JPH0578548A - 樹脂組成物 - Google Patents
樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH0578548A JPH0578548A JP24616991A JP24616991A JPH0578548A JP H0578548 A JPH0578548 A JP H0578548A JP 24616991 A JP24616991 A JP 24616991A JP 24616991 A JP24616991 A JP 24616991A JP H0578548 A JPH0578548 A JP H0578548A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- resin composition
- copolymer
- component
- methyl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 下記の成分(A)及び(B)からなる樹脂組
成物 (A)水酸基変性オレフィン共重合体 10〜90重量% (B)ポリフェニレンエーテル 90〜10重量% 【効果】 成分(A)と(B)との相溶性は極めて良好
で、耐衝撃性、引張伸度に優れたエンジニアリングプラ
スチックを与える。
成物 (A)水酸基変性オレフィン共重合体 10〜90重量% (B)ポリフェニレンエーテル 90〜10重量% 【効果】 成分(A)と(B)との相溶性は極めて良好
で、耐衝撃性、引張伸度に優れたエンジニアリングプラ
スチックを与える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水酸基変性オレフィン
共重合体とポリフェニレンエーテルとからなる樹脂組成
物に関する。このものは、ポリフェニレンエーテル系樹
脂の特徴である耐熱性、機械的強度及び寸法精度と、オ
レフィン系樹脂の特徴である成形性、耐有機溶剤性を兼
ね備える高性能な熱可塑性樹脂組成物である。この樹脂
組成物は、自動車部材、電気部材、電気部材形成用のエ
ンジニアリングプラスチックスとして有用である。
共重合体とポリフェニレンエーテルとからなる樹脂組成
物に関する。このものは、ポリフェニレンエーテル系樹
脂の特徴である耐熱性、機械的強度及び寸法精度と、オ
レフィン系樹脂の特徴である成形性、耐有機溶剤性を兼
ね備える高性能な熱可塑性樹脂組成物である。この樹脂
組成物は、自動車部材、電気部材、電気部材形成用のエ
ンジニアリングプラスチックスとして有用である。
【0002】
【従来の技術】ポリフェニレンエーテルは優れた耐熱
性、寸法安定性、非吸湿性、及び電気特性などを有する
エンジニアリングプラスチックとして知られているが、
射出成形時、又は押し出し成形時の溶融流動性が悪く成
形加工が困難であり、かつ、その成形体は、耐溶剤性、
耐衝撃性が劣るという欠点がある。
性、寸法安定性、非吸湿性、及び電気特性などを有する
エンジニアリングプラスチックとして知られているが、
射出成形時、又は押し出し成形時の溶融流動性が悪く成
形加工が困難であり、かつ、その成形体は、耐溶剤性、
耐衝撃性が劣るという欠点がある。
【0003】かかるポリフェニレンエーテルの成形加工
性、耐溶剤性を改良する目的で、特公昭42−7069
号公報には、オレフィン樹脂とポリフェニレンエーテル
から成る組成物が提案されているが、相溶性が不十分で
あるため機械的強度は工業材料分野で要求される水準を
満足していない。PPEとオレフィン樹脂とからなる樹
脂組成物の相溶性を改良するために、互いに反応が期待
できる官能基によって各々が変性された両樹脂成分を配
合することが試みられている。例えば、不飽和カルボン
酸又はその酸無水物で変性した変性フェニレンエーテル
系樹脂と不飽和アルコールとビニル又はビニリデン化合
物とで変性した変性オレフィン系樹脂とからなる樹脂組
成物(特開昭63−221154号公報)、カルボキシ
ル基、カルボン酸無水物及びエポキシ基から選ばれた官
能基を有する変性フェニレンエーテル系樹脂と水酸基含
有変性オレフィン系樹脂、芳香族ビニル重合体、フェニ
レンエーテル系樹脂、オレフィン系樹脂とからなる樹脂
組成物(特開平2−173136号公報)等が開示され
ている。
性、耐溶剤性を改良する目的で、特公昭42−7069
号公報には、オレフィン樹脂とポリフェニレンエーテル
から成る組成物が提案されているが、相溶性が不十分で
あるため機械的強度は工業材料分野で要求される水準を
満足していない。PPEとオレフィン樹脂とからなる樹
脂組成物の相溶性を改良するために、互いに反応が期待
できる官能基によって各々が変性された両樹脂成分を配
合することが試みられている。例えば、不飽和カルボン
酸又はその酸無水物で変性した変性フェニレンエーテル
系樹脂と不飽和アルコールとビニル又はビニリデン化合
物とで変性した変性オレフィン系樹脂とからなる樹脂組
成物(特開昭63−221154号公報)、カルボキシ
ル基、カルボン酸無水物及びエポキシ基から選ばれた官
能基を有する変性フェニレンエーテル系樹脂と水酸基含
