度かつサーマル記録ヘツドの記録密度よ
りも大幅に低下することは避け得なかつた。
本発明はかゝる点に鑑みてなされたもので、昇
温記録制御に対応して転写記録濃度を連続性をも
つて制御し得る熱転写記録シートを提供すること
を目的としている。
問題点を解決するための手段 本発明は上記問題を解決するため、熱転写記録
シートを、昇温記録制御によつてその粘性が減少
制御され、記録媒体への転写性が付与される関係
にあるインク材料を有し、且つこのインク材料の
構成々分たるバインダ材料よりも低い融点(軟化
点)乃至は流動点を有すると共に、常温において
前記バインダ材料と完全相溶せず、且つ常温固形
のホツトメル材料から成る補助粒子を前記インク
材料に粒子状に混合、分散せしめた熱転写層を、
シート状の耐熱性基体の一方の面側に配置して構
成する。
ここにインク材料とは、記録媒体に転写記録す
べき所期の材料を含む記録材料を一括して意味
し、それらは着色、非着色を問わない。通常の着
色転写記録においては、インク材料は例えば従来
の印刷インクや塗料に用いられる顔料、染料乃至
はこれらの混合材料から成る色材とバインダ材料
とを含んで構成される。
また、バインダ材料とは昇温によつて粘性が低
下し記録媒体への転写性が付与される材料を一括
して意味し、これらは単一材料に限定されず複数
種の材料で構成することができ、必要に応じて加
えられる可塑剤、柔軟剤、表面活性剤、チキソト
ロピー剤、その他の助剤もバインダ材料に包含し
て意味するものとする。
また、補助粒子の粒径は球状が好しいが、時に
その粒径は問わない。また補助粒子の粒径は同一
粒径であつても、或いは小なる粒径から大なる粒
径まで適当に粒径分布をもつていても良いものと
する。
補助粒子は、非着色、白色、透明の何れかの材
料が好しいが、必要に応じて着色、不透明の何れ
の材料も使用できる。補助粒子はまた、その溶融
時にバインダ材料と相溶性乃至は部分相溶性であ
ることが望ましいが、非相溶性があつても良いも
のとする。
作 用 本発明においては、耐熱性基体を介してのサー
マル記録ヘツド等による昇温記録制御によつて、
先ず補助粒子が溶融し、この溶融補助粒子を介し
ての熱伝導により、その周囲に位置するバインダ
材料が溶融される。従つて熱転写層表面に記録媒
体を圧接した状態でパルス幅変調で昇温記録制御
すると、先ずそのパルス幅に対応して溶融補助粒
子が記録媒体に浸透、粘着転写される。この浸
透、粘着転写に伴つて、補助粒子に隣接して溶融
され、バインダ材料と共に実質的に低粘度化した
インク材料が記録媒体に浸透、粘着転写される。
また、補助粒子とバインダ材料が部分相溶乃至
は相溶性に選択される時は、パルス幅に対応して
先ず補助粒子の表面に沿つて、補助粒子とバイン
ダ材料が相溶して低粘度化する。それ故、補助粒
子とインク材料の接触界面を介して記録媒体へ、
補助粒子材料と、これと相溶したバインダ材料を
含む実質的に低粘度化したインク材料とが浸透、
粘着転写される。
上述の実質的なインク材料の記録媒体への浸
透、粘着転写は、昇温記録制御の熱エネルギー、
従つてパルス幅と共に増加する。
斯くして、サーマル記録ヘツド等へのパルス幅
変調記録信号印加後において、上述の補助粒子や
実質的に低粘度化したインク材料が元の固形状態
に復帰する以前において、且つ記録媒体への粘着
転写が可能な低粘度状態において熱転写シートと
記録媒体とを剥離すると、パルス幅変調記録信号
に対応して連続階調性を有するモノクロ画像等の
転写記録が得られる。この場合、熱転写記録シー
トとしてシアン、マゼンタ、イエロー、更には黒
を加えたら原色法乃至は4原色法により順次、パ
ルス幅変調原色記録信号により重ね記録するフル
カラー画像の記録が行える。
この種の熱転写シートにおいて、インク材料層
表面に補助粒子が突出し、熱転写層表面が凹凸を
形成するよう、少くとも一部の補助粒子の粒径φ
を、インク材料層の厚みt(補助粒子が位置して
いない部分のインク材料層の厚さ)よりも大に選
ぶと、上述の溶融補助粒子、更には低粘度化した
インク材料の記録媒体への浸透、粘着転写が効果
的に行える利点がある。
このような突出した補助粒子を有する熱転写層
の形成は、前述の如くソルベントコーテイング法
