JPH0582462B2 - - Google Patents
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- JPH0582462B2 JPH0582462B2 JP7118386A JP7118386A JPH0582462B2 JP H0582462 B2 JPH0582462 B2 JP H0582462B2 JP 7118386 A JP7118386 A JP 7118386A JP 7118386 A JP7118386 A JP 7118386A JP H0582462 B2 JPH0582462 B2 JP H0582462B2
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- Japan
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- film
- aluminum
- layer
- deposited
- aluminum oxide
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、包装用金属蒸着フイルムに関するも
のである。さらに詳しくは、部分的に蒸着金属層
が除去されているにもかかわらずガス遮断性に優
れた包装用金属蒸着フイルムに関するものであ
る。 (従来技術) 従来、任意の図柄を持つ部分的に透明な包装用
の金属蒸着フイルムとしては、プラスチツクフイ
ルムの表面に予め希望する任意の図柄状に、水溶
性もしくは溶剤に可溶な、ポリマーを薄く塗布
し、しかる後に該表面に全面的にアルミニウム等
の金属を蒸着し、この後さらに水洗あるいは溶剤
浸漬等により前記のポリマー塗布部を溶解・除去
して得られたものが知られている。 また、別の方法による包装用金属蒸着フイルム
として、プラスチツクフイルム表面に金属を蒸着
し、しかる後に部分的に任意の図柄状にポリマー
を印刷もしくはコーテイングし、その後、水洗あ
るいは酸・アルカリ水溶性液等の薬液処理で前記
の処理を施さなかつた部分を溶解・除去する方法
が知られている。 なお、蒸着する金属としては、錫、亜鉛、アル
ミニウム等やこれらの合金があるが、このうちア
ルミニウムは光反射性、耐腐蝕性に優れ、また経
済性もあるので広く使用されている。 (本発明が解決しようとする問題点) 上記に述べた従来の方法で得られた包装用金属
蒸着フイルムは、金属蒸着層が残つている部分に
ついては充分なガス遮断性を保持するが、内容物
が外から見通せるように任意の図柄で金属蒸着層
を抜き取つた透明な部分については、単にベース
イルムのガス遮断性に等しくなり、充分なガス遮
断性を保持し得ず、実用上の包装フイルムとして
は不充分であつた。 また、この欠点を解決するためにプラスチツク
ベースフイルムに予め塩化ビニリデン樹脂を塗布
する方法がある。しかし、この方法による場合に
は、長期間使用すると蒸着金属が塩化ビニリデン
樹脂中の塩素イオンと化学変化を起すことによる
部分的な消失現象を招き、結果的には安定したガ
ス遮断性のある包装用金属蒸着フイルムは得られ
ない。また、塩化ビニリデン樹脂層が黄変した
り、ベースイルムとの低密着性が問題となる等の
欠点も多い。 本発明の目的は、これら上記欠点の無い包装用
金属蒸着フイルムを提供することにある。 (問題点を解決するための手段) すなわち本発明は、プラスチツクフイルムの少
なくとも片面に酸化アルミニウム層および該酸化
アルミニウム層上に積層された金属アルミニウム
層を有し、且つ該金属アルミニウム層が任意な図
柄で部分的に除去されていることを特徴とする包
装用金属蒸着フイルムに関するものである。 本発明に係る包装用金属蒸着フイルムは、任意
の図柄による透明(蒸着層の除去した)部分を有
しているが、長期間安定したガス遮断性を示す。 本発明に用いるプラスチツクフイルムとは、ポ
リエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフイ
ン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレン
テレフタレート等のポリエステル、ナイロン6、
ナイロン66等のポリアミド、芳香族ポリアミド、
ポリイミド、セロフアン、アクリル、ポバール・
エチレン系等で例示される素材を用いたフイルム
をいう。また、本発明におけるプラスチツクフイ
ルムの素材としては、以上の重合体と他の有機重
合体との共重合体でも良く、他の有機重合体を含
有するものであつても良い。さらに、これらの有
機重合体は、その用途により溶融押し出ししたも
の、一軸あるいは二軸で延伸したもののいずれで
も良く、特に限定されるものではない。 また、これらの有機重合体に公知の手法により
帯電防止剤、紫外線吸収剤、着色剤、熱安定剤、
内部滑剤等が添加されていても良く、さらに特殊
な目的のため樹脂等が予め塗布されていても良
く、これらの使用は特に限定されるものではな
い。 さらに、これらのプラスチツクフイルムはコロ
ナ放電処理、プラズマ処理等の表面処理や物理
的、化学的方法による表面粗面化処理が予め施さ
れていても特に制限は受けない。 本発明に用いるプラスチツクフイルムの厚さは
特に限定されないが、9〜50μmが好ましく、寸
法安定性、取り扱い易さの点から12〜25μmがよ
り好ましい。 本発明における酸化アルミニウムとは、AlO、
Al2O2、Al2O3等のアルミニウム酸化物であるが、
該酸化アルミニウム薄膜中にガス遮断性を損わな
い程度の範囲で他の物質が含まれていてもよい。 また、本発明の酸化アルミニウムは、ガス遮断
性の点から可橈性、成形性を持つた方が好まし
く、従つて非結晶である方が好ましい。 結晶性、非結晶性の判定は通常のX線回折法で
容易に判断することができる。すなわち、本発明
における非結晶性の酸化アルミニウムとは、X線
回折によつて特定の回折が観測されないものを意
味する。 酸化アルミニウム層の厚さは用途に従い特に限
定されるものではないが、一般にガス遮断性を発
揮するためには30〜5000Åの範囲が好ましい。経
済的優位性あるいは虹彩色発生防止等の点から、
100〜1000Åがより好ましい。厚さが30Å以下の
場合は、単独ではガス遮断性が不充分であり、ま
た5000Å以上の場合では光の干渉現象による虹彩
色が発生したり、クラツクが発生する可能性を生
じるので好ましくない。 酸化アルミニウム層の形成方法としては酸化ア
ルミニウムの粉末や固形物を真空蒸着、スパツタ
リング、イオンプレーテイング等で真空蒸着する
方法や、アルミニウムを酸素ガス導入系の中で、
上記の真空蒸着の方法で形成する方法が採られ
る。また、酸化アルミニウム層は金属アルミニウ
ム層の蒸着と同一時に形成しても良い。あるいは
公知の方法でアルミニウム蒸着層を得た後、後工
程もしくは別工程で酸化させ酸化アルミニウム薄
膜層を得る方法でも良く、特に制限がない。しか
し、工業的には以下に記載する実施例のように金
属アルミニウムを酸素ガス導入系の中で真空反応
蒸着させて非結晶性酸化アルミニウム層を形成す
る方法がより好ましい。 金属アルミニウム層は酸化アルミニウム薄膜層
の上に通常の方法で蒸着して形成するが、該アル
ミニウム層の厚さについては充分な金属光沢、ガ
ス遮断性が得られれば良く、特に制限するもので
はない。さらに、不透明なアルミニウム蒸着層を
任意の図柄に除き取る方法としては、公知の方法
ならば特に制限されない。 例えば、酢酸ビニル系、ポリアミド系等の樹脂
を通常グラビア印刷等で任意の図柄に塗布密着さ
せ、しかる後にフツ化水素水溶液に浸漬して、樹
脂の非塗布部の不透明な金属アルミニウム層を除
去する方法がある。 また、本発明に係る包装用金属蒸着フイルム
は、用途に合せて他材料とのラミネーと、貼合印
刷、表面保護コートを施しても良い。 (作用) 本発明に係る包装用金属蒸着フイルムにおいて
は、金属アルミニウム層を除去した部分について
もベースフイルムの上に酸化アルミニウム層が存
在する。従つて、部分的に金属アルミニウムが除
