JPH0578554B2 - - Google Patents
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- JPH0578554B2 JPH0578554B2 JP60293461A JP29346185A JPH0578554B2 JP H0578554 B2 JPH0578554 B2 JP H0578554B2 JP 60293461 A JP60293461 A JP 60293461A JP 29346185 A JP29346185 A JP 29346185A JP H0578554 B2 JPH0578554 B2 JP H0578554B2
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- JP
- Japan
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- dione
- butane
- dithiol
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D409/00—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms
- C07D409/02—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms containing two hetero rings
- C07D409/06—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms containing two hetero rings linked by a carbon chain containing only aliphatic carbon atoms
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P1/00—Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system
- A61P1/16—Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system for liver or gallbladder disorders, e.g. hepatoprotective agents, cholagogues, litholytics
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D339/00—Heterocyclic compounds containing rings having two sulfur atoms as the only ring hetero atoms
- C07D339/02—Five-membered rings
- C07D339/06—Five-membered rings having the hetero atoms in positions 1 and 3, e.g. cyclic dithiocarbonates
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- Veterinary Medicine (AREA)
- Heterocyclic Compounds Containing Sulfur Atoms (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
本発明は新規な1,3−ジチオール−2−イリ
デン誘導体に関するものである。 さらに詳しくは、本発明は一般式〔〕
デン誘導体に関するものである。 さらに詳しくは、本発明は一般式〔〕
【式】
〔式中、R1はメチル基又はtert−ブチル基であ
り、R1がメチル基の場合、Rは4−フルオロフ
エニル基、4−ブロモフエニル基、4−ニトロフ
エニル基、4−ハイドロオキシフエニル基、4−
アミノフエニル基、ベンジル基、2−ピリジル
基、2−チエニル基、2−ピロリル基、ピラジニ
ル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基、2−イ
ンドリル基、2−キノリル基、もしくは2−ベン
ズイミダゾリル基を示し、R1がtert−ブチル基の
場合Rはフエニル基を示す〕で表わされる1,3
−ジチオール−2−イリデン誘導体、その製法お
よびそれを含有する肝臓疾患治療剤に関するもの
である。 本発明者らは、肝臓に疾患を持つ患者が多い反
面、有効な肝臓疾患治療剤のない現状に鑑み、新
規な肝臓疾患治療剤を開発すべく、種々の化合物
を合成し、その肝障害抑制効果を調べた。 その結果、本発明化合物は四塩化炭素で誘発さ
れた被験動物肝障害モデルにおいて、血清中
GBT(グルタミツクピルビツクトランス アミナ
ーゼ)活性および血清中BSP(スルホプロムフタ
レインナトリウム)残量の上昇を著しく抑制し、
顕著な肝障害抑制効果を示すものであつた。この
ように本発明化合物は著しい肝障害抑制効果を有
し、各種肝臓疾患に対する予防及び治療剤として
非常に有用である。 本発明化合物は一般式〔〕
り、R1がメチル基の場合、Rは4−フルオロフ
エニル基、4−ブロモフエニル基、4−ニトロフ
エニル基、4−ハイドロオキシフエニル基、4−
アミノフエニル基、ベンジル基、2−ピリジル
基、2−チエニル基、2−ピロリル基、ピラジニ
ル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基、2−イ
ンドリル基、2−キノリル基、もしくは2−ベン
ズイミダゾリル基を示し、R1がtert−ブチル基の
場合Rはフエニル基を示す〕で表わされる1,3
−ジチオール−2−イリデン誘導体、その製法お
よびそれを含有する肝臓疾患治療剤に関するもの
である。 本発明者らは、肝臓に疾患を持つ患者が多い反
面、有効な肝臓疾患治療剤のない現状に鑑み、新
規な肝臓疾患治療剤を開発すべく、種々の化合物
を合成し、その肝障害抑制効果を調べた。 その結果、本発明化合物は四塩化炭素で誘発さ
れた被験動物肝障害モデルにおいて、血清中
GBT(グルタミツクピルビツクトランス アミナ
ーゼ)活性および血清中BSP(スルホプロムフタ
レインナトリウム)残量の上昇を著しく抑制し、
顕著な肝障害抑制効果を示すものであつた。この
ように本発明化合物は著しい肝障害抑制効果を有
し、各種肝臓疾患に対する予防及び治療剤として
非常に有用である。 本発明化合物は一般式〔〕
【式】
〔式中、R1はメチル基又はtert−ブチル基であ
り、R1がメチル基の場合、Rは4−フルオロフ
エニル基、4−ブロモフエニル基、4−ニトロフ
エニル基、4−ハイドロオキシフエニル基、4−
アミノフエニル基、ベンジル基、2−ピリジル
基、2−チエニル基、2−ピロリル基、ピラジニ
