JPH0579063U - クラッチ操作装置の脈動ダンパ - Google Patents
クラッチ操作装置の脈動ダンパInfo
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- JPH0579063U JPH0579063U JP1950492U JP1950492U JPH0579063U JP H0579063 U JPH0579063 U JP H0579063U JP 1950492 U JP1950492 U JP 1950492U JP 1950492 U JP1950492 U JP 1950492U JP H0579063 U JPH0579063 U JP H0579063U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ハウジングと、これに外周縁部が固定される
金属ダイヤフラムとの間に介装されるシール部材のリッ
プ部が減衰油室の昇圧時、ハウジング及びダイヤフラム
間に食込まないようにする。 【構成】 シール部材16に、ダイヤフラム13に圧接
する内外一対の環状のリップ部24,25を突設し、少
なくともその外側リップ部25の外周面を先端に向って
縮径するテーパ面25aに形成し、減衰油室14の油圧
を受けても、テーパ面25aを起立させるに留める。
金属ダイヤフラムとの間に介装されるシール部材のリッ
プ部が減衰油室の昇圧時、ハウジング及びダイヤフラム
間に食込まないようにする。 【構成】 シール部材16に、ダイヤフラム13に圧接
する内外一対の環状のリップ部24,25を突設し、少
なくともその外側リップ部25の外周面を先端に向って
縮径するテーパ面25aに形成し、減衰油室14の油圧
を受けても、テーパ面25aを起立させるに留める。
Description
【0001】
本考案は、自動車、自動二輪車等におけるクラッチをオン・オフ操作するため のクラッチ操作装置に関し、特に、ハウジング本体と、これに接合されるカバー 体との間にダイヤフラムの外周縁部を挟持し、このダイヤフラムが臨む減衰油室 をハウジング本体に形成すると共に、この減衰油室をマスタシリンダ及びスレー ブシリンダ間の油圧伝達系に連通し、減衰油室を囲繞してダイヤフラムに圧接す るシール部材をハウジング本体の環状溝に装着した、クラッチ操作装置の脈動ダ ンパに関する。
【0002】
かゝる脈動ダンパは、マスタシリンダによりスレーブシリンダを作動してクラ ッチをオフ状態に保持している間、エンジンの回転振動に起因してスレーブシリ ンダ及びマスタシリンダ間の油圧伝達系に生じる脈動をダイヤフラムの撓み振動 により吸収するものであって、例えば実開昭53−74546号公報に開示され ているように、既に知られている。
【0003】 図4は従来の脈動ダンパの要部を示す。同図において、011はハウジングで 、ケーシング本体011aとこれに固着されるカバー体011bとからなり、こ れらの間に金属製ダイヤフラム013の外周縁部が挟持される。ケーシング本体 011aには、ダイヤフラム013の上面が臨む減衰油室014と、該室014 を囲繞する環状溝015とが形成され、この環状溝015にシール部材016が 装着される。このシール部材016は、横断面が方形をなしており、各周縁部が 先鋭のリップ部となってハウジング本体011a及びダイヤフラム013との各 対向面に圧接している。
【0004】
一般に、この種の脈動ダンパは、減衰油室014の昇圧によりダイヤフラム0 13が図5に示すように撓むとき、シール部材016の外方でハウジング本体0 11a及びダイヤフラム013間に空隙ができる。しかもシール部材016は減 衰油室014の油圧を受けて上記空隙の方向へ押しつけられる。従来の脈動ダン パでは、このとき、シール部材016が高温状態のために硬度が著しく低下して いると、ダイヤフラム013に接していたシール部材016の外周リップ部01 6aが上記空隙に食い込むことがある。こうなるとダイヤフラム013が原形に 復帰したとき、上記リップ部016aはハウジング本体011a及びダイヤフラ ム013間で食われることになる。本考案者等は、このような現象の繰返しがシ ール部材のリップ部の早期損傷の原因となることを究明した。
【0005】 本考案は、かゝる事情に鑑みてなされたもので、上記のようなリップ部の食わ れ現象を防止してシール部材の耐久性を高めることができる前記脈動ダンパを提 供することを目的とする。
【0006】
上記目的を達成するために、本考案は、シール部材に、ダイヤフラムに圧接す る内外一対の環状のリップ部を形成し、その外側リップ部の外周面を先端に向っ て縮径するテーパ状に形成したことを特徴とする。
【0007】
以下、図面により本考案の一実施例について説明する。