有変性オレフィン系樹脂、芳香族ビニル重合体、フェニ
レンエーテル系樹脂、オレフィン系樹脂とからなる樹脂
組成物(特開平2−173136号公報)等が開示され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の組成物は、一応
の相溶性改良の効果は認められるものの、アイゾット衝
撃強度、引張伸度等の機械的強度が実用上満足できる水
準には達していない。ポリフェニレンエーテルとオレフ
ィン樹脂の良好な性質を併せ持ち、好ましくない性質を
補う樹脂が得られれば、エンジニアリングプラスチック
として利用分野の広く、その工業的意義は非常に大き
い。両樹脂の長所を保持しながら、欠点を相補った成形
材料を提供するためには、本質的に相溶性に乏しい両成
分の成す二相構造界面の親和性を増大させ、接着性を改
良するとともに、この二相を均一かつ微細な形態となし
て、射出成形などの成形加工時の剪断応力を受けたとき
生じ易い層状剥離(デラミネーション)などを抑制する
優れた親和性改良技術が望まれる。
の相溶性改良の効果は認められるものの、アイゾット衝
撃強度、引張伸度等の機械的強度が実用上満足できる水
準には達していない。ポリフェニレンエーテルとオレフ
ィン樹脂の良好な性質を併せ持ち、好ましくない性質を
補う樹脂が得られれば、エンジニアリングプラスチック
として利用分野の広く、その工業的意義は非常に大き
い。両樹脂の長所を保持しながら、欠点を相補った成形
材料を提供するためには、本質的に相溶性に乏しい両成
分の成す二相構造界面の親和性を増大させ、接着性を改
良するとともに、この二相を均一かつ微細な形態となし
て、射出成形などの成形加工時の剪断応力を受けたとき
生じ易い層状剥離(デラミネーション)などを抑制する
優れた親和性改良技術が望まれる。
【0005】本発明は、ポリフェニレンエーテルとオレ
フィン樹脂からなる親和性の改良された、剛性、衝撃強
度が優れた均一微細分散混合状態の熱可塑性樹脂組成物
を提供することを目的とする。
フィン樹脂からなる親和性の改良された、剛性、衝撃強
度が優れた均一微細分散混合状態の熱可塑性樹脂組成物
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決するために鋭意検討を重ねた結果、水酸基変性オ
レフィン共重合体とポリフェニレンエーテルとが極めて
良好な親和性を示すことを発見し、本発明を完成した。
すなわち本発明は、下記成分(A)および(B)を含有
する樹脂組成物を提供するものである。
を解決するために鋭意検討を重ねた結果、水酸基変性オ
レフィン共重合体とポリフェニレンエーテルとが極めて
良好な親和性を示すことを発見し、本発明を完成した。
すなわち本発明は、下記成分(A)および(B)を含有
する樹脂組成物を提供するものである。
【0007】 成分(A):炭素数が2〜8のα−オレフィン70〜99モル%と、鎖状非共 役ジエン30〜1モル%とを共重合させて得た結晶性オレフィン共重合体に、水 酸基を導入した変性オレフィン共重合体 10〜90重量% 成分(B):ポリフェニレンエーテル 90〜10重量%
【0008】
【作用】オレフィン共重合体のアルコール性水酸基と、
極性ポリマーであるポリフェニレンエーテルの末端のフ
ェノール性水酸基又はメチル基との相互作用により、相
溶性に富んだ樹脂組成物を与える。以下、本発明を詳細
に説明する。 (A)成分: <水酸基変性オレフィン共重合体>本発明の(A)成分
の水酸基変性オレフィン共重合体は、特定の二重結合を
有するオレフィン共重合体に、水酸基を有する不飽和単
量体を反応させることにより製造される。
極性ポリマーであるポリフェニレンエーテルの末端のフ
ェノール性水酸基又はメチル基との相互作用により、相
溶性に富んだ樹脂組成物を与える。以下、本発明を詳細
に説明する。 (A)成分: <水酸基変性オレフィン共重合体>本発明の(A)成分
の水酸基変性オレフィン共重合体は、特定の二重結合を
有するオレフィン共重合体に、水酸基を有する不飽和単
量体を反応させることにより製造される。
【0009】二重結合を有する結晶性オレフィン共重合
体は、炭素数が2〜8のα−オレフィンの少なくとも1
種70〜99モル%と、一般式(I)
体は、炭素数が2〜8のα−オレフィンの少なくとも1
種70〜99モル%と、一般式(I)
【0010】
【化1】 CH2 =CH−(−CR5 R4 −)n −C(R3 )=C(R2 )−R1 (I)
【0011】〔式中、R1 は炭素数1〜8のアルキル基
を表し、R2 、R3 、R4 およびR5 はそれぞれ独立し
て水素原子又は炭素数1〜8のアルキル基を表し、nは
1〜10の整数を表す〕で示される鎖状非共役ジエンの
少なくとも1種1〜30モル%との、共重合体であっ
て、該共重合体中のジエンに基因する構成単位量が0.
1〜30モル%、好ましくは0.5〜15モル%のもの
である。
を表し、R2 、R3 、R4 およびR5 はそれぞれ独立し
て水素原子又は炭素数1〜8のアルキル基を表し、nは
1〜10の整数を表す〕で示される鎖状非共役ジエンの
少なくとも1種1〜30モル%との、共重合体であっ
て、該共重合体中のジエンに基因する構成単位量が0.