去されたことにより内容物が確認できる様な加工
を施されていても充分なガス遮断性を保持してお
り、本発明に係る包装用金属蒸着フイルムは食品
類、薬品類、電気部品類の各種包装材に用いるこ
とができる。 (実施例) ●特性の測定方法 以下に示す、本発明での特性測定・評価は次の
方法を用いた。 イ 酸化アルミニウム層の結晶性 X線回折分析装置(理学電機(株)製)を用い
て、CuKα線(Niフイルター使用)を蒸着膜表
面に入射させ、ゴニオメーターて試料とX線源
を回転させながら、シンチレーシヨンカウンタ
ー(理学電機(株)製)で回折強度を測定した。 ロ アルミニウム層の膜厚 予めベースフイルムのポリエステル粘着テー
プ(日東電工(株)製、NO31B)を貼り、蒸着し
た後、この粘着テープをはがし、蒸着部分と未
蒸着部分の段差を作り、この段差部分を高精度
段差測定機(小坂研究所(株)製、ET−10)で測
定した。 ハ 酸素透過率 製科研式気体透過率測定装置(理化精機工業
(株)製)および酸素透過率測定装置(MODERN
CONTROLS社製、OXTRAN−100)を用い
て測定した。 ニ 水蒸気透過率 水蒸気透過率測定装置(MODERN
CONTROLS社製、PERMTRAN−W1)を用
いて測定した。 ホ 表面電気抵抗値 JISC−2318に準じた4点式電気抵抗測定機
を用い、アルミニウム蒸着面の電気抵抗値を測
定した。 実施例1、比較例1 二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフイルム
1(12μ厚)の幅1000mm、長さ8000mのロールを
第3図に示す蒸着装置の繰出軸5に装着し、高周
波誘導加熱方式の蒸着源7に純度99.9%のアルミ
ニウムを充填し、次いで真空容器4を5×
10-4Torrに排気した後、冷却ドラム12の冷媒
を−20℃に冷却した。 この後に蒸着源を加熱し、巻取軸6によりフイ
ルム1を150m/分で走行させつつ蒸着量がポリ
エチレンテレフタレートフイルムの表面で
1.8Ω/□の電気抵抗値を示す膜厚になるよう投
入電力を調整した。しかる後、ガス流量制御器9
(エステツク(株)製、マスフローコントローラ、
SEC510)により酸素ボンベ10から純度99%の
酸素ガスを標準状態で10/分導入してガス吹出
口8から吹出し蒸着アルミニウムを酸化せしめ、
酸化アルミニウム層を形成させた。 該フイルム上形成物は、前記測定法により250
Åの膜厚の非結晶性酸化アルミニウム層であるこ
とを確認した。 さらに、該酸化アルミニウム蒸着フイルムの蒸
着面に、酸素ガスを吹出す部分がない以外は第3
図に示すものと同様な蒸着装置で金属アルミニウ
ムを2.0Ω/□の表面電気抵抗を示す膜厚で積層
蒸着した。こうして得たフイルムの蒸着面に第2
図に示す配置で5cm幅のマスキングテープ13
(日東電工(株)製、NO720)を貼付した後、3%濃
度のフツ化水素水を塗布し、金属アルミニウム層
3がフツ化水素水との化学反応で消失(約8秒
後)した直後に、水道水で該処理面を水洗し、水
切り後マスキングテープ13をはがし、その後水
分を除去乾燥せしめることにより第1図に示す断
面構造の蒸着フイルムを得た。しかる後該蒸着フ
イルムの特性を測定した。この場合を実施例1と
し、酸化アルミニウム層2を具備しない従来のア
ルミニウム蒸着フイルムの場合を比較例1とし第
1表に示す。 実施例 2 実施例1での製造方法のうち、酸化アルミニウ
ム層を形成させる際のフイルム走行速度を100
m/分、蒸発源投入電力を表面電気抵抗値
1.0Ω/□になるよう調整し、その他の条件は実
施例1と同様にして、500Åの膜厚の酸化アルミ
ニウム蒸着層2と2.0Ω/□の表面電気抵抗値を
持つアルミニウム蒸着層3を部分的に抜き去つ
た。 実施例 3 実施例1の製造方法のうち、酸化アルミニウム
層2を得る際の蒸発源投入電力を表面電気抵抗値
0.65Ω/□になるように調整し、その他の方法を
実施例1と同一にして1000Åの膜厚の酸化アルミ
ニウム層2と部分的に消失されたアルミニウム蒸
