JPH058268A - 精密注型品の製造方法および製造装置 - Google Patents
精密注型品の製造方法および製造装置Info
- Publication number
- JPH058268A JPH058268A JP3185347A JP18534791A JPH058268A JP H058268 A JPH058268 A JP H058268A JP 3185347 A JP3185347 A JP 3185347A JP 18534791 A JP18534791 A JP 18534791A JP H058268 A JPH058268 A JP H058268A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- mold
- resin supply
- sectional area
- hole
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- Granted
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- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 排気孔を有する型内に熱重合性樹脂を充填
し、樹脂供給孔を封鎖し、次いで排気孔に第2の加圧手
段6を連結する。第2の加圧手段6は細いチューブを持
ち同一の熱重合性樹脂で満たされている。第2の加圧手
段6を細いチューブで排気孔に連結し、加圧すると熱重
合性樹脂を介して型内の樹脂に高圧力がかかり、樹脂の
充填を完全に出来た。その型を加熱して樹脂を硬化し
た。 【効果】 簡単な方法と装置により型内に樹脂の充填を
完全にする事ができ、高品位の注型品を製造できる。
し、樹脂供給孔を封鎖し、次いで排気孔に第2の加圧手
段6を連結する。第2の加圧手段6は細いチューブを持
ち同一の熱重合性樹脂で満たされている。第2の加圧手
段6を細いチューブで排気孔に連結し、加圧すると熱重
合性樹脂を介して型内の樹脂に高圧力がかかり、樹脂の
充填を完全に出来た。その型を加熱して樹脂を硬化し
た。 【効果】 簡単な方法と装置により型内に樹脂の充填を
完全にする事ができ、高品位の注型品を製造できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、より簡便な精密注型品
の作製方法とその装置の提供を目的とする。
の作製方法とその装置の提供を目的とする。
【従来の技術】現在、精密成形品を大量に生産するため
の確立された方法が多数あり、高精度の成形品が安価に
製造されている。それは、高度の技術を駆使し、高価な
装置を使用しても大量に生産すると1個あたりの単価は
下がり、経済的に折り合うからである。しかし、例え
ば、世界中に1個しか必要としないような精密成形品の
作製に当たってはそのような製造方法を採用する事はで
きず、多くの手間をかけ高価なものを製造しても精度が
悪いことが多い。1例として義歯床の製造方法を挙げ
る。これは、所望の形態の蝋模型よりそれと同じ形態の
プラスチック製精密成形品を作製するもの(ロストワッ
クス法)であるが、他の分野の精密成形品の製造にも充
分応用可能なものである。現在、主流となっている義歯
床作製方法は昭和12年にドイツ国クルツアー社の開発
したシステムで、加熱重合型レジンの圧縮成形法に分類
される。これは、義歯床の陰型である石膏製の鋳型内に
PMMA粉剤とMMAを主成分とする液剤を混合して調
製した加熱重合型レジンを填入し、鋳型内で重合させる
ことにより義歯床を作製するものである。その作製工程
を列記すると、
の確立された方法が多数あり、高精度の成形品が安価に
製造されている。それは、高度の技術を駆使し、高価な
装置を使用しても大量に生産すると1個あたりの単価は
下がり、経済的に折り合うからである。しかし、例え
ば、世界中に1個しか必要としないような精密成形品の
作製に当たってはそのような製造方法を採用する事はで
きず、多くの手間をかけ高価なものを製造しても精度が
悪いことが多い。1例として義歯床の製造方法を挙げ
る。これは、所望の形態の蝋模型よりそれと同じ形態の
プラスチック製精密成形品を作製するもの(ロストワッ
クス法)であるが、他の分野の精密成形品の製造にも充
分応用可能なものである。現在、主流となっている義歯
床作製方法は昭和12年にドイツ国クルツアー社の開発
したシステムで、加熱重合型レジンの圧縮成形法に分類
される。これは、義歯床の陰型である石膏製の鋳型内に
PMMA粉剤とMMAを主成分とする液剤を混合して調
製した加熱重合型レジンを填入し、鋳型内で重合させる
ことにより義歯床を作製するものである。その作製工程
を列記すると、
【0002】(歯科医院における作業)
1.印象材による患部の印象採得
2.石膏による患部形態再現(作業模型の作製)
(技工所における作業)
3.作業模型を基とするワックスを使用した蝋義歯の作
製 (歯科医院ににおける作業) 4.蝋義歯の口腔内試適・咬合調整 (技工所における作業) 5.フラスコ内の石膏への蝋義歯の埋没 6.流蝋(蝋の除去による鋳型・・・・割り型の作製) 7.鋳型への床用レジンの填入(挟み込む) 8.鋳型の予備プレスによる過剰レジンの除去(鋳型を
数回開閉しバリを除去) 9.鋳型の本プレスによる成形品の最終成形 10.加熱重合 11.重合体(成形品)の取り出し・バリとり・研磨 等の工程が挙げられる。これらのうち1及び4の工程は
治療行為として不可欠である。また、蝋義歯の形態を採
るための模型剤として、石膏が最も安価で信頼性が高い
という事情を考えると、1〜6の工程は不可避である。
従って、従来の義歯床作製法、義歯床用材料の改良は主
に7〜10の工程の改良に関するものである。
