JPH058058B2 - - Google Patents

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JPH058058B2
JPH058058B2 JP61046282A JP4628286A JPH058058B2 JP H058058 B2 JPH058058 B2 JP H058058B2 JP 61046282 A JP61046282 A JP 61046282A JP 4628286 A JP4628286 A JP 4628286A JP H058058 B2 JPH058058 B2 JP H058058B2
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JP
Japan
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exchange resin
resin
tower
anion exchange
cation exchange
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Takayuki Saito
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Ebara Research Co Ltd
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Ebara Research Co Ltd
Ebara Infilco Co Ltd
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  • Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は塔外再生型の混床式イオン交換脱塩装
置特に復水脱塩装置における混合イオン交換樹脂
の再生方法に関するものである。
〔従来技術〕
火力発電所或いは原子力発電所においては多量
の高純度の純水を循環再利用している。タービン
を通過した蒸気は復水器と呼ばれる冷却器で水
(以下復水と称する。)に戻される。この復水中に
は系内の不純物が含まれるため循環再利用するた
めには、復水脱塩装置で不純物を除去する必要が
ある。復水脱塩装置としてはカチオン交換樹脂と
アニオン交換樹脂を混合したいわゆる混床式イオ
ン交換脱塩装置が用いられ、復水をこの混合イオ
ン交換樹脂層に通水することによつてナトリウム
イオン(Na+)は塩素イオン(Cl-)等のイオン
の他、酸化鉄などの金属酸化物を主体とする懸濁
物質(通常クラツドと称される。)等を除去する
ことができる。
このように混床式イオン交換脱塩装置は優れた
性能を有しているが、カチオン交換樹脂とアニオ
ン交換樹脂とを混合して被処理水を処理するた
め、脱塩能力を失つた両イオン交換樹脂を再生す
るためには混合イオン交換樹脂をカチオン交換樹
脂とアニオン交換樹脂とに分離しなければならな
い。この分離方法は通常混合イオン交換樹脂下部
より逆洗を行ない、両イオン交換樹脂が比重差に
よつて二層に成層することにより行われる。
従来の塔外再生型の混床式イオン交換脱塩装置
は基本的に以下の工程から構成されている。
移送工程 脱塩工程を終了した脱塩塔内の混合イオン交換
樹脂をカチオン交換樹脂再生塔(以下カチオン再
生塔と称する。)に移送する。
逆洗分離工程 カチオン再生塔において混合イオン交換樹脂を
逆洗し、比重差により上層のアニオン交換樹脂と
下層のカチオン交換樹脂に分離し成層する。
移送工程 アニオン交換樹脂をカチオン再生塔からアニオ
ン交換樹脂再生塔(以下アニオン再生塔と称す
る。)に移送する。
再生工程 カチオン再生塔には鉱酸を通薬し、アニオン再
生塔にはアルカリを通薬して両イオン交換樹脂を
再生し続いて水洗を行なう。
移送工程 両再生塔より再生済みの両イオン交換樹脂をそ
れぞれ樹脂混合塔に移送する。
混合工程 通常樹脂混合塔底部から空気を導入することに
より両イオン交換樹脂を混合する。
移送工程 必要に応じて樹脂混合塔から脱塩塔に移送し充
