JPH057929U - 冷却水圧力制御装置 - Google Patents

冷却水圧力制御装置

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JPH057929U
JPH057929U JP5510591U JP5510591U JPH057929U JP H057929 U JPH057929 U JP H057929U JP 5510591 U JP5510591 U JP 5510591U JP 5510591 U JP5510591 U JP 5510591U JP H057929 U JPH057929 U JP H057929U
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正俊 二之湯
仁 亀山
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Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷却水圧力制御装置の生産コストを減少さ
せ、しかも、信頼性を向上させる。 【構成】 ラジエータのアッパタンク2に取り付けられ
た圧力調整弁11を備えた冷却水圧力調整装置である。
圧力調整弁11は、弁体14と、エンジンオイルの圧力
で弁体14を閉位置に位置付けするシリンダ機構15
と、所定の温度で湾曲力が発生し、湾曲した場合には弁
体14を開位置に位置付けするバイメタル板16等を備
えて構成されている。エンジン9が停止して、シリンダ
機構15に作用するエンジンオイルの圧力がなくなり、
且つ、弁取付部3内の温度が所定の温度よりも高くなる
と、バイメタル板16は湾曲することができる。これに
より、アッパタンク2内が減圧され、冷却水の沸点が下
がる。従って、冷却水温が下がり、エンジンルーム内の
温度が下がる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、エンジンが停止状態にあり、冷却水の温度が所定の温度よりも高い 場合に、冷却経路内の減圧を行う冷却水圧力制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用エンジンの冷却経路内の圧力は、大気圧よりも大きく設定されている。 これにより、冷却水の沸点が上昇し外気との温度差を増加させることができ、ラ ジエータでの冷却効率が向上する。 ところが、冷却水の沸点を上昇させることで、エンジンルーム内の温度上昇を 招き、エンジンの再始動性が悪化する等の所謂熱害が顕著になり、その対策が必 要となる。このため、冷却水圧力制御装置をエンジンの冷却経路に取り付けるこ とが知られている。
【0003】 従来の冷却水圧力制御装置においては、ラジエータとコンデンスタンクとをバ イパス通路で直接連通させると共に、このバイパス通路途中に電磁開閉弁を設け ている。そして、この電磁開閉弁を、マイクロコンピュータを備えたコントロー ラで開閉操作している。 コントローラには、冷却経路に取り付けられた温度センサや、イグニッション スイッチ等が電気的に接続されている。これらから供給される信号を基に、コン トローラは、車両が駐車状態にあり、冷却水が所定の温度よりも高い場合に、電 磁開閉弁を開弁させて冷却経路内の減圧を行い、高温側に設定されていた冷却水 の沸点を下げる。これに伴い、冷却水の温度を下げることができ、エンジンルー ム内の所謂熱害の防止が図られる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の冷却水圧力制御装置においては、コントローラやセ ンサを設ける必要があり、生産コストが増加する。また、コントローラで電気的 に電磁開閉弁を操作しているので、信頼性に劣る等の問題がある。 本考案は、上述の問題点を解決するためになされたもので、生産コストを低減 することができると共に、信頼性に優れた冷却水圧力制御装置を提供することを 目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案によれば、エンジンの冷却経路に設けられ、 冷却水を低圧側に逃がすための弁口と、弁口に対し接離して、当該弁口を開閉す る弁体と、弁体に対し、エンジンの駆動に伴い加圧される流体圧を一方向に作用 させ、弁体を機械的に閉位置に位置付ける閉弁機構と、エンジンが停止して流体 圧が低下し且つ冷却水の温度が所定の温度よりも高い状況で変形可能なバイメタ ルを有し、このバイメタルの変形を利用して弁体を他方向に付勢して機械的に開 位置に位置付ける開弁機構とを備えて構成するものである。
【0006】
【作用】
シリンダ機構は、例えばエンジンオイルの圧力を利用して弁体を閉位置に機械 的に位置付ける。従って、エンジンの駆動時には、閉弁機構が弁体を閉位置に位 置付け、冷却水の圧力を保持する。これにより、冷却水の沸点を高く設定するこ とができる。
【0007】 また、エンジンの停止時且つ冷却水の温度が所定の温度よりも高い場合には、 開弁機構が弁体を開位置に機械的に位置付ける。従って、冷却水が弁口より低圧 側に逃げ、冷却水が減圧される。これにより、冷却水の沸点が下がり、冷却水の 温度が下がる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。 図1は、本考案を適用した冷却水圧力制御装置の一実施例を示し、冷却水圧力 制御装置は圧力調整弁11を備えてなり、この圧力調整弁11は、車両用エンジ ン9の冷却水の放熱を行うラジエータ1のアッパタンク2の弁取付部3に取り付 けられている。