製 (歯科医院ににおける作業) 4.蝋義歯の口腔内試適・咬合調整 (技工所における作業) 5.フラスコ内の石膏への蝋義歯の埋没 6.流蝋(蝋の除去による鋳型・・・・割り型の作製) 7.鋳型への床用レジンの填入(挟み込む) 8.鋳型の予備プレスによる過剰レジンの除去(鋳型を
数回開閉しバリを除去) 9.鋳型の本プレスによる成形品の最終成形 10.加熱重合 11.重合体(成形品)の取り出し・バリとり・研磨 等の工程が挙げられる。これらのうち1及び4の工程は
治療行為として不可欠である。また、蝋義歯の形態を採
るための模型剤として、石膏が最も安価で信頼性が高い
という事情を考えると、1〜6の工程は不可避である。
従って、従来の義歯床作製法、義歯床用材料の改良は主
に7〜10の工程の改良に関するものである。
【0003】このようなものとして射出成形法がある。
射出成形法は粒状または粉末プラスチック(樹脂=レジ
ン)材料から物品を成形する際に、材料をホッパーから
加熱シリンダーに供給し、その中で材料を可塑化した
後、プランジャーまたはスクリューで材料に圧力を加え
て、ノズルからスプルー(ランナー・ゲート)を経て、
密閉金型の中に注入してから冷却し、成形物をとり出す
方法である。義歯床作製用にはこの方法の変形として粉
液を混合して餅状とした加熱重合あるいは常温重合性レ
ジンを鋳型の中に射出する射出成形システムが提案され
ている。このシステムの利点は、鋳型(割型)を合わせ
る時に中にレジンが介在しない状態で合わせるためピッ
タリ合わせることができ、上記の圧縮成形法に比較して
成形品の精度がよく、粉液の混合時やレジン射出時に混
入する気泡を高圧で押しつぶすため欠陥が少ない成形品
を得ることが出来る点である。一方、この方法の問題点
は多量の高粘度のレジンを供給して密閉金型の中に注入
したり、レジン中の気泡を消したりするために樹脂に高
圧をかけねばならず、非常な高圧に耐える射出成形装置
と頑丈な金型が必須な事である。すなわち、経済性の面
でこの方法は少量しか生産しない精密成形品の作製法と
しては、問題が多い。
射出成形法は粒状または粉末プラスチック(樹脂=レジ
ン)材料から物品を成形する際に、材料をホッパーから
加熱シリンダーに供給し、その中で材料を可塑化した
後、プランジャーまたはスクリューで材料に圧力を加え
て、ノズルからスプルー(ランナー・ゲート)を経て、
密閉金型の中に注入してから冷却し、成形物をとり出す
方法である。義歯床作製用にはこの方法の変形として粉
液を混合して餅状とした加熱重合あるいは常温重合性レ
ジンを鋳型の中に射出する射出成形システムが提案され
ている。このシステムの利点は、鋳型(割型)を合わせ
る時に中にレジンが介在しない状態で合わせるためピッ
タリ合わせることができ、上記の圧縮成形法に比較して
成形品の精度がよく、粉液の混合時やレジン射出時に混
入する気泡を高圧で押しつぶすため欠陥が少ない成形品
を得ることが出来る点である。一方、この方法の問題点
は多量の高粘度のレジンを供給して密閉金型の中に注入
したり、レジン中の気泡を消したりするために樹脂に高
圧をかけねばならず、非常な高圧に耐える射出成形装置
と頑丈な金型が必須な事である。すなわち、経済性の面
でこの方法は少量しか生産しない精密成形品の作製法と
しては、問題が多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者の解決しよう
とする課題は、高価な装置の必要がなく、簡便な方法で
精度良く精密成形品を作製できる精密注型品作製システ
ムの開発である。
とする課題は、高価な装置の必要がなく、簡便な方法で
精度良く精密成形品を作製できる精密注型品作製システ
ムの開発である。
【課題を解決するための手段】射出成形法において高価
な装置を必要とする理由は、高温高圧に耐える射出成形
機を必要とする事である。本発明者は、簡便な装置と方
法で実施できる射出成形法について検討を加えた結果、
本発明の目的は以下の手段を用いることにより達成でき
ることを見い出した。
な装置を必要とする理由は、高温高圧に耐える射出成形
機を必要とする事である。本発明者は、簡便な装置と方
法で実施できる射出成形法について検討を加えた結果、
本発明の目的は以下の手段を用いることにより達成でき
ることを見い出した。
【0005】まず、室温程度の低い温度で射出成形機を
運転するためには、射出成形用のレジンとして通常の熱
可塑性レジンを使用するよりは、加熱重合型や常温重合
型の重合性レジンを使用することが望ましい。また、比
較的低い圧力で可塑性レジンを鋳型に射出注入するため
には、鋳型に空気排出用の排出孔を設ける必要がある。
こうすれば、レジン供給用の加圧手段は比較的低温低圧
用のものでよく、高価な装置を使用する必要はなくな
る。次に、ボイドのない成形品を得るには、鋳型内のレ
ジンに高圧を印加し、レジンの調製時や填入時に混入し
た気泡をなくし、レジンの行き渡らなかった部分にまで
レジンの充填を完全にする事が必要であるが、本発明で
はレジン供給用の加圧手段とは別に、ボイド消滅用の加
圧手段を独立して設けることにより、むしろ簡便な加圧
手段を使用して鋳型内のレジンに十分な圧力を印加する
事が出来る事を見いだした。
運転するためには、射出成形用のレジンとして通常の熱
可塑性レジンを使用するよりは、加熱重合型や常温重合
型の重合性レジンを使用することが望ましい。また、比
較的低い圧力で可塑性レジンを鋳型に射出注入するため
には、鋳型に空気排出用の排出孔を設ける必要がある。
こうすれば、レジン供給用の加圧手段は比較的低温低圧
用のものでよく、高価な装置を使用する必要はなくな
る。次に、ボイドのない成形品を得るには、鋳型内のレ
ジンに高圧を印加し、レジンの調製時や填入時に混入し
た気泡をなくし、レジンの行き渡らなかった部分にまで
レジンの充填を完全にする事が必要であるが、本発明で
はレジン供給用の加圧手段とは別に、ボイド消滅用の加
圧手段を独立して設けることにより、むしろ簡便な加圧
手段を使用して鋳型内のレジンに十分な圧力を印加する
事が出来る事を見いだした。