ル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基、2−イ
ンドリル基、2−キノリル基、もしくは2−ベン
ズイミダゾリル基を示し、R1がtert−ブチル基の
場合R2はフエニル基を示す〕で表わされる1,
3−ジチオール−2−イリデン誘導体体である。 本発明化合物の具体的な代表例を列挙すると次
のとおりである。 化合物1:2−(1,3−ジチオール−2−イリ
デン)−1−(4−フルオロフエニル)ブタン−
1,3−ジオン 化合物2:2−(1,3−ジチオール−2−イリ
デン)−1−(4−ブロモフエニル)ブタン−
1,3−ジオン 化合物3:2−(1,3−ジチオール−2−イリ
デン)−1−(4−ニトロフエニル)ブタン−
1,3−ジオン 化合物4:2−(1,3−ジチオール−2−イリ
デン)−1−(2−ピリジル)ブタン−1,3−
ジオン 化合物5:2−(1,3−ジチオール−2−イリ
デン)−1−(2−チエニル)ブタン−1,3−
ジオン 化合物6:2−(1,3−ジチオール−2−イリ
デン)−1−(2−ピロリル)ブタン−1,3−
ジオン 化合物7:2−(1,3−ジチオール−2−イリ
デン)−1−ピラジニルブタン−1,3−ジオ
ン 化合物8:2−(1,3−ジチオール−2−イリ
デン)−1−(1−ナフチル)ブタン−1,3−
ジオン 化合物9:2−(1,3−ジチオール−2−イリ
デン)−1−(2−ナフチル)ブタン−1,3−
ジオン 化合物10:2−(1,3−ジチオール−2−イリ
デン)−1−(2−インドリル)ブタン−1,3
−ジオン 化合物11:2−(1,3−ジチオール−2−イリ
デン)−1−(2−キノリル)ブタン−1,3−
ジオン 化合物12:3−(1,3−ジチオール−2−イリ
デン)−1−フエニルペンタン−2,4−ジオ
ン 化合物13:3−(1,3−ジチオール−2−イリ
デン)−1−(4−ハイドロキシフエニル)ブタ
ン−1,3−ジオン 化合物14:2−(1,3−ジチオール−2−イリ
デン)−1−(4−アミノフエニル)ブタン−
1,3−ジオン 化合物15:2−(1,3−ジチオール−2−イリ
デン)−(2−ベンズイミダゾリル)ブタン−
1,3−ジオン 化合物16:2−(1,3−ジチオール−2−イリ
デン)−4,4−ジメチル−1−フエニルペン
タン−1,3−ジオン 本発明によれば、一般式〔〕で表わされる化
合物は、一般式〔〕
り、R1がメチル基の場合、Rは4−フルオロフ
エニル基、4−ブロモフエニル基、4−ニトロフ
エニル基、4−ハイドロオキシフエニル基、4−
アミノフエニル基、ベンジル基、2−ピリジル
基、2−チエニル基、2−ピロリル基、ピラジニ
ル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基、2−イ
ンドリル基、2−キノリル基、もしくは2−ベン
ズイミダゾリル基を示し、R1がtert−ブチル基の
場合R2はフエニル基を示す〕で表わされる1,
3−ジチオール−2−イリデン誘導体体である。 本発明化合物の具体的な代表例を列挙すると次
のとおりである。 化合物1:2−(1,3−ジチオール−2−イリ
デン)−1−(4−フルオロフエニル)ブタン−
1,3−ジオン 化合物2:2−(1,3−ジチオール−2−イリ
デン)−1−(4−ブロモフエニル)ブタン−
1,3−ジオン 化合物3:2−(1,3−ジチオール−2−イリ
デン)−1−(4−ニトロフエニル)ブタン−
1,3−ジオン 化合物4:2−(1,3−ジチオール−2−イリ
デン)−1−(2−ピリジル)ブタン−1,3−
ジオン 化合物5:2−(1,3−ジチオール−2−イリ
デン)−1−(2−チエニル)ブタン−1,3−
ジオン 化合物6:2−(1,3−ジチオール−2−イリ
デン)−1−(2−ピロリル)ブタン−1,3−
ジオン 化合物7:2−(1,3−ジチオール−2−イリ
デン)−1−ピラジニルブタン−1,3−ジオ
ン 化合物8:2−(1,3−ジチオール−2−イリ
デン)−1−(1−ナフチル)ブタン−1,3−
ジオン 化合物9:2−(1,3−ジチオール−2−イリ
デン)−1−(2−ナフチル)ブタン−1,3−
ジオン 化合物10:2−(1,3−ジチオール−2−イリ
デン)−1−(2−インドリル)ブタン−1,3
−ジオン 化合物11:2−(1,3−ジチオール−2−イリ
デン)−1−(2−キノリル)ブタン−1,3−
ジオン 化合物12:3−(1,3−ジチオール−2−イリ
デン)−1−フエニルペンタン−2,4−ジオ
ン 化合物13:3−(1,3−ジチオール−2−イリ
デン)−1−(4−ハイドロキシフエニル)ブタ
ン−1,3−ジオン 化合物14:2−(1,3−ジチオール−2−イリ
デン)−1−(4−アミノフエニル)ブタン−
1,3−ジオン 化合物15:2−(1,3−ジチオール−2−イリ
デン)−(2−ベンズイミダゾリル)ブタン−
1,3−ジオン 化合物16:2−(1,3−ジチオール−2−イリ
デン)−4,4−ジメチル−1−フエニルペン
タン−1,3−ジオン 本発明によれば、一般式〔〕で表わされる化
合物は、一般式〔〕
【式】
〔式中R及びR1は前記の意味を有する〕で表わ
されるβ−ジケトン類を塩基の存在下に一般式
〔〕
されるβ−ジケトン類を塩基の存在下に一般式
〔〕
【式】
〔式中R2は低級アルキル基又はアラルキル基、
Xはアニオン残基を示す〕で表わされるジチオリ
ウム塩と反応させることにより製造することがで
きる。 一般式[]で表わされるβ−ジケトン類とし
ては、1−(4−ニトロフエニル)ブタン−1,
3−ジオン、1−(4−ピリジル)ブタン−1,
3−ジオン、1−(2−チエニル)ブタン−1,
3−ジオン、1−(4−フルオロフエニル)ブタ
ン−1,3−ジオン、1−(4−ブロモフエニル)
ブタン−1,3−ジオン、1−(2−ピリジル)−
ブタン−1,3−ジオン、1−(2−ピロリル)
ブタン−1,3−ジオン、1−ピラジニルブタン
−1,3−ジオン、1−(1−ナフチル)ブタン
−1,3−ジオン、1−(2−ナフチル)ブタン
−1,3−ジオン、1−(2−インドリル)ブタ
ン−1,3−ジオン、1−(2−キノリル)ブタ
ン−1,3−ジオン、1−フエニルペンタン−
1,3−ジオン、1−(2−ベンズイミダゾリル)
ブタン−1,3−ジオン、1−(4−ハイドロキ
シフエニル)ブタン−1,3−ジオン、1−(4
−アミノフエニル)ブタン−1,3−ジオンなど
を挙げることができる。 なお、場合によりこれらジケトン類は、反応時
の安定性を確保するために保護基を有してもよ
く、その際の具体例としては例えば、1−(4−
メトキシフエニル)ブタン−1,3−ジオン、1
−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フエ
ニル〕ブタン−1,3−ジオンなどがある。 また、一般式〔〕で表わされるジチオリウム
塩は、1,3−ジチオール−2−チオンをヨウ化
メチル、ヨウ化エチル、ジメチル硫酸などでアル
キル化するか、又は塩化ベンジルなどでベンジル
