JPH1082452A - ダンパ - Google Patents
ダンパInfo
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- JPH1082452A JPH1082452A JP8255380A JP25538096A JPH1082452A JP H1082452 A JPH1082452 A JP H1082452A JP 8255380 A JP8255380 A JP 8255380A JP 25538096 A JP25538096 A JP 25538096A JP H1082452 A JPH1082452 A JP H1082452A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- friction
- hub
- friction element
- mass body
- rubber
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/10—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
- F16F15/14—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using masses freely rotating with the system, i.e. uninvolved in transmitting driveline torque, e.g. rotative dynamic dampers
- F16F15/1407—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using masses freely rotating with the system, i.e. uninvolved in transmitting driveline torque, e.g. rotative dynamic dampers the rotation being limited with respect to the driving means
- F16F15/1414—Masses driven by elastic elements
- F16F15/1435—Elastomeric springs, i.e. made of plastic or rubber
- F16F15/1442—Elastomeric springs, i.e. made of plastic or rubber with a single mass
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K17/00—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
- B60K17/22—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles characterised by arrangement, location, or type of main drive shafting, e.g. cardan shaft
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ハブ1にゴム状弾性材製の弾性体2を介して
質量体3を接続したダンパについて、固有振動数を変え
ることなく大きな減衰力を広い領域に亙って発揮するこ
とが可能なダンパを提供する。 【解決手段】 ハブ1および質量体3にそれぞれ摩擦要
素4,5を設けて、この摩擦要素4,5同士を摺動自在
に接触させることにした。
質量体3を接続したダンパについて、固有振動数を変え
ることなく大きな減衰力を広い領域に亙って発揮するこ
とが可能なダンパを提供する。 【解決手段】 ハブ1および質量体3にそれぞれ摩擦要
素4,5を設けて、この摩擦要素4,5同士を摺動自在
に接触させることにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車エンジンの
プロペラシャフト等、各種の回転駆動系に発生する振動
を吸収抑制するダンパに関する。
プロペラシャフト等、各種の回転駆動系に発生する振動
を吸収抑制するダンパに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図10に示すように、ハブ5
1にゴム状弾性材製の弾性体52を介して質量体53を
接続したダイナミックダンパが知られており、このダイ
ナミックダンパは例えば、自動車エンジンのプロペラシ
ャフトに対して一種の共振系を構成して、このプロペラ
シャフトに発生する捩り振動を吸収抑制するものであ
る。
1にゴム状弾性材製の弾性体52を介して質量体53を
接続したダイナミックダンパが知られており、このダイ
ナミックダンパは例えば、自動車エンジンのプロペラシ
ャフトに対して一種の共振系を構成して、このプロペラ
シャフトに発生する捩り振動を吸収抑制するものであ
る。
【0003】この種のダイナミックダンパが個々に備え
ている振動減衰力の大きさは、減衰係数と速度(周波数
=固有振動数)との積によって求められるもので、この
結果として、後者の速度、すなわち固有振動数に比例し
て大きくなる性質を持っている。しかしながらプロペラ
シャフト用のダイナミックダンパはその機能上、固有振
動数が比較的低く設定されており(50〜100Hz程
度)、よって振動減衰力が小さくかつ振動減衰力を発揮
可能な領域(周波数)が狭い問題があり、これらを大き
くかつ広くすることが要望されている。
ている振動減衰力の大きさは、減衰係数と速度(周波数
=固有振動数)との積によって求められるもので、この
結果として、後者の速度、すなわち固有振動数に比例し
て大きくなる性質を持っている。しかしながらプロペラ
シャフト用のダイナミックダンパはその機能上、固有振
動数が比較的低く設定されており(50〜100Hz程
度)、よって振動減衰力が小さくかつ振動減衰力を発揮
可能な領域(周波数)が狭い問題があり、これらを大き
くかつ広くすることが要望されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
み、固有振動数を変えることなく大きな減衰力を広い領
域に亙って発揮することが可能なダンパを提供すること
を目的とする。
み、固有振動数を変えることなく大きな減衰力を広い領
域に亙って発揮することが可能なダンパを提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1によるダンパは、ハブにゴム状弾
性材製の弾性体を介して質量体を接続したダンパにおい
て、前記ハブおよび前記質量体にそれぞれ摩擦要素を設
け、前記摩擦要素同士を摺動自在に接触させることにし
た。
め、本発明の請求項1によるダンパは、ハブにゴム状弾
性材製の弾性体を介して質量体を接続したダンパにおい
て、前記ハブおよび前記質量体にそれぞれ摩擦要素を設
け、前記摩擦要素同士を摺動自在に接触させることにし
た。
【0006】また本発明の請求項2によるダンパは、上
記した請求項1のダンパにおいて、一方の摩擦要素がハ
ブまたは質量体に接着されたゴム状弾性材であることに
した。
記した請求項1のダンパにおいて、一方の摩擦要素がハ
ブまたは質量体に接着されたゴム状弾性材であることに
した。
【0007】また本発明の請求項3によるダンパは、上
記した請求項1のダンパにおいて、ハブと質量体の間に
弾性体が二つ設けられて前記弾性体同士の間に外部と遮
断された空間が設けられ、前記空間内に互いに摺動する
摩擦要素が設けられていることにした。
記した請求項1のダンパにおいて、ハブと質量体の間に
弾性体が二つ設けられて前記弾性体同士の間に外部と遮
断された空間が設けられ、前記空間内に互いに摺動する
摩擦要素が設けられていることにした。
【0008】上記構成を備えた本発明の請求項1のダン
パによると、摩擦要素同士が摺動することによって新た
に摩擦減衰力が発生するために、固有振動数を変えるこ
となく大きな減衰力を広い領域に亙って発揮することが
可能となる。
パによると、摩擦要素同士が摺動することによって新た
に摩擦減衰力が発生するために、固有振動数を変えるこ
となく大きな減衰力を広い領域に亙って発揮することが
可能となる。