填する。
以上の一連の工程により脱塩−再生を繰返え
す。
ところで復水の水質に例をとつても、近年ます
ます水質の向上が厳しく要求されるに至つてお
り、特に原子力発電所の加圧水型軽水炉(PWR)
の二次系、或いは沸騰水型軽水炉(BWR)の炉
水系においては、不純物イオン濃度が0.1μg/
(ppb)以下のレベルで大きな問題となつている。
このためしばしば復水脱塩装置の処理水水質が純
度不良になるという問題が生じ、安定して不純物
イオン濃度を0.1μg/以下に制御することがな
かなか困難であつた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記純度不良を引き起す主な原因はアニオン交
換樹脂とカチオン交換樹脂とを充分に分離するこ
とができないからである。即ち脱塩塔出口水の水
質を支配する因子は再生工程で再生されなかつた
樹脂、更に正確に言えば再生工程で生じてしまつ
た塩形のイオン交換樹脂例えばナトリウムイオン
形(以下Na+形と称する。)カチオン交換樹脂と
塩化物イオン形(以下Cl-形と称する。)アニオン
交換樹脂の混入率である。
これらNa+形カチオン交換樹脂とCl-形アニオ
ン交換樹脂が再生工程で生成する主な原因は、逆
洗分離工程と移送工程において、両樹脂の分離
が不充分なため、カチオン再生塔にはアニオン交
換樹脂が残留し、アニオン再生塔にはカチオン交
換樹脂が持ち込まれてしまうことにある。このた
めカチオン再生塔では再生剤に塩酸を用いれば残
留したアニオン交換樹脂は全てCl-形となり、ま
たアニオン再生塔に持ち込まれたカチオン交換樹
脂は苛性ソーダの通薬によつて全てNa+形となつ
てしまう。これら塩形イオン交換樹脂の混入率が
増加すれば、処理水中の不純物リーク量も比例し
て増加する。例えば復水中のNa+イオンを0.02μ
g/(Naとして)、Cl-イオンを0.05μg/
(Clとして)以下にするためには第2図及び第3
図に示したNa+形カチオン交換樹脂の混入率と脱
塩塔出口水のNaイオン濃度との関係及び、Cl-
アニオン交換樹脂の混入率と脱塩塔出口水のClイ
オン濃度との関係から、Na+形カチオン交換樹脂
の混入率を約0.65%以下、Cl-形アニオン交換樹
脂の混入率を約9%以下とする必要がある。
しかし従来法においてはカチオン再生塔が樹脂
分離塔をも兼ねているため脱塩塔出口水の水質を
高純度に保つためにはカチオン再生塔に残留する
アニオン交換樹脂量を極力少量に抑えることが不
可欠である。
しかしながらアニオン交換樹脂とカチオン交換
樹脂とをほぼ完全に分離するためには以下の条件
が大前提となる。
1 カチオン再生塔においてアニオン交換樹脂と
カチオン交換樹脂の分離界面が常に一定である
こと。
2 上記分離界面が明確でありかつ水平に保たれ
ていること。
3 アニオン交換樹脂をカチオン再生塔からアニ
オン再生塔に移送する際に上記分離界面が常に
均一かつ水平に保たれていること。
しかし実際には以下に示すようにこれらの条件
を全て満足することはほとんど不可能に近い。即
ち、まず脱塩塔は通常1塔ではなく3〜4塔あ
り、必らずしも脱塩塔内の混合イオン交換樹脂を
完全にカチオン再生塔に移送できるとは限らな
い。従つて各脱塩塔の混合イオン交換樹脂量が全
て同一である保証はない。実際長期間脱塩−再生
を繰返した場合、各脱塩塔の樹脂量は全て異なつ
ていることは多くの調査結果から明らかになつて
いる。従つてカチオン再生塔において分離界面が
常に一定の高さであることはないと考えるのが自
然である。
次に、従来のカチオン再生塔において、混合樹
脂を逆洗した場合の両樹脂の分率状態を第8図及
び第9図に示す。第8図において、符号3は従来
のカチオン再生塔を示し、3′はカチオン交換樹
脂とアニオン交換樹脂の分離界面を示す。混合樹
脂を逆洗して分離した場合、両樹脂の比重差から
理論的には両樹脂は第8図に示すように明確に分
離されると考えられるが、実際には第9図のアニ
オン交換樹脂の存在率及びカチオン交換樹脂の存
在率を示す図からわかるように、分離界面付近の
樹脂組成を見るとアニオン交換樹脂とカチオン交
