JPH0582185U - 電話回線用中継線回路 - Google Patents
電話回線用中継線回路Info
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- JPH0582185U JPH0582185U JP042863U JP4286392U JPH0582185U JP H0582185 U JPH0582185 U JP H0582185U JP 042863 U JP042863 U JP 042863U JP 4286392 U JP4286392 U JP 4286392U JP H0582185 U JPH0582185 U JP H0582185U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 DC電流がトランス(2)を通過するのを実
質的に阻止し、トランスコアが飽和から保護されると共
に、トランスコアを小型にできる中継線回路を提案する
ことを目的とする。 【構成】 平衡化されたリード線対(T,R)の間にD
C電流を通過させる回路(1)と、非平衡入力部からの
DC信号を阻止するコンデンサ(52)と、非平衡リー
ド線に対しAC信号をキャンセルするキャンセル回路
(7)を設けた中継線回路。
質的に阻止し、トランスコアが飽和から保護されると共
に、トランスコアを小型にできる中継線回路を提案する
ことを目的とする。 【構成】 平衡化されたリード線対(T,R)の間にD
C電流を通過させる回路(1)と、非平衡入力部からの
DC信号を阻止するコンデンサ(52)と、非平衡リー
ド線に対しAC信号をキャンセルするキャンセル回路
(7)を設けた中継線回路。
Description
【0001】
この考案は一般に電話システムに関し、より詳しくは平衡化チップリード線お よびリングリード線などの双方向リード線対をPABXへ接続される非平衡入力 、出力リード線などの一方向リード線対に結合する中継線回路に関するものであ る。
【0002】
平衡化チップリード線およびリングリード線で構成される本線は通常電話局切 換システムに接続され、北米では600オームに標準化された公称ラインインピ ーダンスを有する。チップおよびリングリード線は、電話局と私設交換局あるい はPABX間を双方向に信号を送るように要求される。電話局およびPABXの さまざまな内部回路は異なった特性インピーダンスを呈することが多く、中継線 回路はさまざまなインピーダンス整合変換を要求されることになる。中継線回路 は、また、250オーム以下に標準化されているDC供給電流線に対しても低い 抵抗を提供しなければならない。本線のうち多数は、屋外に露出され、風雨にさ らされたり、圧送電線から影響を受けたり、接地抵抗の変化あるいは変動など、 その他の環境要因を受けるので、本線に大きい共通モード信号が現われることが ある。これらの信号はAC±100ボルトを越える振巾に達することがある。中 継線回路は、かかる大きい共通モード信号からPABXの内部回路を保護するよ うに要求される。
【0003】 チップおよびリングリード線は通常、電気的に平衡化されており、それにかか るAC音声信号は、本質的に性格が差動型である。したがって、中継線回路は、 PABXまたは電話局と本線間の音声信号を双方向に通信可能に結合するよう要 求されるとともに中継線回路自身を絶縁された差動型にしなければならない。中 継線回路も、チップおよびリングリード線に現われる大きい共通モード信号を除 去し、チップおよびリングリード線に対して、公称ラインインピーダンスに整合 するACインピーダンスを持ち、また、DC供給電流に対して、標準化されたD C供給電流抵抗に整合する抵抗を持つことが要求される。
【0004】 さらに中継線回路も、マイクロプロセッサーあるいはその他の外部制御装置の 制御下に、ダイヤルパルス信号の発生を要求されることが多い。
【0005】 公知の中継線回路は、正しいインピーダンス整合を提供するために、あらかじ め、正確な捲線数と大がかりなシールドを必要とする大型ハイブリッド・トラン スを組み込んでいる。かかる公知のハイブリッド・トランスは、典型的にその一 次、二次コイル間に大きい定格絶縁電圧を呈し、秀れた共通モード信号に対して 優れた絶縁作用を呈する。しかし電子式交換局と、寸法、重量がいちじるしく小 さくなったPABXの出現で、このようなトランスの利用は、小型化の障害と見 なされている。たとえば、PABXの回路が小型コンソルユニットに組み込まれ た印刷回路基板上に配置されているのであれば、このようなトランスを追加すれ ばコンソールユニットが結果として容積や重量の増大を招くのみならず、寸法も 許容できない程になってしまう。トランスの容積は、トランスが大きいDC供給 電流の存在下で飽和しないよう、大寸法コアを内蔵するために大きくなる。捲線 を正確な捲付回数にすることは、正しい整合インピーダンスを求めるために必要 であるが、ユニットのコストを増加させる。