【0009】摩擦要素は金属製または樹脂製であるが、
請求項2に記載されたようにゴム状弾性材製であっても
良く、このように摩擦要素をゴム状弾性材製にすると、
この摩擦要素をゴム状弾性材製の弾性体と同時に加硫成
形することが可能となる。
請求項2に記載されたようにゴム状弾性材製であっても
良く、このように摩擦要素をゴム状弾性材製にすると、
この摩擦要素をゴム状弾性材製の弾性体と同時に加硫成
形することが可能となる。
【0010】また請求項3に記載されたように、ハブと
質量体の間に弾性体が二つ設けられてこの弾性体同士の
間に外部と遮断された空間が設けられ、この空間内に互
いに摺動する摩擦要素が設けられていると、摩擦要素の
摺動面(摩擦面)にダストまたは油等の異物が付着する
のを防止することができるために、摩擦要素の摺動面に
ダストまたは油等の異物が付着して減衰力の大きさが意
図しないところで変わってしまうのを防止することが可
能となる。
質量体の間に弾性体が二つ設けられてこの弾性体同士の
間に外部と遮断された空間が設けられ、この空間内に互
いに摺動する摩擦要素が設けられていると、摩擦要素の
摺動面(摩擦面)にダストまたは油等の異物が付着する
のを防止することができるために、摩擦要素の摺動面に
ダストまたは油等の異物が付着して減衰力の大きさが意
図しないところで変わってしまうのを防止することが可
能となる。
【0011】
第一実施形態・・・図1に示すように、ハブ1の外周側
にゴム状弾性材製の弾性体2を介して質量体(振動リン
グとも称する)3が接続されており、ハブ1の内周面に
ゴム状弾性材製の第一摩擦要素4が設けられ、この第一
摩擦要素4と摺動自在に接触する第二摩擦要素(摩擦板
とも称する)5が質量体3に取り付けられている。
にゴム状弾性材製の弾性体2を介して質量体(振動リン
グとも称する)3が接続されており、ハブ1の内周面に
ゴム状弾性材製の第一摩擦要素4が設けられ、この第一
摩擦要素4と摺動自在に接触する第二摩擦要素(摩擦板
とも称する)5が質量体3に取り付けられている。
【0012】ハブ1は板金等の所定の金属によって環状
に成形されており、円筒部1aと内向きのフランジ部1
bとを一体に備えて断面略L字形に成形されている。質
量体3は鋳鉄等の所定の金属によって環状に成形されて
おり、円筒形に成形されている。弾性体2は所定のゴム
状弾性材によって環状に加硫成形されており、加硫成形
と同時にハブ1の円筒部1aの外周面および質量体3の
内周面に加硫接着されている。
に成形されており、円筒部1aと内向きのフランジ部1
bとを一体に備えて断面略L字形に成形されている。質
量体3は鋳鉄等の所定の金属によって環状に成形されて
おり、円筒形に成形されている。弾性体2は所定のゴム
状弾性材によって環状に加硫成形されており、加硫成形
と同時にハブ1の円筒部1aの外周面および質量体3の
内周面に加硫接着されている。
【0013】第一摩擦要素4は所定のゴム状弾性材によ
って環状に加硫成形されており、加硫成形と同時にハブ
1の円筒部1aの内周面に加硫接着されている。またこ
の第一摩擦要素4は弾性体2と同種のゴム状弾性材によ
って成形されており、弾性体2と同時に加硫成形および
加硫接着されている。またこの第一摩擦要素4には断面
略半円形を呈する環状の小突起4aが複数、軸方向に並
べて設けられている。
って環状に加硫成形されており、加硫成形と同時にハブ
1の円筒部1aの内周面に加硫接着されている。またこ
の第一摩擦要素4は弾性体2と同種のゴム状弾性材によ
って成形されており、弾性体2と同時に加硫成形および
加硫接着されている。またこの第一摩擦要素4には断面
略半円形を呈する環状の小突起4aが複数、軸方向に並
べて設けられている。
【0014】第二摩擦要素5は板金等の所定の金属また
は樹脂等によって環状に成形されており、質量体3の外
周側に嵌着された外周円筒部5aと、第一摩擦要素4の
内周側に配置されてこの第一摩擦要素4と摺動自在に接
触する内周円筒部5bと、この両円筒部5a,5bを接
続する径方向部5cとを一体に備えて、断面略コ字形に
成形されている。
は樹脂等によって環状に成形されており、質量体3の外
周側に嵌着された外周円筒部5aと、第一摩擦要素4の
内周側に配置されてこの第一摩擦要素4と摺動自在に接
触する内周円筒部5bと、この両円筒部5a,5bを接
続する径方向部5cとを一体に備えて、断面略コ字形に
成形されている。
【0015】上記構成を備えたダイナミックダンパは例
えば、自動車エンジンのプロペラシャフトの外周に装着
され、プロペラシャフトに対して一種の共振系を構成し
てこのプロペラシャフトに発生する捩り振動を吸収抑制
するもので、当該ダンパに振動が入力して質量体3がハ
ブ1に対して円周方向に相対変位すると、第二摩擦要素
5が同時に相対変位して第一摩擦要素4と摺動する。し
たがってこのとき、図5のグラフ図に点線で示すように
大きな摩擦減衰力を広い領域に亙って発生させることが
できる。またこのとき両摩擦要素4,5の間には摩擦減
衰のみが発生するために、摩擦要素4,5を設けたから
といって固有振動数が変化することがない。また粘性減
衰が速度に比例するのに対して摩擦力が質量(当該実施
形態の場合は、両摩擦要素4,5の面圧力)に比例する
ため、後者の摩擦力を利用することによって低速度のう
ちから減衰を得ることができる。またゴム状弾性材製の
弾性体2と第一摩擦要素4とを同時に加硫成形すること
にしたために、摩擦要素4を設けたからといって加硫成
形に余分な手間がかかることがない。
えば、自動車エンジンのプロペラシャフトの外周に装着
され、プロペラシャフトに対して一種の共振系を構成し
てこのプロペラシャフトに発生する捩り振動を吸収抑制
するもので、当該ダンパに振動が入力して質量体3がハ
ブ1に対して円周方向に相対変位すると、第二摩擦要素
5が同時に相対変位して第一摩擦要素4と摺動する。し
たがってこのとき、図5のグラフ図に点線で示すように
大きな摩擦減衰力を広い領域に亙って発生させることが
できる。またこのとき両摩擦要素4,5の間には摩擦減
衰のみが発生するために、摩擦要素4,5を設けたから
といって固有振動数が変化することがない。また粘性減
衰が速度に比例するのに対して摩擦力が質量(当該実施
形態の場合は、両摩擦要素4,5の面圧力)に比例する
ため、後者の摩擦力を利用することによって低速度のう
ちから減衰を得ることができる。またゴム状弾性材製の
弾性体2と第一摩擦要素4とを同時に加硫成形すること
にしたために、摩擦要素4を設けたからといって加硫成
形に余分な手間がかかることがない。
【0016】また第一摩擦要素4に設けられた小突起4
a同士の間に溝状を呈する環状の凹部6が複数形成され
るために、小突起4aの摩耗防止を図るべく、または減
衰の大きさを調整すべく、この凹部6に粘性オイルまた
はグリス等の潤滑油を封入することにしても良い。
a同士の間に溝状を呈する環状の凹部6が複数形成され
るために、小突起4aの摩耗防止を図るべく、または減
衰の大きさを調整すべく、この凹部6に粘性オイルまた
はグリス等の潤滑油を封入することにしても良い。
【0017】第二実施形態・・・図2に示すように、ハ
ブ1の外周側にゴム状弾性材製の弾性体2を介して質量
体(振動リングとも称する)3が接続されており、質量
体3の外周面にゴム状弾性材製の第一摩擦要素4が設け
られ、この第一摩擦要素4と摺動自在に接触する第二摩
擦要素(摩擦板とも称する)5がハブ1に取り付けられ
ている。
ブ1の外周側にゴム状弾性材製の弾性体2を介して質量
体(振動リングとも称する)3が接続されており、質量
体3の外周面にゴム状弾性材製の第一摩擦要素4が設け
られ、この第一摩擦要素4と摺動自在に接触する第二摩
擦要素(摩擦板とも称する)5がハブ1に取り付けられ
ている。
【0018】ハブ1は板金等の所定の金属によって環状
に成形されており、円筒部1aと内向きのフランジ部1
bとを一体に備えて断面略L字形に成形されている。質
量体3は鋳鉄等の所定の金属によって環状に成形されて
おり、円筒形に成形されている。弾性体2は所定のゴム
状弾性材によって環状に加硫成形されており、加硫成形
と同時にハブ1の円筒部1aの外周面および質量体3の
内周面に加硫接着されている。
に成形されており、円筒部1aと内向きのフランジ部1
bとを一体に備えて断面略L字形に成形されている。質
量体3は鋳鉄等の所定の金属によって環状に成形されて
おり、円筒形に成形されている。弾性体2は所定のゴム
状弾性材によって環状に加硫成形されており、加硫成形
