JPH0584075A - プトレツシンn−メチルトランスフエラーゼ、プトレツシンn−メチルトランスフエラーゼをコードする組換えdna分子、およびニコチン含量が変化したトランスジエニツクタバコ植物 - Google Patents
プトレツシンn−メチルトランスフエラーゼ、プトレツシンn−メチルトランスフエラーゼをコードする組換えdna分子、およびニコチン含量が変化したトランスジエニツクタバコ植物Info
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- JPH0584075A JPH0584075A JP3326531A JP32653191A JPH0584075A JP H0584075 A JPH0584075 A JP H0584075A JP 3326531 A JP3326531 A JP 3326531A JP 32653191 A JP32653191 A JP 32653191A JP H0584075 A JPH0584075 A JP H0584075A
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- A01H6/823—Nicotiana, e.g. tobacco
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 この発明は、高度に精製されたタバコプトレ
ッシンN−メチルトランスフェラーゼ(PMT)、その
精製法、およびPMT DNA配列の製造法を提供する
ものである。 【構成】 精製法は、タバコ植物抽出液をアニオン交換
媒体に添加する工程を有し、添加温度および抽出液のp
Hと組成は、PMTがアニオン交換媒体によって保持さ
れるような条件である。次にPMTを、有効量のポリア
ミンを含有する溶離緩衝液で、アニオン交換媒体から溶
離する。またPMTをコードするセンス組換えDNA分
子とアンチセンス組換えDNA分子、これらの組換えD
NA分子を含有するベクター、およびこれらのDNA分
子またはベクターで形質転換されたトランスジェニクタ
バコ細胞とトランスジェニックタバコ植物を提供するも
のである。
ッシンN−メチルトランスフェラーゼ(PMT)、その
精製法、およびPMT DNA配列の製造法を提供する
ものである。 【構成】 精製法は、タバコ植物抽出液をアニオン交換
媒体に添加する工程を有し、添加温度および抽出液のp
Hと組成は、PMTがアニオン交換媒体によって保持さ
れるような条件である。次にPMTを、有効量のポリア
ミンを含有する溶離緩衝液で、アニオン交換媒体から溶
離する。またPMTをコードするセンス組換えDNA分
子とアンチセンス組換えDNA分子、これらの組換えD
NA分子を含有するベクター、およびこれらのDNA分
子またはベクターで形質転換されたトランスジェニクタ
バコ細胞とトランスジェニックタバコ植物を提供するも
のである。
Description
【0001】この発明は、高度に精製されたプトレッシ
ンN−メチルトランスフェラーゼ、その新規の精製方
法、およびそのアンチセンス遺伝子およびセンス遺伝子
に関する。特にこの発明は、ニコチンレベルを遺伝的に
変化させたトランスジェニックタバコ植物を創製するた
めのセンスおよびアンチセンスのプトレッシンN−メチ
ルトランスフェラーゼ遺伝子の使用に関する。このよう
なトランスジェニック植物は、タバコ産業に用いる乾燥
タバコ葉を製造するのに有用である。
ンN−メチルトランスフェラーゼ、その新規の精製方
法、およびそのアンチセンス遺伝子およびセンス遺伝子
に関する。特にこの発明は、ニコチンレベルを遺伝的に
変化させたトランスジェニックタバコ植物を創製するた
めのセンスおよびアンチセンスのプトレッシンN−メチ
ルトランスフェラーゼ遺伝子の使用に関する。このよう
なトランスジェニック植物は、タバコ産業に用いる乾燥
タバコ葉を製造するのに有用である。
【0002】タバコからニコチンを除くために各種の方
法が採用されている。しかしこれらの方法のほとんど
が、ニコチンに対して充分に選択的でない。これらの方
法はタバコから他の成分を除去するのでタバコの風味と
香気に不利な影響を与える。その上に、このような方法
は、一般に複雑で費用が高い。
法が採用されている。しかしこれらの方法のほとんど
が、ニコチンに対して充分に選択的でない。これらの方
法はタバコから他の成分を除去するのでタバコの風味と
香気に不利な影響を与える。その上に、このような方法
は、一般に複雑で費用が高い。
【0003】ニコチンと生化学的に合成される化合物
は、一般に一連の生化学反応によって形成され、各反応
は異なる酵素によって触媒される。所定の化合物をもた
らす特定の反応系列が一つの経路として知られている。
経路の作動とその最終生成物の産生を阻害する1方法
は、その経路で必要な酵素量を減らすことである。経路
の他の酵素に比べてその酵素の数度が、通常、経路の作
動においてその酵素を律速的にするよう充分に低い場
合、酵素の数度が減少すると、最終生成物の産生量が低
くなる。酵素の相対的数度が、通常、律速的でない場合
は、細胞中のその数度は、経路の産生量を減少させるた
めには、酵素を律速的にするように充分に低下させねば
ならない。同様に酵素の相対的な数度が律速的である場
合、その数度の増大によってその経路の最終産生物の産
生量が増大する。
は、一般に一連の生化学反応によって形成され、各反応
は異なる酵素によって触媒される。所定の化合物をもた
らす特定の反応系列が一つの経路として知られている。
経路の作動とその最終生成物の産生を阻害する1方法
は、その経路で必要な酵素量を減らすことである。経路
の他の酵素に比べてその酵素の数度が、通常、経路の作
動においてその酵素を律速的にするよう充分に低い場
合、酵素の数度が減少すると、最終生成物の産生量が低
くなる。酵素の相対的数度が、通常、律速的でない場合
は、細胞中のその数度は、経路の産生量を減少させるた
めには、酵素を律速的にするように充分に低下させねば
ならない。同様に酵素の相対的な数度が律速的である場
合、その数度の増大によってその経路の最終産生物の産
生量が増大する。
【0004】ニコチンは最初にタバコ植物の根で形成さ
れ、次に葉に輸送され、葉の貯蔵される(Tso 、Physio
logy and Biochemistry of Tobacco Plants 、233〜
234頁、Dowden Hutchinson & Ross、米国、ペンシル
ヴェニア州、ストラウズバーグ、1972年)。ニコチ
ン分子は、二つの複素環、ピリジン部分およびピロリジ
ン部分で構成され、その各々は別個の生化学経路から誘
導される。ニコチンのピリジン部分はニコチン酸から誘
導される。ニコチンのピロリジン部分は、プトレッシン
からN−メチルプトレッシンに至り、次いでN−メチル
ピロリンに至る経路によって提供される。ニコチン生合
成時の必須の工程は、プトレッシンからN−メチルプト
レッシンを生成する工程である(Goodwin とMercer、In
troduction to Plant Biochemistry、488〜491
頁、Pergamon Press、米国、ニューヨーク、1983
年)。
れ、次に葉に輸送され、葉の貯蔵される(Tso 、Physio
logy and Biochemistry of Tobacco Plants 、233〜
234頁、Dowden Hutchinson & Ross、米国、ペンシル
ヴェニア州、ストラウズバーグ、1972年)。ニコチ
ン分子は、二つの複素環、ピリジン部分およびピロリジ
ン部分で構成され、その各々は別個の生化学経路から誘
導される。ニコチンのピリジン部分はニコチン酸から誘
導される。ニコチンのピロリジン部分は、プトレッシン
からN−メチルプトレッシンに至り、次いでN−メチル
ピロリンに至る経路によって提供される。ニコチン生合
成時の必須の工程は、プトレッシンからN−メチルプト
レッシンを生成する工程である(Goodwin とMercer、In
troduction to Plant Biochemistry、488〜491
頁、Pergamon Press、米国、ニューヨーク、1983
年)。
【0005】プトレッシンのN−メチルプトレッシンへ
の変換反応は、メチル基供与体として働くS−アデノシ
ルメチンを用いて行われ、酵素であるプトレッシンN−
メチルトランスフェラーゼ(“PMT”)によって触媒
される。PMTは、タバコ内でのニコチン合成用のN−
メチルピロリンを供給する経路で律速酵素のようである
(Feth等、“Regulation in Tobacco Callus of Enzyme
Activities of the Nicotine Pathway ”、planta、1
68巻、402〜407頁、1986年;Wagner等、
“The Regulation of Enzyme Activities of the Nicot
ine Pathway in Tobacco”、Physiol,Plant 、68
巻、667〜672頁、1986年)。
の変換反応は、メチル基供与体として働くS−アデノシ
ルメチンを用いて行われ、酵素であるプトレッシンN−
メチルトランスフェラーゼ(“PMT”)によって触媒
される。PMTは、タバコ内でのニコチン合成用のN−
メチルピロリンを供給する経路で律速酵素のようである
(Feth等、“Regulation in Tobacco Callus of Enzyme
Activities of the Nicotine Pathway ”、planta、1
68巻、402〜407頁、1986年;Wagner等、
“The Regulation of Enzyme Activities of the Nicot
ine Pathway in Tobacco”、Physiol,Plant 、68
巻、667〜672頁、1986年)。
【0006】比較的に粗製のPMT製剤(30倍の精製
度)について限定的な特性決定がなされている(Mizusa
ki等、“Phytochemical Studies on Tobacco Alkaloids
XIV. The Occurrence and Properties of Putrescine
N-Methyltransferase in Tobacco Plants ”,Plant ce
ll Physiol. 、12巻、633〜640頁、1971
年)。その製剤に至る精製工程は、最初の抽出液からの
硫酸アンモニウム沈澱法とゲル濾過クロマトグラフィに
限定した。
度)について限定的な特性決定がなされている(Mizusa
ki等、“Phytochemical Studies on Tobacco Alkaloids
XIV. The Occurrence and Properties of Putrescine
N-Methyltransferase in Tobacco Plants ”,Plant ce
ll Physiol. 、12巻、633〜640頁、1971
年)。その製剤に至る精製工程は、最初の抽出液からの
硫酸アンモニウム沈澱法とゲル濾過クロマトグラフィに
限定した。
【0007】植物によって通常得られるよりも有意に低
いレベルの酵素(またはその他のタンパク質)を特徴と
する植物を、アンチセンスRNA法によって作ることが
できる。通常、標的酵素をコードする遺伝子の転写をす
ると一本鎖mRNAが生成し、そのRNAは次にリボソ
ームによって翻訳されて標的酵素が得られる。アンチセ
ンスRNA分子は、そのヌクレオチド配列が標的mRN
A分子のある部分に対して相補的なRNA分子である。
したがってアンチセンスRNA分子は、標的mRNA分
子と相補的塩基対合を行い(雑種形成)、その標的mR
NA分子を翻訳に利用できないようにして一層分解し易
くし、または両方を行う。したがって、標的mRNAが
コードする特異的酵素を産生する細胞の性能が阻害され
る。
いレベルの酵素(またはその他のタンパク質)を特徴と
する植物を、アンチセンスRNA法によって作ることが
できる。通常、標的酵素をコードする遺伝子の転写をす
ると一本鎖mRNAが生成し、そのRNAは次にリボソ
ームによって翻訳されて標的酵素が得られる。アンチセ
ンスRNA分子は、そのヌクレオチド配列が標的mRN
A分子のある部分に対して相補的なRNA分子である。
したがってアンチセンスRNA分子は、標的mRNA分
子と相補的塩基対合を行い(雑種形成)、その標的mR
NA分子を翻訳に利用できないようにして一層分解し易
くし、または両方を行う。したがって、標的mRNAが
コードする特異的酵素を産生する細胞の性能が阻害され
る。
【0008】アンチセンス法は、いくつもの研究で採用
され、特異的な酵素が通常の量より低いことを特徴とす
るトランスジェニック植物が創製されている。例えば、
低レベルのカルコンシンターゼ(花の色素の生合成経路
の酵素)を含有する植物が、カルコンシンターゼのアン
チセンス遺伝子をタバコとペチュニアのゲノムに挿入す
ることによって生産されている。これらのトランスジェ
ニックタバコ植物とトランスジェニックペチュニア植物
は、通常の着色よりうすい色の花を産生する(Van der
Krol等、“An Anti-Sense Chalcone Synthase Gene in
Transgenic Plants Inhibits Flower Pigmentation”、
Nature、333巻、866〜869頁、1988年)。
またアンチセンスRNA法は、トマト類に、ポリガラク
ツロナーゼ酵素が産生するのを阻害するために採用され
て成功しており(Smith 等、“Antisense RNA Inhibiti
on of Polygalacturonase Gene Expression in Transge
nic Tomatoes”、Nature、334巻、724〜726
頁、1988年;Sheehy等、“Reduction of Polygalac
turonase Activity in Tomato Fruit by Antisense RN
A”、Proc. Natl. Acad. Sci. USA、85巻、8805
〜8809頁、1988年)、およびタバコに、リブロ
ースビスリン酸カルボキシラーゼ酵素の小さなサブユニ
ットを産生するのを阻害するのに成功している(Roderm
el等、“Nuclear-organelle Interactions:Nuclear An
tisense Gene Inhibits Ribulose Bisphosphate Carbox
ylase Enzyme Levels in Transformed Tobacco Plants
”、Cell、55巻、673〜681頁、1988
年)。あるいは、所定の酵素の通常量より多いことを特
徴とするトランスジェニック植物を、センス(すなわち
通常の)配向のその酵素の遺伝子で植物を形質転換する
ことによって創製することができる。
され、特異的な酵素が通常の量より低いことを特徴とす
るトランスジェニック植物が創製されている。例えば、
低レベルのカルコンシンターゼ(花の色素の生合成経路
の酵素)を含有する植物が、カルコンシンターゼのアン
チセンス遺伝子をタバコとペチュニアのゲノムに挿入す
ることによって生産されている。これらのトランスジェ
ニックタバコ植物とトランスジェニックペチュニア植物
は、通常の着色よりうすい色の花を産生する(Van der
Krol等、“An Anti-Sense Chalcone Synthase Gene in
Transgenic Plants Inhibits Flower Pigmentation”、
Nature、333巻、866〜869頁、1988年)。
またアンチセンスRNA法は、トマト類に、ポリガラク
ツロナーゼ酵素が産生するのを阻害するために採用され
て成功しており(Smith 等、“Antisense RNA Inhibiti
on of Polygalacturonase Gene Expression in Transge
nic Tomatoes”、Nature、334巻、724〜726
頁、1988年;Sheehy等、“Reduction of Polygalac
turonase Activity in Tomato Fruit by Antisense RN
A”、Proc. Natl. Acad. Sci. USA、85巻、8805
〜8809頁、1988年)、およびタバコに、リブロ
ースビスリン酸カルボキシラーゼ酵素の小さなサブユニ
ットを産生するのを阻害するのに成功している(Roderm
el等、“Nuclear-organelle Interactions:Nuclear An
tisense Gene Inhibits Ribulose Bisphosphate Carbox
ylase Enzyme Levels in Transformed Tobacco Plants
”、Cell、55巻、673〜681頁、1988
年)。あるいは、所定の酵素の通常量より多いことを特
徴とするトランスジェニック植物を、センス(すなわち
通常の)配向のその酵素の遺伝子で植物を形質転換する
ことによって創製することができる。
【0009】PMTのレベルを変化させることによっ
て、タバコ植物のニコチンレベルを上下させるタバコ植
物の遺伝子工学はまだ可能になっていない。その理由
は、PMT酵素を予め精製することなしにPMT遺伝子
をクローン化をする方法が知られておらず、またPMT
酵素の精製法はこの発明以前に知られていなかったから
である。
て、タバコ植物のニコチンレベルを上下させるタバコ植
物の遺伝子工学はまだ可能になっていない。その理由
は、PMT酵素を予め精製することなしにPMT遺伝子
をクローン化をする方法が知られておらず、またPMT
酵素の精製法はこの発明以前に知られていなかったから
である。
【0010】この発明は、第1に、高度に精製されたプ
トレッシンN−メチルトランスフェラーゼ(“PM
T”)と、この酵素の新規な精製法を提供するものであ
る。
トレッシンN−メチルトランスフェラーゼ(“PM
T”)と、この酵素の新規な精製法を提供するものであ
る。