着層3からなる蒸着フイルムを得た。この場合を
実施例3として第1表に示す。 実施例4〜6、比較例2 ベースフイルムに、二軸延伸ポリプロピレン
(25μ厚)を幅800mm、長さ4000mのロールとした
以外は、実施例1、2、3と同一の方法で、それ
ぞれ250Å、500Å、1000Åの膜厚の酸化アルミニ
ウム層2と部分的に消失された金属アルミニウム
層3とを持つ蒸着フイルムを得た。それぞれを実
施例4、5、6として第1表に示す。また、酸化
アルミニウム層2を具備しない、金属アルミニウ
ム蒸着層単独でかつ部分的に該蒸着層が除去され
たフイルムの場合を比較例2として第1表に示
す。 (発明の効果) 本発明に係る包装用金属蒸着フイルムは、デザ
イン上の効果および内容物確認のために、部分的
に金属アルミニウム層を除去されているにもかか
わらず、ガス遮断性が良好なため、内容物の変
質、変色がなく、長期間安定保存に適した各種包
装用フイルムとして使用できる。 【表】
のである。さらに詳しくは、部分的に蒸着金属層
が除去されているにもかかわらずガス遮断性に優
れた包装用金属蒸着フイルムに関するものであ
る。 (従来技術) 従来、任意の図柄を持つ部分的に透明な包装用
の金属蒸着フイルムとしては、プラスチツクフイ
ルムの表面に予め希望する任意の図柄状に、水溶
性もしくは溶剤に可溶な、ポリマーを薄く塗布
し、しかる後に該表面に全面的にアルミニウム等
の金属を蒸着し、この後さらに水洗あるいは溶剤
浸漬等により前記のポリマー塗布部を溶解・除去
して得られたものが知られている。 また、別の方法による包装用金属蒸着フイルム
として、プラスチツクフイルム表面に金属を蒸着
し、しかる後に部分的に任意の図柄状にポリマー
を印刷もしくはコーテイングし、その後、水洗あ
るいは酸・アルカリ水溶性液等の薬液処理で前記
の処理を施さなかつた部分を溶解・除去する方法
が知られている。 なお、蒸着する金属としては、錫、亜鉛、アル
ミニウム等やこれらの合金があるが、このうちア
ルミニウムは光反射性、耐腐蝕性に優れ、また経
済性もあるので広く使用されている。 (本発明が解決しようとする問題点) 上記に述べた従来の方法で得られた包装用金属
蒸着フイルムは、金属蒸着層が残つている部分に
ついては充分なガス遮断性を保持するが、内容物
が外から見通せるように任意の図柄で金属蒸着層
を抜き取つた透明な部分については、単にベース
イルムのガス遮断性に等しくなり、充分なガス遮
断性を保持し得ず、実用上の包装フイルムとして
は不充分であつた。 また、この欠点を解決するためにプラスチツク
ベースフイルムに予め塩化ビニリデン樹脂を塗布
する方法がある。しかし、この方法による場合に
は、長期間使用すると蒸着金属が塩化ビニリデン
樹脂中の塩素イオンと化学変化を起すことによる
部分的な消失現象を招き、結果的には安定したガ
ス遮断性のある包装用金属蒸着フイルムは得られ
ない。また、塩化ビニリデン樹脂層が黄変した
り、ベースイルムとの低密着性が問題となる等の
欠点も多い。 本発明の目的は、これら上記欠点の無い包装用
金属蒸着フイルムを提供することにある。 (問題点を解決するための手段) すなわち本発明は、プラスチツクフイルムの少
なくとも片面に酸化アルミニウム層および該酸化
アルミニウム層上に積層された金属アルミニウム
層を有し、且つ該金属アルミニウム層が任意な図
柄で部分的に除去されていることを特徴とする包
装用金属蒸着フイルムに関するものである。 本発明に係る包装用金属蒸着フイルムは、任意
の図柄による透明(蒸着層の除去した)部分を有
しているが、長期間安定したガス遮断性を示す。 本発明に用いるプラスチツクフイルムとは、ポ
リエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフイ
ン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレン
テレフタレート等のポリエステル、ナイロン6、
ナイロン66等のポリアミド、芳香族ポリアミド、