【0006】 上述の公知ハイブリッド・トランス中継線回路のある変形例では、典型的なブ リッジ回路の形式で、追加のインピーダンス整合回路が接続された中心タップ型 二次コイルを組み込んでいる。この変形例では、最初に述べた回路に対比して、 整合インピーダンスの調整がやや簡単になるが、中心タップインピーダンス回路 および大型コアトランスのコストが比較的高い。
【0007】 大型ハイブリッド・トランスの代りに、半導体装置を組み込んだ中継線回路も すでに利用されている。
【0008】 それぞれ、1982年5月4日および、1983年3月1日にマイテル社に特 許された、”トランス中継線回路”を発明の名称とするカナダ特許第1,123 ,131号および1,142,281号明細書にはこのような半導体中継線回路 を開示されている。マイテル社の特許第1,123,131号明細書には、チッ プリード線およびリングリード線に接続されたチップおよびリング端子と直列に 接続されるとともに、該チップおよびリング端子間にDC供給電流を流す高イン ピーダンス回路と並列に接続される、インピーダンス整合回路が接続された第1 中継線回路が開示されている。差動増巾器はチップおよびリングリード線によっ て送られるAC信号を受信するためチップおよびリング端子に接続される。抵抗 器とキャパシタの直列組み合わせが、差動増巾器の各反転、非反転入力に接続さ れ、DC電流が増巾器により受信されるのを阻止する。出力信号はPABXの非 平衡接合装置端子から上記の高インピーダンス回路の制御入力に結合される。高 インピーダンス回路は、DC信号源として機能し、該出力信号がその制御入力部 に受信されると、その内部を通過するDC電流を変調する。
【0009】
公知のマイテル社の装置は、大型コアハイブリッド・トランスの必要性を完全 になくし、かかるトランスに関連した公知の欠点を克服している。しかし、差動 増巾器の入力部に接続される抵抗器、キャパシタ直列組み合わせは、よい縦の平 衡を保証するために、慎重な整合を要求される。縦の平衡は、インピーダンスが チップリード線から接地へ、またリングリード線から接地へいかに精密に整合さ れる目安となる。入力抵抗器とDC阻止キャパシタの割合が約1%以内に納まら なければ、チップおよびリングリード線に現われる共通モード信号は差動増巾器 により差動的に受信され、その内部で増巾されてPABXに印加される。このよ うな精密な整合は、キャパシタが約1%の公差範囲内に整合されているのを確認 するため、キャパシタを試験し選別する必要が多く、コスト高を招く。また、阻 止キャパシタの定格電圧、典型的に250Vを越える共通モード信号に対抗する 保護もない。公知のマイテル社の半導体中継線回路は、ある場合には、差動増巾 器が無線周波数信号を受信、復調して、PABXの音声チャンネル回路へ伝送し て通路と干渉するといった別の欠点を持っている 改良された中継線回路の第二 番目としてマイテル社の特許第1,142,281号明細書に開示されたものが あり、これには上記の光学的結合が安価な小型コアトランスに置き換えられた構 成が示されている。このトランスは非平衡接合装置端末と高インピーダンス回路 の制御入力部とを結合し、出力信号を送信し、キャパシタはDC電流の通過を阻 止するために、トランスの二次コイルに対して直列に配置される。チップおよび リングリード線からの入力信号を受信するために差動増巾器が依然使用されてい るので、DC阻止入力キャパシタと抵抗器を慎重に整合する必要がある。従って 、改良されたマイテル社の中継線回路も、最初に説明されたマイテル社回路と同 じ欠点を持っている。
【0010】 上記のマイテル社特許に説明されるような公知半導体中継線回路の基本的な特 徴は、入力信号をチップおよびリングリード線から接合装置端末へ、また出信号 を接合装置端末からチップおよびリングリード線へ通過させるために、ふたつの 一方向性信号路が要求されることである。
【0011】 しかし、マイテル社特許第1,142,281号明細書に示唆するように、高 インピーダンスDC通過回路の制御入力部に接続されるのとは逆に、トランスの 一次コイルを直接、チップおよびリング端末を横切って接続することによって、 公知例に採用されている差動増巾器を省略でき、小型コアトランスをチップおよ びリングリード線と、非平衡入、出力リード線(あるいは非平衡接合装置端末) 間の双方向信号移行を行うために利用できるのが見出された。さらに、整合イン ピーダンスがトランスを介して反射されるように、ACインピーダンス整合回路 がトランスの二次コイルに接続できることが見出された。高インピーダンスDC 通過回路も、DC供給電流をその間に通過させるために、チップおよびリング端 末に接続できる。公知例によれば一次コイルはインピーダンス整合回路と並列で 、中継線回路の有効DCインピーダンスを各種周波数のAC信号電流に変更する ダイナミック負荷として作用し、かくてインピーダンス整合が不正確になるので 、チップおよびリード線間にDC電流を通過させるために、DC電流通過回路を 利用して、チップおよびリングリード線を横切って、直接、小型コアトランスを 接続することは従来考えられなかった。