1〜30モル%、好ましくは0.5〜15モル%のもの
である。
【0012】該共重合体は結晶性を有し、X線回折法で
測定した室温(20℃)における結晶化度が10%以上
であることが好ましく、より好ましくは20〜85%で
あり、40〜300℃の融点を有する。結晶化度の低下
は最終組成物の弾性率の低下をもたらす。また、この共
重合体は、常温において機械的強度を保持するのに十分
な分子量をもつべきである。例えば、プロピレンが、主
成分である場合、JIS K−6758に準拠して測定
したメルトフローレート(MFR)が0.01〜500
g/10分、好ましくは0.05〜100g/10分に
相当する分子量を有し、JIS K−7203に準拠し
て測定した弾性率が500〜25,000kg/cm2 であ
るものが望ましい。
測定した室温(20℃)における結晶化度が10%以上
であることが好ましく、より好ましくは20〜85%で
あり、40〜300℃の融点を有する。結晶化度の低下
は最終組成物の弾性率の低下をもたらす。また、この共
重合体は、常温において機械的強度を保持するのに十分
な分子量をもつべきである。例えば、プロピレンが、主
成分である場合、JIS K−6758に準拠して測定
したメルトフローレート(MFR)が0.01〜500
g/10分、好ましくは0.05〜100g/10分に
相当する分子量を有し、JIS K−7203に準拠し
て測定した弾性率が500〜25,000kg/cm2 であ
るものが望ましい。
【0013】共重合体の構成成分である上記α−オレフ
ィンの例としては、エチレン、プロピレン、ブテン−
1、ペンテン−1、ヘキセン−1、3−メチルブテン−
1,4−メチルペンテン−1,3,3−ジメチルペンテ
ン−1,3−メチルヘキセン−1,4−メチルヘキセン
−1,4,4−ジメチルヘキセン−1,5−メチルヘキ
セン−1、アリルシクロペンタン、アリルシクロヘキサ
ン、アリルベンゼン、3−シクロヘキシルブテン−1、
ビニルシクロプロパン、ビニルシクロヘキサン、2−ビ
ニルビシクロ−〔2,2,1〕−ヘプタン、ヘプテン−
1、又はオクテン−1などが挙げられる。これらのうち
好ましい例としては、エチレン、プロピレン、ブテン−
1、ペンテン−1、ヘキセン−1,3−メチルブテン−
1,4−メチルペンテン−1,3−メチルヘキセン−1
を挙げることができる。中でもエチレン、プロピレン、
ブテン−1,3−メチルブテン−1,4−メチルペンテ
ン−1がより好ましい。
ィンの例としては、エチレン、プロピレン、ブテン−
1、ペンテン−1、ヘキセン−1、3−メチルブテン−
1,4−メチルペンテン−1,3,3−ジメチルペンテ
ン−1,3−メチルヘキセン−1,4−メチルヘキセン
−1,4,4−ジメチルヘキセン−1,5−メチルヘキ
セン−1、アリルシクロペンタン、アリルシクロヘキサ
ン、アリルベンゼン、3−シクロヘキシルブテン−1、
ビニルシクロプロパン、ビニルシクロヘキサン、2−ビ
ニルビシクロ−〔2,2,1〕−ヘプタン、ヘプテン−
1、又はオクテン−1などが挙げられる。これらのうち
好ましい例としては、エチレン、プロピレン、ブテン−
1、ペンテン−1、ヘキセン−1,3−メチルブテン−
1,4−メチルペンテン−1,3−メチルヘキセン−1
を挙げることができる。中でもエチレン、プロピレン、
ブテン−1,3−メチルブテン−1,4−メチルペンテ
ン−1がより好ましい。
【0014】前記式(I)で示される鎖状非共役ジエン
は、好ましくは、nが5以下であり、R4 及びR5 が水
素原子であり、R1 、R2 およびR3 がそれぞれ水素原
子又は炭素数1〜4のアルキル基であって、すべて水素
原子ではないものである。好ましいジエン化合物の具体
例は、4−メチル−1,4−ヘキサジエン、5−メチル
−1,4−ヘキサジエン等の1,4−ジエン類;1,5
−ヘプタジエン、1,5−オクタジエン、5−メチル−
1,5−ヘプタジエン、6−メチル−1,5−ヘプタジ
エン等の1,5−ジエン類;1,6−オクタジエン、6
−メチル−1,6−オクタジエン、7−メチル−1,6
−オクタジエン、2−メチル−1,6−オクタジエン、
6−メチリデン−1−オクテン、6−エチル−1,6−
オクタジエン、7−ジメチル−1,6−オクタジエン、
1,6−ナノジエン等の1,6−ジエン類;1,7−ノ
ナジエン、7−メチル−1,7−ノナジエン、8−メチ
ル−1,7−ノナジエン等の1,7−ジエン類;8−メ
チル−1,8−デカジエン、9−メチル−1,8−デカ
ジエン等の1,8−ジエン類等が挙げられる。
は、好ましくは、nが5以下であり、R4 及びR5 が水
素原子であり、R1 、R2 およびR3 がそれぞれ水素原
子又は炭素数1〜4のアルキル基であって、すべて水素
原子ではないものである。好ましいジエン化合物の具体
例は、4−メチル−1,4−ヘキサジエン、5−メチル
−1,4−ヘキサジエン等の1,4−ジエン類;1,5
−ヘプタジエン、1,5−オクタジエン、5−メチル−
1,5−ヘプタジエン、6−メチル−1,5−ヘプタジ
エン等の1,5−ジエン類;1,6−オクタジエン、6
−メチル−1,6−オクタジエン、7−メチル−1,6
−オクタジエン、2−メチル−1,6−オクタジエン、
6−メチリデン−1−オクテン、6−エチル−1,6−
オクタジエン、7−ジメチル−1,6−オクタジエン、
1,6−ナノジエン等の1,6−ジエン類;1,7−ノ
ナジエン、7−メチル−1,7−ノナジエン、8−メチ
ル−1,7−ノナジエン等の1,7−ジエン類;8−メ
チル−1,8−デカジエン、9−メチル−1,8−デカ
ジエン等の1,8−ジエン類等が挙げられる。
【0015】特に好ましい例は、4−メチル−1,4−
ヘキサジエン、5−メチル−1,4−ヘキサジエン、5
−メチル−1,5−ヘプタジエン、6−メチル−1,5
−ヘプタジエン、6−メチル−1,6−オクタジエン、
7−メチル−1,6−オクタジエンである。この結晶性
オレフィン共重合体は、以上のα−オレフィンと鎖状非
共役ジエンを、α−オレフィン重合用チーグラーナッタ
触媒を用いてα−オレフィン重合体の製造と同様の方法
及び装置を用いて製造することができる。
ヘキサジエン、5−メチル−1,4−ヘキサジエン、5
−メチル−1,5−ヘプタジエン、6−メチル−1,5
−ヘプタジエン、6−メチル−1,6−オクタジエン、
7−メチル−1,6−オクタジエンである。この結晶性
オレフィン共重合体は、以上のα−オレフィンと鎖状非
共役ジエンを、α−オレフィン重合用チーグラーナッタ
触媒を用いてα−オレフィン重合体の製造と同様の方法
及び装置を用いて製造することができる。
【0016】この結晶性オレフィン共重合体の製造法
は、例えば、特開昭55−165907号、同56−3
0414号、同56−36508号、同57−1552
06号各公報に記載がなされている。これらの鎖状非共
役ジエンは、共重合体中にランダムに分布していてもよ
く、あるいはブロック的に分布していてもよい。非共役
ジエンの含量は、0.1〜30モル%が好ましく、0.