換樹脂は相互に混入した混合層を形成しており、
分離界面が明確に存在しえないことは周知の事実
である。更にカチオン再生塔からアニオン再生塔
に移送する場合界面付近の樹脂は流動状態にあり
分離界面が仮に明確に存在したとしても分離界面
を均一かつ水平に維持することはなかなか困難で
ある。
以上の説明から明らかな様に従来のカチオン再
生塔でアニオン交換樹脂とカチオン交換樹脂を分
離する場合、両イオン交換樹脂をほぼ完全に分離
することはできない。このため再生工程で生じた
Na+形カチオン交換樹脂及びCl-形アニオン交換
樹脂の混入率を低減することはなかなか困難であ
り、従つて脱塩塔出口水の水質を常に安定して高
純度に保つことができないという問題点があつ
た。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者は上記の問題を解決すべく、運転管理
が容易で高純度の処理水を安定に供給し得る混合
イオン交換樹脂の再生方法を検討した結果、カチ
オン交換樹脂とアニオン交換樹脂とを完全に分離
するのではなく相互に混入されている樹脂層をで
きる限り排除することで容易に目的が達成できる
ことを知見するに至つた。即ち従来法の技術的限
界は根本的には再生システムにおける塔構成に問
題があるためである。
本発明は、カチオン再生塔が樹脂分離塔を兼ね
るのではなく、カチオン再生塔と樹脂分離塔を別
塔にし樹脂分離塔はあくまでも混合イオン交換樹
脂の分離を目的とせしめ、カチオン再生塔はカチ
オン交換樹脂の再生という機能の他に新たにカチ
オン交換樹脂の計量という機能を付加することに
より、一挙に前記問題点を解決し、不純物イオン
リークのきわめて少ない、かつ、運転管理が非常
に容易な混合イオン交換樹脂の再生方法を提供す
ることを目的とするものである。
本発明の特徴は前記したように樹脂分離塔を独
立させることにより、 (a) 脱塩工程を終了した脱塩塔の混合イオン交換
樹脂を、あらかじめ別途に用意した混合イオン
交換樹脂を底部に装入した樹脂分離塔に移送す
る工程 (b) 該樹脂分離塔内で逆洗を行ない下層がカチオ
ン交換樹脂層、上層がアニオン交換樹脂層とな
るように混合イオン交換樹脂を上下二層に分離
成層させる工程 (c) 該樹脂分離塔内のアニオン交換樹脂層中に位
置するアニオン交換樹脂引き抜き口から、該ア
ニオン交換樹脂引き抜き口より上層のアニオン
交換樹脂を引き抜いてアニオン再生塔に移送す
る工程 (d) ついで該樹脂分離塔内のカチオン交換樹脂層
中に位置するカチオン交換樹脂引き抜き口か
ら、該カチオン交換樹脂引き抜き口より上層の
カチオン交換樹脂を引き抜いてカチオン再生塔
に移送するが、その際カチオン交換樹脂層とア
ニオン交換樹脂層の分離界面近傍のカチオン交
換樹脂が引き抜かれ始める前にカチオン交換樹
脂の移送を停止する工程 (e) 該カチオン再生塔にて逆洗を行なつた後、カ
チオン交換樹脂層上部に位置する表層カチオン
交換樹脂引き抜き口から、該表層カチオン交換
樹脂引き抜き口より上層のカチオン交換樹脂を
前記樹脂分離塔に移送する工程 (f) カチオン再生塔には塩酸もしくは硫酸等の鉱
酸を通薬し、アニオン再生塔には水酸化ナトリ
ウム等のアルカリ溶液を通薬し、続いて洗浄を
行なう工程 (g) カチオン再生塔内のカチオン交換樹脂及びア
ニオン再生塔内のアニオン交換樹脂を樹脂混合
塔に移送し、続いて樹脂混合塔内の樹脂を混合
する工程 (h) 該樹脂混合塔内で混合された樹脂を続いて前
記脱塩塔に移送する工程 以上の一連の工程によつて構成されるものであ
る。
更に、前記工程(c)において、アニオン交換樹脂
をアニオン再生塔に移送した後、該アニオン再生
塔にて逆洗を行ない、かつ前記工程(g)において、
アニオン交換樹脂を樹脂混合塔に移送する際にア
ニオン交換樹脂層中に位置するアニオン交換樹脂
引き抜き口から、該アニオン交換樹脂引き抜き口
より上層のアニオン交換樹脂を引き抜いて前記樹
脂混合塔に移送することにより、アニオン再生塔
底部に所定量のアニオン交換樹脂を樹脂混合塔に
移送せずに残留せしめ、該移送工程終了後に該残
留樹脂を前記樹脂分離塔に移送することにより、