【0011】この発明の精製法は、タバコ植物抽出液を
アニオン交換媒体に添加する工程を有し、添加温度およ
び抽出液のpHと組成は、PMTがアニオン交換媒体に
よって保持されるような条件である。次にPMTを、有
効量のポリアミンを含有する溶離緩衝液で、アニオン交
換媒体から溶離する。また溶離温度および溶離緩衝液の
pHと化学組成は、ポリアミンがなければ、PMTがア
ニオン交換媒体によって保持されるような条件である。
アニオン交換媒体に添加する工程を有し、添加温度およ
び抽出液のpHと組成は、PMTがアニオン交換媒体に
よって保持されるような条件である。次にPMTを、有
効量のポリアミンを含有する溶離緩衝液で、アニオン交
換媒体から溶離する。また溶離温度および溶離緩衝液の
pHと化学組成は、ポリアミンがなければ、PMTがア
ニオン交換媒体によって保持されるような条件である。
【0012】好ましい態様において、アニオン交換媒体
の溶出液を、アニオン交換媒体の溶離緩衝液の存在下、
PMTに対して親和性を有するクロマトグラフィ媒体に
直接添加し、次に、結合された物質を溶離する。最も好
ましくは、アニオン交換カラムからの出口がω−アミノ
ヘキシルアガロースカラムの入口に接続され、後者のカ
ラムにアニオン交換カラムからの希薄PMTが集めら
れ、次いでより濃縮された形態でPMTが溶出される。
の溶出液を、アニオン交換媒体の溶離緩衝液の存在下、
PMTに対して親和性を有するクロマトグラフィ媒体に
直接添加し、次に、結合された物質を溶離する。最も好
ましくは、アニオン交換カラムからの出口がω−アミノ
ヘキシルアガロースカラムの入口に接続され、後者のカ
ラムにアニオン交換カラムからの希薄PMTが集めら
れ、次いでより濃縮された形態でPMTが溶出される。
【0013】この発明のPMTは、分子量が約55〜6
5キロダルトン、未変性の等電点が約5.0〜6.0の
pH、プトレッシンについてのKm値が約300μM〜
500μM、およびS−アデノシルメチオニンについて
のKm値が約100μM〜150μMである。好ましい
態様では、PMTは、配列表に配列番号1、配列番号2
および配列番号3として規定されているアミノ酸配列か
ら選択される17のアミノ酸の配列をもっている。
5キロダルトン、未変性の等電点が約5.0〜6.0の
pH、プトレッシンについてのKm値が約300μM〜
500μM、およびS−アデノシルメチオニンについて
のKm値が約100μM〜150μMである。好ましい
態様では、PMTは、配列表に配列番号1、配列番号2
および配列番号3として規定されているアミノ酸配列か
ら選択される17のアミノ酸の配列をもっている。
【0014】またこの発明は、プトレッシンN−メチル
トランスフェラーゼをコードするセンス組換えDNA分
子とアンチセンス組換えDNA分子、これらの組換えD
NA分子を含有するベクター、およびこれらのDNA分
子またはベクターで形質転換されたトランスジェニック
タバコ細胞とトランスジェニックタバコ植物を提供する
ものである。この発明のトランスジェニックタバコ細胞
とトランスジェニックタバコ植物は、未形質転換の対照
のタバコ細胞とタバコ植物よりニコチン含量が低いかま
たは高いことを特徴としている。
トランスフェラーゼをコードするセンス組換えDNA分
子とアンチセンス組換えDNA分子、これらの組換えD
NA分子を含有するベクター、およびこれらのDNA分
子またはベクターで形質転換されたトランスジェニック
タバコ細胞とトランスジェニックタバコ植物を提供する
ものである。この発明のトランスジェニックタバコ細胞
とトランスジェニックタバコ植物は、未形質転換の対照
のタバコ細胞とタバコ植物よりニコチン含量が低いかま
たは高いことを特徴としている。
【0015】PMTの精製 PMT精製に用いる出発物質はタバコの根で構成されて
いる。その根は水耕栽培されたタバコ植物から収穫する
ことが好ましい。水耕栽培法は、高度に制御された再現
性のある条件下で植物を成長させることが容易であり、
清浄で無傷の状態で、広がった糸状根系を効率よく収穫
することができる。
いる。その根は水耕栽培されたタバコ植物から収穫する
ことが好ましい。水耕栽培法は、高度に制御された再現
性のある条件下で植物を成長させることが容易であり、
清浄で無傷の状態で、広がった糸状根系を効率よく収穫
することができる。
【0016】タバコの種子は、湿潤した植物鉢植え混合
物の表面もしくはその近傍で発芽させることができる。
最も好ましい条件は約80°Fの温度と60%の相対湿
度である。種子が発芽してから約2週間後、実生苗を間
引きし(除去し)、残留実生苗が高さが約6インチで約
6枚の葉が生成する時期まで、妨害されずに成長するの
に充分な余白を残す。実生苗が、約6インチの高さに到
達したとき、一般に、根系と鉢植え物質のペレットはそ
のままで、適切な養分溶液が入れられ、この養分溶液の
通気(酸化)手段を備えた水耕装置に移植される。また
この水耕栽培装置は、溶解された養分を補充するように
設備されていなければならず、かつ充分に成長したタバ
コ植物を収納するのに充分な大きさでなければならな
い。
物の表面もしくはその近傍で発芽させることができる。
最も好ましい条件は約80°Fの温度と60%の相対湿
度である。種子が発芽してから約2週間後、実生苗を間
引きし(除去し)、残留実生苗が高さが約6インチで約
6枚の葉が生成する時期まで、妨害されずに成長するの
に充分な余白を残す。実生苗が、約6インチの高さに到
達したとき、一般に、根系と鉢植え物質のペレットはそ
のままで、適切な養分溶液が入れられ、この養分溶液の
通気(酸化)手段を備えた水耕装置に移植される。また
この水耕栽培装置は、溶解された養分を補充するように
設備されていなければならず、かつ充分に成長したタバ
コ植物を収納するのに充分な大きさでなければならな
い。
【0017】頭状花の除去(摘花)は商業的タバコ栽培
における標準の慣行であるが、根の成長を増大して葉の
ニコチン含量を増大することは、当該技術分野では公知
である。それ故に、PMTの精製用の出発物質として使
用される植物は、通常、成長の適当な段階で摘花され
る。植付けと摘花の適切な間隔は、とりわけ、植物の品
種、光の強度、日長、土壌と空気の温度、土壌水分およ
び無機栄養を含むいくつもの因子によってきまる。しか
し、一般に根は摘花してから3〜7日後に収穫される。
所定の組合せの生育条件下で栽培される所定のタバコ品
種の摘花の最適時期は、当該技術分野の熟練者ならば容
易に決定することができる。
における標準の慣行であるが、根の成長を増大して葉の
ニコチン含量を増大することは、当該技術分野では公知
である。それ故に、PMTの精製用の出発物質として使
用される植物は、通常、成長の適当な段階で摘花され
る。植付けと摘花の適切な間隔は、とりわけ、植物の品
種、光の強度、日長、土壌と空気の温度、土壌水分およ
び無機栄養を含むいくつもの因子によってきまる。しか
し、一般に根は摘花してから3〜7日後に収穫される。
所定の組合せの生育条件下で栽培される所定のタバコ品
種の摘花の最適時期は、当該技術分野の熟練者ならば容
易に決定することができる。
【0018】収穫された根は冷水で洗浄することが好ま
しく、次に残留水をブフナー漏斗で吸引して除去する。
次に洗浄した根は、収穫して直ちに、使用されるかまた
は−80℃に凍結される。凍結された根は、使用するま
で約−80℃で貯蔵される。
しく、次に残留水をブフナー漏斗で吸引して除去する。
次に洗浄した根は、収穫して直ちに、使用されるかまた
は−80℃に凍結される。凍結された根は、使用するま
で約−80℃で貯蔵される。
【0019】一般的なPMT精製法では、抽出緩衝液1
l当り約400〜600gの凍結根組織を高速混合器で
ホモジナイズする。抽出緩衝液は、一般に、一つ以上の
緩衝剤、一つ以上の還元剤、一つ以上の重金属キレート
化剤、一つ以上の水活性変性剤、および一つ以上のプロ
テアーゼ阻害剤それぞれの有効量を含有している。また
抽出緩衝液は、一つ以上のフェノール系化合物吸着剤の
有効量を含有している方が好ましい。これらの薬剤の有
効量は、使用される特定の薬剤によって決まる。しかし
使用量は、一般に、植物タンパク質の精製中に使用され
る一般的な量から選択される。したがって、薬剤とその
有効量の選択は、通常の研究者の技能の範囲内にある。
l当り約400〜600gの凍結根組織を高速混合器で
ホモジナイズする。抽出緩衝液は、一般に、一つ以上の
緩衝剤、一つ以上の還元剤、一つ以上の重金属キレート
化剤、一つ以上の水活性変性剤、および一つ以上のプロ
テアーゼ阻害剤それぞれの有効量を含有している。また
抽出緩衝液は、一つ以上のフェノール系化合物吸着剤の
有効量を含有している方が好ましい。これらの薬剤の有
効量は、使用される特定の薬剤によって決まる。しかし
使用量は、一般に、植物タンパク質の精製中に使用され
る一般的な量から選択される。したがって、薬剤とその
有効量の選択は、通常の研究者の技能の範囲内にある。
【0020】抽出緩衝液のpHは、約7.2〜8.3の
範囲になければならないが、好ましくは約7.5であ
る。所望のpHで有効なpH緩衝能を与える解離定数
(pKa)を有する水溶性化合物が使用される。また好
ましい緩衝剤は紫外線を事実上透過する。適切な緩衝剤
には、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(“Tr
is”)、イミダゾール、リン酸塩、N−モルホリノプロ
パンスルホン酸(“MOPS”)、N−トリス(ヒドロ
キシメチル)メチル−2−アミノエタンスルホン酸
(“TES”)、トリエタノールアミン、およびN−ト
リス(ヒドロキシメチル)−メチル−グリシン(“Tric
ine ”)が含まれる。トリス緩衝剤が好ましい。
範囲になければならないが、好ましくは約7.5であ
る。所望のpHで有効なpH緩衝能を与える解離定数
(pKa)を有する水溶性化合物が使用される。また好
ましい緩衝剤は紫外線を事実上透過する。適切な緩衝剤
には、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(“Tr
is”)、イミダゾール、リン酸塩、N−モルホリノプロ
パンスルホン酸(“MOPS”)、N−トリス(ヒドロ
キシメチル)メチル−2−アミノエタンスルホン酸
(“TES”)、トリエタノールアミン、およびN−ト
リス(ヒドロキシメチル)−メチル−グリシン(“Tric
ine ”)が含まれる。トリス緩衝剤が好ましい。
【0021】タンパク質のスルフヒドリル基の起りうる
酸化反応と、植物のフェノール化合物の起りうる酸化反
応とを阻害して反応性遊離ラジカルの生成を阻害するた
めに、還元剤を抽出緩衝液中に添加する。これら両方の
反応はPMTを不活性化することがある。適切な還元剤
には、ジチオトレイトール(“DTT”)、ジチオエリ
トリトール、2−メルカプトエタノール、チオグリコー
ル酸塩、グルタチオン、システイン、およびアスコルビ
ン酸塩が含まれる。DTTとアスコルビン酸塩が好まし
い。
酸化反応と、植物のフェノール化合物の起りうる酸化反
応とを阻害して反応性遊離ラジカルの生成を阻害するた
めに、還元剤を抽出緩衝液中に添加する。これら両方の
反応はPMTを不活性化することがある。適切な還元剤
には、ジチオトレイトール(“DTT”)、ジチオエリ
トリトール、2−メルカプトエタノール、チオグリコー
ル酸塩、グルタチオン、システイン、およびアスコルビ
ン酸塩が含まれる。DTTとアスコルビン酸塩が好まし
い。
【0022】重金属キレート化剤は、プロテアーゼ類の
活性化、および重金属との直接相互作用によるかまたは
フェノール化合物を酸化してPMTを不活性化する種に
する反応の重金属による促進によって起りうるPMTの
不活性化を防止するために、抽出緩衝液に添加される。
好ましい重金属キレート化剤としては、エチレンジアミ
ン四酢酸(“EDTA”)があるが、他の通常のキレー
ト化剤例えばエチレングリコールビス(β−アミノエチ
ルエーテル)N,N,N′,N′四酢酸(“EGT
A”)およびクエン酸塩も使うことができる。
活性化、および重金属との直接相互作用によるかまたは
フェノール化合物を酸化してPMTを不活性化する種に
する反応の重金属による促進によって起りうるPMTの
不活性化を防止するために、抽出緩衝液に添加される。
好ましい重金属キレート化剤としては、エチレンジアミ
ン四酢酸(“EDTA”)があるが、他の通常のキレー
ト化剤例えばエチレングリコールビス(β−アミノエチ
ルエーテル)N,N,N′,N′四酢酸(“EGT
A”)およびクエン酸塩も使うことができる。
【0023】水活性変性剤は、PMTを不活性化させ
る、起りうる変性とその外の一層微少な配座の変化に対
してPMTを安定化するために、抽出緩衝液に添加され
る。このような水活性変性剤は、非イオン性の親水性化
合物であり、これらが添加される水溶液の水活性を低下
させる。グリセリン、エチレングリコールおよび低分子
量のポリエチレングリコール(例えば“PEG40
0”)が好ましいが、グルコース、スクロース、フルク
トースおよびソルビトールが、水活性変性剤として有用
な他の化合物の例である。
る、起りうる変性とその外の一層微少な配座の変化に対
してPMTを安定化するために、抽出緩衝液に添加され
る。このような水活性変性剤は、非イオン性の親水性化
合物であり、これらが添加される水溶液の水活性を低下
させる。グリセリン、エチレングリコールおよび低分子
量のポリエチレングリコール(例えば“PEG40
0”)が好ましいが、グルコース、スクロース、フルク
トースおよびソルビトールが、水活性変性剤として有用
な他の化合物の例である。
【0024】プロテアーゼ阻害剤は、組織を均質化中に
放出されるタンパク質分解酵素によるタンパク質切断に
よるPMTの起りうる不活性化を防止するために、一般
に抽出緩衝液に添加される。有用なプロテアーゼ阻害剤
には、フェニルメチルスルホニルフルオリド(“PMS
F”)、ロイペプチン、アプロチニン、キモスタチンお
よびペプスタチンが含まれている。PMSFとロイペプ
チンが好ましい。
放出されるタンパク質分解酵素によるタンパク質切断に
よるPMTの起りうる不活性化を防止するために、一般
に抽出緩衝液に添加される。有用なプロテアーゼ阻害剤
には、フェニルメチルスルホニルフルオリド(“PMS
F”)、ロイペプチン、アプロチニン、キモスタチンお
よびペプスタチンが含まれている。PMSFとロイペプ
チンが好ましい。
【0025】フェノール系化合物の吸着剤は、存在して
いると、植物細胞が破壊されると酸化されて、PMTを
不活性化もしくは沈澱させるフェノール系植物化合物を
除くために、抽出緩衝液に添加することが好ましい。一
般に、フェノール系化合物を吸着するために、不溶性の
ポリビニルピロリドン(“PVPP”)とアンバーライ
トXAD−4を抽出緩衝液中に懸濁させる。PMT酵素
の活性に対して有意な害を与えることなしに、フェノー
ル系化合物を除去するかまたは不活性化する他の物質に
は、PVPPもしくはアンバーライトXAD−4とこれ
らのものの代わりに使えるものが含まれる。
いると、植物細胞が破壊されると酸化されて、PMTを
不活性化もしくは沈澱させるフェノール系植物化合物を
除くために、抽出緩衝液に添加することが好ましい。一
般に、フェノール系化合物を吸着するために、不溶性の
ポリビニルピロリドン(“PVPP”)とアンバーライ
トXAD−4を抽出緩衝液中に懸濁させる。PMT酵素
の活性に対して有意な害を与えることなしに、フェノー
ル系化合物を除去するかまたは不活性化する他の物質に
は、PVPPもしくはアンバーライトXAD−4とこれ
らのものの代わりに使えるものが含まれる。
【0026】根組織を添加する前に、抽出緩衝液は約−
15℃〜−20℃に冷却され、凍結スラリーを生成させ
る。均一化の工程中、ホモジネートの温度は約3〜5℃
以上に上昇させてはならない。
15℃〜−20℃に冷却され、凍結スラリーを生成させ
る。均一化の工程中、ホモジネートの温度は約3〜5℃
以上に上昇させてはならない。
【0027】当該技術分野の通常の熟練者には分かって
いるように、上記の方法に用いられる根組織の量は変え
ることができるが、使用される組織のおおよその重量は
測定しなければならず、それに応じて、使用される他の
成分の量が調節される。
いるように、上記の方法に用いられる根組織の量は変え
ることができるが、使用される組織のおおよその重量は
測定しなければならず、それに応じて、使用される他の
成分の量が調節される。
【0028】均一化処理の後、不溶性物質(吸着された
フェノール化合物を含有するPVPPを含む)は、ホモ
ジネートから除去するのが好ましい。この除去は、好ま
しくは、約10000〜20000×gに設定された冷
凍遠心機で、約4℃で約30〜90分間沈降させること
によって行われる。不溶性物質を沈降させた後、可溶性
抽出液(すなわち上澄み液)をデカントする。可溶性抽
出液の最終のタンパク質濃度は一般に約2.5〜3.5
mg/mlである。
フェノール化合物を含有するPVPPを含む)は、ホモ
ジネートから除去するのが好ましい。この除去は、好ま
しくは、約10000〜20000×gに設定された冷
凍遠心機で、約4℃で約30〜90分間沈降させること
によって行われる。不溶性物質を沈降させた後、可溶性
抽出液(すなわち上澄み液)をデカントする。可溶性抽
出液の最終のタンパク質濃度は一般に約2.5〜3.5
mg/mlである。
【0029】可溶性抽出液を硫酸アンモニウムで分画
し、標準の方法(Scopes、Protein Purification Princ
iples and Practice、48〜52頁、Springer-Verlag
、米国、ニューヨーク、1982年)にしたがって、
40%〜65%硫酸アンモニウムの画分(沈澱)を、可
溶性抽出液から集める。次にその画分を、根の重量1g
当り約0.1〜0.4mlの溶解緩衝液に溶解する。
し、標準の方法(Scopes、Protein Purification Princ
iples and Practice、48〜52頁、Springer-Verlag
、米国、ニューヨーク、1982年)にしたがって、
40%〜65%硫酸アンモニウムの画分(沈澱)を、可