5〜15モル%がより好ましい。ジエン含量が0.1モ
ル%未満では、酸変性反応において高い変性度が得られ
ない。ジエン含量が30モル%超過では共重合体の製造
に際し、反応速度が低下し、低結晶性の副性ポリマーの
生成の増加による、生産性の低下などの製造上の問題点
が生じると共に、水酸基変性反応に付した場合にも、共
重合体自身の架橋や分子切断のような副反応が生じ易く
なり、最終生成物の性能低下が生じる。
は、例えば、特開昭55−165907号、同56−3
0414号、同56−36508号、同57−1552
06号各公報に記載がなされている。これらの鎖状非共
役ジエンは、共重合体中にランダムに分布していてもよ
く、あるいはブロック的に分布していてもよい。非共役
ジエンの含量は、0.1〜30モル%が好ましく、0.
5〜15モル%がより好ましい。ジエン含量が0.1モ
ル%未満では、酸変性反応において高い変性度が得られ
ない。ジエン含量が30モル%超過では共重合体の製造
に際し、反応速度が低下し、低結晶性の副性ポリマーの
生成の増加による、生産性の低下などの製造上の問題点
が生じると共に、水酸基変性反応に付した場合にも、共
重合体自身の架橋や分子切断のような副反応が生じ易く
なり、最終生成物の性能低下が生じる。
【0017】本発明の(A)成分の水酸基変性オレフィ
ン共重合体は、前記の結晶性オレフィン共重合体100
重量部に、エチレン性二重結合と水酸基を有する不飽和
単量体を0.05〜30重量部の割合でラジカル重合し
て得られるエチレン性二重結合と水酸基を有する不飽和
単量体としては、2−ヒドロキシエチルアクリレート、
2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシ
プロピルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタク
リレート、ビス−2−ヒドロキシエチルマレート、2−
ヒドロキシエチルメチルマレート等の不飽和モノカルボ
ン酸、または、α,β−不飽和ジカルボン酸の脂肪族ヒ
ドロキシエステルなどが使用できる。これらの中でも2
−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピルメタクリレートが好適であ
る。これらのエチレン性二重結合と水酸基を有する不飽
和単量体は2種以上併用してもよい。水酸基が導入され
たオレフィン共重合体中の前記不飽和単量体に基因する
単位濃度は、0.05〜30重量%、好ましくは0.0
5〜20重量%、より好ましくは0.1〜10重量%で
ある。0.05重量%未満では、相溶性の改良効果がほ
とんどなく、30重量%を超えては、組成物の成形加工
が困難である。
ン共重合体は、前記の結晶性オレフィン共重合体100
重量部に、エチレン性二重結合と水酸基を有する不飽和
単量体を0.05〜30重量部の割合でラジカル重合し
て得られるエチレン性二重結合と水酸基を有する不飽和
単量体としては、2−ヒドロキシエチルアクリレート、
2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシ
プロピルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタク
リレート、ビス−2−ヒドロキシエチルマレート、2−
ヒドロキシエチルメチルマレート等の不飽和モノカルボ
ン酸、または、α,β−不飽和ジカルボン酸の脂肪族ヒ
ドロキシエステルなどが使用できる。これらの中でも2
−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピルメタクリレートが好適であ
る。これらのエチレン性二重結合と水酸基を有する不飽
和単量体は2種以上併用してもよい。水酸基が導入され
たオレフィン共重合体中の前記不飽和単量体に基因する
単位濃度は、0.05〜30重量%、好ましくは0.0
5〜20重量%、より好ましくは0.1〜10重量%で
ある。0.05重量%未満では、相溶性の改良効果がほ
とんどなく、30重量%を超えては、組成物の成形加工
が困難である。
【0018】本発明において水酸基変性オレフィン共重
合体を製造するラジカル反応条件としては、上記結晶性
オレフィン共重合体と上記変性剤の共存下、γ−線、電
子線などの放射線を照射する方法、結晶性オレフィン共
重合体に放射線を照射したのち変製剤を共存させる方
法、結晶性オレフィン共重合体と変性剤を共存させ、ラ
ジカル発生剤の存在下、又は不存在下で加熱する方法な
どいずれの方法を用いてもよい。溶液状態、溶融状態、
懸濁状態のいずれの状態を採用してもよい。
合体を製造するラジカル反応条件としては、上記結晶性
オレフィン共重合体と上記変性剤の共存下、γ−線、電
子線などの放射線を照射する方法、結晶性オレフィン共
重合体に放射線を照射したのち変製剤を共存させる方
法、結晶性オレフィン共重合体と変性剤を共存させ、ラ
ジカル発生剤の存在下、又は不存在下で加熱する方法な
どいずれの方法を用いてもよい。溶液状態、溶融状態、
懸濁状態のいずれの状態を採用してもよい。
【0019】ラジカル発生剤として、ベンゾイルパーオ
キサイド、t−ブチルパーオキシベンゾエート、t−ブ
チルハイドルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシア
セテート、ジイソプロピルパーオキシジカルボネート、
2,2−ビス(t−ブチルパーオキシ)オクタン、メチ
ルエチルケトンパーオキサイド、過酸化カリウム、過酸
化水素などの有機および無機過酸化物、α、α′−アゾ
ビスイソブチロニトリルなどのアゾ化合物などが用いら
れる。過酸化物は還元剤と組み合わせてレドックス系と
して使用することができる。たとえば、過酸化水素と第
