JPH058014B2 - - Google Patents

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JPH058014B2
JPH058014B2 JP26693884A JP26693884A JPH058014B2 JP H058014 B2 JPH058014 B2 JP H058014B2 JP 26693884 A JP26693884 A JP 26693884A JP 26693884 A JP26693884 A JP 26693884A JP H058014 B2 JPH058014 B2 JP H058014B2
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JP
Japan
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flask
denture base
wax
flasks
lining material
Prior art date
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JP26693884A
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JPS61143057A (ja
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Takae Kusano
Masato Ueno
Masanori Kainai
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FUOO BUREEN KK
MORUTEN KK
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FUOO BUREEN KK
MORUTEN KK
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、ゴム弾性を有する裏装材を設けた義
歯床及びその製造方法に関する。
<従来の技術> 従来、歯槽堤への支持を安定かつ強固とし、従
つて咀嚼中のぐらつき或いは不本意な圧痛、脱落
等を防止するためゴム弾性或いは柔軟性を有する
裏装材を義歯床本体の歯槽堤密着表面に被着する
ことが知られている。かかる裏装材の材料として
は、軟質ふつ素樹脂を使用するもの(特開昭55−
21919号)、コラーゲンを使用するもの(特公昭57
−50498号)、シリコンゴムを使用するもの(特開
昭58−54946号)、天然ゴム、イソプレン重合体を
使用するもの(特開昭55−26923号)、スチレン・
ブタジエン系熱可塑性エラストマーを使用するも
の(実開昭58−101622号)等がある。
<発明が解決しようとする問題点> 裏装材として前述のような材料を使用した場
合、次のような問題点がある。
軟質樹脂の場合、ゴム弾性がないためアタツ
チメントの維持には不適当であり、また局所的
に押圧力が加わつて変形したとき、ゴムの如き
復元性がない。
薄いシートの状態で義歯床粘膜面に圧接する
ものでは、自然歯アンダーカツト部分への充填
は困難であり、十分な維持力を得ることができ
ない。
シリコンゴム等は加硫ゴムであるために、一
旦加硫成形した後では、修正が困難である。
可塑化温度、加硫温度が技工通法で使用され
る温度(高々130℃程度)よりも、相当高いた
め(約200℃以上必要)、特別の加熱器等が必要
である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたも
のであり、裏装材材料として新規な熱可塑性エラ
ストマーを使用することにより、特別の機械類を
必要とせず、成形及び修正の容易な裏装材を実現
したものである。
<問題点を解決するための手段> 本発明に係る義歯床にあつては、その裏装材が
オレフイン系熱可塑性エラストマーにて構成さ
れ、かつ該エラストマーは接着層を介して義歯床
表面に固着される。
また、本発明に係る義歯床製造方法は次の工程
を含む。まず、義歯床裏装材形状を有する石膏型
にオレフイン系熱可塑性エラストマーを挟み、こ
れを約50℃ないし130℃の液中若しくは気体雰囲
気中で加熱し、かつ上記石膏型を圧締してオレフ
