JPH0580972U - フロントフードの保持構造 - Google Patents
フロントフードの保持構造Info
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- JPH0580972U JPH0580972U JP2641692U JP2641692U JPH0580972U JP H0580972 U JPH0580972 U JP H0580972U JP 2641692 U JP2641692 U JP 2641692U JP 2641692 U JP2641692 U JP 2641692U JP H0580972 U JPH0580972 U JP H0580972U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な変更のみにより、フロントフードの係
着孔からのフードプロップの係着部の抜けを防止する。 【構成】 フードプロップ5をその屈曲部5aを中心に
回動させた場合の回動軌跡がフロントフード4の係着孔
16から外れるように屈曲部5aの屈曲角度を設定し、
フードプロップ5の係着部5bを係着孔16の側に回動
偏倚させて係着部5bを係着孔16に係着させることに
より、その反力にて係着孔16への係着部5bの係着力
を増大せしめるように構成する。
着孔からのフードプロップの係着部の抜けを防止する。 【構成】 フードプロップ5をその屈曲部5aを中心に
回動させた場合の回動軌跡がフロントフード4の係着孔
16から外れるように屈曲部5aの屈曲角度を設定し、
フードプロップ5の係着部5bを係着孔16の側に回動
偏倚させて係着部5bを係着孔16に係着させることに
より、その反力にて係着孔16への係着部5bの係着力
を増大せしめるように構成する。
Description
【0001】
本考案は、自動車のフロントフードをフードプロップにて開状態に保持する保 持構造の改良に関するものである。
【0002】
自動車の製造時や点検・修理時などには、フロントフードを開いた状態で保持 しておくと非常に便利である。そこで、図8に示すように、フロントフードを開 状態で保持するためのフードプロップ20が自動車21のエンジンルーム22内 に装備されている。
【0003】 この種のフードプロップ20とし、本出願人は、実願昭63−92718号( 実開平2−13889号)に記載のものを既に提案している。このフードプロッ プ20は、図9に示すように、一端に直角の屈曲部20aを有すると共に他端に 係着部20bを有し、前記屈曲部20aが車体23にその軸心を中心に回動自在 に取付けられている。かくして、この屈曲部20aを中心にフードプロップ20 を図8において矢印A方向に回動させて係着部20bをフロントフード24の係 着孔25内に挿入し、フードプロップ20を図8及び図10において矢印B方向 に捩って回転させることにより、前記係着部20bの先端の折曲げ部20cを前 記係着孔25の周縁部分25aに対応するように係着せしめている。なお、図1 0において26は、フードプロップ20の屈曲部20aが車体23の差込み孔2 7から抜け出るのを防止するための係止部材である。
【0004】
しかしながら、上述の如き従来のフロントフードの保持構造では、フードプロ ップ20とフロントフード24の係着孔25との間の係合は、フードプロップ2 0を単に捩り回してフードプロップ20の折曲げ部20cを前記係着孔25の周 縁部分25aに係合するようにしただけなので、通常の保持状態の下では支障を 来すことはないものの、特別な条件下では、支障を来す場合がある。
【0005】 すなわち、自動車製造ラインにおいてフロントフード24をフードプロップ2 0にて開いた状態で保持したまま流動させて製造作業を行なう際に、車体23を 製造ライン上の急傾斜箇所或いは振動が激しい箇所を移動する場合や、フードプ ロップ20にてフロントフード24を開状態にして自動車21の点検・修理を行 なっている際に強風が吹いたりした場合等に、フードプロップ20の係着部20 bがフロントフード24の係着孔25から不測に抜け出てしまうおそれがある。
【0006】 本考案は、このような問題点を解消すべくなされたものであって、その目的は 、簡単な構造変更にて、フロントフードの係着孔からのフードプロップの係着部 の抜けを防止し得るような構成のフロントフードの保持構造を提供することにあ る。
【0007】