一鉄塩との組合せがある。これらのラジカル発生剤は、
変性剤や反応形態との関連において適当に選択できる。
また二種以上を併用することができる。
キサイド、t−ブチルパーオキシベンゾエート、t−ブ
チルハイドルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシア
セテート、ジイソプロピルパーオキシジカルボネート、
2,2−ビス(t−ブチルパーオキシ)オクタン、メチ
ルエチルケトンパーオキサイド、過酸化カリウム、過酸
化水素などの有機および無機過酸化物、α、α′−アゾ
ビスイソブチロニトリルなどのアゾ化合物などが用いら
れる。過酸化物は還元剤と組み合わせてレドックス系と
して使用することができる。たとえば、過酸化水素と第
一鉄塩との組合せがある。これらのラジカル発生剤は、
変性剤や反応形態との関連において適当に選択できる。
また二種以上を併用することができる。
【0020】ラジカル発生剤の使用量は、前記オレフィ
ン系樹脂100重量部に対して、0から5重量部、好ま
しくは0.1〜2重量部の範囲である。グラフト共重合
時の温度は、通常、30から350℃、好ましくは50
から300℃の範囲、変性反応時間は、50時間以下、
好ましくは1分から24時間の範囲で行なう。 (B)成分: <ポリフェニレンエーテル>本発明で用いる(B)成分
のポリフェニレンエーテル(例えば、一般式〔II〕)
ン系樹脂100重量部に対して、0から5重量部、好ま
しくは0.1〜2重量部の範囲である。グラフト共重合
時の温度は、通常、30から350℃、好ましくは50
から300℃の範囲、変性反応時間は、50時間以下、
好ましくは1分から24時間の範囲で行なう。 (B)成分: <ポリフェニレンエーテル>本発明で用いる(B)成分
のポリフェニレンエーテル(例えば、一般式〔II〕)
【0021】
【化2】
【0022】〔式中、Q1 は各々独立してハロゲン原
子、第一級もしくは第二級アルキル基、フェニル基、ア
ミノアルキル基、炭化水素オキシ基又はハロ炭化水素オ
キシ基を表し、Q2 は各々水素原子、ハロゲン原子、第
一級もしくは第二級アルキル基、フェニル基、ハロアル
キル基、炭化水素オキシ基又はハロ炭化水素オキシ基を
表す。mは10以上の数を表す〕で示される構造を有す
る単独重合体又は共重合体である。Q1 及びQ2 の第一
級アルキル基の好適な例は、メチル、エチル、n−プロ
ピル、n−ブチル、n−アミル、イソアミル、2−メチ
ルブチル、n−ヘキシル、2,3−ジメチルブチル、2
−、3−もしくは4−メチルペンチル又はヘプチルであ
る。第二級アルキル基の好適な例は、イソプロピル、se
c −ブチル又は1−エチルプロピルである。多くの場
合、Q1 はアルキル基又はフェニル基、特に炭素数1〜
4のアルキル基であり、Q2 は水素原子である。
子、第一級もしくは第二級アルキル基、フェニル基、ア
ミノアルキル基、炭化水素オキシ基又はハロ炭化水素オ
キシ基を表し、Q2 は各々水素原子、ハロゲン原子、第
一級もしくは第二級アルキル基、フェニル基、ハロアル
キル基、炭化水素オキシ基又はハロ炭化水素オキシ基を
表す。mは10以上の数を表す〕で示される構造を有す
る単独重合体又は共重合体である。Q1 及びQ2 の第一
級アルキル基の好適な例は、メチル、エチル、n−プロ
ピル、n−ブチル、n−アミル、イソアミル、2−メチ
ルブチル、n−ヘキシル、2,3−ジメチルブチル、2
−、3−もしくは4−メチルペンチル又はヘプチルであ
る。第二級アルキル基の好適な例は、イソプロピル、se
c −ブチル又は1−エチルプロピルである。多くの場
合、Q1 はアルキル基又はフェニル基、特に炭素数1〜
4のアルキル基であり、Q2 は水素原子である。
【0023】好適なポリフェニレンエーテルの単独重合
体としては、例えば、2,6−ジメチル−1,4−フェ
ニレンエーテル単位からなるものである。好適な共重合
体としては、上記単位と2,3,6−トリメチル−1,
4−フェニレンエーテル単位との組合せからなるランダ
ム共重合体である。多くの好適な、単独重合体又はラン
ダム共重合体が、特許、文献に記載されている。例え
ば、分子量、溶融粘度及び/又は衝撃強度等の特性を改
良する分子構成部分を含むポリフェニレンエーテルも、
また好適である。
体としては、例えば、2,6−ジメチル−1,4−フェ
ニレンエーテル単位からなるものである。好適な共重合
体としては、上記単位と2,3,6−トリメチル−1,
4−フェニレンエーテル単位との組合せからなるランダ
ム共重合体である。多くの好適な、単独重合体又はラン
ダム共重合体が、特許、文献に記載されている。例え
ば、分子量、溶融粘度及び/又は衝撃強度等の特性を改
良する分子構成部分を含むポリフェニレンエーテルも、
また好適である。
【0024】ポリフェニレンエーテルの分子量は通常ク
ロロホルム中で測定した、30℃の固有粘度が0.2〜
0.8dl/g程度に相当するものである。ポリフェニ
レンエーテルは、通常前記のモノマーの酸化カップリン
グにより製造される。ポリフェニレンエーテルの酸化カ
ップリング重合に関しては、数多くの触媒系が知られて
いる。触媒の選択に関しては特に制限はなく、公知の触
媒のいずれも用いることができる。例えば、銅、マンガ
ン、コバルト等の重金属化合物の少なくとも一種を通常
は種々の他の物質との組合せで含むもの等である。
ロロホルム中で測定した、30℃の固有粘度が0.2〜
0.8dl/g程度に相当するものである。ポリフェニ
レンエーテルは、通常前記のモノマーの酸化カップリン
グにより製造される。ポリフェニレンエーテルの酸化カ
ップリング重合に関しては、数多くの触媒系が知られて
いる。触媒の選択に関しては特に制限はなく、公知の触
媒のいずれも用いることができる。例えば、銅、マンガ
ン、コバルト等の重金属化合物の少なくとも一種を通常
