JPH058357Y2 - - Google Patents

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JPH058357Y2
JPH058357Y2 JP1987193966U JP19396687U JPH058357Y2 JP H058357 Y2 JPH058357 Y2 JP H058357Y2 JP 1987193966 U JP1987193966 U JP 1987193966U JP 19396687 U JP19396687 U JP 19396687U JP H058357 Y2 JPH058357 Y2 JP H058357Y2
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hub
ring
vibration
vibration ring
protrusion
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、各種の回転駆動系に生起される振動
を減衰させる動的吸振器に関する。
〔従来の技術〕
従来から、たとえば自動車の駆動系に生起され
る振動を吸収する吸振器の一種として、第4図に
示すように、断面略L形を呈する円環形のハブa
の筒部外周に振動リングbを同心的に離間配置
し、該ハブaと振動リングbを弾性体cにより連
結したものが知られている。弾性体cには、この
ハブaと振動リングbを結合する部分c1のほか
にハブaの外周側に突起部分c2が交互等配状に
一体成形されている。
上記吸振器は、自動車駆動系のプロペラシヤフ
トにハブaを嵌着する等して該駆動系に生起され
るねじり方向(回転方向)の振動を吸収するもの
であるが、径方向の共振や遠心力の作用により一
定の回転数域において振動リングbがハブaすな
わち回転中心に対して大きく偏心する事態を生
じ、新たな振動や騒音を発生させる問題を有して
いる。上記吸振器はこの偏心を抑えるように上記
突起部分c2を備えているが、加硫型に部品を挿
入する関係上、ハブaと振動リングbの隙間を小
さく設定することができず、この間にゴム材製の
大きな突起部分c2が設けられる構成であるた
め、偏心に対し材質的に十分に機能し得ない問題
を残しており、新たな解決策が要望されている。
しかも、上記のとおり、ハブaと振動リングbの
間の径方向の間隔を小さくすることができないの
に加え、十分な吸振能力を得るためには、振動リ
ングbの径方向幅を大きくすることによつて所要
の慣性質量を設定する必要があるため、全体的に
大型化することが避けられない。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は以上の点に鑑みてなされたものであ
り、駆動系の回転部材に装着されるハブの外周に
振動リングを離間配置し、該ハブと振動リングを
軸方向両端近傍でそれぞれ弾性体を介して接続
し、該両弾性体の間に挟まれる軸方向中央部位
に、前記振動リングの内周に一体形成されて前記
ハブ側の外周面に対してわずかなクリアランスを
介して対向する環状の突起を設ける構成とした。
〔作用〕
すなわち本考案の動的吸振器は、前記突起を振
動リングの偏心を規制するストツパとして機能さ
せ、該ストツパの働きによつて振動リングの偏心
を僅少に抑えるものである。また、前記突起は環
状であつて振動リングの内周に一体形成されたも
のであるため、この突起自体に大きな慣性質量を
設定することができる。
〔実施例〕
つぎに本考案の一実施例を図面にしたがつて説
明する。
第1図ないし第3図に示すように、断面略T字
形に成形したハブ1の外周に振動リング2が同心
的に離間配置され、このハブ1と振動リング2は
軸方向両端部において符号5と8で示す弾性体を
介して相互に接続されている。弾性体5,8はそ
れぞれ複数の軸方向に厚肉な部分5a,8aを有
し、該部分5a,8aを等配状(第3図では4等
配)に配置し、互いに隣り合う該部分5a,8a
の間に薄肉部分5b,8bを一体成形してなるも
ので、全体に環状に成形されている。第3図に半
裁側面を描いた符号8の弾性体は図上12,3,6
および9時の位置に厚肉部分8aを配置してその
間に薄肉部分8bを設定しているが、他方の弾性
体5はこれに対し円周方向に45度ほど変位して厚
肉部分5aと薄肉部分5bを配置している。弾性
体5,8は一般にゴム材料をつかつて加硫成形さ
れる。この成形に際し各弾性体5,8の内外周に
はそれぞれスリーブ3,4,6,7が同心的に接
着され、各スリーブ3,4,6,7をハブ1また
は振動リング2に圧嵌することにより弾性体5,
8をハブ1と振動リング2の間に組み付ける。ハ
ブ1の外周に嵌着されるスリーブ3,6の外周面
に対し弾性体5,8は薄膜状となつて全面接着さ
れており、組付時、スリーブ3,6同士および弾
性体5,8同士は互いの端面を当接させるように
なる。弾性体5,8のこの薄膜部分は径方向の厚
さを実寸で0.2〜0.5mmに設定される。振動リング
2の内周に、環状を呈する突起2aが内周方向に
向けて一体成形されている。この突起2aは、前
記ハブ1側の薄膜部分に対しわずかなクリアラン
ス9を残して対向し、作動時、振動リング2の偏
心を抑えるストツパとして機能し、かつ大きな慣
性質量を有する。クリアランスは実寸で0.1〜0.2
mmに設定される。ハブ1と振動リング2の間の空
間10は、軸方向の両端を弾性体5,8とスリー
ブ3,4,6,7に画成されて気密的に構成さ
れ、このため必要に応じて該空間10内に突起2