溶性抽出液から集める。次にその画分を、根の重量1g
当り約0.1〜0.4mlの溶解緩衝液に溶解する。
【0030】40%〜65%硫酸アンモニウムの画分を
溶解するのに好ましい緩衝液は、有効量の、緩衝剤、重
金属キレート化剤、還元剤、水活性変性剤およびプロテ
アーゼ阻害剤を含有している。最も好ましい溶解緩衝剤
は、トリス緩衝剤(pHが約7.5)(約10〜20m
M)、EDTA(約1〜10mM)、グリセリン(約1
0〜30%)、DTT(約1〜10mM)、PMSF
(約0.2〜10.0mg/l)、およびロイペプチン
(約0.2〜10.0mg/l)を含有している。これ
らの緩衝成分は、抽出緩衝液中の類似の成分に対する上
記の目的のために含有させてある。当該技術分野の熟練
者は、これらの成分は類似の機能を有する他のもので取
換えることができることを知っているであろう。
溶解するのに好ましい緩衝液は、有効量の、緩衝剤、重
金属キレート化剤、還元剤、水活性変性剤およびプロテ
アーゼ阻害剤を含有している。最も好ましい溶解緩衝剤
は、トリス緩衝剤(pHが約7.5)(約10〜20m
M)、EDTA(約1〜10mM)、グリセリン(約1
0〜30%)、DTT(約1〜10mM)、PMSF
(約0.2〜10.0mg/l)、およびロイペプチン
(約0.2〜10.0mg/l)を含有している。これ
らの緩衝成分は、抽出緩衝液中の類似の成分に対する上
記の目的のために含有させてある。当該技術分野の熟練
者は、これらの成分は類似の機能を有する他のもので取
換えることができることを知っているであろう。
【0031】前記の硫酸アンモニウム画分を、次いで標
準の方法、例えば透析もしくはふるいクロマトグラフィ
で脱塩し、次いで脱塩された画分を、下記のようにして
アニオン交換クロマトグラフィに直接かける。しかし好
ましい態様では、硫酸アンモニウム画分は最初に、疎水
性相互作用クロマトグラフィにかける。
準の方法、例えば透析もしくはふるいクロマトグラフィ
で脱塩し、次いで脱塩された画分を、下記のようにして
アニオン交換クロマトグラフィに直接かける。しかし好
ましい態様では、硫酸アンモニウム画分は最初に、疎水
性相互作用クロマトグラフィにかける。
【0032】溶解された硫酸アンモニウム画分を疎水性
相互作用クロマトグラフィにかける前に、塩を添加し
て、PMTが疎水性相互作用媒体と結合するのを保証す
るのに充分高い塩濃度を与える。添加する塩の好ましい
濃度は1.5Nである。添加される好ましい塩はNaClで
ある。他の有用な塩は硫酸アンモニウムである。
相互作用クロマトグラフィにかける前に、塩を添加し
て、PMTが疎水性相互作用媒体と結合するのを保証す
るのに充分高い塩濃度を与える。添加する塩の好ましい
濃度は1.5Nである。添加される好ましい塩はNaClで
ある。他の有用な塩は硫酸アンモニウムである。
【0033】好ましい疎水性相互作用媒体は、大きさが
クロマトグラフィに適し、共有結合したフェニル基を有
する、ほぼ球形粒子の架橋アガロースゲルで構成されて
いる。このようなフェニルアガロースは、“フェニル−
セファロースCL−4B”として市販されている(Phar
macia-LKB ,Inc.、米国、ニュージャージー州、ピスカ
タウエイ、カタログ番号:17−0810−01)。
クロマトグラフィに適し、共有結合したフェニル基を有
する、ほぼ球形粒子の架橋アガロースゲルで構成されて
いる。このようなフェニルアガロースは、“フェニル−
セファロースCL−4B”として市販されている(Phar
macia-LKB ,Inc.、米国、ニュージャージー州、ピスカ
タウエイ、カタログ番号:17−0810−01)。
【0034】水和フェニルアガロースを、標準の方法を
用いて適切なクロマトグラフィのカラムに充填し、pH
が約7.2〜8.3好ましくは約7.5の高塩平衡化緩
衝液で、約4〜8℃にて平衡化する。好ましい高塩平衡
化緩衝液は、有効量の、緩衝剤、重金属キレート化剤、
水活性変性剤および還元剤、ならびに約1.5〜2.0
Mの濃度の塩を含有している。最も好ましい高塩平衡化
緩衝溶液は、約10mMのトリス(pHは約7.5)、
約1.5MのNaCl、約1mMのEDTA、約2mMのD
TTおよび約20%(V/V)のグリセリンを含有して
いる。
用いて適切なクロマトグラフィのカラムに充填し、pH
が約7.2〜8.3好ましくは約7.5の高塩平衡化緩
衝液で、約4〜8℃にて平衡化する。好ましい高塩平衡
化緩衝液は、有効量の、緩衝剤、重金属キレート化剤、
水活性変性剤および還元剤、ならびに約1.5〜2.0
Mの濃度の塩を含有している。最も好ましい高塩平衡化
緩衝溶液は、約10mMのトリス(pHは約7.5)、
約1.5MのNaCl、約1mMのEDTA、約2mMのD
TTおよび約20%(V/V)のグリセリンを含有して
いる。
【0035】塩で調節された可溶性抽出液の試料(フェ
ニルアガロースの充填カラム容積1ml当り約0.5〜
2.0mlの抽出液)を、平衡化されたフェニルアガロ
ースカラムに注入し、溶出液にタンパク質性物質が特に
含有されなくなるまで、カラムを平衡化緩衝液で洗浄す
る。緩衝剤が紫外光を透過するならば、上記の状態は約
280nmの波長の紫外光の吸光度を測定することによ
って決定される。一般に、フェニルアガロースカラム
を、約5〜7倍カラム容積の平衡化緩衝液で洗浄する。
PMTは、疎水性相互作用媒体に結合して残留する。
ニルアガロースの充填カラム容積1ml当り約0.5〜
2.0mlの抽出液)を、平衡化されたフェニルアガロ
ースカラムに注入し、溶出液にタンパク質性物質が特に
含有されなくなるまで、カラムを平衡化緩衝液で洗浄す
る。緩衝剤が紫外光を透過するならば、上記の状態は約
280nmの波長の紫外光の吸光度を測定することによ
って決定される。一般に、フェニルアガロースカラム
を、約5〜7倍カラム容積の平衡化緩衝液で洗浄する。
PMTは、疎水性相互作用媒体に結合して残留する。
【0036】フェニルアガロースマトリックスに依然と
して吸着されているタンパク質(PMTを含む)は、次
に4〜8℃にて、負荷塩濃度が(好ましくは約1.5
M)から約0.0Mまで減少する線状塩勾配液を含有す
る、カラムの約4〜6倍容積の溶離緩衝液を用いて溶離
し、次にカラムの2〜3倍容積の追加の塩なし溶離緩衝
液で溶離する。好ましくは、溶離緩衝液は、トリス(約
10mM)(pHは約7.5)、DTT(約2mM)お
よびEDTA(約1mM)とグリセリン(約20%V/
V)を含有している。
して吸着されているタンパク質(PMTを含む)は、次
に4〜8℃にて、負荷塩濃度が(好ましくは約1.5
M)から約0.0Mまで減少する線状塩勾配液を含有す
る、カラムの約4〜6倍容積の溶離緩衝液を用いて溶離
し、次にカラムの2〜3倍容積の追加の塩なし溶離緩衝
液で溶離する。好ましくは、溶離緩衝液は、トリス(約
10mM)(pHは約7.5)、DTT(約2mM)お
よびEDTA(約1mM)とグリセリン(約20%V/
V)を含有している。
【0037】約0.01〜0.03倍カラム容積の画分
を集め、以下のようにしてPMT活性を、280nmの
波長光の吸光度について検定した。一般に集めた溶出液
画分は、約1〜2倍のカラム容積と、約0.4〜2.5
mg/mlのタンパク質濃度をもっている。
を集め、以下のようにしてPMT活性を、280nmの
波長光の吸光度について検定した。一般に集めた溶出液
画分は、約1〜2倍のカラム容積と、約0.4〜2.5
mg/mlのタンパク質濃度をもっている。
【0038】好ましいNaCl以外の塩も、前記の緩衝液に
用いることができることは理解されるであろう。かよう
な塩には、塩化カリウムおよび硫酸アンモニウムが含ま
れる。
用いることができることは理解されるであろう。かよう
な塩には、塩化カリウムおよび硫酸アンモニウムが含ま
れる。
【0039】この発明の精製方法の重要な工程は、下記
のようにして実施される新規なアニオン交換クロマトグ
ラフィの工程である。この工程を実施するには、カラム
に添加されるタバコ植物抽出液(例えば、好ましくはフ
ェニルアガロース溶出液)は、抽出液中のPMTがアニ
オン交換媒体に結合するようなpHと化学組成でなけれ
ばならない。すなわち、抽出液は、pHが約7.2〜
8.3で、約0.0〜10mM塩を含有していなければ
ならず、好ましくはさらに以下のものすなわち、約5〜
10mMの緩衝剤、約1〜10mMの還元剤、約10〜
30%(V/V)の水活性変性剤、および約1〜5mM
の重金属キレート化剤を含有すべきである。最も好まし
くは、タバコ植物抽出液は、10mMのトリス/HCl
(pH7.5)、2mMのDTT、1mMのEDTAお
よび20%(V/V)のグリセリンを含有している。
のようにして実施される新規なアニオン交換クロマトグ
ラフィの工程である。この工程を実施するには、カラム
に添加されるタバコ植物抽出液(例えば、好ましくはフ
ェニルアガロース溶出液)は、抽出液中のPMTがアニ
オン交換媒体に結合するようなpHと化学組成でなけれ
ばならない。すなわち、抽出液は、pHが約7.2〜
8.3で、約0.0〜10mM塩を含有していなければ
ならず、好ましくはさらに以下のものすなわち、約5〜
10mMの緩衝剤、約1〜10mMの還元剤、約10〜
30%(V/V)の水活性変性剤、および約1〜5mM
の重金属キレート化剤を含有すべきである。最も好まし
くは、タバコ植物抽出液は、10mMのトリス/HCl
(pH7.5)、2mMのDTT、1mMのEDTAお
よび20%(V/V)のグリセリンを含有している。
【0040】当該技術分野の熟練者には、勿論、タバコ
植物抽出液のpHと塩濃度を、上記の数値から一斉に変
化させて、PMTが依然としてアニオン交換媒体と結合
する負荷状態にすることができることは明らかであろ
う。特に、塩濃度を増加すると一般に、タンパク質のア
ニオン交換媒体に対する結合性が減少し、またpHを上
昇させると、一般にタンパク質のアニオン交換媒体に対
する結合性が増大する。それ故に当該技術分野の熟練者
は、PMTがアニオン交換媒体と結合する、上記以外の
塩濃度とpHの各種の組合せを容易に決定することがで
きるであろう。可能なpH/塩濃度の組合せの唯一の制
約は、pHが、PMTを変性し不活性化するほどに高く
ないということである。一般に、PMTは、約9以上の
pHに有意な時間暴露すべきではない。
植物抽出液のpHと塩濃度を、上記の数値から一斉に変
化させて、PMTが依然としてアニオン交換媒体と結合
する負荷状態にすることができることは明らかであろ
う。特に、塩濃度を増加すると一般に、タンパク質のア
ニオン交換媒体に対する結合性が減少し、またpHを上
昇させると、一般にタンパク質のアニオン交換媒体に対
する結合性が増大する。それ故に当該技術分野の熟練者
は、PMTがアニオン交換媒体と結合する、上記以外の
塩濃度とpHの各種の組合せを容易に決定することがで
きるであろう。可能なpH/塩濃度の組合せの唯一の制
約は、pHが、PMTを変性し不活性化するほどに高く
ないということである。一般に、PMTは、約9以上の
pHに有意な時間暴露すべきではない。
【0041】上記のことから、アニオン交換媒体に添加
されるタバコの根の抽出液が硫酸アンモニウムによる画
分か、または上記の疎水性相互作用クロマトグラフィの
工程からの溶出液の場合、その抽出液は、適当な緩衝液
に脱塩しなければならないことは明らかである。この脱
塩は標準の方法で達成される。例えば、ゲル濾過クロマ
トグラフィ(例えばセファデックスG−25を用いる)
または透析が、公知の方法を用いて利用できる。このよ
うな脱塩は透析で行うのが好ましい。
されるタバコの根の抽出液が硫酸アンモニウムによる画
分か、または上記の疎水性相互作用クロマトグラフィの
工程からの溶出液の場合、その抽出液は、適当な緩衝液
に脱塩しなければならないことは明らかである。この脱
塩は標準の方法で達成される。例えば、ゲル濾過クロマ
トグラフィ(例えばセファデックスG−25を用いる)
または透析が、公知の方法を用いて利用できる。このよ
うな脱塩は透析で行うのが好ましい。
【0042】好ましい方法では、前記の疎水性相互作用
クロマトグラフィ工程から集めた溶出液(または他の高
温タバコ根抽出液)は、集めた溶出液もしくは抽出液1
ml当り約15〜25mlの透析緩衝液に対して、約4
〜8℃にて約8〜20時間、透析される。透析緩衝液は
撹拌する方が好ましい。10000KDカットオフの透
析膜が好ましい。透析緩衝液の化学組成とpHは、透析
画分中のPMTが、前記のようにアニオン交換媒体で保
持されるように選択される。
クロマトグラフィ工程から集めた溶出液(または他の高
温タバコ根抽出液)は、集めた溶出液もしくは抽出液1
ml当り約15〜25mlの透析緩衝液に対して、約4
〜8℃にて約8〜20時間、透析される。透析緩衝液は
撹拌する方が好ましい。10000KDカットオフの透
析膜が好ましい。透析緩衝液の化学組成とpHは、透析
画分中のPMTが、前記のようにアニオン交換媒体で保
持されるように選択される。
【0043】アニオン交換媒体は、一つ以上の機能性の
アニオン交換部分を有し、クロマトグラフィに適した大
きさの比較的硬質の粒子(例えば架橋されたアガロー
ス)で構成されていなければならない。かようなアニオ
ン交換部分は、ジエチルアミノエチル、ポリエチレンイ
ミン、第三級アミノ、第四級アミノ、p−アミノベンジ
ルおよびジエチル−(2−ヒドロキシプロピル)アミノ
エチルからなる群から選択される。このような媒体は市
販されている。ジエチルアミノエチル(“DEAE”)
部分を持っているアニオン交換媒体が好ましい。DEA
E−アガロース(“DEAE-Sepharose,Fast Flow ”、Ph
armacia-LKB ,Inc.、米国、ニュージャージー州、ピス
カタウエイ、カタログ番号:17−0709−01)が
最も好ましい。
アニオン交換部分を有し、クロマトグラフィに適した大
きさの比較的硬質の粒子(例えば架橋されたアガロー
ス)で構成されていなければならない。かようなアニオ
ン交換部分は、ジエチルアミノエチル、ポリエチレンイ
ミン、第三級アミノ、第四級アミノ、p−アミノベンジ
ルおよびジエチル−(2−ヒドロキシプロピル)アミノ
エチルからなる群から選択される。このような媒体は市
販されている。ジエチルアミノエチル(“DEAE”)
部分を持っているアニオン交換媒体が好ましい。DEA
E−アガロース(“DEAE-Sepharose,Fast Flow ”、Ph
armacia-LKB ,Inc.、米国、ニュージャージー州、ピス
カタウエイ、カタログ番号:17−0709−01)が
最も好ましい。
【0044】アニオン交換媒体は、標準方法によって、
平衡化緩衝液のpHと塩の状態に平衡化される。
平衡化緩衝液のpHと塩の状態に平衡化される。
【0045】平衡化されたアニオン交換媒体は、次い
で、底部に、媒体を保持する手段(例えば半融ガラスデ
ィスク)と出口管とを有するカラム(すなわち中空管)
に標準の方法で充填する。次にカラムの頂部にふたを
し、入口管に接続する。次いで、好ましくは平衡化緩衝
液をカラムに通過させ、通過液のpHと伝導率を監視し
て、媒体が適正に平衡化されていることを保証しなけれ
ばならない。
で、底部に、媒体を保持する手段(例えば半融ガラスデ
ィスク)と出口管とを有するカラム(すなわち中空管)
に標準の方法で充填する。次にカラムの頂部にふたを
し、入口管に接続する。次いで、好ましくは平衡化緩衝
液をカラムに通過させ、通過液のpHと伝導率を監視し
て、媒体が適正に平衡化されていることを保証しなけれ
ばならない。
【0046】カラムは、添加されるタバコ植物抽出液中
のタンパク質が、すべて結合した場合、媒体の容量のわ
ずかに約50%を占めるのに充分なアニオン交換媒体を
含有していなければならない。例えば添加されるタバコ
植物抽出液が上記の透析されたフェニルアガロース溶出
液の場合、カラムには、透析されたフェニルアガロース
溶出液1ml当り約0.04〜0.10ml(充填カラ
ム容積)のDEAE−アガロースが入っていなければな
らない。
のタンパク質が、すべて結合した場合、媒体の容量のわ
ずかに約50%を占めるのに充分なアニオン交換媒体を
含有していなければならない。例えば添加されるタバコ
植物抽出液が上記の透析されたフェニルアガロース溶出
液の場合、カラムには、透析されたフェニルアガロース
溶出液1ml当り約0.04〜0.10ml(充填カラ
ム容積)のDEAE−アガロースが入っていなければな
らない。
【0047】好ましくは、カラムに媒体を充填し、タバ
コ植物抽出液を添加するときと同じ温度で媒体を平衡化
する。カラムが、タバコ植物抽出液を添加するときの温
度より暖かい温度で洗浄もしくは溶離する場合、アニオ
ン交換マトリックスを含有するスラリーは、カラムに充
填する前に脱ガスを行う。
コ植物抽出液を添加するときと同じ温度で媒体を平衡化
する。カラムが、タバコ植物抽出液を添加するときの温
度より暖かい温度で洗浄もしくは溶離する場合、アニオ
ン交換マトリックスを含有するスラリーは、カラムに充
填する前に脱ガスを行う。
【0048】アニオン交換媒体に添加されるタバコ植物
抽出液について先に述べたように、アニオン交換媒体の
平衡化緩衝液は、PMTが媒体によって保持されるよう
なpHと化学組成をもっていなければならない。同様
に、当該技術分野の熟練者は適切なpH/化学組成の組
合せを容易に決定することができる。好ましい平衡化緩
衝液には、特に塩は全く添加されておらずpHは約7.
2〜8.3であり最も好ましいのは7.5である。より
好ましい平衡化緩衝液は、有効量の、緩衝剤、重金属キ
レート化剤、還元剤および水活性変性剤を含有してい
る。最も好ましい平衡化緩衝液は、10mMのトリス/
HCl (pH7.5)、1mMのEDTA、2mMのDT
Tおよび20%(V/V)のグリセリンを含有してい
る。
抽出液について先に述べたように、アニオン交換媒体の
平衡化緩衝液は、PMTが媒体によって保持されるよう
なpHと化学組成をもっていなければならない。同様
に、当該技術分野の熟練者は適切なpH/化学組成の組
合せを容易に決定することができる。好ましい平衡化緩
衝液には、特に塩は全く添加されておらずpHは約7.