化することにより合成することが出来る。 本発明の実施に際し、一般式〔〕で表わされ
るβ−ジケトン類と一般式〔〕で表わされるジ
チオリウム塩との反応は、塩基の存在下適当な溶
媒を使用して行うことが望ましい。 当該溶媒としては反応に関与しない溶媒が好ま
しく、例えばテトラヒドロフラン、ジオキサン、
メタノール、酢酸、ジメチルスルホキサイド、ジ
メチルホルムアミドなどを挙げることができる。
また、これらの溶媒は二種以上混合して使用する
ことも可能である。 反応モル比はβ−ジケトン類に対してジチオリ
ウム塩等モルないしは過剰モルが好適であるが、
特に限定されるものではない。反応は通常0℃〜
溶媒の沸点までの温度範囲で行なわれるが、反応
速度をコントロールするためにこれ以下あるいは
以上の温度で行うこともできる。 本発明に使用できる塩基としては、金属ナトリ
ウム、水素化ナトリウム、ナトリウムメトキサイ
ド、水素化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウムなどのアルカリ金属塩、
ピリジン、トリエチルアミン、ジメチルアニリン
などの有機アミンなどが挙げられる。 反応は副生物もほとんど生成しない為、反応の
後処理は極めて容易である。すなわち反応終了
後、反応物から適当な溶媒で目的物を抽出し、溶
媒を留去すれば、目的物が得られる。また必要に
応じて再結晶法あるいはカラムクロマト法などに
より目的物を分離・精製することもできる。 本発明化合物を肝臓疾患治療剤として使用する
場合、その投与量は患者の体重、年齢、性別、投
与方法、体調、病状などにより異るが、経口投与
の場合は、体重1Kg当り1日に0.1〜2.5mg、非経
口投与の場合は、体重1Kg当り1日に0.01〜10mg
である。 本発明の化合物を製剤化するためには、製剤の
技術分野における通常の方法で錠剤、顆粒剤、散
剤、懸濁剤、カプセル剤、注射液、等張液などの
剤形とする。 経口用固型製剤を製造する場合は、主薬に賦形
剤、さらに必要に応じて縮合剤、崩壊剤、滑沢
剤、着色剤、矯味矯臭剤を加えた後、常法により
錠剤、被覆錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤とす
る。 注射剤を調整する場合には、主薬に必要により
PH調整剤、緩衝剤、懸濁剤、溶解補助剤、安定化
剤、等張化剤、保存剤などを添加し、常法により
皮下、筋肉内、静脈内注射剤とする。 以下に薬理試験例を挙げ、本発明化合物の肝障
害抑制効果を示す。 薬理試験例 肝障害抑制効果 供試化合物50mg/Kgをオリーブ油に懸濁して、
マウス(23±2g)に経口投与し、供試化合物の
投与6時間後に四塩化炭素を投与した。四塩化炭
素の投与24時間後にBSP(スルホブロムフタレイ
ン ナトリウム)75mg/Kgを尾静脈内へ投与し、
その30分後に心採血を行ない、血清中のGPT(グ
ルタミツク ピルビツクトランスアミナーゼ)活
性およびBSP残量を測定した。また採血直後の
肝障害を肉眼的に観察し、下記の様な評価法によ
り判定を行つた。 0…正常な肝臓 2…わずかに障害を認めたもの 4…明らかに障害を認めたもの 6…著しい障害 供試化合物は表−1に示されるように各測定項
目のいずれにおいても著しい肝障害抑制効果を示
した。
Xはアニオン残基を示す〕で表わされるジチオリ
ウム塩と反応させることにより製造することがで
きる。 一般式[]で表わされるβ−ジケトン類とし
ては、1−(4−ニトロフエニル)ブタン−1,
3−ジオン、1−(4−ピリジル)ブタン−1,
3−ジオン、1−(2−チエニル)ブタン−1,
3−ジオン、1−(4−フルオロフエニル)ブタ
ン−1,3−ジオン、1−(4−ブロモフエニル)
ブタン−1,3−ジオン、1−(2−ピリジル)−
ブタン−1,3−ジオン、1−(2−ピロリル)
ブタン−1,3−ジオン、1−ピラジニルブタン
−1,3−ジオン、1−(1−ナフチル)ブタン
−1,3−ジオン、1−(2−ナフチル)ブタン
−1,3−ジオン、1−(2−インドリル)ブタ
ン−1,3−ジオン、1−(2−キノリル)ブタ
ン−1,3−ジオン、1−フエニルペンタン−
1,3−ジオン、1−(2−ベンズイミダゾリル)
ブタン−1,3−ジオン、1−(4−ハイドロキ
シフエニル)ブタン−1,3−ジオン、1−(4
−アミノフエニル)ブタン−1,3−ジオンなど
を挙げることができる。 なお、場合によりこれらジケトン類は、反応時
の安定性を確保するために保護基を有してもよ
く、その際の具体例としては例えば、1−(4−
メトキシフエニル)ブタン−1,3−ジオン、1
−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フエ
ニル〕ブタン−1,3−ジオンなどがある。 また、一般式〔〕で表わされるジチオリウム
塩は、1,3−ジチオール−2−チオンをヨウ化
メチル、ヨウ化エチル、ジメチル硫酸などでアル
キル化するか、又は塩化ベンジルなどでベンジル
化することにより合成することが出来る。 本発明の実施に際し、一般式〔〕で表わされ
るβ−ジケトン類と一般式〔〕で表わされるジ
チオリウム塩との反応は、塩基の存在下適当な溶
媒を使用して行うことが望ましい。 当該溶媒としては反応に関与しない溶媒が好ま
しく、例えばテトラヒドロフラン、ジオキサン、
メタノール、酢酸、ジメチルスルホキサイド、ジ
メチルホルムアミドなどを挙げることができる。
また、これらの溶媒は二種以上混合して使用する
ことも可能である。 反応モル比はβ−ジケトン類に対してジチオリ
ウム塩等モルないしは過剰モルが好適であるが、
特に限定されるものではない。反応は通常0℃〜
溶媒の沸点までの温度範囲で行なわれるが、反応
速度をコントロールするためにこれ以下あるいは
以上の温度で行うこともできる。 本発明に使用できる塩基としては、金属ナトリ
ウム、水素化ナトリウム、ナトリウムメトキサイ
ド、水素化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウムなどのアルカリ金属塩、
ピリジン、トリエチルアミン、ジメチルアニリン
などの有機アミンなどが挙げられる。 反応は副生物もほとんど生成しない為、反応の
後処理は極めて容易である。すなわち反応終了
後、反応物から適当な溶媒で目的物を抽出し、溶
媒を留去すれば、目的物が得られる。また必要に
応じて再結晶法あるいはカラムクロマト法などに
より目的物を分離・精製することもできる。 本発明化合物を肝臓疾患治療剤として使用する
場合、その投与量は患者の体重、年齢、性別、投
与方法、体調、病状などにより異るが、経口投与
の場合は、体重1Kg当り1日に0.1〜2.5mg、非経
口投与の場合は、体重1Kg当り1日に0.01〜10mg
である。 本発明の化合物を製剤化するためには、製剤の
技術分野における通常の方法で錠剤、顆粒剤、散
剤、懸濁剤、カプセル剤、注射液、等張液などの
剤形とする。 経口用固型製剤を製造する場合は、主薬に賦形