を用い、その溶媒材料混合量を適当に選び、その
混合材料を耐熱性基体表面に塗布、成層後、溶媒
材料を蒸発、除去することにより、インク材料層
の厚みを少くとも一部の補助粒子の粒径よりも減
少させて容易に達成できる。
実施例 第1図は、本発明にかゝる熱転写記録シートの
一実施例の部分断面構造図である。
図において100は熱転写記録シート、100
はシート状の耐熱性基体、120は、ホツトメル
ト材料から成るバインダ材料121に、顔料や染
料乃至はこれらの両方から成る色材122を混入
した厚さがtなるインク材料から成る層である。
このインク材料層120にはバインダ材料121
よりも融点(軟化点)乃至は流動点が低い常温
(例えば0℃〜35℃)で固形であると共に、バイ
ンダ材料121と完全相溶しない補助粒子123
が混合、分散せしめられて熱転写層130が構成
される。本実施例では補助粒子123の粒径φは
インク材料層120の厚さtよりも大に選ばれ、
粒子123は層120の厚み方向を横切つてその
一部分はインク材料層表面120aから突出して
いる。なお、補助粒子123は必ずしも基体表面
110aに完全に接していなくても良い。
また、補助粒子123の突出表面123b上
に、バインダ材料121や更には色材122が薄
く覆着していても良い。
耐熱性基体110としては、例えば厚さが4〜
10μmのポリエチレテレフタレート(PET)やポ
リイミドフイルム、或いはコンデンサペーパー等
を用いる。
バインダ材料121及び補助粒子123は、例
えば少くとも常温(0℃〜35℃)では固形で、材
料121及び粒子123の内、少くとも材料12
1は昇温記録制御によつてその粘性が低下し、記
録媒体(受像体)への粘着、転写付着性が付与さ
れるよう単一乃至は複数種のホツトメルト材料で
構成される。その融点(軟化点)乃至は流動点は
50〜170℃好ましくは60〜150℃の範囲に選ばれ
る。融点乃至は流動点が50℃未満であると、記録
媒体に転写記録されたインク材料120や補助粒
子123が保存中に軟化したり裏移りを生じ易
く、一方、170゜を越えるとサーマル記録ヘツド等
による昇温記録制御が困難となる。
ホツトメルト材料としては、例えばカルナバワ
ツクス、ミツロウ、固形パラフイン、マイクロク
リスタリンワツクス等の非水溶媒溶解性のワツク
ス類、低分子量ポリエチレン、ポリステアリン酸
ビニル、石油樹脂、ポリアミド樹脂、ロジン変性
樹脂等の非水溶媒溶解性の樹脂類、ポリエチレン
グリコール、ヒドロキシエチルセルローズ、ポリ
アクリルアミド、ポリビニルピロリドン等の水溶
性ホツトメルト材料等が用いられる。これらのホ
ツトメルト材料は、必要に応じて単独乃至は複数
種を混合して用いることができる。
これらのホツトメルト材料に柔軟性を持たせる
ために、例えばポリ酢酸ビニル、セルローズエス
テル類、アクリル系樹脂類、ステアリン酸、ラノ
リン等の柔軟剤を適宜、加えることができる。
ホツトメルト材料として、それ自体が柔軟性に
富む、例えば石油樹脂、低分子量ポリエチレン等
が使用される場合には、特に柔軟剤を加えないこ
ともある。一方、昇温と共に粘度が低下し、粘着
性が増大する関係にあつて、且つ常温(例えば25
℃)で流動性の粘着材料例えばポリブチン、ポリ
イソブチレン、ポリブタジエン、シリコンオイル
等をホツトメルト材料に加えることにより、昇温
に対する粘度の低下や転写効率を改良することが
できる。
バインダ材料121、補助粒子123は、例え
ば上記のホツトメルト材料から適宜選択される。
この場合、補助粒子123は、バインダ材料12
1よりも低い融点(軟化点)乃至は流動点を有す
ると共に、常温(例えば0℃〜35℃)において材
料121と完全相溶せず、常温固形で、常温にお
いて材料121に粒子状に混合、分散されるよう
材料的に選択される。その有効な選択は、バイン
ダ材料121を前記の非水溶媒溶解性ホツトメル
ト材料とする時、補助粒子123を前記の水溶性
ホツトメルト材料とするか、若しくはこの反対に
選ぶ。バインダ材料121及び補助粒子123を
共に非水溶媒溶解性に選ぶ時は補助粒子123を
例えばカルナバワツクスで構成することが有効で
ある。
着色転写記録における色材122としては、普
