JPH0580461B2 - - Google Patents

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JPH0580461B2
JPH0580461B2 JP13265285A JP13265285A JPH0580461B2 JP H0580461 B2 JPH0580461 B2 JP H0580461B2 JP 13265285 A JP13265285 A JP 13265285A JP 13265285 A JP13265285 A JP 13265285A JP H0580461 B2 JPH0580461 B2 JP H0580461B2
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JP
Japan
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optically active
naphthol
formula
mixture
racemic form
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JP13265285A
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JPS61291535A (ja
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Kazutaka Arai
Yoshio Obara
Hiroo Matsumoto
Shuji Tsucha
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Nissan Chemical Corp
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Nissan Chemical Corp
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は式(1)
【式】 (式中、R1およびR2はアルキル基を示す。)で
表わされる1,1′−ビ−2−ナフトール誘導体の
光学活性体の製法に関するものである。 さらに、前記の化合物(1)の光学活性体は立体保
持的に脱アルキル化することにより、式(2)
【式】 で表わされる1,1′−ビ−2−ナフトールの光学
活性体に導びくことができるので、本発明の方法
は光学活性な1,1′−ビ−2−ナフトール製造の
中間体の製造に有用である。また、式(2)で表わさ
れる化合物は光学活性な配位子あるいは相間移動
触媒等の用途がある。 光学活性な式(2)で表わされる1,1′−ビ−2−
ナフトールは、その軸性キラリテイーに特色があ
る光学活性化合物で、ケトン不斉還元の際の配位
子、アミノ酸等の光学分割能力を有する光学活性
クラウンエーテルの原料、あるいはそのまま非対
称スルホキシド類の化学分割剤等として有用な化
合物である。 従来の技術 従来、光学活性な1,1′−ビ−2−ナフトール
を得る方法としては、1,1′−ビ−2−ナフトー
ルのラセミ体を光学分割する次の様な方法が知ら
れている。 (1) リン酸エステルを経由して、シンコニジン塩
として光学分割後、リン酸エステルを切断する
方法(Tetrahedron Lett.,1971,4617)。 (2) 光学活性なメチルm−トリルスルホキシドを
分割剤とする方法(Tetrahedron Lett.,1984
4929)。 解決しようとする問題点 従来の技術は、共通の問題として1,1′−ビ−
2−ナフトールのラセミ体が水に対し難溶性であ
るにもかかわらず、難溶性の水の中でラセミ体を
合成する必要があり、ラセミ体合成が容易でない
という問題がある。また、上述の(1)の方法は比較
的高価なシンコニジンを用いること、多工程を要
することという問題があり、(2)の方法はかなり簡
便な方法であるがメチルm−トリルスルホキシド
の、しかも光学活性体という入手しにくい分割剤
を用いるという問題がある。 問題点を解決するための手段 本発明者らは、1,1′−ビ−2−ナフトールの
ラセミ体を経由しない、かつ高価なおよび/ある
いは入手困難な光学分割剤を用いない光学活性な
1,1′−ビ−2−ナフトールを経ることなく直
接、あるいは必要に応じて前記一般式(2)で表わさ
れる1,1′−2−ナフトールの製法を鋭意検討
し、(1)先ず、本発明者らが既に出願した製法(特
願昭60−15065)の方法で2−アルコキシナフタ
レンから難溶性の1,1′−ビ−2−ナフトールの
ラセミ体をアルキル化する方法等によつて前記一
般式(1)で表わされる1,1′−ビ−2−ナフトール
誘導体を得;(2)次のこの1,1′−ビ−2−ナフト
ール誘導体を所謂、優先晶出法で光学分割しその