【0012】 公知の改良されたマイテル社の回路でトランスが高インピーダンスDC通過回 路に接続され、チップおよびリングリード線から入力信号を受信するため、差動 増巾器を組み込んだ一方向性信号路が別に必要とされるのはこのためである。
【0013】 したがって、この考案によれば、双方向性信号移行路を形成するために、小型 コアトランスはチップおよびリングリード線に接続されたチップおよびリング端 子に接続され、また、インピーダンス整合回路が、公知例のようにチップおよび リード線を横切って直接接続されるのとは異なり、トランスの二次コイルに接続 される。
【0014】
この考案は上述の中継線回路の要件を満たし、公知のハイブリッドおよび半導 体中継線回路の上記欠点を克服するものである。公知のハイブリッド・トランス が大DC電流が流れると飽和しないよう、大型コアを必要としたのに対して、こ の考案はDC電流を通過させるために、半導体高インピーダンス回路を利用して いる。また公知の改良されたマイテル社回路が、通過するDC電流を変調するの に高インピーダンス回路の制御入力部に、出力信号を結合するトランスと入力信 号を受信する差動増巾器を使用するのに対して、この考案は信号を双方向に移行 するため小型コイルトランスを利用している。
【0015】 この考案のトランスはカナダ特許第1,123,131号や同1,142,2 81号明細書に開示された公知例の半導体中継線回路よりも、より大きい共通モ ード信号絶縁と、よりよい縦平衡を提供する。すなわち、共通モード信号の絶縁 はトランスを用いることにより達成され、よりよい縦平衡は、インピーダンス整 合回路を用いることにより達成される。トランスの定格電圧は、公知DC阻止キ ャパシタに典型的な250ボルト定格に対して、500ボルト以上になっている 。上述の通り、トランスは本質的に優れた共通モード絶縁を示し、この考案でト ランスを利用することにより、従来半導体中継線回路に必要であった高価な慎重 に整合された入力抵抗器およびキャパシタを使わなくてもよくなった。この考案 は実質上、DC電流のトランス通過を阻止し、チップおよびリングリード線間に 、 低抵抗DC供給電流を供給する回路を利用する。トランスのコアは大きいD C供給電流を供給する必要はないので、小型にでき、従って公知ハイブリッド・ トランスの寸法およびコスト面の欠点を解消している。
【0016】 公知の中継線回路では、ダイヤルパルス化を実行するためリレーおよび機械的 な可動部品を使用することが多い。機械的、電気・機械的なダイヤルパルス化回 路は、本質的にコイル融損、バネ疲労などによって機械的な故障を起しやすい。 この考案では信頼性、精度の高い半導体ダイヤルパルス化を使用し、公知例にみ られる機械的可動部品を必要としない。
【0017】 この考案は大きい共通モード信号絶縁と優れた縦平衡の利点を特徴とし、しか も小型、安価、軽量で、最近のPABX回路の小型化およびコスト合理化要求を 満たしている。
【0018】
この考案のもっとも一般的な形態によると、平衡化されたリード線対と非平衡 一方向性入力および出力リード線に接続する、平衡化リード線対の各リード線間 にDC電流を通過させ平衡化リード線対および非平衡入力および出力リード線間 に、AC入力および出力信号を双方向に結合する小型コアトランスおよび、出力 信号が非平衡入力リード線へ印加されるのを防止する回路からなる中継線回路が 設けられる。トランスコアは飽和から保護され、DC電流が通過阻止されるので 小型にできる。
【0019】 より詳しく述べると、この考案はチップおよびリングリード線を経て電話局お よび、それぞれ、DC電流に重畳された入出DC信号を供給するため、平衡化チ ップおよびリングリード線に接続するチップおよびリング端子で構成された一方 向非平衡入力および出力リード線;チップおよびリング端末間にDC電流を通過 させ実質的にAC信号の通過を阻止する第一回路パス; および、入出AC信号 を搬走するために、非平衡入出力リード線に接続する入出力端子に接続する中継 線回路である。
【0020】 この考案はさらに、チップおよびリング端子へいたる回路内に接続された一次 コイルおよび、それぞれ、チップおよびリング端子と入出力端末間に入出AC信 号を双方向移行のため、入出力端末と接地にいたる回路に二次コイルを有する小 型コアトランスで構成される。中継線回路はさらに追加して、DC電流のトラン ス通過を阻止する回路と、出力端末により搬走される出信号が入力端末に印加さ れるのを阻止する取消回路から構成される。
