JPH0578680A - 自動車用ウエザーストリツプ - Google Patents
自動車用ウエザーストリツプInfo
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- JPH0578680A JPH0578680A JP24328891A JP24328891A JPH0578680A JP H0578680 A JPH0578680 A JP H0578680A JP 24328891 A JP24328891 A JP 24328891A JP 24328891 A JP24328891 A JP 24328891A JP H0578680 A JPH0578680 A JP H0578680A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyolefin
- molecular weight
- resin
- ultrahigh molecular
- window glass
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 本発明の自動車用ウェザーストリップは、ポ
リオレフィン系樹脂からなる薄板状の芯材と、該芯材表
面に設けられた摺接部材とから構成される自動車用ウェ
ザーストリップであって、該摺接部材の少なくとも窓ガ
ラスに接触し得る部分が、特定の変性ポリオレフィン系
熱可塑性エラストマー層に積層された、特定の超高分子
量ポリオレフィン組成物および滑性樹脂からなる滑性樹
脂層からなる。 【効果】 本発明によれば、製造工程を簡略化して製造
することができ、しかも、耐熱性、耐久性、閉鎖時にお
ける窓ガラスとの緊密接触性、および窓ガラスの昇降操
作時における軽快摺動性に優れた自動車用ウェザースト
リップを提供することができる。
リオレフィン系樹脂からなる薄板状の芯材と、該芯材表
面に設けられた摺接部材とから構成される自動車用ウェ
ザーストリップであって、該摺接部材の少なくとも窓ガ
ラスに接触し得る部分が、特定の変性ポリオレフィン系
熱可塑性エラストマー層に積層された、特定の超高分子
量ポリオレフィン組成物および滑性樹脂からなる滑性樹
脂層からなる。 【効果】 本発明によれば、製造工程を簡略化して製造
することができ、しかも、耐熱性、耐久性、閉鎖時にお
ける窓ガラスとの緊密接触性、および窓ガラスの昇降操
作時における軽快摺動性に優れた自動車用ウェザースト
リップを提供することができる。
Description
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、自動車用ウェザーストリ
ップに関し、さらに詳しくは、熱可塑性エラストマー製
基体層と、滑性樹脂表面層とからなる積層体により構成
される窓ガラス摺動部を備えた自動車用ウェザーストリ
ップに関する。
ップに関し、さらに詳しくは、熱可塑性エラストマー製
基体層と、滑性樹脂表面層とからなる積層体により構成
される窓ガラス摺動部を備えた自動車用ウェザーストリ
ップに関する。
【0002】
【発明の技術的背景】一般に自動車の車輌における窓ガ
ラスでは、通風換気のために、あるいは車輌外部との通
話などのために、昇降による開閉操作が必要である。窓
ガラスの昇降開閉操作を容易にしながら、しかも窓ガラ
スと窓ガラス収納部との緊密的(液密的)な密閉操作を
可能とするために、窓ガラスと窓ガラス収納部との間に
ウェザーストリップと呼ばれる案内部材が設けられてい
る。
ラスでは、通風換気のために、あるいは車輌外部との通
話などのために、昇降による開閉操作が必要である。窓
ガラスの昇降開閉操作を容易にしながら、しかも窓ガラ
スと窓ガラス収納部との緊密的(液密的)な密閉操作を
可能とするために、窓ガラスと窓ガラス収納部との間に
ウェザーストリップと呼ばれる案内部材が設けられてい
る。
【0003】ところで、従来の自動車用ウェザーストリ
ップとしては、軟質塩化ビニル樹脂のような軟質合成樹
脂や、エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム等の加
硫ゴムからなる薄板と、この薄板表面に設けられた、窓
ガラスが摺接するように湾曲されているポリアミド樹
脂、いわゆるナイロンからなる摺接部材とから構成され
る自動車用ウェザーストリップが挙げられる。また、硬
質塩化ビニル樹脂からなる薄板と、この薄板表面に設け
られた、窓ガラスが摺接するように湾曲されている軟質
塩化ビニル樹脂摺接部材とから構成され、この摺接部材
の窓ガラスに接触し得る部分に接着剤を塗布して、ナイ
ロン短繊維をいわゆる静電植毛した自動車用ウェザース
トリップが挙げられる。
ップとしては、軟質塩化ビニル樹脂のような軟質合成樹
脂や、エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム等の加
硫ゴムからなる薄板と、この薄板表面に設けられた、窓
ガラスが摺接するように湾曲されているポリアミド樹
脂、いわゆるナイロンからなる摺接部材とから構成され
る自動車用ウェザーストリップが挙げられる。また、硬
質塩化ビニル樹脂からなる薄板と、この薄板表面に設け
られた、窓ガラスが摺接するように湾曲されている軟質
塩化ビニル樹脂摺接部材とから構成され、この摺接部材
の窓ガラスに接触し得る部分に接着剤を塗布して、ナイ
ロン短繊維をいわゆる静電植毛した自動車用ウェザース
トリップが挙げられる。
【0004】しかしながら、従来の自動車用ウェザース
トリップよりも、さらに耐熱性、耐久性、閉鎖時におけ
る窓ガラスとの緊密接触性、および昇降操作時における
窓ガラスとの軽快摺動性に優れた自動車用ウェザースト
リップの出現が近年望まれていた。また、後者の自動車
用ウェザーストリップについては、上記静電植毛は工程
数が多いため手間がかかり、しかも、コストが嵩むとい
う欠点がある。また、このような自動車用ウェザースト
リップでは、接着剤を用いて静電植毛するため、耐久性
にも問題があり、経時および屋外曝露等により摺接部材
からナイロン短繊維が剥離しやすいという欠点もある。
トリップよりも、さらに耐熱性、耐久性、閉鎖時におけ
る窓ガラスとの緊密接触性、および昇降操作時における
窓ガラスとの軽快摺動性に優れた自動車用ウェザースト
リップの出現が近年望まれていた。また、後者の自動車
用ウェザーストリップについては、上記静電植毛は工程
数が多いため手間がかかり、しかも、コストが嵩むとい
う欠点がある。また、このような自動車用ウェザースト
リップでは、接着剤を用いて静電植毛するため、耐久性
にも問題があり、経時および屋外曝露等により摺接部材
からナイロン短繊維が剥離しやすいという欠点もある。
【0005】そこで、本発明者らは、自動車用ウェザー
ストリップの上記のような問題を解決すべく鋭意研究
し、ウェザーストリップの少なくとも窓ガラス摺動部を
構成する材料として変性ポリオレフィン系熱可塑性エラ
ストマーを選択し、その変性ポリオレフィン系熱可塑性
エラストマー層上に、特定の超高分子量ポリオレフィン
組成物と、ポリアミド樹脂、熱可塑性ポリウレタン樹
脂、または熱可塑性ポリエステル樹脂などの滑性樹脂と
からなる滑性樹脂層を熱融着させて積層、場合によって
はさらに滑性樹脂層の表面に起毛加飾を施せば、製造作
業が容易であり、耐熱性、耐久性、閉鎖時における窓ガ
ラスとの緊密接触性、および昇降操作時における窓ガラ
スとの軽快摺動性に優れた自動車用ウェザーストリップ
を得ることができることを見出し、本発明を完成するに
至った。
ストリップの上記のような問題を解決すべく鋭意研究
し、ウェザーストリップの少なくとも窓ガラス摺動部を
構成する材料として変性ポリオレフィン系熱可塑性エラ
ストマーを選択し、その変性ポリオレフィン系熱可塑性
エラストマー層上に、特定の超高分子量ポリオレフィン
組成物と、ポリアミド樹脂、熱可塑性ポリウレタン樹
脂、または熱可塑性ポリエステル樹脂などの滑性樹脂と
からなる滑性樹脂層を熱融着させて積層、場合によって
はさらに滑性樹脂層の表面に起毛加飾を施せば、製造作
業が容易であり、耐熱性、耐久性、閉鎖時における窓ガ
ラスとの緊密接触性、および昇降操作時における窓ガラ
スとの軽快摺動性に優れた自動車用ウェザーストリップ
を得ることができることを見出し、本発明を完成するに
至った。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に伴う
問題点を解決しようとするものであって、製造工程を簡
略化して製造することができ、しかも、耐熱性、耐久
性、閉鎖時における窓ガラスとの緊密接触性、および昇
降操作時における窓ガラスとの軽快摺動性に優れた自動
車用ウェザーストリップを提供することを目的としてい
る。
問題点を解決しようとするものであって、製造工程を簡
略化して製造することができ、しかも、耐熱性、耐久
性、閉鎖時における窓ガラスとの緊密接触性、および昇
降操作時における窓ガラスとの軽快摺動性に優れた自動
車用ウェザーストリップを提供することを目的としてい
る。
【0007】
【発明の概要】本発明に係る自動車用ウェザーストリッ
プは、ポリオレフィン系樹脂からなる薄板状の芯材と、
該芯材表面に設けられた摺接部材とから構成される自動
車用ウェザーストリップであって、該摺接部材の少なく
とも窓ガラスに接触し得る部分が、変性ポリオレフィン
系熱可塑性エラストマー層に積層された、超高分子量ポ
リオレフィン組成物および滑性樹脂からなる滑性樹脂層
からなり、該超高分子量ポリオレフィン組成物が、
(A)極限粘度[η]が6dl/g以上の超高分子量ポ
リオレフィン90〜10重量部と、(B)極限粘度
[η]が0.1〜5dl/gのポリオレフィン10〜9
0重量部とを含む組成物からなり、かつ、該超高分子量
ポリオレフィン(A)および/またはポリオレフィン
(B)が不飽和カルボン酸およびその誘導体から選ばれ
る少なくとも1種の変性用単量体(C)で変性されてい
る超高分子量ポリオレフィン組成物であり、該滑性樹脂
が、ポリアミド樹脂、熱可塑性ポリウレタン樹脂および
熱可塑性ポリエステル樹脂からなる群から選ばれる滑性
樹脂であることを特徴としている。
プは、ポリオレフィン系樹脂からなる薄板状の芯材と、
該芯材表面に設けられた摺接部材とから構成される自動
車用ウェザーストリップであって、該摺接部材の少なく
とも窓ガラスに接触し得る部分が、変性ポリオレフィン
系熱可塑性エラストマー層に積層された、超高分子量ポ
リオレフィン組成物および滑性樹脂からなる滑性樹脂層
からなり、該超高分子量ポリオレフィン組成物が、
(A)極限粘度[η]が6dl/g以上の超高分子量ポ
リオレフィン90〜10重量部と、(B)極限粘度
[η]が0.1〜5dl/gのポリオレフィン10〜9
0重量部とを含む組成物からなり、かつ、該超高分子量
ポリオレフィン(A)および/またはポリオレフィン
(B)が不飽和カルボン酸およびその誘導体から選ばれ
る少なくとも1種の変性用単量体(C)で変性されてい
る超高分子量ポリオレフィン組成物であり、該滑性樹脂
が、ポリアミド樹脂、熱可塑性ポリウレタン樹脂および
熱可塑性ポリエステル樹脂からなる群から選ばれる滑性
樹脂であることを特徴としている。
【0008】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係る自動車用ウェ
ザーストリップの一例を概略図に基づいて具体的に説明
する。
ザーストリップの一例を概略図に基づいて具体的に説明
する。
【0009】本発明の自動車用ウェザーストリップの一
例の断面構造を示す図1において、この自動車用ウェザ
ーストリップ1は、横断面において薄板状の芯材2と、
この芯材2表面に設けられた、窓ガラスが摺接するよう
に湾曲されている摺接部材3とから構成されている。本
発明においては、摺接部材3の形態は、上記のような湾
曲状の形態だけでなく、直線的な形態であってもよい。
例の断面構造を示す図1において、この自動車用ウェザ
ーストリップ1は、横断面において薄板状の芯材2と、
この芯材2表面に設けられた、窓ガラスが摺接するよう
に湾曲されている摺接部材3とから構成されている。本
発明においては、摺接部材3の形態は、上記のような湾
曲状の形態だけでなく、直線的な形態であってもよい。
【0010】そして、この摺接部材3の少なくとも窓ガ
ラスに接触し得る部分は、基体層である変性ポリオレフ
ィン系熱可塑性エラストマー層4に積層された、超高分
子量ポリオレフィン組成物および滑性樹脂からなる滑性
樹脂層5で構成されている。
ラスに接触し得る部分は、基体層である変性ポリオレフ
ィン系熱可塑性エラストマー層4に積層された、超高分
子量ポリオレフィン組成物および滑性樹脂からなる滑性
樹脂層5で構成されている。
【0011】本発明の自動車用ウェザーストリップは、
たとえば三層共押出成形法にて芯材2、変性ポリオレフ