剤、さらに必要に応じて縮合剤、崩壊剤、滑沢
剤、着色剤、矯味矯臭剤を加えた後、常法により
錠剤、被覆錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤とす
る。 注射剤を調整する場合には、主薬に必要により
PH調整剤、緩衝剤、懸濁剤、溶解補助剤、安定化
剤、等張化剤、保存剤などを添加し、常法により
皮下、筋肉内、静脈内注射剤とする。 以下に薬理試験例を挙げ、本発明化合物の肝障
害抑制効果を示す。 薬理試験例 肝障害抑制効果 供試化合物50mg/Kgをオリーブ油に懸濁して、
マウス(23±2g)に経口投与し、供試化合物の
投与6時間後に四塩化炭素を投与した。四塩化炭
素の投与24時間後にBSP(スルホブロムフタレイ
ン ナトリウム)75mg/Kgを尾静脈内へ投与し、
その30分後に心採血を行ない、血清中のGPT(グ
ルタミツク ピルビツクトランスアミナーゼ)活
性およびBSP残量を測定した。また採血直後の
肝障害を肉眼的に観察し、下記の様な評価法によ
り判定を行つた。 0…正常な肝臓 2…わずかに障害を認めたもの 4…明らかに障害を認めたもの 6…著しい障害 供試化合物は表−1に示されるように各測定項
目のいずれにおいても著しい肝障害抑制効果を示
した。
【表】
急性毒性試験
供試化合物をオリーブ油に懸濁してマウス
(ddY−マウス23±2g、n=5)に経口投与し、
投与一週間後の致死率より急性毒性値(LD50)
を決定した。 被検化合物(4、5、10、11、13、14、20、
29、30、33)は毒性は極めて低く、LD50の値は
2g以上であつた。 以下に実施例を挙げて説明する。 実施例 1 乾燥テトラヒドロフラン20mlに50%油性水素化
ナトリウム0.5gを懸濁し、氷冷下に1−(4−フ
ルオロフエニル)−1,3−ジオン1.6gを徐々に
加える。水素ガスの発生が終つてから、2−メチ
ルチオ−1,3−ジチオリウムパークロレート
2.5gを加え1時間加熱還流する。 ついで反応液から溶媒を減圧留去し、残留物に
氷水を加えたのち、目的物をクロロホルム抽出す
る。クロロホルム抽出液を減圧濃縮し、残渣をメ
タノールより再結晶すると、2−(1,3−ジチ
オール−2−イリデン)−1−(4−フルオロフエ
ニル)ブタン−1,3−ジオン(化合物1)1.6
g(収率57%)がm.p.151〜152℃の結晶として得
られる。 IRνKBr naxcm-1:3050、1600、1560、1350、1275、
1230 NMR(CDCl3)δ:7.7(2H、d)、7.3(2H、s)、
7.2(2H、d)、1.95(3H、s) 実施例 2 1−(4−ブロモフエニル)ブタン−1,3−
ジオン2.4g、2−メチルチオ−1,3−ジチオ
リウムパークロレート2.5gを用い、実施例1と
同様に処理し、ベンゼン−n−ヘキサンより再結
晶すると、2−(1,3−ジチオール−2−イリ
デン)−1−(4−ブロモフエニル)ブタン−1,
3−ジオン(化合物2)2.8g(収率82%)がm.
p.137〜138℃の結晶として得られる。 IRνKBr naxcm-1:3050、1605、1570、1360、1170、
1270 NMR(CDCl3)δ:7.8(2H、d)、7.5(2H、s)、
7.35(2H、d)、1.9(3H、s) 実施例 3 1−(4−ニトロフエニル)ブタン−1,3−
ジオン2.0g、2−メチルチオ−1,3−ジチオ
リウムパークロレート2.5gを用い、実施例1と
同様に処理し、ベンゼン−n−ヘキサンより再結
晶すると、2−(1,3−ジチオール−2−イリ
デン)−1−(4−ニトロフエニル)ブタン−1,
3−ジオン(化合物3)2.1g(収率71%)がm.
p.151〜153℃の結晶として得られる。 IRνKBr naxcm-1:3005、1600、1550、1510、1330、
1310、1280 NMR(CDCl3)δ:8.25(2H、d)、7.75(2H、
d)、7.4(2H、s)、1.8(3H、s) 実施例 4 1−(2−ピリジル)ブタン−1,3−ジオン
1.6gと、2−メチルチオ−1,3−ジチオリウ
ムパークロレート2.5gを用い、実施例1と同様
に処理し、ベンゼンより再結晶すると、2−(1,
3−ジチオール−2−イリデン)−1−(2−ピリ
ジル)ブタン−1,3−ジオン(化合物4)1.4
g(収率54)がm.p.148〜149℃の結晶として得ら
れる。 IRνKBr naxcm-1:3050、1620、1570、1370、1330、
1265、1000 NMR(CDCl3)δ:8.6(1H、d.d)、7.9(1H、d.d) 7.35(1H、m)、7.35(2H、s)、1.85(3H、s) 実施例 5 1−(2−チエニル)ブタン−1,3−ジオン
1.6gと2−メチルチオ−1,3−ジチオリウム
パークロレート2.5gを用い、実施例1と同様に
処理し、ベンゼン−n−ヘキサンより再結晶する
と、2−(1,3−ジチオール−2−イリデン)−
1−(2−チエニル)ブタン−1,3−ジオン
(化合物5)1.8g(収率71%)がm.p.110〜111℃
の結晶として得られる。 IRνKBr naxcm-1:3050、1600、1545、1415、1360、
1330、1270 NMR(CDCl3)δ:7.6(1H、d.d)、7.4(1H、d.d) 7.15(2H、s)、7.1(1H、m) 2.1(3H、s) 実施例 6 1−(2−ピロリル)ブタン−1,3−ジオン
1.5gと2−メチルチオ−1,3−ジチオリウム
パークロレート2.5gを用い、実施例1と同様に
処理後シリカゲルカラムクロマトグラフイーで精
製し、次いでベンゼン−n−ヘキサンより再結晶
すると2−(1,3−ジチオール−2−イリデン)
−1−(2−ピロリル)ブタン−1,3−ジオン
(化合物6)0.7g(収率2.8)がm.p.112〜114℃の
結晶として得られる。 IRνKBr naxcm-1:3000、1605、1550、1403、1363、
1320 NMR(CDCl3)δ:6.9(2H、s)、6.1〜7.1(4H、
m) 2.2(3H、s) 実施例 7 1−ピラジニルブタン−1,3−ジオン1.6g
と、2−メチルチオ−1,3−ジチオリウムパー
クロレート2.5gを用い、実施例1と同様に処理
し、酢酸エチル−ベンゼンより再結晶すると、2
−(1,3−ジチオール−2−イリデン)−1−
(ピラジニルブタン−1,3−ジオン(化合物7)
2.0g(収率78%)がm.p.181〜182の結晶として
得られる。 IRνKBr naxcm-1:3050、1620、1590、1570、1360、
1020 NMR(CDCl3)δ:9.0(1H、s)、8.6(2H、m)、
7.6(2H、s)、1.85(3H、s) 実施例 8 1−(1−ナフチル)ブタン1,3−ジオン2.1
gと、2−メチルチオ−1,3−ジチオリウムパ
ークロレート2.5gを用い実施例1と同様に処理
し、ベンゼン−n−ヘキサンより再結晶すると2
−(1,3−ジチオール−2−イリデン)−1−