アニオン再生塔内にわずかに持ち込まれたカチオ
ン交換樹脂を更に分離することによりNa+形カチ
オン交換樹脂が脱塩塔に混入するのを極力防止す
ることができる。
更に前記工程(f)において、アニオン再生塔への
アルカリ通薬前または洗浄後に、アニオン再生塔
内のアニオン交換樹脂層上部に位置する表層アニ
オン交換樹脂引き抜き口より該表層アニオン交換
樹脂を引き抜いて前記樹脂分離塔に移送すること
により脱塩塔で必要となるアニオン交換樹脂の樹
脂量を計量することができ、かつアニオン交換樹
脂表層にわずかに混入している微細なカチオン交
換樹脂と脱塩塔で圧力損失の原因となる微細なア
ニオン交換樹脂の大部分を樹脂分離塔へ移送する
ことにより、より厳密に脱塩塔出口水の水質を管
理することができる。
ここでカチオン交換樹脂を樹脂分離塔からカチ
オン再生塔へ移送する際の制御方法に関して更に
詳しく説明すれば、前記工程(d)において、カチオ
ン交換樹脂の移送時間をあらかじめ設定しておく
ことによりカチオン交換樹脂の引き抜き量を容易
に制御することができる。
また、前記工程(d)において、前記分離界面位置
を検知する手段を持ち、カチオン交換樹脂の移送
工程の進行に伴つて下降する前記分離界面の位置
が所定位置に達した時点をもつて移送を終了する
ことにより、カチオン交換樹脂の引き抜き量を制
御することによりカチオン再生塔へのアニオン交
換樹脂の持ち込みをより厳密に抑制することがで
きる。
〔作用〕
本発明をその一実施態様を示す第1図及び第4
図並びに第5図に基いて説明する。
第1図において、符号1は樹脂分離塔、2はア
ニオン再生塔、3はカチオン再生塔、4は混合樹
脂移送管、5はアニオン交換樹脂引き抜き口、6
はアニオン交換樹脂移送管、7はカチオン交換樹
脂引き抜き口、8はカチオン交換樹脂移送管、9
は表層カチオン交換樹脂引き抜き口、10は表層
カチオン交換樹脂移送管、11は樹脂混合塔、1
2はアニオン交換樹脂移送管、13はカチオン交
換樹脂移送管を示し、また、第4図及び第5図に
おいて第1図と同じ符号は第1図について説明し
たのと同じ意味を有し、符号14は検知器を示
す。
図中〓は混合イオン交換樹脂を、〓はアニオン
交換樹脂を〓はカチオン交換樹脂を示す。
なお、各図面においては、逆洗水供給管等は図
示してない。
第1図aに示すように樹脂分離塔1の底部にあ
らかじめ別途に用意した混合イオン交換樹脂を装
入しておく(第1図a)。そして、脱塩工程を終
了した脱塩塔より混合イオン交換樹脂を混合樹脂
移送管4にて樹脂分離塔1に移送する(第1図
b)。次に第1図cに示すように樹脂分離塔1内
で逆洗を行ない上層がカチオン交換樹脂層、下層
がカチオン交換樹脂層の上下二層に分離成層す
る。このアニオン交換樹脂とカチオン交換樹脂の
分離界面近傍の樹脂組成は第9図に示したように
相互に両イオン交換樹脂が混入した混合層となつ
ているため、混合層よりもできる限り上部に位置
するよう設置したアニオン交換樹脂引き抜き口5
から、これより上層のアニオン交換樹脂を引き抜
き、アニオン交換樹脂移送管6を介してアニオン
再生塔2に移送する(第1図d)。このようにア
ニオン交換樹脂を強制的に樹脂分離塔1に残留さ
せるため、アニオン交換樹脂とカチオン交換樹脂
の分離を従来以上に厳密に行なう必要はない。
次に樹脂分離塔1からカチオン交換樹脂をカチ
オン再生塔3に移送するが、第1図eに示すよう
にカチオン交換樹脂層中に位置するカチオン交換
樹脂引き抜き口7からこれより上層のカチオン交
換樹脂を引き抜きカチオン、樹脂移送管8を介し
てカチオン再生塔3に移送する。その際カチオン
交換樹脂層とアニオン交換樹脂層の分離界面近傍
のカチオン交換樹脂が引き抜かれ始める前にカチ
オン交換樹脂の移送を停止する。この理由は第9
図に示したように分離界面近傍の樹脂層は、両イ
オン交換樹脂が相互に混入した混合層となつてい
るからである。このカチオン交換樹脂の引き抜き
量を制御するには、あらかじめカチオン交換樹脂
の移送時間をタイマ等にて設定しておくことによ
り容易に行なうことができる。更に厳密にカチオ
ン交換樹脂の引き抜き量を制御する必要がある場