ィン系熱可塑性エラストマー層4および滑性樹脂層5を
一体成形して製造される。また、この一体成形後に、こ
の滑性樹脂層5の表面に起毛加飾処理を施してもよい。
起毛の加飾方法としては、(a)エメリーペーパーによ
るバフ掛けをして滑性樹脂層表面を起毛加飾する方法、
(b)針布ロール通しをして滑性樹脂層表面を起毛加飾
する方法、(c)ベルトサンダーもしくはドラムサンダ
ーなどによるサンディングをして滑性樹脂層表面を起毛
加飾する方法、(d)特開昭62−275,732号公
報に記載されている熱微小体を衝突させて滑性樹脂層表
面を起毛加飾する方法など、従来公知の起毛加飾方法が
用いられる。
たとえば三層共押出成形法にて芯材2、変性ポリオレフ
ィン系熱可塑性エラストマー層4および滑性樹脂層5を
一体成形して製造される。また、この一体成形後に、こ
の滑性樹脂層5の表面に起毛加飾処理を施してもよい。
起毛の加飾方法としては、(a)エメリーペーパーによ
るバフ掛けをして滑性樹脂層表面を起毛加飾する方法、
(b)針布ロール通しをして滑性樹脂層表面を起毛加飾
する方法、(c)ベルトサンダーもしくはドラムサンダ
ーなどによるサンディングをして滑性樹脂層表面を起毛
加飾する方法、(d)特開昭62−275,732号公
報に記載されている熱微小体を衝突させて滑性樹脂層表
面を起毛加飾する方法など、従来公知の起毛加飾方法が
用いられる。
【0012】図2において、自動車のドア6には昇降動
により開閉可能な窓ガラス7が設けられている。また窓
ガラス7収納部の上端部8には図示はされていないが、
図1に示すような自動車用ウェザーストリップ1(通
称:水切り、ベルトラインモール、アウターモール、イ
ンナーモールなど)が、ドア6の車内及び車外に固定さ
れており、それらの隙間を窓ガラス7が昇降する。
により開閉可能な窓ガラス7が設けられている。また窓
ガラス7収納部の上端部8には図示はされていないが、
図1に示すような自動車用ウェザーストリップ1(通
称:水切り、ベルトラインモール、アウターモール、イ
ンナーモールなど)が、ドア6の車内及び車外に固定さ
れており、それらの隙間を窓ガラス7が昇降する。
【0013】本発明によれば、自動車用ウェザーストリ
ップ1を構成する摺接部材3の内、少なくとも窓ガラス
7と接触する部分に、変性ポリオレフィン系熱可塑性エ
ラストマー層4と、この変性ポリオレフィン系熱可塑性
エラストマー層4の表面に熱融着された超高分子量ポリ
オレフィン組成物および滑性樹脂からなる滑性樹脂層5
とを設ける。
ップ1を構成する摺接部材3の内、少なくとも窓ガラス
7と接触する部分に、変性ポリオレフィン系熱可塑性エ
ラストマー層4と、この変性ポリオレフィン系熱可塑性
エラストマー層4の表面に熱融着された超高分子量ポリ
オレフィン組成物および滑性樹脂からなる滑性樹脂層5
とを設ける。
【0014】すなわち、本発明で用いられる変性ポリオ
レフィン系熱可塑性エラストマーは、任意の形状および
寸法に熱成形することが可能であるとともに、自動車用
ウェザーストリップの窓ガラス摺動部に要求される弾
性、柔軟性、可圧縮性などの特性に優れており、しか
も、耐久性、耐候性、耐水性などの性質にも優れてい
る。この変性ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー
は、無水マレイン酸等の極性基含有モノマーのグラフト
化により変性されている。変性ポリオレフィン系熱可塑
性エラストマーは、表面材層となる超高分子量ポリオレ
フィン組成物および滑性樹脂からなる滑性樹脂層5に対
し、強い接着性を示し、この滑性樹脂層5との熱融着に
より、接着直後および経時の層間接着強度、さらには、
耐候試験後の層間接着強度に優れた積層構造を形成させ
ることができる。
レフィン系熱可塑性エラストマーは、任意の形状および
寸法に熱成形することが可能であるとともに、自動車用
ウェザーストリップの窓ガラス摺動部に要求される弾
性、柔軟性、可圧縮性などの特性に優れており、しか
も、耐久性、耐候性、耐水性などの性質にも優れてい
る。この変性ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー
は、無水マレイン酸等の極性基含有モノマーのグラフト
化により変性されている。変性ポリオレフィン系熱可塑
性エラストマーは、表面材層となる超高分子量ポリオレ
フィン組成物および滑性樹脂からなる滑性樹脂層5に対
し、強い接着性を示し、この滑性樹脂層5との熱融着に
より、接着直後および経時の層間接着強度、さらには、
耐候試験後の層間接着強度に優れた積層構造を形成させ
ることができる。
【0015】本発明によれば、上述した構成を採用する
ことにより、超高分子量ポリオレフィン組成物および滑
性樹脂からなる滑性樹脂層5を表面材層として設けるこ
とにより、窓ガラスとの摩擦係数を低減させることがで
き、窓ガラスの閉鎖時には窓ガラスとの緊密(液密)な
接触が可能となるとともに、窓ガラスの昇降時にはその
摺動抵抗を低減させて、円滑軽快な開閉操作が可能とな
る。
ことにより、超高分子量ポリオレフィン組成物および滑
性樹脂からなる滑性樹脂層5を表面材層として設けるこ
とにより、窓ガラスとの摩擦係数を低減させることがで
き、窓ガラスの閉鎖時には窓ガラスとの緊密(液密)な
接触が可能となるとともに、窓ガラスの昇降時にはその
摺動抵抗を低減させて、円滑軽快な開閉操作が可能とな
る。
【0016】ポリオレフィン系樹脂 本発明において芯材を構成するポリオレフィン系樹脂
は、摺接部材を構成する変性ポリオレフィン系熱可塑性
エラストマーと溶融融着する樹脂であれば、特に制限は
されない。本発明においては、ポリプロピレン、フィラ
ー入りポリプロピレン、ガラス繊維強化ポリプロピレ
ン、高結晶ポリプロピレンなどが好ましく用いられる。
は、摺接部材を構成する変性ポリオレフィン系熱可塑性
エラストマーと溶融融着する樹脂であれば、特に制限は
されない。本発明においては、ポリプロピレン、フィラ
ー入りポリプロピレン、ガラス繊維強化ポリプロピレ
ン、高結晶ポリプロピレンなどが好ましく用いられる。
【0017】なお、上記三層共押出成形する際に、必要
に応じて芯金を入れて芯材を形成してもよい。変性ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー 本発明において摺接部材の一部を構成する変性ポリオレ
フィン系熱可塑性エラストマーとしては、以下のような
熱可塑性エラストマーが好ましく用いられる。 (i)ペルオキシド架橋型オレフィン系共重合体ゴム9
5〜10重量部と、 (ii)オレフィン系プラスチック5〜90重量部[成分
(i)および(ii)の合計量は、100重量部とする]
と、 (iii)α,β- 不飽和カルボン酸もしくはその誘導体、
または不飽和エポキシ単量体のような極性基含有モノマ
ー0.01〜10重量部 とを含有するブレンド物が、有機ペルオキシドの存在下
に動的に熱処理されて、部分的に架橋されている変性ポ
リオレフィン系熱可塑性エラストマーである。
に応じて芯金を入れて芯材を形成してもよい。変性ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー 本発明において摺接部材の一部を構成する変性ポリオレ
フィン系熱可塑性エラストマーとしては、以下のような
熱可塑性エラストマーが好ましく用いられる。 (i)ペルオキシド架橋型オレフィン系共重合体ゴム9
5〜10重量部と、 (ii)オレフィン系プラスチック5〜90重量部[成分
(i)および(ii)の合計量は、100重量部とする]
と、 (iii)α,β- 不飽和カルボン酸もしくはその誘導体、
または不飽和エポキシ単量体のような極性基含有モノマ
ー0.01〜10重量部 とを含有するブレンド物が、有機ペルオキシドの存在下
に動的に熱処理されて、部分的に架橋されている変性ポ
リオレフィン系熱可塑性エラストマーである。
【0018】本発明で用いられるペルオキシド架橋型オ
レフィン系共重合体ゴム(i)は、たとえばエチレン・
プロピレン・非共役ジエン共重合体ゴム、エチレン・ブ
タジエン共重合体ゴムのように、オレフィンを主成分と
する無定形の弾性共重合体であって、有機ペルオキシド
と混合して加熱下に混練することにより、架橋して流動
性が低下するか、あるいは流動しなくなるようなゴムを
いう。
レフィン系共重合体ゴム(i)は、たとえばエチレン・
プロピレン・非共役ジエン共重合体ゴム、エチレン・ブ
タジエン共重合体ゴムのように、オレフィンを主成分と
する無定形の弾性共重合体であって、有機ペルオキシド
と混合して加熱下に混練することにより、架橋して流動
性が低下するか、あるいは流動しなくなるようなゴムを
いう。
【0019】上記の非共役ジエンとしては、具体的に
は、ジシクロペンタジエン、1,4-ヘキサジエン、ジシク
ロオクタジエン、メチレン-ノルボルネン、エチリデン-
ノルボルネンなどが挙げられる。
は、ジシクロペンタジエン、1,4-ヘキサジエン、ジシク
ロオクタジエン、メチレン-ノルボルネン、エチリデン-
ノルボルネンなどが挙げられる。
【0020】本発明では、上記のようなペルオキシド架
橋型オレフィン系共重合体ゴムの内でも、エチレン成分
単位とプロピレン成分単位とのモル比(エチレン成分単
位/プロピレン成分単位)が、50/50〜90/1
0、特に55/45〜85/15の範囲内にある、エチ
レン・プロピレン共重合体ゴムおよびエチレン・プロピ
レン・非共役ジエン共重合体ゴムが、好適に用いられ
る。中でも、エチレン・プロピレン・非共役ジエン共重
合体ゴム、特にエチレン・プロピレン・エチリデンノル
ボルネン共重合体ゴムは、耐熱性、引張強度特性および
反発弾性に優れた熱可塑性エラストマーを提供し得る点
で好ましい。
橋型オレフィン系共重合体ゴムの内でも、エチレン成分
単位とプロピレン成分単位とのモル比(エチレン成分単
位/プロピレン成分単位)が、50/50〜90/1
0、特に55/45〜85/15の範囲内にある、エチ
レン・プロピレン共重合体ゴムおよびエチレン・プロピ
レン・非共役ジエン共重合体ゴムが、好適に用いられ
る。中でも、エチレン・プロピレン・非共役ジエン共重
合体ゴム、特にエチレン・プロピレン・エチリデンノル
ボルネン共重合体ゴムは、耐熱性、引張強度特性および
反発弾性に優れた熱可塑性エラストマーを提供し得る点
で好ましい。
【0021】またペルオキシド架橋型オレフィン系共重
合体ゴムは、ムーニー粘度ML1+4(100℃)が、1
0〜250、特に40〜150の範囲内にあることが好
ましい。ムーニー粘度ML1+4 (100℃)が10未満
のペルオキシド架橋型オレフィン系共重合体ゴムを用い
ると、得られる熱可塑性エラストマー組成物は、引張強
度特性が低下する傾向がある。一方、ムーニー粘度ML
1+4 (100℃)が250を超えるペルオキシド架橋型
オレフィン系共重合体ゴムを用いると、得られる熱可塑
性エラストマー組成物は、流動性が低下する傾向があ
る。
合体ゴムは、ムーニー粘度ML1+4(100℃)が、1
0〜250、特に40〜150の範囲内にあることが好
ましい。ムーニー粘度ML1+4 (100℃)が10未満
のペルオキシド架橋型オレフィン系共重合体ゴムを用い
ると、得られる熱可塑性エラストマー組成物は、引張強
度特性が低下する傾向がある。一方、ムーニー粘度ML
1+4 (100℃)が250を超えるペルオキシド架橋型
オレフィン系共重合体ゴムを用いると、得られる熱可塑
性エラストマー組成物は、流動性が低下する傾向があ
る。
【0022】さらに、ペルオキシド架橋型オレフィン系
共重合体ゴムは、ヨウ素価が25以下であることが好ま
しい。ヨウ素価が上記のような範囲内にあるペルオキシ
ド架橋型オレフィン系共重合体ゴムを用いると、流動性
とゴム的性質とのバランスのとれた熱可塑性エラストマ
ーが得られる。
共重合体ゴムは、ヨウ素価が25以下であることが好ま
しい。ヨウ素価が上記のような範囲内にあるペルオキシ
ド架橋型オレフィン系共重合体ゴムを用いると、流動性
とゴム的性質とのバランスのとれた熱可塑性エラストマ
ーが得られる。
【0023】本発明においては、ペルオキシド架橋型オ
レフィン系共重合体ゴム(i)は、95〜10重量部、
好ましくは95〜60重量部の割合で用いられる。ただ
し、ペルオキシド架橋型オレフィン系共重合体ゴム
(i)およびオレフィン系プラスチック(ii)の合計
量は100重量部とする。
レフィン系共重合体ゴム(i)は、95〜10重量部、
好ましくは95〜60重量部の割合で用いられる。ただ
し、ペルオキシド架橋型オレフィン系共重合体ゴム
(i)およびオレフィン系プラスチック(ii)の合計
量は100重量部とする。
【0024】ペルオキシド架橋型オレフィン系共重合体
ゴム(i)を上記のような割合で用いると、得られるグ
ラフト変性ポリオレフィン系エラストマーは、成形性に
優れ、しかも、ゴム弾性などのゴム的特性に優れてい