は種々の他の物質との組合せで含むもの等である。
【0025】<組成>本発明の樹脂組成物における
(A)水酸基変性オレフィン共重合体と、(B)ポリフ
ェニレンエーテルの配合割合は、二成分系の場合、機械
的強度、成形性、耐溶剤性の調和の観点から、成分
(A)と成分(B)の和に対して、(A)成分は10〜
90重量%、好ましくは20〜80重量%、さらに好ま
しくは30〜70重量%の割合で用いられる。(A)水
酸基変性オレフィン共重合体が10重量%未満では、ポ
リフェニレンエーテルに比べて成形性、耐溶剤性の改良
効果が小さく、90重量%を越えるとオレフィン樹脂に
比べて耐熱性、剛性の改良効果が小さい。
(A)水酸基変性オレフィン共重合体と、(B)ポリフ
ェニレンエーテルの配合割合は、二成分系の場合、機械
的強度、成形性、耐溶剤性の調和の観点から、成分
(A)と成分(B)の和に対して、(A)成分は10〜
90重量%、好ましくは20〜80重量%、さらに好ま
しくは30〜70重量%の割合で用いられる。(A)水
酸基変性オレフィン共重合体が10重量%未満では、ポ
リフェニレンエーテルに比べて成形性、耐溶剤性の改良
効果が小さく、90重量%を越えるとオレフィン樹脂に
比べて耐熱性、剛性の改良効果が小さい。
【0026】<付加的成分>本発明の熱可塑性樹脂組成
物は、上記の成分(A)及び(B)以外の他の成分を含
んでいてもよい。例えば成分(A)の一部を樹脂組成物
中、80重量%まで未変性のオレフィン樹脂に代えても
よい。また、酸化防止剤、耐候性改良剤、造核剤、難燃
剤、可塑剤、流動性改良剤等を樹脂組成物中に20重量
%以下含有させてもよい。また、有機及び無機充填剤、
例えばガラス繊維、マイカ、タルク、ワラストナイト、
チタン酸カリウム、炭酸カルシウム、シリカ等を50重
量%以下、及び着色剤の分散剤を5重量%以下含有させ
ることもできる。更に、耐衝撃強度向上剤の添加、例え
ば、スチレン−ブタジエン共重合体ゴムもしくはその水
素化物、エチレン−プロピレン−(ジエン)共重合体ゴ
ム、更にそれらのα,β−不飽和カルボン酸無水物変性
体又は不飽和グリシジルエステルもしくは不飽和グリシ
ジルエーテルとの変性体、不飽和エポキシ化合物とエチ
レンからなる共重合体、あるいは不飽和エポキシ化合
物、エチレン及びエチレン系不飽和化合物からなる共重
合体等を5〜30重量%含有させてもよい。これらの付
加成分は、1種又は2種以上を併用してもよい。
物は、上記の成分(A)及び(B)以外の他の成分を含
んでいてもよい。例えば成分(A)の一部を樹脂組成物
中、80重量%まで未変性のオレフィン樹脂に代えても
よい。また、酸化防止剤、耐候性改良剤、造核剤、難燃
剤、可塑剤、流動性改良剤等を樹脂組成物中に20重量
%以下含有させてもよい。また、有機及び無機充填剤、
例えばガラス繊維、マイカ、タルク、ワラストナイト、
チタン酸カリウム、炭酸カルシウム、シリカ等を50重
量%以下、及び着色剤の分散剤を5重量%以下含有させ
ることもできる。更に、耐衝撃強度向上剤の添加、例え
ば、スチレン−ブタジエン共重合体ゴムもしくはその水
素化物、エチレン−プロピレン−(ジエン)共重合体ゴ
ム、更にそれらのα,β−不飽和カルボン酸無水物変性
体又は不飽和グリシジルエステルもしくは不飽和グリシ
ジルエーテルとの変性体、不飽和エポキシ化合物とエチ
レンからなる共重合体、あるいは不飽和エポキシ化合
物、エチレン及びエチレン系不飽和化合物からなる共重
合体等を5〜30重量%含有させてもよい。これらの付
加成分は、1種又は2種以上を併用してもよい。
【0027】<熱可塑性樹脂組成物の調製>本発明の熱
可塑性樹脂組成物を得るための溶融混練の方法として
は、熱可塑性樹脂について一般に実用されている混練方
法が適用できる。例えば、粉状又は粒状の各成分を、必
要であれば、付加的成分の項に記載の添加物等と共に、
ヘンシェルミキサー、リボンブレンダー、V型ブレンダ
ー等により均一に混合した後、一軸又は多軸混練押出
機、ロール、バンバリーミキサー等で混練することがで
きる。
可塑性樹脂組成物を得るための溶融混練の方法として
は、熱可塑性樹脂について一般に実用されている混練方
法が適用できる。例えば、粉状又は粒状の各成分を、必
要であれば、付加的成分の項に記載の添加物等と共に、
ヘンシェルミキサー、リボンブレンダー、V型ブレンダ
ー等により均一に混合した後、一軸又は多軸混練押出
機、ロール、バンバリーミキサー等で混練することがで
きる。
【0028】本発明の熱可塑性樹脂組成物の成形加工法
は特に限定されているものではなく、熱可塑性樹脂につ
いて一般に用いられている成形法、すなわち射出成形、
中空成形、押し出し成形、シート成形、熱成形、回転成
形、積層成形、プレス成形等の成形法が適用できる。
は特に限定されているものではなく、熱可塑性樹脂につ
いて一般に用いられている成形法、すなわち射出成形、
中空成形、押し出し成形、シート成形、熱成形、回転成
形、積層成形、プレス成形等の成形法が適用できる。
【0029】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明を更に具体的
に説明するが、本発明は、これらの実施例に限定される
ものではない。なお、以下で部及び%は重量によるもの
とする。
に説明するが、本発明は、これらの実施例に限定される
ものではない。なお、以下で部及び%は重量によるもの
とする。
【0030】参考例−1:水酸基変性オレフィン共重合
体の合成 三菱油化(株)にて試作した、プロピレンと7−メチル
−1,6−オクタジエンとの共重合体〔7−メチル−
1,6−オクタジエン含量2.7モル%、X線回折法に
よる結晶化度45%、ASTM D1238に準拠して
測定した230℃のメルトフローレート(MFR)1.