【0006】すなわち、本発明は、排気孔を有する型内
に重合性レジンを射出充填し、レジン供給孔または排気
孔の一方を閉鎖し、次いで閉鎖されないレジン供給孔ま
たは排気孔に連結される比較的小断面積の加圧面を有す
る加圧手段により非圧縮性媒体を介して型内のレジンに
充填圧以上の圧力を印加し、型内のレジン充填を完全に
した後、レジンを硬化することを特徴とする精密注型品
の製造方法である。本発明はまた、レジン供給孔および
排気孔を備えた注型用型において、該レジン供給孔はレ
ジン供給手段と比較的大なる断面積の流路および該流路
の開閉手段を有し、該排気孔は比較的小なる断面積の流
路とレジンまたは非圧縮性媒体を介して加圧する加圧手
段を有することを特徴とする精密注型品の製造装置を提
供する。本発明はさらに、レジン供給孔および排気孔を
備えた注型用型において、該レジン供給孔はレジン供給
手段と比較的大なる断面積の流路と該流路の開閉手段お
よび該開閉手段と注型用型の間に比較的小なる断面積の
流路を持ち該小断面積の流路と連結しレジンまたは非圧
縮性媒体を介して加圧する加圧手段を有し、該排気孔は
開閉手段を有することを特徴とする精密注型品の製造装
置を提供する。本発明はさらに、レジン供給孔および排
気孔を備えた注型用型において、該レジン供給孔はレジ
ン供給手段と比較的大なる断面積の流路および比較的小
なる断面積の第2の流路と該第2の流路にレジンまたは
非圧縮性媒体を介して作用する加圧手段を有し、該排気
孔は開閉手段を有することを特徴とする精密注型品の製
造装置を提供する。
に重合性レジンを射出充填し、レジン供給孔または排気
孔の一方を閉鎖し、次いで閉鎖されないレジン供給孔ま
たは排気孔に連結される比較的小断面積の加圧面を有す
る加圧手段により非圧縮性媒体を介して型内のレジンに
充填圧以上の圧力を印加し、型内のレジン充填を完全に
した後、レジンを硬化することを特徴とする精密注型品
の製造方法である。本発明はまた、レジン供給孔および
排気孔を備えた注型用型において、該レジン供給孔はレ
ジン供給手段と比較的大なる断面積の流路および該流路
の開閉手段を有し、該排気孔は比較的小なる断面積の流
路とレジンまたは非圧縮性媒体を介して加圧する加圧手
段を有することを特徴とする精密注型品の製造装置を提
供する。本発明はさらに、レジン供給孔および排気孔を
備えた注型用型において、該レジン供給孔はレジン供給
手段と比較的大なる断面積の流路と該流路の開閉手段お
よび該開閉手段と注型用型の間に比較的小なる断面積の
流路を持ち該小断面積の流路と連結しレジンまたは非圧
縮性媒体を介して加圧する加圧手段を有し、該排気孔は
開閉手段を有することを特徴とする精密注型品の製造装
置を提供する。本発明はさらに、レジン供給孔および排
気孔を備えた注型用型において、該レジン供給孔はレジ
ン供給手段と比較的大なる断面積の流路および比較的小
なる断面積の第2の流路と該第2の流路にレジンまたは
非圧縮性媒体を介して作用する加圧手段を有し、該排気
孔は開閉手段を有することを特徴とする精密注型品の製
造装置を提供する。
【0007】鋳型内に十分な量の原料レジンを供給した
後であれば、そのレジンを更に加圧するために新たに供
給するべきレジンはごく少量ですみ、ボイド消滅用の加
圧手段は非常に小さな容量の装置でよい。この第2の加
圧手段はシリンダーとプランジャーを主要な構成要素と
し、その加圧手段の圧力作用面すなわち圧力面を断面積
の小なるものとすることにより、油圧機械と同様にパス
カルの原理により、小さな力をプランジャーに加えるだ
けで、鋳型内のレジンに大きな圧力を印加することが出
来ることを認めた。
後であれば、そのレジンを更に加圧するために新たに供
給するべきレジンはごく少量ですみ、ボイド消滅用の加
圧手段は非常に小さな容量の装置でよい。この第2の加
圧手段はシリンダーとプランジャーを主要な構成要素と
し、その加圧手段の圧力作用面すなわち圧力面を断面積
の小なるものとすることにより、油圧機械と同様にパス
カルの原理により、小さな力をプランジャーに加えるだ
けで、鋳型内のレジンに大きな圧力を印加することが出
来ることを認めた。
【0008】本発明に使用する重合性レジンは原則とし
て1包装形態の加熱重合型のレジンを使用するが、鋳型
へのレジン供給にあまり時間を要しない場合や重合性レ
ジンの重合所要時間が十分に長い場合には、2包装の材
料を使用直前に混合することにより調製した加熱重合型
や常温重合型のレジンを使用することもできる。本発明
で使用する事の出来る重合性レジンはアクリル系樹脂、
エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、シリコン系樹脂のよ
うに特殊な反応条件にさらさなくても容易に重合するも
のであれば、何でも使用できるが、重合操作の簡便さと
生体に対する安全性よりメタ(アクリレート)系レジン
が好ましい。本発明で用いるメタ(アクリレート)系レ
ジンは、重合性モノマーとポリマー粉末と重合開始剤と
を主要構成成分とするものである。この重合性レジンに
用いる重合性モノマーは(メタ)アクリル酸エステル
(アルキルエステルの場合アルキル基の炭素数1〜1
2、芳香属基を含むエステルでは炭素数6〜12、これ
らの基にポリエチレングリコール鎖等の置換基を含むも
のはそれらの炭素数も含める)、ポリアルキレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート(アルキレン基の炭素数2
〜20)、エチレングリコールオリゴマージ(メタ)ア
クリレート(2 〜10量体)、ビスフェノールAジ(メ
タ)アクリレート、2.2-ビス[p−(r−メタクリロキ
シ−β−ヒドロキシプロポキシ)フェニル 〕プロパ
ン、2,2−ジ(4−メタクリロキシポリエトキシフェ
ニル)プロパン(1分子中にエトキシ基2 〜10個)、ト
リメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペン
タエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート等の1官
能性、多官能性の(メタ)アクリル酸エステル類や、ヒ
ドロキシル基を有する(メタ)アクリレート2モルとジ
イソシアネート1モルとの反応生成物であるウレタン
(メタ)アクリル酸エステル類、具体的には特公昭55
−33687号や特開昭56−152408号に開示さ
れるモノマー等が好適である。
て1包装形態の加熱重合型のレジンを使用するが、鋳型
へのレジン供給にあまり時間を要しない場合や重合性レ
ジンの重合所要時間が十分に長い場合には、2包装の材
料を使用直前に混合することにより調製した加熱重合型
や常温重合型のレジンを使用することもできる。本発明
で使用する事の出来る重合性レジンはアクリル系樹脂、
エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、シリコン系樹脂のよ
うに特殊な反応条件にさらさなくても容易に重合するも
のであれば、何でも使用できるが、重合操作の簡便さと
生体に対する安全性よりメタ(アクリレート)系レジン
が好ましい。本発明で用いるメタ(アクリレート)系レ
ジンは、重合性モノマーとポリマー粉末と重合開始剤と
を主要構成成分とするものである。この重合性レジンに
用いる重合性モノマーは(メタ)アクリル酸エステル
(アルキルエステルの場合アルキル基の炭素数1〜1
2、芳香属基を含むエステルでは炭素数6〜12、これ
らの基にポリエチレングリコール鎖等の置換基を含むも
のはそれらの炭素数も含める)、ポリアルキレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート(アルキレン基の炭素数2
〜20)、エチレングリコールオリゴマージ(メタ)ア
クリレート(2 〜10量体)、ビスフェノールAジ(メ
タ)アクリレート、2.2-ビス[p−(r−メタクリロキ
シ−β−ヒドロキシプロポキシ)フェニル 〕プロパ
ン、2,2−ジ(4−メタクリロキシポリエトキシフェ
ニル)プロパン(1分子中にエトキシ基2 〜10個)、ト
リメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペン
タエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート等の1官
能性、多官能性の(メタ)アクリル酸エステル類や、ヒ
ドロキシル基を有する(メタ)アクリレート2モルとジ
イソシアネート1モルとの反応生成物であるウレタン
(メタ)アクリル酸エステル類、具体的には特公昭55
−33687号や特開昭56−152408号に開示さ
れるモノマー等が好適である。
【0009】また、ポリマー粉末は特に限定するもので
はなく、前述の重合性モノマーのホモポリマーやそれを
含む共重合物のうち上記モノマーに溶けないもの。ある
いは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ナイロン、ポ
リウレタン、ポリクロロプレン、ポリフッ化ビニル、セ
ルローストリブチレート、セルローストリニトレート、
ポリエチレンオキシド、ポリオキシメチレン、ポリアク
リロニトリル、コラーゲン、ポリビニルアルコール、ポ
リ塩化ビニリデン、ポリビニルブチラール、エポキシ樹
脂、ポリ−4−メチルペンテン、ポリエステル、フェノ
ール樹脂、尿素樹脂、メラニン樹脂、ジアリルフタレー
ト樹脂、シリコーン樹脂等の汎用樹脂でも良いし、これ
らのポリマーを構成する繰り返し単位を2成分以上含む
共重合体や、これらのポリマーに架橋を施した物、ある
いはこれらのポリマーをブレンドしたものを用いても良
い。
はなく、前述の重合性モノマーのホモポリマーやそれを
含む共重合物のうち上記モノマーに溶けないもの。ある
いは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ナイロン、ポ
リウレタン、ポリクロロプレン、ポリフッ化ビニル、セ
ルローストリブチレート、セルローストリニトレート、
ポリエチレンオキシド、ポリオキシメチレン、ポリアク
リロニトリル、コラーゲン、ポリビニルアルコール、ポ
リ塩化ビニリデン、ポリビニルブチラール、エポキシ樹
脂、ポリ−4−メチルペンテン、ポリエステル、フェノ
ール樹脂、尿素樹脂、メラニン樹脂、ジアリルフタレー
ト樹脂、シリコーン樹脂等の汎用樹脂でも良いし、これ
らのポリマーを構成する繰り返し単位を2成分以上含む
共重合体や、これらのポリマーに架橋を施した物、ある
いはこれらのポリマーをブレンドしたものを用いても良
い。
【0010】また、重合開始剤としては、モノマーのタ
イプによって白金化合物やカチオン重合の重合開始剤を
使用することもあるが、アクリル系モノマーの場合には
ラジカル重合開始剤の使用が望ましい。ラジカル重合開
始剤としては、その10時間半減期温度が50〜110
℃である有機過酸化物やアゾ系開始剤が挙げられる。さ
らに、本発明で使用する義歯床用材料には、粘度調節の
ため上記アクリル系モノマーに溶解するポリマーをあら
かじめモノマーに溶解して添加したり、平均粒径が0.
01〜0.1μmの超微粒子シリカ等を配合したりする
ことが出来る。また、着色剤、擬態血管等の繊維、保存
安定剤(重合禁止剤)、変色防止剤(紫外線吸収剤
等)、防腐剤、香料を含むこともできる。
イプによって白金化合物やカチオン重合の重合開始剤を
使用することもあるが、アクリル系モノマーの場合には
ラジカル重合開始剤の使用が望ましい。ラジカル重合開
始剤としては、その10時間半減期温度が50〜110
℃である有機過酸化物やアゾ系開始剤が挙げられる。さ
らに、本発明で使用する義歯床用材料には、粘度調節の
ため上記アクリル系モノマーに溶解するポリマーをあら
かじめモノマーに溶解して添加したり、平均粒径が0.