る。
ゴム(i)を上記のような割合で用いると、得られるグ
ラフト変性ポリオレフィン系エラストマーは、成形性に
優れ、しかも、ゴム弾性などのゴム的特性に優れてい
る。
【0025】本発明で用いられるオレフィン系プラスチ
ック(ii)は、高圧法または低圧法のいずれかによる
1種以上のモノオレフィンを重合して得られる結晶性の
高分子量固体生成物からなる。このような樹脂の例とし
ては、アイソタクチックまたはシンジオタクチックのモ
ノオレフィン重合体樹脂が挙げられる。これらの代表的
な樹脂は、商業的に入手できる。
ック(ii)は、高圧法または低圧法のいずれかによる
1種以上のモノオレフィンを重合して得られる結晶性の
高分子量固体生成物からなる。このような樹脂の例とし
ては、アイソタクチックまたはシンジオタクチックのモ
ノオレフィン重合体樹脂が挙げられる。これらの代表的
な樹脂は、商業的に入手できる。
【0026】適当な原料オレフィンの具体的な例として
は、エチレン、プロピレン、1-ブテン、1-ペンテン、1-
ヘキセン、2-メチル-1- プロペン、3-メチル-1- ペンテ
ン、4-メチル-1- ペンテン、5-メチル-1- ヘキセン、1-
オクテン、1-デセンおよびこれらの2種以上の混合系オ
レフィンが挙げられる。本発明においては、これらの単
独重合でも、共重合でも、樹脂状物が得られれば、いず
れの重合様式を採用してもよい。
は、エチレン、プロピレン、1-ブテン、1-ペンテン、1-
ヘキセン、2-メチル-1- プロペン、3-メチル-1- ペンテ
ン、4-メチル-1- ペンテン、5-メチル-1- ヘキセン、1-
オクテン、1-デセンおよびこれらの2種以上の混合系オ
レフィンが挙げられる。本発明においては、これらの単
独重合でも、共重合でも、樹脂状物が得られれば、いず
れの重合様式を採用してもよい。
【0027】本発明において、中でも好ましいオレフィ
ン系プラスチックは、ペルオキシド分解型オレフィン系
プラスチックである。本発明において、ペルオキシド分
解型オレフィン系プラスチックとは、ペルオキシドと混
合し、加熱下で混練することにより熱分解して分子量を
減じ、樹脂の流動性が増加するオレフィン系のプラスチ
ックをいい、たとえば、アイソタクチックポリプロピレ
ン;プロピレンと他の少量のα- オレフィンとの共重合
体、たとえばプロピレン- エチレン共重合体、プロピレ
ン-1- ブテン共重合体、プロピレン-1- ヘキセン共重合
体、プロピレン-4- メチル-1- ペンテン共重合体などが
挙げられる。
ン系プラスチックは、ペルオキシド分解型オレフィン系
プラスチックである。本発明において、ペルオキシド分
解型オレフィン系プラスチックとは、ペルオキシドと混
合し、加熱下で混練することにより熱分解して分子量を
減じ、樹脂の流動性が増加するオレフィン系のプラスチ
ックをいい、たとえば、アイソタクチックポリプロピレ
ン;プロピレンと他の少量のα- オレフィンとの共重合
体、たとえばプロピレン- エチレン共重合体、プロピレ
ン-1- ブテン共重合体、プロピレン-1- ヘキセン共重合
体、プロピレン-4- メチル-1- ペンテン共重合体などが
挙げられる。
【0028】本発明で用いられるオレフィン系プラスチ
ックは、メルトインデックス(ASTM−D−1238
−65T、230℃)が0.1〜50、特に5〜20の
範囲内にあることが好ましい。
ックは、メルトインデックス(ASTM−D−1238
−65T、230℃)が0.1〜50、特に5〜20の
範囲内にあることが好ましい。
【0029】本発明においては、オレフィン系プラスチ
ックは、エラストマー組成物の流動性の向上、および耐
熱性の向上に寄与する。本発明においては、オレフィン
系プラスチック(ii)は、5〜90重量部、好ましく
は5〜40重量部の割合で用いられる。ただし、ペルオ
キシド架橋型オレフィン系共重合体ゴム(i)およびオ
レフィン系プラスチック(ii)の合計量は100重量
部とする。
ックは、エラストマー組成物の流動性の向上、および耐
熱性の向上に寄与する。本発明においては、オレフィン
系プラスチック(ii)は、5〜90重量部、好ましく
は5〜40重量部の割合で用いられる。ただし、ペルオ
キシド架橋型オレフィン系共重合体ゴム(i)およびオ
レフィン系プラスチック(ii)の合計量は100重量
部とする。
【0030】オレフィン系プラスチック(ii)を上記
のような割合で用いると、得られるグラフト変性ポリオ
レフィン系エラストマーは、ゴム弾性などのゴム的特性
に優れ、しかも、流動性に優れるため、その結果として
成形性に優れている。
のような割合で用いると、得られるグラフト変性ポリオ
レフィン系エラストマーは、ゴム弾性などのゴム的特性
に優れ、しかも、流動性に優れるため、その結果として
成形性に優れている。
【0031】本発明において、ポリオレフィン系熱可塑
性エラストマーをグラフト変性するために用いられる変
性剤(iii)としては、α,β-不飽和脂肪酸もしくは
その誘導体、不飽和エポキシ単量体等のモノマーが挙げ
られる。
性エラストマーをグラフト変性するために用いられる変
性剤(iii)としては、α,β-不飽和脂肪酸もしくは
その誘導体、不飽和エポキシ単量体等のモノマーが挙げ
られる。
【0032】α,β-不飽和脂肪酸もしくはその誘導体の
具体的な例としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロ
トン酸、マレイン酸、イタコン酸等の不飽和カルボン
酸;無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水ノルボルネ
ンカルボン酸、無水テトラヒドロフタル酸等の酸無水
物;2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシエ
チルメタクリレート、3-ヒドロキシプロピルアクリレー
ト、ヒドロキシエトキシメタクリレート等のヒドロキシ
アルキルエステルまたはヒドロキシアルコキシアルキル
エステルなどが挙げられる。本発明では、無水マレイン
酸、ヒドロキシエチルアクリレートが好ましく用いられ
る。
具体的な例としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロ
トン酸、マレイン酸、イタコン酸等の不飽和カルボン
酸;無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水ノルボルネ
ンカルボン酸、無水テトラヒドロフタル酸等の酸無水
物;2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシエ
チルメタクリレート、3-ヒドロキシプロピルアクリレー
ト、ヒドロキシエトキシメタクリレート等のヒドロキシ
アルキルエステルまたはヒドロキシアルコキシアルキル
エステルなどが挙げられる。本発明では、無水マレイン
酸、ヒドロキシエチルアクリレートが好ましく用いられ
る。
【0033】また、不飽和エポキシ単量体の具体的な例
としては、グリシジルアクリレート、グリシジルメタク
リレート、グリシジルイタコネート、グリシジルクロト
ネート等のグリシジルエステルが挙げられる。本発明で
は、グリシジルメタクリレートが好ましく用いられる。
としては、グリシジルアクリレート、グリシジルメタク
リレート、グリシジルイタコネート、グリシジルクロト
ネート等のグリシジルエステルが挙げられる。本発明で
は、グリシジルメタクリレートが好ましく用いられる。
【0034】上記有機ペルオキシドとしては、具体的に
は、ジクミルペルオキシド、ジ-tert-ブチルペルオキシ
ド、2,5-ジメチル-2,5- ジ-(tert-ブチルペルオキシ)
ヘキサン、2,5-ジメチル-2,5- ジ-(tert-ブチルペルオ
キシ)ヘキシン-3、1,3-ビス(tert- ブチルペルオキシ
イソプロピル)ベンゼン、1,1-ビス(tert- ブチルペル
オキシ)-3,3,5- トリメチルシクロヘキサン、n-ブチル
-4,4- ビス(tert- ブチルペルオキシ)バレレート、ベ
ンゾイルペルオキシド、p-クロロベンゾイルペルオキシ
ド、2,4-ジクロロベンゾイルペルオキシド、tert- ブチ
ルペルオキシベンゾエート、tert-ブチルペルベンゾエ
ート、tert- ブチルペルオキシイソプロピルカーボネー
ト、ジアセチルペルオキシド、ラウロイルペルオキシ
ド、tert-ブチルクミルペルオキシドなどが挙げられ
る。
は、ジクミルペルオキシド、ジ-tert-ブチルペルオキシ
ド、2,5-ジメチル-2,5- ジ-(tert-ブチルペルオキシ)
ヘキサン、2,5-ジメチル-2,5- ジ-(tert-ブチルペルオ
キシ)ヘキシン-3、1,3-ビス(tert- ブチルペルオキシ
イソプロピル)ベンゼン、1,1-ビス(tert- ブチルペル
オキシ)-3,3,5- トリメチルシクロヘキサン、n-ブチル
-4,4- ビス(tert- ブチルペルオキシ)バレレート、ベ
ンゾイルペルオキシド、p-クロロベンゾイルペルオキシ
ド、2,4-ジクロロベンゾイルペルオキシド、tert- ブチ
ルペルオキシベンゾエート、tert-ブチルペルベンゾエ
ート、tert- ブチルペルオキシイソプロピルカーボネー
ト、ジアセチルペルオキシド、ラウロイルペルオキシ
ド、tert-ブチルクミルペルオキシドなどが挙げられ
る。
【0035】これらの内では、臭気性、スコーチ安定性
の点で、2,5-ジメチル-2,5- ジ-(tert-ブチルペルオキ
シ)ヘキサン、2,5-ジメチル-2,5- ジ-(tert-ブチルペ
ルオキシ)ヘキシン-3、1,3-ビス(tert- ブチルペルオ
キシイソプロピル)ベンゼン、1,1-ビス(tert- ブチル
ペルオキシ)-3,3,5- トリメチルシクロヘキサン、n-ブ
チル-4,4- ビス(tert- ブチルペルオキシ)バレレート
が好ましく、なかでも、1,3-ビス(tert- ブチルペルオ
キシイソプロピル)ベンゼンが最も好ましい。
の点で、2,5-ジメチル-2,5- ジ-(tert-ブチルペルオキ
シ)ヘキサン、2,5-ジメチル-2,5- ジ-(tert-ブチルペ
ルオキシ)ヘキシン-3、1,3-ビス(tert- ブチルペルオ
キシイソプロピル)ベンゼン、1,1-ビス(tert- ブチル
ペルオキシ)-3,3,5- トリメチルシクロヘキサン、n-ブ
チル-4,4- ビス(tert- ブチルペルオキシ)バレレート
が好ましく、なかでも、1,3-ビス(tert- ブチルペルオ
キシイソプロピル)ベンゼンが最も好ましい。
【0036】本発明においては、有機ペルオキシドは、
0.05〜3重量%、好ましくは0.1〜1重量%の割
合で用いられる。ただし、ペルオキシド架橋型オレフィ
ン系共重合体ゴム(i)、オレフィン系プラスチック
(ii)およびα,β-不飽和カルボン酸もしくはその
誘導体、または不飽和エポキシ単量体(c)の合計量は
100重量%とする。
0.05〜3重量%、好ましくは0.1〜1重量%の割
合で用いられる。ただし、ペルオキシド架橋型オレフィ
ン系共重合体ゴム(i)、オレフィン系プラスチック
(ii)およびα,β-不飽和カルボン酸もしくはその
誘導体、または不飽和エポキシ単量体(c)の合計量は
100重量%とする。
【0037】本発明においては、上記有機ペルオキシド
による部分架橋処理に際し、硫黄、p-キノンジオキシ
ム、p,p'- ジベンゾイルキノンジオキシム、N-メチル-N
-4- ジニトロソアニリン、ニトロソベンゼン、ジフェニ
ルグアニジン、トリメチロールプロパン-N,N'-m-フェニ
レンジマレイミドのようなペルオキシ架橋用助剤、ある
いはジビニルベンゼン、トリアリルシアヌレート、エチ
レングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコー
ルジメタクリレート、ポリエチレングリコールジメタク
リレート、トリメチロールプロパントリメタクリレー
ト、アリルメタクリレートのような多官能性メタクリレ
ートモノマー、ビニルブチラート、ビニルステアレート
のような多官能性ビニルモノマーを配合することができ
る。
による部分架橋処理に際し、硫黄、p-キノンジオキシ
ム、p,p'- ジベンゾイルキノンジオキシム、N-メチル-N
-4- ジニトロソアニリン、ニトロソベンゼン、ジフェニ
ルグアニジン、トリメチロールプロパン-N,N'-m-フェニ
レンジマレイミドのようなペルオキシ架橋用助剤、ある
いはジビニルベンゼン、トリアリルシアヌレート、エチ
レングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコー
ルジメタクリレート、ポリエチレングリコールジメタク
リレート、トリメチロールプロパントリメタクリレー
ト、アリルメタクリレートのような多官能性メタクリレ
ートモノマー、ビニルブチラート、ビニルステアレート