7g/10分〕 250gと、2−ヒドロキシエチルメ
タクリレート 75gを、あらかじめ十分に窒素ガス置
換をした10リットルの攪拌機付きのガラス製フラスコ
内に投入し、クロルベンゼン5リットルを加え、110
℃に加熱攪拌し、溶解した。
体の合成 三菱油化(株)にて試作した、プロピレンと7−メチル
−1,6−オクタジエンとの共重合体〔7−メチル−
1,6−オクタジエン含量2.7モル%、X線回折法に
よる結晶化度45%、ASTM D1238に準拠して
測定した230℃のメルトフローレート(MFR)1.
7g/10分〕 250gと、2−ヒドロキシエチルメ
タクリレート 75gを、あらかじめ十分に窒素ガス置
換をした10リットルの攪拌機付きのガラス製フラスコ
内に投入し、クロルベンゼン5リットルを加え、110
℃に加熱攪拌し、溶解した。
【0031】この溶液にクロルベンゼン500mlに溶解
したベンゾイルパーオキシド 20gを2時間かけて滴
下し、滴下終了後、更に110℃で3時間反応を行っ
た。得られた反応物を15リットルのアセトン中に注
ぎ、生成物を析出させて濾別洗浄する操作を3回実施し
た後、次いで、減圧乾燥して、2−ヒドロキシエチルメ
タクリレート変性オレフィン共重合体を得た。この2−
ヒドロキシエチルメタクリレート変性オレフィン共重合
体の2−ヒドロキシエチルメタクリレートの含量は、赤
外線分光分析により1.9重量%であった。またMFR
は3.8g/10分であった。これにより得られた樹脂
を変性PP−1とする。
したベンゾイルパーオキシド 20gを2時間かけて滴
下し、滴下終了後、更に110℃で3時間反応を行っ
た。得られた反応物を15リットルのアセトン中に注
ぎ、生成物を析出させて濾別洗浄する操作を3回実施し
た後、次いで、減圧乾燥して、2−ヒドロキシエチルメ
タクリレート変性オレフィン共重合体を得た。この2−
ヒドロキシエチルメタクリレート変性オレフィン共重合
体の2−ヒドロキシエチルメタクリレートの含量は、赤
外線分光分析により1.9重量%であった。またMFR
は3.8g/10分であった。これにより得られた樹脂
を変性PP−1とする。
【0032】参考例−2:水酸基変性ポリプロピレンの
合成 参考例−1で用いた、プロピレンと7−メチル−1,6
−オクタジエンとの共重合体に代えて、ポリプロピレン
のホモポリマー粉末(230℃測定のMFRは1g/1
0分)を用いた以外は参考例−1と同様の方法で2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート変性ポリプロピレンを得
た。同様に分析を行なったところ、2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレートの含量は0.9重量%、230℃測定
のMFRは17.4g/10分であった。これにより得
られた樹脂を変性PP−2とする。
合成 参考例−1で用いた、プロピレンと7−メチル−1,6
−オクタジエンとの共重合体に代えて、ポリプロピレン
のホモポリマー粉末(230℃測定のMFRは1g/1
0分)を用いた以外は参考例−1と同様の方法で2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート変性ポリプロピレンを得
た。同様に分析を行なったところ、2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレートの含量は0.9重量%、230℃測定
のMFRは17.4g/10分であった。これにより得
られた樹脂を変性PP−2とする。
【0033】未変性オレフィン樹脂 三菱油化(株)にて試作した、プロピレンと7−メチル
−1,6−オクタジエンとの共重合体〔7−メチル−
1,6−オクタジエン含量は2.7モル%、230℃測
定のMFRは1.7g/10分、(表中、ROPと略
記)〕および、三菱油化(株)製、ポリプロピレン〔商
品名:三菱ポリプロ MA8、230℃測定のMFRは
1.2g/10分(表中、PPと略記)〕を用いた。
−1,6−オクタジエンとの共重合体〔7−メチル−
1,6−オクタジエン含量は2.7モル%、230℃測
定のMFRは1.7g/10分、(表中、ROPと略
記)〕および、三菱油化(株)製、ポリプロピレン〔商
品名:三菱ポリプロ MA8、230℃測定のMFRは
1.2g/10分(表中、PPと略記)〕を用いた。
【0034】ポリフェニレンエーテル:日本ポリエーテ
ル(株)製、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニ
レンエーテル)〔商品名:PPE H−30(表中、P
PE H−30と略記)〕で、30℃におけるクロロホ
ルム中で測定した固有粘度0.3dl/gを用いた。
ル(株)製、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニ
レンエーテル)〔商品名:PPE H−30(表中、P
PE H−30と略記)〕で、30℃におけるクロロホ
ルム中で測定した固有粘度0.3dl/gを用いた。
【0035】実施例1〜5及び比較例1〜3 参考例1及び2で得た2−ヒドロキシエチルメタクリレ
ート変性オレフィン樹脂並びにポリフェニレンエーテル
を用いて、表1に示す組成比に従って、各成分を東洋精
機製作所製ラボプラストミル混練機を用い、温度280
℃、回転数180回転にて3分間混練した後、粉砕して
粒状の樹脂組成物を得た。
ート変性オレフィン樹脂並びにポリフェニレンエーテル
を用いて、表1に示す組成比に従って、各成分を東洋精
機製作所製ラボプラストミル混練機を用い、温度280
℃、回転数180回転にて3分間混練した後、粉砕して
粒状の樹脂組成物を得た。
【0036】得られた樹脂組成物の特性は、以下の方法
によって測定評価した。測定結果を表1に示した。 (1)耐衝撃強度:カスタム・サイエンティフィック
(Custom Scientific)社製CS−1
83MMXミニマックス射出成形機を用いて温度280
℃で、長さ31.5mm、幅6.2mm、厚さ3.2mmの試
験片を射出成形し、カスタム・サイエンティフィック社
製ミニマックスアイゾット衝撃試験機CS−138TI
型を用いて、23℃におけるノッチ付きのアイゾット衝
撃強度を測定した。 (2)引張伸び:カスタム・サイエンティフィック(C
ustom Scientific)社製CS−183
MMXミニマックス射出成形機を用いて温度280℃
で、平行部長さ7mm、平行部直径1.5mmの引張試験片
を射出成形し、カスタム・サイエンティフィック社製、
引張試験機CS−183TE型を用いて、引張速度1cm
/分の条件で引張試験を行ない破断点伸びを測定した。 (3)成形品の外観:上記(1)で成形した試験片の層
状剥離(デラミネーション)、及び外観を評価した。実
用上問題の無いものを○、改良を要するものを△、極め
て不良のものを×で表示した。 (4)分散形態:上記(1)で成形した試験片の一部を
切り出し、イオンエッチングをしたのち、走査型電子顕
微鏡(日立製作所製、S−2400)にて分散粒径を観
察した。
によって測定評価した。測定結果を表1に示した。 (1)耐衝撃強度:カスタム・サイエンティフィック
(Custom Scientific)社製CS−1
83MMXミニマックス射出成形機を用いて温度280
℃で、長さ31.5mm、幅6.2mm、厚さ3.2mmの試