通用いられる印刷用インクや塗料等に用いられる
有機乃至は無機顔料、水溶性染料乃至は油溶性染
料、更にはこれらの複数種の混合色材が適宜に選
択される。
例えば黒色転写記録における顔料としてはカー
ボンブラツク、ダイヤモンドブラツク、染料とし
てはシーアイ ソルベント ブラツク3(CI
Solvent Black3)等を用いる。
また、フルカラー転写記録には上記の他に、シ
アン色としてはシーアイ ピグメント ブルー15
(CI Pigment Blue15)(顔料)、シーアイ ソル
ベント ブルー25(CI Solvent Blue25)(染料)、
マゼンタ色にはシーアイ ピグメント レツド57
(CI Pigment Red57)(顔料)、シーアイ ソル
ベント レツド49(CI Solvent Red49)(染料)、
イエロー色にはシーアイ ピグメント イエロー
12(CI Pigment Yellow12)(顔料)、シーアイ
ピグメント イエロー17(CI Pigment
Yellow17)(顔料)、シーアイ ソルベント イ
エロー16(CI Solvent Yellow16)(染料)等、顔
料、染料乃至はこれらの混合物の3原色乃至は黒
色を加えた4原色のインク材料120をもつて、
熱転写層130を同一の基体シート110上にフ
レーム順次で順番に配設し、これらをフレーム順
次で記録紙等の記録媒体に重ね転写するか、上記
原色熱転写層を原色毎に別個の転写シート100
を形成し、夫々の原色転写シート毎に公知のリニ
ヤ−サーマル記録ヘツドを配し、3乃至4原色の
パルス幅変調された原色記録信号を夫々の記録ヘ
ツドの配設位置に対応して遅延させ、線順次で重
ね転写させてフルカラー記録が行える。
バインダ材料121と色材122の混合重量%
は、例えば色材122が2〜60%、従つてバイン
ダ材料121が98〜40%に選ぶ。
色材122が染料である場合、混合重量%が2
%未満では転写記録濃度が不充分で、色材122
が顔料である場合に色材が60%を越えるとインク
材料120全体としての粘性低下が不足し、記録
媒体への転写記録が困難となる。
特に色材122が10〜50%、バインダ材料12
1が90〜50%の範囲内に選んだインク材料120
は、転写記録濃度や連続階調性に優れ、推奨され
る。この範囲は、耐候性を考慮して色材122と
して顔料を用いる場合に特に有用である。なお、
インク材料層120は多孔性にも構成できる。特
に顔料から成る色材122を用いる場合ソルベン
トコーテイング法でインク材料層120を形成す
ると、バインダ材料121に対する溶剤に含まれ
る真溶媒更には少量加えられる高利点の非溶媒の
蒸発を制御すると容易に多孔性にできる。
補助粒子123は図では球形であるが、必ずし
も球形である必要はなく、多角形状であつても良
い。また粒径φは同一のものが図示されている
が、適当なる粒径分布を持つていても良い。この
場合、粒径φが層130の厚みtよりも小で、層
130中に埋没され得る粒径を部分的に含む粒度
分布をもつていても必ずしも構わない。この場合
粒子123の粒径φは平均孔径4mで表示される。
連続階調転写記録に有効な粒子123はφ>t
を満足する粒子であつて、φ<tなる場合は主と
してバインダ材料121と同様の挙動を示す場合
が多く、この傾向はφが小なる程大きい。
補助粒子123の粒径φは、インク材料層12
0の厚さtとの相関の下に実用的に選定される。
粒径φがφnio=1.5μm未満ではt<φの要請から
インク材料層120の厚さtが過小となり、記録
紙など記録媒体(受像体)への転写記録濃度が高
く取れず、また製作的にも層表面120a側に突
出したφ<tの有効な補助粒子123の形成が困
難となり、良好な連続階調の転写記録が困難とな
り、従来の熱転写記録シートと類似の二値転写記
録となり易い。
一方、補助粒子123の粒径φがφnax=15μm
を越えると、粒子123の熱容量が過となり、サ
ーマル記録ヘツドによる所期の昇温や溶融が困難
となり、低感度化し、最高転写記録濃度も低下す
る。
従つて好しい平均粒径φmの範囲は1.5μm〜15μ
mである。特に平均粒径φmが2μm〜10μmの範
囲内に選ぶと、連続階調性や記録感度等も良好で