のような多官能性ビニルモノマーを配合することができ
る。
【0038】上記のような化合物を用いることにより、
均一かつ緩和な架橋反応が期待できる。特に、本発明に
おいては、ジビニルベンゼンが最も好ましい。ジビニル
ベンゼンは、取扱い易く、上記の被架橋処理物の主成分
であるペルオキシド架橋型オレフィン系共重合体ゴムお
よびオレフィン系プラスチックとの相溶性が良好であ
り、かつ、有機ペルオキシドを可溶化する作用を有し、
有機ペルオキシドの分散剤として働くため、熱処理によ
る架橋効果が均質で、流動性と物性とのバランスのとれ
た熱可塑性エラストマーが得られる。本発明において
は、上記のような架橋助剤もしくは多官能性ビニルモノ
マーは、上記の被架橋処理物全体に対して、0.1〜2
重量%、特に0.3〜1重量%の割合で用いるのが好ま
しい。架橋助剤もしくは多官能性ビニルモノマーの配合
割合が2重量%を超えると、有機ペルオキシドの配合量
が多い場合には、架橋反応が速く進行し過ぎるため、得
られる変性ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーは、
流動性に劣り、一方、有機ペルオキシドの配合量が少な
い場合には、架橋助剤および多官能性ビニルモノマー
が、変性ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー中に未
反応のモノマーとして残存し、変性ポリオレフィン系熱
可塑性エラストマーは、加工成形の際に熱履歴による物
性の変化が生じたりする。したがって、架橋助剤および
多官能性ビニルモノマーは、過剰に配合すべきではな
い。
均一かつ緩和な架橋反応が期待できる。特に、本発明に
おいては、ジビニルベンゼンが最も好ましい。ジビニル
ベンゼンは、取扱い易く、上記の被架橋処理物の主成分
であるペルオキシド架橋型オレフィン系共重合体ゴムお
よびオレフィン系プラスチックとの相溶性が良好であ
り、かつ、有機ペルオキシドを可溶化する作用を有し、
有機ペルオキシドの分散剤として働くため、熱処理によ
る架橋効果が均質で、流動性と物性とのバランスのとれ
た熱可塑性エラストマーが得られる。本発明において
は、上記のような架橋助剤もしくは多官能性ビニルモノ
マーは、上記の被架橋処理物全体に対して、0.1〜2
重量%、特に0.3〜1重量%の割合で用いるのが好ま
しい。架橋助剤もしくは多官能性ビニルモノマーの配合
割合が2重量%を超えると、有機ペルオキシドの配合量
が多い場合には、架橋反応が速く進行し過ぎるため、得
られる変性ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーは、
流動性に劣り、一方、有機ペルオキシドの配合量が少な
い場合には、架橋助剤および多官能性ビニルモノマー
が、変性ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー中に未
反応のモノマーとして残存し、変性ポリオレフィン系熱
可塑性エラストマーは、加工成形の際に熱履歴による物
性の変化が生じたりする。したがって、架橋助剤および
多官能性ビニルモノマーは、過剰に配合すべきではな
い。
【0039】上記の「動的に熱処理する」とは、上記の
ような各成分を融解状態で混練することをいう。混練装
置としては、従来公知の混練装置、たとえば開放型のミ
キシングロール、非開放型のバンバリーミキサー、押出
機、ニーダー、連続ミキサーなどが用いられる。これら
の内では、非開放型の混練装置が好ましく、混練は、窒
素ガス、炭酸ガスなどの不活性ガスの雰囲気下で行なう
ことが好ましい。
ような各成分を融解状態で混練することをいう。混練装
置としては、従来公知の混練装置、たとえば開放型のミ
キシングロール、非開放型のバンバリーミキサー、押出
機、ニーダー、連続ミキサーなどが用いられる。これら
の内では、非開放型の混練装置が好ましく、混練は、窒
素ガス、炭酸ガスなどの不活性ガスの雰囲気下で行なう
ことが好ましい。
【0040】また、混練は、使用する有機ペルオキシド
の半減期が1分未満となる温度で行なうのが望ましい。
混練温度は、通常150〜280℃、好ましくは、17
0〜240℃であり、混練時間は、1〜20分間、好ま
しくは3〜10分間である。また、加えられる剪断力
は、剪断力で通常、10〜104 sec-1、好ましくは
102〜103sec-1の範囲内で決定される。
の半減期が1分未満となる温度で行なうのが望ましい。
混練温度は、通常150〜280℃、好ましくは、17
0〜240℃であり、混練時間は、1〜20分間、好ま
しくは3〜10分間である。また、加えられる剪断力
は、剪断力で通常、10〜104 sec-1、好ましくは
102〜103sec-1の範囲内で決定される。
【0041】本発明で用いられる変性ポリオレフィン系
熱可塑性エラストマーは、部分的に架橋されているが、
この「部分的に架橋された」とは、下記の方法で測定し
たゲル含量が20〜98%の範囲内にある場合をいい、
本発明においては、ゲル含量が45〜98%の範囲内に
あることが好ましい。
熱可塑性エラストマーは、部分的に架橋されているが、
この「部分的に架橋された」とは、下記の方法で測定し
たゲル含量が20〜98%の範囲内にある場合をいい、
本発明においては、ゲル含量が45〜98%の範囲内に
あることが好ましい。
【0042】[ゲル含量の測定法]試料として変性ポリ
オレフィン系熱可塑性エラストマーのペレットを約10
0mg精秤し、密閉容器中にてこのペレットに対して充
分な量である30mlのシクロヘキサンに、23℃で4
8時間浸漬する。
オレフィン系熱可塑性エラストマーのペレットを約10
0mg精秤し、密閉容器中にてこのペレットに対して充
分な量である30mlのシクロヘキサンに、23℃で4
8時間浸漬する。
【0043】次に、この試料を濾紙上に取り出し、室温
にて72時間以上恒量になるまで乾燥する。ゲル含量
は、次式で表わされる。 ゲル含量[%]=(シクロヘキサン浸漬後の乾燥重量)
÷(シクロヘキサン浸漬前の重量)×100 本発明で用いられる変性ポリオレフィン系熱可塑性エラ
ストマーは、流動性に優れている。
にて72時間以上恒量になるまで乾燥する。ゲル含量
は、次式で表わされる。 ゲル含量[%]=(シクロヘキサン浸漬後の乾燥重量)
÷(シクロヘキサン浸漬前の重量)×100 本発明で用いられる変性ポリオレフィン系熱可塑性エラ
ストマーは、流動性に優れている。
【0044】また、摺接部材の基体層としての変性ポリ
オレフィン系熱可塑性エラストマー層4は、耐熱性、引
張特性、柔軟性および反撥弾性等のゴム的性質に優れて
おり、耐久性の点でも、滑性樹脂層5との接合強度の点
でも十分に実用に耐える。
オレフィン系熱可塑性エラストマー層4は、耐熱性、引
張特性、柔軟性および反撥弾性等のゴム的性質に優れて
おり、耐久性の点でも、滑性樹脂層5との接合強度の点
でも十分に実用に耐える。
【0045】超高分子量ポリオレフィン組成物 本発明においては、滑性樹脂層5は、超高分子量ポリオ
レフィン組成物および滑性樹脂からなる。
レフィン組成物および滑性樹脂からなる。
【0046】本発明で用いられる超高分子量ポリオレフ
ィン組成物は、極限粘度[η]が6dl/g以上の超高
分子量ポリオレフィン(A)90〜10重量部と、極限
粘度[η]が0.1〜5dl/gのポリオレフィン
(B)10〜90重量部とを含む組成物からなり、か
つ、上記超高分子量ポリオレフィン(A)および/また
はポリオレフィン(B)が不飽和カルボン酸およびその
誘導体から選ばれる少なくとも1種の変性用単量体
(C)で変性されている。
ィン組成物は、極限粘度[η]が6dl/g以上の超高
分子量ポリオレフィン(A)90〜10重量部と、極限
粘度[η]が0.1〜5dl/gのポリオレフィン
(B)10〜90重量部とを含む組成物からなり、か
つ、上記超高分子量ポリオレフィン(A)および/また
はポリオレフィン(B)が不飽和カルボン酸およびその
誘導体から選ばれる少なくとも1種の変性用単量体
(C)で変性されている。
【0047】上記の超高分子量ポリオレフィン(A)
は、たとえばエチレン、プロピレン、1-ブテン、イソブ
テン、1-ペンテン、2-メチル-1- ブテン、3-メチル-1-
ブテン、1-ヘキセン、3-メチル-1- ペンテン、4-メチル
-1- ペンテン、1-ヘプテン、1-オクテン、1-デセン、1-
ドデセン、1-テトラデセン、1-ヘキサデセン、1-オクタ
デセン、1-イコセンなどのα- オレフィンの単独重合体
または共重合体からなる。本発明においては、エチレン
単独重合体、およびエチレンと他のα- オレフィンとか
らなる、エチレンを主成分とする共重合体が望ましい。
は、たとえばエチレン、プロピレン、1-ブテン、イソブ
テン、1-ペンテン、2-メチル-1- ブテン、3-メチル-1-
ブテン、1-ヘキセン、3-メチル-1- ペンテン、4-メチル
-1- ペンテン、1-ヘプテン、1-オクテン、1-デセン、1-
ドデセン、1-テトラデセン、1-ヘキサデセン、1-オクタ
デセン、1-イコセンなどのα- オレフィンの単独重合体
または共重合体からなる。本発明においては、エチレン
単独重合体、およびエチレンと他のα- オレフィンとか
らなる、エチレンを主成分とする共重合体が望ましい。
【0048】この超高分子量ポリオレフィン(A)のデ
カリン溶媒中135℃で測定した極限粘度[η]は、6
dl/g以上、好ましくは6〜40dl/g、さらに好
ましくは10〜30dl/gである。本発明では、特に
密度(D:ASTM D1505)が0.920g/c
m3 以上、融点(Tm:ASTM D 3417)が11
5℃以上の超高分子量ポリオレフィンが好ましい。
カリン溶媒中135℃で測定した極限粘度[η]は、6
dl/g以上、好ましくは6〜40dl/g、さらに好
ましくは10〜30dl/gである。本発明では、特に
密度(D:ASTM D1505)が0.920g/c
m3 以上、融点(Tm:ASTM D 3417)が11
5℃以上の超高分子量ポリオレフィンが好ましい。
【0049】本発明においては、上記超高分子量ポリオ
レフィン(A)は、超高分子量ポリオレフィン(A)お
よびポリオレフィン(B)の合計量100重量部に対し
て、90〜10重量部、好ましくは80〜10重量部、
さらに好ましくは50〜10重量部の割合で用いられ
る。
レフィン(A)は、超高分子量ポリオレフィン(A)お
よびポリオレフィン(B)の合計量100重量部に対し
て、90〜10重量部、好ましくは80〜10重量部、
さらに好ましくは50〜10重量部の割合で用いられ
る。
【0050】また、超高分子量ポリオレフィン組成物の
構成成分であるポリオレフィン(B)は、上記超高分子
量ポリオレフィン(A)と同様に、上記のようなα- オ
レフィンの単独重合体または共重合体からなる。本発明
においては、エチレン単独重合体、およびエチレンと他
のα- オレフィンとからなる、エチレンを主成分とする
共重合体が好ましい。
構成成分であるポリオレフィン(B)は、上記超高分子
量ポリオレフィン(A)と同様に、上記のようなα- オ
レフィンの単独重合体または共重合体からなる。本発明
においては、エチレン単独重合体、およびエチレンと他
のα- オレフィンとからなる、エチレンを主成分とする
共重合体が好ましい。
【0051】このポリオレフィン(B)のデカリン溶媒
中135℃で測定した極限粘度[η]は、0.1〜5d
l/g、好ましくは0.3〜4dl/gである。本発明
では、特に密度が0.92〜0.97g/cm3 、融点
が115〜145℃のポリオレフィンが好ましい。
中135℃で測定した極限粘度[η]は、0.1〜5d
l/g、好ましくは0.3〜4dl/gである。本発明
では、特に密度が0.92〜0.97g/cm3 、融点
が115〜145℃のポリオレフィンが好ましい。
【0052】本発明においては、上記ポリオレフィン
(B)は、超高分子量ポリオレフィン(A)およびポリ
オレフィン(B)の合計量100重量部に対して、10
〜90重量部、好ましくは20〜90重量部、さらに好
ましくは50〜90重量部の割合で用いられる。
(B)は、超高分子量ポリオレフィン(A)およびポリ
オレフィン(B)の合計量100重量部に対して、10
〜90重量部、好ましくは20〜90重量部、さらに好
ましくは50〜90重量部の割合で用いられる。
【0053】本発明においては、上記のような範囲内
で、成形方法に応じて超高分子量ポリオレフィン(A)
およびポリオレフィン(B)の含有割合を調整すること
ができる。たとえば、上記超高分子量ポリオレフィン組
成物を射出成形に用いる場合には、超高分子量ポリオレ
フィン(A)およびポリオレフィン(B)の合計量10
0重量部に対して、超高分子量ポリオレフィン(A)が
25〜10重量部、ポリオレフィン(B)が75〜90
重量部の割合で存在する超高分子量ポリオレフィン組成