合には第4図及び第5図に示すように、分離界面
位置を検知器14例えば導電率検出器、色調また
は輝度を検出する光学的検出器等を用い、この検
知器の位置に界面が達したとき(第5図)カチオ
ン交換樹脂の引出しを止めれば良い。これらの手
段はすでに公知のものであり、検出器の取付け位
置をカチオン交換樹脂引き抜き口7より上部に設
置することにより容易に目的を達成することがで
きる。
また、カチオン交換樹脂引き抜き口7を樹脂分
離塔1の底部よりも上側のカチオン交換樹脂中に
位置せしめる理由は、第9図に示したようにカチ
オン交換樹脂層下部の逆洗してもなかなか流動化
しない部分、即ち塔底部の壁面周縁部分ではアニ
オン交換樹脂の混入率が0.5〜5%に達すること
もあり、アニオン交換樹脂の混入率の高いカチオ
ン交換樹脂をできる限りカチオン再生塔3に持ち
込まないためである。
次にカチオン再生塔3においてカチオン交換樹
脂を再度逆洗した後、カチオン交換樹脂層上部に
位置する表層カチオン交換樹脂引き抜き口9よ
り、表層部のカチオン交換樹脂を引き抜き、表層
カチオン交換樹脂移送管10を介して樹脂分離塔
1に移送する(第1図f)。これによりカチオン
再生塔3にアニオン交換樹脂が仮にわずかである
が持ち込まれたとしても、該樹脂は逆洗を行なう
ことによりカチオン交換樹脂の表層部に分離され
るため、表層部の樹脂を樹脂分離塔1に移送する
ことによりアニオン交換樹脂のカチオン再生塔3
での混入率を更に低減することができる利点があ
る。また第2の利点はカチオン交換樹脂を樹脂分
離塔1からカチオン再生塔3に移送するに際し
て、移送するカチオン交換樹脂の樹脂量をあまり
厳密に制御する必要がないことである。この移送
に際して注意しなければならない点は樹脂分離塔
1内のカチオン交換樹脂を再生に必要なカチオン
交換樹脂量よりも少し過剰にカチオン再生塔3へ
移送すること即ち表層カチオン交換樹脂引き抜き
口9よりもカチオン交換樹脂層表面が上側になる
ようにすることであり、かつ樹脂分離塔1におけ
る分離界面近傍の樹脂をカチオン再生塔3に持ち
込まないことだけである。これらの注意点はカチ
オン交換樹脂量に余裕さえあれば容易に解決がつ
くことである。更に第3の利点は再生に必要なカ
チオン交換樹脂の樹脂量を一定にすることがで
き、再生条件を均一に制御することができる。更
に詳しく言えば仮に各脱塩塔で樹脂量のバランス
が崩れたとしても、樹脂分離塔1を独立させ両再
生塔に樹脂量の計量という機能をも付加すること
により、再生工程で樹脂量のバランスを是正する
ことができる。
次に両再生塔で再生された両イオン交換樹脂を
それぞれアニオン樹脂移送管12及びカチオン樹
脂移送管13を介して樹脂混合塔11へ移送する
(第1図f)。続いて樹脂混合塔11内の樹脂を通
常空気を導入することにより均一に混合すること
ができる。この混合された樹脂は必要に応じて脱
塩塔に移送するか、もしくは樹脂混合塔11内に
保管する。
以上の一連の工程によつて混合イオン交換樹脂
の再生工程を構成することで、何ら特別な装置や
より高度な技術を用いることなく容易に高純度な
純水を得ることができる。
脱塩塔にNa+形カチオン交換樹脂が持ち込まれ
ることを更に抑制する方法を第6図及び第7図に
基いて説明する。
第6図及び第7図において、第1図に示した符
号と同一の符号は第1図に関し説明したのと同じ
意味を有し、符号15はアニオン交換樹脂引き抜
き口、符号16は混合樹脂移送管、符号17(第
7図参照)は表層アニオン交換樹脂引き抜き口を
示す。
第6図に基いて説明すると、アニオン再生塔2
のアニオン交換樹脂中の下部にアニオン交換樹脂
引き抜き口15を設け(第6図a)、樹脂分離塔
1からアニオン交換樹脂をアニオン再生塔2に移
送し再生並びに逆洗を行なつた後、アニオン再生
塔2にわずかに持ち込まれたカチオン交換樹脂を
分離する。即ち、該逆洗分離後、カチオン交換樹
脂は当然アニオン再生塔2底部に集まるため、ア
ニオン交換樹脂をアニオン再生塔2から樹脂混合
塔11へ移送するに際して、アニオン交換樹脂層
中に位置するアニオン交換樹脂引き抜き口15か