推奨される範囲である。
φ>tを満足する補助粒子123の配置密度
は、転写記録画素密度及び熱転写記録特性を考慮
して選定される。
その最低の配置密度は、転写記録画素夫々に単
数個、位置する場合である。
通常、公知のリニヤ型サーマル記録ヘツドを利
用して階調記録をする場合、画質の点から記録密
度、すなわち転写記録画素密度dは4ドツト/mm
以上に選ばれる。それ故φ>tを満足する補助粒
子123に限定した隠蔽率(基体表面110aの
単位面積に占める粒子123の面積率)Sの最小
値は、φ=φnio(=1.5μm)では(πφ2 niod2)/4
で与えられ、%表示するとd=4ドツト/mmでは
2.8×10-3%となる。
一方、Sの最大値は、φ>tの補助粒子123
の複数個が、互に重なることなく基体表面110
aに最稠密に配置された場合でπ/4、したがつて
78.5%となる。Sは上記の範囲内で適当に選択さ
れる。
上記において、補助粒子123の配置密度が少
な過ぎると、連続階調性が損われ易く、また転写
記録画像が特に低濃度域で粗いものとなる。これ
らの防止には、粒子123の配置密度は16個/mm
(256個/mm2、φnio=1.5μmではSは4.5×10-2%)
以上に選ぶことが望ましい。
補助粒子123は、必要に応じて染料や顔料等
で着色したり、或いは着色した材料粒子を使用す
ることもできるが、色材122と異なる色彩であ
ると、転写記録濃度に応じて色彩が変化したり、
或いは同色の場合には不連続に転写記録濃度が変
化したりし、用途によつてはこれらが不都合を来
たす場合がある。
従つて、連続階調性を良好ならしむるために
は、粒子123は色材122の色彩明度に著しく
影響を及ぼさぬよう、著しく着色した材料は避
け、好しくは無色乃至は白色、或いは透明材料を
選択することが望ましい。
また、補助粒子123はバインダ材料121と
比較して、融解熱エネルギー、更には比熱が小さ
く、熱伝導率が大なるように選ぶと、高感度化と
連続階調性の改善ができる利点がある。
インク材料層120の厚みtはt<φを満足す
るように適宜選択される。熱転写層130全体と
しての塗工量は転写記録濃度や連続階調性、更に
は記録感度等から1m2当り0.8g〜5gの範囲内
に選ぶことが望ましい。
第2図は、本発明にかゝる一実施例の熱転写記
録シートを用いた熱転写記録装置のシステム構成
図である。
510はリニヤ型サーマル記録ヘツドで、昇温
記録部511には、抵抗発熱素子が例えば4ドツ
ト/mmの密度で配置される。この昇温記録部51
1と金属や耐熱プラテン610との間に、記録媒
体200と熱転写層130を有する熱転写記録シ
ート100とを介挿・圧接し、プラテン610の
矢印611の如き回転により612,613の如
く紙送りする。621,622は夫々記録媒体ロ
ール、巻き取りロール、631,632は夫々転
写体ロール、巻き取りロールである。
520は、記録ヘツド510の抵抗発熱素子
夫々に入力画像信号500Bに対応してパルス幅
変調された発熱制御電気信号500Aを、紙送り
612,613に同期して線順次で変換供給する
変調電源装置である。記録ヘツド510により、
記録部511に対応した熱転写層130Aを、基
体110を介して線順次で昇温記録制御する。本
例では記録画素夫々の内に多数個の補助粒子12
3が位置し、電気信号500Aのパルス幅PWに
対応して発熱抵抗素子の発熱が制御される。この
昇温記録制御によつて、補助粒子123はPWに
対応して溶融し、低粘性化した溶融補助粒子12
3′を形成する。一方、インク材料120を形成
する補助粒子123よりも高融点のバインダ材料
121も、粒子123よりも進行速度は遅いが基
体表面110a側から溶融低粘度化し、いわゆる
低粘度化した溶融インク材料120′を形成する。
述べる迄もなく固体材料の溶融中に加えられる
熱エネルギーは融解熱として消費され、その温度
は融点に固定される。然し、溶融した材料はその
比熱や熱伝導率に従つて加えられる熱エネルギー
に対応して連続性をもつて再び昇温を開始する。
斯くして溶融補助粒子123′の界面123a′に
接するインク材料120中の未溶融のバインダ材
料121は、補助粒子123′を介しての熱伝導
によつて融解熱が供給される。
