JPH05842B2 - - Google Patents

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JPH05842B2
JPH05842B2 JP57502208A JP50220882A JPH05842B2 JP H05842 B2 JPH05842 B2 JP H05842B2 JP 57502208 A JP57502208 A JP 57502208A JP 50220882 A JP50220882 A JP 50220882A JP H05842 B2 JPH05842 B2 JP H05842B2
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permanent magnet
temperature
output voltage
magnetic flux
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Donarudo Henrii Uirisu
Randooru Kurosu Kureibaan
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Original Assignee
RCA Licensing Corp
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Publication date
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Publication of JPH05842B2 publication Critical patent/JPH05842B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N3/00Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages
    • H04N3/10Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical
    • H04N3/16Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical by deflecting electron beam in cathode-ray tube, e.g. scanning corrections
    • H04N3/18Generation of supply voltages, in combination with electron beam deflecting
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N3/00Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages
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    • H04N3/16Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical by deflecting electron beam in cathode-ray tube, e.g. scanning corrections
    • H04N3/18Generation of supply voltages, in combination with electron beam deflecting
    • H04N3/185Maintaining DC voltage constant
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces

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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Details Of Television Scanning (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)
  • Television Receiver Circuits (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Description

請求の範囲 1 付勢電流を発生する入力電圧源と、可飽和コ
ア部分を含む可磁化コアと、該コア上に配置され
た巻線とを含み、 上記付勢電流は極性交番出力電圧を発生させる
ために上記可磁化コア中に上記巻線と鎖交する磁
束を発生させ、 さらに、上記可飽和コア部分中に第1の磁化力
を発生させる循環電流を発生させるために上記巻
線に結合されたキヤパシタンスと、上記可飽和コ
ア部分中に第2の磁化力を発生させるようにこの
コアをバイアスする永久磁石とを含み、 上記第1の磁化力と第2の磁化力との和によつ
て上記可飽和コア部分を実質的に磁気的に飽和さ
せる合成磁化力を発生させて上記極性交番出力電
圧を安定化するテレビジヨン表示装置用安定化電
源。
<産業上の利用分野> この発明は、調整され、且つ温度に対して安定
化された出力電圧を供給する電源に関するもので
ある。
<発明の背景> テレビジヨン受像機あるいは映像表示装置用の
安定化された高電圧第2アノード電圧(アルタ電
圧とも称される)および安定化されたB+走査電
圧を発生するための電源として、飽和コア変成器
あるいは可飽和リアクタが使用される。このよう
な電源は、約16KHzの水平偏向周波数のような比
較的高い入力周波数で動作させられるときは比較
器コンパクトで軽量になり、しかも複雑で高価な
電子的安定化制御回路を必要とせずに出力電圧を
安定化することができる。
<従来の技術> 16KHzの高い動作周波数で良好な効率を得るた
めに、鉄共振可飽和リアクタ用の可磁化コア(磁
化が可能なコア)はフエライトのような材料で作
られる。フエライト材料は一般に電流に対して高