イン系熱可塑性エラストマーよりなる裏装材を成
形する。次に上記成形された裏装材の表面に接着
材シートを載置或いは接着材を塗布することによ
り接着層を形成するとともに、義歯床形状をもつ
石膏型にポリメチルメタアクリレート(以下
PMMAという)粉末を液状メチルメタアクリレ
ート(以下MMAという)モノマーに混練して餅
状としたPMMAを充填して両者を圧締し、約100
℃ないし130℃の湯中若しくは水蒸気雰囲気中に
置く。かくすると餅状PMMAは重合固化し、こ
れと同時に裏装材が固着する。
<実施例> 第1図は、総義歯34に採用した場合の例を示
し、図中5,5……は人工歯、20はPMMAよ
りなる義歯床本体、16は、オレフイン系熱可塑
性エラストマーよりなる裏装材であり、この裏装
材16は、義歯床本体20の歯槽堤粘膜面に相対
する表面全面に約0.5mmないし1.5mm程度の所定の
厚さをもつて被着されている。
第2図AないしJに基いて、本発明実施例に係
る義歯床を製造工程順に説明する。
(A) 患者から印象採取した顎模型1を、第1のフ
ラスコ2内にて石膏3により形成する。この顎
模型1上に、ワツクス4を盛り上げ、義歯床形
状に整形する。このワツクス4上には、人工歯
5を配列する。
(B) 第1のフラスコ2の石膏型表面に分離剤を塗
布した後、これに第2のフラスコ6を重ね合わ
せ、流動状態にある石膏7を流し込む。
(C) 石膏7が固化した後、第1、第2のフラスコ
2,6は重ね合わされた状態で、容器8に入れ
られ約100℃の湯中に約5分間浸漬される。そ
の後この一対のフラスコ2,6は、分割され、
ワツクス4が湯洗除去される。
(D) 第1のフラスコ2の顎模型1を被覆する如く
ワツクス9が盛り上げられる。この厚さは、約
0.5mmないし1.5mm程度であるが、歯肉が薄い部
分に対応する部分には、厚く塗る等の操作がな
される。このワツクス9は、裏装材形成部分に
対応する。
(E) 第1のフラスコ2の石膏型表面に分離剤を塗
布した後、これに第3のフラスコ10を重ね、
流動状態にある石膏11を流し込む。
(F) 石膏11が固化した後、第1、第3のフラス
コ2,10は重ね合わされたまま、容器12に
入れられ約100℃の湯中に約5分間浸漬される。
その後この一対のフラスコ2,10は分割さ
れ、ワツクス9が湯洗除去される。
(G) 第1のフラスコ2の顎模型1周辺にバリ溝1
3が刻設され、第1のフラスコ2及び第3のフ
ラスコ10が重ね合わされる。このとき、フラ
スコ2,10の石膏型間には、シート状若しく
は塊状のオレフイン系熱可塑性エラストマー1
4が挟持される。ここで、オレフイン系熱可塑
性エラストマー14には、約50℃付近から可塑
性を示す、例えばタフマー(登録商標、三井石
油化学株式会社製造)が使用できる。
(H) 上記第1、第3のフラスコ2,10は、約50
℃ないし130℃の湯若しくは水蒸気が存在する
容器15内にて約5分ないし10分間加熱され、
圧締される。尚、容器14内でオレフイン系熱
可塑性エラストマー14のみを加熱し、これを
取り出してフラスコ2,10間に挟み、直後に
加圧成形する方法でもよい。これによりオレフ
イン系熱可塑性エラストマー14は軟化し石膏
型に沿つて流れ、所定の裏装材に成形される。
(I) 第1、第3のフラスコ2,10を分割する。
このとき、成形されたオレフイン系熱可塑性エ
ラストマーよりなる裏装材16は、第1のフラ
スコ2の顎模型1上に保持される。裏装材16
の表面に接着層17が形成される。この接着層
17は、接着材フイルムを顎模型1上に載置す
ることにより、或いは接着剤を顎模型1表面に
塗布することにより得られる。この接着層17
の材料としては、エチレン・酢酸ビニル共重合
体(以下EVAという)のフイルム或いは溶液
が使用される。かかるEVAとして、例えばエ
バフレツクス(登録商標、三井デユポンポリケ
ミカル株式会社製造)が使用できる。第2のフ
ラスコ6の義歯床形成領域にPMMA粉末を液
状MMAモノマーに混練して餅状とした
PMMA18が充填される。
(J) 第1、第2のフラスコ2,6を、圧締した状
態で、約100℃ないし130℃の湯若しくは水蒸気
が存在する容器19中に入れ、これを加熱し
て、PMMA18を重合固化させ義歯床本体2
0を形成すると同時に、この義歯床本体20と
裏装材16を固着させる。