と同時にハブ1の円筒部1aの外周面および質量体3の
内周面に加硫接着されている。
【0019】第一摩擦要素4は所定のゴム状弾性材によ
って環状に加硫成形されており、加硫成形と同時に質量
体3の外周面に加硫接着されている。またこの第一摩擦
要素4は弾性体2と同種のゴム状弾性材によって成形さ
れており、弾性体2と同時に加硫成形および加硫接着さ
れている。またこの第一摩擦要素4には断面略半円形を
呈する環状の小突起4aが複数、軸方向に並べて設けら
れている。
って環状に加硫成形されており、加硫成形と同時に質量
体3の外周面に加硫接着されている。またこの第一摩擦
要素4は弾性体2と同種のゴム状弾性材によって成形さ
れており、弾性体2と同時に加硫成形および加硫接着さ
れている。またこの第一摩擦要素4には断面略半円形を
呈する環状の小突起4aが複数、軸方向に並べて設けら
れている。
【0020】第二摩擦要素5は板金等の所定の金属また
は樹脂等によって環状に成形されており、ハブ1の円筒
部1aの内周側に嵌着された内周円筒部5bと、第一摩
擦要素4の外周側に配置されてこの第一摩擦要素4と摺
動自在に接触する外周円筒部5aと、この両円筒部5
a,5bを接続する径方向部5cとを一体に備えて、断
面略コ字形に成形されている。
は樹脂等によって環状に成形されており、ハブ1の円筒
部1aの内周側に嵌着された内周円筒部5bと、第一摩
擦要素4の外周側に配置されてこの第一摩擦要素4と摺
動自在に接触する外周円筒部5aと、この両円筒部5
a,5bを接続する径方向部5cとを一体に備えて、断
面略コ字形に成形されている。
【0021】上記構成を備えたダイナミックダンパは例
えば、自動車エンジンのプロペラシャフトの外周に装着
され、プロペラシャフトに対して一種の共振系を構成し
てこのプロペラシャフトに発生する捩り振動を吸収抑制
するもので、当該ダンパに振動が入力して質量体3がハ
ブ1に対して円周方向に相対変位すると、第一摩擦要素
4が同時に相対変位して第二摩擦要素5と摺動する。し
たがってこのとき、図5のグラフ図に点線で示すように
大きな摩擦減衰力を広い領域に亙って発生させることが
できる。またこのとき両摩擦要素4,5の間には摩擦減
衰のみが発生するために、摩擦要素4,5を設けたから
といって固有振動数が変化することがない。また粘性減
衰が速度に比例するのに対して摩擦力が質量(当該実施
形態の場合は、両摩擦要素4,5の面圧力)に比例する
ため、後者の摩擦力を利用することによって低速度のう
ちから減衰を得ることができる。またゴム状弾性材製の
弾性体2と第一摩擦要素4とを同時に加硫成形すること
にしたために、摩擦要素4を設けたからといって加硫成
形に余分な手間がかかることがない。
えば、自動車エンジンのプロペラシャフトの外周に装着
され、プロペラシャフトに対して一種の共振系を構成し
てこのプロペラシャフトに発生する捩り振動を吸収抑制
するもので、当該ダンパに振動が入力して質量体3がハ
ブ1に対して円周方向に相対変位すると、第一摩擦要素
4が同時に相対変位して第二摩擦要素5と摺動する。し
たがってこのとき、図5のグラフ図に点線で示すように
大きな摩擦減衰力を広い領域に亙って発生させることが
できる。またこのとき両摩擦要素4,5の間には摩擦減
衰のみが発生するために、摩擦要素4,5を設けたから
といって固有振動数が変化することがない。また粘性減
衰が速度に比例するのに対して摩擦力が質量(当該実施
形態の場合は、両摩擦要素4,5の面圧力)に比例する
ため、後者の摩擦力を利用することによって低速度のう
ちから減衰を得ることができる。またゴム状弾性材製の
弾性体2と第一摩擦要素4とを同時に加硫成形すること
にしたために、摩擦要素4を設けたからといって加硫成
形に余分な手間がかかることがない。
【0022】また第一摩擦要素4に設けられた小突起4
a同士の間に溝状を呈する環状の凹部6が複数形成され
るために、小突起4aの摩耗防止を図るべく、または減
衰の大きさを調整すべく、この凹部6に粘性オイルまた
はグリス等の潤滑油を封入することにしても良い。
a同士の間に溝状を呈する環状の凹部6が複数形成され
るために、小突起4aの摩耗防止を図るべく、または減
衰の大きさを調整すべく、この凹部6に粘性オイルまた
はグリス等の潤滑油を封入することにしても良い。
【0023】第三実施形態・・・図3に示すように、ハ
ブ1の外周側にゴム状弾性材製の弾性体2を介して質量
体(振動リングとも称する)3が接続されており、ハブ
1の外周面に弾性体2と並んでゴム状弾性材製の第一摩
擦要素4が設けられ、この第一摩擦要素4と摺動自在に
接触する第二摩擦要素(摩擦板とも称する)5が質量体
3に取り付けられている。第一および第二摩擦要素4,
5はそれぞれ二つ設けられ、弾性体2を挾んで軸方向に
対称に並べられている。
ブ1の外周側にゴム状弾性材製の弾性体2を介して質量
体(振動リングとも称する)3が接続されており、ハブ
1の外周面に弾性体2と並んでゴム状弾性材製の第一摩
擦要素4が設けられ、この第一摩擦要素4と摺動自在に
接触する第二摩擦要素(摩擦板とも称する)5が質量体
3に取り付けられている。第一および第二摩擦要素4,
5はそれぞれ二つ設けられ、弾性体2を挾んで軸方向に
対称に並べられている。
【0024】ハブ1は板金等の所定の金属によって環状
に成形されており、円筒部1aと内向きのフランジ部1
bとを一体に備えて断面略L字形に成形されている。質
量体3は鋳鉄等の所定の金属によって環状に成形されて
おり、円筒形に成形されている。弾性体2は所定のゴム
状弾性材によって環状に加硫成形されており、加硫成形
と同時にハブ1の円筒部1aの外周面および質量体3の
内周面に加硫接着されている。弾性体2はハブ1および
質量体3より軸方向長さが短く、よって弾性体2の軸方
向両側にそれぞれ摩擦要素4,5を一対ずつ配置するこ
とが可能な環状のスペース7が設けられている。
に成形されており、円筒部1aと内向きのフランジ部1
bとを一体に備えて断面略L字形に成形されている。質
量体3は鋳鉄等の所定の金属によって環状に成形されて
おり、円筒形に成形されている。弾性体2は所定のゴム
状弾性材によって環状に加硫成形されており、加硫成形
と同時にハブ1の円筒部1aの外周面および質量体3の
内周面に加硫接着されている。弾性体2はハブ1および
質量体3より軸方向長さが短く、よって弾性体2の軸方
向両側にそれぞれ摩擦要素4,5を一対ずつ配置するこ
とが可能な環状のスペース7が設けられている。
【0025】第一摩擦要素4はそれぞれ所定のゴム状弾
性材によって環状に加硫成形されており、加硫成形と同
時にハブ1の円筒部1aの外周面に加硫接着されてい
る。またこの第一摩擦要素4は弾性体2と同種のゴム状
弾性材によって成形されており、弾性体2と同時に加硫
成形および加硫接着されている。またこの第一摩擦要素
4には断面略半円形を呈する環状の小突起4aが複数、
軸方向に並べて設けられている。
性材によって環状に加硫成形されており、加硫成形と同
時にハブ1の円筒部1aの外周面に加硫接着されてい
る。またこの第一摩擦要素4は弾性体2と同種のゴム状
弾性材によって成形されており、弾性体2と同時に加硫
成形および加硫接着されている。またこの第一摩擦要素
4には断面略半円形を呈する環状の小突起4aが複数、
軸方向に並べて設けられている。
【0026】第二摩擦要素5はそれぞれ板金等の所定の
金属または樹脂等によって環状に成形されており、質量
体3の外周側に嵌着された外周円筒部5aと、第一摩擦
要素4の外周側に配置されてこの第一摩擦要素4と摺動
自在に接触する内周円筒部5bと、この両円筒部5a,
5bを接続する径方向部5cとを一体に備えて、断面略
コ字形に成形されている。
金属または樹脂等によって環状に成形されており、質量
体3の外周側に嵌着された外周円筒部5aと、第一摩擦
要素4の外周側に配置されてこの第一摩擦要素4と摺動
自在に接触する内周円筒部5bと、この両円筒部5a,
5bを接続する径方向部5cとを一体に備えて、断面略
コ字形に成形されている。
【0027】上記構成を備えたダイナミックダンパは例
えば、自動車エンジンのプロペラシャフトの外周に装着
され、プロペラシャフトに対して一種の共振系を構成し
てこのプロペラシャフトに発生する捩り振動を吸収抑制
するもので、当該ダンパに振動が入力して質量体3がハ
ブ1に対して円周方向に相対変位すると、第二摩擦要素
5が同時に相対変位して第一摩擦要素4と摺動する。し