物を用いると、成形性や良好な外観を得ることができる
ため好ましい。また、上記超高分子量ポリオレフィン組
成物を押出成形に用いる場合には、超高分子量ポリオレ
フィン(A)およびポリオレフィン(B)の合計量10
0重量部に対して、超高分子量ポリオレフィン(A)が
80〜15重量部、ポリオレフィン(B)が20〜85
重量部の割合で存在する超高分子量ポリオレフィン組成
物を用いると、成形性や良好な外観を得ることができる
ため好ましい。
で、成形方法に応じて超高分子量ポリオレフィン(A)
およびポリオレフィン(B)の含有割合を調整すること
ができる。たとえば、上記超高分子量ポリオレフィン組
成物を射出成形に用いる場合には、超高分子量ポリオレ
フィン(A)およびポリオレフィン(B)の合計量10
0重量部に対して、超高分子量ポリオレフィン(A)が
25〜10重量部、ポリオレフィン(B)が75〜90
重量部の割合で存在する超高分子量ポリオレフィン組成
物を用いると、成形性や良好な外観を得ることができる
ため好ましい。また、上記超高分子量ポリオレフィン組
成物を押出成形に用いる場合には、超高分子量ポリオレ
フィン(A)およびポリオレフィン(B)の合計量10
0重量部に対して、超高分子量ポリオレフィン(A)が
80〜15重量部、ポリオレフィン(B)が20〜85
重量部の割合で存在する超高分子量ポリオレフィン組成
物を用いると、成形性や良好な外観を得ることができる
ため好ましい。
【0054】本発明で用いられる超高分子量ポリオレフ
ィン組成物において、超高分子量ポリオレフィン(A)
および/またはポリオレフィン(B)を変性するための
変性用単量体(C)である不飽和カルボン酸としては、
具体的には、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、
フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、クロトン酸、エ
ンドシス- ビシクロ[2,2,1 ]ヘプト-5- エン-2,3- ジ
カルボン酸(ナジック酸TM)などが挙げられる。
ィン組成物において、超高分子量ポリオレフィン(A)
および/またはポリオレフィン(B)を変性するための
変性用単量体(C)である不飽和カルボン酸としては、
具体的には、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、
フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、クロトン酸、エ
ンドシス- ビシクロ[2,2,1 ]ヘプト-5- エン-2,3- ジ
カルボン酸(ナジック酸TM)などが挙げられる。
【0055】また、その誘導体としては、酸ハライド、
エステル、アミド、イミド、無水物などが挙げられ、具
体的には、塩化マレニル、マレイミド、アクリル酸アミ
ド、メタクリル酸アミド、グリシジルメタクリレート、
無水マレイン酸、無水シトラコン酸、マレイン酸モノメ
チル、マレイン酸ジメチル、グリシジルマレエートなど
が挙げられる。これらの変性用単量体(C)は、1種単
独でも2種以上を組み合わせても用いられる。これらの
中でも、無水マレイン酸が、反応性が高く、強度および
外観の良好な成形品を得ることができるため好ましい。
エステル、アミド、イミド、無水物などが挙げられ、具
体的には、塩化マレニル、マレイミド、アクリル酸アミ
ド、メタクリル酸アミド、グリシジルメタクリレート、
無水マレイン酸、無水シトラコン酸、マレイン酸モノメ
チル、マレイン酸ジメチル、グリシジルマレエートなど
が挙げられる。これらの変性用単量体(C)は、1種単
独でも2種以上を組み合わせても用いられる。これらの
中でも、無水マレイン酸が、反応性が高く、強度および
外観の良好な成形品を得ることができるため好ましい。
【0056】本発明で用いられる超高分子量ポリオレフ
ィン組成物は、上記超高分子量ポリオレフィン(A)と
ポリオレフィン(B)とを含む組成物からなり、この組
成物において、超高分子量ポリオレフィン(A)および
/またはポリオレフィン(B)が、不飽和カルボン酸お
よびその誘導体から選ばれる少なくとも1種の変性用単
量体(C)で変性されてなるものである。
ィン組成物は、上記超高分子量ポリオレフィン(A)と
ポリオレフィン(B)とを含む組成物からなり、この組
成物において、超高分子量ポリオレフィン(A)および
/またはポリオレフィン(B)が、不飽和カルボン酸お
よびその誘導体から選ばれる少なくとも1種の変性用単
量体(C)で変性されてなるものである。
【0057】このような超高分子量ポリオレフィン組成
物の調製方法としては、次のような方法が挙げられる。 (1)超高分子量ポリオレフィン(A)とポリオレフィ
ン(B)のいずれか一方または両方を変性用単量体
(C)で変性した後、両者を上記含有割合で混合する方
法。
物の調製方法としては、次のような方法が挙げられる。 (1)超高分子量ポリオレフィン(A)とポリオレフィ
ン(B)のいずれか一方または両方を変性用単量体
(C)で変性した後、両者を上記含有割合で混合する方
法。
【0058】(2)超高分子量ポリオレフィン(A)と
ポリオレフィン(B)とを混合した後この混合物を変性
用単量体(C)で変性する方法。 (3)オレフィンの重合時に、特定のチーグラー型触媒
を用いる多段階重合を行なって超高分子量ポリオレフィ
ン(A)とポリオレフィン(B)とを上記含有割合で含
む混合物を製造した後、この混合物を変性用単量体
(C)で変性する方法。
ポリオレフィン(B)とを混合した後この混合物を変性
用単量体(C)で変性する方法。 (3)オレフィンの重合時に、特定のチーグラー型触媒
を用いる多段階重合を行なって超高分子量ポリオレフィ
ン(A)とポリオレフィン(B)とを上記含有割合で含
む混合物を製造した後、この混合物を変性用単量体
(C)で変性する方法。
【0059】上記多段階重合により、超高分子量ポリオ
レフィン(A)とポリオレフィン(B)とを含む混合物
を調製する方法は、マグネシウム、チタンおよびハロゲ
ンを必須成分とする高活性固体状チタン触媒成分(a)
および有機アルミニウム化合物触媒成分(b)から形成
されるチーグラー型触媒の存在下にオレフィンを多段階
重合させる方法である。たとえば、まず、1段の重合工
程において、オレフィンを重合させて上記超高分子量ポ
リオレフィン(A)を生成させ、その他の段の重合工程
において、水素の存在下にオレフィンを重合させてポリ
オレフィン(B)を生成させることにより、上記超高分
子量ポリオレフィン(A)とポリオレフィン(B)とを
含む混合物を得ることができる。
レフィン(A)とポリオレフィン(B)とを含む混合物
を調製する方法は、マグネシウム、チタンおよびハロゲ
ンを必須成分とする高活性固体状チタン触媒成分(a)
および有機アルミニウム化合物触媒成分(b)から形成
されるチーグラー型触媒の存在下にオレフィンを多段階
重合させる方法である。たとえば、まず、1段の重合工
程において、オレフィンを重合させて上記超高分子量ポ
リオレフィン(A)を生成させ、その他の段の重合工程
において、水素の存在下にオレフィンを重合させてポリ
オレフィン(B)を生成させることにより、上記超高分
子量ポリオレフィン(A)とポリオレフィン(B)とを
含む混合物を得ることができる。
【0060】この多段階重合において使用されるチーグ
ラー型触媒は、基本的に固体状チタン触媒成分と有機ア
ルミニウム化合物触媒成分とから構成される特定の性状
の触媒である。
ラー型触媒は、基本的に固体状チタン触媒成分と有機ア
ルミニウム化合物触媒成分とから構成される特定の性状
の触媒である。
【0061】この固体状チタン触媒成分としては、たと
えば、粒度分布が狭く、平均粒径0.01〜5μm程度
のものであり、微小球体が数個固着したような形態の高
活性微粉末状触媒成分を用いるのが好ましい。このよう
な性状を有する高活性微粉末状チタン触媒成分は、たと
えば、特開昭56−811号公報に記載された固体状チ
タン触媒成分において、液体状態のマグネシウム化合物
と液体状態のチタン化合物を接触させて固体生成物を析
出させる際に析出条件を厳密に調整することによって製
造することができる。たとえば、特開昭56−811号
公報に開示された方法において、塩化マグネシウムと高
級アルコールとを溶解した炭化水素溶液と、四塩化チタ
ンとを低温で混合し、次いで50〜100℃程度に昇温
して固体生成物を析出させる際に、塩化マグネシウム1
モルに対し、0.01〜0.2モル程度の微量のモノカ
ルボン酸エステルを共存させるとともに強力な攪拌条件
下に該析出を行なうものである。さらに必要ならば四塩
化チタンで洗浄してもよい。このようにして、活性、粒
子状態共に満足すべき固体触媒成分を得ることができ
る。
えば、粒度分布が狭く、平均粒径0.01〜5μm程度
のものであり、微小球体が数個固着したような形態の高
活性微粉末状触媒成分を用いるのが好ましい。このよう
な性状を有する高活性微粉末状チタン触媒成分は、たと
えば、特開昭56−811号公報に記載された固体状チ
タン触媒成分において、液体状態のマグネシウム化合物
と液体状態のチタン化合物を接触させて固体生成物を析
出させる際に析出条件を厳密に調整することによって製
造することができる。たとえば、特開昭56−811号
公報に開示された方法において、塩化マグネシウムと高
級アルコールとを溶解した炭化水素溶液と、四塩化チタ
ンとを低温で混合し、次いで50〜100℃程度に昇温
して固体生成物を析出させる際に、塩化マグネシウム1
モルに対し、0.01〜0.2モル程度の微量のモノカ
ルボン酸エステルを共存させるとともに強力な攪拌条件
下に該析出を行なうものである。さらに必要ならば四塩
化チタンで洗浄してもよい。このようにして、活性、粒
子状態共に満足すべき固体触媒成分を得ることができ
る。
【0062】この触媒成分は、たとえば、チタンを約1
〜6重量%程度含有し、ハロゲン/チタン(原子比)が
約5〜90、マグネシウム/チタン(原子比)が約4〜
50の範囲にあるものである。
〜6重量%程度含有し、ハロゲン/チタン(原子比)が
約5〜90、マグネシウム/チタン(原子比)が約4〜
50の範囲にあるものである。
【0063】また、上記のようにして得られる固体状チ
タン触媒成分のスラリーを高速で剪断処理することによ
り得られる、粒度分布が狭く、平均粒径が通常、0.0
1〜5μm、好ましくは0.05〜3μmの範囲にある
微小球体からなるものも、高活性微粉末状チタン触媒成
分として好適に用いられる。高速剪断処理の方法として
は、たとえば、不活性ガス雰囲気中で固体状チタン触媒
成分のスラリーを市販のホモミキサーを用いて適当な時
間処理する方法が採用される。その際、触媒性能の低下
を防止するために、予めチタンと等モル量の有機アルミ
ニウム化合物を添加しておく方法を採用することもでき
る。さらに、処理後のスラリーを篩で粗粒を除去する方
法を採用することもできる。これらの方法によって、上
記微小粒径の高活性微小粉末状チタン触媒成分を得るこ
とができる。
タン触媒成分のスラリーを高速で剪断処理することによ
り得られる、粒度分布が狭く、平均粒径が通常、0.0
1〜5μm、好ましくは0.05〜3μmの範囲にある
微小球体からなるものも、高活性微粉末状チタン触媒成
分として好適に用いられる。高速剪断処理の方法として
は、たとえば、不活性ガス雰囲気中で固体状チタン触媒
成分のスラリーを市販のホモミキサーを用いて適当な時
間処理する方法が採用される。その際、触媒性能の低下
を防止するために、予めチタンと等モル量の有機アルミ
ニウム化合物を添加しておく方法を採用することもでき
る。さらに、処理後のスラリーを篩で粗粒を除去する方
法を採用することもできる。これらの方法によって、上
記微小粒径の高活性微小粉末状チタン触媒成分を得るこ
とができる。
【0064】この高活性微粉末状チタン触媒成分と有機
アルミニウム化合物触媒成分とを用い、必要に応じて電
子供与体を併用して、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、
灯油等の炭化水素溶媒中で、通常、0〜100℃の範囲
の温度条件下、少なくとも2段以上の多段階重合工程で
たとえばエチレン単独、またはエチレンを主成分とする
単量体混合物をスラリー重合することによって、超高分
子量ポリエチレンとポリエチレンとの混合物を製造する
ことができる。
アルミニウム化合物触媒成分とを用い、必要に応じて電
子供与体を併用して、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、
灯油等の炭化水素溶媒中で、通常、0〜100℃の範囲
の温度条件下、少なくとも2段以上の多段階重合工程で
たとえばエチレン単独、またはエチレンを主成分とする
単量体混合物をスラリー重合することによって、超高分