2〜8.3であり最も好ましいのは7.5である。より
好ましい平衡化緩衝液は、有効量の、緩衝剤、重金属キ
レート化剤、還元剤および水活性変性剤を含有してい
る。最も好ましい平衡化緩衝液は、10mMのトリス/
HCl (pH7.5)、1mMのEDTA、2mMのDT
Tおよび20%(V/V)のグリセリンを含有してい
る。
【0049】タバコ植物抽出液、平衡化緩衝液およびア
ニオン交換媒体はすべて、平衡化、負荷およびカラムの
洗浄の前および実施中、温度が好ましくは約2〜10℃
であり、最も好ましくは約4〜8℃である。
ニオン交換媒体はすべて、平衡化、負荷およびカラムの
洗浄の前および実施中、温度が好ましくは約2〜10℃
であり、最も好ましくは約4〜8℃である。
【0050】タバコ植物抽出液は、約0.1〜0.3倍
容積/分の流量で添加される。タバコ植物抽出液を添加
して通過した流体は、事実上PMTを含有していないの
で廃棄される。次にカラムは、タンパク質性物質の溶出
が低レベルで安定化するまで平衡化緩衝液で洗浄する。
その平衡化緩衝液が280nmで吸光する緩衝剤を含有
していない場合は、カラムを、280nm波長の紫外光
の吸光度が低レベルで安定化するまで溶離緩衝液で洗浄
する。一般に、アニオン交換媒体は、5〜10倍容積
の、10mM NaCl 含有平衡化緩衝液で洗浄し、次いで
別の3〜10倍容積の、NaClなしの平衡化緩衝液で洗浄
する。PMTは上記洗浄工程中アニオン交換媒体に保持
されている。
容積/分の流量で添加される。タバコ植物抽出液を添加
して通過した流体は、事実上PMTを含有していないの
で廃棄される。次にカラムは、タンパク質性物質の溶出
が低レベルで安定化するまで平衡化緩衝液で洗浄する。
その平衡化緩衝液が280nmで吸光する緩衝剤を含有
していない場合は、カラムを、280nm波長の紫外光
の吸光度が低レベルで安定化するまで溶離緩衝液で洗浄
する。一般に、アニオン交換媒体は、5〜10倍容積
の、10mM NaCl 含有平衡化緩衝液で洗浄し、次いで
別の3〜10倍容積の、NaClなしの平衡化緩衝液で洗浄
する。PMTは上記洗浄工程中アニオン交換媒体に保持
されている。
【0051】洗浄後、PMTは、有効量のポリアミンを
含有する溶離緩衝液で、アニオン交換媒体から溶離され
るが、溶離温度、および溶離緩衝液のpHと化学組成
は、ポリアミンがなければPMTがアニオン交換媒体に
保持される条件である。
含有する溶離緩衝液で、アニオン交換媒体から溶離され
るが、溶離温度、および溶離緩衝液のpHと化学組成
は、ポリアミンがなければPMTがアニオン交換媒体に
保持される条件である。
【0052】溶離緩衝液中のポリアミンは、プトレッシ
ン、N−メチルプトレッシン、スペルミン、スペルミジ
ン、アグマチン、カダベリンおよびその混合物からなる
群から選択される。プトレッシンが好ましいポリアミン
である。ポリアミンは、溶離緩衝液中、約0.5〜50
mM、好ましくは1〜10mM、最も好ましくは約5m
Mの濃度で存在していなければならない。
ン、N−メチルプトレッシン、スペルミン、スペルミジ
ン、アグマチン、カダベリンおよびその混合物からなる
群から選択される。プトレッシンが好ましいポリアミン
である。ポリアミンは、溶離緩衝液中、約0.5〜50
mM、好ましくは1〜10mM、最も好ましくは約5m
Mの濃度で存在していなければならない。
【0053】溶離緩衝液はさらに、有効量の、緩衝剤、
重金属キレート化剤、還元剤および水活性変性剤を含有
していることが好ましい。これらの成分は、抽出緩衝液
について先に述べたものと同じである。有効量のこれら
成分は、当該技術分野の熟練者によって、余分の試験を
せずに測定することができる。溶離緩衝液のpHは、約
7.2〜8.3、好ましくは約7.5でなければならな
い。アニオン交換媒体の平衡化緩衝液にポリアミンを補
充すると、適切な溶離緩衝液になる。適切な溶離緩衝液
は、10mMのトリス/HCl (pH7.5)、1mMの
EDTA、20%(V/V)のグリセリン、2mMのD
TT、および5mMのプトレッシン(1,4−ジアミノ
ブタン)(Sigma ChemicalCo.、米国、ミズリー州、セ
ントルイス、カタログ番号:P7505)を含有してい
る。
重金属キレート化剤、還元剤および水活性変性剤を含有
していることが好ましい。これらの成分は、抽出緩衝液
について先に述べたものと同じである。有効量のこれら
成分は、当該技術分野の熟練者によって、余分の試験を
せずに測定することができる。溶離緩衝液のpHは、約
7.2〜8.3、好ましくは約7.5でなければならな
い。アニオン交換媒体の平衡化緩衝液にポリアミンを補
充すると、適切な溶離緩衝液になる。適切な溶離緩衝液
は、10mMのトリス/HCl (pH7.5)、1mMの
EDTA、20%(V/V)のグリセリン、2mMのD
TT、および5mMのプトレッシン(1,4−ジアミノ
ブタン)(Sigma ChemicalCo.、米国、ミズリー州、セ
ントルイス、カタログ番号:P7505)を含有してい
る。
【0054】アニオン交換カラムからのPMTの溶離
は、約18〜26℃(すなわち室温)で行うのが好まし
い。溶離緩衝液とアニオン交換カラムは、溶離が開始さ
れる前に、選択された溶離温度でなければならない。
は、約18〜26℃(すなわち室温)で行うのが好まし
い。溶離緩衝液とアニオン交換カラムは、溶離が開始さ
れる前に、選択された溶離温度でなければならない。
【0055】PMTをカラムから溶離するには、溶離緩
衝液を、約0.02〜0.10倍のカラム容積/分の流
量で添加し、画分はカラムの底部から集める。また溶出
液は単一の溶出液プールに集められる。最も好ましい溶
離方法では、約1倍容積の溶離緩衝液がカラムに添加さ
れ、次に流動を停止させる。アニオン交換媒体は、溶離
緩衝液の1部と約1〜6時間、好ましくは約1時間接触
したままにしておく。次いで溶離緩衝液の添加を再開す
る。
衝液を、約0.02〜0.10倍のカラム容積/分の流
量で添加し、画分はカラムの底部から集める。また溶出
液は単一の溶出液プールに集められる。最も好ましい溶
離方法では、約1倍容積の溶離緩衝液がカラムに添加さ
れ、次に流動を停止させる。アニオン交換媒体は、溶離
緩衝液の1部と約1〜6時間、好ましくは約1時間接触
したままにしておく。次いで溶離緩衝液の添加を再開す
る。
【0056】PMTはアニオン交換媒体から極めてゆっ
くりと溶出させる。一般に、アニオン交換媒体は、約4
0〜70倍容積の溶離緩衝液で溶離され、最も好ましく
は、少なくとも50倍容積の溶離緩衝液で溶離される。
PMTの溶離状態を監視するために、溶離された画分の
PMT活性が下記のようにして検定される。
くりと溶出させる。一般に、アニオン交換媒体は、約4
0〜70倍容積の溶離緩衝液で溶離され、最も好ましく
は、少なくとも50倍容積の溶離緩衝液で溶離される。
PMTの溶離状態を監視するために、溶離された画分の
PMT活性が下記のようにして検定される。
【0057】PMTは比較的希薄な状態で比較的大容積
で回収されるので、アニオン交換溶出液を濃縮すること
が望ましい。その溶出液は、例えばアニオン交換媒体の
溶離緩衝液の存在下、PMTに対して親和性を有するク
ロマトグラフィ媒体に添加され、そのクロマトグラフィ
媒体から、結合物質を、良好な収率で比較的濃縮した形
態で溶出することができる。あるいは、PMTは沈澱さ
せてもよい。この発明の好ましい方法では、溶離中、ア
ニオン交換カラムの出口は濃縮カラムの入口に接続され
ている。このようにして、溶離されたPMTはアニオン
交換カラムから流出して直接に濃縮カラムに入り、そこ
で吸着される。PMTのアニオン交換カラムからの溶離
が完了した後、そのカラムの出口を濃縮カラムからはず
し、PMTを濃縮カラムから溶離する。
で回収されるので、アニオン交換溶出液を濃縮すること
が望ましい。その溶出液は、例えばアニオン交換媒体の
溶離緩衝液の存在下、PMTに対して親和性を有するク
ロマトグラフィ媒体に添加され、そのクロマトグラフィ
媒体から、結合物質を、良好な収率で比較的濃縮した形
態で溶出することができる。あるいは、PMTは沈澱さ
せてもよい。この発明の好ましい方法では、溶離中、ア
ニオン交換カラムの出口は濃縮カラムの入口に接続され
ている。このようにして、溶離されたPMTはアニオン
交換カラムから流出して直接に濃縮カラムに入り、そこ
で吸着される。PMTのアニオン交換カラムからの溶離
が完了した後、そのカラムの出口を濃縮カラムからはず
し、PMTを濃縮カラムから溶離する。
【0058】好ましい濃縮カラムは、ω−アミノヘキシ
ルアガロース(“ω−アミノヘキシル−セファロース4
B”、Sigma Chemical Co.、米国、ミズリー州、セント
ルイス、カタログ番号:A8894)(“AHS”)
を、アニオン交換カラムの10〜30%のカラム容積で
利用する。PMTは、比較的高い濃度の塩、好ましくは
1.5M NaCl を含有する溶離緩衝液で、このカラムか
ら溶離される。溶離緩衝液は、好ましくは、さらに、有
効量の、緩衝剤、重金属キレート化剤、還元剤、および
水活性変性剤を含有している。最も好ましい溶離緩衝液
は、1.5MのNaCl、10mMのトリス/HCl (pH
7.5)、1mMのEDTA、20%(V/V)のグリ
セリンおよび2mMのDTTを含有している。濃縮カラ
ムは、4〜8℃で負荷され溶離されるのが好ましい。
ルアガロース(“ω−アミノヘキシル−セファロース4
B”、Sigma Chemical Co.、米国、ミズリー州、セント
ルイス、カタログ番号:A8894)(“AHS”)
を、アニオン交換カラムの10〜30%のカラム容積で
利用する。PMTは、比較的高い濃度の塩、好ましくは
1.5M NaCl を含有する溶離緩衝液で、このカラムか
ら溶離される。溶離緩衝液は、好ましくは、さらに、有
効量の、緩衝剤、重金属キレート化剤、還元剤、および
水活性変性剤を含有している。最も好ましい溶離緩衝液
は、1.5MのNaCl、10mMのトリス/HCl (pH
7.5)、1mMのEDTA、20%(V/V)のグリ
セリンおよび2mMのDTTを含有している。濃縮カラ
ムは、4〜8℃で負荷され溶離されるのが好ましい。
【0059】濃縮カラムからの最初の4〜8倍容積の溶
出液が、PMTの活性の大部分を含有している。その画
分は、好ましくは限外濾過装置(AmiconCorp.米国、マ
サチューセッツ州、ダンバースが市販している“セント
リコン30”など)でさらに濃縮される。限外濾過を行
った後、試料は一般に約0.04〜0.70mg/ml
のタンパク質濃度をもっている。いくつものかような濃
度カラムからの一般にPMTを含有している画分を集め
てさらに濃縮する。
出液が、PMTの活性の大部分を含有している。その画
分は、好ましくは限外濾過装置(AmiconCorp.米国、マ
サチューセッツ州、ダンバースが市販している“セント
リコン30”など)でさらに濃縮される。限外濾過を行
った後、試料は一般に約0.04〜0.70mg/ml
のタンパク質濃度をもっている。いくつものかような濃
度カラムからの一般にPMTを含有している画分を集め
てさらに濃縮する。
【0060】アニオン交換と試料濃縮の工程の後に得ら
れたPMTはさらに分取規模の等電点焦点化電気泳動法
で精製される。等電点焦点化電気泳動法では、試料の混
合物を、安定化したpH勾配液中に置き、次いでこの勾
配液に電圧を印加する。各タンパク質種は、そのたんぱ
く種の正味の電荷が零のpH勾配液の点にむかって電気
泳動的に移動する。タンパク質の正味の電荷が零の場合
のpHは、そのタンパク質の等電点と呼称される。
れたPMTはさらに分取規模の等電点焦点化電気泳動法
で精製される。等電点焦点化電気泳動法では、試料の混
合物を、安定化したpH勾配液中に置き、次いでこの勾
配液に電圧を印加する。各タンパク質種は、そのたんぱ
く種の正味の電荷が零のpH勾配液の点にむかって電気
泳動的に移動する。タンパク質の正味の電荷が零の場合
のpHは、そのタンパク質の等電点と呼称される。
【0061】スクロース溶液類とポリアクリルアミドゲ
ル類を含む各種のpH勾配液安定化媒体を使用すること
ができる。同様に、pH勾配液を分画して、等電点焦点
化電気泳動法の後タンパク質を回収する各種の方法を採
用することができる。pH勾配液分画法は、勾配液安定
化媒体と適合性であるように選択しなければならない。
ル類を含む各種のpH勾配液安定化媒体を使用すること
ができる。同様に、pH勾配液を分画して、等電点焦点
化電気泳動法の後タンパク質を回収する各種の方法を採
用することができる。pH勾配液分画法は、勾配液安定
化媒体と適合性であるように選択しなければならない。
【0062】好ましいpH勾配液安定化媒体は、ガラス
管に入れたスクロース溶液(密度勾配液)である。最も
好ましくは、スクロース密度勾配液は、pHが約5〜約
6の範囲にあるpH勾配液を含有している。好ましい勾
配液分画法では、活栓を通じて液体の流量が正確に制御
される。集められた画分は、pHとPMT活性について
試験される。等電点焦点化電気泳動法の装置、化学薬品
およびプロトコールはいくつもの商業的企業から入手で
きる。
管に入れたスクロース溶液(密度勾配液)である。最も
好ましくは、スクロース密度勾配液は、pHが約5〜約
6の範囲にあるpH勾配液を含有している。好ましい勾
配液分画法では、活栓を通じて液体の流量が正確に制御
される。集められた画分は、pHとPMT活性について
試験される。等電点焦点化電気泳動法の装置、化学薬品
およびプロトコールはいくつもの商業的企業から入手で
きる。
【0063】この発明の方法で単離されたPMTは他の
タバコタンパク質を実質的に含有せず、PMTは製剤中
の支配的なタンパク質である。製剤中の少数の汚染タバ
コタンパク質は、ドデシル硫酸ナトリウムポリアクリル
アミドゲル電気泳動法(“SDS−PAGE”)によっ
て、標準の方法にしたがって分離される。このようにし
て、アミノ酸配列分析用に充分純粋なPMTが得られ
る。
タバコタンパク質を実質的に含有せず、PMTは製剤中
の支配的なタンパク質である。製剤中の少数の汚染タバ
コタンパク質は、ドデシル硫酸ナトリウムポリアクリル
アミドゲル電気泳動法(“SDS−PAGE”)によっ
て、標準の方法にしたがって分離される。このようにし
て、アミノ酸配列分析用に充分純粋なPMTが得られ
る。
【0064】PMTの特性決定 タバコPMTは、SDS−PAGEで測定した場合、約
55〜65キロダルトンの分子量を有し、等電点焦点化
電気泳動法で測定した場合、pHが約5.0〜6.0の
未変性の等電点を有することが特徴である。
55〜65キロダルトンの分子量を有し、等電点焦点化
電気泳動法で測定した場合、pHが約5.0〜6.0の
未変性の等電点を有することが特徴である。
【0065】さらに、タバコPMTは、S−アデノシル
メチオニンのメチル基をプトレッシンのδ−アミノ基へ
転移させる反応を触媒する性能、およびプトレッシンに
対する高い基質特異性を特徴としている。
メチオニンのメチル基をプトレッシンのδ−アミノ基へ
転移させる反応を触媒する性能、およびプトレッシンに
対する高い基質特異性を特徴としている。
【0066】ミカエリス・メンテン定数(Km)は、初
期の反応速度が、最大反応速度の1/2に等しくなると
きの基質濃度として定義される。Km値は、同じ反応を
触媒する別個の酵素種については広く変化する。したが
ってKmの測定値は酵素に対して有用な“同定マーカ
ー”である。軽度に精製されたタバコPMTは、プトレ
ッシンについてのKm値が約300〜500μMである
ことを特徴としている。この発明の高度に精製されたタ
バコPMTは、S−アデノシルメチオニンについてのK
m値が約100〜150μMであることを特徴としてい
る。
期の反応速度が、最大反応速度の1/2に等しくなると
きの基質濃度として定義される。Km値は、同じ反応を
触媒する別個の酵素種については広く変化する。したが
ってKmの測定値は酵素に対して有用な“同定マーカ
ー”である。軽度に精製されたタバコPMTは、プトレ
ッシンについてのKm値が約300〜500μMである
ことを特徴としている。この発明の高度に精製されたタ
バコPMTは、S−アデノシルメチオニンについてのK
m値が約100〜150μMであることを特徴としてい
る。
【0067】PMTの部分アミノ酸配列の決定 アミノ酸配列の分析の準備として、標準のSDS−PA
GE法を用いて、アニオン交換、試料の濃縮および等電
点焦点化電気泳動法の工程の後に残留している少数の汚
染タンパク質類からPMTを分離する。SDS−PAG
E法についての詳細なプロトコールは、Laemmli 、“Cl
eavage of Structural Proteins Duringthe Assembly o
f the Head of Bacteriophage T4”、Nature、22
7巻、680〜685頁、1970年、および電気泳動
法装置のメーカーから提供されるマニュアルに見られ
る。公知の方法によって、個々のタンパク質を含有する
バンドを、薄いシートもしくは膜に電気泳動的に転移さ
せ(電気ブロットさせ)、それに保持させ視覚化する。
公知の一つの方法では、タンパク質のバンドを、ポリヨ
ウ化(4−ビニル−N−メチルピリジニウム)のような
疎水性ポリカチオンでコートされたガラス微小繊維のシ
ートに電気ブロットさせ、次にフルオレサミンのような
非アニオン性薬剤によって視覚化する。他の方法は、タ
ンパク質を、ポリ二フッ化ビニリデンの膜の上に(“Im
mobilon −P”、Millipore 、米国、マサチューセッツ
州、ベッドフォード)、電気ブロットさせ、アミドブラ
ックのようなアニオン染料で、バンドを視覚化する方法
である(Bauw等、“Alterationsin the Phenotype of P
lant Cells Studied by NH2-Terminal Amino Acid Sequ
ence Analysis of Proteins Electroblotted from Two-
Dimensional Gel-Separated Total Extracts ”、Proc.
Nat.Acad. Sci. USA、84巻、4806〜4810頁、
1987年;A Practical Guide to Protein and Pepti
de Purificationfor Microse-quencing、Paul T. Matsu
daira編集、Academic Press、米国、ニューヨーク、1
989年)。
GE法を用いて、アニオン交換、試料の濃縮および等電
点焦点化電気泳動法の工程の後に残留している少数の汚
染タンパク質類からPMTを分離する。SDS−PAG
E法についての詳細なプロトコールは、Laemmli 、“Cl
eavage of Structural Proteins Duringthe Assembly o
f the Head of Bacteriophage T4”、Nature、22
7巻、680〜685頁、1970年、および電気泳動
法装置のメーカーから提供されるマニュアルに見られ
る。公知の方法によって、個々のタンパク質を含有する
バンドを、薄いシートもしくは膜に電気泳動的に転移さ
せ(電気ブロットさせ)、それに保持させ視覚化する。
公知の一つの方法では、タンパク質のバンドを、ポリヨ
ウ化(4−ビニル−N−メチルピリジニウム)のような
疎水性ポリカチオンでコートされたガラス微小繊維のシ
ートに電気ブロットさせ、次にフルオレサミンのような
非アニオン性薬剤によって視覚化する。他の方法は、タ
ンパク質を、ポリ二フッ化ビニリデンの膜の上に(“Im
mobilon −P”、Millipore 、米国、マサチューセッツ
州、ベッドフォード)、電気ブロットさせ、アミドブラ
ックのようなアニオン染料で、バンドを視覚化する方法
である(Bauw等、“Alterationsin the Phenotype of P
lant Cells Studied by NH2-Terminal Amino Acid Sequ
ence Analysis of Proteins Electroblotted from Two-
Dimensional Gel-Separated Total Extracts ”、Proc.