たがってこのとき、図5のグラフ図に点線で示すように
大きな摩擦減衰力を広い領域に亙って発生させることが
できる。またこのとき両摩擦要素4,5の間には摩擦減
衰のみが発生するために、摩擦要素4,5を設けたから
といって固有振動数が変化することがない。また粘性減
衰が速度に比例するのに対して摩擦力が質量(当該実施
形態の場合は、両摩擦要素4,5の面圧力)に比例する
ため、後者の摩擦力を利用することによって低速度のう
ちから減衰を得ることができる。またゴム状弾性材製の
弾性体2と第一摩擦要素4とを同時に加硫成形すること
にしたために、摩擦要素4を設けたからといって加硫成
形に余分な手間がかかることがない。
えば、自動車エンジンのプロペラシャフトの外周に装着
され、プロペラシャフトに対して一種の共振系を構成し
てこのプロペラシャフトに発生する捩り振動を吸収抑制
するもので、当該ダンパに振動が入力して質量体3がハ
ブ1に対して円周方向に相対変位すると、第二摩擦要素
5が同時に相対変位して第一摩擦要素4と摺動する。し
たがってこのとき、図5のグラフ図に点線で示すように
大きな摩擦減衰力を広い領域に亙って発生させることが
できる。またこのとき両摩擦要素4,5の間には摩擦減
衰のみが発生するために、摩擦要素4,5を設けたから
といって固有振動数が変化することがない。また粘性減
衰が速度に比例するのに対して摩擦力が質量(当該実施
形態の場合は、両摩擦要素4,5の面圧力)に比例する
ため、後者の摩擦力を利用することによって低速度のう
ちから減衰を得ることができる。またゴム状弾性材製の
弾性体2と第一摩擦要素4とを同時に加硫成形すること
にしたために、摩擦要素4を設けたからといって加硫成
形に余分な手間がかかることがない。
【0028】また第一摩擦要素4に設けられた小突起4
a同士の間に溝状を呈する環状の凹部6が複数形成され
るために、小突起4aの摩耗防止を図るべく、または減
衰の大きさを調整すべく、この凹部6に粘性オイルまた
はグリス等の潤滑油を封入することにしても良い。
a同士の間に溝状を呈する環状の凹部6が複数形成され
るために、小突起4aの摩耗防止を図るべく、または減
衰の大きさを調整すべく、この凹部6に粘性オイルまた
はグリス等の潤滑油を封入することにしても良い。
【0029】第四実施形態・・・図4に示すように、ハ
ブ1の外周側にゴム状弾性材製の弾性体2を介して質量
体(振動リングとも称する)3が接続されており、質量
体3の軸方向一端面にゴム状弾性材製の第一摩擦要素4
が設けられ、この第一摩擦要素4と摺動自在に接触する
第二摩擦要素(摩擦板とも称する)5がハブ1に取り付
けられている。
ブ1の外周側にゴム状弾性材製の弾性体2を介して質量
体(振動リングとも称する)3が接続されており、質量
体3の軸方向一端面にゴム状弾性材製の第一摩擦要素4
が設けられ、この第一摩擦要素4と摺動自在に接触する
第二摩擦要素(摩擦板とも称する)5がハブ1に取り付
けられている。
【0030】ハブ1は板金等の所定の金属によって環状
に成形されており、円筒部1aと内向きのフランジ部1
bとを一体に備えて断面略L字形に成形されている。質
量体3は鋳鉄等の所定の金属によって環状に成形されて
おり、円筒形に成形されている。弾性体2は所定のゴム
状弾性材によって環状に加硫成形されており、加硫成形
と同時にハブ1の円筒部1aの外周面および質量体3の
内周面に加硫接着されている。
に成形されており、円筒部1aと内向きのフランジ部1
bとを一体に備えて断面略L字形に成形されている。質
量体3は鋳鉄等の所定の金属によって環状に成形されて
おり、円筒形に成形されている。弾性体2は所定のゴム
状弾性材によって環状に加硫成形されており、加硫成形
と同時にハブ1の円筒部1aの外周面および質量体3の
内周面に加硫接着されている。
【0031】第一摩擦要素4は所定のゴム状弾性材によ
って環状に加硫成形されており、加硫成形と同時に質量
体3の軸方向一端面に加硫接着されている。またこの第
一摩擦要素4は弾性体2と同種のゴム状弾性材によって
成形されており、弾性体2と同時に加硫成形および加硫
接着されている。またこの第一摩擦要素4には断面略半
円形を呈する環状の小突起4aが複数、径方向に並べて
設けられている。
って環状に加硫成形されており、加硫成形と同時に質量
体3の軸方向一端面に加硫接着されている。またこの第
一摩擦要素4は弾性体2と同種のゴム状弾性材によって
成形されており、弾性体2と同時に加硫成形および加硫
接着されている。またこの第一摩擦要素4には断面略半
円形を呈する環状の小突起4aが複数、径方向に並べて
設けられている。
【0032】第二摩擦要素5は板金等の所定の金属また
は樹脂等によって環状に成形されており、ハブ1の円筒
部1aの内周側に嵌着された内周円筒部5bと、第一摩
擦要素4と軸方向に並んで配置されてこの第一摩擦要素
4と摺動自在に接触する外向きのフランジ部5dとを一
体に備えて、断面略L字形に成形されている。
は樹脂等によって環状に成形されており、ハブ1の円筒
部1aの内周側に嵌着された内周円筒部5bと、第一摩
擦要素4と軸方向に並んで配置されてこの第一摩擦要素
4と摺動自在に接触する外向きのフランジ部5dとを一
体に備えて、断面略L字形に成形されている。
【0033】図4の鎖線はハブ1に第二摩擦要素5を嵌
着する以前の状態を示しており、この鎖線の状態でハブ
1に軸方向一方から第二摩擦要素5を嵌着すると、第二
摩擦要素5のフランジ部5dが第一摩擦要素4、質量体
3および弾性体2を軸方向に押圧して実線の状態とな
る。したがって弾性体2の弾性復元力によって第一摩擦
要素4が常時、第二摩擦要素5のフランジ部5dに押し
付けられている。
着する以前の状態を示しており、この鎖線の状態でハブ
1に軸方向一方から第二摩擦要素5を嵌着すると、第二
摩擦要素5のフランジ部5dが第一摩擦要素4、質量体
3および弾性体2を軸方向に押圧して実線の状態とな
る。したがって弾性体2の弾性復元力によって第一摩擦
要素4が常時、第二摩擦要素5のフランジ部5dに押し
付けられている。
【0034】上記構成を備えたダイナミックダンパは例
えば、自動車エンジンのプロペラシャフトの外周に装着
され、プロペラシャフトに対して一種の共振系を構成し
てこのプロペラシャフトに発生する捩り振動を吸収抑制
するもので、当該ダンパに振動が入力して質量体3がハ
ブ1に対して円周方向に相対変位すると、第一摩擦要素
4が同時に相対変位して第二摩擦要素5と摺動する。し
たがってこのとき、図5のグラフ図に点線で示すように
大きな摩擦減衰力を広い領域に亙って発生させることが
できる。またこのとき両摩擦要素4,5の間には摩擦減
衰のみが発生するために、摩擦要素4,5を設けたから
といって固有振動数が変化することがない。また粘性減
衰が速度に比例するのに対して摩擦力が質量(当該実施
形態の場合は、両摩擦要素4,5の面圧力)に比例する
ため、後者の摩擦力を利用することによって低速度のう
ちから減衰を得ることができる。またゴム状弾性材製の
弾性体2と第一摩擦要素4とを同時に加硫成形すること
にしたために、摩擦要素4を設けたからといって加硫成
形に余分な手間がかかることがない。また弾性体2の弾
性復元力によって第一摩擦要素4が常時、第二摩擦要素
5のフランジ部5dに押し付けられているために、長期
間に亙って安定した摩擦減衰を得ることができる。
えば、自動車エンジンのプロペラシャフトの外周に装着
され、プロペラシャフトに対して一種の共振系を構成し
てこのプロペラシャフトに発生する捩り振動を吸収抑制
するもので、当該ダンパに振動が入力して質量体3がハ
ブ1に対して円周方向に相対変位すると、第一摩擦要素
4が同時に相対変位して第二摩擦要素5と摺動する。し
たがってこのとき、図5のグラフ図に点線で示すように
大きな摩擦減衰力を広い領域に亙って発生させることが
できる。またこのとき両摩擦要素4,5の間には摩擦減
衰のみが発生するために、摩擦要素4,5を設けたから
といって固有振動数が変化することがない。また粘性減
衰が速度に比例するのに対して摩擦力が質量(当該実施
形態の場合は、両摩擦要素4,5の面圧力)に比例する
ため、後者の摩擦力を利用することによって低速度のう
ちから減衰を得ることができる。またゴム状弾性材製の
弾性体2と第一摩擦要素4とを同時に加硫成形すること
にしたために、摩擦要素4を設けたからといって加硫成
形に余分な手間がかかることがない。また弾性体2の弾
性復元力によって第一摩擦要素4が常時、第二摩擦要素