子量ポリエチレンとポリエチレンとの混合物を製造する
ことができる。
【0065】用いられる有機アルミニウム化合物触媒成
分としては、具体的には、トリエチルアルミニウム、ト
リイソブチルアルミニウム等のトリアルキルアルミニウ
ム;ジエチルアルミニウムクロリド、ジイソブチルアル
ミニウムクロリド等のジアルミニウムクロリド;エチル
アルミニウムセスキクロリド等のアルキルアルミニウム
セスキクロリドなどが挙げられ、これらは1種単独また
は2種以上を組合わせて用いられる。
分としては、具体的には、トリエチルアルミニウム、ト
リイソブチルアルミニウム等のトリアルキルアルミニウ
ム;ジエチルアルミニウムクロリド、ジイソブチルアル
ミニウムクロリド等のジアルミニウムクロリド;エチル
アルミニウムセスキクロリド等のアルキルアルミニウム
セスキクロリドなどが挙げられ、これらは1種単独また
は2種以上を組合わせて用いられる。
【0066】この多段階重合工程においては、少なくと
も2槽以上の重合槽が、通常、直列に連結された多段階
重合装置が採用され、たとえば、2段重合法、3段重合
法、・・・・・・n段重合法が行なわれる。また、1個の重合
槽で回分式重合法により多段階重合法を実施することも
可能である。この多段階重合工程のうちの少なくとも1
個の重合槽においては特定量の超高分子量ポリオレフィ
ンを生成させることが必要である。この超高分子量ポリ
オレフィンを生成させるための重合工程は、第一段の重
合工程であってもよいし、中間の重合工程であってもよ
いし、また2段以上の複数段であってもよい。第一段重
合工程において超高分子量ポリオレフィン(A)を生成
させるのが、重合処理操作および生成ポリオレフィンの
物性の制御の点から好適である。この重合工程において
は、全工程で重合されるオレフィンの15〜40重量%
を重合させることにより、所定の極限粘度[η]の超高
分子量ポリオレフィン(A)を生成させる。さらには全
重合工程で重合されるモノマーの18〜37重量%、特
に21〜35重量%を重合させることにより、所定の極
限粘度の超高分子量ポリオレフィン(A)を生成させる
ことが好ましい。
も2槽以上の重合槽が、通常、直列に連結された多段階
重合装置が採用され、たとえば、2段重合法、3段重合
法、・・・・・・n段重合法が行なわれる。また、1個の重合
槽で回分式重合法により多段階重合法を実施することも
可能である。この多段階重合工程のうちの少なくとも1
個の重合槽においては特定量の超高分子量ポリオレフィ
ンを生成させることが必要である。この超高分子量ポリ
オレフィンを生成させるための重合工程は、第一段の重
合工程であってもよいし、中間の重合工程であってもよ
いし、また2段以上の複数段であってもよい。第一段重
合工程において超高分子量ポリオレフィン(A)を生成
させるのが、重合処理操作および生成ポリオレフィンの
物性の制御の点から好適である。この重合工程において
は、全工程で重合されるオレフィンの15〜40重量%
を重合させることにより、所定の極限粘度[η]の超高
分子量ポリオレフィン(A)を生成させる。さらには全
重合工程で重合されるモノマーの18〜37重量%、特
に21〜35重量%を重合させることにより、所定の極
限粘度の超高分子量ポリオレフィン(A)を生成させる
ことが好ましい。
【0067】この多段階重合工程において、超高分子量
ポリオレフィン(A)を生成させる重合工程では、前記
高活性チタン触媒成分と有機アルミニウム触媒成分から
なる特定のチーグラー型触媒の存在下に重合が行われ
る。この重合は、気相重合法で実施することもできる
し、液相重合法で実施することもできる。いずれの重合
法においても、超高分子量ポリオレフィン(A)を生成
させる重合工程では、重合反応は必要に応じて不活性媒
体の存在下に実施される。たとえば、気相重合法では、
必要に応じて不活性媒体からなる希釈剤の存在下に実施
され、液相重合法では、必要に応じて不活性媒体からな
る溶媒の存在下に実施される。
ポリオレフィン(A)を生成させる重合工程では、前記
高活性チタン触媒成分と有機アルミニウム触媒成分から
なる特定のチーグラー型触媒の存在下に重合が行われ
る。この重合は、気相重合法で実施することもできる
し、液相重合法で実施することもできる。いずれの重合
法においても、超高分子量ポリオレフィン(A)を生成
させる重合工程では、重合反応は必要に応じて不活性媒
体の存在下に実施される。たとえば、気相重合法では、
必要に応じて不活性媒体からなる希釈剤の存在下に実施
され、液相重合法では、必要に応じて不活性媒体からな
る溶媒の存在下に実施される。
【0068】この超高分子量ポリオレフィン(A)を生
成させる重合工程では、触媒として高活性チタン触媒成
分、たとえば、媒体1リットル当りのチタン原子として
約0.001〜20ミリグラム原子、特に約0.005
〜10ミリグラム原子、有機アルミニウム化合物触媒成
分を、Al/Ti(原子比)が約0.1〜1000、特
に約1〜500となるような割合で使用するのがよい。
上記超高分子量ポリオレフィン(A)を生成させる重合
工程における温度は、通常、約−20〜120℃、好ま
しくは約0〜100℃、特に好ましく約5〜95℃の範
囲である。また、重合反応の圧力は、上記温度で液相重
合または気相重合が可能な圧力範囲であればよく、たと
えば、大気圧〜約100Kg/cm2 、好ましくは大気圧〜
約50Kg/cm2 の範囲である。また、重合時間は、全重
合ポリオレフィンの生成量が高活性チタン触媒成分中の
チタン1ミリグラム原子当り約1000g以上、好まし
くは約2000g以上となるように設定すればよい。ま
た、重合工程において、上記超高分子量ポリオレフィン
(A)を生成させるためには、重合反応を水素の不存在
下に行なうのが好ましい。さらに、重合反応を実施後、
重合体を不活性媒体雰囲気下で一旦単離し、保存してお
くことも可能である。
成させる重合工程では、触媒として高活性チタン触媒成
分、たとえば、媒体1リットル当りのチタン原子として
約0.001〜20ミリグラム原子、特に約0.005
〜10ミリグラム原子、有機アルミニウム化合物触媒成
分を、Al/Ti(原子比)が約0.1〜1000、特
に約1〜500となるような割合で使用するのがよい。
上記超高分子量ポリオレフィン(A)を生成させる重合
工程における温度は、通常、約−20〜120℃、好ま
しくは約0〜100℃、特に好ましく約5〜95℃の範
囲である。また、重合反応の圧力は、上記温度で液相重
合または気相重合が可能な圧力範囲であればよく、たと
えば、大気圧〜約100Kg/cm2 、好ましくは大気圧〜
約50Kg/cm2 の範囲である。また、重合時間は、全重
合ポリオレフィンの生成量が高活性チタン触媒成分中の
チタン1ミリグラム原子当り約1000g以上、好まし
くは約2000g以上となるように設定すればよい。ま
た、重合工程において、上記超高分子量ポリオレフィン
(A)を生成させるためには、重合反応を水素の不存在
下に行なうのが好ましい。さらに、重合反応を実施後、
重合体を不活性媒体雰囲気下で一旦単離し、保存してお
くことも可能である。
【0069】上記超高分子量ポリオレフィン(A)を生
成させる重合工程において用いられる不活性媒体として
は、具体的には、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサ
ン、ヘプタン、オクタン、デカン、灯油等の脂肪族炭化
水素;シクロペンタン、シクロヘキサン等の脂環式炭化
水素;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素;ジクロルエタン、メチレンクロリド、クロルベンゼ
ン等のハロゲン化炭化水素などが挙げられ、これらは1
種単独または2種以上を組合わせて用いられる。特に脂
肪族炭化水素が好ましい。また、本発明の方法におい
て、上記超高分子量ポリオレフィン(A)を生成させる
重合工程以外の他の重合工程においては、水素の存在下
に残余のモノマーを重合反応させて低分子量のポリオレ
フィン(B)が生成される。超高分子量ポリオレフィン
(A)を生成させる重合工程が第一段の重合工程であれ
ば、第二段以降の重合工程がこの水素の存在下に行なわ
れる低分子量のポリオレフィン(B)の生成工程であ
る。この低分子量のポリオレフィン(B)の重合工程が
超高分子量ポリオレフィン(A)の生成工程の後に位置
している場合には、その低分子量のポリオレフィン
(B)の重合工程には、超高分子量ポリオレフィン
(A)を含む反応混合物が供給され、この低分子量のポ
リオレフィン(B)の重合工程が超高分子量ポリオレフ
ィン(A)が生成される重合工程の前に位置する場合に
は、前段階で生成した低分子量のポリオレフィン(B)
および超高分子量ポリオレフィン(A)が供給され、い
ずれの場合にも連続して重合が実施される。その際、当
該重合工程には、通常、原料単量体混合物および水素が
供給される。当該重合工程が第一段階の重合工程である
場合には、上記高活性チタン触媒成分および有機アルミ
ニウム化合物触媒成分からなる触媒が供給され、当該重
合工程が第二段階以降の重合工程である場合には、前段
階で生成した重合反応混合物中に含まれている触媒をそ
のまま使用することもできるし、必要に応じて上記高活
性チタン触媒成分および/または有機アルミニウム化合
物触媒成分を追加補充してもよい。
成させる重合工程において用いられる不活性媒体として
は、具体的には、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサ
ン、ヘプタン、オクタン、デカン、灯油等の脂肪族炭化
水素;シクロペンタン、シクロヘキサン等の脂環式炭化
水素;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素;ジクロルエタン、メチレンクロリド、クロルベンゼ
ン等のハロゲン化炭化水素などが挙げられ、これらは1
種単独または2種以上を組合わせて用いられる。特に脂
肪族炭化水素が好ましい。また、本発明の方法におい
て、上記超高分子量ポリオレフィン(A)を生成させる
重合工程以外の他の重合工程においては、水素の存在下
に残余のモノマーを重合反応させて低分子量のポリオレ
フィン(B)が生成される。超高分子量ポリオレフィン
(A)を生成させる重合工程が第一段の重合工程であれ
ば、第二段以降の重合工程がこの水素の存在下に行なわ
れる低分子量のポリオレフィン(B)の生成工程であ
る。この低分子量のポリオレフィン(B)の重合工程が
超高分子量ポリオレフィン(A)の生成工程の後に位置
している場合には、その低分子量のポリオレフィン
(B)の重合工程には、超高分子量ポリオレフィン
(A)を含む反応混合物が供給され、この低分子量のポ
リオレフィン(B)の重合工程が超高分子量ポリオレフ
ィン(A)が生成される重合工程の前に位置する場合に
は、前段階で生成した低分子量のポリオレフィン(B)
および超高分子量ポリオレフィン(A)が供給され、い
ずれの場合にも連続して重合が実施される。その際、当
該重合工程には、通常、原料単量体混合物および水素が
供給される。当該重合工程が第一段階の重合工程である
場合には、上記高活性チタン触媒成分および有機アルミ
ニウム化合物触媒成分からなる触媒が供給され、当該重
合工程が第二段階以降の重合工程である場合には、前段
階で生成した重合反応混合物中に含まれている触媒をそ
のまま使用することもできるし、必要に応じて上記高活
性チタン触媒成分および/または有機アルミニウム化合
物触媒成分を追加補充してもよい。
【0070】上記超高分子量ポリオレフィン(A)生成
の重合工程以外の重合工程における水素の供給割合は、
当該重合工程に供給されるモノマー1モルに対して通
常、0.01〜50モル、好ましくは0.05〜30モ
ルの範囲である。
の重合工程以外の重合工程における水素の供給割合は、
当該重合工程に供給されるモノマー1モルに対して通
常、0.01〜50モル、好ましくは0.05〜30モ
ルの範囲である。
【0071】上記超高分子量ポリオレフィン(A)生成
の重合工程以外の重合工程における重合槽内の重合反応
混合物中の各触媒成分の濃度は、重合容積1リットル当
り、前記処理された触媒をチタン原子に換算して約0.
001〜0.1ミリグラム原子、好ましくは約0.00
5〜0.1ミリグラム原子とし、重合系のAl/Ti
(原子比)が約1〜1000、好ましくは約2〜500
となるように調整するのが好ましい。また、必要に応じ
て、有機アルミニウム化合物触媒成分を追加使用しても
よい。重合系中には、他に分子量、分子量分布等を調節
するために、水素・電子供与体、ハロゲン化炭化水素な
どを共存させてもよい。
の重合工程以外の重合工程における重合槽内の重合反応
混合物中の各触媒成分の濃度は、重合容積1リットル当
り、前記処理された触媒をチタン原子に換算して約0.