Nat.Acad. Sci. USA、84巻、4806〜4810頁、
1987年;A Practical Guide to Protein and Pepti
de Purificationfor Microse-quencing、Paul T. Matsu
daira編集、Academic Press、米国、ニューヨーク、1
989年)。
【0068】単離されたタンパク質を、電気泳動ゲルか
ら転移させ、転移させたタンパク質を視覚化する上記方
法が好ましい。しかし、電気泳動法で単離されたタンパ
ク質を配列分析用に準備するのに用いられる材料と方法
の変化は、この発明から除外されないということは、当
該技術分野の熟練者にとって明らかなことであろう。
ら転移させ、転移させたタンパク質を視覚化する上記方
法が好ましい。しかし、電気泳動法で単離されたタンパ
ク質を配列分析用に準備するのに用いられる材料と方法
の変化は、この発明から除外されないということは、当
該技術分野の熟練者にとって明らかなことであろう。
【0069】バンドを構成する精製PMTは、見掛けの
分子量(すなわち約60KD)で同定される。タンパク
質のバンドを電気泳動ゲルから膜に移転させ、移転させ
たバンドを視覚化した後、精製PMTの個々のバンドを
有する膜片を、隣接するタンパク質のバンドによる汚染
を避けて正確に切取る。
分子量(すなわち約60KD)で同定される。タンパク
質のバンドを電気泳動ゲルから膜に移転させ、移転させ
たバンドを視覚化した後、精製PMTの個々のバンドを
有する膜片を、隣接するタンパク質のバンドによる汚染
を避けて正確に切取る。
【0070】タンパク質バンド(上記のようにして単離
された)を構成する精製タバコPMTについて、標準の
自動測定法によってアミノ未端配列を分析する。タバコ
PMTタンパク質は、配列番号1、配列番号2および配
列番号3から選択されるアミノ酸配列を含有している。
された)を構成する精製タバコPMTについて、標準の
自動測定法によってアミノ未端配列を分析する。タバコ
PMTタンパク質は、配列番号1、配列番号2および配
列番号3から選択されるアミノ酸配列を含有している。
【0071】配列番号1は、“a1”バンド(図5)か
らの配列であり配列番号2は“a2”バンド(図5)か
らの配列である。配列番号3は、配列番号1と配列番号
2の共通配列である。
らの配列であり配列番号2は“a2”バンド(図5)か
らの配列である。配列番号3は、配列番号1と配列番号
2の共通配列である。
【0072】密接している精製タンパク質のバンドから
の配列が高度に相同性なことは、複合形のタバコPMT
タンパク質が存在していることを示唆している。このよ
うな複合形のタバコPMTタンパク質は、単一の遺伝子
産物の翻訳後の修飾から、または複合形PMTの遺伝子
から生成する。
の配列が高度に相同性なことは、複合形のタバコPMT
タンパク質が存在していることを示唆している。このよ
うな複合形のタバコPMTタンパク質は、単一の遺伝子
産物の翻訳後の修飾から、または複合形PMTの遺伝子
から生成する。
【0073】PMT DNA配列のクローン化 この発明のPMTタンパク質の部分アミノ酸配列(配列
番号1、配列番号2、配列番号3)は、次のようなオリ
ゴヌクレオチドのセットを設計するのに用いられる。す
なわちそのオリゴヌクレオチドの一つ以上が、タバコ根
cDNAライブラリー中のPMT配列と選択的に雑種を
形成する。この選択的な雑種形成は、PMTタンパク質
の一部もしくは全体をコードする配列を含有するcDN
Aクローンを同定するのに用いられる。アミノ酸配列か
らのオリゴヌクレオチドプローブの設計についての説明
は、Sambrook等、Molecular Cloning-A Laboratory Man
ual 、Cold Spring Harbor Press、1989年の11章
に記載されている。
番号1、配列番号2、配列番号3)は、次のようなオリ
ゴヌクレオチドのセットを設計するのに用いられる。す
なわちそのオリゴヌクレオチドの一つ以上が、タバコ根
cDNAライブラリー中のPMT配列と選択的に雑種を
形成する。この選択的な雑種形成は、PMTタンパク質
の一部もしくは全体をコードする配列を含有するcDN
Aクローンを同定するのに用いられる。アミノ酸配列か
らのオリゴヌクレオチドプローブの設計についての説明
は、Sambrook等、Molecular Cloning-A Laboratory Man
ual 、Cold Spring Harbor Press、1989年の11章
に記載されている。
【0074】かようなオリゴヌクレオチドプローブの合
成は、市販の自動装置で日常実施されている。
成は、市販の自動装置で日常実施されている。
【0075】cDNAライブラリーの構築は、現在、分
子生物学の研究所では日常の作業である(Sambrook等の
前記文献の8章参照)。同様に、対象の配列を含有する
クローンを同定するために、オリゴヌクレオチドプロー
ブによってcDNAライブラリーをスクリーニングする
ことは現在周知のことであり、当該技術分野の熟練者の
能力内に充分含まれている。cDNAライブラリーをス
クリーニングするのにオリゴヌクレオチド類を使用する
ことについての説明は、Sambrook等の前記文献の実験室
マニュアルの11章に記載されている。オリゴヌクレオ
チドプローブとの雑種形成反応に基づいて選択されたc
DNAクローンは、大きさ、制限部位の存在およびヌク
レオチド配列に特徴がある。このようなDNA分析法
は、Sambrook等の前記文献、およびAusubel 等、Short
Protocols in Molecular Biology、Green Publishing A
ssociates and Wiley Interscience、米国、ニューヨー
ク、1989年に充分に記載されている。このようにし
て得られたいずれのPMTcDNAクローンも、それ自
体、ほかのPMT cDNAクローンの同定に用いるプ
ローブとして使用できる。
子生物学の研究所では日常の作業である(Sambrook等の
前記文献の8章参照)。同様に、対象の配列を含有する
クローンを同定するために、オリゴヌクレオチドプロー
ブによってcDNAライブラリーをスクリーニングする
ことは現在周知のことであり、当該技術分野の熟練者の
能力内に充分含まれている。cDNAライブラリーをス
クリーニングするのにオリゴヌクレオチド類を使用する
ことについての説明は、Sambrook等の前記文献の実験室
マニュアルの11章に記載されている。オリゴヌクレオ
チドプローブとの雑種形成反応に基づいて選択されたc
DNAクローンは、大きさ、制限部位の存在およびヌク
レオチド配列に特徴がある。このようなDNA分析法
は、Sambrook等の前記文献、およびAusubel 等、Short
Protocols in Molecular Biology、Green Publishing A
ssociates and Wiley Interscience、米国、ニューヨー
ク、1989年に充分に記載されている。このようにし
て得られたいずれのPMTcDNAクローンも、それ自
体、ほかのPMT cDNAクローンの同定に用いるプ
ローブとして使用できる。
【0076】タバコ〔ニコチアナ・タバクム L. var.
(Nicotiana tabacum L. var. )NK326〕のゲノム
ライブラリーは市販されている(Clonetech Laboratori
es,Inc.、米国、カリフォルニア州パロ・アルト)。前
記のゲノムライブラリーは、販売者が提供するプロトコ
ールにしたがってスクリーニングされ、タバコPMTを
コードする染色体遺伝子が得られる。
(Nicotiana tabacum L. var. )NK326〕のゲノム
ライブラリーは市販されている(Clonetech Laboratori
es,Inc.、米国、カリフォルニア州パロ・アルト)。前
記のゲノムライブラリーは、販売者が提供するプロトコ
ールにしたがってスクリーニングされ、タバコPMTを
コードする染色体遺伝子が得られる。
【0077】したがって、この発明はタバコPMTタン
パク質をコードする組換えDNA分子を提供するもので
ある。
パク質をコードする組換えDNA分子を提供するもので
ある。
【0078】PMT DNA配列で、センス配向もしく
はアンチセンス配向に安定に形質転換されたトランスジ
ェニックタバコ細胞とタバコ植物の製造
はアンチセンス配向に安定に形質転換されたトランスジ
ェニックタバコ細胞とタバコ植物の製造
【0079】またこの発明は、タバコPMTタンパク質
をコードしかつPMTアンチセンスRNA分子をコード
し、作動可能に調節配列に連結された組換えDNA分子
で安定に形質転換されたトランスジェニックタバコ細胞
とタバコ植物を提供するものである。
をコードしかつPMTアンチセンスRNA分子をコード
し、作動可能に調節配列に連結された組換えDNA分子
で安定に形質転換されたトランスジェニックタバコ細胞
とタバコ植物を提供するものである。
【0080】未形質転換の対照のタバコ植物よりもニコ
チン含量が低いタバコ植物を製造するために、タバコ細
胞を、部分PMT cDNA配列、全長PMT cDN
A配列、部分PMT染色体配列、または全長PMT染色
体配列を含有し、作動可能に連結された適切な調節配列
でアンチセンス配向にクローン化された人工のPMTア
ンチセンス転写ユニットで形質転換される。適切な調節
配列には、転写開始配列(“プロモーター”)およびポ
リアデニル化/転写終結配列が含まれる。
チン含量が低いタバコ植物を製造するために、タバコ細
胞を、部分PMT cDNA配列、全長PMT cDN
A配列、部分PMT染色体配列、または全長PMT染色
体配列を含有し、作動可能に連結された適切な調節配列
でアンチセンス配向にクローン化された人工のPMTア
ンチセンス転写ユニットで形質転換される。適切な調節
配列には、転写開始配列(“プロモーター”)およびポ
リアデニル化/転写終結配列が含まれる。
【0081】トランスジェニックタバコ植物中のアンチ
センス配列の発現には、一般にハナヤサイ・モザイクウ
イルス(CaMV)35Sプロモーターを使用する(例え
ば、Cornelissen 等、“Both RNA Level and Translati
on Efficiency are Reduced byAnti-Sense RNA in Tran
sgenic Tobacco ”、Nucleic Acids Res.、17巻、8
33〜843頁、1989年;Rezaian 等、“Anti-Sen
se RNAs of Cucumber Mosaic Virus in Transgenic Pla
nts Assessed for Contol of the Virus”、Plant Mole
cular Biology 、11巻、463〜471頁、1988
年;Rodermel等、“Nuclear-organelle Interactions:
Nuclear Antisense Gene Inhibits Ribulose Bisphosph
ate Carboxylase Enzyme Levels in Transformed Tobac
coPlants”、Cell、55巻、673〜681頁、198
8年;Smith 等、“Antisense RNA Inhibition of Poly
galacturonase Gene Expressionin Transgenic Tomatoe
s”、Nature、334巻、724〜726頁、1988
年;Van der Krol等、“AnAnti-Sense Chalcone Syntha
se Gene in Transgenic Plants Inhibits FlowerPigmen
tation ”、Nature、333巻、866〜869頁、1
988年を参照)。この発明の形質転換されたタバコの
細胞と植物内で、PMTを発現するのにCaMV35Sプロ
モーターを用いることが好ましい。タバコの根の中で、
他の組換え遺伝子を発現するためにCaMVプロモーターを
用いることは充分に報告されている(Lam 等、“Site-S
pecific Mutations Alter In Vitro Factor Binding an
d Change Promoter Expression Pattern in Transgenic
Plants”、Proc. Nat. Acad. Sci. USA 、86巻、7
890〜7894頁、1989年;Poulsen 等、“Diss
ection of 5′Upstream Sequences for selective Exp
ression of the Nicotiana plumbaginifolia rbcs −8
B Gene ”、Mol. Gen. Genet.、214巻、16〜23
頁、1988年)。
センス配列の発現には、一般にハナヤサイ・モザイクウ
イルス(CaMV)35Sプロモーターを使用する(例え
ば、Cornelissen 等、“Both RNA Level and Translati
on Efficiency are Reduced byAnti-Sense RNA in Tran
sgenic Tobacco ”、Nucleic Acids Res.、17巻、8
33〜843頁、1989年;Rezaian 等、“Anti-Sen
se RNAs of Cucumber Mosaic Virus in Transgenic Pla
nts Assessed for Contol of the Virus”、Plant Mole
cular Biology 、11巻、463〜471頁、1988
年;Rodermel等、“Nuclear-organelle Interactions:
Nuclear Antisense Gene Inhibits Ribulose Bisphosph
ate Carboxylase Enzyme Levels in Transformed Tobac
coPlants”、Cell、55巻、673〜681頁、198
8年;Smith 等、“Antisense RNA Inhibition of Poly
galacturonase Gene Expressionin Transgenic Tomatoe
s”、Nature、334巻、724〜726頁、1988
年;Van der Krol等、“AnAnti-Sense Chalcone Syntha
se Gene in Transgenic Plants Inhibits FlowerPigmen
tation ”、Nature、333巻、866〜869頁、1
988年を参照)。この発明の形質転換されたタバコの
細胞と植物内で、PMTを発現するのにCaMV35Sプロ
モーターを用いることが好ましい。タバコの根の中で、
他の組換え遺伝子を発現するためにCaMVプロモーターを
用いることは充分に報告されている(Lam 等、“Site-S
pecific Mutations Alter In Vitro Factor Binding an
d Change Promoter Expression Pattern in Transgenic
Plants”、Proc. Nat. Acad. Sci. USA 、86巻、7
890〜7894頁、1989年;Poulsen 等、“Diss
ection of 5′Upstream Sequences for selective Exp
ression of the Nicotiana plumbaginifolia rbcs −8
B Gene ”、Mol. Gen. Genet.、214巻、16〜23
頁、1988年)。
【0082】CaMV35Sプロモーターを使用する方が好
ましいけれども、他のプロモーターがタバコ植物内に異
種遺伝子を発現するのに成功裡に用いられることは明ら
かであり、CaMV35Sプロモーター以外のプロモーター
を使用することもこの発明の範囲に含まれる。
ましいけれども、他のプロモーターがタバコ植物内に異
種遺伝子を発現するのに成功裡に用いられることは明ら
かであり、CaMV35Sプロモーター以外のプロモーター
を使用することもこの発明の範囲に含まれる。
【0083】各種の転写終結配列が知られている。転写
終結配列の起源と同一性は主として便宜上の問題であ
る。例えば、ノパリンシンターゼ(“NOS”)、オク
トピンシンターゼ(“OCS”)およびCaMVポリアデニ
ル化/転写終結配列は、トランスジェニックタバコ植物
中で異種の遺伝子を発現させるのに用いられ、PMT配
列の発現に有用である(例えばRezian等の前記文献およ
びRodermel等の前記文献参照)。
終結配列の起源と同一性は主として便宜上の問題であ
る。例えば、ノパリンシンターゼ(“NOS”)、オク
トピンシンターゼ(“OCS”)およびCaMVポリアデニ
ル化/転写終結配列は、トランスジェニックタバコ植物
中で異種の遺伝子を発現させるのに用いられ、PMT配
列の発現に有用である(例えばRezian等の前記文献およ
びRodermel等の前記文献参照)。
【0084】次に、制限地図の作成、サザンブロット雑
種形成法、およびヌクレオチド配列分析法のような標準
方法を使用して、アンチセンス配向でPMT配列を有
し、調節配列(すなわちプロモーターと、ポリアデニル
化/転写終結配列)に作動可能に連結されているクロー
ンを同定する。
種形成法、およびヌクレオチド配列分析法のような標準
方法を使用して、アンチセンス配向でPMT配列を有
し、調節配列(すなわちプロモーターと、ポリアデニル
化/転写終結配列)に作動可能に連結されているクロー
ンを同定する。
【0085】外因性DNAで安定に形質転換されたトラ
ンスジェニック細胞を製造するために、タバコ細胞のゲ
ノムに外因性DNAを導入するのに適用できるよく発達
した方法がある。多数の公知の、タバコ細胞形質転換法
のいずれかを、この発明を実施するのに使用できる。タ
バコ細胞の形質転換法は、アグロバクテリウム(Agroba
cterium )系の成分を用いるか否かに基づいて簡便に分
類される。
ンスジェニック細胞を製造するために、タバコ細胞のゲ
ノムに外因性DNAを導入するのに適用できるよく発達
した方法がある。多数の公知の、タバコ細胞形質転換法
のいずれかを、この発明を実施するのに使用できる。タ
バコ細胞の形質転換法は、アグロバクテリウム(Agroba
cterium )系の成分を用いるか否かに基づいて簡便に分
類される。
【0086】アグロバクテリウム・ツメファシエンス
(Agrobacterium tumefasciens)は、“T−DNA”
(転移されたDNAとして)と呼ばれるヌクレオチド配
列を有するプラスミドを有し、かつ天然の双子葉植物
(タバコを含む)の染色体に効率的に転移され組込ま
れ、感染した植物に腫瘍を成長させるグラム陰性菌であ
る。異種のDNAを植物の染色体に組込むための天然産
のベクター系は、植物の遺伝子工学で、広く研究され、
変性され、開発されている(Deblaere等、“EfficientO
ctopine Ti Plasmid-Derived Vectors for Agrobacteri
um-Mediated Gene Transfer to Plants”、Nucleic Aci
ds Research、13巻、4777〜4788頁、198
5年)。調節配列に対しセンス配向もしくはアンチセン
ス配向で作動可能に連結されたPMT DNA配列を含
有する裸組換えDNA分子を、適当なT−DNA配列に
通常の方法によって接続する。これらを、ポリエチレン
グリコール法または電気穿孔法によって(両法とも標準
の方法)、タバコの原形質体中に導入される。あるいは
PMTをコードする組換えDNA分子を含有するかよう
なベクターを、生アグロバクテリウム細胞に導入する。
次いでこの細胞がそのDNAをタバコ植物細胞に転移さ
せる(Rogers等、“Gene Transfer in Plants :Produc
tion of Transformed Plants Using Ti Plasmid Vector
s ”、Methods in Enzymology 、118巻、627〜6
40頁、1986年)。
(Agrobacterium tumefasciens)は、“T−DNA”
(転移されたDNAとして)と呼ばれるヌクレオチド配
列を有するプラスミドを有し、かつ天然の双子葉植物
(タバコを含む)の染色体に効率的に転移され組込ま
れ、感染した植物に腫瘍を成長させるグラム陰性菌であ
る。異種のDNAを植物の染色体に組込むための天然産
のベクター系は、植物の遺伝子工学で、広く研究され、
変性され、開発されている(Deblaere等、“EfficientO
ctopine Ti Plasmid-Derived Vectors for Agrobacteri
um-Mediated Gene Transfer to Plants”、Nucleic Aci
ds Research、13巻、4777〜4788頁、198
5年)。調節配列に対しセンス配向もしくはアンチセン
ス配向で作動可能に連結されたPMT DNA配列を含
有する裸組換えDNA分子を、適当なT−DNA配列に
通常の方法によって接続する。これらを、ポリエチレン
グリコール法または電気穿孔法によって(両法とも標準
の方法)、タバコの原形質体中に導入される。あるいは
PMTをコードする組換えDNA分子を含有するかよう
なベクターを、生アグロバクテリウム細胞に導入する。
次いでこの細胞がそのDNAをタバコ植物細胞に転移さ
せる(Rogers等、“Gene Transfer in Plants :Produc
tion of Transformed Plants Using Ti Plasmid Vector
s ”、Methods in Enzymology 、118巻、627〜6
40頁、1986年)。
【0087】アグロバクテリウム法は当該技術分野では
広く用いられているが、この発明の方法では必要な要素
ではない。T−DNAベクター配列をもっていない裸D
NAによる形質転換は、タバコ原形質体をDNA含有リ
ポソームと融合させるかまたは電気穿孔法によって行う
ことができる(Shillito等、“Direct Gene Transferto