(1−ナフチル)ブタン−1,3−ジオン(化合
物8)1.7g(収率77%)が158〜159℃の結晶と
して得られる。 IRνKBr naxcm-1:3030、1600、1555、1420、1340、
1268、790 NMR(CDCl3)δ:7.7〜8.15(4H、m)、7.35〜
7.65(3H、m)、7.4(2H、s)、1.65(3H、s) 実施例 9 1−(2−ナフチル)ブタン−1,3−ジオン
2.1gと、2−メチルチオ−1,3−ジチオリウ
ムパークロレート2.5gを用い、実施例1と同様
に処理し、ベンゼン−n−ヘキサンより再結晶す
ると、2−(1,3−ジチオール−2−イリデン)
−1−(2−ナフチル)ブタン−1,3−ジオン
(化合物9)1.6g(収率73%)が154〜155℃の結
晶として得られる。 IRνKBr naxcm-1:3050、1560、1430、1310、1300、
880、740、 NMR(CDCl3)δ:8.05(1H、br.s)、7.2〜8.0
(6H、m) 7.25(2H、s)、1.9(3H、s) 実施例 10 1−(2−インドリル)ブタン−1,3−ジオ
ン2.0gと、2−メチルチオ−1,3−ジチオリ
ウムパークロレート2.5gを用い、実施例1と同
様に処理後シリカゲルカラムクロマトグラフイー
で精製し、次いでベンゼン−n−ヘキサンより再
結晶すると、2−(1,3−ジチオール−2−イ
リデン)−1−(2−インドリル)ブタン−1,3
−ジオン(化合物10)0.9g(収率30%)がm.
p.98〜99℃の結晶として得られる。 IRνKBr naxcm-1:3050、1645、1575、1450、1380、
1200 NMR(CDCl3)δ:7.2〜7.6(5H、m)、7.0(2H、
s) 6.5(1H、br.s)、2.1(3H、s) 実施例 11 1−(2−キノリル)ブタン−1,3−ジオン
2.1gと、2−メチルチオ−1,3−ジチオリウ
ムパークロレート2.5gを用い、実施例1と同様
に処理し、ベンゼン−n−ヘキサンより再結晶す
ると、2−(1,3−ジチオール−2−イリデン)
−1−(2−キノリル)ブタン−1,3−ジオン
(化合物11)1.5g(収率49%)がm.p.197〜198℃
の結晶として得られる。 IRνKBr naxcm-1:3050、1570、1435、1365、1320、
1270、850 NMR(CDCl3)δ:8.3(1H、d)、7.45〜8.2(5H、
m)、7.3(2H、s)、1.85(3H、s) 実施例 12 1−フエニルペンタン−2,4−ジオン1.7g
と、2−メチルチオ−1,3−ジチオリウムパー
クロレート2.5gを用い、実施例1と同様に処理
後シリカゲルカラムクロマトグラフイーで精製
し、次いでエタノール−アセトンから再結晶する
と、3−(1,3−ジチオール−2−イリデン)−
1−フエニルペンタン−2,4−ジオン(化合物
12)1.2g(収率45%)がm.p.157.5〜158℃の結晶
として得られる。 IRνKBr naxcm-1:3000、1570、1440、1380、1320、
1260 NMR(CDCl3)δ:7.65(2H、s)、7.15(5H、
s)、4.25(2H、s)、2.6(3H、s) 実施例 13 乾燥テトラヒドロフラン50mlに50%油性水素化
ナトリウム0.7gを懸濁し、氷冷下に1−(4−メ
トキシメチルオキシフエニル)ブタン−1,3−
ジオン2.2gを徐々に加える。水素ガス発生終了
後、2−メチルチオ−1,3−ジチオリウムパー
クロレート3.3gを加え、1時間撹拌する。溶媒
を減圧下で除去し、残渣に氷水を加え、クロロホ
ルム抽出をする。クロロホルムを留去し、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフイーで精製する
と、2−(1,3−ジチオール−2−イリデン)−
1−(4−メトキシメチルオキシフエニル)ブタ
ン−1,3−ジオン2.7gが得られる。上記化合
物を0.7重量%の塩化水素を含有したイソプロピ
ルアルコール50mlに溶解し、60℃で30分保つ。 溶媒を除去し、残渣をベンゼン−n−ヘキサン
より再結晶すると、2−(1,3−ジチオール−
2−イリデン)−1−(4−ハイドロオキシフエニ
ル)ブタン−1,3−ジオン(化合物13)2.5(収
率66%)がm.p.74〜76℃の結晶として得られる。 IRνKBr naxcm-1:3105、1620、1590、1280、1220、
1165、1000 NMR(CDCl3)δ:9.1(1H.s)、7.3(2H、d)、
7.2(2H、s)、6.75(2H、d)、2.11(3H、s) 実施例 14 1−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノフ
エニル)−ブタン−1,3−ジオン2.8gと2−メ
チルチオ−1,3−ジチオリウムパークロレート
2.8gを用い、実施例1と同様に処理すると、2
−(1,3−ジチオール−2−イリデン)−1−
(4−tert−ブトキシカルボニルアミノフエニル)
−ブタン−1,3−ジオン2.6gが得られる。こ
れを5mlのトリフルオロ酢酸に溶解し、室温で3
時間保つ。撹拌しながら50mlのn−ヘキサンを加
え、得られた粗生物を酢酸より再結晶すると、2
−(1,3−ジチオール−2−イリデン)−1−
(4−アミノフエニル)ブタン−1,3−ジオン
(化合物14)1.7g(収率89%)がm.p.168〜169℃
の結晶として得られる。 IRνKBr naxcm-1:3350、1600、1540、1390、1260、 NMR(CDCl3)δ:7.45(2H、d)、7.1(2H、
s)、6.6(2H、d)、5.0(2H、s) 実施例 15 1−(2−ベンズイミダゾリル)ブタン−1,
3−ジオン2.0gと2−メチルチオ−1,3−ジ
チオリウムパークロレート2.5gを用い、実施例
1と同様に処理して、シリカゲルカラムクロマト
グラフイーで精製すると、2−(1,3−ジチオ
ール−2−イリデン)−1−(2−ベンズイミダゾ
リル)ブタン−1,3−ジオン(化合物15)0.87
g(収率29%)がm.p.245℃(dec.)の結晶とし
て得られる。 IRνKBr naxcm-1:1615、1565、1427、1335、760、700 NMR(CDCl3)δ:7.7(2H、s)、7.1〜7.7(4H、
m)、2.0(3H、s) 実施例 16 4,4−ジメチル−1−フエニルペンタン−
1,3,−ジオン2.0gと、2−メチルチオ−1,
3−ジチオリウムパークロレート2.5gを用い、
実施例1と同様に処理し、クロロホルム−n−ヘ
キサンから再結晶すると、2−(1,3−ジチオ
ール−2−イリデン)−4,4−ジメチル−1−
フエニルペンタン−1,3−ジオン(化合物16)、
1.65g(収率55%)がm.p.91〜92℃の結晶として
得られる。 IRνKBr naxcm-1:2900、1630、1580、1560、1382 NMR(CDCl3)δ:7.3〜7.8(5H、m)、6.9(2H、