上述の目的を達成するために、本考案では、フードプロップの一端に形成され た屈曲部を車体に回動自在に取付け、前記フードプロップの他端に形成された係 着部をフロントフードの係着孔に係着することにより、前記フロントフードを開 状態で保持するようにしたフロントフードの保持構造において、前記フードプロ ップを前記屈曲部を中心に回動させた場合の回動軌跡が前記フロントフードの係 着孔から外れるように前記屈曲部の屈曲角度を設定し、前記フードプロップの係 着部を前記係着孔の側に回動偏倚させて前記係着部を前記係着孔に係着させるこ とにより、その反力にて前記係着孔への前記係着部の係着力を増大せしめるよう に構成している。
【0008】
車体に回動自在に取付けられるフードプロップの屈曲部の屈曲角度を選定する ことにより、フードプロップの係着部がフロントフードの係着孔から外れた位置 に回動され、前記係着部を前記係合孔に係着するにはフードプロップを回動偏倚 させる必要がある。そのため、前記係着部を前記係合孔に係着させた状態の下で は、回動偏倚に要した力に対する反力が生じる。その結果、前記反力が係着力と して寄与し、フロントフードの係着孔からのフードプロップの係着部の抜け止め が図られる。
【0009】
以下、本考案の一実施例に付き図1〜図7を参照して説明する。
【0010】 図1は、本考案に係るフロントフードの保持構造を採用した自動車1を示すも のであって、同図において、2は車体、3はエンジンルーム、4はフロントフー ド、5はフードプロップである。
【0011】 上述のフードプロップ5は、図2(A)及び(B)に示すように、一端に形成 された屈曲部5aと、他端に形成された係着部5bとを有している。そして、こ の係着部5bは、湾曲部5cと、この湾曲部5cに延設された折曲げ部5dとを 備えた一本の鋼製の棒状体からなるものである。そして、フードプロップ5の屈 曲部5a及びその近傍部分には抜け止め用係止部材6が組付けられ、図3に示す ようにこの係止部材6を介して前記屈曲部5aが車体2の差込み孔7に差し込ま れた状態でその軸心を中心に回動自在(図1及び図3において矢印A方向)に挿 入配置されている。なお、本例においては、屈曲部5aの屈曲角度αは図3に示 すように鈍角になされており、従来における屈曲角度β(90°)よりも屈曲量 が少なく設定されている。
【0012】 また、上述の係止部材6は、合成樹脂製の一体成形品から成り、車体2の差込 み孔7にクリック係合されるグリップ部8と、このクリップ部8に連設された保 持部9とを備えている。前記クリップ部8は、互いに分割された複数の弾性係合 片10を具備しており、各弾性係合片10の先端部にストッパ段部11が設けら れると共に、弾性係合片10にて囲まれた部分を貫通する挿通孔12が設けられ ている。(図3及び図5参照)。一方、前記保持部9は、フードプロップ5の屈 曲部5aの近傍部分に嵌着される嵌着片13と、この嵌着片13に装着される装 着片14とを具備しており、嵌着片13に装着片14を装着することにより、係 止部材6がフードプロップ5に取付けられるようになっている。
【0013】 また、図2(A)及び(B)に示すように、フードプロップ5の湾曲部5bは 、前記屈曲部の屈曲方向とは直交する面上において湾曲されており、折曲げ部5 cは、前記湾曲部5bの先端部をフードプロップ5の捩り回動方向(図2(B) において矢印B方向)に或る程度の角度をもって折曲成形されている。
【0014】 一方、フロントフード4の裏面には、図2及び図4に示すように、インナパネ ル4aが固着されており、このインナパネル4aの所定箇所に係着孔16が形成 されている。
【0015】 次に、フードプロップ5の取付の仕方について説明すると、以下の通りである 。まず、図3に示すように車体2の差込み孔7内に係止部材6の弾性係合片10 をクリック係合させることによりそのクリップ部8を車体2に取付け、このクリ ップ部8の挿通孔12にフードプロップ5の屈曲部5aを差込んだ状態にする。 次いで、図5に示すように係止部材6の嵌着片13をフードプロップ5の屈曲部 5a付近の箇所に取付けてこの嵌着片13に装着片14をクリック係合させる。 これにより、車体2とストップ段部11との間のストッパ作用にて係止部材6ひ いてはフードプロップ5の屈曲部5aの抜け止めがなされ、このような状態の下 で、フードプロップ5は屈曲部5aの軸心を中心に図1において矢印A方向に回 動自在に支持される。
【0016】 かくして、フードプロップ5を前記屈曲部5aを中心に矢印A方向に回動させ た場合には、図5に示す如くフードプロップ5の係着部5bが開位置に配置され たフロントフード4の係着孔16に対して外れた位置にくるようになされる。換 言すれば、屈曲部5aを中心とする係着部5bの回動軌跡がフロントフード4の 係着孔16から内側に外れるように前記フードプロップ5の取付けがなされる。