Protoplasts of Dicotyledonous and Monocotyledonou
s Plants by a Number of Methods,Including Electro
poration ”、Methods in Enzymology 、153巻、3
13〜316頁、1987年)。T−DNAベクター配
列をもっていない裸DNAも、不活性高速マイクロプロ
ジェクティル〔BIOLISTIC (登録商標)Particle Deliv
ery System、Dupont、米国、デラウエア州、ウイルミン
トン)によって、タバコ細胞を形質転換するのに用いる
ことができる。
広く用いられているが、この発明の方法では必要な要素
ではない。T−DNAベクター配列をもっていない裸D
NAによる形質転換は、タバコ原形質体をDNA含有リ
ポソームと融合させるかまたは電気穿孔法によって行う
ことができる(Shillito等、“Direct Gene Transferto
Protoplasts of Dicotyledonous and Monocotyledonou
s Plants by a Number of Methods,Including Electro
poration ”、Methods in Enzymology 、153巻、3
13〜316頁、1987年)。T−DNAベクター配
列をもっていない裸DNAも、不活性高速マイクロプロ
ジェクティル〔BIOLISTIC (登録商標)Particle Deliv
ery System、Dupont、米国、デラウエア州、ウイルミン
トン)によって、タバコ細胞を形質転換するのに用いる
ことができる。
【0088】この発明の形質転換されたタバコ細胞とタ
バコ植物を作製するのに使用されるPMT組換えDNA
分子とベクターは、さらに、優性の選択マーカー遺伝子
を含有する方が好ましい。タバコに用いるのに適切な優
性の選択マーカーには、ネオマイシンホスホトランスフ
ェラーゼ、ハイグロマイシンホスホトランスフェラーゼ
およびクロラムフェニコールアセチルトランスフェラー
ゼをコードする抗生物質耐性遺伝子が含まれる。タバコ
に用いるのに適切な、その外の公知の優先の選択マーカ
ーは、メトトレキセート耐性ジヒドロ葉酸レダクターゼ
をコードする変異体のジヒドロ葉酸レダクターゼ遺伝子
である(Deblaere等の前記文献)。適切な抗生物質耐性
遺伝子を含有するDNAベクターおよび対応する抗生物
質は市販されている。
バコ植物を作製するのに使用されるPMT組換えDNA
分子とベクターは、さらに、優性の選択マーカー遺伝子
を含有する方が好ましい。タバコに用いるのに適切な優
性の選択マーカーには、ネオマイシンホスホトランスフ
ェラーゼ、ハイグロマイシンホスホトランスフェラーゼ
およびクロラムフェニコールアセチルトランスフェラー
ゼをコードする抗生物質耐性遺伝子が含まれる。タバコ
に用いるのに適切な、その外の公知の優先の選択マーカ
ーは、メトトレキセート耐性ジヒドロ葉酸レダクターゼ
をコードする変異体のジヒドロ葉酸レダクターゼ遺伝子
である(Deblaere等の前記文献)。適切な抗生物質耐性
遺伝子を含有するDNAベクターおよび対応する抗生物
質は市販されている。
【0089】形質転換されたタバコ細胞は、選択された
優性の選択マーカー遺伝子の産生物が耐性を与える抗生
物質(またはタバコ細胞に対して通常毒性の他の化合
物)を適当な濃度で含有する培地に、細胞の混合集団を
入れることによって、未形質転換細胞の周囲の集団から
選択される。したがって、形質転換されたタバコ細胞だ
けが生存し増殖する。
優性の選択マーカー遺伝子の産生物が耐性を与える抗生
物質(またはタバコ細胞に対して通常毒性の他の化合
物)を適当な濃度で含有する培地に、細胞の混合集団を
入れることによって、未形質転換細胞の周囲の集団から
選択される。したがって、形質転換されたタバコ細胞だ
けが生存し増殖する。
【0090】形質転換された細胞は、当該技術分野で公
知のタバコ細胞と組織の培養法を適用することによっ
て、誘導されて、無傷で実りあるタバコ植物を再生す
る。植物再生方法は、形質転換法と整合するように選択
される。推定のトランスジェニックタバコ植物のゲノム
(genome)中にPMT配列が安定に存在して配向してい
ることの検定は、PMTの配列のメンデルの遺伝によっ
て行われ、制御された交雑によってもたらされる子孫に
対して行われる標準のDNA分析によって明らかにな
る。
知のタバコ細胞と組織の培養法を適用することによっ
て、誘導されて、無傷で実りあるタバコ植物を再生す
る。植物再生方法は、形質転換法と整合するように選択
される。推定のトランスジェニックタバコ植物のゲノム
(genome)中にPMT配列が安定に存在して配向してい
ることの検定は、PMTの配列のメンデルの遺伝によっ
て行われ、制御された交雑によってもたらされる子孫に
対して行われる標準のDNA分析によって明らかにな
る。
【0091】トランスジェニックタバコ植物を、形質転
換された細胞から再生させた後、導入されたPMT配列
は、通常の植物増殖法で余分の実験なしで他のタバコ変
種に容易に転移される。
換された細胞から再生させた後、導入されたPMT配列
は、通常の植物増殖法で余分の実験なしで他のタバコ変
種に容易に転移される。
【0092】PMTアンチセンストランスジェニックタ
バコ植物の減少したレベルのニコチンは標準のニコチン
検定法で検定される。
バコ植物の減少したレベルのニコチンは標準のニコチン
検定法で検定される。
【0093】上記の組換えDNA法を知っていれば、全
長のPMT cDNA分子または全長のPMT染色体遺
伝子を用いて、適当な作動可能に連結された調節配列を
センス配向で連結させて、トランスジェニックタバコ細
胞とトランスジェニックタバコ植物を構築することがで
きることが分かる(また当該技術分野の熟練者は、セン
ス配向で遺伝子を発現する適当な調節配列が、上記のプ
ロモーターとポリアデニル化/転写終結配列に加えて、
公知の真核翻訳開始配列のいずれか一つを含んでいるこ
とが分かるであろう)。このような形質転換されたタバ
コ植物は、PMTタンパク質のレベルが増大し、したが
って未形質転換の対照のタバコ植物よりニコチン含有が
高いことが特徴である。
長のPMT cDNA分子または全長のPMT染色体遺
伝子を用いて、適当な作動可能に連結された調節配列を
センス配向で連結させて、トランスジェニックタバコ細
胞とトランスジェニックタバコ植物を構築することがで
きることが分かる(また当該技術分野の熟練者は、セン
ス配向で遺伝子を発現する適当な調節配列が、上記のプ
ロモーターとポリアデニル化/転写終結配列に加えて、
公知の真核翻訳開始配列のいずれか一つを含んでいるこ
とが分かるであろう)。このような形質転換されたタバ
コ植物は、PMTタンパク質のレベルが増大し、したが
って未形質転換の対照のタバコ植物よりニコチン含有が
高いことが特徴である。
【0094】それ故に、PMT DNA配列を用いて、
PMTタンパク質のレベルを減少させるかまたは増加さ
せて、タバコ植物中のニコチン含量を減少させるかまた
は増加させることがこの発明の範囲に含まれることは理
解すべきである。
PMTタンパク質のレベルを減少させるかまたは増加さ
せて、タバコ植物中のニコチン含量を減少させるかまた
は増加させることがこの発明の範囲に含まれることは理
解すべきである。
【0095】この発明を一層よく理解するために以下に
実施例を示す。これらの実施例は例示することだけを目
的とするもので、この発明の範囲を限定するものではな
い。
実施例を示す。これらの実施例は例示することだけを目
的とするもので、この発明の範囲を限定するものではな
い。
【0096】実施例緩衝溶液の組成 緩衝液A 50mMのトリス/HCl 、pH7.5 5mMのEDTA(遊離酸) 20%(V/V)のグリセリン 2mMのDTT 0.5%(W/V)のアスコルビン酸ナトリウム 2%(W/V)のPEG400 0.4mg/lのPMSF(1mg/mlの貯蔵溶液由
来) 0.4mg/lのロイペプチン(1mg/mlの貯蔵溶
液由来) 100g/lのPVPP 40g/lのアンバーライトXAD−4緩衝液B 10mMのトリス/HCl 、pH7.5 1mMのEDTA(遊離酸) 20%(V/V)のグリセリン 2mMのDTT 0.4mg/lのPMSF(1mg/mlの貯蔵溶液由
来) 0.4mg/lのロイペプチン(1mg/mlの貯蔵溶
液由来)緩衝液C 10mMのトリス/HCl 、pH7.5 1mMのEDTA(遊離酸) 20%(V/V)のグリセリン 2mMのDTT
来) 0.4mg/lのロイペプチン(1mg/mlの貯蔵溶
液由来) 100g/lのPVPP 40g/lのアンバーライトXAD−4緩衝液B 10mMのトリス/HCl 、pH7.5 1mMのEDTA(遊離酸) 20%(V/V)のグリセリン 2mMのDTT 0.4mg/lのPMSF(1mg/mlの貯蔵溶液由
来) 0.4mg/lのロイペプチン(1mg/mlの貯蔵溶
液由来)緩衝液C 10mMのトリス/HCl 、pH7.5 1mMのEDTA(遊離酸) 20%(V/V)のグリセリン 2mMのDTT
【0097】プロテアーゼ阻害剤の貯蔵溶液 PMSF(1mg/ml)をジメチルホルムアミドに溶
解し、2.1mlずつを、使用するまで−20℃で貯蔵
した。ロイペプチン(1mg/ml)を蒸留水に溶解
し、2.1mlずつを、使用するまで−20℃で貯蔵し
た。
解し、2.1mlずつを、使用するまで−20℃で貯蔵
した。ロイペプチン(1mg/ml)を蒸留水に溶解
し、2.1mlずつを、使用するまで−20℃で貯蔵し
た。
【0098】粗製抽出液の製造 水耕栽培法で栽培したタバコ(ニコチアナ・タバクム
L. var.バーレイ21)植物の根の約1Kgを、摘花し
てから3日後に収穫した。収穫した根を冷水で洗浄しブ
フナー漏斗に入れて水を吸引して除去した。洗浄した根
を−80℃に冷凍して貯蔵した。冷凍した根を、1ガロ
ンワーリングブレンダー中で予め冷却してスラリーにし
ておいた2.5lの緩衝液に添加した。根を大きなスプ
ーンで緩衝液スラリーと混合した。ブレンダーを低速度
設定で運転を開始し、次に中速度設定でホモゲナイゼー
ションを行った。ホモジネートの温度が3〜5℃より高
くならないように注意した。
L. var.バーレイ21)植物の根の約1Kgを、摘花し
てから3日後に収穫した。収穫した根を冷水で洗浄しブ
フナー漏斗に入れて水を吸引して除去した。洗浄した根
を−80℃に冷凍して貯蔵した。冷凍した根を、1ガロ
ンワーリングブレンダー中で予め冷却してスラリーにし
ておいた2.5lの緩衝液に添加した。根を大きなスプ
ーンで緩衝液スラリーと混合した。ブレンダーを低速度
設定で運転を開始し、次に中速度設定でホモゲナイゼー
ションを行った。ホモジネートの温度が3〜5℃より高
くならないように注意した。
【0099】得られた抽出物を遠心分離びんに入れ、1
3680×gで70分間4℃で遠心分離して不溶性の破
片をペレット化した。
3680×gで70分間4℃で遠心分離して不溶性の破
片をペレット化した。
【0100】上澄み液をデカントしたがその容積は2.
37lであった。約0.77gのDTTを抽出液に添加
した。
37lであった。約0.77gのDTTを抽出液に添加
した。
【0101】硫酸アンモニウムによる分画 硫酸アンモニウムの結晶を、抽出液100ml当り2
2.6gの量で抽出液に徐々に添加し、硫酸アンモニウ
ムで抽出液を40%飽和度にした。得られた硫酸アンモ
ニウム含有抽出液を4℃で2時間撹拌した。
2.6gの量で抽出液に徐々に添加し、硫酸アンモニウ
ムで抽出液を40%飽和度にした。得られた硫酸アンモ
ニウム含有抽出液を4℃で2時間撹拌した。
【0102】40%飽和度の硫酸アンモニウムによる沈
澱を、27500×gで30分間4℃にて遠心分離する
ことによって取出した。抽出液1l当り0.33gの追
加のDTTを添加した。硫酸アンモニウムの結晶を、抽
出液100ml当り15.3gの量で抽出液に徐々に添
加して、硫酸アンモニウムの濃度を40%飽和度から6
5%飽和度まで増大させた。65%飽和度の硫酸アンモ
ニウム含有の抽出液を一夜4℃で撹拌した。40〜65
%飽和度の硫酸アンモニウムによる画分を、27500
×gで70分間4℃にて遠心分離することによってペレ
ット化し、上澄み液を廃棄した。
澱を、27500×gで30分間4℃にて遠心分離する
ことによって取出した。抽出液1l当り0.33gの追
加のDTTを添加した。硫酸アンモニウムの結晶を、抽
出液100ml当り15.3gの量で抽出液に徐々に添
加して、硫酸アンモニウムの濃度を40%飽和度から6
5%飽和度まで増大させた。65%飽和度の硫酸アンモ
ニウム含有の抽出液を一夜4℃で撹拌した。40〜65
%飽和度の硫酸アンモニウムによる画分を、27500
×gで70分間4℃にて遠心分離することによってペレ
ット化し、上澄み液を廃棄した。
【0103】40〜65%飽和度の硫酸アンモニウムに
よる沈澱を緩衝液Bに溶解して全容積を200mlに
し、次に17.53gのNaClを添加し、氷上で撹拌して
溶解させた。NaClを添加した40〜65%画分の溶液を
47800×gで30分間、4℃で遠心分離し、生成し
たペレットを廃棄した。
よる沈澱を緩衝液Bに溶解して全容積を200mlに
し、次に17.53gのNaClを添加し、氷上で撹拌して
溶解させた。NaClを添加した40〜65%画分の溶液を
47800×gで30分間、4℃で遠心分離し、生成し
たペレットを廃棄した。
【0104】粗製抽出液の製造と硫酸アンモニウムによ
る分画を、先に述べたのと実質的に同じようにしてさら
に3回実施し、得られた四つの40〜65%飽和度硫酸
アンモニウム画分(各々200ml)をプールした。こ
のようにして製造した800mlのプールは合計5.2
39Kgの根の組織に相当するものであった。
る分画を、先に述べたのと実質的に同じようにしてさら
に3回実施し、得られた四つの40〜65%飽和度硫酸
アンモニウム画分(各々200ml)をプールした。こ
のようにして製造した800mlのプールは合計5.2
39Kgの根の組織に相当するものであった。
【0105】疎水性相互作用クロマトグラフィ フェニル−セファロースCL4B(Pharmacia Inc.、米
国、ニュージャージー州、ピスカタウエイ、カタログ番
号:17−0810−01)疎水性相互作用カラム(5
cm×20cm)を、1.5M NaCl を補充した緩衝液
Cで平衡化した。5.239Kgの根の組織に相当す
る、800mlのプールの透明な40〜65%飽和度硫
酸アンモニウム画分を、上記の平衡化したフェニル−セ
ファロースカラムに注入した。280nm波長光の吸光
度の安定したベースラインが得られるまで(未結合のタ
ンパク質がすべて除去されたことを示す)、カラムを、
1.5M NaCl を補充した緩衝液Cで洗浄した。次に、
緩衝液C中1.5Mから0.0Mまで濃度が低下するNa
CLの線状勾配液2lでPMTを溶離した。追加の緩衝液
C1lでさらにカラムを洗浄した。各々12mlずつの
画分を収集し、画分を(PMT活性がピーク時およびそ
の前後では3画分毎に、その外の勾配液の画分では10
画分毎に)、つぎのようにしてPMT活性を連続して検
定した。疎水性相互作用クロマトグラフィを、4℃にて
4.7ml/minの流速で実施した。
国、ニュージャージー州、ピスカタウエイ、カタログ番
号:17−0810−01)疎水性相互作用カラム(5
cm×20cm)を、1.5M NaCl を補充した緩衝液
Cで平衡化した。5.239Kgの根の組織に相当す
る、800mlのプールの透明な40〜65%飽和度硫
酸アンモニウム画分を、上記の平衡化したフェニル−セ
ファロースカラムに注入した。280nm波長光の吸光
度の安定したベースラインが得られるまで(未結合のタ
ンパク質がすべて除去されたことを示す)、カラムを、
1.5M NaCl を補充した緩衝液Cで洗浄した。次に、
緩衝液C中1.5Mから0.0Mまで濃度が低下するNa
CLの線状勾配液2lでPMTを溶離した。追加の緩衝液
C1lでさらにカラムを洗浄した。各々12mlずつの
画分を収集し、画分を(PMT活性がピーク時およびそ
の前後では3画分毎に、その外の勾配液の画分では10
画分毎に)、つぎのようにしてPMT活性を連続して検
定した。疎水性相互作用クロマトグラフィを、4℃にて
4.7ml/minの流速で実施した。
【0106】PMT活性を有するフェノール−セファロ
ース画分#86〜#116をプールし、得られたプール
を絶えず撹拌しながら、9lの緩衝液Cに対して約18
時間透析した。透析された試料を100mlずつの四つ
の部分に分けて−80℃に冷却した。
ース画分#86〜#116をプールし、得られたプール
を絶えず撹拌しながら、9lの緩衝液Cに対して約18
時間透析した。透析された試料を100mlずつの四つ
の部分に分けて−80℃に冷却した。
【0107】PMT活性の検定 各反応管に以下のものを入れた。 12.5nmol トリス/HCl 8.3 0.25nmol EDTA 1.25nmol 2−メルカプトエタノール 0.9nmol プトレッシン 0.15nmol 未標識S−アデノシルメチオニン 0.18nmol 〔14C−メチル〕S−アデノシルメチオニン (57nCi/nmol) 酵素試料 ──────────────────── 合計容積=0.25ml
【0108】反応は酵素試料を添加することによって開
始され、30℃にて30分間行った。NaClで飽和した1
0%(W/V)NaOH溶液0.5mlを添加することによ
って反応を停止させた。
始され、30℃にて30分間行った。NaClで飽和した1
0%(W/V)NaOH溶液0.5mlを添加することによ
って反応を停止させた。
【0109】放射性生成物、N−〔14C−メチル〕プト
レッシンを、クロロホルムへの溶媒抽出によって、基質
から分離した。反応を停止させた混合物を1mlのクロ
ロホルムとともに90秒間旋回撹拌した後、1600×
gavで5分間遠心分離して有機相と水相に分離させ
た。次に、有機相の0.5mlを検定した。0.5ml
の有機相を9.5mlの液体シンチレーションカクテル
(Beckman Instruments、米国、メリーランド州、コロ
ンビア)に添加し、放射能を液体シンチレーションカウ
ンターを用い標準の方法で測定した。
レッシンを、クロロホルムへの溶媒抽出によって、基質
から分離した。反応を停止させた混合物を1mlのクロ
ロホルムとともに90秒間旋回撹拌した後、1600×
gavで5分間遠心分離して有機相と水相に分離させ
た。次に、有機相の0.5mlを検定した。0.5ml
の有機相を9.5mlの液体シンチレーションカクテル
(Beckman Instruments、米国、メリーランド州、コロ
ンビア)に添加し、放射能を液体シンチレーションカウ
ンターを用い標準の方法で測定した。
【0110】PMT活性の1単位は、30℃にて30分
間に生成する生成物の1ナノモルと定義する。
間に生成する生成物の1ナノモルと定義する。
【0111】負の対照がすべての検定に含まれている。
負の対照は、酵素なしの反応混合物、または時間零の時
点でNaOHで反応を停止させた混合物で構成されている。
負の対照は、酵素なしの反応混合物、または時間零の時
点でNaOHで反応を停止させた混合物で構成されている。
【0112】アニオン交換クロマトグラフィ フェニル−セファロースで精製した100mlずつの二
つの試料を解凍し、次いで、4℃にて緩衝液Cで平衡化
したDEAE−セファロース“Fast Flow ”カラム(Ph
armacia −LKB 、米国、ニュージャージー州、ピスカタ
ウエイ、カタログ番号:17−0709−01、ロット
番号:OB−05854,1cm×14.5cm)に、
4℃にて、1.5ml/minの流速で注入した。
つの試料を解凍し、次いで、4℃にて緩衝液Cで平衡化
したDEAE−セファロース“Fast Flow ”カラム(Ph
armacia −LKB 、米国、ニュージャージー州、ピスカタ
ウエイ、カタログ番号:17−0709−01、ロット
番号:OB−05854,1cm×14.5cm)に、
4℃にて、1.5ml/minの流速で注入した。
【0113】次にDEAE−セファロースカラムを、安
定した280nmのベースラインが得られるまで、10
mM NaCl を含有する緩衝液C70mlを用い、1.5
ml/minの流速で洗浄した。次にこのカラムを、Na
Clなしの緩衝液Cの50mlで再び平衡化した。次にカ
ラムの温度を室温(24℃)まで上昇させ、カラムの空
隙容量を、5mMプトレッシン(SigmaChemical Co.、
米国、ミズリー州、セントルイス、カタログ番号:P7
505、ロット番号:39F0039)含有緩衝液Cで
置換した。カラムを24℃で約1時間、何も通過させず
に保持し、次いで5mMプトレッシン含有緩衝液C63
2mlを用いて0.7ml/min(15時間)の流速
で24℃にてPMTを溶離した。
定した280nmのベースラインが得られるまで、10
mM NaCl を含有する緩衝液C70mlを用い、1.5
ml/minの流速で洗浄した。次にこのカラムを、Na
Clなしの緩衝液Cの50mlで再び平衡化した。次にカ
ラムの温度を室温(24℃)まで上昇させ、カラムの空
隙容量を、5mMプトレッシン(SigmaChemical Co.、
米国、ミズリー州、セントルイス、カタログ番号:P7
505、ロット番号:39F0039)含有緩衝液Cで
置換した。カラムを24℃で約1時間、何も通過させず
に保持し、次いで5mMプトレッシン含有緩衝液C63
2mlを用いて0.7ml/min(15時間)の流速
で24℃にてPMTを溶離した。
【0114】吸着によるPMTの濃縮 DEAE−セファロースカラムから溶出させたPMT
を、ω−アミノヘキシル−セファロース4B(“AH
S”)(Sigma Chemical Co.、米国、ミズリー州、セン
トルイス、カタログ番号:A8894)のカラム(1c
m×3cm)(4℃に保存した)に直接集めた。PMT
を、上記AHSカラムから、1.5M NaClを含有する
緩衝液Cを用いて1.6ml/minの流速で溶離し
た。12〜15mlずつの四つの画分を収集し、上記の
ようにしてPMT活性を検定した。最初の画分(14.