s)、1.0(9H、s)
(ddY−マウス23±2g、n=5)に経口投与し、
投与一週間後の致死率より急性毒性値(LD50)
を決定した。 被検化合物(4、5、10、11、13、14、20、
29、30、33)は毒性は極めて低く、LD50の値は
2g以上であつた。 以下に実施例を挙げて説明する。 実施例 1 乾燥テトラヒドロフラン20mlに50%油性水素化
ナトリウム0.5gを懸濁し、氷冷下に1−(4−フ
ルオロフエニル)−1,3−ジオン1.6gを徐々に
加える。水素ガスの発生が終つてから、2−メチ
ルチオ−1,3−ジチオリウムパークロレート
2.5gを加え1時間加熱還流する。 ついで反応液から溶媒を減圧留去し、残留物に
氷水を加えたのち、目的物をクロロホルム抽出す
る。クロロホルム抽出液を減圧濃縮し、残渣をメ
タノールより再結晶すると、2−(1,3−ジチ
オール−2−イリデン)−1−(4−フルオロフエ
ニル)ブタン−1,3−ジオン(化合物1)1.6
g(収率57%)がm.p.151〜152℃の結晶として得
られる。 IRνKBr naxcm-1:3050、1600、1560、1350、1275、
1230 NMR(CDCl3)δ:7.7(2H、d)、7.3(2H、s)、
7.2(2H、d)、1.95(3H、s) 実施例 2 1−(4−ブロモフエニル)ブタン−1,3−
ジオン2.4g、2−メチルチオ−1,3−ジチオ
リウムパークロレート2.5gを用い、実施例1と
同様に処理し、ベンゼン−n−ヘキサンより再結
晶すると、2−(1,3−ジチオール−2−イリ
デン)−1−(4−ブロモフエニル)ブタン−1,
3−ジオン(化合物2)2.8g(収率82%)がm.
p.137〜138℃の結晶として得られる。 IRνKBr naxcm-1:3050、1605、1570、1360、1170、
1270 NMR(CDCl3)δ:7.8(2H、d)、7.5(2H、s)、
7.35(2H、d)、1.9(3H、s) 実施例 3 1−(4−ニトロフエニル)ブタン−1,3−
ジオン2.0g、2−メチルチオ−1,3−ジチオ
リウムパークロレート2.5gを用い、実施例1と
同様に処理し、ベンゼン−n−ヘキサンより再結
晶すると、2−(1,3−ジチオール−2−イリ
デン)−1−(4−ニトロフエニル)ブタン−1,
3−ジオン(化合物3)2.1g(収率71%)がm.
p.151〜153℃の結晶として得られる。 IRνKBr naxcm-1:3005、1600、1550、1510、1330、
1310、1280 NMR(CDCl3)δ:8.25(2H、d)、7.75(2H、
d)、7.4(2H、s)、1.8(3H、s) 実施例 4 1−(2−ピリジル)ブタン−1,3−ジオン
1.6gと、2−メチルチオ−1,3−ジチオリウ
ムパークロレート2.5gを用い、実施例1と同様
に処理し、ベンゼンより再結晶すると、2−(1,
3−ジチオール−2−イリデン)−1−(2−ピリ
ジル)ブタン−1,3−ジオン(化合物4)1.4
g(収率54)がm.p.148〜149℃の結晶として得ら
れる。 IRνKBr naxcm-1:3050、1620、1570、1370、1330、
1265、1000 NMR(CDCl3)δ:8.6(1H、d.d)、7.9(1H、d.d) 7.35(1H、m)、7.35(2H、s)、1.85(3H、s) 実施例 5 1−(2−チエニル)ブタン−1,3−ジオン
1.6gと2−メチルチオ−1,3−ジチオリウム
パークロレート2.5gを用い、実施例1と同様に
処理し、ベンゼン−n−ヘキサンより再結晶する
と、2−(1,3−ジチオール−2−イリデン)−
1−(2−チエニル)ブタン−1,3−ジオン
(化合物5)1.8g(収率71%)がm.p.110〜111℃
の結晶として得られる。 IRνKBr naxcm-1:3050、1600、1545、1415、1360、
1330、1270 NMR(CDCl3)δ:7.6(1H、d.d)、7.4(1H、d.d) 7.15(2H、s)、7.1(1H、m) 2.1(3H、s) 実施例 6 1−(2−ピロリル)ブタン−1,3−ジオン
1.5gと2−メチルチオ−1,3−ジチオリウム
パークロレート2.5gを用い、実施例1と同様に
処理後シリカゲルカラムクロマトグラフイーで精
製し、次いでベンゼン−n−ヘキサンより再結晶
すると2−(1,3−ジチオール−2−イリデン)
−1−(2−ピロリル)ブタン−1,3−ジオン
(化合物6)0.7g(収率2.8)がm.p.112〜114℃の
結晶として得られる。 IRνKBr naxcm-1:3000、1605、1550、1403、1363、
1320 NMR(CDCl3)δ:6.9(2H、s)、6.1〜7.1(4H、
m) 2.2(3H、s) 実施例 7 1−ピラジニルブタン−1,3−ジオン1.6g
と、2−メチルチオ−1,3−ジチオリウムパー
クロレート2.5gを用い、実施例1と同様に処理
し、酢酸エチル−ベンゼンより再結晶すると、2
−(1,3−ジチオール−2−イリデン)−1−
(ピラジニルブタン−1,3−ジオン(化合物7)
2.0g(収率78%)がm.p.181〜182の結晶として
得られる。 IRνKBr naxcm-1:3050、1620、1590、1570、1360、
1020 NMR(CDCl3)δ:9.0(1H、s)、8.6(2H、m)、
7.6(2H、s)、1.85(3H、s) 実施例 8 1−(1−ナフチル)ブタン1,3−ジオン2.1
gと、2−メチルチオ−1,3−ジチオリウムパ
ークロレート2.5gを用い実施例1と同様に処理
し、ベンゼン−n−ヘキサンより再結晶すると2
−(1,3−ジチオール−2−イリデン)−1−
(1−ナフチル)ブタン−1,3−ジオン(化合
物8)1.7g(収率77%)が158〜159℃の結晶と
して得られる。 IRνKBr naxcm-1:3030、1600、1555、1420、1340、
1268、790 NMR(CDCl3)δ:7.7〜8.15(4H、m)、7.35〜
7.65(3H、m)、7.4(2H、s)、1.65(3H、s) 実施例 9 1−(2−ナフチル)ブタン−1,3−ジオン
2.1gと、2−メチルチオ−1,3−ジチオリウ
ムパークロレート2.5gを用い、実施例1と同様
に処理し、ベンゼン−n−ヘキサンより再結晶す
ると、2−(1,3−ジチオール−2−イリデン)
−1−(2−ナフチル)ブタン−1,3−ジオン
(化合物9)1.6g(収率73%)が154〜155℃の結
晶として得られる。 IRνKBr naxcm-1:3050、1560、1430、1310、1300、
880、740、 NMR(CDCl3)δ:8.05(1H、br.s)、7.2〜8.0
(6H、m) 7.25(2H、s)、1.9(3H、s) 実施例 10 1−(2−インドリル)ブタン−1,3−ジオ
ン2.0gと、2−メチルチオ−1,3−ジチオリ
ウムパークロレート2.5gを用い、実施例1と同