5のフランジ部5dに押し付けられているために、長期
間に亙って安定した摩擦減衰を得ることができる。
【0035】また第一摩擦要素4に設けられた小突起4
a同士の間に溝状を呈する環状の凹部6が複数形成され
るために、小突起4aの摩耗防止を図るべく、または減
衰の大きさを調整すべく、この凹部6に粘性オイルまた
はグリス等の潤滑油を封入することにしても良い。
a同士の間に溝状を呈する環状の凹部6が複数形成され
るために、小突起4aの摩耗防止を図るべく、または減
衰の大きさを調整すべく、この凹部6に粘性オイルまた
はグリス等の潤滑油を封入することにしても良い。
【0036】第五実施形態・・・図6および図7に示す
ように、ハブ11の外周側にゴム状弾性材製の弾性体1
2を介して質量体(振動リングとも称する)13が接続
されており、弾性体12が二つ、軸方向に並んで配置さ
れて両弾性体12の間にダンパの外部と遮断された空間
14が設けられ、この空間14内に互いに摺動する摩擦
要素15,16が設けられている。
ように、ハブ11の外周側にゴム状弾性材製の弾性体1
2を介して質量体(振動リングとも称する)13が接続
されており、弾性体12が二つ、軸方向に並んで配置さ
れて両弾性体12の間にダンパの外部と遮断された空間
14が設けられ、この空間14内に互いに摺動する摩擦
要素15,16が設けられている。
【0037】ハブ11は板金等の所定の金属によって環
状に成形されており、円筒部11aと内向きのフランジ
部11bとを一体に備えて断面略L字形に成形されてい
る。質量体13は鋳鉄等の所定の金属によって環状に成
形されており、円筒形に成形されている。弾性体12は
それぞれ所定のゴム状弾性材によって環状に加硫成形さ
れており、加硫成形と同時にインナースリーブ17の外
周面およびアウタースリーブ18の内周面に加硫接着さ
れている。インナースリーブ17は板金等の所定の金属
によって環状に成形されており、円筒状に成形され、ハ
ブ11の円筒部11aの外周側に嵌着されている。アウ
タースリーブ18は板金等の所定の金属によって環状に
成形されており、円筒状に成形され、質量体13の内周
側に嵌着されている。弾性体12、インナースリーブ1
7およびアウタースリーブ18はこの三部品をもってブ
ッシュまたはゴムブッシュと称される。空間14は、ハ
ブ11の円筒部11a、左右のインナースリーブ17、
左右の弾性体12、左右のアウタースリーブ18および
質量体13に囲まれて密閉されており、かつ環状に設定
されている。
状に成形されており、円筒部11aと内向きのフランジ
部11bとを一体に備えて断面略L字形に成形されてい
る。質量体13は鋳鉄等の所定の金属によって環状に成
形されており、円筒形に成形されている。弾性体12は
それぞれ所定のゴム状弾性材によって環状に加硫成形さ
れており、加硫成形と同時にインナースリーブ17の外
周面およびアウタースリーブ18の内周面に加硫接着さ
れている。インナースリーブ17は板金等の所定の金属
によって環状に成形されており、円筒状に成形され、ハ
ブ11の円筒部11aの外周側に嵌着されている。アウ
タースリーブ18は板金等の所定の金属によって環状に
成形されており、円筒状に成形され、質量体13の内周
側に嵌着されている。弾性体12、インナースリーブ1
7およびアウタースリーブ18はこの三部品をもってブ
ッシュまたはゴムブッシュと称される。空間14は、ハ
ブ11の円筒部11a、左右のインナースリーブ17、
左右の弾性体12、左右のアウタースリーブ18および
質量体13に囲まれて密閉されており、かつ環状に設定
されている。
【0038】図7に拡大して示したように、互いに摺動
する摩擦要素15,16は、ハブ11側に取り付けられ
た第一摩擦要素(第一摩擦板とも称する)15と、質量
体13側に取り付けられた第二摩擦要素(第二摩擦板と
も称する)16とよりなり、それぞれが複数(図では五
枚ずつ)交互に積層状に組み合わされて摺動自在に面接
触している。この摩擦要素15,16はそれぞれ板金等
の所定の金属または樹脂等によって環状に成形されてお
り、プレート状に成形されている。第一および第二摩擦
要素15,16を交互に積層状に組み合わせるため、第
一摩擦要素15同士の間および第一摩擦要素15とイン
ナースリーブ17の間にそれぞれ環状のスペーサ19が
介装されており、また第二摩擦要素16同士の間および
第二摩擦要素16とアウタースリーブ18の間にもそれ
ぞれ環状のスペーサ20が介装されている。
する摩擦要素15,16は、ハブ11側に取り付けられ
た第一摩擦要素(第一摩擦板とも称する)15と、質量
体13側に取り付けられた第二摩擦要素(第二摩擦板と
も称する)16とよりなり、それぞれが複数(図では五
枚ずつ)交互に積層状に組み合わされて摺動自在に面接
触している。この摩擦要素15,16はそれぞれ板金等
の所定の金属または樹脂等によって環状に成形されてお
り、プレート状に成形されている。第一および第二摩擦
要素15,16を交互に積層状に組み合わせるため、第
一摩擦要素15同士の間および第一摩擦要素15とイン
ナースリーブ17の間にそれぞれ環状のスペーサ19が
介装されており、また第二摩擦要素16同士の間および
第二摩擦要素16とアウタースリーブ18の間にもそれ
ぞれ環状のスペーサ20が介装されている。
【0039】上記構成を備えたダイナミックダンパは例
えば、自動車エンジンのプロペラシャフトの外周に装着
され、プロペラシャフトに対して一種の共振系を構成し
てこのプロペラシャフトに発生する捩り振動を吸収抑制
するもので、当該ダンパに振動が入力して質量体13が
ハブ11に対して円周方向に相対変位すると、第二摩擦
要素16が同時に相対変位して第一摩擦要素15と摺動
する。したがってこのとき、大きな摩擦減衰力を広い領
域に亙って発生させることができる。この摩擦減衰は、
第一および第二摩擦要素15,16の材質が金属または
樹脂であるために、ゴムの場合と比較して、温度、振幅
または周波数に対する変化の度合いが遥かに小さく、よ
って特に広範囲の領域において充分な振動減衰効果を得
られる点に特徴を有している。また減衰力の大きさは、
第一および第二摩擦要素15,16の積層枚数を増減す
ることにより容易に調整可能である。また摩擦減衰が発
生したとき、両摩擦要素15,16の間には摩擦減衰の
みが発生するために、摩擦要素15,16を設けたから
といって固有振動数が変化することがない。また粘性減
衰が速度に比例するのに対して摩擦力が質量(当該実施
形態の場合は、両摩擦要素15,16の面圧力)に比例
するため、後者の摩擦力を利用することによって低速度
のうちから減衰を得ることができる。
えば、自動車エンジンのプロペラシャフトの外周に装着
され、プロペラシャフトに対して一種の共振系を構成し
てこのプロペラシャフトに発生する捩り振動を吸収抑制
するもので、当該ダンパに振動が入力して質量体13が
ハブ11に対して円周方向に相対変位すると、第二摩擦
要素16が同時に相対変位して第一摩擦要素15と摺動
する。したがってこのとき、大きな摩擦減衰力を広い領
域に亙って発生させることができる。この摩擦減衰は、
第一および第二摩擦要素15,16の材質が金属または
樹脂であるために、ゴムの場合と比較して、温度、振幅
または周波数に対する変化の度合いが遥かに小さく、よ
って特に広範囲の領域において充分な振動減衰効果を得
られる点に特徴を有している。また減衰力の大きさは、
第一および第二摩擦要素15,16の積層枚数を増減す
ることにより容易に調整可能である。また摩擦減衰が発
生したとき、両摩擦要素15,16の間には摩擦減衰の
みが発生するために、摩擦要素15,16を設けたから
といって固有振動数が変化することがない。また粘性減
衰が速度に比例するのに対して摩擦力が質量(当該実施
形態の場合は、両摩擦要素15,16の面圧力)に比例
するため、後者の摩擦力を利用することによって低速度
のうちから減衰を得ることができる。
【0040】またハブ11と質量体13の間にゴムブッ
シュが二つ設けられてこのゴムブッシュ同士の間に外部
と遮断された空間14が設けられ、この空間14内に互
いに摺動する第一および第二摩擦要素15,16が配置
されているために、両摩擦要素15,16の摺動面(摩
擦面)に外部のダストまたは油等の異物が付着するのを
防止することができる。したがって摩擦要素15,16
の摺動面にダストまたは油等の異物が付着して減衰力の
大きさが意図しないところで変わるのを防止することが
できる。