7ml)が、AHS濃縮カラムから回収された全PMT
活性の80%以上を含有していた。
を、ω−アミノヘキシル−セファロース4B(“AH
S”)(Sigma Chemical Co.、米国、ミズリー州、セン
トルイス、カタログ番号:A8894)のカラム(1c
m×3cm)(4℃に保存した)に直接集めた。PMT
を、上記AHSカラムから、1.5M NaClを含有する
緩衝液Cを用いて1.6ml/minの流速で溶離し
た。12〜15mlずつの四つの画分を収集し、上記の
ようにしてPMT活性を検定した。最初の画分(14.
7ml)が、AHS濃縮カラムから回収された全PMT
活性の80%以上を含有していた。
【0115】限外濾過 さらに濃縮するために、13.7mlの最初のAHS画
分を六つの部分に分けて、“Centricon 30”(Amico
n、米国、マサチューセッツ州、デンバーズ)限外濾過
装置に入れて約25倍に濃縮した。6台の上記装置から
の濃縮液をプールし、塩を添加していない緩衝液Cで約
80倍に希釈し、単一の“Centricon 30”を用いて、
全容積が約150μlになるまで第2回の限外濾過を行
った。得られた150μlの濃縮液を−80℃で貯蔵し
た。
分を六つの部分に分けて、“Centricon 30”(Amico
n、米国、マサチューセッツ州、デンバーズ)限外濾過
装置に入れて約25倍に濃縮した。6台の上記装置から
の濃縮液をプールし、塩を添加していない緩衝液Cで約
80倍に希釈し、単一の“Centricon 30”を用いて、
全容積が約150μlになるまで第2回の限外濾過を行
った。得られた150μlの濃縮液を−80℃で貯蔵し
た。
【0116】分取等電点焦点化電気泳動 DEAE/AHS工程(限外濾過法による濃縮を含む)
で精製したPMTを、等電点焦点化電気泳動法でさらに
精製した。分取規模の等電点焦点化電気泳動法を、スク
ロース密度勾配液中(1.6cm×21cm)で市販の
両性電解質(Pharmacia-LKB 、米国、ニュージャージー
州、ピスカタウエイ)を使って実施した。pH勾配液は
両性電解質の販売者の説明書にしたがって作製し、pH
の範囲を約5.3〜約6.3とした。1000〜400
0ボルトの電圧を印加して(1〜4ワットの電力)、約
3時間焦点化を行った。焦点化を行った後、1mlずつ
の画分を集め、各画分のpHとPMTの活性を測定し
た。焦点化と画分の収集は4℃で行った。
で精製したPMTを、等電点焦点化電気泳動法でさらに
精製した。分取規模の等電点焦点化電気泳動法を、スク
ロース密度勾配液中(1.6cm×21cm)で市販の
両性電解質(Pharmacia-LKB 、米国、ニュージャージー
州、ピスカタウエイ)を使って実施した。pH勾配液は
両性電解質の販売者の説明書にしたがって作製し、pH
の範囲を約5.3〜約6.3とした。1000〜400
0ボルトの電圧を印加して(1〜4ワットの電力)、約
3時間焦点化を行った。焦点化を行った後、1mlずつ
の画分を集め、各画分のpHとPMTの活性を測定し
た。焦点化と画分の収集は4℃で行った。
【0117】図4は、等電点焦点化電気泳動を行った後
の、PMT相対活性とpH対画分番号(すなわちスクロ
ース密度勾配の位置)の双対グラフである。図4に示す
実験データは、タバコPMTの等電点が約5.7である
ことを示している。他の等電点焦点化電気泳動の実験で
は、タバコPMTのPIは、5.0という低い値と5.
8という高い値を示すようである。実際には、多くの因
子が見掛けのPIに影響して、PIの測定値は通常いく
らか変動することは、当該技術分野の熟練者ならば分か
るであろう。
の、PMT相対活性とpH対画分番号(すなわちスクロ
ース密度勾配の位置)の双対グラフである。図4に示す
実験データは、タバコPMTの等電点が約5.7である
ことを示している。他の等電点焦点化電気泳動の実験で
は、タバコPMTのPIは、5.0という低い値と5.
8という高い値を示すようである。実際には、多くの因
子が見掛けのPIに影響して、PIの測定値は通常いく
らか変動することは、当該技術分野の熟練者ならば分か
るであろう。
【0118】精製工程の連続した段階におけるPMTの
相対純度を比活性の測定値で評価した(表1)。表1に
示す精製度値(倍)は、タバコの根の粗製抽出液からの
実際の精製度の過小評価値である。なぜならば40〜6
5%飽和度硫酸アンモニウムによる画分を、活性収率を
計算する際に100%としているからである。
相対純度を比活性の測定値で評価した(表1)。表1に
示す精製度値(倍)は、タバコの根の粗製抽出液からの
実際の精製度の過小評価値である。なぜならば40〜6
5%飽和度硫酸アンモニウムによる画分を、活性収率を
計算する際に100%としているからである。
【0119】 表 1 ─────────────────────────────────── 工程の段階 全タンパク質 比 活 性 活性収率 精製度 (mg) (単位/mg) (%) (倍) ─────────────────────────────────── 硫酸アンモニウム 4128* 47.9 100.0 1.0 フェニル−セファロース 680 134.6 46.3 2.8 DEAE/AHS 1.76** 5203 7.7** 108.6 ─────────────────────────────────── * 四つの別個の粗製抽出液由来の40〜65%飽和度硫
酸アンモニウムによる画分のプール。 ** フェニル−セファロースカラム由来の物質の1/2
だけを示す。
酸アンモニウムによる画分のプール。 ** フェニル−セファロースカラム由来の物質の1/2
だけを示す。
【0120】また、この発明の方法の連続した段階にお
けるPMTの相対純度を、標準のSDS−PAGE法で
測定した。図1は、PMT精製工程の各段階において試
料が(銀染色時に)示すSDS−PAGEタンパク質バ
ンドパターンを示す。ゲル上の試料は次のとおりであ
る。レーン1と6:分子量基準タンパク質(後記の図面
の簡単な説明の欄に列挙した);レーン2:40〜65
%飽和度硫酸アンモニウムによる画分;レーン3:フェ
ニル−セファロースカラム由来のPMT活性がピークの
画分;レーン4:DEAE/AHS段階由来の濃縮物
質;レーン5:DEAE/AHS段階由来の濃縮物質を
等電点焦点化電気泳動させたもののPMT活性がピーク
の画分。DEAE/AHSで精製された物質(レーン
4)で支配的なPMTバンド(矢印で示す)が、前出の
疎水性相互作用の段階由来の物質(レーン3)中にはほ
とんど目視できないことが分かる。
けるPMTの相対純度を、標準のSDS−PAGE法で
測定した。図1は、PMT精製工程の各段階において試
料が(銀染色時に)示すSDS−PAGEタンパク質バ
ンドパターンを示す。ゲル上の試料は次のとおりであ
る。レーン1と6:分子量基準タンパク質(後記の図面
の簡単な説明の欄に列挙した);レーン2:40〜65
%飽和度硫酸アンモニウムによる画分;レーン3:フェ
ニル−セファロースカラム由来のPMT活性がピークの
画分;レーン4:DEAE/AHS段階由来の濃縮物
質;レーン5:DEAE/AHS段階由来の濃縮物質を
等電点焦点化電気泳動させたもののPMT活性がピーク
の画分。DEAE/AHSで精製された物質(レーン
4)で支配的なPMTバンド(矢印で示す)が、前出の
疎水性相互作用の段階由来の物質(レーン3)中にはほ
とんど目視できないことが分かる。
【0121】タバコPMTの分子量 タバコPMTの見掛けの分子量を、硫酸アンモニウム、
フェニル−セファロース、およびDEAE−AHS/限
外濾過の精製段階を通過したPMT物質を注入した非変
性の電気泳動ゲル上でPMTを単離した実験で測定し
た。非変性濃縮用ゲルの緩衝液は、0.27Mトリス/
HCl (pH6.8)、10%(V/V)グリセリンおよ
び20mMの2−メルカプトエタノールを含有してい
た。非変性12.5%ポリアクリルアミド分離用ゲル緩
衝液は0.38Mトリス/HCl (pH8.8)、10%
(V/V)グリセリン、および12mMの2−メルカプ
トエタノールを含有していた。
フェニル−セファロース、およびDEAE−AHS/限
外濾過の精製段階を通過したPMT物質を注入した非変
性の電気泳動ゲル上でPMTを単離した実験で測定し
た。非変性濃縮用ゲルの緩衝液は、0.27Mトリス/
HCl (pH6.8)、10%(V/V)グリセリンおよ
び20mMの2−メルカプトエタノールを含有してい
た。非変性12.5%ポリアクリルアミド分離用ゲル緩
衝液は0.38Mトリス/HCl (pH8.8)、10%
(V/V)グリセリン、および12mMの2−メルカプ
トエタノールを含有していた。
【0122】非変性ゲル由来の単一のレーンを切取り、
長さ方向に1/2に切断し、次いで3mm厚のスライス
に切断した。各ゲルスライスの1/2を、標準のPMT
検定混合物に直接入れ、各ゲルスライスの対応する1/
2をSDS−PAGEに付した。
長さ方向に1/2に切断し、次いで3mm厚のスライス
に切断した。各ゲルスライスの1/2を、標準のPMT
検定混合物に直接入れ、各ゲルスライスの対応する1/
2をSDS−PAGEに付した。
【0123】最高のPMT活性を示した非変性ゲルスラ
イス(図2)は、特に、見掛けの分子量が約60KDの
単一タンパク質を含有していた(図3)。
イス(図2)は、特に、見掛けの分子量が約60KDの
単一タンパク質を含有していた(図3)。
【0124】PMTの酵素活性 基質特異性試験を、この発明の高度に精製したタバコP
MTについて行った。1,3−ジアミノプロパンと1,
5−ジアミノペンタン(いずれもプトレッシンの化学的
類似体)、ホスファチジルエタノールアミン(メチル基
受容体)およびN−メチルプトレッシン(PMTの通常
の産生物)をPMTに対する基質として働く性能につい
て、プトレッシン(1,4−ジアミノブタン)と比較し
た。1,3−ジアミノプロパン、1,5−ジアミノペン
タンおよびホスファチジルエタノールアミンを、標準の
PMT検定法(上記の検定法)でプトレッシンの代わり
に用いた場合、検出可能な量の放射性産生物は生成しな
かった。PMTの検定に、N−メチルプトレッシンをプ
トレッシンの代わりに用いた場合、放射性産生物の生成
は、プトレッシンで観察したときの6%以下であった。
MTについて行った。1,3−ジアミノプロパンと1,
5−ジアミノペンタン(いずれもプトレッシンの化学的
類似体)、ホスファチジルエタノールアミン(メチル基
受容体)およびN−メチルプトレッシン(PMTの通常
の産生物)をPMTに対する基質として働く性能につい
て、プトレッシン(1,4−ジアミノブタン)と比較し
た。1,3−ジアミノプロパン、1,5−ジアミノペン
タンおよびホスファチジルエタノールアミンを、標準の
PMT検定法(上記の検定法)でプトレッシンの代わり
に用いた場合、検出可能な量の放射性産生物は生成しな
かった。PMTの検定に、N−メチルプトレッシンをプ
トレッシンの代わりに用いた場合、放射性産生物の生成
は、プトレッシンで観察したときの6%以下であった。
【0125】二つのPMTの基質、すなわちプトレッシ
ンとS−アデノシルメチオニンの見掛けのKm値を他の
基質を過剰に存在させながら、一つの基質の各種の律速
濃度で(上記のようにして)PMT活性を測定すること
によって決定した。軽度に精製したタバコPMTのプト
レッシンについてのKmは約400μMであった。高度
に精製したタバコPMTのS−アデノシルメチオニンに
ついてのKmは約125μMであった。軽度に精製され
たタバコPMTによってプトレッシンについて見出され
たKm値と、高度に精製されたタバコPMTによってS
−アデノシルメチオニンについて見出されたKm値は、
PMTについて発表された値とよく一致している(Mizu
saki等の前記文献;Feth等、“Determination of Putre
scine N-methyltransferase By High Performance Liqu
id Chromatography ”、Phytochemistry、24巻、92
1〜923頁、1985年)。
ンとS−アデノシルメチオニンの見掛けのKm値を他の
基質を過剰に存在させながら、一つの基質の各種の律速
濃度で(上記のようにして)PMT活性を測定すること
によって決定した。軽度に精製したタバコPMTのプト
レッシンについてのKmは約400μMであった。高度
に精製したタバコPMTのS−アデノシルメチオニンに
ついてのKmは約125μMであった。軽度に精製され
たタバコPMTによってプトレッシンについて見出され
たKm値と、高度に精製されたタバコPMTによってS
−アデノシルメチオニンについて見出されたKm値は、
PMTについて発表された値とよく一致している(Mizu
saki等の前記文献;Feth等、“Determination of Putre
scine N-methyltransferase By High Performance Liqu
id Chromatography ”、Phytochemistry、24巻、92
1〜923頁、1985年)。
【0126】アミノ末端アミノ酸配列の分析 配列分析用のタバコPMTは、硫酸アンモニウムによる
分画、フェニル−セファロースクロマトグラフィ、プト
レッシンで溶離するDEAEセファロースクロマトグラ
フィ(次いでAHSと限外濾過で濃縮を行う)、および
フリーフロー等電点焦点化電気泳動法の精製工程にかけ
た物質を、SDS−PAGE法に付することによって単
離した。高度に精製したPMTをSDS−PAGEに付
した後、得られたタンパク質のバンドをポリ二フッ化ビ
ニリデンの膜(“Immobilon ”、Millipore 、米国、マ
サチューセッツ州、ベッドフォード)上にエレクトロブ
ロットを行い、次いでアミドブラックを用い、標準方法
で視覚化した。“a1”バンド(図5参照)を有する膜
片は、タバコPMTの分子量特性を示す高度に精製され
た製剤の二つだけのバンド(図3参照)の一つである
が、これを、隣接する“a2”バンドをさけて切取っ
た。このようにして単離したPMTについて、メーカー
が推薦する方法にしたがって、オンライン120A分析
計(パルス液相シークエンサー)を備えたApplied Bios
ystems 477A型を用いてアミノ末端アミノ酸配列分
析を行った。
分画、フェニル−セファロースクロマトグラフィ、プト
レッシンで溶離するDEAEセファロースクロマトグラ
フィ(次いでAHSと限外濾過で濃縮を行う)、および
フリーフロー等電点焦点化電気泳動法の精製工程にかけ
た物質を、SDS−PAGE法に付することによって単
離した。高度に精製したPMTをSDS−PAGEに付
した後、得られたタンパク質のバンドをポリ二フッ化ビ
ニリデンの膜(“Immobilon ”、Millipore 、米国、マ
サチューセッツ州、ベッドフォード)上にエレクトロブ
ロットを行い、次いでアミドブラックを用い、標準方法
で視覚化した。“a1”バンド(図5参照)を有する膜
片は、タバコPMTの分子量特性を示す高度に精製され
た製剤の二つだけのバンド(図3参照)の一つである
が、これを、隣接する“a2”バンドをさけて切取っ
た。このようにして単離したPMTについて、メーカー
が推薦する方法にしたがって、オンライン120A分析
計(パルス液相シークエンサー)を備えたApplied Bios
ystems 477A型を用いてアミノ末端アミノ酸配列分
析を行った。
【0127】タバコPMTの“a1”バンドのアミノ末
端における最初の17のアミノ酸の配列は、(配列番号
1):Leu Ser Xaa Asn PheLeu Phe Gly Thr Ala Ser Ser X
aa Tyr Gln Tyr Gluであることが分かった。
端における最初の17のアミノ酸の配列は、(配列番号
1):Leu Ser Xaa Asn PheLeu Phe Gly Thr Ala Ser Ser X
aa Tyr Gln Tyr Gluであることが分かった。
【0128】“a2”バンド(図5参照)は、タバコP
MTの分子量を示す二つだけのバンドの2番目のもので
あった(図3参照)。“a2”バンド(図5)を作り
“a1”バンドと同様にして分析したところ、“a2”
バンドは、以下の部分アミノ酸配列(配列番号2):L
eu Ser Ser Asn Phe Leu Ph
