JPH058087U - エンジンのバランサ軸へのバランサギヤ固定装置 - Google Patents
エンジンのバランサ軸へのバランサギヤ固定装置Info
- Publication number
- JPH058087U JPH058087U JP6455491U JP6455491U JPH058087U JP H058087 U JPH058087 U JP H058087U JP 6455491 U JP6455491 U JP 6455491U JP 6455491 U JP6455491 U JP 6455491U JP H058087 U JPH058087 U JP H058087U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- balancer
- shaft portion
- fitting
- bearing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Gears, Cams (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 バランサ軸を転がり軸受に代えて滑り軸受で
支持する場合に、ケース蓋3の軸受部20が外側へ出っ張
るという不都合を無くし、及びこれらの改良を図るうえ
で、簡単な改造で済ませる。 【構成】 バランサ軸10のギヤ挿通軸部分13は、ギヤ嵌
合軸部分14の直径に対して僅かに小さい直径の円柱形に
形成する。これによりバランサギヤ9の挿通時にそのボ
ス嵌合孔9bに対して微小遊嵌隙間δが形成される。これ
により、ラジアルジャーナル11の直径は、従来のものに
比べて十分大きくでき、軸方向寸法を大きくしなくて済
む等、上記目的が達成できる。
支持する場合に、ケース蓋3の軸受部20が外側へ出っ張
るという不都合を無くし、及びこれらの改良を図るうえ
で、簡単な改造で済ませる。 【構成】 バランサ軸10のギヤ挿通軸部分13は、ギヤ嵌
合軸部分14の直径に対して僅かに小さい直径の円柱形に
形成する。これによりバランサギヤ9の挿通時にそのボ
ス嵌合孔9bに対して微小遊嵌隙間δが形成される。これ
により、ラジアルジャーナル11の直径は、従来のものに
比べて十分大きくでき、軸方向寸法を大きくしなくて済
む等、上記目的が達成できる。
Description
【0001】
この考案は、エンジンのバランサ軸へのバランサギヤ固定装置に関するもので ある。
【0002】
この考案のバランサ軸へのバランサギヤ固定装置は、例えば図1又は図3に示 すように、次の基本構造を有するものを前提とする。 即ち、このエンジンは、クランクケース1の一端の開口部2にケース蓋3を閉 蓋固定し、このクランクケース1のケース奥端壁1aとそのケース蓋3とに亙っ てクランク軸4、動弁カム軸7及びバランサ軸10を回転自在に支持させて構成 されている。なお、図1中の符号5はカム駆動ギヤ、6はカムギヤ、8はバラン サ駆動ギヤ、9はバランサギヤである。
【0003】 このバランサギヤ固定装置の一般的な構成は、図4で示すように、バランサ軸 10の一端部から中間部に亙って順に、ラジアルジャーナル11・スラスト当り 面12・ギヤ挿通軸部分13・ギヤ嵌合軸部分14・ギヤ受止端面15及びバラ ンサウエイト部16を形成し、バランサギヤ9のボス部9aを上記ラジアルジャ ーナル11側から挿通して、ギヤ受止端面15に受け止めさせて、ギヤ嵌合軸部 分14に締嵌させ構成されている。
【0004】 以上の前提構造において、ギア挿通軸部分13の形状は、従来では図4に示す ものがある。即ち、上記ギア挿通軸部分13のうち、ラジアルジャーナル11に 近い部分13aは細径の円柱形に形成され、ギア嵌合軸部分14に近い部分13 bは、円錐台形に形成される。この円錐台形部分13bは、ギア嵌合軸部分14 から円柱形部分13aに向かってすぼんでいく形になっている。 なお、前記ラジアルジャーナル11は、ギア嵌合軸部分14と比べてかなり細 く形成され、ボールベアリング19を介してケース蓋3の軸受ボス20に支持さ れている。
【0005】