抵抗を示し、そのため渦電流による損失は比較的
小さく、従つて、フエライト製コアのヒステリシ
ス損失は比較的小さくなる。このようなフエライ
ト製コアを使用しても、コア中の渦電流損および
ヒステリシス損失や、鉄共振可飽和リアクタの容
量結合された巻線中を循環する電流によつて生じ
るI2R損失により、コアの温度は周囲温度よりも
かなり高くなる。
殆んどの可磁化材料の飽和磁束密度Bsatは温
度上昇と共に減少する。鉄共振電源の出力電圧
は、一部は飽和コア材料の飽和磁束密度Bsatの
値に依存するので、飽和コアの動作温度の上昇お
よびそれによるBsatの減少により、電源の出力
電圧が低下するという好ましくない結果が生ず
る。
電源のスイツチが入れられた後、周囲温度の変
化や飽和コアの加熱により飽和コア電源の出力電
圧が変化するのを充分に押えるために、飽和コア
用の可磁化材料として、飽和磁束密度の温度係数
が負で、しかも比較的小さい値−αfをもつた材料
を選択するのがよい。温度計数αfは、単位摂氏温
度当りの飽和磁束密度の変化割合、スナワチαf
ΔBsat/Bsat/ΔTと定義される。ここでΔBsat
は温度の変化範囲ΔTにわたる飽和磁束密度の変
化を示す。
小さな温度係数をもつた適当な可磁化材料とし
ては、リチウムおよび例えば0℃乃至120℃の飽
和コアの動作温度範囲全域にわたつて単位摂氏温
度当り5×10-4〜1×10-3の温度係数を有するリ
チウム−マンガン・フエライトあるいはリチウム
−亜鉛フエライトのような置換リチウム・フエラ
イトがある。鉄共振電源で使用するのに適したリ
チウム・フエライトおよび置換リチウム・フエラ
イトについては、「改良されたリチウム・フエラ
イトおよび製造方法(IMPROVED LITHIUM
FERRITE AND METHOD OF
MANUFACTURE)」という名称1981年4月2
日付で出願されあアイ・ゴードン(I.Gordon)
氏の米国特許出願第250128号(特開昭57−56910
号に対応)中に説明されている。
<発明が解決しようとする課題> テレビジヨン受像機においては、飽和コア電源
の安定化された出力電圧は安定化された高電圧第
2アノード電圧を発生させるために使用される。
このような用途では、たとえ高電圧第2アノード
電圧の変化がそれほど大きくなくても好ましくな
いので、安定化された電源出力電圧の温度安定性
は特に重要である。
この発明の特徴は、高度に安定された出力電圧
を必要とするときに、温度変化に対して安定化さ
れた安定化出力電圧を発生することができる飽和
コア電源の設計にある。このような電圧はリチウ
ム・フエライトのような温度係数が小さい飽和コ
ア可磁化材料を使用したときに得られる電圧より
もさらに安定化されている。
<課題を解決するための手段> 可飽和磁気素子は可磁化コアとその上に巻かれ
た巻線とを有している。可飽和素子に対する付勢
電流は入力電圧減から供給されて可磁化コア中に
巻線に鎖交する磁束を発生させ、それによつて極
性が交番する出力電圧(以下、極性交番出力電圧
と称す)を発生させる。キヤパシタンスは巻線と
結合したコア部分に磁化力を発生させる循環電流
を発生させる。永久磁石は、上記コア部分に第2
の磁化力が発生するようにコアをバイアスする。
これらの2つの磁化力によつて、関連するコア部
分の可磁化材料を実質的に磁気的に飽和させる磁
束を発生させ、それによつで極性交番出力電圧を
安定化する。関連するコア部分の可磁化材料中の
飽和磁束密度は温度変化に伴つて変化するから、
上記極性交番出力電圧は上記関連するコア部分の
可磁化材料中の温度変化に伴なつて変化する。こ
の温度変化に伴なう極性交番出力電圧の変化は、
上記永久磁石のバイアス強度を温度変化に応じて
変化させることによつて実質的に相殺される。
この発明の他の実施例においては、永久磁石に
よつて、関連するコア部分の可磁化材料中に発生
される磁化力の方向は、慨ね循環電流によつて発
生される磁化力の方向を横切る方向、すなわち直
交する方向である。
<作用> この発明の電源をテレビジヨン受像機あるいは
表示器中で使用すると、飽和コア電源は安定化さ
れた極性交番出力電圧に応答する高電圧発生器を
有し、該高電圧発生器は映像管の第2アノード端
子に温度に対して安定化されたアルタ電圧すなわ
ち高電圧第2アノード電圧を発生させる。
図において、 第1図はこの発明を実施した温度変化に対して
安定化された安定化出力電圧を発生する飽和コア
電源を示す図、 第2図はこの発明を実施したテレビジョン受像
機あるいは表示器の飽和コア電源を示す図、 第3図はこの発明を実施した電源の永久磁石で
バイアスされた可飽和リアクタの実施例の側面
図、 第4図は第3図の構成の端部の側面図、 第5図は第4図の切断線5−5に沿う第4図の
構成の横断面を示す図、 第6図はこの発明を実施した電源の永久磁石に
よりバイアスされた可飽和リアクタの他の実施例
を、その一部を切取つて示した側面図、 第7図は第6図を切断線7−7に沿つて切断し
て示した横断図面、 第8図は第6図の構成の組合わされたコアと永
久磁石を分解して示した斜視図、 第9図、第10図、第11図は第1図、第2
図、第12図および第13図の回路の動作を説明
するのに有効なベクトル図と特性曲線図、 第12図は第1図の電源の別の実施例の一部を
示す図、 第13図は第2図の電源の別の実施例の一部を
示す図である。
この発明を実施した第1図に示された飽和コア
電源17において、高周波電力発振器26はその
電力発振器の出力端子18と19との間に周波数
oの交番矩形波電圧23を発生する。矩形波電
圧23の周波数は例えば16KHzと25KHzの範囲内
で選択される。交番矩形波電圧23は入力チヨー
ク・インダクタLを経て可飽和リアクタ回路FR
1に供給される。
可飽和リアクタ回路FR1は可飽和磁気素子す
なわち可飽和リアクタSR1と、可飽和リアクタ
SR1の巻線20の両端間に結合された共振キヤ
パシタCとからなつている。可飽和リアクタSR
1は可磁化コア21、該コア21上に巻回された
巻線20、およびコア21に隣接して配置された
永久磁石22とからなつている。
インダクタLはキヤパシタCと共同してコア2
1中に巻線20と鎖交する磁束が発生するように