様に処理後シリカゲルカラムクロマトグラフイー
で精製し、次いでベンゼン−n−ヘキサンより再
結晶すると、2−(1,3−ジチオール−2−イ
リデン)−1−(2−インドリル)ブタン−1,3
−ジオン(化合物10)0.9g(収率30%)がm.
p.98〜99℃の結晶として得られる。 IRνKBr naxcm-1:3050、1645、1575、1450、1380、
1200 NMR(CDCl3)δ:7.2〜7.6(5H、m)、7.0(2H、
s) 6.5(1H、br.s)、2.1(3H、s) 実施例 11 1−(2−キノリル)ブタン−1,3−ジオン
2.1gと、2−メチルチオ−1,3−ジチオリウ
ムパークロレート2.5gを用い、実施例1と同様
に処理し、ベンゼン−n−ヘキサンより再結晶す
ると、2−(1,3−ジチオール−2−イリデン)
−1−(2−キノリル)ブタン−1,3−ジオン
(化合物11)1.5g(収率49%)がm.p.197〜198℃
の結晶として得られる。 IRνKBr naxcm-1:3050、1570、1435、1365、1320、
1270、850 NMR(CDCl3)δ:8.3(1H、d)、7.45〜8.2(5H、
m)、7.3(2H、s)、1.85(3H、s) 実施例 12 1−フエニルペンタン−2,4−ジオン1.7g
と、2−メチルチオ−1,3−ジチオリウムパー
クロレート2.5gを用い、実施例1と同様に処理
後シリカゲルカラムクロマトグラフイーで精製
し、次いでエタノール−アセトンから再結晶する
と、3−(1,3−ジチオール−2−イリデン)−
1−フエニルペンタン−2,4−ジオン(化合物
12)1.2g(収率45%)がm.p.157.5〜158℃の結晶
として得られる。 IRνKBr naxcm-1:3000、1570、1440、1380、1320、
1260 NMR(CDCl3)δ:7.65(2H、s)、7.15(5H、
s)、4.25(2H、s)、2.6(3H、s) 実施例 13 乾燥テトラヒドロフラン50mlに50%油性水素化
ナトリウム0.7gを懸濁し、氷冷下に1−(4−メ
トキシメチルオキシフエニル)ブタン−1,3−
ジオン2.2gを徐々に加える。水素ガス発生終了
後、2−メチルチオ−1,3−ジチオリウムパー
クロレート3.3gを加え、1時間撹拌する。溶媒
を減圧下で除去し、残渣に氷水を加え、クロロホ
ルム抽出をする。クロロホルムを留去し、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフイーで精製する
と、2−(1,3−ジチオール−2−イリデン)−
1−(4−メトキシメチルオキシフエニル)ブタ
ン−1,3−ジオン2.7gが得られる。上記化合
物を0.7重量%の塩化水素を含有したイソプロピ
ルアルコール50mlに溶解し、60℃で30分保つ。 溶媒を除去し、残渣をベンゼン−n−ヘキサン
より再結晶すると、2−(1,3−ジチオール−
2−イリデン)−1−(4−ハイドロオキシフエニ
ル)ブタン−1,3−ジオン(化合物13)2.5(収
率66%)がm.p.74〜76℃の結晶として得られる。 IRνKBr naxcm-1:3105、1620、1590、1280、1220、
1165、1000 NMR(CDCl3)δ:9.1(1H.s)、7.3(2H、d)、
7.2(2H、s)、6.75(2H、d)、2.11(3H、s) 実施例 14 1−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノフ
エニル)−ブタン−1,3−ジオン2.8gと2−メ
チルチオ−1,3−ジチオリウムパークロレート
2.8gを用い、実施例1と同様に処理すると、2
−(1,3−ジチオール−2−イリデン)−1−
(4−tert−ブトキシカルボニルアミノフエニル)
−ブタン−1,3−ジオン2.6gが得られる。こ
れを5mlのトリフルオロ酢酸に溶解し、室温で3
時間保つ。撹拌しながら50mlのn−ヘキサンを加
え、得られた粗生物を酢酸より再結晶すると、2
−(1,3−ジチオール−2−イリデン)−1−
(4−アミノフエニル)ブタン−1,3−ジオン
(化合物14)1.7g(収率89%)がm.p.168〜169℃
の結晶として得られる。 IRνKBr naxcm-1:3350、1600、1540、1390、1260、 NMR(CDCl3)δ:7.45(2H、d)、7.1(2H、
s)、6.6(2H、d)、5.0(2H、s) 実施例 15 1−(2−ベンズイミダゾリル)ブタン−1,
3−ジオン2.0gと2−メチルチオ−1,3−ジ
チオリウムパークロレート2.5gを用い、実施例
1と同様に処理して、シリカゲルカラムクロマト
グラフイーで精製すると、2−(1,3−ジチオ
ール−2−イリデン)−1−(2−ベンズイミダゾ
リル)ブタン−1,3−ジオン(化合物15)0.87
g(収率29%)がm.p.245℃(dec.)の結晶とし
て得られる。 IRνKBr naxcm-1:1615、1565、1427、1335、760、700 NMR(CDCl3)δ:7.7(2H、s)、7.1〜7.7(4H、
m)、2.0(3H、s) 実施例 16 4,4−ジメチル−1−フエニルペンタン−
1,3,−ジオン2.0gと、2−メチルチオ−1,
3−ジチオリウムパークロレート2.5gを用い、
実施例1と同様に処理し、クロロホルム−n−ヘ
キサンから再結晶すると、2−(1,3−ジチオ
ール−2−イリデン)−4,4−ジメチル−1−
フエニルペンタン−1,3−ジオン(化合物16)、
1.65g(収率55%)がm.p.91〜92℃の結晶として
得られる。 IRνKBr naxcm-1:2900、1630、1580、1560、1382 NMR(CDCl3)δ:7.3〜7.8(5H、m)、6.9(2H、
s)、1.0(9H、s)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式〔〕 【式】 〔式中、R1はメチル基又はtert−ブチル基であ
り、R1がメチル基の場合、Rは4−フルオロフ
エニル基、4−ブロモフエニル基、4−ニトロフ
エニル基、4−ハイドロオキシフエニル基、4−
アミノフエニル基、ベンジル基、2−ピリジル
基、2−チエニル基、2−ピロリル基、ピラジニ
ル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基、2−イ
ンドリル基、2−キノリル基、もしくは2−ベン
ズイミダゾリル基を示し、R1がtert−ブチル基の
場合Rはフエニル基を示す〕で表わされる1,3
−ジチオール−2−イリデン誘導体。 2 一般式〔〕 【式】 〔式中、R1はメチル基又は、tert−ブチル基であ
り、R1がメチル基の場合、Rは4−フルオロフ
エニル基、4−ブロモフエニル基、4−ニトロフ
エニル基、4−ハイドロオキシフエニル基、4−
アミノフエニル基、ベンジル基、2−ピリジル
基、2−チエニル基、2−ピロリル基、ピラジニ