シュが二つ設けられてこのゴムブッシュ同士の間に外部
と遮断された空間14が設けられ、この空間14内に互
いに摺動する第一および第二摩擦要素15,16が配置
されているために、両摩擦要素15,16の摺動面(摩
擦面)に外部のダストまたは油等の異物が付着するのを
防止することができる。したがって摩擦要素15,16
の摺動面にダストまたは油等の異物が付着して減衰力の
大きさが意図しないところで変わるのを防止することが
できる。
【0041】第六実施形態・・・図8に示すように、ハ
ブ11の外周側にゴム状弾性材製の弾性体12を介して
質量体(振動リングとも称する)13が接続されてお
り、弾性体12が二つ、軸方向に並んで配置されて両弾
性体12の間にダンパの外部と遮断された空間14が設
けられ、この空間14内に互いに摺動する摩擦要素1
5,16が設けられている。
ブ11の外周側にゴム状弾性材製の弾性体12を介して
質量体(振動リングとも称する)13が接続されてお
り、弾性体12が二つ、軸方向に並んで配置されて両弾
性体12の間にダンパの外部と遮断された空間14が設
けられ、この空間14内に互いに摺動する摩擦要素1
5,16が設けられている。
【0042】ハブ11は板金等の所定の金属によって環
状に成形されており、円筒部11aと内向きのフランジ
部11bとを一体に備えて断面略L字形に成形されてい
る。質量体13は鋳鉄等の所定の金属によって環状に成
形されており、円筒形に成形されている。弾性体12は
それぞれ所定のゴム状弾性材によって環状に加硫成形さ
れており、加硫成形と同時にインナースリーブ17の外
周面およびアウタースリーブ18の内周面に加硫接着さ
れている。インナースリーブ17は板金等の所定の金属
によって環状に成形されており、円筒状に成形されてい
る。また図上左側のインナースリーブ17はハブ11の
円筒部11aの外周側に直接嵌着されており、図上右側
のインナースリーブ17は後記する第一摩擦要素15の
円筒部15aを介してハブ11の円筒部11aの外周側
に嵌着されている。アウタースリーブ18は板金等の所
定の金属によって環状に成形されており、円筒状に成形
されている。また図上右側のアウタースリーブ18は質
量体13の内周側に直接嵌着されており、図上左側のア
ウタースリーブ18は後記する第二摩擦要素16の円筒
部16aを介して質量体13の内周側に嵌着されてい
る。弾性体12、インナースリーブ17およびアウター
スリーブ18はこの三部品をもってブッシュまたはゴム
ブッシュと称される。空間14は、ハブ11の円筒部1
1a、左右のインナースリーブ17、左右の弾性体1
2、左右のアウタースリーブ18、質量体13ならびに
第一および第二摩擦要素15,16の各円筒部15a,
16aに囲まれて密閉されており、かつ環状に設定され
ている。
状に成形されており、円筒部11aと内向きのフランジ
部11bとを一体に備えて断面略L字形に成形されてい
る。質量体13は鋳鉄等の所定の金属によって環状に成
形されており、円筒形に成形されている。弾性体12は
それぞれ所定のゴム状弾性材によって環状に加硫成形さ
れており、加硫成形と同時にインナースリーブ17の外
周面およびアウタースリーブ18の内周面に加硫接着さ
れている。インナースリーブ17は板金等の所定の金属
によって環状に成形されており、円筒状に成形されてい
る。また図上左側のインナースリーブ17はハブ11の
円筒部11aの外周側に直接嵌着されており、図上右側
のインナースリーブ17は後記する第一摩擦要素15の
円筒部15aを介してハブ11の円筒部11aの外周側
に嵌着されている。アウタースリーブ18は板金等の所
定の金属によって環状に成形されており、円筒状に成形
されている。また図上右側のアウタースリーブ18は質
量体13の内周側に直接嵌着されており、図上左側のア
ウタースリーブ18は後記する第二摩擦要素16の円筒
部16aを介して質量体13の内周側に嵌着されてい
る。弾性体12、インナースリーブ17およびアウター
スリーブ18はこの三部品をもってブッシュまたはゴム
ブッシュと称される。空間14は、ハブ11の円筒部1
1a、左右のインナースリーブ17、左右の弾性体1
2、左右のアウタースリーブ18、質量体13ならびに
第一および第二摩擦要素15,16の各円筒部15a,
16aに囲まれて密閉されており、かつ環状に設定され
ている。
【0043】互いに摺動する摩擦要素15,16は、ハ
ブ11側に取り付けられた第一摩擦要素(第一摩擦板と
も称する)15と、質量体13側に取り付けられた第二
摩擦要素(第二摩擦板とも称する)16とよりなってい
る。
ブ11側に取り付けられた第一摩擦要素(第一摩擦板と
も称する)15と、質量体13側に取り付けられた第二
摩擦要素(第二摩擦板とも称する)16とよりなってい
る。
【0044】ハブ11側に取り付けられた第一摩擦要素
15は、板金等の所定の金属または樹脂等によって環状
に成形されており、ハブ11の円筒部11aの外周側に
嵌着された円筒部15aと、この円筒部15aの一端か
ら径方向斜め外方へ向けて設けられた環状のテーパ部1
5bとを一体に備えている。
15は、板金等の所定の金属または樹脂等によって環状
に成形されており、ハブ11の円筒部11aの外周側に
嵌着された円筒部15aと、この円筒部15aの一端か
ら径方向斜め外方へ向けて設けられた環状のテーパ部1
5bとを一体に備えている。
【0045】質量体13側に取り付けられた第二摩擦要
素16は、板金等の所定の金属または樹脂等によって環
状に成形されており、質量体13の内周側に嵌着された
円筒部13aと、この円筒部13aの一端から径方向斜
め内方へ向けて設けられた環状のテーパ部16bとを一
体に備えており、このテーパ部16bの外周面が第一摩
擦要素15のテーパ部15bの内周面と摺動自在に接触
して、摺動時に摩擦減衰力を発生させるようになってい
る。
素16は、板金等の所定の金属または樹脂等によって環
状に成形されており、質量体13の内周側に嵌着された
円筒部13aと、この円筒部13aの一端から径方向斜
め内方へ向けて設けられた環状のテーパ部16bとを一
体に備えており、このテーパ部16bの外周面が第一摩
擦要素15のテーパ部15bの内周面と摺動自在に接触
して、摺動時に摩擦減衰力を発生させるようになってい
る。
【0046】上記構成を備えたダイナミックダンパは例
えば、自動車エンジンのプロペラシャフトの外周に装着
され、プロペラシャフトに対して一種の共振系を構成し
てこのプロペラシャフトに発生する捩り振動を吸収抑制
するもので、当該ダンパに振動が入力して質量体13が
ハブ11に対して円周方向に相対変位すると、第二摩擦
要素16が同時に相対変位して第一摩擦要素15と摺動
する。したがってこのとき、大きな摩擦減衰力を広い領
域に亙って発生させることができる。この摩擦減衰は、
第一および第二摩擦要素15,16の材質が金属または
樹脂であるために、ゴムの場合と比較して、温度、振幅
または周波数に対する変化の度合いが遥かに小さく、よ
って特に広範囲の領域において充分な振動減衰効果を得
られる点に特徴を有している。また減衰力の大きさは、
第一および第二摩擦要素15,16の両テーパ部15
b,16bの互いの押付け量を変更することにより容易
に調整可能である。また摩擦減衰が発生したとき、両摩
擦要素15,16の間には摩擦減衰のみが発生するため
に、摩擦要素15,16を設けたからといって固有振動
数が変化することがない。また粘性減衰が速度に比例す
るのに対して摩擦力が質量(当該実施形態の場合は、両
摩擦要素15,16の面圧力)に比例するため、後者の
摩擦力を利用することによって低速度のうちから減衰を
得ることができる。
えば、自動車エンジンのプロペラシャフトの外周に装着
され、プロペラシャフトに対して一種の共振系を構成し
てこのプロペラシャフトに発生する捩り振動を吸収抑制
するもので、当該ダンパに振動が入力して質量体13が
ハブ11に対して円周方向に相対変位すると、第二摩擦
要素16が同時に相対変位して第一摩擦要素15と摺動
する。したがってこのとき、大きな摩擦減衰力を広い領
域に亙って発生させることができる。この摩擦減衰は、
第一および第二摩擦要素15,16の材質が金属または
樹脂であるために、ゴムの場合と比較して、温度、振幅
または周波数に対する変化の度合いが遥かに小さく、よ
って特に広範囲の領域において充分な振動減衰効果を得
られる点に特徴を有している。また減衰力の大きさは、
第一および第二摩擦要素15,16の両テーパ部15