リアクタ巻線20中に付勢電流を発生させ、巻線
の端子24と25の両端間に極性交番出力電圧
Voutを発生させる。第1図では一般に負荷Rと
して示されれている負荷回路は端子24と25の
両端間に結合されており、電源17の出力電圧
Voutによつて付勢される。
出力電力Voutを安定化させるために、キヤパ
シタCは極性交番出力電圧の各半サイクルの期間
中、循環する電流を発生させて、リアクタ巻線2
0に結合された可磁化コア21の部分が磁気的に
飽和するのを助ける巻線20に結合されたコア部
分が飽和し、また飽和から脱出することに応じて
巻線20のインダクタンスはそれぞれ低インピー
ダンス値と高インピーダンス値との間で切換わ
る。この切換動作の制御の下で、出力電圧の振
幅、出力電圧の半サイクルの面積、あるいは振幅
と半サイクルの面積の双方は矩形波電圧23の振
幅の変化に対して、および負荷抵抗Rによる負荷
作用の変化に対して安定化される。
可飽和リアクタが磁気的に未飽和状態にある
と、巻線20のインダクタンスは比較的大きく、
リアクタ巻線20中の電流は比較的小さく、コア
21に磁束を発生させるために小さな付勢電流す
なわち磁化電流が流れるになぎない。巻線20の
両端間に印加される出力電圧Voutは、コア21
中の磁束の方向と反対に発生し、それによつて続
して反対方向の磁束を発生させる。
巻線20に印加された電圧Voutは最終的には
リアクタ・コア21中の磁束を、そのコアの可磁
化材料の対応する磁束密度位置がその材料のB−
H特性の部分(B−H特性曲線の非飽和領域と飽
和特性を示す領域との折点部分)より上の点に上
昇させ、コアを飽和動作領域に追い込む。説明の
都合上、磁気的に飽和した動作領域は、折点部分
より下の領域における透磁率の増加率に比して著
しく小さい透磁率の増加率を呈する折点部分より
上のB−H特性上の領域であると考える。前述の
アイ・ゴードン氏の米国特許出願中のリチウム・
フエライトのような可磁化材料からなるコアで
は、折点部分を相当に超える点、例えば50乃至
100エルステツドの磁化力Hの点における透磁率
の増加率は、B−H特性の折点部分より下の点に
おける例えば500乃至3000あるいはそれ以上の透
磁率の増加率に比して低く、2乃至10という低い
値である。B−H特性の磁気的飽和領域にあるコ
ア21の動作により、飽和の開始後、巻線21は
比較的低い飽和インダクタンスを呈する。キヤパ
シタCと巻線20との間の循環電流はこの飽和の
開始後に流れる。
出力電圧Voutの振幅と、巻線20が飽和イン
ダクタンス値と非飽和インダクタンス値との間の
正確な切替時点はコア21の可磁化材料の飽和磁
束密度Bsatの関数である。一般には、出力電圧
の振幅はBsatの値が大きくなればなる程大きく
なる。
Bsatの値は飽和コア材料の温度の関数である
ので、飽和コア電源の安定化された出力電圧は周
囲温度の変化と共に、および電源のウオーム・ア
ツプの期間中変化する傾向がある。この発明によ
れば、この傾向を解消するために、第1図の永久
磁石22が可飽和リアクタSR1の飽和コア21
に接近して配置されており、コアを磁気的にバイ
アスする。
永久磁石22の強度は磁石の温度の関数とな
り、例えば磁石の上昇と共に磁石の強さは低下す
る。永久磁石をコア21に接近して配置すると、
磁石の温度はコアの温度の変化に追従して変化す
る。飽和コア21の温度変化によつて生ずる飽和
磁束密度Bsatの変化のと共に、極性交番出力電
圧Voutは変化する傾向があるが、この傾向は、
コア21をバイアスする永久磁石22のバイアス
強度が上記温度変化と共に変化することによつて
実質的に相殺される。それによつてコアの動作温
度の変化による出力電圧Voutの変化は比較的小
さくなる。
第12図は第1図の可飽和リアクタ回路の別の
構成SR4を示し、ここでは永久磁石でバイアス
された可飽和リアクタは変成器SR4から成つて
いる。変成器SR4は、共振キヤパシタCに導電
的に結合され、永久磁石22によつてバイアスさ
れた飽和コア21上に巻回された1次巻線20a
を含んでいる。安定化された極性交番出力電圧は
1次巻線20aに磁気的に結合された2次巻線2
0bの両端間に発生する。負荷抵抗器Rは変成器
の2次巻線20bに接続されており、その両端に
発生する出力電圧によつて付勢される。
第3図乃至第5図は、第1図の可飽和リアクタ
SR1として使用することの出来る可飽和リアク
タの構成の平面図および横断面図を示す。第3図
乃至第5図に示すように、コア21は全体として
矩形コアからなり、その1つの脚を形成するI形
コア部分21bと、これに隣接して配置されたC
形コア部分21aによつて構成されている。各コ
ア部分21aおよび21bの断面形状は矩形であ
つてもよい。
永久磁石22は、I形コア部分すなわちコア部
分21bの上面に接触する底面27と上面28と
を有する矩形断面ロツドすなわち棒からなつてい
る。可飽和リアクタ巻線すなわちコイル20は中
空プラスチツク・ボビン29に巻回され、そのボ
ビンの内側にコア21の永久磁石22およびI形
コア部分21bが配置されている。永久磁石22
は、永久棒磁石の面27および28を通して、図
示の例では面27がN極、反対面28がS居に磁
化されている。
このような構成によると、互いに実質的に直交
する2つの磁化力は、コイル20内にあるI形コ
ア部分の大部分にわたつて上記I形コア部分21
bの可磁化材料に供給される。第1の磁化力は可
飽和リアクタ・コイル20中の磁化電流によつて
発生される磁化力で、一般にコイルの長手軸と平
行な方向にある。第2の磁化力は永久磁石22に
よつて発生され、一般にコイルの長手軸を横切
る、すなわち長手軸と直交する方向にある。上記
2つの磁化力の合成磁界はコア21中に磁束を発
生させ、コイルを横切つて発生される極性交番出
力電圧の各半サイクルの期間中、コイル20内に
配置されたコアを実質的に磁気的に飽和させる。
第5図の断面図に概略的に示すように、コイル
20の内部に位置するI形コア部分21bの可磁
化材料内の点Aにおいて、磁束密度ベクトルB→v
は2つの直交する成分に分解される。第1の成分
は成分B→cで、これはコイル20と鎖交し、従つ
てコイル20の縦軸と平行になる。そして、その