そのため粒子界面123a′に沿つていわゆる低
粘度化した溶融インク材料120′が発生し、そ
の溶融低粘度化の範囲はパルス幅PWの増加につ
れて界面123a′の周囲へと広がる。
斯くして、記録媒体表面200aが親インク性
に構成された状態では、表面200aへの溶融補
助粒子123′の浸透、粘着、さらにこれに引き
づられて溶融インク材料120′も同時に浸透、
粘着されることになる。
それ故、信号500Aが印加後にあつて、且つ
これら溶融補助粒子123′及び溶融インク材料
120′が元の固形状態に復帰する以前において、
紙送り612,613に伴つて転写シート100
と記録媒体200とを引き剥がすと、補助粒子1
23と共にパルス幅PWに対応して溶融したイン
ク材料120が記録媒体200に付着、転写され
た転写記録160が得られる。
溶融インク材料120′の量は、信号500A
のパルス幅PWの増加と共に増大する。それ故、
溶融したバインダ材料121と共に記録媒体20
0に転写される色材122、すなわち転写記録1
60の光学濃度はPWに対応して連続的に増加し、
連続階調性をもつて転写記録160が得られる。
この場合、転写記録160の最大濃度は、インク
材料層表面120aの全面に迄、溶融が進行した
場合に対応する。
なお、上述において、補助粒子123とバイン
ダ材料121とを昇温時に部分相溶、完全相溶性
に選ぶと、転写記録160は、更に効果的に行え
る利点がある。
これらの場合、転写シート100と記録媒体2
00の引き剥がしは、記録転写画像の品質に影響
を与えるので注意が必要である。
良好な転写画像は、記録信号パルス500A印
加後、溶融インク材料120′及び溶融補助粒子
123′が冷却し、元の固形形態に復帰以前にあ
つて、これらが流動性を或る程度保持し、粒子1
23′が媒体表面200aへの転写性を保持して
いる状態で素早く記録媒体200と熱転写記録シ
ート100とを剥離する手段を付与し、且つこの
剥離は、記録画像の剥離むらを防止するため記録
部511から常に一定距離(一定時間)走行した
後で行なう。
本例では紙送り612,613の張力を強く
し、記録部511を過ぎた状態で、例えばストリ
ツパー700によつて均一にシート100と媒体
200を剥離し、上記の条件を満足させる。
記録媒体200としては、非塗工紙、塗工紙、
ポリプロピレン素材等の合成紙、PET、セロフ
アン等のプラスチツクフイルム等が用いられる。
第3図は、本発明にかゝる熱転写記録シートの
他の実施例の断面構造である。
本例では、補助粒子123の粒径φが分布をも
つている場合が示されている。φ<tなる関係を
持ち、インク材料層120中に埋設される補助粒
子123は、主にバインダ材料121と同様の挙
動を示す。
φtの関係にある補助粒子123が連続階調
転写記録に支配的に寄与する。この場合、φが小
なる程、信号500Aの狭いパルス幅PWにおい
て溶融を完了し、転写記録160を生じ、φが大
につれ熱容量が大になるので広いパルス幅PWを
必要とする。
従つて、このようにφtの関係にある補助粒
子123の粒径に適当な分布をもたせることによ
りパルス幅PW対転写記録濃度特性曲線の傾斜を
緩やかにし、良好な中間調画像が得られる利点が
ある。
なお、時として熱転写層130の基体表面11
0aの接着強度が不足する場合がある。その改良
には基体表面110aに、例えばエチルセルロー
ズやポリビニルブチラール樹脂等の薄い(例えば
1μm程度)耐熱性の中間層124を設け、この
上に熱転写層130を設置して改良できる。ま
た、昇温記録制御をレーザー光ビーム等、光線で
行なう場合、上記中間層にカーボンブラツク等の
光熱変換材料を混入し、光熱変換層として用いる
こともできる。
また、昇温記録制御をサーマル記録ヘツドで行
う場合、基体裏面110bが溶融してステイツク
現象を起こすことを防止したり、或いは滑らかに
走行させるために、ポリサルフオン樹脂にシリカ
微粉を混入した如き耐熱性の滑材層111を例え
ば厚さ1μm程に設置することができる。
第4図は、本発明にかゝる熱転写記録シートの
更に他の実施例の断面構造図である。
本例では、バインダ材料121に比し、低い融
点(軟化点)乃至は流動点を有する第1の補助粒