ポリイミド、セロフアン、アクリル、ポバール・
エチレン系等で例示される素材を用いたフイルム
をいう。また、本発明におけるプラスチツクフイ
ルムの素材としては、以上の重合体と他の有機重
合体との共重合体でも良く、他の有機重合体を含
有するものであつても良い。さらに、これらの有
機重合体は、その用途により溶融押し出ししたも
の、一軸あるいは二軸で延伸したもののいずれで
も良く、特に限定されるものではない。 また、これらの有機重合体に公知の手法により
帯電防止剤、紫外線吸収剤、着色剤、熱安定剤、
内部滑剤等が添加されていても良く、さらに特殊
な目的のため樹脂等が予め塗布されていても良
く、これらの使用は特に限定されるものではな
い。 さらに、これらのプラスチツクフイルムはコロ
ナ放電処理、プラズマ処理等の表面処理や物理
的、化学的方法による表面粗面化処理が予め施さ
れていても特に制限は受けない。 本発明に用いるプラスチツクフイルムの厚さは
特に限定されないが、9〜50μmが好ましく、寸
法安定性、取り扱い易さの点から12〜25μmがよ
り好ましい。 本発明における酸化アルミニウムとは、AlO、
Al2O2、Al2O3等のアルミニウム酸化物であるが、
該酸化アルミニウム薄膜中にガス遮断性を損わな
い程度の範囲で他の物質が含まれていてもよい。 また、本発明の酸化アルミニウムは、ガス遮断
性の点から可橈性、成形性を持つた方が好まし
く、従つて非結晶である方が好ましい。 結晶性、非結晶性の判定は通常のX線回折法で
容易に判断することができる。すなわち、本発明
における非結晶性の酸化アルミニウムとは、X線
回折によつて特定の回折が観測されないものを意
味する。 酸化アルミニウム層の厚さは用途に従い特に限
定されるものではないが、一般にガス遮断性を発
揮するためには30〜5000Åの範囲が好ましい。経
済的優位性あるいは虹彩色発生防止等の点から、
100〜1000Åがより好ましい。厚さが30Å以下の
場合は、単独ではガス遮断性が不充分であり、ま
た5000Å以上の場合では光の干渉現象による虹彩
色が発生したり、クラツクが発生する可能性を生
じるので好ましくない。 酸化アルミニウム層の形成方法としては酸化ア
ルミニウムの粉末や固形物を真空蒸着、スパツタ
リング、イオンプレーテイング等で真空蒸着する
方法や、アルミニウムを酸素ガス導入系の中で、
上記の真空蒸着の方法で形成する方法が採られ
る。また、酸化アルミニウム層は金属アルミニウ
ム層の蒸着と同一時に形成しても良い。あるいは
公知の方法でアルミニウム蒸着層を得た後、後工
程もしくは別工程で酸化させ酸化アルミニウム薄
膜層を得る方法でも良く、特に制限がない。しか
し、工業的には以下に記載する実施例のように金
属アルミニウムを酸素ガス導入系の中で真空反応
蒸着させて非結晶性酸化アルミニウム層を形成す
る方法がより好ましい。 金属アルミニウム層は酸化アルミニウム薄膜層
の上に通常の方法で蒸着して形成するが、該アル
ミニウム層の厚さについては充分な金属光沢、ガ
ス遮断性が得られれば良く、特に制限するもので
はない。さらに、不透明なアルミニウム蒸着層を
任意の図柄に除き取る方法としては、公知の方法
ならば特に制限されない。 例えば、酢酸ビニル系、ポリアミド系等の樹脂
を通常グラビア印刷等で任意の図柄に塗布密着さ
せ、しかる後にフツ化水素水溶液に浸漬して、樹
脂の非塗布部の不透明な金属アルミニウム層を除
去する方法がある。 また、本発明に係る包装用金属蒸着フイルム
は、用途に合せて他材料とのラミネーと、貼合印
刷、表面保護コートを施しても良い。 (作用) 本発明に係る包装用金属蒸着フイルムにおいて
は、金属アルミニウム層を除去した部分について
もベースフイルムの上に酸化アルミニウム層が存
在する。従つて、部分的に金属アルミニウムが除
去されたことにより内容物が確認できる様な加工
を施されていても充分なガス遮断性を保持してお
り、本発明に係る包装用金属蒸着フイルムは食品
類、薬品類、電気部品類の各種包装材に用いるこ