大きさはコイル20中の付勢電流によつて生成さ
れる磁化力に依存する大きさとなる。第2の成分
はベクトルB→cと直交する成分ベクトルB→bであつ
て、永久磁石22によつて発生される。説明上の
都合上、バイアス磁束密度ベクトルB→bは図の平
面内に位置するものとして示されているが、磁束
密度ベクトルB→bもまたI−コア部分21b内の
点Aの正確な位置に依存して図の面に直交する成
分を含むこともある。
合成磁束密度ベクトルB→vの振幅、およびその
ベクトルB→vが、コイル20の両端間に発生する
極性交番出力電圧Voutの1サイクルの期間中の
ある特定の時点でバイアス磁束密度ベクトルB→b
と共に作る各θは、コイル20と鎖交する磁束密
度B→cの時間と共に変化する振幅の関数となる。
永久磁石22は2000乃至4000エルステツド程度
の保持度を有するバリウム・フエライトあるいは
ストロンチウム・フエライトのような硬化磁化材
料によつて作られる。I形コア区分21bは、約
1エルステツドの保持度を有する前述のリチウ
ム・フエライトのような軟フエライトで構成され
る。バリウムあるいはストロクチウム・フエライ
トは大きな保持度を有するので、永久磁石22
は、それがコア21に関連して形成される磁気回
路の一部となるとき、比較的小さな減磁作用を受
ける。また永久磁石22の比較的小さな減磁作用
は可飽和リアクタ・コイル20中の電流によつて
発生される減磁力の発生によつても生じる。コイ
ル20によつて発生されるピーク磁化力は一般に
は数100エルステツド以下である。このような値
は数1000エルステツドの保磁度に示すバリウムあ
るいはストロンチウム・フエライト磁石を充分に
消磁するには不充分である。従つて、コイル20
内のI形コア部分21bの可磁化材料中の永久磁
石22によつて発生されるバイアス磁界は、少な
くとも軟フエライトの飽和の開始に先立つて比較
的一定に維持される。
第9図は、出力電圧のサイクル中の複数の選択
された時点におけるコイル20内のI形コア部分
21bの可磁化材料内の所定の点における前述の
各時点の磁束密度ベクトル相互間の関係を示す。
可飽和リアクタ・コイル20中を流れる磁化電流
によつて発生される磁化力の色々な値において発
生される磁束密度ベクトルB→cはY軸に沿つて示
されている。永久磁石22によつて発生される磁
束密度ベクトルB→bpはコイル・ベクトルB→cに対
して直角にX軸に沿つて示されている。
極性交番出力電圧Voutの非飽和期間中、コイ
ル20が比較的大きな非飽和インダクタンスを示
すとき、コイルの導体ターンと直角のコイル内の
コア材料中の磁束密度のベクトル成分、すなわち
コイル20と鎖交する磁束密度ベクトルB→cは、
最終的にはコイル20中の磁化電流によつて発生
される増加する磁化力Hと共に増加しはじめる。
コイル20によつて発生される磁化力は、磁化力
H1から磁化力H4に増加するので、コイル20の
導体ターンと直角の磁束密度は磁束密度の大きさ
Bc1から磁束密度の大きさBc4へ増加する。
前述のように、バリウムあるいはストロンチウ
ム・フエライトのような硬フエライトで作られた
永久磁石22の比較的小さい減磁作用は、コイル
20が比較的低い強度の磁化力磁界を発生すると
きに生ずる。従つて、コイル20に直角な方向の
磁束密度が増加する期間中、コイル内のコア材料
中であつて、永久磁石22によつて発生されるバ
イアス磁界に平行な方向の磁束密度は、ここでの
説明の目的上は比較的変化せず、例示された大き
さBbpに留まつている。
永久磁石22によつて発生される磁化力とコイ
ル20を流れる磁化電流によつて発生される磁化
力との合成によつてI形コア部分21bの可磁化
材料中に生ずる磁束密度ベクトルB→vは、コイル
の磁化力の振幅が大きくなるとその振幅も大きく
なり、また発生された磁束密度ベクトルB→vとバ
イアス磁束密度ベクトルB→bとの間の角度θが増
大する方向に回転するベクトルである。
コイルの磁化力が、飽和磁束密度Bsatの振幅
に近い振幅を持つ合成ベクトルB→v5を発生するの
に足る振幅に増大すると、可飽和リアクタ・コイ
ル20のインダクタンスは比較的低いインダクタ
ンスに切換わり、出力電圧のサイクルの中での循
環電流期間を開始させる。飽和開始時におけるコ
イル20の導体ターンに直角なI形コア部部21
b中の磁束密度の振幅はBc5=Bmaxである。
Bmaxの大きさは飽和磁束密度Bsatよりも小さ
い。従つて、永久磁石によりバイアスされた可飽
和リアクタを使用すると出力電圧Voutの振幅は
小さくなる傾向がある。このような傾向は、コイ
ル20のターン数を増すか、コイル20内の飽和
コアの断面積を大きくするか、あるいは他の適当
な方法によつて、補償される。永久磁石でバイア
スされた可飽和リアクタを使用すると、安定化さ
れた出力電圧Voutの振幅は、一般に飽和の開始
直前のコイル20の導体ターンに直角な最大磁束
密度に比例、すなわちBmaxに比例するので、永
久磁束材料と飽和コア材料とを、温度が変化して
も一定のBmaxの値が得られるようにそれらの温
度特性に関して整合あるいは適正に選択すること
によつて、調整された出力電圧の温度安定性が達
成される。
第10図において、飽和コアおよび永久磁石の
所定の動作温度T1における永久磁石のバイアス
強度をBb1、飽和コア材料の飽和磁束密度の値を
Bsat1と仮定する。極性交番出力電圧Voutの各サ
イクル期間中に飽和が開始するとき、コア20の
内部の飽和コア材料中の合成磁束密度ベクトルB→
sv1のベクトル矢印の先端は点P1に位置してい
る。飽和の開始前に得られるコイル20の導体タ
ーンに直角な最大磁束密度はBmaxである。
調整された出力電圧の温度安定化を得るために
は、飽和コアおよび永久磁石が、一例として温度
T1よりも高い異つた温度T2で動作するとき、磁
束密度成分Bmaxは比較的変化しないようにされ
ている必要がある。より高い温度T2において、
飽和コア材料の飽和磁束密度の値は、温度T1
おける値BsatよりもΔBsat1だけ小さな値Bsat2
になる。ここでΔBsat=αfΔT・Bsat1、ΔT=T2
−T1である。
より高い温度T2において、コイル20の導体