e Gly Thr Ala Ala Pro Tyr
Tyr Gln Tyr Gluを生成した。
MTの分子量を示す二つだけのバンドの2番目のもので
あった(図3参照)。“a2”バンド(図5)を作り
“a1”バンドと同様にして分析したところ、“a2”
バンドは、以下の部分アミノ酸配列(配列番号2):L
eu Ser Ser Asn Phe Leu Ph
e Gly Thr Ala Ala Pro Tyr
Tyr Gln Tyr Gluを生成した。
【0129】この発明のいくつかの態様を説明してきた
が、基本的な構造を変えてこの発明の方法と生成物を利
用する他の態様を提供することができることは明らかで
ある。それ故に、この発明の範囲は、実施例として示し
た特定の態様ではなく特許請求の範囲によって定義され
るべきであることが分かる。
が、基本的な構造を変えてこの発明の方法と生成物を利
用する他の態様を提供することができることは明らかで
ある。それ故に、この発明の範囲は、実施例として示し
た特定の態様ではなく特許請求の範囲によって定義され
るべきであることが分かる。
【0130】配 列 表 (1) 配列番号:1 (i) 配列の特性: (A) 長さ:17アミノ酸 (B) 型:アミノ酸 (D) トポロジー:直鎖状 (ii) 配列の種類:タンパク質 (iii)ハイポセティカル:N (v) フラグメント型:N末端フラグメント (vi) 起源: (A) 生物名:ニコチアナ・タバクム (B) 株名:バーレイ21 (F) 組織の種類:根 (2) 配列番号:2 (i) 配列の特性: (A) 長さ:17アミノ酸 (B) 型:アミノ酸 (D) トポロジー:直鎖状 (ii) 配列の種類:タンパク質 (iii)ハイポセティカル:N (v) フラグメント型:N末端フラグメント (vi) 起源: (A) 生物名:ニコチアナ・タバクム (B) 株名:バーレイ21 (F) 組織の種類:根 (3) 配列番号:3 (i) 配列の特性: (A) 長さ:17アミノ酸 (B) 型:アミノ酸 (D) トポロジー:直鎖状 (ii) 配列の種類:タンパク質 (iii)ハイポセティカル:N (v) フラグメント型:N末端フラグメント (vi) 起源: (A) 生物名:ニコチアナ・タバクム (B) 株名:バーレイ21 (F) 組織の種類:根
【図1】図1は、タバコPMTの精製工程の連続段階で
得られたタンパク質のパターンを示す、銀染色12.5
%SDS−ポリアクリルアミドゲルの写真の複写物であ
る。レーン1と6:分子量基準タンパク質(ホスホリラ
ーゼB、95.5KD;グルタミン酸デヒドロゲナー
ゼ、55.0KD;オボアルブミン、43.0KD;乳
酸デヒドロゲナーゼ、36.0KD;カルボニックアン
ヒドラーゼ、29.0KD;ラクトグロブリン、18.
4KD;シトクロムC、12.4KD)。レーン2:4
0〜65%飽和度硫酸アンモニウム画分。レーン3:疎
水性相互作用カラム由来のPMT活性ピーク画分。レー
ン4:アニオン交換カラムからプトレッシンで溶離して
濃縮した物質。レーン5:アニオン交換カラム由来の濃
縮物質のフリーフロー等電点焦点化電気泳動によって得
られたPMT活性ピーク画分。
得られたタンパク質のパターンを示す、銀染色12.5
%SDS−ポリアクリルアミドゲルの写真の複写物であ
る。レーン1と6:分子量基準タンパク質(ホスホリラ
ーゼB、95.5KD;グルタミン酸デヒドロゲナー
ゼ、55.0KD;オボアルブミン、43.0KD;乳
酸デヒドロゲナーゼ、36.0KD;カルボニックアン
ヒドラーゼ、29.0KD;ラクトグロブリン、18.
4KD;シトクロムC、12.4KD)。レーン2:4
0〜65%飽和度硫酸アンモニウム画分。レーン3:疎
水性相互作用カラム由来のPMT活性ピーク画分。レー
ン4:アニオン交換カラムからプトレッシンで溶離して
濃縮した物質。レーン5:アニオン交換カラム由来の濃
縮物質のフリーフロー等電点焦点化電気泳動によって得
られたPMT活性ピーク画分。
【図2】図2は、12.5%非変性ポリアクリルアミド
ゲル由来の3mm厚連続スライスのPMT活性を示すグ
ラフであり、そのゲルには、アニオン交換カラムからプ
トレッシンで溶離して濃縮した物質をロードした。PM
Tの酵素活性は、生成物として回収された14C壊変数/
分(バックグランド上)として表現し、“相対活性”と
命名してある。
ゲル由来の3mm厚連続スライスのPMT活性を示すグ
ラフであり、そのゲルには、アニオン交換カラムからプ
トレッシンで溶離して濃縮した物質をロードした。PM
Tの酵素活性は、生成物として回収された14C壊変数/
分(バックグランド上)として表現し、“相対活性”と
命名してある。
【図3】図3は、非変性電気泳動ゲルのPMT活性のバ
ンドおよびその前後の3mm厚連続スライス(図2)が
純度と見掛けの分子量について分析された、銀染色1
2.5%SDS−ポリアクリルアミドゲルの写真の複写
物である。“Sm”と命名されているレーンは出発物質
(すなわち非変性ゲルに添加された物質)を含有してい
る。“Std”と命名したレーンは、分子量基準タンパ
ク質(ホスホリラーゼB、95.5KD;グルタミン酸
デヒドロゲナーゼ、55.0KD;オボアルブミン、4
3.0KD;乳酸デヒドロゲナーゼ、36.0KD;カ
ルボニックアンヒドラーゼ、29.0KD;ラクトグロ
ブリン、18.4KD;シトクロムC、12.4KD)
を含有している。
ンドおよびその前後の3mm厚連続スライス(図2)が
純度と見掛けの分子量について分析された、銀染色1
2.5%SDS−ポリアクリルアミドゲルの写真の複写
物である。“Sm”と命名されているレーンは出発物質
(すなわち非変性ゲルに添加された物質)を含有してい
る。“Std”と命名したレーンは、分子量基準タンパ
ク質(ホスホリラーゼB、95.5KD;グルタミン酸
デヒドロゲナーゼ、55.0KD;オボアルブミン、4
3.0KD;乳酸デヒドロゲナーゼ、36.0KD;カ
ルボニックアンヒドラーゼ、29.0KD;ラクトグロ
ブリン、18.4KD;シトクロムC、12.4KD)
を含有している。
【図4】図4は、硫酸アンモニウム分画法、疎水性相互
作用クロマトグラフィ、およびアニオン交換カラムから
のプトレッシンによる溶離に続いて試料を濃縮すること
によって精製したタバコPMTを等電点焦点化電気泳動
させることによって得られた画分の相対PMT活性とp
Hを画くグラフである。PMTの酵素活性は、生成物と
して回収された14C壊変数/分(バックグランド上)と
して表現し、“相対活性”と命名してある。
作用クロマトグラフィ、およびアニオン交換カラムから
のプトレッシンによる溶離に続いて試料を濃縮すること
によって精製したタバコPMTを等電点焦点化電気泳動
させることによって得られた画分の相対PMT活性とp
Hを画くグラフである。PMTの酵素活性は、生成物と
して回収された14C壊変数/分(バックグランド上)と
して表現し、“相対活性”と命名してある。
【図5】図5は、(不活性膜にエレクトロブロットした
後)切取り、アミノ酸配列の決定を行ったPMTタンパ
ク質バンド(“a1”と“a2”)を示す銀染色12.
5%SDS−ポリアクリルアミドゲルの写真の複写物で
ある。ゲルにロードした試料は、アニオン交換カラムか
らプトレッシンで溶離された物質を等電点焦点化電気泳
動させて得た画分の一部分である。配列分析に用いられ
た実際のバンドは、図5のゲルで分析されたのと同じ物
質の一部をロードした別個の(しかし同じ)ポリアクリ
ルアミドゲル由来のものである。
後)切取り、アミノ酸配列の決定を行ったPMTタンパ
ク質バンド(“a1”と“a2”)を示す銀染色12.
5%SDS−ポリアクリルアミドゲルの写真の複写物で
ある。ゲルにロードした試料は、アニオン交換カラムか
らプトレッシンで溶離された物質を等電点焦点化電気泳
動させて得た画分の一部分である。配列分析に用いられ
た実際のバンドは、図5のゲルで分析されたのと同じ物
質の一部をロードした別個の(しかし同じ)ポリアクリ
ルアミドゲル由来のものである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年12月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12N 5/10 15/11 15/54 //(C12N 9/10 C12R 1:91) (72)発明者 ヴエドパル・エス・マリク アメリカ合衆国ヴアージニア州23236、リ ツチモンド、テイーベリイ、ドライヴ 2714
Claims (23)
- 【請求項1】 S−アデノシルメチオニンのメチル基
を、プトレッシンのδ−アミノ基へ転移させる反応を触
媒する性能を特徴とし、その外のタバコタンパク質を実
質的に含有していないタバコタンパク質。 - 【請求項2】 さらに、(a) 分子量が50〜65キロダ
ルトン、(b) 未変性等電点がpH5.0〜6.0、(c)
プトレッシンについてのKmが300〜500μM、お
よび(d) S−アデノシルメチオニンについてのKmが1
00〜150μMであることを特徴とする請求項1記載
のタバコタンパク質。 - 【請求項3】 配列番号1、配列番号2、または配列番
号3で定義されるアミノ酸配列を含有する請求項2記載
のタバコタンパク質。 - 【請求項4】 (a) プトレッシンN−メチルトランスフ
ェラーゼがアニオン交換媒体に保持されるような、添加
温度およびタバコ抽出液のpHと化学組成で、タバコ抽
出液をアニオン交換媒体に加え、ならびに(b) ポリアミ
ンを含有していなければ、プトレッシンN−メチルトラ
ンスフェラーゼがアニオン交換媒体に保持されるよう
な、溶離温度および溶離緩衝液のpHおよび化学組成
で、有効量のポリアミンを含有する溶離緩衝液で、プト
レッシンN−メチルトランスフェラーゼをアニオン交換
媒体から溶離する、ことを特徴とする、プトレッシンN
−メチルトランスフェラーゼをタバコ植物抽出液から精
製する方法。 - 【請求項5】 ポリアミンが、プトレッシン、N−メチ
ルプトレッシン、スペルミン、スペルミジン、アグマチ
ン、カダベリンまたはその混合物である請求項4記載の
方法。 - 【請求項6】 アニオン交換媒体が、ジエチルアミノエ
チル、ポリエチレンイミノ、第三級アミノ、第四級アミ
ノ、p−アミノベンジルおよびジエチル−(2−ヒドロ
キシプロピル)アミノエチルから選択される一つ以上の
機能部分をもっている請求項4または5に記載の方法。 - 【請求項7】 機能部分がジエチルアミノエチルで、ア
ニオン交換媒体が好ましくはジエチルアミノエチルアガ
ロースである請求項6記載の方法。 - 【請求項8】 (a) 添加温度が2〜10℃で好ましくは
4〜8℃であり、(b) 抽出液のpHが7.2〜8.3で
好ましくは約7.5であり、および(c) 抽出液が、(i)
有効量の緩衝剤、(ii) 有効量の還元剤、(iii)有効量の
水活性変性剤および(iv) 有効量の重金属キレート化剤
を、含有している請求項4記載の方法。 - 【請求項9】 (a) 溶離温度が18〜26℃、(b) 溶離
緩衝液のpHが7.2〜8.3で好ましくは約7.5で
あり、(c) さらに溶離緩衝液が、(i) 有効量の緩衝剤、
(ii) 有効量の還元剤、(iii)有効量の水活性変性剤およ
び(iv) 有効量の重金属キレート化剤を、含有している
請求項4記載の方法。 - 【請求項10】 (i) 約10mMのトリス−(ヒドロキ
シメチル)アミノメタン、(ii) 約2mMジチオトレイ
トール、(iii)約20%(V/V)のグリセリンおよび
(iv) 約1mMのエチレンジアミン四酢酸を、抽出液が
含有する請求項8記載の方法、または上記4成分を溶離
緩衝液が含有する請求項9記載の方法。 - 【請求項11】 ポリアミンがプトレッシンであり、溶
離緩衝液中0.5〜50mMの量で存在している請求項
9または10に記載の方法。 - 【請求項12】 プトレッシンが、溶離緩衝液中約5m
Mの量で存在している請求項11記載の方法。 - 【請求項13】 アニオン交換媒体溶離緩衝液の存在下
でプトレッシンN−メチルトランスフェラーゼに対して
親和性を有するクロマトグラフィ媒体に、溶出液を直接
添加し、次いで結合した物質をクロマトグラフィ媒体か
ら溶離することによってアニオン交換溶出液を濃縮する
工程をさらに有する請求項4記載の方法。 - 【請求項14】 前記クロマトグラフィ媒体がω−アミ
ノヘキシルアガロースである請求項13記載の方法。 - 【請求項15】 請求項1,2または3に記載のタバコ
タンパク質をコードする組換えDNA分子。 - 【請求項16】 さらに、作動可能に連結された調節配
列を含有し、タバコタンパク質をコードする配列がセン
ス配向である請求項15記載の組換えDNA分子。 - 【請求項17】 請求項16の組換えDNA分子がコー
ドするmRNAと雑種を形成するDNAをコードするア
ンチセンス組換えDNA分子。 - 【請求項18】 請求項16のセンス組換えDNA分子
を含有するベクター。 - 【請求項19】 請求項17のアンチセンス組換えDN
A分子を含有するベクター。 - 【請求項20】 請求項15,16または17の組換え
DNA分子で安定に形質転換された培養トランスジェニ
ックタバコ細胞。 - 【請求項21】 請求項18または19のベクターで安
定に形質転換された培養トランスジェニックタバコ細
胞。 - 【請求項22】 未形質転換の対照タバコ植物よりニコ
チン含量が高いことを特徴とする、請求項15もしくは
16記載の組換えDNA分子または請求項18記載のベ
クターで安定に形質転換されたトランスジェニックタバ
コ植物。 - 【請求項23】 未形質転換の対照タバコ植物よりニコ
チン含量が低いことを特徴とする、請求項15もしくは
17記載の組換えDNA分子または請求項19記載のベ
クターで安定に形質転換されたトランスジェニックタバ
コ植物。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US613160 | 1990-11-14 | ||
| US07/613,160 US5260205A (en) | 1990-11-14 | 1990-11-14 | Method of purifying putrescine N-methyltransferase from tobacco plant extract with a polyamine |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0584075A true JPH0584075A (ja) | 1993-04-06 |
Family
ID=24456121
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3326531A Pending JPH0584075A (ja) | 1990-11-14 | 1991-11-13 | プトレツシンn−メチルトランスフエラーゼ、プトレツシンn−メチルトランスフエラーゼをコードする組換えdna分子、およびニコチン含量が変化したトランスジエニツクタバコ植物 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (3) | US5260205A (ja) |
| EP (1) | EP0486214A3 (ja) |
| JP (1) | JPH0584075A (ja) |
| KR (1) | KR920009843A (ja) |
| BR (1) | BR9104965A (ja) |
| TR (1) | TR27504A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021531021A (ja) * | 2018-07-26 | 2021-11-18 | アルトリア クライアント サーヴィシーズ リミテッド ライアビリティ カンパニー | 変化したアルカロイドレベルを有するタバコ植物および製品を産生するためのpmt操作に基づく組成物および方法 |
Families Citing this family (37)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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