【0021】 この考案はまた、平衡化リード線対の各リード線間にDC電流を通過させるス テップ、小型コアトランスを経て、平衡化リード線対と非平衡入力および出力リ ード線間にAC入力および出力信号を双方向結合するステップ、DC電流のトラ ンス通過を阻止するステップおよび、出力信号の非平衡入力リード線への印加を 阻止するステップを構成する、平衡化リード線対と非平衡一方向入力および出力 リード線間に信号を双方向に移行させる方法である。
【0022】
以下の詳細な説明および以下の図面を参照して、この考案のよりよい理解が 得られる。 図1はもっとも一般的な形態における考案の主たる機能要素のブロック線図で ある。 図2はこの考案の望ましい実施例の概略図である。
【0023】 まず図1において、電話局が破線CO−COの左側に示され、中継線回路のチ ップおよびリング端子TおよびRに接続されている。電話局に配置された、−4 8ボルト電位源は、電話局ラインインダクタンスL1およびL2および、チップ およびリング端子対を経て、中継線回路へ作動電池を供給する。公称インピーダ ンスを確立するために、全体としてあるいは一部分、独立した抵抗器として設け ることもできるが、ZTおよびZRは電話局からこの考案が接続されるべき地点 までの独立した公称チップおよびリングリード線インピーダンスをあらわしてい る。
【0024】 上述の回路は考案の一部を構成するものではなく、通常、考案が作動する環境 である。
【0025】 DC電流はチップおよびリング端子TおよびRにより、電話局のDC電位源か ら受け取られ、第1回路1を通過する。回路1はDC電流に対して低抵抗路、A C電流に対して高インピーダンス路となることで、AC信号の通過を効果的に阻 止する。
【0026】 入出力端子ViおよびVo(入出力はPABXに対するものである)は、PA BXに接続された非平衡一方向入出力線に接続される。
【0027】 トランス2は、端子ViおよびVoを経てチップ、リング端子TとRおよび非 平衡入出力リード線間に、双方向にAC電圧信号を結合するために設けられる。 電話局から受信され、チップおよびリング端子TおよびRにより供給されるAC 入力信号は、DC電流の通過を阻止する、トランス2の一次コイル2Aおよびキ ャパシタ3の直列回路を介して印加される。キャパシタ3は低周波数信号に対し て大きいACインピーダンスとならないような容量が要求される。
【0028】 第1増巾器4は、出力端子Voから受信されるAC出力信号を印加して、イン ピーダンス整合回路5を経て二次コイル2Bへ印加するために設けられる。上述 の通り、平衡化チップおよびリングリード線は、北米では600オームに標準化 された公称ラインインピーダンスを有する。したがって、トランス2に組み合わ せて、インピーダンス整合回路5は、図2を参照しつつ、以後に詳しく説明され るように、600オームの整合インピーダンスを有している。 第2増巾器回路 6は、二次コイル2Bを横切って印加される、チップおよびリング端子からのA C入力信号を受信して、この受信信号を非平衡入力端子Viへ印加する。
【0029】 取消回路7は出力端子Voから受信されるAC信号が第2増巾器回路6を経て PABXへ再印加されるのを実質的に打ち消し、しかもPABXへ伝送するため 、チップおよびリング端子TおよびRからの信号を第2増巾器回路6へ通過させ るように構成されている。
【0030】 第2回路8は一次コイル2Aおよびチップおよびリング端子TおよびRと直列 に接続される。たとえば、ゲートのようなもので構成される可能化回路は典型的 にマイクロプロセッサその他の制御器により発生された外部制御信号である制御 信号の受信に応答して回路8を可能化すなわちしゃ断状態にあった回路8を導通 状態にするために設けられる。第一可能化回路は典型的にマイクロプロセッサそ の他の制御器により発生された外部制御信号である制御信号の受信に応答して回 路8を可能化するために設けられる。
【0031】 回路1の可能入力Eに接続された第2可能化回路10は、第2回路8の可能化 に応答して回路1を可能化するために設けられる。
【0032】 作動中、電話局から出るAC電圧信号は、中継線回路のチップおよびリング端 構成TおよびRに印加される。これら信号は無線、通話あるいはデータ信号に対 応し、電話局から供給される−48ボルトのDC電位に重畳される。DC電位へ のAC信号の重畳は変調されたDC信号を生じる。