【0008】 先ず図1において、クラッチペダル1により操作されるマスタシリンダ2の出 力ポート2aは油圧導管3を介してスレーブシリンダ4の入力ポート4aに接続 される。またスレーブシリンダ4の出力杆5は、エンジン6のクランク軸6a及 び変速機7の入力軸7a間を接続するクラッチ8のレリーズレバー9に連結され る。
【0009】 前記油圧導管3は、マスタシリンダ2側の上流管3aと、スレーブシリンダ4 側の下流管3bとに2分されるが、これらは脈動ダンパ10を介して相互に接続 される。
【0010】 脈動ダンパ10のハウジング11は、円柱状のハウジング本体11aと、この ハウジング本体11aがOリング12を介して嵌着される有底円筒状のカバー体 11bと、これらハウジング本体11a及びカバー体11bの相対向する内端面 間に外周縁部を挟持される金属製のダイヤフラム13とから構成される。
【0011】 ハウジング本体11aの内端面には、ダイヤフラム13の内側面が臨む減衰油 室14と、該室14を囲繞する環状溝15とが形成され、この環状溝15にシー ル部材16が装着される。またハウジング本体11aには、減衰油室14にそれ ぞれ連通してハウジング本体11a外端面に開口する入口ポート17及び出口ポ ート18が設けられ、これら入口ポート17及び出口ポート18に前記上、下流 管3a,3bがそれぞれ接続される。こうして、上、下流管3a,3bは減衰油 室14を介して相互に連通する。
【0012】 カバー体11bには、ダイヤフラム13の他側面が臨む空気室19が凹部とし て形成される。この空気室19の底面はダイヤフラム13の最大撓み時の形状に 倣って球面若しくは円錐面に形成され、その底面中心部に円形の凹部20が設け られ、ダイヤフラム13の撓みにより圧縮された空気室19の空気を受容するよ うになっている。
【0013】 ハウジング本体11aの外端部外周面には、カバー体11bへの圧入時、その 内周面に食込むローレット21が刻設され、これによりハウジング本体11a及 びカバー体11b相互の回り止めがなされる。さらに両者11a,11bを強固 に結合するために、ハウジング本体11aの外端部外周面に形成された環状溝2 2にカバー体11bの薄肉周壁23がかしめて凹入され、さらに上記薄肉周壁2 3の外端部が全周に亘りカバー体11b外端面にかしめ結合される。
【0014】 図2に示すように、前記シール部材16は、上下両面に同心配置の内外一対の リップ部24,25;24,25が一体に突設され、特に各外側リップ部25の 外周面は先端に向って縮径するテーパ面25aに形成される。而して、上部の両 リップ部24,25はハウジング本体11aの環状溝15底面に、また下部の両 リップ部24,25はダイヤフラム13にそれぞれ圧接するようになっている。
【0015】 尚、本考案では、少なくともダイヤフラム13に接する外側リップ部25の外 周面をテーパ面25aとすれば足りるが、図示例のように上下両面の外側リップ 部25,25にテーパ面25aを形成することは、シール部材16の環状溝15 への装着方向を限定せずに済み、誤装着の問題が無いので組立上有効である。
【0016】 次にこの実施例の作用について説明する。
【0017】 クラッチペダル1の踏込みによりマスタシリンダ2を作動すれば、その出力油 圧は上流管3a、減衰油室14及び下流管3bを経てスレーブシリンダ4に伝達 し、それを駆動するので、その出力杆5がレリーズレバー9を回動してクラッチ 8をオフ状態にする。こうしてエンジン6から変速機7への動力伝達は遮断され る。
【0018】 クラッチ8のこのようなオフ状態において、エンジン6の回転振動がクラッチ 8及びレリーズレバー9を介してスレーブシリンダ4に伝達すると、油圧導管3 内に圧力の脈動が生じる。そして、その脈動が脈動ダンパ10の減衰油室14に 伝達すると、ダイヤフラム13が撓み振動を起こすことによりその脈動を吸収す るので、油圧導管3からマスタシリンダ2への脈動の伝達を防止することができ る。
【0019】 この間、シール部材16は、上下両面の内外一対のリップ部24,25;24 ,25によりハウジング本体11a及びダイヤフラム13に対しそれぞれ二重に シールし続けるので、減衰油室14周りの油密を確実に保つことができる。
【0020】 ところで、減衰油室14の昇圧によりダイヤフラム13が撓んだときは、図3 に示すように、ハウジング本体11a及びダイヤフラム13間に空隙gができる が、このとき減衰油室14の油圧によりシール部材16が外方へ押しつけられ、 これに伴いダイヤフラム13側の外側リップ部25が前記空隙g側へ変形しても 、該リップ部25は、その外周のテーパ面25aを起立状態にするに留まり、該 リップ部25の前記空隙gへの食込みは回避される。かくして外側リップ部25 の食われによる損傷を未然に防止することができる。
【0021】
以上のように本考案によれば、シール部材に、ダイヤフラムに圧接する内外一 対の環状のリップ部を形成したので、シール部材がダイヤフラムに対して二重の シールを行い、減衰油室周りの油密を確実に保つことができる。