まま利用するか;あるいは(3)さらにこの1,1′−
ビ−2−ナフトール誘導体を得;(2)次にこの1,
1′−ビ−2−ナフトール誘導体を所謂、優先晶出
法で光学分割しそのまま利用するか;あるいは(3)
さらにこの1,1′−2−ナフトール誘導体の光学
活性体を立体保持的に脱アルキル化することによ
り光学活性な1,1′−ビ−2−ナフトールを得る
という製法を完成した。 本発明の方法をさらに詳しく説明する。前記一
般式(1)により表わされる1,1′−ビ−2−ナフト
ール誘導体のラセミ体あるいは、一方の光学活性
体が他方の光学活性体よりも過剰に存在する混合
体の優先晶出に際し、先ず混合体を有機溶媒に溶
解させる。 使用される溶媒は、ラセミ体の溶解度の方が光
学活性体の溶解度よりも大きいものが好ましい。
例えば、ヘキサン、ベンゼン、トルエンのような
炭化水素類;エチルエーテル、イソプロピルエー
テルのようなエーテル類;クロロホルム、ジクロ
ロメタンのようなハロゲン化炭化水素類;メタノ
ール、エタノール、イソプロパノール(IPA)、
t−ブタノールのようなアルコール類;アセト
ン、メチルエチルケトン、酢酸メチル、DMSO,
DMFのような非プロトン性極性溶媒類及びこれ
らの混合溶媒を用いることができる。 次に冷却し過飽和とする。過飽和の程度は少な
い方が得られる結晶の光学純度が高くなるが、1
回で得られる量が少なくなる。通常その温度での
ラセミ体の溶解度の10ないし100%を析出させる
様に過飽和とする。但し、一方の光学活性体が他
方の光学活性体よりも過剰に存在する混合物の場
合は、この過剰分を予め考慮しておく必要があ
る。 次に接種する。接種する光学活性体は、ラセミ
体あるいはほぼラセミ体に近い混合体を用いる場
合は、d体、l体のいずれでも良いが、一方の光
学活性体が他方の光学活性体よりも過剰に存在す
る場合は、過剰な側の光学活性体が望ましい。 種晶の添加量、粒度には特に制限はないが、通
常は、溶液中のラセミ体または部分分割された混
合体に対し1〜20重量%程度の結晶を砕いた粉末
を用いるのが適当である。 晶析は、冷却による方法、溶媒を留去する方
法、溶解度が小さい溶媒を滴下する方法等が可能
であり、また回分法の他、連続晶析装置の導入も
可能である。晶出速度の調整が重要であり、晶出
速度をゆつくりにすると析出する結晶の光学純度
が高くなる傾向がある。 この様にして得られた前記の化合物(1)の光学活
性体を立体保持的に脱アルキル化し、1,1′−ビ
−2−ナフトールを得る方法としては、ハロゲン
化水素および含水有機カルボン酸での加熱による
方法(たとえば、ヨウ化水素酸−酢酸あるいは臭
化水素酸−酢酸)、三臭化ホウ素と低温で処理す
る方法〔たとえばJ.Amer.Chem.Soc.,104、881
(1982)〕等が挙げられる。 発明の作用効果 高価なあるいは入手しにくい光学分割剤を必要
とせず、最初にどちらか一方の種晶を小量用する
だけで得られた結晶を次回の種晶として利用でき
るので、極めて経済的である。 また、分割の操作も単純な晶析のみであるた
め、工業的に有利な方法である。 また、原料に用いる式(1)で表わされる1,1′−
ビ−2−ナフトール誘導体は、従来法に於て用い
られる式(2)で表わされる1,1′−ビ−2−ナフト
ール誘導体より合成がはるかに容易である。 実施例 以下に実施例を示し、さらに詳しく説明する。
なお、発明はこれら実施例によつて限定されるも
のではない。 参考例 1 2−メトキシナフタレン1.58gを塩化メチレン
100mlに溶解させ、−10〜−15℃の浴上で攪拌冷却
した。これに塩化第2鉄3.26gを少しずつ加え攪
拌、添加終了後さらに30分間攪拌した後、水50ml
を少しずつ加えた。水添加後充分攪拌し黒褐色の
液の色が淡黄色に変化した後、徐々に室温に戻し
た。分液し得た有機層を濃縮し、さらに蒸留し
1,1′−ビ−2−ナフキシナフタレンのラセミ体
1.18gを無色油状物として得た。このものはすぐ
に固化した。収率75%。物性値は以下の通りであ
つた。 mp 199〜202.5℃(ベンゼン) NMR(CDCl2)δ3.74(s,6H),7.15〜8.20
(m,12H) MS (m/e)314(M+,100),268(10) なお、物性値は市販の1,1′−ビ−2−ナフト
ールをジメチルホルムアミド中、ヨウ化メチルお
よび水素化ナトリウムでメチル化して得た標品の
それらと一致した。 実施例 1 参考例1で得られた1,1′−ビ−2−メトキシ
ナフタレンのラセミ体201.5mgをベンゼン6.0gに
溶解させた後24℃に冷却し、粉末化した光学活性
体61.4mg(〔α〕25 D−44.0°(c=1.0,CHCl3),85.
3
%e.e.)を接種した。14時間かけて、ゆつくり24
℃から9℃まで攪拌しながら冷却し、過した。
結晶部分は162.5mgで〔α〕25 D−17.5°(33.9%e.e.)