【0033】 可能化回路9は外部制御器からの制御信号受信に応答して回路8に可能化信号 を印加する。これで回路8が可能化され、一次コイル2Aとキャパシタ3を経て チップおよびリング端子TおよびRの間にAC回路を完成する。可能化回路10 は回路8の可能化に応じて第2可能化信号を発生し、これにより回路1を可能化 するとともに、回路1を経てチップ端子Tからリング端子RへDC電流路を形成 し、流れるDC電流が電話局に、中継線が捕捉されたことを合図する。
【0034】 切換回路1はAC信号に対して大きいインピーダンスを有し、実質的に中継線 により供給されるこのような信号が回路1を経てチップおよびリングリード線間 を通過するのを防止する。AC信号は一次コイル2Aを横断して印加され、二次 コイル2Bに結合される。これら信号は引き続き増巾器6により増巾されて、入 力端子Viを経てPABXの入力端子に入力される。
【0035】 出力端子Voに現われるPABXからの出力信号は増巾回路4から、取消回路 7および二次コイル2Bに印加される。取消回路7は増巾器回路6を経て出力信 号がPABXへ逆送されるのを阻止するが、二次コイル2B内で誘発されるチッ プおよびリングリード線TおよびRからの入力信号を通過させる。出力信号は一 次コイル2Aに供給され、チップおよびリング端子TおよびRを介して現われる DC電位に重畳される。それにより得られる出信号は変調DC信号としてチップ およびリングリード線に印加される。
【0036】 したがって、この考案の中継線回路は小型コアの安価なトランス2を介して双 方向信号移行を行なうことができ、それにより従来必要であった大型コアトラン スあるいは慎重に整合されたDC阻止キャパシタと大きい入力抵抗器を持つ差動 増巾器を使わなくてもよいようにしている。
【0037】 さて考案の望ましい実施例を示した図2において、チップおよびリング端子T およびRは連動リレー接点K1およびK2を経てそれぞれ、ダイオード21,2 2,23および24で構成されるブリッジ整流器に接続されている。ダイオード 21の陽極は、ダイオード23の陰極とともにチップ端子Tへ接続され、ダイオ ード23の陰極はダイオード24の陽極と共通回路に接続されている。ダイオー ド24の陰極はダイオード22の陽極とともに、リング端子Rに接続され、ダイ オード22の陰極はダイオード21の陰極に接続されている。
【0038】 ダイオード23の陽極はダイオード24の陽極を共通回路に接続されている。
【0039】 第2ノードは抵抗器27をトランジスタ28のコレクタおよび、トランス2の 一次コイル2Aの一方の端子に接続する。演算増巾器29Bの非反転入力は回路 内で抵抗器30を経て第2ノードへ接続される。演算増巾器29Bの非反転入力 はまた、抵抗器31とキャパシタ32の並列組み合わせを経て共通回路に接続さ れる。演算増巾器29Bの出力はトランジスタ25のベースおよび、回路内で抵 抗器33とキャパシタ34の並列回路を経て共通に接続される。
【0040】 トランジスタ25のエミッタは、上記のダーリントントランジスタ対を形成す るため、公知の要領でトランジスタ26のベースへ接続される。トランジスタ2 6のエミッタは演算増巾器29Bの反転入力および回路内で抵抗器35を経て共 通に接続される。
【0041】 ランジスタ28のベースは、NPNトランジスタ36のコレクタ端末へ接続さ れ、後者のエミッタは演算増巾器29Aの反転入力および抵抗器37を経て共通 回路へ接続される。
【0042】 演算増巾器29Aおよび29Bは、複式演算増巾器のように、望ましくはIC 化されたものが良い。演算増巾器29Aの出力は、トランジスタ36のベースへ 供給される。演算増巾器29Aの非反転入力はその電源入力および、発光ダイオ ード38Bとともに、光学カップラを形成する光電トランジスタ38Aのエミッ タへ接続される。演算増巾器29Aの接地端子は共通回路に接続される。光電ト ランジスタ38Aのコレクタ端末は、一次コイル2A(トランス2の)の他方の 端子および大容量のキャパシタ3へ接続されている。
【0043】 ツェナーダイオード40は、キャパシタ3を介して現われる、潜在的に破壊 効果のある高電圧レベルに対して、複式演算増巾器29Aおよび29Bの電力お よび非反転入力を保護するよう、公知の要領で光電トランジスタ38Aのコレク タ端末と共通回路間に接続される。
【0044】 発光ダイオード38Bの陽極は、正電圧+V源に接続され、その陰極は回路内 で抵抗器R1を経てNNトランジスタQ2のコレクタに接続される。トランジス タQ2のエミッタは接地され、またベースは図1を引用して上述した制御信号を 発生するため、マイクロプロセッサμPに接続される。