【0022】 また、ダイヤフラムに接する外側リップ部の外周面は、先端に向って縮径する テーパ面に形成したので、減衰油室の昇圧時、その油圧によりシール部材が外方 へ押しつけられても、その外側リップ部は外周のテーパ面を起立させるだけで、 ハウジング及びダイヤフラム間に生じた空隙に食込むことはない。したがってシ ール部材の食われによる損傷を未然に防止し、その耐久性を飛躍的に向上させる ことができる。
【図1】本考案の脈動ダンパを備えたクラッチ操作装置
の要部を縦断した側面図
の要部を縦断した側面図
【図2】図1の2部拡大図
【図3】図2の作用説明図
【図4】従来の脈動ダンパの要部の縦断側面図
【図5】図4の作用説明図
2 マスタシリンダ 3 油圧伝達系としての油圧導管 4 スレーブシリンダ 6 エンジン 7 変速機 8 クラッチ 10 脈動ダンパ 11 ハウジング 13 ダイヤフラム 14 減衰油室 15 環状溝 16 シール部材 19 空気室
Claims (1)
- 【請求項1】 ハウジング本体(11a)と、これに接
合されるカバー体(11b)との間にダイヤフラム(1
3)の外周縁部を挟持し、このダイヤフラム(13)が
臨む減衰油室(14)をハウジング本体(11a)に形
成すると共に、この減衰油室(14)をマスタシリンダ
(2)及びスレーブシリンダ(4)間の油圧伝達系
(3)に連通し、減衰油室(14)を囲繞してダイヤフ
ラム(13)に圧接するシール部材(16)をハウジン
グ本体(11a)の環状溝(15)に装着した、クラッ
チ操作装置の脈動ダンパにおいて、 シール部材(16)に、ダイヤフラム(13)に圧接す
る内外一対の環状のリップ部(24,25)を形成し、
その外側リップ部(25)の外周面を先端に向って縮径
するテーパ状に形成したことを特徴とする、クラッチ操
作装置の脈動ダンパ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1950492U JP2561008Y2 (ja) | 1992-04-01 | 1992-04-01 | クラッチ操作装置の脈動ダンパ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1950492U JP2561008Y2 (ja) | 1992-04-01 | 1992-04-01 | クラッチ操作装置の脈動ダンパ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0579063U true JPH0579063U (ja) | 1993-10-26 |
| JP2561008Y2 JP2561008Y2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=12001208
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1950492U Expired - Fee Related JP2561008Y2 (ja) | 1992-04-01 | 1992-04-01 | クラッチ操作装置の脈動ダンパ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2561008Y2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101357390B1 (ko) * | 2012-02-29 | 2014-02-03 | 쌍용자동차 주식회사 | 자동차의 클러치 맥동 저감용 금속 댐퍼 |
| KR101388401B1 (ko) * | 2006-04-24 | 2014-04-22 | 랄센 앤 터브로 리미티드 | 관형 열교환기용 씰 |
-
1992
- 1992-04-01 JP JP1950492U patent/JP2561008Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101388401B1 (ko) * | 2006-04-24 | 2014-04-22 | 랄센 앤 터브로 리미티드 | 관형 열교환기용 씰 |
| KR101357390B1 (ko) * | 2012-02-29 | 2014-02-03 | 쌍용자동차 주식회사 | 자동차의 클러치 맥동 저감용 금속 댐퍼 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2561008Y2 (ja) | 1998-01-28 |
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Legal Events
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