ら上層のアニオン交換樹脂のみを引き抜き、アニ
オン樹脂移送管12を介して樹脂混合塔11へ移
送する(第6図b)。従つてアニオン交換樹脂の
再生により生じた微量のNa+形カチオン交換樹脂
はアニオン再生塔2底部に所定量残留されたアニ
オン交換樹脂とともに樹脂混合塔11へ持ち込ま
れることはない。前記移送工程後終了後残留樹脂
をアニオン再生塔2から混合樹脂移送管16によ
り樹脂分離塔1に移送することにより次の再生工
程における樹脂分離塔1での準備が完了する(第
6図c)。
更に第7図aに示すようにアニオン再生塔2に
更に表層アニオン交換樹脂引き抜き口17を設
け、脱塩塔で圧力損失の原因となる微細なアニオ
ン交換樹脂とわずかに混入した微細なカチオン交
換樹脂をもアルカリ通薬前または通薬洗浄後に表
層アニオン交換樹脂引き抜き口17より引き抜い
て混合樹脂移送管16を経て樹脂分離塔に移送す
る(第7図b)。この工程によつて樹脂混合塔1
1に移送されるアニオン交換樹脂の樹脂量を一定
にすることができ、かつ微細な樹脂とNa+形カチ
オン交換樹脂が樹脂混合塔11へ持ち込まれるこ
とを充分に抑制することができる。次いで前に述
べたように、再生されたアニオン交換樹脂をアニ
オン再生塔2から樹脂混合塔11へ移送する(第
7図c)。
以上のごとく本発明は従来カチオン再生塔で行
なわれていたアニオン交換樹脂とカチオン交換樹
脂の分離を別途樹脂分離塔を設けることにより、
混合イオン交換樹脂を当該樹脂分離塔で行ない、
両イオン交換樹脂分離界面近傍の両イオン交換樹
脂が相互に混入した混合樹脂層を樹脂分離塔に残
留せしめることにより、カチオン再生塔に持ち込
まれるアニオン交換樹脂並びにアニオン再生塔に
持ち込まれるカチオン交換樹脂をきわめて微少量
に制御することができ、脱塩塔からの不純物イオ
ンのリークをほぼ完全に抑えることができる。
更に本発明は各脱塩塔の混合イオン交換樹脂の
樹脂量に万一不均衡が生じたとしても、再生工程
においてカチオン再生塔及びアニオン再生塔に各
イオン交換樹脂を計量化する機能を持たせること
ができるため、再生終了時の場合イオン交換樹脂
量は常に一定量となる作用があり、脱塩及び再生
システム全体が高度に安定化されるものである。
〔発明の効果〕
以上述べたことからも明らかなように、本発明
は樹脂分離塔と各再生塔の間でアニオン交換樹脂
及びカチオン交換樹脂を移送する操作を単に繰り
返えすことによつて従来法に比し両イオン交換樹
脂の十分な分離を可能とし、脱塩塔処理水の水質
を飛躍的に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の一実施例を説明するため
の工程図、第2図は脱塩塔におけるNa+形カチオ
ン交換樹脂の混入率と脱塩塔出口水のNa+イオン
濃度との関係を示す図、第3図は脱塩塔における
Cl-形アニオン交換樹脂混入率と脱塩塔出口水の
Cl-イオン濃度との関係を示す図、第4図及び第
5図は樹脂分離塔に検出器を取り付けた状態及び
カチオン樹脂の界面を検知した状態を示す図、第
6図及び第7図は、第1図に示した実施例とは異
なる実施例を説明するための工程図、第8図は従
来のカチオン再生塔においてアニオン交換樹脂と
カチオン交換樹脂を分離した状態を示す図、第9
図は分離された樹脂中に他の樹脂が混入している
状態、特に分離界面における両樹脂の混合状態を
示す図である。 1……樹脂分離塔、2……アニオン再生塔、3
……カチオン再生塔、4……混合樹脂移送管、5
……アニオン交換樹脂引き抜き口、6……アニオ
ン交換樹脂移送管、7……カチオン交換樹脂引き
抜き口、8……カチオン交換樹脂移送管、9……
表層カチオン交換樹脂引き抜き口、10……表層
カチオン交換樹脂移送管、11……樹脂混合塔、
12……アニオン交換樹脂移送管、13……カチ
オン交換樹脂移送管、14……検出器、15……
アニオン交換樹脂引き抜き口、16……混合樹脂
移送管、17……表層アニオン交換樹脂引き抜き
口。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 塔外再生型の混床式イオン交換脱塩装置にお