【0045】 トランジスタQ2はマイクロプロセッサμPにより発生され、トランジスタQ 2のベースに印加される第1制御信号に応答してオンとなって、電流路が正電圧 +V源と発光ダイオード38Bを経て接地、抵抗器R1とトランジスタQ2のコ レクタ・エミッタ接合部との間に確立される。ダイオード38BのPN接合部は 前向バイアス化に応答して発光し、光電トランジスタ38Aの感光領域を照明し 、そのベース・エミッタ接合部を前向バイアス化して、光電トランジスタ38A がオンとなる。トランス2の二次コイル2Bは接地と抵抗器50間に接続される 。抵抗器50は、図1を引用してすでに述べたインピーダンス整合回路5を構成 するキャパシタ52と直列に接続され、さらにバッファ増巾器4の出力に接続さ れる。キャパシタ52は増巾器4からトランス2の二次コイル2Bに流れないよ う保証する。増巾器4の出力はその反転入力および、抵抗器53を経てバッファ 増巾器6の反転入力に接続される。バッファ増巾器6の反転入力もフィードバッ ク抵抗器56を経てその出力に接続され、その出力はPABX接続のため非平衡 入力端子Viに接続されている。非平衡出力端子Voは増巾器4の非反転入力に 接続される。増巾器6の非反転入力は回路内で二次コイル2Bに接続される。
【0046】 平衡化されたチップおよびリング端子TおよびRも状態センサ54と接地始動 回路55に接続される。センサ54は中継線、呼出信号の捕捉を検出し、またラ イン状態信号をマイクロプロセッサμPに供給するために設けられる。
【0047】 状態センサ54およびマイクロプロセッサとともに、接地始動回路55は中継 線があき状態の場合チップおよびリングリード線上に−48VDC電流を維持し 、捕捉中継線状態を検出したセンサーに応答してリングリード線を接地し、公知 の要領で、電話局によるチップリード線の接地を検出するセンサ54に応答して 、リングリード線から接地を除去する。
【0048】 リレー接点K1およびK2は、正電圧+V源、トランジスタQ1間に接続され たリレーコイルK1Rにより起動される。保護ダイオードDPは公知の要領でコ イルK1Rを介して接続される。トランジスタQ1のエミッタは接地され、その ベースはマイクロプロセッサμPに接続される。電流はマイクロプロセッサμP から上述の制御信号を受信してオンとなるトランジスタQ1に応答して、トラン ジスタQ1のコレクタ・エミッタ接合部を介して接地へコイルK1Rを経て流れ る。
【0049】 作動時に、マイクロプロセッサμPは、トランジスタQ1およびQ2をオンに させる制御信号を発生して、リレー接点K1およびK2を閉じ発光ダイオード3 8Bを発光させる。光電トランジスタ38Aは発光を検出してオンとなり、チッ プおよびリングリード線TおよびRから接点K1およびK2、ダイオードブリッ ジ、抵抗器27および一次コイル2Aを介して複式演算増巾器29Aおよび29 Bの電源入力および、演算増巾器29Aの非反転入力へ、作動電圧を供給する回 路パスを確立する。
【0050】 抵抗器27は、トランジスタおよび光電トランジスタ38Aを経由して、演算 増巾器29Aを起動する充分な電圧まで上昇させるブートストラップ・プロセス を行なうように設けられる。増巾器29Aの出力は上昇して、上述の第1可能化 信号を発生し、これによりトランジスタ36をオンとして、トランジスタ28か らトランジスタ36のコレクタ・エミッタ接合部を抵抗37とを介して共通回路 に電流を流すようになる。トランジスタ28のベース・エミッタ接合部は前向バ イアス化され、 よってトランジスタ28はオンとなる。
【0051】 したがって、電力が複式演算増巾器の増巾器29Aおよび29Bに同時に印加 される。増巾器29Aおよび29Bが複式演算増巾器として作られていない場合 、その入力端子は並列に接続されねばならない。トランジスタ28がオンとなり 始めると、そのコレクタの電圧がチップリード線の電位の方向に上昇し、抵抗器 30を経て増巾器29Bの非反転入力に印加される。増巾器29Bの出力が可能 化信号の受信に応答して上昇し、これに応じてダーリントントランジスタ対25 および26がオンになる。
【0052】 抵抗器30の抵抗器31に対する抵抗比は、最低期待中継線電源電圧に対応す る、増巾器29Bのバイアス電圧レベルとなるように選ばれている。
【0053】 御信号が印加されなくなった場合、トランジスタ28はオフになるが、ダーリ ントントランジスタ対25および26が、第2可能化信号の消滅時間により、ト ランジスタ28がオフになった後、所定時間だけ電流を通し、比較的高出力のダ ーリントントランジスタ対が比較的低出力のトランジスタ28の代りにDC電流 パスを遮断する。上昇、消滅時間は、ダーリントントランジスタ対25および2 6とともに抵抗器35および33の組み合わせにより、キャパシタ34の容量と 入力抵抗で与えられる時定数で決まる。