【0017】 次に、フードプロップ5の使用態様について述べると、まず、フードプロップ 5を屈曲部5aを中心に矢印A方向に回動し、係着部5bを開位置にあるフロン トフード4の裏面の近傍に配置する。次いで、このフードプロップ5を屈曲部5 aを中心に図5において矢印C方向(矢印A方向とは交差する方向であって、車 体2の外側に向かう方向)に回動させ、フードプロップ5の係着部5bを図6に おいて一点鎖線で示すようにフロントフード4の係着孔16に対応する位置に回 動偏倚させる。なお、この際、係止部材6のクリップ部8は単体2の差込み孔7 に或る程度の自由度をもって遊嵌され、かつフードプロップ5の屈曲部5aを支 持係止部材6の弾性係合片10は分割されているため、フードプロップ5の矢印 B方向の回動に伴う屈曲部5aの僅かな回動が許容される。
【0018】 しかる後に、フードプロップ5を屈曲部5aの軸心を中心に矢印A方向に回動 させることにより、前記係着部5bを前記係着孔16内に差込み、フードプロッ プ5を矢印B方向に捩って回転させることにより、フードプロップ5の折曲げ部 5dをフロントフード4の係着孔16の周縁部分16aに対応配置せしめた状態 にする。これにより、フードプロップ5には、矢印C方向への回動偏倚に対抗す る反力(図6において矢印D方向に向う力)が発生し、この反力が前記折曲げ部 5dと前記係着孔16の周縁部分16aとの対向状態を確保するように係着力と して働くこととなる。
【0019】 このようにして、フードプロップ5をフロントフード4のインナパネル4aに 係着すると、フロントフード4のインナパネル4aが図4に示す如くフードプロ ップ5の湾曲部5cの受け面5eにて受け支えられる。従って、フードプロップ 5がつっかえ棒として機能し、フロントフード4が開状態のまま保持される。
【0020】 なお、フードプロップ5の不使用時には、フードプロップ5の係着部5b側の 部分を、図7に示す如く車体2に取付けられたクランプ部材17に係着すること により、フードプロップ5が図1において仮想線で示すようにエンジンルーム3 内に固定状態で収納配置されるようになっている。
【0021】 このような構成のフロントフードの保持構造によれば、フードプロップ5の屈 曲部5aの屈曲量を少なくして、その係着部5bをフロントフード4の係着孔1 6から外れるようにし、フードプロップ5を回動偏倚させることによりフードプ ロップ5をフロントフード4に係着するようにしたので、フードプロップ5の回 動偏倚に起因して生じる反力により、フードプロップ5の係着部5bとフロント フード4の係着孔16との係着力が増大せしめられ、確実な係着状態が維持され ることとなる。そのため、自動車製造ラインにおいて車体が急斜面箇所や振動の 激しい場所を通過する時や自動車の修理・点検時に強風が吹いた時などにも、フ ードプロップ5とフロントフード5との係着が外れてしまうことがなく、フロン トフードが不測に閉じてしまうような事態を来すことがなくなる。
【0022】 以上、本考案の一実施例に付き述べたが、本考案は既述の実施例に限定される ものではなく、本考案の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である 。例えば、フードプロップ5の屈曲部5aの屈曲角度α、フードプロップ5の係 着部5bの形状は、フードプロップ5が回動偏倚されてフロントフードに係着さ れる構成であれば、どのように変更してもよい。
【0023】
以上の如く、本考案は、フードプロップの係着部をフロントフードの係着孔の 側に回動偏倚させて前記係着部を前記係着孔に係着させることにより、その反力 にて前記係着孔への前記係着部の係着力を増大せしめるように構成したものであ るから、自動車製造ライン等において車体が急傾斜されたり、車体に激しい振動 を生じたり、或いは開状態のフロントフードに強風が吹いても、フロントフード の係着孔からのフードプロップの係着部の抜けを防止することができる。しかも 、このような実用的な作用効果を奏し得るにも拘わらず、本考案に係るフロント フードの保持構造は、車体に回動自在に取付けられるフードプロップの屈曲部の 屈曲角度を変更するだけでよく、設計変更によるコストアップを来さずに済むと いう利点もある。
【図1】本考案に係るフロントフードの保持構造を備え
た自動車の前部の斜視図である。
た自動車の前部の斜視図である。
【図2】(A)はフードプロップの側面図、(B)はフ
ードプロップの正面図である。
ードプロップの正面図である。
【図3】車体へのフードプロップの取付状態を示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図4】フロントフードへのフードプロップの係着状態
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図5】フードプロップをフロントフードの側に向けて