001〜0.1ミリグラム原子、好ましくは約0.00
5〜0.1ミリグラム原子とし、重合系のAl/Ti
(原子比)が約1〜1000、好ましくは約2〜500
となるように調整するのが好ましい。また、必要に応じ
て、有機アルミニウム化合物触媒成分を追加使用しても
よい。重合系中には、他に分子量、分子量分布等を調節
するために、水素・電子供与体、ハロゲン化炭化水素な
どを共存させてもよい。
【0072】重合温度は、スラリー重合、気相重合が可
能な温度範囲で、かつ約40℃以上、より好ましくは約
50〜100℃の範囲である。また、重合の圧力は、た
とえば、大気圧〜約100Kg/cm2 、特に大気圧〜約5
0Kg/cm2 の範囲が推奨される。そして重合体の生成量
が、チタン触媒成分中のチタン1ミリグラム原子当り約
1000g以上、特に好ましくは約5000g以上とな
るような重合時間を設定するのがよい。
能な温度範囲で、かつ約40℃以上、より好ましくは約
50〜100℃の範囲である。また、重合の圧力は、た
とえば、大気圧〜約100Kg/cm2 、特に大気圧〜約5
0Kg/cm2 の範囲が推奨される。そして重合体の生成量
が、チタン触媒成分中のチタン1ミリグラム原子当り約
1000g以上、特に好ましくは約5000g以上とな
るような重合時間を設定するのがよい。
【0073】超高分子量ポリオレフィン(A)生成の重
合工程以外の重合工程は、同様に気相重合法で行なうこ
ともできるし、また液相重合法で行なうこともできる。
もちろん、各重合工程で異なる重合法を採用してもよ
い。液相重合法の中ではスラリー懸濁重合法が好適に採
用される。いずれの場合にも、重合工程では重合反応
は、通常、不活性媒体の存在下に実施される。たとえ
ば、気相重合法では、不活性媒体希釈剤の存在下に実施
され、液相スラリー懸濁重合法では不活性媒体溶媒の存
在下に実施される。不活性媒体としては、上記超高分子
量ポリオレフィン(A)の生成の重合工程において例示
した不活性媒体と同じものを例示することができる。
合工程以外の重合工程は、同様に気相重合法で行なうこ
ともできるし、また液相重合法で行なうこともできる。
もちろん、各重合工程で異なる重合法を採用してもよ
い。液相重合法の中ではスラリー懸濁重合法が好適に採
用される。いずれの場合にも、重合工程では重合反応
は、通常、不活性媒体の存在下に実施される。たとえ
ば、気相重合法では、不活性媒体希釈剤の存在下に実施
され、液相スラリー懸濁重合法では不活性媒体溶媒の存
在下に実施される。不活性媒体としては、上記超高分子
量ポリオレフィン(A)の生成の重合工程において例示
した不活性媒体と同じものを例示することができる。
【0074】最終段階の重合工程で得られる超高分子量
ポリオレフィン(A)と、ポリオレフィン(B)の混合
物の極限粘度[η]cは、通常、3.5〜15dl/
g、好ましくは4.0〜10dl/g、溶融トルクは、
通常、4.5Kg・cm以下である。
ポリオレフィン(A)と、ポリオレフィン(B)の混合
物の極限粘度[η]cは、通常、3.5〜15dl/
g、好ましくは4.0〜10dl/g、溶融トルクは、
通常、4.5Kg・cm以下である。
【0075】また、前記多段階重合は、回分式、半連続
式または連続式のいずれの形式でも行うことができる。
超高分子量ポリオレフィン(A)および/またはポリオ
レフィン(B)、または両成分を含む組成物を上記変性
用単量体(C)で変性する方法としては、従来公知の種
々の方法が採用できる。たとえば、超高分子量ポリオレ
フィン(A)および/またはポリオレフィン(B)、も
しくは両成分を含む組成物を溶媒に懸濁させ、あるいは
溶解させて、通常、80〜200℃の温度で、変性用単
量体とラジカル重合開始剤等を添加混合してグラフト共
重合させる方法、あるいは融点以上、たとえば、180
〜300℃の温度で溶融混練下に変性用単量体(C)と
ラジカル重合開始剤とを接触させる方法などが挙げられ
る。
式または連続式のいずれの形式でも行うことができる。
超高分子量ポリオレフィン(A)および/またはポリオ
レフィン(B)、または両成分を含む組成物を上記変性
用単量体(C)で変性する方法としては、従来公知の種
々の方法が採用できる。たとえば、超高分子量ポリオレ
フィン(A)および/またはポリオレフィン(B)、も
しくは両成分を含む組成物を溶媒に懸濁させ、あるいは
溶解させて、通常、80〜200℃の温度で、変性用単
量体とラジカル重合開始剤等を添加混合してグラフト共
重合させる方法、あるいは融点以上、たとえば、180
〜300℃の温度で溶融混練下に変性用単量体(C)と
ラジカル重合開始剤とを接触させる方法などが挙げられ
る。
【0076】用いられる溶媒としては、具体的には、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒;ヘキサ
ン、ヘプタン、オクタン、デカン等の脂肪族炭化水素系
溶媒;シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の脂環
族炭化水素系溶媒;トリクロロエチレン、パークロロエ
チレン、ジクロロエチレン、ジクロロエタン、クロロベ
ンゼン等の塩素化炭化水素系溶媒;エタノール、イソプ
ロパノール等の脂肪族アルコール系溶媒;アセトン、メ
チルイソブチルケトン、メチルエチルケトン等のケトン
系溶媒、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエス
テル系溶媒などが挙げられる。これらの溶媒は、1種単
独でも2種以上を組み合わせても用いられる。
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒;ヘキサ
ン、ヘプタン、オクタン、デカン等の脂肪族炭化水素系
溶媒;シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の脂環
族炭化水素系溶媒;トリクロロエチレン、パークロロエ
チレン、ジクロロエチレン、ジクロロエタン、クロロベ
ンゼン等の塩素化炭化水素系溶媒;エタノール、イソプ
ロパノール等の脂肪族アルコール系溶媒;アセトン、メ
チルイソブチルケトン、メチルエチルケトン等のケトン
系溶媒、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエス
テル系溶媒などが挙げられる。これらの溶媒は、1種単
独でも2種以上を組み合わせても用いられる。
【0077】また、ラジカル重合開始剤としては、有機
過酸化物、アゾ化合物等のラジカル開始剤が挙げられ
る。有機過酸化物としては、具体的には、ベンゾイルパ
ーオキサイド、2,4-ジクロロベンゾイルパーオキサイ
ド、m-トリオイルパーオキサイド、ジ-t- ブチルパーオ
キサイド、ジクミルパーオキサイド、(2,5-ジメチル-
2,5- ビス(t-ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5-ジメ
チル-2,5- ビス(t-ブチルパーオキシ)ヘキシン-3、ラ
ウロイルパーオキサイド、t-ブチルパーオキシアセテー
ト、2,5-ジメチル-2,5- ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘ
キサン、t-ブチルパ−オキシベンゾエート、t-ブチルパ
ーオキシイソブチレート、t-ブチルパーオキシフェニル
アセテート、t-ブチルパーオキシ-s- オクテート、t-ブ
チルパーオキシピバレート、クミルパーオキシピバレー
ト、t-ブチルパーオキシエチルアセテートなどが挙げら
れる。
過酸化物、アゾ化合物等のラジカル開始剤が挙げられ
る。有機過酸化物としては、具体的には、ベンゾイルパ
ーオキサイド、2,4-ジクロロベンゾイルパーオキサイ
ド、m-トリオイルパーオキサイド、ジ-t- ブチルパーオ
キサイド、ジクミルパーオキサイド、(2,5-ジメチル-
2,5- ビス(t-ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5-ジメ
チル-2,5- ビス(t-ブチルパーオキシ)ヘキシン-3、ラ
ウロイルパーオキサイド、t-ブチルパーオキシアセテー
ト、2,5-ジメチル-2,5- ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘ
キサン、t-ブチルパ−オキシベンゾエート、t-ブチルパ
ーオキシイソブチレート、t-ブチルパーオキシフェニル
アセテート、t-ブチルパーオキシ-s- オクテート、t-ブ
チルパーオキシピバレート、クミルパーオキシピバレー
ト、t-ブチルパーオキシエチルアセテートなどが挙げら
れる。
【0078】アゾ化合物としては、具体的には、アゾイ
ソブチロニトリル、ジメチルアゾイソブチレートなどが
挙げられる。これらのラジカル開始剤は、1種単独また
は2種以上を組合わせて用いられる。
ソブチロニトリル、ジメチルアゾイソブチレートなどが
挙げられる。これらのラジカル開始剤は、1種単独また
は2種以上を組合わせて用いられる。
【0079】本発明で用いられる超高分子量ポリオレフ
ィン組成物において、上記変性用単量体(C)のグラフ
ト量は、超高分子量ポリオレフィン(A)およびポリオ
レフィン(B)の合計量100重量%に対して0.2〜
2.0重量%の割合であるのが好ましく、特に0.7〜
1.3重量%の割合であるのが好ましい。
ィン組成物において、上記変性用単量体(C)のグラフ
ト量は、超高分子量ポリオレフィン(A)およびポリオ
レフィン(B)の合計量100重量%に対して0.2〜
2.0重量%の割合であるのが好ましく、特に0.7〜
1.3重量%の割合であるのが好ましい。
【0080】なお、本発明においては、超高分子量ポリ
オレフィン組成物中に、上述したポリオレフィン系熱可
塑性エラストマーの場合と同様に、充填剤、着色剤を、
本発明の目的を損なわない範囲で含めることができる。
オレフィン組成物中に、上述したポリオレフィン系熱可
塑性エラストマーの場合と同様に、充填剤、着色剤を、
本発明の目的を損なわない範囲で含めることができる。
【0081】また、本発明においては、超高分子量ポリ
オレフィン組成物中に、上述したポリオレフィン系熱可
塑性エラストマーの場合と同様に、フェノール系、サル
ファイト系、フェニルアルカン系、フォスファイト系、
アミン系安定剤などの公知の耐熱安定剤;老化防止剤;
耐候安定剤;帯電防止剤;金属セッケン、ワックス等の
滑剤などの添加剤を、オレフィン系プラスチックあるい
はオレフィン系共重合体ゴムの製造の際に通常使用され
る割合で含めることができる。
オレフィン組成物中に、上述したポリオレフィン系熱可
塑性エラストマーの場合と同様に、フェノール系、サル
ファイト系、フェニルアルカン系、フォスファイト系、
アミン系安定剤などの公知の耐熱安定剤;老化防止剤;
耐候安定剤;帯電防止剤;金属セッケン、ワックス等の
滑剤などの添加剤を、オレフィン系プラスチックあるい
はオレフィン系共重合体ゴムの製造の際に通常使用され
る割合で含めることができる。
【0082】本発明においては、超高分子量ポリオレフ
ィン組成物は、滑性樹脂層5を構成する超高分子量ポリ
オレフィン組成物および滑性樹脂の合計量100重量部
に対して、2〜90重量部、好ましくは3〜70重量
部、さらに好ましくは5〜50重量部の割合で用いられ
る。
ィン組成物は、滑性樹脂層5を構成する超高分子量ポリ
オレフィン組成物および滑性樹脂の合計量100重量部
に対して、2〜90重量部、好ましくは3〜70重量
部、さらに好ましくは5〜50重量部の割合で用いられ
る。
【0083】滑性樹脂に超高分子量ポリオレフィン組成
物を上記のような割合で配合することにより、滑性樹脂
の摺動特性を向上させることができる。滑性樹脂 本発明において、上記超高分子量ポリオレフィン組成物
とともに滑性樹脂層5を構成する滑性樹脂としては、ポ
リアミド樹脂、熱可塑性ポリウレタン樹脂および熱可塑
性ポリエステル樹脂が挙げられる。
物を上記のような割合で配合することにより、滑性樹脂
の摺動特性を向上させることができる。滑性樹脂 本発明において、上記超高分子量ポリオレフィン組成物
とともに滑性樹脂層5を構成する滑性樹脂としては、ポ
リアミド樹脂、熱可塑性ポリウレタン樹脂および熱可塑
性ポリエステル樹脂が挙げられる。
【0084】上記ポリアミド樹脂としては、具体的に
は、6−ナイロン、6,6−ナイロンなどの各種ナイロ
ンが挙げられる。また、上記熱可塑性ポリウレタン樹脂
としては、耐水性、耐油性および耐傷付性に優れた樹脂
が好ましい。熱可塑性であって、上記の特性に優れたポ
リウレタン樹脂であれば、本発明の滑性樹脂層5を構成
する滑性樹脂として使用可能である。
は、6−ナイロン、6,6−ナイロンなどの各種ナイロ
ンが挙げられる。また、上記熱可塑性ポリウレタン樹脂
としては、耐水性、耐油性および耐傷付性に優れた樹脂
が好ましい。熱可塑性であって、上記の特性に優れたポ
リウレタン樹脂であれば、本発明の滑性樹脂層5を構成
する滑性樹脂として使用可能である。
【0085】上記熱可塑性ポリエステル樹脂としては、
具体的には、ポリエチレンテレフタレート(PET)、
ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレン
イソフタレート(PEI)などが挙げられる。
具体的には、ポリエチレンテレフタレート(PET)、
ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレン
イソフタレート(PEI)などが挙げられる。
【0086】本発明においては、滑性樹脂は、滑性樹脂
層5を構成する超高分子量ポリオレフィン組成物および
滑性樹脂の合計量100重量部に対して、98〜10重
量部、好ましくは97〜30重量部、さらに好ましくは
95〜50重量部の割合で用いられる。
層5を構成する超高分子量ポリオレフィン組成物および
滑性樹脂の合計量100重量部に対して、98〜10重
量部、好ましくは97〜30重量部、さらに好ましくは
95〜50重量部の割合で用いられる。
【0087】また、上記滑性樹脂層5の厚さは、通常1
0〜200μmとなるように積層する。また、本発明に
おいては、必要に応じて、滑性樹脂層5の厚さをさらに
厚くすることもできるし、また薄くすることもできる。
0〜200μmとなるように積層する。また、本発明に
おいては、必要に応じて、滑性樹脂層5の厚さをさらに
厚くすることもできるし、また薄くすることもできる。
【0088】なお、摺接部材3が窓ガラス7と接触する
部位は、窓ガラス7の上昇時と下降時とでは一般に異な
るから、超高分子量ポリオレフィン組成物と滑性樹脂と
の混合物による被覆および必要に応じて施される起毛の