とができる。 (実施例) ●特性の測定方法 以下に示す、本発明での特性測定・評価は次の
方法を用いた。 イ 酸化アルミニウム層の結晶性 X線回折分析装置(理学電機(株)製)を用い
て、CuKα線(Niフイルター使用)を蒸着膜表
面に入射させ、ゴニオメーターて試料とX線源
を回転させながら、シンチレーシヨンカウンタ
ー(理学電機(株)製)で回折強度を測定した。 ロ アルミニウム層の膜厚 予めベースフイルムのポリエステル粘着テー
プ(日東電工(株)製、NO31B)を貼り、蒸着し
た後、この粘着テープをはがし、蒸着部分と未
蒸着部分の段差を作り、この段差部分を高精度
段差測定機(小坂研究所(株)製、ET−10)で測
定した。 ハ 酸素透過率 製科研式気体透過率測定装置(理化精機工業
(株)製)および酸素透過率測定装置(MODERN
CONTROLS社製、OXTRAN−100)を用い
て測定した。 ニ 水蒸気透過率 水蒸気透過率測定装置(MODERN
CONTROLS社製、PERMTRAN−W1)を用
いて測定した。 ホ 表面電気抵抗値 JISC−2318に準じた4点式電気抵抗測定機
を用い、アルミニウム蒸着面の電気抵抗値を測
定した。 実施例1、比較例1 二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフイルム
1(12μ厚)の幅1000mm、長さ8000mのロールを
第3図に示す蒸着装置の繰出軸5に装着し、高周
波誘導加熱方式の蒸着源7に純度99.9%のアルミ
ニウムを充填し、次いで真空容器4を5×
10-4Torrに排気した後、冷却ドラム12の冷媒
を−20℃に冷却した。 この後に蒸着源を加熱し、巻取軸6によりフイ
ルム1を150m/分で走行させつつ蒸着量がポリ
エチレンテレフタレートフイルムの表面で
1.8Ω/□の電気抵抗値を示す膜厚になるよう投
入電力を調整した。しかる後、ガス流量制御器9
(エステツク(株)製、マスフローコントローラ、
SEC510)により酸素ボンベ10から純度99%の
酸素ガスを標準状態で10/分導入してガス吹出
口8から吹出し蒸着アルミニウムを酸化せしめ、
酸化アルミニウム層を形成させた。 該フイルム上形成物は、前記測定法により250
Åの膜厚の非結晶性酸化アルミニウム層であるこ
とを確認した。 さらに、該酸化アルミニウム蒸着フイルムの蒸
着面に、酸素ガスを吹出す部分がない以外は第3
図に示すものと同様な蒸着装置で金属アルミニウ
ムを2.0Ω/□の表面電気抵抗を示す膜厚で積層
蒸着した。こうして得たフイルムの蒸着面に第2
図に示す配置で5cm幅のマスキングテープ13
(日東電工(株)製、NO720)を貼付した後、3%濃
度のフツ化水素水を塗布し、金属アルミニウム層
3がフツ化水素水との化学反応で消失(約8秒
後)した直後に、水道水で該処理面を水洗し、水
切り後マスキングテープ13をはがし、その後水
分を除去乾燥せしめることにより第1図に示す断
面構造の蒸着フイルムを得た。しかる後該蒸着フ
イルムの特性を測定した。この場合を実施例1と
し、酸化アルミニウム層2を具備しない従来のア
ルミニウム蒸着フイルムの場合を比較例1とし第
1表に示す。 実施例 2 実施例1での製造方法のうち、酸化アルミニウ
ム層を形成させる際のフイルム走行速度を100
m/分、蒸発源投入電力を表面電気抵抗値
1.0Ω/□になるよう調整し、その他の条件は実
施例1と同様にして、500Åの膜厚の酸化アルミ
ニウム蒸着層2と2.0Ω/□の表面電気抵抗値を
持つアルミニウム蒸着層3を部分的に抜き去つ
た。 実施例 3 実施例1の製造方法のうち、酸化アルミニウム
層2を得る際の蒸発源投入電力を表面電気抵抗値
0.65Ω/□になるように調整し、その他の方法を
実施例1と同一にして1000Åの膜厚の酸化アルミ
ニウム層2と部分的に消失されたアルミニウム蒸
着層3からなる蒸着フイルムを得た。この場合を
実施例3として第1表に示す。 実施例4〜6、比較例2 ベースフイルムに、二軸延伸ポリプロピレン
(25μ厚)を幅800mm、長さ4000mのロールとした