b,16bの互いの押付け量を変更することにより容易
に調整可能である。また摩擦減衰が発生したとき、両摩
擦要素15,16の間には摩擦減衰のみが発生するため
に、摩擦要素15,16を設けたからといって固有振動
数が変化することがない。また粘性減衰が速度に比例す
るのに対して摩擦力が質量(当該実施形態の場合は、両
摩擦要素15,16の面圧力)に比例するため、後者の
摩擦力を利用することによって低速度のうちから減衰を
得ることができる。
【0047】またハブ11と質量体13の間にゴムブッ
シュが二つ設けられてこのゴムブッシュ同士の間に外部
と遮断された空間14が設けられ、この空間14内に互
いに摺動する第一および第二摩擦要素15,16の両テ
ーパ部15b,16bが配置されているために、両摩擦
要素15,16の摺動面(摩擦面)に外部のダストまた
は油等の異物が付着するのを防止することができる。し
たがって摩擦要素15,16の摺動面にダストまたは油
等の異物が付着して減衰力の大きさが意図しないところ
で変わるのを防止することができる。
シュが二つ設けられてこのゴムブッシュ同士の間に外部
と遮断された空間14が設けられ、この空間14内に互
いに摺動する第一および第二摩擦要素15,16の両テ
ーパ部15b,16bが配置されているために、両摩擦
要素15,16の摺動面(摩擦面)に外部のダストまた
は油等の異物が付着するのを防止することができる。し
たがって摩擦要素15,16の摺動面にダストまたは油
等の異物が付着して減衰力の大きさが意図しないところ
で変わるのを防止することができる。
【0048】第七実施形態・・・図9に示すように、ハ
ブ11の外周側にゴム状弾性材製の弾性体12を介して
質量体(振動リングとも称する)13が接続されてお
り、弾性体12が二つ、軸方向に並んで配置されて両弾
性体12の間にダンパの外部と遮断された空間14が設
けられ、この空間14内に互いに摺動する摩擦要素1
5,16が設けられている。
ブ11の外周側にゴム状弾性材製の弾性体12を介して
質量体(振動リングとも称する)13が接続されてお
り、弾性体12が二つ、軸方向に並んで配置されて両弾
性体12の間にダンパの外部と遮断された空間14が設
けられ、この空間14内に互いに摺動する摩擦要素1
5,16が設けられている。
【0049】ハブ11は板金等の所定の金属によって環
状に成形されており、円筒部11aと内向きのフランジ
部11bとを一体に備えて断面略L字形に成形されてい
る。質量体13は鋳鉄等の所定の金属によって環状に成
形されており、円筒形に成形されている。弾性体12は
それぞれ所定のゴム状弾性材によって環状に加硫成形さ
れており、加硫成形と同時にインナースリーブ17の外
周面およびアウタースリーブ18の内周面に加硫接着さ
れている。インナースリーブ17は板金等の所定の金属
によって環状に成形されており、円筒状に成形され、後
記する第一摩擦要素15の円筒部15aを介してハブ1
1の円筒部11aの外周側に嵌着されている。アウター
スリーブ18は板金等の所定の金属によって環状に成形
されており、円筒状に成形され、質量体13の内周側に
嵌着されている。弾性体12、インナースリーブ17お
よびアウタースリーブ18はこの三部品をもってブッシ
ュまたはゴムブッシュと称される。空間14は、ハブ1
1の円筒部11a、左右のインナースリーブ17、左右
の弾性体12、左右のアウタースリーブ18、質量体1
3ならびに第一摩擦要素15の円筒部15aに囲まれて
密閉されており、かつ環状に設定されている。
状に成形されており、円筒部11aと内向きのフランジ
部11bとを一体に備えて断面略L字形に成形されてい
る。質量体13は鋳鉄等の所定の金属によって環状に成
形されており、円筒形に成形されている。弾性体12は
それぞれ所定のゴム状弾性材によって環状に加硫成形さ
れており、加硫成形と同時にインナースリーブ17の外
周面およびアウタースリーブ18の内周面に加硫接着さ
れている。インナースリーブ17は板金等の所定の金属
によって環状に成形されており、円筒状に成形され、後
記する第一摩擦要素15の円筒部15aを介してハブ1
1の円筒部11aの外周側に嵌着されている。アウター
スリーブ18は板金等の所定の金属によって環状に成形
されており、円筒状に成形され、質量体13の内周側に
嵌着されている。弾性体12、インナースリーブ17お
よびアウタースリーブ18はこの三部品をもってブッシ
ュまたはゴムブッシュと称される。空間14は、ハブ1
1の円筒部11a、左右のインナースリーブ17、左右
の弾性体12、左右のアウタースリーブ18、質量体1
3ならびに第一摩擦要素15の円筒部15aに囲まれて
密閉されており、かつ環状に設定されている。
【0050】互いに摺動する摩擦要素15,16は、ハ
ブ11側に取り付けられた二つの第一摩擦要素(第一摩
擦板とも称する)15と、この二つの第一摩擦要素15
に挾まれるようにして質量体13の内周に一体成形され
た第二摩擦要素16とよりなっている。
ブ11側に取り付けられた二つの第一摩擦要素(第一摩
擦板とも称する)15と、この二つの第一摩擦要素15
に挾まれるようにして質量体13の内周に一体成形され
た第二摩擦要素16とよりなっている。
【0051】ハブ11側に取り付けられた第一摩擦要素
15はそれぞれ、板金等の所定の金属または樹脂等によ
って環状に成形されており、ハブ11の円筒部11aの
外周側に嵌着された円筒部15aと、この円筒部15a
の一端から径方向外方へ向けて設けられた外向きのフラ
ンジ部15cとを一体に備えている。
15はそれぞれ、板金等の所定の金属または樹脂等によ
って環状に成形されており、ハブ11の円筒部11aの
外周側に嵌着された円筒部15aと、この円筒部15a
の一端から径方向外方へ向けて設けられた外向きのフラ
ンジ部15cとを一体に備えている。
【0052】質量体13の内周に一体成形された第二摩
擦要素16は、内向きのフランジ状に成形されており、
この第二摩擦要素16の軸方向端面がそれぞれ第一摩擦
要素15のフランジ部15cと摺動自在に接触して、摺
動時に摩擦減衰力を発生させるようになっている。
擦要素16は、内向きのフランジ状に成形されており、
この第二摩擦要素16の軸方向端面がそれぞれ第一摩擦
要素15のフランジ部15cと摺動自在に接触して、摺
動時に摩擦減衰力を発生させるようになっている。
【0053】上記構成を備えたダイナミックダンパは例
えば、自動車エンジンのプロペラシャフトの外周に装着
され、プロペラシャフトに対して一種の共振系を構成し
てこのプロペラシャフトに発生する捩り振動を吸収抑制
するもので、当該ダンパに振動が入力して質量体13が
ハブ11に対して円周方向に相対変位すると、第二摩擦
要素16が同時に相対変位して第一摩擦要素15と摺動
する。したがってこのとき、大きな摩擦減衰力を広い領
域に亙って発生させることができる。この摩擦減衰は、
第一および第二摩擦要素15,16の材質が金属または
樹脂であるために、ゴムの場合と比較して、温度、振幅
または周波数に対する変化の度合いが遥かに小さく、よ
って特に広範囲の領域において充分な振動減衰効果を得
られる点に特徴を有している。また減衰力の大きさは、
第二摩擦要素16に対する第一摩擦要素15の押付け量
を変更することにより容易に調整可能である。また摩擦
減衰が発生したとき、両摩擦要素15,16の間には摩
擦減衰のみが発生するために、摩擦要素15,16を設
けたからといって固有振動数が変化することがない。ま
た粘性減衰が速度に比例するのに対して摩擦力が質量
(当該実施形態の場合は、両摩擦要素15,16の面圧
力)に比例するため、後者の摩擦力を利用することによ
って低速度のうちから減衰を得ることができる。
えば、自動車エンジンのプロペラシャフトの外周に装着
され、プロペラシャフトに対して一種の共振系を構成し
てこのプロペラシャフトに発生する捩り振動を吸収抑制
するもので、当該ダンパに振動が入力して質量体13が
ハブ11に対して円周方向に相対変位すると、第二摩擦
要素16が同時に相対変位して第一摩擦要素15と摺動
する。したがってこのとき、大きな摩擦減衰力を広い領
域に亙って発生させることができる。この摩擦減衰は、
第一および第二摩擦要素15,16の材質が金属または
樹脂であるために、ゴムの場合と比較して、温度、振幅
または周波数に対する変化の度合いが遥かに小さく、よ
って特に広範囲の領域において充分な振動減衰効果を得
られる点に特徴を有している。また減衰力の大きさは、