【0009】 アッパタンク2の弁取付部3は、図2に示すように、アッパタンク2の上面よ り上方に延びる円筒形状の周壁3aと、該周壁3aの上側を塞ぐ上板3bより構 成され、これらは一体に成形されている。上板3bの中央位置には、弁口として の大径孔3cが穿設されている。この上板3bの下面には、大径孔3cを囲むよ うにしてシール部材4が固着されている。
【0010】 また、ラジエータ1のアッパタンク2には、ラジエータキャップ5が取り付け られている(図1)。このラジエータキャップ5は、アッパタンク2内を高圧に 保つことができ、冷却水の沸点を、例えば120℃まで高めている。そして、ラ ジエータキャップ5からは、オーバフローした冷却水が流れるチューブ6が延び ており、このチューブ6の先端はコンデンスタンク7内に挿入されている。
【0011】 圧力調整弁11は、図2に示すように、ケース13、弁体14、シリンダ機構 15、バイメタル板16等より構成されている。ケース13は、円筒形状の周壁 13aと、この周壁13aの上側を塞ぐ天板13bより構成され、これらは一体 に成形されている。周壁13aの下端縁は、上板3bの上面に、大径孔3cを囲 むようにして固着されている。この周壁13aの一側にはポート18が、また、 他側には孔13cが設けられている。ポート18には、チューブ19(図1)の 一端が接続されている。このチューブ19の他端は、チューブ6の途中に接続さ れている。従って、このポート18は、チューブ19及び6を介してコンデンス タンク7内に連通している。一方、天板13bの中央には、ポート20が設けら れている。
【0012】 弁体14は、例えば中央に孔が穿設された円板形状をなしている。この弁体1 4は、前記シール部材4の下方に配置され、後述するシリンダ機構15の作動ロ ッド15cの先端近傍位置に嵌装され、固定されている。この弁体14は、図2 に示す閉位置においては、大径孔3cを気密に塞ぎ、また、図3に示す開位置に おいては、大径孔3cを介しての冷却水やベーパの流通を許容する。
【0013】 シリンダ機構15は、ケース13内に収納されている。シリンダ機構15のシ リンダバレル15aは、ケース13の天板13bに固着されている。また、シリ ンダバレル15a内は、ピストン15bにより圧力室22及び23に区画されて いる。上側の圧力室22は、ポート20を介して大気に開放されている。下側の 圧力室23は、油路25を介して、例えばエンジン9のシリンダヘッド内に連通 し、エンジン9の駆動に伴い加圧されるエンジンオイルを導くことができる。
【0014】 一方、シリンダ機構15の作動ロッド15cは、下方に向けて延びており、大 径孔3cを介して弁取付部3内に侵入している。この作動ロッド15cには、前 述したように弁体14が取り付けられている。従って、作動ロッド15cは、縮 退することで弁体14を閉位置に位置付け、また、伸長することで弁体14を開 位置に位置付ける。この作動ロッド15cは、圧力室23内に流入するエンジン オイルの圧力で、ピストン15bを介して縮退する方向に力を受ける。
【0015】 バイメタル板16は、例えば、インバー(Ni−Fe合金)系低膨張合金に青 銅を貼り合わせたものである。このバイメタル板16は、例えば略矩形状に成形 され、弁取付部3内に収納されている。そして、バイメタル板16は、周壁3a の一側と他側とに架け渡すように配置されており、その両端を周壁3aの内周面 に固定させている。従って、バイメタル板16の両側を、冷却水やベーパが流通 することができる。
【0016】 このバイメタル板16の中央には、作動ロッド15cの先端が固着されている 。従って、図2に示す状態におけるバイメタル板16は、作動ロッド15cの伸 長を阻止する。また、図3に示すように、バイメタル板16が湾曲した場合には 、作動ロッド15cが伸長され、弁体14を開位置に位置付ける。 このバイメタル板16には、弁取付部3内の温度が所定の温度T℃にまで達す ると、下方に凸となるように湾曲力が発生する。そして、このバイメタル板16 が湾曲して弁取付部3内が減圧されると、冷却水の沸点は、例えば105℃にな る。
【0017】 さらに、このバイメタル板16の下側には、スプリング26が配置されている 。このスプリング26は、ブラケット27に保持されており、バイメタル板16 の湾曲を阻止する方向に当該バイメタル板16を押圧している。従って、弁取付 部3内の温度が温度T℃に達した場合においても、シリンダ機構15の圧力室2 3内にエンジンオイルが流入しているときには、スプリング26はシリンダ機構 15と協働して、バイメタル板16の湾曲を阻止する。
【0018】 なお、ブラケット27は、バイメタル板16との干渉を避けながら上方に延び 、弁取付部3の上板3bに固着されている。また、作動ロッド15cの先端は、 バイメタル板16に固着させることなく、これに当接させるだけでも良い。 次に、圧力調整弁11を備えた冷却水圧力制御装置の作動を説明する。 エンジン9が運転状態にあり、冷却水、即ち弁取付部3内の温度が温度T℃よ りも低い場合には、シリンダ機構15の作動ロッド15cが縮退すると共に、バ イメタル板16には湾曲力が発生していないので、弁体14が閉位置に位置付け される(図2)。従って、アッパタンク2内の冷却水やベーパは、ラジエータ1 のコア(図示せず)へと循環し、アッパタンク2内の圧力は保持される。このと き、ラジエータキャップ5は、冷却水の沸点を120℃に設定している。