以外は、実施例1、2、3と同一の方法で、それ
ぞれ250Å、500Å、1000Åの膜厚の酸化アルミニ
ウム層2と部分的に消失された金属アルミニウム
層3とを持つ蒸着フイルムを得た。それぞれを実
施例4、5、6として第1表に示す。また、酸化
アルミニウム層2を具備しない、金属アルミニウ
ム蒸着層単独でかつ部分的に該蒸着層が除去され
たフイルムの場合を比較例2として第1表に示
す。 (発明の効果) 本発明に係る包装用金属蒸着フイルムは、デザ
イン上の効果および内容物確認のために、部分的
に金属アルミニウム層を除去されているにもかか
わらず、ガス遮断性が良好なため、内容物の変
質、変色がなく、長期間安定保存に適した各種包
装用フイルムとして使用できる。 【表】
第1図は本発明の実施例の拡大断面図、第2図
はマスキングの方法を示す図、第3図は酸化アル
ミニウム層を積層する蒸着装置の一例を示す図で
ある。 1:プラスチツクフイルム、2:酸化アルミニ
ウム層、3:金属アルミニウム層、4:真空容
器、5:繰出軸、6:巻取軸、7:蒸着源、8:
ガス吹出口、9:ガス流量制御器、10:酸素ボ
ンベ、11:マスク、12:冷却ドラム、13:
マスキングテープ。
はマスキングの方法を示す図、第3図は酸化アル
ミニウム層を積層する蒸着装置の一例を示す図で
ある。 1:プラスチツクフイルム、2:酸化アルミニ
ウム層、3:金属アルミニウム層、4:真空容
器、5:繰出軸、6:巻取軸、7:蒸着源、8:
ガス吹出口、9:ガス流量制御器、10:酸素ボ
ンベ、11:マスク、12:冷却ドラム、13:
マスキングテープ。
Claims (1)
- 1 プラスチツクフイルムの少なくとも片面に酸
化アルミニウム層および該酸化アルミニウム層上
に積層された金属アルミニウム層を有し、且つ該
金属アルミニウム層が任意な図柄で部分的に除去
されていることを特徴とする包装用金属蒸着フイ
ルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7118386A JPS62228460A (ja) | 1986-03-31 | 1986-03-31 | 包装用金属蒸着フイルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7118386A JPS62228460A (ja) | 1986-03-31 | 1986-03-31 | 包装用金属蒸着フイルム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62228460A JPS62228460A (ja) | 1987-10-07 |
| JPH0582462B2 true JPH0582462B2 (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=13453285
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7118386A Granted JPS62228460A (ja) | 1986-03-31 | 1986-03-31 | 包装用金属蒸着フイルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62228460A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08269691A (ja) * | 1995-03-31 | 1996-10-15 | Toppan Printing Co Ltd | 金属被覆フィルム |
-
1986
- 1986-03-31 JP JP7118386A patent/JPS62228460A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62228460A (ja) | 1987-10-07 |
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