上記バランサ軸10の軸受のコスト低減を図るには、前記ボールベアリング1 9に代えて滑り軸受でラジアルジャーナル11を支持することが考えられる。 この滑り軸受を採用する場合、バランサ軸10の遠心力による偏心荷重が、ラ ジアルジャーナル11と滑り軸受との1箇所の狭い接当面に集中するため、面圧 が高いこと、滑りのため摩擦が大きいこと、及びケース蓋3がアルミ等の金属材 料で形成されているため、滑り軸受面が材質的に軟らかいことから、ラジアルジ ャーナル11の長さがボールベアリング19で支持されていたままの長さでは、 滑り軸受面が早期に摩耗する。
【0006】 図3〜図4で示す従来技術の構造を変えないで、上記滑り軸受面の早期摩耗を 無くすためには、ラジアルジャーナル11を長くして、滑り軸受面での接当面圧 を低くする必要がある。 しかしラジアルジャーナル11の軸方向寸法を十分長くする場合、ケース蓋3 からラジアルジャーナル軸受ボス20が外側へ大きく出っ張るという不都合があ る。 本考案はこのような事情を考慮してなされたもので、転がり軸受18に代えて 滑り軸受に変更する場合に、 イ.ケース蓋3からラジアルジャーナル軸受ボス20が外側へ大きく出っ張ると いう不都合を無くすること、 ロ.前記ボールベアリング19を滑り軸受に変更するに当たり、簡単な改造で済 み、安価に実施できること、 を技術課題とする。
【0007】
本考案は上記課題を解決するものとして、前記従来の基本構成において、例え ば図1・図2に示すように次の改良を加えたものである。 即ち、前記ギヤ挿通軸部分13は、ギヤ嵌合軸部分13の直径に対して僅かに 小さい直径の円柱形に形成して、バランサギヤ9の挿通時にそのボス嵌合孔9b に対して微小遊嵌隙間δを形成することを特徴とするものである。
【0008】
本考案では、ケース蓋3の軸受ボス20が外側へ出っ張ることは免れる。 即ち、図1で示すようにギヤ挿通軸部分13は、ギヤ嵌合軸部分13の直径に 対して僅かに小さい直径の円柱形に形成されているので、図4の従来技術の円錐 台形部分13bを有するものに比べて、ラジアルジャーナル11の直径は十分大 きくできる。つまりこの大径化した分だけ、滑り軸受面での接当面積が拡大して 、接当面圧が低くなるので、その滑り軸受面の早期摩耗を無くすことができる。 これにより、図1に示すようにラジアルジャーナル11の長さを、図4の従来 技術のボールベアリング19を用いた場合のものに比べて、それほど長くする必 要がなくなるので、ケース蓋3から軸受ボス20が外側へ大きく出っ張る不都合 を無くせるのである。
【0009】 また本考案では、バランサ軸10にバランサギヤ9を組付けていくときに、簡 単に能率良く締嵌固定できる。 即ち、前記ギヤ挿通軸部分13は、ギヤ嵌合軸部分13の直径に対して僅かに 小さい直径の円柱形に形成されているので、バランサギヤ9の挿通時にそのボス 嵌合孔9bに対して微小遊嵌隙間δが形成され、バランサギヤ9はギヤ挿通軸部 分13にすんなりと挿通する。後はバランサギヤ9をギヤ受止端面15に向けて 押し付けるだけで、簡単にギヤ嵌合軸部分13に締まり嵌めで嵌合する。 これにより、バランサ軸10にバランサギヤ9を組付けていくときに、簡単に 能率良く締嵌固定できるのである。
【0010】
以下本考案の実施例を図面に基づいてさらに詳しく説明する。図1は本考案の 実施例に係るバランサギヤ固定装置の要部の横断平面図であり、図2は図1中の II−II線矢視断面図である。 この実施例は、クランクケース1の一端の開口部2にアルミ材料製のケース蓋 3を閉蓋固定し、このクランクケース奥端壁1aの軸受ボス21とそのケース蓋 3の軸受ボス20とに亙ってバランサ軸10を回転自在に支持させて構成されて いる。
【0011】 このバランサ軸10は、その一端部から中間部に亙って順に、ラジアルジャー ナル11・スラスト当り面12・ギヤ挿通軸部分13・ギヤ嵌合軸部分14・ギ ヤ受止端面15及びバランサウエイト部分16を形成し、バランサギヤ9のボス 部9aを上記ラジアルジャーナル11側から挿通して、ギヤ受止端面15に受け 止めさせて、ギヤ嵌合軸部分14に締嵌固定して構成されている。なお、図1中 の符号18は、バランサギヤ9のボス部9aとギヤ嵌合軸部分14との位相整合 用キイである。