形成は、摺接部材3の比較的広い範囲に施しておくこと
が好ましい。
部位は、窓ガラス7の上昇時と下降時とでは一般に異な
るから、超高分子量ポリオレフィン組成物と滑性樹脂と
の混合物による被覆および必要に応じて施される起毛の
形成は、摺接部材3の比較的広い範囲に施しておくこと
が好ましい。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、接着剤の塗布工程およ
び接着剤の硬化ないし焼付工程をすべて省略することが
でき、その結果、工程数が少なくて済み、また、作業時
間を短縮することができるため、経済性に優れた自動車
用ウェザーストリップを製造することができるととも
に、耐熱性、耐久性、閉鎖時における窓ガラスとの緊密
接触性、および窓ガラスの昇降操作時における軽快摺動
性に優れた自動車用ウェザーストリップを提供すること
ができる。
び接着剤の硬化ないし焼付工程をすべて省略することが
でき、その結果、工程数が少なくて済み、また、作業時
間を短縮することができるため、経済性に優れた自動車
用ウェザーストリップを製造することができるととも
に、耐熱性、耐久性、閉鎖時における窓ガラスとの緊密
接触性、および窓ガラスの昇降操作時における軽快摺動
性に優れた自動車用ウェザーストリップを提供すること
ができる。
【0090】以下、本発明を実施例により説明するが、
本発明は、これら実施例に限定されるものではない。
本発明は、これら実施例に限定されるものではない。
【0091】
【実施例1】エチレン・プロピレン・5-エチリデン-2-
ノルボルネン共重合体ゴム[エチレン含有量70モル
%、ヨウ素価12、ムーニー粘度ML1+4(100℃ )
120]75重量部と、ポリプロピレン[MFR13g
/10分(ASTM D 1238−65T、230
℃)、密度0.91g/cm3 ]25重量部とを、バンバ
リーミキサーを用いて窒素雰囲気中、180℃で5分間
混練した後、この混練物をロールに通してシート状と
し、シートカッターで裁断して角ペレットを製造した。
ノルボルネン共重合体ゴム[エチレン含有量70モル
%、ヨウ素価12、ムーニー粘度ML1+4(100℃ )
120]75重量部と、ポリプロピレン[MFR13g
/10分(ASTM D 1238−65T、230
℃)、密度0.91g/cm3 ]25重量部とを、バンバ
リーミキサーを用いて窒素雰囲気中、180℃で5分間
混練した後、この混練物をロールに通してシート状と
し、シートカッターで裁断して角ペレットを製造した。
【0092】この角ペレットに、無水マレイン酸0.5
重量部と、ジビニルベンゼン0.5重量部と、1,3-ビス
(t-ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼン0.3重
量部を添加してヘンシェルミキサーで攪拌混合した。
重量部と、ジビニルベンゼン0.5重量部と、1,3-ビス
(t-ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼン0.3重
量部を添加してヘンシェルミキサーで攪拌混合した。
【0093】次いで、この混合物を、L/D=30、ス
クリュー径50mmの一軸押出機を用いて窒素雰囲気下に
220℃の温度で押出して、変性ポリオレフィン系熱可
塑性エラストマーのペレットを得た。
クリュー径50mmの一軸押出機を用いて窒素雰囲気下に
220℃の温度で押出して、変性ポリオレフィン系熱可
塑性エラストマーのペレットを得た。
【0094】得られた変性ポリオレフィン系熱可塑性エ
ラストマーのゲル含量は、上記した方法により求めたと
ころ、97重量%であった。この変性ポリオレフィン系
熱可塑性エラストマーのペレット、135℃デカリン溶
媒中で測定した極限粘度[η]が21dl/gの超高分
子量ポリエチレン25重量%と、135℃デカリン溶媒
中で測定した極限粘度[η]が1.5dl/gの低分子
量ポリエチレン75重量%とからなる超高分子量ポリエ
チレン組成物[無水マレイン酸含有率:1重量%、13
5℃デカリン溶媒中で測定した極限粘度[η]:6.4
dl/g、密度:0.965g/cm3 ]20重量部
と、6−ナイロン[商品名アミランCM−1007、東
レ(株)製]80重量部とをあらかじめヘンシェルミキ
サーで混合して得た混合物およびフィラー入りポリプロ
ピレン[MFR:2g/10分、密度:1.14g/c
m3 、タルク30重量%含有]を230℃の温度で三層
共押出成形してフィラー入りポリプロピレン芯材、基体
層としての変性ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー
層および表面材層としての滑性樹脂層を形成し、図1に
示すような自動車用ウェザーストリップを得た。
ラストマーのゲル含量は、上記した方法により求めたと
ころ、97重量%であった。この変性ポリオレフィン系
熱可塑性エラストマーのペレット、135℃デカリン溶
媒中で測定した極限粘度[η]が21dl/gの超高分
子量ポリエチレン25重量%と、135℃デカリン溶媒
中で測定した極限粘度[η]が1.5dl/gの低分子
量ポリエチレン75重量%とからなる超高分子量ポリエ
チレン組成物[無水マレイン酸含有率:1重量%、13
5℃デカリン溶媒中で測定した極限粘度[η]:6.4
dl/g、密度:0.965g/cm3 ]20重量部
と、6−ナイロン[商品名アミランCM−1007、東
レ(株)製]80重量部とをあらかじめヘンシェルミキ
サーで混合して得た混合物およびフィラー入りポリプロ
ピレン[MFR:2g/10分、密度:1.14g/c
m3 、タルク30重量%含有]を230℃の温度で三層
共押出成形してフィラー入りポリプロピレン芯材、基体
層としての変性ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー
層および表面材層としての滑性樹脂層を形成し、図1に
示すような自動車用ウェザーストリップを得た。
【0095】得られた自動車用ウェザーストリップは、
厚み2mm、幅25mm、長さ700mmの芯材と、厚
み2.5mm、幅20mm、長さ700mmの変性ポリ
オレフィン系熱可塑性エラストマー層と、厚み50μ
m、幅20mm、長さ700mmの滑性樹脂層とからな
っていた。
厚み2mm、幅25mm、長さ700mmの芯材と、厚
み2.5mm、幅20mm、長さ700mmの変性ポリ
オレフィン系熱可塑性エラストマー層と、厚み50μ
m、幅20mm、長さ700mmの滑性樹脂層とからな
っていた。
【0096】得られた自動車用ウェザーストリップを試
験窓枠に装着し、厚さ3.2mmの窓ガラスを嵌装して
耐久試験(窓ガラス上下繰返し試験)を行なった。その
結果、この自動車用ウェザーストリップは、50,00
0回の窓ガラス上下繰返し試験にも耐え、ウェザースト
リップとしての機能を維持していた。しかしながら、従
来品の自動車用ウェザーストリップ(摺接部材が軟質塩
化ビニル層にナイロンフィルムを接着した積層構造にな
っている)は、25,000回で窓ガラス接触面におい
てナイロンフィルムの破壊を生じ、その結果、窓ガラス
との摩擦抵抗が著しく増大して使用に耐えなくなった。
験窓枠に装着し、厚さ3.2mmの窓ガラスを嵌装して
耐久試験(窓ガラス上下繰返し試験)を行なった。その
結果、この自動車用ウェザーストリップは、50,00
0回の窓ガラス上下繰返し試験にも耐え、ウェザースト
リップとしての機能を維持していた。しかしながら、従
来品の自動車用ウェザーストリップ(摺接部材が軟質塩
化ビニル層にナイロンフィルムを接着した積層構造にな
っている)は、25,000回で窓ガラス接触面におい
てナイロンフィルムの破壊を生じ、その結果、窓ガラス
との摩擦抵抗が著しく増大して使用に耐えなくなった。
【0097】
【実施例2】実施例1において、6−ナイロンの代わり
に、ポリウレタン樹脂[日本ポリウレタン工業(株)
製、ポリウレタンP26SRNAT]を用いた以外は、
実施例1と同様に行なった。得られた自動車用ウェザー
ストリップは、窓ガラス上下繰返し試験50,000回
に耐えた。
に、ポリウレタン樹脂[日本ポリウレタン工業(株)
製、ポリウレタンP26SRNAT]を用いた以外は、
実施例1と同様に行なった。得られた自動車用ウェザー
ストリップは、窓ガラス上下繰返し試験50,000回
に耐えた。
【0098】
【実施例3】実施例1において、6−ナイロンの代わり
に、25℃オルソクロロフェノール溶液中で測定した極
限粘度[η]が1.0dl/gのポリエチレンテレフタ
レート樹脂を用いた以外は、実施例1と同様に行なっ
た。得られた自動車用ウェザーストリップは、窓ガラス
上下繰返し試験50,000回に耐えた。
に、25℃オルソクロロフェノール溶液中で測定した極
限粘度[η]が1.0dl/gのポリエチレンテレフタ
レート樹脂を用いた以外は、実施例1と同様に行なっ
た。得られた自動車用ウェザーストリップは、窓ガラス
上下繰返し試験50,000回に耐えた。
【図1】図1は、本発明に係る自動車用ウェザーストリ
ップの断面図である。
ップの断面図である。
【図2】図2は、図1に示す自動車用ウェザーストリッ
プの自動車ドアへの取付け個所を説明する図である。
プの自動車ドアへの取付け個所を説明する図である。
1 ・・・・・自動車用ウェザーストリップ 2 ・・・・・芯材 3 ・・・・・摺接部材 4 ・・・・・変性ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー層 5 ・・・・・滑性樹脂層 7 ・・・・・窓ガラス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/34 7016−4F 27/40 7016−4F F16J 15/10 X 7233−3J // C08L 23/04 LCQ 7107−4J (C10M 107/00 107:32 107:44 107:04) C10N 40:02 50:08
Claims (1)
- 【請求項1】ポリオレフィン系樹脂からなる薄板状の芯
材と、該芯材表面に設けられた摺接部材とから構成され
る自動車用ウェザーストリップであって、該摺接部材の
少なくとも窓ガラスに接触し得る部分が、変性ポリオレ
フィン系熱可塑性エラストマー層に積層された、超高分
子量ポリオレフィン組成物および滑性樹脂からなる滑性
樹脂層からなり、 該超高分子量ポリオレフィン組成物が、 (A)極限粘度[η]が6dl/g以上の超高分子量ポ
リオレフィン90〜10重量部と、 (B)極限粘度[η]が0.1〜5dl/gのポリオレ
フィン10〜90重量部とを含む組成物からなり、か
つ、 該超高分子量ポリオレフィン(A)および/またはポリ
オレフィン(B)が不飽和カルボン酸およびその誘導体
から選ばれる少なくとも1種の変性用単量体(C)で変
性されている超高分子量ポリオレフィン組成物であり、 該滑性樹脂が、 ポリアミド樹脂、熱可塑性ポリウレタン樹脂および熱可
塑性ポリエステル樹脂からなる群から選ばれる滑性樹脂
であることを特徴とする自動車用ウェザーストリップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24328891A JP2928412B2 (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 自動車用ウェザーストリップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24328891A JP2928412B2 (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 自動車用ウェザーストリップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0578680A true JPH0578680A (ja) | 1993-03-30 |
| JP2928412B2 JP2928412B2 (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=17101620
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24328891A Expired - Lifetime JP2928412B2 (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 自動車用ウェザーストリップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2928412B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10318268A (ja) * | 1997-03-18 | 1998-12-02 | Nippon Seiko Kk | 転がり軸受用シール |
| JP2004036630A (ja) * | 2002-06-28 | 2004-02-05 | Nok Corp | ガスケット及び二部材間の密封構造 |
| JP2004052868A (ja) * | 2002-07-18 | 2004-02-19 | Nok Corp | ガスケット材料および二部材間の密封構造 |
| JP2009036381A (ja) * | 2008-11-06 | 2009-02-19 | Nok Corp | ガスケット及び二部材間の密封構造 |
-
1991
- 1991-09-24 JP JP24328891A patent/JP2928412B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10318268A (ja) * | 1997-03-18 | 1998-12-02 | Nippon Seiko Kk | 転がり軸受用シール |
| JP2004036630A (ja) * | 2002-06-28 | 2004-02-05 | Nok Corp | ガスケット及び二部材間の密封構造 |
| JP2004052868A (ja) * | 2002-07-18 | 2004-02-19 | Nok Corp | ガスケット材料および二部材間の密封構造 |
| JP2009036381A (ja) * | 2008-11-06 | 2009-02-19 | Nok Corp | ガスケット及び二部材間の密封構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2928412B2 (ja) | 1999-08-03 |
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