01〜0.1μmの超微粒子シリカ等を配合したりする
ことが出来る。また、着色剤、擬態血管等の繊維、保存
安定剤(重合禁止剤)、変色防止剤(紫外線吸収剤
等)、防腐剤、香料を含むこともできる。
【0011】加熱重合型レジンの重合温度は50度以上
150度以下である。加熱温度に関しては精密注型物の
精度を向上させるには低めの温度で長時間重合させるこ
とが好ましいが、精密注型物の高度な機械的強度を追求
するには高温で重合させる事が好ましい。70℃程度の低
温で重合させた後、120〜150℃の高温でさらに処理して
もよい。加熱手段は鋳型を水浴中で加熱したり、鋳型を
クッキングオーブン等の空気中で加熱する装置に入れて
加熱したり、鋳型をスチームで加熱したり、鋳型の中に
発熱素子を組み込み電気的に加熱したり、電子レンジを
使用したりしてもよい。
150度以下である。加熱温度に関しては精密注型物の
精度を向上させるには低めの温度で長時間重合させるこ
とが好ましいが、精密注型物の高度な機械的強度を追求
するには高温で重合させる事が好ましい。70℃程度の低
温で重合させた後、120〜150℃の高温でさらに処理して
もよい。加熱手段は鋳型を水浴中で加熱したり、鋳型を
クッキングオーブン等の空気中で加熱する装置に入れて
加熱したり、鋳型をスチームで加熱したり、鋳型の中に
発熱素子を組み込み電気的に加熱したり、電子レンジを
使用したりしてもよい。
【0012】以下、本発明を義歯床の製造方法を例にと
って説明する。まず、蝋義歯にレジン供給孔と空気排出
孔の2つの通路としてプラスチックチューブを取り付け
る。この蝋義歯を石膏中に埋没し、石膏硬化後に蝋義歯
の蝋を流蝋し、義歯床作製のための鋳型とする。これら
のチューブは、重合性レジン供給用加圧手段との接続が
便利なように、適度にフレキシブルである方がよい。鋳
型内へのレジンの供給はレジン供給用加圧手段を手で押
して行なうこともできるし、機械的に加圧して行なうこ
ともできる。レジン供給装置を構成するシリンダーの内
径は5mm以上50mm以下が好ましい。レジンの供給を機
械的に行なう場合には、鋳型に取り付けた空気排出孔
に、空気は容易に漏れて排出されるがレジンは排出され
にくい機構を設けるのが好ましい。
って説明する。まず、蝋義歯にレジン供給孔と空気排出
孔の2つの通路としてプラスチックチューブを取り付け
る。この蝋義歯を石膏中に埋没し、石膏硬化後に蝋義歯
の蝋を流蝋し、義歯床作製のための鋳型とする。これら
のチューブは、重合性レジン供給用加圧手段との接続が
便利なように、適度にフレキシブルである方がよい。鋳
型内へのレジンの供給はレジン供給用加圧手段を手で押
して行なうこともできるし、機械的に加圧して行なうこ
ともできる。レジン供給装置を構成するシリンダーの内
径は5mm以上50mm以下が好ましい。レジンの供給を機
械的に行なう場合には、鋳型に取り付けた空気排出孔
に、空気は容易に漏れて排出されるがレジンは排出され
にくい機構を設けるのが好ましい。
【0013】鋳型内にレジン供給を終えた後、レジン供
給孔または排気孔の一方を閉鎖する。そして閉鎖されな
いレジン供給孔か排気孔に第2の加圧手段を接続し、第
2の加圧手段に力を加えることにより供給されたレジン
に圧力を加える。第2の加圧手段を構成するシリンダー
の内径は3mm以上10mm以下が好ましい。この第2の加
圧手段はレジン供給用加圧手段に比して十分小さな断面
積の加圧面を持ちかつ加圧媒体を先ほど供給されたレジ
ンかレジンに対し不活性な液体のような非圧縮性媒体と
することが必要である。該構造により小さな力により鋳
型内のレジンに高圧力を印加できる。型内のボイドが大
きい場合は加圧媒体として先ほど供給されたレジンを用
いれば、レジンの補充と加圧が同時に行われ有利であ
る。
給孔または排気孔の一方を閉鎖する。そして閉鎖されな
いレジン供給孔か排気孔に第2の加圧手段を接続し、第
2の加圧手段に力を加えることにより供給されたレジン
に圧力を加える。第2の加圧手段を構成するシリンダー
の内径は3mm以上10mm以下が好ましい。この第2の加
圧手段はレジン供給用加圧手段に比して十分小さな断面
積の加圧面を持ちかつ加圧媒体を先ほど供給されたレジ
ンかレジンに対し不活性な液体のような非圧縮性媒体と
することが必要である。該構造により小さな力により鋳
型内のレジンに高圧力を印加できる。型内のボイドが大
きい場合は加圧媒体として先ほど供給されたレジンを用
いれば、レジンの補充と加圧が同時に行われ有利であ
る。
【0014】鋳型内の重合性レジンに十分な圧力を印加
した後、鋳型及び鋳型内の重合性レジンを加熱すること
により重合させる。この工程に於いてもレジンの加圧と
補充を続けながら重合させることが望ましい。重合前及
び重合中のレジンの加圧は、2kg/cm2から20k
g/cm2の範囲内が好ましい。これより圧力が低いと
加圧の効果が不十分であり、この範囲を越えると上記の
プラスチックチューブの破裂や、鋳型の継目からの重合
性レジンの漏れ等のトラブルが発生する。また、重合温
度は100℃が望ましい。
した後、鋳型及び鋳型内の重合性レジンを加熱すること
により重合させる。この工程に於いてもレジンの加圧と
補充を続けながら重合させることが望ましい。重合前及
び重合中のレジンの加圧は、2kg/cm2から20k
g/cm2の範囲内が好ましい。これより圧力が低いと
加圧の効果が不十分であり、この範囲を越えると上記の
プラスチックチューブの破裂や、鋳型の継目からの重合
性レジンの漏れ等のトラブルが発生する。また、重合温
度は100℃が望ましい。
【0015】次に本発明による装置につき説明する。こ
れらの装置のレジン加圧手段は、レジン重合後のアニー
リング時のように、加圧の必要がなくなれば取り外せる
ように、鋳型への連結手段の着脱を確実にあるいは容易
にするチャック等の手段を有していてもよい。これらの
装置のイメージを具体的なものとするため、図1〜3を
添付する。図中、1は注型用型を表わし、2はレジン供
給用流路、3は排気孔、4はレジン供給用の第1の加圧
手段、5は重合性レジン、6は比較的小断面積を有する
レジン加圧用の第2の加圧手段、7は流路の開閉手段を
表わし特に該開閉手段を閉としている場合に限り記載し
てあり、8はレジン加圧用の比較的小断面積の流路、9
は第2の流路に作用する加圧手段を表わしている。ま
た、前述のレジン填入自動停止装置と第2の加圧装置と
を、同一の装置で兼用することもできる。
れらの装置のレジン加圧手段は、レジン重合後のアニー
リング時のように、加圧の必要がなくなれば取り外せる
ように、鋳型への連結手段の着脱を確実にあるいは容易
にするチャック等の手段を有していてもよい。これらの