回動させた状態を示す概略正面図である。
回動させた状態を示す概略正面図である。
【図6】フードプロップの係着部をフロントフードの係
着孔に対応する位置に回動偏倚させた状態を示す概略正
面図である。
着孔に対応する位置に回動偏倚させた状態を示す概略正
面図である。
【図7】図1におけるVII −VII 線断面図である。
【図8】従来のフロントフードの保持構造を備えた自動
車の斜視図である。
車の斜視図である。
【図9】従来のフードプロップの斜視図である。
【図10】従来のフロントプロップをフロントフードに
係着した状態を示す概略正面図である。
係着した状態を示す概略正面図である。
2 車体 4 フロントフード 5 フードプロップ 5a 屈曲部 5b 係着部 5c 湾曲部 5d 折曲げ部 6 係止部材 7 差込み孔 16 係着孔 16a 周縁部分 α 屈曲角度
Claims (1)
- 【請求項1】 フードプロップの一端に形成された屈曲
部を車体に回動自在に取付け、前記フードプロップの他
端に形成された係着部をフロントフードの係着孔に係着
することにより、前記フロントフードを開状態で保持す
るようにしたフロントフードの保持構造において、前記
フードプロップを前記屈曲部を中心に回動させた場合の
回動軌跡が前記フロントフードの係着孔から外れるよう
に前記屈曲部の屈曲角度を設定し、前記フードプロップ
の係着部を前記係着孔の側に回動偏倚させて前記係着部
を前記係着孔に係着させることにより、その反力にて前
記係着孔への前記係着部の係着力を増大せしめるように
構成したことを特徴とするフロントフードの保持構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992026416U JP2565461Y2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | フロントフードの保持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992026416U JP2565461Y2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | フロントフードの保持構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0580972U true JPH0580972U (ja) | 1993-11-02 |
| JP2565461Y2 JP2565461Y2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=12192941
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992026416U Expired - Lifetime JP2565461Y2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | フロントフードの保持構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2565461Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014043185A (ja) * | 2012-08-28 | 2014-03-13 | Daihatsu Motor Co Ltd | 車両用フードの保持構造 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01175487U (ja) * | 1988-06-02 | 1989-12-13 |
-
1992
- 1992-03-30 JP JP1992026416U patent/JP2565461Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01175487U (ja) * | 1988-06-02 | 1989-12-13 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014043185A (ja) * | 2012-08-28 | 2014-03-13 | Daihatsu Motor Co Ltd | 車両用フードの保持構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2565461Y2 (ja) | 1998-03-18 |
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