第二摩擦要素16に対する第一摩擦要素15の押付け量
を変更することにより容易に調整可能である。また摩擦
減衰が発生したとき、両摩擦要素15,16の間には摩
擦減衰のみが発生するために、摩擦要素15,16を設
けたからといって固有振動数が変化することがない。ま
た粘性減衰が速度に比例するのに対して摩擦力が質量
(当該実施形態の場合は、両摩擦要素15,16の面圧
力)に比例するため、後者の摩擦力を利用することによ
って低速度のうちから減衰を得ることができる。
【0054】またハブ11と質量体13の間にゴムブッ
シュが二つ設けられてこのゴムブッシュ同士の間に外部
と遮断された空間14が設けられ、この空間14内に互
いに摺動する第一摩擦要素15のフランジ部15cおよ
び第二摩擦要素16が収容されているために、両摩擦要
素15,16の摺動面(摩擦面)に外部のダストまたは
油等の異物が付着するのを防止することができる。した
がって摩擦要素15,16の摺動面にダストまたは油等
の異物が付着して減衰力の大きさが意図しないところで
変わるのを防止することができる。
シュが二つ設けられてこのゴムブッシュ同士の間に外部
と遮断された空間14が設けられ、この空間14内に互
いに摺動する第一摩擦要素15のフランジ部15cおよ
び第二摩擦要素16が収容されているために、両摩擦要
素15,16の摺動面(摩擦面)に外部のダストまたは
油等の異物が付着するのを防止することができる。した
がって摩擦要素15,16の摺動面にダストまたは油等
の異物が付着して減衰力の大きさが意図しないところで
変わるのを防止することができる。
【0055】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【0056】すなわち、上記構成を備えた本発明の請求
項1によるダンパにおいては、摩擦要素同士が摺動する
ことによって新たに摩擦減衰力が発生するために、固有
振動数を変えることなく大きな減衰力を広い領域に亙っ
て発揮することができる。
項1によるダンパにおいては、摩擦要素同士が摺動する
ことによって新たに摩擦減衰力が発生するために、固有
振動数を変えることなく大きな減衰力を広い領域に亙っ
て発揮することができる。
【0057】またこれに加えて請求項2のように、少な
くとも一方の摩擦要素がゴム状弾性材によって成形され
ていると、この摩擦要素をゴム状弾性材製の弾性体と同
時に加硫成形することができるために、この摩擦要素を
設けたからといって加硫成形に余分な手間がかかること
がない。
くとも一方の摩擦要素がゴム状弾性材によって成形され
ていると、この摩擦要素をゴム状弾性材製の弾性体と同
時に加硫成形することができるために、この摩擦要素を
設けたからといって加硫成形に余分な手間がかかること
がない。
【0058】また更に請求項3のように、ハブと質量体
の間に弾性体が二つ設けられてこの弾性体同士の間に外
部と遮断された空間が設けられ、この空間内に互いに摺
動する摩擦要素が設けられていると、摩擦要素の摺動面
にダストまたは油等の異物が付着するのを防止すること
ができるために、摩擦要素の摺動面にダストまたは油等
の異物が付着して減衰力の大きさが意図しないところで
変わるのを防止することができる。
の間に弾性体が二つ設けられてこの弾性体同士の間に外
部と遮断された空間が設けられ、この空間内に互いに摺
動する摩擦要素が設けられていると、摩擦要素の摺動面
にダストまたは油等の異物が付着するのを防止すること
ができるために、摩擦要素の摺動面にダストまたは油等
の異物が付着して減衰力の大きさが意図しないところで
変わるのを防止することができる。
【図1】本発明の第一実施形態に係るダンパの半裁断面
図
図
【図2】本発明の第二実施形態に係るダンパの半裁断面
図
図
【図3】本発明の第三実施形態に係るダンパの半裁断面
図
図
【図4】本発明の第四実施形態に係るダンパの半裁断面
図
図
【図5】回転数とねじり角度の関係を示すグラフ図
【図6】本発明の第五実施形態に係るダンパの半裁断面
図
図
【図7】図6の要部拡大図
【図8】本発明の第六実施形態に係るダンパの半裁断面
図
図
【図9】本発明の第七実施形態に係るダンパの半裁断面
図
図
【図10】従来例に係るダンパの半裁断面図
1,11 ハブ 1a,11a,15a,16a 円筒部 1b,5d,11b,15c,16c フランジ部 2,12 弾性体 3,13 質量体 4,5,15,16 摩擦要素 4a 小突起 5a 外周円筒部 5b 内周円筒部 5c 径方向部 6 凹部 7 スペース 14 空間 15b,16b テーパ部 17 インナースリーブ 18 アウタースリーブ 19,20 スペーサ
Claims (3)
- 【請求項1】 ハブ(1)(11)にゴム状弾性材製の
弾性体(2)(12)を介して質量体(3)(13)を
接続したダンパにおいて、 前記ハブ(1)(11)および前記質量体(3)(1
3)にそれぞれ摩擦要素(4)(5)(15)(16)
を設け、前記摩擦要素(4)(5)(15)(16)同
士を摺動自在に接触させたことを特徴とするダンパ。 - 【請求項2】 請求項1のダンパにおいて、 一方の摩擦要素(4)がハブ(1)または質量体(3)
に接着されたゴム状弾性材であることを特徴とするダン
パ。 - 【請求項3】 請求項1のダンパにおいて、 ハブ(11)と質量体(13)の間に弾性体(12)が
二つ設けられて前記弾性体(12)同士の間に外部と遮
断された空間(14)が設けられ、前記空間(14)内
に互いに摺動する摩擦要素(15)(16)が設けられ
ていることを特徴とするダンパ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8255380A JPH1082452A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | ダンパ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8255380A JPH1082452A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | ダンパ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1082452A true JPH1082452A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=17277966
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8255380A Pending JPH1082452A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | ダンパ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1082452A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007315406A (ja) * | 2006-04-27 | 2007-12-06 | Tokai Rubber Ind Ltd | 筒形ダイナミックダンパ |
-
1996
- 1996-09-06 JP JP8255380A patent/JPH1082452A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007315406A (ja) * | 2006-04-27 | 2007-12-06 | Tokai Rubber Ind Ltd | 筒形ダイナミックダンパ |
| US8136646B2 (en) | 2006-04-27 | 2012-03-20 | Tokai Rubber Industries, Ltd. | Cylindrical dynamic damper |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040810 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040818 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041014 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041208 |