ターンに長角な同じ大きさの磁束密度Bmaxを得
るためには、温度T2における飽和時の合成磁束
密度ベクトルはベクトルB→sv2に等しくなければ
ならず、そのベクトルの矢印の先端は第10図に
点P2にある。合成ベクトルB→sv2の先端が点P2
くるようにするためには、永久磁石22のバイア
ス強度は新しいより小さな値Bb2に減少しなけれ
ばならない。従つて、飽和磁束密度の温度係数αf
有する所定の飽和コア材料に対して、永久磁石の
負の温度係数−αnによつてバイアス強度がΔBb
=Bb1−Bb2だけ適正に減少するように永久磁石
の材料を選定する必要がある。ここで、αnは単
位摂氏温度当りの永久磁石バイアス強度の変化分
を示し、αn=ΔBb/Bb/ΔTである。
もし永久磁石の温度係数αnが飽和コア材料の
温度係数αfと整合していなければ、飽和開始時に
得られる最大の直角方向磁束密度はコア2つの動
作温度T1,T2において異なる可能性があり、調
整された出力電圧の温度安定性は比較的低くな
る。例えば、永久磁石材料の温度係数αnは、2
つの温度T1とT2に於ける出力電圧を正確に温度
補償するのに必要な値よりも小さいと仮定する。
このとき、温度T2において磁石のバイアス強度
は値Bb1とBb2の中間の値Bbaになる。より高い温
度T2に於ける飽和開始時に於ける合成磁石密度
ベクトルは、ベクトル矢印の先端が第10図の点
PaにあるベクトルB→svaにある。コイル20の導
体ターンに直角なベクトルB→svaの成分は、より
低い温度T1において得られる振幅Bmaxよりも
小さな振幅Bmaxaを持つ。このように、磁石の
バイアス強度がαn,αf、およびBsat1に関して適
正に選定されていなければ、出力電圧の温度安定
化は得られない。
温度変化に対して安定化された調整された出力
電圧を発生する永久磁石でバイアスされた可飽和
リアクタ鉄共振電源装置を設計する場合に、
Bsat,Bmax,Bb,αnおよびαfのようなパラメ
ータの値を選定するに当つていろいろな条件があ
る。例えば、出力電圧の温度安定化を改善するた
めには、永久磁石の温度係数αnを飽和コア材料
の温度係数αfよりも大きく選定する必要がある。
2つの材料間の温度係数の違いの割合は、より大
きな強度のバイアス磁石を使用すると小さくな
る。
第10図において、温度T1において上述のバ
イアス強度Bb1よりも大きな値Bb3のバイアス強
度をもつた永久磁石を使用した場合について考察
する。温度T1における合成磁束密度ベクトルは
ベクトルB→sv3で、そのベクトルの矢印先端は点
P3に位置している。温度T1で得られるコイル2
0の導体ターンに直角な最大磁束密度B′maxは、
ベクトルB→sv3は第10図のY軸上に投影したも
のである。飽和コア材料の飽和磁石密度が値
Bsat2に減少するより高い温度T2において、同じ
最大磁束密度B′maxを得るためには、飽和開始
時における合成磁束密度ベクトルは、ベクトル矢
印の先端が点P4にあるベクトルB→sv4に等しくな
ければならない。
B→sv4のX軸上への投影は、新しい温度におい
て調整された出力電圧を実質的に変化しないよう
に維持するために、より高い温度T2において必
要とされる永久磁石の新しい且つ減少したバイア
ス強度を示す。X軸上へのB→sv4の投影は、もし
温度変化に対して安定化が達成されるなら必要と
される温度T2における減少したバイアス強度Bb4
を示す。
温度T1における磁束強度がBb3の永久磁石を使
用すると、永久磁石の温度係数は、ΔT=T2−T1
の温度変化の範囲でバイアス強度がΔB′b=Bb3
Bb4だけ変化するような値αn′を持つように選択
されなければならない。第10図を見れば判るよ
うに、より強い磁石を使用したときに必要とされ
るΔBbは、より弱い永久磁石を使用したときに必
要とされたΔBbよりかなり小さいことが判る。こ
の事実から、より強い永久磁石に対して要求され
る温度係数αn′はより弱い永久磁石に対して要求
される温度係数αnよりも小さい。従つて、使用
可能な永久磁石および飽和コア材料の数が限られ
ておれば、永久磁石のバイアス強度をある程度調
整して、温度変化に対して出力電圧を安定化する
ことができる。
しかしながら、磁石の強さに関する温度係数
αnが比較的小さな永久磁石を使用するためには、
比較的大きな磁気バイアス強度を必要とする構成
を使用する必要がある。このような構成はコイル
20の導体ターンに対して直角な方向の比較的小
さい最大磁束密度Bmaxを発生する。発生された
Bmaxが比較的小さな値において比較的高い出力
電圧Voutを維持するためには、導体ターンの数
および/またはコイル内の飽和コアの断面積を大
きくしなければならない。さらに、Bmax対Bsat
の比が比較的小さいと、後程説明するように入力
電圧および負荷の変化に伴なう出力電圧の安定化
が相対的に悪くなる。
前に述べたように、調整された出力電圧の温度
安定性を得るためには、永久磁石材料と飽和コア
材料の温度係数を注意深く整合させる必要があ
り、この場合、一般に永久材料の温度係数は飽和
コア材料のそれよりも、Bmaxの所望値と永久磁
石のバイアス強度Bbの所望値の関数に依存する
大きさだけ大きくなる。例えば、飽和コア材料と
して、飽和磁束密度は温度T1における値Bsat1か
らより高い温度T2では低い値Bsat2へ減少するよ
うな飽和磁束密度の比較的大きな係数α′fを持つ
ものが選択されていると仮定する。温度T1およ
びT2の双方において値B′maxの飽和の開始時に
おいて比較的変化のない最大磁束密度が発生させ
るためには、飽和時の磁束密度の減少によるベク
トル振幅の減少を調整するために、上記飽和時の
合成磁束密度ベクトルがX軸と作る角度を変化さ
せる必要がある。合成磁束密度ベクトルはベクト
ルB→sv3からベクトル矢印の先端が点P2bにあるベ
クトルB→sv2dに変化する。
より高い温度係数の飽和コア材料を使用したと
きに必要とするΔB″b=Bb3=B′b2の永久磁石によ
るバアイス強度は、より低い温度係数の飽和コア
材料を使用したときに必要とされる永久磁石のバ
イアス強度の変化ΔB′bよりも大きく、より大き
な温度係数α″nをもつ永久磁石材料は、より大き
な温度係数α′fをもつた飽和材料と共に使用され