験片を射出成形し、カスタム・サイエンティフィック社
製ミニマックスアイゾット衝撃試験機CS−138TI
型を用いて、23℃におけるノッチ付きのアイゾット衝
撃強度を測定した。 (2)引張伸び:カスタム・サイエンティフィック(C
ustom Scientific)社製CS−183
MMXミニマックス射出成形機を用いて温度280℃
で、平行部長さ7mm、平行部直径1.5mmの引張試験片
を射出成形し、カスタム・サイエンティフィック社製、
引張試験機CS−183TE型を用いて、引張速度1cm
/分の条件で引張試験を行ない破断点伸びを測定した。 (3)成形品の外観:上記(1)で成形した試験片の層
状剥離(デラミネーション)、及び外観を評価した。実
用上問題の無いものを○、改良を要するものを△、極め
て不良のものを×で表示した。 (4)分散形態:上記(1)で成形した試験片の一部を
切り出し、イオンエッチングをしたのち、走査型電子顕
微鏡(日立製作所製、S−2400)にて分散粒径を観
察した。
【0037】
【表1】
【0038】
【発明の効果】成分(A)の水酸基変性オレフィン共重
合体10〜90重量%と成分(B)のポリフェニレンエ
ーテル90〜10重量%とからなる樹脂組成物は、実施
例及び比較例に示したように、成分(A)と成分(B)
の組成から期待される機械的性能に加えて、良好な耐衝
撃強度が得られるので、自動車部品、電気部品等の広い
用途分野で利用できる。
合体10〜90重量%と成分(B)のポリフェニレンエ
ーテル90〜10重量%とからなる樹脂組成物は、実施
例及び比較例に示したように、成分(A)と成分(B)
の組成から期待される機械的性能に加えて、良好な耐衝
撃強度が得られるので、自動車部品、電気部品等の広い
用途分野で利用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 書佳 三重県四日市市東邦町1番地 三菱油化株 式会社四日市総合研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 下記成分(A)および成分(B)を含有
する樹脂組成物 成分(A):炭素数が2〜8のα−オレフィン70〜99モル%と、鎖状非共 役ジエン1〜30モル%とを共重合させて得た結晶性オレフィン共重合体に、水 酸基を導入した変性オレフィン共重合体 10〜90重量% 成分(B):ポリフェニレンエーテル 90〜10重量%
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24616991A JPH0578548A (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24616991A JPH0578548A (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0578548A true JPH0578548A (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=17144542
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24616991A Pending JPH0578548A (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0578548A (ja) |
-
1991
- 1991-09-25 JP JP24616991A patent/JPH0578548A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP1966315A1 (en) | Thermoplastic method, composition, and article | |
| US5418287A (en) | Resin composition comprising a polyphenylene ether composition, polyolefin and a styrene graft modified copolymer | |
| JPH0314853A (ja) | ガラス繊維強化樹脂組成物 | |
| WO1987001380A1 (en) | Non-delaminating blends of polyphenylene ether and acrylic resin modified polyolefins | |
| JPH0578548A (ja) | 樹脂組成物 | |
| JPH06136070A (ja) | 流動性改良剤及び流動性の改良された樹脂組成物 | |
| JP3099433B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
| JP3366018B2 (ja) | ポリフェニレンエーテル共重合体及びこれを含む樹脂組成物 | |
| JPH0559272A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
| JPH0539395A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
| JPH05194832A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
| JPH0525358A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
| JPH0559270A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
| JP2683824B2 (ja) | 樹脂組成物 | |
| JPH0586281A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
| JPH05194831A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
| JPH08199014A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
| JPH0586280A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
| JPH06234887A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
| JPH05179078A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
| JPH0559271A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
| JPS63241064A (ja) | ポリフェニレンエーテルと官能化ポリオレフィンとのポリマー混合物 | |
| JPH04311751A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
| EP0517017A2 (en) | Thermoplastic resin composition | |
| JPH11199716A (ja) | 耐衝撃性に優れたポリマー組成物及び電線・ケーブル被覆材 |