【0054】 ダーリントン対25および26を経てチップおよびリング端子TおよびRを流 れるDC電流は、ダーリントントランジスタ対25および26が完全に導通状態 の場合、抵抗器30,31および35の抵抗によって決まる。チップおよびリン グ端子間を流れるDC電流の典型的な値は100mAである。この考案の成功し た実施例では、ダーリントントランジスタ対25および26および、抵抗器35 を流れるDC電流パスは、それぞれ2メガオームおよび10オームに選択された 抵抗器30および35、さらにいずれも100Kオームに選択された抵抗器31 および33で、約210オームのDC抵抗を示した。上記の抵抗要素値を有する DC電流パスで、1KHzのAC信号に対するインピーダンスは約38Kオーム であり、キャパシタ32は約0.3マイクロファラッド、キャパシタ34は3. 3ナノファラッドに選ばれていた。抵抗器30および31はほとんど電流を流さ ぬ程度に大きく選ばれていた。
【0055】 ダイヤルパルス信号はパルス化される(典型的に10Hzで)マイクロプロセ ッサからの制御信号に応答して、中継線回路で発生されてチップおよびリングリ ード線TおよびRに印加される。DC電流は、パルス化制御信号がHighとな るのに応答して、トランジスタ25,26のダーリントン対および抵抗器35を 経て中継線のチップおよびリングリード線間を流れが、Lowの状態時、ダーリ ントントランジスタ対25および26はバイアスされてオフになっているので、 Low状態に応答して電流は流れない。したがって電話局は、パルス化制御信号 のHigh状態時にチップおよびリングリード線TおよびR間の低抵抗パスを検 出し、Low状態時には、開回路あるいは高抵抗パスを検出する。電話局は公知 の要領で約10ヘルツダイヤルパルス信号を解釈する。
【0056】 上述の通り、ふたつの回路が中継線回路内で確立される、即ち、第1回路はD C電流に対して低抵抗、AC信号電流に対して高インピーダンスを持ち、その内 部をDC電流が流れるものであり、もう一つの第2回路は公称ラインインピーダ ンスに整合するAC信号に対するインピーダンスとDC電流に対する高抵抗を持 ち、内部をAC信号電流が通過するものである。
【0057】 トランジスタ28、一次コイル2Aおよびキャパシタ3を介する第2回路パス を考えると、DC電流はキャパシタ3により阻止され、AC信号はチップおよび リング端子TおよびR間を通過する。実際には演算増巾器29Aおよび29Bに 作動電力を供給するために、微弱なDC電流が一次コイル2Aを通って流れる。 成功した実施例では、この電流は約3mAで、トランスコアの飽和に要する電流 に比較して小さい。キャパシタ3の存在により、ごく微弱なDC電流がトランス 2の一次コイルを通って流れるので、コアを飽和する傾向のある電流はごくわず かである。 したがって、安価な小型コアトランスが利用できる。
【0058】 考案の成功した実施例では、約50オームの等価一次、二次抵抗器を持つ小型 コア1:1トランスとして選択され、抵抗器50は、約500オームに選択され た。したがって、トランス2と共に、抵抗器50が上記の値に対して、約600 オームに等しいAC端末インピーダンスを確立し、公称ACラインインピーダン スを整合させる。
【0059】 チップおよびリング端子TおよびRから受信される差分AC信号電圧は、一次 コイル2Aに印加され、 二次コイル2Bに結合される。信号電圧(接地に対す る)は、バッファ増幅器6の非反転入力に印加される。印加された信号は増巾さ れ、PABXに接続された非平衡入力端末Viに印加される。バッファ増巾器6 の利得は望ましくは、その信号振巾がPABXの入力電圧感度に整合するように 選択される。
【0060】 入力端子Voに現われるPABXからの非平衡出力信号はバッファ増巾器の非 反転入力に印加され、増巾されてAC結合キャパシタ52および抵抗器50を経 てトランス2の二次コイル2Bに印加される。上述の通り、キャパシタ52は、 増巾器4の出力からのDC電流が二次コイル2Bを経て接地へ流れるのを阻止す る。
【0061】 増巾器4と6、抵抗器50,53および56およびキャパシタ52からなる回 路が、端子Voの信号が端子Viへフィードバックされて、1より大きい閉ルー プ利得とシステム不安定性を招くのを防止する平衡ネットワークを構成している 。増巾器4の出力部に現われる信号の一部は抵抗器53を経て、増巾器6の反転 入力に印加される。増巾器7からの信号のほぼ等しい振巾部分が抵抗器50とキ ャパシタ52を経て、増巾器6の非反転入力に印加される。出力端子Voにより 供給される信号は増巾器6の反転、非反転入力に等しく印加され、その内部で取 り消されるので、入力端子Viには現われない。
【0062】 非平衡端末から発生し、二次コイル2Bを横断して印加される出力信号は、ト ランス2の一次コイル2Aに信号を誘発する。誘発された出力信号は、チップ、 リング端子TおよびRを介して現われるDC電位に重畳させる。
【0063】 したがって、変調DC出力信号が形成され、電話局あるいは別のPABXへ伝 送のため、チップおよびリングリード線に印加される。