【0019】 この状態より、冷却水の温度が上昇し、冷却水の温度が温度T℃に達すると、 バイメタル板16には湾曲力が発生する。ところが、この状態では、前述したよ に、シリンダ機構15とスプリング26とがバイメタル板16が湾曲することを 阻止する。このため、弁体14は閉位置に保持され、アッパタンク2内の冷却水 はコアへと循環し、アッパタンク2内の圧力は保たれる。従って、冷却水の温度 は、約120℃にまで上昇することができる。
【0020】 また、この状態より、エンジン9が停止した場合には、シリンダ機構15の圧 力室23よりエンジンオイルが抜ける。このため、バイメタル板16は、スプリ ング26の押圧力に抗して湾曲し、同時に、作動ロッド15cが伸長する。従っ て、弁体14は、開位置に位置付けられる(図3)。これにより、アッパタンク 2内の冷却水やベーパが、弁取付部3の大径孔3cを介してポート18から流出 し、チューブ19及び6を流れてコンデンスタンク7に蓄えられる。
【0021】 アッパタンク2内より冷却水やベーパが流出することで、アッパタンク2内が 減圧される。従って、冷却水の沸点が120℃より105℃まで下がり、これに 伴い冷却水の温度が下がって、エンジンルーム内の温度の低下が図られる。 そして、冷却水の温度が十分に低くなると、湾曲していたバイメタル板16が 、その湾曲力を失う。従って、バイメタル板16の形状が戻り、加えてスプリン グ26の押圧力により、作動ロッド15cが縮退して弁体14が閉位置に位置付 けられる。これにより、アッパタンク2内の圧力が保持される。
【0022】 このように、圧力調整弁11は、エンジン9が停止状態にあり、冷却水の温度 が高い場合に、冷却水やベーパをコンデンスタンク7に逃がし、アッパタンク2 内の減圧を行う。このため、従来の冷却水圧調整装置で必要とされていたコント ローラや各種センサ類を、省略することができる。 なお、本実施例においては、スプリング26をバイメタル板16の下側に配置 する構成としたが、これに限るものではなく、図4に示す圧力調整弁30のよう に、シリンダ機構32の圧力室33内にスプリング31を設ける構成としても良 い。この場合、バイメタル板16の下側にスプリングを設けても、または、省略 しても良い。
【0023】 さらに、圧力調整弁のシリンダ機構を、図5に示す圧力調整弁35のシリンダ 機構36のように、所謂ベローズタイプのピストンを備えて構成しても良い。 また、本実施例においては、圧力調整弁11をラジエータ1のアッパタンク2 に取り付ける構成にしたが、圧力調整弁11の取付位置は、この位置に限るもの ではないことは勿論である。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、上述のように冷却水圧力制御装置を構成 したので、生産コストを低減することができ、さらに、信頼性を向上させること ができる等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る冷却水圧力制御装置を適用した冷
却経路のラジエータ周りを示す概略構成図である。
【図2】図1の圧力調整弁の詳細を示し、閉弁状態にお
ける断面図である。
【図3】図1の圧力調整弁の詳細を示し、開弁状態にお
ける断面図である。
【図4】図2の他の実施例を示す断面図である。
【図5】図2のシリンダ機構の他の実施例を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 ラジエータ 3 弁取付部 9 車両用エンジン 11,30,35 圧力調整弁 14 弁体 15,32,36 シリンダ機構 16 バイメタル板

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 エンジンの冷却経路に設けられ、冷却水
    を低圧側に逃がすための弁口と、弁口に対し接離して、
    当該弁口を開閉する弁体と、弁体に対し、エンジンの駆
    動に伴い加圧される流体圧を一方向に作用させ、弁体を
    機械的に閉位置に位置付ける閉弁機構と、エンジンが停
    止して流体圧が低下し且つ冷却水の温度が所定の温度よ
    りも高い状況で変形可能なバイメタルを有し、このバイ
    メタルの変形を利用して弁体を他方向に付勢して機械的
    に開位置に位置付ける開弁機構とを備えたことを特徴と
    する冷却水圧力制御装置。
JP5510591U 1991-07-16 1991-07-16 冷却水圧力制御装置 Expired - Lifetime JP2541056Y2 (ja)

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JPH057929U true JPH057929U (ja) 1993-02-02
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5566311U (ja) * 1978-10-31 1980-05-07

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JPS5566311U (ja) * 1978-10-31 1980-05-07

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JP2541056Y2 (ja) 1997-07-09

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