上記実施例においては、オレフイン系熱可塑性
エラストマーの可塑性雰囲気として、約50℃ない
し約130℃の湯若しくは水蒸気を使用した場合に
つき説明したが、これは通常の釜或いは加圧釜に
より容易に得られるという利点がある。然しなが
ら、このような湯或いは水蒸気雰囲気にかえて、
熱風或いは熱線を使用することもできる。かかる
場合には、第1のフラスコ2を開いた状態でオレ
フイン系熱可塑性エラストマー14に直接熱風或
いは熱線をあてる必要があり、周囲雰囲気として
は、空気のほか窒素、アルゴン等の不活性気体が
使用できる。また、液体を使用する場合には、水
のほかエチレングリコール、ポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール、グリセリン等
が使用できる。
上記実施例で使用したEVAは、PMMA及びオ
レフイン系熱可塑性エラストマーの両者に対し極
めて接着性がよく、両者の接着剤として、適して
いる。本発明者は、PMMAとオレフイン系熱可
塑性エラストマーの接着物質として、上記EVA
のほか、EVAにオレフイン系熱可塑性エラスト
マーを混合しかつ架橋剤を添加して調整した物
質、塩素化合成ゴム、塩素化合成ゴムに架橋剤を
添加して調整した物質、及び塩素化ポリオレフイ
ン樹脂、の一物質若しくはこれらのうち複数を混
合して得た物質が、強い粘着性を有することを確
認した。尚、上記物質に添加される架橋剤として
は、過酸化ベンゾイル、過酸化ジキユメンが使用
でき、これらは接着物質内で架橋反応を生じると
同時にPMMA及び裏装材材料であるオレフイン
系熱可塑性エラストマーとの間で架橋反応を生
じ、接着強度の向上に寄与する。
第3図A、Bは、部分床義歯21を示し、裏装
材16は、両端に突起部22,22を有してな
り、これが隣接する自然歯23,23のアンダー
カツトに弾性的に当接する。図中20は、
PMMAよりなる義歯床、5は、人工歯である。
32は、歯槽堤である。
第4図は、スタツド、アタツチメント24に採
用した例を示し、25は、歯根26に固定された
金属製スタツド、16は、裏装材であり、アタツ
チメント フイーメイル27は、裏装材16の成
形時、同時に形成される。28は、歯肉部分であ
る。
第5図は、ダルボ アタツチメント29に採用
した例を示し、30は、金属製のメイルで、自然
歯23に固定されている。16は、裏装材で、メ
イル30を弾性的に挟持するフイーメイル31
は、この裏装材16と同時に一体成形されてい
る。フイーメイル31には、人工歯5に固定され
た金属製リング33が延在せしめられており、メ
イル30はこの金属製リング33に係合する。2
2は、裏装材16に形成された突起部で、アタツ
チメント29を中心としてその左右から自然歯2
3のアンダーカツトに当接すべく、2個設けられ
ている。
<発明の効果> 本発明によれば、次のような効果が得られる。
裏装材として、約50℃ないし約130℃の湯中
若しくは水蒸気雰囲気中で成形可能なオレフイ
ン系熱可塑性エラストマーを使用するから、従
来の技工法を用いて湯中或いは水蒸気中で、成
形することができる。それ故、任意の形状の裏
装材を簡単に作成することができる。
裏装材を自由な形状に形成することができる
ことから、総義歯の裏装材としては勿論、ダル
ボ アタツチメント、スタツド アタツチメン
ト等アタツチメントのフイーメイルを、この裏
装材で一体かつ同時に形成することが可能とな
る。上記フイーメイルは、裏装材のゴム状弾性
によりメイル部分を弾性的に支持固定するか
ら、その支持機能が低下する惧れはなく、逆に
義歯に加わる衝撃を吸収することから顎堤に加
わる負担を軽減することができる。
裏装材が、ゴム弾性をもつため歯槽堤粘膜へ
の接着がソフトになり、かつ吸引効果による強
い装着力が得られることから、義歯の支持の安
定化が達成される。
第1のフラスコに形成された顎模型にて裏装
材が成形され、その後この裏装材を顎模型上に
載置した状態で義歯床が重合、成形されるか
ら、裏装材の形状、厚さ等を自由に設定でき、
かつ歯槽堤装着面の形状との間に誤差を生ずる
惧れは殆どない。
義歯床本体と、裏装材との接着力が強いため
に、咀嚼に伴い咬合圧が繰返し加わつても、裏
装材が剥離することはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例に係る義歯床を示す斜視図、