【0064】 以上説明された回路は、平衡化されたチップおよびリング端末装置TおよびR から非平衡入力端子Viへ信号を移行させている。また、非平衡出力端子Voか ら平衡化チップ、リング端子TおよびRへ信号を移行させている。回路は非平衡 出力リード線Voから発生する信号が非平衡入力リード線Viへフィードバック されるのを防止している。
【0065】
チップおよびリング端子と、DC電流がトランスを通過するキャパシタ間の低 インピーダンスDC電流が、 公知のハイブリッド・トランスに比較して、トラ ンスの寸法をいちじるしく減少するのに役立つ。考案に係る上述の中継線回路は 、平衡化対の共通モードAC信号に感応せず、よい縦平衡を示し、トランス2を 横断する少なくとも500Vの絶縁を提供し、公知半導体中継線回路の欠点を克 服する。4・2線ネットワーク( 一般にこのように呼ばれる)をふくむ双方向 増巾器がえられることになる。したがって大型のハイブリッド・トランスが不要 になり、単一の印刷回路基板上に全回路が構成される。
【0066】 回路はまた、公称平衡化ラインインピーダンスに整合するAC端末化インピー ダンスと、公称DC中継線抵抗に整合する、DC電流に対する低い抵抗を与える 。
【0067】 設計のひとつの変更として、トランジスタは適当なDC極性の異なった極性と 、バイアス化配置を持ち、トランジスタ38がキャパシタ3とリング端子などの 間に接続できる。また、独立した入力および出力端子ViおよびVoの代りによ く知らせた接合装置端末装置が使用できる。この考案を理解する当業者には、以 下特許請求の範囲に定義される、この考案の範囲から逸脱することなく、さまざ まな他の実施例あるいは改良をなし得ることは明らかであろう。
【図1】 もっとも一般的な形態における考案の主たる
機能要素のブロック線図である。
機能要素のブロック線図である。
【図2】 この考案の望ましい実施例の概略図である。
2 トランス 3 キャパシタ 4,6 増幅器 5 インピーダンス整合回路 7 取消回路 9,10 可能化回路
Claims (3)
- 【請求項1】 平衡化された中継線回路のリード対と、
中継局の非平衡の入力および出力リードとの間の接続の
ための中継線回路であって、前記中継局は、DC電流に
重畳されたAC信号を含むDC信号で変調された、AC
信号入力および出力信号を、平衡化されたリード対と非
平衡の入力および出力リードとの間で、双方向に結合す
るためのトランスを備え、該トランス(2)の一時巻線
(2A)には、そこにDC電流が通過しないように、平衡
化されたリード対(T,R)の経路にコンデンサ(3)が直
列に接続されたものにおいて、 平衡化されたリード対(T,R)の経路に接続され、AC
信号に対してハイインピーダンスを有し、DC電流を通
過させるための手段(1)と、平衡化されたリード対
(T,R)のラインインピーダンスと整合させると共に、
二次巻線(2B)へDC信号が侵入しないよう、非平衡入
力部からDC信号を阻止するため、非平衡の入力部(4)
および二次巻線(2B)の間に直列接続した抵抗(50)お
よびコンデンサ(52)と、非平衡リード対の信号源へA
C信号が供給されるのを阻止し、非平衡リード対に対し
てAC信号をキャンセルし、前記抵抗(50)およびコン
デンサ(52)を含むキャンセリング回路(7)(4,6,5
3,56,50,52)とを設ける一方、トランス(2)を小
形コアーで構成したことを特徴とする電話回線用の中継
線回路。 - 【請求項2】 請求項1において、上記DC電流を通過
させるための手段(1)が、上記リード対(T,R)に
接続された高直流利得増巾器であって、上記DC電流に
対して低い抵抗を有し、また、上記入出力AC信号に対
して高インピーダンスを有することを特徴とする中継線
回路。 - 【請求項3】 請求項2において、さらに外部制御器か
ら制御信号を受信し、これに応答してダイヤルパルス信
号を発生して上記リード対(T,R)に伝送する手段を
有することを特徴とする中継線回路。
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|---|---|---|---|
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| CA495810 | 1985-11-20 |
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| JP042863U Pending JPH0582185U (ja) | 1985-11-20 | 1992-06-22 | 電話回線用中継線回路 |
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