装置のイメージを具体的なものとするため、図1〜3を
添付する。図中、1は注型用型を表わし、2はレジン供
給用流路、3は排気孔、4はレジン供給用の第1の加圧
手段、5は重合性レジン、6は比較的小断面積を有する
レジン加圧用の第2の加圧手段、7は流路の開閉手段を
表わし特に該開閉手段を閉としている場合に限り記載し
てあり、8はレジン加圧用の比較的小断面積の流路、9
は第2の流路に作用する加圧手段を表わしている。ま
た、前述のレジン填入自動停止装置と第2の加圧装置と
を、同一の装置で兼用することもできる。
【0016】
実施例1
ニッシン社製全顎無歯顎模型陰型(H3-402)上顎用より作
製した石膏製無歯顎模型(上顎)を作業模型とし、常法
に従って蝋義歯を作製した。次に、作業模型を歯科用の
流し込みレジン用フラスコ(GC社製パーマフラスコ)
の下輪の中に、石膏を用いて固定した。次いで、内径5
mm、外径7mm、長さ4cm及び内径3mm、外径5mm、長さ
3cmの軟質塩ビチューブをスプルー用として用意し、そ
の片端を、小量のユーティリティーワックスを用いて、
該蝋義歯の遠心側両端に仮着した。下輪に固定した作業
模型の石膏露出面にアルギン酸系分離材(GC社製アク
ロセップ)を塗布し、フラスコに上輪を付け、石膏を流
し込み蝋義歯を埋没した。石膏硬化後、フラスコの上輪
と下輪を分離し、蝋に熱湯を注いで流蝋し、割り型の鋳
型を作製した。割り型の内部及び継目に前記の分離材を
再度塗布し、上輪と下輪とをピッタリ合わせ、クランプ
でフラスコの上下を締め付けて固定し鋳型とした。
製した石膏製無歯顎模型(上顎)を作業模型とし、常法
に従って蝋義歯を作製した。次に、作業模型を歯科用の
流し込みレジン用フラスコ(GC社製パーマフラスコ)
の下輪の中に、石膏を用いて固定した。次いで、内径5
mm、外径7mm、長さ4cm及び内径3mm、外径5mm、長さ
3cmの軟質塩ビチューブをスプルー用として用意し、そ
の片端を、小量のユーティリティーワックスを用いて、
該蝋義歯の遠心側両端に仮着した。下輪に固定した作業
模型の石膏露出面にアルギン酸系分離材(GC社製アク
ロセップ)を塗布し、フラスコに上輪を付け、石膏を流
し込み蝋義歯を埋没した。石膏硬化後、フラスコの上輪
と下輪を分離し、蝋に熱湯を注いで流蝋し、割り型の鋳
型を作製した。割り型の内部及び継目に前記の分離材を
再度塗布し、上輪と下輪とをピッタリ合わせ、クランプ
でフラスコの上下を締め付けて固定し鋳型とした。
【0017】ポリプロピレン製のディスポーザブルシリ
ンジ(容量 30ml カテーテルチップ)を重合性レジン
供給用加圧手段として使用するべく、その先端にフタを
し、中にGC社製ヒートショック型義歯床用レジン(商
品名:クィックアクロン)の液剤7gを入れ、粉剤(11.
5 g)を注ぎ込み、手早く混合し、プランジヤーを後端に
取り付け、シリンジ先端のフタをとり、先端を上にして
空気を押し出した。上記フラスコを倒れないように架台
に固定し、レジン填入用の太い方のチューブに重合性レ
ジン供給用ディスポーザブルシリンジを取り付けた。ま
た、同じくポリプロピレン製のディスポーザブルシリン
ジ(容量 2.5ml内径 9 mm)を第2の加圧手段とするべ
く、そのシリンダーを鋳型の空気排出用の細いチューブ
に接続した。
ンジ(容量 30ml カテーテルチップ)を重合性レジン
供給用加圧手段として使用するべく、その先端にフタを
し、中にGC社製ヒートショック型義歯床用レジン(商
品名:クィックアクロン)の液剤7gを入れ、粉剤(11.
5 g)を注ぎ込み、手早く混合し、プランジヤーを後端に
取り付け、シリンジ先端のフタをとり、先端を上にして
空気を押し出した。上記フラスコを倒れないように架台
に固定し、レジン填入用の太い方のチューブに重合性レ
ジン供給用ディスポーザブルシリンジを取り付けた。ま
た、同じくポリプロピレン製のディスポーザブルシリン
ジ(容量 2.5ml内径 9 mm)を第2の加圧手段とするべ
く、そのシリンダーを鋳型の空気排出用の細いチューブ
に接続した。
【0018】次に、重合性レジン供給用シリンジにコー
キングガンを使用して力を加えて加圧し、レジンを鋳型
に供給した。鋳型が一杯になり、レジンが空気抜き用チ
ューブからはみ出てもレジンの供給を続け、上記第2の
加圧手段に2ml以上のレジンが入るまで続けた。次に、
レジン填入用のチューブを封鎖し、空気排出用チューブ
に取り付けたレジン加圧装置のプランジャーをバネを利
用して 6 kgの力で押さえ、内部を加圧した。 次に、
加圧し続けたままの鋳型を、ビニールチューブの出てい
る部分若干だけ水面上に残してウオーターバスの中に入
れ、水温を徐々に上げてゆき水が沸騰した後さらに1時
間加熱した。その後鋳型を水に浸したまま翌日まで放冷
した後、鋳型を分解し義歯床を取り出した。この方法で
作製した義歯床は、気泡を含まず、オリジナルの作業模
型に良好な適合性を示した。
キングガンを使用して力を加えて加圧し、レジンを鋳型
に供給した。鋳型が一杯になり、レジンが空気抜き用チ
ューブからはみ出てもレジンの供給を続け、上記第2の
加圧手段に2ml以上のレジンが入るまで続けた。次に、
レジン填入用のチューブを封鎖し、空気排出用チューブ
に取り付けたレジン加圧装置のプランジャーをバネを利
用して 6 kgの力で押さえ、内部を加圧した。 次に、
加圧し続けたままの鋳型を、ビニールチューブの出てい
る部分若干だけ水面上に残してウオーターバスの中に入
れ、水温を徐々に上げてゆき水が沸騰した後さらに1時
間加熱した。その後鋳型を水に浸したまま翌日まで放冷
した後、鋳型を分解し義歯床を取り出した。この方法で
作製した義歯床は、気泡を含まず、オリジナルの作業模
型に良好な適合性を示した。
【0019】実施例2
ベンゾイルパーオキサイド2重量部、ブチルヒドロキシ
トルエン 0.1重量部、トリエチレングリコールジメタク
リレート40重量部、ウレタンジメタクリレート30重量
部、2,2-ジ(4-メタクリロキシポリエトキシフェニル)
プロパン(1分子中にエトキシ基2 〜4個、平均2.6個)
30重量部からなるモノマー混合物45重量部に、メチルメ
タクリレート−エチレングリコールジメタクリレート共
重合体粒子(重量比90:10)粉55重量部を混合練和する
ことにより、熱重合型義歯床用材料を調製した。この材
料をディスポーザブルシリンジに充填し、使用に供する
まで室温保存した。次に、実施例1と同様の方法で作業
模型上に蝋義歯を作製し、作業模型をフラスコ下輪に固
定し、レジン填入用と空気排出用の2本のチューブの付
いた鋳型を作製した。フラスコを倒れないように架台に
固定し、レジン填入用の太い方のチューブに上記重合性
レジンの入ったディスポシリンジを取り付け、残りの空