第2図A〜Jは、本発明実施例に係る製造方法を
工程順に示す断面図、第3図Aは、実施例方法に
より形成された部分床義歯の一形状を示す上面
図、第3図Bは、第3図Aの−断面図、第4
図は、他の形状を示す断面図、第5図は、さらに
他の形状を示す断面図である。 1……顎模型、2,6,10……フラスコ、
3,7,11……石膏、4,9……ワツクス、5
……人工歯、14……オレフイン系熱可塑性エラ
ストマー、8,12,15,19……容器、16
……裏装材、17……接着層、18……PMMA、
20……義歯床本体、21……部分床義歯、2
2,22……突起部、23……自然歯、24……
スタツド アタツチメント、29……ダルボ ア
タツチメント、34……総義歯。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリメチルメタアクリレート樹脂よりなる義
    歯床本体と、該義歯床本体表面であつて歯槽堤粘
    膜面に相対する面に被着されたゴム弾性を有する
    裏装材とを含む義歯床において、上記裏装材は、
    オレフイン系熱可塑性エラストマーにて構成さ
    れ、かつ該エラストマーは、接着層を介して上記
    義歯床表面に固着されてなり、上記接着層は、エ
    チレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・酢酸ビ
    ニル共重合体にオレフイン系熱可塑性エラストマ
    ーを混合しかつ架橋剤を添加して調整した物質、
    塩素化合成ゴム、塩素化合成ゴムに架橋剤を添加
    して調整した物質、及び塩素化ポリオレフイン樹
    脂、よりなるグループから選択された一若しくは
    複数の接着物質にて構成されることを特徴とする
    義歯床。 2 次の工程を含む義歯床の製造方法 a 第1のフラスコに石膏にて形成された顎模型
    上に義歯床形状にワツクスを盛り上げ、かつ該
    ワツクス上に人工歯を配列する工程; b 上記第1のフラスコに第2のフラスコを重ね
    合わせ、該第2のフラスコに流動状態にある石
    膏を充填する工程; c 上記充填された石膏が固化した後、湯中にて
    上記ワツクスを溶かし、上記一対のフラスコを
    分割して、上記ワツクスを除去する工程; d 上記第1のフラスコの顎模型上に所望の厚さ
    にワツクスを盛る工程; e 上記第1のフラスコに第3のフラスコを重ね
    合わせ、該第3のフラスコに流動状態にある石
    膏を充填する工程; f 上記充填された石膏が固化した後、湯中にて
    上記ワツクスを溶かし、上記一対のフラスコを
    分割して、上記ワツクスを除去する工程; g 上記第1及び第2のフラスコの間にオレフイ
    ン系熱可塑性エラストマーを挟持する工程; h 上記一対のフラスコを約50℃ないし130℃の
    液中若しくは気体雰囲気中にて加熱し圧締する
    工程; i 上記一対のフラスコを分割し上記顎模型に成
    形されたオレフイン系熱可塑性エラストマーよ
    りなる裏装材の表面に、エチレン・酢酸ビニル
    共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体にオ
    レフイン系熱可塑性エラストマーを混合しかつ
    架橋剤を添加して調整した物質、塩素化合成ゴ
    ム、塩素化合成ゴムに架橋剤を添加して調整し
    た物質、及び塩素化ポリオレフイン樹脂、より
    なるグループから選択された一若しくは複数の
    接着物質にて構成される接着層を形成し、かつ
    上記第2のフラスコの義歯床形成領域にポリメ
    チルメタアクリレート粉末を液状メチルメタア
    クリレートモノマーに混練して餅状としたポリ
    メチルメタアクリレートを充填する工程; j 上記第1及び第2のフラスコを圧締し、約
    100℃ないし130℃の湯中若しくは水蒸気中で加
    熱し、上記ポリメチルメタアクリレートを重合
    固化させ義歯床本体を形成すると同時に該義歯
    床本体と上記裏装材とを固着させる工程。
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