子123と共に、121に比し高い融点(軟化
点)乃至は流動点を有する第2の補助粒子124
をインク材料層120に分散、配置する。
補助粒子124も粒子123と同様に、インク
材料層120の厚さtよりも大なる粒径を少くと
も一部の粒子がもつよう設定され、好しい粒径範
囲も前述の補助粒子123の場合に順じて適用さ
れる。
第2の補助粒子124は、例えば、アルミナ、
ガラス、石英、酸化チタン、シリカなどの無機粉
末やエポキシ樹脂、フエノール樹脂などの有機樹
脂粉末などを用い、その平均粒径は好しくは第1
の補助粒子123と同程度に選ぶ。
前記の隠蔽率Sは、第1の補助粒子123との
総合値で前述の範囲内に選ばれ、好しくは第1の
補助粒子123のS値に対して第2の補助粒子1
24のS値は、同程度乃至はそれ以下に選ぶこと
が望ましい。
第1図の如き構成によると、信号500Aのパ
ルス幅PWが或る一定以上広くなると、基体表面
110a側からインク材料層表面120a迄、溶
融が到達するようになると、層130全体が一度
に記録媒体200に転写され、高転写記録濃度域
の階調性が失なわれる場合がある。
このような場合、第2の補助粒子124は、ス
ペーサーの役割を持ち、インク材料層表面120
aと記録媒体表面200aとの過度の圧接を防止
する役割を持ち、斯くして上述の過度の転写記録
が防止され、高転写記録濃度域の階調性が改良さ
れる利点がある。
本発明にかゝる熱転写記録シートでは少くとも
一部の粒子がφ>tを満足するよう補助粒子12
3をインク材料層120に部分的に埋設されねば
ならない。
この条件を満足する有用なシート100の製造
方法は、バインダ材料121を常温で溶解する
が、常温では補助粒子123を少くとも完全溶解
しない溶媒材料と、インク材料120及び補助粒
子123とを含む混合材料を、耐熱性基体110
の一方の表面側に所定の厚さに塗布成層した後
で、前記溶媒材料を蒸発、除去せしめることによ
るインク材料層120の厚さを減少させ、インク
材料層120の厚さを補助粒子123の内の少く
とも一部の粒子粒径よりも小にして構成される。
なお、第1図等において色材122として顔料等
を用い、インク材料層表面120a側に開口し、
基体表面110a側に貫通する微細な貫通孔を有
するよう、インク材料層120を多孔性に構成す
ることもできる。
以下、構成実施例について述べる。
実施例 1 バインダ材料121として軟化点120℃の芳香
族系石油樹脂(日本石油化学社 日石ネオポリマ
ーNP−120)4.95重量部、色材122としてシア
ン色顔料(CI Pigment Blue15)1.8重量部をも
つてインク材料120を構成し、これにバインダ
材料121たる石油樹脂よりも低融点で、融点83
℃、平均粒径5μmのカルナバワツクスの粉末粒
子を1.5重量部、また常温(25℃)において石油
樹脂は溶解するが、カルナバワツクスは溶解しな
い溶媒としてキシレンを選び、キシレン24重量部
を加えた混合材料を、常温でボールミルによつて
良く混合、分散させる。この混合溶液を、市販の
バーコーター#5を用いて、厚さ9μmのPETフ
イルムから成り、裏面に耐熱滑材層111を有す
るシート状の基体110上に常温で成層し、キシ
レンを蒸発、除去する。
得られた熱転写層130の塗工量は1.9g/m2
で、熱転写層130表面には補助粒子123たる
カルナバ粒子が分散、突出し、凹凸表面を形成し
ている。
この熱転写記録シート100と厚さ150μmの
ポリプロピレン合成紙から成る記録媒体200を
用い、サーマル記録ヘツド510を用いて転写記
録を行なつた。
記録ヘツド510は記録密度4ドツト/mmのリ
ニヤ型で、加熱抵抗素子1ドツト当りの印加電力
は0.7W、主走査記録速度16.7ms/ライン、副走
査記録密度4ドツト/mm、記録信号500Aは6
ビツトでパルス幅変調され、その最大パルス幅は
4msである。
転写記録160の光学濃度は、パルス幅PW=
0.77msで、記録媒体200の紙面光学濃度から
滑らかに立ち上り、PW=3.3msで最高転写記録濃
度を示し、この間、記録濃度はPWに対して連続
的に変化し、良好な連続階調性を示した。
色材122としてシアン色顔料に変え、マゼン