【0012】 前記ラジアルジャーナル11は、従来例のものに比べて、その直径は十分大き く、ラジアルジャーナル11の軸方向寸法は従来例のものとほぼ同一に設定され ている。これにより、ラジアルジャーナル11のジャーナル表面積が大きくなる ので、滑り軸受孔20a内面がラジアルジャーナル11から受ける面圧は十分小 さくなり、従来例の転がり軸受に代えた滑り軸受でも十分耐用できる。また、ケ ース蓋3から軸受ボス20が外側へ大きく出っ張ることもない。 なお前記のように、ケース蓋3はアルミ材料から成り、滑り軸受孔20a内面 は自己潤滑性に優れているので、この実施例では軸受メタルは用いられていない が、軸受メタルを排除するものではない。
【0013】 前記ギヤ挿通軸部分13は図2で示すように、外径が大きくなっても重量が増 えないように、その断面形状が略十字をなすよう、ぬすみ凹部13bが形成され ている。そして断面十字状のギヤ挿通軸部分13は、その外径がギヤ嵌合軸部分 14の直径に対して僅かに小さい円柱形に形成され、バランサギヤ9の挿通時に そのボス嵌合孔9bに対して、約0.1mm程度の微小遊嵌隙間δを形成するよ うに構成されている。
【0014】 即ち、バランサギヤ9の挿通時にそのボス嵌合孔9bに対して微小遊嵌隙間δ が形成され、バランサギヤ9はギヤ挿通軸部分13にすんなりと挿通し、バラン サギヤ9のボス部9aはギヤ嵌合軸部分14に対して位相整合用キイを介して位 相整合状態となる。後はバランサギヤ9をギヤ受止端面15に向けて押し付ける だけで、簡単にギヤ嵌合軸部分13に締まり嵌めで嵌合する。 これにより、バランサ軸10にバランサギヤ9を組付けていくときに、簡単に 能率良く締嵌固定できるのである。
【0015】
本考案では、前記ギヤ挿通軸部分が、ギヤ嵌合軸部分の直径に対して僅かに小 さい直径の円柱形に形成されているので、以下の効果を奏する。 イ.ラジアルジャーナルを滑り軸受孔で軸受けさせるに当たり、ラジアルジャー ナルの直径は十分大きく、ラジアルジャーナルの軸方向寸法はそれほど長くす る必要がないので、ケース蓋から軸受ボスが外側へ大きく出っ張る不都合は無 くせる。 ロ.ボールベアリングを滑り軸受に変更するにあたり、前記ギヤ挿通軸部分をギ ヤ嵌合軸部分の直径に対して僅かに小さい円柱形に形成するだけでよいので、 簡単な改造で済み、安価に実施できる。 ハ.しかも、バランサ軸のギヤ嵌合軸部分にバランサギヤを組付けていくときに 、バランサギヤのボス嵌合孔9bに対して微小遊嵌隙間δが形成され、バラン サギヤ9はギヤ挿通軸部分13にすんなりと挿通するので、簡単に能率良く締 嵌固定できる。
【図1】本考案の実施例に係るバランサギヤ固定装置の
要部の横断平面図である。
要部の横断平面図である。
【図2】図1中のII−II線矢視断面図である。
【図3】従来例に係るエンジンの横断平面図である。
【図4】図3の要部の拡大平面図である。
9…バランサギヤ、 9a…バランサギヤ
のボス部、9b…ボス嵌合孔、 10…
バランサ軸、11…ラジアルジャーナル、 12…
スラスト当り面、13…ギヤ挿通軸部分、
14…ギヤ嵌合軸部分、15…ギヤ受止端面、
16…バランサウエイト部分、δ…微小遊嵌隙
間。
のボス部、9b…ボス嵌合孔、 10…
バランサ軸、11…ラジアルジャーナル、 12…
スラスト当り面、13…ギヤ挿通軸部分、
14…ギヤ嵌合軸部分、15…ギヤ受止端面、
16…バランサウエイト部分、δ…微小遊嵌隙
間。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 バランサ軸(10)の一端部から中間部に
亙って順に、ラジアルジャーナル(11)・スラスト当り
面(12)・ギヤ挿通軸部分(13)・ギヤ嵌合軸部分(1
4)・ギヤ受止端面(15)及びバランサウエイト部分(1
6)を形成し、 バランサギヤ(9)のボス部(9a)を上記ラジアルジャー
ナル(11)側から挿通して、ギヤ受止端面(15)に受け
止めさせて、ギヤ嵌合軸部分(14)に締嵌させて構成し
たエンジンのバランサ軸へのバランサギヤ固定装置にお
いて、 前記ギヤ挿通軸部分(13)は、ギヤ嵌合軸部分(14)の
直径に対して僅かに小さい直径の円柱形に形成して、バ
ランサギヤ(9)の挿通時にそのボス嵌合孔(9b)に対し
て微小遊嵌隙間(δ)を形成することを特徴とするエンジ