気排出用のチューブに内径9mm容量2.5mlのディスポザブ
ルシリンジのシリンダーをとりつけた。レジン填入、加
圧、フラスコの加熱を実施例1と同様に行ない、重合の
追込み時間を水の沸騰後2時間とし、その後、ウオータ
ーバスのスイッチを切り、鋳型を翌日まで放置した後、
鋳型を分解し義歯床を取り出した。この方法で作製した
義歯床は、気泡を含まず、オリジナルの作業模型に良好
な適合性を示した。
トルエン 0.1重量部、トリエチレングリコールジメタク
リレート40重量部、ウレタンジメタクリレート30重量
部、2,2-ジ(4-メタクリロキシポリエトキシフェニル)
プロパン(1分子中にエトキシ基2 〜4個、平均2.6個)
30重量部からなるモノマー混合物45重量部に、メチルメ
タクリレート−エチレングリコールジメタクリレート共
重合体粒子(重量比90:10)粉55重量部を混合練和する
ことにより、熱重合型義歯床用材料を調製した。この材
料をディスポーザブルシリンジに充填し、使用に供する
まで室温保存した。次に、実施例1と同様の方法で作業
模型上に蝋義歯を作製し、作業模型をフラスコ下輪に固
定し、レジン填入用と空気排出用の2本のチューブの付
いた鋳型を作製した。フラスコを倒れないように架台に
固定し、レジン填入用の太い方のチューブに上記重合性
レジンの入ったディスポシリンジを取り付け、残りの空
気排出用のチューブに内径9mm容量2.5mlのディスポザブ
ルシリンジのシリンダーをとりつけた。レジン填入、加
圧、フラスコの加熱を実施例1と同様に行ない、重合の
追込み時間を水の沸騰後2時間とし、その後、ウオータ
ーバスのスイッチを切り、鋳型を翌日まで放置した後、
鋳型を分解し義歯床を取り出した。この方法で作製した
義歯床は、気泡を含まず、オリジナルの作業模型に良好
な適合性を示した。
【0020】実施例3
t-ブチルパーベンゾエート2.5重量部、ブチルヒドロキ
シトルエン 0.1重量部、トリエチレングリコールジメタ
クリレート50重量部、2,2-ジ(4-メタクリロキシポリエ
トキシフェニル)プロパン(1分子中にエトキシ基2 〜
4個、平均2.6個)50重量部からなるモノマー混合物にガ
ラス製乳鉢中てにPMMA(根上工業社製PMMAビーズ、商品
名ハイパール250ML)10重量部と上記モノマー40重量部
と実施例2 に記載のポリマー粉末50重量部を混合し練
和したものを熱重合性レジンとしてディスポーザブルシ
リンジにいれて使用に供した。ヒトの頭蓋骨頭頂部の形
態をワックスで作製した蝋模型を用い、実施例1の方法
に準じて鋳型に該熱重合性レジンを填入、加圧、加熱重
合し、頭蓋骨頭頂部の模型を精度よく作製することが出
来た。
シトルエン 0.1重量部、トリエチレングリコールジメタ
クリレート50重量部、2,2-ジ(4-メタクリロキシポリエ
トキシフェニル)プロパン(1分子中にエトキシ基2 〜
4個、平均2.6個)50重量部からなるモノマー混合物にガ
ラス製乳鉢中てにPMMA(根上工業社製PMMAビーズ、商品
名ハイパール250ML)10重量部と上記モノマー40重量部
と実施例2 に記載のポリマー粉末50重量部を混合し練
和したものを熱重合性レジンとしてディスポーザブルシ
リンジにいれて使用に供した。ヒトの頭蓋骨頭頂部の形
態をワックスで作製した蝋模型を用い、実施例1の方法
に準じて鋳型に該熱重合性レジンを填入、加圧、加熱重
合し、頭蓋骨頭頂部の模型を精度よく作製することが出
来た。
【0021】実施例4
東芝シリコン社製常温硬化型シリコンゴムTSE3450の
A液に酸化チタンと各種ベンガラを配合し、人間の肌と
同じ色にしたものを作製した。 耳の欠損のある患者へ
の頸顔面補綴用材料(エピテーゼ)作製のため、患部の
印象より作製した石膏製作業模型上に、患部に適合する
耳の形をした蝋模型を作製した。次に実施例1に記載の
方法に従い、石膏による埋没等の工程を経て鋳型を作製
した。上記の着色したTSE3450のA液に硬化剤B液を
混合し、減圧下に脱泡した物をポリプロピレン製のディ
スポシリンジに移し、上記の鋳型の入りのプラスチック
チューブに接続し、液状のシリコンゴムを注入した。
(この時、上記の硬化剤を混合した液状シリコンゴムの
余った分を冷蔵庫に保存しておいた。)液状シリコンゴ
ム注入後は実施例1と同様に内部を加圧し、泡をつぶ
し、液状シリコンゴムの充填を完全にした。次にこの鋳
型を90℃に1時間加熱することにより、シリコンゴムを
硬化させた。硬化物を取り出した後、硬化物表面を滑ら
かにするため冷蔵庫に残してあった液状シリコンゴムを
硬化物表面に薄く塗布し、室温にて1夜保存する事によ
り硬化させ、目的とする補綴用材料を作製した。
A液に酸化チタンと各種ベンガラを配合し、人間の肌と
同じ色にしたものを作製した。 耳の欠損のある患者へ
の頸顔面補綴用材料(エピテーゼ)作製のため、患部の
印象より作製した石膏製作業模型上に、患部に適合する
耳の形をした蝋模型を作製した。次に実施例1に記載の
方法に従い、石膏による埋没等の工程を経て鋳型を作製
した。上記の着色したTSE3450のA液に硬化剤B液を
混合し、減圧下に脱泡した物をポリプロピレン製のディ
スポシリンジに移し、上記の鋳型の入りのプラスチック
チューブに接続し、液状のシリコンゴムを注入した。
(この時、上記の硬化剤を混合した液状シリコンゴムの
余った分を冷蔵庫に保存しておいた。)液状シリコンゴ
ム注入後は実施例1と同様に内部を加圧し、泡をつぶ
し、液状シリコンゴムの充填を完全にした。次にこの鋳
型を90℃に1時間加熱することにより、シリコンゴムを
硬化させた。硬化物を取り出した後、硬化物表面を滑ら
かにするため冷蔵庫に残してあった液状シリコンゴムを
硬化物表面に薄く塗布し、室温にて1夜保存する事によ
り硬化させ、目的とする補綴用材料を作製した。
【0022】実施例5
実施例2に記載のメチルメタクリレート−エチレングリ
コールジメタクリレート共重合体粒子の代わりに、ナイ
ロンの微粉末を上記のモノマーを実施例2に記載の操作
を繰り返したところ、気泡を含まず、オリジナルの作業
模型に良好な適合性を示す義歯床を得ることが出来た。
コールジメタクリレート共重合体粒子の代わりに、ナイ
ロンの微粉末を上記のモノマーを実施例2に記載の操作
を繰り返したところ、気泡を含まず、オリジナルの作業
模型に良好な適合性を示す義歯床を得ることが出来た。
【0023】実施例6
実施例2に記載のメチルメタクリレート−エチレングリ
コールジメタクリレート共重合体粒子の代わりに、ポリ
塩化ビニルの微粉末を上記のモノマーを実施例2に記載
の操作を繰り返したところ、気泡を含まず、オリジナル
の作業模型に良好な適合性を示す義歯床を得ることが出
来た。