るときに必要とされることを示している。
I形コア区分21b用の飽和コア材料としてリ
チウム・フエライトあるいは代替リチウム・フエ
ライトを使用すると、硬フエライト材料と軟フエ
ライト材料との間の良好な温度係数の整合を得る
ために、永久磁石としてバリウムあるいはストロ
ンチウム・フエライトのようなセラミツク磁気材
料を選択して使用する必要がある。リチウム・マ
ンガン−亜鉛フエライトのようなリチウム・フエ
ライトあるいは置換リチウム・フエライトは単位
摂氏温度当り1/2乃至1/1000の間の飽和磁束密度
の温度係数αfを持つている。バリウムおよびスロ
ンチウム・フエライトは単位摂氏温度当り約1.8/
1000乃至2.0/1000の磁気強度の温度係数を有し、
その値の範囲は、磁気バイアスの強度が適正に選
択されておれば調整された出力電圧Voutに対し
て比較的良好な温度安定化が得られるものであ
る。
反対にマンガン−亜鉛フエライトが飽和コア材
料として使用されておれば、このマンガン−亜鉛
フエライトは3/1000乃至3.5/1000の温度係数を持
つているので、比較的大きな温度係数の永久磁石
材料を必要とする。もし永久磁石の温度係数が軟
フエライトの温度係数の約2乃至4倍に選定され
ていると、永久磁石の温度係数は単位摂氏温度当
り約12/1000乃至15/1000でなければならない。こ
のような比較的高い温度係数をもつた永久磁石材
料は入手できない。あるいは仮に入手できたとし
ても、妥当な価格の電源用として使用するには不
適である。
第2図は調整された高電圧第2アノード電圧、
すなわちアルタ電圧を含むテレビジヨン表示装置
用の調整された直流出力を発生するこの発明を実
施した温度安定化電源80を示す。調整された出
力電圧の温度安定化は、その出力電圧がテレビジ
ヨン表示装置の高電圧第2アノード電圧である場
合、例えばテレビジヨン表示装置のスイツチを入
れたときあるいは冷い周囲温度の環境のもとでは
過大な高電圧第2アノード電圧が発生する可能性
があるので、特に重要である。高電圧第2アノー
ド電圧が高くなると、好ましくない大量のX線が
放射される可能性がある。
第2図に示されているテレビジヨン受像機用鉄
共振電源80は、一般的には、1980年12月29日付
けで「テレビジヨン受像機共振負荷電源
(TELEVISION RECEIVER
FERRORESONANT LOAD POWER
SUPPLY)」という名称で出題されデイ・エイ
チ・ウイリス(D.H.Willis)氏の米国特許出願第
220847号(特開昭57−133770号に対応)中に示さ
れているものと同じような態様で動作する。調整
された出力電圧の温度安定化を与えるために、第
2図の構成FR2中に前述のこの発明の特徴である
永久磁石のバイアス構造が使用されている。
第2図において、高漏洩インダクタンス変成器
62の1次巻線62aが未調整交番入力電圧Vin
の電源71に結合されている。電源71はインバ
ータ61と1次巻線62aの中間タツプに結合さ
れたDC入力端子63からなつている。未調整DC
電圧Vaは端子63に供給される。インバータ6
1は例えばfH=15.75KHz水平偏向周波数の高周波
で動作する。
電圧Vinが1次巻線62aに供給されると、水
平周波数で極性が交番する出力電圧が2次出力巻
線62b乃至62dおよび高電圧2次出力巻線6
2eの両端間に発生する。巻線62b乃至62d
の共通中間タツプ・リード線53はアースに結合
されている。
巻線62bの両端に発生する極性交番出力電圧
はダイオード69および70によつて全波整流さ
れ、キヤパシタ34によつて濾波され、端子31
に例示の+25ボルトのDC電源電圧が発生し、垂
直偏向回路や音声回路のようなテレビジヨン受像
機の回路を付勢する。巻線62dの両端間に発生
する極性交番出力電圧はダイオード65および6
6によつて全波整流され、キヤパシタ38によつ
て濾波され、端子33に+210ボルトと例示する
DC電源電圧が発生し、テレビジヨン受像機の映
像管駆動回路のような回路を付勢する。
巻線62cの両端間に発生する極性交番出力電
圧はダイオード67および68によつて全波整流
され、キヤパシタ35によつて濾波されて、端子
32に水平偏向巻線41用のB+走査電源電圧が
発生する。水平偏向巻線41中に水平走査あるい
は偏向電流を発生させるために、水平偏向発生器
40が入力チヨーク39を介して端子32に結合
されている。水平偏向発生器40はB+走査電圧
によつて付勢され、水平発振駆動回路43、水平
出力トランジスタ44、ダンパ、ダイオード4
5、水平リトレース・キヤパシタ46、および水
平出力トランジスタ44の両端間に水平偏向巻線
41と直列に結合されたS成形あるいはトレー
ス・キヤパシタ42とからなつている。
高電圧出力巻線62eの両端間に発生する極性
交番出力電力は高電圧回路64に結合されてい
て、テレビジヨン受像機の映像管(図示されてい
ない)用の端子UにDC高電圧第2アノード電圧
すなわち加速電圧を発生する。高電圧回路64は
コツクロフトーウオルトン(Cockroft−Walton)
形式の通常の電圧逓倍回路からなるものでもよい
し、あるいは高電圧巻線62eの複数の巻線区分
と単一ユニツトとして一体的に成形された複数の
ダイオードを備えた半波整流構成からなるもので
もよい。これらはいずれも図示はされていない。
2次出力巻線62乃至62dおよび高電圧2次出
力巻線62eは互いに磁気的に密結合されてい
る。入力電圧Vinの振幅の変化、端子31乃至3
3に結合された負荷回路による負荷変化、および
高電圧端子Uのビーム電流による負荷変化に対し
て2次出力巻線電圧を安定化させるために、およ
びこれらの出力電圧の温度安定化を与えるため
に、この発明を実施した可飽和リアクタ回路FR2
が変成器62の密結合された2次出力巻線の1つ
の両端間に負荷回路として結合されている。第2
図では、負荷回路FR2は出力巻線62dの両端間
に結合されるものとして例示されている。
負荷回路FR2は、可飽和リアクタSR2の飽和、
可磁化コア137の少なくとも一部分の囲りに巻
回されたコイルすなわち巻線37と、コアをバイ
アスする永久磁石237と、コイル37の両端間