ル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基、2−イ
ンドリル基、2−キノリル基、もしくは2−ベン
ズイミダゾリル基を示し、R1がtert−ブチル基の
場合Rはフエニル基を示す〕で表わされるβ−ジ
ケトン類を塩基の存在下に一般式〔〕 【式】 〔式中、R2は低級アルキル基又はアラルキル基、
Xはアニオン残基を示す〕で表わされるジチオリ
ウム塩と反応させることを特徴とする一般式
〔〕 【式】 〔式中、R1およびRは前記の意味を有する〕で
表わされる1,3−ジチオール−2−イリデン誘
導体の製法。 3 一般式〔〕 【式】 〔式中、R1はメチル基又はtert−ブチル基であ
り、R1がメチル基の場合、Rは4−フルオロフ
エニル基、4−ブロモフエニル基、4−ニトロフ
エニル基、4−ハイドロオキシフエニル基、4−
アミノフエニル基、ベンジル基、2−ピリジル
基、2−チエニル基、2−ピロリル基、ピラジニ
ル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基、2−イ
ンドリル基、2−キノリル基、もしくは2−ベン
ズイミダゾリル基を示し、R1がtert−ブチル基の
場合Rはフエニル基を示す〕で表わされる1,3
−ジチオール−2−イリデン誘導体を含有する肝
臓疾患治療剤。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US739182 | 1985-05-30 | ||
| US06/739,182 US4668799A (en) | 1985-05-30 | 1985-05-30 | Anti-hepatitis and anti-cirrhotic 1,3-dithiol-2-ylidene derivatives, and pharmaceutical compositions therefor |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61275275A JPS61275275A (ja) | 1986-12-05 |
| JPH0578554B2 true JPH0578554B2 (ja) | 1993-10-29 |
Family
ID=24971174
Family Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60293461A Granted JPS61275275A (ja) | 1985-05-30 | 1985-12-28 | 1,3−ジチオ−ル−2−イリデン誘導体 |
| JP60293460A Pending JPS61275274A (ja) | 1985-05-30 | 1985-12-28 | 1,3−ジチオ−ル−2−イリデン誘導体及びその用途 |
Family Applications After (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60293460A Pending JPS61275274A (ja) | 1985-05-30 | 1985-12-28 | 1,3−ジチオ−ル−2−イリデン誘導体及びその用途 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4668799A (ja) |
| JP (2) | JPS61275275A (ja) |
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| KR910005895B1 (ko) * | 1987-07-01 | 1991-08-06 | 주식회사 유한양행 | 1,3-디티올-2-일리덴 유도체와 그의 제조방법 |
| JPH01221375A (ja) * | 1988-02-27 | 1989-09-04 | Nippon Nohyaku Co Ltd | ジチオラン誘導体 |
| EP0357783B1 (en) * | 1988-03-09 | 1994-10-26 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Secondary non-linear optical material and non-linear optical element prepared therefrom |
| US5227398A (en) * | 1990-11-26 | 1993-07-13 | Tsumura & Co. | Benzodioxole derivatives and hepatopathy improvers comprising the same |
| KR940010295B1 (ko) * | 1991-07-05 | 1994-10-22 | 한국과학기술연구원 | 신규 항암성 백금 착화합물 유도체 및 그 제조방법 |
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| JPS5440509B2 (ja) * | 1972-08-04 | 1979-12-04 | ||
| DE2545569C3 (de) * | 1974-10-18 | 1978-08-10 | Nihon Nohyaku Co., Ltd., Tokio | 13-Dithiacyclopenten-2-ylidenmalonsäuredialkylester, Verfahren zu deren Herstellung und diese enthaltende fungizide Mittel |
| US4118506A (en) * | 1975-06-06 | 1978-10-03 | Nihon Nohyaku Co., Ltd. | Pharmaceutical compositions containing 1,3-dithiol-2-ylidene malonate derivatives |
-
1985
- 1985-05-30 US US06/739,182 patent/US4668799A/en not_active Expired - Fee Related
- 1985-12-28 JP JP60293461A patent/JPS61275275A/ja active Granted
- 1985-12-28 JP JP60293460A patent/JPS61275274A/ja active Pending
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61275275A (ja) | 1986-12-05 |
| JPS61275274A (ja) | 1986-12-05 |
| US4668799A (en) | 1987-05-26 |
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