    ける混合イオン交換樹脂の再生方法において、 (a) 脱塩工程を終了した脱塩塔の混合イオン交換
    樹脂を、あらかじめ別途に用意した混合イオン
    交換樹脂を底部に装入した樹脂分離塔に移送す
    る工程。 (b) 該樹脂分離塔内で逆洗を行ない下層がカチオ
    ン交換樹脂層、上層がアニオン交換樹脂層とな
    るように混合イオン交換樹脂を上下二層に分離
    成層させる工程。 (c) 該樹脂分離塔内のアニオン交換樹脂層中に位
    置するアニオン交換樹脂引き抜き口から、該ア
    ニオン交換樹脂引き抜き口より上層のアニオン
    交換樹脂を引き抜いてアニオン交換樹脂再生塔
    に移送する工程。 (d) 該樹脂分離塔内のカチオン交換樹脂層中に位
    置するカチオン交換樹脂引き抜き口から、該カ
    チオン交換樹脂引き抜き口より上層のカチオン
    交換樹脂を引き抜いてカチオン交換樹脂再生塔
    に移送するが、その際カチオン交換樹脂層とア
    ニオン交換樹脂層の分離界面近傍のカチオン交
    換樹脂が引き抜かれ始める前にカチオン交換樹
    脂の移送を停止する工程。 (e) 該カチオン交換樹脂再生塔にて逆洗を行なつ
    た後、カチオン交換樹脂層上部に位置する表層
    カチオン交換樹脂引き抜き口から、該表層カチ
    オン交換樹脂引き抜き口より上層のカチオン交
    換樹脂を前記樹脂分離塔に移送する工程。 (f) カチオン交換樹脂再生塔には塩酸もしくは硫
    酸等の鉱酸を通薬し、アニオン交換樹脂再生塔
    には水酸化ナトリウム等のアルカリ溶液を通薬
    し、続いて洗浄を行なう工程。 (g) カチオン交換樹脂再生塔内のカチオン交換樹
    脂及びアニオン交換樹脂再生塔内のアニオン交
    換樹脂を樹脂混合塔に移送し、続いて樹脂混合
    塔内の樹脂を混合する工程。 (h) 該樹脂混合塔内で混合された樹脂を続いて前
    記脱塩塔に移送する工程。 以上の一連の工程によつて構成することを特徴
    とする混合イオン交換樹脂の再生方法。 2 前記工程(c)において、アニオン交換樹脂をア
    ニオン交換樹脂再生塔に移送した後、該アニオン
    交換樹脂再生塔にて逆洗を行ない、かつ前記工程
    (g)において、アニオン交換樹脂を樹脂混合塔に移
    送する際にアニオン交換樹脂層中に位置するアニ
    オン交換樹脂引き抜き口から、該アニオン交換樹
    脂引き抜き口より上層のアニオン交換樹脂を引き
    抜いて前記樹脂混合塔に移送することにより、ア
    ニオン交換樹脂再生塔底部に所定量のアニオン交
    換樹脂を樹脂混合塔に移送せずに残留せしめ、該
    移送工程終了後に該残留樹脂を前記樹脂分離塔に
    移送する特許請求の範囲第1項記載の混合イオン
    交換樹脂の再生方法。 3 前記工程(f)において、アニオン交換樹脂再生
    塔へのアルカリ通薬前または洗浄後に、アニオン
    交換樹脂再生塔内のアニオン交換樹脂層上部に位
    置する表層アニオン交換樹脂引き抜き口より表層
    アニオン交換樹脂を引き抜いて前記樹脂分離塔に
    移送する、特許請求の範囲第1項又は第2項に記
    載の混合イオン交換樹脂の再生方法。 4 前記工程(d)において、カチオン交換樹脂の移
    送時間をあらかじめ設定しておくことによりカチ
    オン交換樹脂の引き抜き量を制御する、特許請求
    の範囲第1項乃至第3項の何れか1つに記載の混
    合イオン交換樹脂の再生方法。 5 前記工程(d)において、前記分離界面位置を検
    知する手段により、カチオン交換樹脂の移送工程
    の進行に伴つて下降する前記分離界面の位置が所
    定位置に達した時点をもつて移送を終了すること
    により、カチオン交換樹脂の引き抜き量を制御す
    る、特許請求の範囲第1項乃至第3項の何れか1
    つに記載の混合イオン交換樹脂の再生方法。
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