に結合された共振キヤパシタ38とからなつてい
る。
飽和コイル37の両端間の出力電圧Voutは負
荷回路FR2の作用によつて調整される。変成器6
2の2次出力巻線62dの両端間にコイル37を
結合することによつて、負荷回路FR2は巻線62
dに結合された調整用負荷回路として動作し、巻
線62dの両端間の電圧を調整された電圧Vout
として維持する。2次巻線62dの両端間の電圧
を負荷回路FR2によつて安定化することにより、
巻線62dに密結合された他の2次巻線の両端間
の出力電圧もまた安定化される。従つて、巻線6
2bおよび62cの両端間の出力電圧は、負荷回
路FR2の電圧Voutに関連する安定化作用によつ
て安定化される。1次巻線62aと2次巻線62
b乃至62eとの間が磁気的に粗結合されている
ため、これら2次巻線の両端間の電圧は、たとえ
1次巻線の両端間の電圧の振幅が変化しても振幅
あるいは半サイクルの面積は比較的変化しないよ
うに維持することができる。
安定化された出力電圧Vout、変成器62の2
次巻線の両端間の発生する他の出力電圧、および
DCと高電圧第2アノード電圧の温度安定性を与
えるように、永久磁石237は飽和コア137を
バイアスする。第2図の負荷回路FR2の可飽和リ
アクタSR2の構成は上述の第3図乃至第5図の可
飽和リアクタSRの構成に類似しており、あるい
は第6図乃至第8図に示す可飽和リアクタSR4
類似している。
第6図乃至第8図の可飽和リアクタSR4はトロ
イダル構造に構成されている。第7図は第6図の
7−7線に沿う可飽和リアクタSR4のコアおよび
永久磁石部分の横断面を示し、この第7図からは
可飽和リアクタのコイル37は省略されている。
第8図は第6図の構成のコアおよび永久磁石部分
の拡大斜視図を示す。
可飽和リアクタSR4のコアは、リチウム・フエ
ライトのような軟フエライト材料からなる2個の
リング、すなわちワツシヤ137aと137bと
からなつている。この2個のフエライト・リング
部材間には、例えばバリウム・フエライトあるい
はストロンチウム・フエライトのような硬フエラ
イト材料で作られた2個の同心構造の永久磁石リ
ング237aとが間挿されている。各永久磁石リ
ング部材はその面を通して磁化されており、永久
磁石リングのうちの1個の面は他の永久磁石リン
グの隣接面の極性と反対の極性に磁化されてい
る。従つて、第7図および第8図に例示するよう
に、永久磁石リング237aの面81aは例えば
N極に磁化され、そのリングの反対面81bはS
極に磁化され、一方、他方の永久磁石リング23
7bの面82aはS極に磁化されており、反対面
82bはN極に磁化されている。2個の同心的に
磁化された部分を有する単一のリングを永久磁石
リング237aと237bの代わりに使用しても
よい。
可飽和リアクタSR4用にこのようなリング構造
を使用することにより、飽和コア・リング137
aと137b中に永久磁石リング237aおよび
237bによつて生成される磁束密度磁界は、飽
和コア・リング137aと137bの実質的に全
容量を通して、コイル37中を流れる磁化電流に
よつて発生される磁束密度磁界と実質的に直交す
る。コイル37がトロイダル巻線構造となつてい
るため、第7図には一部のみ示されている永久磁
石リング237aと237bとによつて発生され
るバイアス磁界83は、コイルを流れる電流によ
つて飽和コア・リング137aと137bの実質
的に全容量を通して発生される磁束密度磁界と概
ね直角になる。さらにバイアス磁界は、空気中よ
りもむしろ主として軟フエライト・コア・リング
中に集中する。
第6図乃至第8図の可飽和リアクタとしてリン
グ形状のものを使用することによる利点は、永久
磁石リングにより発生される磁力線をその形状に
より軟フエライト・コア中に集中させる能力があ
ることであり、それによつて所定の永久磁石の極
の強さに対して軟フエライト・コア中に比較的大
きなバイアス磁束密度磁界を発生させることがで
きる。また、可飽和リアクタを作るのに使用され
るコア材料の全量を少なくすることも出来る。
第3図乃至第5図の永久磁石22によつて発生
された磁力線を、飽和軟フエライトI形コア部分
21b集中させるために、永久磁石22は第4図
に点線で示すような極の配列を発生するように磁
化される。面16および27によつて形成される
端部に隣接する永久磁石22の表面はN極領域で
あり、面15および27によつて形成される端縁
に隣接する永久磁石22の表面はS極領域であ
る。
第3乃至第5図の可飽和リアクタSRの形状を
使用することの利点は、巻線の製造および構成が
簡単であり、飽和コア部分の容積が少なくてす
み、それによつて損失が少なくなり、必要とする
巻回数が少なくてすむ点である。
第13図は可飽和リアクタ負荷回路の別の実施
例を含む第2図のテレビジヨン受像機の電源81
の一部分を示す。第2図および第13図の素子は
同じ態様で同じ機能を果すものである。第13図
の負荷回路FR3において、高漏洩インダクタンス
変成器62の巻線62fは、永久磁石でバイアス
された可飽和リアクタSR2のコイル37の両端間
に共振キヤパシタ38と直列に結合されている。
第2図と同様に、安定化された出力電圧Voutは
キヤパシタ38の両端間に発生し、2次出力巻線
62dの両端間に直接供給され、それによつて全
ての2次出力巻線62b乃至62eの両端間に発
生した出力電圧を安定化する。
変成器の巻線62fは1次巻線62aと磁気的
に密結合しているが、2次出力巻線62dとは粗
に結合している。第13図に示すように巻線62
dに関連する巻線62fの極性により、安定化さ
れた出力電圧Voutは、可飽和リアクタSR2のコ
イル37の両端間に発生する電圧Vsrと変成器の
巻線62fの両端間に発生する電圧Vcdとの間の
差に等しくなる。このような構成はもし必要なら
ば1981年4月20日で「可飽和リアクタの循環電流
の減少したテレビジヨン受像機の鉄共振負荷電源
(TELEVISTON RECEIVER
FERRORESONANT LOAD POWER
SUPPLY WITH REDUCD SATURBLE
REACTOR CIRCULATING CURRENT)」と
いう名称のデイ・エイチ・ウイルス(D.H.
