JPH0579358U - 極低温冷凍機の寒冷発生機構 - Google Patents

極低温冷凍機の寒冷発生機構

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JPH0579358U
JPH0579358U JP2320292U JP2320292U JPH0579358U JP H0579358 U JPH0579358 U JP H0579358U JP 2320292 U JP2320292 U JP 2320292U JP 2320292 U JP2320292 U JP 2320292U JP H0579358 U JPH0579358 U JP H0579358U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 単純な構造により寒冷の発生効率を高める
とともに、寒冷の利用効率の向上も図った極低温冷凍機
20の寒冷発生機構21を提供すること。 【構成】 ディスプレーサー3下部の冷媒ガス流路2
2の形状を工夫することに着目したもので、冷媒ガスを
収容するシリンダ2内を往復動するとともに蓄冷材4を
内蔵しかつ連通穴14を形成したディスプレーサー3と
を有し、ディスプレーサー3とシリンダ2との間の膨張
空間6における冷媒ガスの断熱膨張により低温を発生さ
せる極低温冷凍機20の寒冷発生機構21であって、膨
張空間6に臨むディスプレーサー3の下部外表面に、連
通穴14および膨張空間6に連通するらせん状のネジ溝
からなる冷媒ガス流路22を形成したことを特徴とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は圧縮した冷媒ガスを断熱膨張させることにより極低温レベルの寒冷 を発生させる極低温冷凍機の寒冷発生部の構造にかかるもので、とくに寒冷発生 効率の向上と、発生した寒冷の利用効率の向上とを図った極低温冷凍機の寒冷発 生機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
極低温レベルの寒冷を得るために、圧縮した冷媒ガスを断熱膨張させること により寒冷発生部で発生させた寒冷を蓄冷材を用いて熱交換させる再生熱交換型 などの極低温冷凍機がある。
【0003】 図2にこうした極低温冷凍機1の要部、とくにその寒冷発生部1Aを示す。 この極低温冷凍機1は、公知の冷凍サイクルたとえばギフォード・マクマホ ン冷凍サイクル(GM冷凍サイクル)を採用したもので、先端を閉鎖したステン レス製の円筒型のシリンダ2と、このシリンダ2内を往復動するディスプレーサ ー3とを有する。
【0004】 ディスプレーサー3は、その内部に網状あるいは球状等とした鉛などによる 蓄冷材4を内蔵するとともに、シリンダ2との間にシール材5を設けて膨張空間 6を形成する。
【0005】 また、ディスプレーサー3の底部には、連通穴7を形成することにより、冷 媒ガスが蓄冷材4の部分から膨張空間6の部分に流入・排出可能としている。
【0006】 図示の状態がディスプレーサー3の上死点とすれば、当該寒冷発生部1Aは ディスプレーサー3より下方部分となる。
【0007】 こうした構成の極低温冷凍機1は、ディスプレーサー3の上下往復運動、お よび冷媒ガスの供給、膨張、排出により膨張空間6に寒冷を発生させるものであ る。
【0008】 すなわち、圧縮機(図示せず)により圧縮された冷媒ガスは、冷媒ガス導入 流路(図示せず)から極低温冷凍機1に導入される。
【0009】 極低温冷凍機1内で蓄冷材4に接触して冷却された低温・高圧の冷媒ガスが 連通穴7を通って膨張空間6に導入される。
【0010】 この状態で、ディスプレーサー3が駆動機構(図示せず)により上方に引き 上げられると、膨張空間6は最大容積となる。
【0011】 つぎに、上記冷媒ガス導入流路を低圧の戻り流路に切り替えると、膨張空間 6内の高圧冷媒ガスが膨張することにより寒冷を発生する。
【0012】 ついで、ディスプレーサー3を上記駆動機構により下方に移動させると、寒 冷を発生した冷媒ガスは連通穴7を通り、蓄冷材4を冷却しつつ上記圧縮機に戻 る。
【0013】 上記冷媒ガス導入流路を高圧の供給流路に切り替えるとともに上記圧縮機か らの冷媒ガスの供給を行い、こうしたサイクルを繰り返す。
【0014】 しかしながら、上述のような寒冷発生部1Aの構造であると、低温の冷媒ガ スと接触する膨張空間6を形成するシリンダ2の内壁面がその下方部の狭い部分 のみに限定され、発生した寒冷を有効に取り出すことが困難である(寒冷の利用 効率が低い)という問題がある。
【0015】 こうした問題を解決するために、図3に示す極低温冷凍機10のように、デ ィスプレーサー11の下部外周に円周溝12および連絡路13を形成するととも に、連通穴14を横方向に設けた寒冷発生機構15が公知である。
【0016】 こうした極低温冷凍機10では、連通穴14からの冷媒ガスが円周溝12を 介して膨張空間6に流れることが可能であるため、その寒冷発生部10Aが極低 温冷凍機1の寒冷発生部1A(図2)の場合よりは拡大される。
【0017】 また、冷媒ガスを円周溝12部分のシリンダ2内の内壁に強制的に接触させ ることにより冷媒ガスとシリンダ2との接触面積の増加を図り、発生した寒冷の 利用効率を向上させる工夫がなされている。
【0018】 しかしながら、こうした工夫は、円周溝12および連絡路13が冷媒ガスの 流れに対して抵抗を生じることになり、寒冷の発生効率の方が低下するという問 題がある。
【0019】 また、冷媒ガスが接触するシリンダ2の内壁面の増加割合は、ディスプレー サー11の円周溝12の幅により制約されるため、寒冷の利用効率についても必 ずしも最大となるとは言えない。
【0020】 一方、ディスプレーサー11の下部外周をすべて円周溝12と同一外径とす ると、こうした円周溝12は冷媒ガスの膨張に際して寒冷の発生に寄与せず、寒 冷発生に寄与しないデッドボリュームが増加するため、寒冷の発生効率が低下し てしまうという問題がある。