aと弾性体5,8の薄膜部分の摺動を円滑にする
潤滑剤が充填される。
上記構成の動的吸振器は、従来技術に対してつ
ぎのメリツトを有する。
回転作動に伴なつて生じる振動リング2の偏
心を該振動リング2に一体成形した突起2aと
ハブ1側の部材の係合によつて十分に抑えるこ
とができる。ハブ1側には弾性体5,8の薄膜
部分が突起2aに直接接触する表面層として構
成され、一種の緩衝材として機能している。こ
れにより問題となるような振動や騒音の発生を
未然に防止することができる。またこの突起2
aをつかつた偏心防止用のストツパは、専用の
軸受部材を用いる場合に比べて構造と組付けが
簡単でコストを低く抑えることが可能である。
また樹脂製の滑り軸受を介在させる場合と比較
して熱膨張による誤差が生じにくいことからス
トツパの作動に正確性を期待することができ
る。
ハブ1と振動リング2の間において、前記突
起2aをつかつたストツパを軸方向の中央部位
に配置し、その両側を弾性体5,8とスリーブ
3,4,6,7を利用してシールする構成とし
たことから、ストツパ部へのダストや異物の侵
入を防いで焼付きや作動不良などの不都合が生
じるのを未然に防止することができる。
前記突起2aは、振動リング2と一体の慣性
質量をなし、しかもこの突起2aは環状に連続
したものであつてそれ自体の慣性質量を大きく
設定できるため、振動リング2の本体部分の径
方向厚さtを小さくすることができる。しか
も、この突起2aは環状であることから、ハブ
1に対する振動リング2の許容偏心量がいずれ
の位相上においても一定であるとともに、ハブ
1に対する円滑な軸受面をなすので、振動リン
グ2の周方向の相対運動がきわめて円滑になさ
れる。
〔考案の効果〕
本考案の動的吸振器は以上説明したように、振
動リングの偏心運動を規制する突起は、それ自体
に大きな慣性質量を設定できるので、振動リング
外径を小さくして当該吸振器の小型化を図ること
ができ、前記突起は環状であることから、周方向
におけるいずれの位置でも振動リングの許容偏心
量を微量に抑えて、ハブに対する振動リングの周
方向の運動をきわめて円滑になし、捩り振動に対
する優れた吸振性能を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る動的吸振器の
第3図におけるA−O−A線断面図、第2図は同
要部拡大断面図、第3図は同半裁側面図、第4図
は従来例に係る動的吸振器の半裁側面図である。 1……ハブ、2……振動リング、2a……突
起、3,4,6,7……スリーブ、5,8……弾
性体、5a,8a……厚肉部分、5b,8b……
薄肉部分、9……クリアランス、10……空間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駆動系の回転部材に装着されるハブ1の外周に
    振動リング2を離間配置し、該ハブ1と振動リン
    グ2を軸方向両端近傍でそれぞれ弾性体5,8を
    介して接続し、該両弾性体5,8の間に挟まれる
    軸方向中央部位に、前記振動リング2の内周に一
    体形成されて前記ハブ1側の外周面に対してわず
    かなクリアランス9を介して対向する環状の突起
    2aを設けたことを特徴とする動的吸振器。
JP1987193966U 1987-12-23 1987-12-23 Expired - Lifetime JPH058357Y2 (ja)

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JP1987193966U JPH058357Y2 (ja) 1987-12-23 1987-12-23

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987193966U JPH058357Y2 (ja) 1987-12-23 1987-12-23

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Publication Number Publication Date
JPH0198948U JPH0198948U (ja) 1989-07-03
JPH058357Y2 true JPH058357Y2 (ja) 1993-03-02

Family

ID=31484722

Family Applications (1)

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JP1987193966U Expired - Lifetime JPH058357Y2 (ja) 1987-12-23 1987-12-23

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JP (1) JPH058357Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59171254U (ja) * 1983-05-02 1984-11-15 トヨタ自動車株式会社 ダンパプ−リ
JPH0231625Y2 (ja) * 1984-12-25 1990-08-27

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0198948U (ja) 1989-07-03

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