Willis)氏の米国特許出願第255396(特開昭58−
500545号に対応)中に説明されているのと同じ態
様で改善された出力電圧の安定化が得られる。電
圧Vsrと電圧Vcdは出力電圧Voutを発生するため
に算術的に合成されるときのそれらの間の減算的
な関係により、例えば変成器の1次巻線62aに
供給される未調整電圧の増加による可飽和リアク
タ電圧Vsrの増加は、変成器の巻線62fの両端
間に発生する電圧Vcdの増加によつてオフセツト
され、出力電圧Voutを振幅、半サイクル面積、
あるいはその両方が実質的に変化しないように維
持する。
負荷回路FR3の補償駆動巻線62fを備えた第
13図の構成は、負荷回路の可飽和リアクタが出
力電圧Voutの温度安定化を与えるための永久磁
石バイアスを含むときに有効である。可飽和リア
クタによる永久磁石のバイアスを含むときは、未
調整入力電圧および負荷変動に対する出力電圧
Voutの安定化は多少は低下するかも知れない。
例えば第11図に示す磁束Φ対起磁石(m,
m,f)F特性について考察してみる。このよう
な曲線は、飽和コア可磁化材料としてリチウム・
フエライトを使用した第3図乃至第5図に示すよ
うな可飽和リアクタ構成の動作に関連している。
磁束座標の軸Φは可飽和リアクタ・コイル20と
鎖交する磁束、すなわちコイル20の導体巻線に
直角すなわち垂直のコイル中を流れる磁束を示
す。
第11図のΦ−F曲線90および91は、永久
磁石が取除かれたときおよびコイル21のバイア
スが存在しないときの第3図乃至第5図の可飽和
リアクタSRの動作に関連する曲線である。実線
の曲線90は一例として25℃のコアの動作温度に
おいて得られた曲線を示し、一方、点線の曲線9
1は一例として100℃の熱い動作温度で得られた
曲線を示す。第11図から判るように、リチウ
ム・フエライトのような比較的温度安定化のある
Bsat材料を使用した時でも、出力電圧Voutの飽
和期間中にコア21の飽和コア部分に到達する曲
線の折点部分を越える磁束レベルは、曲線90に
関連する冷たいコア温度におけるよりも曲線91
に関連する熱いコア温度においてより低い。
曲線92は、永久磁石22がI形コア区分21
b全体にわたつて挿入されたときの第3図乃至第
5図の可飽和リアクタに対する正規の磁束対起磁
力を示す。曲線92は、一例として25℃のコアお
よび永久磁石の動作温度で得られた曲線を表す。
永久磁石のバイアス強さを適正に選定し、また飽
和コア材料と永久磁石材料の温度係数αfとαnを適
正に整合させることにより、コアおよび磁石の熱
い動作温度において得られた曲線は冷たい動作温
度で得られた曲線92と実質的に同じ曲線によつ
て表わされ、調整された出力電圧の温度安定性が
2つの温度において達成されたことを示してい
る。
永久磁石のバアイスを使用したときに得られる
曲線92を永久磁石によるバイアスを使用しない
ときに得られる曲線90および91と比較する
と、永久磁石によるバイアスを使用すると、所定
の最大起磁力における飽和コア中に存在する最大
磁束レベルを減少させることが出来るということ
が判る。このように最大磁束レベルが減少する
と、コイルの巻回数、飽和コアの断面積等の他の
要素が不変であると仮定したとき、安定化された
出力電圧の振幅は小さくなる。さらに永久磁石に
よるバイアスを使用すると、曲線の折点部分以下
の非飽和動作期間中の曲線92の傾斜が浅くな
り、それによつて可飽和リアクタ・コイルの非飽
和インダクタンスが多少減少することが判る。
永久磁石によるバアイスを使用すると、より丸
みのある折点部分、および折点部分を越えた直後
の曲線92の飽和領域において比較的急勾配が生
ずるという他の効果がある。入力電圧の振幅変化
および負荷変化に対する出力電圧の安定性は低下
する傾向があるかも知れない。このような構成の
可飽和リアクタに永久磁石によるバイアスを導入
することによつて生ずる出力電圧の安定性の低下
を補償するために、前述のように第13図の回路
FR3のような回路を使用することができる。
飽和コアに隣接する永久磁石の構成は、飽和コ
イル内のコア部分に直交バイアス磁界を発生させ
るようなものである。実質的に直交するバイアス
磁界により、起磁力Fの正および負の値に関して
実質的に対象なΦ−F曲線92が得られる。永久
磁石は飽和コア中に温度に応動するDCバイアス
磁界を発生し、これは可飽和リアクタ・コイルに
よつて作られるAC磁界とベクトル的に加算され、
時間軸を中心として対称な総合AC磁界が発生さ
れる。このような対称性は出力電圧の良好な安定
性を与えるために望ましいものである。
電源のウオーム・アツプ期間中に、永久磁石材
料および飽和軟フエライト材料中の温度が一様で
ないこと、および永久磁石が軟フエライトの温度
上昇に完全に追従できないため、出力電圧の温度
安定性に悪影響を及ぼす可能性がある。永久磁石
や飽和軟フエライトの寸法を適当に選択すること
によつて、上記のような悪影響を最小に押えるこ
とができる。
永久磁石によるバイアスはまたヒステリシス損
失を少なくし、所定の構造のヒート・シンクの飽
和コアの動作温度を低く押えることができる。
出力電圧の温度安定性に悪影響を及ぼす他の要
因は、飽和コア材料中のバイアス強度の不均一性
の程度である。特定位置におけるバイアス強度
を、そのコア位置における所定のBmax、および
afとanの所定の値に対して要求される理想に近づ
ける限り、温度安定性は高くなる。磁気バイアス
の大きさはまた磁石を通つて流れる磁力線に対す
るバリウムおよびストロンチウム・フエライトの
結晶方向に依存する。
第3図乃至第5図バイアスされた可飽和リアク
タ構造では、可飽和I形コア部分21bの可磁化
材料をリチウム・フエライトあるいは置換リチウ
ム・フエライトから選択することができる。大部
分を占めるC形コア部分21aは飽和しないの
で、その可磁化材料をマンガン−亜鉛フエライト
として選択することができる。永久磁石22は配
向性バリウムあるいはストロンチウム・フエライ
トから選択することができる。
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