タ色(CI Pigment Red.57)、イエロー色(CI
Pigment Yellow12)、黒色(カーボンブラツク)
顔料を用いても良好な連続階調転写記録特性が得
られた。
実施例 2 実施例1において、更に第2の補助粒子124
として平均粒径5μmのアルミナ粉末粒子を1.5重
量部加えて混合分散せしめた熱転写記録シート1
00によると、パルス幅PWに対する転写記録1
60の光学濃度依存性は実施例1と比較して緩や
かになり、最高転写記録濃度はPWは4msで得ら
れ、更に良好な連続階調特性が得られた。実施例
1の他の顔料色材に対しても同様に良好な連続階
調特性が得られた。
斯くして実施例1,2による熱転写記録シート
100を用いると、単色の中間調画像は勿論のこ
と、面順次で上記の原色シートを重ねフルカラー
画像を転写記録することができた。
なお、連続階調特性の調節には以下の種々の方
法が用いられる。例えば補助粒子123として融
点(軟化点)乃至は流動点が異なる複数種の補助
粒子123を混合して用いる。例えば実施例1,
2等において補助粒子123としてカルナバワツ
クス(融点83℃)とリゾールワツクス(軟化点
108℃)粉末粒子を混合して用いる。更にはその
混合比を変える。第2の補助粒子124も異なる
材料粉末の複数種の混合体を用いたり、更にはそ
の混合比を変えて用いることができる。
また、第1及び第2の補助粒子123,124
の何れか乃至は両方の平均粒径、更には粒度分布
を変えることも有効である。
第1の補助粒子123は染料等で着色した材料
粒子を用いても良い。この場合、連続階調性は若
干低下するが、色材122と同色の場合は転写記
録160の光学濃度が改良され、異なる色彩の場
合は、パルス幅に対応して転写記録160を色変
わりさせることができる。
発明の効果 以上、述べたように本発明は低い融点(軟化
点)乃至は流動点を有する補助粒子をインク材料
層に配置した熱転写記録シートであつて、容易に
所期の熱転写記録シートが製造できると共に、こ
の熱転写記録シートを用いることにより、従来の
溶融転写記録シートでは困難であつた、特に顔料
色材による連続階調の転写記録を可能とし、
OA、HA、ニユーメデイア、フアクシミリ分野
等のモノクロ乃至はフルカラープリンターとし
て、その産業上の効果は極めて大なるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかゝる熱転写記録シートの一
実施例の断面構造図、第2図は本発明にかゝる熱
転写記録シートの一実施例を用いた熱転写記録装
置のシステム構成図、第3図は本発明にかゝる熱
転写記録シートの他の実施例の断面構造図、第4
図は本発明にかゝる熱転写記録シートの更に他の
実施例の断面構造図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シート状耐熱性基体の一方の面側に、加熱に
    より粘度が低下して記録媒体への転写性が付与さ
    れる関係にあるバインダ材料を含むインク材料
    に、前記バインダ材料よりも低い融点、軟化点ま
    たは流動点の何れかを有する常温固形のホツトメ
    ルト材料からなる補助粒子を粒子状に分散させた
    熱転写層を配置したことを特徴とする熱転写記録
    シート。 2 補助粒子の少なくとも一部の粒径が、インク
    材料からなる層の厚さ以上に設定されたことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の熱転写記録
    シート。 3 バインダ材料よりも高い融点、軟化点または
    流動点の何れかを有すると共に、その少なくとも
    一部の粒径がインク材料から成る層の厚さ以上に
    設定された第2の補助粒子を、インク材料に更に
    分散せしめたことを特徴とする特許請求の範囲第
    2項記載の熱転写記録シート。
JP59246651A 1984-11-21 1984-11-21 熱転写記録シート Granted JPS61123589A (ja)

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