ンのバランサ軸へのバランサギヤ固定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6455491U JPH058087U (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | エンジンのバランサ軸へのバランサギヤ固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6455491U JPH058087U (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | エンジンのバランサ軸へのバランサギヤ固定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH058087U true JPH058087U (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=13261564
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6455491U Pending JPH058087U (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | エンジンのバランサ軸へのバランサギヤ固定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH058087U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014077455A (ja) * | 2012-10-09 | 2014-05-01 | Toyota Motor Corp | バランサ装置 |
| JP2014092206A (ja) * | 2012-11-01 | 2014-05-19 | Toyota Motor Corp | バランサ装置 |
-
1991
- 1991-07-19 JP JP6455491U patent/JPH058087U/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014077455A (ja) * | 2012-10-09 | 2014-05-01 | Toyota Motor Corp | バランサ装置 |
| JP2014092206A (ja) * | 2012-11-01 | 2014-05-19 | Toyota Motor Corp | バランサ装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS62167916A (ja) | 連接棒 | |
| JPH0348368B2 (ja) | ||
| JP2510425Y2 (ja) | 圧縮機の主軸ベアリングの潤滑構造 | |
| US4545627A (en) | Creep preventing device of an annular member | |
| US20080098971A1 (en) | Rocker arm assembly for radial and axial loads | |
| KR920002933A (ko) | 심맞추기 베어링 및 그 심맞추기베어링을 구비한 밀폐형 전동 압축기 | |
| US3953089A (en) | Press fit bearing | |
| JPH058087U (ja) | エンジンのバランサ軸へのバランサギヤ固定装置 | |
| JPS59166717A (ja) | ユニバ−サルジョイント | |
| JPS63113785U (ja) | ||
| JP2001323985A (ja) | トルクコンバータ用ステータ装置 | |
| JPH022086Y2 (ja) | ||
| JPS5939209Y2 (ja) | 軸受 | |
| JPH0335349U (ja) | ||
| JPH03112584U (ja) | ||
| JPS643789Y2 (ja) | ||
| JPH053681Y2 (ja) | ||
| JPH025064Y2 (ja) | ||
| JPH027330Y2 (ja) | ||
| JP2782386B2 (ja) | 内燃機関の動弁機構用ローラ付ロッカアーム | |
| JP2517541Y2 (ja) | ターボチャージャの軸受機構 | |
| JPH058033U (ja) | 軸受装置 | |
| JPH0142661Y2 (ja) | ||
| JPH02109047U (ja) | ||
| JPH0324805Y2 (ja) |