【0021】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、単純な構造により 寒冷の発生効率を高めるとともに、寒冷の利用効率の向上も図った極低温冷凍機 の寒冷発生機構を提供することを課題とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
すなわち本考案は、ディスプレーサー下部の冷媒ガス流路の形状を工夫する ことに着目したもので、冷媒ガスを収容するシリンダと、このシリンダ内を往復 動するとともに蓄冷材を内蔵し、かつ連通穴を形成したディスプレーサーとを有 し、このディスプレーサーと上記シリンダとの間の膨張空間における上記冷媒ガ スの断熱膨張により低温を発生させる極低温冷凍機の寒冷発生機構であって、上 記膨張空間に臨む上記ディスプレーサーの下部外表面に、上記連通穴および該膨 張空間に連通するらせん状のネジ溝からなる冷媒ガス流路を形成したことを特徴 とする極低温冷凍機の寒冷発生機構である。
【0023】
【作用】
本考案による極低温冷凍機の寒冷発生機構においては、ディスプレーサーの 下部の冷媒ガス流路をネジ溝により形成したため、連続したらせん状の冷媒ガス 流路とすることができ、冷媒ガスの流れに対する抵抗を低減させて冷媒ガスを流 れやすくさせることが可能となるため、冷媒の供給、膨張、排出の効率が改善さ れ、寒冷の発生効率の向上を期待することができる。
【0024】 同時に、上記ネジ溝によってシリンダの内壁面と冷媒ガスとの接触面積が増 加するため、寒冷の利用効率の向上も期待することができる。
【0025】
【実施例】
つぎに本考案の一実施例による極低温冷凍機20の寒冷発生機構21を図1 にもとづき説明する。ただし、図2および図3と同様の部分については同一符号 を付し、その詳述はこれを省略する。
【0026】 当該寒冷発生機構21においては、前記ディスプレーサー3の下部に連続し たらせん状のネジ溝による冷媒ガス流路22を形成する。
【0027】 したがって、連通穴14と膨張空間6とはこのらせん状の冷媒ガス通路22 により連通している。
【0028】 こうした構成の極低温冷凍機20において、従来と同様に冷媒ガスの断熱膨 張により寒冷発生部20Aに寒冷を発生する。
【0029】 この際、ディスプレーサー3下部の冷媒ガス流路22を連続のネジ溝構造と してあるため、連通穴14から供給、膨張、排出される冷媒ガスは、抵抗を受け ることなく膨張空間6と蓄冷材4の部分を移動することが可能となる。
【0030】 すなわち、膨張空間6への供給および膨張空間6からの排出の際に効率よく 冷媒ガスの移動が可能であるとともに、冷媒ガスの膨張に際してはこの冷媒ガス 通路22はデッドボリュームとならずに寒冷の発生に寄与するので、寒冷の発生 効率の向上を期待することができる。
【0031】 また、ネジ溝による連続したらせん状の冷媒ガス流路22であるため、冷媒 ガスの移動にともなってこの冷媒ガス流路22内に存在する冷媒ガスと接触する シリンダ2の内壁面の面積が増加し、寒冷の利用効率向上も期待することができ る。
【0032】 なお、ディスプレーサー3の下部の冷媒ガス流路となるネジ溝の形状などに ついては、任意に設計可能である。
【0033】 なお本考案は、GM冷凍サイクルを利用した極低温冷凍機のみならず、他の タイプの極低温冷凍機にも応用可能である。
【0034】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、ディスプレーサー下部の冷媒ガス流路をネジ 溝構造とするだけの簡単な構造とすることにより、寒冷の発生効率および寒冷の 利用効率の向上が可能となる。
【0035】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による極低温冷凍機20の要
部断面図である。
【図2】従来の極低温冷凍機1の要部断面図である。
【図3】従来の他の極低温冷凍機10の要部断面図であ
る。
【符号の説明】
1 極低温冷凍機 1A 極低温冷凍機1の寒冷発生部1A 2 円筒型のシリンダ 3 ディスプレーサー 4 蓄冷材 5 シール材 6 膨張空間 7 連通穴 10 極低温冷凍機 11 ディスプレーサー 11A ディスプレーサー11の寒冷発生部 12 円周溝 13 連絡路 14 連通穴 15 寒冷発生機構 20 極低温冷凍機 20A 極低温冷凍機20の寒冷発生部 21 極低温冷凍機20の寒冷発生機構 22 ネジ溝による連続したらせん状の冷媒ガス通路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒ガスを収容するシリンダと、 このシリンダ内を往復動するとともに蓄冷材を内蔵し、
    かつ連通穴を形成したディスプレーサーとを有し、 このディスプレーサーと前記シリンダとの間の膨張空間
    における前記冷媒ガスの断熱膨張により低温を発生させ
    る極低温冷凍機の寒冷発生機構であって、 前記膨張空間に臨む前記ディスプレーサーの下部外表面
    に、前記連通穴および該膨張空間に連通するらせん状の
    ネジ溝からなる冷媒ガス流路を形成したことを特徴とす
    る極低温冷凍機の寒冷発生機構。
JP2320292U 1992-03-19 1992-03-19 極低温冷凍機の寒冷発生機構 Expired - Lifetime JP2521299Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103032987A (zh) * 2011-10-05 2013-04-10 住友重机械工业株式会社 超低温制冷机
JP2013072597A (ja) * 2011-09-28 2013-04-22 Sumitomo Heavy Ind Ltd 極低温冷凍機

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US9494346B2 (en) 2011-10-05 2016-11-15 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. Cryogenic refrigerator

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