液部分を濃縮すると97.5mgで〔α〕25 D+2.3°(4.5
%e.e.)だつた。l体,d体が3〜5mg増大した
ことになる。 実施例 2 1,1′−ビ−2−メトキシナフタレンのラセミ
体515mgをクロロホルム12.0gに溶解させた後20
℃に冷却し、粉末化した光学活性体24.6mg(〔α〕
25 D+51.1°(c=1.0,CHCl3),99.0%e.e.)を接種
した。19〜21℃で1時間攪拌し過した。結晶部
分は126.8mgで〔α〕25 D+16.7°(32.4%e.e.)、液

分を濃縮すると424mgで〔α〕25 D−2.5°(4.8%e.e.)
だつた。d体、l体が17〜21mg増大したことにな
る。 実施例 3 1,1′−ビ−2−メトキシナフタレンのラセミ
体1644mgとd体45mg〔α〕25 D+51.6°(c=1.0,
CHCl3),100%e.e.)の混合体をクロロホルム
36.0gに溶解させた後20℃に冷却し、粉末化した
光学活性体31.6mg(〔α〕25 D+37.8°,73.3%e.e.)

接種した。20℃で1時間攪拌し過した。結晶部
分は273mgで〔α〕25 D+23.0°(44.6%e.e.)であつ
た。d体が99mg増大したことになる。 この液部分からクロロホルムを1.0g留去し
た後、再溶解させ、20℃に冷却した。粉末化した
光学活性体39.0mg(〔α〕25 D−44.0°,85.3%e.e.)

接種し、20℃で1時間攪拌し過した。結晶部分
は349mgで〔α〕25 D−36.0°(69.8%e.e.)で、l体が
210mg増大したことになる。このものをクロロホ
ルム4.3gで還流温度まで加熱、溶解し、さらに
20℃までゆつくり冷却した後過し、無色結晶
185mgを得た。〔α〕25 D−51.3°(99.4%e.e.)。mp23
2
〜234.5℃(ベンゼン)NMR,MSの値は実施例
1のラセミ体と同じであつた。 参考例 2 参考例1の2−メトキシナフタレン1.58gの代
りに、2−エトキシナフタレン1.72gを用い、参
考例1と同様に反応、処理し1,1′−ビ−2−エ
トキシナフタレンのラセミ体0.86gを無色油状物
として得た。このものはすぐに固化した。収率50
%。物性値は以下の通りであつた。 mp 105.5〜107.5℃(アセトン) NMR(CDCl3)δ1.01(t,6H),3.98(q,
4H),7.0〜8.1(m,12H) MS (m/e)342(M+,100),286(26),
268(15) なお、物性値は市販の1,1′−ビ−2−ナフト
ールをジメチルホルムアミド中、ヨウ化エチルお
よび水素化ナトリウムでエチル化して得た標品の
それらと一致した。このエチル化で得た光学活性
体の標品の融点は137〜140℃(ヘキサン)であつ
た。 実施例 4 参考例2で得られた1,1′−ビ−2−エトキシ
ナフタレンのラセミ体770mgをアセトン10.2gに
溶解させた後20℃に冷却し、粉末化したd体33.5
mg(〔α〕25 D+67.0°(c=1.0,CHCl3),100%e.e.

を接種した。19℃に冷却し1時間攪拌した後過
した。結晶部分は127.3mgで〔α〕25 D+27.5°(41.0%
e.e.)、液部分を濃縮すると692mgで〔α〕25 D
1.8°(2.7%e.e.)だつた。d体、l体が19mg増大し
たことになる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式()【式】 (式中、R1およびR2はアルキル基を示す。) で表わされる1,1′−ビ−2−ナフトール誘導体
    のラセミ体、あるいは一方の光学活性体が他方の
    光学活性体より過剰に存在する混合体を溶媒に溶
    解させた後、冷却し過飽和とした後、いずれか一
    方の光学活性体を接種し、晶析分割することを特
    徴とする光学活性な1,1′−ビ−2−ナフトール
    誘導体の光学分割法。 2 式()の式中のR1とR2が同一で、低級ア
    ルキル基である特許請求の範囲第1項記載の光学
    分割法。
JP13265285A 1985-06-18 1985-06-18 1,1′−ビ−2−ナフト−ル誘導体の光学分割法 Granted JPS61291535A (ja)

Priority Applications (1)

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JP13265285A JPS61291535A (ja) 1985-06-18 1985-06-18 1,1′−ビ−2−ナフト−ル誘導体の光学分割法

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JPS61291535A JPS61291535A (ja) 1986-12-22
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JP13265285A Granted JPS61291535A (ja) 1985-06-18 1985-06-18 1,1′−ビ−2−ナフト−ル誘導体の光学分割法

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