コールジメタクリレート共重合体粒子の代わりに、ポリ
塩化ビニルの微粉末を上記のモノマーを実施例2に記載
の操作を繰り返したところ、気泡を含まず、オリジナル
の作業模型に良好な適合性を示す義歯床を得ることが出
来た。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な方法と装置で型
内にレジン充填を完全にすることができ、高品位の精密
注型品を製造することができる。
内にレジン充填を完全にすることができ、高品位の精密
注型品を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による注型品製造装置の1例の構造を示
す断面模式図である。
す断面模式図である。
【図2】本発明による注型品製造装置の他の1例の構造
を示す断面模式図である。
を示す断面模式図である。
【図3】本発明による注型品製造装置の他の1例の構造
を示す断面模式図である。
を示す断面模式図である。
1 注型用型
2 レジン供給用流路
3 排気孔口
4 レジン供給用加圧手段
5 重合性レジン
6 第2の加圧手段
7 開閉手段
Claims (4)
- 【請求項1】 排気孔を有する型内に重合性レジンを射
出充填し、レジン供給孔または排気孔の一方を閉鎖し、
次いで閉鎖されないレジン供給孔または排気孔に連結さ
れる比較的小断面積の加圧面を有する加圧手段により非
圧縮性媒体を介して型内のレジンに充填圧以上の圧力を
印加し、型内のレジン充填を完全にした後、レジンを硬
化することを特徴とする精密注型品の製造方法。 - 【請求項2】 レジン供給孔および排気孔を備えた注型
用型において、該レジン供給孔はレジン供給手段と比較
的大なる断面積の流路および該流路の開閉手段を有し、
該排気孔は比較的小なる断面積の流路とレジンまたは非
圧縮性媒体を介して加圧する加圧手段を有することを特
徴とする精密注型品の製造装置。 - 【請求項3】 レジン供給孔および排気孔を備えた注型
用型において、該レジン供給孔はレジン供給手段と比較
的大なる断面積の流路と該流路の開閉手段および該開閉
手段と注型用型の間に比較的小なる断面積の流路を持ち
該小断面積の流路と連結しレジンまたは非圧縮性媒体を
介して加圧する加圧手段を有し、該排気孔は開閉手段を
有することを特徴とする精密注型品の製造装置。 - 【請求項4】 レジン供給孔および排気孔を備えた注型
用型において、該レジン供給孔はレジン供給手段と比較
的大なる断面積の流路、および比較的小なる断面積の第
2の流路と該第2の流路にレジンまたは非圧縮性媒体を
介して作用する加圧手段を有し、該排気孔は開閉手段を
有することを特徴とする精密注型品の製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18534791A JP3216893B2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 精密注型品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18534791A JP3216893B2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 精密注型品の製造方法 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001189544A Division JP3287831B2 (ja) | 2001-06-22 | 2001-06-22 | 精密注型品製造装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH058268A true JPH058268A (ja) | 1993-01-19 |
| JP3216893B2 JP3216893B2 (ja) | 2001-10-09 |
Family
ID=16169205
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18534791A Expired - Fee Related JP3216893B2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 精密注型品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3216893B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6652795B2 (en) | 2000-03-06 | 2003-11-25 | Sharp Kabushiki Kaisha | Production method for semiconductor devices using resin molding mold |
| JP2017080411A (ja) * | 2015-10-26 | 2017-05-18 | 株式会社トクヤマデンタル | 樹脂ブロック及びその製造方法 |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP18534791A patent/JP3216893B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6652795B2 (en) | 2000-03-06 | 2003-11-25 | Sharp Kabushiki Kaisha | Production method for semiconductor devices using resin molding mold |
| US7178779B2 (en) | 2000-03-06 | 2007-02-20 | Sharp Kabushiki Kaisha | Resin molding die and production method for semiconductor devices using the same |
| JP2017080411A (ja) * | 2015-10-26 | 2017-05-18 | 株式会社トクヤマデンタル | 樹脂ブロック及びその製造方法 |
| CN108135678A (zh) * | 2015-10-26 | 2018-06-08 | 株式会社德山齿科 | 树脂块及其制造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3216893B2 (ja) | 2001-10-09 |
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